【2026年版】帝京大学中学校(八王子市)の評判は?偏差値・学費・入試情報、少人数教育と進学実績を解説!

中学受験
  1. 学校の概要|少人数教育で一人ひとりの成長を支える八王子の中高一貫校
    1. 1983年に開校した共学の中高一貫校
    2. 1学年4クラスの少人数体制
    3. 建学の精神を基に自立した人間を育てる
    4. 基礎を固めて難関大学への進学を目指す
    5. 学習と学校生活の両方を大切にする教育
    6. 少人数制を生かして自分の可能性を伸ばす学校
  2. アクセスと立地環境|豊田駅・多摩センター駅方面からスクールバスで通う緑豊かな校地
    1. 在校生向けの学校直行スクールバス
    2. 京王堀之内駅から徒歩または路線バス
    3. 南大沢駅からのアクセス
    4. 平山城址公園駅から路線バスでも通学可能
    5. 聖蹟桜ヶ丘駅・北野駅・八王子駅からも路線バスを利用
    6. 多摩丘陵の自然に囲まれた教育環境
    7. 帝京大学八王子キャンパスとは別の場所
    8. 通学時間はバスの待ち時間まで含めて確認
    9. 駅近よりも落ち着いた学習環境を重視する家庭に適した立地
  3. 教育方針とカリキュラム|少人数指導で基礎から難関大学受験へつなぐ6年間
    1. 6年間を3つの段階に分けた中高一貫教育
    2. 中学1年の2学期から英語・数学を習熟度別に指導
    3. 中学3年からⅠ類・Ⅱ類の類別クラスを編成
    4. 高校2年から3つの進路別コースへ
    5. 毎朝15分の朝講座で学習を習慣化
    6. 学習計画表を使って自己管理力を養う
    7. 添削指導を通して弱点と向き合う
    8. 国語・数学・英語で表現する力を育てる
    9. 実験と野外調査を重視する理科教育
    10. 無料の夏期講習で基礎から発展まで学べる
    11. 中学段階から将来を考えるキャリア教育
    12. 手厚い指導を生かすには本人の努力も必要
  4. 学習環境と施設設備|校舎全体を自習に活用できる緑豊かなキャンパス
    1. 目的に応じて場所を選べる自習環境
    2. 約4万6,000冊を備えた図書室
    3. 46台のパソコンを備えたOA教室
    4. 英語を実際に使うAL教室とイングリッシュラウンジ
    5. 観察や実験を支える理科系の特別教室
    6. 芸術と生活に関わる多彩な特別教室
    7. 体育館・イベントホール・剣道場を備えた運動施設
    8. 昼食を購入できる食堂
    9. 四季の変化を感じられる自然環境
    10. 施設を自分から活用する姿勢が大切
  5. 学校生活と行事|少人数の仲間とつくる体育祭・邂逅祭・旅行行事
    1. 中学校の主な年間行事
    2. 中学校生活の土台をつくる中学1年の宿泊研修
    3. 社会や仕事への関心を広げる中学2年の校外学習
    4. 自分たちで計画して行動する中学3年の校外学習
    5. 学年を越えて競い合う中学体育祭
    6. クラスで一つの音楽をつくる合唱祭
    7. 中高合同の文化祭「邂逅祭」
    8. 本物の舞台表現に触れる芸術鑑賞
    9. 英語と異文化を体験するブリティッシュヒルズ
    10. 沖縄の自然・文化・平和を学ぶ中学3年の修学旅行
    11. 高校では海外での旅行行事へ発展
    12. 中学と高校で変わる制服
    13. 行事と学習を切り替える力が必要
  6. クラブ活動|南米音楽部をはじめ多彩な20のクラブと8つの同好会
    1. 中学生が参加できる主なクラブ・同好会
    2. 帝京大学中高ならではの南米音楽部
    3. 中高が一体となって演奏する吹奏楽部
    4. 初心者から大会を目指せる運動部
      1. バスケットボール部
      2. サッカー部
      3. テニス部
      4. 野球部
      5. 陸上部
    5. 珍しい武道に挑戦できる中国拳法部
    6. 天体観測やプラネタリウム制作に取り組む天文気象部
    7. 中学生はプログラミングから始めるコンピュータ科学部
    8. 制作の全工程に関われる文芸部と映画研究部
    9. 学校行事で成果を披露する文化部
    10. 社会との関わりを学ぶ社会福祉同好会
    11. 学習とクラブ活動を両立する時間管理
    12. 自分らしく熱中できる活動を見つけられる学校
  7. 進学実績と卒業後の進路|東大・早慶など外部大学への挑戦を支える進学校
    1. 2026年3月卒業生の進路内訳
    2. 東京大学をはじめとする国公立大学の合格実績
    3. 早慶上理・ICUに現役141名が合格
    4. MARCHには現役186名が合格
    5. 理工・薬学・芸術分野まで幅広い合格実績
    6. 医学部医学科への合格者も輩出
    7. 過去3年間も外部大学への進学が中心
    8. 帝京大学は数ある進学先の一つ
    9. 中学卒業後は併設高校へ進み大学受験を目指す
    10. 少人数制を生かした進路指導
    11. 少人数校から幅広い大学へ挑戦できる
  8. 学費や諸経費について|2026年度実績の初年度費用と中高6年間の負担
    1. 2026年度の初年度費用
    2. 入学手続費用の内訳
    3. 授業料と維持費は年間52万8,000円
    4. その他納付金に含まれる主な費用
    5. 制服・体育用品は男子約8万6,000円、女子約10万9,000円から
    6. スクールバス利用者は年間約9万~13万円が必要
    7. 昼食やクラブ活動にも別途費用がかかる
    8. 希望制の海外研修は追加費用を想定
    9. 特待生は6年間の授業料・維持費などが免除
    10. 東京都などの学費負担軽減制度も確認
    11. 高校進学後の3年間も含めて考える
    12. 初年度の公表額に含まれない費用も整理
  9. 入試情報と合格の目安|2月1日・2日・3日の3回入試と特待生制度
    1. 2027年度の入試日程と試験科目
    2. 第1回は2科・4科から選択
    3. 第2回は4科の特待生・一般選抜入試
    4. 第3回は2月3日午後の2科入試
    5. 2026年度の志願者数と実質倍率
    6. 2026年度の合格最低点
    7. 合格者平均点から見る目標得点
    8. 偏差値の目安
    9. 国語・算数を得点の中心にする
    10. 4科受験では理科・社会が合格を安定させる
    11. 複数回の同時出願で検定料が抑えられる
    12. 出願・合格発表・入学手続の日程
    13. 試験当日は無料送迎バスを運行
    14. 第1回・第2回を軸に複数回受験を検討
  10. 併願校パターン|八王子・多摩地域の進学校を中心に2月1日から6日までを組む
    1. 帝京大学中学校の2027年度入試日程
    2. チャレンジ校|より難度の高い大学附属校へ挑戦
      1. 中央大学附属中学校
      2. 法政大学中学校
    3. 標準校|同程度からやや高い難度の学校を比較
      1. 明治大学付属八王子中学校
      2. 東京電機大学中学校
    4. 安全校|早い段階で進学可能な学校の合格を確保
      1. 桜美林中学校
      2. 明星中学校
      3. 工学院大学附属中学校
    5. 帝京大学中学校を第一志望とする基本的な併願例
    6. 大学附属校へのチャレンジを含める併願例
    7. 午後入試は実際の移動経路を確認
    8. 安全校は偏差値だけでなく進学意思で選ぶ
    9. 入学金の納入期限も含めて受験計画を作る
  11. 在校生・保護者の声|先生との近い距離と手厚い学習支援を評価
    1. 「先生が自分をよく見てくれる」という安心感
    2. 職員室へ質問に行きやすい雰囲気
    3. 学校内で学習を進められることへの評価
    4. 小テストや課題が学習習慣につながる
    5. 学習面だけでなく学校生活も面談で確認
    6. 少人数だからこそ友人関係も深くなりやすい
    7. 大規模校にはない穏やかな雰囲気
    8. 行事やクラブ活動で新しい自分を見つけられる
    9. 大学附属校と思って入学すると違いを感じることも
    10. スクールバス通学は利便性と時間の両面を確認
    11. 在校生・保護者の視点から見た主な特徴
    12. 保護者も学校との対話を持ちやすい
    13. 手厚い支援を受けながら努力を続けたい生徒に合う
  12. この学校に向いている子の特徴|少人数の支援を生かして自ら努力できる生徒
    1. 大規模校よりも先生の目が届く環境で学びたい子
    2. 基礎から段階的に学力を伸ばしたい子
    3. 小テストや課題を学習習慣につなげられる子
    4. 先生からの助言を素直に行動へ移せる子
    5. 学校内で学習を進めたい子
    6. 大学附属校の安心感よりも幅広い大学への挑戦を重視する子
    7. 中学入学時点で将来の進路が決まっていない子
    8. 英語を基礎から学び実際に使ってみたい子
    9. 学習と行事・クラブ活動の両方に取り組みたい子
    10. 穏やかな自然環境で学校生活を送りたい子
    11. 決まった時間に行動できる子
    12. 近い人間関係の中で協力できる子
    13. 帝京大学中学校と相性のよい家庭
    14. 入学後にミスマッチを感じる可能性がある子
    15. 志望校として検討するための適性チェック
    16. 学校の支援を自分の成長へつなげられるかが重要
  13. まとめ|少人数の手厚さを難関大学への挑戦につなげる中高一貫校
    1. 帝京大学中学校の主な魅力
    2. 大学附属校でありながら外部大学受験が進路の中心
    3. 手厚い指導を生かすには本人の努力が必要
    4. 学習だけでなく行事やクラブ活動にも取り組める
    5. 入学前に確認しておきたい点
    6. 帝京大学中学校が特に向いている生徒
    7. 入試では第1回から受験することが基本
    8. 説明会では学習指導と通学環境を確認
    9. 少人数教育を6年間の成長へつなげる学校

学校の概要|少人数教育で一人ひとりの成長を支える八王子の中高一貫校

帝京大学中学校は、東京都八王子市越野にある私立の共学校です。帝京大学高等学校を併設し、中学から高校までの6年間を見通した教育を行っています。

校名が似ていますが、東京都板橋区にある「帝京中学校」とは別の学校です。本記事で紹介するのは、八王子市の多摩丘陵に校舎を構える帝京大学中学校です。

学校の大きな特徴は、1クラス30名前後の少人数教育です。学習状況だけでなく、性格、学校生活、人間関係、将来の希望まで教員間で共有し、学年全体で生徒を見守る体制を整えています。基礎学力を丁寧に固めながら、難関大学を含む幅広い進路を目指せる学校です。

学校名帝京大学中学校
所在地東京都八王子市越野322番地
学校種別私立・男女共学・併設型中高一貫校
設置者学校法人帝京大学
開校1983年
併設校帝京大学高等学校
系列大学帝京大学、帝京平成大学など
教育の特色少人数教育、習熟度別授業、中高一貫カリキュラム、大学進学指導
授業日週6日制

1983年に開校した共学の中高一貫校

帝京大学中学校は、帝京大学高等学校に併設する形で1983年に開校しました。1995年に中学校・高等学校が現在の八王子市越野へ移転し、多摩丘陵の自然に囲まれた環境で教育を行っています。

高校でも外部からの生徒募集を行っているため、中学からの内部進学生だけで6年間を過ごす完全中高一貫校ではありません。高校進学時には新しい生徒が加わり、交友関係や学習環境が広がります。

中学では基礎学力と学習習慣を身につけ、高校では志望大学や学力に応じたコース編成へ移行します。中高6年間を同じ方針の下で学びながら、高校段階で大学入試に対応できる力を段階的に育てる仕組みです。

1学年4クラスの少人数体制

2026年4月時点の中学校の生徒数は、3学年合わせて398名です。各学年4クラスで、1クラスの平均人数は約33名となっています。

学年クラス数生徒数クラス平均人数
中学1年4クラス137名約34名
中学2年4クラス131名約33名
中学3年4クラス130名約33名
合計12クラス398名約33名

各学年には8名程度の教員が配置され、担任が自分のクラスだけを担当するのではなく、学年の教員全体で生徒を見守ります。複数の教員が情報を共有することで、生徒の変化や困り事に気づきやすく、学習面と生活面の両方から支援できる体制です。

授業中だけでなく、休み時間や放課後にも教員へ質問しやすく、職員室前や校内の学習スペースで個別指導を受ける生徒もいます。大規模校の競争的な環境よりも、教員との距離が近い学校で着実に力を伸ばしたい生徒に適しています。

建学の精神を基に自立した人間を育てる

学校法人帝京大学は、「努力をすべての基とし」という言葉から始まる建学の精神を掲げています。偏見にとらわれず、幅広い知識と国際的な視野を持ち、実学を通して社会に貢献できる人材を育てることを目指しています。

帝京大学中学校・高等学校では、この建学の精神を基に、生活習慣の確立と自立心の向上を重視しています。教員から指示されたことをこなすだけでなく、自ら目標を考え、その実現に向けて努力できる生徒を育てる方針です。

学力を高めることだけでなく、友人や教員との関係、学校行事、クラブ活動などを通して、責任感や協調性も身につけます。少人数制による温かな人間関係が、学習面だけでなく心の成長を支えています。

基礎を固めて難関大学への進学を目指す

「帝京大学」の名称を持つ附属校ですが、卒業後の進路を系列大学への内部進学だけに限定しているわけではありません。多くの生徒が国公立大学や難関私立大学を含む外部大学への進学を目指し、学校も大学受験を見据えた学習指導を行っています。

中学1・2年では、英語と数学を中心に基礎学力を固めます。学力差が表れやすい英語と数学では、中学1年の2学期から習熟度別授業を取り入れ、一人ひとりの理解度に合わせて指導します。

中学3年からは高校内容の先取りを始め、習熟度に応じた類別クラスを編成します。高校2年からは、志望大学や現在の学力に応じたコースに分かれ、最難関大学を含むそれぞれの進路へ向けた学習を進めます。

内部進学という選択肢を持ちながら、外部大学への挑戦を重視している点は、一般的な大学附属校とは異なる特徴です。

学習と学校生活の両方を大切にする教育

帝京大学中学校では、週6日制の授業によって十分な授業時間を確保し、学校で学習習慣を身につけることを重視しています。放課後の個別指導や補習、無料の夏期講習なども用意され、学校内で学習を完結できる体制を目指しています。

一方、大学受験のための学習だけに偏っているわけではありません。体育祭、文化祭の邂逅祭、旅行行事、海外語学研修、クラブ活動など、生徒同士が協力しながら取り組む機会も設けられています。

多摩丘陵の穏やかな環境の中で、教員や友人と密接に関わりながら、学力、生活習慣、人間性をバランスよく育てることが帝京大学中学校の教育の基本です。

少人数制を生かして自分の可能性を伸ばす学校

帝京大学中学校は、大人数の中で生徒同士を競わせることよりも、一人ひとりの状況を把握し、それぞれが持つ力を引き出すことを大切にしています。

入学時の学力だけで将来の進路を決めるのではなく、習熟度別授業、補習、講習、個別指導などを通して、6年間をかけて実力を伸ばしていきます。その結果として、系列大学だけでなく、国公立大学や難関私立大学を目指せる力を養います。

教員の目が届く環境で基礎から着実に学びたい生徒、少人数の落ち着いた学校生活を送りたい生徒、自分の学力を中高6年間で大きく伸ばしたい生徒にとって、帝京大学中学校は検討する価値のある学校です。

アクセスと立地環境|豊田駅・多摩センター駅方面からスクールバスで通う緑豊かな校地

帝京大学中学校は、東京都八王子市越野の多摩丘陵に位置しています。最寄り駅から学校までは一定の距離がありますが、在校生向けのスクールバスと複数の路線バスを利用でき、JR中央線、京王線、京王相模原線、小田急線、多摩都市モノレールなど、さまざまな沿線から通学できます。

駅前のにぎやかな地域から離れた校地は、豊かな自然に囲まれています。周辺に大規模な繁華街がなく、落ち着いて授業や学校生活に取り組みやすい環境です。一方で、徒歩だけで通いやすい駅近の学校ではないため、受験校として検討する際は、電車とバスを合わせた通学時間を確認する必要があります。

在校生向けの学校直行スクールバス

通常の通学では、JR中央線の豊田駅、京王線の平山城址公園駅周辺、京王・小田急多摩センター駅方面から運行されるスクールバスを利用できます。駅から学校まで乗換えをせずに移動できるため、公共の路線バスだけに頼らず通学できることが特徴です。

乗車場所利用しやすい主な路線・地域
JR豊田駅JR中央線、青梅線、五日市線、西武線方面
平山5丁目京王線平山城址公園駅周辺
京王・小田急多摩センター駅京王相模原線、小田急多摩線、多摩都市モノレール方面

登校便だけでなく、授業やクラブ活動の終了時刻に合わせた下校便も運行されています。利用する便や時刻は曜日によって異なるため、入学後は学校から配付される最新の運行表に従います。

スクールバスは、日々の通学における負担を軽減する一方、発車時刻が決まっています。朝の準備や放課後の学習、クラブ活動を計画し、乗車する便に間に合うよう行動する習慣が必要です。

京王堀之内駅から徒歩または路線バス

京王相模原線の京王堀之内駅からは、学校まで徒歩約23分です。徒歩でも通えますが、坂道を含むため、日常的には路線バスを利用する方法もあります。

京王堀之内駅から京王バスに乗車する場合は、「帝京大学中高校」停留所まで約7分です。停留所から学校までは徒歩約8分で、バスの乗車時間と徒歩を合わせると約15分が目安となります。

橋本、南大沢、調布方面など、京王相模原線沿線から通う場合に利用しやすい経路です。駅から学校までの徒歩経路もありますが、雨の日や荷物が多い日は路線バスを利用するなど、状況に応じて選べます。

南大沢駅からのアクセス

京王相模原線の南大沢駅からは、京王バスで「帝京大学中高校」停留所まで約11分、下車後は徒歩約8分です。

南大沢駅は、橋本方面と多摩センター・調布方面の間に位置し、周辺には商業施設もあります。学校帰りに立ち寄る場所が多い駅ではありますが、学校そのものは駅前から離れた落ち着いた場所にあります。

平山城址公園駅から路線バスでも通学可能

京王線の平山城址公園駅からは、京王堀之内駅行きの路線バスを利用できます。「帝京大学中高北」停留所まで約9分で、下車後は学校の裏門まで徒歩約5分です。

高幡不動、聖蹟桜ヶ丘、北野、京王八王子方面から京王線を利用する家庭にとって、検討しやすい経路です。在校生向けスクールバスの平山5丁目乗車場所を利用する方法もあるため、入学後は自宅から通いやすい経路を選択できます。

聖蹟桜ヶ丘駅・北野駅・八王子駅からも路線バスを利用

学校周辺には複数の路線バスが通っているため、京王堀之内駅や南大沢駅以外からもアクセスできます。

出発駅主な下車停留所所要時間の目安
聖蹟桜ヶ丘駅帝京大学中高校バス約15分、下車後徒歩約8分
北野駅北口由木中央小学校バス約12分、下車後徒歩約12分
八王子駅南口由木中央小学校バス約24分、下車後徒歩約11分
平山城址公園駅帝京大学中高北バス約9分、下車後徒歩約5分

公共交通機関を利用する経路が複数あることは、スクールバスに乗り遅れた場合や、学校行事で通常と異なる時刻に登下校する場合にも役立ちます。但し、道路の混雑やバスの待ち時間によって、所要時間が変わることがあります。

多摩丘陵の自然に囲まれた教育環境

校地に隣接する森には多くの動植物が生息し、季節によって景色が変化します。学校公式の施設案内では、ヤマユリ、ニリンソウ、トンボ、野ウサギなども紹介されています。敷地内や周辺には希少な植物も自生し、都内にありながら自然を身近に感じられる環境です。

自然は校舎から眺めるだけのものではなく、LHRや課外活動で活用されることもあります。タケノコ掘りなどを通して土や植物に触れる機会もあり、多摩丘陵の環境そのものが教育資源となっています。

学校周辺は住宅地と緑地が中心で、大規模な繁華街から離れています。落ち着いて学習に集中しやすい一方、放課後に駅前の学習塾へ通う場合は、スクールバスや電車の時刻を含めた移動計画が必要です。

帝京大学八王子キャンパスとは別の場所

帝京大学中学校・高等学校は帝京大学の系列校ですが、帝京大学八王子キャンパスの構内にある学校ではありません。中高の所在地は八王子市越野で、帝京大学八王子キャンパスは八王子市大塚にあります。

そのため、「大学キャンパスに隣接した附属校」というイメージではなく、中学校・高等学校が独自の校地と施設を持つ学校として捉えるのが適切です。大学との系列関係と、日常的に通学するキャンパスの所在地は分けて確認しましょう。

通学時間はバスの待ち時間まで含めて確認

帝京大学中学校を志望校として検討する際は、自宅の最寄り駅から豊田駅や多摩センター駅までの電車時間だけでなく、スクールバスの発車時刻や乗車時間も含めて確認することが大切です。

  • 自宅からスクールバス乗り場までの所要時間
  • 朝の電車が遅れた場合に次の便を利用できるか
  • クラブ活動後に利用する下校便の時刻
  • 路線バスを使う場合の待ち時間と徒歩経路
  • 雨天時や冬季の日没後の安全性
  • 学校行事や講習で通常と異なる時刻に登校する場合の経路

学校説明会や文化祭へ参加する際には、実際に利用する可能性の高い駅から学校まで移動してみると、毎日の通学を具体的にイメージできます。説明会や入試日に臨時の無料送迎バスが運行される場合もありますが、通常の通学経路とは異なることがあるため注意が必要です。

駅近よりも落ち着いた学習環境を重視する家庭に適した立地

帝京大学中学校は、駅から徒歩数分という立地ではありません。その代わり、緑に囲まれた広い校地で、学習、学校行事、クラブ活動に落ち着いて取り組めます。

スクールバスを利用することで、JR中央線、京王線、小田急線、多摩都市モノレールなどの沿線から通学しやすくなっています。駅前の利便性よりも、自然に恵まれた穏やかな環境と学校直行の通学手段を重視する家庭にとって、魅力のある立地といえるでしょう。

教育方針とカリキュラム|少人数指導で基礎から難関大学受験へつなぐ6年間

帝京大学中学校では、学校法人帝京大学の建学の精神である「努力をすべての基とし」を教育の土台としています。幅広い知識と国際的な視野を身につけ、実学を通して社会に貢献できる人材を育てることを目指しています。

中学校・高等学校の6年間では、学力だけでなく、生活習慣、自立心、協調性も重視します。少人数制を生かして生徒と教員の信頼関係を築き、基礎学力の定着から難関大学受験まで、一人ひとりの成長段階に合わせた指導を行うことが特徴です。

6年間を3つの段階に分けた中高一貫教育

帝京大学中学校の中高一貫カリキュラムは、単に高校内容を早く終わらせるためのものではありません。基礎を固め、自分の興味や適性を知り、最終的に希望する進路へつなげる「自分発見のプログラム」として構成されています。

学年学習段階主な目標
中学1・2年基礎学力の充実学習習慣を確立し、英語・数学を中心に基礎学力を定着させます。
中学3年・高校1年応用力の育成高校内容の先取りと類別クラスを通して、自ら考える力を伸ばします。
高校2・3年進路別学習志望大学に応じたコース、選択授業、演習によって大学入試へ対応します。

中学1・2年では、全教科で苦手意識を残さないよう、基礎を丁寧に確認します。中学3年からは高校内容の先取りを始め、高校2年以降の進路別学習へ無理なく移行できる力を養います。

中学1年の2学期から英語・数学を習熟度別に指導

学力差が表れやすい英語と数学では、中学1年の2学期から習熟度別授業を行います。それぞれの理解度や学習進度に合った授業を受けることで、基礎に不安のある生徒はつまずきを解消し、理解が進んでいる生徒は応用的な課題に挑戦できます。

習熟度別授業は、成績によって生徒を固定的に分けることが目的ではありません。現在の学習状況に応じて必要な指導を行い、全員が中学3年から始まる高校内容の先取りに対応できる状態を目指します。

教員が必要と判断した場合や生徒本人が希望した場合には、授業とは別に個別指導も行います。分からない部分をそのままにせず、教員と一緒に弱点を確認しながら学び直せる環境です。

中学3年からⅠ類・Ⅱ類の類別クラスを編成

中学3年から高校1年にかけては、学習状況に応じてⅠ類・Ⅱ類のクラスを編成します。どちらの類でも学ぶ単元や基本的な進度は共通していますが、Ⅰ類では応用問題や複数分野を組み合わせた問題に、より多く取り組みます。

類別クラスは、その後の進路を固定する仕組みではありません。高校1年時にⅡ類で学んだ生徒が、高校2年から特進コースへ進むことも可能です。現在の理解度に合った環境で学びながら、成長に応じて進路の選択肢を広げられます。

なお、中学3年から「東大コース」「理系コース」などに分かれるわけではありません。中学3年・高校1年で基礎と応用力を整え、高校2年から本格的な進路別コースへ移行します。

高校2年から3つの進路別コースへ

高校2・3年では、志望大学や必要な受験科目に応じて、特進コース、難関Sコース、難関Aコースに分かれます。

コース主な学習方針
特進コース5教科7科目型の学習を基本とし、東京大学をはじめとする難関国公立大学を目指します。
難関Sコース国公立大学や難関私立大学など、志望に必要な科目を選択して重点的に学びます。
難関Aコース私立大学を含む幅広い進路に対応し、選択科目や演習を通して得点力を高めます。

特進コースでは、大学入学共通テストや国公立大学の個別試験に対応できるよう、5教科を幅広く学びます。難関S・難関Aコースでは、志望大学に必要な科目を選び、限られた時間を効果的に使って学力を伸ばします。

高校3年の演習では、志望大学に合わせたオリジナル教材、過去問題の添削、個別指導などを通して、難関大学の入試で必要となる記述力や表現力を養います。

毎朝15分の朝講座で学習を習慣化

基礎学力を定着させるため、毎朝8時30分から8時45分までのSHRを利用して朝講座を実施しています。週3回は英単語、数学、漢字の小テストを行い、日々の学習状況を確認します。

小テストには基準点が設定され、基準に達しなかった場合には再テストや補習を行います。大きな定期試験だけで評価するのではなく、短い周期で理解度を確認し、つまずきを早期に発見する仕組みです。

  • 毎日の家庭学習につながる小さな課題を継続する。
  • 小テストで理解度を確認する。
  • 基準に届かなかった内容は再テストで学び直す。
  • 必要に応じて補習や個別指導を受ける。

一度の失敗で終わらせず、理解できるまで繰り返すことで、学力とともに努力を続ける習慣を身につけます。

学習計画表を使って自己管理力を養う

定期試験の2週間前からは、生徒自身が学習計画表を作成します。どの教科をいつ、どの程度学ぶかを考え、担任の確認を受けながら試験までの学習を進めます。

試験後は結果を振り返り、計画どおりに進められたか、学習量や方法が適切だったかを確認します。計画、実行、確認、改善というPDCAサイクルを繰り返すことで、自分に合った勉強方法を見つけます。

教員が全ての予定を決めるのではなく、生徒本人に計画を立てさせた上で助言することが特徴です。中学段階から自己管理の方法を学び、高校や大学受験で必要となる計画性へつなげます。

添削指導を通して弱点と向き合う

帝京大学中学校では、生徒が提出した課題を確認し、コメントを返す添削指導を重視しています。答えが合っているかだけでなく、考え方や表現方法を確認し、一人ひとりの弱点を次の学習へつなげます。

必要に応じて添削内容を基に面談や個別指導を行い、生徒がどこでつまずいているかを一緒に整理します。高校で大学受験が本格化すると、志望大学の過去問題、記述問題、小論文などの添削へ発展します。

少人数制によって教員が生徒の学習状況を把握しやすく、提出状況や試験結果だけでなく、学習への向き合い方まで含めて支援できることが強みです。

国語・数学・英語で表現する力を育てる

国語では、さまざまな文章から他者の考えを正確に読み取り、自分の意見をまとめて発表・討論する力を養います。知識や読解力だけでなく、根拠を示して考えを伝えることを重視しています。

数学では、公式を使って答えを出すだけでなく、問題の意味を理解し、自分なりの方法で考え、その過程を他者に説明することを目標としています。友人同士で解法を見せ合い、教え合う活動も取り入れられています。

英語は、アルファベットの発音など基礎から体系的に学び、聞く・話す・読む・書くの4技能を伸ばします。英語を試験科目として学ぶだけでなく、自分の考えを伝えたり、英文を読んで新しい世界に触れたりするための道具として身につけます。

実験と野外調査を重視する理科教育

理科では、「なぜそうなるのか」「本当に正しいのか」という疑問を持つことを大切にしています。実験や野外調査を取り入れ、生徒自身が課題を見つけ、結果を考察する授業を行います。

校地は多摩丘陵の自然に囲まれているため、身近な動植物や地形も学習の題材になります。教科書で学んだ知識を実際の現象と結びつけ、仲間と議論しながら答えを導く力を育てます。

無料の夏期講習で基礎から発展まで学べる

夏休みには、弱点の補強から発展的な内容まで、多様な夏期講習が用意されます。教科によって細かくレベルが分けられ、生徒は自分の学習状況や興味に合った講座を選択します。

受講講座は、生徒が希望を出した後、担任との面談で全体のバランスを確認して決定します。講座数にかかわらず受講料は無料で、学校は「勉強は学校で」を合言葉に、塾や予備校へ通わなくても大学受験に対応できる指導体制を目指しています。

但し、学校の講習へ参加するだけで自動的に学力が伸びるわけではありません。自分の課題を把握し、必要な講座を選び、授業後も復習する姿勢が求められます。

中学段階から将来を考えるキャリア教育

進路指導は、高校で大学を選ぶ時期になってから始まるものではありません。中学段階から社会人や大学教員の話を聞き、学問や職業について考える機会が用意されています。

学年主なキャリア教育
中学1年自然科学や福祉などを題材とした講演・体験を通して、自ら学ぶ意欲を育てます。
中学2年帝京大学教授による特別授業や職業体験を通して、学問と仕事への理解を広げます。
中学3年調査・発表の方法を学び、卒業論文の作成や沖縄修学旅行の事前学習に取り組みます。
高校1年以降進学講演、大学研究、コース選択を通して、具体的な志望大学と将来像を考えます。

系列の帝京大学だけでなく、外部の大学や社会人とも連携し、幅広い進路を知ることが特徴です。附属大学への進学を前提として進路を限定するのではなく、生徒本人の適性や希望に合った大学を目指します。

手厚い指導を生かすには本人の努力も必要

帝京大学中学校には、習熟度別授業、朝講座、再テスト、補習、添削、個別指導、夏期講習など、学力を支える仕組みが数多くあります。

一方、これらは教員が生徒を受け身のまま引き上げる制度ではありません。小テストに向けて準備する、計画表を作成する、分からない部分を質問する、添削された課題を解き直すといった本人の努力が必要です。

少人数の環境で基礎から丁寧に学びたい生徒、教員の助言を受けながら自分に合った学習方法を身につけたい生徒、中高6年間を通して難関大学へ挑戦できる力を伸ばしたい生徒に適したカリキュラムといえるでしょう。

学習環境と施設設備|校舎全体を自習に活用できる緑豊かなキャンパス

帝京大学中学校は、多摩丘陵の自然に囲まれた校地に、中学校・高等学校の学習施設と運動施設を備えています。華美な設備を前面に出すというよりも、生徒が日常的に学び、質問し、仲間と相談できる実用的な環境を整えていることが特徴です。

学校は「校舎全体が学習スペース」という考え方を掲げています。静かに集中できる自習室だけでなく、図書室、教室、廊下、職員室周辺など、生徒が目的に応じて学ぶ場所を選べます。放課後も最終下校時刻まで学校に残り、授業の復習、課題、試験勉強、教員への質問などに取り組めます。

分野主な施設特徴
自主学習自習室、教室、廊下の学習スペース一人で集中する学習と、友人同士で相談する学習を使い分けられます。
読書・調査図書室約4万6,000冊を所蔵し、読書、調べ学習、受験勉強に利用できます。
情報教育OA教室、視聴覚教室パソコンを使った情報収集、資料作成、プレゼンテーションに対応しています。
語学教育AL教室、イングリッシュラウンジ英語のリスニング、発音練習、コミュニケーション活動などに活用されます。
理数教育物理室、化学室、生物室観察や実験を通して、教科書の知識を実際の現象と結びつけます。
芸術・実技音楽室、美術室、技術室、調理室、被服室、書道作法室音楽、美術、技術・家庭、書道などの実技学習に対応しています。
運動施設体育館、剣道場、グラウンド、テニスコートなど体育の授業や中高のクラブ活動に利用されます。
学校生活食堂、イベントホール昼食、集会、発表、学校行事などに活用されます。

目的に応じて場所を選べる自習環境

放課後の学習では、全員が同じ部屋で同じ方法を取るのではなく、生徒がその日の目的に合った場所を選びます。一人で静かに取り組みたい場合は自習室、資料を調べたい場合は図書室、友人と問題を検討したい場合は教室や廊下の学習スペースを利用できます。

分からない内容がある場合は、職員室で教員へ質問することもできます。少人数制の学校であるため、担当教員が生徒の得意分野や弱点を把握しやすく、授業後の質問や個別指導へつなげやすい環境です。

学校が掲げる「勉強は学校で」という方針は、授業を受けるだけでなく、放課後の復習、補習、講習、質問まで学校内で行える環境によって支えられています。

約4万6,000冊を備えた図書室

図書室には、約4万6,000冊の蔵書があります。文学作品や一般向けの読み物だけでなく、各教科の調べ学習、進路研究、大学受験に役立つ資料にも触れられます。

館内ではインターネットを利用した情報検索も可能です。書籍とウェブ上の情報を組み合わせながら、授業の課題やレポートに必要な資料を集められます。

中学生のうちから、検索結果だけをそのまま使うのではなく、複数の資料を比較し、信頼できる情報を選ぶ力を身につけることは、高校での探究活動や大学入試にもつながります。

46台のパソコンを備えたOA教室

OA教室には46台のパソコンが設置され、生徒が一人1台を使用できる環境が整っています。情報の検索、文書作成、データ整理、発表資料の制作などに活用されます。

視聴覚教室では、スライドなどを使ったプレゼンテーションを行えます。調べた内容を自分の中だけにとどめず、情報を整理して相手へ分かりやすく伝える力を養います。

情報機器は、操作方法を覚えることだけが目的ではありません。授業や進路学習の中で、必要な情報を集め、考えをまとめ、発表するための道具として利用されています。

英語を実際に使うAL教室とイングリッシュラウンジ

英語教育を支える施設として、AL教室とイングリッシュラウンジがあります。AL教室は、英語の音声を聞き、繰り返し発音するリスニング・リピーティング学習などに適した環境です。

イングリッシュラウンジは、通常の教室とは異なる雰囲気の中で英語に触れられる場所です。授業で学んだ語彙や文法を、聞く・話す活動へ結びつける役割を持っています。

帝京大学中学校では英語を基礎から体系的に学びますが、知識の習得だけでなく、相手の言葉を聞き、自分の考えを伝える力を身につけることも重視しています。

観察や実験を支える理科系の特別教室

校内には、物理室、化学室、生物室などの理科系特別教室があります。理科では、教科書に書かれた結論を覚えるだけでなく、実験や観察を通して「なぜその結果になるのか」を考えます。

多摩丘陵の自然に囲まれた立地も、理科学習の題材となります。校地周辺の植物や昆虫、季節による自然の変化を観察し、教室で学んだ知識と実際の環境を結びつけられます。

天文気象部では、惑星の観測や写真撮影なども行われています。授業やクラブ活動を通して、興味を持った自然科学の分野をさらに深めることができます。

芸術と生活に関わる多彩な特別教室

音楽室、美術室、技術室、調理室、被服室など、実技教科に対応する施設も整っています。大学進学を重視する学校ですが、主要教科だけに学習を限定せず、表現、ものづくり、生活に関わる力も育てます。

書道作法室は52畳の和室で、書道の授業や茶道の活動に使用されます。椅子と机を中心とした通常の教室とは異なる空間で、日本の伝統文化や礼儀作法に触れられます。

こうした特別教室は、授業だけでなく、文化部や同好会の活動場所にもなっています。学習とクラブ活動で同じ専門施設を利用できるため、授業で芽生えた興味を放課後の活動へ発展させやすい環境です。

体育館・イベントホール・剣道場を備えた運動施設

体育館の建物は、1階が体育館、2階がイベントホール、3階が剣道場となっています。体育の授業、クラブ活動、集会、発表など、目的に応じて各階を利用します。

屋外にはグラウンドやテニスコートなどがあり、体育祭や運動部の活動に使われます。中学校と高等学校が同じ校地で学んでいるため、中高合同で活動するクラブでは、上級生から技術や練習への姿勢を学べます。

運動施設の規模や利用時間はクラブによって異なります。特定の競技へ力を入れたい場合は、説明会やクラブ見学で、活動場所、練習日数、中学生と高校生の活動区分を確認するとよいでしょう。

昼食を購入できる食堂

校内には食堂があり、定食、カレーライス、麺類などを購入できます。毎日弁当を持参することが難しい家庭にとって、学校内で温かい昼食を選べることは安心材料です。

昼食を取りながら友人と交流できるため、食堂は授業とは異なる形で人間関係を築く場所にもなっています。利用できる学年や混雑時の運用については、年度ごとの学校案内に従います。

四季の変化を感じられる自然環境

学校に隣接する森には、ヤマユリ、ニリンソウ、トンボ、野ウサギなど、多様な動植物が見られます。希少な植物も自生しており、都内の学校でありながら自然を身近に感じられます。

自然環境は景観として楽しむだけでなく、LHRや課外活動にも活用されています。タケノコ掘りなど、土や植物に直接触れる活動が行われることもあります。

駅前の利便性を重視した都市型校舎とは異なり、落ち着いた環境で授業やクラブ活動に取り組めることが帝京大学中学校の魅力です。静かな環境で学びたい生徒にとっては、集中しやすいキャンパスといえるでしょう。

施設を自分から活用する姿勢が大切

自習室や図書室、OA教室などの設備が整っていても、利用しなければ学力の向上にはつながりません。放課後にどこで何を学ぶかを考え、分からないことがあれば教員へ質問する姿勢が求められます。

帝京大学中学校の学習環境は、豪華な施設に任せるのではなく、学校内のさまざまな場所と教員との近い距離を生かし、生徒自身が学習を進めるための環境です。

少人数教育の中で、教員の支援を受けながら自分に合った学習場所と勉強方法を見つけたい生徒にとって、使いやすい施設がそろっています。

学校生活と行事|少人数の仲間とつくる体育祭・邂逅祭・旅行行事

帝京大学中学校では、日々の学習に加えて、宿泊研修、校外学習、体育祭、合唱祭、文化祭、修学旅行など、学年やクラスの仲間と協力する行事が数多く設けられています。

行事は、楽しい思い出をつくるだけのものではありません。事前の調査、班別行動、役割分担、発表などを通して、生活習慣、協調性、責任感、自分の考えを伝える力を養います。1学年4クラスの比較的小規模な学校であるため、生徒同士だけでなく教員とも関わりやすく、学年全体で行事に取り組めることが特徴です。

中学校の主な年間行事

時期主な行事内容
4月入学式、ガイダンス、中学1年宿泊研修、中学2・3年校外学習新しい仲間との関係を築き、中学校生活の基本や集団行動を学びます。
5月生徒会役員選挙、中間試験、個人面談学校生活への参加意識を高め、学習状況や生活面を振り返ります。
6月体育祭、英語検定、漢字検定、創立記念日縦割りチームで協力しながら競技に取り組み、検定では日頃の学習成果を確認します。
7月期末試験、芸術鑑賞、夏期講習1学期の学習を振り返るとともに、舞台芸術などに触れて感性を広げます。
8月クラブ合宿クラブごとの目標に向けて集中的に練習し、学年を越えた交流を深めます。
9月校内実力試験、個人面談、防災訓練学力の到達度を確認し、防災時の行動について学びます。
10月中間試験、合唱祭、英語検定、漢字検定クラスで練習を重ね、一つの合唱をつくり上げます。
11月邂逅祭中高合同の文化祭で、展示、研究発表、演奏、舞台企画などを行います。
12月期末試験、中学2年ブリティッシュヒルズ、中学3年沖縄修学旅行英語・異文化体験や、沖縄の歴史・自然・平和についての学習に取り組みます。
1月私学テスト、英語検定、漢字検定、高校内部進学者説明会学習成果を確認し、中学3年生は高校進学後の生活に備えます。
3月学年末試験、卒業式、修了式1年間の学校生活を振り返り、次の学年や高校生活へ進みます。

行事の時期や内容は年度によって変更されることがありますが、学習、文化、スポーツ、旅行、進路をバランスよく経験できる年間構成となっています。

中学校生活の土台をつくる中学1年の宿泊研修

中学1年生は、入学後の早い時期に宿泊研修へ参加します。2026年度は、高尾にある「高尾の森わくわくビレッジ」で実施されました。

クラスでのレクリエーションや体育祭へ向けた大縄跳びの練習などを通して、入学したばかりの生徒同士が交流します。教員による学校生活の講話や、英語・数学・国語の学習方法についての助言も行われ、中学校でどのように生活し、学習へ取り組むかを考えます。

宿泊を伴う共同生活では、時間を守ること、自分の役割を果たすこと、周囲に配慮することが求められます。小学校とは異なる新しい環境に慣れ、クラスの仲間と関係を築くための重要な行事です。

社会や仕事への関心を広げる中学2年の校外学習

中学2年生の校外学習では、学校の外へ出て、社会、産業、文化などについて学びます。2026年度は、羽田空港第1ターミナルとJALスカイミュージアムを訪れました。

客室乗務員による講話を聞き、航空会社の仕事や接客、安全への考え方について学んだほか、格納庫で航空機が整備される様子を間近で見学しました。教室で学ぶ知識だけでなく、実際に働く人の話や現場へ触れることで、将来の職業や社会との関わりを考えます。

中学2年では職業について調べ、職業新聞を制作する取組もあります。完成した新聞は邂逅祭で展示され、調査した内容を多くの人へ伝える経験につながります。

自分たちで計画して行動する中学3年の校外学習

中学3年生の校外学習では、班ごとに行程を考え、自主的に行動する機会が設けられます。2026年度は横浜を訪れ、事前に計画した場所を班ごとに巡りました。

訪問先や移動経路、昼食場所、時間配分などを仲間と相談し、限られた時間の中で行動します。教員が用意した順路をそのまま回るだけではなく、自分たちで計画を実行することで、自立心や判断力を養います。

高校進学を控える中学3年生にとって、自分たちで考え、問題が起きた場合には話し合って対応する経験は、その後の学校生活にもつながります。

学年を越えて競い合う中学体育祭

中学体育祭では、各クラスを縦割りにした4チームに分かれ、学年を越えて優勝を目指します。中学3年生が中心となってチームをまとめるため、最高学年としての責任感やリーダーシップを発揮する機会にもなっています。

2026年度は、3年生を中心に各チームの応援旗を制作しました。また、十数年ぶりに応援合戦が復活し、有志による応援団が競技を盛り上げました。

運動が得意な生徒だけでなく、応援、旗の制作、準備、進行など、さまざまな役割があります。一人ひとりが得意な方法で参加し、クラスや学年を越えて協力できる行事です。

クラスで一つの音楽をつくる合唱祭

秋には中学校の合唱祭が行われます。各クラスで選んだ曲を練習し、音程やリズムだけでなく、歌詞の意味や表現方法についても話し合います。

合唱は、歌が得意な生徒だけでは完成しません。指揮、伴奏、パート練習、練習日程の管理など、クラス全体で役割を分担する必要があります。

練習の進め方や表現を巡って意見が異なることもありますが、話合いを重ね、一つの作品を完成させる経験がクラスの成長につながります。

中高合同の文化祭「邂逅祭」

帝京大学中学校・高等学校の文化祭は、「邂逅祭(かいこうさい)」と呼ばれます。「邂逅」には、人や物事との思いがけない出会いという意味があり、毎年設定されるテーマの下で、中学生と高校生がさまざまな企画を行います。

クラスやクラブによる展示、研究発表、演奏、映像、体験企画などが行われ、生徒が準備や運営に関わります。中学生にとっては、高校生の企画力や発表を間近で見て、高校進学後の活動をイメージできる機会でもあります。

中学2年生が制作した職業新聞など、授業やキャリア教育で取り組んだ成果も発表されます。文化祭を娯楽だけで終わらせず、日頃の学びを来場者へ伝える場として活用していることが特徴です。

2026年度の文化祭は、10月31日と11月1日に開催される予定です。受験生や保護者が見学する際は、公開時間や予約の要否、スクールバスの運行について公式サイトの最新案内を確認しましょう。

本物の舞台表現に触れる芸術鑑賞

中学生を対象とした芸術鑑賞も行われています。音楽、演劇、伝統芸能など、普段の授業や家庭生活だけでは触れる機会の少ない表現を実際に鑑賞します。

作品の内容だけでなく、演者の表情、声、動き、舞台演出などを直接味わうことで、感性や表現への理解を深めます。進学校として教科学習を重視しながら、芸術や文化に触れる時間も確保されています。

英語と異文化を体験するブリティッシュヒルズ

中学2年生は、福島県にあるブリティッシュヒルズで語学研修を行います。英国をイメージした環境の中で、英語を使った授業や生活を体験します。

普段の英語授業で学んだ表現を実際に使い、間違いを恐れず相手へ伝えることが研修の目的です。海外へ渡航する前の段階で、英語だけを使う場面や異文化的な環境を経験できる行事となっています。

語彙や文法の知識だけでなく、表情、身振り、言い換えなどを使って意思を伝える経験が、高校での海外研修へつながります。

沖縄の自然・文化・平和を学ぶ中学3年の修学旅行

中学3年生は、12月に沖縄修学旅行へ出かけます。美しい自然や独自の文化に触れるとともに、沖縄戦や平和について学ぶ行事です。

修学旅行の前には、沖縄の歴史、文化、自然、社会について事前学習を行います。現地で見学した内容を、事前に調べた知識と結びつけることで、観光だけでは得られない理解を深めます。

中学3年では卒業論文の作成にも取り組むため、資料を調べ、自分の問いを設定し、考えをまとめる学習と、沖縄修学旅行の事前・現地学習がつながっています。

高校では海外での旅行行事へ発展

中学校では国内でさまざまな地域や文化に触れ、高校では海外へ学びの場を広げます。

学年主な旅行行事特徴
高校1年ニュージーランド語学研修旅行希望者がホームステイや英会話レッスン、文化体験に参加します。
高校2年アジア地域修学旅行ベトナムなどを訪れ、日本とは異なる歴史、文化、社会を学びます。

高校1年のニュージーランド語学研修旅行では、近年、南島のクライストチャーチを訪れ、一人につき一家庭でホームステイを経験しています。英会話レッスンだけでなく、現地の交通機関を利用し、買物や文化体験にも挑戦します。

中学2年のブリティッシュヒルズから、高校1年のニュージーランド、高校2年のアジア地域へと段階的に経験を広げることで、異なる文化や価値観を受け入れる姿勢を育てます。

中学と高校で変わる制服

中学校の制服は、男子が詰襟とスラックス、女子が赤いスカーフを合わせるセーラー服です。落ち着いた伝統的なデザインで、男女ともグレーのセーターを着用できます。

高校へ進学すると、男女とも黒に近い深緑を基調としたブレザーに変わります。中学と高校で制服が異なるため、高校進学時に気持ちを新たにできることも特徴です。

行事と学習を切り替える力が必要

帝京大学中学校では行事やクラブ活動を楽しめる一方、週6日の授業、朝講座、小テスト、定期試験、夏期講習などにも継続して取り組みます。

体育祭や邂逅祭の準備期間にも、提出物や試験勉強を進めなければなりません。教員による手厚い支援はありますが、行事、クラブ活動、学習の予定を自分で確認し、優先順位を考える姿勢が求められます。

少人数の仲間と深い関係を築きたい生徒、学習だけでなく文化・スポーツ・旅行行事にも積極的に参加したい生徒、さまざまな体験を通して自立心や協調性を伸ばしたい生徒にとって、充実した学校生活を送りやすい環境といえるでしょう。

クラブ活動|南米音楽部をはじめ多彩な20のクラブと8つの同好会

帝京大学中学校・高等学校には、2026年度時点で20のクラブと8つの同好会があります。1学年の規模が比較的小さい学校でありながら、球技、武道、音楽、科学、創作、伝統文化、ボランティアなど、幅広い分野から活動を選べることが特徴です。

バスケットボール部、サッカー部、テニス部、野球部など、中学と高校で分かれて活動するクラブがある一方、吹奏楽部、南米音楽部、天文気象部など、中学生と高校生が一緒に取り組むクラブもあります。中高合同の活動では、上級生から技術や練習方法を学び、学年を越えた人間関係を築けます。

学校では、学力だけでなく心身のバランスの取れた成長を促す機会としてクラブ活動を位置づけています。多くの生徒が何らかの活動に参加しており、活動日が重ならない範囲で複数のクラブや同好会を掛け持ちする生徒もいます。

中学生が参加できる主なクラブ・同好会

分野主なクラブ・同好会活動の特徴
球技・陸上男女バスケットボール部、サッカー部、テニス部、卓球部、野球部、陸上部体育館、グラウンド、テニスコートなどを利用し、基礎練習から対外試合や大会出場まで取り組みます。
武道・身体表現剣道部、中国拳法部技術だけでなく、礼儀、集中力、心身の自己管理を身につけます。
音楽吹奏楽部、南米音楽部、合唱部校内行事、文化祭、定期演奏会などに向けて、中高の生徒が協力して練習します。
科学・情報天文気象部、コンピュータ科学部、数楽(学)研究同好会天体観測、プラネタリウム制作、プログラミング、パズル、デジタル作品制作などに挑戦します。
文化・創作競技かるた部、写真部、文芸部、映画研究部、社会研究部、美術部、マジック部作品制作、研究、発表、競技など、それぞれの興味を形にします。
生活・伝統文化木工同好会、将棋同好会、茶道同好会、書道同好会ものづくりや伝統文化を、自分のペースでじっくり学べます。
交流・社会活動バドミントン同好会、社会福祉同好会スポーツを楽しむ活動や、福祉施設訪問、募金などの社会貢献活動を行います。

バレーボール同好会は高校生のみを対象としています。入学後に希望する活動がある場合は、中学生が参加できるか、中高合同か、中学・高校で別組織となっているかを確認しましょう。

帝京大学中高ならではの南米音楽部

帝京大学中学校・高等学校を代表する特色あるクラブが、南米音楽部です。30年以上の歴史を持ち、ケーナ、サンポーニャ、チャランゴなどの民族楽器を使って、アンデス地方を中心とする南米の伝統音楽「フォルクローレ」を演奏します。

南米の民族楽器を経験してから入学する生徒はほとんどいません。入部後に先輩から楽器の持ち方や音の出し方を教わり、少しずつ合奏へ参加します。楽器経験がない生徒でも、新しい音楽に興味があれば始めやすいクラブです。

活動の成果は、邂逅祭、新入生歓迎演奏会、校外イベントなどで披露されます。毎年3月頃には、南大沢のホールで定期演奏会「アンデスの風」を開催しています。

珍しい活動は校外からも注目されており、2026年7月には日本テレビの情報番組「Oha!4 NEWS LIVE」で、「珍しい部活」の一つとして紹介されました。学校の個性を象徴する活動といえるでしょう。

中高が一体となって演奏する吹奏楽部

吹奏楽部は、中学生と高校生が一緒に活動する校内でも規模の大きなクラブです。楽器ごとの基礎練習、パート練習、全体合奏を重ね、文化祭やコンサートで演奏を披露します。

入部時に楽器経験がない生徒も、基礎から練習を始められます。中学生にとっては、高校生の演奏技術や練習への姿勢を間近で学べることが、中高合同活動の利点です。

2026年3月には、帝京大学八王子キャンパスで「Spring Concert 2026」が開催されました。日頃の練習成果を保護者や地域の来場者へ披露する場も用意されています。

初心者から大会を目指せる運動部

運動部では、バスケットボール、サッカー、テニス、野球などに、中学生専用のチームがあります。中学生の体格や発達段階に合わせて練習し、高校進学後は高校のチームで競技を続けられます。

バスケットボール部

男女それぞれに中学・高校のチームがあります。仲間と声を掛け合いながら、基本技術、体力、連携プレーを身につけ、対外試合や大会へ向けて練習します。

サッカー部

中学サッカー部は、経験者だけでなく初心者も参加できます。基礎練習から始め、チーム内で切磋琢磨しながら試合での勝利を目指します。

テニス部

男女が一緒に所属し、校内のテニスコートで活動します。基本的なストロークやサーブから試合形式まで練習し、対外試合で一つでも多く勝つことを目標としています。

野球部

中学野球部は週3日程度を基本として活動しています。先輩と後輩の距離が近く、入学後に野球を始めたい生徒も参加しやすい雰囲気です。高校進学後は高校野球部へ活動をつなげられます。

陸上部

陸上部は中高の生徒が所属し、校内だけでなく、近隣の上柚木公園陸上競技場を利用することもあります。短距離、長距離、跳躍など、自分に合う種目を見つけて記録向上を目指せます。

珍しい武道に挑戦できる中国拳法部

中国拳法部は、帝京大学中学校・高等学校の特色ある運動部です。一般的な学校ではあまり見られない武術に触れ、型や身体の使い方を学びます。

男子だけでなく女子も多く所属しており、性別を問わず挑戦できます。入学前に中国拳法を経験している必要はなく、初心者が基礎から取り組めるクラブです。

技を身につける過程では、集中力、姿勢、継続して練習する姿勢も養われます。一般的な球技とは異なる活動を始めたい生徒にとって、興味深い選択肢です。

天体観測やプラネタリウム制作に取り組む天文気象部

天文気象部では、天体や気象について調べるだけでなく、月1回程度の観測会を開き、惑星の観測や天体写真の撮影を行います。

プラネタリウムを自分たちで制作する活動にも取り組んでおり、知識を覚えるだけでなく、調査、設計、制作、発表まで経験できます。天文や気象に詳しくない生徒にも、先輩が初歩から教える方針です。

多摩丘陵の自然に囲まれ、都心部より夜空を観察しやすい環境も、活動の魅力となっています。

中学生はプログラミングから始めるコンピュータ科学部

コンピュータ科学部では、コンピュータや科学に関するさまざまな活動を行います。中学生はプログラミングの基本練習などから始め、興味に応じて作品制作や研究へ発展させます。

日常的にデジタル機器を使うだけでなく、プログラムがどのような仕組みで動くのかを考え、自分で作品をつくる経験ができます。理科、数学、情報分野に興味のある生徒に適しています。

制作の全工程に関われる文芸部と映画研究部

文芸部では、小説、詩、イラストなどを制作し、部誌「ほしあかり」を発行しています。文章を書くところから、挿絵、編集、製本まで、生徒自身が作品を一冊の本に仕上げます。

映画研究部では、シナリオの執筆、演出、撮影などに取り組みます。生徒自身が監督や俳優となり、仲間と協力して一つの映像作品を制作します。

どちらも、作品を考えるだけでなく、完成させて人に見せるところまで経験できる活動です。文章、イラスト、写真、映像、演技など、複数の方法で自分を表現できます。

学校行事で成果を披露する文化部

文化部や同好会の多くは、邂逅祭を重要な発表の場としています。美術部による大型作品、写真部の展示、社会研究部の調査発表、マジック部の実演、茶道同好会の活動など、それぞれの成果を来場者へ伝えます。

競技かるた部では、百人一首の暗記だけでなく、札を取る速さ、配置の記憶、試合中の集中力を磨きます。初心者から競技を始められ、古典への興味を競技の楽しさへつなげられます。

社会研究部は、環境問題からゲームの歴史まで、生徒の好奇心に基づく幅広いテーマを扱います。決められた研究課題だけでなく、興味を持った事柄を調べ、発表へまとめられることが特徴です。

社会との関わりを学ぶ社会福祉同好会

社会福祉同好会は、青少年赤十字の一員として、福祉施設への訪問や募金活動などに取り組みます。校内で完結する活動ではなく、地域や社会に目を向け、自分にできる支援を考えます。

活動人数の多さや大会での成績とは異なる形で、人との関わりや社会に貢献する経験を得られる同好会です。

学習とクラブ活動を両立する時間管理

帝京大学中学校では、週6日の授業に加え、朝講座、小テスト、定期試験、補習、夏期講習などがあります。クラブ活動へ熱心に取り組む場合にも、日々の学習を継続する必要があります。

特にスクールバスで通学する生徒は、活動終了後にどの下校便を利用するかを考えて行動します。放課後にクラブ活動と自習や質問を組み合わせる場合は、帰宅時刻も含めた計画が必要です。

入部前には、次の点を確認しておくと安心です。

  • 中学生が参加できるクラブか。
  • 中高合同か、中学・高校で分かれて活動するか。
  • 通常の活動日数と終了時刻。
  • 土曜日・日曜日の練習や大会の頻度。
  • 合宿、遠征、発表会の有無。
  • 用具、ユニフォーム、楽器などに必要な費用。
  • 定期試験前の活動方針。
  • クラブ終了後に利用できるスクールバス。

自分らしく熱中できる活動を見つけられる学校

帝京大学中学校のクラブ活動は、全国大会出場だけを目標とする活動に限られません。競技で勝利を目指す、音楽を演奏する、自然を観察する、作品を制作する、伝統文化を学ぶ、社会に貢献するなど、生徒によって異なる目標を持てます。

特に、南米音楽部、中国拳法部、天文気象部、映画研究部、マジック部など、一般的な学校では選択肢が限られる活動に挑戦できることが魅力です。

少人数の仲間と一つの活動を続けたい生徒、中高の先輩から学びながら成長したい生徒、入学後に新しい分野へ挑戦して自分の個性を見つけたい生徒にとって、学校生活を豊かにする多彩な活動環境が整っています。

進学実績と卒業後の進路|東大・早慶など外部大学への挑戦を支える進学校

帝京大学中学校・高等学校は、校名に「帝京大学」を冠していますが、卒業生の多くが系列大学へ進む一般的な大学附属校とは性格が異なります。帝京大学も進学先の一つではあるものの、国公立大学や難関私立大学を含む外部大学への進学を中心とする進学校です。

2026年3月の高校卒業生は184名で、そのうち22名が国公立4年制大学、131名が私立4年制大学へ進学しました。4年制大学への進学者は合計153名で、卒業生全体に占める割合は83.2%です。

大学合格実績では、東京大学2名、一橋大学1名、東京科学大学2名、東京外国語大学3名をはじめ、早稲田大学55名、慶應義塾大学30名、上智大学29名、東京理科大学29名など、卒業生数に対して充実した結果を残しています。

2026年3月卒業生の進路内訳

進路進学者数卒業生に占める割合
国公立4年制大学22名12.0%
私立4年制大学131名71.2%
4年制大学合計153名83.2%
進学準備など30名16.3%
卒業生総数184名100.0%

国公立大学と私立大学を合わせて、卒業生の8割以上が現役で4年制大学へ進学しました。一方で、第一志望校への進学を目指して進学準備を選んだ卒業生もいます。

学校が公表している大学合格者数は、一人の生徒が複数の大学・学部に合格した場合、それぞれを数えた延べ人数です。合格者数と実際の進学者数は異なるため、進路実績を見る際は両方を分けて確認することが大切です。

東京大学をはじめとする国公立大学の合格実績

2026年度大学入試では、国公立大学に現役29名、既卒3名の合計32名が合格しました。東京大学、東京科学大学、一橋大学などの難関大学に加え、東京都立大学、横浜国立大学、東京外国語大学など、多摩地域から通学しやすい大学にも合格者を出しています。

大学名現役既卒合計
東京大学2名0名2名
一橋大学1名0名1名
東京科学大学2名0名2名
東京外国語大学3名0名3名
筑波大学1名0名1名
東京学芸大学2名0名2名
東京藝術大学1名0名1名
東京農工大学1名0名1名
横浜国立大学2名0名2名
東京都立大学7名1名8名
神戸大学1名0名1名
国公立大学合計29名3名32名

2026年度は、東京大学2名を含む難関国立大学への合格者を現役で輩出しています。卒業生184名という規模を考えると、少人数校でありながら、国公立大学を目指せる学習環境が整っていることが分かります。

高校2年からの特進コースでは、5教科7科目型の学習を基本として、大学入学共通テストと国公立大学の個別試験に対応します。早い段階で受験科目を絞りすぎず、記述問題まで含めた幅広い学力を育てる方針です。

早慶上理・ICUに現役141名が合格

2026年度入試では、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学に、延べ現役141名が合格しました。

大学名現役既卒合計
早稲田大学54名1名55名
慶應義塾大学29名1名30名
上智大学29名0名29名
東京理科大学28名1名29名
国際基督教大学1名0名1名

文系の早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学だけでなく、理系学部を中心とする東京理科大学にも多くの合格者を出しています。高校で文系・理系それぞれの志望に対応するコースや選択授業を設けている成果が表れています。

MARCHには現役186名が合格

明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学のMARCHには、延べ現役186名が合格しました。特に明治大学の現役65名、中央大学の現役40名、法政大学の現役33名など、多摩地域から通学しやすい大学で多くの実績を残しています。

大学名現役既卒合計
明治大学65名4名69名
青山学院大学18名4名22名
立教大学30名4名34名
中央大学40名3名43名
法政大学33名3名36名
MARCH合計186名18名204名

早慶上理・ICUとMARCHを合わせた現役合格者数は、延べ327名です。卒業生184名に対して一人が複数の大学・学部へ合格しているため、この数字がそのまま進学者数を表すわけではありませんが、多くの生徒が複数の進学先を確保した上で進路を選んでいることが分かります。

理工・薬学・芸術分野まで幅広い合格実績

進学先は、国公立大学や早慶・MARCHだけではありません。工学院大学11名、東京薬科大学11名、東京都市大学9名、東京農業大学9名、武蔵野美術大学7名など、理工系、薬学系、農学系、芸術系にも合格者を出しています。

2026年度には東京藝術大学へ現役1名が合格しており、教科学力を生かす一般的な大学進学だけでなく、生徒の適性や専門性に応じた進路が選ばれています。

中学・高校の少人数教育では、生徒の得意教科だけでなく、興味のある学問や活動についても教員が把握しやすくなっています。一律に同じ大学群を目指させるのではなく、本人の希望に合った進路を一緒に検討することが基本です。

医学部医学科への合格者も輩出

2026年度は、防衛医科大学校、帝京大学、国際医療福祉大学、東海大学、東京医科大学の医学部医学科に、現役・既卒を合わせて合格者を出しています。

医学部医学科の現役合格者は、防衛医科大学校を含めて4名です。医学部入試では、高い学力に加えて、長期間の学習計画、面接、小論文などへの準備も必要となります。

医学系の進路を希望する場合には、系列の帝京大学医学部も選択肢となりますが、推薦制度の対象や条件は年度によって変わる可能性があります。希望する学部・入試方式について、早い段階から学校と相談して準備することが大切です。

過去3年間も外部大学への進学が中心

2024年から2026年までの現役卒業生535名について、学校が公表している実進学先の割合を見ると、国公立大学・医学部医学科、早慶上理・ICU、MARCHへ進んだ卒業生が全体の6割を超えています。

進学先の区分2024~2026年の割合
国公立大学・医学部医学科18.1%
早慶上理・ICU22.1%
MARCH22.8%
その他の4年制大学23.9%
進学準備など13.1%

国公立大学・医学部医学科、早慶上理・ICU、MARCHを合わせると、全体の63.0%です。また、その他の4年制大学を含めると、過去3年間の卒業生の86.9%が現役で4年制大学へ進学しています。

単年度の合格者数だけでなく、複数年の実進学先を見ても、帝京大学中学校・高等学校が外部大学への進学を中心とする学校であることが分かります。

帝京大学は数ある進学先の一つ

帝京大学中学校・高等学校は帝京大学の系列校であり、帝京大学も卒業後の進学先の一つです。2026年度入試では、帝京大学に現役5名、既卒3名の合計8名が合格しました。

しかし、学校全体の進路を見ると、系列大学への進学が多数を占めているわけではありません。生徒の多くは、国公立大学、早慶上理、MARCH、医学・薬学・理工・芸術系など、それぞれの希望に応じた外部大学を受験しています。

そのため、中央大学附属や法政大学など、系列大学への内部進学を進路の中心とする附属校とは、受験勉強や高校生活の考え方が異なります。帝京大学への進学だけでなく、大学入試に挑戦して幅広い選択肢を持ちたい生徒に適した学校です。

中学卒業後は併設高校へ進み大学受験を目指す

中学校卒業後は、併設する帝京大学高等学校へ内部進学し、中高一貫カリキュラムの後半へ進むことが基本です。高校から入学する生徒も加わり、新たな学習環境の中で大学受験へ向けた準備が本格化します。

高校1年では、学習状況に応じたⅠ類・Ⅱ類のクラスで学びます。高校2年からは、特進コース、難関Sコース、難関Aコースに分かれ、国公立大学や難関私立大学など、それぞれの志望に合わせた学習を進めます。

  • 特進コース:5教科7科目型の学習で、東京大学をはじめとする難関国公立大学を目指す。
  • 難関Sコース:国公立大学や難関私立大学に必要な受験科目を重点的に学ぶ。
  • 難関Aコース:私立大学を含む幅広い志望に対応し、選択授業と演習で得点力を高める。

中学入学時の成績だけで最終的なコースや進路が決まるわけではありません。中学・高校での学習状況や本人の志望に応じて、段階的に進路を選びます。

少人数制を生かした進路指導

大学受験では、担任と生徒が面談を重ね、現在の成績、得意・不得意、志望大学、必要な受験科目を整理します。少人数制のため、学年が変わっても教員間で生徒の状況を共有しやすく、長期的な視点で助言を受けられます。

高校3年では、志望大学の過去問題や学校独自の教材を使い、添削指導や個別指導を行います。特に記述問題では、答えだけでなく、論理の組立てや表現方法まで確認します。

  • 模擬試験と校内試験の結果分析
  • 志望大学と現在の学力差の確認
  • 受験科目と学習計画の作成
  • 過去問題や記述答案の添削
  • 放課後の質問・個別指導
  • 大学入試制度に応じた出願相談

学校が多くの講習や個別指導を用意していても、最終的に学習を進めるのは生徒本人です。教員からの助言を受け、課題を解き直し、必要な質問を自分から行う姿勢が求められます。

少人数校から幅広い大学へ挑戦できる

帝京大学中学校・高等学校は、系列大学への進学を前提とする附属校ではなく、少人数教育を生かして外部大学への進学を目指す学校です。

2026年度には、東京大学、一橋大学、東京科学大学をはじめとする国公立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、MARCHなどへ、多くの合格者を出しました。理工、薬学、医学、芸術など、生徒の専門性に応じた進路も選ばれています。

教員との距離が近い環境で学力を伸ばしたい生徒、中学入学時点の成績にかかわらず6年間を通して難関大学へ挑戦したい生徒、系列大学に進路を限定せず幅広い大学から進学先を選びたい生徒にとって、魅力のある進路環境といえるでしょう。

学費や諸経費について|2026年度実績の初年度費用と中高6年間の負担

帝京大学中学校の初年度費用は、2026年度実績で、男子が119万8,340円から、女子が122万1,000円からです。

この金額には、入学金、設備充実費、授業料、維持費、旅行積立金、端末使用料、後援会費、生徒会費、必須となる制服・体育用品などが含まれています。

但し、指定用品は必要最低限の購入内容を基にした金額です。制服の替え、希望購入品、スクールバス、昼食、クラブ活動、希望制研修などを含めると、実際の負担は公表額より高くなります。

2026年度の初年度費用

費目男子女子
入学手続費用31万円31万円
学費52万8,000円52万8,000円
その他納付金27万4,100円27万4,100円
指定用品・体育用品8万6,240円から10万8,900円から
初年度費用合計119万8,340円から122万1,000円から

男女で総額が異なる主な理由は、制服をはじめとする指定用品の価格差です。選択購入品については、価格の低い方を選んだ場合の金額が示されているため、購入する種類や枚数によって変動します。

入学手続費用の内訳

費目金額納入方法
入学金26万円入学手続時に納入
設備充実費5万円入学後の4月に納入
合計31万円入学手続時・入学後

合格後は、所定の期限までに入学金を納めて手続を完了します。納入済みの入学金は、入学を辞退した場合にも返金されません。併願校を検討する際は、試験日だけでなく、合格発表日と入学手続期限も確認しておく必要があります。

授業料と維持費は年間52万8,000円

2026年度実績では、授業料が月額3万1,000円、維持費が月額1万3,000円です。合計すると月額4万4,000円、年間では52万8,000円となります。

費目月額年額
授業料3万1,000円37万2,000円
維持費1万3,000円15万6,000円
合計4万4,000円52万8,000円

2027年度入試要項では、授業料について変更が予定されていることが明記されています。そのため、2027年度入学生の確定額は、入学手続時に配付される最新の案内で確認する必要があります。

その他納付金に含まれる主な費用

2026年度のその他納付金は、年間27万4,100円です。主な費目には、次のようなものがあります。

  • 学習用端末の使用料
  • 後援会入会金・後援会費
  • 生徒会費
  • 旅行積立金
  • 副教材費
  • 模擬試験や検定試験に関する費用
  • 学校連絡サービスの利用料
  • 学校生活に必要な諸経費

旅行積立金は月額1万円で、宿泊研修、語学研修、修学旅行などの学校行事に充てられます。副教材費などは、学年や履修内容によって変わるため、毎年度同じ金額になるとは限りません。

学習用端末については、端末を各家庭で購入する方式ではなく、月額の使用料を納める形です。2027年度入試要項では月額4,389円とされており、端末の更新や契約内容に応じて金額が変更される場合があります。

制服・体育用品は男子約8万6,000円、女子約10万9,000円から

中学校では、男子が詰襟、女子がセーラー服を着用します。初年度には、冬服、夏服、通学鞄、上履き、体育着、体育館履きなどを購入します。

区分最低額の目安
男子の指定用品・体育用品8万6,240円から
女子の指定用品・体育用品10万8,900円から

公表額は、必須購入品のみをそろえ、選択品は価格の低いものを選んだ場合の金額です。シャツ、スラックス、スカート、セーター、体育着などの替えを購入する場合は、追加費用がかかります。

成長に伴う買替えも考えられるため、入学時の費用だけでなく、中学3年間で発生する制服・体育用品の追加購入も見込んでおくと安心です。

スクールバス利用者は年間約9万~13万円が必要

豊田駅、平山5丁目、多摩センター駅方面からスクールバスを利用する場合は、学費とは別に年間利用料が必要です。

乗車場所年間利用料
JR豊田駅12万9,300円
平山5丁目9万500円
多摩センター駅12万2,800円

2026年度実績の初年度費用にスクールバス代を加えると、男子は約129万~133万円、女子は約131万~135万円が一つの目安です。

路線バスや徒歩を利用する場合は費用が異なります。家計への負担だけでなく、通学時間、下校便の時刻、クラブ活動後の利用しやすさも含めて経路を選びましょう。

昼食やクラブ活動にも別途費用がかかる

校内には食堂がありますが、昼食代は初年度費用に含まれていません。弁当を持参する日と食堂を利用する日によって、毎月の負担は変わります。

クラブ活動では、活動内容に応じて次のような費用が必要になる場合があります。

  • ユニフォームや競技用具
  • 楽器やメンテナンス用品
  • 画材、材料、作品制作費
  • 大会・コンクールの参加費
  • 遠征先までの交通費
  • 合宿や校外活動の参加費

南米音楽部、吹奏楽部、運動部など、使用する用具や活動範囲によって負担は異なります。入部を検討する際は、年間の活動費や合宿費についても確認しておくとよいでしょう。

希望制の海外研修は追加費用を想定

高校1年生のニュージーランド語学研修をはじめ、希望者が参加する研修には、通常の学費とは別に費用がかかる場合があります。

海外研修は、渡航費、宿泊費、現地での活動費、保険料、為替相場などによって金額が変動します。参加を希望する場合は、募集時に示される日程と費用を確認し、早めに準備する必要があります。

特待生は6年間の授業料・維持費などが免除

2027年度入試では、第1回・第2回の4科入試の上位合格者を対象とした特待生制度が設けられています。第1回では若干名、第2回では15名が対象です。

特待生になると、次の費用が免除されます。

  • 入学金
  • 設備充実費
  • 中高6年間の授業料
  • 中高6年間の維持費

6年間にわたって授業料と維持費が免除されるため、家計への負担を大きく軽減できる制度です。但し、特待生資格は毎年度、校内で審査されます。

また、旅行積立金、端末使用料、副教材、制服、スクールバス、クラブ活動などは免除対象に含まれないため、特待生であっても全ての学校生活費が無料になるわけではありません。

東京都などの学費負担軽減制度も確認

居住地や所得などの条件を満たす家庭は、東京都をはじめとする自治体の私立学校向け学費負担軽減制度を利用できる場合があります。

中学校と高等学校では利用できる制度が異なり、毎年度の申請が必要です。申請しなければ助成を受けられないため、入学後に学校から配付される案内を確認し、期限内に手続を行いましょう。

高校段階では、国の高等学校等就学支援金や東京都の授業料軽減助成金などが対象となる場合があります。但し、授業料以外の維持費、旅行積立金、教材費、制服代などは、原則として別に必要です。

高校進学後の3年間も含めて考える

帝京大学中学校の生徒は、併設する帝京大学高等学校へ内部進学することが基本です。そのため、教育費は中学校の3年間だけでなく、高校を含む6年間で考える必要があります。

高校でも授業料と維持費が必要となるほか、中学校とは制服が変わります。学習用端末の購入費、教材、模擬試験、大学受験に関する費用などが加わることもあります。

参考として、2026年度に高校から入学する生徒の初年度費用は、男女とも約140万5,000円です。但し、この金額には高校外部入学生の入学手続費用や新規購入品が含まれているため、中学校からの内部進学生へそのまま当てはめることはできません。

内部進学時の納付金や必要用品については、中学3年生の内部進学者説明会で示される最新情報を確認する必要があります。

初年度の公表額に含まれない費用も整理

帝京大学中学校の教育費を考える際は、学校が公表する初年度費用に加え、家庭ごとに異なる費用も整理しておきましょう。

  • 通学費:スクールバス、電車、路線バス
  • 昼食費:弁当または食堂の利用
  • 追加用品:制服や体育着の替え、成長に伴う買替え
  • クラブ活動費:用具、大会、合宿、遠征
  • 希望制研修費:海外語学研修や校外プログラム
  • 家庭学習費:参考書、通信教育、必要に応じた塾・予備校
  • 高校進学後の費用:制服、端末、教材、大学受験料など

2026年度実績では、初年度に約120万~122万円、スクールバス利用者は約129万~135万円が一つの目安です。初年度の納入額だけでなく、中高6年間の学費、通学、学校行事、大学受験までを含めた資金計画を立てることが大切です。

入試情報と合格の目安|2月1日・2日・3日の3回入試と特待生制度

帝京大学中学校の2027年度入試は、2月1日午前、2月2日午前、2月3日午後の全3回です。募集定員は、第1回と第2回が男女40名ずつ、第3回が男女30名で、合計110名となっています。

第1回では2科・4科を選択でき、第2回は特待生・一般選抜を兼ねた4科入試、第3回は国語・算数による午後入試です。受験科目や第一志望校の日程に合わせて、複数回受験しやすい構成となっています。

2027年度の入試日程と試験科目

入試区分試験日募集定員試験科目集合時刻
第1回入試2027年2月1日(月)午前男女40名2科または4科を選択8時30分
第2回入試
特待生・一般選抜
2027年2月2日(火)午前男女40名4科8時30分
第3回入試2027年2月3日(水)午後男女30名2科15時

国語と算数は各100点、試験時間は各50分です。理科と社会は各50点、試験時間は各30分となっています。

科目配点試験時間
国語100点50分
算数100点50分
社会50点30分
理科50点30分
2科合計200点100分
4科合計300点160分

4科入試でも国語・算数の合計が200点を占めるため、合格には国語と算数の安定した得点力が欠かせません。理科・社会は各50点ですが、両科目で得点を積み重ねることで、国語・算数の失点を補えます。

第1回は2科・4科から選択

2月1日の第1回入試では、次のどちらかを選択します。

  • 2科受験:国語・算数の合計200点
  • 4科受験:国語・算数・社会・理科の合計300点

国語と算数は、2科受験者と4科受験者が同じ時間に同じ問題を解きます。4科受験者のみ、国語・算数の終了後に社会と理科を受験します。出願後に2科と4科を変更することはできません。

第1回の合否判定では、最初に4科合計点による合格ラインが設定され、当日の合格者のおよそ7割が選ばれます。その後、4科合計では届かなかった4科受験者と2科受験者を対象に、国語・算数の合計点で残りの合格者を選びます。

従って、4科受験者には、4科合計と国語・算数の合計による2段階の判定機会があります。一方、2科受験者も国語・算数で十分な点数を取れば合格できるため、2科受験者が一律に不利となる仕組みではありません。

第2回は4科の特待生・一般選抜入試

2月2日の第2回は、4科合計300点による特待生・一般選抜試験です。合否は4科の合計点で判定され、第1回のような国語・算数だけによる判定はありません。

一般合格に加えて、成績上位者のうち15名が特待生となります。特待生には、入学金、設備充実費、中高6年間の授業料・維持費が免除されます。

第1回の4科入試でも上位合格者の若干名が特待生となるため、特待生を目指す場合は第1回・第2回の両方を受験する日程が考えられます。特待生資格は、入学後に毎年度審査されます。

第3回は2月3日午後の2科入試

第3回は2月3日の午後に実施され、国語・算数の2科で判定されます。集合時刻は15時、試験終了予定時刻は17時10分です。

時間内容
14時開門
15時集合・諸説明
15時15分~16時5分国語
16時20分~17時10分算数

午後入試のため、2月3日午前に別の学校を受験した後に組み合わせることも可能です。但し、午前入試の終了時刻、昼食、学校間の移動、交通機関の遅延を考慮し、余裕のある受験計画を立てる必要があります。

2026年度の志願者数と実質倍率

2026年度入試には、全3回の延べ人数で638名が出願し、436名が受験しました。合格者は203名で、全体の実質倍率は2.15倍でした。

入試区分出願者数受験者数合格者数実質倍率
第1回・2科22名19名6名3.17倍
第1回・4科119名112名59名1.90倍
第2回・4科230名153名76名2.01倍
第3回・2科267名152名62名2.45倍
延べ合計638名436名203名2.15倍

出願者数と合格者数は、複数回受験した生徒を各回で数えた延べ人数です。実際の受験生の人数や入学者数とは一致しません。

2026年度は、第1回4科が1.90倍、第2回4科が2.01倍、第3回2科が2.45倍でした。第1回2科は3.17倍でしたが、受験者19名、合格者6名と母数が小さいため、年度による倍率の変動が大きくなりやすい入試です。

2026年度の合格最低点

入試区分満点合格最低点得点率
第1回・国語と算数による判定200点133点66.5%
第1回・4科による判定300点177点59.0%
第2回・4科300点158点52.7%
第3回・2科200点110点55.0%

2026年度は、入試回によって合格最低点の得点率が約53%から67%まで異なりました。最低点は問題の難度や受験者層によって毎年変化するため、前年の最低点だけを目標にするのは危険です。

過去問では、まず6割台の得点を安定させ、帝京大学中学校への志望度が高い場合は、7割前後を継続して確保することを目標にするとよいでしょう。

合格者平均点から見る目標得点

入試区分2026年度の合格者平均点平均得点率
第1回・2科合計136.9点68.5%
第1回・4科合計187.7点62.6%
第2回・4科合計180.4点60.1%
第3回・2科合計122.7点61.4%

合格者平均点を見ると、2科・4科ともに6割台が中心です。但し、合格最低点付近では、わずかな計算ミスや問題の読み違いが合否を分けます。

過去問演習では、合格最低点を一度超えたかだけでなく、複数年度で安定して合格者平均点以上を取れるかを確認することが大切です。

偏差値の目安

四谷大塚が公表している2027年入試対応のAライン80偏差値とCライン50偏差値は、次のとおりです。

入試区分Aライン80偏差値Cライン50偏差値
第1回・2月1日5147
第2回・2月2日5248
第3回・2月3日午後5349

後半日程になるほど募集定員が限られ、他校を受験した層も加わるため、偏差値の目安は第3回が最も高くなっています。

模試の偏差値は合格可能性を考える一つの指標ですが、出題形式との相性によって実際の得点は変わります。偏差値だけで判断せず、国語・算数の得点力、4科のバランス、過去問での合計点を合わせて確認しましょう。

国語・算数を得点の中心にする

帝京大学中学校では、国語と算数が各100点、理科と社会が各50点です。4科入試であっても国語・算数が全体の3分の2を占めるため、両科目を得点の中心に据える必要があります。

算数では、解ける標準問題を確実に得点し、計算ミスや条件の読み落としを防ぐことが重要です。一つの難しい問題へ時間を使いすぎず、50分の中で解く順番を判断する練習も行いましょう。

国語では、文章を正確に読み、設問の根拠を本文から探す力が求められます。漢字や語句などの知識問題を確実に取り、記述問題では問われている内容に合わせて必要な要素を整理します。

4科受験では理科・社会が合格を安定させる

理科・社会は各50点ですが、合計すると100点となります。国語や算数の調子が悪い場合にも、理科・社会で得点を確保できれば合計点を支えられます。

特待生を目指す場合や、第2回を受験する場合は4科受験が必須です。基本用語の暗記だけでなく、資料、グラフ、実験条件などを読み取る問題にも慣れておきましょう。

第1回の4科受験者には、4科合計と国語・算数合計の2つの判定機会があります。4科を継続して学んできた受験生は、その学習を生かして第1回・第2回の両方へ挑戦する日程が考えられます。

複数回の同時出願で検定料が抑えられる

出願回数入学検定料
いずれか1回2万5,000円
いずれか2回を同時出願3万5,000円
全3回を同時出願4万5,000円

2回または3回を同時に出願すると、1回ずつ個別に出願する場合より検定料を抑えられます。但し、検定料を支払った後は、受験回数の変更や取消しができません。

帝京大学中学校への志望度が高い場合は、第1回・第2回を中心に、第3回まで含めた日程を事前に検討しておくとよいでしょう。

出願・合格発表・入学手続の日程

入試区分出願締切合格発表
第1回2027年1月31日(日)17時2月1日(月)19時
第2回2027年2月1日(月)20時2月2日(火)19時
第3回2027年2月3日(水)11時2月3日(水)22時

出願はインターネットで行い、合格発表もウェブ上で確認します。全ての回の入学手続期限は、2027年2月10日(水)15時です。期限までに入学金を納入しなければ、入学資格を失います。

第1回の合格発表後も入学手続まで一定の期間があるため、他校の合否を確認しながら進学先を判断しやすい設定です。但し、併願校側の入学金納入期限についても、あらかじめ確認しておきましょう。

試験当日は無料送迎バスを運行

2月1日から3日の入試期間には、JR豊田駅から平山5丁目を経由する便と、多摩センター駅から学校へ向かう無料送迎バスが運行される予定です。

帰りも2科・4科それぞれの試験終了時刻に合わせてバスが用意されます。具体的な発車時刻は受験票などで案内されるため、試験前に確認しておきましょう。

第1回・第2回を軸に複数回受験を検討

帝京大学中学校を第一志望とする場合は、第1回から受験することが基本です。4科で学習している受験生は、第1回と第2回の両方を受験することで、一般合格と特待合格の機会を確保できます。

2科で準備している受験生は、第1回と第3回を受験できます。但し、第3回は午後入試であり、募集定員も30名に限られるため、第1回で合格を目指せるように準備することが大切です。

国語・算数を得点の軸とし、過去問で6割台後半から7割前後を安定させることが、帝京大学中学校の合格へ向けた目安となります。4科受験者は理科・社会でも基本問題を確実に取り、第1回・第2回の複数回受験を生かして合格機会を広げましょう。

併願校パターン|八王子・多摩地域の進学校を中心に2月1日から6日までを組む

帝京大学中学校の2027年度入試は、2月1日午前、2月2日午前、2月3日午後に実施されます。第1回から第3回まで連続した日程ですが、第3回が午後入試となっているため、他校の午前入試と組み合わせることも可能です。

帝京大学中学校は系列大学への内部進学を中心とする附属校ではなく、国公立大学や難関私立大学への外部進学を重視する進学校です。そのため、併願校も大学附属校だけに限定せず、少人数教育、大学進学実績、通学しやすさなどを比較して選ぶことが大切です。

帝京大学中学校の2027年度入試日程

入試区分試験日試験科目募集定員
第1回2月1日(月)午前2科・4科選択男女40名
第2回
特待生・一般選抜
2月2日(火)午前4科男女40名
第3回2月3日(水)午後2科男女30名

四谷大塚のAライン80偏差値は、第1回が51、第2回が52、第3回が53です。ここでは、この水準を基準として併願候補をチャレンジ校、標準校、安全校に分けています。

但し、模試の偏差値だけで実際の合格可能性が決まるわけではありません。入試回、男女別の応募状況、問題との相性によって難度は変わるため、最終的には過去問の得点を基に位置づける必要があります。

チャレンジ校|より難度の高い大学附属校へ挑戦

学校名2027年度の入試日帝京大学中学校との組合せ
中央大学附属中学校2月1日(月)
2月4日(木)
2月1日は帝京大学第1回と重なります。帝京大学を先に受験する場合は、2月4日の第2回が候補です。
法政大学中学校2月1日(月)
2月3日(水)
2月5日(金)
2月1日は重なります。帝京大学を3回受験する場合は、2月5日の第3回を組み合わせやすい日程です。

中央大学附属中学校

中央大学附属中学校は、小金井市にある中央大学の附属校です。卒業生の多くが中央大学へ推薦進学するため、外部大学受験を中心とする帝京大学中学校とは、進路の仕組みが大きく異なります。

2027年度入試は2月1日と4日の4科入試です。Aライン80偏差値は第1回58、第2回59で、帝京大学中学校より明確に高いチャレンジ校となります。

2月1日に中央大学附属を受験すると、帝京大学中学校の第1回を受けられません。帝京大学中学校の合格機会も確保したい場合は、2月1日に帝京大学第1回、2月2日に帝京大学第2回、2月4日に中央大学附属第2回という日程が考えられます。

法政大学中学校

法政大学中学校は、三鷹市にある法政大学の付属校です。法政大学への推薦進学を軸とし、大学受験に偏らない教育を行っています。

2027年度入試は2月1日、3日、5日の全3回で、いずれも4科入試です。Aライン80偏差値は57から58で、帝京大学中学校より高い難度となっています。

2月3日の法政大学中学校は午前入試ですが、その後に八王子市の帝京大学中学校第3回へ移動する日程は、試験終了時刻や交通状況によって余裕が少なくなります。両校を同日に受験する場合は、実際の移動経路を確認する必要があります。

体力や交通上の負担を抑えるなら、2月3日は帝京大学中学校第3回を優先し、2月5日に法政大学中学校第3回へ挑戦する方が組みやすいでしょう。

標準校|同程度からやや高い難度の学校を比較

学校名2027年度の入試日帝京大学中学校との組合せ
明治大学付属八王子中学校A方式第1回:2月1日(月)
A方式第2回:2月3日(水)
B方式:2月5日(金)
2月1日は重なります。2月5日のB方式は、帝京大学中学校の全入試終了後に受験できます。
東京電機大学中学校第1回:2月1日(月)午前
第2回:2月1日(月)午後
第3回:2月2日(火)午前
第4回:2月4日(木)午後
2月4日午後の第4回が、帝京大学中学校の入試終了後に組み込みやすい日程です。

明治大学付属八王子中学校

明治大学付属八王子中学校は、八王子市戸吹町にある明治大学の付属校です。2024年4月に「明治大学付属中野八王子中学校」から現在の校名へ変更されています。

2027年度は、2月1日と3日に国語・算数・社会・理科のA方式、2月5日に4科を横断する総合問題のB方式を実施します。

明治大学への推薦進学を中心とする学校であるため、外部大学受験を重視する帝京大学中学校とは進路環境が異なります。系列大学への進学の安心感を重視する家庭には、比較対象となる学校です。

2月3日午前のA方式第2回と帝京大学中学校第3回を同日に受ける場合は、戸吹町から越野までの移動が必要です。学校はいずれも駅からバスを利用するため、乗換え時間を含めた確認が欠かせません。

無理のない日程を優先する場合は、帝京大学中学校を2月3日に受験し、2月5日の明大八王子B方式を利用するとよいでしょう。

東京電機大学中学校

東京電機大学中学校は、小金井市にある共学校です。理数教育、情報教育、ものづくりに関心のある生徒にとって、帝京大学中学校と比較しやすい学校です。

2027年度は2月1日午前・午後、2月2日午前、2月4日午後の4回入試を実施します。受験回によって2科・4科、国語または算数の1科、得意2科など試験方式が異なります。

帝京大学中学校の第1回・第2回を受験すると、東京電機大学中学校の2月1日午前と2月2日午前は重なります。2月1日午後を組み合わせる方法もありますが、帝京大学中学校から小金井市まで移動する負担を考える必要があります。

最も組み込みやすいのは、帝京大学中学校の最終入試後となる2月4日午後の第4回です。第4回は得意2科入試であり、通常の4科入試とは対策が異なる点も確認しておきましょう。

安全校|早い段階で進学可能な学校の合格を確保

学校名2027年度の主な入試日帝京大学中学校との組合せ
桜美林中学校2月1日(月)午前・午後
2月2日(火)午後
2月3日(水)午後
2月1日または2日午後を利用すれば、帝京大学中学校の午前入試後に受験できます。
明星中学校2月1日(月)午後
2月2日(火)午前・午後
2月3日(水)午前・午後
2月5日(金)午後
2月1日午後または2月5日午後が組み込みやすい日程です。
工学院大学附属中学校2月1日(月)午前・午後
2月2日(火)午前・午後
2月3日(水)午後
2月6日(土)午後
2月6日午後の第4回を、最後の合格確保として利用できます。

桜美林中学校

桜美林中学校は、町田市にある共学の中高一貫校です。英語教育や国際理解教育を重視し、系列の桜美林大学への進学に限らず、外部大学への進学にも対応しています。

2027年度の教科別入試は、2月1日午前・午後、2月2日午後、2月3日午後に実施されます。Aライン80偏差値は入試回によって異なりますが、後半日程では47前後が一つの目安です。

帝京大学中学校第1回または第2回の終了後に午後入試を組み合わせることができます。午後入試には集合時刻を選べる仕組みがありますが、八王子市越野から町田市の校舎までの移動時間を確認しておく必要があります。

明星中学校

明星中学校は、府中市にある共学校です。明星大学の系列校ですが、外部大学への進路にも対応しています。

2027年度は2月1日から5日まで複数の入試機会があり、Aライン80偏差値はおおむね46から49です。帝京大学中学校よりやや低い水準の回が多いため、過去問で十分な得点を確保できれば安全校として検討できます。

2月1日午後は帝京大学中学校第1回の後に受験できる可能性があります。また、帝京大学中学校の結果を確認した上で、2月5日午後の第6回を利用する方法もあります。

工学院大学附属中学校

工学院大学附属中学校は、八王子市中野町にある共学校です。ICT、探究学習、理数教育、中高大連携などに特色があります。

2027年度の入試概要では、2月1日から3日に加え、2月6日午後にも一般入試と適性検査型入試を実施する予定です。Aライン80偏差値は40前後で、帝京大学中学校より低い水準となっています。

2月6日の入試は、帝京大学中学校の全3回が終了した後に受験できます。入試期間の後半でも受験できるため、それまでに進学可能な学校の合格を得られていない場合の重要な選択肢となります。

但し、2027年度の正式な募集要項は9月上旬に公表される予定です。出願締切、試験科目、集合時刻などは正式要項で改めて確認しましょう。

帝京大学中学校を第一志望とする基本的な併願例

日程受験校目的
2月1日(月)午前帝京大学中学校・第1回募集定員のある第1回から第一志望校へ挑戦する
2月1日(月)午後桜美林中学校
または明星中学校
移動可能な場合に早い段階で合格確保を目指す
2月2日(火)午前帝京大学中学校・第2回4科で一般合格と特待生合格を目指す
2月3日(水)午後帝京大学中学校・第3回第一志望校への最後の受験機会を生かす
2月4日(木)午後東京電機大学中学校・第4回帝京大学中学校の結果に応じて受験する
2月6日(土)午後工学院大学附属中学校・第4回必要な場合に最後の合格確保を目指す

全ての日程を受験する必要はありません。午後入試を連日組み込むと疲労が蓄積するため、早めに一校の合格を確保し、その後は帝京大学中学校へ集中できる日程が理想です。

大学附属校へのチャレンジを含める併願例

日程受験校考え方
2月1日(月)帝京大学中学校・第1回帝京大学中学校への合格機会を確保する
2月2日(火)帝京大学中学校・第2回一般合格と特待生合格へ挑戦する
2月3日(水)帝京大学中学校・第3回第一志望なら午後入試を優先する
2月4日(木)中央大学附属中学校・第2回より難度の高い大学附属校へ挑戦する
2月5日(金)法政大学中学校・第3回
または明治大学付属八王子中学校・B方式
大学附属校を希望する場合に追加で受験する

中央大学附属、法政大学、明治大学付属八王子は、いずれも系列大学への内部進学が進路の中心です。帝京大学中学校のように外部大学受験を軸とする学校とは、高校生活や進路選択の仕組みが異なります。

大学名や偏差値だけでなく、将来進みたい学部が系列大学にあるか、外部大学受験が可能か、希望学部をどのように決めるかまで比較しましょう。

午後入試は実際の移動経路を確認

帝京大学中学校は、鉄道駅から徒歩数分の学校ではありません。午後入試へ移動する場合は、試験終了後に学校からバス停やスクールバス乗り場へ移動する時間も必要です。

  • 午前入試の正式な終了予定時刻
  • 解散からバスへ乗車するまでの時間
  • 乗換駅での移動と昼食時間
  • 午後入試の受付開始・集合時刻
  • 交通機関が遅れた場合の代替経路
  • 保護者と受験生が待ち合わせる場所

地図上では移動できるように見えても、試験当日は受験生が疲れていることや、道路が混雑する可能性があります。秋までに学校説明会や文化祭へ参加し、実際の経路を一度移動しておくと安心です。

安全校は偏差値だけでなく進学意思で選ぶ

安全校とは、偏差値が低い学校ではなく、現在の学力と過去問の結果から合格可能性が高く、帝京大学中学校が不合格だった場合に実際に進学できる学校です。

模試では安全圏でも、後半日程や特待生入試では倍率や受験者層が変わります。少なくとも2年から3年分の過去問に取り組み、合格最低点を安定して上回れるかを確認しましょう。

  • 合格最低点を複数年度で上回れているか。
  • 試験科目と配点が本人の得意分野に合っているか。
  • 入試方式が通常の2科・4科か、総合問題や得意科目型か。
  • 毎日無理なく通学できるか。
  • 教育方針や学校生活に本人が納得しているか。
  • 合格した場合に実際に進学する意思があるか。

入学金の納入期限も含めて受験計画を作る

併願校を決める際は、試験日だけでなく、合格発表と入学手続期限も一覧にします。帝京大学中学校は、全ての入試回で2月10日15時まで入学手続が可能です。

併願校によっては、帝京大学中学校の最終結果が出る前に入学金の納入期限を迎える場合があります。進学先を確保するために入学金を納める可能性や、納入後に辞退した場合の返金の有無も確認しておきましょう。

帝京大学中学校の2月1日・2日・3日を中心に、早い段階で一校の合格を確保し、必要に応じて2月4日以降の入試を加えることが、無理の少ない併願計画の基本です。

在校生・保護者の声|先生との近い距離と手厚い学習支援を評価

帝京大学中学校について、在校生や卒業生から特に評価されているのが、少人数制による先生との距離の近さです。授業で分からなかった内容を質問しやすく、必要に応じて添削や個別指導を受けられることが、学校生活や大学受験を支える大きな強みとなっています。

一方、手厚い指導があるからといって、学習負担が軽い学校ではありません。朝講座、小テスト、再テスト、課題、学習計画表、定期試験などへ継続して取り組む必要があります。学校の支援を受けながら、自分でも努力を積み重ねることが求められる環境です。

「先生が自分をよく見てくれる」という安心感

帝京大学中学校では、担任だけでなく、学年の教員や各教科の担当者が生徒の状況を共有し、学年全体で見守ります。定期試験や朝講座の結果だけでなく、普段の様子、学習への取組、人間関係なども含めて支援する方針です。

卒業生の体験記でも、中高6年間を通して先生が自分の状態を理解してくれていたことや、成績が伸び悩んだときに具体的な改善方法を示してもらえたことが語られています。

1学年4クラスの比較的小規模な学校であるため、担任以外の先生にも顔や名前を覚えてもらいやすく、進級後も継続して相談しやすい環境です。

職員室へ質問に行きやすい雰囲気

校内では、自習室や図書室だけでなく、教室、廊下、職員室周辺なども学習場所として利用されています。放課後に学校へ残り、課題や受験勉強を進めながら、分からない問題をその場で先生へ質問できます。

卒業生からは、先生との距離が近く、小さな疑問でも相談しやすかったことや、答案添削へ迅速に対応してもらえたことが、進路実現につながったという声が挙げられています。

質問する内容を明確にして自分から職員室へ行ける生徒は、学校の支援を特に生かしやすいでしょう。一方、先生から声をかけられるまで待つ姿勢では、利用できる指導機会が少なくなることもあります。

学校内で学習を進められることへの評価

帝京大学中学校は、「勉強は学校で」という考え方の下、朝講座、補習、個別指導、添削、無料の夏期講習などを行っています。自習場所も複数あり、その日の目的に合わせて学習環境を選べます。

卒業生の中には、塾へ通わず、学校の課題や講習、先生による添削を中心に大学受験へ取り組んだ生徒もいます。学校で学習を完結しやすい点は、保護者にとっても魅力となるでしょう。

但し、学校側が「塾や予備校へ通わなくても対応できる指導」を目指していることと、全ての生徒に塾が不要であることは同じではありません。本人の目標、学習状況、通学時間などを踏まえ、家庭ごとに判断する必要があります。

小テストや課題が学習習慣につながる

中学校では、英単語、数学、漢字の小テストが継続的に行われ、基準点に達しなかった場合には再テストや補習があります。自分だけでは家庭学習の習慣をつけにくい生徒にとって、短い周期で目標が設定されることは学習の助けとなります。

保護者の立場からも、試験前だけ急に勉強するのではなく、毎日の小さな課題を積み重ねる仕組みがあることは安心材料です。

一方、課題や小テストを負担に感じる生徒もいるでしょう。再テストを避けるためだけに暗記するのではなく、日々の学習を基礎学力の定着へつなげる意識が必要です。

学習面だけでなく学校生活も面談で確認

個人面談では、定期試験の得点や模擬試験の判定だけを確認するのではありません。学習計画、苦手科目、生活習慣、友人関係などについても話し合います。

学校側も、少人数の学校であっても人間関係の問題が全く起こらないわけではないことを明記しています。問題が生じた場合には、教員が一方的に結論を出すだけでなく、生徒同士が関係を見直し、解決へ向かえるよう指導します。

いじめや心理的な問題については、担任や関係教員が情報を共有し、必要に応じてカウンセラーも活用しながら対応する方針です。学校へ相談する際の窓口が一人の担任だけに限られていないことは、保護者にとっても重要な点です。

少人数だからこそ友人関係も深くなりやすい

1学年4クラスという規模のため、生徒同士も互いの顔を覚えやすく、クラスや学年を越えた関係を築きやすい環境です。体育祭、合唱祭、邂逅祭、クラブ活動などを通して、同じ目標へ向かって協力します。

卒業生からは、受験期に同級生の学習姿勢から刺激を受け、苦しい時期にも互いに支え合えたことが語られています。大学受験を個人だけの競争として捉えず、学年全体で目標へ向かう雰囲気が支えとなる生徒もいます。

一方、小規模な学校では、人間関係が近いからこそ、友人との行き違いが気になりやすい場合もあります。困ったときに一人で抱え込まず、担任や学年教員へ相談できることが大切です。

大規模校にはない穏やかな雰囲気

多摩丘陵の自然に囲まれた校地については、落ち着いて学校生活を送りやすい点が魅力です。周辺に大規模な繁華街がなく、校内には自習室、図書室、特別教室、グラウンドなどがまとまっています。

大人数の中で競い合う活気を求める生徒よりも、比較的穏やかな環境で先生や友人とじっくり関係を築きたい生徒に合いやすいでしょう。

施設は、豪華さや新しさだけを売りにするものではなく、学習、実験、発表、クラブ活動へ日常的に利用する実用性を重視しています。学校見学では、設備の外観だけでなく、生徒がどのように使っているかにも注目するとよいでしょう。

行事やクラブ活動で新しい自分を見つけられる

体育祭、合唱祭、邂逅祭などでは、少人数のクラスで一人ひとりが役割を担います。大規模校では目立ちにくい生徒でも、準備、制作、演奏、進行、応援など、自分に合う形で参加しやすい環境です。

クラブ活動には、一般的な運動部や吹奏楽部に加え、南米音楽部、中国拳法部、天文気象部、映画研究部など、個性的な選択肢があります。入学前には経験したことのない活動へ挑戦し、得意分野を見つける生徒もいます。

中高合同のクラブでは高校生と一緒に活動するため、上級生から技術や学校生活について学べます。但し、活動日数や大会、合宿、費用はクラブごとに異なるため、入部前の確認が必要です。

大学附属校と思って入学すると違いを感じることも

保護者が特に注意したいのは、帝京大学中学校が、系列大学への内部進学を学校全体の中心とする附属校ではない点です。高校では多くの生徒が国公立大学や難関私立大学などの外部大学を受験します。

「帝京大学まで受験なしで進める学校」という印象で入学すると、朝講座、模擬試験、講習、大学受験へ向けた学習量との違いに戸惑う可能性があります。

一方、系列大学という選択肢を持ちながら、外部の難関大学にも挑戦したい家庭には魅力的です。学校説明会では、内部進学の条件だけでなく、外部大学受験を前提とした高校でのコースや学習内容まで確認しましょう。

スクールバス通学は利便性と時間の両面を確認

豊田駅、平山5丁目、多摩センター駅方面からスクールバスを利用できることは、保護者にとって安心材料です。学校まで乗換えをせずに移動でき、通常の登下校時刻に合わせた便が運行されます。

但し、学校が駅前にあるわけではなく、利用する便の発車時刻に行動を合わせる必要があります。クラブ活動や放課後の質問で遅くなる場合は、どの下校便を利用するかを考えなければなりません。

通学圏が広いため、電車とスクールバスを合わせると片道の所要時間が長くなる家庭もあります。入学前に、朝の出発時刻、帰宅時刻、睡眠時間、家庭学習時間まで確認することが大切です。

在校生・保護者の視点から見た主な特徴

評価されやすい点確認しておきたい点
先生との距離が近く、質問や相談をしやすい自分から質問や相談をする姿勢も必要
少人数のため、生徒の変化に気づいてもらいやすい小規模な環境では人間関係も近くなりやすい
個人面談や添削指導が充実している課題や小テストに継続して取り組む必要がある
自習室や図書室など、学校内で勉強しやすい施設を利用するかどうかは本人の主体性に左右される
無料の夏期講習や補習が用意されている参加するだけでなく、授業後の復習も必要
難関大学を含む外部大学へ挑戦できる内部進学中心の附属校ではなく、大学受験への準備が必要
自然に囲まれた落ち着いた環境で学べる最寄り駅から徒歩だけでは通いにくい
スクールバスで複数路線から通学できるバスの時刻とクラブ活動後の帰宅時間を確認する必要がある
個性的なクラブや多彩な行事がある活動量や費用はクラブごとに異なる

保護者も学校との対話を持ちやすい

年間行事には、学年ごとの保護者会や個人面談が組み込まれています。学習状況だけでなく、類別クラス、高校への内部進学、大学受験など、学年に応じた説明を受ける機会があります。

学校説明会でも、在校生、卒業生、保護者と教員による座談会やインタビューが企画されています。学校側の説明だけでなく、実際に通う家庭の視点を聞ける機会を利用すると、入学後の生活をイメージしやすくなります。

家庭でも、成績だけを確認するのではなく、朝講座や課題への取組、友人関係、スクールバスでの通学、クラブ活動などについて本人と話し合うことが大切です。

手厚い支援を受けながら努力を続けたい生徒に合う

帝京大学中学校は、生徒を強く管理するだけの学校でも、全てを本人任せにする学校でもありません。少人数の環境で教員が状況を把握し、必要な助言や指導を行いながら、生徒自身が努力できるよう支えます。

先生に質問しながら基礎を固めたい生徒、課題や小テストを学習習慣につなげたい生徒、仲間と刺激し合いながら大学受験へ向かいたい生徒にとって、安心して力を伸ばしやすい環境です。

先生との近い距離を生かして自分から学び、学校の支援と本人の努力を組み合わせながら成長できることが、在校生や卒業生の声から見える帝京大学中学校の魅力といえるでしょう。

この学校に向いている子の特徴|少人数の支援を生かして自ら努力できる生徒

帝京大学中学校に向いているのは、先生の目が届く少人数の環境で、基礎から着実に学力を伸ばしたい生徒です。1クラス30名前後の編成を生かし、授業、朝講座、補習、添削、個別指導などを通して、一人ひとりの学習状況に合わせた支援が行われています。

但し、手厚い指導があるからといって、先生に任せているだけで成績が上がるわけではありません。小テストに向けて準備する、間違えた問題を解き直す、分からない部分を質問するなど、学校の支援を自分の努力へ結びつけられる生徒に適した学校です。

大規模校よりも先生の目が届く環境で学びたい子

帝京大学中学校では、各学年を4クラス程度に抑え、学年の教員全体で生徒を見守っています。担任だけでなく、教科担当や他クラスの教員とも関わりやすく、学習面や学校生活について相談できる環境です。

次のような希望を持つ生徒は、少人数制の利点を生かしやすいでしょう。

  • 先生に顔や性格、学習状況を理解してもらいたい。
  • 授業で分からなかったことを質問しながら学びたい。
  • 大人数の中で競うよりも、落ち着いた環境で力を伸ばしたい。
  • 先生や友人とじっくり関係を築きたい。
  • 学習面だけでなく、生活面についても相談できる学校を望んでいる。

一方、非常に大規模で活気のある学校や、多くの生徒との競争を学習の刺激にしたい場合は、他校とも比較した方がよいでしょう。

基礎から段階的に学力を伸ばしたい子

英語と数学では、中学1年の2学期から習熟度別授業が行われます。現在の理解度に合った授業を受けながら、基礎に不安のある生徒はつまずきを補い、理解が進んでいる生徒は応用問題へ挑戦できます。

中学1・2年で基礎学力を固め、中学3年から高校内容へ進み、高校2年以降に志望大学へ応じたコースで学ぶ流れです。入学時点の成績だけで進路を決めず、中高6年間をかけて実力を伸ばしたい生徒に適しています。

特に、次のような子には成長の機会があります。

  • 中学受験時点では苦手科目があるが、入学後も学び直したい。
  • 自分の理解度に合った授業で力をつけたい。
  • 基礎を固めた上で、将来は難関大学へ挑戦したい。
  • 中学から高校まで継続した指導を受けたい。

小テストや課題を学習習慣につなげられる子

中学校では、英単語、数学、漢字などの小テストを継続して行います。基準点に達しなかった場合には、再テストや補習を受け、理解が不十分な内容を学び直します。

自分だけでは毎日の勉強を習慣化しにくい生徒にとって、短い周期で目標が設定されることは大きな助けになります。但し、小テストや再テストを負担と感じ、準備や解き直しを避けてしまうと、学校の仕組みを十分に生かせません。

一度でできなくても、繰り返し学び直して身につけようとする子に向いています。

先生からの助言を素直に行動へ移せる子

帝京大学中学校では、答案や課題への添削、学習計画表、個人面談などを通して、一人ひとりに具体的な助言を行います。

先生から指摘された弱点をそのままにせず、次の学習へ反映できる生徒は、少人数指導の効果を得やすくなります。

  • 添削された答案をもう一度解き直す。
  • 学習計画を立て、結果を振り返る。
  • 分からない部分を具体的にして質問する。
  • 苦手科目から逃げず、補習や講習を利用する。
  • 模擬試験の結果を次の学習計画へ生かす。

先生に言われたことを受け身でこなすだけでなく、助言を基に自分で行動を変えられることが重要です。

学校内で学習を進めたい子

校内には自習室、図書室、教室、廊下の学習スペースなどがあり、職員室では教員へ質問できます。夏休みには無料の講習も行われ、学校は「勉強は学校で」という考え方を掲げています。

放課後に学校へ残り、授業の復習や課題を進めたい生徒には利用しやすい環境です。自宅では集中しにくい生徒や、先生へ質問しながら勉強したい生徒にも適しています。

但し、自習場所が用意されていても、利用するかどうかは本人次第です。クラブ活動後に短時間でも勉強するなど、自分から学習時間を確保する姿勢が求められます。

大学附属校の安心感よりも幅広い大学への挑戦を重視する子

帝京大学中学校・高等学校は、系列大学への内部進学を中心とする附属校ではありません。高校卒業後は、多くの生徒が国公立大学や難関私立大学を含む外部大学を受験します。

そのため、次のような進路を希望する生徒に向いています。

  • 帝京大学も選択肢に含めながら、他大学にも挑戦したい。
  • 中学入学後に興味のある学問や大学を探したい。
  • 国公立大学へ向けて5教科を幅広く学びたい。
  • 早慶上理やMARCHなどの難関私立大学を目指したい。
  • 医学、薬学、理工、芸術など、自分の適性に合う進路を選びたい。

「帝京大学まで受験をせずに進みたい」という希望だけで選ぶと、外部大学受験を重視する高校の学習方針との違いを感じる可能性があります。

中学入学時点で将来の進路が決まっていない子

中学1年生の段階で、将来の職業や志望大学が明確である必要はありません。帝京大学の教員による講座、社会人による授業、職業調査、旅行行事などを通して、学問や仕事への関心を広げます。

中学・高校の6年間で得意分野を見つけ、現在の学力と将来の希望に応じて進路を考えたい生徒に適しています。

先生との面談を重ねながら選択肢を整理できるため、最初から一つの進路へ固定するよりも、さまざまな経験を通して自分の可能性を探したい子に向いています。

英語を基礎から学び実際に使ってみたい子

英語では、中学1年から基礎を体系的に学び、習熟度別授業によって理解度に応じた指導を受けます。中学2年のブリティッシュヒルズ研修や、高校1年の希望制ニュージーランド語学研修など、英語を実際に使う機会もあります。

入学時点で英語が得意である必要はありません。単語や文法を地道に学び、間違いを恐れずに英語を使ってみたい生徒に向いています。

  • 英語を基礎から丁寧に学びたい。
  • 小テストを使って語彙を増やしたい。
  • 将来は海外研修に参加してみたい。
  • 英語を大学受験だけでなく、交流の道具として使いたい。

学習と行事・クラブ活動の両方に取り組みたい子

体育祭、合唱祭、邂逅祭、校外学習、修学旅行など、生徒同士で協力する行事が多くあります。クラブ活動にも、一般的な運動部や吹奏楽部だけでなく、南米音楽部、中国拳法部、天文気象部、映画研究部など、特色ある選択肢があります。

大学受験へ向けた学習を続けながら、学校行事やクラブ活動にも参加したい生徒には、充実した中高生活を送りやすい環境です。

但し、週6日の授業や小テスト、定期試験もあるため、活動へ熱中するだけでなく、学習との切替が必要です。試験日や提出期限を確認し、複数の予定を管理しようとする姿勢が求められます。

穏やかな自然環境で学校生活を送りたい子

学校は多摩丘陵の自然に囲まれ、周辺には大規模な繁華街がありません。にぎやかな駅前の都市型校よりも、落ち着いた環境で学習やクラブ活動に取り組みたい生徒に適しています。

動植物や季節の変化を身近に感じられるため、自然観察や天体、科学に興味のある生徒にとっても魅力があります。

一方、最寄り駅から徒歩数分の学校ではありません。スクールバスや路線バスを利用する通学が、本人と家庭にとって無理のないものかを確認する必要があります。

決まった時間に行動できる子

スクールバスは、豊田駅、平山5丁目、多摩センター駅方面などから運行されています。駅から学校へ直接移動できる便利さがある一方、発車時刻に合わせて行動しなければなりません。

朝の準備を計画的に進め、クラブ活動や放課後学習の後にも利用する下校便を意識できる生徒に向いています。

通学時間が長い場合は、帰宅後の学習時間や睡眠時間が不足しないよう、学校で課題を進めるなどの工夫も必要です。

近い人間関係の中で協力できる子

1学年4クラス程度の学校では、同級生だけでなく、他クラスや他学年の生徒とも顔を合わせる機会が多くなります。行事や中高合同のクラブ活動を通して、学年を越えた交流も生まれます。

少人数の仲間とじっくり関係を築き、互いに協力しながら学校生活を送りたい生徒に適しています。

一方、人間関係が近いからこそ、友人との行き違いを気にしやすいこともあります。困ったときに一人で抱え込まず、担任や学年の教員へ相談できることも大切です。

帝京大学中学校と相性のよい家庭

学校の指導を生かすには、家庭の関わり方も重要です。学校へ全てを任せるのではなく、本人の努力を見守り、必要に応じて生活習慣や通学状況を支えられる家庭に合っています。

  • 現在の成績だけでなく、中高6年間の成長を見守れる。
  • 再テストや補習を否定的に捉えず、学び直す機会と考えられる。
  • 本人に考えさせながら、学習計画や生活時間を支援できる。
  • 外部大学受験を前提とした学習へ理解がある。
  • スクールバスを含む毎日の通学を支えられる。
  • 高校・大学受験までを見通して教育費を考えられる。

中学1年生のうちは、提出物や小テスト、帰宅時間などを家庭でも確認し、成長に応じて少しずつ本人へ任せる範囲を広げるとよいでしょう。

入学後にミスマッチを感じる可能性がある子

次のような希望が強い場合は、帝京大学中学校以外の学校も含めて比較する必要があります。

  • 系列大学への内部進学を学校選びの最優先条件としている。
  • 課題、小テスト、再テスト、補習をできるだけ避けたい。
  • 先生からの助言や添削を受けず、自分の方法だけで学びたい。
  • 放課後の学習や講習には参加したくない。
  • 駅から徒歩数分で通える学校を強く希望している。
  • 非常に大規模で、多くの生徒と競い合う環境を求めている。

一つ当てはまるだけで向いていないと決まるわけではありません。学校の指導方針を本人が理解し、苦手なことにも取り組もうと思えるかが重要です。

志望校として検討するための適性チェック

確認項目相性を見るポイント
少人数教育先生や友人と近い距離で学ぶことに魅力を感じるか。
学習姿勢小テストや課題を継続し、間違いを解き直せるか。
質問・相談分からないことや困ったことを先生へ相談しようと思えるか。
習熟度別授業現在の理解度に合った授業で段階的に力を伸ばしたいか。
進路帝京大学に限定せず、幅広い大学への受験を考えられるか。
学校生活学習と行事・クラブ活動を両立したいと思えるか。
自己管理試験、課題、スクールバスの時刻を意識して行動できるか。
通学電車とバスを使う通学を中高6年間続けられるか。
家庭の方針手をかけすぎず、必要な場面で本人の努力を支えられるか。

学校の支援を自分の成長へつなげられるかが重要

帝京大学中学校は、入学時点で完成された学力や自己管理能力を求める学校ではありません。少人数の環境で教員が生徒と向き合い、基礎の定着から大学受験までを支えます。

その一方、支援を受けるだけでなく、生徒自身が質問し、解き直し、計画を立て、努力を続けることが必要です。

先生の目が届く環境で基礎から学び、助言を素直に生かしながら、中高6年間で自分の可能性を広げたい子にとって、帝京大学中学校は相性のよい学校といえるでしょう。

まとめ|少人数の手厚さを難関大学への挑戦につなげる中高一貫校

帝京大学中学校は、東京都八王子市越野にある私立の共学校です。校名が似ている東京都板橋区の「帝京中学校」とは別の学校であり、帝京大学高等学校とともに、中高6年間を見通した教育を行っています。

学校の中心にあるのは、1クラス30名前後の少人数教育です。担任だけでなく、学年を担当する複数の教員が生徒の学習状況や学校生活を共有し、一人ひとりの成長を支えます。大規模校の中で競争するよりも、先生との近い距離を生かして、基礎から着実に実力を伸ばしたい生徒に適した環境です。

帝京大学中学校の主な魅力

  • 1学年4クラス程度の少人数体制で、先生へ質問や相談をしやすい。
  • 中学1年の2学期から、英語・数学で習熟度別授業が行われる。
  • 朝講座、小テスト、再テスト、補習、添削、個別指導など、学び直す仕組みが整っている。
  • 中学3年から高校内容へ進み、高校2年以降は志望大学に応じたコースで学べる。
  • 無料の夏期講習や放課後の自習環境を利用し、学校内で学習を進めやすい。
  • 国公立大学や早慶上理、MARCHなど、系列外の大学への進学実績が充実している。
  • 体育祭、合唱祭、邂逅祭、修学旅行など、仲間と協力する行事が多い。
  • 南米音楽部、中国拳法部、天文気象部など、個性的なクラブ活動に挑戦できる。
  • 多摩丘陵の自然に囲まれ、落ち着いた環境で学校生活を送れる。

大学附属校でありながら外部大学受験が進路の中心

帝京大学中学校を検討する際に、特に理解しておきたいのが進路の特徴です。「帝京大学」という名称を持つものの、卒業生の多くが系列大学へ内部進学する附属校ではありません。

帝京大学も進学先の一つですが、高校では国公立大学や難関私立大学を含む外部大学受験を前提とした進路指導が行われています。2026年度大学入試でも、東京大学、一橋大学、東京科学大学をはじめ、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、MARCHなどに合格者を出しています。

系列大学への進学の安心感だけを求める家庭よりも、少人数の手厚い指導を受けながら、幅広い大学へ挑戦したい家庭に向いている学校です。

手厚い指導を生かすには本人の努力が必要

帝京大学中学校には、小テスト、再テスト、補習、個別指導、添削、夏期講習など、学力を支える仕組みが数多くあります。しかし、こうした制度は、先生へ全てを任せていれば自動的に成績が上がるというものではありません。

小テストに向けて準備し、間違えた問題を解き直し、分からない部分を自分から質問する必要があります。先生から受けた助言を素直に受け止め、次の行動へ移せるかどうかが、入学後の成長を左右します。

中学受験時点では苦手科目があっても、努力を続ける意思があれば、習熟度別授業や個別指導を利用して段階的に力を伸ばせます。反対に、課題、小テスト、再テストをできるだけ避けたい生徒は、学校の学習方針を負担に感じる可能性があります。

学習だけでなく行事やクラブ活動にも取り組める

学校生活では、体育祭、合唱祭、文化祭の邂逅祭、校外学習、ブリティッシュヒルズ研修、沖縄修学旅行など、教室外で学ぶ機会も用意されています。

クラブ活動には、一般的な運動部や吹奏楽部に加え、南米音楽部、中国拳法部、天文気象部、映画研究部、マジック部など、特色ある選択肢があります。中高合同で活動するクラブでは、高校生から技術や学校生活への姿勢を学べます。

週6日の授業や小テストと並行して活動するため、学習、行事、クラブ活動の予定を管理する力も必要です。学校生活のさまざまな経験を通して、自分の興味や得意分野を見つけたい生徒に適しています。

入学前に確認しておきたい点

確認項目主なポイント
進路系列大学への内部進学中心ではなく、外部大学受験を重視する学校です。
学習小テスト、課題、再テスト、補習へ継続的に取り組む必要があります。
通学豊田駅、平山5丁目、多摩センター駅方面からスクールバスを利用できますが、発車時刻に合わせた行動が必要です。
立地自然に恵まれた環境である一方、最寄り駅から徒歩数分の学校ではありません。
学費基本納付金に加え、制服、スクールバス、昼食、クラブ活動、希望制研修などの費用も考える必要があります。
高校進学後大学受験に向けたコース別学習が始まり、模擬試験や講習、演習の比重が高まります。

帝京大学中学校が特に向いている生徒

  • 先生の目が届く少人数の環境で学びたい。
  • 苦手科目を基礎から学び直し、6年間で学力を伸ばしたい。
  • 添削や個別指導を受けながら、難関大学へ挑戦したい。
  • 先生からの助言を受け、間違いを粘り強く解き直せる。
  • 系列大学だけに進路を限定せず、幅広い大学を検討したい。
  • 落ち着いた自然環境で、学習とクラブ活動を両立したい。
  • 大規模校よりも、先生や友人との近い関係を望んでいる。

入学時点で高い学力や完成された自己管理能力を持っている必要はありません。大切なのは、先生の支援を受けながら努力を続け、自分から質問や相談をしようとする姿勢です。

入試では第1回から受験することが基本

2027年度入試は、2月1日午前、2月2日午前、2月3日午後の3回です。第1回は2科・4科選択、第2回は特待生・一般選抜を兼ねた4科、第3回は2科で実施されます。

帝京大学中学校への志望度が高い場合は、募集人数のある第1回から受験し、学習してきた科目に応じて第2回・第3回も組み合わせます。4科受験者は、第1回と第2回を受験することで、一般合格に加えて特待生合格の機会も得られます。

国語と算数の配点が高いため、両科目を得点の中心に据え、過去問では複数年度にわたって合格者平均点を上回れる状態を目指しましょう。

説明会では学習指導と通学環境を確認

志望校として検討する際は、学校説明会や校舎見学、邂逅祭などへ参加し、実際の雰囲気を確認することが大切です。

  • 在校生と先生がどのように関わっているか。
  • 授業や自習で生徒がどのように校舎を使っているか。
  • 小テスト、補習、個別指導の具体的な進め方。
  • 高校でのコース編成と外部大学受験への支援。
  • 希望するクラブの活動日数と終了時刻。
  • スクールバスを含む自宅からの通学時間。

説明会へ参加する際には、通常の通学で利用する可能性が高い駅から学校まで実際に移動すると、入学後の生活を具体的に想像できます。

少人数教育を6年間の成長へつなげる学校

帝京大学中学校は、少人数であること自体を目的とする学校ではありません。先生が生徒一人ひとりの状況を把握し、必要な指導を行い、その支援を生徒自身の努力へつなげることで、大学進学までの成長を支えています。

入学時点の学力だけで将来を決めず、中学で基礎を固め、高校で応用力を伸ばし、自分に合った大学へ挑戦できることが大きな魅力です。

先生との近い距離を生かして基礎から学び、学習・行事・クラブ活動の経験を重ねながら、中高6年間で自分の可能性を広げたい生徒にとって、帝京大学中学校は魅力的な選択肢となるでしょう。

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