【2026年版】東京立正中学校の評判は?「心を育てる教育」とICT・SDGs探究が魅力の共学校を徹底解説!

中学受験
  1. 学校の概要|「生命の尊厳」を軸に心と主体性を育てる共学校
    1. 「生命の尊厳」を基盤とした心の教育
    2. 中高6年間を見通したイノベーション教育
  2. アクセスと立地環境|新高円寺駅から徒歩8分の緑豊かな学園
    1. 新高円寺駅のほか、複数の駅からバスを利用可能
    2. 「木もれ日の学園」と呼ばれる落ち着いた環境
    3. 一定の範囲内では自転車通学も可能
  3. 教育方針とカリキュラム|ICT・SDGs探究で未来を切り拓く力を育成
    1. 「生徒を幸せにする5つの教育目標」
    2. SDGsを「自分事」として考える探究学習
    3. 教科の枠を越えて学ぶクロスカリキュラム
    4. 1人1台端末を活用したICT教育
    5. 4技能を育てる英語・国際教育
  4. 学習環境と施設設備|iPadを活用した学びと落ち着いた校内環境
    1. ICTを日常の学習道具として活用
    2. 実験を通して理解を深める理科施設
    3. 国の登録有形文化財となっている講堂
    4. 読書や自主学習を支える図書室
    5. 運動や部活動に対応する体育施設
    6. 食堂に加えてキッチンカーも導入
  5. 学校生活と行事|ノーチャイム制と多彩な体験で自主性を育む
    1. 自分で時間を管理するノーチャイム制
    2. クラスの団結力が高まる体育祭
    3. 生徒が企画・運営する紫苑祭
    4. クラス一丸となって臨む合唱コンクール
    5. 学年ごとに目的を持たせた宿泊研修
    6. 宗教行事や文化体験を通じて心を育てる
    7. 生徒会「紫友会」が学校づくりに参加
  6. クラブ活動|中高の仲間と好きなことに打ち込める多彩な部活動
    1. 中学生が参加できる主な運動部
    2. 全国大会出場経験を持つ中学ソフトボール部
    3. 初心者から全国レベルまで活動する水泳部
    4. 多様な興味に応える文化部
    5. 中高合同で音楽をつくり上げる吹奏楽部
    6. 作品づくりと展覧会に挑戦する書道部
    7. 研修旅行とジオラマ制作が魅力の鉄道研究部
    8. 紫苑祭やクラブ発表会で活動成果を披露
  7. 進学実績と卒業後の進路|総合型・推薦・一般選抜を組み合わせて希望進路を支援
    1. 卒業生の約8割が4年制大学へ進学
    2. 総合型選抜と推薦型選抜を活用する生徒が多い
    3. 志望理由書と面接を丁寧に指導する「東京立正メソッド」
    4. 国公立大学やGMARCHを含む幅広い大学へ合格
    5. 138大学・355学部の指定校推薦枠
    6. 東京立正短期大学への優先入学制度
    7. 海外大学進学も選択肢の一つ
  8. 学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間の費用目安
    1. 2026年度入学生の学費
    2. 中学校3年間の納入金は約327万8,000円
    3. 中高6年間を見通した資金計画も必要
    4. 東京都の私立中学校授業料助成制度
    5. 入試成績による奨学生制度
    6. 入学金の軽減制度も用意
  9. 入試情報と合格の目安|多様な入試方式から得意分野を生かして受験できる
    1. 2027年度入試の日程と募集人数
    2. 基礎国語・基礎算数で受験する2科目入試
    3. 思考力と表現力を測る適性検査型入試
    4. 経験や個性を伝える自己プレゼンテーション入試
    5. 国語・算数・英語から選べる選択2科目入試
    6. 6年間の学費免除もある奨学生入試
    7. 複数回受験と高得点科目による再判定
    8. 2026年度入試の結果
    9. 偏差値と合格の目安
    10. 入試方式は得意分野から選ぶことが重要
  10. 併願校パターン|入試日程別に見るチャレンジ校・標準校・安全校
    1. 難度別に見る主な併願候補
    2. チャレンジ校|東京電機大学中学校
    3. チャレンジ校|東京成徳大学中学校
    4. 標準校|文化学園大学杉並中学校
    5. 安全校候補|国士舘中学校
    6. 安全校候補|貞静学園中学校
    7. 東京立正中学校を第一志望とする基本パターン
    8. 上位校にも挑戦するチャレンジ型パターン
    9. 早めの合格確保を重視する安全型パターン
    10. 安全校は偏差値だけで決めない
    11. 募集停止や入試変更にも注意
  11. 在校生・保護者の声|先生との距離が近く温かな雰囲気が魅力
    1. 先生が親身に相談に乗ってくれる
    2. 明るく穏やかな生徒が多い
    3. 行事や部活動を通して学校生活を楽しめる
    4. ICTを使った授業や発表が楽しい
    5. 緑が多く落ち着いて過ごせる
    6. 保護者からは学校との連携を評価する声
    7. 校則や生活指導の受け止め方は分かれる
    8. 部活動と学習の両立には自己管理が必要
    9. 説明会や紫苑祭で生徒の様子を確認したい
  12. この学校に向いている子の特徴|探究心と主体性を伸ばしたい子におすすめ
    1. ICTを使った学習や発表に興味がある子
    2. SDGsや社会の課題を自分事として考えたい子
    3. 発表やプレゼンテーションに挑戦したい子
    4. 先生に相談しながら着実に成長したい子
    5. 穏やかでアットホームな校風を求める子
    6. 学校行事や部活動に積極的に参加したい子
    7. 時間を意識して自分から行動できるようになりたい子
    8. 英語を使って海外の人と交流したい子
    9. 推薦・総合型選抜も視野に入れて大学進学を目指す子
    10. 入学前に相性を確認したいポイント
  13. まとめ|心の教育とICT・SDGs探究が調和する中高一貫校
    1. 伝統的な心の教育を学校生活の土台にしている
    2. ICTを使いながら自分の考えを表現する
    3. SDGs探究を通じて社会とつながる
    4. 行事や部活動を通して自主性を伸ばす
    5. 大学進学では複数のルートを選べる
    6. 入試方式が多く、自分の強みを生かしやすい
    7. 学費は中高6年間を見通して考えたい
    8. 東京立正中学校をおすすめできる家庭

学校の概要|「生命の尊厳」を軸に心と主体性を育てる共学校

東京立正中学校は、東京都杉並区堀ノ内にある私立の共学中高一貫校です。緑に囲まれた落ち着きのある校内は「木もれ日の学園」と呼ばれ、都心にありながら穏やかな環境の中で学校生活を送ることができます。

学校の前身となる立正高等女学校は1926年に設立され、長い歴史の中で人間教育を大切にしてきました。創立者が掲げた「五重塔を建てるよりも、学校をつくって人間の塔を建てよう」という精神を受け継ぎ、知識や学力だけでなく、他者を思いやる心や社会に貢献する姿勢を育んでいます。

「生命の尊厳」を基盤とした心の教育

東京立正中学校の教育の根底にあるのが、「生命の尊厳」を大切にする考え方です。自分自身の生命を大切にするとともに、周囲の人々を尊重し、思いやりを持って行動できる人を育てることを目指しています。

日々の学校生活では、挨拶や礼儀、感謝する心、他者への配慮などを重視しています。先生と生徒の距離が近く、生徒一人ひとりの個性や成長を丁寧に見守る「心を育てる教育」が、東京立正中学校の大きな特色です。

中高6年間を見通したイノベーション教育

中学校では、6年間を一貫した「中高一貫イノベーションコース」を設置しています。知識を身につけるだけでなく、自ら課題を見つけ、考え、判断し、周囲と協力しながら行動できる人材の育成を目指しています。

授業では、1人1台のiPadを活用したICT教育に加え、SDGsをテーマとした探究活動、地域社会との交流、国際教育などを展開しています。伝統的な心の教育と、これからの社会で必要となるデジタル活用力や問題解決力を組み合わせている点が特徴です。

学校名東京立正中学校
所在地東京都杉並区堀ノ内2丁目41番15号
学校区分私立・共学・中高一貫校
中学校のコース中高一貫イノベーションコース
教育の基盤生命の尊厳を大切にする心の教育
主な教育の特色ICT教育、SDGs探究、国際教育、地域との連携

東京立正中学校は、長年受け継がれてきた心の教育と、ICT・SDGsを軸とする現代的な学びを両立させた学校です。落ち着いた環境の中で、学力だけでなく、人としての優しさや主体性も伸ばしたい家庭にとって、注目したい共学校といえるでしょう。

アクセスと立地環境|新高円寺駅から徒歩8分の緑豊かな学園

東京立正中学校は、東京都杉並区堀ノ内の閑静な住宅街に位置しています。最寄り駅は東京メトロ丸ノ内線の新高円寺駅で、出口1から学校までは徒歩約8分です。駅から徒歩圏内にあり、毎日の通学負担を抑えやすい立地となっています。

新高円寺駅は新宿方面からアクセスしやすく、東京メトロ丸ノ内線沿線だけでなく、JR中央線・総武線や京王井の頭線の沿線からも通学経路を組みやすい点が特徴です。杉並区内をはじめ、中野区、練馬区、世田谷区など、東京都西部からも通いやすい学校といえるでしょう。

新高円寺駅のほか、複数の駅からバスを利用可能

新高円寺駅から徒歩で通学する経路に加え、JR高円寺駅や京王井の頭線永福町駅などからバスを利用することもできます。居住地域や利用路線に合わせて複数の通学経路を選べるため、電車の運休時や悪天候の日にも経路を変更しやすい環境です。

利用路線・駅学校までの主な経路
東京メトロ丸ノ内線
新高円寺駅
出口1から徒歩約8分
JR中央線・総武線
高円寺駅
バスを利用し、「大法寺前」バス停から徒歩約5分
京王井の頭線
永福町駅
バスを利用し、「松ノ木公園」バス停から徒歩約5分
環状七号線を通るバス「堀ノ内」バス停から徒歩約7分

「木もれ日の学園」と呼ばれる落ち着いた環境

学校周辺は住宅地が広がる落ち着いた地域で、都心へのアクセスに恵まれながら、緑を感じられる環境です。東京立正中学校が「木もれ日の学園」と表現されているように、校内には木々が多く、穏やかな雰囲気の中で学校生活を送ることができます。

繁華街の中心にある学校とは異なり、登下校時にも比較的落ち着いた環境を保ちやすい点は、保護者にとって安心材料の一つです。新高円寺駅から学校までの道のりを実際に歩き、交通量や歩道の状況、通学時間帯の雰囲気を確認しておくと、入学後の生活をより具体的にイメージできるでしょう。

一定の範囲内では自転車通学も可能

学校では、一定の通学距離の範囲内で自転車通学も認められています。学校までおおむね40分以内で通える地域が目安とされており、杉並区や近隣地域に住む生徒にとっては、電車やバスを使わない通学方法も選択肢となります。

東京立正中学校は、新高円寺駅から徒歩8分という利便性と、住宅街ならではの落ち着いた環境を兼ね備えています。電車、路線バス、自転車と複数の通学手段を選びやすく、6年間継続して通う中高一貫校としても、通学しやすい立地といえるでしょう。

教育方針とカリキュラム|ICT・SDGs探究で未来を切り拓く力を育成

東京立正中学校では、建学の精神に基づく「心を育てる教育」を土台としながら、ICT教育、SDGs探究、教科横断型学習、国際教育を組み合わせたカリキュラムを展開しています。単に知識を覚えるだけではなく、自ら課題を発見し、周囲と協働しながら解決策を考え、社会に向けて発信できる力を育てることが目標です。

中学校から入学した生徒は、6年間を見通した中高一貫のイノベーション教育に取り組みます。学校のカリキュラムポリシーでは、指示を受けて動く「反応する学習者」から、自分の考えを持って行動する「意思のある学習者」への成長を重視しています。

「生徒を幸せにする5つの教育目標」

東京立正中学校では、生徒が自己肯定感を持ち、失敗を恐れずに挑戦しながら成長できるよう、次の5つの教育目標を掲げています。

  • 「文部両道の極み」を希求する|授業と部活動の双方に意欲的に取り組む
  • 「全員レギュラー」|一人ひとりが役割を持ち、個性を発揮する
  • 「挑戦と失敗」を応援する|失敗から学び、次の行動につなげる
  • 「なぜ」を追究する|情報をうのみにせず、自ら考えて判断する
  • 「教室から世界を変える」|身近な行動から社会課題の解決を目指す

これらの目標は授業だけでなく、学校行事、部活動、地域交流、ボランティア活動などにも反映されています。成績や受験結果だけを教育の成果とするのではなく、日々の学びを通して自己肯定感、他者肯定感、主体性、協働性を育てる点が大きな特徴です。

SDGsを「自分事」として考える探究学習

東京立正中学校は、持続可能な開発のための教育に取り組むユネスコスクール加盟校です。SDGsを教科書上の知識として学ぶだけでなく、生徒自身の生活や地域社会と結びつけ、身近な課題を発見する探究活動を行っています。

「東京立正×SDGs」の活動では、中学1年生から3年生までの縦割りグループで、循環型社会、気候変動、フードロスなどの課題を調査し、他の自治体や海外の事例と比較しながら杉並区への政策提案を考える取り組みも実施されています。調査、話し合い、資料作成、プレゼンテーションまでを生徒が主体となって進めるため、情報収集力や論理的思考力に加え、自分の意見を相手に伝える力も養われます。

教科の枠を越えて学ぶクロスカリキュラム

複数の教科を関連づけて学ぶクロスカリキュラムも、東京立正中学校ならではの取り組みです。例えば、「食と人との関わり」をテーマにした学習では、校内の畑で野菜を育てながら、植物の成長、栄養、流通、環境、安全な調理方法などを多角的に学びます。

理科、社会、技術・家庭などで学ぶ内容を一つの体験につなげることにより、「この知識を何のために学ぶのか」を実感しやすくなります。伝統的に行われてきた梅仕事や畑仕事も、文化の継承と新しい発見を組み合わせた実践的な学びとして受け継がれています。

1人1台端末を活用したICT教育

授業では、1人1台のタブレット端末や電子黒板、校内ネットワークを活用しています。資料や動画を共有したり、調べた内容をスライドにまとめて発表したりすることで、ICTを日常的な学習道具として使う力を身につけます。

自立学習支援システム「すらら」を用いた基礎学力の定着や、学習・学校生活支援サービス「Classi」を通じた学習記録の蓄積にも取り組んでいます。教員が定期試験や模試の結果だけでなく、授業への取り組みや家庭学習の状況も把握し、生徒一人ひとりへの支援につなげています。

4技能を育てる英語・国際教育

英語教育では、中学校3年間を将来の学びに向けた基礎固めの期間と位置づけ、「読む・書く・聞く・話す」の4技能をバランス良く伸ばします。英語の仕組みや海外文化を学ぶ授業に加え、英文の構造を理解するための授業も設定されています。

中学生全員を対象とした集中英語プログラムでは、ネイティブ教員との授業を通して、暗唱、会話、友人紹介、英語プレゼンテーションなどに取り組みます。さらに、ALTによる学習支援、オンライン英会話、海外の生徒とのオンライン交流などを通じて、英語を試験科目としてだけでなく、異なる文化や価値観を持つ人と協働するための道具として学びます。

教育分野主な取り組み育成する力
心の教育自己肯定感、他者肯定感、挑戦を重視する指導思いやり、自律心、協働性
SDGs探究地域課題の調査、政策提案、発表活動課題発見力、思考力、発信力
クロスカリキュラム畑仕事や食を題材とした教科横断型学習知識を関連づけて活用する力
ICT教育タブレット端末、電子黒板、すらら、Classiの活用情報活用力、自己管理力
国際教育集中英語プログラム、オンライン英会話、国際交流英語4技能、表現力、異文化理解

東京立正中学校のカリキュラムは、知識を一方的に教わるのではなく、自分で考え、対話し、試行錯誤しながら学ぶことを重視しています。心の教育を基盤に、ICTやSDGs探究を通じて社会とつながる経験を積めるため、将来の目標を模索しながら主体性を伸ばしたい生徒に適した教育環境といえるでしょう。

学習環境と施設設備|iPadを活用した学びと落ち着いた校内環境

東京立正中学校のキャンパスには、日々の授業や探究活動、部活動を支える多様な施設が整っています。緑の多い落ち着いた校内に、図書室や理科実験室、マルチメディア教室、体育施設などが配置されており、学習・文化活動・運動のそれぞれに取り組みやすい環境となっています。

中高が同じキャンパスで学ぶため、中学生の段階から高校の学びにつながる施設を利用できることも、中高一貫校ならではの利点です。6年間を通して同じ環境で過ごしながら、学年の成長に応じて施設の活用方法を広げていくことができます。

ICTを日常の学習道具として活用

東京立正中学校では、生徒がタブレット端末を活用し、資料の閲覧、情報収集、課題の提出、プレゼンテーションの作成などに取り組みます。ICTは特別な授業だけで使用するものではなく、日々の学習を支える道具として取り入れられています。

校内にはマルチメディア教室も設けられており、調べ学習や資料作成、情報を活用した発表などに利用されています。SDGs探究では、集めた情報を整理し、グループで意見を共有しながら発表内容をまとめる機会も多いため、ICT環境が主体的・対話的な学びを支えています。

実験を通して理解を深める理科施設

理科系の施設として、理科室や物理室などが設けられています。東京立正中学校では、身の回りの現象を科学的に捉える力を育てるため、実験や観察を取り入れた授業を重視しています。

教科書や映像だけで学ぶのではなく、自分の目で現象を確かめ、結果を記録して考察することにより、知識への理解を深めていきます。実験結果をグループで話し合う経験は、科学的思考力だけでなく、協働して学ぶ姿勢の育成にもつながります。

国の登録有形文化財となっている講堂

キャンパスを象徴する施設の一つが、国の登録有形文化財となっている講堂です。長い歴史を感じさせる建物で、式典や学校行事、吹奏楽部をはじめとする文化活動など、さまざまな場面で使用されています。

約100年の歴史を持つ学校らしい伝統的な建築と、ICTを活用した現代的な学習環境が同じキャンパスに共存している点は、東京立正中学校ならではの魅力です。

読書や自主学習を支える図書室

図書室は、読書を楽しむだけでなく、授業での調べ学習や探究活動にも活用されています。SDGsや地域社会、国際理解などをテーマとした学習では、インターネット上の情報だけに頼らず、書籍や資料を参照しながら考えを深めることが重要です。

落ち着いた空間で本と向き合う時間は、読解力や知識を広げるだけでなく、自分の興味や将来の方向性を見つけるきっかけにもなります。授業以外にも、自主的に学習を進める場所として利用できる環境です。

運動や部活動に対応する体育施設

運動施設として、体育館、第2体育館、柔道場、プール、グラウンドなどが整えられています。体育の授業だけでなく、バドミントン、バレーボール、水泳、ダンスドリルなど、多くの運動部がこれらの施設を活用しています。

校内には書道室や礼法室などもあり、書道部や茶道部をはじめとする文化部の活動にも対応しています。学習施設だけでなく、生徒がそれぞれの興味や得意分野を伸ばせる専用空間が用意されています。

施設主な用途・特徴
講堂国の登録有形文化財。式典、行事、文化活動などに使用
図書室読書、調べ学習、探究活動、自主学習に活用
マルチメディア教室情報収集、資料作成、ICTを活用した学習に対応
理科室・物理室実験や観察を取り入れた理科教育に使用
体育館・第2体育館体育の授業、学校行事、運動部の活動に使用
プール・柔道場・グラウンド水泳、武道、屋外競技などに対応
礼法室・書道室伝統文化の学習や文化部の活動に使用
食堂昼食や軽食を提供し、学校生活を食の面から支援

食堂に加えてキッチンカーも導入

昼食については、弁当を持参するほか、校内の食堂を利用できます。食堂があることで、毎日の弁当準備が難しい家庭にとっても選択肢が広がります。

さらに、2026年6月からは第2・第4土曜日にキッチンカーが来校する取り組みが始まりました。平日の食堂、奇数週の土曜日に利用できる軽食販売と合わせて、校内で選べる食事の幅が広がっています。食事の時間は、学年やクラスを越えて交流できる学校生活の楽しみの一つにもなっています。

東京立正中学校は、最新設備を前面に押し出したキャンパスというよりも、歴史ある建物と実用的な学習・運動施設を大切に活用している学校です。緑豊かな落ち着いた環境の中で、ICTによる学習、実験、読書、部活動などに幅広く取り組めることが、学習環境の大きな魅力といえるでしょう。

学校生活と行事|ノーチャイム制と多彩な体験で自主性を育む

東京立正中学校では、日々の学校生活から生徒の自主性と協調性を育てることを大切にしています。授業、学校行事、生徒会活動、宿泊研修などを通じて、生徒が自ら考え、仲間と協力しながら行動する機会が多く設けられています。

体育祭、紫苑祭、合唱コンクールは「東京立正3大行事」とされ、クラスや学年が一体となって取り組みます。行事を単に楽しむだけでなく、準備や運営、振り返りまで生徒が関わることで、責任感やコミュニケーション能力を育てていく点が特徴です。

自分で時間を管理するノーチャイム制

東京立正中学校では、授業の開始や終了を知らせるチャイムを鳴らさない「ノーチャイム制」を採用しています。生徒は時計を確認し、次の授業に必要な教材を準備したうえで、自分の判断で行動しなければなりません。

チャイムを待ってから動くのではなく、時間を意識して早めに行動する習慣を身につけることが目的です。中学校の段階から、自分の予定や行動を管理する経験を重ねることで、高校生活や大学進学後にも役立つ自律心と時間管理能力を養います。

また、自分だけが授業に間に合えばよいのではなく、友人同士で声をかけ合うことも必要です。ノーチャイム制は、個人の自己管理能力だけでなく、クラス全体で時間を共有する意識を育てる仕組みでもあります。

クラスの団結力が高まる体育祭

5月に行われる体育祭は、東京立正中学校の3大行事の一つです。各クラスが競技や応援に力を合わせ、学年を越えて校内全体が盛り上がります。

勝敗だけでなく、練習や準備の過程を通じて、仲間と協力することや自分の役割を果たすことを学びます。中学生にとっては、高校生が競技や運営に取り組む姿を身近に見ることができるため、中高一貫校らしい学年を越えた交流の機会にもなっています。

生徒が企画・運営する紫苑祭

9月に開催される紫苑祭は、東京立正中学校・高等学校の学園祭です。生徒会にあたる「紫友会」と紫苑祭実行委員が中心となり、企画の確認、当日の進行、校内装飾などに関わります。

クラス展示、舞台発表、模擬店、部活動の発表などが行われ、普段の授業や活動で取り組んできた成果を来校者に伝えます。中学2年生の関西修学旅行でまとめたレポートなど、探究学習や宿泊行事の成果が展示されることもあります。

生徒が意見を出し合い、一つの企画を完成させる過程では、計画性、表現力、協働性が求められます。学校説明会が同時に行われることもあるため、受験生にとっては在校生の様子や学校の雰囲気を直接感じやすい行事です。

クラス一丸となって臨む合唱コンクール

11月には、クラス対抗の合唱コンクールが行われます。選曲や練習方法を話し合い、最優秀賞を目指してクラス全員で一つの歌をつくり上げます。

音楽が得意な生徒だけでなく、指揮、伴奏、パートリーダー、練習の声かけなど、それぞれが役割を担います。意見の違いを乗り越えながら練習を重ねる経験を通して、クラスの団結力や他者と協力する姿勢を育てます。

学年ごとに目的を持たせた宿泊研修

中学校では、各学年の成長段階に合わせた宿泊研修が用意されています。観光を中心とした旅行ではなく、事前学習、現地での体験、帰校後の発表やレポート作成までを一つの学習として捉えている点が特徴です。

学年主な宿泊行事主な学び
中学1年生身延山参拝旅行集団生活、建学の精神、他者への配慮、SDGsへの理解
中学2年生関西修学旅行奈良・京都の歴史文化、班別行動、計画作成、伝統文化体験
中学3年生語学研修実践的な英語運用、異文化理解、積極的に伝える姿勢

中学1年生の身延山参拝旅行では、日蓮宗総本山である身延山を訪れ、仏教の教えや学校の建学の精神に触れます。集団で生活する際の規律や周囲への配慮を学ぶとともに、自然や地域社会を通じてSDGsについて考える機会にもなっています。

中学2年生の関西修学旅行では、奈良・京都の歴史や文化を事前に学び、現地で寺社や文化財を見学します。班別のタクシー研修では、生徒自身が訪問先や移動時間、必要経費などを調べて行程を計画します。旅行後には学んだ内容をレポートにまとめ、発表や紫苑祭での展示につなげます。

中学3年生では、英語を生活の中で使用する語学研修が行われています。授業だけでなく、食事や日常のやり取りでも英語を使う環境に身を置くことで、英語を試験科目ではなく実際に人とつながるための道具として捉える経験となります。

宗教行事や文化体験を通じて心を育てる

年間を通して、花まつり、お会式、慰霊祭、降誕会など、仏教の教えや学校の歴史に関わる行事も行われます。これらの行事では、生命の大切さや周囲の人への感謝、自分自身の生き方について考えます。

芸術鑑賞会や社会科見学、集中英語プログラム、クラブ発表会なども設けられており、教室での授業だけでは得られない文化的・社会的な体験を重ねられます。

時期中学校の主な行事
4月入学式、花まつり、オリエンテーション、学力推移調査、紫友会選挙
5月体育祭
6月芸術鑑賞会、中間考査
7月・8月期末考査、クラブ発表会、クラブ合宿
9月身延山参拝旅行、関西修学旅行、紫苑祭
10月お会式、中間考査、学力推移調査、紫友会選挙
11月慰霊祭、合唱コンクール、語学研修
12月期末考査、集中英語プログラム、冬期講習
1月・2月社会科見学、学力推移調査、降誕会、送別会
3月学年末考査、卒業式、クラブ合宿

生徒会「紫友会」が学校づくりに参加

生徒会にあたる「紫友会」は、会長、副会長、書記、会計を中心に活動しています。学校行事の運営や部活動紹介、募金活動、学校説明会の案内など、幅広い役割を担っています。

生徒の意見を学校生活に反映させる取り組みも行われており、軽食の自動販売機の設置や、食堂をリニューアルする際の椅子の色など、生徒からの提案が実現した例もあります。学校生活を教員から与えられるものとして受け取るのではなく、生徒自身がより良い学校をつくるという姿勢が大切にされています。

東京立正中学校の学校生活は、ノーチャイム制による日常的な自己管理と、行事や宿泊研修を通じた協働体験が組み合わされています。穏やかで温かな校風の中にも、生徒が自分で考え、役割を引き受け、仲間とともに挑戦する機会が多く、6年間を通して主体性を育てられる環境といえるでしょう。

クラブ活動|中高の仲間と好きなことに打ち込める多彩な部活動

東京立正中学校では、運動部と文化部を合わせて30を超える部活動・同好会が設けられています。競技大会やコンクールで上位を目指す部から、共通の趣味や関心を持つ仲間と活動を楽しむ部まで、選択肢が幅広いことが特徴です。

中学生と高校生が一緒に活動する部も多く、学年を越えた交流が日常的に生まれています。中学生にとっては、高校生の技術や姿勢を身近に学べる一方、高校生には後輩を支える役割が生まれます。6年間を通じて同じ活動を続け、段階的に技術やリーダーシップを伸ばせる点は、中高一貫校ならではの魅力です。

中学生が参加できる主な運動部

中学生が参加できる運動部には、剣道、サッカー、ダンスドリル、水泳、ソフトテニス、ソフトボール、テニス、卓球、陸上、バレーボールなどがあります。競技経験者だけでなく、中学校入学後に新しい競技へ挑戦する生徒も活動しています。

  • 男子剣道部・女子剣道部
  • 中学サッカー部
  • ダンスドリル部
  • 水泳部
  • ソフトテニス部
  • 中学ソフトボール部
  • 男子テニス部・女子テニス部
  • 卓球部
  • 陸上部
  • 中学男子バレーボール部・中学女子バレーボール部

部によって活動日数や練習の強度は異なります。大会での上位進出を目指して週5日以上活動する部もあるため、入部を検討する際には、練習日、下校時刻、休日の活動、遠征や合宿の有無などを確認しておくとよいでしょう。

全国大会出場経験を持つ中学ソフトボール部

特に実績が目立つのが、中学ソフトボール部です。「優勝するのにふさわしいチームになる」をモットーに掲げ、技術の向上だけでなく、周囲への感謝や文武両道を重視して活動しています。

全国中学校ソフトボール大会での第3位や関東大会優勝などの実績があり、全日本中学生ソフトボール大会にも継続的に出場しています。全国レベルの競技環境でソフトボールに打ち込みたい生徒にとって、注目したい部活動です。

初心者から全国レベルまで活動する水泳部

水泳部では、校内のプールを利用し、初心者から全国大会を目指す選手まで、それぞれの目標に合わせて練習しています。水泳シーズン中は水中練習を行い、オフシーズンには走り込みや筋力トレーニングを通じて基礎体力を養います。

長い歴史の中で、関東大会や全国大会への出場者を数多く輩出してきました。高い競技力を目指すことに加え、学校生活や学習との両立を意味する「文武両道」を活動方針としている点も特徴です。

多様な興味に応える文化部

文化部には、吹奏楽、書道、茶道、美術、演劇、英語、軽音楽、パソコン、放送、鉄道研究など、多彩な選択肢があります。芸術や表現活動に取り組みたい生徒だけでなく、鉄道、数学、漫画、服飾、ドローンなど、特定の分野を深く探究したい生徒にも活動の場が用意されています。

  • 英語部・演劇部・音楽部
  • クッキング部・軽音楽部・茶道部
  • 書道部・吹奏楽部・ダンス部
  • パソコン部・放送部・美術部
  • 文芸部・漫画研究部・数学研究部
  • 服飾研究部・鉄道研究部
  • マイクロドローンレース同好会
  • インターアクト同好会

中高合同で音楽をつくり上げる吹奏楽部

吹奏楽部は、中学生と高校生が一緒に活動する部の一つです。「あったか〜いBand、音楽するBand」をモットーに、コンクールへの出場、地域イベントでの演奏、学校行事での発表などに取り組んでいます。

東京都高等学校吹奏楽コンクールや東日本学校吹奏楽大会での金賞、日本管楽合奏コンテスト全国大会での最優秀賞などの実績があります。校内の歴史ある講堂を練習や演奏に使用できることも、吹奏楽部にとって恵まれた環境といえるでしょう。

作品づくりと展覧会に挑戦する書道部

書道部では、楷書、行書、草書、隷書、かななど、幅広い書体を学びます。古典の臨書を中心に練習を重ねながら、紫苑祭での展示や全国規模の展覧会への出品に向けて作品を制作しています。

高円宮杯日本武道館書写書道大展覧会や全日本書初め大展覧会などで入賞者を輩出しています。自分のペースで技術を磨きながら、作品として成果を残したい生徒に向いている部活動です。

研修旅行とジオラマ制作が魅力の鉄道研究部

鉄道研究部では、鉄道に関する知識を学ぶだけでなく、部員自身が計画を立てて研修旅行に出かけています。列車への乗車、駅舎や沿線地域の見学、鉄道写真の撮影などを行い、旅の記録を資料や動画にまとめます。

春休みや夏休みには宿泊を伴う研修を行うこともあり、紫苑祭では活動報告や鉄道模型のジオラマを展示します。鉄道に詳しい生徒はもちろん、旅行や写真、模型制作、地域研究などに興味を持つ生徒も楽しめる活動内容です。

注目の部活動主な活動・特色
中学ソフトボール部全国大会や関東大会への出場実績があり、日本一を目標に活動
水泳部初心者から全国レベルの選手まで、それぞれの目標に応じて練習
ダンスドリル部技術練習や作品制作に取り組み、学校行事などで演技を披露
吹奏楽部中高合同で活動し、コンクール、地域行事、定期演奏会などに出演
書道部古典の臨書や作品制作を行い、全国規模の展覧会にも出品
鉄道研究部研修旅行の企画、鉄道撮影、活動記録、ジオラマ制作を実施

紫苑祭やクラブ発表会で活動成果を披露

文化部を中心に、夏のクラブ発表会や秋の紫苑祭は、日頃の活動成果を披露する大切な機会です。舞台発表、作品展示、演奏、活動報告などを通して、部員以外の生徒や保護者、受験生にも活動の魅力を伝えます。

運動部も公式戦だけでなく、体育祭や学校行事の運営などで力を発揮します。部活動で培った責任感や協働性を学校生活のさまざまな場面で生かせることも、東京立正中学校の部活動の特徴です。

東京立正中学校のクラブ活動は、競技やコンクールで高い目標を目指す部から、興味のある分野を仲間と深く探究する部まで、幅広く用意されています。好きなことに継続して取り組みながら、技術だけでなく、礼儀、責任感、協調性、学年を越えた人間関係を育てられる環境といえるでしょう。

進学実績と卒業後の進路|総合型・推薦・一般選抜を組み合わせて希望進路を支援

東京立正中学校の生徒は、中高一貫イノベーションコースで6年間の学びを深めながら、大学進学を中心とする多様な進路を目指します。高校段階でも探究学習や地域連携、プレゼンテーションなどに取り組み、そこで積み重ねた経験を大学入試の志望理由書や面接にもつなげていきます。

進路指導では、偏差値や大学名だけで進学先を決めるのではなく、生徒の興味、得意分野、将来像を踏まえて一人ひとりの進路を考えます。総合型選抜、学校推薦型選抜、指定校推薦、一般選抜のそれぞれに対応し、生徒に適した受験方法で希望進路を実現できるよう支援している点が特徴です。

卒業生の約8割が4年制大学へ進学

学校が公表している2024・2025年度の進路状況では、卒業生の80.9%が4年制大学へ進学しています。短期大学への進学は1.5%、専門学校への進学は10.3%、未定・その他は7.3%となっており、大学進学を中心としながらも、生徒の希望や適性に応じた幅広い進路が選ばれています。

進路2024・2025年度の割合
4年制大学80.9%
短期大学1.5%
専門学校10.3%
未定・その他7.3%

なお、これらは東京立正高等学校全体の進路状況であり、中学校から進学した中高一貫生だけを集計した数字ではありません。入学後の進路を考える際には、学校全体の傾向として捉えておくとよいでしょう。

総合型選抜と推薦型選抜を活用する生徒が多い

2024・2025年度の受験方式を見ると、総合型選抜が44.4%と最も高く、指定校推薦が27.2%、一般選抜が21.4%、学校推薦型選抜が7.0%となっています。

主な受験方式割合
総合型選抜44.4%
指定校推薦27.2%
一般選抜21.4%
学校推薦型選抜7.0%

総合型選抜では、学力試験だけでなく、高校生活で取り組んだ活動、志望理由、課題への関心、将来の目標などが評価されます。東京立正中学校で経験するSDGs探究、地域交流、プレゼンテーション、学校行事や部活動は、自分の関心や成長を言葉で説明するための材料になります。

一方で、一般選抜を目指す生徒への教科学習や受験対策も行われています。推薦型選抜だけに偏るのではなく、生徒の志望校や得意分野に応じて受験方式を選択できる体制となっています。

志望理由書と面接を丁寧に指導する「東京立正メソッド」

東京立正高等学校では、総合型選抜に対応する進路指導を「東京立正メソッド」として展開しています。高校3年生の1学期に個人面談や三者面談を行い、志望校の入試日程や出願条件を確認しながら、受験までの計画を具体化します。

夏休みには担任が志望理由書を確認し、志望動機や学びたい内容が明確に伝わる文章へと整えていきます。試験前には、志望する学問分野に詳しい教員が面接官役を担当し、模擬面接を繰り返します。

  • 個人面談・三者面談により志望校と受験計画を整理する
  • 志望理由書・活動報告書を担任が丁寧に添削する
  • 小論文や課題文を教科担当者が指導する
  • 模擬面接を繰り返し、伝える内容と話し方を確認する

中学校段階から自分の考えを発表する機会が多いため、6年間の学校生活そのものが、総合型選抜や推薦型選抜に必要な表現力、対話力、主体性の育成につながっています。

国公立大学やGMARCHを含む幅広い大学へ合格

2024・2025年度の主な現役大学合格実績には、東京学芸大学、東京都立大学、長崎県立大学などの国公立大学が含まれています。私立大学では、東京理科大学、学習院大学、明治大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、立命館大学などへの合格者を輩出しています。

國學院大學、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学をはじめ、東京電機大学、東京農業大学、杏林大学、武蔵野大学などにも合格者がいます。文系・理系だけでなく、医療、看護、教育、芸術、体育、航空など、進学分野が幅広いことも特徴です。

大学群・分野主な合格大学
国公立大学東京学芸大学、東京都立大学、長崎県立大学
難関・上位私立大学東京理科大学、学習院大学、明治大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、立命館大学
主な私立大学國學院大學、日本大学、東洋大学、駒澤大学、専修大学、成蹊大学、成城大学、明治学院大学、武蔵大学
理工・農・医療系東京電機大学、芝浦工業大学、東京農業大学、杏林大学、東京女子医科大学、順天堂大学

大学合格者数は複数年度の延べ人数であり、1人の生徒が複数の大学・学部に合格した場合はそれぞれ集計されます。学校を比較する際には、合格者数だけでなく、卒業生数、実際の進学先、利用した入試方式も合わせて確認することが大切です。

138大学・355学部の指定校推薦枠

指定校推薦も、東京立正高等学校の進路選択を支える仕組みの一つです。学校が公表している情報では、138大学・355学部から指定校推薦枠が寄せられています。

主な対象大学には、國學院大學、専修大学、東洋大学、日本大学、武蔵大学、東京電機大学、東京農業大学、武蔵野大学、立正大学などがあります。指定校推薦を利用するには、校内成績、出席状況、生活態度などの基準を満たし、校内選考を通過する必要があります。

希望する大学の推薦枠があるだけで進学が保証されるわけではないため、中学校入学後から授業、定期考査、提出物、学校生活に継続して取り組む姿勢が重要になります。

東京立正短期大学への優先入学制度

併設する東京立正短期大学には、優先入学と奨学金の制度があります。同短期大学には、幼児教育専攻と現代コミュニケーション専攻が設置されています。

幼児教育専攻では、幼稚園教諭二種免許状と保育士資格の取得を目指せます。現代コミュニケーション専攻では、ビジネス、心理、観光の各分野を学ぶことができます。保育や幼児教育、心理、観光、ビジネスなどに関心のある生徒にとっては、身近な進学先の一つです。

また、教育提携を行う立正大学についても、複数の学部に指定校推薦枠が設けられています。ただし、東京立正中学校・高等学校から立正大学へ自動的に進学できる制度ではなく、所定の条件や校内選考を経て推薦される仕組みです。

海外大学進学も選択肢の一つ

海外大学進学協定校推薦制度も設けられており、英語力や海外で学ぶ意欲を持つ生徒には、国内大学以外の進路も用意されています。近年は、アメリカ、イギリス、カナダなどの大学への合格実績も公表されています。

中学校でのオンライン国際交流や集中英語プログラム、高校での海外研修などを通じて異文化への関心を深め、その経験を将来の海外進学へと発展させることも可能です。

東京立正中学校・高等学校の進路指導は、一般選抜の学力対策だけでなく、探究活動を生かした総合型選抜、豊富な指定校推薦、併設短期大学への優先入学、海外大学進学など、複数の進路ルートを用意していることが特徴です。早い段階から自分の興味や将来について考え、6年間の経験を進路選択につなげたい生徒にとって、可能性を広げやすい環境といえるでしょう。

学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間の費用目安

東京立正中学校への進学を検討する際には、入学時に必要となる入学金だけでなく、授業料、教育充実費、教材費や行事費を含む積立金・諸費まで確認しておくことが大切です。

2026年度入学生の中学1年次の納入金は、入学金を含めて年間123万9,000円です。中学2年次は102万8,000円、中学3年次は101万1,000円となっており、中学校3年間の学校納入金は合計で約327万8,000円となります。

2026年度入学生の学費

費目中学1年中学2年中学3年
入学金25万円
授業料42万円42万円42万円
教育充実費19万2,000円19万2,000円19万2,000円
積立金・諸費37万7,000円41万6,000円39万9,000円
年間合計123万9,000円102万8,000円101万1,000円

中学1年次は、入学金25万円が加わるため、2年次以降よりも負担が大きくなります。授業料は3年間とも年間42万円、教育充実費は年間19万2,000円です。

積立金・諸費には、教材や学校行事などに関わる費用が含まれます。学年によって実施する研修や教育活動が異なるため、金額も年度ごとに変わります。

中学校3年間の納入金は約327万8,000円

費目中学校3年間の合計
入学金25万円
授業料126万円
教育充実費57万6,000円
積立金・諸費119万2,000円
3年間合計327万8,000円

この金額は、学校が公表している2026年度入学生の学費を基に計算した目安です。入学後には、選択する部活動や研修内容などによって、学校納入金以外の費用が必要になる場合があります。

また、学費は在学中に改定される可能性があります。実際の納入時期や支払い方法を含め、出願年度の募集要項と入学手続き書類を確認しておきましょう。

中高6年間を見通した資金計画も必要

東京立正中学校は中高一貫校であり、多くの生徒は東京立正高等学校へ進学して学びを継続します。そのため、進学費用を考える際には、中学校3年間だけでなく、高校進学後の3年間を含む6年間を見通しておくことが大切です。

高校段階でも、授業料、教育充実費、教材費、行事や研修に関わる費用などが必要となります。高校の学費は、生徒が進学する年度の制度やコースによって変わる可能性があるため、中学校入学時の金額をそのまま6年間分として計算するのではなく、余裕を持った資金計画を立てておくと安心です。

高校生については、国の高等学校等就学支援金や東京都の授業料軽減助成制度など、授業料負担を軽減する制度があります。ただし、制度の内容や助成額は将来変更される可能性があるため、高校進学時に最新の条件を確認する必要があります。

東京都の私立中学校授業料助成制度

2026年度は、生徒と保護者が東京都内に住所を有するなどの条件を満たす場合、東京都の私立中学校等授業料軽減助成金を利用できます。

助成額は、生徒1人につき年額最大12万円です。授業料軽減助成金10万円に、2026年度の臨時支援2万円が加算されています。所得制限はありませんが、助成を受けるには申請が必要です。

制度2026年度の助成内容
東京都私立中学校等授業料軽減助成金年額最大12万円
主な対象生徒と保護者が東京都内に住所を有し、所定の条件を満たす家庭
所得制限なし
手続き保護者による申請が必要

3年間にわたって同額の助成を受けられた場合、合計では最大36万円の負担軽減となります。ただし、助成額や対象条件は年度によって変更されることがあるため、毎年度の案内を確認して申請することが必要です。

入試成績による奨学生制度

東京立正中学校には、入試の得点に応じて入学金や授業料が免除される奨学生制度があります。適性検査型奨学生入試や奨学生入試では、得点率に応じてAからDまでの区分が設けられています。

区分得点の目安免除内容
A奨学生得点率80%入学金と6年間の授業料
B奨学生得点率75%6年間の授業料
C奨学生得点率70%6年間の授業料半額
D奨学生得点率65%中学校の入学金

AからCの奨学生については年次審査があります。また、通常の2科目入試、選択2科目入試、自己プレゼンテーション入試、適性検査型入試でも、入試得点が所定の基準に達した入学者は、入学金免除の対象となる場合があります。

入学金の軽減制度も用意

兄弟姉妹が東京立正中学校・高等学校などの在校生である場合や、祖母・母・兄・姉が卒業生である場合には、入学金が半額になる制度も設けられています。兄弟姉妹2人以上が同時に入学する場合も、それぞれが軽減対象となります。

制度を利用するためには、インターネット出願時の申告と、所定の申請書の提出が必要です。対象となる可能性がある家庭は、出願前に必要書類と申請期限を確認しておきましょう。

東京立正中学校の2026年度学費は、初年度が約123万9,000円、中学校3年間では約327万8,000円です。一方で、東京都の授業料助成、入試成績による奨学生制度、家族関係に応じた入学金軽減制度も用意されています。家庭の実質的な負担は利用できる制度によって変わるため、中高6年間の費用を見通しながら、助成制度や奨学金の条件も合わせて確認することが大切です。

入試情報と合格の目安|多様な入試方式から得意分野を生かして受験できる

東京立正中学校の2027年度入試では、国語・算数による一般的な学力試験に加え、適性検査型、自己プレゼンテーション型、英語を含む選択2科目型、奨学生型が用意されています。

募集人数は男女合計50名です。受験生全員を同じ試験方式で評価するのではなく、基礎学力、思考力、英語力、表現力、これまで努力してきた経験など、それぞれの長所を評価する入試構成となっています。

2027年度入試の日程と募集人数

試験日募集人数午前入試午後入試
2027年2月1日(月)25名2科目入試
適性検査型奨学生入試
自己プレゼンテーション入試
2027年2月2日(火)5名選択2科目入試奨学生入試
2027年2月4日(木)10名奨学生入試自己プレゼンテーション入試
2027年2月14日(日)10名適性検査型入試、選択2科目入試、奨学生入試、自己プレゼンテーション入試実施なし

2月1日から4日までの入試に加え、2月14日にも第4回入試が設定されています。ただし、2月14日入試は、東京立正中学校をそれまで一度も受験していない受験生が対象です。

なお、2027年度募集要項には、独立した名称の「SDGs入試」は掲載されていません。過年度の入試情報とは方式や名称が異なるため、出願時には必ず最新の募集要項を確認する必要があります。

基礎国語・基礎算数で受験する2科目入試

2月1日午前の2科目入試では、基礎国語と基礎算数が課されます。それぞれ100点、合計200点満点です。

科目配点対策のポイント
基礎国語100点漢字・語句、文章読解、設問の条件に沿って答える力
基礎算数100点計算、基本的な文章題、図形、割合や速さなどの基礎力

科目名に「基礎」とある通り、難問への対応力だけでなく、小学校で学ぶ内容を正確に理解し、標準的な問題を取りこぼさずに解く力が重要です。過去問演習では正解した問題だけを見るのではなく、計算ミス、問題文の読み違い、単位の付け忘れなども含めて見直しましょう。

2科目入試で得点率75%以上を取り、入学した場合は、入学金の奨学生対象となります。ただし、75%は一般合格の最低点ではなく、入学金免除の認定基準です。

思考力と表現力を測る適性検査型入試

2月1日午前には、適性検査Ⅰ・Ⅱ・Ⅲによる適性検査型奨学生入試が行われます。各検査100点、合計300点満点です。公立中高一貫校に向けた学習を進めている受験生にとって、併願しやすい方式となっています。

  • 適性検査Ⅰでは、文章を正確に読み、自分の考えを論理的に表現する力を確認します。
  • 適性検査Ⅱでは、資料を読み取り、課題について思考・判断し、考察する力を確認します。
  • 適性検査Ⅲでは、条件を整理して課題を発見し、計算や説明を通じて解決する力を確認します。

奨学生として認定されなかった場合でも、通常の合格基準に達していれば、一般合格へ切り替えるスライド合格の対象となります。

2月14日の適性検査型入試では、適性検査Ⅰのみが課されます。文章を読み、自分の考えを筋道立てて記述する練習が重要です。

経験や個性を伝える自己プレゼンテーション入試

自己プレゼンテーション入試は、2月1日午後、2月4日午後、2月14日午前に実施されます。試験内容は、300字の作文と、自己PRプレゼンテーション・個人面接です。作文とプレゼンテーション・面接を合わせて200点満点となります。

プレゼンテーションでは、習い事、スポーツ、文化活動、資格取得、研究、作品制作、ボランティアなど、受験生が継続して取り組んできたことを題材にできます。目立つ受賞歴があることよりも、次の内容を自分の言葉で説明できることが大切です。

  • なぜその活動を始めたのか
  • どのような目標を立てて努力したのか
  • 途中でどのような困難があったのか
  • 経験を通じて何を学び、どのように成長したのか
  • 中学校入学後にその経験をどう生かしたいのか

面接は、作文やプレゼンテーションの内容をさらに掘り下げ、志望理由などを確認する対話型です。暗記した文章を一方的に話すのではなく、質問をよく聞き、具体的な経験を交えて答える練習が必要です。

出願時には所定のエントリーシートを提出します。プレゼンテーションでタブレット端末を使用したり、衣装に着替えたりすることも可能ですが、必要な機材や衣装は受験生自身で準備します。

国語・算数・英語から選べる選択2科目入試

選択2科目入試は、2月2日午前と2月14日午前に実施されます。基礎国語・基礎算数・英語から得意な2科目を選択し、各100点、合計200点満点で受験します。

英語を選択する場合は、実用英語技能検定の取得級に応じた得点保証制度があります。

取得級英語の得点保証・認定
英検4級英語筆記試験で70点を保証
英検3級英語筆記試験で85点を保証
英検準2級以上英語を100点と認定し、筆記試験を免除

英検4級または3級の取得者も英語試験を受験しますが、実際の得点が保証点を下回った場合は保証点が採用されます。英検4級以上を取得している受験生は、出願時に合格証のコピーを提出する必要があります。

英語学習を早くから続けてきた受験生や、算数より英語を得点源にしやすい受験生にとって、強みを生かしやすい方式です。

6年間の学費免除もある奨学生入試

奨学生入試は、2月2日午後、2月4日午前、2月14日午前に実施されます。試験科目は国語と算数で、各100点、合計200点満点です。

区分得点率免除内容
A奨学生80%以上入学金と中高6年間の授業料
B奨学生75%以上中高6年間の授業料
C奨学生70%以上中高6年間の授業料半額
D奨学生65%以上中学校の入学金

AからCまでの奨学生には年次審査があります。また、奨学生の得点基準に届かなかった場合でも、通常の合格基準に達していればスライド合格となります。

複数回受験と高得点科目による再判定

2月1日から4日までの入試では、不合格となった場合も別日程への再受験が可能です。また、すでに合格している受験生が、より上位の奨学生認定を目指して再受験することもできます。

2科目入試と選択2科目入試の両方を受験した場合は、それぞれの試験で得点の高かった科目を組み合わせて、再度合否判定を受けられます。例えば、2科目入試の算数と選択2科目入試の国語を組み合わせて判定する仕組みです。ただし、この高得点科目の組み合わせによる判定は、奨学生制度の対象にはなりません。

一般の受験料は2万円で、同時に手続きを行う場合は、同じ受験料で複数回へ出願できるサブスク出願が採用されています。適性検査型入試の受験料は5,000円で、同時出願により2月1日と2月14日の両方へ出願できますが、実際に受験できるのはいずれか1回です。

2026年度入試の結果

2026年度入試では、全方式を合計して298名が出願し、115名が受験、68名が合格しました。受験者数を合格者数で割った全体の倍率は約1.7倍です。

入試方式出願者数受験者数合格者数
2科目入試47名29名15名
適性検査型3名2名0名
自己プレゼンテーション入試91名37名33名
選択2科目入試79名26名20名
奨学生入試78名21名0名
合計298名115名68名

入試方式によって受験者層や合格基準が異なり、同じ受験生が複数回出願している場合もあるため、全体倍率だけで難易度を判断することはできません。特に奨学生入試は、通常合格ではなく奨学生認定者数が示されているため、一般入試と単純に比較しないよう注意が必要です。

偏差値と合格の目安

模試会社が公表する東京立正中学校の予想偏差値は、入試方式によっておおむね38から45前後です。一般入試を目指す場合は、偏差値40前後を一つの参考にしながら、国語と算数の基礎問題を安定して得点できる状態を目指すとよいでしょう。

ただし、自己プレゼンテーション入試では、偏差値だけで合格可能性を判断できません。適性検査型では記述力や資料分析力、選択2科目型では英検取得状況、奨学生入試では高い得点率が求められるため、受験方式ごとに準備すべき内容が異なります。

学校は一般合格の最低点を公表していません。そのため、過去問では合格最低点を推測するよりも、まず基礎問題を確実に正解し、得意科目で得点を上積みすることが重要です。入学金免除を目指す場合は75%、D奨学生以上を目指す場合は65%以上が明確な目標となります。

入試方式は得意分野から選ぶことが重要

東京立正中学校の入試では、全ての受験生が2科目入試を選ぶ必要はありません。国語と算数をバランス良く学んできた受験生は2科目入試、公立中高一貫校対策を進めてきた受験生は適性検査型、英語力のある受験生は選択2科目型が候補となります。

習い事や研究活動など、長く努力してきた経験を持つ受験生には、自己プレゼンテーション入試も適しています。学費の免除を目指せる学力がある場合は、奨学生入試への挑戦も選択肢となるでしょう。

東京立正中学校は、基礎学力だけでなく、思考力、英語力、表現力、継続して努力する姿勢を多面的に評価する学校です。早い段階で自分の強みを整理し、最も力を発揮しやすい入試方式を選ぶことが、合格に近づくための重要なポイントとなります。

併願校パターン|入試日程別に見るチャレンジ校・標準校・安全校

東京立正中学校の併願校を考える際には、偏差値だけでなく、共学校であること、杉並区からの通学時間、ICT・探究教育、校風、入試科目などを合わせて比較することが大切です。

東京立正中学校は、2月1日、2日、4日、14日に複数の入試方式を設定しています。国語・算数の2科型だけでなく、適性検査型、英語を含む選択2科目型、自己プレゼンテーション型もあるため、他校との日程を組み合わせながら、得意分野を生かした受験計画を立てやすい学校です。

ここでは、東京立正中学校を基準として、一般的な模試難度や受験者層を参考に、併願候補をチャレンジ校・標準校・安全校候補に分けて紹介します。ただし、難度は入試回、選択科目、男女、模試会社によって変わります。安全校と記載した学校についても、合格を保証するものではありません。

難度別に見る主な併願候補

位置づけ学校名2027年度の主な入試日程併願時の特徴
チャレンジ校東京電機大学中学校2月1日午前・午後
2月2日午前
2月4日午後
理数・ICT教育や大学連携に関心のある受験生に適する。入試回により4科、1科、得意2科から選択できる。
東京成徳大学中学校2月1日午前・午後
2月2日午前・午後
2月4日午前・午後
2月5日午前
ICT・国際教育・探究学習が充実。午前の一般選抜と午後の特待選抜を組み合わせやすい。
標準校文化学園大学杉並中学校2月1日午前・午後
2月2日午前・午後
2月3日午前
2月4日午前
杉並区内の共学校で、英語・国際教育に特色がある。入試回によっては東京立正より難度が高く、チャレンジ校に近い位置づけとなる。
東京立正中学校2月1日午前・午後
2月2日午前・午後
2月4日午前・午後
2月14日午前
2科、適性検査、選択2科、自己プレゼンテーション、奨学生入試から選択できる。
安全校候補国士舘中学校2月1日午前
2月2日午前・午後
2月4日午前・午後
2月5日午前
国語・算数の2科型を中心に複数回受験できる。2月5日にはプレゼンテーション入試も実施される。
貞静学園中学校2月1日午前・午後
2月2日午前・午後
2月3日午前・午後
2月5日午前
2月10日午前
丸ノ内線茗荷谷駅から近く、東京立正と同じ路線で通いやすい。2科、1科、適性検査型から選択できる。

文化学園大学杉並中学校は、入試回によって東京立正中学校より高い模試偏差値が示されるため、受験生の学力状況によってはチャレンジ校として扱う必要があります。一方、国士舘中学校や貞静学園中学校も、模試で十分な合格可能性が出ていない場合は安全校とはいえません。

チャレンジ校|東京電機大学中学校

東京電機大学中学校は、東京立正中学校と同様に、ICTや科学教育に力を入れている共学校です。大学との連携を生かした理数教育が特徴で、科学、ものづくり、プログラミングなどに興味がある受験生に向いています。

2027年度は、2月1日午前に2科・4科選択型、同日午後に国語または算数の1科型、2月2日午前に2科・4科選択型、2月4日午後に得意2科型が行われます。

東京立正中学校を第一志望としながら上位校にも挑戦する場合は、次のような組み合わせが考えられます。

  • 2月1日午前に東京電機大学中学校、午後に東京立正中学校の自己プレゼンテーション入試
  • 2月1日に東京立正中学校、2月2日午前に東京電機大学中学校
  • 2月4日午前に東京立正中学校、午後に東京電機大学中学校

東小金井駅から新高円寺駅まで移動する場合は、JR中央線と丸ノ内線を乗り継ぐことになります。同日受験を予定する場合は、試験終了時刻、昼食場所、駅までの移動時間まで事前に確認しておきましょう。

チャレンジ校|東京成徳大学中学校

東京成徳大学中学校は、ICT教育、英語・国際教育、主体的な学びに力を入れている完全中高一貫の共学校です。1人1台端末を活用した授業や探究活動など、東京立正中学校と共通する教育要素があります。

2027年度は、2月1日、2日、4日の午前に一般選抜、午後に特待選抜が設定されています。さらに、2月5日午前には、個人課題、グループワーク、発表を通して学ぶ力を評価するDistinguished Learner選抜入試が行われます。

東京立正中学校の自己プレゼンテーション入試やSDGs探究に魅力を感じる受験生は、東京成徳大学中学校のグループワーク型入試とも相性がよい可能性があります。ただし、北区王子に位置しているため、杉並区周辺から通学する場合は、実際の所要時間を確認しておく必要があります。

標準校|文化学園大学杉並中学校

文化学園大学杉並中学校は、東京立正中学校と同じ杉並区にある共学校です。英語教育、グローバル教育、海外大学進学につながるプログラムなどに特色があります。

2027年度入試は、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月3日午前、2月4日午前に行われます。2科・4科入試に加え、適性検査型や英語特別入試も用意されており、東京立正中学校の入試方式と組み合わせやすい学校です。

日程文化学園大学杉並中学校東京立正中学校
2月1日午前2科・4科、適性検査型2科、適性検査型奨学生
2月1日午後2科、英語特別自己プレゼンテーション
2月2日午前2科・4科選択2科
2月2日午後2科、英語特別奨学生入試
2月4日午前2科奨学生入試

両校は比較的近い場所にあるため、午前と午後で学校を移動する併願も検討できます。ただし、文化学園大学杉並中学校は、入試回やコースによって東京立正中学校より難度が高くなるため、過去問の得点状況を見ながら位置づけを判断する必要があります。

安全校候補|国士舘中学校

国士舘中学校は、世田谷区にある共学校です。礼儀、規律、人間教育を重視する点において、東京立正中学校の「心を育てる教育」と共通する部分があります。

2027年度は、2月1日午前、2月2日午前・午後、2月4日午前・午後に2科入試を実施し、2月5日には自己PRを中心としたプレゼンテーション入試を行います。

国語と算数の基礎を生かして受験したい場合に加え、東京立正中学校の自己プレゼンテーション入試を準備している受験生が、同じ経験を生かして2月5日の入試に臨むこともできます。

1回分の受験料で複数回の出願登録が可能なため、受験日程に余裕を持たせやすい点も特徴です。ただし、実際に安全校として位置づけるには、模試で安定して高い合格可能性が出ていることに加え、過去問でも合格ラインを十分に上回る得点が必要です。

安全校候補|貞静学園中学校

貞静学園中学校は、東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅から徒歩圏内にある共学校です。新高円寺駅から乗り換えなしで移動できるため、東京立正中学校との併願を考えやすい立地です。

2027年度は、2月1日から3日まで午前に2科入試、午後に国語または算数の1科入試を行います。2月2日と5日には適性検査型入試、2月5日と10日には2科入試も設定されています。

東京立正中学校の2科入試を中心に準備している受験生は、同じ国語・算数の学習を生かせます。また、英語を得意とする受験生は、2科入試で国語・英語を選択することも可能です。

2月5日や10日にも入試があるため、2月1日から4日までの結果を見て追加出願する候補としても考えられます。

東京立正中学校を第一志望とする基本パターン

東京立正中学校を第一志望とし、2科入試を中心に受験する場合は、次のような日程が考えられます。

日程受験校・入試方式の例目的
2月1日午前東京立正中学校・2科目入試第一志望校を募集人数の多い初回で受験する
2月1日午後文化学園大学杉並中学校・2科入試
または東京立正中学校・自己プレゼンテーション入試
近隣校との併願、または異なる方式で合格機会を増やす
2月2日午前文化学園大学杉並中学校・2科/4科入試
または東京立正中学校・選択2科目入試
英語を含む得意科目や4科の学習を生かす
2月2日午後東京立正中学校・奨学生入試一般合格に加えて奨学生認定を目指す
2月4日午前東京立正中学校・奨学生入試
または文化学園大学杉並中学校・2科入試
結果を見ながら受験校を調整する

東京立正中学校では、奨学生として認定されなかった場合でも、通常の合格基準に達していればスライド合格となります。そのため、2月1日に一般合格を目指し、2日または4日に奨学生認定を目指す受験方法も考えられます。

上位校にも挑戦するチャレンジ型パターン

日程受験校・入試方式の例
2月1日午前東京電機大学中学校・2科/4科入試
2月1日午後東京立正中学校・自己プレゼンテーション入試
2月2日午前東京立正中学校・選択2科目入試
2月2日午後東京立正中学校・奨学生入試
2月4日午前東京立正中学校・奨学生入試
2月4日午後東京電機大学中学校・得意2科入試

このパターンでは、東京電機大学中学校に挑戦しながら、東京立正中学校を複数の方式で受験します。4科型を中心に勉強してきた受験生だけでなく、算数や国語など特定の科目を得意とする受験生にも組みやすい日程です。

早めの合格確保を重視する安全型パターン

日程受験校・入試方式の例
2月1日午前国士舘中学校または貞静学園中学校・2科入試
2月1日午後東京立正中学校・自己プレゼンテーション入試
2月2日午前東京立正中学校・選択2科目入試
2月2日午後国士舘中学校・2科入試
または東京立正中学校・奨学生入試
2月4日午前東京立正中学校・奨学生入試
2月5日以降国士舘中学校、貞静学園中学校の後半日程

このパターンでは、2月1日の午前に合格可能性を高く見込める学校を受験し、午後から東京立正中学校に挑戦します。ただし、第一志望校を初回から受験しないことになるため、東京立正中学校の2月1日午前入試を重視する家庭には適しません。

安全校は偏差値だけで決めない

安全校として出願するためには、模試の偏差値表で学校名が下に位置しているだけでは不十分です。少なくとも、次の条件を確認しておきましょう。

  • 直近の模試で合格可能性80%前後が安定して出ている
  • 過去問を複数年解き、合格最低点や想定基準を十分に上回っている
  • 試験科目と出題傾向が本人の得意分野に合っている
  • 実際に進学する可能性を考え、校風や教育内容に納得している
  • 合格発表と入学手続締切が第一志望校の発表前になっていないか確認している

自己プレゼンテーション型や適性検査型の入試は、一般的な偏差値だけでは合格可能性を測りにくい方式です。作文、面接、資料の読み取り、プレゼンテーションなどを実際に練習し、学校説明会や個別相談で評価のポイントを確認する必要があります。

募集停止や入試変更にも注意

近年は、私立中学校の募集停止、校名変更、共学化、入試方式の変更が続いています。例えば、帝京八王子中学校は2027年度以降の中学校募集を停止しているため、併願校には含められません。

また、杉並区内の日本大学第二中学校は、東京立正中学校のチャレンジ校として検討しやすい学校ですが、2027年度の正式な入試要項は9月中旬頃に公表される予定です。正式日程が公表された後、受験日や手続締切を確認して併願計画に加えるとよいでしょう。

東京立正中学校の併願校は、近隣の文化学園大学杉並中学校を軸に、上位校として東京電機大学中学校や東京成徳大学中学校、合格確保を重視する学校として国士舘中学校や貞静学園中学校を組み合わせる方法が考えられます。

最終的には、模試の判定、過去問との相性、午前・午後の移動、入学手続締切、合格した場合に実際に通いたいと思えるかを確認し、チャレンジ校・標準校・安全校をそれぞれ含む受験日程に整えることが重要です。

在校生・保護者の声|先生との距離が近く温かな雰囲気が魅力

東京立正中学校について公開されている在校生・保護者の声を見ると、先生との距離の近さ、穏やかな校風、行事や部活動の活気を評価する意見が多く見られます。

一方で、校則の受け止め方や施設の新しさ、部活動の忙しさなどは、生徒の性格や家庭の希望によって評価が分かれます。口コミは個人の経験に基づくため、学校全体の状況をそのまま表しているとは限りませんが、入学後の生活を考える際の参考になります。

先生が親身に相談に乗ってくれる

在校生や保護者から特に多く挙げられるのが、先生が生徒一人ひとりをよく見てくれるという印象です。授業で分からないことがあるときだけでなく、学校生活や部活動、友人関係、将来の進路についても相談しやすいという声があります。

東京立正中学校では、学力だけでなく、生徒の個性や心の成長を大切にしています。日常的な声かけや面談を通して生徒の変化を把握し、必要に応じて支援する姿勢が、学校の掲げる「心を育てる教育」にもつながっています。

生徒数が比較的多過ぎない中高一貫校であることから、先生が生徒の名前や性格を把握しやすく、家庭と学校が連携しながら成長を見守りやすい点に魅力を感じる保護者もいるようです。

明るく穏やかな生徒が多い

学校全体の雰囲気については、明るく親しみやすい穏やかな生徒が多いという声が見られます。共学校であるため、男女が学校行事や委員会活動、部活動で協力する場面も多く、自然な交流が生まれています。

入学当初は新しい環境に不安を感じていた生徒でも、クラスや部活動で友人ができ、次第に学校生活を楽しめるようになったという意見があります。先生が生徒同士の関係を見守りながら、クラスになじむためのきっかけをつくっていることも、安心感につながっています。

行事や部活動を通して学校生活を楽しめる

体育祭、紫苑祭、合唱コンクールなどの行事については、クラスで協力して取り組めることや、普段とは異なる友人の一面を知ることができる点が評価されています。

特に紫苑祭では、クラス展示、舞台発表、部活動の演奏や作品展示などが行われます。企画や準備を生徒が中心となって進めるため、達成感を得られるだけでなく、意見をまとめる力や責任感も育まれます。

部活動についても、中学生と高校生が一緒に活動する部が多く、先輩から技術だけでなく、礼儀や学校生活の過ごし方を学べる点が魅力です。大会やコンクールを目指して本格的に活動する部もあれば、興味のある分野を自分のペースで楽しめる部もあります。

ICTを使った授業や発表が楽しい

ICTを活用した授業については、タブレット端末を使って調べた内容をまとめたり、スライドを作成して発表したりする学習を楽しんでいる生徒もいます。

紙の教材だけで学ぶのではなく、画像や動画、デジタル資料を活用できるため、内容を視覚的に理解しやすいことが利点です。また、SDGs探究では、グループで情報を共有し、意見を整理して発表するため、ICTを使いながら自分の考えを表現する力も伸ばせます。

ただし、端末を持っているだけで学習成果が上がるわけではありません。授業中の使い方や家庭での管理など、生徒自身がルールを守り、学習道具として適切に活用する姿勢が求められます。

緑が多く落ち着いて過ごせる

新高円寺駅から徒歩圏内にありながら、校内には木々が多く、落ち着いた雰囲気があります。にぎやかな繁華街の中にある学校とは異なり、静かな環境で学校生活を送りやすいことを魅力として挙げる声もあります。

歴史を感じる講堂や校舎と、タブレット端末などを活用する現代的な教育が共存している点も特徴です。新築校舎のような明るさや最新設備を最優先にする家庭よりも、伝統や温かみのある環境を好む家庭に合いやすいでしょう。

保護者からは学校との連携を評価する声

保護者からは、学校からの連絡や先生の対応が丁寧で、安心して子どもを通わせられるという意見があります。学習や進路について相談した際に、担任や担当教員が親身に対応してくれたという声も見られます。

授業や行事、部活動の様子は学校から発信されており、保護者が学校生活を把握しやすい環境です。生徒の自主性を尊重しながらも、必要な場面では学校と家庭が連携して支える姿勢が重視されています。

一方で、中学生になると、学校からの情報を待つだけでなく、生徒本人が予定や提出物を管理することも求められます。ノーチャイム制をはじめ、自分で考えて行動する教育方針に家庭も理解を示し、生徒の成長を見守ることが大切です。

校則や生活指導の受け止め方は分かれる

校則については、私立中学校として一般的な範囲と捉える生徒がいる一方で、服装や身だしなみなどの指導を厳しく感じる生徒もいます。

東京立正中学校は、挨拶、礼儀、時間を守ること、周囲に配慮して行動することを重視する学校です。そのため、自由度の高さを最優先にする生徒よりも、一定のルールがある環境の中で生活習慣を整えたい生徒に合いやすいと考えられます。

校則の細かな内容や実際の指導方法は、年度や学年によって変わる場合があります。説明会や個別相談では、スマートフォンの使用、服装、登下校、寄り道など、家庭で気になる点を具体的に確認しておくと安心です。

部活動と学習の両立には自己管理が必要

部活動が盛んな点を魅力に感じる声がある一方、大会を目指す部では練習日数が多く、帰宅時間が遅くなることもあります。特に運動部や吹奏楽部などで本格的に活動する場合は、家庭学習の時間をどのように確保するかを考える必要があります。

入部前には、活動日、休日練習、合宿、遠征、費用などを確認し、本人が無理なく続けられるかを検討しましょう。部活動と学習を両立する経験は、生徒の時間管理能力や忍耐力を育てる機会にもなります。

よく見られる評価主な内容確認したい点
先生との距離が近い学習、進路、学校生活について相談しやすい補習や面談がどのように行われるか
校風が穏やか明るく親しみやすい雰囲気がある在校生の様子を文化祭や説明会で見る
行事が充実している体育祭、紫苑祭、合唱コンクールで協力する機会が多い生徒が企画・運営にどの程度関わるか
部活動が活発中高合同で活動し、大会を目指す部もある活動日、下校時刻、遠征、費用
ICTを活用できる調べ学習やプレゼンテーションに端末を利用する端末の費用、家庭での管理、使用ルール
生活指導が丁寧挨拶、礼儀、身だしなみを重視する本人が校則や指導方針に納得できるか

説明会や紫苑祭で生徒の様子を確認したい

学校の雰囲気は、ウェブサイトや口コミだけでは十分に判断できません。東京立正中学校では、学校説明会、授業体験、紫苑祭、個別相談などが行われているため、実際に学校を訪れて確認することが重要です。

見学時には、校舎や設備だけでなく、在校生の挨拶、先生と生徒の会話、休み時間の様子、掲示物、部活動の雰囲気などにも注目するとよいでしょう。生徒が案内や説明に関わる機会では、学校生活について本人の言葉で聞くこともできます。

東京立正中学校は、先生の目が届く温かな環境の中で、友人と学校行事や部活動を楽しみながら成長できる学校として評価されています。一方で、校則、施設の雰囲気、部活動の活動量などには相性があります。公開されている評判だけで判断せず、本人が学校を訪れ、「ここで6年間を過ごしたい」と感じられるかを確かめることが大切です。

この学校に向いている子の特徴|探究心と主体性を伸ばしたい子におすすめ

東京立正中学校は、知識を身につけるだけでなく、ICTやSDGs探究、学校行事、部活動などを通して、自ら考え、周囲と協力しながら行動する力を育てる学校です。

先生と生徒の距離が比較的近く、一人ひとりの成長を丁寧に見守る校風があるため、落ち着いた環境の中で学力と人間性の両方を伸ばしたい子に向いています。一方、ノーチャイム制や探究活動では、生徒自身が時間を管理し、積極的に参加する姿勢も求められます。

ICTを使った学習や発表に興味がある子

東京立正中学校では、タブレット端末を授業や家庭学習、調べ学習、資料作成などに活用します。集めた情報を整理し、スライドにまとめて発表する機会も多いため、デジタル機器を使って学ぶことに興味がある子に適しています。

入学時点で高度な操作技術が必要なわけではありません。新しい機能を試したり、先生や友人に質問したりしながら、学習に必要な使い方を身につけていく姿勢が大切です。

一方で、タブレット端末は自由に遊ぶための機器ではなく、学習を支える道具として使用します。学校や家庭で決められたルールを守り、目的に応じて使い分けられる子であれば、ICT環境をより効果的に活用できるでしょう。

SDGsや社会の課題を自分事として考えたい子

環境問題、地域社会、食品ロス、福祉、国際問題などに関心を持ち、「なぜこの問題が起きているのだろう」「自分たちに何ができるだろう」と考えることが好きな子にも向いています。

東京立正中学校のSDGs探究では、社会課題について調べるだけでなく、仲間と話し合い、解決策を考え、発表や地域への提案につなげていきます。そのため、正解が一つに決まっていない課題に対して、試行錯誤しながら考える経験を積むことができます。

ニュースや身近な出来事に疑問を持つ子、地域活動やボランティアに関心がある子、将来は社会に役立つ仕事をしたいと考えている子にとって、興味を広げやすい環境です。

発表やプレゼンテーションに挑戦したい子

授業や探究活動では、自分の考えを文章やスライドにまとめ、周囲に伝える機会があります。人前で話すことが得意な子はもちろん、現在は発表に苦手意識があるものの、少しずつ表現力を伸ばしたい子にも適しています。

プレゼンテーションでは、話し方の上手さだけが重要なのではありません。必要な情報を選び、伝える順番を考え、相手に分かりやすい表現を工夫することが求められます。

少人数やグループでの発表から経験を積み重ねることで、大学入試の総合型選抜や学校推薦型選抜でも役立つ、論理的に説明する力や対話する力を育てられます。

先生に相談しながら着実に成長したい子

東京立正中学校は、先生が生徒一人ひとりの学習や学校生活に関わり、必要に応じて声をかける温かな校風を大切にしています。分からないことや困っていることを抱え込まず、先生に相談しながら解決したい子に向いています。

入学時点で学習習慣が完全に身についていなくても、授業、課題、面談などを通じて、自分に合った学習方法を見つけていくことができます。先生からの助言を素直に受け止め、改善しようとする姿勢がある子は、6年間で大きく成長できるでしょう。

ただし、先生が全てを代わりに管理してくれるわけではありません。学年が上がるにつれて、自分から質問することや、必要な支援を求めることも大切になります。

穏やかでアットホームな校風を求める子

都心へのアクセスに恵まれながら、緑が多く落ち着いた環境で学校生活を送りたい子にも適しています。大規模校のにぎやかさよりも、先生や友人との距離が近く、自分の居場所をつくりやすい学校を望む家庭に合いやすいでしょう。

中高が同じキャンパスで生活し、中学生と高校生が一緒に活動する部活動もあります。先輩や後輩とのつながりを大切にしながら、6年間を通して安定した人間関係を築きたい子にとって魅力のある環境です。

学校行事や部活動に積極的に参加したい子

体育祭、紫苑祭、合唱コンクールなど、仲間と一つの目標に向かって取り組む行事が好きな子にも向いています。企画や準備、練習では、自分の意見を出すだけでなく、周囲の意見を聞き、役割を分担することが必要です。

部活動も、全国大会やコンクールを目指す部から、特定の趣味や文化を楽しむ部まで幅広く用意されています。興味のある活動を見つけ、長く続けることで、技術だけでなく、責任感や協調性も育てられます。

勉強だけで学校生活を終えるのではなく、行事や部活動にも関わりながら、仲間との経験を増やしたい子に適した学校です。

時間を意識して自分から行動できるようになりたい子

東京立正中学校では、授業の始まりや終わりを知らせるチャイムを使用しないノーチャイム制を採用しています。生徒は自分で時計を確認し、授業に必要な準備を整えて行動します。

入学時点で時間管理が得意である必要はありませんが、遅れたときに原因を振り返り、次から改善しようとする姿勢が必要です。先生や友人に言われるまで待つのではなく、自分から動けるようになりたい子にとって、日常生活そのものが成長の機会となります。

英語を使って海外の人と交流したい子

英語を試験科目として学ぶだけでなく、オンライン交流や集中英語プログラムを通して、実際のコミュニケーションに使いたい子にも向いています。

最初から流暢に英語を話せる必要はありません。知っている単語や表現を使いながら、失敗を恐れずに相手へ伝えようとする姿勢が重視されます。海外の文化や価値観に興味があり、将来は海外研修や海外大学進学にも挑戦したい子にとって、学びを発展させやすい環境です。

推薦・総合型選抜も視野に入れて大学進学を目指す子

東京立正中学校・高等学校では、一般選抜だけでなく、指定校推薦や総合型選抜を利用して大学へ進学する生徒も多くいます。

中学校から取り組む探究学習、地域活動、発表、部活動、学校行事などは、将来の志望理由書や活動報告書に書くためだけのものではありません。自分の興味や得意分野を見つけ、それを進路へ結びつける経験となります。

日々の授業や提出物に継続して取り組みながら、学校内外の活動にも挑戦し、自分らしい進路を考えたい子に適しています。

向いている子の特徴東京立正中学校で伸ばしやすい力
ICTを使った学習が好きな子情報収集力、資料作成力、デジタル活用力
社会問題やSDGsに関心がある子課題発見力、論理的思考力、社会に関わる姿勢
発表や表現に挑戦したい子プレゼンテーション力、文章力、対話力
先生に相談しながら成長したい子学習習慣、自己理解、課題を改善する力
行事や部活動を楽しみたい子協調性、責任感、リーダーシップ
自分で時間を管理したい子自律心、計画性、生活管理能力
英語や異文化に興味がある子英語4技能、異文化理解、積極的に伝える姿勢
多様な大学入試方式を活用したい子探究力、自己表現力、進路を設計する力

入学前に相性を確認したいポイント

東京立正中学校の教育に魅力を感じても、全ての子に同じように合うとは限りません。次の点は、学校説明会や紫苑祭、授業体験などで確認しておきたいポイントです。

  • 一定の校則や生活指導を本人が納得して受け入れられるか
  • ノーチャイム制の中で時間を意識して行動できそうか
  • グループ活動や発表に少しずつでも参加する意欲があるか
  • タブレット端末の使用ルールを守れるか
  • 部活動と家庭学習を両立できそうか
  • 歴史を感じる校舎や落ち着いた学校環境を心地よいと感じるか

自由な環境で自分の好きなことだけに取り組みたい子や、グループ活動や発表をできる限り避けたい子にとっては、学校の教育方針が負担に感じられる可能性があります。一方、現在は人前で話すことが苦手でも、少しずつ挑戦して成長したいという意欲があれば、学校生活を通して力を伸ばすことができます。

東京立正中学校は、穏やかな環境の中で、先生や仲間に支えられながら新しいことへ挑戦したい子に向いています。ICTやSDGs探究に関心があり、学校行事や部活動にも参加しながら、学力と人間性をバランス良く育てたい子にとって、充実した6年間を送りやすい学校といえるでしょう。

まとめ|心の教育とICT・SDGs探究が調和する中高一貫校

東京立正中学校は、東京都杉並区の落ち着いた住宅街に位置する、私立の共学中高一貫校です。約100年にわたって受け継がれてきた「生命の尊厳」を基盤とする心の教育と、ICT・SDGs探究・国際教育といった現代的な学びを組み合わせていることが、学校の大きな特徴です。

東京メトロ丸ノ内線の新高円寺駅から徒歩約8分と通学しやすく、都心にありながら緑の多い校内は「木もれ日の学園」と呼ばれています。便利な立地と穏やかな学習環境の両方を求める家庭にとって、検討しやすい学校といえるでしょう。

伝統的な心の教育を学校生活の土台にしている

東京立正中学校では、学力や大学進学実績だけでなく、挨拶、礼儀、感謝、他者への思いやりなど、人として大切な姿勢を育てることを重視しています。

先生と生徒の距離が比較的近く、一人ひとりの性格や成長を見守る温かな校風があります。困ったときに先生へ相談しやすく、家庭と学校が連携しながら生徒を支える環境を求める家庭にとって、安心感のある学校です。

一方で、服装や生活習慣、時間を守ることなどには一定の指導があります。自由度の高さだけを求めるのではなく、ルールのある環境の中で基本的な生活習慣を整え、自律心を身につけたい生徒に向いています。

ICTを使いながら自分の考えを表現する

授業では、1人1台のタブレット端末を活用し、資料の閲覧、情報収集、課題提出、スライド作成、プレゼンテーションなどに取り組みます。

ICT機器の操作そのものを学ぶだけでなく、集めた情報を整理し、相手に伝わる形へまとめることが重視されています。デジタルを使った学習に興味がある子はもちろん、入学後に少しずつ情報活用力を伸ばしたい子にも適した環境です。

端末は学習を支える道具であるため、使用ルールを守り、自分で使い方を管理する姿勢も求められます。便利な環境を活用しながら、情報との適切な付き合い方を学べる点も魅力です。

SDGs探究を通じて社会とつながる

東京立正中学校の探究学習では、SDGsを知識として覚えるだけでなく、地域社会や日常生活の課題と結びつけて考えます。

環境問題、食品ロス、地域交流、持続可能な社会などをテーマに調査し、グループで話し合い、解決策や政策を提案します。正解が一つに決まっていない課題に向き合うことで、課題発見力、論理的思考力、協働性、発信力を育てていきます。

ニュースや社会問題に関心がある子や、将来は人の役に立つ仕事をしたいと考えている子にとって、学びを自分の将来へつなげやすい教育内容です。

行事や部活動を通して自主性を伸ばす

体育祭、紫苑祭、合唱コンクールといった行事では、生徒が仲間と協力しながら企画や準備に取り組みます。クラスや学年で一つの目標を共有する経験を通して、責任感やコミュニケーション能力を育てます。

また、東京立正中学校ではノーチャイム制を採用しています。授業開始のチャイムを待つのではなく、生徒自身が時計を確認し、必要な準備をして行動します。日常生活の中で時間管理を学び、自分から動く習慣を身につける仕組みです。

部活動は運動部・文化部ともに選択肢が多く、中高合同で活動する部もあります。全国大会やコンクールを目指す部から、共通の趣味を楽しむ部まで幅広く、好きなことに継続して取り組みながら、学年を越えた人間関係を築けます。

大学進学では複数のルートを選べる

卒業後は4年制大学への進学を中心に、短期大学や専門学校など、生徒の希望に応じた進路が選ばれています。

大学入試では、一般選抜だけでなく、指定校推薦、学校推薦型選抜、総合型選抜を活用する生徒も多くいます。中学校から積み重ねる探究活動、プレゼンテーション、部活動、学校行事などの経験は、志望理由書や面接で自分の成長を説明する際にも生かせます。

国公立大学やGMARCHを含む大学への合格実績があるほか、幅広い大学・学部から指定校推薦枠が寄せられています。併設する東京立正短期大学への優先入学制度や、海外大学進学に対応する制度もあり、進路の選択肢は多様です。

ただし、推薦制度を利用するためには、定期考査、提出物、出席状況、学校生活への取り組みなどを継続する必要があります。入学後に努力を積み重ね、自分に合った進路を見つけたい生徒に適しています。

入試方式が多く、自分の強みを生かしやすい

入試では、国語・算数による学力試験のほか、適性検査型、英語を含む選択2科目型、自己プレゼンテーション型、奨学生型などが設けられています。

国語と算数の基礎力、公立中高一貫校対策で身につけた思考力、英検資格、習い事やスポーツで努力してきた経験など、受験生それぞれの強みを生かして受験できます。

複数回受験もしやすく、入試結果によっては奨学生認定を目指すことも可能です。偏差値だけで受験方式を決めるのではなく、本人がどの試験で最も力を発揮しやすいかを考えることが重要です。

学費は中高6年間を見通して考えたい

2026年度入学生の中学校3年間の学校納入金は、合計で約327万8,000円です。中高一貫校であるため、実際の教育費は高校進学後の3年間も含めて考える必要があります。

東京都の私立中学校授業料助成、入試成績による奨学生制度、入学金軽減制度なども用意されています。利用できる制度によって家庭の実質的な負担は変わるため、募集要項や助成制度の最新情報を確認し、中高6年間を見通した資金計画を立てておくと安心です。

東京立正中学校の主な魅力内容
心を育てる教育生命の尊厳を基盤に、思いやり、礼儀、自律心を育成
ICT教育タブレット端末を授業、探究、発表、家庭学習に活用
SDGs探究地域や社会の課題を調べ、協働して解決策を考える
温かな校風先生と生徒の距離が近く、一人ひとりを丁寧に支援
学校生活ノーチャイム制、3大行事、宿泊研修、活発な部活動
進路指導一般選抜、総合型選抜、指定校推薦など多様な方式に対応
入試方式2科、適性検査、選択2科、自己プレゼン、奨学生入試を実施
アクセス新高円寺駅から徒歩約8分の落ち着いた学習環境

東京立正中学校をおすすめできる家庭

東京立正中学校は、次のような希望を持つ家庭にとって、特に検討しやすい学校です。

  • 学力だけでなく、思いやりや礼儀も育ててほしい
  • 先生が一人ひとりを丁寧に見てくれる学校を選びたい
  • ICTを使った授業やプレゼンテーションに関心がある
  • SDGsや社会課題を扱う探究学習に取り組みたい
  • 行事や部活動にも積極的に参加したい
  • 一般選抜だけでなく、推薦・総合型選抜も視野に入れたい
  • 都心への通いやすさと落ち着いた校内環境を両立したい

一方で、校則や生活指導の考え方、発表やグループ活動の多さ、部活動の活動量などには本人との相性があります。学校説明会や紫苑祭、授業体験に参加し、在校生の様子や先生との関わり方を実際に確認することが大切です。

東京立正中学校は、伝統的な心の教育を土台に、ICT・SDGs探究・国際教育を取り入れた中高一貫校です。落ち着いた環境の中で先生や仲間に支えられながら、自分の興味を広げ、失敗を恐れずに挑戦したい生徒にとって、充実した6年間を送りやすい学校といえるでしょう。

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