【2026年版】東京都市大学等々力中学校の評判は?ノブレス・オブリージュと難関大進学を支える教育を徹底解説!

中学受験
  1. 学校の概要|ノブレス・オブリージュを掲げる進学重視の共学校
    1. 前身校の伝統を受け継ぐ男女共学校
    2. 男子校の東京都市大学付属中学校とは別の学校
    3. 「高潔・英知・共生」を育てる教育
    4. S特選コースと特選コースを設置
    5. 大学合格だけで終わらない6年間の教育
    6. 東京都市大学グループとのつながり
    7. 規律と活気を兼ね備えた校風
  2. アクセスと立地環境|等々力駅から徒歩圏にある落ち着いた学習環境
    1. 東急大井町線「等々力駅」から徒歩約10分
    2. 渋谷・大井町・横浜方面からも通学しやすい
    3. 複数の路線バスも利用可能
    4. 自然と住宅地が調和する等々力エリア
    5. 学校とは別に総合グラウンドを設置
    6. 学校見学では実際の通学経路を歩いて確認
  3. 教育方針とカリキュラム|S特選・特選コースで難関大学を目指す6年間
    1. 最難関国公立大学を目指すS特選コース
    2. 難関国公立大学・早慶上理を目指す特選コース
    3. S特選コースと特選コースの違い
    4. 知識を読み解き発信する「システムLiP」
    5. 実験と体験を重視する理科教育「SST」
    6. 双方向型のアクティブ・ラーニング
    7. 1人1台端末を活用したICT教育
    8. 「音読の等々力」と呼ばれる英語教育
    9. 中学3年から選択できる特選GLクラス
    10. TQノートで自学自習の習慣をつくる
    11. 理解が不十分な生徒への再指導
    12. 大学合格だけに偏らないキャリア教育
  4. 学習環境と施設設備|自学自習を支えるリテラシーセンターとICT環境
    1. 自学自習の中心となるアナライズセンター
    2. 情報収集と探究を支えるSIC
    3. 学習と休憩を支えるリテラシーセンター
    4. 1人1台のiPadを生かすICT環境
    5. ICTを活用した授業を公開する等々力ICTフェア
    6. 生徒同士の交流を生むオープンスペース
    7. ラウンジSo-Laとガーデンテラス
    8. 発表や行事に利用される「つばさホール」
    9. 多様な授業に対応する特別教室と選択教室
    10. 体育館・武道場・人工芝の校庭
    11. 部活動を支える総合グラウンド
    12. 中学生の学校生活を支える給食
    13. カウンセリングルーム「ひだまり」
    14. 登下校や自習室利用を知らせる安全管理システム
    15. 自然光や風を取り入れた環境配慮型の校舎
    16. 目的に応じて学ぶ場所を選べるキャンパス
  5. 学校生活と行事|藍桐祭や体験行事を通して人間性を育てる学校生活
    1. 中学1年のオリエンテーション合宿
    2. 中学3年のステージアップ合宿
    3. 中学2年の「自己発見と共生の旅」
    4. 中学3年間の集大成「平和と命の旅」
    5. 生徒がつくり上げる文化祭「藍桐祭」
    6. 中学生はスポーツ大会でクラスの団結を深める
    7. 全学年で走るTodoroki Run Festa
    8. クラスで一つの音楽をつくる合唱コンクール
    9. 英語を実際に使うコンテストと研修
    10. 芸術や伝統文化に触れる鑑賞行事
    11. 社会課題を自分事として考える「WFPの日」
    12. 日頃の学びを発表するLiP大会
    13. 季節ごとにメリハリのある年間行事
    14. 行事を通してノブレス・オブリージュを実践する
  6. クラブ活動|学習と両立しながら個性や協調性を伸ばす多彩な活動
    1. 中学生が参加できる主なクラブ
    2. 全国大会で実績を残す舞チア部
    3. 都大会で活躍する陸上競技部
    4. 自主性を重視するサッカー部
    5. 男女それぞれに活動する球技系クラブ
    6. 日本の武道や伝統に触れる弓道部・剣道部
    7. 舞台発表の機会が多い吹奏楽部・太鼓部・合唱部
    8. 大学連携やものづくりにも取り組む理科部
    9. 興味を仲間と共有できる鉄道研究部
    10. 芸術や創作を楽しめる文化部
    11. 地域や社会へ関わるインターアクト委員会
    12. 総合グラウンドを活用できる運動環境
    13. 学習と部活動を両立する環境
    14. 入学前に確認しておきたいポイント
  7. 進学実績と卒業後の進路|難関大学への現役合格力と東京都市大学への付属進学制度
    1. 2026年春は東京大学2名をはじめ国公立大学49名
    2. 早慶上理・ICUに現役205名
    3. GMARCHにも現役410名
    4. 理工系大学への合格実績も充実
    5. 医歯薬獣看護系にも幅広い進路
    6. 東京都市大学への付属進学制度
    7. 付属校でありながら外部大学進学が中心
    8. 海外大学への進学実績
    9. 授業の完全消化と自学自習を基本とする進学指導
    10. 学力と志望校に応じた多段階のサポート
    11. 中学校段階から将来の進路を考える
    12. 合格実績を見る際の注意点
  8. 学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間を見据えた費用
    1. 中学1年次の主な納入金
    2. 初年度納入金は年4回に分けて支払う
    3. 制服・体操着・靴などに約20万円
    4. 中学校では給食費も納入金に含まれる
    5. ICT教育費には端末環境や学習サービスの費用が含まれる
    6. クラブ活動や希望制プログラムには別途費用がかかる
    7. 海外長期留学を選ぶ場合は大きな追加費用が必要
    8. 高校進学後も年間100万円を超える費用がかかる
    9. 中高6年間では800万円前後を一つの目安に
    10. 東京都市大学へ進学する場合は大学4年間も見通す
    11. 成績優秀者を対象とした特別奨学生制度
    12. 家計が急変した家庭への支援制度
    13. 学費を確認する際のポイント
  9. 入試情報と合格の目安|多様な入試方式を生かした受験戦略
    1. 2027年度中学入試の日程
    2. 2027年度入試の主な変更点
    3. 第1回特選入試は2月1日午前の4科入試
    4. S特選を目指す2月1日・2日午後入試
    5. 2科型と4科型は得意科目だけで決めない
    6. 2月3日はS特選と特選の双方を目指せる
    7. 2027年度から新設される英語選択型
    8. 英語選択型に向いている受験生
    9. 知識量だけでは測れないアクティブラーニング型入試
    10. アクティブラーニング型入試の準備
    11. 帰国生入試は12月10日に実施
    12. 合格の目安となる偏差値
    13. 過去の合格最低点は6割台が中心
    14. 複数回受験を前提にした出願戦略
    15. 2月1日の午前・午後連続受験には注意
    16. 過去問題と入試問題説明会を活用する
    17. 合格へ向けて重視したいポイント
  10. 併願校パターン|世田谷・目黒エリアを中心としたチャレンジ・標準・安全校
    1. 併願校を選ぶ際の基本的な考え方
    2. 東京都市大学等々力中学校を中心とした主な併願候補
    3. 2月1日の併願パターン
    4. 2月2日の併願パターン
    5. 2月3日の併願パターン
    6. 2月4日以降の受験
    7. 男子の代表的な併願例
    8. 女子の代表的な併願例
    9. 東京都市大学等々力を第一志望とする場合
    10. S特選コースを目指す場合の考え方
    11. 安全校は2月1日より前にも確保する
    12. 併願校を最終決定する際の確認項目
  11. 在校生・保護者の声|熱心な学習指導と活気ある学校生活への評価
    1. 先生が熱心で質問しやすい
    2. 自習室が充実し、放課後も勉強しやすい
    3. TQノートで時間管理の習慣が身につく
    4. 周囲の生徒から刺激を受けやすい
    5. 課題や小テストが多く、学習面は決して楽ではない
    6. 学力に応じたコース環境への期待
    7. 藍桐祭や学校行事は生徒の活気が伝わる
    8. クラブ活動にも本気で取り組める
    9. 共学校らしい自然な交流がある
    10. 帰国生や英語が得意な生徒も学びやすい
    11. 保護者にとって安心感のある安全管理
    12. 保護者から見た学校の魅力
    13. 入学後に負担を感じやすい点
    14. 口コミだけでなく本人が学校を見て判断する
    15. 学習への意欲がある家庭から高く評価されやすい学校
  12. この学校に向いている子の特徴|高い目標を持ち主体的に努力できる子
    1. 難関大学を目指して努力を続けられる子
    2. 計画を立てて学習する習慣を身につけたい子
    3. 分からないことを自分から質問できる子
    4. 知識を覚えるだけでなく、自分で考えることが好きな子
    5. 幅広い教科をバランスよく学びたい子
    6. 理科・情報・ICTに関心がある子
    7. 英語力を伸ばし、海外へ視野を広げたい子
    8. 規律を守りながら自立を目指せる子
    9. ノブレス・オブリージュの精神に共感できる子
    10. 共学環境で多様な仲間と切磋琢磨したい子
    11. 勉強とクラブ活動の両方に取り組みたい子
    12. 失敗を振り返り、次の行動へつなげられる子
    13. 特選コースでも学校へ通いたいと思える子
    14. 入学を慎重に検討したい子
    15. 学校との相性を確かめるための確認項目
    16. 東京都市大学等々力中学校に向いている子のまとめ
  13. まとめ|高い学力と責任ある人格を育てる躍進中の共学校
    1. S特選・特選コースで難関大学を目指す
    2. 自ら考え、表現する力を育てる独自教育
    3. 自学自習を支える学習環境
    4. 進学実績と東京都市大学への付属進学
    5. 藍桐祭やクラブ活動も充実
    6. 東京都市大学等々力中学校の主な魅力
    7. 入学前に確認しておきたい点
    8. 東京都市大学等々力中学校に向いている家庭
    9. 学校説明会や藍桐祭で相性を確認しよう
    10. 学力と人間性を共に伸ばしたい子に適した学校

学校の概要|ノブレス・オブリージュを掲げる進学重視の共学校

東京都市大学等々力中学校は、東京都世田谷区等々力にある私立の男女共学・中高一貫校です。学校法人五島育英会が運営する東京都市大学グループの一校で、東京都市大学との連携を生かしながら、難関大学進学に対応する学力と、社会に貢献できる豊かな人間性を育てています。

教育の中心に据えられているのが、「ノブレス・オブリージュ」の精神です。これは、恵まれた能力や環境を自分のためだけに使うのではなく、その力を社会や他者のために役立てる責任を持つという考え方です。

学校では、この理念のもと、「高潔」「英知」「共生」の精神を備えたグローバルリーダーの育成を目指しています。単に大学合格を目標とするのではなく、高い学力を身につけた人ほど社会への責任を自覚し、周囲の人々と協力しながら行動することが大切だと考えられています。

前身校の伝統を受け継ぐ男女共学校

東京都市大学等々力中学校・高等学校の前身は、東急グループの礎を築いた五島慶太によって創立された東横女子商業学校です。その後、校名や教育内容の変更を経て、2009年に現在の「東京都市大学等々力中学校・高等学校」へ改称しました。

2010年には共学部を設置し、長年にわたる女子校としての歴史から、男女が共に学ぶ進学重視の中高一貫校へと大きく転換しました。現在は共学校として、男子生徒と女子生徒が互いの考え方や個性を認め合いながら、授業、行事、クラブ活動に取り組んでいます。

共学化以降は、教育プログラムや学習支援体制、入試制度の改革を進め、難関大学への進学実績を伸ばしてきました。伝統ある学校の教育理念を受け継ぎながら、時代の変化に対応する新しい教育へ積極的に取り組んでいる学校です。

男子校の東京都市大学付属中学校とは別の学校

東京都市大学グループには、世田谷区成城にある東京都市大学付属中学校もありますが、東京都市大学等々力中学校とは別の学校です。

学校名所在地男女区分
東京都市大学等々力中学校東京都世田谷区等々力男女共学
東京都市大学付属中学校東京都世田谷区成城男子校

いずれも東京都市大学グループに属しますが、校風、教育課程、入試日程、募集区分は異なります。学校説明会や募集要項を確認する際には、学校名に「等々力」が付いているかどうかを確かめることが大切です。

「高潔・英知・共生」を育てる教育

東京都市大学等々力中学校では、大学進学に必要な学力だけでなく、将来どのような人間として社会に関わるかを重視しています。

「高潔」とは、自分の行動に責任を持ち、正しいと考えることを誠実に実行する姿勢です。学校生活では、挨拶、時間管理、身の回りの整理、他者への配慮など、日常の基本的な行動も人格形成の一部として大切にされています。

「英知」とは、多くの情報や知識の中から必要なものを選び、自分で考えて判断する力です。知識を覚えるだけでなく、文章を読み解き、情報を分析し、根拠を持って自分の考えを表現する力を育てます。

「共生」とは、異なる立場や価値観を持つ人を理解し、協力して課題に取り組む姿勢です。男女共学の環境や学校行事、グループ学習、海外研修などを通して、多様な人々と関わる力を身につけます。

教育の柱育成を目指す力
高潔高い志を持ち、自分の行動に責任を持つ力
英知情報を分析し、自ら考えて意思決定する力
共生他者を尊重し、社会のために協力して行動する力

S特選コースと特選コースを設置

中学校では、目標とする進路に応じて、「S特選コース」「特選コース」が設けられています。

S特選コースは、東京大学、京都大学、東京科学大学、一橋大学をはじめとする最難関国公立大学への現役合格を目指すコースです。国語、数学、英語、理科、社会を幅広く学び、早い段階から高度な思考力や表現力を育てます。

特選コースは、難関国公立大学や早慶上理などの難関私立大学への現役合格を目標とします。基礎学力を確実に定着させた上で、発展的な内容へ段階的に進み、生徒一人ひとりの成長に応じた学力向上を目指します。

コース主な目標学習上の特色
S特選コース東大、京大、東京科学大、一橋大などの最難関国公立大学先取り学習と発展的な演習を通して、高い思考力と表現力を育成
特選コース難関国公立大学、早慶上理などの難関私立大学基礎の徹底と質の高い授業を通して、難関大学への現役合格を目指す

コースが異なっても、東京都市大学等々力中学校が重視する人格教育や学校行事、クラブ活動、グローバル教育などの基本的な教育方針は共通しています。学力だけに偏るのではなく、幅広い教科を学び、心身ともにバランスよく成長することが目指されています。

大学合格だけで終わらない6年間の教育

東京都市大学等々力中学校では、中高6年間を、大学受験の準備期間だけではなく、将来の生き方を考える重要な期間と位置づけています。

学校が目指すのは、自分で時間を管理できる人、他者を理解して行動できる人、目標に向けて努力できる人、自分の考えを堂々と発表できる人、社会へ貢献する意志を持つ人です。

そのため、通常の教科学習に加え、キャリア教育、探究活動、国際交流、宿泊行事、文化祭、クラブ活動など、多様な経験が用意されています。学んだ知識を実際の社会や人との関わりの中で活用し、自分の価値観や将来像を形成していきます。

進学指導では、毎日の授業内容を確実に理解することと、自学自習の習慣を身につけることを基本としています。先生に教えてもらうだけでなく、自分で学習計画を立て、必要な課題を見つけて取り組める生徒へ成長することを目指します。

東京都市大学グループとのつながり

東京都市大学等々力中学校は、東京都市大学を中心とする教育グループの一校です。大学との連携行事や出張授業などを通して、大学で行われている研究や専門分野に触れる機会があります。

東京都市大学には、理工学、建築都市デザイン、情報工学、環境、メディア情報、都市生活、人間科学、デザイン・データ科学など、理系・文系の枠を越えた幅広い学問分野があります。

高校卒業時には、東京都市大学への併設校推薦制度を利用できる可能性があります。一方、学校の中心的な進路目標は国公立大学や難関私立大学への現役合格であり、付属大学への進学だけに進路が限定されているわけではありません。

大学グループ校としての教育資源を活用しながら、本人の希望に応じて幅広い大学を目指せることが特徴です。

規律と活気を兼ね備えた校風

学校生活では、自由に行動することだけでなく、自分を律することも重視されています。挨拶、時間を守ること、使用した場所を整えることなど、日々の基本的な習慣を積み重ねながら、自立した生活態度を身につけます。

一方、藍桐祭や体育祭、合唱コンクール、クラブ活動などでは、生徒が主体となって企画や運営に関わります。学習面では高い目標に向かって努力しながら、行事やクラブ活動にも熱心に取り組む、活気のある校風です。

共学化以降に入学した生徒たちが新しい学校文化を築いてきたこともあり、伝統を守るだけでなく、生徒や教員が学校を更に発展させようとする前向きな雰囲気があります。

  • 学校区分:私立・男女共学の中高一貫校
  • 所在地:東京都世田谷区等々力
  • 設置者:学校法人五島育英会
  • 教育理念:ノブレス・オブリージュとグローバルリーダーの育成
  • 教育の柱:高潔・英知・共生
  • 中学校のコース:S特選コース・特選コース
  • 主な特色:難関大学進学指導、自学自習力の育成、人格教育、グローバル教育、大学連携

東京都市大学等々力中学校は、難関大学への現役合格を目指す進学指導と、社会に貢献できる人格を育てる教育を両立させている学校です。

高い目標に向かって学習を続けたい子、共学環境の中で多様な仲間と切磋琢磨したい子、学力だけでなく責任感や行動力も身につけたい子にとって、充実した6年間を過ごしやすい学校といえるでしょう。

アクセスと立地環境|等々力駅から徒歩圏にある落ち着いた学習環境

東京都市大学等々力中学校は、東京都世田谷区等々力8丁目にあり、最寄り駅は東急大井町線「等々力駅」です。等々力駅から学校までは徒歩約10分で、駅から歩いて通学しやすい立地にあります。

東急大井町線は、大井町、自由が丘、二子玉川方面を結ぶ路線です。東京都区部だけでなく、神奈川県方面からも通学経路を組み立てやすく、世田谷区、目黒区、大田区、品川区、川崎市、横浜市など、比較的広い地域から生徒が通学できます。

学校周辺は、緑の多い落ち着いた住宅地です。利便性の高い都市部にありながら、繁華街のような騒がしさは少なく、生徒が日々の学習や学校生活に集中しやすい環境となっています。

東急大井町線「等々力駅」から徒歩約10分

学校の最寄り駅である等々力駅からは、住宅街の中を通って徒歩約10分です。中高6年間にわたって通学することを考えると、駅から学校までの距離が比較的短いことは大きな利点です。

朝の登校時だけでなく、クラブ活動や自習を終えた後の下校時にも、駅まで長時間歩かずに済みます。雨天時や荷物が多い日にも、通学時の負担を抑えやすいでしょう。

項目内容
所在地東京都世田谷区等々力8丁目10番1号
最寄り駅東急大井町線「等々力駅」
駅からの距離徒歩約10分
主な通学方面世田谷・目黒・大田・品川方面、川崎・横浜方面など
来校時の注意校内に来校者用駐車場はないため、公共交通機関を利用

渋谷・大井町・横浜方面からも通学しやすい

学校が公表している等々力駅までの所要時間の目安は、渋谷駅と大井町駅からそれぞれ約20分、横浜駅と川崎駅からそれぞれ約30分、東京駅から約35分です。

あざみ野駅方面からは約15分、町田駅方面からは約40分が目安とされており、東京都内だけでなく、神奈川県内からも通学を検討できます。

主な駅等々力駅までの所要時間の目安
渋谷駅約20分
大井町駅約20分
横浜駅約30分
川崎駅約30分
東京駅約35分
あざみ野駅約15分
町田駅約40分
所沢駅・志木駅約55分

これらは乗り換え時間を含まない目安です。実際の通学時間は、利用する路線、乗り換え回数、待ち時間、朝の混雑状況によって変わります。

受験校として検討する際には、自宅から等々力駅までの電車の所要時間だけでなく、乗り換えや駅から学校までの徒歩時間も含めて確認することが大切です。

複数の路線バスも利用可能

学校周辺には複数の東急バス路線が通っており、鉄道だけでなく、目黒、渋谷、二子玉川、成城学園前方面などから路線バスを利用することもできます。

系統主な運行区間学校付近の停留所
黒02系統目黒駅-二子玉川駅都市大等々力キャンパス前
渋82系統渋谷駅-等々力玉川警察署前
等11系統等々力-桜小学校玉川警察署前
等12系統等々力-成城学園前駅玉川警察署前
東98系統東京駅-等々力操車所都市大等々力キャンパス東

自宅の場所によっては、駅で電車を乗り換えるよりも、路線バスを利用した方が通学しやすい場合があります。一方、道路の混雑によって所要時間が変わりやすいため、バス通学を考える場合は、平日の登校時間帯に実際の運行状況を確認しておくと安心です。

自然と住宅地が調和する等々力エリア

学校が位置する世田谷区の玉川地域には、多摩川や国分寺崖線、東京都指定名勝の等々力渓谷など、都内では貴重な自然が残されています。緑の多い住宅地が広がり、都市部の利便性と穏やかな住環境を併せ持つ地域です。

等々力駅周辺には、玉川総合支所や玉川警察署などの公共施設があり、学校周辺は住宅や教育施設を中心とした街並みです。駅から学校までの経路も、商業地の中心を長く歩くというより、比較的落ち着いた地域を通る形になります。

学校生活では、授業、補習、自習、クラブ活動などによって帰宅時間が遅くなることもあります。通学経路の安全性を確認する際は、昼間だけでなく、夕方の明るさや交通量も見ておくと、入学後の生活をイメージしやすいでしょう。

学校とは別に総合グラウンドを設置

東京都市大学等々力中学校・高等学校は、校舎とは別に、世田谷区鎌田に総合グラウンドを設けています。総合グラウンドには、野球場、テニスコート、多目的グラウンド、クラブハウスなどが整備されています。

総合グラウンドへは、東急田園都市線「二子玉川駅」から路線バスを利用できます。「都市大総合グラウンド前」停留所で下車する場合はすぐ、「吉沢」停留所からは徒歩約5分です。

一部の体育活動や運動部では、校内施設だけでなく総合グラウンドを利用する場合があります。運動部への入部を考えている受験生は、活動場所や移動方法、終了時刻についても学校説明会などで確認しておくとよいでしょう。

学校見学では実際の通学経路を歩いて確認

中高一貫校では、同じ通学経路を原則として6年間利用します。乗車時間が短くても乗り換えが多い経路や、朝の混雑が激しい経路では、毎日の負担が大きくなることがあります。

  • 自宅から等々力駅までの所要時間
  • 電車やバスの乗り換え回数
  • 朝の通勤・通学時間帯の混雑状況
  • 等々力駅から校門までの徒歩経路
  • クラブ活動や自習後の帰宅時間
  • 災害や交通障害が起きた場合の代替経路

学校説明会や藍桐祭へ参加する際には、実際に通学で利用する予定の経路を使うと、所要時間や乗り換えの負担を具体的に確認できます。

東京都市大学等々力中学校は、等々力駅から徒歩約10分という通学のしやすさと、緑の多い落ち着いた周辺環境を兼ね備えています。東京都内の各地域に加え、川崎・横浜方面からも通学を検討しやすく、学習やクラブ活動に集中できる立地環境が魅力です。

教育方針とカリキュラム|S特選・特選コースで難関大学を目指す6年間

東京都市大学等々力中学校では、教育理念である「ノブレス・オブリージュ」のもと、難関大学への進学に必要な学力と、社会の中で責任ある行動を取れる人間性を育てています。

中学校では、特定の教科だけに授業時間を偏らせるのではなく、国語、数学、英語、理科、社会、芸術、体育などを幅広く学びます。高い進学実績を目指しながらも、知識、感性、体力、協調性をバランスよく伸ばすことが、同校のカリキュラムの基本です。

学習面では、最難関国公立大学を目指す「S特選コース」と、難関国公立大学や早慶上理を目指す「特選コース」を設置しています。どちらのコースでも中高一貫教育の利点を生かした先取り学習を行い、高校後半で大学入試演習に十分な時間を確保します。

最難関国公立大学を目指すS特選コース

S特選コースは、東京大学、京都大学、東京科学大学、一橋大学、その他の旧帝国大学などへの現役合格を目標とするコースです。

主要教科では、使用する教材、学習する時期、目標とする到達度を定めたシラバスに沿って授業を進めます。単に授業の進度を速めるのではなく、どの時期までに何を習得するかを明確にし、基礎事項の定着から発展的な問題演習へ段階的に進みます。

「S特選」の「S」には、「Super」だけでなく、「Science」と「Sports」の意味も込められています。高度な学力を身につけるだけでなく、科学的な思考力を養い、体育やクラブ活動にも取り組む文武両道の姿勢を重視しています。

  • 目標大学:東京大学、京都大学、東京科学大学、一橋大学、その他の旧帝国大学など
  • 学習の特色:シラバスに基づく計画的な先取り学習
  • 育成する力:論理的思考力、記述力、表現力、課題解決力
  • 主な支援:小論文対策、予備校講座、個別指導、合宿講座、登校講座
  • 進路方針:文系選択者も数学を継続して学ぶ教育課程

最難関国公立大学では、英語や数学だけでなく、国語、理科、地理歴史・公民を含む幅広い学力が必要です。そのため、S特選コースでは、中学校段階から苦手教科をつくらず、複数の教科を高い水準で学ぶことが求められます。

難関国公立大学・早慶上理を目指す特選コース

特選コースは、東京外国語大学、横浜国立大学、筑波大学などの難関国公立大学や、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などへの現役合格を目標とします。

基礎学力を確実に定着させた上で、先取り学習と発展的な演習を進めます。学校の公式カリキュラムでは、高校2年次までに英語・国語・数学の高校課程を終え、その後は大学入試問題の演習へ進む方針が示されています。

国公立大学の大学入学共通テストや二次試験、難関私立大学の入試に対応できるよう、記述問題、小論文、個別試験対策なども行われます。

  • 目標大学:難関国公立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学など
  • 学習の特色:基礎の徹底と先取り学習を組み合わせた授業
  • 高校後半:大学入試問題を用いた実践的な演習
  • 主な支援:小論文対策、予備校講座、個別指導、合宿講座、登校講座
  • 進路方針:国公立大学と難関私立大学の双方に対応

S特選コースと特選コースの違い

項目S特選コース特選コース
主な目標東大、京大、東京科学大、一橋大、その他の旧帝国大学難関国公立大学、早慶上理など
授業の特徴明確なシラバスに基づく高度で計画的な学習基礎を固めながら発展的な内容へ進む先取り学習
重視する力高度な論理的思考力、記述力、複数教科を横断する総合力確かな基礎学力、応用力、大学入試への対応力
共通する教育ノブレス・オブリージュ教育、LiP、SST、ICT、英語教育、TQノート、行事、クラブ活動

両コースは目標とする大学や授業の到達水準に違いがありますが、学校が重視する人格教育、グローバル教育、自学自習力の育成は共通しています。

どちらのコースでも、学校から与えられた課題をこなすだけでなく、自分の弱点を把握し、必要な学習を自ら進める姿勢が求められます。

知識を読み解き発信する「システムLiP」

中学校では、独自のリテラシー教育である「システムLiP」を週1時間設けています。

「LiP」は、Literacy(リテラシー)Presentation(プレゼンテーション)を組み合わせた名称です。文章や資料を正確に読み解く力と、自分の考えを他者へ分かりやすく伝える力を育てます。

ワークショップや話し合い、発表などを取り入れながら、情報を集め、整理し、根拠を示して説明する一連の力を身につけます。国語だけに限らず、理科や社会の資料読解、探究活動、大学入試の記述問題や総合型選抜にもつながる学びです。

  • 文章の要点や筆者の主張を正確に読み取る
  • 複数の資料から必要な情報を選び出す
  • 情報を比較し、自分の考えを組み立てる
  • 根拠を示しながら文章にまとめる
  • 相手を意識して発表や説明を行う
  • 他者の意見を聞き、自分の考えを見直す

難関大学入試では、覚えた知識をそのまま答えるだけでなく、文章、表、グラフなどを読み取り、自分の言葉で説明する力が求められます。システムLiPは、その土台を中学校段階から築く取り組みです。

実験と体験を重視する理科教育「SST」

理科教育では、「SST(Super Science Todoroki Program)」を展開しています。中学1・2年を中心とする初期段階では、実験やフィールドワークなど、実体験を伴う学びを重視しています。

教科書に書かれた結論を先に覚えるのではなく、実際の現象を観察し、疑問を持ち、結果から法則や仕組みを考えます。その後の学年では、体験によって得た知識を基に、論理を組み立て、より高度な科学的考察へと発展させます。

東京都市大学との連携による最先端科学講座や環境学習など、大学の研究に触れる機会があることも、大学グループ校ならではの特色です。

段階主な学び
中学前半実験、観察、フィールドワーク、教科横断型の体験学習
中学後半以降体験から得た知識を基にした論理の構築、考察、発表
大学連携東京都市大学の研究や専門分野に触れる科学・環境学習

理科が得意な生徒は興味を更に深められ、暗記中心の理科に苦手意識を持つ生徒も、実際に手を動かすことで理解のきっかけを得やすいでしょう。

双方向型のアクティブ・ラーニング

授業では、教員が一方的に説明し、生徒が板書を写すだけの形式ではなく、質問、対話、グループ活動、発表などを取り入れたアクティブ・ラーニングを重視しています。

自分の意見を話すだけでなく、相手の意見を聞き、その考えの背景を理解することも学習の一部です。異なる意見を比較し、自分の考えを修正する経験を通して、論理的思考力、コミュニケーション能力、共感力を育てます。

これは、学校が掲げる「英知」と「共生」を、日々の授業の中で実践する取り組みでもあります。

1人1台端末を活用したICT教育

生徒は1人1台のiPadを使用し、教材の閲覧、課題の提出、意見の共有、プレゼンテーション、動画視聴などに活用します。ICTは主要教科だけでなく、実技教科、行事、クラブ活動にも広く取り入れられています。

教科によっては、授業前に動画を視聴して基本事項を学び、教室では話し合いや発展的な課題に取り組む反転学習も行われています。

例えば歴史の授業では、事前に授業動画を見て予習し、確認テストを受けた上で、授業中に単元の問いについて考えます。学習後には自己評価や相互評価を行い、学び方そのものを振り返ります。

情報の授業では、オンライン教材を利用したプログラミング学習も行われています。HTMLやCSSを用いたWebページ制作などに取り組み、完成した作品を発表し合う機会もあります。

  • 授業動画を利用した予習・復習
  • 課題やノートのオンライン提出
  • クラス内での意見や資料の共有
  • プレゼンテーション資料の作成
  • プログラミングやWebページ制作
  • 自己評価・相互評価による学習の振り返り

ICT機器を使うこと自体が目的ではなく、教室での対話や思考に使える時間を増やし、生徒一人ひとりの学習状況に応じた指導を行うための道具として活用されています。

「音読の等々力」と呼ばれる英語教育

英語教育では、語彙、文法、読解に加え、音読を4技能の基礎として重視しています。オーバーラッピング、シャドーイング、レシテーションなどを授業に取り入れ、英語の音やリズムを身につけながら、聞く力と話す力を伸ばします。

家庭学習でも録画やAIによる測定を活用し、学校は週100回、年間3,500回の音読を一つの目標として掲げています。繰り返し声に出すことで、英文を前から理解する力や、自然に英語を使う感覚を育てます。

放課後には、ネイティブ教員や留学生と自由に会話できる「English Salon」が開かれています。このほか、オンライン英会話、イングリッシュ・サマーコース、グローバル・スタディーズ・プログラムなど、希望に応じて英語を実際に使える機会が用意されています。

取り組み主な内容
等々力音読メソッド音読、シャドーイング、レシテーションを通して4技能の基礎を育成
English Salon放課後にネイティブ教員や留学生と英会話
オンライン英会話全学年の希望者を対象とした実践的な会話学習
サマーコース中学1・2年の希望者がオールイングリッシュの環境で学習
海外研修語学、異文化理解、医療・理系分野の探究を組み合わせたプログラム

中学3年から選択できる特選GLクラス

英語力が高く、海外留学や国際的な進路に関心を持つ生徒を対象として、中学3年から「特選GLクラス」が設けられています。

特選GLクラスは、S特選コースと特選コースから希望者を募集し、英語力などを確認した上で選考される英語アドバンスクラスです。適用には、中学2年修了時までに英検3級を取得することが最低条件とされています。

高校1年次の長期留学を希望する場合は、中学3年修了時までに英検準2級を取得することが最低条件です。留学先はオーストラリアまたはカナダで、オーストラリアは高校1年の7月から約1年間、カナダは9月から約10か月間のプログラムとなっています。

帰国後は高校2年へ進級し、留学経験や英語資格を生かした難関大学・海外大学への進学を目指します。

特選GLクラスは、中学校入学時から分かれている第三のコースではありません。S特選・特選のいずれかで学びながら、中学3年進級時に条件を満たした希望者が選考を受ける仕組みです。

TQノートで自学自習の習慣をつくる

東京都市大学等々力中学校では、学習内容だけでなく、時間を管理する力も教育の重要な要素としています。

生徒は入学時から「TQノート」を使用し、授業、宿題、家庭学習、クラブ活動などの予定を記入します。「TQ」はTime Questを意味し、限られた時間をどのように使うかを自分で考える取り組みです。

計画を立てるだけでなく、実際にどこまで進められたかを振り返り、必要に応じて計画を修正します。先生や保護者にすべて管理してもらう状態から、自分で目標を設定し、行動できる状態へ段階的に移行することを目指します。

  • その日に取り組む課題を明確にする
  • 定期考査や小テストから逆算して計画を立てる
  • 学習時間とクラブ活動のバランスを考える
  • 計画と実際の行動との差を振り返る
  • 苦手科目へ取り組む時間を確保する

進度の速い中高一貫教育では、授業を受けるだけでなく、家庭学習や復習を継続することが重要です。TQノートは、難関大学受験に必要となる自学自習力を中学校段階から育てる仕組みです。

理解が不十分な生徒への再指導

先取り学習を進める一方で、学習内容を十分に理解できないまま次へ進まないよう、補習や再指導も行われています。

中学校では、夏休み、冬休み、春休みにそれぞれ3日間程度の再指導期間を設け、学習に不安のある生徒を対象に、補講、学習コーチング、個別に調整された課題などを実施します。

定期考査や日頃の学習状況を基に、苦手な単元を確認し、休暇中に集中的に復習します。進度を速めることと、つまずいた生徒を支えることの双方を意識した体制です。

大学合格だけに偏らないキャリア教育

6年間のキャリア教育では、大学名を決めることだけでなく、「なりたい自分」と「社会の中であるべき自分」について考えます。

中学校では、自分や他者の命、コミュニケーション、社会との関わりなどをテーマに学びます。学年が上がるにつれて、職業、社会課題、リーダーシップ、アントレプレナーシップなどへ学びを発展させます。

最終的には、自分の関心から研究テーマを見つけ、調査、考察、発表を行うプロジェクト型学習へつなげます。

段階主なテーマ
自己理解自分の興味や価値観を知り、他者との違いを理解する
社会理解働くことや社会課題について考え、社会との関わりを学ぶ
進路決定将来像と学びたい分野を結びつけ、大学・学部を選択する

東京都市大学等々力中学校のカリキュラムは、難関大学への現役合格を目指す先取り学習だけで構成されているわけではありません。

システムLiPによる読解・表現、SSTによる科学的探究、音読を中心とした英語教育、ICTを活用した主体的な授業、TQノートによる時間管理を組み合わせ、生徒が自分で学び続ける力を育てています。

授業の進度や課題量に対応する努力は必要ですが、高い目標を持ち、学校の学習支援を活用しながら、自らの力を伸ばしたい生徒にとって、充実した6年間を過ごせる教育環境といえるでしょう。

学習環境と施設設備|自学自習を支えるリテラシーセンターとICT環境

東京都市大学等々力中学校のキャンパスは、第1校舎、第2校舎、体育館、武道場、TLC、人工芝の校庭で構成されています。授業を受けるための教室だけでなく、自習、読書、グループ学習、発表、休憩など、生徒が目的に応じて場所を選べるように設計されていることが特徴です。

校舎の設計には、学校が掲げる「ノブレス・オブリージュとグローバルリーダーの育成」という教育理念が反映されています。開放的なオープンスペースや吹き抜けを取り入れ、生徒同士が自然に交流できる一方、集中して学習するための個別型自習室も用意されています。

中高一貫校として6年間を過ごす場所だからこそ、授業、放課後学習、学校行事、クラブ活動を校内で幅広く支えられる環境が整っています。

自学自習の中心となるアナライズセンター

東京都市大学等々力中学校の学習環境を象徴する施設が、「アナライズセンター」です。周囲の視線や物音を気にせず学習しやすいキャレル型の机が設置されており、放課後の宿題、定期考査対策、大学受験に向けた学習などに利用されています。

学校によると、キャレル型自習室は毎日平均約120名の生徒が利用しています。定期考査の約2週間前には、特別教室なども自習室として開放され、250名を超える生徒が校内に残って学習することもあります。

自習室の利用時間は、中学1年生から高校2年生までは午後8時まで、高校3年生は午後9時までです。中学生もクラブ活動や補習を終えた後に校内で勉強できるため、自宅では集中しにくい生徒や、通学時間を考えて学校で課題を済ませたい生徒にとって心強い環境です。

自習環境主な特徴
アナライズセンターキャレル型の机を備え、個人で集中して学習できる自習室
SIC図書資料の利用に加え、自習机やグループ学習室を設置
特別教室定期考査前には一部を自習室として開放
ラウンジ・オープンスペース時間帯に応じて、課題や友達との学び合いに利用可能
選択教室授業時間外には自主学習の場所として利用できる場合がある

単に自習室を用意するだけでなく、生徒がその日の学習内容や自分の集中しやすい方法に応じて、複数の場所を使い分けられることが特徴です。

情報収集と探究を支えるSIC

図書館に当たる施設は、「SIC(ストラテジー・インフォメーション・センター)」と呼ばれています。書籍を借りる場所というだけでなく、必要な情報を収集し、比較し、分析するための学習拠点として位置づけられています。

館内には読書や個人学習に使える机のほか、複数の生徒で話し合えるグループ学習室も用意されています。一人で静かに資料を読む学習と、仲間と意見を出し合う協働学習の双方に対応しています。

システムLiP、理科の探究活動、キャリア教育、プレゼンテーションなどでは、インターネット上の情報だけでなく、書籍や資料を活用して根拠を確かめることが重要です。SICは、情報を集めて終わるのではなく、信頼性を判断し、自分の考えへ結びつける学びを支える施設です。

  • 授業や探究学習に必要な資料を探す
  • 複数の書籍や情報を比較する
  • 静かな環境で読書や自習を行う
  • グループ学習室で意見を交換する
  • 発表やレポートに使用する情報を整理する

すぐに答えを検索するだけでなく、複数の資料を読み解き、自分なりの結論を導く習慣を育てる場所といえるでしょう。

学習と休憩を支えるリテラシーセンター

自学自習のための施設が集まる学習支援エリアには、SICやアナライズセンターのほか、学習方法に応じた各種自習室とリフレッシュルームが設けられています。

長時間の学習では、集中し続けるだけでなく、適切に休憩を取り、気持ちを切り替えることも重要です。個人学習の空間とリラックスできる空間を近くに配置することで、生徒が自分で学習時間を管理しやすいよう工夫されています。

東京都市大学等々力中学校では、TQノートを活用して時間管理能力を育てています。施設面でも、集中して学ぶ場所、友達と相談する場所、休憩する場所を生徒自身が選び、自分に合った学習の進め方を身につけられるようになっています。

1人1台のiPadを生かすICT環境

生徒は1人1台のiPadを使用し、主要教科だけでなく、実技教科、学校行事、クラブ活動などにも活用しています。教材の閲覧や課題提出だけでなく、情報収集、動画視聴、意見共有、プレゼンテーション、自己評価など、学習のさまざまな場面で使用されます。

教科によっては、授業前に動画を視聴し、教室では話し合いや応用課題に取り組む反転学習も行われています。基礎事項の説明を自宅で確認することで、授業中には考察、質問、相互評価などに多くの時間を使えます。

情報の授業では、オンライン教材を利用し、生徒がそれぞれの進度でプログラミングを学びます。HTMLやCSSを用いたWebページ制作に取り組み、完成した作品を教室内で発表・鑑賞する活動も行われています。

ICTの活用場面主な内容
授業教材の閲覧、資料共有、調べ学習、意見交換
家庭学習授業動画の視聴、予習、復習、課題提出
プレゼンテーションスライドや動画を作成し、学習成果を発表
プログラミングオンライン教材を活用したWebページ制作など
振り返りルーブリックを用いた自己評価・相互評価
行事・部活動企画、情報共有、制作、記録などに活用

ICT機器を使うこと自体を目的とせず、情報を整理すること、考えを共有すること、学習を振り返ることに結びつけている点が特徴です。

ICTを活用した授業を公開する等々力ICTフェア

学校では、生徒や教員が日頃どのようにiPadを活用しているかを公開する「等々力ICTフェア」を開催しています。

授業見学や生徒による発表などを通して、ICTが実際の授業でどのように使われているかを確認できます。入学後の授業を具体的にイメージしたい受験生や保護者にとって、学校のICT教育を直接見られる機会です。

学校見学では、端末や電子機器の数だけでなく、生徒が自分の考えを深めるために活用しているか、教員と生徒の対話につながっているかにも注目するとよいでしょう。

生徒同士の交流を生むオープンスペース

校舎には、教室以外にも生徒が自由に使えるオープンスペースが設けられています。上下階は「風と光の吹抜」によってつながり、自然光や風を取り入れながら、生徒同士が交流しやすい空間となっています。

休み時間の会話だけでなく、放課後の課題、友達同士の教え合い、グループ活動などにも利用できます。教室の中だけで学校生活を完結させず、学年やクラスを越えて生徒が行き交うことを意識した設計です。

各校舎をコの字型に配置することで、教員が校内の様子を把握しやすく、生徒への目が届きやすいようにも配慮されています。開放感と安全性の双方を意識した校舎構成といえるでしょう。

ラウンジSo-Laとガーデンテラス

校舎の最上階には、眺望を楽しめるガーデンテラスとラウンジがあります。「ラウンジSo-La」は、高校生が昼食を取る場所として利用され、中学生も土曜日など給食のない日に利用できます。

昼食の時間以外には、生徒同士の交流や学習に使えるスペースにもなります。午後6時10分までは、ラウンジやオープンスペースなどを自習場所として利用できるため、アナライズセンターとは異なる開放的な環境で勉強することも可能です。

一人で集中したいときはキャレル型の自習室、友達と問題を確認したいときはラウンジやグループ学習室というように、目的に応じて場所を選べます。

発表や行事に利用される「つばさホール」

校内の多目的ホールは、「つばさホール」と呼ばれています。視聴覚教材を使用する授業、学年集会、講演会、発表会、学校行事など、さまざまな用途に利用されています。

東京都市大学等々力中学校では、システムLiP、探究活動、英語教育、キャリア教育などを通して、人前で自分の考えを伝える機会が多くあります。つばさホールは、学んだ内容を多くの人へ発信するための舞台となります。

発表設備の整った場所で経験を重ねることにより、生徒は声の大きさや話し方だけでなく、資料の見せ方、説明の順番、聴衆を意識した表現方法も身につけていきます。

多様な授業に対応する特別教室と選択教室

校内には、理科実験、情報、芸術、実技教科などに対応する特別教室や、多くの選択教室が用意されています。

通常の一斉授業だけでなく、大学や外部機関との連携授業、グループワーク、プレゼンテーション、講演会など、多様な教育プログラムに対応できる構成です。

机や椅子の配置を変えながら学ぶ教室では、教員の説明を聞くだけでなく、生徒同士で話し合ったり、同時に複数の発表を行ったりできます。システムLiPやアクティブ・ラーニングを支える施設として活用されています。

体育館・武道場・人工芝の校庭

校内には、体育館、武道場、人工芝の校庭があり、体育の授業やクラブ活動、体育祭に向けた練習などに使われています。

都市部の学校でありながら、日常的な運動に利用できる施設を校内に備えています。人工芝の校庭は、土のグラウンドと比べて雨天後も使用しやすく、砂ぼこりを抑えやすいことも利点です。

校内の運動施設主な用途
体育館体育の授業、屋内競技、学校行事、クラブ活動
武道場武道の授業やクラブ活動
人工芝校庭体育、屋外活動、行事やクラブ活動

運動部の一部は、校内施設に加えて、二子玉川方面にある総合グラウンドも利用します。

部活動を支える総合グラウンド

東京都市大学等々力中学校・高等学校は、学校から離れた世田谷区鎌田に総合グラウンドを設けています。学校からはシャトルバスが運行され、主に運動部の活動に利用されています。

総合グラウンドには、両翼90メートル・中堅100メートルの野球場、サッカー場に匹敵する広さの多目的グラウンド、5面のテニスコートがあります。

多目的グラウンドは、テニスコート9面分として利用することも可能です。このほか、シャワー、ロッカー、ミーティングスペースなどを備えたクラブハウスも整備されています。

総合グラウンドの施設規模・特徴
野球場1面、両翼90メートル・中堅100メートル
多目的グラウンド1面、テニスコート9面としての利用も可能
テニスコート5面
クラブハウスシャワー、ロッカー、ミーティングスペースなどを設置
移動手段学校からシャトルバスを運行

運動部への入部を考えている場合は、利用する練習場所、学校からの移動時間、活動終了後の帰宅方法なども確認しておくと、入学後の生活を具体的に想像しやすくなります。

中学生の学校生活を支える給食

中学校では給食制を導入しており、原則としてクラスメートや担任と教室で昼食を取ります。栄養バランスを考えた食事を皆で囲むことにより、食生活を支えるだけでなく、クラス内の交流を深める時間にもなっています。

毎日弁当を用意する負担を抑えられる点は、家庭にとっても安心材料です。中学生は、土曜日など給食のない日にはラウンジSo-Laを利用できます。

施設の充実度だけでなく、給食、自習場所、休憩スペースまで含めて、生徒が朝から放課後まで学校で過ごしやすい環境が整えられています。

カウンセリングルーム「ひだまり」

校内には、「ひだまり」という名称のカウンセリングルームがあります。カウンセラーは2名体制で、月曜日から金曜日まで対応し、土曜日にも不定期で相談を受け付けています。

中学生の時期は、友人関係、学習、進路、心身の変化など、さまざまな悩みを抱えやすい時期です。担任や学年の先生だけでなく、専門のカウンセラーへ相談できる場所が用意されています。

生徒だけでなく保護者も相談できるほか、学校からは「ひだまり通信」が定期的に発行されます。問題が大きくなってから対応するだけでなく、日頃から心の健康について考える体制が整えられています。

登下校や自習室利用を知らせる安全管理システム

校舎や体育館には耐震補強が施され、安全対策に関する各種マニュアルも整備されています。また、生徒の登下校や放課後の自習利用を家庭が確認できる仕組みがあります。

生徒が登下校時やアナライズセンターへの入退室時に、身分証のQRコードを所定の場所へかざすと、保護者へメールが送信されます。

クラブ活動や自習によって帰宅時間が日ごとに変わる場合でも、学校を出た時刻を家庭で把握しやすくなっています。校内には警備員も常駐し、生徒が長時間学校に残ることを前提とした安全管理が行われています。

  • 校舎・体育館への耐震補強
  • 安全対策に関する各種マニュアルの整備
  • 登下校時のQRコードによる通知
  • アナライズセンター入退室時の通知
  • 警備員の常駐
  • 教員の目が届きやすい校舎配置

自然光や風を取り入れた環境配慮型の校舎

校舎には、自然採光、自然通風、深いひさし、高断熱などの工夫が取り入れられています。屋上や壁面の緑化も進められ、都市部の学校でありながら、自然環境への配慮を意識した施設となっています。

明るさや風通しを確保することは、生徒が快適に過ごすためだけでなく、エネルギー使用を抑えることにもつながります。環境問題を知識として学ぶだけでなく、日常的に使用する校舎そのものから、持続可能な社会について考えられる設計です。

目的に応じて学ぶ場所を選べるキャンパス

目的利用できる主な施設
一人で集中して学ぶアナライズセンター、SICの自習机
友達と学び合うSICのグループ学習室、ラウンジ、オープンスペース
資料を調べるSIC、iPadを活用できる教室
発表するつばさホール、特別教室、選択教室
休憩・交流するリフレッシュルーム、ラウンジSo-La、ガーデンテラス
運動する体育館、武道場、人工芝校庭、総合グラウンド
悩みを相談するカウンセリングルーム「ひだまり」

東京都市大学等々力中学校の施設は、見た目の新しさや設備の多さだけを追求したものではありません。授業を受ける、調べる、分析する、発表する、自習する、仲間と交流するという一連の学校生活を支えるように構成されています。

特に、午後8時まで利用できるアナライズセンターをはじめ、SIC、グループ学習室、ラウンジなど、放課後の学習場所が充実していることは大きな魅力です。

高い目標に向かって自分から学習を進めたい子にとっては、学校内の施設を活用しながら、自学自習の習慣を身につけやすい環境といえるでしょう。

学校生活と行事|藍桐祭や体験行事を通して人間性を育てる学校生活

東京都市大学等々力中学校では、教科学習だけでなく、文化祭、スポーツ行事、合唱コンクール、宿泊研修、芸術鑑賞、国際交流など、多彩な学校行事が行われています。

行事は単に楽しい思い出をつくるためのものではありません。生徒が企画や準備、役割分担、発表、振り返りまでに関わることで、学校が教育の柱として掲げる「高潔・英知・共生」を実践的に学ぶ機会となっています。

学年ごとの宿泊行事には、それぞれ明確な成長目標が設けられています。中学1年では新しい学校生活の基礎を築き、中学2年では社会と他者への視野を広げ、中学3年では中学校生活の集大成として平和や命について考えます。

中学1年のオリエンテーション合宿

中学1年生は、入学直後にオリエンテーション合宿へ参加します。出身小学校や居住地域が異なる生徒たちが、宿泊生活やグループ活動を通して互いを知り、新しい仲間との関係を築く行事です。

合宿では、友達づくりだけでなく、学校生活のルール、学年目標、行事への取り組み方、学習習慣などについても学びます。東京都市大学等々力中学校では、入学当初からTQノートを使って時間管理に取り組むため、学校生活と家庭学習をどのように組み立てるかを考える機会にもなっています。

中学受験を終えたばかりの生徒にとって、中学校生活は期待と同時に不安も感じやすい時期です。数日間を仲間と過ごし、先生やクラスメートとの距離を縮めることで、安心して6年間の学校生活を始められるようにしています。

  • 新しいクラスメートとの交流
  • 学校生活のルールや目標の確認
  • 集団生活に必要な時間管理や役割分担
  • TQノートを活用した学習計画の立て方
  • 自分の考えを伝え、他者の意見を聞く活動

中学3年のステージアップ合宿

中学3年生の春には、ステージアップ合宿が行われます。中学校生活の最終学年を迎えるに当たり、これまでの成長を振り返り、高校段階へ進むための自立心と責任感を高める宿泊行事です。

2026年度は4月9日から11日にかけて実施され、中学1年のオリエンテーション合宿以来となる西湖での宿泊となりました。さまざまなプログラムを通して、個人としても学年集団としても、新しい段階へ進む意識を高めています。

中学3年生が新入生にTQノートの書き方を教える活動などもあり、自分の成長だけでなく、下級生を支える立場として行動することが求められます。年長者が持つ経験や力を周囲のために生かす姿勢は、学校が掲げるノブレス・オブリージュの実践といえるでしょう。

合宿中には自習時間も設けられ、生徒は自分の課題に向き合います。行事を楽しむだけでなく、生活面と学習面の双方で、自立・自律した中学生へ成長することが目的です。

中学2年の「自己発見と共生の旅」

中学2年生は、福島県を訪れる2泊3日の校外学習「自己発見と共生の旅」に参加します。学校が育成を目指す「高潔・英知・共生」を、実際の地域や人々との関わりの中で考える宿泊行事です。

生徒は事前学習から、福島の歴史、自然、エネルギー、震災、放射線などについて学びます。現地では関連施設の見学やフィールドワークを行い、自分たちの生活が多くの地域や人々によって支えられていることを考えます。

学んだ内容は、グループでの話し合いやプレゼンテーションへつなげます。知識を得るだけでなく、現地で見聞きしたことを整理し、自分の考えを相手に伝えるところまでが行事の一部です。

仲間と協力して行動する「共生」、資料や体験から考察する「英知」、自分の生き方を見つめる「高潔」を組み合わせた、東京都市大学等々力中学校らしい学びとなっています。

中学3年間の集大成「平和と命の旅」

中学3年生の修学旅行は、九州を巡る「平和と命の旅」です。2025年度は4日間の日程で、鹿児島、熊本、長崎、福岡を訪れました。

この旅行は、春から約半年間取り組む平和学習の集大成として位置づけられています。鹿児島の知覧では特攻隊の歴史、熊本の水俣では公害と環境問題、長崎では原爆と戦争の記憶について学びます。

現地では、資料館を見学するだけでなく、体験者や地域の人の話を聞き、フィールドワークやグループ活動にも取り組みます。複雑な問題を一つの立場から判断せず、異なる立場や背景を理解しながら、自分の考えを深めることが重視されています。

主な訪問地学習内容
鹿児島・知覧特攻隊の歴史を通して、戦争と平和について考える
熊本・水俣水俣病、公害、環境問題を複数の立場から考察する
長崎原爆や戦争体験を学び、平和を受け継ぐ責任を考える
福岡方面班別活動や交流を通して、仲間との協働を深める

修学旅行後には、学んだ成果を基にワールドピースワークショップなどを行います。体験を思い出として終わらせず、他者との対話や発表へつなげることで、平和や社会課題に対して自分ができることを考えます。

なお、中学3年の修学旅行はイギリス研修ではありません。英国研修旅行は高校2年の行事として行われており、中学校では九州を巡る「平和と命の旅」が実施されています。

生徒がつくり上げる文化祭「藍桐祭」

東京都市大学等々力中学校・高等学校の文化祭は、「藍桐祭」と呼ばれています。中学生と高校生が一緒になって学校全体を盛り上げる、年間最大規模の行事の一つです。

クラス企画、クラブ発表、研究展示、舞台発表、食品企画、ゲーム、縁日、体験型企画など、幅広い催しが行われます。2025年度には、教室内につくるジェットコースターやトロッコなどの大型企画も人気を集めました。

生徒は企画を考える段階から、予算、制作、装飾、安全管理、広報、接客、当日の運営までを分担します。限られた時間や予算の中で一つの企画を完成させるには、計画性と協調性が欠かせません。

  • クラス企画:ゲーム、縁日、体験企画、大型制作など
  • 文化部の発表:演奏、展示、研究、作品発表など
  • 舞台発表:ダンス、音楽、演劇、パフォーマンスなど
  • 食品企画:生徒が来場者を迎え、販売や運営を担当
  • 広報活動:クラス紹介動画やポスターなどを生徒が制作

準備期間には、意見の違いや作業の遅れが生じることもあります。その中で話し合い、役割を調整し、仲間と協力して完成を目指す過程が、生徒を大きく成長させます。

受験生や保護者にとっても、藍桐祭は在校生の雰囲気を知る貴重な機会です。展示の完成度だけでなく、生徒同士の関わり方、来場者への接し方、先生との距離感を見ることで、普段の学校生活をイメージしやすくなります。

中学生はスポーツ大会でクラスの団結を深める

東京都市大学等々力中学校では、高校生の体育祭とは別に、中学生を対象としたスポーツ大会が行われます。中学1年から中学3年までが参加し、クラスや学年の仲間と協力しながら競技に取り組みます。

競技で良い成績を収めることだけでなく、仲間を応援すること、自分の役割を果たすこと、最後まで諦めずに参加することが重視されています。

運動が得意な生徒だけでなく、応援、準備、進行、クラス内の声掛けなど、それぞれの形で行事へ関われます。クラス全体で目標を共有することで、普段の授業とは異なる人間関係や一体感が生まれます。

全学年で走るTodoroki Run Festa

冬には、中学1年生から高校2年生までが参加する「Todoroki Run Festa」が行われます。学年を越えて長距離走に取り組む体育行事です。

自分の記録や目標と向き合い、日頃の体育や練習の成果を発揮します。周囲と順位を競うだけでなく、苦しい場面でも最後まで走り切る忍耐力や、自分自身を律する力を育てる機会です。

走っている仲間へ声援を送り、互いの健闘をたたえることで、学校全体の一体感も生まれます。

クラスで一つの音楽をつくる合唱コンクール

中学1年から中学3年までが参加する中学校合唱コンクールも、学校生活の大切な行事です。2025年度のコンクールは、めぐろパーシモンホールで開催されました。

各クラスは、指揮者、伴奏者、パートリーダーなどを中心に練習を重ねます。声量や音程だけでなく、歌詞の意味を考え、クラス全員で表現をそろえることが求められます。

合唱は、一人の力だけでは完成しません。自分の声を出しながら周囲の声を聞き、互いの違いを調整して一つの音楽をつくる経験は、学校が重視する共生の精神にもつながります。

英語を実際に使うコンテストと研修

中学1・2年では、英語レシテーションコンテストが行われます。英文を暗唱し、発音、リズム、表現などを意識しながら発表する行事です。

日頃の音読学習で身につけた力を人前で発揮する機会となり、繰り返し練習する中で、英語の音や文章の流れを身体で覚えていきます。

このほか、中学生の希望者を対象として、イングリッシュ・サマーコース、イギリスのラグビー校でのサマーコース、オーストラリア夏季語学研修なども用意されています。

中学3年から高校2年の希望者が参加できるEmpowerment Programなど、海外の学生や多様な背景を持つ人と英語で対話する機会もあります。英語を試験科目として学ぶだけでなく、実際に他者と関わるための言語として使うことが重視されています。

芸術や伝統文化に触れる鑑賞行事

中学1年では落語教室、中学2年では歌舞伎鑑賞教室など、日本の伝統文化に触れる行事が設けられています。

授業で作品名や歴史を覚えるだけでなく、実際の舞台や表現に触れることで、話し方、音楽、衣装、演出などを総合的に味わいます。理数・英語教育に力を入れる学校でありながら、芸術や文化に触れて感性を育てる機会も大切にしています。

鑑賞前後には、作品や時代背景について学ぶことで、娯楽として楽しむだけでなく、国語、歴史、文化理解へとつなげます。

社会課題を自分事として考える「WFPの日」

中学2年では、国連WFP協会などと連携した「WFPの日」が行われています。世界の飢餓、食料問題、食品ロス、貧困などについて学ぶプログラムです。

講演を聞くだけでなく、世界の所得格差や食料配分を疑似体験するワークショップにも取り組みます。自分たちが毎日食事を取れる環境が決して当たり前ではないことを知り、社会問題と日常生活とのつながりを考えます。

問題を知って終わるのではなく、食品ロスを減らすことや支援活動など、自分たちにもできる行動を考えることが目的です。学んだ知識を社会への責任へと結びつける、ノブレス・オブリージュ教育の一例といえるでしょう。

日頃の学びを発表するLiP大会

中学3年では、学校独自のリテラシー教育で身につけた力を発揮するLiP大会が行われます。

生徒は資料を読み取り、情報を整理し、自分の主張を根拠とともに説明します。単に暗記した内容を発表するのではなく、聞き手に伝わる構成や表現を考える必要があります。

中学校段階で発表経験を重ねることで、高校での研究論文やポスターセッション、大学入試の面接・小論文、大学進学後の研究発表につながる力を育てます。

季節ごとにメリハリのある年間行事

時期中学生の主な行事
入学式、オリエンテーション合宿、命のはぐくみ、ステージアップ合宿
初夏中学スポーツ大会、ICTフェア、WFPの日
歌舞伎鑑賞教室、イングリッシュ・サマーコース、海外研修
藍桐祭、落語教室、平和と命の旅、自己発見と共生の旅
英語レシテーションコンテスト、ワールドピースワークショップ、LiP大会、Todoroki Run Festa、合唱コンクール
年度末学年末考査、中学修了式

行事を通してノブレス・オブリージュを実践する

東京都市大学等々力中学校の行事に共通しているのは、生徒が自分の楽しさだけを求めるのではなく、周囲への責任を考えて行動することです。

文化祭では来場者をもてなすこと、宿泊行事では集団のルールを守ること、スポーツ大会では仲間を応援すること、平和学習では社会の課題を自分事として考えることが求められます。

  • 高潔:自分の役割に責任を持ち、ルールや約束を守る
  • 英知:体験したことを調べ、考察し、言葉で表現する
  • 共生:異なる考えを持つ仲間と協力し、他者を尊重する

行事で経験したことは、事前学習や事後の発表、作文、プレゼンテーションなどへつなげられます。体験と教科学習を分けるのではなく、実際に見聞きしたことを次の学びへ発展させている点が特徴です。

東京都市大学等々力中学校の学校生活は、難関大学進学を目指す学習だけで構成されているわけではありません。藍桐祭、スポーツ大会、合唱、宿泊研修、社会課題を考える行事を通して、仲間と協力する力や、自分の考えを行動へ移す力を育てています。

勉強に高い目標を持ちながら、行事にも主体的に関わり、学力と人間性の双方を伸ばしたい子にとって、充実した学校生活を送りやすい環境といえるでしょう。

行事の実施時期、訪問先、対象学年、希望者向けプログラムの内容は年度によって変更される場合があります。参加を検討する際は、その年度の学校案内や年間予定を確認してください。

クラブ活動|学習と両立しながら個性や協調性を伸ばす多彩な活動

東京都市大学等々力中学校では、運動部と文化部、同好会が幅広く設けられています。公式サイトの現在の一覧では、中学生が参加できる活動として、運動系16団体、文化系11団体が掲載されています。

全国大会で実績を残す舞チア部や、都大会で活躍する陸上競技部のように高い競技目標を掲げるクラブがある一方、理科、鉄道研究、書道、茶道、箏曲、家庭科など、自分の興味をじっくり深められる文化部も充実しています。

学校が部活動を通して目指しているのは、技術や競技成績の向上だけではありません。仲間と一つの目標へ向かう中で、責任感、自主性、協調性、礼儀、最後まで努力する姿勢を育てることを重視しています。

難関大学への現役合格を目指す進学校であるため、部活動に熱心に取り組みながらも、日々の授業や家庭学習をおろそかにしない文武両道が基本となります。

中学生が参加できる主なクラブ

区分主なクラブ・同好会
運動系軟式野球部、サッカー部、男子硬式テニス部、女子硬式テニス部、女子フットサル部、女子バドミントン部、男子バレーボール部、女子バレーボール部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、バトン部、舞チア部、陸上競技部、弓道部、剣道部、卓球同好会
文化系吹奏楽部、太鼓部、書道部、茶道部、理科部、鉄道研究部、演劇部、美術部、合唱部、箏曲部、家庭科部

高校には硬式野球部と軽音楽部もありますが、これらは高校生のみを対象としています。また、部の新設、募集状況、活動形態などは年度によって変わる可能性があるため、入りたいクラブが決まっている場合は、入学年度の案内を確認する必要があります。

全国大会で実績を残す舞チア部

東京都市大学等々力中学校・高等学校を代表するクラブの一つが、女子の舞チア部です。ダンスとチアリーディングを組み合わせた演技に取り組み、全国規模の大会でも高い実績を残しています。

舞チア部は、中学生と高校生が複数のチームに分かれ、それぞれの部門で大会へ出場します。2024年の全国選手権大会では、中学校編成と高校編成の2チームが優勝し、高校チームはグランプリと文部科学大臣賞も受賞しました。

2025年の全国選手権大会でも出場チームが優勝し、2026年には全国大会へ出場した3チームがすべて入賞しています。毎年のように全国大会へ進む実力を持つ一方、華やかな舞台の裏では、基礎練習、体力づくり、演技の確認を繰り返します。

  • 音楽に合わせて正確に動く技術
  • チーム全体で動きや表情をそろえる協調性
  • 人前で堂々と表現する力
  • 安全に演技するための体力と集中力
  • 大会へ向けて練習を継続する忍耐力

一人の技術だけでは演技を完成させられないため、仲間を信頼し、自分の役割を果たす姿勢が求められます。ダンス経験者だけでなく、中学校から新しい活動に挑戦したい生徒にとっても、目標を持って努力できる環境です。

都大会で活躍する陸上競技部

陸上競技部は、男女がそれぞれの種目や自己記録の更新を目指して活動するクラブです。短距離、中長距離、リレーなど、個人の適性に応じた種目へ取り組めます。

2026年の世田谷区中学校夏季大会では男子が総合優勝し、東京都中学校総合体育大会では、中学3年生2名が男子3000メートルでそれぞれ東京都第6位、第7位に入賞しました。

陸上競技は個人競技という印象がありますが、日々の練習、リレー、大会での応援などを通して、部員同士が互いを支えます。記録や順位だけでなく、生活習慣を整え、継続して練習することも大切にされています。

運動能力に自信がある生徒は更に高い大会を目指せる一方、入学後に自分に合った種目を見つけ、少しずつ記録を伸ばしたい生徒にも適したクラブです。

自主性を重視するサッカー部

サッカー部は、「強く・逞しく」をモットーに掲げ、競技力の向上と人格形成の両方を目指しています。中学部員は50名を超え、校内の人工芝グラウンドや総合グラウンド、外部施設などを利用して活動しています。

練習では、指示されたことだけを行うのではなく、自分で考え、判断し、行動できる選手になることを重視しています。競技を通して、自立と自律を身につけることが目標です。

中学チームは、U-15リーグや中学校体育連盟の大会などに出場し、2026年度には4大会連続で支部大会へ進出しました。卒業後に大学体育会や社会人チームで競技を続ける生徒もいます。

  • 主な活動場所:校内人工芝グラウンド、総合グラウンド、外部競技場など
  • 主な大会:U-15リーグ、中体連大会、支部大会など
  • 活動の目標:競技力の向上、自主性、自立と自律、文武両道

技術だけでなく、挨拶、時間管理、道具の管理、周囲への気配りなども含め、人間として成長することが求められるクラブです。

男女それぞれに活動する球技系クラブ

バレーボール、バスケットボール、硬式テニスは、男子と女子でそれぞれクラブが設けられています。このほか、女子フットサル部や女子バドミントン部、中学生を対象とする軟式野球部などがあります。

クラブ主な特色
軟式野球部中学生のみで活動し、技術、礼儀、チームワークを育てる
男子・女子硬式テニス部基礎技術から試合形式まで取り組み、総合グラウンドのテニスコートも活用
男子・女子バレーボール部仲間と声を掛け合い、ボールをつなぐ技術と協調性を養う
男子・女子バスケットボール部中高男女のカテゴリーに分かれ、挑戦する姿勢を大切に活動
女子フットサル部限られた空間で判断し、仲間と連携する力を磨く
女子バドミントン部フットワークやラケット技術を基礎から身につける

団体競技では、個人の技術だけでなく、仲間の状況を見て判断することや、試合に出ていないときもチームを支える姿勢が必要です。勝敗を経験しながら、協力する力や気持ちを切り替える力を身につけていきます。

日本の武道や伝統に触れる弓道部・剣道部

弓道部剣道部では、競技技術に加えて、礼儀、姿勢、集中力、自分を律する心を学びます。

弓道では、的に矢を当てることだけを目的とせず、一つひとつの動作を丁寧に行い、精神を整えることが求められます。剣道でも、相手への礼を忘れず、基本動作や稽古を積み重ねます。

中学校から初めて武道に挑戦する生徒も多く、基礎から継続して練習することで技術を身につけます。学校が重視する高潔さや自律の精神とも結びつきやすい活動です。

舞台発表の機会が多い吹奏楽部・太鼓部・合唱部

音楽系の文化部には、吹奏楽部、太鼓部、合唱部、箏曲部があります。藍桐祭、定期演奏会、地域の催しなど、人前で成果を発表する機会も設けられています。

吹奏楽部では、個人の演奏技術を磨きながら、全体の音量、テンポ、表現をそろえます。一人だけが上手に演奏しても合奏は完成しないため、周囲の音を聞き、仲間と一つの音楽をつくる協調性が必要です。

太鼓部では、力強い演奏と動きをそろえ、観客へ迫力を届けます。合唱部では、声の響きやハーモニーを意識しながら活動します。箏曲部では、日本の伝統楽器である箏に触れ、落ち着いた環境で演奏技術を身につけます。

  • 吹奏楽部:定期演奏会や文化祭などで演奏を発表
  • 太鼓部:力強い演奏と集団表現に取り組む
  • 合唱部:声を合わせ、言葉と音楽を表現する
  • 箏曲部:箏の演奏を通して日本の伝統文化に親しむ

楽器経験のある生徒だけでなく、入学後に新しい楽器や表現へ挑戦したい生徒にとっても選択肢があります。

大学連携やものづくりにも取り組む理科部

理科部では、実験、観察、科学工作、ものづくりなど、生徒の興味に応じた活動に取り組みます。授業で学んだ内容を更に深めたり、自分たちで課題を設定して試行錯誤したりできるクラブです。

東京都市大学が開催する科学体験教室や、大学の研究成果を紹介する「夢祭」などにも参加しています。2025年には、自動車技術会関東支部が開催するエコ1チャレンジカップで技術賞を受賞しました。

理科部の活動では、完成した作品や実験結果だけでなく、なぜうまくいかなかったのかを考え、改良を重ねる過程が重要です。

  • 自分たちで研究・制作テーマを考える
  • 実験や試作を繰り返す
  • 結果を記録し、原因を分析する
  • 作品や研究内容を来場者へ説明する
  • 東京都市大学の研究や科学イベントに触れる

科学や環境、機械に関心がある子はもちろん、ものを作ることや、仕組みを考えることが好きな子にも向いています。

興味を仲間と共有できる鉄道研究部

鉄道研究部は、鉄道に関する知識や関心を仲間と共有し、調査、模型、写真、発表などへ発展させるクラブです。

鉄道路線や車両について調べるだけでなく、模型レイアウトの制作、写真撮影、旅行計画、藍桐祭での展示など、さまざまな形で活動できます。

小学校では同じ趣味を持つ友達が少なかった子でも、共通の関心を持つ仲間と出会いやすいことが魅力です。自分の好きな分野を深く調べ、来場者へ分かりやすく伝える経験は、学校が重視するリテラシーやプレゼンテーションの力にもつながります。

芸術や創作を楽しめる文化部

書道部、茶道部、演劇部、美術部、家庭科部では、それぞれの興味や得意分野を生かした活動が行われています。

クラブ主な活動
書道部文字の基本や表現を学び、作品制作や展示に取り組む
茶道部茶道の作法や相手をもてなす心を学ぶ
演劇部脚本、演技、演出、舞台準備を協力して行う
美術部絵画や造形など、それぞれの感性を作品として表現する
家庭科部調理や手芸など、生活に関わる制作活動に取り組む

文化部では、自分のペースで技術を高められる一方、藍桐祭や発表会などの期限に向け、計画的に作品を完成させる経験もできます。

演劇部では、舞台に立つ役だけでなく、脚本、音響、照明、衣装、大道具など、多様な役割があります。人前へ出ることが得意でない生徒でも、自分の能力を生かして一つの作品を支えられます。

地域や社会へ関わるインターアクト委員会

東京都市大学等々力中学校には、部活動とは別に、地域貢献やボランティア活動に取り組むインターアクト委員会があります。

地域での奉仕活動や交流、他校との年次大会などへ参加し、社会の中で自分たちにできることを考えます。学校が掲げるノブレス・オブリージュを、実際の行動として表す活動の一つです。

2026年度には、警察や地域と協力し、特殊詐欺や痴漢被害の防止を呼び掛ける活動も行われました。また、インターアクト年次大会へ参加し、他校の生徒と活動内容を共有しています。

部活動だけでなく、生徒会や委員会活動を通して学校や地域を支えたい生徒にも、活躍の場が用意されています。

総合グラウンドを活用できる運動環境

運動部は、校内の体育館、武道場、人工芝校庭に加え、世田谷区鎌田にある総合グラウンドも利用します。学校と総合グラウンドの間にはシャトルバスが運行されています。

施設主な特徴
野球場両翼90メートル、中堅100メートルの専用グラウンド
多目的グラウンドサッカー場に匹敵する広さがあり、テニスコート9面としても利用可能
テニスコート5面を設置
クラブハウスシャワー、ロッカー、ミーティングスペースなどを整備

都市部の学校でありながら、野球、サッカー、テニスなどに取り組める広い活動場所が確保されています。

ただし、校外施設を使用するクラブでは、移動時間や帰宅時刻も学校生活に影響します。入部を考える際には、主な練習場所やシャトルバスの運行、活動終了後の帰宅経路も確認しておくと安心です。

学習と部活動を両立する環境

東京都市大学等々力中学校では、部活動と難関大学進学に向けた学習を両立することが求められます。授業の進度が比較的速く、宿題、小テスト、定期考査への準備も必要なため、活動後の時間を計画的に使うことが大切です。

校内には午後8時まで利用できるアナライズセンターがあり、中学生も部活動後に残って学習できます。朝は午前7時から校内へ入れるため、クラブの自主練習や授業前の予習に取り組む生徒もいます。

  • 活動日と学習時間をTQノートで管理する
  • 授業で分からなかった部分を早めに解決する
  • 定期考査前は学習時間を優先する
  • 部活動後に自習室を利用する
  • 睡眠や食事を含めた生活リズムを整える

運動部や大会参加の多いクラブでは、休日にも活動する場合があります。高い目標を目指すクラブほど練習時間も必要になるため、本人の希望だけでなく、通学時間や家庭学習の状況も考えて選ぶことが重要です。

入学前に確認しておきたいポイント

クラブによって、活動日数、終了時刻、大会や発表会の頻度、校外活動、必要な用具や費用などが異なります。また、中学生と高校生が一緒に活動するクラブもあれば、学年や男女で活動が分かれるクラブもあります。

  • 中学生が参加できるクラブか
  • 中高合同か、中学生と高校生で分かれて活動するか
  • 男子・女子の所属条件があるか
  • 週の活動日数と終了時刻
  • 休日や長期休暇中の練習
  • 大会、合宿、発表会の頻度
  • 総合グラウンドなど校外施設への移動
  • 用具、ユニフォーム、遠征などに必要な費用
  • 学習や通学時間と無理なく両立できるか

学校説明会、オープンスクール、藍桐祭などでは、興味のあるクラブの活動を実際に見ておくとよいでしょう。練習内容や実績だけでなく、先輩と後輩の関係、顧問の指導方針、部員の表情にも注目すると、本人との相性を判断しやすくなります。

東京都市大学等々力中学校のクラブ活動は、全国大会を目指す競技活動から、科学・芸術・伝統文化を深く学ぶ活動まで、多様な選択肢があることが魅力です。

学習と両立する努力は必要ですが、好きな活動へ継続して取り組み、仲間と目標を共有する経験を通して、責任感、自主性、協調性を伸ばせます。学力だけでなく、学校生活の中で自分らしい役割や居場所を見つけたい子にとっても、成長の機会が多い環境といえるでしょう。

進学実績と卒業後の進路|難関大学への現役合格力と東京都市大学への付属進学制度

東京都市大学等々力中学校・高等学校では、難関国公立大学や早慶上理などへの現役合格を進路指導の大きな目標としています。東京都市大学グループの一校ですが、卒業生の進路は付属大学に限定されておらず、国公立大学、難関私立大学、医歯薬獣看護系大学、海外大学などへ幅広く広がっています。

2026年春の卒業生は248名で、現役生の大学合格実績は、国公立大学49名、早稲田・慶應義塾・上智・東京理科・国際基督教大学に205名、GMARCHに410名でした。いずれも一人の生徒が複数の大学・学部に合格した場合を含む延べ合格者数ですが、卒業生数を踏まえても、難関大学へ積極的に挑戦する学校であることが分かります。

2026年春は東京大学2名をはじめ国公立大学49名

2026年春の国公立大学入試では、現役生49名が合格しました。東京大学2名、東京科学大学2名、一橋大学2名、東北大学2名、大阪大学1名など、最難関国立大学にも合格者を出しています。

このほか、東京外国語大学5名、千葉大学7名、横浜国立大学6名、東京都立大学4名、横浜市立大学4名など、首都圏の国公立大学を中心に幅広い実績があります。

主な国公立大学2026年春の現役合格者数
東京大学2名
東京科学大学2名
一橋大学2名
東北大学2名
大阪大学1名
筑波大学2名
東京外国語大学5名
千葉大学7名
横浜国立大学6名
東京都立大学4名
横浜市立大学4名
国公立大学合計49名

国公立大学の一般選抜では、大学入学共通テストで多くの教科に対応しながら、大学ごとの記述式試験にも備える必要があります。東京都市大学等々力中学校では、中学校段階から国語・数学・英語・理科・社会を幅広く学び、高校では文系・理系や志望大学に応じた演習へ進みます。

S特選コースでは、東京大学、京都大学、東京科学大学、一橋大学などの最難関国公立大学を目標に掲げています。特定の教科だけに頼らず、論理的思考力、記述力、資料分析力を含む総合的な学力を育てる方針です。

早慶上理・ICUに現役205名

2026年春の私立大学入試では、早稲田大学65名、慶應義塾大学37名、上智大学48名、東京理科大学54名、国際基督教大学1名の現役合格者を出しました。

大学名2026年春の現役合格者数
早稲田大学65名
慶應義塾大学37名
上智大学48名
東京理科大学54名
国際基督教大学1名
合計205名

2025年春の同大学群への現役合格者数は151名だったため、2026年春は大きく伸びています。特に早稲田大学は33名から65名、慶應義塾大学は19名から37名、上智大学は33名から48名へ増加しました。

ただし、大学合格者数は年度の卒業生数や受験動向によって変動します。一年度の数字だけで判断するのではなく、複数年度の実績や、実際の進学者数、目標とする学部への合格状況も確認することが大切です。

GMARCHにも現役410名

GMARCHでは、明治大学109名、青山学院大学66名、立教大学75名、中央大学74名、法政大学67名、学習院大学19名の現役合格者を出しています。

大学名2026年春の現役合格者数
明治大学109名
青山学院大学66名
立教大学75名
中央大学74名
法政大学67名
学習院大学19名
合計410名

文系・理系を問わず、多くの学部へ合格者を出していることが特徴です。東京都市大学等々力中学校は理数教育や大学連携にも力を入れていますが、卒業後の進路は理工系だけに限られていません。

国際、法、経済、経営、文学、教育、社会科学などを学べる大学にも幅広く進んでおり、成長する中で興味の方向が変わった場合にも、文系・理系の双方から進路を選べます。

理工系大学への合格実績も充実

東京都市大学グループ校として、科学や情報、環境、建築などに触れる機会が多いことから、理工系大学への進学を目指す生徒も少なくありません。

2026年春には、東京理科大学54名のほか、芝浦工業大学29名、千葉工業大学17名、工学院大学8名、東京電機大学7名などの現役合格者を出しています。

主な理工系大学2026年春の現役合格者数
東京理科大学54名
芝浦工業大学29名
千葉工業大学17名
工学院大学8名
東京電機大学7名
東京都市大学一般選抜等17名、付属推薦17名

表中の東京都市大学の一般選抜等による17名は、付属推薦による合格者を含まない数です。付属推薦を選ぶ生徒だけでなく、一般選抜などを利用して東京都市大学へ合格する生徒もいます。

医歯薬獣看護系にも幅広い進路

2026年春には、医学部医学科、歯学部、薬学部、獣医学部、看護学部などを合わせ、現役生45名の合格実績が公表されています。

私立大学医学部医学科では東京女子医科大学に1名が現役合格し、既卒生では福井大学医学部と島根大学医学部にも合格者を出しています。このほか、北里大学、昭和医科大学、東京薬科大学、星薬科大学、明治薬科大学、聖路加国際大学、日本医科大学などにも合格者がいます。

医療系の進路では、大学によって必要な科目や入試方式が大きく異なります。医学部医学科の一般選抜では高い理数力が必要となり、看護・医療系の総合型選抜や学校推薦型選抜では、志望理由書、小論文、面接などへの準備も必要です。

東京都市大学等々力中学校では、教科学習に加え、小論文や面接への対策も行い、多様化する大学入試に対応しています。

東京都市大学への付属進学制度

東京都市大学等々力高等学校には、一定の基準を満たした生徒を対象とする東京都市大学への付属進学制度があります。2026年春は17名がこの制度を利用して合格しました。

東京都市大学には、理工学部、建築都市デザイン学部、情報工学部、環境学部、メディア情報学部、都市生活学部、人間科学部、デザイン・データ科学部などがあります。理系分野だけでなく、情報、環境、都市、メディア、教育、データ活用など、幅広い領域を学べます。

付属進学制度は、希望者全員が無条件で利用できるものではありません。学校が定める基準を満たし、校長推薦を受けた上で、付属進学テスト、プレゼンテーション、書類審査による選考を受けます。

項目主な内容
出願条件学校が定める一定の基準を満たし、校長推薦を受ける
選考方法付属進学テスト、プレゼンテーション、書類審査
進学形態原則として専願
併願可能な進路国公立大学前期入試と、東京都市大学が認めた一部の私立大学
2026年春の付属推薦合格者17名

付属進学は原則として専願ですが、国公立大学前期入試や、東京都市大学が認めた私立大学については併願が認められます。そのため、東京都市大学への進学資格を確保しながら、一定の範囲で他大学へ挑戦できる可能性があります。

ただし、対象となる大学や学部、成績基準、併願条件は年度によって変更される場合があります。付属進学を視野に入れる場合は、高校進学後に最新の制度を確認することが必要です。

付属校でありながら外部大学進学が中心

2026年春の付属推薦合格者は、卒業生248名のうち17名でした。東京都市大学への進学経路は用意されていますが、学校全体としては、国公立大学や難関私立大学を目指す外部受験が中心です。

これは、大学付属校としての進路上の安心感を持ちながらも、本人の学力や興味に応じて、より幅広い大学・学部を目指せることを意味します。

  • 東京都市大学への付属進学:情報、建築、環境、理工、都市、メディアなどを学びたい
  • 国公立大学受験:幅広い教科を学び、共通テストと個別試験に挑戦したい
  • 難関私立大学受験:早慶上理やGMARCHなどの希望学部を目指したい
  • 医療系大学受験:医・歯・薬・獣医・看護分野へ進みたい
  • 海外大学進学:留学経験や高い英語力を生かしたい

中学校入学時点で、付属進学か外部受験かを決める必要はありません。中高6年間の授業、探究学習、大学見学、出張授業、海外研修などを通して、本人が学びたい分野を少しずつ具体化していきます。

海外大学への進学実績

長期留学やGLプログラムを利用した生徒の中には、海外大学へ進学する生徒もいます。2026年春には、オーストラリアのグリフィス大学とシドニー大学に、それぞれ1名が現役合格しました。

過去には、メルボルン大学、ブリティッシュコロンビア大学、クイーンズランド大学、トロント大学などにも合格者を出しています。

海外大学を目指す場合は、英語資格だけでなく、学校成績、志望理由、課外活動、エッセイなどを含む準備が必要です。高校1年次の長期留学や、特選GLクラスでの学びを生かしながら、国内大学と海外大学の双方を視野に入れられます。

授業の完全消化と自学自習を基本とする進学指導

学校の進学指導は、「毎日の授業を完全に理解すること」と「自学自習力を身につけること」を基本としています。

難関大学への合格を目指す場合でも、外部の塾や予備校だけに依存するのではなく、まず学校の授業、宿題、小テスト、定期考査を通して基礎を固めます。その上で、志望大学や学力に応じた講座や個別指導を利用します。

入学時から使用するTQノートでは、学習時間や予定を記録し、限られた時間をどのように使うかを考えます。放課後にはアナライズセンターなどを利用し、学校内で学習してから帰宅する生徒も多くいます。

学力と志望校に応じた多段階のサポート

進学支援主な内容
チューター・個別指導東大生や卒業生などへ質問でき、上位大学を目指す生徒への個別指導も実施
学期ごとの面談模試、教科成績、学習記録を基に、具体的な学習方針を確認
登校進学講座春・夏・冬の休暇中に、志望校や学力に応じた講座を実施
合宿進学講座高校2年で長時間の授業と自習に取り組み、学習量と集中力を高める
特訓講座学校の授業内容と関連させながら、入試問題の演習を行う
予備校講座現役予備校講師による難関大学対策や小論文対策
大学見学・説明会大学を訪問し、学生や卒業生の話を聞いて進路意識を高める

高1・高2の予備校講座は、部活動後にも受講しやすい時間帯に設定されています。学習と部活動のどちらか一方を諦めるのではなく、時間を管理しながら両立することが目指されています。

また、学力の高い生徒だけを対象にするのではなく、基礎事項の修復から最難関大学への発展演習まで、幅広いレベルの講座を用意しています。本人の現在の学力と目標に合わせて、必要な支援を選べる仕組みです。

中学校段階から将来の進路を考える

進路指導は、高校3年になってから始まるものではありません。中学1年では、自分自身の経験や価値観を振り返る自分史の作成に取り組み、その後、なりたい自分や社会との関わりについて考えます。

日頃の気づき、行事、探究活動、資格、クラブ活動などはポートフォリオに記録し、将来の進路選択へ生かします。

高校では、大学や学部の情報を集めるだけでなく、将来どのような職業に就き、どのように社会へ貢献したいかを考えます。学校が掲げるノブレス・オブリージュの精神を、大学選びや職業選択にも結びつける考え方です。

合格実績を見る際の注意点

大学合格実績を確認する際には、掲載されている人数が、実際にその大学へ進学した人数とは限らないことに注意が必要です。

例えば、一人の生徒が早稲田大学の複数の学部や、早稲田大学と明治大学の双方に合格した場合、それぞれが合格者数として計上されます。そのため、早慶上理205名とGMARCH410名を合計して卒業生数と比較することはできません。

  • 大学別合格者数は、一人の複数合格を含む延べ人数
  • 現役生と既卒生は分けて確認する
  • 付属推薦と一般選抜等の合格者数は別に掲載されている
  • 年度によって卒業生数や受験傾向が異なる
  • 合格大学だけでなく、実際の進学先や希望学部も確認する

東京都市大学等々力中学校・高等学校は、東京都市大学への付属進学という選択肢を持ちながら、難関国公立大学や早慶上理を積極的に目指す進学校です。

2026年春には、東京大学2名を含む国公立大学49名、早慶上理・ICU205名、GMARCH410名の現役合格実績を残しました。外部大学受験を中心としながら、理工系、文系、医療系、海外大学まで幅広い進路へ対応しています。

学校の講座や自習環境を活用し、高い目標に向かって主体的に学びたい生徒にとって、進路の選択肢を広げやすい環境といえるでしょう。

学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間を見据えた費用

東京都市大学等々力中学校へ進学する場合は、入学金や授業料のほか、施設設備料、維持料、修学旅行・校外学習の積立金、給食費、ICT教育費などが必要です。

2026年度募集要項に掲載された参考額では、入学後に納める初年度納入金は119万6,600円です。これとは別に、入学手続時の入学金25万円と、制服・体操着・靴などの購入費として約20万円がかかります。

したがって、入学金や標準的な制服類まで含めた中学1年次の費用は、約165万円を一つの目安として考えておくとよいでしょう。

ただし、会費等の諸費用には前年度の参考額が含まれており、選択する制服用品やクラブ活動、希望制の研修などによって、実際の支払額は変わります。

中学1年次の主な納入金

区分項目年額の目安
学費入学金250,000円
授業料516,000円
施設設備料150,000円
維持料100,000円
会費・諸費用積立金120,000円
生徒会費8,200円
保護者会入会金15,000円
保護者会費14,400円
給食費81,000円
総合費80,000円
ICT教育費109,000円
図書費3,000円
入学後の初年度納入金合計1,196,600円
入学金を含む合計1,446,600円
制服等を含む初年度費用の目安約1,650,000円

積立金は、修学旅行や校外学習などに使用されます。卒業時に残額が生じた場合は返金される仕組みです。

総合費は、防災対策や副教材などに充てられます。こちらも使用後に余剰金が生じた場合は、高校卒業時に返金されます。

初年度納入金は年4回に分けて支払う

入学金25万円は、合格後の入学手続期間内に納めます。入学後の初年度納入金は、4月・7月・10月・1月の年4回に分けて納入する予定となっています。

納入時期納入額の目安
入学手続時入学金250,000円
4月658,850円
7月179,250円
10月179,250円
1月179,250円

4月は、授業料の一部に加えて、施設設備料、維持料、ICT教育費、総合費、保護者会費などをまとめて納めるため、他の時期より支払額が大きくなります。

入学手続時から4月までの短い期間に、入学金、初回納入金、制服類の購入費が集中します。合格後に慌てないよう、入学直後には合計で100万円を超える支払いが必要になる可能性を見込んでおくと安心です。

制服・体操着・靴などに約20万円

学校の案内では、制服、体操着、靴などの購入費として、約20万円が目安とされています。

実際の金額は、男子・女子の制服構成や購入する枚数、希望購入品によって異なります。洗い替え用のシャツやブラウス、セーター、コートなどを追加すると、標準的な金額を上回る場合があります。

  • 冬服・夏服
  • シャツまたはブラウス
  • ネクタイやリボンなどの指定品
  • 体操着
  • 体育館履きや指定靴
  • 鞄などの学校指定用品
  • 洗い替え用の追加購入品

中高6年間では、生徒の成長に伴って制服や体操着を買い替える可能性もあります。入学時の購入費だけでなく、数年後の追加購入も想定しておくとよいでしょう。

中学校では給食費も納入金に含まれる

東京都市大学等々力中学校では、原則として中学生に給食が提供されます。年間の給食費は参考額で8万1,000円となっており、7月・10月・1月を含む年4回に分けて納入します。

毎日弁当を用意する負担が抑えられることは、共働き家庭をはじめ、多くの家庭にとって安心材料です。一方、土曜日や学校行事の日など、給食が提供されない場合には、弁当などを用意することがあります。

高校では中学校と昼食の仕組みが異なるため、高校進学後は弁当代や校内で購入する昼食代も家計に含めて考える必要があります。

ICT教育費には端末環境や学習サービスの費用が含まれる

東京都市大学等々力中学校では、生徒が1人1台のiPadを使用し、授業動画の視聴、課題提出、意見共有、プレゼンテーション、プログラミングなどに活用します。

初年度のICT教育費は、参考額で10万9,000円です。使用する端末や契約方法、保証、アプリケーション、学習サービスなどの内容は入学年度によって変更される可能性があります。

ICT費用を確認する際には、端末代が含まれているか、卒業後に端末が本人の所有になるか、故障・紛失時の保証がどこまで適用されるかなども確認しておくと安心です。

クラブ活動や希望制プログラムには別途費用がかかる

初年度納入金には、すべての学校生活費が含まれているわけではありません。クラブ活動、検定試験、模擬試験、希望制講座、海外研修などへ参加する場合は、別途費用が必要になることがあります。

学校納付金以外の主な費用具体例
通学費電車・バスの通学定期券
クラブ活動費部費、ユニフォーム、用具、合宿、遠征、大会参加費
検定・模試英語検定、漢字検定、数学検定、校外模試など
講習・講座希望制の予備校講座、特別講座など
研修費国内外の語学研修、サマーコース、探究研修など
日常費追加教材、文房具、制服の買い替え、高校進学後の昼食など

舞チア部、サッカー部、陸上競技部など、大会や遠征の多いクラブでは、一般的な部費以外にも費用が発生する可能性があります。希望するクラブが決まっている場合は、活動日数だけでなく、年間の費用も確認しておきましょう。

海外長期留学を選ぶ場合は大きな追加費用が必要

高校1年次の長期留学プログラムを利用する場合は、通常の学校納付金とは別に、留学費用が必要です。

学校が公表している参考額では、カナダへの約10か月間の留学に約350万円、オーストラリアへの約1年間の留学に約415万円がかかります。

留学先期間公表されている費用の目安
カナダ高校1年9月から約10か月間約350万円
オーストラリア高校1年7月から約1年間約415万円

規定の留学プログラムを修了した場合は、留学期間中に納めた本校授業料が、帰国後に奨学金として給付されます。ただし、他の留学助成金を利用する場合は、学校独自の奨学金の対象外となることがあります。

留学費用は、為替相場、航空運賃、現地の物価、保険料などによって変動します。長期留学を希望する家庭では、中学校入学時から費用の準備を進めておくと安心です。

高校進学後も年間100万円を超える費用がかかる

東京都市大学等々力中学校は中高一貫校であるため、中学校3年間の後には、原則として併設の高等学校で更に3年間学びます。

参考として、2026年度高校募集要項に掲載された高校入学生の初年度納入金は、入学金を除いて130万2,600円です。別途、入学金23万円と制服等の購入費約20万円が示されています。

高校入学生の主な費用2026年度募集要項の参考額
授業料468,000円
施設設備料150,000円
維持料100,000円
積立金360,000円
その他の会費・ICT費等224,600円
入学後の初年度納入金1,302,600円
高校入学金230,000円

中学校から内部進学する生徒については、入学金や制服購入、積立金などの扱いが高校から入学する生徒と異なる可能性があります。高校進学時の正式な費用は、中学3年時に示される内部進学生向けの案内で確認する必要があります。

また、高校の積立金は修学旅行や校外学習などに充てられるため、中学校より高く設定されています。学年や参加する行事によって、年間の納入額が変わる場合もあります。

中高6年間では800万円前後を一つの目安に

現在公表されている中学校・高等学校の納入額を基に単純計算すると、授業料、施設設備料、維持料、積立金、給食、ICT教育費などを含む中高6年間の学校関係費は、おおむね800万円前後が一つの目安となります。

ただし、この金額は現在の初年度納入額を基にした概算です。内部進学者の高校入学金、積立金、ICT費、給食費、制服の買い替えなどは学年によって異なり、今後の学費改定も考えられます。

期間費用を考える際のポイント
中学校3年間入学金、授業料、施設費、給食、ICT、修学旅行積立金、制服など
高等学校3年間授業料、施設費、修学旅行積立金、ICT、講習、昼食など
中高6年間学校納付金を中心に800万円前後を想定し、通学費や部活動費を加える

実際の家計では、これに通学定期代、クラブ活動費、検定料、模擬試験、希望制研修などが加わります。中学1年次の費用だけで判断せず、高校卒業までの6年間を見通して準備することが大切です。

東京都市大学へ進学する場合は大学4年間も見通す

高校卒業後に付属進学制度を利用して東京都市大学へ進学する場合は、中高6年間に大学4年間を加え、中学校入学から大学卒業までの10年間を一つの期間として教育費を考えることになります。

大学の学費は、進学する学部や年度によって異なります。また、東京都市大学への付属進学は、希望者全員が無条件で利用できる制度ではなく、学校が定める成績基準や選考があります。

外部大学を受験する場合にも、大学受験料、共通テスト受験料、入学手続金、受験時の交通費などが必要です。大学進学までを見据え、余裕を持った資金計画を立てておくとよいでしょう。

成績優秀者を対象とした特別奨学生制度

東京都市大学等々力中学校では、高い学習意欲を持ち、学校生活で模範となる生徒を支援するため、特別奨学生制度を設けています。

一般入試でS特選コースに合格した成績上位者の中から、A特とB特を合わせて10名から15名程度が選ばれます。

区分給付対象内容
A特入学金、施設設備料、維持料、授業料対象額の全額を奨学金として給付
B特入学金、施設設備料、維持料、授業料対象額の半額を奨学金として給付

学費を一度納入した後、対象額が奨学金として給付される仕組みです。特別奨学生には毎年審査があり、成績や学校生活の状況によっては、年度途中で見直しが行われる場合があります。

特別奨学生を目指す場合は、通常の合格水準を超える高い得点が必要です。制度を前提として家計を組むのではなく、認定されなかった場合にも対応できる資金計画を立てておくことが大切です。

家計が急変した家庭への支援制度

入学後に、生計を維持する保護者の失職、死亡、疾病などによって家計が急変し、学費の納付が困難になった場合には、学校独自の経済支援制度を利用できる可能性があります。

このほか、居住地や所得などの条件を満たす家庭は、東京都の私立中学校等授業料軽減助成や、高校進学後の就学支援金・授業料軽減制度などの対象になる場合があります。

助成金や支援制度は年度によって金額や所得要件が変わるため、入学年度の学校案内、東京都や居住自治体からの案内を確認してください。

学費を確認する際のポイント

  • 入学金と初年度納入金を分けて確認する:初年度納入金の表示に入学金が含まれていない場合がある
  • 4月の支払額を把握する:施設費やICT費などが集中し、年間で最も負担が大きい
  • 制服等の費用を加える:標準的な初年度費用に約20万円を見込む
  • 積立金の用途を確認する:修学旅行や校外学習の費用として学年ごとに変わる場合がある
  • クラブ活動費を確認する:用具、合宿、遠征などによって家庭ごとの差が大きい
  • 希望制研修を別に考える:海外研修や長期留学には大きな追加費用が必要
  • 高校まで見通す:中学校卒業後の3年間も年間100万円を超える学校関係費を想定する

東京都市大学等々力中学校は、自習環境、ICT教育、給食、校外学習、進学講座など、学校生活と難関大学進学を支える教育環境が充実しています。その分、入学金や授業料だけでなく、積立金やICT教育費を含めた一定の費用が必要です。

中学1年次は制服等を含めて約165万円、中高6年間では800万円前後を一つの目安とし、通学費、クラブ活動、希望制研修などを加えて、家庭ごとの資金計画を立てておくと安心です。

学費や諸費用は年度によって変更される可能性があります。受験・入学を検討する際には、最新の募集要項と合格者向け案内で正式な金額を確認してください。

入試情報と合格の目安|多様な入試方式を生かした受験戦略

東京都市大学等々力中学校では、一般的な4科・2科入試に加え、英語を生かせる入試、グループワークを取り入れたアクティブラーニング型入試、帰国生入試など、多様な選抜方式を実施しています。

2027年度入試では、2月1日午前から2月4日午前までに5回の一般入試が行われます。12月10日の帰国生入試を含めると、受験機会は合計6回です。

特選コースとS特選コースでは目標とする大学群や学習水準が異なるため、入試日程だけでなく、どのコースで合格を目指すかを考えて受験方式を選ぶことが大切です。

なお、2027年度の正式な募集要項は2026年8月頃の公表予定です。以下では、学校が2026年5月に公表した入試変更情報を中心に、前年度入試を参考として整理しています。出願期間、受験料、集合時刻、合格発表などの最終情報は、正式な募集要項で確認してください。

2027年度中学入試の日程

試験日入試区分主な試験科目主な合格コース
12月10日帰国生入試方式により国語・算数・英語・作文・面接当日の結果によりS特選または特選
2月1日午前第1回特選入試4科特選を中心に判定
2月1日午後第1回S特選入試2科・4科選択S特選・特選へのスライド合格あり
2月2日午後第2回S特選入試2科・4科選択S特選・特選へのスライド合格あり
2月3日午後第2回特選入試
《S特チャレンジ》
2科・4科選択、または英語選択型当日の結果によりS特選または特選
2月4日午前アクティブラーニング型入試個人ワーク・グループワーク当日の結果によりS特選または特選

募集定員は、帰国生入試が男女合計20名、一般入試が男女合計180名です。一般入試の180名は各回を合わせた人数であり、それぞれの試験に180名ずつ募集するわけではありません。

2027年度入試の主な変更点

2027年度入試では、特に2月3日と2月4日の入試方式に大きな変更があります。

  • 2月1日午前の第1回特選入試に、若干名を対象とするスライド合格を追加
  • 英語を利用する入試を、2月4日午前から2月3日午後へ移動
  • 従来の英語1教科型を「英語選択型」とし、1教科型と3教科型を設置
  • 2月4日午前はアクティブラーニング型入試のみを実施
  • 帰国生入試の受験方式を再編
  • 帰国生入試の作文を30分・400字程度から45分・600字程度へ変更

特に英語入試を検討している受験生は、実施日が変更されていることに注意が必要です。2026年度までは2月4日午前に英語1教科型が行われていましたが、2027年度は2月3日午後の第2回特選入試の中で「英語選択型」として実施されます。

第1回特選入試は2月1日午前の4科入試

2月1日午前の第1回特選入試は、国語・算数・理科・社会の4科のみで行われます。特選コースへの合格を目指す受験生にとって、中心となる入試です。

国語と算数は各100点、理科と社会は各50点で、合計300点となる形式が基本です。国語・算数の配点が高いため、両科目を安定させることが重要ですが、理科・社会の合計100点も合否を左右します。

科目配点前年度の試験時間
国語100点45分
算数100点45分
理科50点理科・社会合わせて50分
社会50点
合計300点

2027年度からは、第1回特選入試にも若干名を対象とするコース判定上のスライド合格が設けられる予定です。具体的な判定方法は、正式な募集要項や入試説明会で確認してください。

2月1日午前は多くの受験生が第一志望校を受ける時間帯です。東京都市大学等々力中学校を第一志望とする場合は、この第1回特選入試を軸とし、同日の午後入試や2月2日以降の入試を組み合わせる受験計画が考えられます。

S特選を目指す2月1日・2日午後入試

最難関国公立大学を目標とするS特選コースへ入学したい受験生には、2月1日午後の第1回S特選入試と、2月2日午後の第2回S特選入試があります。

いずれも2科型と4科型から選択できます。

方式科目合計点
2科型国語・算数200点
4科型国語・算数・理科・社会300点

2科型と4科型のどちらが有利かは、受験生の得意科目によって異なります。国語と算数に強みがあり、理科・社会に不安がある場合は2科型を選ぶ方法があります。一方、理科・社会を含めて安定して得点できる場合は、4科型を選ぶことで国語・算数の失点を補いやすくなります。

S特選入試では、S特選コースの合格基準に届かなかった場合でも、特選コースの基準に達していれば、特選コースへスライド合格となる可能性があります。

そのため、S特選コースを第一目標としながら、東京都市大学等々力中学校への入学機会も確保したい受験生に適した方式です。

2科型と4科型は得意科目だけで決めない

2科型と4科型を選ぶ際は、模試の偏差値だけでなく、東京都市大学等々力中学校の過去問題との相性を確認することが重要です。

2科型では、国語または算数で大きく失点すると、他の科目で取り戻せません。特に算数の問題量や時間配分に不安がある受験生は、2科型を選ぶことで必ず有利になるとは限りません。

一方、4科型では試験時間が長くなり、午後入試では集中力の維持も必要です。午前中に別の学校を受験した後で臨む場合は、移動時間、昼食、疲労まで含めて考える必要があります。

  • 2科型が合いやすい子:国語・算数が安定し、短時間で高得点を狙える
  • 4科型が合いやすい子:理科・社会を含む4科の総合力があり、得点源を分散できる
  • 確認方法:同じ年度の問題を2科・4科の両方で採点し、合格最低点との差を見る

出願前に方式を決めるだけでなく、複数年度の過去問題を解き、得点の安定性を比較してから選ぶとよいでしょう。

2月3日はS特選と特選の双方を目指せる

2月3日午後の第2回特選入試には、「S特チャレンジ」が設けられています。当日の試験結果に応じて、S特選コースまたは特選コースの合格が判定されます。

2月1日や2月2日のS特選入試で合格に届かなかった受験生も、2月3日に改めてS特選コースへ挑戦できます。

入試後半になるほど、それまでの合格状況によって受験者数や実受験者の学力層が変化します。募集定員が各回に均等に残されているわけでもないため、「後半の日程だから簡単になる」と考えるのは危険です。

第一志望の場合は、2月1日だけでなく、2月2日・3日の入試もあらかじめ出願候補に入れ、合格状況に応じて受験できるよう準備しておくと安心です。

2027年度から新設される英語選択型

2027年度は、2月3日午後に「英語選択型」が実施されます。英語1教科型と、英語・国語・算数の3教科型から選択できます。

方式試験科目時間・配点
英語1教科型英語50分・100点
英語3教科型英語50分・100点
英語3教科型国語45分・100点
英語3教科型算数45分・100点

3教科型の国語と算数は、同日に行われる2科・4科選択型の受験生と同じ問題です。

3教科型では、次の4通りで判定を受けられる予定です。

  1. 英語のみ
  2. 国語・算数
  3. 算数・英語
  4. 国語・算数・英語

英語だけでなく、算数や国語にも一定の力がある受験生にとっては、複数の組み合わせで判定を受けられることが大きな利点です。

一方、英語選択型と通常の2科・4科選択型は、出願後に変更できません。英語1教科型と3教科型のどちらを選ぶかについても、正式な出願条件を確認した上で慎重に決める必要があります。

英語選択型に向いている受験生

英語選択型は、海外在住経験のある受験生だけを対象とする入試ではありません。国内で英語学習を続けてきた受験生も出願できます。

ただし、英語資格を持っているだけで合格できるわけではありません。語彙、文法、長文読解、リスニングなど、実際の入試問題に対応する力が必要です。

  • 英語を継続的に学び、高い英語力を持っている
  • 英語の長文を限られた時間で正確に読める
  • 英語だけでなく算数にも強みがある
  • 国語・算数の2科入試でも一定水準の得点を取れる
  • 入学後に特選GLクラスや長期留学を目指したい

2027年度は英語入試の形式と実施日が変更されるため、過年度の英語1教科型の問題だけでなく、学校が公表する説明資料やサンプル問題も確認してください。

知識量だけでは測れないアクティブラーニング型入試

2月4日午前には、アクティブラーニング型入試が行われます。一般的な教科試験とは異なり、資料を読んで考えをまとめる個人ワークと、他の受験生と話し合うグループワークを組み合わせた入試です。

前年度は、検査Ⅰとして30分間の個人ワーク、検査Ⅱとして105分間のグループワークが行われました。2027年度の詳しい時間や評価方法は、正式な募集要項で確認する必要があります。

個人ワークでは、文章、図表、データなどから事実を読み取り、根拠を示しながら自分の意見を文章にまとめる力が問われます。

グループワークでは、自分の意見を主張するだけでなく、他の受験生の意見を聞き、新しい情報を踏まえて結論を見直す姿勢も評価されます。

  • 資料から必要な情報を正確に読み取る力
  • 事実と自分の意見を区別する力
  • 根拠を示して説明する力
  • 他者の発言を最後まで聞く姿勢
  • 意見の違いを整理して議論を進める力
  • グループ全体の成果へ貢献する協調性

発言回数が多ければ高く評価されるわけではありません。話し合いを独占したり、他者の意見を否定したりするのではなく、必要な場面で発言し、仲間の意見を生かしながら課題解決へ進むことが大切です。

アクティブラーニング型入試の準備

アクティブラーニング型入試では、一般的な4科入試とは異なる準備が必要です。ただし、特別な話し方を暗記するのではなく、普段から考えを整理し、他者と対話する経験を積むことが基本となります。

  • 新聞や資料を読み、要点を短くまとめる
  • グラフから読み取れる事実を文章にする
  • 自分の意見と、その理由を分けて説明する
  • 家族や友達と社会的なテーマについて話し合う
  • 相手の意見を要約してから、自分の意見を述べる
  • 新しい情報を得たら、最初の考えを修正する

学校では、アクティブラーニング型入試の体験会や説明会も開催しています。この方式での受験を考えている場合は、できる限り参加し、課題の進め方や学校が評価する姿勢を確認しておくとよいでしょう。

2026年度のアクティブラーニング型入試は受験者67名に対して合格者7名と報告されており、競争率の高い入試でした。教科試験を避けるための簡単な入試ではなく、受験生の思考力・表現力・協働性を丁寧に見る選抜です。

帰国生入試は12月10日に実施

帰国生入試は12月10日に行われ、男女合計20名を募集します。2027年度からは、受験方式が次の3種類に再編されます。

方式試験科目
A方式・国語型国語・算数・英語・面接
A方式・作文型作文・算数・英語・面接
B方式国語・算数・面接

国語・算数・英語は各45分・各100点です。作文型の作文は、2027年度から45分・600字程度となります。

面接は受験生3名程度のグループで約10分行われ、作文と面接は日本語で実施されます。主な目的は、日本語の運用能力を確認することです。

A方式・国語型では、国語と算数、算数と英語、国語・算数・英語など、複数の組み合わせで判定を受けられます。国語には基準点が設けられる予定です。

帰国生入試でも、出願時に選んだ受験方式は後から変更できません。海外在住期間などの出願資格や必要書類についても、正式な募集要項で確認してください。

合格の目安となる偏差値

東京都市大学等々力中学校の偏差値は、コース、試験日、受験科目によって異なります。また、模試によって受験者層や偏差値の算出方法が異なるため、異なる模試の数字をそのまま比較することはできません。

2027年入試に対応する四谷大塚のAライン80偏差値では、次の数値が目安として示されています。

入試区分Aライン80偏差値Cライン50偏差値
第1回特選5551
第2回特選5854
第1回S特選6157
第2回S特選6057

一方、ONETESの学校データでは、男女とも入試日程に応じて偏差値64〜69が目安とされています。

数字に差があるのは、模試の難易度や受験者層が異なるためです。偏差値を確認するときは、普段受けている同じ模試の中で、志望校との距離を判断してください。

S特選コースは特選コースよりも高い得点が必要となるため、東京都市大学等々力中学校に合格できる学力があっても、S特選の基準には届かない場合があります。

過去の合格最低点は6割台が中心

2026年度の教科型入試では、300点満点の4科入試で、合格最低点がおおむね6割台となりました。

2026年度入試合格コース合格最低点
第1回特選・4科特選184点/300点
第1回S特選・4科S特選190点/300点
特選スライド165点/300点
第2回S特選・4科S特選202点/300点
特選スライド193点/300点
第2回特選・4科S特選200点/300点
特選192点/300点

2科型では、第1回S特選がS特選120点・特選スライド106点、第2回S特選がS特選135点・特選スライド127点、第2回特選がS特選140点・特選132点でした。

入試回によっては、7割近い得点が必要になる場合があります。過去問演習では合格最低点を一度超えるだけでなく、複数年度で安定して最低点を上回れる状態を目指すことが大切です。

2027年度は英語入試の再編などがあるため、前年の最低点がそのまま当てはまるわけではありません。過去の得点は、問題との相性や現在の到達度を確認する材料として利用しましょう。

複数回受験を前提にした出願戦略

東京都市大学等々力中学校は、2月1日から4日まで複数の入試を実施しています。第一志望の場合は、一回の試験だけに絞らず、複数回受験できるようにしておくことが現実的です。

受験生のタイプ考えられる受験パターン
特選を第一目標とする2月1日午前の第1回特選を軸に、2月3日の第2回特選も準備
S特選を第一目標とする2月1日午後、2月2日午後、2月3日午後のS特チャレンジを活用
英語を得点源にする2月3日午後の英語選択型を利用
思考・対話型の活動が得意2月4日午前のアクティブラーニング型を検討
第一志望で合格機会を増やしたい教科型を中心に複数回出願し、合格状況に応じて受験

前年度は、アクティブラーニング型と帰国生入試を除く一般入試について、同時出願で最大5試験まで受験料2万5,000円となる制度がありました。

ただし、2027年度の受験料や同時出願制度は、正式な募集要項で改めて確認する必要があります。受験料を支払った後に試験を追加する場合や、別方式へ変更する場合には、条件が異なる可能性があります。

2月1日の午前・午後連続受験には注意

第1回特選入試と第1回S特選入試は、同じ2月1日に午前・午後で実施されます。同じ学校内で受験できるため移動の負担は少ないものの、朝から夕方まで長時間の試験となります。

  • 午前入試後の昼食を準備する
  • 午後入試までの休憩時間を確認する
  • 午前の出来を引きずらず、気持ちを切り替える
  • 長時間でも集中力を保てるよう過去問演習を行う
  • 帰宅時刻や翌日の受験予定も考える

午前の試験で難しい問題があっても、午後入試の前に答え合わせをする必要はありません。結果を考え続けるよりも、食事と休憩を取り、午後の科目へ意識を切り替えることが大切です。

過去問題と入試問題説明会を活用する

学校公式サイトでは、2024年度から2026年度までの中学入試問題が公開されています。ただし、公式サイトでは解答は公表されていません。

過去問を解く際は、合計点だけでなく、科目ごとの時間配分や失点の原因を記録しましょう。

  • 時間内に全ての問題へ目を通せたか
  • 算数で解くべき問題を正しく選べたか
  • 国語の記述問題に必要な時間を残せたか
  • 理科・社会で知識不足と読み違いを区別できたか
  • 見直しによって防げる失点が何点あったか

学校では、秋に小学6年生向けの入試問題説明会を開催します。2026年は10月11日と11月7日に予定されており、出題方針や対策を確認できる重要な機会です。

過去問を一度解いてから説明会へ参加すると、説明された内容を自分の課題と結びつけやすくなります。

合格へ向けて重視したいポイント

東京都市大学等々力中学校の教科型入試では、極端に難しい問題だけを解く力よりも、標準から応用レベルの問題を正確に処理し、合計点を安定させる力が重要です。

  • 算数:取るべき問題を見極め、途中式と計算を正確に進める
  • 国語:文章の根拠を押さえ、記述を空欄にしない
  • 理科:知識だけでなく、実験・観察・グラフを読み取る
  • 社会:地理・歴史・公民を横断し、資料問題へ対応する
  • 英語:語彙・文法・読解を時間内に処理する
  • AL型:自分の意見と協働する姿勢の両方を示す

模試で合格圏に入っていても、午後入試特有の疲労や学校独自の問題形式によって得点が伸びないことがあります。反対に、模試の偏差値がやや届いていなくても、過去問題との相性が良く、合格最低点を安定して上回れる受験生には十分な可能性があります。

東京都市大学等々力中学校の入試は、4科・2科、英語、アクティブラーニング、帰国生という複数の入口が用意されていることが特徴です。

受験機会が多い一方、それぞれの方式で求められる力は異なります。本人の得意科目や学び方を踏まえて方式を選び、複数回受験と過去問演習を計画的に組み合わせることが、合格へ近づくための重要なポイントです。

2027年度の正式な出願期間、受験料、試験時間、合格発表、入学手続期限は、2026年8月頃に公表予定の募集要項で必ず確認してください。

併願校パターン|世田谷・目黒エリアを中心としたチャレンジ・標準・安全校

東京都市大学等々力中学校は、世田谷区・目黒区・品川区・大田区・川崎市・横浜市などから通学しやすく、共学校を中心に、男子校・女子校を含めた幅広い併願パターンを組みやすい学校です。

ただし、東京都市大学等々力中学校にはS特選コースと特選コースがあり、入試回によって難易度も異なります。そのため、同校を「チャレンジ校」「標準校」「安全校」のどこに位置づけるかは、目標とするコースや受験生の学力によって変わります。

特選コースを標準目標とする受験生にとって、S特選入試はチャレンジに近くなります。一方、S特選コースで安定して合格圏に入っている受験生にとっては、特選入試が安全校に近い役割を果たす場合もあります。

併願校を選ぶ際の基本的な考え方

区分選び方の目安
チャレンジ校模試の合格可能性が30〜50%程度で、合格すれば進学したい学校
標準校模試で合格圏に入り、過去問題でも合格最低点前後を取れる学校
安全校模試で80%以上の合格可能性があり、過去問題で合格最低点を安定して上回れる学校

偏差値が低い学校を一律に安全校と考えるのは危険です。午後入試、算数1科入試、募集人数の少ない後半入試などは、受験者層が上がったり、高倍率になったりすることがあります。

安全校は、学校の偏差値だけでなく、本人が実際の過去問題を解いた結果を基に判断しましょう。少なくとも2〜3年度分を解き、合格最低点を安定して上回れていることが一つの目安です。

東京都市大学等々力中学校を中心とした主な併願候補

位置づけ共学校男子校女子校
チャレンジ候補広尾学園中学校、三田国際科学学園中学校東京都市大学付属中学校、世田谷学園中学校鷗友学園女子中学校
標準候補東京都市大学等々力中学校、青稜中学校東京都市大学付属中学校、世田谷学園中学校田園調布学園中等部
安全校候補日本工業大学駒場中学校、多摩大学目黒中学校、目黒日本大学中学校、文教大学付属中学校日本工業大学駒場中学校など田園調布学園中等部、多摩大学目黒中学校など

表の位置づけは、東京都市大学等々力中学校の特選コースを標準目標とする受験生を想定した一例です。模試の種類、男女、入試回、コースによって難易度は変わります。

例えば、東京都市大学付属中学校は男子校であり、Ⅱ類を目指す場合はチャレンジ校、Ⅰ類を含めて考える場合は標準校として位置づけられることがあります。田園調布学園中等部も、2月1日午前の第1回入試と午後の算数1科入試では、難易度や問題との相性が異なります。

2月1日の併願パターン

2月1日は、多くの受験生が第一志望校を受験する日です。東京都市大学等々力中学校では、午前に第1回特選入試、午後に第1回S特選入試が行われます。

時間帯チャレンジ候補東京都市大学等々力安全校候補
午前広尾学園①、三田国際科学学園①、鷗友学園女子①、東京都市大学付属①第1回特選入試日本工業大学駒場①、多摩大学目黒・進学①、目黒日本大学①
午後広尾学園②、東京都市大学付属②第1回S特選入試日本工業大学駒場②、多摩大学目黒・特待特進①、目黒日本大学②

東京都市大学等々力中学校を第一志望とする場合は、午前の特選入試と午後のS特選入試を連続して受験することができます。同じ校舎で受験できるため移動はありませんが、4科入試を午前・午後に続けて受ける場合は、体力と集中力が必要です。

上位校へ挑戦する場合は、午前に広尾学園、三田国際科学学園、鷗友学園女子、東京都市大学付属などを受験し、午後に東京都市大学等々力のS特選入試を組み合わせる方法があります。

ただし、午前校から等々力まで移動する場合は、試験終了時刻、最寄り駅までの移動、昼食時間、交通機関の遅延を考慮しなければなりません。予定上は間に合う場合でも、実際の移動経路を事前に確認しておきましょう。

2月2日の併願パターン

2月2日は、午前に他校を受験し、午後に東京都市大学等々力中学校の第2回S特選入試を受験する組み合わせが考えられます。

時間帯主な候補校位置づけの例
午前田園調布学園②、日本工業大学駒場③、多摩大学目黒・進学②、目黒日本大学③標準校・安全校の合格確保
午後東京都市大学等々力・第2回S特選、広尾学園・医進サイエンス回、三田国際科学学園②、多摩大学目黒・特待特進②本命校または上位校への挑戦

2月1日時点で合格を持っていない場合は、2月2日午前に合格可能性の高い学校を受験し、午後に東京都市大学等々力のS特選へ挑戦する形が安定します。

午前から難関校へ挑戦し、午後にもS特選入試を受ける日程は、受験生の負担が大きくなります。2月1日にも午前・午後の連続受験をしている場合は、疲労による計算ミスや読解力の低下にも注意が必要です。

2月3日の併願パターン

2月3日午後には、東京都市大学等々力中学校の第2回特選入試が行われます。この回にはS特チャレンジがあり、試験結果に応じてS特選コースまたは特選コースの合格が判定されます。

時間帯男子の主な候補女子の主な候補共学校の主な候補
午前東京都市大学付属③、日本工業大学駒場⑤鷗友学園女子②広尾学園・国際生AG回など
午後東京都市大学等々力・第2回特選《S特チャレンジ》三田国際科学学園③、多摩大学目黒・特待特進③

女子の場合、午前に鷗友学園女子の第2回入試を受験し、午後に東京都市大学等々力を受験する組み合わせがあります。ただし、鷗友学園女子の第2回は募集人数に対して多くの受験生が集まりやすく、高い得点力が必要なチャレンジ入試です。

男子の場合は、午前に東京都市大学付属中学校を受験し、午後に東京都市大学等々力を受験することもできます。学校名は似ていますが、東京都市大学付属は男子校、東京都市大学等々力は共学校です。

2月3日まで合格がない場合は、午前・午後の双方をチャレンジ校にするのではなく、どちらかに合格可能性の高い学校を入れることが重要です。

2月4日以降の受験

東京都市大学等々力中学校では、2月4日午前にアクティブラーニング型入試が行われます。教科試験とは異なり、資料を読み取る個人ワークと、他の受験生と話し合うグループワークが中心です。

日程主な候補校・入試
2月4日午前東京都市大学等々力・アクティブラーニング型、田園調布学園③、多摩大学目黒・特待特進④
2月4日午後三田国際科学学園・MST入試または第4回、目黒日本大学④
2月5日午前広尾学園③、東京都市大学付属④、日本工業大学駒場⑥
2月6日多摩大学目黒・特待特進⑤

アクティブラーニング型入試は、教科型入試よりも合格しやすい方式ではありません。募集人数が限られ、資料読解力、文章表現力、発言力、協調性などを総合的に評価されます。

東京都市大学等々力中学校を第一志望とする場合でも、アクティブラーニング型だけに期待せず、2月1日から3日までの教科型入試で合格を目指すことを基本としましょう。

男子の代表的な併願例

日程上位校へ挑戦する型東京都市大学等々力を軸にする型
2月1日午前東京都市大学付属①東京都市大学等々力・第1回特選
2月1日午後東京都市大学等々力・第1回S特選東京都市大学等々力・第1回S特選
2月2日午前日本工業大学駒場③など多摩大学目黒・進学②など
2月2日午後東京都市大学等々力・第2回S特選東京都市大学等々力・第2回S特選
2月3日午前東京都市大学付属③日本工業大学駒場⑤など
2月3日午後東京都市大学等々力・第2回特選東京都市大学等々力・第2回特選

東京都市大学付属中学校は、同じ東京都市大学グループに属しますが、成城にある男子校です。大学付属校という共通点はあるものの、男女区分、校風、コース、入試問題は異なります。

両校を併願する場合は、学校名を取り違えないよう、出願サイト、受験票、試験会場を必ず確認してください。

女子の代表的な併願例

日程上位女子校へ挑戦する型共学中心で組む型
2月1日午前鷗友学園女子①東京都市大学等々力・第1回特選
2月1日午後東京都市大学等々力・第1回S特選東京都市大学等々力・第1回S特選
2月2日午前田園調布学園②目黒日本大学③、多摩大学目黒・進学②など
2月2日午後東京都市大学等々力・第2回S特選東京都市大学等々力・第2回S特選
2月3日午前鷗友学園女子②日本工業大学駒場⑤など
2月3日午後東京都市大学等々力・第2回特選東京都市大学等々力・第2回特選

女子の場合は、共学校を中心に受験するか、鷗友学園女子や田園調布学園などの女子校も含めるかによって、併願校の選択肢が大きく変わります。

共学と女子校では、学校生活の雰囲気、行事、クラブ活動、生徒同士の関係性にも違いがあります。偏差値や日程だけでなく、本人が6年間を過ごしたい環境かどうかを確認しましょう。

東京都市大学等々力を第一志望とする場合

第一志望の場合は、複数回受験を前提に受験日程を組む方法があります。

  1. 2月1日午前:第1回特選入試
  2. 2月1日午後:第1回S特選入試
  3. 2月2日午後:第2回S特選入試
  4. 2月3日午後:第2回特選入試《S特チャレンジ》
  5. 2月4日午前:適性がある場合はアクティブラーニング型入試

全ての回を実際に受験する必要はありません。合格発表と入学手続期限を確認し、合格を得た段階で、その後の受験を続けるかを判断します。

第一志望校を複数回受験する場合でも、2月2日午前などに安全校を入れておくことが大切です。一校の合格を確保できれば、その後の東京都市大学等々力の入試にも落ち着いて臨みやすくなります。

S特選コースを目指す場合の考え方

S特選コースを希望する場合でも、特選コースへのスライド合格を含めて考える必要があります。

S特選入試で特選コースへのスライド合格を得た場合に、そのまま入学するのか、後の入試でS特選へ再挑戦するのかを、受験前に家庭で話し合っておきましょう。

  • S特選でなければ他校へ進学するのか
  • 特選コースでも東京都市大学等々力へ進学したいのか
  • 入学後にコース変更の機会があるか
  • コースよりも学校全体の教育環境を優先するのか

合格発表後に初めて考えると、入学手続期限までに判断できない可能性があります。学校説明会や個別相談で、コース間の違いと入学後の運用を確認しておくことが重要です。

安全校は2月1日より前にも確保する

受験日程に余裕を持たせるため、1月に行われる埼玉県や千葉県の入試、帰国生入試、地方校の首都圏会場入試などを利用して、2月1日より前に合格を確保する方法もあります。

ただし、進学する意思が全くない学校を、単なる練習として受験することはおすすめできません。万一、2月の入試で希望する結果を得られなかった場合に、実際に進学できる学校を選びましょう。

1月校を選ぶ際にも、通学時間、教育方針、学費、入学手続期限、延納制度を確認する必要があります。

併願校を最終決定する際の確認項目

  • 共学・男子校・女子校のどれを希望するか
  • S特選と特選のどちらを目標にするか
  • 午前校から午後校まで無理なく移動できるか
  • 合格発表と次の試験が重なっていないか
  • 入学金の納入期限や延納制度はどうなっているか
  • 過去問題で合格最低点を安定して上回れているか
  • 入学後に本人が通いたいと思える学校か
  • 6年間の学費や通学時間を家庭が受け入れられるか

特に午後入試を組み合わせる場合は、地図上の距離だけで判断してはいけません。試験終了後に受験生が校舎から出るまでの時間や、駅までの徒歩時間、電車の乗り換え、昼食、遅延の可能性も含めて確認しましょう。

東京都市大学等々力中学校は複数回の入試を行っているため、第一志望として繰り返し挑戦することも、上位校と安全校の間に置くこともできます。

「チャレンジ校・東京都市大学等々力・安全校」の三段階をつくり、男女別の学校選択と午前・午後の移動を無理なく組み合わせることが、安定した併願計画を立てるポイントです。

入試日程、募集人数、試験科目は変更される場合があります。出願前には東京都市大学等々力中学校と各併願校の最新募集要項を確認してください。

在校生・保護者の声|熱心な学習指導と活気ある学校生活への評価

東京都市大学等々力中学校については、在校生や保護者から、「学習に集中しやすい環境が整っている」「先生へ質問しやすい」「行事やクラブ活動にも活気がある」といった声が多く聞かれます。

特に評価されているのは、アナライズセンターをはじめとする自習環境、TQノートを使った時間管理、補習や個別指導などの学習支援です。学校全体に難関大学進学を目指す雰囲気があり、周囲から刺激を受けながら努力できることに魅力を感じる家庭も少なくありません。

一方で、授業の進度、課題、小テストなどに慣れるまでは負担を感じる生徒もいます。学校から手厚い支援を受けられるからこそ、本人にも計画的に学習する姿勢が求められる学校です。

先生が熱心で質問しやすい

在校生からは、授業で分からなかった問題を質問すると、先生が丁寧に対応してくれるという声があります。授業後や放課後に質問できるほか、自習室では学習コーチや卒業生チューターなどへ相談できる仕組みもあります。

難関大学を目指す学校では授業の進度が速くなりやすいため、分からない部分をそのままにしないことが重要です。東京都市大学等々力中学校では、質問、面談、補習、個別指導など、理解を補うための複数の方法が用意されています。

  • 授業後に教科担当へ質問できる
  • 学習コーチや卒業生チューターを利用できる
  • 定期的な面談で学習状況を確認する
  • 長期休暇中に補講や再指導を受けられる
  • 高校では志望大学に応じた講座も利用できる

保護者から見ても、学校内で質問や自習を完結しやすいことは安心材料です。塾や予備校へ通う場合にも、まず学校の授業を確実に理解するという学習の軸をつくりやすいでしょう。

ただし、支援制度があっても、先生から声を掛けられるのを待つだけでは十分に活用できません。分からないことを自分から質問し、必要な支援を選べる生徒ほど、学校の環境を生かしやすいと考えられます。

自習室が充実し、放課後も勉強しやすい

生徒や保護者から高く評価されている施設の一つが、キャレル型の机を備えたアナライズセンターです。周囲を気にせず一人で集中しやすく、宿題、定期考査対策、大学受験勉強などに利用されています。

中学1年生から高校2年生までは午後8時まで、高校3年生は午後9時まで利用できるため、クラブ活動や補習の後に学校で勉強してから帰宅することもできます。

在校生からは、自宅よりも学校の方が集中しやすいことや、周囲の生徒が勉強している姿を見ると自分も取り組もうと思えることが、利用する理由として挙げられています。

定期考査前には、アナライズセンターだけでなく、特別教室なども自習場所として開放されます。友達と確認しながら学びたい場合は、SICのグループ学習室やラウンジを使うなど、学習方法によって場所を選べます。

在校生・保護者が評価する点考えられる利点
個別型の自習席周囲の視線や会話を気にせず集中しやすい
夜まで利用可能部活動後にも学校で課題を進められる
質問できる環境分からない問題をその日のうちに解決しやすい
複数の学習場所個人学習とグループ学習を使い分けられる
入退室通知保護者が自習室の利用状況や下校時刻を確認しやすい

学校で学習時間を確保できることは大きな魅力ですが、利用するかどうかは本人次第です。施設が充実していても、毎日そのまま帰宅してしまえば、自学自習の習慣にはつながりません。

TQノートで時間管理の習慣が身につく

保護者からは、東京都市大学等々力中学校独自のTQノートを評価する声もあります。授業、宿題、小テスト、クラブ活動などの予定を書き、限られた時間をどのように使うかを考える仕組みです。

中学校へ入学すると、教科数が増え、小学校よりも多くの課題や試験に対応する必要があります。部活動にも参加すると、帰宅後に使える時間は更に限られます。

TQノートを継続して使うことで、次のような習慣を身につけることが期待できます。

  • 提出物の期限を確認する
  • 定期考査から逆算して学習を始める
  • 苦手教科へ取り組む時間を確保する
  • 部活動と学習の予定を調整する
  • 計画どおりに進まなかった理由を振り返る

帰国生保護者の座談会でも、時間管理能力を伸ばすTQノートを学校選びの決め手の一つに挙げる声が紹介されています。

ただし、予定を書くだけで学力が伸びるわけではありません。最初は先生や家庭の支援を受けながら、少しずつ自分で計画を修正できるようになることが大切です。

周囲の生徒から刺激を受けやすい

東京都市大学等々力中学校には、難関大学進学を目標として、授業や自習に真面目に取り組む生徒が多いといわれています。

保護者の口コミでは、入学当初は課題や授業の進度に慣れるまで時間がかかったものの、周囲の生徒が勉強する姿に影響を受け、学習習慣が身についたという声も見られます。

自分一人では勉強を続けにくい子でも、友達が小テストへ向けて準備している姿や、放課後に自習室へ向かう姿を見ることで、自然に学習へ意識が向きやすくなります。

一方、成績やコースを意識しすぎると、周囲との比較によって焦りを感じることもあります。競争を負担として受け止めるのではなく、友達の努力を自分の成長へつなげられるかが重要です。

課題や小テストが多く、学習面は決して楽ではない

良い評価だけでなく、授業の進度、課題、小テスト、追試などが多く、学習面で大変さを感じるという声もあります。

中高一貫校の先取り学習では、一度つまずくと、その後の内容にも影響することがあります。そのため、学校では小テストや定期考査を通して理解度を確認し、必要に応じて再指導を行います。

保護者にとっては、学校がしっかり勉強させてくれることが安心につながる一方、生徒本人にとっては、課題を終わらせるだけで精一杯になる時期もあるでしょう。

学習面で評価される点負担になり得る点
授業・課題を通して学習習慣をつくりやすい授業の進度に慣れるまで時間がかかる場合がある
小テストによって理解不足を早めに発見できる複数教科の試験準備が重なることがある
補習や再指導によって学び直せる基準に届かない場合は追試や追加課題が必要になる
周囲と切磋琢磨できる成績やクラス内での位置を意識しやすい

小学校時代に家庭学習の習慣がほとんどなかった子や、提出物の管理を保護者に任せていた子は、入学後に苦労する可能性があります。

反対に、最初は時間管理が苦手でも、学校の仕組みを素直に利用し、先生の助言を受けながら改善できる子は、中高6年間で大きく成長できるでしょう。

学力に応じたコース環境への期待

S特選コースと特選コースが設けられていることについては、目標とする進路に応じた授業を受けられる点を評価する声があります。

S特選コースでは最難関国公立大学、特選コースでは難関国公立大学や早慶上理などを目標とし、どちらも先取り学習を進めます。

同じ学校の中に異なるコースがあることで、自分より高い目標を持つ生徒から刺激を受けられる一方、コース名や成績を必要以上に意識してしまう可能性もあります。

学校を選ぶ際には、S特選コースへ合格できるかだけでなく、特選コースへのスライド合格となった場合にも入学したいかを考えておくことが大切です。

コースにかかわらず、学校の教育理念、行事、クラブ活動、ICT教育、自習施設などは共通しています。コース名だけで学校生活全体を判断しないようにしましょう。

藍桐祭や学校行事は生徒の活気が伝わる

在校生からは、文化祭である藍桐祭が楽しいという声も多く聞かれます。クラス企画、舞台発表、クラブ展示、食品企画などを、生徒が協力してつくり上げます。

東京都市大学等々力中学校は学習指導が厳しい学校という印象を持たれることがありますが、行事では生徒が主体的に動き、明るく活気のある一面が見られます。

  • クラス全員で企画を考える
  • 得意分野に応じて制作や運営を分担する
  • 中学生と高校生が互いの発表を見る
  • 来場者への案内や接客を経験する
  • 部活動の成果を舞台や展示で発表する

準備期間には、意見がまとまらなかったり、作業が予定どおりに進まなかったりすることもあります。その過程で、相手の考えを聞き、役割を調整しながら一つのものを完成させる経験ができます。

受験生が学校の雰囲気を知るには、説明会だけでなく藍桐祭へ参加することも有効です。生徒の来場者への接し方や、先輩・後輩の関係を見ることで、普段の学校生活を想像しやすくなります。

クラブ活動にも本気で取り組める

舞チア部、陸上競技部、サッカー部など、全国大会や都大会を目指して活動するクラブがあり、学習だけでなく部活動にも熱心に取り組みたい生徒から評価されています。

文化部にも、理科部、鉄道研究部、吹奏楽部、書道部、茶道部など多様な選択肢があります。小学校時代から続けてきた活動を深めることも、中学校で新しい分野へ挑戦することもできます。

部活動へ所属することで、クラス以外の友達や先輩と関わり、自分の居場所を増やせる点も魅力です。特に中高合同で活動するクラブでは、高校生の姿から技術だけでなく、学校生活や学習への取り組み方も学べます。

一方、大会や発表会が多いクラブでは、休日の活動や校外施設への移動が必要になることがあります。学習との両立には、TQノートや自習室を活用した時間管理が欠かせません。

共学校らしい自然な交流がある

東京都市大学等々力中学校は、男子生徒と女子生徒が共に学ぶ学校です。授業、行事、委員会、クラブ活動を通して、性別にかかわらず意見を出し合い、協力する経験を積みます。

在校生の雰囲気については、真面目に学習する生徒が多い一方、行事や休み時間には明るく活発な様子が見られると紹介されています。

共学環境では、異なる考え方や得意分野を持つ仲間と日常的に関わります。大学や社会へ進んだ後にも必要となる、相手を尊重しながら協力する力を育てやすい環境です。

ただし、共学校と男子校・女子校のどれが合うかは、本人の性格や希望によって異なります。説明会だけでなく、在校生が案内する校内ツアーや文化祭などで、本人が居心地のよさを感じられるかを確認するとよいでしょう。

帰国生や英語が得意な生徒も学びやすい

帰国生保護者からは、英語力を維持・向上できる環境、国際教育を含む行事の多さ、運動部の選択肢などを入学の決め手として挙げる声があります。

中学3年からは、一定の英語力を持つ生徒を対象とした特選GLクラスがあり、高校ではオーストラリアやカナダへの長期留学を選ぶこともできます。

英語力の高い生徒だけを別の存在として扱うのではなく、一般生と帰国生が一緒に学び、互いの経験から刺激を受けることが目指されています。

一方、帰国生が日本語での読解や作文に不安を持つ場合や、国内生が英語の得意な生徒と比べて焦りを感じる場合もあります。英語だけでなく、国語、数学、理科、社会を含む学校全体のカリキュラムへ対応できるかを確認することが必要です。

保護者にとって安心感のある安全管理

保護者から見た安心材料として、登下校や自習室の入退室を知らせるシステムがあります。生徒が身分証のQRコードをかざすと、保護者へ通知が届く仕組みです。

部活動や放課後自習によって下校時刻が日によって変わる場合でも、学校を出たことを確認しやすくなっています。

校内にはカウンセリングルーム「ひだまり」も設けられており、生徒だけでなく保護者も相談できます。学習、友人関係、進路、心身の変化などについて、担任以外の専門家へ相談できることも安心につながります。

ただし、連絡システムがあるからといって、学校生活の全てが保護者へ自動的に伝わるわけではありません。中学生になると、本人が家庭で学校の出来事を話す機会が減ることもあるため、日頃から話しやすい関係をつくっておくことが大切です。

保護者から見た学校の魅力

評価されやすい点主な理由
学習指導が手厚い授業、課題、小テスト、補習、個別指導を組み合わせている
自習環境が充実している夜まで利用できる自習室や質問できる環境がある
時間管理を学べるTQノートを通して計画と振り返りを習慣化する
進路の選択肢が広い外部難関大学と東京都市大学への付属進学の双方を検討できる
行事や部活動が活発勉強だけに偏らず、協働する経験を積める
国際教育が充実している英語教育、GLクラス、海外研修、長期留学などがある

入学後に負担を感じやすい点

注意したい点入学前に確認したいこと
授業の進度が速い毎日復習する習慣をつくれるか
課題・小テストが多い提出物や試験日程を自分で管理できるか
成績を意識しやすい周囲との比較を成長への刺激に変えられるか
部活動との両立が必要通学時間を含めて家庭学習時間を確保できるか
自主性が求められる質問、自習、補習などを自分から利用できるか
学校生活が長時間になりやすい睡眠、食事、帰宅後の生活に無理がないか

学習支援が充実していることと、学校生活が楽であることは同じではありません。東京都市大学等々力中学校は、生徒を放任する学校ではなく、一定の学習量と生活管理を求めながら成長を支える学校と考えると、実際の姿を理解しやすいでしょう。

口コミだけでなく本人が学校を見て判断する

在校生や保護者の口コミは学校選びの参考になりますが、同じ環境でも感じ方は異なります。

課題が多いことを「しっかり勉強させてもらえる」と評価する家庭もあれば、「本人の負担が大きい」と感じる家庭もあります。成績を意識する環境を「切磋琢磨できる」と捉える子もいれば、強いプレッシャーを感じる子もいます。

学校との相性を判断するには、本人が実際に校内へ入り、在校生や先生の様子を見ることが大切です。

  • 在校生による校内ツアーへ参加する
  • 藍桐祭で生徒の雰囲気を見る
  • 公開授業やICTフェアで授業中の様子を見る
  • 自習室やラウンジの利用状況を確認する
  • 興味のあるクラブの活動を見学する
  • 個別相談で課題量や補習について質問する

学校では、教員の説明を行わず、在校生が校内を案内して受験生の質問に答える校内ツアーも実施しています。先生が用意した説明だけでなく、在校生の言葉や表情から学校生活を知ることができる機会です。

学習への意欲がある家庭から高く評価されやすい学校

東京都市大学等々力中学校は、難関大学を目指す学習環境と、行事・クラブ活動を通した人間教育の両方を求める家庭から評価されやすい学校です。

先生へ質問しやすく、自習室や個別指導などの支援も充実しています。周囲の生徒が真面目に学ぶ環境の中で、入学後に学習習慣が身についたと感じる保護者もいます。

一方、課題や小テスト、先取り授業に継続して対応する必要があり、本人の努力も欠かせません。学校から細かく管理されるだけでなく、最終的には自分で予定を立て、支援を利用し、学び続ける姿勢が求められます。

学習面の大変さも含めて前向きに受け止め、行事や部活動にも積極的に参加したい子にとっては、6年間で大きく成長できる環境といえるでしょう。

この学校に向いている子の特徴|高い目標を持ち主体的に努力できる子

東京都市大学等々力中学校は、難関大学への進学を目指す学習指導と、ノブレス・オブリージュの精神に基づく人格教育を両立させている学校です。

授業、課題、小テスト、TQノートによる時間管理、自習室での学習など、学力を伸ばす仕組みが充実しています。一方、学校から与えられる環境を生かすには、本人にも目標へ向かって継続的に努力する姿勢が求められます。

入学時から全てを一人で管理できる必要はありません。先生の助言を素直に受け止め、失敗を振り返りながら、少しずつ自学自習の習慣を身につけられる子に向いています。

難関大学を目指して努力を続けられる子

東京都市大学等々力中学校には、最難関国公立大学を目指すS特選コースと、難関国公立大学や早慶上理などを目指す特選コースがあります。

どちらのコースでも、中高一貫教育を生かした先取り学習が行われます。授業を受けるだけでなく、復習、宿題、小テスト対策、定期考査対策を継続し、高校後半の大学入試演習へつなげる必要があります。

  • 将来は難関大学へ進学したいという目標がある
  • 一度の試験結果だけで諦めず、学習を続けられる
  • 得意科目だけでなく、苦手科目にも向き合える
  • 周囲の努力を前向きな刺激として受け止められる
  • 目標から逆算して、今すべきことを考えられる

中学校入学時点で具体的な志望大学が決まっていなくても問題ありません。ただし、授業を大切にし、自分の可能性を広げるために努力したいという気持ちは必要です。

計画を立てて学習する習慣を身につけたい子

学校では、独自のTQノートを活用し、宿題、小テスト、定期考査、クラブ活動などの予定を管理します。

最初から計画どおりに行動できる子だけでなく、時間の使い方に課題があり、中学校生活を通して改善したい子にも適しています。

大切なのは、計画どおりに進まなかったときに、そのまま放置しないことです。何に時間がかかったのか、どの課題を後回しにしたのかを振り返り、翌日の計画を修正できる子は、TQノートを有効に活用できます。

現在の様子入学後に期待される成長
保護者に言われてから勉強を始める自分で課題と期限を確認して取り組む
試験直前にまとめて勉強する試験日から逆算して準備する
得意科目ばかり勉強する苦手科目にも必要な時間を配分する
計画どおりに進まないと諦める原因を振り返り、計画を立て直す

時間管理が既に得意であることよりも、学校の仕組みを利用して、自分で管理できるようになりたいという姿勢が重要です。

分からないことを自分から質問できる子

東京都市大学等々力中学校には、教科担当への質問、補習、再指導、学習コーチ、卒業生チューター、自習室など、学習を支える複数の仕組みがあります。

ただし、支援が充実していても、分からないことを隠したり、質問せずに放置したりすると、先取り学習の中で理解不足が広がる可能性があります。

  • 分からない問題をそのままにしない
  • 先生や学習コーチへ自分から相談する
  • 間違いを恥ずかしがらず、解き直しに取り組む
  • 補習や再指導を成長の機会として受け止める
  • 助言を聞き、学習方法を修正できる

質問することに慣れていない子でも、先生の指導を素直に受け入れ、少しずつ行動へ移せるのであれば成長できます。

知識を覚えるだけでなく、自分で考えることが好きな子

東京都市大学等々力中学校では、教科書の知識を覚えるだけでなく、文章、グラフ、実験結果、統計資料などを読み取り、自分の考えをまとめて発表する学習を重視しています。

システムLiP、SST、アクティブ・ラーニング、プレゼンテーションなどを通して、情報を集め、分析し、根拠を示して説明する力を伸ばします。

  • 「なぜそうなるのか」を考えることが好き
  • 文章や資料から必要な情報を探せる
  • 実験や観察を通して理解を深めたい
  • 自分の考えを文章や発表で表現したい
  • 他者の意見を聞き、考えを修正できる

発表が最初から得意である必要はありません。人前で話すことに不安があっても、経験を重ねながら表現力を伸ばしたい子に適しています。

幅広い教科をバランスよく学びたい子

S特選コース・特選コースのどちらでも、特定の科目だけに偏らず、国語、数学、英語、理科、社会、芸術、体育などを幅広く学びます。

最難関国公立大学を目指す場合には、大学入学共通テストや個別試験へ対応するため、複数教科を高い水準で学ぶ必要があります。文系を選択した後も数学を大切にする方針が示されています。

そのため、英語や数学だけを学びたい子よりも、さまざまな分野に関心を持ち、苦手科目も含めて総合力を伸ばしたい子に向いています。

学びの分野伸ばせる力
国語・LiP読解力、論理的思考力、記述力、発表力
数学・理科数量的思考力、科学的な考察力、問題解決力
英語音読、4技能、異文化理解、実践的な発信力
社会・キャリア教育資料分析、社会課題への関心、多角的な見方
芸術・体育・行事感性、体力、協調性、継続力

理科・情報・ICTに関心がある子

実験やフィールドワークを重視するSST、1人1台のiPadを利用する授業、プログラミング、東京都市大学との連携など、理科・情報分野へ関心を広げられる環境があります。

理系進学を既に考えている子だけでなく、身近な現象や社会の仕組みに疑問を持ち、自分で調べたり試したりすることが好きな子にも向いています。

  • 実験や科学工作が好き
  • 機械、建築、環境、情報などに興味がある
  • タブレットを娯楽だけでなく学習にも使える
  • プログラミングやWeb制作に挑戦したい
  • 大学の研究や専門的な学問に触れたい

ICT機器を使う機会が多いため、端末の利用ルールを守り、必要な情報と娯楽を区別できることも大切です。

英語力を伸ばし、海外へ視野を広げたい子

英語教育では音読を重視し、English Salon、オンライン英会話、サマーコース、海外研修など、英語を実際に使う機会が用意されています。

一定の英語力を持つ生徒は、中学3年から特選GLクラスを選択し、高校1年次のオーストラリア・カナダ長期留学を目指すこともできます。

次のような子にとっては、英語学習への意欲を高めやすい環境です。

  • 英語を試験科目だけでなく、コミュニケーションに使いたい
  • 音読や会話を繰り返し練習できる
  • 海外の文化や社会に関心がある
  • 留学生や異なる背景を持つ人と交流したい
  • 将来は海外大学や国際的な進路も検討したい

英語が入学時から得意である必要はありません。地道な音読や語彙学習を続け、失敗を恐れずに英語を使ってみたい子に向いています。

規律を守りながら自立を目指せる子

学校では、ノブレス・オブリージュの精神に基づき、挨拶、時間、服装、礼儀、周囲への配慮などを重視しています。

自由に好きなことをするだけでなく、自分の能力や立場には責任が伴うと考え、集団の一員として行動することが求められます。

  • 挨拶や時間を守ることを大切にできる
  • 学校のルールを理解しようとする
  • 自分の行動が周囲へ与える影響を考えられる
  • 注意されたときに反発するだけでなく、改善できる
  • 困っている人や集団のために行動したい

細かな指導を窮屈に感じる子もいるかもしれません。一方、一定の規律がある環境の中で生活習慣を整え、自立した中高生へ成長したい子には適しています。

ノブレス・オブリージュの精神に共感できる子

東京都市大学等々力中学校が目指すのは、学力の高い生徒を育てることだけではありません。身につけた知識や能力を、自分の利益だけでなく、他者や社会のためにも使える人を育てようとしています。

文化祭、委員会、宿泊行事、平和学習、社会貢献活動などでは、自分の役割を果たし、周囲と協力することが求められます。

教育の柱学校生活で求められる姿勢
高潔正しいと考えることを誠実に行い、自分の行動に責任を持つ
英知情報をそのまま受け入れず、根拠を基に考えて判断する
共生異なる立場や考えを尊重し、仲間と協力する

成績や大学合格だけでなく、将来どのような形で社会へ貢献したいかを考えたい子にとって、学校の教育理念は大きな支えとなるでしょう。

共学環境で多様な仲間と切磋琢磨したい子

授業、行事、委員会、クラブ活動では、男子生徒と女子生徒が意見を出し合い、協力して取り組みます。

異なる考え方や得意分野を持つ仲間と日常的に関わることで、自分の意見を伝える力だけでなく、相手の意見を聞き、折り合いをつける力も身につけます。

  • 共学校で自然な人間関係を築きたい
  • 異なる価値観を持つ仲間と学びたい
  • グループ活動や行事へ積極的に参加したい
  • 自分と違う意見にも耳を傾けられる
  • 仲間と競いながら、互いに支え合いたい

自分一人で黙々と学ぶ時間と、仲間と協力する時間の双方を大切にできる子に合いやすい学校です。

勉強とクラブ活動の両方に取り組みたい子

舞チア部、陸上競技部、サッカー部など高い競技目標を持つクラブから、理科部、鉄道研究部、吹奏楽部、書道部、茶道部などの文化部まで、多様な活動があります。

学校は文武両道を重視しており、クラブ活動後に自習室を利用したり、TQノートで学習時間を管理したりする環境が整っています。

ただし、勉強とクラブ活動を両立するには、空いている時間を有効に使う必要があります。

  • 好きな活動へ継続して取り組みたい
  • 忙しい中でも学習時間を確保する努力ができる
  • チームやクラブ内で自分の役割を果たせる
  • 先輩や仲間から学びたい
  • 結果だけでなく、練習の過程を大切にできる

通学時間が長い場合や、活動日数の多いクラブを希望する場合は、睡眠時間や家庭学習に無理が生じないかを確認しておきましょう。

失敗を振り返り、次の行動へつなげられる子

難関大学を目指す学習では、全ての試験で思いどおりの結果を得られるわけではありません。小テストで基準に届かなかったり、定期考査で順位が下がったり、希望するコースや講座に届かなかったりすることもあります。

そのようなときに、「自分には向いていない」と諦めるのではなく、間違いの原因を確かめ、次に何を変えるかを考えられる子は成長しやすいでしょう。

失敗したときの行動成長につながる考え方
点数だけを見て落ち込むどの単元・どの種類のミスが多かったかを確認する
苦手科目を避ける先生へ相談し、取り組む内容を絞る
計画どおりに進まず諦める無理のあった部分を修正して再計画する
周囲の成績と比べる以前の自分から何が伸びたかを見る

入学時点の完成度よりも、指導を受けた後に行動を変えられるかどうかが重要です。

特選コースでも学校へ通いたいと思える子

S特選コースを目指して受験する場合は、特選コースへのスライド合格となったときにも入学したいかを考えておく必要があります。

東京都市大学等々力中学校の教育理念、行事、施設、クラブ活動、ICT教育などは、コースを越えて共有されています。コース名だけで学校を選ぶのではなく、学校全体の環境に魅力を感じられるかが大切です。

  • S特選と特選の違いを理解している
  • コース名だけで自分の価値を判断しない
  • 現在の位置から努力して学力を伸ばしたい
  • 学校全体の教育方針や校風に共感している
  • 希望どおりでない結果にも前向きに対応できる

入試前に、S特選合格、特選へのスライド合格、不合格となった場合の判断を家庭で話し合っておくと、合格発表後に落ち着いて進路を選べます。

入学を慎重に検討したい子

東京都市大学等々力中学校の教育環境が優れていても、全ての子に合うわけではありません。次のような希望が強い場合は、学校説明会や公開授業で相性を丁寧に確認する必要があります。

  • 宿題や小テストが少なく、自由な時間を最優先したい
  • 学習計画や生活習慣について細かく指導されたくない
  • 分からないことがあっても、人へ質問することを強く避ける
  • 得意な一教科だけを学び、他教科には取り組みたくない
  • グループ活動や発表へ参加することに強い抵抗がある
  • 周囲の学習意欲の高さを大きなプレッシャーとして感じる
  • コース名や順位に強くこだわり、結果を受け入れにくい
  • 通学や部活動によって、睡眠時間を十分に確保できない

当てはまる項目があるだけで、入学に向いていないとは限りません。本人が学校の方針を理解した上で、少しずつ改善したいと思えるかが判断のポイントです。

学校との相性を確かめるための確認項目

説明会や文化祭、公開授業へ参加する際には、大学合格実績や施設の新しさだけでなく、本人が実際の学校生活を前向きに受け止められるかを確認しましょう。

確認すること本人への問い掛け
授業の雰囲気考えたり発表したりする授業を楽しめそうか
学習量毎日の復習や小テスト対策を続けられそうか
校風・規律学校のルールや生活指導を納得して受け入れられるか
自習環境放課後に自習室を使ってみたいと思うか
行事・部活動参加したい行事やクラブがあるか
コース特選コースでもこの学校に通いたいと思えるか
通学6年間、無理なく通い続けられそうか

保護者が進学実績や学習支援に魅力を感じていても、本人が校風に強い違和感を持っている場合は、入学後の生活が苦しくなる可能性があります。

最終的には、保護者の評価だけでなく、本人が「ここで勉強したい」「この学校の行事やクラブに参加したい」と思えることが大切です。

東京都市大学等々力中学校に向いている子のまとめ

  • 難関大学を目指し、毎日の学習を積み重ねられる子
  • TQノートを活用し、時間管理や自学自習を身につけたい子
  • 分からないことを質問し、助言を行動へ移せる子
  • 暗記だけでなく、資料を読み、自分で考えて発表したい子
  • 英語・理科・情報・探究学習へ関心がある子
  • 規律を守りながら、自立した中高生へ成長したい子
  • ノブレス・オブリージュの精神に共感できる子
  • 共学環境で、多様な仲間と切磋琢磨したい子
  • 勉強とクラブ活動の両方に本気で取り組みたい子
  • 失敗を振り返り、次の努力へつなげられる子

東京都市大学等々力中学校は、学校へ任せていれば自動的に学力が伸びる学校ではありません。しかし、授業、自習室、TQノート、補習、個別指導などの環境を主体的に活用すれば、学習習慣と進路の可能性を大きく伸ばせます。

高い目標に挑戦しながら、学力だけでなく責任感や協調性も身につけたい子にとって、充実した6年間を過ごせる学校といえるでしょう。

まとめ|高い学力と責任ある人格を育てる躍進中の共学校

東京都市大学等々力中学校は、東京都世田谷区等々力の落ち着いた環境にある、私立の男女共学・中高一貫校です。

学校名が似ている東京都市大学付属中学校は成城にある男子校であり、等々力中学校は男女が共に学ぶ共学校です。東京都市大学グループの教育資源を活用しながら、外部の難関大学を積極的に目指す進学校として、近年注目を集めています。

教育の中心にあるのは、「ノブレス・オブリージュ」の精神です。高い能力や恵まれた環境を自分のためだけに使うのではなく、その力を他者や社会のために役立てる責任を持つ人材の育成を目指しています。

大学合格だけを最終目標とするのではなく、「高潔・英知・共生」を身につけ、社会へ貢献できるグローバルリーダーへ成長することが、6年間の教育の大きな目的です。

S特選・特選コースで難関大学を目指す

中学校には、最難関国公立大学を目指すS特選コースと、難関国公立大学や早慶上理を目指す特選コースがあります。

どちらのコースでも、中高一貫教育を生かした先取り学習を行い、高校後半には大学入試問題の演習へ進みます。S特選コースでは東京大学、東京科学大学、一橋大学などを目標とし、特選コースでは難関国公立大学や早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学などへの現役合格を目指します。

特定の教科だけへ授業時間を偏らせるのではなく、国語、数学、英語、理科、社会、芸術、体育などを幅広く学ぶことも特徴です。大学入試に必要な学力と、豊かな感性や健康な心身をバランスよく育てようとしています。

自ら考え、表現する力を育てる独自教育

東京都市大学等々力中学校の教育は、知識の暗記や問題演習だけで構成されているわけではありません。

独自のリテラシー教育であるシステムLiPでは、文章や資料を正確に読み、自分の考えを根拠とともに表現する力を育てます。理科教育のSSTでは、実験や観察、フィールドワークを通して、科学的に考察する力を伸ばします。

1人1台のiPadを使ったICT教育、プログラミング、アクティブ・ラーニング、プレゼンテーションなども行われています。

  • システムLiP:情報を読み取り、自分の考えを論理的に伝える
  • SST:実験や体験を通して科学的思考力を育てる
  • ICT教育:情報収集、課題提出、発表、振り返りに端末を活用する
  • 英語教育:音読を基礎として、聞く・読む・話す・書く力を伸ばす
  • キャリア教育:将来の職業や社会との関わりを考える

覚えた知識を試験で再現するだけでなく、初めて見る資料から考え、自分の言葉で説明する力を伸ばしたい子に適した教育環境です。

自学自習を支える学習環境

校内には、キャレル型の個別机を備えたアナライズセンターがあります。中学1年生から高校2年生までは午後8時まで利用でき、授業後やクラブ活動後にも校内で学習できます。

図書館機能を持つSICには、自習机やグループ学習室も設けられています。一人で集中して勉強する場所と、友達と教え合う場所を目的に応じて使い分けられます。

また、生徒はTQノートを使い、宿題、小テスト、定期考査、クラブ活動などの予定を管理します。先生や保護者に全てを管理してもらうのではなく、自分で計画を立て、実行し、振り返る習慣を身につけます。

授業についていくことが難しい場合には、長期休暇中の再指導、補習、学習コーチング、個別課題なども用意されています。先取り学習を進めながら、理解が不十分な生徒を支える仕組みも整えられています。

進学実績と東京都市大学への付属進学

東京都市大学等々力中学校・高等学校は、東京都市大学の付属校でありながら、卒業生の多くが外部大学を受験する進学校です。

2026年度の大学合格実績では、東京大学、東京科学大学、一橋大学をはじめとする国公立大学や、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、GMARCHなどへ多数の現役合格者を出しています。

東京都市大学への付属進学制度も用意されているため、理工、建築、情報、環境、メディア、都市、データ科学などの分野へ進みたい生徒には、進路上の選択肢があります。

ただし、東京都市大学への付属進学は、希望すれば無条件で利用できる制度ではありません。一定の成績基準や校長推薦、付属進学テスト、プレゼンテーションなどによる選考があります。

外部の難関大学を目指す進学指導と、付属大学への進学制度を併せ持つことが、東京都市大学等々力中学校の進路面における大きな特徴です。

藍桐祭やクラブ活動も充実

学校生活では、文化祭の藍桐祭、中学校スポーツ大会、合唱コンクール、Todoroki Run Festaなど、生徒が主体的に関わる行事が行われています。

中学2年の「自己発見と共生の旅」、中学3年の「平和と命の旅」など、社会課題や自分の生き方について考える宿泊行事も特徴的です。

クラブ活動には、全国大会で実績を残す舞チア部、都大会で活躍する陸上競技部、サッカー部、吹奏楽部、理科部、鉄道研究部など、多様な選択肢があります。

勉強だけに偏るのではなく、行事やクラブ活動を通して、仲間と協力する力、役割を果たす責任感、最後まで努力する姿勢を伸ばせます。

東京都市大学等々力中学校の主な魅力

魅力主な内容
明確な教育理念ノブレス・オブリージュの精神を基に、高潔・英知・共生を育てる
難関大学を目指すコース制S特選・特選コースで、目標に応じた先取り学習を行う
独自の教育プログラムシステムLiP、SST、ICT、英語音読、キャリア教育を実施
充実した自習環境アナライズセンター、SIC、グループ学習室などを利用できる
幅広い進路国公立・難関私立・海外大学・東京都市大学への進学を目指せる
活発な学校生活藍桐祭、宿泊研修、スポーツ行事、クラブ活動が充実
通学しやすい立地東急大井町線「等々力駅」から徒歩約10分

入学前に確認しておきたい点

学習支援が充実している一方で、授業の進度、宿題、小テスト、定期考査への準備は決して軽くありません。

学校が細かく支えてくれるからといって、本人が受け身のままで学力が伸びるわけではありません。TQノート、自習室、補習、質問制度などを自分から利用し、毎日の学習を続ける必要があります。

  • 先取り授業に対応するため、日々の復習を続けられるか
  • 宿題や小テストの日程を自分で管理できるか
  • S特選・特選のどちらでも学校へ通いたいと思えるか
  • 周囲の高い学習意欲を前向きな刺激として受け止められるか
  • クラブ活動と学習を無理なく両立できるか
  • 中高6年間の学費や通学時間を家庭が受け入れられるか

また、S特選コースへの合格だけに強くこだわるのではなく、特選コースへのスライド合格となった場合にも入学したいかを、受験前に家庭で話し合っておくことが大切です。

東京都市大学等々力中学校に向いている家庭

東京都市大学等々力中学校は、次のような教育を求める家庭に向いています。

  • 難関大学への現役合格を目指せる環境を求めている
  • 学力だけでなく、責任感や協調性も身につけてほしい
  • 学校の授業と自習環境を中心に学力を伸ばしたい
  • 共学環境で多様な仲間と切磋琢磨してほしい
  • 英語、理科、情報、探究学習へ関心を広げてほしい
  • 勉強とクラブ活動の双方へ本気で取り組んでほしい
  • 付属大学への進学と外部大学受験の両方を検討したい

反対に、宿題や小テストが少なく、本人の自由を最優先する学校を希望する場合や、学習計画・生活習慣への指導を強く窮屈に感じる場合は、慎重に相性を確認する必要があります。

学校説明会や藍桐祭で相性を確認しよう

東京都市大学等々力中学校を検討する際は、大学合格実績や偏差値だけで判断せず、学校説明会、公開授業、ICTフェア、藍桐祭などへ参加することをおすすめします。

実際に校内を歩き、次の点を確認すると、入学後の生活を想像しやすくなります。

  • 先生と生徒の距離感
  • 在校生の表情や来場者への接し方
  • 授業中の発言やグループ活動の雰囲気
  • アナライズセンターやSICの利用状況
  • 興味のあるクラブの活動内容
  • 等々力駅から学校までの通学経路

保護者が学校の教育方針に魅力を感じることに加え、受験生本人が「この学校で学びたい」「この行事やクラブに参加したい」と思えることが、学校選びでは重要です。

学力と人間性を共に伸ばしたい子に適した学校

東京都市大学等々力中学校は、ノブレス・オブリージュの人格教育、難関大学を目指すコース制、充実した自学自習環境を組み合わせた共学校です。

進学実績の伸びだけでなく、システムLiP、SST、英語教育、ICT、キャリア教育、学校行事などを通して、変化する社会の中で自ら考え、判断し、行動する力を育てています。

授業や課題へ真面目に取り組み、分からないことを質問し、失敗を次の努力へつなげられる子にとっては、6年間で大きく成長できる環境です。

難関大学への進学を目指しながら、学力だけでなく責任感、協調性、社会へ貢献する姿勢も身につけたい受験生にとって、東京都市大学等々力中学校は有力な選択肢となるでしょう。

入試制度、学費、大学合格実績、行事、海外研修などは年度によって変更される場合があります。受験を検討する際は、最新の学校案内や募集要項を確認してください。

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