【2026年版】東洋大学京北中学校の評判は?独自の哲学教育と東洋大学との連携が魅力の共学校を徹底解説!

中学受験
  1. 学校の概要|独自の哲学教育を実践する東洋大学附属の共学校
    1. 創立から120年以上の歴史を持つ学校
    2. 2015年に白山へ移転し、男女共学の附属校へ
    3. 建学の精神は「諸学の基礎は哲学にあり」
    4. 哲学者を育てるのではなく「より良く生きる力」を養う
    5. 校訓は「夢・努力・実現」、そして「飛躍・成長」
    6. 教育の柱は「哲学・国際・キャリア」
    7. 東洋大学との中高大連携
    8. 中学校は1学年4クラスの規模
    9. 礼儀と相手の話を聴く姿勢を重視
    10. 学校基本情報
    11. 哲学を日常の学びと将来へつなげる学校
  2. アクセスと立地環境|白山駅から徒歩6分の落ち着いた文教地区
    1. 複数の地下鉄路線を利用できる
    2. 東京都内の幅広い地域から通学しやすい
    3. 教育機関が集まる文京区白山
    4. 東洋大学白山キャンパスにも近い環境
    5. 校舎は都心型ながら約1万8,571平方メートルの校地
    6. 駅から学校までの経路も事前に確認
    7. 中高6年間の通学費も見通しておく
    8. 利便性と落ち着きを兼ね備えた通学環境
  3. 教育方針とカリキュラム|哲学・国際・キャリア教育で自ら考える力を育てる
    1. 教育の3本柱
    2. 中高6年間を見通した学習カリキュラム
    3. 週1時間の独自科目「哲学」
    4. 成長に応じて広がる哲学のテーマ
    5. 対話だけでなく文章や発表で考えを深める
    6. 希望者が参加できる発展的な哲学プログラム
    7. 3年間を通して段階的に英語を使う国際教育
    8. 中学1年のFreshman English Camp
    9. 中学2年のBoost Up English Camp
    10. 中学3年間の集大成となるカナダ修学旅行
    11. 東洋大学の留学生と交流する「Let’s Chat in English!」
    12. 英検と英語スピーチで目標を明確にする
    13. 中学段階から将来を考えるキャリア教育
    14. 「今⇔未来手帳」で計画と振り返りを習慣化
    15. 東洋大学との連携で学問の世界を知る
    16. 大学と連携した理数探究教育
    17. 朝テストから始まる学力定着システム「Cycle4」
    18. 放課後のASPと自習室
    19. 附属校の安心感と他大学受験の両方に対応
    20. 考える力を学力と将来へつなげる教育
  4. 学習環境と施設設備|ICTを活用した機能的で充実した校舎
    1. 地上4階・地下2階の機能的な校舎
    2. 1人1台のChromebookを活用
    3. 自然光が入る開放的な図書室
    4. 約150席を備えた自習室
    5. 大学生チューターへ質問できる
    6. 校内各所に設けられた学習スペース
    7. 300名を収容できる視聴覚室
    8. 4分野に対応する理科室
    9. 人工芝と200mトラックを備えたグラウンド
    10. アリーナや武道施設を備えた体育環境
    11. 文化・芸術活動を支える専門教室
    12. 200席以上を備えたカフェテリア
    13. 安全面と快適さに配慮した校内
    14. 学校見学で確認したい施設
    15. 授業から放課後まで学びを支える環境
  5. 学校生活と行事|京北祭や体育祭を通して主体性と協調性を養う
    1. 新しい仲間と学校生活を始める入学式・オリエンテーション
    2. クラスで一つの歌をつくり上げる合唱コンクール
    3. クラスの団結力が高まる体育祭
    4. 生徒が企画・準備・運営する最大の行事「京北祭」
    5. 1年間の思索を共有する「哲学の日」
    6. 中学1年から段階的に行われるキャリア教育
    7. 身近な地域から学ぶ校外学習
    8. 中学3年間で段階的に深める英語体験
    9. 英語学習の集大成となるカナダ修学旅行
    10. 希望者が挑戦できる国際プログラム
    11. 東洋大学との連携を生かした科学探究
    12. 生徒会活動を通して学校づくりへ参加
    13. 安全と生活習慣を支える取り組み
    14. 長期休業中も学習を継続
    15. 行事を通して考えたことを行動へつなげる
  6. クラブ活動|勉強と両立しながら運動・文化の多彩な活動に挑戦
    1. 東洋大学京北中学校の主なクラブ
    2. 全国大会優勝の伝統を持つ男子バスケットボール部
    3. 初心者も挑戦できる女子バスケットボール部
    4. 礼儀と精神力を養う剣道部
    5. 専用の卓球室で練習する卓球部
    6. 人工芝と大学施設を活用するサッカー部
    7. 一人ひとりが目標を設定する陸上競技部
    8. 基礎から試合へつなげるバドミントン部
    9. 「考えること」を大切にする軟式野球部
    10. 学習との両立を目指す女子バレーボール部
    11. 自分の体を鍛えるトレーニング部
    12. 中高で音楽をつくる吹奏楽部
    13. 初心者も歌う楽しさを味わえる合唱部
    14. 自分の感性を作品にする美術部
    15. 対話と表現力を磨く演劇部
    16. 英語を実際に使う英語部
    17. 授業を超えた実験に取り組む理科部
    18. 生活や日本文化へ学びを広げる文化部
    19. 競技かるたへ挑戦する同好会
    20. クラブ活動にも生かされる哲学的な学び
    21. 学習との両立には計画性が必要
    22. オープンスクールや京北祭で活動を確認
  7. 進学実績と卒業後の進路|東洋大学への推薦と他大学受験を両立
    1. 2026年春は卒業生276名から延べ925名が大学へ合格
    2. 国公立大学へ25名が合格
    3. 早慶上理・国際基督教大学へ36名が合格
    4. GMARCHへ延べ162名が合格
    5. 成成明学獨國武や日東駒専にも多数合格
    6. 理工系大学にも幅広い合格実績
    7. 医・歯・薬・看護系への進路
    8. 東洋大学への附属校推薦枠は約160名
    9. 2026年春は東洋大学へ130名が合格
    10. 附属校推薦は「大学受験をしなくてよい制度」ではない
    11. 大学の学びを早い段階から体験
    12. 高校では目標に応じたクラスを選択
    13. 推薦・総合型選抜にもつながる哲学教育
    14. 大学合格実績を見る際の注意点
    15. 安定した進路と挑戦できる環境を両立
  8. 学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間の費用を確認
    1. 初年度納入金の内訳
    2. 生徒会費や修学旅行積立金などの諸費用
    3. 制服・通学用品・Chromebookの購入費
    4. 中学1年次は約158万円が目安
    5. 中学校3年間では約387万円
    6. 高等学校進学後も年間100万円前後を想定
    7. 中高6年間では約700万~745万円が目安
    8. 基本費用以外に想定したい支出
    9. 東京都の私立中学校授業料助成
    10. 高等学校では国と東京都の支援制度を確認
    11. 東洋大学進学後は大学4年間の学費も必要
    12. 学費は最新の公式情報で確認
  9. 入試情報と合格の目安|複数日程と2科・4科で挑戦できる入試
    1. 2027年度入試の日程・募集人数
    2. 4科入試は合計300点
    3. 第2回は算数・国語または算数・理科を選択
    4. 2026年度入試の応募者数と実質倍率
    5. 2026年度の合格最低点
    6. 算数の得点力が重要
    7. 国語は読解・語句・意見作文に対応
    8. 理科は実験・観察と資料の読み取り
    9. 社会は基本知識と図版の読み取りを両立
    10. 2027年入試の偏差値目安
    11. 受験回を選ぶ際の考え方
    12. 学校公式の入試問題対策会を活用
    13. 基礎問題の正確さと思考を表現する力が合格の鍵
  10. 併願校パターン|入試日程と難易度から考える受験プラン
    1. 難易度別に考える主な併願候補
    2. 併願パターン1|東洋大学京北を第一志望として複数回受験
    3. 第2回は得意教科に合わせて方式を選択
    4. 併願パターン2|2月1日午前にチャレンジ校を受験
    5. 併願パターン3|大学付属校を中心に組み合わせる
    6. 2月1日午後に明治学院を組み合わせる際の注意
    7. 併願パターン4|早い段階で合格を確保する
    8. 獨協は東洋大学京北と入試日程が重なりやすい
    9. 女子は日本大学豊山女子の多彩な入試を活用
    10. 淑徳巣鴨はコースと入試方式を確認
    11. 受験方式を得意教科に合わせる
    12. 安全校は模試と過去問の両方で判断
    13. 2月4日の第4回だけに期待し過ぎない
    14. 入学手続期限と進学順位を事前に決める
    15. 偏差値だけでなく教育内容を比較
    16. 本人の体力を優先した受験計画を
  11. 在校生・保護者の声|明るい校風と親身な学習指導への評価
    1. 在校生・保護者から評価されている点
    2. 「落ち着いて学べる」という声
    3. 哲学教育を入学の決め手にする家庭も多い
    4. 対話を重ねる中で自分の考えが変わる
    5. 英語を「間違えずに話す」より「伝えようとする」経験
    6. 施設の新しさと清潔感への評価
    7. 学習支援は充実しているが、本人の主体性も必要
    8. 先生との距離に関する評価は分かれる
    9. 授業時間が多く、学習面は忙しい
    10. クラブ活動への評価は所属先によって異なる
    11. 京北祭や体育祭で見られる生徒の主体性
    12. 校則は「一般的」から「やや厳しい」まで評価が分かれる
    13. いじめや人間関係は「学校全体」だけでは判断できない
    14. 東洋大学への推薦制度は安心材料
    15. ランチボックスへの受け止め方
    16. 口コミは事実ではなく「個人の体験」
    17. 学校見学で確認したいポイント
    18. 教育内容に共感できる家庭から高く評価される学校
  12. この学校に向いている子の特徴|深く考え、学習と活動を両立したい子
    1. 自分で「なぜ」と考えることが好きな子
    2. 自分の考えを言葉で表現したい子
    3. 人の話を素直に聞ける子
    4. 毎日の学習を着実に続けられる子
    5. 学校の学習支援を自分から活用できる子
    6. 東洋大学への進学に関心がある子
    7. 附属大学以外の進路にも挑戦したい子
    8. 英語を使った交流へ挑戦したい子
    9. 理科や数学の探究が好きな子
    10. 勉強とクラブ活動を両立したい子
    11. 落ち着いた共学校で学びたい子
    12. 行事や委員会活動へ主体的に参加したい子
    13. 東洋大学京北への適性チェック
    14. 慎重に検討したい子の特徴
    15. 学校見学では本人の反応を大切に
    16. 考える力を将来へつなげたい子に向く学校
  13. まとめ|哲学教育と大学連携で未来を切り拓く共学校
    1. 東洋大学京北中学校の主な魅力
    2. 哲学・国際・キャリアを結びつけた教育
    3. 大学附属校でありながら学習量は多め
    4. 東洋大学への推薦と他大学受験を選べる
    5. 学校生活を充実させる多彩な行事
    6. クラブ活動と学習の両立
    7. 費用は中高6年間を見通して検討
    8. 入試は算数の安定した得点力が重要
    9. 東洋大学京北中学校が向いている子
    10. 入学前に確認したいポイント
    11. 自ら考え、対話し、未来を選ぶ6年間

学校の概要|独自の哲学教育を実践する東洋大学附属の共学校

東洋大学京北中学校は、東京都文京区白山にある私立の共学中学校です。東洋大学京北高等学校と連携した中高一貫教育を行い、東洋大学の附属校として、大学の教育・研究環境を活用した多彩な学びを展開しています。

学校の最大の特色は、東洋大学の創立者であり、京北尋常中学校を設立した哲学者・井上円了の精神を受け継ぐ「哲学教育」です。

建学の精神である「諸学の基礎は哲学にあり」のもと、知識を覚えるだけではなく、物事を多面的に捉え、自ら問いを立て、考え、判断し、行動できる人材の育成を目指しています。

創立から120年以上の歴史を持つ学校

東洋大学京北中学校の源流となる京北尋常中学校は、井上円了によって設立されました。学校の創立日は1898年10月18日とされ、1899年に京北尋常中学校が開校しています。

井上円了は、1887年に東洋大学の前身となる哲学館を創立した人物です。限られた研究者だけが哲学を学ぶのではなく、幅広い人々が哲学的なものの見方や考え方を身につけることによって、社会と人生をよりよいものにできると考えました。

京北中学校でも、その精神に基づき、知識の量だけを増やす教育ではなく、物事の本質を考え、自分なりの答えを探究する教育が受け継がれてきました。

学校の主な沿革は、次の通りです。

主な出来事
1887年井上円了が東洋大学の前身となる哲学館を創立
1898年現在の学校が創立日としている10月18日に京北中学校設立の基礎が築かれる
1899年井上円了によって京北尋常中学校が開校
1913年京北と東洋大学の財団が合併し、東洋大学財団となる
1951年学校法人京北学園が東洋大学財団から分離して設立される
1988年東洋大学と京北学園が教育提携を結ぶ
2011年学校法人東洋大学と学校法人京北学園が合併し、東洋大学の併設校となる
2015年白山の新校舎へ移転し、東洋大学京北中学高等学校へ校名を変更。東洋大学附属校となり、男女共学化

2015年に白山へ移転し、男女共学の附属校へ

現在の東洋大学京北中学校として大きな転換点を迎えたのが、2015年です。文京区白山の新校舎へ移転するとともに、学校名を東洋大学京北中学高等学校へ変更し、男女共学となりました。

同時に、創立者を同じくする東洋大学の附属校として新たな教育体制が整えられました。現在は、東京都内にある唯一の東洋大学附属校として、中学校・高等学校・大学をつなぐ教育を実践しています。

男子校として受け継いできた伝統を大切にしながら、共学校として国際教育やICT教育、探究型学習、高大連携プログラムなどを充実させていることが特徴です。

建学の精神は「諸学の基礎は哲学にあり」

東洋大学京北中学校の教育の出発点となっているのが、「諸学の基礎は哲学にあり」という建学の精神です。

ここでいう哲学とは、難しい哲学者の思想や専門用語を暗記することではありません。身近な出来事や社会問題に対して、「なぜだろう」「本当にそうだろうか」「別の考え方はないだろうか」と問い直し、自分の考えを深めるための学びです。

井上円了は、肉体を鍛えるために運動や体操が必要であるのと同じように、精神を鍛えるためには哲学が必要だと考えました。

東洋大学京北では、その考えを現代の教育へつなげ、次のような力を育てています。

  • 物事を多面的に見る力:一つの情報や意見だけで判断せず、異なる立場から考える。
  • 問いを立てる力:与えられた問題を解くだけでなく、自分で疑問や課題を見つける。
  • 論理的に考える力:感覚だけで結論を出さず、根拠や理由を整理する。
  • 自分の考えを表現する力:文章、対話、発表などを通して、相手へ分かりやすく伝える。
  • 他者の考えを尊重する力:自分とは異なる意見に耳を傾け、対話を通して考えを深める。

哲学者を育てるのではなく「より良く生きる力」を養う

哲学教育の目的は、全ての生徒を哲学者にすることではありません。学校では、自分自身の倫理観、人生観、世界観を形づくり、社会の中で「より良く生きる」ための土台を育てることを重視しています。

正解が一つに決まらない問いについて考えるときには、自分の意見を述べるだけでなく、相手の考えを聞き、自分の考えを見直す必要があります。

この経験を積み重ねることで、学習上の問題だけでなく、人間関係、進路選択、社会問題などについても、自分で考えて判断できるようになることを目指します。

学校が掲げる教育理念は、「本当の教養を身に付けた国際人の育成」です。

ここでいう「本当の教養」とは、単に多くの知識を持っていることではありません。物事を広い視野から捉える力、深く考える力、さまざまな立場を理解できる豊かな心、他者を思いやって行動できる力を含んでいます。

校訓は「夢・努力・実現」、そして「飛躍・成長」

東洋大学京北中学校では、校訓として「夢」「努力」「実現」、そして「飛躍」「成長」を掲げています。

生徒一人ひとりが自分の夢や目標を見つけ、その実現へ向けて努力を重ねることを大切にしています。成功した経験だけでなく、失敗や困難に直面したときに、自分で考え直し、再び挑戦する経験も成長の一部と捉えています。

哲学教育によって目標や生き方を考え、日々の授業や学校行事、クラブ活動によって努力を重ね、その成果を進路や社会での活躍へつなげていくことが、学校教育全体の流れです。

教育の柱は「哲学・国際・キャリア」

中学校では、次の3つを教育の柱としています。

教育の柱主な目的
哲学教育自ら問い、考え、判断し、他者との対話を通して自分の考えを深める
国際教育英語力と異文化理解を身につけ、世界の人々と協力できる力を育てる
キャリア教育社会や仕事、大学での学びについて知り、自分の将来を主体的に考える

3つの教育は、それぞれ独立したものではありません。哲学教育で身につけた思考力を使って世界や社会の問題を考え、国際教育やキャリア教育を通して、自分の考えを実際の行動や将来の進路へつなげます。

東洋大学との中高大連携

東洋大学附属校であることも、東洋大学京北中学校の大きな魅力です。附属校推薦制度が用意されているだけでなく、中学生の段階から大学の施設、教員、学生、研究分野に触れる機会があります。

中学3年では、東洋大学のキャンパスを訪れ、大学で行われている研究や学部の特色について学びます。また、大学教員や大学院生、大学生と連携した科学探究プログラムなども実施されています。

こうした取り組みには、東洋大学への進学だけを早期に決めるのではなく、大学とはどのような場所なのか、どのような学問分野があるのかを知り、自分の進路について考える目的があります。

附属校として東洋大学への推薦進学を目指すことも、国公立大学や難関私立大学などの他大学へ挑戦することもできるため、生徒の希望に応じた進路選択が可能です。

中学校は1学年4クラスの規模

学校公式サイトに掲載されている生徒数では、中学校は各学年4クラスで構成されています。

学年生徒数クラス数
中学1年131名4クラス
中学2年132名4クラス
中学3年134名4クラス
中学部合計397名12クラス

1学年は約130名で、共学校として男女が共に学びます。授業だけでなく、哲学対話、学校行事、委員会、クラブ活動などを通して、異なる考え方や個性を持つ仲間と関わることができます。

高校では外部から入学する生徒も加わるため、中学校からの内部進学生だけで閉じた環境になるのではなく、新しい仲間や価値観に触れながら成長できることも特徴です。

礼儀と相手の話を聴く姿勢を重視

哲学教育というと、自由に自分の意見を述べることが中心と思われるかもしれません。しかし、東洋大学京北では、自分の考えを主張する前に、礼儀を守り、相手の話を真剣に聴くことを大切にしています。

学校では、日々の心がけとして次の考え方を示しています。

  • 礼儀正しくし、挨拶を大切にする
  • 人の話を真摯に聴く
  • 自分の労力を惜しまず、何事にも一生懸命取り組む
  • 困難なことにも粘り強く挑戦する
  • 学びを通して、より良い人生を築く

物事を深く考える知性と、他者を尊重して行動する姿勢の両方を育てることが、学校の目指す人間教育です。

学校基本情報

学校名東洋大学京北中学校・高等学校
学校区分私立共学校・中高一貫教育
所在地東京都文京区白山2丁目36番5号
創立1898年10月18日
創立者井上円了
建学の精神諸学の基礎は哲学にあり
教育理念本当の教養を身に付けた国際人の育成
校訓「夢」「努力」「実現」、そして「飛躍」「成長」
教育の柱哲学教育、国際教育、キャリア教育
大学との関係東京都内唯一の東洋大学附属校

哲学を日常の学びと将来へつなげる学校

東洋大学京北中学校は、大学附属校として安定した進路選択ができることだけを魅力とする学校ではありません。

独自の哲学教育を通して、身近な疑問から社会や人生に関わる問いまで深く考え、自分の言葉で表現する力を育てます。更に、国際教育、キャリア教育、東洋大学との連携を通して、学んだことを将来の進路や社会での行動へつなげていきます。

「何を知っているか」だけでなく、「なぜそう考えるのか」「学んだことをどのように生かすのか」を大切にし、自ら考えて未来を切り拓ける人間へ成長する学校といえるでしょう。

アクセスと立地環境|白山駅から徒歩6分の落ち着いた文教地区

東洋大学京北中学校は、東京都文京区白山2丁目に位置しています。最寄り駅は都営三田線の「白山駅」で、A2出口から学校までは徒歩約6分です。

東京メトロ南北線の本駒込駅や、丸ノ内線の茗荷谷駅なども利用でき、東京都内の幅広い地域から通学経路を組み立てられます。駅から学校までの距離が比較的短く、中高6年間の通学を考えるうえでも利便性の高い立地です。

複数の地下鉄路線を利用できる

路線最寄り駅・出口学校までの目安
都営三田線白山駅・A2出口徒歩約6分
東京メトロ南北線本駒込駅・1番出口徒歩約10分
東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅・1番出口徒歩約17分
東京メトロ千代田線千駄木駅・1番出口徒歩約19分
所在地東京都文京区白山2丁目36番5号

最も利用しやすいのは、都営三田線の白山駅です。A2出口から地上へ出て、学校までは徒歩約6分となっています。駅から長時間歩く必要がないため、雨の日や荷物の多い日にも通学しやすいでしょう。

東京メトロ南北線の本駒込駅も徒歩約10分で、白山駅と合わせて主要な通学駅となります。利用路線や自宅の方向によって駅を使い分けられるため、電車の遅延や運休が発生した場合にも別経路を検討しやすい環境です。

東京都内の幅広い地域から通学しやすい

都営三田線と東京メトロ南北線は、都心部を南北に結ぶ路線です。複数の路線との乗り換え駅が多く、東京23区内だけでなく、埼玉県や神奈川県方面からも通学経路を考えられます。

  • 都営三田線:巣鴨、水道橋、大手町、日比谷、三田、目黒方面から利用しやすい。
  • 東京メトロ南北線:赤羽岩淵、王子、飯田橋、四ツ谷、白金高輪、目黒方面から利用しやすい。
  • 東京メトロ丸ノ内線:池袋、後楽園、御茶ノ水、東京、新宿方面から利用できる。
  • 東京メトロ千代田線:北千住、大手町、表参道、代々木上原方面から利用できる。

三田線は東急目黒線方面、南北線は埼玉高速鉄道線や東急線方面との直通運転も行われています。そのため、乗り換え回数を抑えながら通学できる地域もあります。

実際の通学時間は、自宅から最寄り駅までの距離や乗り換え、朝の混雑状況によって変わります。学校説明会へ参加する際には、普段の登校時間に近い条件で経路を確認しておくと安心です。

教育機関が集まる文京区白山

学校のある文京区は、大学や中学校・高等学校、図書館、文化施設などが多く集まる地域です。白山周辺も教育機関が点在し、都心にありながら、落ち着いて学習へ取り組みやすい環境となっています。

大型の繁華街に隣接した学校とは異なり、校舎周辺には住宅や教育関連施設が多く、比較的穏やかな雰囲気があります。毎日の通学や放課後の活動を考えても、利便性と学習環境のバランスが取れた立地です。

東洋大学白山キャンパスにも近い環境

東洋大学京北中学校は、東洋大学の白山キャンパスと同じ文京区白山エリアにあります。日常的に大学と同じ校舎を使用するわけではありませんが、中高大連携の行事や大学訪問を行いやすい立地です。

中学3年で行われる大学訪問などを通して、生徒は大学の学部・学科や研究内容に触れます。附属校としての連携を、書類上の推薦制度だけでなく、実際の学習体験へつなげやすい環境といえるでしょう。

校舎は都心型ながら約1万8,571平方メートルの校地

東洋大学京北中学校・高等学校の校地は、約1万8,571平方メートルです。2015年に教育活動を開始した白山の校舎には、普通教室、特別教室、体育施設、自習スペースなどが機能的に配置されています。

郊外型の学校のような広大な敷地ではありませんが、都心の限られた空間を活用し、授業、学校行事、クラブ活動に対応できる教育環境が整えられています。

白山駅から徒歩約6分という通学の便利さと、落ち着いた文教地区の環境を両立している点が、東洋大学京北中学校の立地上の魅力です。

駅から学校までの経路も事前に確認

学校見学や入試説明会へ参加する際は、駅からの所要時間だけでなく、実際の通学経路も確認しておきましょう。

  • 利用する駅の出口を迷わず確認できるか
  • 朝の駅構内や電車がどの程度混雑するか
  • 坂道や交差点を含めて無理なく歩けるか
  • 雨天時でも安全に通学できるか
  • クラブ活動後の帰宅時間が遅くなり過ぎないか
  • 電車が止まった場合に別の駅や路線を利用できるか

特に白山駅と本駒込駅では、利用する出口によって学校までの距離や方向が異なります。初めて訪問する際は、公式サイトの案内図を確認し、時間に余裕を持って向かうとよいでしょう。

中高6年間の通学費も見通しておく

中高一貫校を選ぶ際には、通学時間だけでなく、6年間に必要となる交通費も確認する必要があります。

自宅から学校までの通学定期券代は、利用路線や乗り換えによって異なります。複数の経路が利用できる家庭では、所要時間、乗り換え回数、混雑、定期券代を比較して、最も無理のない経路を選ぶことが大切です。

また、クラブ活動や学校行事で帰宅時刻が遅くなる場合もあります。夕方以降の駅周辺や通学路の様子も、学校見学の際に確認しておくと安心です。

利便性と落ち着きを兼ね備えた通学環境

東洋大学京北中学校は、都営三田線の白山駅から徒歩約6分、東京メトロ南北線の本駒込駅から徒歩約10分という、通学しやすい場所にあります。

複数の地下鉄路線を利用できるため、東京23区内を中心に幅広い地域から通学できます。更に、教育機関の多い文京区の落ち着いた環境で学びながら、近隣の東洋大学白山キャンパスとの連携教育にも参加できます。

都心へのアクセスのよさ、駅からの近さ、文教地区としての穏やかな環境を兼ね備えていることが、東洋大学京北中学校の立地上の大きな魅力といえるでしょう。

教育方針とカリキュラム|哲学・国際・キャリア教育で自ら考える力を育てる

東洋大学京北中学校では、建学の精神である「諸学の基礎は哲学にあり」を教育の中心に置き、哲学教育・国際教育・キャリア教育の3つを柱とした学びを展開しています。

知識を覚えて試験で再現する力だけでなく、自ら問いを立て、根拠をもとに考え、他者との対話を通して考えを深め、それを行動へつなげられる生徒を育てることが目標です。

中学校では基礎学力の定着を重視しながら、数学・理科・英語の一部で高校内容の先取り学習を行います。高等学校では、国公立大学入試にも対応できる幅広い教科学習を継続し、東洋大学への附属校推薦だけでなく、国公立大学や難関私立大学への進学にも対応します。

教育の3本柱

教育の柱主な目的代表的な取り組み
哲学教育自ら問い、考え、対話し、判断する力を育てる週1時間の哲学、哲学対話、哲学エッセー、哲学の日
国際教育実践的な英語力と異文化を尊重する姿勢を養う英会話、English Camp、英語スピーチ、カナダ修学旅行
キャリア教育学習と社会のつながりを理解し、将来像を描く職業講演会、職場見学、進路面談、大学訪問

3つの教育は、それぞれ独立しているわけではありません。哲学教育で養った思考力を使って異文化や社会について考え、国際教育やキャリア教育で得た経験を、自分の生き方や進路選択へつなげていきます。

中高6年間を見通した学習カリキュラム

中学校では、国語・数学・英語を中心とした主要教科の授業時間を十分に確保し、基礎事項を繰り返し学びます。理科や社会、芸術、保健体育、技術・家庭なども幅広く学び、国公立大学入試にも対応できる総合的な学力の土台をつくります。

授業は1時間45分で、平日は7時間目まで行われます。土曜日も午前中に4時間の授業があり、学校生活の中で一定の学習時間を確保できる構成です。

段階学習の重点
中学1年基本的な生活習慣と家庭学習の習慣を身につけ、主要教科の基礎を固める
中学2年計画的に学習を進める力を養い、知識を活用する問題や表現活動へ取り組む
中学3年高校内容の一部も学びながら、中高一貫教育の次の段階へ進む学力を整える
高校1年幅広い教科を学び、国公立・私立を含む将来の進路について考える
高校2年希望進路に応じた学習を深め、志望大学や学部を具体化する
高校3年選択科目や受験対策講座を活用し、大学入試へ向けた実践力を完成させる

大学附属校でありながら、学習科目を早い段階で限定し過ぎないことが特徴です。東洋大学への推薦進学を考える生徒も、他大学を受験する生徒も、幅広い教養と基礎学力を身につけることが求められます。

週1時間の独自科目「哲学」

東洋大学京北中学校では、中学3年間を通して、週1時間の「哲学」の授業を設けています。

哲学者の名前や思想を暗記することが中心ではありません。日常生活の中にある疑問や違和感に注目し、次のような問いを繰り返し考えます。

  • なぜ、そのように言えるのか
  • そもそも、その言葉は何を意味するのか
  • 反対の立場から見ると、どのように考えられるか
  • 自分が当然だと思っていることは、本当に当然なのか
  • 自分と異なる意見にも、納得できる理由があるのではないか

一つの正解へ急いで到達するのではなく、自分の考えを言葉にし、友人の意見を聞き、考え直す過程を大切にします。

成長に応じて広がる哲学のテーマ

学年主なテーマ学びの内容
中学1年他者と自己友人や家族など、他者との関わりを通して自分自身について考える
中学2年自己自分の経験、感情、価値観を見つめ、自分らしさとは何かを考える
中学3年自己と社会自分の生き方と社会とのつながりを考え、社会問題へ視野を広げる

中学1年では、相手の話を最後まで聞き、自分とは異なる立場から物事を見ることを学びます。昔話の登場人物を別の立場から捉え直したり、「友情とは何か」「正義とは何か」といった身近なテーマについて話し合ったりします。

中学2年では、自分の感情や過去の経験、他者との違いを手掛かりとして、自分自身の考え方や価値観を見つめます。

中学3年では、企業の役割、ジェンダー、生命倫理、社会の常識などへテーマを広げ、自分の考えが社会とどのようにつながっているかを考えます。

対話だけでなく文章や発表で考えを深める

哲学の授業では、話し合いだけでなく、哲学ゲーム、創作活動、プレゼンテーション、哲学劇など、さまざまな方法が用いられます。

年度末には、授業で考えた内容を基に哲学エッセーを作成します。自分が選んだ問いについて、経験や対話で得た気づきを整理し、文章として表現します。

毎年3月18日頃には、創立者・井上円了の生誕日に合わせて「哲学の日」が行われます。優れた哲学エッセーの発表や、各グループによる討論、映像、実演、ゲームなどを通して、1年間の哲学的な学びを全校で共有します。

哲学教育で養われるのは、哲学の授業だけで役立つ力ではありません。国語の記述、社会の論述、理科の考察、英語のスピーチ、学校行事での話し合いなど、全ての学習活動の土台となります。

希望者が参加できる発展的な哲学プログラム

中学3年以降は、希望者を対象とした哲学ゼミなどへ参加できます。学校や教室の中だけで考えるのではなく、実際の場所を訪れ、文化、宗教、社会問題について学ぶプログラムです。

坐禅をテーマとした哲学ゼミでは、寺院での坐禅や写経、精進料理などを体験し、東洋思想や自分自身の心について考えます。

高校では更に、名著精読、刑事裁判の傍聴、哲学ラボ、哲学討論など、より専門的な活動へ学びを広げられます。

3年間を通して段階的に英語を使う国際教育

国際教育では、大学入試のための英文法や読解力に加え、英語を使って人と交流し、自分の考えを伝える力を育てます。

英語と英会話の授業、宿泊型研修、英語スピーチ、東洋大学の留学生との交流などを段階的に経験し、中学3年のカナダ修学旅行へつなげます。

学年主な国際教育プログラム目標
中学1年Freshman English Camp間違いを恐れず、英語で交流する楽しさを知る
中学2年Boost Up English Camp英語4技能を使い、ホームステイや海外生活を想定した活動へ取り組む
中学3年TGG校外学習・カナダ修学旅行学んだ英語を実際の交流や海外生活の中で活用する

中学1年のFreshman English Camp

中学1年では、入学後の早い時期に2泊3日のFreshman English Campを実施します。

少人数のグループに外国人留学生が加わり、英語による自己紹介、コミュニケーション活動、プレゼンテーションなどに取り組みます。

英語力を競うことだけが目的ではありません。英語で伝えようとする姿勢を身につけ、新しい友人と協力しながら、中学校生活のスタートを切る意味も持っています。

中学2年のBoost Up English Camp

中学2年では、ブリティッシュヒルズを研修地とする2泊3日のBoost Up English Campを実施します。

外国人講師によるオールイングリッシュの環境で、読む・書く・聞く・話すの4技能を使ったグループレッスン、異文化理解講座、ホームステイを想定したロールプレイ、英語プレゼンテーションなどに取り組みます。

中学3年のカナダ修学旅行を見据え、英語が完全でなくても、自分から相手へ伝えようとする自信を育てます。

中学3年間の集大成となるカナダ修学旅行

中学3年では、11月にカナダで5泊7日の修学旅行を実施します。主な訪問地域は、ブリティッシュコロンビア州のバンクーバー周辺です。

現地では、ホームステイ、現地校との交流、大学生との英語アクティビティ、市内での班別行動などを経験します。

  • ホストファミリーと英語で生活する
  • カナダの同世代の生徒と学校文化について交流する
  • 現地の大学生と協力して活動する
  • 異なる生活習慣や価値観を体験する
  • 自分の考えを英語で伝える難しさと喜びを知る

修学旅行は観光だけを目的としたものではありません。中学1年から積み重ねてきた英語学習を実際の場面で試し、今後の英語学習や海外留学への意欲につなげる教育プログラムです。

東洋大学の留学生と交流する「Let’s Chat in English!」

希望者は、東洋大学で学ぶ外国人留学生との交流プログラム「Let’s Chat in English!」へ参加できます。

留学生の出身国の文化について話を聞き、英語で質問やディスカッションを行い、最後にグループで学んだ内容を英語で発表します。

附属大学に多くの留学生が在籍している環境を活用し、海外へ行かなくても、実際に異なる文化や価値観を持つ人と交流できることが特徴です。

英検と英語スピーチで目標を明確にする

英語学習の成果を確認するため、英検への挑戦も推奨されています。学年ごとの目標級を設定し、放課後のASPでは英検の級別対策や面接練習も行われます。

更に、毎年1月頃には中学生を対象とした英語スピーチコンテストを実施します。生徒自身が英語で原稿を作り、クラス代表が全校生徒の前で発表します。

英語を正確に使うことに加え、自分が伝えたい内容を整理し、人前で堂々と表現する力を養います。

中学段階から将来を考えるキャリア教育

キャリア教育では、将来の職業を早く決めることよりも、現在の学習が社会や将来とどのようにつながっているかを理解することを大切にしています。

学年主な目標代表的な取り組み
中学1年生活・学習習慣を確立し、社会の仕事へ関心を持つ進路面談、職業講演会、学力推移調査
中学2年職業について知り、将来への展望を持つ職業講演会、職場見学、学びみらいPASS
中学3年職業と大学の学部・学科の関係を考える大学訪問、進路講演会、進路面談

職業講演会では、実際に社会で働く人から、仕事の内容だけでなく、働く目的や社会的な責任について話を聞きます。

職場見学では、組織がさまざまな役割を持つ人によって支えられていることや、企業活動が地域社会や環境と関係していることを学びます。

「今⇔未来手帳」で計画と振り返りを習慣化

日々の学習や目標管理には、生徒手帳である「今⇔未来手帳」を活用します。

一日や一週間の学習計画を立て、実際にどこまで取り組めたかを振り返ります。担任も定期的に確認し、生徒との面談に活用します。

最初から高い自己管理力を求めるのではなく、計画、実行、振り返りを繰り返すことで、自分で学習を進める習慣を身につけます。

東洋大学との連携で学問の世界を知る

中学3年では大学訪問を行い、大学の学部・学科や研究分野について学びます。大学生の様子やキャンパスの環境を実際に見ることで、高校卒業後の学びを具体的に考えるきっかけとします。

東洋大学への推薦進学だけを前提とするのではなく、文系、理系、文理融合系など、幅広い学問分野を知り、自分の興味と大学での学びを結びつけることが目的です。

大学と連携した理数探究教育

理数分野では、希望者を対象としたKSST Jr.(KEIHOKUスーパーサイエンスチーム Jr.)を設けています。

中学1年から3年まで、野外実習、施設見学、科学講演などに参加し、理科や数学への興味を深めます。

中学3年の「未来の科学者育成プロジェクト」では、東洋大学の教員、大学院生、大学生の支援を受けながら、身近な疑問を研究テーマに設定します。

  • 研究テーマを決める
  • 仮説を立てる
  • 実験や調査によって検証する
  • 結果を分析して考察する
  • 資料や発表原稿を作成する
  • 研究成果をプレゼンテーションする

1年間をかけて一連の研究活動を経験するため、科学的な知識だけでなく、課題を発見する力、結果を整理する力、他者へ説明する力も養われます。

朝テストから始まる学力定着システム「Cycle4」

日々の学習を支える仕組みが、学力定着システム「Cycle4」です。

朝テストによって学習内容の理解度を確認し、曖昧な部分や苦手分野を早い段階で把握します。理解が不十分な内容をそのままにせず、反復学習や放課後の指導へつなげます。

定期試験前だけにまとめて勉強するのではなく、日々の授業、家庭学習、朝テスト、学び直しを循環させ、基礎学力を定着させる仕組みです。

放課後のASPと自習室

ASP(After School Program)は、放課後に行われる学習プログラムです。主要教科を中心に、朝テストと連動した学び直しや、目的別の講座を行います。

英検対策では、筆記試験だけでなく、英作文や二次試験の面接練習にも対応します。長期休業中には夏期・冬期講習も行われ、基礎の補強や発展学習へ取り組めます。

校内には約150席の自習室があり、大学生チューターへ質問することもできます。分からない問題の解説だけでなく、学習方法や大学生活について相談できることも、生徒の学習意欲につながっています。

附属校の安心感と他大学受験の両方に対応

東洋大学京北中学校のカリキュラムは、東洋大学への推薦進学だけを目的としたものではありません。

附属校として大学の教育資源を利用しながら、中学校では幅広い基礎学力を身につけ、高等学校では国公立大学や難関私立大学にも対応できる学習を進めます。

東洋大学への進学を希望する場合にも、学校での学習へ継続的に取り組み、所定の推薦基準を満たす必要があります。そのため、大学附属校だから勉強量が少なくなるのではなく、毎日の授業や朝テストを大切にする姿勢が求められます。

考える力を学力と将来へつなげる教育

東洋大学京北中学校の教育は、哲学の授業だけが独自なのではありません。自分で問いを立て、根拠をもとに考え、相手の意見を聞き、言葉で表現するという学び方が、教科学習、国際交流、科学探究、キャリア教育へつながっています。

更に、朝テスト、ASP、自習室、講習などによって基礎学力の定着を支え、東洋大学への推薦進学と他大学受験の両方へ対応します。

「なぜ学ぶのか」を考えながら確かな学力を身につけ、英語や科学、社会での体験を通して、自分の未来を主体的に設計できる力を育てることが、東洋大学京北中学校のカリキュラムの大きな特徴です。

学習環境と施設設備|ICTを活用した機能的で充実した校舎

東洋大学京北中学校の校舎は、2015年の白山移転に合わせて整備された地上4階・地下2階の現代的な学び舎です。普通教室に加えて、図書室、理科室、視聴覚室、自習室、体育施設、カフェテリアなどが機能的に配置されています。

校内は冷暖房を完備し、ICTを活用した授業にも対応しています。授業を受ける教室だけでなく、職員室前や廊下にも学習スペースが設けられており、生徒が自分の目的や学習スタイルに合わせて場所を選べることが特徴です。

地上4階・地下2階の機能的な校舎

校舎は、都心の限られた敷地を有効に活用した設計となっています。教室、学習施設、体育施設、文化活動のための設備が一つの校舎内にまとまり、授業から放課後の活動まで移動しやすい環境です。

2015年から使用されている比較的新しい校舎で、明るさや清潔感を感じられる空間となっています。普通教室だけでなく、対話、実験、発表、自主学習など、東洋大学京北が重視する多様な学びに対応しています。

主な施設特徴・用途
普通教室ICT設備を活用した授業、グループ学習、発表などに対応
図書室自然光が入る吹き抜けとガラス張りの開放的な空間
視聴覚室約300名を収容し、講演会、音楽、演劇、発表会などに使用
理科室物理・化学・生物・地学に対応する4つの専門教室
自習室約150席を備え、大学生チューターへ質問できる
学習コーナー職員室前、自習室前、各階の廊下などで自主学習ができる
グラウンド人工芝と全天候型の200mトラックを備える
カフェテリア200席以上を備え、日替わり定食や定番メニューを提供

1人1台のChromebookを活用

生徒は、個人用のChromebookを使用します。授業中の資料閲覧、情報収集、課題の提出、文章作成、プレゼンテーションなど、さまざまな場面で活用されています。

哲学教育では、自分の考えを文章にまとめたり、他の生徒の意見を共有したりする際に利用できます。国際教育では英語の音声や映像に触れ、理数教育では実験結果の記録や資料作成にも活用できます。

ICT端末を単に紙の教科書やノートの代わりとして使うのではなく、次のような学びへつなげていることが特徴です。

  • 必要な情報を調べ、信頼性を比較する
  • 自分の考えを文章、図、写真などで整理する
  • 調査や実験の結果をグループで共有する
  • スライドや映像を使って発表する
  • 教員から配信された教材や課題へ取り組む
  • 欠席時や非常時にも学習を継続する

入学時には学校指定のChromebookを購入します。情報機器を安全かつ適切に使うため、インターネット上のマナー、個人情報の管理、情報の正確性などについても学ぶ必要があります。

自然光が入る開放的な図書室

図書室は、吹き抜けとガラス張りを取り入れた、自然光の入る開放的な空間です。静かに本を読むだけでなく、授業の調べ学習、哲学エッセー、探究活動、進路研究などにも活用されます。

東洋大学京北では、自分で問いを見つけ、複数の資料を調べ、考えをまとめる学習を重視しています。そのため図書室は、答えを教科書の中だけに求めず、幅広い情報へ触れるための重要な学習施設です。

放課後には、自習場所として利用する生徒もいます。自宅では集中しにくい場合でも、授業後に校内で学習時間を確保しやすい環境です。

約150席を備えた自習室

放課後に利用できる自習室には、約150席が用意されています。自分の学習計画に沿って、宿題、朝テストの復習、定期試験対策、英検対策などに取り組めます。

自習室は、質問しながら学習できる空間と、私語をせず静かに集中するための空間に分けられています。友人と確認しながら進めたい日と、一人で集中したい日で、学習場所を使い分けることができます。

放課後の最終下校時刻は18時40分です。クラブ活動のない日や活動終了後に自習室を利用し、学校で学習を終えてから帰宅する生徒もいます。

大学生チューターへ質問できる

自習室には、東京大学や早稲田大学などで学ぶ大学生チューターが通常4~5名配置されています。授業や問題集で分からない部分を質問できるだけでなく、学習方法や進路について相談することもできます。

教員よりも年齢が近い大学生だからこそ、勉強の悩みや大学生活について気軽に話しやすいことも利点です。

  • 問題の考え方や解法を質問する
  • 苦手教科の勉強方法を相談する
  • 定期試験前の学習計画を立てる
  • 英検などの資格試験について相談する
  • 大学受験の経験や大学生活について話を聞く

すぐに答えを教えてもらうだけではなく、どこまで理解できているかを確認しながら、自分で解決できるよう支援を受けられます。

校内各所に設けられた学習スペース

学習できる場所は、自習室や図書室だけではありません。自習室前、職員室前、各階の廊下などに、机や椅子を備えた学習コーナーが設けられています。

職員室前のスペースでは、教員へ質問した後、その場で問題を解き直すことができます。教員と生徒の距離が近く、疑問を翌日まで残さず確認しやすい環境です。

各階のスタディデッキでは、短い休み時間や放課後を使って、友人と問題を確認したり、一人で課題を進めたりできます。

決められた自習時間だけでなく、空いた時間を学習へ活用しやすい校舎設計となっています。

300名を収容できる視聴覚室

視聴覚室は、約300名を収容できる多目的施設です。講演会、説明会、音楽や演劇の発表、映像を使った授業などに利用されています。

哲学教育やキャリア教育では、大学教員、卒業生、社会で活躍する専門家などの話を聞く機会があります。大人数が集まれる視聴覚室があることで、学年単位の講演や発表を校内で実施できます。

演劇部や合唱部などの文化活動にも活用され、生徒が日頃の成果を発表する舞台にもなっています。

4分野に対応する理科室

理科室は、物理・化学・生物・地学に対応する4室が用意されています。授業内容に応じた教室で、実験や観察に取り組めます。

東洋大学京北では、教科書に書かれた結果を覚えるだけでなく、実際に実験を行い、結果を記録し、なぜその現象が起きたのかを考えることを重視しています。

中学3年では、東洋大学と連携した「未来の科学者育成プロジェクト」も行われます。身近な疑問から研究テーマを設定し、仮説、実験、分析、考察、発表までを経験するため、理科室は探究学習の重要な拠点となります。

人工芝と200mトラックを備えたグラウンド

校内グラウンドには人工芝が敷かれ、全天候型の200mトラックが整備されています。体育の授業、体育祭、陸上競技部、サッカー部などの活動に使用されます。

人工芝のため、土のグラウンドと比べて雨天後にも比較的状態を回復しやすく、体育授業やクラブ活動を安定して行いやすいことが特徴です。

陸上競技部ではトラックを使った走力練習、サッカー部では人工芝のグラウンドを使った基礎練習やゲーム形式の練習を行います。

アリーナや武道施設を備えた体育環境

校内には、体育授業や運動部の活動に対応するアリーナ、剣道場、柔道場、卓球室などがあります。

  • 第1アリーナ:バスケットボール、バレーボール、バドミントンなど
  • 剣道場:剣道部の稽古や武道の授業
  • 柔道場:体育授業やトレーニング部の活動
  • 卓球室:卓球部の練習
  • 人工芝グラウンド:サッカー、陸上、体育祭など

都心型の学校でありながら、複数の運動部が校内で活動できる設備が整っています。一部のクラブでは、東洋大学総合スポーツセンターや学外施設も活用しています。

文化・芸術活動を支える専門教室

音楽室、美術室、調理実習室、被服実習室、和室なども設けられています。授業だけでなく、合唱部、美術部、家庭科部、華道部、茶道部などの活動にも利用されます。

大学受験に必要な主要教科だけでなく、音楽、美術、日本文化、ものづくりなどへ触れられることは、幅広い教養を重視する学校の教育方針にもつながっています。

専門施設主な利用場面
音楽室音楽の授業、合唱部、吹奏楽など
美術室美術の授業、絵画、彫刻、デザイン制作
調理実習室家庭科の調理実習、家庭科部
被服実習室裁縫や被服制作、家庭科部、華道部
和室茶道部、かるた同好会、日本文化に関する活動

200席以上を備えたカフェテリア

校内には、200席以上を備えたカフェテリアがあります。日替わり定食や定番メニューが提供され、生徒の昼食や休憩の場として利用できる施設です。

ただし、中学生の通常の昼食は、教室で担任と一緒に食べるランチボックスが基本となっています。中学1年生は全員が利用し、中学2・3年生は希望制です。

ランチボックスは東洋大学生協から提供され、主菜、副菜、主食、デザートなどを組み合わせた内容です。献立は栄養士が作成し、メニュー表にはエネルギー量、アレルギー情報、栄養の働きなどが示されています。

学年ランチボックスの利用
中学1年月曜日から金曜日まで原則として全員が利用
中学2年・3年希望者が利用。家庭から弁当を持参することも可能
土曜日ランチボックスの提供はなし

中学1年では、入学直後からクラスメートや担任と同じ昼食を囲むことで、学級の人間関係を築きやすくする役割もあります。

安全面と快適さに配慮した校内

校内は冷暖房を完備し、日々の清掃や設備管理によって、快適に学校生活を送れる環境が整えられています。トイレも清潔感と使いやすさに配慮した設備です。

AEDも設置され、生徒を対象とした救命救急法の講習など、安全意識を高める取り組みが行われています。

ICT機器を利用する際には、情報モラルやネット上のトラブルを防ぐための指導も必要です。設備を導入するだけでなく、安全に使うための教育と組み合わせていることが重要なポイントです。

学校見学で確認したい施設

学校説明会やオープンスクールでは、パンフレットの写真だけでなく、生徒が実際にどのように施設を利用しているかを確認するとよいでしょう。

  • 普通教室の広さやICT設備
  • 図書室や自習室の静かさ
  • 職員室前で教員へ質問しやすい雰囲気があるか
  • 人工芝グラウンドやアリーナの規模
  • 希望するクラブが使用する活動場所
  • ランチボックスの内容やアレルギー対応
  • 放課後の自習室とチューター制度

学習設備が充実していても、本人が実際に利用しなければ十分な効果は得られません。入学後に自習室や図書室を積極的に使えそうか、本人の性格や学習習慣と照らし合わせることも大切です。

授業から放課後まで学びを支える環境

東洋大学京北中学校の施設は、見た目が新しく整っているだけではありません。Chromebookを使った授業、実験や探究に対応する理科室、発表に使える視聴覚室、自主学習を支える自習室や学習コーナーなど、学校の教育方針と結びついた設備が整っています。

更に、人工芝グラウンドやアリーナ、文化活動に対応する専門教室があり、学習とクラブ活動の両方へ取り組めます。

授業中に考え、放課後に学び直し、実験・発表・運動・文化活動へ学びを広げられる機能的な校舎が、東洋大学京北中学校の学校生活を支えています。

学校生活と行事|京北祭や体育祭を通して主体性と協調性を養う

東洋大学京北中学校では、毎日の授業に加えて、哲学、英語、科学、キャリア教育を実際の体験へつなげる多彩な行事が行われています。

体育祭や京北祭、合唱コンクールなどの全校行事では、生徒が準備や運営に主体的に関わります。また、学年ごとに英語研修、職業体験、大学訪問、カナダ修学旅行などが用意され、教室だけでは得られない学びを重ねていきます。

新しい仲間と学校生活を始める入学式・オリエンテーション

中学1年の学校生活は、入学式と新入生オリエンテーションから始まります。

オリエンテーションでは、学校生活の決まり、日々の学習方法、行事やクラブ活動への参加、東洋大学京北の教育方針などについて学びます。中学生としての生活を理解するとともに、学校が大切にする哲学的な学びや、自分で考えて行動する姿勢に触れる機会です。

入学直後には、2泊3日のFreshman English Campも行われます。英語を使った交流やグループ活動を通して、英語への興味と自信を育てるだけでなく、クラスを超えた友人関係を築きます。

クラスで一つの歌をつくり上げる合唱コンクール

合唱コンクールでは、クラスごとに選んだ曲を練習し、学年の枠を超えて金賞・銀賞・銅賞を競います。指揮者賞や伴奏者賞も設けられています。

音楽教員や担任から助言を受けながら、生徒自身が朝や放課後の練習を進めます。歌唱力だけでなく、練習方法を話し合い、意見の違いを調整し、クラス全員で一つの表現をつくることが求められます。

本番で美しい合唱を披露することに加え、準備の過程を通して協調性や責任感を身につけられる行事です。

クラスの団結力が高まる体育祭

体育祭は、京北祭と並ぶ学校の大きな行事です。競走種目や表現種目など、多彩な競技にクラスや学年で取り組みます。

特にクラス対抗リレーでは、出場する選手だけでなく、応援する生徒も一体となって競技を盛り上げます。運動が得意な生徒だけが活躍するのではなく、競技の練習、応援、係活動、用具の準備など、それぞれが役割を担います。

勝敗へ真剣に向き合いながら、仲間を励まし、自分の役割を果たす経験を通して、クラスの結びつきが深まります。

生徒が企画・準備・運営する最大の行事「京北祭」

東洋大学京北の文化祭は、「京北祭」と呼ばれています。生徒会中央委員や文化祭実行委員会を中心に、生徒が長い期間をかけて準備する学校最大のイベントです。

当日は、クラス企画、クラブの展示や発表、音楽・演劇のステージ、研究成果の紹介など、多彩な催しが行われます。

生徒は企画内容を考えるだけでなく、予算、役割分担、制作、会場装飾、広報、来場者への案内などにも関わります。自分たちが楽しむだけでなく、来場者に内容が伝わり、安全に楽しんでもらえるよう工夫することが必要です。

準備が思うように進まないことや、意見が対立することもあります。その経験も含めて、対話によって課題を解決し、一つの企画を形にする力を養います。

受験生にとっては、在校生の様子、クラブ活動、校舎の雰囲気を実際に確認できる機会です。生徒が来場者へどのように接しているかにも、学校の明るい校風や主体性が表れます。

1年間の思索を共有する「哲学の日」

東洋大学京北を象徴する行事の一つが、3月に行われる「哲学の日」です。創立者・井上円了の生誕月に合わせ、1年間の哲学教育の成果を全校で共有します。

生徒は日常生活や社会の中から自分なりの問いを立て、その問いについて考えた内容を哲学エッセーにまとめます。哲学の日には、優れたエッセーの表彰やスピーチ、哲学ゼミなどの研究発表が行われます。

哲学クイズ、討論、実演、映像などを取り入れた発表もあり、学校全体が一日を通して「哲学する空間」となります。

自分の考えを発表するだけでなく、他の生徒の問いや意見に触れることで、それまで気づかなかった見方を知り、自分の考えを更に深められます。

中学1年から段階的に行われるキャリア教育

キャリア教育では、将来の職業を早い段階で決めることよりも、社会にはどのような仕事があり、現在の学習が将来とどのようにつながるのかを考えることを大切にしています。

学年主な取り組み学びの目的
中学1年職業講演会社会で働く人の話を聞き、職業や働く意味へ関心を持つ
中学2年職業体験・職場見学実際の仕事や組織の役割を知り、社会との関わりを考える
中学3年東洋大学のキャンパス訪問大学の学部・研究内容に触れ、将来の学びを具体的に考える

中学1年の職業講演会では、文京区で働く社会人や生徒にとって身近な大人の話を聞きます。仕事の内容だけでなく、職業を選んだ経緯、仕事のやりがい、社会で求められる力について学びます。

中学2年の職業体験や職場見学では、実際の仕事に触れ、社会が多くの人の役割と協力によって支えられていることを理解します。

身近な地域から学ぶ校外学習

学校周辺の環境を生かした校外学習も行われています。中学1年では、学校に近い小石川植物園を訪問し、植物や自然環境について学びます。

小石川植物園は、植物学の研究・教育を目的とする東京大学の附属施設です。身近にある貴重な施設を実際に訪れ、理科の学習と地域への理解を結びつけます。

中学2年では、鎌倉での班別自主研修が行われます。生徒は事前に班ごとの研修コースを計画し、当日は仲間と協力しながら寺社や史跡などを巡ります。

教員の指示に従って見学するだけでなく、自分たちで移動経路や時間を考えることで、計画力、判断力、協調性を身につけます。

中学3年間で段階的に深める英語体験

英語・国際教育に関する行事は、学年ごとに段階的に構成されています。

学年主な行事内容
中学1年Freshman English Camp英語を使った交流を通して、英語への興味と自信を育てる
中学2年Boost Up English Camp外国人講師や留学生とオールイングリッシュの環境で学ぶ
中学3年TOKYO GLOBAL GATEWAY英語によるロールプレイやディスカッションを経験する
中学3年カナダ修学旅行ホームステイや現地校との交流を通して実践的な英語力を試す

中学2年のBoost Up English Campは、2泊3日の英語集中プログラムです。グループごとに外国人講師と留学生が付き、英語4技能を使った活動や異文化理解講座、プレゼンテーションに取り組みます。

中学3年では、英語体験施設「TOKYO GLOBAL GATEWAY」で実践的な英語活動を経験し、11月のカナダ修学旅行へ備えます。

英語学習の集大成となるカナダ修学旅行

中学3年では、カナダ・バンクーバー周辺を訪れる修学旅行を実施します。

現地では、ホームステイ、現地校との交流、大学生とのアクティビティなどを経験します。授業で覚えた表現を使いながら、ホストファミリーや現地の生徒へ自分の考えを伝えます。

英語が完全に通じない場面でも、別の言葉へ言い換えたり、身ぶりを使ったりしながら交流を続けることが必要です。

異なる生活習慣や価値観に触れることで、自分にとっての常識を見直し、多様な文化を尊重する姿勢を育てます。中学3年間の英語学習の成果を試すとともに、高校での英語学習や海外研修への意欲を高める行事です。

希望者が挑戦できる国際プログラム

全員参加の英語行事に加えて、希望者を対象としたプログラムも用意されています。

  • アイルランドサマープログラム:中学2・3年生を対象とした約10日間の語学研修とホームステイ。
  • 国内英語キャンプ:東洋大学の河口湖セミナーハウスで、原則として英語だけを使って1週間を過ごす。
  • Let’s Chat in English!:東洋大学の外国人留学生と少人数で対話や発表を行う。
  • 英語スピーチコンテスト:自分の考えを英語の原稿にまとめ、全校生徒の前で発表する。

英語力を高めるだけでなく、初対面の相手と関係を築き、異なる文化や考え方へ関心を持つことを重視しています。

東洋大学との連携を生かした科学探究

中学3年では、希望者を中心に「未来の科学者育成プロジェクト」へ参加できます。

東洋大学の教員、大学院生、大学生から指導を受けながら、身近な疑問を研究テーマとして設定し、実験や調査を行います。

研究では、仮説を立て、結果を記録し、予想と異なった理由を考察しなければなりません。最終的には報告会で研究成果を発表し、質問にも答えます。

また、中学3年では東洋大学川越キャンパスの理工学部・総合情報学部を訪問し、研究施設や実験設備を見学します。大学での授業や実験を体験し、理系分野で学ぶ将来を具体的に考える機会となります。

生徒会活動を通して学校づくりへ参加

生徒会では、年2回の生徒総会が開かれます。生徒会予算や決算について審議し、中央委員選挙などを行います。

京北祭や体育祭などの行事でも、生徒会や実行委員会が中心となって準備を進めます。学校生活について意見を述べるだけでなく、多くの生徒の考えをまとめ、実現可能な形へ調整する経験ができます。

哲学教育で大切にしている対話や多面的な考え方が、実際の学校づくりにも生かされています。

安全と生活習慣を支える取り組み

学校では、春と秋に防災訓練を行っています。地震や火災などの災害が発生した場合に備え、避難経路や集団行動を確認します。

前期には保護者会、後期には生徒・保護者・担任による三者面談が行われ、学習状況や生活習慣、進路について話し合います。

年2回の授業公開も設けられており、保護者が普段の授業や生徒の様子を確認できる機会となっています。

長期休業中も学習を継続

夏休みや冬休みには、学年の状況や目的に応じた夏期講習・冬期講習が行われます。

学校行事やクラブ活動を楽しみながらも、長期休業中に学習習慣が大きく崩れないよう、基礎内容の復習や発展的な問題へ取り組みます。

英語キャンプ、国際研修、科学探究、クラブ活動の合宿などへ参加する場合は、学習とのバランスを自分で考えることも必要です。

行事を通して考えたことを行動へつなげる

東洋大学京北中学校の行事は、楽しい思い出をつくるだけではありません。体育祭や京北祭では仲間との協働を学び、哲学の日では自分の考えを深め、英語研修やカナダ修学旅行では異文化の中で行動する力を養います。

職業体験や大学訪問では、自分の学習と将来の社会とのつながりを考えます。科学探究では、疑問を実験や調査によって確かめ、成果を他者へ説明します。

哲学教育で身につけた「問い、考え、対話する力」を、学校行事や社会体験の中で実際に使えることが、東洋大学京北中学校の学校生活の大きな特徴です。

勉強だけでなく、仲間との活動、英語体験、科学研究、職業や大学との出会いを重ねることで、自分の興味や可能性を見つけ、主体的に将来を考えられるようになるでしょう。

クラブ活動|勉強と両立しながら運動・文化の多彩な活動に挑戦

東洋大学京北中学校では、運動部、文化部、同好会が幅広く設けられています。大会で上位を目指すクラブから、初心者が自分のペースで興味を深められるクラブまであり、入学後に新しい分野へ挑戦することもできます。

クラブ活動は、技術や大会成績を向上させることだけが目的ではありません。練習内容について考え、仲間と話し合い、自分の役割を果たす経験を通して、学校が大切にする主体性、協調性、粘り強さを育てます。

活動日はクラブによって異なりますが、週2~4日程度のクラブが中心です。平日は7時間授業があるため、限られた放課後の時間を有効に使い、学習と活動を両立させる姿勢が求められます。

東洋大学京北中学校の主なクラブ

分類主なクラブ
運動部バスケットボール部、剣道部、卓球部、サッカー部、陸上競技部、バドミントン部、軟式野球部、バレーボール部、トレーニング部
文化部吹奏楽部、合唱部、美術部、演劇部、英語部、理科部、家庭科部、華道部、茶道部、文芸部、園芸部
同好会かるた同好会

男女が一緒に活動するクラブが多い一方、男子サッカー部や女子バレーボール部など、入部対象が決められているクラブもあります。また、中学生と高校生が合同で活動するクラブでは、上級生から技術や学校生活について学べます。

全国大会優勝の伝統を持つ男子バスケットボール部

東洋大学京北の男子バスケットボール部は、長い歴史と実績を持つクラブです。中学校では全国大会に複数回出場し、1999年と2009年には全国優勝を果たしています。関東大会や東京都大会でも、多くの上位実績を残してきました。

活動は週4日で、校内の第1アリーナを中心に練習します。部旗に掲げられた「気魄」を大切にし、相手を上回る強い精神力をプレーで表現することを目指しています。

高い競技力を目指すため練習には厳しさもありますが、学校では文武両道を重視しています。競技に真剣に取り組みながら、授業、朝テスト、家庭学習にも責任を持つことが必要です。

初心者も挑戦できる女子バスケットボール部

女子バスケットボール部も、週4日、第1アリーナで活動しています。中学校から初めてバスケットボールへ挑戦する生徒も多く、基礎から段階的に技術を身につけます。

個人の技術だけでなく、声を掛け合い、仲間の動きを見ながらプレーすることが大切です。部員同士で協力して練習する中で、運動能力に加えて、周囲を見て行動する力や責任感を育てます。

礼儀と精神力を養う剣道部

剣道部は男女ともに入部でき、週4日、校内の剣道場で稽古を行います。経験者だけでなく、中学校から剣道を始める生徒も参加できます。

竹刀の技術を磨くことに加え、挨拶、礼法、道具の扱い方などを大切にしていることが特徴です。練習や試合を通して、自分の弱さと向き合い、集中力や粘り強さを高めます。

東京都大会への出場実績もあり、それぞれが自分に合った目標を持ちながら活動しています。

専用の卓球室で練習する卓球部

卓球部は、男女ともに参加できる週3日のクラブです。校内の卓球室を利用し、基礎的なラリー、サーブ、レシーブ、試合形式の練習などに取り組みます。

初心者から始める部員も多く、経験の有無にかかわらず参加しやすい環境です。一方、大会出場を目指す生徒は、限られた練習時間の中で課題を見つけ、集中して技術を高める必要があります。

男子個人、女子個人、男子団体で東京都大会へ出場した実績もあります。

人工芝と大学施設を活用するサッカー部

男子サッカー部は、校内の人工芝グラウンドや東洋大学総合スポーツセンターなどを利用し、週4日活動しています。

練習では毎回テーマを決め、基礎技術を確認した後、ゲーム形式で学んだ内容を実践します。指示されたメニューをこなすだけでなく、試合で起きた課題を振り返り、次の練習へつなげることを重視しています。

文京区の大会、私学大会、中学生交流リーグなどへ参加し、都大会出場を目標にしています。経験者だけでなく、真面目に練習へ取り組む意欲があれば、初心者も入部できます。

一人ひとりが目標を設定する陸上競技部

陸上競技部は、中高・男女が共に活動する規模の大きなクラブです。校内の全天候型トラックを使い、短距離、長距離、跳躍など、それぞれの種目に応じた練習を行います。

大会で上位を目指す選手から、入学後に陸上競技を始めた生徒まで、自分の記録や目標に合わせて活動できます。個人競技でありながら、仲間の練習や大会を支え、互いに励まし合うことも大切です。

中学生は東京都支部対抗選手権の文京区代表に継続して選ばれており、東京都私学大会での入賞実績もあります。

基礎から試合へつなげるバドミントン部

バドミントン部は男女ともに参加でき、週3日、校内のアリーナで活動します。フットワーク、ラケットワーク、サーブ、クリア、スマッシュなどの基本を身につけ、試合形式の練習へつなげます。

初心者と経験者が一緒に活動し、それぞれの技術に応じた目標を設定できます。文京区の大会では、男女のシングルスやダブルスで上位へ進出した実績があります。

「考えること」を大切にする軟式野球部

軟式野球部は、週4日のうち、校内と学外のグラウンドを使い分けて活動しています。校内ではバント、ティーバッティング、ランニングなどの基礎練習を行い、学外ではノックや実戦形式の練習に取り組みます。

クラブが特に大切にしているのが、「何のためにこの練習をするのか」を考えることです。試合で必要な力やチームの課題について部員同士で話し合い、練習内容への理解を深めます。

指示を待つだけでなく、目的を考えながら行動する姿勢には、東洋大学京北の哲学教育との共通点があります。

学習との両立を目指す女子バレーボール部

女子バレーボール部は、週3日、第1アリーナで活動しています。基礎・基本を大切にしながら、試合で必要となる連係プレーや応用的な技術にも挑戦します。

活動時間が限られているからこそ、一つ一つの練習へ集中し、部員同士で声を掛け合うことが必要です。公式戦で勝ち進むことを目標としながら、勉強との両立にも取り組んでいます。

自分の体を鍛えるトレーニング部

トレーニング部は、男女が週2日、柔道場を中心に活動しています。ラダー、縄跳び、サーキットトレーニング、腕立て伏せ、跳び箱などを通して、基礎体力を高めます。

特定の球技や競技へ取り組むのではなく、走力、筋力、持久力、跳躍力などを幅広く向上させたい生徒に適したクラブです。運動経験に自信がない生徒も、自分の体力に合わせて参加できます。

中高で音楽をつくる吹奏楽部

吹奏楽部は、週4日、音楽室などで活動しています。夏のコンクール、京北祭、アンサンブルコンテスト、定期演奏会などへ向けて、幅広いジャンルの楽曲を練習します。

一人の演奏技術だけでは合奏は完成しません。周囲の音を聞き、呼吸や音量、テンポを合わせることが必要です。中学生と高校生が協力し、一つの音楽をつくる過程で、表現力と協調性を養います。

2025年には、中学生が日本管楽合奏コンテスト予選審査会の中学生S部門で優秀賞を受賞しています。

初心者も歌う楽しさを味わえる合唱部

合唱部は中学生と高校生が一緒に活動し、京北祭やコンクールなどの発表へ向けて練習しています。

部員の多くが初心者からのスタートです。発声や呼吸などの基本を学び、幅広いジャンルの曲に挑戦します。自分の声だけを目立たせるのではなく、周囲の声を聞きながら全体の響きをつくることが大切です。

歌うことが好きな生徒はもちろん、人前で表現する自信を身につけたい生徒にも向いています。

自分の感性を作品にする美術部

美術部では、絵画、彫刻、工芸、デザインなどの中から、自分が興味を持った分野の作品を制作します。

決められた見本と同じ作品をつくるだけでなく、何を表現したいのか、どの材料や方法が適しているのかを自分で考えます。京北祭などで作品を発表することによって、他者へ伝わる表現についても学べます。

美術大学や建築系学部への進学を考える生徒に対する指導も行われています。

対話と表現力を磨く演劇部

演劇部は、京北祭での公演や大会への参加を目標に、週2日活動しています。

発声や身体表現の基礎練習に加え、即興劇にも取り組みます。役を演じるためには、登場人物の立場や感情を考え、台詞の意味を理解しなければなりません。

出演者だけでなく、台本、演出、音響、照明、舞台道具など、さまざまな役割があります。仲間と話し合いながら一つの作品を完成させることで、想像力やコミュニケーション力を育てます。

英語を実際に使う英語部

英語部では、English Conversation Roomを利用し、ネイティブ教員との英会話、英語の本の多読、東洋大学の留学生との交流などに取り組みます。

授業や試験のためだけでなく、相手と交流するための言葉として英語を使えることが特徴です。入部時の英語力にかかわらず、英語を聞いたり話したりすることへ挑戦したい生徒が参加できます。

学校の国際教育プログラムや海外研修に関心のある生徒にとっても、日常的に英語へ触れられる場となります。

授業を超えた実験に取り組む理科部

理科部では、化学室などを利用し、授業時間だけでは扱いにくい実験や生物観察に取り組みます。

自分たちでテーマを決め、必要な器具や手順を考え、結果を記録します。予想と異なる結果になった場合には、その原因について考察することも重要です。

東洋大学と連携した科学探究や理系分野に興味があり、身近な疑問を深く調べたい生徒に適しています。

生活や日本文化へ学びを広げる文化部

家庭科部、華道部、茶道部、文芸部、園芸部などでは、授業で触れた内容や自分の興味を更に深められます。

クラブ主な活動
家庭科部調理、裁縫、小物制作、京北祭での作品販売
華道部生け花、ブーケ、リース、季節のアレンジメント制作
茶道部和室での茶道の稽古、京北祭での発表
文芸部読書会、文章の創作、文集や新聞の制作
園芸部菜園での野菜栽培、花壇の手入れ

技術を身につけるだけでなく、制作した作品や育てた植物を通して、季節、美しさ、生活文化について考えられます。

競技かるたへ挑戦する同好会

かるた同好会では、校内の和室を利用し、百人一首や競技かるたの練習を行います。

入会時に和歌や競技かるたの知識がなくても、札の位置や決まり字、取り方を部員同士で学べます。少人数で互いに刺激を受けながら成長できる活動です。

クラブ活動にも生かされる哲学的な学び

東洋大学京北のクラブ活動では、顧問から指示された内容をそのまま行うだけでなく、自分たちの課題や目標について考えることが重視されています。

  • 試合や発表で何が不足していたのかを振り返る
  • 何のためにその練習をするのかを考える
  • 仲間と意見が異なる場合に対話する
  • 自分の役割を理解し、チームのために行動する
  • 失敗の原因を考え、次の活動へ生かす

こうした活動には、学校の哲学教育で身につける「問い、考え、対話する力」が生かされています。

学習との両立には計画性が必要

東洋大学京北中学校では、平日は7時間授業が行われ、朝テストや家庭学習もあります。クラブ活動へ参加する場合は、限られた時間の中で学習を進めなければなりません。

大会や京北祭、定期演奏会などの前には、通常より活動が忙しくなる場合もあります。「今⇔未来手帳」を使って予定を整理し、自習室やASPも活用しながら、学習時間を確保することが大切です。

クラブを選ぶ際には、次の点を確認するとよいでしょう。

  • 週の活動日数と活動終了時刻
  • 朝練習や休日活動の有無
  • 大会、発表会、合宿、校外練習の頻度
  • 用具、楽器、衣装、材料などに必要な費用
  • 定期試験前の活動方針
  • 中学生と高校生が合同で活動するか

オープンスクールや京北祭で活動を確認

興味のあるクラブがある場合は、オープンスクール、学校説明会、京北祭などで実際の活動を見ることが大切です。

練習内容や大会実績だけでなく、先輩と後輩の関係、顧問の指導方針、初心者への教え方、生徒が主体的に活動しているかにも注目するとよいでしょう。

東洋大学京北中学校のクラブ活動は、競技や表現を楽しみながら、自分で考え、仲間と協力し、目標へ向けて努力する学びの場です。

高い実績を持つ男子バスケットボール部をはじめ、スポーツ、音楽、英語、科学、芸術、日本文化など多様な活動が用意されています。自分に合ったクラブを選び、学習との両立へ取り組むことで、授業だけでは得られない充実した中学校生活を送れるでしょう。

進学実績と卒業後の進路|東洋大学への推薦と他大学受験を両立

東洋大学京北高等学校では、附属校推薦を利用して東洋大学へ進学する道と、一般選抜などを通して国公立大学や難関私立大学へ挑戦する道の両方が用意されています。

大学附属校でありながら、進路を東洋大学だけに限定していないことが大きな特徴です。中学入学後の学習や体験を通して興味のある分野を見つけ、高校では本人の目標に応じたクラスや入試方式を選択します。

2026年春は卒業生276名から延べ925名が大学へ合格

2026年3月の卒業生は276名で、このうち中学校から6年間学んだ中高一貫生は108名でした。学校が公表した2026年春の大学合格者数は、既卒生を含めて延べ925名です。

区分学校全体うち中高一貫生
2026年3月卒業生276名108名
国公立大学・省庁大学校25名12名
早慶上理・国際基督教大学36名18名
GMARCH162名85名
東洋大学130名39名
大学合格者総数925名432名

合格者数は、一人の生徒が複数の大学・学部へ合格した場合をそれぞれ数えた延べ人数です。また、学校全体の数字には高校から入学した生徒の実績も含まれるため、中学受験を検討する際は、中高一貫生の実績も合わせて確認することが大切です。

国公立大学へ25名が合格

2026年春は、国公立大学・省庁大学校へ合計25名が合格しました。主な合格先は次の通りです。

  • 東北大学 1名
  • 筑波大学 1名
  • 千葉大学 4名
  • 東京農工大学 2名
  • 東京学芸大学 2名
  • 横浜国立大学 1名
  • 東京都立大学 3名
  • 埼玉県立大学 3名
  • 埼玉大学 1名
  • 山梨大学 1名
  • 島根大学医学部医学科 1名
  • 福島県立医科大学医学部医学科 1名

中高一貫生からも、東北大学、千葉大学、東京農工大学、東京学芸大学、横浜国立大学、山梨大学などへの合格者が出ています。

附属校推薦という選択肢を持ちながら、国公立大学の一般選抜へ挑戦できる学力を養っていることが分かります。

早慶上理・国際基督教大学へ36名が合格

大学名学校全体うち中高一貫生
早稲田大学13名7名
慶應義塾大学5名3名
上智大学7名3名
国際基督教大学1名1名
東京理科大学10名4名
合計36名18名

学校全体の36名のうち18名が中高一貫生であり、中学校から入学した生徒も難関私立大学で成果を上げています。

難関大学を目指す場合は、附属校推薦に頼るのではなく、日々の授業、放課後講習、自習室、外部模試などを活用して、一般選抜に対応できる学力を高めていきます。

GMARCHへ延べ162名が合格

大学名学校全体うち中高一貫生
学習院大学11名8名
明治大学36名19名
青山学院大学15名8名
立教大学37名15名
中央大学18名7名
法政大学45名28名
合計162名85名

特に法政大学、立教大学、明治大学への合格者が多く、中高一貫生の合格者も延べ85名に上ります。

学部についても、文学、法学、経済、経営、社会、国際、理工など幅広く、生徒それぞれの興味や希望進路に応じた受験が行われています。

成成明学獨國武や日東駒専にも多数合格

成蹊大学、成城大学、明治学院大学、國學院大学、武蔵大学、獨協大学などにも多数の合格者が出ています。

  • 明治学院大学 52名
  • 成蹊大学 21名
  • 武蔵大学 15名
  • 成城大学 14名
  • 獨協大学 14名
  • 國學院大学 13名

日東駒専では、東洋大学への130名に加え、日本大学50名、専修大学28名、駒澤大学13名という合格実績があります。

附属校推薦、指定校推薦、総合型選抜、一般選抜など、複数の入試方式を活用しながら、本人に合った大学・学部への進学を目指しています。

理工系大学にも幅広い合格実績

理工系分野では、東京農業大学をはじめ、芝浦工業大学、東京電機大学、東京都市大学、工学院大学などへ合計62名が合格しています。

大学名学校全体うち中高一貫生
東京農業大学38名17名
芝浦工業大学8名3名
東京電機大学5名1名
東京都市大学3名2名
工学院大学8名5名
合計62名28名

中学段階から理科実験やKSST Jr.、東洋大学と連携した「未来の科学者育成プロジェクト」へ参加できるため、理数分野への関心を大学進学につなげやすい環境です。

医・歯・薬・看護系への進路

2026年春は、私立大学の医・歯・薬・看護系学科へ延べ25名が合格しました。国公立大学では、島根大学医学部医学科と福島県立医科大学医学部医学科にも合格者が出ています。

主な私立大学の合格先には、次の大学があります。

  • 杏林大学医学部医学科
  • 東京理科大学薬学部
  • 星薬科大学薬学部
  • 北里大学薬学部
  • 東京薬科大学薬学部
  • 明治薬科大学薬学部
  • 東邦大学薬学部
  • 日本大学松戸歯学部

医療系を志望する場合は、理科や数学の高い学力に加えて、職業理解や志望理由を深める必要があります。哲学教育やキャリア教育を通して、自分が医療分野で何を実現したいのかを考える経験も、進路選択につながります。

東洋大学への附属校推薦枠は約160名

東洋大学京北高等学校には、約160名分の東洋大学附属校推薦入学枠が用意されています。学校が示す高校の学年規模は約250名であるため、多くの生徒に東洋大学への推薦を目指す機会があります。

ただし、附属校の生徒であれば希望者全員が無条件で進学できる制度ではありません。選考では、次の項目が総合的に判断されます。

  • 高校3年間の学業成績
  • 河合塾模試の成績
  • 実用英語技能検定の取得状況
  • 出席状況
  • 学校生活や人物面の評価

希望する学部や学科によっては、校内での希望者が推薦枠を上回る可能性もあります。学部・学科を自由に選べることが保証されているわけではないため、中学・高校を通して安定した成績を維持することが重要です。

2026年春は東洋大学へ130名が合格

2026年春の東洋大学合格者数は、学校全体で130名、中高一貫生では39名でした。

東洋大学は、文学部、経済学部、経営学部、法学部、社会学部、国際学部、国際観光学部、情報連携学部、福祉社会デザイン学部、健康スポーツ科学部、理工学部、総合情報学部、生命科学部、食環境科学部など、文系・理系・文理融合系の学部を持つ総合大学です。

附属校推薦を希望する生徒は、高校で学部・学科の内容を調べ、自分の興味や将来の仕事とのつながりを考えたうえで志望先を選びます。

附属校推薦は「大学受験をしなくてよい制度」ではない

東洋大学への附属校推薦があることは、進路上の大きな安心材料です。しかし、附属校推薦を利用する場合にも、日々の授業、定期試験、外部模試、英検、出席状況などが選考に関わります。

中学入学後から学習を継続し、高校3年間で推薦基準を満たさなければなりません。大学附属校だから勉強をしなくても進学できるという環境ではなく、毎日の積み重ねが大学進学へ直接つながる仕組みです。

また、東洋大学で学びたい分野が自分の希望と合っているかを確認することも大切です。推薦枠があるという理由だけで進学先を決めるのではなく、大学で何を学びたいのかを考える必要があります。

大学の学びを早い段階から体験

附属校としてのメリットは、推薦枠だけではありません。中学・高校段階から東洋大学の教員、学生、留学生、施設と関わる機会があります。

  • 中学3年での東洋大学キャンパス訪問
  • 大学教員・大学院生・大学生と行う科学探究
  • 東洋大学の留学生との英語交流
  • 大学教授の講義を体験するSummer Academia
  • 学部・学科や大学生活について学ぶ高大連携行事

大学名だけで進学先を決めるのではなく、研究内容、授業、施設、学生生活に触れたうえで、自分に合う学問分野を考えられます。

高校では目標に応じたクラスを選択

中学校では4クラスを均等に編成し、高校段階では中高一貫部の中で「難関進学クラス」「進学クラス」に分かれます。

クラス主な進路目標主な受験方式
難関進学クラス難関国公立大学、早慶などの難関私立大学一般選抜を中心とした受験
進学クラス国公立大学、私立大学、東洋大学一般選抜、学校推薦型選抜、総合型選抜、東洋大学附属校推薦

難関進学クラスでは、附属校推薦を前提とせず、一般選抜を中心に難関大学合格を目指します。進学クラスでは、東洋大学附属校推薦を含む多様な入試方式を活用しながら、第一志望の大学進学を目指します。

中高一貫部と高校から入学する高等部は、原則として別々にクラス編成されます。学年が上がるごとにクラス替えが行われ、本人の学力や希望進路を踏まえて学習環境を整えます。

推薦・総合型選抜にもつながる哲学教育

哲学教育で取り組む対話、エッセー、研究発表は、大学入試でも生かせる力につながります。

学校推薦型選抜や総合型選抜では、志望理由書、小論文、面接、プレゼンテーションなどを通して、学びたい内容や将来像を説明する必要があります。

  • 自分が興味を持った問いを深く考える
  • 考えの根拠を整理する
  • 異なる立場から問題を捉える
  • 文章や発表で相手へ伝える
  • 質問を受けて自分の考えを更に深める

中学から続く哲学教育や探究活動は、入試のためだけに行われるものではありませんが、その過程で培った思考力や表現力は、推薦・総合型選抜でも強みとなります。

大学合格実績を見る際の注意点

進学実績を比較する際は、合格者数だけで学校を評価しないことが大切です。

  • 掲載人数は一人が複数校へ合格した延べ人数である
  • 高校から入学した生徒の実績も含まれている
  • 合格者数と実際の進学者数は異なる
  • 年度によって卒業生数や志望傾向が変わる
  • 附属校推薦で希望する学部へ進めるとは限らない

中学受験生にとっては、学校全体の数字と中高一貫生の数字を分けて見ることが重要です。また、東洋大学への進学者が多いことだけでなく、他大学へ挑戦するためのクラス編成や学習支援が本人に合っているかも確認しましょう。

安定した進路と挑戦できる環境を両立

東洋大学京北中学校・高等学校の進路面での魅力は、東洋大学への附属校推薦という選択肢を持ちながら、国公立大学や難関私立大学にも挑戦できることです。

東洋大学への推薦を目指す場合にも、学校での成績、模試、英検、出席状況などを積み重ねる必要があります。他大学を目指す場合は、難関進学クラス、講習、自習室、大学生チューターなどを活用して、一般選抜に対応する力を高めます。

中学から始まる哲学教育、国際教育、キャリア教育を通して、自分が何を学びたいのかを考え、附属校推薦と他大学受験の中から自分に合った進路を選べることが、東洋大学京北の大きな特徴といえるでしょう。

学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間の費用を確認

東洋大学京北中学校への進学を検討する際には、入学金や授業料だけでなく、修学旅行積立金、教材費、制服、Chromebookなどを含めて費用を考える必要があります。

学校公式サイトに掲載されている学費では、入学金が250,000円、授業料・施設金・教育充実費を合わせた年間の基本学費が840,000円です。入学金を含む初年度納入金は1,090,000円となっています。

初年度納入金の内訳

費目年額月額・備考
入学金250,000円入学手続時に納入
授業料504,000円月額42,000円
施設金156,000円月額13,000円
教育充実費180,000円月額15,000円
初年度納入金合計1,090,000円入学金と年間学費の合計

2年次以降は入学金が不要となるため、現在の学費が変わらないと仮定すると、授業料・施設金・教育充実費の合計は年額840,000円です。

生徒会費や修学旅行積立金などの諸費用

費目年額の目安備考
生徒会入会金4,000円中学1年次の4月に一括納入
生徒会会費15,600円月額1,300円
保護者の会会費8,400円月額700円
修学旅行積立金192,000円月額16,000円
諸経費約90,000円副教材、実力テスト、健康診断、宿泊行事など
中学1年次合計約310,000円学費とは別に必要

修学旅行積立金には、中学3年で行われるカナダ修学旅行へ向けた費用が含まれます。ただし、為替、燃油価格、旅行内容などによって、追加費用や金額変更が生じる可能性があります。

副教材、実力テスト、健康診断、宿泊行事などの諸経費は約90,000円とされていますが、実際の教材や行事内容によって変動します。

制服・通学用品・Chromebookの購入費

購入品男子女子
冬服一式約52,000円約52,000円
夏服一式約17,000円約19,000円
通学用バッグ約10,000円約10,000円
体育用品一式約31,000円約31,000円
Chromebook約72,000円約72,000円
購入費合計約182,000円約184,000円

Chromebookの金額には、6年間の保険料が含まれています。中学校で購入した端末を中高6年間使用することを前提とした費用です。

制服の替え、ワイシャツやニットシャツ、靴下、体育用品の追加購入などは、上記の金額とは別に必要になる場合があります。成長に伴う買い替えも考えておきましょう。

中学1年次は約158万円が目安

入学金・年間学費1,090,000円
生徒会費・積立金・諸経費約310,000円
男子の制服・用品・Chromebook約182,000円
男子の初年度合計約1,582,000円
女子の制服・用品・Chromebook約184,000円
女子の初年度合計約1,584,000円

したがって、入学初年度には、男女ともに約158万円を準備することが一つの目安です。

この金額には、通学定期券、昼食、クラブ活動、任意参加の海外研修、制服の追加購入などは含まれていません。実際には、約160万円に加えて家庭ごとの費用を見込んでおくと安心です。

中学校3年間では約387万円

現在の学費と諸費用が3年間変わらないと仮定すると、中学校3年間の費用は次のように計算できます。

入学金250,000円
年間学費3年分2,520,000円
生徒会費・積立金・諸経費3年分約922,000円
制服・用品・Chromebook約182,000~184,000円
中学校3年間合計約3,874,000~3,876,000円

現在の金額を基準にすると、中学校3年間で約387万円が目安です。

修学旅行積立金が比較的大きいため、授業料だけを見て費用を判断すると、実際の負担との差が生じます。入学金、施設金、教育充実費、積立金、教材費まで含めて資金計画を立てることが重要です。

高等学校進学後も年間100万円前後を想定

東洋大学京北高等学校が公表している学費は、中学校と同じく、授業料504,000円、施設金156,000円、教育充実費180,000円で、年間の基本学費は840,000円です。

高等学校の受験生向け学費表では、次の諸費用も示されています。

高等学校の費目年額の目安
生徒会会費15,600円
保護者の会会費8,400円
修学旅行積立金96,000円
副教材・実力テストなど約90,000円
年間合計約210,000円

年間の基本学費840,000円と諸費用約210,000円を合わせると、高等学校では年額約1,050,000円が一つの目安です。

ただし、高校の公開学費表は高校受験による入学生も対象としており、中高一貫生が高等学校へ進学する際の入学金や購入品の扱いは、外部入学生と異なる可能性があります。内部進学時に必要となる費用は、入学後の案内や学校説明会で確認するとよいでしょう。

中高6年間では約700万~745万円が目安

中学校3年間の費用約387万円に、高等学校3年間の年間学費と諸費用を加えると、中高6年間では次の金額が目安となります。

区分費用の目安
中学校3年間約3,874,000~3,876,000円
高等学校3年間の基本学費・諸費用約3,150,000円
中高6年間の基本的な合計約7,024,000~7,026,000円
高等学校入学時の費用等を多めに見込んだ場合約7,300,000~7,450,000円

したがって、現在の学費水準が続くと仮定した場合、中高6年間の学校関連費は約700万~745万円を見込んでおくとよいでしょう。

これは現在公表されている金額に基づく概算です。在学中の学費改定、高等学校進学時の費用、教材や行事内容によって、実際の総額は変わります。

基本費用以外に想定したい支出

  • 通学定期券:利用路線や自宅からの距離によって異なる。
  • 昼食代:ランチボックスや家庭から持参する弁当に必要な費用。
  • クラブ活動費:ユニフォーム、用具、楽器、材料、大会、合宿、校外練習など。
  • 海外研修費:アイルランド研修など、希望者対象の国際プログラムへ参加する場合。
  • 検定・模擬試験費:英検、数検、外部模試、大学受験関連の費用。
  • 講習・学習費:学校外の塾や予備校を利用する場合。
  • 制服・学用品の追加購入:成長や破損による買い替え。

附属校として東洋大学への推薦制度がありますが、希望する学部への推薦を得るには、学校成績、模試、英検、出席状況などの基準を満たす必要があります。附属校だから塾や受験費用が必ず不要になるとは限らず、進路によって家庭の教育費は変わります。

東京都の私立中学校授業料助成

生徒と保護者が東京都内に居住している場合、東京都の私立中学校等授業料軽減助成金を利用できる可能性があります。

2026年度は所得制限がなく、実際に負担した授業料の範囲内で、生徒1人につき年額最大120,000円が助成されます。

中学校3年間にわたり同じ助成を受けた場合、最大で合計360,000円の負担軽減につながります。ただし、制度や助成額は年度ごとに変更される可能性があり、毎年度の申請が必要です。

高等学校では国と東京都の支援制度を確認

高等学校進学後は、国の高等学校等就学支援金と東京都の授業料軽減助成金を利用できる可能性があります。

2026年度は、国と東京都の制度を合わせて、全日制私立高校の授業料について年額最大501,000円まで支援されます。

東洋大学京北高等学校の年間授業料は504,000円であるため、最大額の支援を受けた場合、授業料との差は3,000円です。ただし、施設金、教育充実費、積立金、教材費などは支援の対象となりません。

国と東京都の制度はそれぞれ申請が必要であり、居住要件や在学要件なども定められています。高等学校進学時には、学校からの案内と東京都私学財団の最新情報を確認しましょう。

東洋大学進学後は大学4年間の学費も必要

東洋大学への附属校推薦を利用した場合でも、大学の学費が免除されるわけではありません。

東洋大学は学部によって授業料、施設設備費、実験実習費などが異なります。文系学部と理系学部でも必要な費用に差があるため、大学進学を視野に入れる場合は、中高6年間に加えて大学4年間の学費も考える必要があります。

中学校から東洋大学まで進学した場合は、合計10年間の学びとなります。附属校推薦による進路の安心感だけでなく、大学で学びたい内容と長期的な教育費の両方を確認することが大切です。

学費は最新の公式情報で確認

東洋大学京北中学校では、初年度に約158万円、中学校3年間で約387万円、中高6年間では約700万~745万円が現在の金額に基づく目安です。

ただし、学費や積立金は改定される可能性があり、クラブ活動、通学、昼食、希望者対象の海外研修などによっても家庭の負担は変わります。

受験前には、初年度納入金だけでなく、高等学校進学後を含めた6年間の費用を見通し、公的な授業料支援制度も含めて資金計画を立てることが重要です。正式な金額は、受験年度の募集要項や学校説明会で必ず確認しましょう。

入試情報と合格の目安|複数日程と2科・4科で挑戦できる入試

東洋大学京北中学校の2027年度一般入試は、2月1日午前・午後、2月2日午前、2月4日午前の4日程で実施される予定です。

2月1日午後の第2回入試では、国語と算数を受験する「算数・国語入試」と、算数と理科を受験する「算数・理科入試」から選択できます。国語が得意な受験生だけでなく、理数系科目を得点源にできる受験生にも挑戦しやすい入試制度です。

2027年度の募集人数は男女合わせて120名です。正式な募集要項は2026年9月下旬に公開予定とされているため、出願期間、検定料、集合時刻、合格発表、入学手続期限などは、公開後に改めて確認する必要があります。

2027年度入試の日程・募集人数

入試区分試験日募集人数試験科目
第1回2027年2月1日(月)午前60名国語・算数・社会・理科
第2回
算数・国語入試
2027年2月1日(月)午後15名算数・国語
第2回
算数・理科入試
2027年2月1日(月)午後15名算数・理科
第3回2027年2月2日(火)午前20名国語・算数・社会・理科
第4回2027年2月4日(木)午前10名国語・算数・社会・理科

募集人数が最も多いのは、2月1日午前の第1回入試です。東洋大学京北を第一志望とする場合は、第1回を受験計画の中心に据え、第2回以降の入試も活用して合格の機会を広げる形が基本となります。

4科入試は合計300点

科目試験時間配点
算数50分100点
国語50分100点
理科30分50点
社会30分50点
合計160分300点

4科入試では、国語と算数が各100点、理科と社会が各50点です。国語・算数の配点が全体の3分の2を占めるため、主要2教科の安定した得点力が合否を左右します。

ただし、理科と社会を合わせると100点となり、算数または国語1教科分と同じ配点です。理社を後回しにせず、基本問題を確実に正解できる状態へ仕上げる必要があります。

第2回は算数・国語または算数・理科を選択

入試方式試験科目合計点向いている受験生
算数・国語入試算数100点・50分
国語100点・50分
200点国語と算数の得点が安定している受験生
算数・理科入試算数100点・50分
理科100点・50分
200点算数と理科を得点源にできる受験生

算数は、算数・国語入試と算数・理科入試で同じ問題が使用されます。理科は、4科入試で出題される50点・30分の問題と同じ出題方針や難易度を維持しながら、100点・50分の試験として作成されます。

算数・理科入試は、東洋大学と連携した科学探究や「未来の科学者育成プロジェクト」など、学校が進める理数教育の充実と結びついた入試方式です。

単に国語が苦手だから算数・理科を選ぶのではなく、過去問を解いたうえで、どちらの組み合わせが合格点を安定して上回れるかを判断しましょう。

2026年度入試の応募者数と実質倍率

入試区分出願者数受験者数合格者数実質倍率
第1回・4科202名179名60名3.0倍
第2回・算数国語209名193名73名2.6倍
第2回・算数理科127名119名45名2.6倍
第3回・4科252名159名53名3.0倍
第4回・4科203名109名33名3.3倍
全入試合計993名759名264名2.9倍

2026年度は、全入試を合わせて993名が出願し、759名が受験しました。各回の実質倍率は2.6~3.3倍であり、複数回入試を行う大学附属校として高い人気が続いています。

最も遅い第4回は募集人数が少なく、実質倍率も3.3倍となりました。後半日程は、他校の結果を受けて受験する層が集まるため、第1回より簡単に合格できるとは限りません。

2026年度の合格最低点

入試区分合格最低点得点率合格者平均点
第1回・4科180点/300点60.0%196.2点
第2回・算数国語117点/200点58.5%133.8点
第2回・算数理科123点/200点61.5%139.4点
第3回・4科180点/300点60.0%194.3点
第4回・4科168点/300点56.0%186.6点

合格最低点は、問題の難易度や受験者層によって毎年変動します。2026年度は各回とも6割前後が合格ラインとなりましたが、翌年度も同じ点数になるとは限りません。

過去問演習では最低点ぎりぎりを目指すのではなく、4科入試で200点以上、2科入試で140点前後を安定して取ることを一つの目標にするとよいでしょう。これは2026年度の合格者平均点を踏まえた目安であり、年度や問題によって調整が必要です。

算数の得点力が重要

2026年度第1回入試では、算数の受験者平均点が56.6点、合格者平均点が71.1点でした。合格者と受験者全体の間に約14.5点の差があり、算数が合否を分けた教科の一つとなっています。

近年の算数は、計算問題、一行問題、複数の設問からなる大問で構成されます。極端な難問ばかりではなく、中学受験で学ぶ典型的な問題を正確に解けるかが重要です。

  • 計算問題で失点しない
  • 割合、比、速さ、数の性質などの典型題を定着させる
  • 平面図形・立体図形を重点的に練習する
  • 条件を整理し、途中式や考え方を分かりやすく書く
  • 解けない問題へ時間をかけ過ぎず、取れる問題を先に得点する

第2回入試では算数が必須となるため、算数が大きな苦手教科のままでは、受験できる回数を増やしても合格へつながりにくくなります。基本問題の正答率を高め、50分間の時間配分に慣れることが重要です。

国語は読解・語句・意見作文に対応

国語では、漢字や四字熟語などの言語事項に加え、物語文と説明文を読んで答える問題が中心です。

近年は、文章の内容を読み取るだけでなく、自分の考えを130~150字程度でまとめる意見作文も出題されています。学校が重視する哲学教育と同様に、問いに対して自分なりの考えを持ち、その理由を言葉で説明する力が求められます。

  • 漢字や語句を毎日少しずつ覚える
  • 登場人物の心情を、行動や会話を根拠に説明する
  • 説明文の要点と段落の関係を整理する
  • 設問の条件に合わせて記述答案をまとめる
  • 短い意見作文を時間内に書く練習をする

作文では、立派な内容を書くことよりも、問いに正面から答え、自分の意見と理由がつながっていることが大切です。

理科は実験・観察と資料の読み取り

理科は、物理・化学・生物・地学の4分野から幅広く出題されます。写真、図、表、グラフを読み取り、実験や観察の結果について考える問題が中心です。

基本知識を問う問題に加えて、理由を説明する記述問題や作図問題が出題されることもあります。

  • 4分野の基本事項を満遍なく復習する
  • 実験器具の使い方や手順を理解する
  • 表やグラフから必要な情報を読み取る
  • 観察結果から分かることを文章で説明する
  • 計算問題では単位まで確認する

算数・理科入試を選ぶ場合は、理科が100点・50分となります。暗記だけで対応するのではなく、長めの問題文や資料を読みながら考える練習が必要です。

社会は基本知識と図版の読み取りを両立

社会は、地理・歴史・政治の3分野から出題されます。基本事項を問う問題が中心ですが、地図、写真、史料、統計資料などを読み取る力も求められます。

各分野で記述問題が出題されることもあり、用語を覚えるだけでなく、出来事の理由や社会的な背景を説明できるようにしておくことが大切です。

  • 地理は地図や統計と知識を結びつける
  • 歴史は人物や出来事を時代の流れで理解する
  • 政治は制度の名称だけでなく役割まで確認する
  • 資料から読み取った内容を簡潔にまとめる
  • 教科書で漢字表記されている用語は正確に書く

試験時間は30分です。難しい問題に時間を使い過ぎず、基本問題を確実に得点することが重要です。

2027年入試の偏差値目安

入試区分四谷大塚Aライン80偏差値Cライン50偏差値
第1回5247
第2回・算数国語5549
第2回・算数理科5549
第3回4945
第4回4944

四谷大塚の2027年入試向けAライン80偏差値は、49~55となっています。募集人数が少なく、午後入試として受験者が集まりやすい第2回は、偏差値の目安も高く設定されています。

偏差値は模試会社ごとに母集団や尺度が異なるため、別の模試の数字と直接比較することはできません。普段受験している模試の判定推移と、実際の過去問得点を組み合わせて判断することが大切です。

受験回を選ぶ際の考え方

受験生の特徴検討したい入試
4教科をバランスよく学習している第1回・第3回・第4回
国語と算数が安定している第2回・算数国語入試
算数と理科が得意第2回・算数理科入試
東洋大学京北が第一志望第1回を中心に複数回受験を検討
2月1日午前に他校を受験する第2回午後または第3回・第4回

同じ学校を複数回受験することで、出題形式や会場の雰囲気に慣れた状態で再挑戦できます。ただし、受験回数を増やせば必ず合格しやすくなるわけではありません。

本人の得意教科、併願校の日程、体力、過去問の得点状況を踏まえて、最も力を発揮しやすい回を選ぶことが重要です。

学校公式の入試問題対策会を活用

学校では、12月に入試問題対策会を実施する予定です。通常の学校説明会では入試問題の詳しい説明を行わず、対策会で教科ごとの出題方針や学習上の注意点を伝える形となっています。

受験を検討している家庭は、学校公式サイトで予約開始日を確認し、可能であれば参加するとよいでしょう。

過去問演習では、得点だけでなく次の点も記録します。

  • 各教科で時間が不足した原因
  • 正解できるはずだったのに失点した問題
  • 知識不足で解けなかった分野
  • 問題文や資料の読み違い
  • 国語や社会の記述で不足していた要素
  • 算数の途中式や見直しの方法

基礎問題の正確さと思考を表現する力が合格の鍵

東洋大学京北中学校の入試では、基本的な知識や典型問題を確実に処理する力に加え、資料から考えたことや自分の意見を文章・式で表現する力が求められます。

これは、入学後に行われる哲学対話、哲学エッセー、科学探究、英語スピーチなどの学びにもつながる力です。

第一志望の場合は募集人数の多い第1回を中心に、本人の得意教科に応じて第2回の算数・国語入試または算数・理科入試を組み合わせるとよいでしょう。第3回・第4回まで受験する可能性がある場合にも、4教科の学習を最後まで継続することが大切です。

過去問で6割台後半を安定して取れる状態を目指し、算数の正確性、国語の記述・作文、理社の資料読み取りをバランスよく仕上げることが、合格へ近づくための重要なポイントといえるでしょう。

※2027年度の入試日程・科目・募集人数は2026年8月時点の公表内容です。出願期間、検定料、集合時刻、合格発表、入学手続などを含む正式な募集要項は、2026年9月下旬の公開後に必ず確認してください。

併願校パターン|入試日程と難易度から考える受験プラン

東洋大学京北中学校の2027年度一般入試は、2月1日午前・午後、2月2日午前、2月4日午前の4日程で実施される予定です。

第一志望の受験生は同校を複数回受験しやすく、2月1日午前に他校へ挑戦して、午後から東洋大学京北を受験することもできます。一方、2月1日に午前・午後の連続受験を行う場合は、移動時間や昼食、本人の体力まで考慮しなければなりません。

ここでは、2027年度に公表されている入試日程を基に、東洋大学京北を中心とした併願候補と受験パターンを整理します。

難易度別に考える主な併願候補

位置づけ学校名2027年度の主な入試日程併願時の特徴
チャレンジ校候補日本大学第二中学校第1回:2月1日午前
第2回:2月3日午前
2027年度から2科・4科を選択可能。日本大学への付属推薦と他大学受験の両方を視野に入れられる共学校
標準校・同程度の候補東洋大学京北中学校第1回:2月1日午前
第2回:2月1日午後
第3回:2月2日午前
第4回:2月4日午前
第一志望の場合は複数回受験を基本に考える。第2回は算数・国語または算数・理科
明治学院中学校第1回:2月1日午後
第2回:2月2日午前
第3回:2月4日午前
キリスト教教育と大学付属校としての進路を持つ共学校。第1回は2科、第2・3回は4科
安全校候補淑徳巣鴨中学校2月1日午前・午後
2月2日午前・午後
2月3日
2月4日
複数日程と多様な入試方式を利用できる共学校。ただし、スカラシップ入試は難度と倍率が高い
獨協中学校
男子のみ
第1回:2月1日午前
第2回:2月1日午後
第3回:2月2日午前
第4回:2月4日午前
2月1日午後は2科、その他は4科。男子の併願候補として日程を組みやすい
日本大学豊山女子中学校
女子のみ
2月1日午前・午後
2月2日午前・午後
2月5日午後
2科・4科に加え、国語・算数・英語の1科入試などがあり、女子の受験機会を確保しやすい

ここでの「チャレンジ」「標準」「安全」は、東洋大学京北を志望する受験生にとっての一般的な目安です。模試の偏差値、過去問との相性、入試方式、受験年度の志願者数によって位置づけは変わります。

特に淑徳巣鴨のスカラシップ入試や各校の午後入試は、募集人数が少なく、受験者が集まりやすいため、学校全体の偏差値だけを見て安全校と判断しないことが大切です。

併願パターン1|東洋大学京北を第一志望として複数回受験

日程受験校の例位置づけ
2月1日午前東洋大学京北・第1回第一志望
2月1日午後東洋大学京北・第2回同日再挑戦
2月2日午前東洋大学京北・第3回または安全校候補前日の結果に応じて選択
2月3日合格校の確認または休養2月4日に備える
2月4日午前東洋大学京北・第4回必要な場合の最終挑戦

東洋大学京北を第一志望とする場合の基本的な受験パターンです。募集人数が最も多い第1回を中心に、第2回以降も出願して合格の機会を広げます。

2月1日午前と午後を同じ学校で受験するため、学校間の移動はありません。受験会場や出題形式にも慣れた状態で午後入試へ臨めることは利点です。

ただし、一日に算数を2回受験し、最大で4教科と2教科を解くことになるため、体力的な負担は小さくありません。昼食や休憩の取り方を含め、午前・午後の過去問を続けて解く練習をしておくとよいでしょう。

第2回は得意教科に合わせて方式を選択

2月1日午後の第2回入試では、次の2方式から選択します。

  • 算数・国語入試:主要2教科をバランスよく得点できる受験生に向く。
  • 算数・理科入試:算数と理科を得点源にできる理数系の受験生に向く。

どちらの方式でも算数は必須です。算数が不安定な状態では、受験方式を変えても合格につながりにくいため、計算、一行問題、図形、速さ、割合などの基本分野を優先して仕上げる必要があります。

方式を選ぶ際は、模試の偏差値だけでなく、過去問を本番と同じ時間で解き、どちらの組み合わせなら合格者平均点を安定して上回れるかを確認しましょう。

併願パターン2|2月1日午前にチャレンジ校を受験

日程受験校の例位置づけ
2月1日午前日本大学第二・第1回チャレンジ校
2月1日午後東洋大学京北・第2回本命校・標準校
2月2日午前東洋大学京北・第3回本命校への再挑戦
2月3日午前日本大学第二・第2回再挑戦
2月4日午前東洋大学京北・第4回または安全校候補結果に応じて選択

2月1日午前に日本大学第二へ挑戦し、午後に東洋大学京北を受験するプランです。日大第二は2027年度から2科・4科選択制となるため、本人の学習状況に応じた受験が可能です。

ただし、午前校から東洋大学京北までの移動、昼食、午後入試の集合時刻を事前に確認する必要があります。午前入試の終了が遅れたり、交通機関に乱れが生じたりする可能性も考えて、時間に十分な余裕がある組み合わせかを判断しましょう。

2月1日午前に東洋大学京北を受験しない場合、募集人数が最も多い第1回を利用できません。そのため、第2回以降の過去問で十分に得点できていることが重要です。

併願パターン3|大学付属校を中心に組み合わせる

日程受験校の例学校の特徴
2月1日午前東洋大学京北・第1回東洋大学への附属校推薦と他大学受験を両立
2月1日午後明治学院・第1回明治学院大学への系列校推薦制度を持つ
2月2日午前東洋大学京北・第3回または明治学院・第2回前日の結果と志望順位に応じて選択
2月3日日本大学第二・第2回など日本大学への付属推薦制度を持つ
2月4日午前東洋大学京北・第4回または明治学院・第3回結果に応じて最終判断

大学付属校を中心に、将来の推薦進学と他大学受験の両方を考える受験パターンです。

同じ大学付属校でも、推薦制度の条件や内部進学率、他大学受験との併用条件は異なります。単に大学名だけで比較せず、次の点を確認する必要があります。

  • 希望者のうち、どの程度が系列大学へ推薦されているか
  • 希望する学部・学科へ進める可能性
  • 推薦資格に必要な成績、英検、模試、出席状況
  • 系列大学への推薦権を保持したまま他大学を受験できるか
  • 国公立大学や難関私立大学を目指すクラスがあるか

東洋大学京北では、附属校推薦は無条件ではなく、学校成績、外部模試、英検、出席状況などによる選考があります。大学付属校だから入学後の学習負担が小さいとは限りません。

2月1日午後に明治学院を組み合わせる際の注意

東洋大学京北は文京区白山、明治学院中学校は東村山市にあります。2月1日午前の東洋大学京北と午後の明治学院を組み合わせる場合、都心から多摩地域への移動が必要です。

実際に併願する場合は、明治学院の集合時刻が公表された後に、次の点を確認しましょう。

  • 東洋大学京北の試験終了時刻
  • 白山から東村山方面までの所要時間
  • 駅から学校までの徒歩時間
  • 昼食を取る場所と時間
  • 電車遅延が発生した場合の代替経路

日程上は受験可能でも、移動の余裕が少ない場合は、同じ学校で午前・午後を受験する方が本人の負担を抑えられます。

併願パターン4|早い段階で合格を確保する

日程男子の例女子の例
2月1日午前東洋大学京北・第1回
2月1日午後獨協・第2回または東洋大学京北・第2回日本大学豊山女子の午後入試または東洋大学京北・第2回
2月2日午前獨協・第3回日本大学豊山女子・2月2日午前入試
2月4日午前東洋大学京北・第4回または獨協・第4回東洋大学京北・第4回

東洋大学京北へ挑戦しながら、比較的早い日程で進学先を確保することを重視したパターンです。

男子は獨協、女子は日本大学豊山女子などを候補にできます。どちらも大学とのつながりを持つ学校ですが、獨協は男子校、日本大学豊山女子は女子校であり、共学の東洋大学京北とは学校生活の雰囲気が大きく異なります。

性別による学校区分だけでなく、教育方針、通学、クラブ活動、大学推薦制度を確認し、合格した場合に本人が前向きに進学できる学校を選びましょう。

獨協は東洋大学京北と入試日程が重なりやすい

獨協中学校は、東洋大学京北と同じく2月1日午前・午後、2月2日午前、2月4日午前に入試を行います。

そのため、全日程を両校へ出願しても、実際には同じ時間帯の入試を選択しなければなりません。例えば、次のような組み合わせが考えられます。

  • 2月1日午前は東洋大学京北、午後は獨協
  • 2月1日午前は獨協、午後は東洋大学京北
  • 2月2日は一方を受験し、2月4日にもう一方へ挑戦する

両校とも文京区内にあり、学校間の移動は比較的検討しやすいものの、正式な終了時刻と集合時刻を確認する必要があります。

女子は日本大学豊山女子の多彩な入試を活用

日本大学豊山女子中学校では、2月1日と2日に午前・午後入試があり、2月5日午後にも入試が行われます。

4科・2科だけでなく、国語1科、算数1科、英語1科、「0 to 1」プレゼンテーションなど、多様な方式が用意されています。

東洋大学京北の第2回で算数・理科を選ぶ理数系の受験生であれば、日本大学豊山女子の算数1科入試も検討できます。英検を取得している受験生は、英語入試や加点制度を活用できる可能性があります。

ただし、入試方式が多いから合格しやすいとは限りません。募集人数が5~15名程度の方式もあるため、過去の倍率や出題内容を確認して選ぶことが大切です。

淑徳巣鴨はコースと入試方式を確認

淑徳巣鴨中学校では、特進コースを対象とした一般入試と、スーパー選抜コースを対象としたスカラシップ入試が行われます。

同じ学校でも、入試方式によって難易度や倍率が大きく異なります。特にスカラシップ入試は、上位コースや特待生を目指す受験生が集まるため、安全校としては扱いにくい場合があります。

東洋大学京北の併願先として検討する場合は、次の点を区別しましょう。

  • 特進コースとスーパー選抜コースの違い
  • 一般入試とスカラシップ入試の募集人数
  • 2科・4科・算数1科などの入試方式
  • 合格したコースで本人が希望する教育を受けられるか
  • 後の入試で上位コースへ再挑戦できるか

受験方式を得意教科に合わせる

受験生の特徴検討しやすい入試
4教科をバランスよく学習している東洋大学京北第1・3・4回、日本大学第二、明治学院第2・3回、獨協第1・3・4回
国語と算数が安定している東洋大学京北第2回算数・国語、明治学院第1回、獨協第2回
算数と理科が得意東洋大学京北第2回算数・理科
算数が特に得意日本大学豊山女子の算数1科、淑徳巣鴨の算数1科など
英語資格や英会話力がある日本大学豊山女子の英語1科や英検加点を利用できる入試

受験科目を減らすと対策しやすく見えますが、2科・1科入試には得意科目を持つ受験生が集まりやすく、合格最低点が高くなることがあります。

科目数の少なさだけで選ばず、過去問の得点率と募集人数を確認し、最も合格可能性を高められる方式を選びましょう。

安全校は模試と過去問の両方で判断

安全校とは、偏差値表で東洋大学京北より数値が低い学校を意味するものではありません。受験直前の模試で十分な合格可能性があり、過去問でも合格最低点を安定して上回っていることが必要です。

安全校を選ぶ際は、次の条件を確認しましょう。

  • 模試で80%以上の合格可能性が継続している
  • 複数年度の過去問で合格最低点を安定して上回っている
  • 特定の科目が極端に難しく、相性が悪くない
  • 募集人数が極端に少ない後半日程だけに依存していない
  • 合格した場合に本人が納得して進学できる

午後入試や2月4日以降の入試は、偏差値表上では低く見えても、募集人数の減少や受験者層の変化によって倍率が高くなることがあります。

2月4日の第4回だけに期待し過ぎない

東洋大学京北の第4回は2月4日午前に実施され、募集人数は10名です。2026年度は実質倍率が3.3倍となっており、後半日程だから合格しやすいわけではありません。

2月4日まで合格がない状態で第4回へ臨むと、受験生と保護者の精神的な負担が大きくなります。可能であれば、2月1日または2日までに進学してもよい学校の合格を確保したうえで、第4回へ挑戦する計画が安心です。

入学手続期限と進学順位を事前に決める

併願計画では、試験日だけでなく、合格発表と入学手続期限も確認しなければなりません。

学校によっては、東洋大学京北の後半日程の結果が出る前に入学金の納入期限を迎える場合があります。納入した入学金は返還されないことが一般的です。

確認項目家庭で決めておきたいこと
進学順位複数校に合格した場合、どの学校へ進学するか
入学手続いつまでに、いくら納入する必要があるか
延納制度第一志望校の結果まで手続きを待てるか
受験継続安全校合格後も東洋大学京北を受験するか
複数回受験何回目まで本人が集中力を保って受験するか

偏差値だけでなく教育内容を比較

併願候補には大学付属校が多くありますが、それぞれ教育の特色は異なります。

学校名主な特色確認したい点
東洋大学京北哲学教育、国際教育、キャリア教育、東洋大学との連携附属校推薦の条件、7時間授業、哲学対話との相性
日本大学第二日本大学への付属推薦と他大学受験、落ち着いた共学校日本大学への進学制度、通学時間、入試難易度
明治学院キリスト教教育、明治学院大学との系列校推薦宗教教育、東村山までの通学、内部推薦制度
淑徳巣鴨仏教に基づく人間教育、理数・グローバル教育コース制、スカラシップ入試、修学旅行
獨協男子教育、語学・国際教育、医科大学を含む獨協学園との連携男子校との相性、大学附属校とは異なる進路制度
日本大学豊山女子女子教育、日本大学への付属推薦、理数教育女子校との相性、コース選択、入試方式

東洋大学京北の哲学教育や共学校としての雰囲気に魅力を感じている場合、偏差値や大学名だけで併願校を決めると、入学後の学校生活に大きな違いを感じる可能性があります。

説明会や文化祭に参加し、授業の進め方、生徒の雰囲気、大学推薦制度、クラブ活動、校則などを比較しましょう。

本人の体力を優先した受験計画を

東洋大学京北は複数回入試を行うため、最大4回受験できます。しかし、2月1日の午前・午後に続けて受験し、翌朝も入試へ向かう日程は、12歳の受験生にとって大きな負担です。

受験回数を増やすことだけを優先せず、本人が本来の力を発揮できる日程を考える必要があります。

  • 午前・午後受験の間に食事と休憩を取れるか
  • 連日の早起きや移動に耐えられるか
  • 不合格後に気持ちを切り替えられるか
  • 第一志望の入試で疲労が残らないか
  • 2月3日に休養日を設ける必要がないか

東洋大学京北を第一志望とする場合は、2月1日の第1回を中心に、第2回を得意教科に合わせて受験し、2月2日までに進学可能な学校の合格を確保することが基本的な考え方です。

2月1日午前に他校へ挑戦する場合は、東洋大学京北を受験できる回が一つ減るため、第2回以降の出題形式と高倍率を想定した準備が必要です。

模試の偏差値だけでなく、過去問との相性、入試科目、移動時間、入学手続期限、本人が進学したいと思えるかまで確認し、家庭に合った併願プランを組み立てましょう。

※東洋大学京北の2027年度正式募集要項は2026年9月下旬に公開予定です。入試日程、集合時刻、合格発表、入学手続期限は変更される可能性があるため、出願前に各校の公式募集要項を必ず確認してください。

在校生・保護者の声|明るい校風と親身な学習指導への評価

東洋大学京北中学校について、在校生や保護者からは、落ち着いた学習環境、明るく清潔な校舎、哲学教育の独自性、東洋大学附属校としての安心感を評価する声が見られます。

一方で、平日の7時間授業や土曜授業、朝テストなどがあるため、入学後の学習量は決して少なくありません。クラブの活動量や教員との相性、校則の受け止め方についても意見が分かれており、本人が学校の教育方針や生活リズムに合うかを確認することが大切です。

ここでは、学校公式サイトで紹介されている生徒の活動や、公開されている在校生・保護者の口コミを基に、よく見られる評価を整理します。

在校生・保護者から評価されている点

評価されている点主な内容
落ち着いた校風真面目に学習へ取り組む生徒が多く、校内で落ち着いて過ごしやすい
哲学教育正解のない問いについて考え、自分の意見を言葉にする経験ができる
学習環境自習室、大学生チューター、補習・講習などを利用できる
施設の充実校舎が明るく清潔で、ICT設備や体育施設も整っている
通学の利便性白山駅から徒歩約6分で、複数の地下鉄路線を利用できる
国際教育英語キャンプやカナダ修学旅行を通して、実際に英語を使う経験ができる
進路の選択肢東洋大学への附属校推薦と、国公立・難関私立大学への挑戦を両立できる

「落ち着いて学べる」という声

公開されている口コミでは、東洋大学京北について、真面目な生徒が多く、落ち着いて勉強できる学校という評価が見られます。

校舎の周辺には住宅や教育施設が多く、大型の繁華街に隣接していません。校内にも自習室、図書室、職員室前の学習スペースなどがあり、授業後も学校に残って学習できます。

友人と競い合いながら学習するというより、日々の授業や朝テストへ着実に取り組み、自分の課題を少しずつ改善していく雰囲気に魅力を感じる家庭が多いようです。

一方、活発で自由度の高い学校生活を最優先する生徒にとっては、真面目で規律を重視する雰囲気を窮屈に感じる可能性があります。

哲学教育を入学の決め手にする家庭も多い

東洋大学京北を選ぶ理由として特徴的なのが、独自科目である「哲学」です。

生徒は日常生活や社会の中から問いを見つけ、友人との哲学対話、発表、哲学エッセーなどを通して考えを深めます。自分の意見を一方的に主張するのではなく、相手の話を聞き、異なる立場を理解したうえで考え直すことを大切にしています。

保護者にとっては、受験に必要な知識だけでなく、将来社会へ出た後にも役立つ思考力や表現力を育てられる点が魅力です。

在校生にとっても、哲学は難しい思想を暗記する授業ではなく、身近な疑問について自由に考えられる時間として受け止められています。

ただし、考えを文章にまとめたり、人前で発表したりする活動もあります。自分の意見を表現することへ強い抵抗がある場合は、入学当初に負担を感じることもあるでしょう。

対話を重ねる中で自分の考えが変わる

哲学の授業では、一つの正解を教員から教えてもらうのではなく、生徒同士が意見を交わします。

最初は自分の考えをうまく話せなかった生徒も、相手の話を聞き、短い言葉から発言する経験を重ねることで、少しずつ表現できるようになります。

保護者から見ても、家庭で社会問題について話すようになったり、自分の意見に理由を付けて説明するようになったりすることは、哲学教育による成長を感じやすい部分です。

国語の記述、英語スピーチ、科学研究、学校行事での話し合いなどにも、哲学対話で身につけた力が生かされます。

英語を「間違えずに話す」より「伝えようとする」経験

学校公式の生徒ブログでは、English Campに参加した生徒から、完璧な英語を話せなくても、ジェスチャーを交えながら相手へ伝えようとすることの大切さに気づいたという趣旨の感想が紹介されています。

中学1年のFreshman English Camp、中学2年のBoost Up English Camp、中学3年のカナダ修学旅行と、段階的に英語を使う機会が用意されています。

在校生にとっては、最初から高い英語力を求められるというより、間違いを恐れずに交流し、少しずつ自信をつけられることが魅力です。

一方、宿泊研修や海外でのホームステイに強い不安がある生徒は、行事内容を事前に詳しく確認しておく必要があります。

施設の新しさと清潔感への評価

校舎は2015年に白山で使用を開始した比較的新しい施設です。公開されている口コミでも、校舎が明るく清潔で、学習設備が整っているという評価が多く見られます。

  • 自然光が入る開放的な図書室
  • 約150席を備えた自習室
  • 人工芝グラウンドと200mトラック
  • 複数のアリーナや武道施設
  • 物理・化学・生物・地学に対応する理科室
  • Chromebookを活用できるICT環境
  • 校内各所の学習コーナー

学校で過ごす時間が長い中高一貫校では、教室の快適さや自習場所の使いやすさも重要です。放課後に学校で宿題を終えてから帰宅したい生徒にとって、自習室や大学生チューターの存在は大きな利点になります。

学習支援は充実しているが、本人の主体性も必要

保護者の口コミでは、補習や講習、大学生チューター、教員への質問など、学習を支える仕組みを評価する声があります。

朝テストで理解度を確認し、必要に応じて学び直しへつなげるほか、放課後のASP、長期休業中の講習、自習室なども用意されています。

ただし、制度があるだけで成績が自動的に伸びるわけではありません。自分から質問する、自習室へ行く、講習へ参加するなど、本人が支援を利用する姿勢も必要です。

公開口コミの中には、教員の指導や補習を手厚いと感じる意見がある一方、十分な支援を受けられなかったと感じる意見もあります。教員との相性や本人の学習状況によって、受け止め方が異なることが分かります。

先生との距離に関する評価は分かれる

教員については、熱心に教えてもらえる、進路について担任以外の教員にも相談できる、質問へ丁寧に対応してもらえるという肯定的な声があります。

職員室前には机と椅子が設置されており、教員へ質問した後、その場で問題を解き直すこともできます。自分から相談できる生徒にとっては、教員との距離を縮めやすい環境です。

一方で、指導の仕方や相談のしやすさは教員によって異なるという意見も見られます。これは多くの学校に共通する点ですが、入学前に全ての教員との相性を確認することはできません。

学校説明会では学校側の説明だけでなく、在校生が教員とどのように話しているか、授業公開では質問しやすい雰囲気があるかにも注目するとよいでしょう。

授業時間が多く、学習面は忙しい

東洋大学京北中学校は、平日に7時間授業、土曜日に4時間授業を行います。更に、朝テスト、宿題、定期試験、英検、講習などがあるため、大学附属校だから学習が楽というわけではありません。

在校生にとっては、学校で一定の学習量を確保できる一方、クラブ活動や家庭で自由に使える時間が限られることがあります。

学習面の利点注意したい点
学校の授業を中心に学習習慣をつくりやすい平日の帰宅時刻が遅くなりやすい
朝テストで理解不足を早めに確認できる小テストを負担に感じる生徒もいる
補習・講習・自習室を利用できる自分から活用しなければ十分な効果を得にくい
中学から大学入試を見通して学べるクラブや習い事との時間調整が必要

毎日の課題をため込みやすい生徒や、生活リズムが安定していない生徒は、入学後に苦労する可能性があります。「今⇔未来手帳」を活用し、計画、実行、振り返りを習慣にすることが重要です。

クラブ活動への評価は所属先によって異なる

クラブ活動については、男子バスケットボール部のように高い競技実績を持つクラブがある一方、週2~3日を中心に比較的穏やかに活動する文化部や運動部もあります。

公開されている口コミでも、勉強と無理なく両立できる点を評価する声がある一方、活動時間や大会への取り組みが物足りないという意見があります。

クラブへの満足度は、学校全体よりも所属するクラブの活動方針によって大きく変わります。

  • 活動日数と終了時刻
  • 朝練習や休日練習の有無
  • 大会、合宿、校外活動の頻度
  • 中学生と高校生の関わり方
  • 初心者と経験者の練習内容
  • 顧問と生徒の役割分担

クラブ活動を学校選びの重要な条件とする場合は、京北祭やオープンスクールで見学し、可能であれば個別相談で活動状況を確認しましょう。

京北祭や体育祭で見られる生徒の主体性

京北祭、体育祭、合唱コンクールなどでは、生徒が実行委員や係として準備・運営に関わります。

企画内容、役割分担、練習方法について話し合い、意見が合わない場合には調整しなければなりません。哲学教育で重視される対話や多面的な考え方を、実際の学校行事で使う機会となります。

学校説明会でも、受験生を案内するスクールナビゲーターや、生徒インタビューを担当する在校生が活躍しています。自分の学校について自分の言葉で説明する姿から、生徒の明るさや主体性を感じる保護者もいます。

校則は「一般的」から「やや厳しい」まで評価が分かれる

校則については、私立中学校として一般的な範囲と感じる声がある一方、服装やスマートフォンの使用などを厳しいと感じる生徒もいます。

中学生のスマートフォンについては、持ち込みや校内での扱いにルールが設けられています。生徒間のトラブルや授業への影響を防げるため安心と考える保護者もいれば、自主管理を重視してほしいと考える家庭もあります。

校則の内容や運用は年度によって変更される可能性があります。制服の着用方法、スマートフォン、寄り道、アルバイト、自転車通学など、家庭で気になる項目は説明会で確認しましょう。

いじめや人間関係は「学校全体」だけでは判断できない

公開されている口コミでは、大きないじめを聞かないという意見がある一方、生徒同士の小さなトラブルや人間関係の悩みについて触れる意見もあります。

どの学校でも、学年やクラス、友人関係によって状況は異なります。口コミだけから、いじめが全くない、または多いと断定することはできません。

学校は、いじめ防止基本方針を公表し、未然防止、早期発見、発生時の支援と指導について方針を示しています。

学校選びでは、問題が一度も起きないかではなく、困ったときに相談できる窓口があるか、担任や学年がどのように対応するかを確認することが重要です。

東洋大学への推薦制度は安心材料

保護者にとって大きな魅力となるのが、東洋大学への附属校推薦制度です。

大学受験の選択肢を確保しながら、国公立大学や早慶上理、GMARCHなどの他大学にも挑戦できます。中学生の段階から大学訪問や研究活動に参加できるため、大学での学びを具体的に考えやすい環境です。

ただし、東洋大学への推薦は無条件ではありません。高校での学業成績、外部模試、英検、出席状況などによって選考され、希望する学部・学科に必ず進めるわけではありません。

「東洋大学へ進学できるから安心」という点だけでなく、本人が東洋大学の学部構成や研究分野に関心を持てるかを確認する必要があります。

ランチボックスへの受け止め方

中学1年では、平日にランチボックスを利用し、クラスで昼食を取ります。弁当を毎日用意する負担が軽くなることや、栄養面を考えた共通の昼食を食べられることは、保護者にとって利点です。

入学直後にクラスメートと同じ昼食を囲むため、友人関係を築くきっかけにもなります。

一方、食事の好みや量には個人差があります。アレルギーへの対応、メニュー、費用、中学2年以降の利用方法などは、入学前に確認しておくと安心です。

口コミは事実ではなく「個人の体験」

インターネット上の口コミは、学校を知る手掛かりの一つですが、投稿した生徒や保護者の学年、所属クラブ、担任、入学年度などによって内容が変わります。

同じ学習指導でも、手厚いと感じる家庭と、自主性を求められると感じる家庭があります。校則についても、安全のために必要と考える人と、自由度が低いと感じる人がいます。

口コミで確認できること口コミだけでは判断できないこと
在校生や保護者が感じた具体的な長所・不満学校全体に同じ状況が当てはまるか
パンフレットでは分かりにくい生活上の話題現在も同じ制度や運用が続いているか
学校との相性を考えるための視点入学後に本人がどのように感じるか

極端に高い評価や低い評価だけを取り上げるのではなく、複数の意見に共通する内容を整理し、学校説明会や授業公開で確かめることが大切です。

学校見学で確認したいポイント

  • 在校生が明るく挨拶をしているか
  • 授業中に生徒が自分の意見を発表しているか
  • 教員が生徒の質問へどのように対応しているか
  • 休み時間の教室や廊下が落ち着いているか
  • 図書室や自習室が実際に利用されているか
  • 希望するクラブの活動量が本人の希望と合うか
  • 校則やスマートフォンのルールを本人が納得できるか
  • 7時間授業と土曜授業を含む生活を続けられそうか
  • 哲学対話や文章表現へ前向きに取り組めそうか

保護者だけで判断せず、本人が在校生や授業の様子を見て、学校で6年間を過ごす姿を想像できるかを確認しましょう。

教育内容に共感できる家庭から高く評価される学校

東洋大学京北中学校は、全ての生徒にとって負担が少なく、自由に過ごせる学校ではありません。授業時間が多く、朝テストや課題へ継続的に取り組みながら、哲学対話、英語研修、学校行事にも参加します。

その一方で、落ち着いた環境で学習習慣を身につけたい生徒、自分の考えを深めたい生徒、東洋大学への推薦と他大学受験の両方を考えたい生徒にとっては、充実した6年間を過ごせる可能性があります。

在校生・保護者の声を総合すると、施設や制度だけでなく、哲学教育を中心とした学校の考え方に共感し、用意された学習環境を主体的に活用できるかが、入学後の満足度を左右するポイントといえるでしょう。

この学校に向いている子の特徴|深く考え、学習と活動を両立したい子

東洋大学京北中学校は、独自の哲学教育を中心に、国際教育、キャリア教育、大学との連携を組み合わせた学校です。

授業では、決められた答えを覚えるだけでなく、「なぜそう考えるのか」「別の見方はないか」と問い直し、自分の意見を文章や対話で表現することが求められます。

また、平日の7時間授業、土曜授業、朝テスト、放課後学習などがあり、大学附属校でありながら学習量は比較的多めです。東洋大学への推薦進学を希望する場合にも、日々の成績や英検、模試、出席状況などを積み重ねる必要があります。

そのため、学校名や大学推薦制度だけで判断するのではなく、本人の性格、学習姿勢、将来への関心が学校の教育方針と合っているかを確認することが大切です。

自分で「なぜ」と考えることが好きな子

東洋大学京北に特に向いているのは、身近な出来事や社会の問題に対して疑問を持ち、自分なりに考えることを楽しめる子です。

哲学の授業では、正解が一つに決まらない問いについて、生徒同士で意見を交わします。

  • 友情とは何か
  • 公平と平等は同じなのか
  • 自分らしさとは何か
  • 正義は立場によって変わるのか
  • 社会の常識は本当に正しいのか

こうした問いに対して、すぐに答えを出すのではなく、理由や具体例を考え、他者の意見を聞きながら自分の考えを深めます。

知識を覚えることだけでなく、物事の背景や本質を考えることに興味がある子にとって、哲学教育は大きな魅力となるでしょう。

自分の考えを言葉で表現したい子

哲学対話、哲学エッセー、英語スピーチ、探究発表など、自分の考えを表現する機会が多い学校です。

入学時から人前で堂々と話せる必要はありません。最初は発表が苦手でも、少人数の対話や文章作成を積み重ねることで、少しずつ表現力を伸ばせます。

次のような子には、成長の機会が多い環境です。

  • 考えていることを文章にまとめるのが好きな子
  • 友人と意見を交換することに興味がある子
  • 発表やプレゼンテーションへ挑戦したい子
  • 国語の記述力や説明する力を伸ばしたい子
  • 自分の意見を持ちながら、相手の考えも尊重できる子

一方的に自分の意見を主張するのではなく、相手の話を聞き、考えを修正できる柔軟さも大切です。

人の話を素直に聞ける子

哲学教育では、話す力と同じくらい「聴く力」が重視されます。

自分とは異なる意見をすぐに否定せず、「なぜそのように考えたのか」と相手の立場を理解することが求められます。

授業、学校行事、クラブ活動でも、仲間と相談しながら進める場面が多くあります。自分の考えだけにこだわらず、周囲の意見を取り入れられる子は、学校生活の中で大きく成長できるでしょう。

毎日の学習を着実に続けられる子

東洋大学京北では、平日に7時間授業、土曜日に4時間授業が行われます。朝テスト、宿題、定期試験、英検対策などもあり、日々の学習を継続することが必要です。

短期間にまとめて勉強するよりも、毎日少しずつ課題へ取り組める子に向いています。

  • 授業で分からなかった部分をそのままにしない
  • 小テストに向けて短時間でも復習する
  • 宿題や提出物の期限を守る
  • 定期試験までの計画を立てる
  • 間違えた問題を解き直す

入学時点で完璧な学習習慣が身についていなくても、「今⇔未来手帳」、朝テスト、ASP、自習室などを活用しながら改善できます。

ただし、課題を後回しにしやすく、保護者や教員から言われるまで全く動けない状態が続くと、学習量を負担に感じる可能性があります。

学校の学習支援を自分から活用できる子

校内には、自習室、図書室、職員室前の学習スペースがあり、放課後には大学生チューターへ質問できます。ASPや長期休業中の講習も行われています。

学習支援の選択肢は充実していますが、全ての生徒が同じように利用するわけではありません。

分からない問題を自分から質問する、自習室へ足を運ぶ、必要な講習へ参加するといった行動ができる子ほど、学校の環境を十分に生かせます。

困ったときに一人で抱え込まず、教員やチューターへ相談できる子にも向いています。

東洋大学への進学に関心がある子

東洋大学京北は、東京都内にある東洋大学の附属校です。高校では、所定の基準を満たすことで東洋大学への附属校推薦を目指せます。

東洋大学には、文学、法学、経済、経営、社会、国際、観光、情報、福祉、スポーツ、理工、生命科学、食環境など、幅広い学問分野があります。

次のような子にとって、大学との連携は大きな魅力です。

  • 東洋大学に興味のある学部・学科がある子
  • 大学附属校の安心感を持ちながら学びたい子
  • 中学生のうちから大学の研究に触れたい子
  • 大学教員や大学生と関わる探究活動に興味がある子
  • 将来の進路を時間をかけて考えたい子

ただし、附属校推薦は無条件ではなく、希望する学部へ必ず進めるとは限りません。大学推薦を安心材料として持ちながらも、日々の学習を継続できることが必要です。

附属大学以外の進路にも挑戦したい子

東洋大学京北では、東洋大学への推薦だけでなく、国公立大学や早慶上理、GMARCHなどの他大学を目指す進路も用意されています。

高校では、難関大学の一般選抜を目指すクラスと、附属校推薦を含む多様な進路へ対応するクラスに分かれます。

入学時には東洋大学への進学を考えていても、中高6年間の学びを通して、別の大学や学部を志望する可能性があります。

早い段階で進路を一つに固定せず、大学附属校の環境を生かしながら、自分の可能性を広げたい子に適しています。

英語を使った交流へ挑戦したい子

東洋大学京北では、中学1年のFreshman English Camp、中学2年のBoost Up English Camp、中学3年のカナダ修学旅行と、段階的に英語を使う機会が用意されています。

最初から流暢に英語を話せる必要はありません。間違いを恐れず、身ぶりや知っている表現を使いながら、相手へ伝えようとする姿勢が重視されます。

  • 外国の文化や暮らしに興味がある子
  • 英語を実際の交流で使ってみたい子
  • ホームステイへ挑戦したい子
  • 英語スピーチやプレゼンテーションに関心がある子
  • 東洋大学の留学生と交流したい子

英語の点数を上げるだけでなく、異なる文化や価値観を持つ人と関わりたい子に向いています。

理科や数学の探究が好きな子

理数分野では、理科室での実験、KSST Jr.、東洋大学と連携した「未来の科学者育成プロジェクト」などが行われています。

身近な疑問から研究テーマを設定し、仮説、実験、分析、考察、発表までを経験できます。

教科書の内容を覚えるだけでなく、実際に確かめたい子、結果が予想と違った理由を考えることが好きな子に適した環境です。

特に次のような子は、大学との連携を生かしやすいでしょう。

  • 実験や観察が好きな子
  • 数字やデータを比較することが好きな子
  • 身近な現象に疑問を持つ子
  • 自分で研究テーマを考えてみたい子
  • 理工系や医療系の進路に関心がある子

勉強とクラブ活動を両立したい子

運動部と文化部が幅広く設けられ、男子バスケットボール部のように高い競技実績を持つクラブもあります。

一方で、平日は7時間授業があるため、学習時間を確保しながら活動する計画性が必要です。

勉強だけ、クラブだけに偏るのではなく、限られた時間を工夫しながら両方へ取り組みたい子に向いています。

大会や発表会へ向けて仲間と努力する経験、うまくいかなかった原因を考える経験は、哲学教育で養う思考力や対話力にもつながります。

落ち着いた共学校で学びたい子

学校は文京区白山の住宅や教育施設が多い地域にあり、都心にありながら比較的落ち着いた環境です。

男子校や女子校ではなく、男女が共に学ぶ中で、さまざまな考え方や個性に触れられます。

明るさや活気がありながらも、授業や学校生活では礼儀と規律を大切にする校風です。

自由度の高さだけを求めるより、一定のルールがある環境で安心して学校生活を送りたい子に向いているでしょう。

行事や委員会活動へ主体的に参加したい子

京北祭、体育祭、合唱コンクール、哲学の日などでは、生徒が準備や運営に関わります。

企画を考える、役割を分担する、意見の違いを調整する、来場者へ説明するといった経験を通して、主体性や協調性を伸ばせます。

目立つ役割だけでなく、裏方として仲間を支えることも大切です。自分にできる役割を見つけ、クラスや学校のために行動できる子は、行事を通して大きく成長できるでしょう。

東洋大学京北への適性チェック

チェック項目当てはまる場合の相性
身近なことに「なぜ」と疑問を持つ哲学教育との相性がよい
自分と違う意見も聞いてみたい哲学対話や協働学習へ取り組みやすい
文章や発表で考えを表現したい哲学エッセーや探究発表で力を伸ばせる
毎日の課題を少しずつ進められる朝テストや7時間授業の学習環境に適応しやすい
分からないことを質問できる自習室やチューター制度を活用しやすい
英語を使った交流に興味がある英語キャンプやカナダ修学旅行を楽しみやすい
大学の研究や学問へ早くから触れたい東洋大学との連携教育を生かしやすい
大学推薦と他大学受験の両方を残したい進路選択の幅が学校の特徴と合う
勉強とクラブ活動を両立したい計画的に学校生活を送ることで充実しやすい
一定の校則や生活指導がある方が安心できる落ち着いた校風に適応しやすい

全ての項目に当てはまる必要はありません。ただし、哲学教育への関心、継続的な学習への意欲、他者の意見を聞く姿勢は、入学後の学校生活を充実させるうえで特に重要です。

慎重に検討したい子の特徴

次のような希望を持つ場合は、学校説明会や授業公開で実際の教育内容を十分に確認した方がよいでしょう。

  • 大学附属校では勉強をあまりしなくてもよいと考えている子:授業時間や朝テストがあり、附属校推薦にも基準があります。
  • 自分の意見を考えたり書いたりする活動を極端に避けたい子:哲学対話、エッセー、発表の機会が多くあります。
  • 土曜日を習い事や家庭の時間として必ず空けたい子:土曜授業が行われます。
  • 細かな生活ルールがほとんどない環境を望む子:服装やスマートフォンなどには一定の決まりがあります。
  • クラブ活動を最優先にして長時間取り組みたい子:平日の授業数が多く、学習との両立が必要です。
  • 海外研修や宿泊行事へ強い抵抗がある子:英語キャンプやカナダ修学旅行が教育課程に含まれます。
  • 東洋大学以外の大学進学指導だけを最優先したい子:他大学受験にも対応しますが、附属校としての教育や行事も学校生活の重要な部分です。

これらに当てはまっても、直ちに不向きというわけではありません。本人が学校の方針を理解し、新しい活動へ挑戦する意欲があるかが重要です。

学校見学では本人の反応を大切に

東洋大学京北が本人に合うかを判断するには、保護者が教育制度を比較するだけでなく、本人が実際の学校を見てどのように感じるかを確かめる必要があります。

  • 在校生の雰囲気を心地よいと感じるか
  • 哲学の授業や対話を面白そうだと思えるか
  • 校舎、自習室、図書室を利用したいと思えるか
  • 希望するクラブの活動内容が合っているか
  • 7時間授業や土曜授業を続けられそうか
  • カナダ修学旅行へ参加したいと思えるか
  • 東洋大学の学部や大学連携に興味を持てるか

学校説明会、授業公開、オープンスクール、京北祭などへ参加し、校舎の印象だけでなく、生徒と教員の関わり方にも注目しましょう。

考える力を将来へつなげたい子に向く学校

東洋大学京北中学校に向いているのは、単に東洋大学への推薦を希望する子だけではありません。

日常の疑問を深く考え、自分の意見を持ち、他者との対話を通して考えを広げたい子に適しています。更に、英語、科学、キャリア教育、学校行事へ積極的に参加し、自分の興味や将来の可能性を見つけたい子にも魅力的な環境です。

毎日の学習を着実に続けながら、勉強、クラブ活動、行事、国際交流へ幅広く挑戦し、自分で考えて進路を選びたい子にとって、東洋大学京北中学校は相性のよい学校といえるでしょう。

まとめ|哲学教育と大学連携で未来を切り拓く共学校

東洋大学京北中学校は、東京都文京区白山にある私立の共学校です。東洋大学の創立者・井上円了の精神を受け継ぎ、建学の精神である「諸学の基礎は哲学にあり」を教育の中心に据えています。

最大の特色は、中学3年間を通して行われる独自の哲学教育です。身近な出来事や社会問題について問いを立て、友人との対話や哲学エッセーを通して、自分の考えを深めていきます。

単に知識を増やすだけでなく、異なる意見を聞き、根拠を整理し、自分の言葉で表現する力を育てる学校です。

東洋大学京北中学校の主な魅力

  • 独自の哲学教育:正解が一つに決まらない問いについて考え、対話・文章・発表を通して思考力と表現力を養います。
  • 段階的な国際教育:英語キャンプ、留学生との交流、英語スピーチ、カナダ修学旅行を通して、実際に英語を使う経験を重ねます。
  • 東洋大学との連携:大学訪問、科学探究、留学生との交流など、中学生の段階から大学の研究や学問へ触れられます。
  • 幅広い進路選択:東洋大学への附属校推薦と、国公立大学・難関私立大学への挑戦を両立できます。
  • 充実した学習支援:朝テスト、ASP、自習室、大学生チューター、長期休業中の講習などが用意されています。
  • 整った施設環境:ICT設備、図書室、理科室、自習室、人工芝グラウンド、アリーナなどを備えています。
  • 通学しやすい立地:都営三田線の白山駅から徒歩約6分で、本駒込駅など複数の駅も利用できます。

哲学・国際・キャリアを結びつけた教育

東洋大学京北の教育は、哲学の授業だけで完結するものではありません。

哲学教育で養った「問い、考え、対話する力」を、国語の記述、英語スピーチ、理科の実験、科学研究、学校行事、キャリア教育へ広げていきます。

教育の柱育てる力
哲学教育自ら問いを立て、多面的に考え、相手の意見を聞きながら判断する力
国際教育英語を使って交流し、異なる文化や価値観を尊重する力
キャリア教育現在の学習と社会とのつながりを理解し、自分の将来を考える力

何を学ぶかだけでなく、なぜ学ぶのか、学んだことを将来どのように生かすのかまで考えられることが、この学校の教育の大きな特徴です。

大学附属校でありながら学習量は多め

東洋大学への附属校推薦制度は、進路上の安心材料となります。ただし、附属校の生徒であれば無条件で進学できるわけではありません。

高校での学業成績、外部模試、英検、出席状況などをもとに選考されるため、中学入学後から日々の学習へ継続的に取り組む必要があります。

平日は7時間授業、土曜日は4時間授業があり、朝テストや宿題も行われます。大学附属校だから学習負担が軽いと考えるのではなく、学校の授業を中心に着実な学習習慣をつくる学校と捉えた方がよいでしょう。

東洋大学への推薦と他大学受験を選べる

高校では、東洋大学への推薦進学だけでなく、国公立大学や早慶上理、GMARCHなどの他大学を目指すこともできます。

2026年春には、国公立大学、早慶上理、GMARCH、理工系大学、医療系大学などへ幅広い合格実績を残しています。中高一貫生からも難関大学への合格者が出ており、本人の希望に応じた進路を選択できます。

入学時点では東洋大学への進学を考えていても、中高6年間の学びを通して新しい興味を見つけ、他大学へ挑戦することも可能です。

学校生活を充実させる多彩な行事

学校行事には、京北祭、体育祭、合唱コンクール、哲学の日などがあります。生徒は企画、準備、練習、当日の運営に関わり、仲間と協力して一つの行事をつくり上げます。

また、学年ごとに英語キャンプ、職業講演会、職場見学、大学訪問などが行われ、中学3年ではカナダ修学旅行を実施します。

教室で学んだことを実際の交流や体験へつなげることで、自分の興味や可能性を広げられます。

クラブ活動と学習の両立

運動部と文化部が幅広く設けられ、男子バスケットボール部のように高い実績を持つクラブもあります。

吹奏楽、合唱、演劇、美術、英語、理科、茶道などの文化活動も充実しており、中学校から新しい分野へ挑戦できます。

一方、平日の授業時間が長いため、クラブ活動へ参加する場合は、宿題や朝テストの準備を計画的に進めなければなりません。

自習室や大学生チューターを活用しながら、勉強とクラブ活動の両方へ真剣に取り組みたい生徒に適した環境です。

費用は中高6年間を見通して検討

現在公表されている金額を基にすると、入学初年度には制服、学用品、Chromebook、積立金などを含めて約158万円が必要です。

中学校3年間では約387万円、中高6年間では約700万~745万円が一つの目安となります。

このほか、通学定期券、昼食、クラブ活動、希望者対象の海外研修、検定、制服の買い替えなどが必要です。学費は改定される可能性があるため、受験年度の募集要項で正式な金額を確認しましょう。

入試は算数の安定した得点力が重要

一般入試は、2月1日午前・午後、2月2日午前、2月4日午前に実施されます。

2月1日午後には、算数・国語入試と算数・理科入試があり、得意教科に応じた受験方式を選べます。ただし、どちらの方式でも算数が必須です。

過去の入試では、算数の合格者平均点と受験者平均点に比較的大きな差が見られます。難問へ固執するより、計算、一行問題、割合、速さ、図形などの典型問題を正確に得点することが重要です。

国語では記述や意見作文、理科・社会では資料の読み取りや理由説明にも対応する必要があります。学校が重視する思考力や表現力は、入試問題にも反映されています。

東洋大学京北中学校が向いている子

  • 身近な出来事に疑問を持ち、「なぜ」と考えることが好きな子
  • 自分の意見を文章や発表で表現したい子
  • 相手の話を聞き、異なる考え方を尊重できる子
  • 毎日の課題や小テストへ着実に取り組める子
  • 英語を使った交流や海外体験に興味がある子
  • 科学実験や大学との探究活動へ挑戦したい子
  • 東洋大学への推薦と他大学受験の両方を選択肢に残したい子
  • 勉強、クラブ活動、学校行事をバランスよく頑張りたい子

入学前に確認したいポイント

  • 哲学対話や哲学エッセーを本人が面白いと感じるか
  • 平日の7時間授業と土曜授業を無理なく続けられるか
  • 朝テストや宿題へ計画的に取り組めるか
  • 希望するクラブの活動日数や指導方針が合っているか
  • カナダ修学旅行や英語キャンプへ前向きに参加できるか
  • 東洋大学に本人が関心を持てる学部・学科があるか
  • 中高6年間の学費と通学費を含めた資金計画に無理がないか

学校説明会や授業公開、オープンスクール、京北祭へ参加し、校舎の新しさや大学推薦制度だけでなく、授業中の生徒の様子や教員との関係にも注目しましょう。

自ら考え、対話し、未来を選ぶ6年間

東洋大学京北中学校は、大学附属校としての安心感と、他大学へ挑戦できる進路の広さを兼ね備えています。

更に、哲学教育を通して、自分で問いを立て、物事を多面的に考え、他者との対話によって考えを深める力を育てます。

英語研修、科学探究、大学連携、学校行事、クラブ活動などへ幅広く挑戦しながら、自分が何を学び、将来どのように生きたいのかを考えられる学校です。

東洋大学への推薦だけを目的とするのではなく、落ち着いた環境で確かな学力を身につけ、自分の考えを持って未来の進路を選びたい生徒にとって、東洋大学京北中学校は魅力的な選択肢となるでしょう。

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