【2026年版】貞静学園中学校の評判は?学費・偏差値・入試情報・進学実績を解説!

中学受験
  1. 学校の概要|「至誠・和敬・慈愛」を掲げる文京区の中高一貫校
    1. 貞静学園中学校の基本情報
    2. 建学の精神は「至誠・和敬・慈愛」
    3. 「知識力・人間力・貢献力」を育てる教育
    4. 礼法を通して学ぶ日本の文化と相手を思いやる心
    5. 基礎学力と自立した学習習慣を重視
    6. 国際教育とICT教育を組み合わせた中学校
    7. 高校では目標に応じた3コースへ
    8. 貞静学園短期大学は2026年度から募集停止
    9. 少人数の環境で一人ひとりの成長を支える
  2. アクセスと立地環境|茗荷谷駅から徒歩1分の恵まれた通学環境
    1. 貞静学園中学校の所在地と最寄り駅
    2. 丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩1分
    3. 池袋・御茶ノ水・大手町から短時間でアクセス
    4. 有楽町線「護国寺駅」も利用可能
    5. 都営バスでも通学できる
    6. 学校や大学が集まる文教地区
    7. 都心にありながら落ち着いて学べる環境
    8. 幅広い地域から通学を検討できる
    9. 駅近だからこそ確保しやすい放課後の時間
    10. 学校説明会では実際の通学経路を確認
  3. 教育方針とカリキュラム|基礎学力・国際教育・理数教育をバランスよく育てる
    1. 貞静学園中学校の教育の柱
    2. 先取りよりも基礎・基本の深い理解を重視
    3. 毎朝10分の朝学習で勉強を習慣化
    4. 100問テストで長期休暇中の学習を確認
    5. 英語と数学で習熟度別授業を実施
    6. 定期試験前の対策講座と長期休暇中の講習
    7. スコラ手帳で学習のPDCAを習慣化
    8. 3年間を通して取り組む総合学習
    9. 世界を広げ、自己を深める国際教育
    10. ネイティブ教員との日常的な英語活動
    11. 英語4技能をバランスよく伸ばす
    12. レシテーションコンテストで英語の発信力を磨く
    13. TOKYO GLOBAL GATEWAYで英語を実践
    14. 希望者対象のニュージーランドホームステイ
    15. 日本文化を学び、自分の国について説明できる力を育てる
    16. 1人1台のiPadを活用したICT教育
    17. ICTを活用したサイエンスリテラシー教育
    18. 教室と家庭をつなぐスタディサプリ
    19. 日常生活そのものをキャリア教育へつなげる
    20. 高校の3コースにつながる中学校の学び
    21. 学習支援を生かすには本人の取り組みも重要
    22. 基礎から学び、社会で使える力へつなげる教育
  4. 学習環境と施設設備|ICT環境と給食制度を備えた都市型キャンパス
    1. 貞静学園中学校の主な施設
    2. 明るさと安全性に配慮された校舎
    3. 1人1台のiPadと校内ネットワーク
    4. パソコンを備えたマルチメディア室
    5. 約2万冊を所蔵する図書室
    6. 実験を通して理解を深める理科室
    7. 自然光を取り入れた美術室
    8. 250席を備えた満紀記念ホール
    9. 学習と進路を支えるS-navi
    10. 40畳の純和室「静心庵」
    11. 実習に対応した調理室
    12. 2026年度から始まった給食制度
    13. 中庭とつながるカフェテリア
    14. 講堂としても使える第一体育館
    15. 体操やダンスに利用する第二体育館
    16. 防音設備を備えたトレーニングルーム
    17. 人工芝とバスケットゴールを備えた中庭
    18. 砂入り人工芝のテニスコート
    19. ピアノレッスン室と音楽室
    20. 生徒がくつろげるコニファーガーデン
    21. カウンセリング室と保健室
    22. 学校の象徴となる「幸福の女神像」
    23. 都市型キャンパスならではの特徴
    24. 学校見学で確認したい施設
    25. 学習・生活・心身の成長を支える環境
  5. 学校生活と行事|ひなづる祭や海外研修で仲間との絆を深める
    1. 学校行事を通して育てる人間力
    2. 貞静学園中学校の主な年間行事
    3. 新しい仲間との関係を築くオープニングセミナー
    4. 中学2年生の鎌倉研修
    5. 中高合同で盛り上がる体育祭
    6. 文化祭「ひなづる祭」
    7. 総合学習の成果を発表
    8. 受験生が学校の雰囲気を確かめられる行事
    9. TOKYO GLOBAL GATEWAYで英語を実践
    10. 希望者が参加できるニュージーランドホームステイ
    11. 夏期研修と夏期講習
    12. 中学3年間の集大成となる京都・奈良修学旅行
    13. 礼法・茶道・華道を通して日本文化を学ぶ
    14. 芸術鑑賞で表現の世界に触れる
    15. 個人研究発表会で3年間の探究を深める
    16. 英語レシテーションコンテスト
    17. 防災訓練と安全教育
    18. 生徒会活動で学校を支える
    19. 定期試験と講習を行事の間に配置
    20. 高校進学後にはさらに体験の幅が広がる
    21. 行事を通して「至誠・和敬・慈愛」を実践
  6. クラブ活動|中高合同で多彩な活動に挑戦できる環境
    1. 中学生は全員がクラブへ入部
    2. 中学生が参加できる主な運動系クラブ
    3. 体育施設を使い分けた運動部の活動
    4. チームで協力する女子バスケットボール部
    5. 少人数でも楽しめるラケット競技
    6. 伝統と迫力を感じられる太鼓部
    7. 中学生が参加できる主な文化部
    8. 中高合同で演奏する吹奏楽部
    9. 礼法教育にもつながる茶道部・華道部
    10. 食への関心を深めるクッキング部
    11. 科学や情報への関心を深める理科部・パソコン部
    12. 地域を歩き、作品へ触れる文芸部
    13. 作品や舞台で自分を表現するクラブ
    14. 英語を楽しみながら使うESS
    15. ひなづる祭は文化部の大きな発表の場
    16. 地域や他者とつながるクラブ活動
    17. 高校から選べるクラブもある
    18. クラブ選びで確認したいポイント
    19. クラブ活動を通して実践する「至誠・和敬・慈愛」
  7. 進学実績と卒業後の進路|少人数の進路指導で一人ひとりの目標を支える
    1. 中学校での学びを高校の3コースへつなげる
    2. 2025年度卒業生の進路状況
    3. 2025年度の主な大学合格実績
    4. 過去3年間の国公立・難関私立大学実績
    5. 看護・医療系大学への進学に対応
    6. 幼児教育・保育系進学の伝統
    7. 貞静学園短期大学は2026年度から募集停止
    8. 大学との教育提携を進路へ生かす
    9. 指定校推薦や学校推薦型選抜も進路の一つ
    10. 特別進学コースの進路指導
    11. 総合進学コースの進路指導
    12. S-naviで学習と進路を個別に支援
    13. 一般・推薦・総合型のすべてに対応
    14. 高校1年生から始まる進路指導
    15. 模試と面談から一人ひとりの課題を分析
    16. 中学校から始まるキャリア教育
    17. 進学実績を見る際の注意点
    18. 少人数だからこそできる進路支援
  8. 学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間の費用を確認
    1. 2026年度の初年度年間学費
    2. 入学手続時には56万3,000円を納入
    3. 学校指定用品は男子約15万5,300円・女子約17万4,100円
    4. 初年度は指定用品を含めて約134万~136万円が目安
    5. 2年目以降の基本的な費用
    6. 中学3年間の学費は約300万5,000円が一つの目安
    7. 別途必要になりやすい費用
    8. 給食費や研修費の扱いも確認
    9. 4段階の特別奨学金制度
    10. 特待生になった場合の初年度負担
    11. ファミリー特典で入学金の半額を免除
    12. 家計が急変した場合の授業料減免制度
    13. 東京都在住者は授業料助成の対象となる場合がある
    14. 寄付金や学校債は不要
    15. 高校進学後を含む6年間の費用も考える
    16. 学費を確認する際のポイント
  9. 入試情報と合格の目安|2科・1科・適性検査型で得意を生かせる入試
    1. 2027年度の入試日程
    2. 同じ日の午前・午後を両方受験することはできない
    3. 2科入試|国語・算数または国語・英語から選択
    4. 英検取得者には英語の最低得点保証
    5. 1科入試|国語または算数の得意科目で挑戦
    6. 1科入試は得意科目で高い得点率が必要
    7. 1科入試でも英検取得者に加点
    8. 適性検査型入試|公立中高一貫校との併願に対応
    9. 適性検査型で求められる力
    10. 特待判定の対象となる入試
    11. 2科入試の特待基準
    12. 第1回適性検査型入試の特待基準
    13. 受験料と複数回出願
    14. 合格発表と入学手続
    15. 合格偏差値の目安
    16. 国語で重視したい対策
    17. 算数で重視したい対策
    18. 英語を選ぶ場合の対策
    19. 受験生のタイプ別に考える入試方式
    20. 過去問で受験方式との相性を確認
    21. 基本問題を確実に得点することが合格への近道
  10. 併願校パターン|入試日程と難度別に考える受験プラン
    1. 併願校を難度別に整理
    2. チャレンジ校|獨協中学校・郁文館中学校・目白研心中学校
    3. 獨協中学校|4科で挑戦したい男子のチャレンジ校
    4. 郁文館中学校|夢教育やグローバル教育に関心がある受験生
    5. 目白研心中学校|英語や理数の強みを生かせる併願校
    6. 標準校候補|城西大学附属城西中学校・実践学園中学校
    7. 城西大学附属城西中学校|入試方式が近く比較しやすい共学校
    8. 実践学園中学校|2科・4科と英検加点を利用できる
    9. 女子の標準校候補|文京学院大学女子中学校
    10. 安全校は学校名だけで決めない
    11. 併願パターン1|貞静学園を第一志望として2科入試を中心に受験
    12. 併願パターン2|午前にチャレンジ校、午後に貞静学園
    13. 併願パターン3|英語資格を生かしたい受験生
    14. 併願パターン4|公立中高一貫校の適性検査対策を生かす
    15. 併願パターン5|特待・給費生を目指す
    16. 午後入試では移動と体力を確認
    17. 2月前半に進学してもよい学校の合格を目指す
    18. 学校の教育内容も比較して併願先を決める
    19. 貞静学園の多様な入試を併願計画に生かす
  11. 在校生・保護者の声|先生との距離の近さと温かな校風が魅力
    1. 在校生の声から見える学校の特徴
    2. 先生との距離が近く質問しやすい
    3. 一人ひとりを見守る少人数教育
    4. 落ち着きながらも元気のあるクラス
    5. 自分のペースで学び直せる安心感
    6. 学習習慣が身についたという卒業生の声
    7. 保護者が注目しやすい定期試験前の支援
    8. 行事では一人ひとりが役割を持つ
    9. クラブ活動で学年を越えた関係を築ける
    10. 仲間との関わりが自信につながる
    11. 挑戦を重ねて前へ出られるようになる
    12. 校則には一定の規律がある
    13. 学校と家庭が連携しやすい環境
    14. S-naviで大学生にも相談できる
    15. 進路目標を見つけるまで支えてもらえる
    16. 保護者が安心を感じやすいポイント
    17. 入学前に確認しておきたい点
    18. ひなづる祭や説明会で在校生の様子を確認
    19. 少人数の温かな環境で着実に成長できる学校
  12. この学校に向いている子の特徴|基礎から着実に学び多様な体験に挑戦したい子
    1. 貞静学園中学校に向いている子の特徴
    2. 基礎から学力を積み上げたい子
    3. 少人数の環境で先生へ相談したい子
    4. 生活リズムと学習習慣を整えたい子
    5. 英語や異文化交流へ挑戦したい子
    6. 日本文化や礼儀を学びたい子
    7. ICTを使って調べ、まとめ、発表したい子
    8. 理科や身近な社会への疑問を大切にできる子
    9. クラブ活動へ継続して参加したい子
    10. 行事で自分の役割を見つけたい子
    11. 人前で話すことへの苦手意識を克服したい子
    12. 幼児教育・保育や人と関わる仕事に関心がある子
    13. 駅から近い学校へ通いたい子
    14. 一定の規律がある環境で成長したい子
    15. 貞静学園中学校が合わない可能性のある子
    16. 学校見学で確認したい本人との相性
    17. 支えられながら自立へ向かいたい子に合う学校
  13. まとめ|駅近の少人数教育で学力と人間力を伸ばせる学校
    1. 貞静学園中学校の主な魅力
    2. 基礎を大切にする学習指導
    3. 英語・ICT・探究を組み合わせた教育
    4. 礼法と学校生活を通して育てる人間力
    5. 先生との距離が近い少人数の学校
    6. 都市型キャンパスと給食制度
    7. 進路は高校の3コースで具体化
    8. 多様な入試方式から強みを生かせる
    9. 受験前に確認したいポイント
    10. 貞静学園中学校を検討したい家庭
    11. 学力と人間力を一歩ずつ伸ばせる学校

学校の概要|「至誠・和敬・慈愛」を掲げる文京区の中高一貫校

貞静学園中学校は、東京都文京区大塚にある私立の男女共学校です。貞静学園高等学校を併設する中高一貫校で、東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩1分という、都内でも特に通学しやすい場所に校舎を構えています。

学校法人貞静学園の歴史は、1930年に創立者の高橋マキが「貞静学園」を設立したことから始まりました。1947年に新しい学校制度のもとで貞静学園中学校が設置され、1948年には貞静学園高等学校が開校しています。

もともとは女子教育を中心に歩んできた学校ですが、2004年の新校舎完成などを経て教育環境を整備し、2011年から男女共学となりました。長く受け継がれてきた礼儀や思いやりを重んじる教育に、国際教育、ICT教育、探究学習などを組み合わせ、時代に応じた学校づくりを進めています。

貞静学園中学校の基本情報

項目内容
学校名貞静学園中学校
所在地東京都文京区大塚1丁目2番10号
学校区分私立中学校
男女区分男女共学
教育形態中高一貫教育
併設校貞静学園高等学校、貞静幼稚園
創立1930年
中学校設置1947年
共学化2011年
建学の精神至誠・和敬・慈愛
教育の柱知識力・人間力・貢献力
最寄り駅東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」徒歩1分

建学の精神は「至誠・和敬・慈愛」

貞静学園が教育の基盤としているのが、建学の精神である「至誠・和敬・慈愛」です。

  • 至誠:すべてのことに誠心誠意を尽くすこと
  • 和敬:心穏やかに、相手を敬うこと
  • 慈愛:人やものを慈しみ、愛すること

学校では、教育の中心を「和」とし、礼儀正しく互いに敬愛しながら、自主的かつ誠実に行動できる人材の育成を目指しています。

挨拶や言葉遣い、身だしなみといった日常生活の基本を大切にするほか、礼法、学校行事、クラブ活動、ボランティア活動などを通して、周囲の人と協力する姿勢や社会のために行動する力を育てます。

学力だけで生徒を評価するのではなく、相手を尊重する心、自分の役割を果たす責任感、社会の一員として行動する姿勢も含めて成長を支える学校です。

「知識力・人間力・貢献力」を育てる教育

貞静学園では、建学の精神を具体的な教育へつなげるため、「知識力・人間力・貢献力」の3つを教育の柱に掲げています。

教育の柱育てる力主な教育活動
知識力知識を身につけ、自ら課題を発見し、考え、解釈する力授業、朝学習、検定対策、講習、探究活動など
人間力礼儀や規範意識を持ち、他者と協力しながら自立して生きる力礼法、挨拶指導、学校行事、クラブ活動、宿泊研修など
貢献力自分の力を他者や社会のために役立てる力地域清掃、ボランティア活動、委員会活動など

知識を覚えるだけでなく、その知識をどのように活用するか、周囲の人とどのように協力するか、社会へどのように貢献するかまでを考える教育です。

中学校では基礎・基本を重視し、学習内容を急いで先取りするのではなく、一つひとつの内容を深く理解することを大切にしています。朝学習、小テスト、習熟度別授業、長期休暇中の講習などを組み合わせ、学習習慣と自学自習の姿勢を育てます。

礼法を通して学ぶ日本の文化と相手を思いやる心

貞静学園の人間教育を象徴する取り組みの一つが、創立者から受け継がれてきた「礼法の時間」です。

専門講師の指導を受けながら、茶道や華道、日本の伝統文化、礼儀作法、言葉遣い、テーブルマナーなどを学びます。

礼法は、形式的な作法を暗記するためだけの授業ではありません。相手の立場を考え、場面に応じた振る舞いを選び、自分の気持ちを適切に表現する力を身につけることが目的です。

国際教育に力を入れる学校だからこそ、外国の文化を理解するだけでなく、日本の文化や習慣についても自分の言葉で説明できる力を大切にしています。

基礎学力と自立した学習習慣を重視

貞静学園中学校では、中学生の段階で過度な先取り学習を行わず、基礎・基本をじっくりと深める方針を取っています。

毎朝のショートホームルームでは、英語のリスニングや単語テスト、漢字、数学の小テスト、朝読書などを行います。短い学習を毎日積み重ねることで、基礎学力だけでなく、授業へ集中する姿勢や家庭学習の習慣を整えます。

英語と数学では、理解度に応じた習熟度別授業も実施しています。学習内容につまずいた生徒には、定期試験前の対策講座や夏期・冬期講習などを通して、分からない内容を残さないように支援します。

教員からの働きかけだけに頼るのではなく、生徒自身が予定を立て、学習を振り返り、次の行動を考えられるようにすることも大切にしています。

国際教育とICT教育を組み合わせた中学校

中学校では、基礎学力や人間教育に加えて、国際教育とICT教育にも力を入れています。

国際教育では、英語をコミュニケーションの手段として学ぶとともに、異なる文化や価値観への理解を深めます。同時に、日本の文化や自分自身についても考え、世界を広げながら自己理解を深めることを目指します。

ICT教育では、生徒と教員が1人1台のタブレット端末を使用できる環境を整えています。授業、課題、調べ学習、発表、家庭での復習などに活用し、必要な情報を集め、整理し、自分の考えを表現する力を育てます。

総合学習では、「国際理解」「環境」「人権」をテーマに、生徒自身が課題を設定して調査します。調べた内容をスライドにまとめ、ひなづる祭や年度末の発表へつなげることで、探究する力と発信する力を身につけます。

高校では目標に応じた3コースへ

併設する貞静学園高等学校には、次の3コースがあります。

  • 特別進学コース:少人数指導を生かし、難関大学への進学を目指す
  • 総合進学コース:私立大学、看護・医療系など幅広い進路に対応する
  • 幼児教育・保育系進学コース:幼稚園教諭や保育士を目指し、専門的な学びに取り組む

中学校で基礎学力、学習習慣、探究する姿勢を身につけ、高校では本人の興味や進路目標に応じた学びへつなげていきます。

中学入学時点で進路を一つに決めるのではなく、教科学習、学校行事、国際教育、キャリア教育などの経験を通して、自分が学びたいことや将来の方向性を考えられることが、中高一貫教育の利点です。

貞静学園短期大学は2026年度から募集停止

貞静学園には、保育者を養成してきた貞静学園短期大学がありましたが、同短期大学は2026年度以降の学生募集を停止しています。

そのため、現在の中学受験生が将来、同短期大学へ優先進学することを前提に学校を選ぶことはできません。

一方、貞静学園中学校・高等学校の教育活動に変更はなく、高校の幼児教育・保育系進学コースでは、幼児教育や保育を学べる他大学・短期大学などへの進学を目指します。

少人数の環境で一人ひとりの成長を支える

貞静学園中学校は、大規模校のような華やかさや選択肢の多さを前面に出す学校ではありません。教員と生徒が日常的に言葉を交わし、学習や学校生活の状況を確認しながら、一人ひとりの成長を支えることを大切にしています。

基礎から学力を積み上げたい生徒、落ち着いた環境で学校生活を送りたい生徒、英語やICTを使った学びに挑戦したい生徒、礼儀や思いやりを身につけたい生徒にとって、検討しやすい学校です。

伝統的な人間教育と、国際教育・ICT教育を組み合わせ、学力と人間性の双方を伸ばしていくことが、貞静学園中学校の大きな特色といえるでしょう。

アクセスと立地環境|茗荷谷駅から徒歩1分の恵まれた通学環境

貞静学園中学校は、東京都文京区大塚1丁目に位置しています。最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」で、駅から学校までは徒歩1分です。

駅を出てから長い距離を歩く必要がなく、毎日の通学にかかる負担を抑えやすい点は、貞静学園中学校の大きな魅力です。雨の日や荷物の多い日、夏の暑い日にも、駅から短時間で校舎へ到着できます。

丸ノ内線は池袋、新宿、御茶ノ水、大手町、東京、銀座などの主要エリアを結んでいるため、文京区内だけでなく、東京23区の広い地域から通学を検討できます。

貞静学園中学校の所在地と最寄り駅

項目内容
所在地東京都文京区大塚1丁目2番10号
最寄り駅東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」
茗荷谷駅から徒歩1分
別の利用駅東京メトロ有楽町線「護国寺駅」
護国寺駅から徒歩10分
利用できるバス都営バス都02系統・都02乙系統
最寄りバス停「茗荷谷駅前」下車、徒歩1分

丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩1分

学校への基本的な通学経路は、東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅を利用するルートです。駅から徒歩1分という近さは、都内の私立中学校の中でも特に恵まれた条件といえます。

中学生は、教科書、タブレット端末、体操着、クラブ活動の道具など、日によって多くの荷物を持って通学します。駅から校舎までの距離が短いことは、6年間の学校生活を考えるうえで見逃せないポイントです。

また、駅と学校が近いため、放課後の補習やクラブ活動で下校時刻が遅くなった場合にも、駅までの移動時間を短くできます。駅から離れた学校と比べると、帰宅時間の見通しを立てやすいでしょう。

池袋・御茶ノ水・大手町から短時間でアクセス

茗荷谷駅は東京メトロ丸ノ内線の駅で、池袋駅から約5分、御茶ノ水駅から約6分、大手町駅から約10分が所要時間の目安です。

主な駅茗荷谷駅までの所要時間の目安主な利用地域
池袋駅約5分豊島区、板橋区、練馬区、埼玉県方面
御茶ノ水駅約6分千代田区、台東区、JR中央・総武線沿線
大手町駅約10分千代田区、江東区、東西線・半蔵門線沿線

池袋駅では、JR山手線・埼京線・湘南新宿ライン、東武東上線、西武池袋線、東京メトロ有楽町線・副都心線などから乗り換えられます。そのため、東京都北西部や埼玉県南部からも通学経路を組みやすい立地です。

御茶ノ水駅ではJR中央線・総武線、大手町駅では東京メトロ東西線・千代田線・半蔵門線や都営三田線などと接続しています。東京都東部や千葉県方面からも、乗り換えを組み合わせて通学できます。

実際の通学時間は、自宅の最寄り駅、乗り換え回数、朝の混雑状況によって異なります。学校説明会へ参加する際には、平日の登校時間帯に近い時間で経路を確認すると、入学後の通学を具体的にイメージできます。

有楽町線「護国寺駅」も利用可能

東京メトロ有楽町線の護国寺駅からは、徒歩約10分です。丸ノ内線だけでなく、有楽町線も利用できるため、自宅の場所や運行状況に応じて通学経路を選べます。

有楽町線は、和光市、小竹向原、池袋、飯田橋、有楽町、豊洲、新木場などを結んでいます。練馬区、板橋区、埼玉県南部、江東区方面から通う場合は、護国寺駅を利用する経路も候補となります。

通常は茗荷谷駅を利用し、丸ノ内線が遅延しているときには護国寺駅へ経路を変更するなど、複数の交通手段を確保できる点も安心材料です。

都営バスでも通学できる

都営バスの都02系統または都02乙系統を利用し、「茗荷谷駅前」で下車する方法もあります。バス停から学校までは徒歩1分です。

都02系統は、文京区や台東区などを通る路線です。鉄道駅から離れた地域に住んでいる場合や、最寄り駅まで出るよりバスの方が便利な場合には、通学手段の一つとして検討できます。

但し、路線バスは道路の混雑状況によって到着時刻が変わることがあります。バスを主な通学手段とする場合は、余裕を持った時間設定が必要です。

学校や大学が集まる文教地区

学校がある茗荷谷周辺は、大学や学校、教育施設が多く集まる文教地区です。近隣には、お茶の水女子大学や拓殖大学などがあり、学生や教育関係者が日常的に行き交っています。

交通の利便性が高い一方、学校周辺は落ち着いた雰囲気があり、勉学に取り組みやすい環境です。繁華街の中心にある学校とは異なり、通学や学校生活に集中しやすい立地といえるでしょう。

周辺に教育機関が多いことは、生徒が大学や専門的な学びを身近に感じるきっかけにもなります。中学校段階から、自分より上の年代の学生が学ぶ姿を日常的に目にできる環境です。

都心にありながら落ち着いて学べる環境

文京区は、大学、学校、図書館、医療機関などが多い地域として知られています。貞静学園中学校も、都心から短時間でアクセスできる場所にありながら、落ち着いた学校生活を送りやすい環境にあります。

駅前には日常生活に必要な店舗がありますが、大規模な繁華街ではありません。登下校時に寄り道をしやすい華やかな商業地域とは異なり、学校と駅の間を短時間で移動できます。

駅から学校までの距離が短いことに加え、周辺に教育施設が多いことから、保護者にとっても通学環境を確認しやすい立地です。

幅広い地域から通学を検討できる

貞静学園中学校は、丸ノ内線、有楽町線、都営バスを利用できるため、文京区や豊島区だけでなく、幅広い地域から通学を検討できます。

方面主な通学経路の例
豊島区・板橋区・練馬区方面池袋駅で丸ノ内線へ乗り換え、茗荷谷駅を利用
新宿区・杉並区方面丸ノ内線、または中央・総武線から御茶ノ水駅で乗り換え
千代田区・中央区方面大手町駅や東京駅から丸ノ内線を利用
江東区方面有楽町線で護国寺駅、または大手町駅で丸ノ内線へ乗り換え
埼玉県南部方面池袋駅、和光市駅、小竹向原駅などを経由
千葉県方面JR総武線や東京メトロ東西線から丸ノ内線へ乗り換え

乗車時間が短くても、乗り換え回数が多いと中学生には負担となる場合があります。学校選びでは、最短時間の経路だけでなく、乗り換えの分かりやすさ、電車の混雑、遅延時の代替経路も確認することが大切です。

駅近だからこそ確保しやすい放課後の時間

駅から徒歩1分の立地は、通学の利便性だけでなく、放課後の時間の使い方にも関係します。

補習、講習、クラブ活動、自習などに取り組んだ後も、学校から駅まで短時間で移動できます。帰宅後に家庭学習や休養の時間を確保しやすく、中高6年間にわたって学習と活動を両立するうえで利点となります。

また、保護者が学校説明会、面談、ひなづる祭などで来校する際にも、駅から迷いにくく、移動の負担を抑えられます。

学校説明会では実際の通学経路を確認

貞静学園中学校への受験を検討する際は、学校説明会や公開行事に参加し、自宅から学校まで実際に移動してみることが大切です。

見学時には、次の点を確認するとよいでしょう。

  • 自宅から学校までの所要時間
  • 電車やバスの乗り換え回数
  • 朝の通勤・通学時間帯の混雑
  • 茗荷谷駅から学校までの道順
  • 護国寺駅を利用する場合の徒歩経路
  • 遅延や運休が発生した場合の代替経路
  • クラブ活動や補習後の帰宅時間

貞静学園中学校の立地上の大きな魅力は、茗荷谷駅から徒歩1分という利便性と、学校や大学が集まる落ち着いた文教環境を両立していることです。

池袋、御茶ノ水、大手町などから短時間でアクセスでき、護国寺駅や都営バスも利用できます。通学時間を抑え、学習、学校行事、クラブ活動、家庭で過ごす時間をバランスよく確保したい家庭にとって、魅力的な通学環境といえるでしょう。

教育方針とカリキュラム|基礎学力・国際教育・理数教育をバランスよく育てる

貞静学園中学校では、中学生の段階で急いで高校内容へ進むのではなく、各教科の基礎・基本を丁寧に定着させることを重視しています。

学校が掲げるのは、単なる知識の暗記ではなく、学んだ内容を深く理解し、自分で課題を見つけ、考え、表現できる力を育てる教育です。授業に加えて、朝学習、小テスト、習熟度別授業、講習、家庭学習、探究活動などを組み合わせ、日常の中で学び続ける習慣を身につけます。

また、国際教育、ICT教育、サイエンスリテラシー教育、日本文化の学習にも力を入れています。英語を使って異文化と関わる力、ICTを活用して情報を整理する力、科学的な視点で物事を考える力をバランスよく育てることが、貞静学園中学校のカリキュラムの特色です。

貞静学園中学校の教育の柱

教育分野主な取り組み育てる力
基礎学力朝学習、小テスト、100問テスト、習熟度別授業、講習学習習慣、計算力、語彙力、基礎知識
自立学習スコラ手帳、家庭学習、振り返り、教員との共有計画力、自己管理力、改善する力
国際教育ネイティブ教員、英語4技能、レシテーション、英語研修英語運用力、発信力、異文化理解
理数・ICT教育iPad、電子黒板、スタディサプリ、実験、校外学習論理的思考力、情報活用力、科学的な見方
探究学習国際理解・環境・人権をテーマとした調査と発表課題発見力、調査力、表現力
人間教育礼法、茶道、華道、日本文化、ボランティア礼儀、協調性、社会への貢献意識

先取りよりも基礎・基本の深い理解を重視

中高一貫校の中には、中学校の早い段階から高校内容へ進む学校もありますが、貞静学園中学校では、原則として先取り教育を行っていません。

中学校の3年間は、各教科の基礎・基本を固める大切な時期と考え、学習内容を急いで終わらせるのではなく、一つひとつを深く理解することを優先しています。

例えば、数学では公式や解法を覚えるだけでなく、なぜその式になるのか、別の考え方はできないかを確認します。英語では単語や文法を学ぶだけでなく、聞く、話す、読む、書くという4技能を結びつけ、実際に使える力へつなげます。

理科や社会でも、教科書の知識を覚えるだけでなく、実験、観察、資料の読み取り、校外学習などを通して、学んだ内容と身近な社会とのつながりを考えます。

学習内容をじっくりと深掘りすることで、高校進学後に必要となる学力の土台を整えます。速い授業進度よりも、分からない部分を残さず、基礎から着実に力を伸ばしたい生徒に合いやすい方針です。

毎朝10分の朝学習で勉強を習慣化

貞静学園中学校では、毎朝のショートホームルームを利用して、約10分間の朝学習を行います。

曜日や時期に応じて、英語のリスニングや単語テスト、漢字、数学の小テスト、朝読書などに取り組みます。

朝学習の内容主な目的
英語リスニング英語の音やリズムに日常的に触れる
英単語テスト語彙を少しずつ積み重ねる
漢字・語彙文章を正確に読み書きする力を育てる
数学小テスト計算力と基本事項の定着を確認する
朝読書読解力と集中力を高める

一度に長時間勉強するのではなく、短い時間でも毎日継続することで、学習を日常生活の一部にしていきます。

朝学習には、知識を覚えるだけでなく、登校後に気持ちを切り替え、授業へ集中する準備を整える役割もあります。日々の小さな積み重ねを大切にする、貞静学園らしい学習活動です。

100問テストで長期休暇中の学習を確認

夏休みや冬休みなどの長期休暇後には、語彙コンテスト、計算コンテスト、スペリングコンテストなどの「100問テスト」が行われます。

長期休暇中に学習した内容をまとめて確認することで、知識の定着状況を把握します。直前だけ勉強するのではなく、休暇中も計画的に学習を継続することが求められます。

  • 語彙コンテスト:漢字や言葉の意味を確認する
  • 計算コンテスト:正確さと処理速度を高める
  • スペリングコンテスト:英単語のつづりと意味を定着させる

成績優秀者は表彰されるため、日頃の努力が目に見える形で評価されます。友人と競い合うだけでなく、前回の自分の得点を超えることを目標にすることで、学習意欲を高めます。

英語と数学で習熟度別授業を実施

英語と数学では、生徒の理解度や学習状況に応じた習熟度別授業が行われます。

英語と数学は、一度つまずくと、その後の単元でも理解が難しくなりやすい教科です。そのため、全員へ同じ説明を行うだけでなく、各グループの理解度や課題に合わせて授業を進めます。

基礎を学ぶグループでは、基本事項を繰り返し確認し、問題を解く手順を丁寧に身につけます。理解が進んでいるグループでは、応用問題や発展的な課題にも挑戦します。

習熟度別授業は、生徒の優劣を固定するためのものではありません。定期考査や日頃の学習状況に応じて、自分に必要な内容を学び、次の段階へ進むための仕組みです。

少人数の環境を生かし、教員が生徒の理解度を確認しながら授業を進めることで、分からない内容をそのままにしないようにしています。

定期試験前の対策講座と長期休暇中の講習

定期試験前には、国語・数学・英語を中心とした対策講座が行われます。授業で扱った範囲を振り返り、基本問題や重要事項を確認します。

夏休みや冬休みには、国語・数学・英語の講習も実施されます。定期考査の結果などを参考にしながら、理解が不十分だった単元を学び直します。

学習支援主な内容
定期試験前対策講座試験範囲の重要事項や基本問題を確認
夏期講習1学期の復習や苦手単元の補強
冬期講習2学期までの復習と次学期への準備
検定対策英検・漢検などの問題演習
発展講座高校入試問題などを利用した応用学習

講習は、問題の答えを教えるだけの時間ではありません。どこで理解が止まったのかを確認し、生徒自身がもう一度解けるようになることを目指します。

一方、理解が進んでいる生徒には、英検・漢検の上位級や高校入試問題などに挑戦する機会があります。苦手を補う指導と、得意を伸ばす指導の両方が用意されています。

スコラ手帳で学習のPDCAを習慣化

生徒は「スコラ手帳」を使い、学校生活や家庭学習の予定を管理します。

その日の授業、提出物、試験日程、家庭学習の内容などを書き出し、実際にできたことを振り返ります。計画を立てて終わるのではなく、結果を確認し、次の行動を改善するPDCAサイクルを習慣化します。

  1. Plan:学習や生活の予定を立てる
  2. Do:計画に沿って取り組む
  3. Check:できたこととできなかったことを確認する
  4. Action:次の計画や行動を修正する

手帳の内容は担任とも共有し、必要に応じてコメントや助言を受けます。中学1年生の段階では自分だけで予定を管理することが難しい場合もありますが、教員の支援を受けながら、少しずつ自分で考えて行動できるようにします。

中高6年間を通して、教員に言われたことだけを行うのではなく、自分で目標を設定し、学習を進められる生徒へ成長することが目標です。

3年間を通して取り組む総合学習

総合学習では、「国際理解」「環境」「人権」を3年間のテーマとして扱います。

教員から与えられた内容をそのまま調べるのではなく、生徒自身がテーマの中から課題を設定します。書籍やインターネット、資料などを使って情報を集め、自分の考えを加えながらPowerPointにまとめます。

テーマ考えられる学習内容
国際理解異文化、宗教、移民、国際協力、世界の社会問題など
環境気候変動、資源、食品ロス、エネルギー、生物多様性など
人権平和、差別、貧困、情報社会、誰もが暮らしやすい社会など

ひなづる祭では、中学3学年の縦割りグループで研究成果を発表します。上級生と下級生が協力し、調査内容や発表方法について意見を交わします。

年度末には個人発表も行い、自分で調べた内容を、自分の言葉で相手へ伝えます。テーマについて詳しくなるだけでなく、情報を比較する力、内容を整理する力、資料を作る力、人前で話す力を総合的に育てます。

世界を広げ、自己を深める国際教育

貞静学園の国際教育では、英語力を高めることと、自分自身や日本について深く理解することの両方を大切にしています。

異なる文化的背景を持つ人と協働するためには、英語を話せるだけでなく、相手の考え方を尊重し、自分の文化や意見について説明する力が必要です。

そのため、日常の英語学習、英語での発表、校外研修、海外ホームステイ、日本文化の学習を組み合わせています。

ネイティブ教員との日常的な英語活動

ネイティブ教員がホームルームなどに入り、スピーチやQ&Aを行う機会があります。

授業で学んだ単語や文法を使い、実際に英語で質問したり、自分の考えを答えたりします。正確な英文を作ることだけを気にするのではなく、相手の話を聞き、自分の知っている表現を使って伝えようとする姿勢を育てます。

英語を特別な時間だけに使うのではなく、学校生活の中で日常的に耳にし、話す機会を設けることで、英語に対する抵抗感を減らしていきます。

英語4技能をバランスよく伸ばす

英語では、読むことや文法問題だけに偏らず、聞く、話す、読む、書くという4技能をバランスよく学びます。

  • 聞く力:朝のリスニングやデジタル教材を活用する
  • 話す力:ネイティブ教員との会話や発表に取り組む
  • 読む力:教科書や英文を正確に読み取る
  • 書く力:自分の考えを英文で表現する

タブレットを利用した「スタディサプリEnglish」も導入し、授業と家庭学習をつなげています。動画や音声を繰り返し利用できるため、自分の理解度に応じて復習できます。

英検などの資格試験についても、放課後の対策講座を通して支援します。資格取得だけを目的とするのではなく、目標となる級を設定し、日々の学習を継続するきっかけとして活用します。

レシテーションコンテストで英語の発信力を磨く

年に1回、英語のレシテーションコンテストが行われます。生徒は約300語の英文を暗唱し、発音や流暢さ、姿勢、表現力を意識して発表します。

コンテストでは、単語を間違えずに言えるかだけでなく、次のような点も評価されます。

  • 英語らしい発音ができているか
  • 適切なイントネーションや速さで話せているか
  • 相手を見て、聞き取りやすい声で発表できているか
  • 声や表情、身振りを使って内容を表現できているか

長い英文を覚えるためには、毎日少しずつ練習する必要があります。練習を積み重ねて人前で発表する経験が、英語力だけでなく、自信や表現力にもつながります。

TOKYO GLOBAL GATEWAYで英語を実践

校外英語研修では、TOKYO GLOBAL GATEWAYを年間に複数回訪れます。

海外の街や空港、レストラン、仕事などを想定した体験型プログラムに参加し、英語で質問したり、買い物や会話に挑戦したりします。

教室で覚えた表現を実際の場面で使うことで、自分の英語が相手に伝わる喜びや、思うように伝えられない難しさを体験します。

失敗を恐れずに話すこと、相手の言葉を聞き取ろうとすること、分からないときに別の表現へ言い換えることなど、実践的なコミュニケーション力を磨きます。

希望者対象のニュージーランドホームステイ

夏休みには、希望者を対象としたニュージーランドでの語学研修・ホームステイが行われています。

現地校で英語を学ぶだけでなく、ホストファミリーと生活し、買い物や食事などの日常的な場面でも英語を使います。

日本とは異なる生活習慣、食文化、学校生活に触れることで、自分にとって当たり前だった考え方を見直す機会となります。

ホームステイでは、受け身で待っているだけでは交流が深まりません。自分から挨拶をしたり、質問したり、家庭の一員として行動したりすることが求められます。

英語力だけでなく、異なる環境へ飛び込む行動力、自分のことを伝える力、相手の文化を尊重する姿勢を育てる研修です。

日本文化を学び、自分の国について説明できる力を育てる

国際教育では、海外の文化を学ぶだけでなく、日本の文化や歴史について理解することも重視しています。

礼法、茶道、華道、歌舞伎鑑賞、和太鼓鑑賞、中学3年生の京都・奈良修学旅行などを通して、日本文化を体験的に学びます。

学習活動学ぶ内容
礼法相手を思いやる振る舞いや場面に応じた作法
茶道茶の作法、礼儀、もてなしの心
華道季節感、自然への理解、空間表現
歌舞伎・和太鼓鑑賞日本の伝統芸能と表現文化
京都・奈良修学旅行日本の歴史、文化、寺社、伝統

海外の人と交流する際には、自分の国について質問されることがあります。日本文化を知識として覚えるだけでなく、自分の経験を交えて説明できる力を身につけます。

1人1台のiPadを活用したICT教育

生徒は入学時から1人1台のiPadを使用します。校内にはWi-Fi環境が整備され、授業、課題、確認テスト、家庭学習などに日常的に活用されています。

ICT教育の中心となるツールには、Microsoft Office 365やMicrosoft Teamsがあります。

ICTの活用場面主な内容
授業資料の閲覧、動画視聴、意見共有、電子黒板との連携
課題Teamsを通した課題の配信・提出
確認テストタブレット上で問題に取り組み、理解度を確認
探究学習情報収集、PowerPointによる資料作成、発表
家庭学習スタディサプリなどを使った復習・学び直し
学校からの連絡教材や連絡事項の共有

タブレットを使うこと自体が目的ではありません。情報を探し、信頼できる内容を選び、整理し、自分の考えとして相手に伝えるための道具として活用します。

ノートや教科書を使った学習も大切にしながら、紙とデジタルを学習内容に応じて使い分けます。

ICTを活用したサイエンスリテラシー教育

貞静学園中学校では、ICTを活用しながら、基礎から応用まで楽しく継続できる理数教育を目指しています。

サイエンスリテラシーとは、理科や数学の知識を覚えるだけでなく、身の回りの現象を科学的に捉え、データや根拠を基に考える力です。

授業では、実験や観察の結果を記録したり、表やグラフに整理したり、タブレットを使って意見を共有したりします。自分の予想と実際の結果を比べ、なぜ違いが生まれたのかを考えます。

また、科学館などを訪れる校外学習も行われています。教室で学んだ知識を実際の展示や社会の仕組みと結びつけ、科学が日常生活や環境問題にどのように関わっているかを考えます。

計算が速いことだけを目標とせず、問題の条件を整理し、根拠を示しながら答えを導く力を養います。将来、理系分野へ進む生徒だけでなく、社会の情報を正しく理解し、判断するためにも必要な力です。

教室と家庭をつなぐスタディサプリ

全生徒にスタディサプリが導入され、授業内容の復習や苦手分野の学び直しに活用されています。

授業中に理解しきれなかった内容を動画で確認したり、前の学年の内容まで戻って復習したりできます。反対に、理解が進んでいる生徒は、自分のペースで発展的な内容へ進むこともできます。

教材を与えられたままにするのではなく、教員が生徒の状況に応じて取り組む内容を示し、学校の授業と家庭学習を結びつけます。

自宅での学習時間が不規則になりやすい生徒も、スコラ手帳とデジタル教材を組み合わせることで、何をどのくらい学ぶかを具体化できます。

日常生活そのものをキャリア教育へつなげる

貞静学園中学校では、特別な進路行事だけをキャリア教育とは考えていません。

授業に取り組むこと、学校行事で役割を果たすこと、クラブ活動で先輩や後輩と協力すること、地域清掃に参加することなど、毎日の経験が将来の自分を形づくると考えています。

中学校の段階では、具体的な大学や職業を決めることよりも、自分が何に興味を持ち、どのようなことを得意とし、どのように社会と関わりたいかを考えることが重要です。

担任との日常的な会話や面談、探究学習、ボランティアなどを通して、自分自身への理解を深めます。

高校の3コースにつながる中学校の学び

中学校では全員が共通のカリキュラムを学び、基礎学力、学習習慣、探究する姿勢を身につけます。そのうえで、高校では本人の興味や進路に応じて、特別進学、総合進学、幼児教育・保育系進学の各コースへ進みます。

高校のコース中学校で身につけておきたい力
特別進学コース国語・数学・英語を中心とした基礎学力、自学自習の習慣
総合進学コース幅広い教科学力、探究力、将来の進路を考える姿勢
幼児教育・保育系進学コース表現力、協調性、人と関わる力、基礎学力

中学入学時に将来のコースや職業が決まっていなくても、3年間の学習や体験を通して、自分に合った方向を考えられます。

学習支援を生かすには本人の取り組みも重要

貞静学園中学校には、朝学習、習熟度別授業、講習、検定対策、スコラ手帳、スタディサプリなど、学習を支える仕組みがそろっています。

但し、支援が充実しているからといって、本人が何もしなくても学力が伸びるわけではありません。

小テストの間違いを復習する、講習で学んだ問題を解き直す、手帳に記録した計画を実行するなど、生徒自身が継続して取り組むことが必要です。

教員の助言を素直に受け止め、分からないことを質問し、学習方法を少しずつ改善できる生徒ほど、学校の支援を十分に生かせるでしょう。

基礎から学び、社会で使える力へつなげる教育

貞静学園中学校のカリキュラムは、大学受験のために急いで先取りを進めるものではありません。

朝学習や習熟度別授業で基礎を定着させ、ICTを使って学習を振り返り、探究学習で自分の考えを発表し、国際教育や日本文化の学習を通して視野を広げます。

それぞれの取り組みを別々に行うのではなく、知識を身につけること、自分で考えること、相手に伝えること、社会の中で行動することを一つにつなげている点が特徴です。

先取りの速さよりも深い理解を大切にしたい子、基礎から学習習慣を整えたい子、英語やICTを使った学びに挑戦したい子にとって、着実に成長できるカリキュラムといえるでしょう。

学習環境と施設設備|ICT環境と給食制度を備えた都市型キャンパス

貞静学園中学校の校舎は、東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩1分という都心の立地にありながら、明るく落ち着いて学べる空間として設計されています。

2004年に完成した校舎は、耐震性と耐久性に配慮した構造で、館内はバリアフリー化されています。普通教室だけでなく、図書室、理科室、マルチメディア室、作法室、調理室、カフェテリア、体育施設、進路・学習支援ルームなど、教科学習から学校生活までを支える施設が一つの校舎に集まっています。

全教室にネットワーク環境が整備され、生徒は1人1台のiPadを授業や家庭学習に活用します。2026年度からは、校内の厨房で調理した給食も始まりました。

大規模な敷地に複数の校舎やグラウンドが広がる学校とは異なりますが、限られた都市空間を立体的に利用し、生徒が移動しやすいコンパクトなキャンパスとなっています。

貞静学園中学校の主な施設

施設主な用途・特色
普通教室大きな窓と見やすい黒板を備え、日常の授業に使用
図書室約2万冊を所蔵し、読書、調べ学習、グループ学習に利用
理科室ゆとりのある実験台と手順確認用のモニターを設置
マルチメディア室各机にパソコンを備え、情報科、総合学習、クラブ活動に利用
S-navi学習や進路について相談できる進路・学習支援ルーム
満紀記念ホール250席を備え、学年集会や全校集会などに使用
静心庵40畳の純和室で、礼法、茶道、クラブ活動などに利用
カフェテリア昼食のほか、休み時間などに生徒が過ごす交流スペース
第一体育館バスケットコート、移動観覧席、ステージを備えた多目的空間
第二体育館体操、柔道、卓球、ダンスなどに利用する小体育施設
トレーニングルーム防音設備やトレーニング機器を備え、授業やクラブ活動に使用
中庭人工芝とバスケットゴールを備え、サッカーやフットサルにも利用
テニスコート砂入り人工芝、夜間照明、サービス練習場を備える
コニファーガーデン校舎屋上に設けられた生徒の休憩・交流スペース
カウンセリング室学校生活や心身の悩みを落ち着いて相談できる空間

明るさと安全性に配慮された校舎

校舎は、窓から自然光を取り入れ、館内全体が明るく柔らかな雰囲気となるように設計されています。普通教室には大きな窓があり、見やすいように高さを調整できる黒板が設置されています。

階段部分もガラスを多く取り入れた開放的な構造となっており、都心の校舎でありながら、閉塞感を抑えた空間です。

館内はバリアフリー化され、調理室には車椅子に対応した調理台も設置されています。生徒一人ひとりが施設を利用しやすいように配慮されています。

安全面では、耐震構造を採用しているほか、校内の廊下に職員室へ直接連絡できる緊急電話を設置しています。災害によって帰宅が難しくなった場合に備え、食料品なども3日分常備されています。

登下校や緊急時の連絡にはスクールメールシステムも活用され、学校から家庭へ必要な情報を速やかに共有できる体制が整えられています。

1人1台のiPadと校内ネットワーク

貞静学園中学校では、生徒が入学時から1人1台のiPadを使用します。校内にはWi-Fiとネットワーク環境が整備され、普通教室を含む校内のさまざまな場所でICTを活用できます。

授業では、教員から配信された資料を確認したり、動画や画像を使って学習内容を理解したりします。調べ学習では、集めた情報を比較・整理し、PowerPointなどを使って発表資料にまとめます。

利用場面主な活用方法
教科授業教材の閲覧、動画視聴、確認問題、意見共有
家庭学習授業の復習、スタディサプリ、英語教材の利用
課題提出Microsoft Teamsを通した課題の受け取りと提出
探究学習情報収集、資料作成、プレゼンテーション
グループ学習資料や意見の共有、共同編集
学校連絡教材、予定、連絡事項の確認

ICT機器を使うこと自体を目的とするのではなく、必要な情報を選び、自分の考えを整理し、相手へ分かりやすく伝えるための道具として活用しています。

一方、全ての学習をデジタルだけで行うわけではありません。教科書やノートに書く学習も続け、学習内容や目的に応じて紙とデジタルを使い分けます。

パソコンを備えたマルチメディア室

地下2階のマルチメディア室には、各机にパソコンが設置されています。情報に関する授業だけでなく、総合学習やクラブ活動などにも利用されます。

1人1台のiPadを持つ環境であっても、パソコンのキーボード操作、文書作成、表計算、スライド作成などは、将来の学習や仕事に必要となる技能です。

探究活動では、調べた内容を文章や図表にまとめ、発表資料を作成します。マルチメディア室は、情報を集めるだけでなく、それを整理して成果物へ仕上げるための学習空間となっています。

約2万冊を所蔵する図書室

1階の図書室には、約2万冊の蔵書があります。書籍は手に取りやすい開架式の書架に並び、パソコンを使って必要な資料を検索できます。

中庭に面した窓から自然光が入り、落ち着いて読書や学習に取り組める空間です。1階の生徒玄関に近い場所にあるため、登校後や休み時間、放課後にも立ち寄りやすくなっています。

図書室は、一人で本を読むだけの場所ではありません。総合学習や各教科の調べ学習で資料を探したり、友人と話し合いながらグループ学習を行ったりすることもできます。

インターネット上の情報だけに頼らず、書籍や複数の資料を読み比べることで、情報の信頼性を考える力も養います。

実験を通して理解を深める理科室

地下2階の理科室には、生徒がゆとりを持って実験へ取り組める実験台が設置されています。操作手順を確認できるモニターもあり、教員の説明や実験器具の扱い方を見ながら活動できます。

理科では、結果や法則を暗記するだけでなく、自分で予想を立て、実験や観察を行い、その結果から考察することが重要です。

実験中の変化をiPadで撮影したり、測定した数値を表やグラフにまとめたりすることで、ICT教育とサイエンスリテラシー教育を結びつけられます。

一人ひとりが実験へ参加しやすい環境は、科学への興味を深めるだけでなく、安全に器具を扱い、仲間と協力する力を育てることにもつながります。

自然光を取り入れた美術室

美術室は地下にありますが、制作に適した柔らかな自然光を取り入れられるように設計されています。

絵画や造形などの制作では、色や形を正確に捉えるために、光の環境が重要です。落ち着いた空間で作品と向き合い、自分の感覚や考えを表現します。

授業だけでなく、美術系のクラブ活動や学校行事の制作物などにも活用できる施設です。

250席を備えた満紀記念ホール

2階の満紀記念ホールは、階段状の座席を備えた約250席の集会室です。学年集会や全校集会、説明会、講演などに利用されます。

プロジェクターが設置され、大きな画面で映像や資料を確認できます。教員から説明を受けるだけでなく、生徒が探究活動や学習成果を発表する場としても活用できます。

教室より広く、体育館よりも話を聞きやすい空間があることで、目的に応じた集会や発表を行えます。

学習と進路を支えるS-navi

2階には、進路・学習支援ルーム「S-navi」が設けられています。学習方法や進路について相談できる施設で、現役大学生のチューターが生徒の質問や相談に対応します。

教科の問題について質問するだけでなく、勉強の進め方、定期試験に向けた計画、大学での学びなどを、年齢の近い大学生に聞けることが特徴です。

教員とは異なる立場の大学生と接することで、将来の進学や大学生活を具体的にイメージするきっかけにもなります。

学校には朝学習、習熟度別授業、試験対策講座、長期休暇中の講習などもあります。S-naviは、こうした学習支援を補い、生徒が自分から質問や相談を行うための場所です。

40畳の純和室「静心庵」

地下1階には、40畳の純和室を備えた作法室「静心庵」があります。貞静学園独自の礼法の時間や、茶道などのクラブ活動に利用されています。

礼法では、挨拶や立ち居振る舞いだけでなく、茶道や華道を通して、日本の文化や相手を思いやる心を学びます。

一般的な教室で説明を聞くだけではなく、畳の上で正座をし、実際に道具を扱いながら作法を身につけられることが特徴です。

国際教育に力を入れる貞静学園では、海外の文化を学ぶと同時に、日本の文化について理解し、自分の言葉で説明できることも重視しています。静心庵は、学校の建学の精神と国際教育を結ぶ施設といえるでしょう。

実習に対応した調理室

調理室は、家庭科や専門的な実習、クッキング部の活動などに利用されています。車椅子に対応した調理台も設置され、さまざまな生徒が活動しやすいように配慮されています。

調理実習では、料理の手順や栄養について学ぶだけでなく、衛生管理、時間配分、役割分担なども身につけます。

グループで協力して一つの料理を完成させる経験は、日常生活に必要な力と、仲間と協働する力の双方を育てます。

2026年度から始まった給食制度

貞静学園中学校では、2026年度から給食制度が始まりました。校内の厨房で調理した給食が、日替わりメニューで提供されています。

中学生は成長期にあり、午後の授業やクラブ活動へ集中するためにも、昼食を安定して取ることが大切です。学校で給食が提供されることで、家庭が毎日弁当を準備する負担も軽減されます。

給食とは別に、カフェテリアでは唐揚げなどの軽食を購入することもできます。

昼食の環境内容
給食校内厨房で調理した日替わりメニューを提供
カフェテリア軽食を購入でき、昼食時以外は交流や休憩にも利用
アレルギー対応一部対応できない項目があるため、学校との個別相談が必要

食物アレルギーについては、一部除去できない項目があります。アレルギーのある受験生は、入学前に対応できる範囲や手続を学校へ確認する必要があります。

中庭とつながるカフェテリア

地下1階のカフェテリアは、光が入る中庭と連続した雰囲気になるように設計されています。

昼食を取るだけでなく、昼休みや放課後に友人と過ごす交流の場としても利用されます。教室とは異なる場所で気持ちを切り替え、休憩できる空間です。

校舎内に食事と交流のための場所があることで、学年やクラスを越えた生徒同士のコミュニケーションも生まれやすくなります。

講堂としても使える第一体育館

第一体育館には、正式なバスケットボールコートを設けられる広さがあります。体育の授業やクラブ活動のほか、学校行事や集会にも利用されます。

移動式の観覧席と本格的なステージ設備を備え、利用目的に応じて空間を変えられることが特徴です。

運動を行う体育館と、発表や式典を行う講堂の機能を一つの施設が担っています。都心の限られた校地を効率的に利用した設備です。

体操やダンスに利用する第二体育館

第二体育館は、地下1階の中庭に面した小体育施設です。体操、柔道、卓球、ダンスなどの授業やクラブ活動に利用されます。

第一体育館と第二体育館を使い分けることで、複数の授業や活動を同時に進めやすくなっています。

初期の学校紹介では「屋上に第二体育館がある」と説明される場合がありますが、現在の公式フロアマップでは、第二体育館は地下1階に配置されています。

防音設備を備えたトレーニングルーム

地下2階のトレーニングルームは、防音設備を備えた多目的体育施設です。リトミックなどの授業に加え、太鼓部やダンス部などの活動にも使われています。

エアロバイクや複合トレーニングマシンも設置され、基礎体力づくりや身体づくりに利用できます。

音や振動を伴う活動を行える専用空間があることで、授業や他のクラブ活動への影響を抑えながら練習できます。

人工芝とバスケットゴールを備えた中庭

地下1階には、上部から光が入る中庭があります。人工芝が敷かれ、バスケットゴールも設置されています。

バスケットボールのほか、サッカーやフットサルなどの軽い運動にも利用できます。校外のグラウンドへ移動しなくても、校舎内で身体を動かせる場所です。

学校の敷地は都市型のため、一般的な学校のような広い土のグラウンドはありません。体育祭などでは外部施設も利用しますが、日常の体育活動やクラブ活動には、体育館、中庭、トレーニングルーム、テニスコートなどを使い分けています。

砂入り人工芝のテニスコート

3階部分には、砂入り人工芝のテニスコートがあります。水はけに配慮したサーフェスで、夜間照明やサービス練習場も備えています。

校舎の上層部分に運動施設を設けることで、限られた敷地を有効に活用しています。体育の授業やテニス部の活動などに利用されます。

なお、テニスコートは学校公式のフロアマップでは3階に位置しており、校舎の屋上はコニファーガーデンとなっています。

ピアノレッスン室と音楽室

4階のピアノレッスン室には、22台のピアノが設置されています。授業や自主練習などに利用でき、複数の生徒が同時に鍵盤楽器へ触れられる環境です。

5階の音楽室は、音楽の授業に加え、吹奏楽部や合唱部などのクラブ活動にも利用されます。

併設高校には幼児教育・保育系進学コースがあり、音楽やピアノの設備は、高校進学後に保育・幼児教育分野を目指す生徒の学びにもつながります。

生徒がくつろげるコニファーガーデン

校舎の屋上には、コニファーガーデンと呼ばれる庭園があります。天候がよい日には、周囲の景色を眺めながら友人と過ごしたり、昼食を取ったりできる憩いの場です。

授業やクラブ活動の合間に気分を切り替えられる屋外空間があることは、都市型キャンパスの中で過ごす生徒にとって大切です。

運動施設ではなく、会話や休憩を楽しむための落ち着いた場所として活用されています。

カウンセリング室と保健室

生徒玄関に近い1階には、カウンセリング室と保健室が設けられています。

カウンセリング室は、生徒が入りやすく、落ち着いて相談できる場所に配置されています。学習、友人関係、家庭生活、将来への不安など、中学生が抱えるさまざまな悩みについて相談できます。

隣接する保健室では、体調不良やけがへの対応を受けられます。身体面と心理面の相談場所が近くにあることで、生徒の状況に応じた支援につなげやすくなっています。

少人数教育を掲げる貞静学園では、施設を設けるだけでなく、担任や養護教諭、カウンセラーなどが連携し、生徒の変化を早めに把握することが重要となります。

学校の象徴となる「幸福の女神像」

生徒玄関には、貞静学園の象徴である「幸福の女神像」が設置されています。

女神像は「ひなづる」が大空へ羽ばたく姿を表し、生徒が未来に向かって成長してほしいという願いが込められています。

文化祭の名称である「ひなづる祭」にもつながる、学校の歴史や教育理念を象徴する存在です。

都市型キャンパスならではの特徴

貞静学園中学校は、茗荷谷駅から徒歩1分という都心の学校です。広大な屋外グラウンドや複数の独立した校舎を持つ郊外型の学校とは、施設の構成が異なります。

その代わり、地下から屋上までを利用し、教室、実験室、図書室、体育施設、テニスコート、カフェテリア、庭園などを一つの建物の中に配置しています。

都市型キャンパスの利点確認しておきたい点
教室間の移動距離が短い広い屋外グラウンドは校内にない
駅から近く、通学時間を抑えやすい体育祭などで外部施設を利用する場合がある
学習・運動・文化施設が一つの校舎に集まる郊外型キャンパスとは開放感や規模が異なる
天候に左右されにくく校内を移動できるクラブによっては校外施設を利用する可能性がある

施設の豪華さや敷地の広さだけでなく、生徒が日常的に利用しやすいか、希望するクラブ活動を行えるか、本人が校舎の雰囲気を心地よく感じるかを確認することが大切です。

学校見学で確認したい施設

学校説明会やひなづる祭へ参加する際には、普通教室だけでなく、次の施設も見学すると入学後の生活をイメージしやすくなります。

  • 図書室の蔵書や学習スペース
  • 普通教室の広さとICT設備
  • 理科室やマルチメディア室
  • S-naviの利用方法と開室時間
  • 第一体育館、第二体育館、中庭
  • 希望するクラブが利用する活動場所
  • 給食の内容とカフェテリアの雰囲気
  • カウンセリング室や保健室の支援体制
  • 校内の移動のしやすさ
  • 災害時の安全対策

特に、広い屋外グラウンドでの運動を希望する場合や、特定のクラブへ入部したい場合は、普段の活動場所や外部施設の利用状況を確認するとよいでしょう。

学習・生活・心身の成長を支える環境

貞静学園中学校の施設は、見た目の新しさや規模だけを重視したものではありません。

図書室やS-naviは学習と進路を支え、理科室やマルチメディア室は探究とICT教育を支えます。静心庵や調理室は日本文化や生活力を育て、体育館や中庭は身体活動とクラブ活動の場となります。

さらに、カフェテリアと給食制度が日々の生活を支え、保健室とカウンセリング室が心身の健康を支えています。

貞静学園中学校は、駅から徒歩1分の都市型キャンパスに、学習・文化・運動・生活支援の機能をコンパクトにまとめた学校です。

全教室のICT環境、約2万冊を備えた図書室、2つの体育館、作法室、学習支援ルーム、2026年度からの給食制度などを活用しながら、生徒一人ひとりの学びと学校生活を支えています。

学校生活と行事|ひなづる祭や海外研修で仲間との絆を深める

貞静学園中学校では、日々の授業に加え、体育祭、ひなづる祭、校外学習、宿泊研修、国際交流など、年間を通して多彩な行事が行われています。

学校行事を単なる楽しいイベントとして終わらせるのではなく、仲間と協力する力、自分の役割を果たす責任感、相手を思いやる姿勢を身につける学びの機会として位置づけていることが特徴です。

中学校は少人数のため、クラスや学年内で互いの顔や個性を理解しやすく、行事の準備にも一人ひとりが関わります。中高合同で行う体育祭やひなづる祭では、高校生の活動を見ることや、学年を越えて交流する機会もあります。

学校行事を通して育てる人間力

貞静学園が教育の柱としている「人間力」は、教室の授業だけで身につくものではありません。

体育祭で仲間を応援すること、文化祭で来校者を迎えること、校外研修で時間やルールを守ること、宿泊行事で友人と助け合うことなど、学校生活のさまざまな場面を通して育てます。

行事の準備では、意見が合わなかったり、予定通りに進まなかったりすることもあります。そのような場面で話し合い、役割を調整し、最後まで活動をやり遂げる経験が、建学の精神である「至誠・和敬・慈愛」につながります。

貞静学園中学校の主な年間行事

時期中学校の主な行事
4月始業式、入学式、新入生ガイダンス、防災訓練、中学1年生オープニングセミナー
5月生徒総会、中間試験、創立記念式典、校外学習、中学2年生鎌倉研修
6月生徒会役員改選、体育祭
7月期末試験、TOKYO GLOBAL GATEWAY語学研修、終業式、夏期講習、夏期研修、希望者ホームステイ
9月始業式、防災訓練、芸術鑑賞、ひなづる祭
10月中間試験、中学3年生修学旅行
11月校外学習
12月期末試験、終業式、冬期講習、総合学習「個人研究発表会」
1月始業式
2月中学3年生卒業試験、レシテーションコンテスト
3月学年末試験、卒業式、修了式

行事の時期、行き先、実施内容は年度によって変更される場合がありますが、定期試験や講習と、体験活動や学校行事が年間を通してバランスよく配置されています。

新しい仲間との関係を築くオープニングセミナー

中学1年生は、入学後にオープニングセミナーへ参加します。新しい友人や教員との関係を築き、貞静学園での生活を始めるための校外行事です。

異なる小学校から入学した生徒にとって、中学校生活の最初は緊張や不安を感じやすい時期です。授業とは異なる環境で活動し、友人と会話を重ねることで、互いの名前や性格を知るきっかけをつくります。

グループ活動では、自分の意見を伝えるだけでなく、相手の考えを聞き、全員で協力することが求められます。中学校生活に必要な集団行動や、時間を守ること、周囲を見て行動することも学びます。

入学直後にクラスのつながりを深めることで、その後の授業、学校行事、クラブ活動にも参加しやすくなります。

中学2年生の鎌倉研修

中学2年生では、歴史と文化を学ぶ鎌倉研修が行われます。

鎌倉の寺社や史跡を訪れ、社会科などで学んだ歴史を実際の建築物や街並みと結びつけます。教科書の写真や文章だけでは分かりにくい大きさ、距離、土地の様子などを自分の目で確かめられる機会です。

研修では、班ごとに見学場所や移動経路を考える自主研修も行われます。目的地へ到着するための順序、移動時間、昼食、集合時刻などを考え、仲間と相談しながら行動します。

道に迷ったときや予定が遅れたときにも、自分たちで状況を確認し、協力して判断しなければなりません。歴史や文化について学ぶだけでなく、計画力、協調性、責任感を育てる行事です。

中高合同で盛り上がる体育祭

体育祭は、中学生と高校生が参加する学校生活の大きな行事です。校内に広い屋外グラウンドがないため、主に外部の体育施設を利用して行われます。

生徒はクラスやチームに分かれ、さまざまな競技に取り組みます。運動が得意な生徒だけでなく、応援、係活動、準備、片付けなど、それぞれが自分の役割を担います。

競技でよい結果を出すことも目標の一つですが、仲間のために声を出して応援することや、決められた役割を最後まで果たすことも大切です。

中学生にとっては、高校生の競技や行動を身近に見る機会でもあります。先輩の姿から、集団をまとめる方法や周囲へ配慮する姿勢を学べることも、中高合同行事の魅力です。

文化祭「ひなづる祭」

貞静学園中学校・高等学校の文化祭は、「ひなづる祭」と呼ばれ、例年9月に開催されます。

クラス、学年、クラブなどが、日頃の学習や活動の成果を展示や発表として披露します。生徒は企画内容を考え、必要なものを準備し、当日は来校者を迎えます。

行事を成功させるためには、一部の生徒だけに任せるのではなく、受付、案内、展示制作、発表、会場装飾など、さまざまな役割を分担する必要があります。

人前で話すことが得意な生徒だけでなく、細かな準備を丁寧に進められる生徒、周囲を見て行動できる生徒にも活躍の場があります。

総合学習の成果を発表

中学校の総合学習では、「国際理解」「環境」「人権」をテーマに、生徒自身が課題を決めて調査を進めます。

ひなづる祭では、中学1年生から3年生までの縦割りグループで研究成果を発表します。異なる学年の生徒が一つのグループとなり、上級生が下級生を支えながら内容をまとめます。

調べた情報を並べるだけでなく、来場者に分かりやすく伝えるために、文章、写真、図表、スライドなどを工夫します。質問を受けた際には、自分たちが調査した内容を基に説明します。

上級生にとっては、グループをまとめ、後輩へ助言する経験となります。下級生にとっては、上級生の発表方法や考え方を学ぶ機会です。

受験生が学校の雰囲気を確かめられる行事

ひなづる祭は、受験生や保護者が在校生の様子を見られる貴重な機会です。

学校説明会では教育方針や入試制度について詳しく聞けますが、文化祭では、生徒同士の関係、教員との距離感、クラブ活動、校内の雰囲気などを実際に確かめられます。

見学する際には、展示内容だけでなく、次のような点にも注目すると学校生活をイメージしやすくなります。

  • 在校生が来校者へどのように挨拶や案内をしているか
  • 中学生と高校生がどのように関わっているか
  • 教員が生徒の活動をどのように支えているか
  • 文化部や運動部の活動内容
  • 校舎内の移動のしやすさや施設の使われ方

年度によって事前予約が必要になる場合があるため、見学時には最新の案内を確認する必要があります。

TOKYO GLOBAL GATEWAYで英語を実践

中学生は、体験型英語学習施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」で語学研修を行います。

施設内には、海外の空港、店舗、レストラン、仕事場などを想定した場面が設けられています。生徒は英語を使って質問したり、買い物や注文などの課題に取り組んだりします。

教室で覚えた単語や文法を、実際のコミュニケーションの中で使うことが目的です。完璧な英語を話すことよりも、相手の話を聞き、知っている表現を組み合わせて自分の意思を伝える姿勢を大切にします。

自分の英語が相手に伝わる喜びを感じる一方、言いたいことを表現できない難しさにも気づきます。その経験が、日常の英語学習や英検への意欲につながります。

希望者が参加できるニュージーランドホームステイ

夏休みには、中学生・高校生の希望者を対象としたニュージーランドホームステイが行われます。

参加者は現地の家庭で生活しながら、学校生活や文化体験に取り組みます。授業中だけでなく、朝の挨拶、食事、買い物、休日の外出など、日常生活のさまざまな場面で英語を使います。

ホームステイでは、分からないことがあっても日本語で説明してもらえるとは限りません。表情、身振り、知っている単語などを使い、自分から相手に働きかける必要があります。

異なる食文化や生活習慣に触れる中で、日本での当たり前を見直し、相手の文化を尊重する姿勢を身につけます。

語学力の向上だけでなく、初めての環境へ踏み出す行動力、自分のことを説明する力、周囲の人と関係を築く力を育てる研修です。

夏期研修と夏期講習

夏休みには、学校生活や体験を重視した夏期研修に加え、国語・数学・英語を中心とした夏期講習が行われます。

夏期研修では、普段の教室を離れて仲間と活動し、集団生活や体験学習を通して関係を深めます。

夏期講習では、1学期に学習した内容を振り返り、理解が不十分だった単元を補強します。学校行事や体験だけに偏るのではなく、長期休暇中にも学習を継続し、2学期へ備えます。

体験活動と教科学習を両立させることは、貞静学園中学校の学校生活を象徴する特徴の一つです。

中学3年間の集大成となる京都・奈良修学旅行

中学3年生は、秋に京都・奈良への修学旅行へ参加します。中学校3年間の集大成となる宿泊行事です。

寺社や史跡を訪れ、日本の歴史、文化、宗教、建築などについて学びます。授業や事前学習で調べた場所を実際に訪れることで、知識を具体的な理解へつなげます。

班別行動では、訪問先、交通機関、移動時間などを確認しながら、仲間と協力して行動します。公共の場でのルールやマナーを守ることも、修学旅行における大切な学びです。

数日間にわたって友人と生活する中では、時間の使い方や体調管理、周囲への気遣いも必要になります。楽しい思い出をつくるだけでなく、自分で考えて行動する力を確認する機会です。

礼法・茶道・華道を通して日本文化を学ぶ

貞静学園では、各学期に茶道や華道を学ぶ機会があります。校内の純和室「静心庵」などを利用し、日本の伝統文化や礼儀作法を体験します。

茶道では、茶を点てる手順だけでなく、相手を迎える心や道具を丁寧に扱う姿勢を学びます。華道では、花や植物の特徴を観察し、季節感や空間のバランスを考えながら作品をつくります。

礼法は、決められた形を覚えることだけが目的ではありません。相手の立場を考え、場面に応じた言葉や行動を選ぶための学びです。

海外の文化を学ぶ国際教育と、日本の文化を深く理解する礼法教育を両立させていることが、貞静学園の特徴です。

芸術鑑賞で表現の世界に触れる

年間行事には芸術鑑賞も組み込まれています。音楽、演劇、伝統芸能など、普段の授業とは異なる表現に触れる機会です。

作品を鑑賞する際には、内容を理解するだけでなく、演者の表情、声、動き、舞台の構成などにも注目します。

自分とは異なるものの見方や表現方法に触れる経験は、美術や音楽などの学習だけでなく、探究発表や英語のレシテーションにもつながります。

個人研究発表会で3年間の探究を深める

12月には、総合学習の個人研究発表会が行われます。

ひなづる祭でのグループ発表とは異なり、一人ひとりが自分のテーマについて調査し、考えた内容を発表します。

個人発表では、テーマを決めること、必要な資料を探すこと、情報を整理すること、スライドを作ること、制限時間内に説明することまでを自分で進めます。

発表後に質問や感想を受けることで、自分では気づかなかった視点を知り、研究内容をさらに深めます。

高校進学後の探究活動、大学入試の総合型選抜、大学でのレポートや発表にもつながる基礎的な力を、中学校から育てます。

英語レシテーションコンテスト

2月には、英語のレシテーションコンテストが行われます。生徒は300語程度の英文を暗唱し、人前で発表します。

単語や文章を正確に覚えるだけでなく、発音、イントネーション、流暢さ、目線、声の大きさ、表情などを意識します。

評価される力主な内容
発音英語の音を正確に表現できるか
流暢さ適切な速さやイントネーションで話せるか
姿勢相手を見て、聞き取りやすい声で発表できるか
表現力内容に合わせて声や表情を工夫できるか

長い英文を暗唱するためには、短期間の練習だけでは足りません。毎日少しずつ繰り返し、教員や友人から助言を受けながら完成度を高めます。

努力の成果を大勢の前で発表する経験は、英語力だけでなく、人前で自分を表現する自信にもつながります。

防災訓練と安全教育

防災訓練は4月と9月の年間2回予定されています。地震や火災などが発生した場合を想定し、避難経路や集合場所、校内での行動を確認します。

貞静学園は茗荷谷駅から近い都心の学校であり、災害時には交通機関が停止して帰宅できなくなる可能性もあります。

訓練を通して、生徒は教員の指示を待つだけでなく、周囲の状況を見て落ち着いて行動することの大切さを学びます。学校には非常用の食料も備蓄され、家庭との連絡体制も整えられています。

生徒会活動で学校を支える

5月には生徒総会、6月には生徒会役員改選が行われます。

生徒会は、学校行事や日々の学校生活を支える役割を担います。生徒の意見を集め、よりよい学校生活をつくるための活動を進めます。

役員や委員だけが学校をつくるのではなく、生徒総会で議題について考えたり、委員会活動に協力したりすることも大切です。

自分たちの学校生活について考え、必要なことを提案し、周囲と協力して実行する経験が、自主性や社会への貢献意識を育てます。

定期試験と講習を行事の間に配置

学校行事が多くても、教科学習を後回しにするわけではありません。5月、7月、10月、12月、3月などに定期試験があり、夏休みと冬休みには講習が行われます。

行事の準備と試験勉強が重なる時期には、自分で予定を立て、限られた時間を使う必要があります。

スコラ手帳を使って課題、練習、試験勉強の予定を整理し、教員の支援を受けながら時間管理の方法を学びます。

勉強だけ、行事だけに偏らず、どちらにも責任を持って取り組む経験が、中高一貫校で過ごす6年間の成長につながります。

高校進学後にはさらに体験の幅が広がる

高校では、コース別の行事や修学旅行、進路ガイダンスなどが加わります。希望者を対象としたスキー研修や海外留学など、活動の選択肢も広がります。

中学校で身につけた集団生活の基本、時間管理、英語で伝える力、探究発表の経験などを、高校でのより専門的な活動へつなげます。

中学校と高校の行事を別々に考えるのではなく、6年間を通して少しずつ役割や活動範囲を広げていくことが、中高一貫教育の利点です。

行事を通して「至誠・和敬・慈愛」を実践

貞静学園中学校の学校行事では、建学の精神である「至誠・和敬・慈愛」を、実際の行動を通して学びます。

  • 至誠:自分の役割や準備に誠実に取り組む
  • 和敬:仲間の意見を聞き、互いを尊重して協力する
  • 慈愛:困っている人を助け、来校者や周囲の人へ配慮する

行事が成功したかどうかだけでなく、その過程でどのように仲間と関わり、自分がどのように行動したかを大切にしています。

貞静学園中学校の学校生活は、体育祭やひなづる祭で仲間との絆を深め、校外研修や修学旅行で自立心を育て、英語研修や海外ホームステイで視野を世界へ広げる構成です。

少人数の温かな環境の中で、勉強、行事、国際交流、日本文化の学習に幅広く取り組みながら、自分の役割を考えて行動できる生徒へ成長していきます。

クラブ活動|中高合同で多彩な活動に挑戦できる環境

貞静学園中学校では、中学生は全員がいずれかのクラブへ入部します。運動部から文化部まで幅広い活動があり、これまで経験した競技や分野を続けることも、中学校入学を機に新しい活動へ挑戦することもできます。

多くのクラブは中学生と高校生が一緒に活動しています。中学生は高校生から技術や活動方法を学び、高校生になった後は後輩を支える立場へ成長します。

学年を越えた活動を通して、競技や文化活動の技術だけでなく、挨拶、礼儀、時間管理、責任感、仲間と協力する姿勢を身につけることが、貞静学園のクラブ活動の特徴です。

中学生は全員がクラブへ入部

貞静学園中学校では、クラブ活動を学校生活と人間教育の大切な一部として位置づけ、中学生は全員がクラブへ所属します。

活動日数はクラブによって異なり、ほぼ毎日活動するクラブもあれば、週2~3日程度のクラブもあります。最終下校は18時です。

項目中学校のクラブ活動
加入中学生は全員入部
活動日数週2~3日から、ほぼ毎日までクラブによって異なる
最終下校18時
休日の活動大会、練習試合、発表会の前などに実施する場合がある
長期休暇クラブによって合宿や大会、集中練習などを行う
主な発表機会体育祭、ひなづる祭、コンクール、地域交流、リサイタルなど

活動日や練習時間がクラブごとに異なるため、入部する際には、授業や家庭学習との両立、休日の活動、大会や発表会の頻度などを確認することが大切です。

放課後には、クラブ活動だけでなく、補習、検定対策、試験前講座などが行われることもあります。限られた時間の中で予定を整理し、学習と活動の両方へ責任を持って取り組む力が求められます。

中学生が参加できる主な運動系クラブ

クラブ対象主な活動
女子バスケットボール部中学・高校基礎練習、チーム練習、練習試合、大会参加
女子フットサル部中学・高校ボール技術、連係練習、ゲーム形式の練習
女子バレーボール部中学・高校基礎技術、チームプレー、練習試合、大会参加
テニス部中学・高校ストローク、サーブ、試合形式の練習
体操部中学・高校柔軟、基礎体力、体操技術の練習
バドミントン部中学・高校基礎打ち、フットワーク、試合形式の練習
卓球部中学・高校基本技術、ラリー、試合形式の練習
太鼓部中学・高校和太鼓の演奏、舞台発表、行事への参加

女子バスケットボール部、女子フットサル部、女子バレーボール部は女子を対象としたクラブです。男子が中学校から参加できる運動系クラブとしては、テニス、体操、バドミントン、卓球、太鼓などがあります。

クラブの新設・休止や募集対象は年度によって変わる可能性があるため、希望する活動が決まっている場合は、学校説明会や入学前の案内で最新情報を確認する必要があります。

体育施設を使い分けた運動部の活動

校内には、第一体育館、第二体育館、トレーニングルーム、人工芝の中庭、テニスコートなどがあります。

施設利用が考えられる活動
第一体育館バスケットボール、バレーボール、学校行事など
第二体育館体操、卓球、ダンス系活動など
トレーニングルーム基礎体力づくり、太鼓の練習など
人工芝の中庭フットサル、軽運動、基礎練習など
テニスコートテニス部の練習

貞静学園は都心型のキャンパスであり、校内に広大な屋外グラウンドはありません。そのため、競技や活動内容によっては、校内施設を時間ごとに使い分けたり、外部施設を利用したりする場合があります。

広いグラウンドで毎日練習したい場合や、特定の競技へ本格的に取り組みたい場合は、普段の活動場所、練習日数、外部施設への移動などを確認しておくとよいでしょう。

チームで協力する女子バスケットボール部

女子バスケットボール部は、中学生と高校生が一緒に活動するクラブです。ドリブル、パス、シュート、ディフェンスなどの基本技術を身につけ、練習試合や大会へ向けてチーム力を高めます。

バスケットボールでは、個人の技術だけでなく、周囲の動きを見て判断し、仲間と連係する力が必要です。自分が得点することだけでなく、味方がプレーしやすいように動き、声をかけ合うことを学びます。

2026年にも大会への参加や結果が学校のクラブ活動ブログで紹介されており、継続的に対外試合へ取り組んでいます。

少人数でも楽しめるラケット競技

テニス部、バドミントン部、卓球部では、ラケットを使った競技に取り組みます。

ラケット競技は個人戦が中心となる場合もありますが、日々の練習では部員同士が球を出し合い、助言し合いながら技術を高めます。団体戦では、個人の試合結果がチーム全体の結果につながります。

初心者は、ラケットの持ち方や基本動作から練習し、経験者は大会やより高い技術を目標に取り組みます。自分の習熟度に合わせて練習課題を設定しやすいことも、ラケット競技の特徴です。

バドミントン部では、中学生と高校生が一緒に活動し、自分たちで必要な練習メニューを考えることもあります。指示された練習をこなすだけでなく、現在の課題を考えて行動する自主性を育てます。

伝統と迫力を感じられる太鼓部

太鼓部は、貞静学園を代表する文化的な活動の一つです。中学生と高校生が一緒に和太鼓の演奏へ取り組みます。

和太鼓は、力強く打つだけでは美しい演奏になりません。姿勢、腕の動き、音の強弱、全員のリズムなどをそろえる必要があります。

一人の音がずれると演奏全体に影響するため、周囲の音を聞き、仲間と呼吸を合わせる集中力と協調性が求められます。

ひなづる祭などの学校行事や外部の発表機会では、日頃の練習成果を披露します。日本の伝統的な楽器に触れながら、舞台上で自分を表現したい生徒に向いているクラブです。

中学生が参加できる主な文化部

分野主なクラブ
音楽・舞台吹奏楽部、合唱部、箏曲部、太鼓部、演劇部
日本文化茶道部、華道部、書道部、箏曲部
芸術・創作美術部、文芸部、演劇部
科学・情報理科部、パソコン部
語学・国際ESS
生活・食クッキング部

文化部には、作品や演奏を完成させる活動だけでなく、研究、調査、創作、発表などに取り組むクラブがあります。

運動が得意ではない生徒も、自分の興味に応じて活動を選び、学校生活の中に自分の居場所を見つけやすい構成です。

中高合同で演奏する吹奏楽部

吹奏楽部は、中学生と高校生が一緒に活動しています。楽器ごとの基礎練習やパート練習を行い、全員で一つの音楽をつくる合奏へつなげます。

初心者は楽器の持ち方や音の出し方から学び、経験者は演奏技術や表現力をさらに高めます。個人練習だけでなく、他の楽器の音を聞き、全体の音量や速度を合わせることが必要です。

プロのクラリネット奏者から継続的な指導を受け、行事前には各楽器の専門家を招いて強化練習を行うこともあります。

体育祭やひなづる祭で演奏するほか、コンクール、アンサンブルコンテスト、近隣の保育園での演奏会、ダンス部との合同リサイタルなどにも取り組みます。

中高合同で活動する吹奏楽部は、2025年度の東京都高等学校吹奏楽コンクールC組で金賞を受賞しました。中学生は高校生の演奏や練習姿勢に触れながら、6年間を見通して技術を積み重ねられます。

礼法教育にもつながる茶道部・華道部

茶道部と華道部では、学校の建学の精神や礼法教育につながる日本文化を学びます。

茶道部では、茶を点てる手順だけでなく、道具を丁寧に扱うこと、相手を迎えること、静かな空間で自分の動作に集中することを学びます。

華道部では、花や植物の形、色、季節感を生かして作品をつくります。同じ材料を使っても一人ひとり異なる作品になるため、自分の感性を表現できます。

校内の純和室「静心庵」など、学校の設備を使いながら実践的に取り組めることが特徴です。

海外研修や国際交流に関心がある生徒にとっても、日本の文化を自分の言葉で紹介するための経験となります。

食への関心を深めるクッキング部

クッキング部では、校内の調理室を使ってさまざまな料理や菓子づくりに取り組みます。

料理を完成させるためには、材料の分量、調理の順序、加熱時間、衛生管理などを正しく理解する必要があります。

グループで活動する際には、調理、洗い物、片付けなどの役割を分担し、限られた時間の中で作業を進めます。自分の担当だけでなく、周囲の進み具合を見て手伝う力も身につきます。

家庭で役立つ生活力を身につけたい生徒や、食、栄養、幼児教育、保育などに関心がある生徒にも取り組みやすいクラブです。

科学や情報への関心を深める理科部・パソコン部

理科部では、授業時間だけでは十分に扱えない実験や観察、身近な科学現象の研究などに取り組みます。

自分たちで予想を立て、実験方法を考え、結果を記録することで、教科書の内容をより深く理解できます。研究成果をひなづる祭などで発表する場合には、来場者へ分かりやすく説明する力も必要です。

パソコン部では、校内のICT環境やマルチメディア室を利用し、パソコンの操作、作品制作、情報技術に関する活動などへ取り組みます。

授業で使用するiPadとは異なり、キーボードを備えたパソコンを利用することで、文書作成、画像編集、プログラムなど、より幅広い技能へ関心を広げられます。

地域を歩き、作品へ触れる文芸部

文芸部では、小説、詩、短歌、俳句などの創作や読書に加え、文学に関係する場所を訪れる活動も行われています。

近年は、護国寺、雑司ヶ谷霊園、湯島天神などを巡る文学散歩や、出版社である小学館を訪問する活動が紹介されています。

作品を読むだけでなく、作家や文学作品に関係する街や場所を実際に歩くことで、時代背景や土地とのつながりを考えます。

文章を書くことが好きな生徒だけでなく、読書が好きな生徒、歴史や街歩きに関心がある生徒にも活動の幅があります。

作品や舞台で自分を表現するクラブ

美術部、書道部、合唱部、演劇部などでは、作品制作や舞台発表を通して自分の考えや感情を表現します。

  • 美術部:絵画や造形などに取り組み、作品を展示します。
  • 書道部:文字の形や筆の運びを学び、作品制作や発表に取り組みます。
  • 合唱部:発声やハーモニーを練習し、仲間と一つの音楽をつくります。
  • 演劇部:台本、演技、演出、舞台準備などを協力して進めます。
  • 箏曲部:箏の演奏を通して、日本の音楽文化に触れます。

完成した作品や演奏だけでなく、構想を考え、練習や制作を繰り返す過程が大切です。思うように表現できないときにも、教員や仲間から助言を受け、少しずつ完成度を高めます。

英語を楽しみながら使うESS

ESSでは、英語を使った会話や文化活動などに取り組みます。

授業で学んだ単語や表現を使い、ゲーム、発表、作品制作などを通して英語に触れます。英語を正確に話すことだけを重視せず、相手と意思を伝え合う楽しさを感じられる活動です。

英語が得意な生徒だけでなく、英語への苦手意識を減らしたい生徒や、海外の文化に興味がある生徒にも選択肢となります。

TOKYO GLOBAL GATEWAYでの研修やニュージーランドホームステイなど、学校全体の国際教育ともつながる活動です。

ひなづる祭は文化部の大きな発表の場

文化部にとって、9月のひなづる祭は日頃の成果を披露する重要な機会です。

演奏、舞台発表、作品展示、研究紹介、体験企画など、クラブごとに活動内容を生かした発表を行います。

来場者に楽しんでもらうためには、作品や演奏の質を高めるだけでなく、会場の準備、案内、時間管理、片付けなどにも取り組まなければなりません。

中学生は高校生から発表の進め方を学びながら、自分の担当を果たします。学年が上がるにつれて、後輩への説明や活動全体の運営を担うようになります。

地域や他者とつながるクラブ活動

クラブ活動の成果は、校内だけで発表されるとは限りません。大会やコンクールへの出場、他校との合同練習、近隣施設での演奏などを通して、学校外の人とも関わります。

吹奏楽部が近隣の保育園で演奏したり、運動部が他校と練習試合を行ったりする活動は、自分たちの技能を試すだけでなく、相手への挨拶や感謝、学校を代表して行動する責任を学ぶ機会です。

公式クラブページに掲げられている「学年を超えて、全員がTEISEI代表になる」という言葉には、校外でも貞静学園の生徒として誠実に行動してほしいという考えが表れています。

高校から選べるクラブもある

現在の公式クラブ一覧では、次の活動は高校生のみを対象としています。

  • 男子バスケットボール部
  • ダンス部
  • ソフトテニス部
  • 男子サッカー部
  • ボランティア部
  • 軽音楽部

そのため、中学校入学直後からこれらのクラブへ参加できるとは限りません。特に、男子サッカーやダンス、軽音楽などを希望している受験生は、中学校段階で参加できる活動を確認しておく必要があります。

中学校では別のクラブで経験を積み、高校進学後に新しい活動へ移ることも考えられます。中高6年間で同じクラブを続けることだけが選択肢ではありません。

クラブ選びで確認したいポイント

クラブ活動は日々の学校生活に大きく関わるため、名称や競技だけで決めず、次の点も確認することが大切です。

  • 中学生が入部できるクラブか
  • 活動曜日と1週間の活動日数
  • 18時の最終下校までにどのくらい練習できるか
  • 日曜日や祝日の大会・発表会があるか
  • 長期休暇中の合宿や集中練習の有無
  • クラブ活動に必要な用具、衣装、楽器などの費用
  • 中学生と高校生がどのように一緒に活動しているか
  • 校内と校外のどちらで活動するか
  • 補習や検定対策との両立方法
  • 初心者への指導体制

活動日数が多いクラブに入る場合は、帰宅後の学習時間や休養も考える必要があります。一方、週2~3日程度のクラブを選べば、放課後の補習や自習と組み合わせやすくなります。

クラブ活動を通して実践する「至誠・和敬・慈愛」

貞静学園のクラブ活動には、建学の精神である「至誠・和敬・慈愛」が反映されています。

  • 至誠:練習や準備へ誠実に取り組み、自分の役割を最後まで果たす
  • 和敬:先輩、後輩、仲間、対戦相手を尊重し、協力して活動する
  • 慈愛:困っている部員を支え、周囲へ気を配る

大会で勝つことや上手に発表することだけでなく、その目標へ向かう過程でどのように行動したかを大切にしています。

貞静学園中学校のクラブ活動は、全員入部の環境で中学生と高校生が交流し、運動・音楽・日本文化・科学・創作など、多彩な分野へ挑戦できることが特徴です。

少人数の学校だからこそ、一人ひとりが活動の一員として役割を持ちやすく、練習、発表、学校行事を通して学校生活への参加意識を高められます。学習とクラブ活動を両立しながら、自分の好きなことや得意なことを見つけたい生徒にとって、成長の機会が用意されています。

進学実績と卒業後の進路|少人数の進路指導で一人ひとりの目標を支える

貞静学園中学校では、中学校から高校までの学びを通して、生徒一人ひとりが自分の興味や適性を知り、将来の目標を具体化することを大切にしています。

併設する貞静学園高等学校には、難関大学への進学を目指す特別進学コース、幅広い大学や医療系分野に対応する総合進学コース、幼児教育や保育を専門的に学ぶ幼児教育・保育系進学コースがあります。

大学名や偏差値だけを基準に進路を決めるのではなく、本人が学びたい内容、将来目指す職業、得意教科、入試方式などを踏まえ、担任との面談や進路ガイダンスを重ねながら進学先を選びます。

中学校での学びを高校の3コースへつなげる

中学校では、全員が共通のカリキュラムで基礎学力、学習習慣、英語力、ICT活用力、探究する力を身につけます。

高校進学後は、本人の学力や希望する進路に応じて、3つのコースで大学進学を目指します。

高校のコース主な学び想定される進路
特別進学コース少人数指導、大学入試対応授業、模試、受験講座国公立大学、早慶上理、GMARCH、難関私立大学など
総合進学コース基礎の学び直し、文理選択、探究、小論文・面接対策私立大学、看護・医療系大学、総合型・推薦型選抜など
幼児教育・保育系進学コース幼児教育、保育、ピアノ、表現、保育実習、高大連携幼児教育・保育系大学、短期大学、専門学校など

中学入学時に大学や職業まで決まっている必要はありません。授業、探究学習、クラブ活動、ボランティア、校外研修などを通して自分の興味を広げ、高校でのコース選択へつなげていきます。

2025年度卒業生の進路状況

2025年度の高校卒業生は166名で、このうち130名が4年制大学へ進学しました。大学進学率は78.3%です。

短期大学への進学は4.2%で、4年制大学と短期大学を合わせた進学率は82.5%となっています。

進路2025年度卒業生の割合
4年制大学78.3%
短期大学4.2%
専門学校13.3%
その他4.2%

4年制大学への進学が中心ですが、幼児教育、保育、医療、芸術など、資格や専門技能を重視して短期大学や専門学校を選ぶ生徒もいます。

また、2025年度の進路決定率は95.8%でした。大学進学だけを学校の唯一の目標とするのではなく、生徒が希望する分野や職業に応じて、多様な進路を支援していることが分かります。

2025年度の主な大学合格実績

2025年度には、早稲田大学への合格者を輩出したほか、中央大学、武蔵大学、獨協大学、日本大学、東洋大学などにも合格者が出ています。

大学群・大学2025年度の合格者数
早稲田大学1名
GMARCH1名(中央大学1名)
成成明学獨國武3名(武蔵大学2名、獨協大学1名)
日東駒専7名(日本大学3名、東洋大学4名)
大東亜帝国23名

大東亜帝国の内訳は、大東文化大学1名、東海大学1名、亜細亜大学2名、帝京大学15名、国士舘大学4名です。

大学合格者数は、原則として一人が複数の大学や学部へ合格した場合を含む延べ人数です。実際の進学者数とは一致しないため、進学実績を見る際には区別する必要があります。

過去3年間の国公立・難関私立大学実績

学校が公表している過去3年間の実績では、国公立大学や難関私立大学にも合格者を輩出しています。

区分主な合格大学
国公立大学横浜国立大学、埼玉大学、東京都立大学
早慶上理早稲田大学、上智大学、東京理科大学
GMARCH明治大学、立教大学、法政大学、学習院大学、中央大学
成成明学獨國武明治学院大学、獨協大学、國學院大學、武蔵大学
日東駒専日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学

卒業生数が大規模な進学校ほど多くないため、難関大学の合格者数だけを比較すると目立ちにくい面があります。一方、少人数の特別進学コースでは、生徒の志望校や受験科目に合わせた個別指導を行い、国公立大学や難関私立大学への合格を目指します。

看護・医療系大学への進学に対応

貞静学園高等学校では、看護、医療、歯学、保健などの分野を希望する生徒への進路指導にも力を入れています。

過去3年間の主な合格先には、次の大学があります。

  • 東京都立大学
  • 日本歯科大学
  • 順天堂大学
  • 杏林大学
  • 東京医科大学
  • 東邦大学
  • 東京保健医療大学
  • 埼玉医科大学

看護・医療系の入試では、英語、数学、理科などの教科学力に加え、志望理由書、小論文、面接が課されることがあります。

学校では、通常の授業や受験講座だけでなく、担任や教科担当による志望理由書の添削、小論文指導、面接練習などを行います。大学教員を招き、本番に近い形で面接練習を行う機会も設けられています。

幼児教育・保育系進学の伝統

貞静学園は、長く幼児教育・保育分野の人材育成に取り組んできた学校です。高校には幼児教育・保育系進学コースがあり、保育者を目指すための専門的な授業を受けられます。

過去3年間の主な合格先には、次の大学があります。

  • 東洋大学
  • 文教大学
  • 明星大学
  • 東京都市大学
  • 武蔵野大学
  • 東京家政大学
  • 大妻女子大学
  • 共立女子大学
  • 実践女子大学
  • こども教育宝仙大学
  • 東京成徳大学
  • 聖徳大学
  • 目白大学

幼児教育・保育系進学コースでは、ピアノや表現、保育に関する専門科目、貞静幼稚園と連携した体験などを通して、保育者に必要な知識や技能を学びます。

高校で専門的な内容に触れたうえで大学へ進めるため、幼稚園教諭や保育士を目指す意思が明確な生徒にとって、将来の学びを具体的にイメージしやすい環境です。

貞静学園短期大学は2026年度から募集停止

これまで貞静学園では、併設する貞静学園短期大学への進学も選択肢の一つでしたが、同短期大学は2026年度以降の学生募集を停止しています。

そのため、現在の中学受験生が将来、貞静学園短期大学へ内部進学することを前提に学校を選ぶことはできません。

幼児教育・保育系進学コース自体は高校で継続されており、東京家政大学やこども教育宝仙大学など、幼児教育・保育を学べる他大学への進学を目指します。

大学との教育提携を進路へ生かす

貞静学園高等学校では、大学との教育提携を進め、高校生が大学の学びや進路選択を具体的に理解できる機会を増やしています。

拓殖大学とは教育提携を結び、大学教員による探究活動の指導や進路講演会などを実施しています。2025年度には拓殖大学への学校推薦枠が32名分あり、5名が進学しました。

東京家政大学、こども教育宝仙大学とも教育提携を結び、特に幼児教育・保育系進学コースの学びと進路支援を充実させています。2025年度には、東京家政大学へ5名、こども教育宝仙大学へ1名が進学しました。

連携大学主な連携内容
拓殖大学進路講演、探究活動への助言、大学との交流、学校推薦枠
東京家政大学幼児教育・保育分野を中心とした高大連携
こども教育宝仙大学保育・幼児教育分野の体験授業や進路支援

教育提携があるからといって、希望者全員が無条件で進学できるわけではありません。推薦には校内成績、出席状況、人物評価などの基準があり、大学側の条件も満たす必要があります。

指定校推薦や学校推薦型選抜も進路の一つ

大学進学では、一般選抜だけでなく、指定校推薦、学校推薦型選抜、総合型選抜なども利用されています。

推薦型の入試では、高校3年生になってからの受験対策だけでなく、高校1年生からの定期考査、提出物、出席状況、学校生活への取り組みが重要です。

特に指定校推薦は、大学から学校へ与えられる枠を利用する制度であり、希望者が複数いる場合は校内選考が行われます。推薦枠の大学や学部、人数は年度によって変更されます。

中学校から日々の授業、小テスト、課題、学校行事へ誠実に取り組む習慣を身につけることが、高校進学後の選択肢を広げます。

特別進学コースの進路指導

特別進学コースでは、少人数の環境を生かし、一般選抜を中心とした大学受験へ対応します。

主要教科では大学入試を意識した授業を行い、模擬試験の結果から一人ひとりの弱点を分析します。放課後の受験講座や長期休暇中の講習を組み合わせ、志望大学に必要な科目を強化します。

国公立大学を目指す場合は、複数教科を長期間にわたって学習する必要があります。私立難関大学を目指す場合も、英語、国語、数学などの受験科目で安定した得点力が求められます。

少人数で教員へ質問しやすい環境を生かし、分からない内容を早めに解消しながら、学習量を積み重ねられる生徒に向いているコースです。

総合進学コースの進路指導

総合進学コースでは、中学校内容の学び直しから始め、基礎を固めながら幅広い大学進学を目指します。

高校1年生で中学校3年間の英語や数学を復習し、理解が不十分な部分を補いながら、高校内容へ進みます。基礎を整えたうえで、文系・理系や希望する分野に応じた科目を選択します。

一般選抜だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜にも対応し、志望理由書、小論文、面接、活動報告などの準備を進めます。

大学名を先に決めるのではなく、自分が大学で何を学び、将来どのような仕事に就きたいかを考えながら進路を選びます。

S-naviで学習と進路を個別に支援

校内には、進路・学習支援ルーム「S-navi」が設けられています。

S-naviには、貞静学園の卒業生である現役大学生チューターが常駐し、日々の学習や大学受験、大学生活について相談できます。

  • 授業や課題で分からなかった問題を質問する
  • 定期考査や模試に向けた勉強方法を相談する
  • 大学や学部について調べる
  • 赤本や参考書を利用する
  • スタディサプリで苦手分野を復習する
  • 大学生活や受験経験について大学生へ質問する

教員だけでなく、年齢の近い大学生へ相談できるため、大学での授業や学生生活を具体的にイメージしやすいことが特徴です。

学習方法が分からない生徒には、何から始めるかを一緒に整理し、自分で学習を進められるように支援します。

一般・推薦・総合型のすべてに対応

大学入試は、教科学力を中心に評価する一般選抜だけではありません。学校推薦型選抜や総合型選抜では、志望理由書、小論文、面接、プレゼンテーション、活動報告などが評価されます。

入試方式主な対策
一般選抜受験科目の授業、模試、受験講座、過去問演習
学校推薦型選抜定期考査、評定、志望理由書、小論文、面接
総合型選抜探究活動、活動報告、志望理由書、面接、プレゼンテーション
共通テスト利用複数教科の基礎力、時間配分、模試、問題演習

担任や教科担当による個別指導に加え、大学教員を招いた面接練習なども行われます。本番に近い緊張感の中で質問へ答え、内容や話し方について助言を受けます。

高校1年生から始まる進路指導

進路指導は高校3年生になってから始めるものではありません。高校1年生から学力テスト、適性検査、面談、進路講演、オープンキャンパスなどを段階的に行います。

学年主な進路活動
高校1年生適性検査、学力テスト、二者・三者面談、進路講演、オープンキャンパス
高校2年生進路希望調査、模試、大学見学、表現トレーニング、志望理由書講座
高校3年生進路ガイダンス、受験講座、小論文・面接対策、出願指導、個別指導

高校1年生では、自分の興味や適性を知り、大学や職業について調べます。高校2年生では、学部・学科や受験方式を具体化します。高校3年生では、志望校や入試方式に合わせた実践的な対策へ進みます。

模試と面談から一人ひとりの課題を分析

学力テストや模擬試験の結果は、偏差値や判定を見るだけではなく、今後の学習方法を考える材料として活用します。

教科や分野ごとの得点状況を確認し、どの単元でつまずいているか、どの科目を伸ばす必要があるかを分析します。その結果を基に二者面談や三者面談を行い、本人と保護者を交えて進路を考えます。

希望する大学に対して現在の学力が不足している場合も、単に志望校を下げるのではなく、必要な学習量や受験科目、利用できる入試方式を整理します。

中学校から始まるキャリア教育

貞静学園では、日々の学校生活そのものをキャリア教育と考えています。

朝学習を継続すること、スコラ手帳で予定を管理すること、クラブ活動で仲間と協力すること、地域清掃やボランティアへ参加することなどが、将来社会で働くための基礎になります。

総合学習では、国際理解、環境、人権などのテーマを調べ、発表します。自分が社会のどのような問題に関心を持つのかを知ることは、将来の学部や職業を考えるきっかけになります。

中学生の段階では、大学名を決めることよりも、自分が好きなこと、得意なこと、他者や社会のためにできることを考えることが大切にされています。

進学実績を見る際の注意点

貞静学園が公表している大学合格実績は、貞静学園高等学校全体の実績です。中学校から内部進学した生徒だけでなく、高校から入学した生徒も含まれています。

また、大学合格者数は一人の生徒が複数の大学や学部へ合格した場合を含む延べ人数であり、実際の進学者数とは異なります。

中学受験で進路面を比較する際には、大学名だけでなく、次の点も確認するとよいでしょう。

  • 中学校から高校への内部進学とコース選択の基準
  • 希望する高校コースの授業内容と学習量
  • 一般選抜と推薦型選抜の割合
  • 指定校推薦や教育提携校の最新状況
  • S-naviや受験講座の利用方法
  • 看護・医療系や幼児教育・保育系への指導内容
  • 中高一貫生だけの進学状況が公表されているか

少人数だからこそできる進路支援

貞静学園の進路指導の特徴は、華やかな大学合格者数を競うことよりも、生徒一人ひとりの適性や希望を確認し、その目標に必要な支援を行うことにあります。

難関大学を一般選抜で目指す生徒、看護・医療系へ進む生徒、幼児教育や保育を学ぶ生徒、推薦型選抜を利用する生徒では、必要な準備が異なります。

面談、模試、講習、受験講座、S-navi、小論文・面接指導などを組み合わせ、生徒ごとに異なる進路を支えます。

貞静学園中学校は、中学校で基礎学力と自立した学習習慣を身につけ、高校の3コースで自分の目標に合った進路を目指せる学校です。

国公立・難関私立大学だけでなく、看護・医療、幼児教育・保育、芸術、理工、国際分野など、幅広い進路へ対応しています。少人数の環境で教員と相談しながら、自分に合った将来をじっくり考えたい生徒にとって、安心して進路を探せる環境といえるでしょう。

学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間の費用を確認

貞静学園中学校の2026年度実績では、入学金、授業料、ICT教材費、施設維持費、預かり金、生徒会費、後援会費を合わせた初年度年間学費は、118万1,000円です。

入学手続時には56万3,000円を納入し、その後、6月・9月・12月にそれぞれ20万6,000円を納入します。初年度の費用を一度に全額支払う形式ではありませんが、入学手続から春までに、制服や通学用品などの購入費も必要になります。

また、学校指定用品、通学定期券、クラブ活動、検定、希望制の海外研修などは、初年度年間学費とは別に考える必要があります。

2026年度の初年度年間学費

項目入学時6月9月12月年間合計
入学金200,000円200,000円
授業料120,000円120,000円120,000円120,000円480,000円
ICT教材費69,000円69,000円
施設維持費66,000円66,000円66,000円66,000円264,000円
預かり金92,000円20,000円20,000円20,000円152,000円
生徒会費6,000円6,000円
後援会費10,000円10,000円
合計563,000円206,000円206,000円206,000円1,181,000円

授業料は年額48万円、施設維持費は年額26万4,000円です。この2項目だけで、年間74万4,000円となります。

ICT教材費には、1人1台端末を利用する教育環境やデジタル教材に関する費用が含まれます。預かり金は、教材、行事、校外活動など学校生活に必要な費用へ充てられるもので、実際の内訳や精算方法は年度によって異なります。

入学手続時には56万3,000円を納入

合格後の入学手続では、入学金だけでなく、最初の授業料、ICT教材費、施設維持費、預かり金、生徒会費、後援会費を合わせて納入します。

入学手続時の項目金額
入学金200,000円
授業料120,000円
ICT教材費69,000円
施設維持費66,000円
預かり金92,000円
生徒会費6,000円
後援会費10,000円
合計563,000円

入学手続時の納入後も、制服や鞄、靴、体操着などを購入します。そのため、合格から入学までに必要となる費用は、56万3,000円だけではありません。

学校指定用品は男子約15万5,300円・女子約17万4,100円

2026年度実績における学校指定用品の目安は、男子が約15万5,300円、女子が約17万4,100円です。

指定用品男子女子
制服約95,700円約111,900円
通学靴・上履き約13,400円約10,500円
通学鞄約13,100円約18,600円
体操着・体育館シューズ約33,100円約33,100円
合計約155,300円約174,100円

この金額は、学校が指定する各用品を1点ずつ購入した場合の目安です。洗い替えのシャツ、体操着、靴下などを追加すると、実際の購入額は高くなる場合があります。

2027年度入学生については、制服などの一部リニューアルが予定されています。デザインや価格が変更される可能性があるため、入学手続時の販売案内で確認する必要があります。

初年度は指定用品を含めて約134万~136万円が目安

初年度年間学費に、学校が示している指定用品の合計を加えると、入学初年度に必要となる費用は次のようになります。

区分男子女子
初年度年間学費1,181,000円1,181,000円
学校指定用品約155,300円約174,100円
合計の目安約1,336,300円約1,355,100円

指定用品の価格は学校案内では税抜きの目安として示されているため、実際の支払額とは異なる場合があります。また、通学定期券、昼食、クラブ用品、検定料、希望制研修などは、この金額に含まれていません。

2年目以降の基本的な費用

2年目以降は、新入学時だけ必要となる入学金20万円とICT教材費6万9,000円がなくなるため、初年度より負担は小さくなります。

2026年度と同程度の費用が続くと仮定した場合、入学金と初年度ICT教材費を除いた年間費用は、約91万2,000円です。

2年目以降も想定される項目年間額の目安
授業料480,000円
施設維持費264,000円
預かり金152,000円
生徒会費6,000円
後援会費10,000円
合計約912,000円

但し、ICT関連費、預かり金、生徒会費、後援会費の徴収方法や金額は、学年や年度によって変更される可能性があります。上記は、2026年度の初年度費用から一時的な費用を除いて計算した目安です。

中学3年間の学費は約300万5,000円が一つの目安

初年度を118万1,000円、2年目と3年目をそれぞれ約91万2,000円として計算すると、中学3年間の学費は約300万5,000円となります。

学年年間費用の目安
中学1年生1,181,000円
中学2年生約912,000円
中学3年生約912,000円
中学3年間合計約3,005,000円

これに、入学時の指定用品約15万5,000~17万4,000円、通学定期券、クラブ活動、検定、研修などの費用が加わります。

また、物価や教育内容の変更によって、授業料、施設維持費、ICT関連費、預かり金などが改定される可能性があります。3年間の合計は確定額ではなく、現在の費用を基にした概算として考える必要があります。

別途必要になりやすい費用

学校が示す初年度年間学費以外にも、学校生活の内容に応じて次のような費用が発生します。

  • 通学定期券
  • 制服や体操着の洗い替え
  • 教科書以外の個人用教材や学用品
  • 英検・漢検などの検定料
  • クラブ活動の用具、衣装、楽器、大会参加費
  • 校外学習や宿泊研修に関する追加費用
  • 希望制のニュージーランドホームステイ
  • 昼食やカフェテリアで購入する軽食
  • 家庭で利用する通信環境や端末周辺用品

特にクラブ活動では、活動内容によって必要な費用が異なります。運動部ではシューズ、ユニフォーム、ラケットなど、吹奏楽部では楽器やメンテナンス用品、文化部では材料費や衣装代などが必要になる場合があります。

ニュージーランドホームステイなどの希望制海外研修では、渡航費、研修費、保険、現地での滞在費などがかかるため、通常の学費とは分けて考える必要があります。

給食費や研修費の扱いも確認

貞静学園中学校では、2026年度から校内厨房で調理する給食が始まりました。

現在公開されている学費表では、給食費が独立した項目として記載されていません。そのため、預かり金に含まれる費用、別途徴収される費用、給食の利用方法などは、入学年度の案内で確認する必要があります。

同様に、鎌倉研修、京都・奈良修学旅行、TOKYO GLOBAL GATEWAYなどの費用についても、預かり金から支払われる範囲と、追加徴収される範囲が年度によって異なる可能性があります。

4段階の特別奨学金制度

貞静学園中学校では、入学試験の得点に応じて、S・A・B・Cの4段階の特別奨学金制度を設けています。

2027年度入試では、2科入試と第1回適性検査型入試が特待判定の対象です。1科入試や第2回適性検査型入試は、特待判定の対象には含まれません。

区分免除内容免除額2科入試第1回適性検査型
S特待入学金・授業料・施設維持費を免除944,000円得点率90%得点率85%
A特待入学金・授業料を免除680,000円得点率85%得点率80%
B特待入学金免除・授業料半額免除440,000円得点率75%得点率70%
C特待入学金を免除200,000円得点率65%得点率60%

特待基準は偏差値や順位ではなく、入試当日の得点率によって示されています。特待を目指す場合は、合格最低点を超えることだけでなく、基本問題をほぼ取りこぼさず、高い得点率を確保する必要があります。

特待生になった場合の初年度負担

初年度年間学費118万1,000円から特待免除額を差し引くと、学校指定用品などを除いた初年度負担は次のようになります。

区分一般の初年度学費免除額免除後の初年度学費
一般合格1,181,000円1,181,000円
S特待1,181,000円944,000円237,000円
A特待1,181,000円680,000円501,000円
B特待1,181,000円440,000円741,000円
C特待1,181,000円200,000円981,000円

特待となった場合でも、ICT教材費、預かり金、生徒会費、後援会費、学校指定用品などは原則として必要です。

また、免除の継続条件や次年度以降の扱いは、入学年度の規定を確認する必要があります。入試時に特待を得たことだけで、中高6年間の免除が自動的に確定するとは限りません。

ファミリー特典で入学金の半額を免除

貞静学園中学校には、縁故関係入学特典である「ファミリー特典」があります。次のいずれかに該当する場合、入学金20万円の半額に当たる10万円が免除されます。

  • 貞静学園中学校または高等学校の卒業生の子
  • 貞静学園中学校または高等学校の卒業生の弟妹
  • 貞静学園中学校または高等学校に在学中の生徒の兄弟姉妹
  • 双子など、兄弟姉妹で同時に入学する場合の一方

利用する場合は、住民票や卒業証書の写しなど、該当することを証明する書類の提出が必要です。

家計が急変した場合の授業料減免制度

入学後に主な家計支持者の失職や死別などがあり、就学の継続が難しくなった場合には、貞静学園の授業料減免制度を利用できる可能性があります。

制度の対象となった場合、家計状況が急変した時点から授業料の半額が免除されます。免除期間は最長1年間です。

入学前から続いている経済状況ではなく、原則として入学後に生じた予期しない家計の急変を対象とする制度です。

東京都在住者は授業料助成の対象となる場合がある

生徒と保護者が東京都内に住所を有する場合は、東京都私立中学校等授業料軽減助成金を利用できる可能性があります。

2026年度は、所得制限なく受けられる年額10万円の助成に、臨時支援2万円が加算され、生徒1人につき年額最大12万円となっています。

但し、実際に負担した授業料が助成の上限です。特待生制度によって授業料が全額免除されている場合は、授業料の負担がないため助成対象とはなりません。

助成は自動的に適用されるものではなく、年度ごとに申請が必要です。また、2026年度の臨時支援2万円が次年度以降も継続するとは限りません。

寄付金や学校債は不要

貞静学園中学校では、入学時や在学中に寄付金や学校債を求めていません。

初年度年間学費と指定用品のほかに任意の寄付を前提としないため、学校が公表する費用を基に教育費の見通しを立てやすくなっています。

但し、クラブ活動、検定、海外研修など、生徒が選択する活動によっては別途費用が発生します。

高校進学後を含む6年間の費用も考える

貞静学園中学校は中高一貫校であり、多くの生徒は併設する貞静学園高等学校への内部進学を想定します。

中学校3年間だけでも、現在の学費が続くと仮定した場合は約300万5,000円が一つの目安です。これに学校指定用品、通学費、クラブ活動、研修などが加わります。

高校では、授業料、施設維持費、預かり金、ICT関連費などが別に設定されます。また、特別進学、総合進学、幼児教育・保育系進学の各コースによって、講習、教材、実習などに必要な費用が異なる可能性があります。

高校段階では、国の高等学校等就学支援金や東京都の授業料軽減助成制度など、授業料負担を軽減する制度もあります。実際の負担額は、居住地、制度の内容、申請状況、学校の授業料によって変わります。

中学受験の段階では、初年度118万1,000円だけを見るのではなく、中学3年間で約300万円、高校を含む6年間ではさらにまとまった教育費が必要になることを踏まえて計画することが大切です。

学費を確認する際のポイント

  • 初年度年間学費は118万1,000円です。
  • 入学手続時には56万3,000円を納入します。
  • 指定用品は、男子約15万5,300円、女子約17万4,100円です。
  • 中学3年間の学費は、現在の金額を基にすると約300万5,000円が目安です。
  • 通学費、クラブ活動、検定、海外研修などは別途必要です。
  • 特待制度はS・A・B・Cの4段階です。
  • ファミリー特典では、条件を満たす場合に入学金の半額が免除されます。
  • 東京都在住者は、授業料軽減助成金の対象となる場合があります。
  • 寄付金や学校債はありません。
  • 中高6年間を見据えて教育費を考える必要があります。

貞静学園中学校の学費は、従来の学校紹介で見られる約92万円から改定され、2026年度の初年度年間学費は118万1,000円となっています。

一方、入試得点に応じた4段階の特待制度、ファミリー特典、家計急変時の減免制度、東京都の授業料助成など、負担を軽減できる制度もあります。

学費や指定用品、特待制度、給食・研修費の扱いは年度によって変更される可能性があります。受験年度の募集要項と入学手続書類を基に、初年度だけでなく中高6年間の費用を確認することが大切です。

入試情報と合格の目安|2科・1科・適性検査型で得意を生かせる入試

貞静学園中学校の2027年度入試では、2科入試、1科入試、適性検査型入試が実施されます。

国語と算数を学んできた受験生だけでなく、英語を得意とする受験生、一つの教科へ集中してきた受験生、公立中高一貫校の適性検査対策を進めている受験生も、それぞれの強みを生かして挑戦できます。

試験日は2月1日、2月2日、2月3日、2月5日、2月10日に設定され、複数回受験することも可能です。但し、同じ日に実施される午前入試と午後入試を両方受験することはできません。

2027年度の入試日程

試験日時間帯入試方式試験科目募集人員
2月1日午前2科入試 第1回国語・算数、または国語・英語合計20名
2月1日午後1科入試 第1回国語または算数
2月2日午前2科入試 第2回国語・算数、または国語・英語合計18名
2月2日午前適性検査型入試 第1回適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
2月2日午後1科入試 第2回国語または算数
2月3日午前2科入試 第3回国語・算数、または国語・英語合計7名
2月3日午後1科入試 第3回国語または算数
2月5日午前2科入試 第4回国語・算数、または国語・英語合計5名
2月5日午前適性検査型入試 第2回適性検査Ⅰ
2月10日午前2科入試 第5回国語・算数、または国語・英語若干名

募集人員は、同じ日に行われる複数の入試方式を合わせた人数です。例えば2月1日は、午前の2科入試と午後の1科入試を合わせて20名を募集します。

2月3日以降は募集人数が少なくなるため、後半の入試ほど合格しやすいとは限りません。貞静学園中学校への志望度が高い場合は、募集人数の多い2月1日・2日を中心に受験計画を立てるとよいでしょう。

同じ日の午前・午後を両方受験することはできない

貞静学園中学校では、同じ日に実施される入試のうち、受験できるのは一つだけです。

例えば、2月1日午前の2科入試を受験した場合、同日午後の1科入試は受験できません。2月2日も、2科入試、適性検査型入試、1科入試のいずれか一つを選択します。

試験日選択する入試
2月1日午前の2科入試、または午後の1科入試
2月2日午前の2科入試、午前の適性検査型、午後の1科入試のいずれか
2月3日午前の2科入試、または午後の1科入試
2月5日2科入試、または適性検査型入試

午前に他校を受験し、午後に貞静学園中学校の1科入試を受けることは可能です。午後入試を利用する場合は、午前校の終了時刻、昼食、移動時間を確認しておく必要があります。

2科入試|国語・算数または国語・英語から選択

2科入試は、2月1日、2月2日、2月3日、2月5日、2月10日の計5回実施されます。

試験科目は、次のいずれかから選択します。

  • 国語・算数
  • 国語・英語

各教科の試験時間は45分、配点は100点で、合計200点満点です。

試験科目試験時間配点
国語45分100点
算数または英語45分100点
合計90分200点

一般的な中学受験の学習を進めている受験生は、国語・算数を選びます。小学校低学年から英語を学んでいる受験生や、英検を取得している受験生は、国語・英語という組み合わせを選択できます。

英語を選べる一方、国語は全ての2科受験生に共通して課されます。英語が得意でも、漢字、語彙、読解などの国語対策を継続することが必要です。

英検取得者には英語の最低得点保証

2科入試で英語を選択した受験生には、英検取得級に応じた最低得点保証があります。

英検取得級英語の最低保証点
2級以上100点
準2級90点
3級80点
4級50点

例えば、英検3級を取得している受験生が当日の英語で65点だった場合、英語は最低保証点である80点として扱われます。当日の得点が保証点を上回った場合は、実際の得点が利用されます。

得点保証を利用するには、英検の合格証明書のコピーを事前または試験当日に提出する必要があります。

英検3級以上を取得している場合は大きな優遇となりますが、国語の得点も合否を左右します。英語資格だけに頼らず、国語で基本問題を安定して得点できるようにしておくことが大切です。

1科入試|国語または算数の得意科目で挑戦

1科入試は、2月1日、2月2日、2月3日の午後に実施されます。

国語または算数のどちらかを選び、45分間の試験を受けます。配点は100点満点です。

選択科目試験時間配点
国語45分100点
算数45分100点

算数は得意でも国語で得点が安定しない受験生や、読解や記述を得意としている受験生が、自分の強みを生かせる入試です。

また、午前に別の学校を受験した後、午後に貞静学園中学校へ挑戦する併願日程にも利用できます。

1科入試は得意科目で高い得点率が必要

1科入試は、受験科目が一つだけだから簡単になるわけではありません。

学校の入試Q&Aでは、1科入試の合格に必要な得点率は、2科入試よりもおよそ10~15ポイント高くなると説明されています。

例えば、2科入試で平均65%程度が一つの基準となる場合、1科入試では75~80%程度が必要になる可能性があります。実際の合格基準は年度や受験者の得点状況によって変わりますが、得意科目で確実に高得点を取ることが求められます。

1科入試を選ぶ際は、「苦手科目を受けなくてよい」という理由だけで決めるのではなく、過去問で安定して高い得点率を取れているかを確認することが重要です。

1科入試でも英検取得者に加点

1科入試では英語の試験を受けませんが、英検4級以上の取得者には加点制度があります。

英検取得級1科入試への加点
3級以上15点
4級7点

国語または算数の得点に英検加点が加わるため、英語学習を継続してきた受験生は、1科入試でも資格を生かせます。

加点を受けるには、英検の合格証明書のコピーを事前または試験当日に提出します。

適性検査型入試|公立中高一貫校との併願に対応

適性検査型入試は、公立中高一貫校を受検する児童を主な対象として、2月2日と2月5日に行われます。

2月2日の第1回は、千代田区立九段中等教育学校の出題形式に準じた適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲを実施します。

試験試験科目試験時間配点
第1回・2月2日適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ(九段型)各45分各100点・合計300点
第2回・2月5日適性検査Ⅰ
九段型または共通問題型から選択
45分100点

第1回では、文章や資料を読み取る力、数理的に考える力、社会や自然に関する課題を分析する力などが総合的に問われます。

第2回は適性検査Ⅰのみで、九段型と東京都立中高一貫校の共通問題型から、自分が対策してきた形式を選べます。

適性検査型入試では面接を行いません。第1回については、受験後に答案用紙と模範解答が返却されるため、その後に受検する公立中高一貫校へ向けた最終確認にも活用できます。

適性検査型で求められる力

適性検査型入試では、知識を覚えているだけでなく、問題文や資料を正確に読み、自分の考えを筋道立てて表現する力が求められます。

  • 長い文章から重要な条件を読み取る力
  • 表、グラフ、地図、会話文などを関連づける力
  • 複数の条件を整理して計算する力
  • 自分の考えを理由とともに文章で説明する力
  • 限られた時間内に複数の資料を処理する力

公立中高一貫校の対策を進めている受験生は、これまで学習してきた内容をそのまま生かしやすい入試です。

一方、通常の国語・算数だけを学んできた場合は、資料を読み取って記述する適性検査独自の形式に慣れる必要があります。

特待判定の対象となる入試

貞静学園中学校では、入試得点に応じたS・A・B・Cの4段階の特待制度があります。

2027年度に特待判定の対象となるのは、次の入試です。

  • 2科入試
  • 2月2日の第1回適性検査型入試

1科入試と、2月5日の第2回適性検査型入試は特待判定の対象ではありません。

2科入試の特待基準

特待区分得点率の基準免除内容
S特待90%入学金・授業料・施設維持費を免除
A特待85%入学金・授業料を免除
B特待75%入学金免除・授業料半額免除
C特待65%入学金を免除

2科入試は200点満点のため、得点に換算すると次のようになります。

特待区分200点満点での得点目安
S特待180点以上
A特待170点以上
B特待150点以上
C特待130点以上

合格を目指すだけでなく、学費免除を受けたい場合は、基本問題の失点を極力減らし、2教科で高い得点率を取る必要があります。

第1回適性検査型入試の特待基準

特待区分得点率の基準免除内容
S特待85%入学金・授業料・施設維持費を免除
A特待80%入学金・授業料を免除
B特待70%入学金免除・授業料半額免除
C特待60%入学金を免除

第1回適性検査型入試は300点満点のため、得点に換算すると、S特待は255点、A特待は240点、B特待は210点、C特待は180点が基準となります。

特待基準が事前に得点率で示されているため、過去問を解いた際の得点から、目標とする特待区分までの差を把握しやすくなっています。

受験料と複数回出願

入試方式受験料
2科入試20,000円
1科入試20,000円
適性検査型入試10,000円

第1回から第3回までの2科入試・1科入試は、同時に複数回出願する場合、合計2万円で出願できます。

例えば、2月1日の2科入試、2月2日の1科入試、2月3日の2科入試へ同時に出願しても、受験料は合計2万円です。

但し、第4回と第5回の2科入試はこの複数回出願制度の対象外です。また、適性検査型入試も別に受験料が必要です。

合格発表と入学手続

合格発表は、原則として試験当日に学校ホームページ上で行われます。

試験日合格発表主な入学手続期限
2月1日試験当日19時2月3日
2月2日試験当日19時2科・1科は2月6日、適性検査型は2月10日
2月3日試験当日19時2月6日
2月5日試験当日15時2科は2月8日、適性検査型は2月10日
2月10日試験当日19時2月15日

合格後は、合格通知書や入学手続書類を学校の事務室で受け取ります。併願校の発表日や手続期限も確認し、納入金を支払う順序を事前に整理しておくことが大切です。

合格偏差値の目安

首都圏模試系の偏差値では、貞静学園中学校は30台半ばから後半が一つの目安となっています。

但し、偏差値は模試の種類、男女、試験日、受験方式によって異なります。特に1科入試、英語利用入試、適性検査型入試は、通常の国語・算数による偏差値だけでは合格可能性を判断しにくい方式です。

入試方式合格可能性を判断する際のポイント
国語・算数の2科入試首都圏模試の2科偏差値と過去問得点を確認
国語・英語の2科入試英検取得級、英語保証点、国語の得点力を確認
1科入試選択科目で高い得点率を安定して取れるかを確認
適性検査型入試公立中高一貫校模試や九段型問題の得点を確認

貞静学園中学校の入試は、基礎・基本を中心とする一方、入試方式によって評価される力が異なります。偏差値だけでなく、受験予定の方式と同じ形式で過去問を解いた際の得点を重視するとよいでしょう。

国語で重視したい対策

国語は、2科入試では全員に課され、1科入試でも選択できます。

漢字や語句などの知識問題で確実に得点し、文章問題では、傍線部の前後や登場人物の心情、筆者の主張を正確に読み取ることが大切です。

  • 漢字・語句を毎日少しずつ学習する
  • 設問が何を尋ねているかを確認する
  • 本文中の根拠へ線を引く
  • 抜き出し問題では字数や文末を確認する
  • 記述問題では質問に対応した内容を書く
  • 45分以内に全ての問題へ取り組む練習をする

国語・英語を選ぶ場合も国語は100点分を占めます。英検の保証点が高い受験生ほど、国語で大きく失点しないことが合格を安定させるポイントとなります。

算数で重視したい対策

算数では、計算問題や基本的な文章題を正確に解くことが重要です。

難問へ長い時間を使うよりも、解ける問題を確実に取り、計算ミスや条件の読み落としを防ぐことが合格につながります。

  • 四則計算や小数・分数の計算を正確に行う
  • 割合、比、速さなどの基本問題を反復する
  • 平面図形や立体図形の基本性質を整理する
  • 問題文の条件を図や表にまとめる
  • 途中式を書き、見直しやすくする
  • 分からない問題を飛ばす判断を身につける

1科入試で算数を選ぶ場合は、合格に必要な得点率が高くなるため、計算問題や典型題をほぼ取りこぼさない水準を目指します。

英語を選ぶ場合の対策

英語を選択する受験生は、まず英検取得級による保証点を確認します。

英検3級で80点、準2級で90点、2級以上で100点が保証されるため、資格を早めに取得しておくことで、入試当日の負担を軽減できます。

但し、特待生を目指す場合や、当日の得点が保証点を上回る可能性がある場合は、過去問を使った英語対策も必要です。

語彙、基本文法、英文読解などを確認し、45分間で問題を解く練習を行います。英語資格の証明書も忘れずに準備します。

受験生のタイプ別に考える入試方式

受験生の特徴選びやすい入試方式
国語と算数をバランスよく学んでいる国語・算数の2科入試
英検3級以上を持ち、英語を得意としている国語・英語の2科入試
国語だけで高得点を取れる午後の国語1科入試
算数だけで高得点を取れる午後の算数1科入試
千代田区立九段を目指している2月2日の第1回適性検査型入試
都立中高一貫校を目指している2月5日の第2回適性検査型入試
特待生を目指したい2科入試または第1回適性検査型入試

過去問で受験方式との相性を確認

貞静学園中学校の公式サイトでは、過去1年分の入試問題が公開されています。学校説明会などで過去問題が配布される場合もあります。

過去問に取り組む際は、正解した問題数だけでなく、次の点も確認します。

  • 45分以内に最後まで取り組めたか
  • 基本問題でどの程度失点したか
  • 国語・算数と国語・英語のどちらが高得点になるか
  • 1科入試で高い得点率を安定して取れるか
  • 英検保証点を利用した場合の合計点
  • 特待基準まであと何点必要か

12月のプレテストや1月の入試対策講座など、学校が実施する受験生向け行事も、問題傾向や現在の課題を知る機会となります。

基本問題を確実に得点することが合格への近道

貞静学園中学校の入試では、非常に難しい問題を解けることよりも、小学校や中学受験で学んだ基礎的な内容を正確に使えることが重要です。

2科入試では、国語と算数または英語のどちらか一方だけに頼らず、2教科の合計点を安定させます。1科入試では、得意教科で高い得点率を取れる状態まで完成度を高めます。

適性検査型入試では、資料を読み、自分の考えを文章や式で説明する練習を重ねます。

貞静学園中学校の2027年度入試は、国語・算数による一般的な中学受験、英語資格、一つの得意教科、公立中高一貫校型の思考力など、受験生ごとの強みを評価する制度です。

偏差値だけで判断せず、実際の問題との相性、得意科目、英検取得級、特待の希望、他校の日程を踏まえ、本人が最も力を発揮しやすい方式を選ぶことが合格への重要なポイントとなります。

入試日程、募集人数、試験科目、英検優遇、特待基準は年度によって変更される場合があります。出願時には、受験年度の募集要項で最新情報を確認してください。

併願校パターン|入試日程と難度別に考える受験プラン

貞静学園中学校は、2月1日から2月10日まで複数回の入試を実施しています。国語・算数または国語・英語の2科入試、国語または算数の1科入試、適性検査型入試があり、受験生の得意分野や他校の日程に合わせて受験方法を選べる学校です。

特に、2月1日・2日・3日の午後に行われる1科入試は、午前に別の学校を受験した後でも組み合わせやすくなっています。算数または国語の得意教科だけで挑戦できるため、チャレンジ校の午前入試と貞静学園の午後入試を組み合わせる受験計画も考えられます。

一方、貞静学園中学校では、同じ日に行われる校内の午前・午後入試を両方受験することはできません。2月1日午前の2科入試を受験した場合、同日午後の1科入試には出願できないため、受験方式を事前に選ぶ必要があります。

併願校を難度別に整理

現在の首都圏模試系偏差値では、貞静学園中学校は30台半ばが一つの目安です。併願校には、貞静学園より高い難度の学校、同程度からやや高い学校、過去問との相性によって合格可能性を高められる学校があります。

位置づけ主な併願候補特徴
チャレンジ校獨協中学校、郁文館中学校、目白研心中学校貞静学園より高い学力水準が求められやすく、4科型や特進・特待型も多い
標準~ややチャレンジ城西大学附属城西中学校、実践学園中学校、文京学院大学女子中学校入試回によって難度が異なり、2科・英語・適性検査型などで併願しやすい
合格可能性を高める受験貞静学園中学校の早期日程や、過去問得点が安定する併願校の一般入試特待選抜ではなく、募集人数の多い一般入試を中心に考える

難度区分は、学校全体の固定的な評価ではありません。同じ学校でも、午前の一般入試と午後の特待選抜では合格基準が大きく異なることがあります。

また、英語資格型や適性検査型は、通常の国語・算数による偏差値だけでは判断しにくい入試です。模試の偏差値に加えて、受験予定回の過去問を解いた際の得点率を確認することが大切です。

チャレンジ校|獨協中学校・郁文館中学校・目白研心中学校

学校名2027年度の主な入試日程主な入試方式併願上の位置づけ
獨協中学校2月1日午前・午後、2月2日午前、2月4日午前午前は4科、2月1日午後は国語・算数の2科男子のチャレンジ校
郁文館中学校2月1日から2月4日を中心に複数回2科・4科、英語、適性検査型、特進・特待型受験コースによって難度差が大きいチャレンジ校
目白研心中学校2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月4日午前・午後、2月6日午前2科・4科、英語資格、算数・理科型、適性検査型標準からチャレンジまで幅広い

獨協中学校|4科で挑戦したい男子のチャレンジ校

獨協中学校は、東京都文京区にある男子校です。自主性を重んじる校風や、医学・理系分野を含む幅広い大学進学実績に魅力を感じる家庭にとって、男子のチャレンジ校となります。

2027年度は、2月1日午前、2月2日午前、2月4日午前に4科入試を実施します。2月1日午後は、国語・算数の2科入試です。

2月1日午前に獨協中学校を受験し、午後に貞静学園中学校の1科入試を受験する組み合わせが考えられます。両校はともに文京区内ですが、午前入試の終了時刻、昼食、移動経路を事前に確認する必要があります。

獨協中学校は貞静学園中学校より難度が高いため、4科の学習を十分に進めている男子が挑戦する学校として位置づけるとよいでしょう。

郁文館中学校|夢教育やグローバル教育に関心がある受験生

郁文館中学校は、東京都文京区にある男女共学校です。自分の将来像を考える「夢教育」や、英語・海外研修を含むグローバル教育に特色があります。

貞静学園中学校と同じく、国際教育、探究活動、ICT活用などを重視していますが、学校規模や教育プログラム、コース編成には違いがあります。

2027年度入試の概要では、2月1日から2月4日にかけて、2科・4科、英語、適性検査型などの複数の入試が予定されています。受験するコースによって難度が異なり、特進系や特待判定を伴う入試はチャレンジ色が強くなります。

2月1日午前に郁文館中学校を受験し、午後に貞静学園中学校の1科入試へ向かう日程も考えられます。

但し、現在公表されている2027年度入試は概要段階であり、正式な募集要項によって入試名や募集人数などが変更される可能性があります。

目白研心中学校|英語や理数の強みを生かせる併願校

目白研心中学校は、東京都新宿区にある男女共学校です。英語教育、探究活動、理数教育などに力を入れており、貞静学園中学校の国際教育やサイエンスリテラシー教育に関心がある家庭と比較しやすい学校です。

2027年度は、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月4日午前・午後、2月6日午前に入試が予定されています。

2科・4科入試に加え、英語資格を利用する入試、算数・理科型の入試、適性検査型などがあります。英語を得意とする受験生や、国語・算数以外の分野を生かしたい受験生にも選択肢があります。

現在の模試偏差値では、貞静学園中学校より高い水準に位置するため、基本的にはチャレンジ校として考えます。但し、入試回や方式によって難度が異なるため、過去問との相性も確認する必要があります。

標準校候補|城西大学附属城西中学校・実践学園中学校

学校名2027年度の主な入試日程主な入試方式
城西大学附属城西中学校2月1日午前・午後、2月2日午前、2月5日午前、2月7日午前2科・4科、英語資格型、適性検査型
実践学園中学校教科入試は2月1日・2日・3日午前、給費生選抜は2月1日・3日午後、Ⅱ期入試は2月10日午前2科・4科、適性検査型、算数・理科型、英検加点

城西大学附属城西中学校|入試方式が近く比較しやすい共学校

城西大学附属城西中学校は、東京都豊島区にある男女共学校です。探究学習やグローバル教育に取り組み、系列大学への進学制度を持ちながら、他大学受験にも対応しています。

2027年度は、2月1日午前・午後、2月2日、2月5日、2月7日に入試が予定されています。2科・4科、英語資格型、適性検査型など、受験方式の選択肢が豊富です。

貞静学園中学校と比べると模試偏差値はやや高めですが、受験回や方式によっては標準校として検討できます。

英語資格を持つ受験生は、貞静学園の国語・英語型と、城西大学附属城西の英語資格型を組み合わせられます。公立中高一貫校を目指す受験生は、両校の適性検査型入試を比較することもできます。

実践学園中学校|2科・4科と英検加点を利用できる

実践学園中学校は、東京都中野区にある男女共学校です。2027年度の教科入試は、2月1日、2月2日、2月3日の午前に行われます。

第1回・第2回は国語・算数の2科または4科、第3回は国語・算数の2科です。英検取得者には、準2級で20点、3級で15点、4級で10点の加点があります。

2月1日と2月3日の午後には給費生選抜入試があります。第1回の給費生選抜では適性検査型、第2回では算数・理科型が実施されます。2月10日には国語・算数と面接によるⅡ期入試も設けられています。

一般の教科入試は標準校候補として検討できますが、給費生選抜は高い得点力が求められるため、チャレンジ回として考える必要があります。

女子の標準校候補|文京学院大学女子中学校

文京学院大学女子中学校は、東京都文京区にある女子校です。英語教育、理数教育、探究活動に力を入れており、貞静学園中学校と同じ文教地区で学校生活を送りたい女子にとって比較しやすい学校です。

2027年度は、2月1日午前・午後、2月2日午後、2月3日午後、2月4日午前、2月5日午前に入試を実施します。

2科・4科入試、英検を利用する入試、適性検査型、英語インタラクティブ入試などが用意されています。英語資格や英会話力を生かしたい女子は、貞静学園の国語・英語型と組み合わせて受験できます。

模試上の難度は、入試回によって貞静学園よりやや高くなるため、標準校からチャレンジ校として位置づけます。特待選抜は一般入試より高い得点が必要になる点にも注意が必要です。

安全校は学校名だけで決めない

貞静学園中学校の偏差値帯で併願計画を立てる場合、どの受験生にも共通する安全校があるとは限りません。

模試偏差値が貞静学園の目安を大きく上回り、過去問でも安定して合格水準を超えている受験生にとっては、貞静学園自体が合格を確保する学校となります。その場合は、2月1日または2日の早い日程で合格を目指し、その後にチャレンジ校へ集中する計画を立てられます。

一方、貞静学園が標準的な志望校となる受験生は、後半入試まで合格を先送りしないことが大切です。2月5日や2月10日は募集人数が少なくなるため、後半日程を安全な入試と考えることはできません。

安全校として位置づけるためには、次の条件を確認します。

  • 複数回の過去問で合格水準を安定して上回っている
  • 基本問題の取りこぼしが少ない
  • 募集人数が比較的多い早い日程を受験する
  • 特待選抜ではなく一般入試を利用する
  • 実際に進学してもよいと思える教育内容と校風がある
  • 合格発表と入学手続期限が他校の日程に合っている

併願パターン1|貞静学園を第一志望として2科入試を中心に受験

日程受験校・入試位置づけ
2月1日午前貞静学園中学校 第1回2科入試第一志望
2月2日午前貞静学園中学校 第2回2科入試、または城西大学附属城西中学校再挑戦または標準校
2月3日午前実践学園中学校 第3回標準校候補
2月3日午後貞静学園中学校 第3回1科入試得意教科で再挑戦
2月5日午前貞静学園中学校 第4回2科入試必要に応じて再挑戦

貞静学園への志望度が高い場合は、募集人数の多い2月1日と2日を中心に受験します。

2月3日は、午前に実践学園中学校、午後に貞静学園中学校の1科入試を組み合わせることができます。午前と午後の連続受験になるため、移動、昼食、疲労を考慮する必要があります。

同じ貞静学園であっても、2科入試と1科入試では必要な得点率が異なります。1科入試では、選択する教科で高得点を取れることが前提です。

併願パターン2|午前にチャレンジ校、午後に貞静学園

日程受験校・入試位置づけ
2月1日午前郁文館中学校、目白研心中学校、または獨協中学校チャレンジ校
2月1日午後貞静学園中学校 第1回1科入試合格確保を目指す
2月2日午前貞静学園中学校 第2回2科入試標準校・再挑戦
2月3日午前実践学園中学校 第3回標準校候補
2月4日獨協中学校または目白研心中学校結果に応じてチャレンジ
2月5日貞静学園中学校 第4回必要に応じて受験

午前に難度の高い学校へ挑戦し、午後に貞静学園の得意教科1科入試で合格を目指すパターンです。

貞静学園の1科入試では、国語または算数の得点に英検加点を利用できます。英検3級以上は15点、4級は7点が加算されるため、資格を持つ受験生は忘れずに手続を行います。

午前校の終了が遅れた場合や交通機関が混雑した場合も考え、午後入試の集合時刻まで十分な余裕があるかを確認する必要があります。

併願パターン3|英語資格を生かしたい受験生

日程受験校・入試英語の生かし方
2月1日午前貞静学園中学校 国語・英語型英検取得級による最低得点保証
2月1日午後文京学院大学女子中学校、または目白研心中学校女子の特待選抜や英語教育校への併願
2月2日午前目白研心中学校の英語資格利用入試、または城西大学附属城西中学校英語資格を判定に利用
2月2日午後貞静学園中学校の1科入試、または文京学院大学女子中学校の英語型英検加点または英語での活動を生かす
2月3日実践学園中学校、または貞静学園中学校英検加点を利用

貞静学園では、国語・英語の2科入試を選択でき、英検取得級に応じて英語の最低得点が保証されます。

実践学園では国語・算数の教科入試に英検加点があり、城西大学附属城西や目白研心でも英語資格を利用できる入試があります。女子は文京学院大学女子の英語インタラクティブ入試も候補となります。

英語資格がある場合でも、各校で利用方法が異なります。最低保証、得点換算、加点、英語面接などの違いを確認する必要があります。

併願パターン4|公立中高一貫校の適性検査対策を生かす

日程受験校・入試主な形式
2月1日午前目白研心中学校の適性検査型公立中高一貫校型
2月1日午後文京学院大学女子中学校の適性検査型女子の選択肢
2月2日午前貞静学園中学校 第1回適性検査型九段型の適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ
2月5日午前貞静学園中学校 第2回適性検査型適性検査Ⅰを九段型または共通問題型から選択

千代田区立九段中等教育学校を志望する受験生は、2月2日の貞静学園第1回適性検査型で、九段型のⅠ・Ⅱ・Ⅲを受験できます。

東京都立中高一貫校の共通問題型を学んでいる場合は、2月5日の第2回で共通問題型の適性検査Ⅰを選択できます。

適性検査型入試は、一般的な国語・算数の知識だけでなく、資料の読み取り、記述、数理的思考などが問われます。公立中高一貫校向けの模試や過去問を基に、受験校との相性を確認します。

併願パターン5|特待・給費生を目指す

学校特待・給費生を目指せる主な入試
貞静学園中学校2科入試、第1回適性検査型入試
実践学園中学校2月1日・3日午後の給費生選抜
文京学院大学女子中学校2月1日午後、2月4日午前の特待選抜
目白研心中学校プレミアム型・特待判定を伴う入試

貞静学園では、2科入試で得点率65%以上、第1回適性検査型で得点率60%以上からC特待の対象となります。さらに高い得点率を取れば、入学金、授業料、施設維持費の免除を受けられる可能性があります。

特待や給費生を目指す場合は、一般合格より高い得点が必要です。特待選抜だけを安全校として考えず、特待基準に届かなかった場合に一般合格となるかも確認します。

午後入試では移動と体力を確認

貞静学園中学校は茗荷谷駅から徒歩1分で、午後入試の会場へ移動しやすい立地です。ただし、午前校からの経路によっては、乗り換えや徒歩に時間がかかります。

午前・午後を連続して受験する場合は、次の点を確認しておきます。

  • 午前校の試験終了予定時刻
  • 保護者との待ち合わせ場所
  • 午前校から茗荷谷駅までの移動経路
  • 昼食を取る時間と場所
  • 鉄道が遅延した場合の代替経路
  • 午後入試の集合時刻と最終入室時刻
  • 受験票や英検証明書などの持ち物
  • 長時間の受験に耐えられる体力

実際の試験日と同じ曜日・時間帯に移動してみると、駅や電車の混雑、乗り換えに必要な時間を把握しやすくなります。

2月前半に進学してもよい学校の合格を目指す

中学入試では、後半日程になるほど必ず合格しやすくなるわけではありません。募集人数が少なくなり、それまでの結果を受けて受験生が集中することもあります。

貞静学園中学校でも、2月5日の募集は5名、2月10日は若干名です。第一志望の場合は、2月1日・2日の募集人数が多い回を大切にする必要があります。

併願計画では、2月1日から3日までに、実際に進学してもよいと思える学校の合格を一つ確保することが理想です。合格を得られれば、その後のチャレンジ校へ落ち着いて臨みやすくなります。

学校の教育内容も比較して併願先を決める

併願校は、偏差値や入試日程だけで決めるものではありません。入学後の6年間を考え、本人が通いたいと思える学校を選ぶことが重要です。

比較項目確認する内容
学習指導先取り型か基礎重視型か、補習や講習があるか
学校規模少人数校と大規模校のどちらが本人に合うか
国際教育英語授業、海外研修、英語資格支援の内容
進路大学合格実績、推薦制度、希望分野への指導
学校生活行事、クラブ活動、校則、生徒同士の雰囲気
通学所要時間、乗り換え、朝の混雑、帰宅時刻
費用学費、指定用品、研修、クラブ活動などの費用

貞静学園中学校は、少人数教育、基礎を重視する学習指導、国際教育、礼法、茗荷谷駅から徒歩1分の立地に特色があります。

併願校を見学する際にも、同じ視点で授業や生徒の様子を比べることで、家庭の希望と本人の性格に合う学校を選びやすくなります。

貞静学園の多様な入試を併願計画に生かす

貞静学園中学校は、一般的な国語・算数の2科入試だけでなく、国語・英語、国語または算数の1科、適性検査型を選べる学校です。

そのため、4科型のチャレンジ校、英語資格を利用できる学校、公立中高一貫校など、さまざまな志望校と組み合わせられます。

併願計画を立てる際には、貞静学園を第一志望・標準校・合格確保校のどこに置くのかを明確にし、募集人数の多い2月1日・2日を中心に受験することが重要です。

さらに、得意教科、英検取得級、適性検査対策、特待希望を踏まえ、本人が最も力を発揮しやすい入試方式を選びます。

入試日程や科目、募集人数、英語資格の優遇、特待制度は変更される場合があります。出願時には、貞静学園中学校と各併願校の正式な募集要項を確認してください。

在校生・保護者の声|先生との距離の近さと温かな校風が魅力

貞静学園中学校の在校生や卒業生からは、先生に質問や相談をしやすいこと、少人数の落ち着いたクラスで学べること、行事やクラブ活動を通して自信をつけられることなどが、学校生活の魅力として挙げられています。

貞静学園は、生徒を細かく管理して全てを指示するのではなく、一人ひとりの様子を見ながら、必要な場面で声をかけることを大切にしている学校です。

基礎から学び直せる授業、定期試験前の対策講座、少人数のクラス、全員参加のクラブ活動などを通して、生徒が自分のペースで少しずつ成長できる環境が整えられています。

在校生の声から見える学校の特徴

在校生が感じていること学校生活に表れている特徴
分からないところを先生へ質問しやすい少人数で生徒の理解度を把握しやすい
クラスへ比較的早く馴染めた落ち着きと活気のバランスを大切にしている
気づいたらできることが増えていた小さな積み重ねを重視する教育
学校行事で自分の役割を持てた一人ひとりが参加する行事運営
初心者から始めたクラブで成長できた結果だけでなく継続する過程を重視
校則の意味を理解できるようになった社会生活につながるルールやマナーを重視

先生との距離が近く質問しやすい

貞静学園の在校生からは、授業で分からない部分をそのままにせず、先生へ聞きやすいという実感が紹介されています。

少人数の環境では、教員が生徒の表情、授業中の反応、提出物、小テストの結果などを確認しやすくなります。理解が不十分な様子があれば、教員から声をかけたり、補習や学び直しを案内したりできます。

一方で、全てを教員が決めて、生徒へ一方的に指示するわけではありません。学校が大切にしているのは、近い距離で見守りながらも、生徒自身が考えて行動できるようにすることです。

質問することに遠慮がある生徒も、日々の授業や面談を通して教員との関係を築き、少しずつ自分から相談できるようになります。

一人ひとりを見守る少人数教育

貞静学園は、同学年に多くのクラスが並ぶ大規模校とは異なり、生徒と教員が互いを把握しやすい学校です。

担任だけでなく、教科担当、クラブ顧問、養護教諭など、複数の教職員が日常的に生徒と関わります。授業の成績だけでなく、学校生活、友人関係、行事やクラブ活動への取り組みなども含めて、生徒の変化を見守ります。

少人数であることは、常に教員の目が向けられる窮屈さではなく、困っているときに気づいてもらいやすい安心感につながります。

反対に、一人ひとりがクラスや学校の中で担う役割も大きくなります。行事や委員会活動では、誰かに任せきりにするのではなく、自分にもできることを考えて参加することが求められます。

落ち着きながらも元気のあるクラス

学校が公開している在校生のコメントでは、クラスについて、過度ににぎやかではないものの元気があり、話しやすく落ち着ける雰囲気が紹介されています。

無理に周囲へ合わせて盛り上がることを求められるのではなく、それぞれが自然体で過ごしながら、必要な場面では協力する関係を築いていきます。

入学直後には、中学1年生のオープニングセミナーや対面式などがあり、新しい友人や上級生と関わる機会が設けられています。

人と話すことが得意な生徒だけでなく、初対面では緊張しやすい生徒も、授業、行事、クラブ活動を通して少しずつ関係を広げられる環境です。

自分のペースで学び直せる安心感

貞静学園中学校は、学習内容を急いで先取りすることよりも、基礎・基本を理解し、自分で使えるようにすることを重視しています。

在校生向けの学校案内でも、つまずいたときには学び直し、理解できるようになった後に次の段階へ進むという考え方が示されています。

授業についていけない生徒をそのままにするのではなく、朝学習、小テスト、習熟度別授業、試験対策講座、長期休暇中の講習などを組み合わせて支援します。

一方、理解が進んでいる生徒は、英検や漢検の上位級、発展問題などへ挑戦できます。全員を同じ速さで進ませるのではなく、一人ひとりの理解度に応じた成長を目指します。

学習習慣が身についたという卒業生の声

卒業生からは、入学時には勉強を習慣化できていなかったものの、先生との面談や日々の支援を通して目標を見つけ、学習を続けられるようになったという声が寄せられています。

また、勉強に苦手意識を持っていた卒業生が、先生の支援を受けながら6年間学ぶ中で、勉強することを前向きに捉えられるようになった例も紹介されています。

貞静学園では、スコラ手帳を使って学習予定を立て、定期試験前には担任と一緒に計画を確認します。学習方法が分からない生徒に対して、単に「勉強しなさい」と伝えるのではなく、何を、いつ、どのように進めるかを具体的に考えます。

中学校の段階で学習習慣を整えることが、高校でのコース選択や大学進学につながります。

保護者が注目しやすい定期試験前の支援

定期試験の日程は事前に示され、生徒は試験計画表を使って学習予定を立てます。担任も計画を確認し、無理のある予定や不足している教科があれば助言します。

試験1週間前には、教科ごとの試験対策講座が行われます。授業で扱った重要事項を振り返り、基本問題を中心に理解度を確認します。

保護者にとっては、試験結果だけでなく、試験前にどのような学習を行い、どこでつまずいているかを学校と共有しやすいことが安心材料となります。

但し、学校に補習や講習があるからといって、本人が何もしなくても学力が伸びるわけではありません。教員の支援を受けながら、自宅でも復習を続ける姿勢が必要です。

行事では一人ひとりが役割を持つ

体育祭やひなづる祭では、一部の目立つ生徒だけが中心になるのではなく、準備、装飾、受付、案内、発表、片付けなど、一人ひとりが役割を持って活動します。

在校生からは、本気で準備に取り組むことで、行事が終わった後に達成感を得られたという実感が紹介されています。

人前で発表することが得意な生徒もいれば、裏方として細かな準備を進めることが得意な生徒もいます。それぞれの得意なことを生かしながら、クラスや学年全体で行事をつくり上げます。

少人数の学校では、自分が参加しなくても誰かが代わりに進めてくれるとは限りません。自分の役割へ責任を持つ経験が、人間的な成長につながります。

クラブ活動で学年を越えた関係を築ける

中学生は全員がクラブへ所属し、多くのクラブで高校生と一緒に活動します。

入部時には未経験だった生徒が、練習を続ける中で技能を高め、副キャプテンなどの役割を担うようになった例も紹介されています。

クラブ活動では、技術を身につけるだけでなく、先輩への挨拶、後輩への声かけ、道具の管理、発表や大会の準備なども学びます。

中学生は高校生の活動姿勢を見ながら成長し、自分が上級生になった後は、後輩を支える立場になります。中高6年間を通して同じ活動を続けられることは、中高一貫校ならではの魅力です。

仲間との関わりが自信につながる

卒業生からは、少人数のクラスで仲間と支え合った経験を通して、以前より明るく積極的になれたという声が寄せられています。

また、人と話すことが苦手だった生徒が、友人との関わりを通して、相手へ自分から気持ちを伝える楽しさを知ったという例もあります。

授業、行事、クラブ活動では、常に一人で完結するわけではありません。意見を伝えること、相手の話を聞くこと、困っている仲間を助けることなどを繰り返します。

こうした日々の積み重ねが、学力だけでは測れないコミュニケーション力や自信を育てます。

挑戦を重ねて前へ出られるようになる

貞静学園では、最初から大きな課題を与えるのではなく、本人が取り組めそうなことから挑戦を始めることを大切にしています。

例えば、授業で短い発表を行う、クラブで係を担当する、ひなづる祭で来校者へ説明するなど、小さな経験を重ねます。

卒業生からも、以前は人前へ出ることが苦手だったものの、学校生活でさまざまな挑戦を重ね、自分から行動できるようになったという声が紹介されています。

無理に背伸びをさせるのではなく、できることを少しずつ増やし、自信へつなげていく教育です。

校則には一定の規律がある

貞静学園では、挨拶、身だしなみ、時間、携帯電話の扱いなど、学校生活のルールを定めています。

在校生からは、入学当初は厳しいと感じたものの、学校生活を送る中でルールの意味を理解できるようになったという趣旨の声も紹介されています。

学校は、校則を生徒を一律に型へはめるためのものではなく、自分と周囲の人が気持ちよく過ごし、将来社会で必要となる規範意識を身につけるためのものと位置づけています。

保護者会などを通して家庭と連携しながら、生活指導上の課題に対応する方針です。

自由度の高い学校生活を希望する家庭では、校則や携帯電話の扱いを確認しておく必要があります。一方、一定の規律がある環境で生活習慣や礼儀を身につけたい家庭には合いやすいでしょう。

学校と家庭が連携しやすい環境

中学生は、学習習慣、生活リズム、友人関係などが大きく変化する時期です。貞静学園では、担任、教科担当、クラブ顧問、保健室、カウンセリング室などが連携し、生徒の学校生活を支えます。

定期試験前の学習計画、日々の生活指導、進路面談などを通して、学校と家庭が生徒の状況を共有します。

校内で体調不良や悩みが生じた場合には、保健室やカウンセリング室を利用できます。学習面だけでなく、心身の状態も含めて相談できる場所が用意されています。

2026年度からは校内調理の給食も始まり、日々の昼食を学校で安定して取れるようになりました。

S-naviで大学生にも相談できる

進路・学習支援ルーム「S-navi」では、現役大学生のチューターへ学習や進路について相談できます。

教科の質問だけでなく、定期試験の勉強方法、大学や学部の選び方、大学生活などについて、年齢の近い大学生から話を聞けます。

教員へ相談することに緊張する生徒にとっても、大学生の先輩は話しかけやすい存在となります。

保護者にとっては、授業外でも学習や進路について相談できる場所があることが、学校選びの一つの確認材料となるでしょう。

進路目標を見つけるまで支えてもらえる

卒業生の中には、中学校入学時には将来の目標が決まっていなかったものの、教員との面談を通して興味のある分野や目標を見つけ、第一志望の大学へ進学した生徒もいます。

貞静学園では、早い段階から大学名を決めさせるのではなく、授業、探究、クラブ活動、校外研修などを通して、自分の興味や得意分野を考えます。

高校では、特別進学、総合進学、幼児教育・保育系進学の3コースから、本人の目標に合った学びを選びます。

難関大学への一般選抜、学校推薦型選抜、看護・医療系、幼児教育・保育系など、異なる進路を一人ひとりに合わせて支援していることが特徴です。

保護者が安心を感じやすいポイント

  • 少人数の環境で、生徒の学習や学校生活の変化を把握しやすい
  • 定期試験前の計画作成から教員が支援する
  • 補習や長期休暇中の講習で基礎を学び直せる
  • 保護者会や面談を通して家庭と学校が連携する
  • 保健室・カウンセリング室で心身の相談ができる
  • S-naviで学習や進路について大学生にも相談できる
  • 茗荷谷駅から徒歩1分で、登下校の負担を抑えやすい
  • 給食制度があり、日々の昼食を確保しやすい

入学前に確認しておきたい点

温かな雰囲気や少人数教育は貞静学園の魅力ですが、全ての受験生に同じように合うとは限りません。

確認項目主な内容
学校規模少人数の近い関係を安心と感じるか
学習方針先取りより基礎の深い理解を重視する方針が合うか
クラブ活動中学生の全員入部や希望するクラブの活動内容を理解しているか
校則身だしなみや携帯電話などの生活指導を受け入れられるか
施設広い屋外グラウンドを持たない都市型キャンパスが合うか
高校のコース内部進学後に希望する学びや進路へつながるか

少人数校では、友人や教員との距離が近い分、自分から学校生活へ参加する姿勢も大切です。授業、行事、クラブ活動で役割を持ち、周囲と関わりながら成長したい生徒に向いています。

ひなづる祭や説明会で在校生の様子を確認

貞静学園の雰囲気を知るには、学校説明会だけでなく、ひなづる祭や公開行事へ参加することが有効です。

行事では、在校生の挨拶、来校者への案内、クラスやクラブの発表、教員との接し方などを見ることができます。

見学する際には、次のような点に注目すると、学校生活を具体的に想像しやすくなります。

  • 在校生が自然体で過ごしているか
  • 教員と生徒がどのように会話しているか
  • 中学生と高校生の関係
  • 授業中に質問しやすい雰囲気があるか
  • 校則や生活指導について本人がどう感じるか
  • 希望するクラブの活動場所や部員の様子

少人数の温かな環境で着実に成長できる学校

貞静学園中学校は、競争を強く前面に出す学校というよりも、生徒一人ひとりの理解度や成長の速さを見ながら、できることを少しずつ増やしていく学校です。

在校生や卒業生の声からは、先生に見守られている安心感、クラスへ馴染みやすい雰囲気、仲間と支え合う経験、挑戦を通して自信を得た実感などが伝わります。

保護者にとっても、定期試験前の支援、面談、生活指導、進路相談など、学校と家庭が連携しながら生徒を支える体制は注目したいポイントです。

貞静学園中学校は、先生や仲間との距離が近い環境で、基礎から学習習慣を整え、行事やクラブ活動にも参加しながら自信を育てたい生徒に合いやすい学校といえるでしょう。

この学校に向いている子の特徴|基礎から着実に学び多様な体験に挑戦したい子

貞静学園中学校は、少人数の落ち着いた環境の中で、基礎学力と学習習慣を身につけながら、人との関わりや多様な体験を通して成長したい生徒に向いている学校です。

授業進度の速さや難関大学への競争を強く前面に出すのではなく、朝学習、小テスト、習熟度別授業、試験前講座などを積み重ね、一人ひとりの理解を支えます。

一方、学校行事、クラブ活動、礼法、探究学習、英語研修などでは、自分から参加し、周囲と協力する姿勢が求められます。先生に支えてもらいながらも、少しずつ自立して行動できるようになりたい子に合いやすい学校です。

貞静学園中学校に向いている子の特徴

向いている子の特徴学校生活との相性
基礎から学び直したい子先取りよりも基本事項の定着を重視している
少人数の環境で学びたい子先生や友人との距離が近く、相談しやすい
毎日の学習習慣を身につけたい子朝学習、小テスト、学習計画などを継続する
英語や海外交流に関心がある子英語研修、レシテーション、ホームステイなどがある
ICTや探究学習に挑戦したい子iPadを使った調査、資料作成、発表に取り組む
礼儀や生活習慣を身につけたい子礼法や日常の生活指導を重視している
クラブ活動を学校生活の軸にしたい子中学生は全員がクラブへ所属する
人前で話す力を少しずつ伸ばしたい子行事や探究発表で段階的に経験を積める

基礎から学力を積み上げたい子

貞静学園中学校は、中学校の段階で高校内容を急いで先取りするよりも、各教科の基礎・基本を深く理解することを大切にしています。

小学校内容に不安が残っている子や、中学受験の勉強を通して学習習慣を十分に確立できなかった子も、朝学習、小テスト、習熟度別授業、講習などを利用しながら学び直せます。

計算、漢字、英単語などを毎日少しずつ積み重ねるため、一度に長時間勉強することは苦手でも、決められた課題へ継続的に取り組める子に向いています。

反対に、授業の進度を最優先し、中学校の早い段階から高校範囲や大学受験内容へ進みたい子には、学校の学習方針がゆっくりに感じられる可能性があります。

少人数の環境で先生へ相談したい子

大人数の中では質問することをためらってしまう子や、先生に自分の状況を見てもらいたい子にも合いやすい学校です。

授業で分からなかった部分、定期試験の勉強方法、友人関係、クラブ活動、将来の進路などを、担任や教科担当へ相談しやすい環境があります。

少人数の学校では、一人ひとりの様子を把握してもらいやすい一方、自分の行動や役割も見えやすくなります。目立たずに過ごしたいというよりも、先生や友人と関わりながら自分の居場所をつくりたい子に向いています。

生活リズムと学習習慣を整えたい子

貞静学園では、毎朝の学習、スコラ手帳による予定管理、定期試験前の計画作成などを通して、日々の学習を習慣化します。

自分だけでは予定を立てても実行できない子や、試験直前にまとめて勉強してしまう子も、先生の助言を受けながら学習の進め方を身につけられます。

但し、学校が全てを代わりに行ってくれるわけではありません。手帳に予定を書くだけでなく、課題へ取り組み、間違いを直し、次の行動を考えることが必要です。

先生の助言を素直に受け止め、少しずつ自分の学習方法を改善できる子ほど、学校の支援を生かしやすいでしょう。

英語や異文化交流へ挑戦したい子

英語を使って外国の人と交流したい子や、海外の文化に興味がある子にも向いています。

日常の英語授業に加え、ネイティブ教員との活動、レシテーションコンテスト、TOKYO GLOBAL GATEWAYでの研修、希望者対象のニュージーランドホームステイなどがあります。

入学時から英語が得意である必要はありません。正確さだけを気にするのではなく、知っている単語や表現を使って相手へ伝えようとする姿勢が大切です。

人前で英語を話すことに不安があっても、短い発表や日常的な活動から少しずつ経験を積みたい子に合っています。

日本文化や礼儀を学びたい子

貞静学園では、英語や国際理解だけでなく、日本の文化や礼儀作法も重視しています。

礼法、茶道、華道、伝統芸能の鑑賞、京都・奈良への修学旅行などを通して、相手を思いやる振る舞いや日本文化への理解を深めます。

挨拶、言葉遣い、身だしなみ、時間を守ることなどを、学校生活の基本として身につけたい子に向いています。

一方、服装や携帯電話などについて高い自由度を求める子は、入学前に生活指導や校則の内容を確認しておく必要があります。

ICTを使って調べ、まとめ、発表したい子

生徒は1人1台のiPadを使い、授業、課題提出、調べ学習、スライド作成、発表などに取り組みます。

インターネットで情報を探すだけでなく、複数の資料を比べ、必要な内容を整理し、自分の考えとして伝えることが求められます。

総合学習では、国際理解、環境、人権などのテーマから課題を選び、研究成果をひなづる祭や個人研究発表会で発表します。

調べることが好きな子、パソコンやタブレットを使った資料作成に興味がある子、人前で話す力を伸ばしたい子に合いやすい教育です。

理科や身近な社会への疑問を大切にできる子

貞静学園では、理科や数学の知識を覚えるだけでなく、実験、観察、校外学習、データの整理などを通して、科学的に考える力を育てます。

「なぜこの結果になるのか」「身近な生活とどのようにつながっているのか」と疑問を持ち、自分で確かめたい子に向いています。

理数系の難問を次々に解くことだけが目的ではありません。条件を整理し、結果を表やグラフにまとめ、根拠を示しながら説明する姿勢を大切にしています。

クラブ活動へ継続して参加したい子

貞静学園中学校では、中学生は全員がクラブへ入部します。

運動部、音楽・舞台系、日本文化系、科学・情報系、創作系など、多様な活動から選べます。多くのクラブでは中学生と高校生が一緒に活動するため、先輩から技術や活動の進め方を学べます。

一つの競技や文化活動を6年間続けたい子だけでなく、中学校から新しいことを始めたい子にも機会があります。

但し、クラブ活動へ参加せず、放課後は全て自分の時間として使いたい子には、全員入部の方針が負担となる可能性があります。希望するクラブの活動日数や休日の活動も確認しておきましょう。

行事で自分の役割を見つけたい子

体育祭やひなづる祭では、競技や舞台で目立つ役割だけでなく、準備、装飾、受付、案内、展示、片付けなど、さまざまな仕事があります。

少人数の学校では、一人ひとりが役割を担う場面が多くなります。最初から積極的に前へ出られなくても、自分にできる仕事を見つけ、仲間と協力して行事を完成させたい子に向いています。

活動を通して、責任感、協調性、時間管理、人へ伝える力を少しずつ伸ばせます。

人前で話すことへの苦手意識を克服したい子

貞静学園では、総合学習の発表、英語のレシテーション、ひなづる祭、クラブ活動など、人前で表現する機会があります。

最初から堂々と話せる必要はありません。短い発表から始め、資料を準備し、練習を重ねながら少しずつ経験を積みます。

発表が苦手でも、教員や仲間の支援を受けながら挑戦したい子、自分の考えを伝えられるようになりたい子に合う環境です。

反対に、発表やグループ活動へ一切参加したくない場合は、探究学習や学校行事に負担を感じる可能性があります。

幼児教育・保育や人と関わる仕事に関心がある子

併設高校には、幼児教育・保育系進学コースがあります。幼稚園教諭や保育士など、人の成長を支える職業に関心がある子にとって、将来の進路を具体的に考えられる環境です。

中学校では、礼法、クラブ活動、ボランティア、学校行事などを通して、人と協力する力や相手を思いやる姿勢を育てます。

高校進学後は、ピアノ、表現、保育に関する専門的な学びへ進むことができます。

中学入学時点で将来の職業を決めていなくても、人と関わることが好きな子、子どもや教育に関心がある子にとっては、進路の選択肢を広げられる学校です。

駅から近い学校へ通いたい子

貞静学園中学校は、東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩1分です。

駅から校舎までの移動が短いため、教科書やクラブ用品などの荷物が多い日や、雨の日にも通学の負担を抑えられます。

放課後に補習やクラブ活動があっても、終了後すぐに駅へ向かえるため、帰宅時間を計算しやすいことも利点です。

通学時間を抑え、その分を家庭学習、休養、家族と過ごす時間へ充てたい家庭に向いています。

一定の規律がある環境で成長したい子

貞静学園では、建学の精神である「至誠・和敬・慈愛」を基に、挨拶、礼儀、身だしなみ、時間を守ることなどを大切にしています。

自由に任せるだけでなく、中学生として必要なルールや生活習慣を学校と家庭が連携して指導します。

小学校から中学校への移行に不安があり、一定の決まりがある環境で生活を整えたい子に合いやすいでしょう。

但し、自分の判断に任される自由な校風を最優先する場合は、本人が生活指導をどのように感じるかを学校見学で確かめる必要があります。

貞静学園中学校が合わない可能性のある子

学校の特徴を理解するためには、向いている点だけでなく、本人との相性を慎重に確認することも大切です。

希望や性格確認したい点
中学段階から大学受験内容を速く先取りしたい貞静学園は基礎の深い理解を重視している
広大な校庭で毎日運動したい校内に広い屋外グラウンドを持たない都市型校舎である
クラブ活動へ所属したくない中学生は全員入部が基本である
校則が少なく自由度の高い生活を求める礼儀や身だしなみなど一定の生活指導がある
大規模校で多くの友人や刺激を得たい少人数で人間関係が近い学校である
行事や発表へ参加したくない探究発表や学校行事で役割を担う機会がある
男子サッカーや軽音楽を中学から本格的に行いたい高校生のみを対象とするクラブもある

これらに当てはまるからといって、必ず学校に合わないとは限りません。本人がどの程度重視しているか、学校側にどのような選択肢があるかを、説明会や個別相談で確認することが重要です。

学校見学で確認したい本人との相性

貞静学園中学校への進学を検討する際には、保護者が教育内容を評価するだけでなく、本人が校内の雰囲気をどのように感じるかを確認しましょう。

  • 先生や在校生へ話しかけやすいと感じるか
  • 少人数のクラスを安心と感じるか
  • 校舎の広さや施設に違和感がないか
  • 礼法や生活指導に納得できるか
  • 参加したいクラブがあるか
  • 英語研修や探究発表に興味を持てるか
  • 茗荷谷駅までの通学を無理なく続けられるか
  • 併設高校の3コースに進みたい方向があるか

説明会では学校側の説明だけでなく、在校生の挨拶、授業中の様子、教員との会話、クラブ活動などにも注目すると、入学後の姿を具体的に想像できます。

支えられながら自立へ向かいたい子に合う学校

貞静学園中学校に特に向いているのは、最初から全てを自分でできる子ではありません。

先生の助言を受けながら学習習慣を整えたい子、友人や先輩と関わりながら自信をつけたい子、英語、ICT、礼法、クラブ活動などの新しい経験へ一歩ずつ挑戦したい子に合う学校です。

少人数の環境で一人ひとりを見守りながらも、最終的には自分で考え、行動し、周囲へ貢献できる生徒を育てることを目指しています。

基礎から着実に学び、先生や仲間との近い関係の中で、自分のできることを少しずつ増やしたい子にとって、貞静学園中学校は検討する価値のある学校といえるでしょう。

まとめ|駅近の少人数教育で学力と人間力を伸ばせる学校

貞静学園中学校は、東京都文京区にある私立の中高一貫共学校です。東京メトロ丸ノ内線「茗荷谷駅」から徒歩1分という通学しやすい立地にあり、少人数の環境を生かして、生徒一人ひとりの学習と学校生活を支えています。

建学の精神は「至誠・和敬・慈愛」です。学力を身につけることだけでなく、相手を尊重する姿勢、礼儀、責任感、社会へ貢献する力を育てることを大切にしています。

中学校では、授業内容を急いで先取りするのではなく、基礎・基本を深く理解する方針です。朝学習、小テスト、英語・数学の習熟度別授業、定期試験前の対策講座、長期休暇中の講習などを組み合わせ、学習習慣の定着を目指します。

貞静学園中学校の主な魅力

項目主な特色
立地茗荷谷駅から徒歩1分で、池袋・御茶ノ水・大手町方面から通学しやすい
学校規模生徒と教員の距離が近い少人数教育
学習指導先取りよりも基礎の定着と学習習慣を重視
国際教育英語4技能、TGG研修、レシテーション、希望制海外研修
ICT教育1人1台のiPadを授業、課題、探究発表などに活用
人間教育礼法、茶道、華道、学校行事を通して礼儀や協調性を育成
学校生活体育祭、ひなづる祭、校外研修、修学旅行などを実施
クラブ活動中学生は全員入部し、多くのクラブで高校生と合同活動
進路高校の3コースと少人数の進路指導で多様な進学先に対応
入試2科、1科、適性検査型、英語利用など複数の受験方法を用意

基礎を大切にする学習指導

貞静学園中学校の学習指導は、難しい内容を速く進めることよりも、授業で学んだ内容を理解し、自分で使えるようにすることを重視しています。

毎朝の短時間学習では、英単語、漢字、計算、リスニング、読書などに取り組みます。定期的な小テストや100問テストによって定着度を確認し、分からない部分は試験前講座や長期休暇中の講習で補います。

学習計画の管理にはスコラ手帳を活用し、教員の助言を受けながら、自分で予定を立てて振り返る習慣を身につけます。

中学受験時点で学力が完成している生徒だけでなく、入学後に学習方法を整え、基礎から着実に伸びたい生徒にも合いやすい学校です。

英語・ICT・探究を組み合わせた教育

基礎学力を大切にする一方で、英語、ICT、探究学習など、これからの社会で必要となる力を育てる教育にも取り組んでいます。

英語では、読むことや文法だけでなく、聞く、話す、書く活動を取り入れています。ネイティブ教員との会話、TOKYO GLOBAL GATEWAYでの研修、英語レシテーションコンテストなどを通して、実際に英語を使う経験を積みます。

希望者はニュージーランドホームステイにも参加でき、異なる文化や生活習慣に触れながら、自分から相手へ働きかける力を育てます。

探究学習では、「国際理解」「環境」「人権」などをテーマに、生徒自身が課題を設定して調べます。iPadを使って情報を集め、スライドへまとめ、ひなづる祭や個人研究発表会で成果を発表します。

礼法と学校生活を通して育てる人間力

貞静学園の特色を象徴する教育の一つが礼法です。茶道や華道、日本文化、日常の挨拶や言葉遣いなどを通して、相手を思いやる姿勢を学びます。

形式的な作法を覚えることだけが目的ではありません。場面に応じた行動を考え、相手へ敬意を示し、自分の気持ちを適切に表現できるようになることを目指しています。

体育祭、ひなづる祭、宿泊研修、クラブ活動などでも、一人ひとりが役割を持ち、仲間と協力します。少人数校だからこそ、自分の参加や行動がクラスや学年全体につながりやすく、責任感や達成感を得られます。

先生との距離が近い少人数の学校

貞静学園中学校では、担任だけでなく、教科担当やクラブ顧問など複数の教員が日常的に生徒と関わります。

授業中の理解度、小テストや提出物、学校生活の様子などを確認し、必要な生徒には教員から声をかけます。大人数の教室では質問しにくい子も、日々の関わりの中で少しずつ相談できるようになります。

学習や進路については、進路・学習支援ルーム「S-navi」で、現役大学生のチューターへ相談することもできます。保健室やカウンセリング室も設けられ、心身の悩みに対応する環境があります。

都市型キャンパスと給食制度

校内には、図書室、理科室、マルチメディア室、作法室、2つの体育館、人工芝の中庭、テニスコート、カフェテリアなどがあります。

広い屋外グラウンドを持つ郊外型の学校ではありませんが、限られた敷地を立体的に利用し、学習、文化活動、運動、休憩に必要な施設を一つの校舎へまとめています。

2026年度からは校内厨房で調理する給食も始まり、家庭が毎日弁当を用意する負担を抑えやすくなりました。

進路は高校の3コースで具体化

中学校で基礎学力と学習習慣を身につけた後、高校では、特別進学、総合進学、幼児教育・保育系進学の3コースへ進みます。

  • 特別進学コース:国公立大学や難関私立大学を目指す
  • 総合進学コース:幅広い大学や看護・医療系を含む多様な進路に対応する
  • 幼児教育・保育系進学コース:幼稚園教諭や保育士を目指す専門的な学びへ進む

大学入試では、一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜にも対応しています。担任との面談、模試、小論文、面接、受験講座などを通して、生徒ごとに異なる進路を支えます。

多様な入試方式から強みを生かせる

貞静学園中学校の入試には、国語・算数または国語・英語の2科入試、国語または算数の1科入試、適性検査型入試があります。

一般的な中学受験の勉強を進めてきた生徒だけでなく、英語を得意とする生徒、公立中高一貫校の対策をしている生徒、一つの得意教科で挑戦したい生徒も受験できます。

英検取得級に応じた得点保証や加点制度、入試得点に応じた特待制度もあります。本人の得意分野や併願校の日程を踏まえ、最も力を発揮しやすい方式を選ぶことが大切です。

受験前に確認したいポイント

貞静学園中学校は魅力の多い学校ですが、学校選びでは本人との相性も確認する必要があります。

  • 先取りよりも基礎を重視する学習方針に納得できるか
  • 少人数で先生や友人との距離が近い環境が合うか
  • 中学生の全員入部に負担を感じないか
  • 希望するクラブへ中学生から参加できるか
  • 礼儀や身だしなみに関する生活指導を受け入れられるか
  • 広い屋外グラウンドを持たない都市型校舎が合うか
  • 高校の3コースが本人の将来像につながるか
  • 中高6年間の学費を無理なく負担できるか

学校説明会やひなづる祭では、施設だけでなく、在校生の挨拶、授業中の様子、教員との会話、クラブ活動の雰囲気なども確認しましょう。

貞静学園中学校を検討したい家庭

貞静学園中学校は、次のような家庭にとって有力な選択肢となります。

  • 少人数の環境で一人ひとりを見守ってほしい
  • 基礎から学習習慣を整えてほしい
  • 英語、ICT、探究学習へ幅広く挑戦してほしい
  • 礼儀や相手を思いやる姿勢を身につけてほしい
  • 学校行事やクラブ活動にも積極的に参加してほしい
  • 通学時間を抑え、家庭学習や休養の時間を確保したい
  • 大学名だけでなく本人に合った進路を支援してほしい

学力と人間力を一歩ずつ伸ばせる学校

貞静学園中学校は、最初から高い学力や積極性を持つ生徒だけを対象とする学校ではありません。

先生の支援を受けながら学習方法を身につけたい子、人前で話すことや新しい活動へ少しずつ挑戦したい子、友人や先輩との関わりを通して自信をつけたい子の成長を支えます。

茗荷谷駅から徒歩1分という通学環境、少人数の学習指導、英語・ICT・探究教育、礼法、全員参加のクラブ活動などを通して、知識だけでなく、社会の中で周囲と協力して行動する力を育てる学校です。

基礎から着実に学力を伸ばし、温かな人間関係の中で、自分の役割を見つけながら成長したい生徒にとって、貞静学園中学校は検討する価値のある中高一貫校といえるでしょう。

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