- 学校の概要|東海大学との連携を生かした10年一貫教育
- アクセスと立地環境|港区高輪の落ち着きと都心の利便性
- 教育方針とカリキュラム|全人教育とSSHの理数教育
- 学習環境と施設設備|ICTを活用した学びと充実した校内施設
- 学校生活と行事|仲間と協力しながら成長できる多彩な体験
- クラブ活動|高い加入率と活発な運動部・文化部
- 進学実績と卒業後の進路|東海大学への推薦進学と幅広い進路選択
- 学費や諸経費について|中高大10年間を見据えた費用の目安
- 入試情報と合格の目安|2027年度は3回実施・全回4科入試
- 併願校パターン|チャレンジ校・標準校・安全校を日程別に整理
- 在校生・保護者の声|授業・部活動・学校生活に関する評判
- この学校に向いている子の特徴|理数分野と学校生活を両立したい子
- まとめ|都心で10年一貫教育を受けられる理数教育に強い共学校
学校の概要|東海大学との連携を生かした10年一貫教育
東海大学付属高輪台高等学校・中等部は、東京都港区高輪に位置する私立の中高一貫共学校です。東海大学の付属校として、中学校・高校・大学をつなぐ10年一貫教育を実践しており、目先の受験だけにとらわれず、一人ひとりの興味や適性を時間をかけて伸ばせる環境が整っています。
教育の基盤となっているのは、東海大学の建学の精神に基づく知育・徳育・体育を調和させた全人教育です。学力を身につけるだけでなく、部活動や学校行事、国際交流、探究的な学習などを通して、社会の中で自ら考え、周囲と協力しながら行動できる人を育てることを大切にしています。
高校受験に追われず、自分の可能性を広げられる
中等部の生徒は、基本的な学校生活を送り、所定の基準を満たすことで、原則として東海大学付属高輪台高等学校へ進学できます。そのため、中学校の3年間を高校受験の準備だけに費やすのではなく、学習と部活動、行事、趣味などに幅広く取り組める点が大きな特徴です。
高校進学後も東海大学との連携教育が続き、大学の学部・学科や研究分野について知る機会が設けられています。東海大学には医学、工学、情報、海洋、航空、体育、文化・社会系など幅広い学問分野があり、中学生の段階から将来の進路を一つに絞り込むのではなく、様々な経験を重ねながら自分に合った道を探していくことができます。
大学付属校の安心感と理数教育の充実を両立
大学付属校として安定した進学ルートを備える一方で、学習内容が受験対策だけに偏らないことも、東海大高輪台中等部の魅力です。少人数で行う英語授業やICTを活用した学習に加え、SSHの取り組みを進める併設高校との連携によって、実験や観察を重視した特色ある理数教育が行われています。
こうした環境は、東海大学への進学を早い段階から考えている家庭はもちろん、理科や数学に興味があり、学校生活を通して将来の選択肢を広げたい生徒にも適しています。大学付属校ならではの安心感を生かしながら、勉強・部活動・行事にバランスよく取り組める学校といえるでしょう。
| 学校名 | 東海大学付属高輪台高等学校・中等部 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都港区高輪2丁目2番16号 |
| 学校区分 | 私立・中高一貫・共学校 |
| 教育の特色 | 東海大学との連携による10年一貫教育、全人教育、英語教育、ICT教育、高校と連携した理数教育 |
| 内部進学 | 中等部から併設高校への内部進学制度があり、高校卒業後は東海大学への付属推薦制度が設けられている |
アクセスと立地環境|港区高輪の落ち着きと都心の利便性
東海大学付属高輪台高等学校・中等部は、東京都港区高輪にあります。都心にありながら、周辺には寺院や住宅地が広がっており、交通の利便性と落ち着いた学習環境を兼ね備えた立地が魅力です。
最寄り駅は、東京メトロ南北線・都営三田線の「白金高輪駅」です。白金高輪駅の1番出口から学校までは徒歩約6分で、毎日の通学にも便利な距離です。
このほか、都営浅草線の「泉岳寺駅」や、JR山手線・京浜東北線の「高輪ゲートウェイ駅」も利用できます。複数の鉄道路線から通学できるため、東京都内だけでなく、神奈川県や埼玉県方面からも通学経路を組みやすい学校です。
3つの駅を利用できる便利なアクセス
| 利用駅 | 利用路線 | 学校までの目安 |
|---|---|---|
| 白金高輪駅 | 東京メトロ南北線・都営三田線 | 1番出口から徒歩約6分 |
| 泉岳寺駅 | 都営浅草線 | A3出口から徒歩約7分 |
| 高輪ゲートウェイ駅 | JR山手線・京浜東北線 | 徒歩約12分 |
白金高輪駅を利用する場合は、東京メトロ南北線によって目黒、麻布十番、永田町、飯田橋方面からアクセスできます。都営三田線を使えば、三田、大手町、水道橋、巣鴨方面からも通学しやすくなっています。
泉岳寺駅には都営浅草線が乗り入れており、新橋、日本橋、浅草方面のほか、京急線との直通運転を利用して品川区や神奈川県方面から通学することも可能です。高輪ゲートウェイ駅からはJR山手線と京浜東北線を利用できるため、沿線の広い地域から通学経路を検討できます。
都心にありながら落ち着きのある高輪の街
学校が位置する高輪は、港区の中でも歴史を感じられる街です。学校の近くには、赤穂義士の墓所で知られる泉岳寺があり、周辺には寺院や緑を残した場所も見られます。駅前のにぎわいから少し離れた場所に校舎があるため、都心の学校でありながら、落ち着いて学習や学校生活に取り組みやすい環境となっています。
一方、高輪ゲートウェイ駅や品川駅に近く、都心ならではの利便性も備えています。学校行事や校外学習、大学や研究施設と連携した学びを行う際にも、交通の便利さを生かしやすい立地です。
実際の通学経路は時間帯も含めて確認を
複数の駅を利用できることは大きな利点ですが、利用する路線や乗り換え回数によって、通学時の負担は異なります。学校説明会や文化祭を訪れる際には、実際に通学予定の時間帯に近い経路を利用し、駅から学校までの道のりや混雑状況も確認しておくと安心です。
特に中学校入学後は、授業に加えて部活動や行事で帰宅時間が遅くなる場合もあります。自宅から学校まで無理なく通い続けられるかという視点から、所要時間だけでなく、乗り換えや駅からの徒歩経路まで含めて検討するとよいでしょう。
教育方針とカリキュラム|全人教育とSSHの理数教育
東海大学付属高輪台中等部では、東海大学の建学の精神を基盤として、知識の習得だけに偏らない「全人教育」を実践しています。中等部・高校・大学までを見通した10年一貫教育の中で、自分の考えを持ち、他者と対話しながら課題を解決できる力を育てることが教育の中心です。
授業では、教員の説明を聞いて覚えるだけでなく、生徒の「なぜだろう」という疑問を出発点とした生徒参加型・問題発見解決型の学びを重視しています。実験、実習、発表、グループ活動などを取り入れながら、学んだ知識を実際に使う力や、自分の考えを分かりやすく表現する力を養います。
現代文明論と道徳を通して自分の生き方を考える
東海大学の付属校に共通する特色の一つが、建学の精神を具体的に学ぶ「現代文明論」です。現代社会が抱える様々な課題について考え、自分はどのように生き、社会と関わっていくのかを見つめます。
道徳やホームルーム活動、学校行事、部活動とも結び付けながら、正しいものの見方や考え方、他者を尊重する姿勢、社会に対する責任感を育てていきます。進学先を決めるためだけの学習ではなく、将来の生き方や社会で果たす役割まで考える教育が行われている点は、10年一貫教育ならではの特徴です。
英語・数学・理科を手厚く学ぶカリキュラム
中等部では、週34時間の授業を基本とし、主要教科を十分に学べる時間数が確保されています。特に英語は3年間を通して週6時間、数学は週5時間以上、理科は中学2年・3年で週5時間が設定されており、英語教育と理数教育に力を入れたカリキュラムとなっています。
| 教科 | 中学1年 | 中学2年 | 中学3年 | 学習の特色 |
|---|---|---|---|---|
| 英語 | 週6時間 | 週6時間 | 週6時間 | 4技能をバランスよく伸ばす少人数・チームティーチング |
| 数学 | 週5時間 | 週5時間 | 週5.5時間 | 生徒参加型授業と理解度に応じたきめ細かな指導 |
| 理科 | 週4時間 | 週5時間 | 週5時間 | 実験・観察・考察・発表を重視した探究的な学習 |
| 国語 | 週5時間 | 週5時間 | 週4.5時間 | 基礎力に加えて発想力・表現力・教養を育成 |
| 社会 | 週4時間 | 週4時間 | 週5時間 | 暗記に偏らず、知識を社会で活用する力を育成 |
少人数授業で英語を実際に使う力を育てる
英語では、単語や文法を覚えるだけでなく、話す・聞く・読む・書くという4技能を実際に使うことを大切にしています。日本人教員による授業に加え、ネイティブ教員と日本人教員が連携するチームティーチングも行われます。
ネイティブ教員が参加する授業では、クラスを少人数に分け、英語を話す機会を増やします。授業で学んだ単語や表現を繰り返し使うことで、知識を定着させるとともに、間違いを恐れず英語で伝える自信を育てます。
また、グループ活動やディベートなど、考えを整理して相手に伝える活動も取り入れられています。英語だけでなく日本語でのコミュニケーション力も重視し、内容のある対話ができる力を伸ばしていく方針です。
実験と考察を重視した理数教育
数学では、公式や解法を一方的に教わるのではなく、生徒自身が疑問を出し、考え方を共有する参加型の授業が行われています。チームティーチングも取り入れながら、基礎的な知識と計算技能を着実に身につけ、高校や大学で必要となる数学的な思考力の土台を築きます。
理科では、自然現象を実際に観察し、自分の手で確かめることを重視しています。実験や実習を多く取り入れ、結果を記録するだけでなく、「なぜこの結果になったのか」を考察し、文章や発表によって表現するところまで取り組みます。
併設高校は、2004年度から20年にわたりSSHの取り組みを進め、2024年度から5年間の「SSH認定枠」となっています。中等部でも高校との連携を生かし、科学技術に触れる機会や探究的な理科教育が用意されています。
本格的なSSHクラスや課題研究は主に高校段階で行われますが、中等部から実験、観察、考察、発表を繰り返すことで、その後の研究活動につながる基礎を身につけられます。将来、理学、工学、情報、医学、海洋、航空などの分野を学びたい生徒にとって、興味を深めやすい環境といえるでしょう。
受験対策だけに終わらない確かな学力を育成
原則として併設高校への内部進学を目指せるため、中等部の学習は高校受験のテクニックだけに偏りません。その一方で、大学付属校だから学習が軽いというわけではなく、主要教科には十分な授業時間が配分され、基礎学力の定着と主体的に考える力の両方を重視しています。
英語や理数分野をじっくり学びながら、発表力、対話力、問題解決力まで伸ばせることが、東海大高輪台中等部のカリキュラムの大きな魅力です。暗記中心の勉強よりも、実験や話し合いを通して納得しながら学びたい生徒に向いた教育環境です。
学習環境と施設設備|ICTを活用した学びと充実した校内施設
東海大学付属高輪台中等部の校舎は、港区高輪の限られた敷地を有効に活用した地上6階・地下3階建てです。普通教室だけでなく、理科実験室、図書館、音楽室、体育施設、カフェテリアなどが一つの校舎内に整えられており、学習・部活動・学校生活を支える設備が充実しています。
中等部と高校が同じ校舎で学ぶため、日常的に高校生の姿や活動に触れられることも特徴です。中高の教員が授業や部活動、学校行事に関わる環境の中で、6年間を見通した一貫教育が実践されています。
電子黒板と1人1台の端末を活用したICT教育
各教室には、プロジェクターとスクリーン、電子黒板などの視聴覚設備が設置されています。教員が動画や画像、デジタル教材を提示するだけでなく、生徒が作成した資料を共有し、意見を発表する授業にも活用されています。
2019年度からは、BYOD方式による1人1台のパソコン環境を整えています。授業中の調べ学習、課題の作成・提出、プレゼンテーション、教員や生徒同士の情報共有などに端末を活用し、主体的・協働的に学ぶ力を育てています。
ICT機器は、単に紙の教材をデジタル化するためだけのものではありません。自分で情報を集め、整理し、考えをまとめて相手に伝えるという、大学進学後や社会に出てからも必要となる力を伸ばすために利用されています。
実験を重視する理数教育を支える専用教室
校内には、生物・化学・物理の専用実験室が設けられています。授業で学んだ内容を実際の実験によって確かめ、結果を記録し、考察する学習に取り組める環境です。
生物実験室には、実験や観察の様子を映像で確認できる設備があり、化学実験室や物理実験室にも幅広い実験に対応できる機器やスペースが用意されています。実物に触れ、自分の目で現象を確かめる学習環境は、理科への興味や科学的な思考力を育てるうえで大きな魅力です。
| 主な施設 | 設備・利用の特色 |
|---|---|
| 生物・化学・物理実験室 | 観察や実験、結果の考察を重視した理科授業に使用 |
| 図書館 | 約4万冊の蔵書を備え、閲覧室、自習室、AVコーナーを設置 |
| 普通教室 | 電子黒板、プロジェクター、スクリーンなどを設置 |
| 音楽室 | ホール仕様の防音設備を備え、100人規模の演奏にも対応 |
| カフェテリア | 約400席を備え、定食や麺類など約30種類のメニューを用意 |
| 体育施設 | アリーナ、武道場、トレーニングルーム、屋上グラウンドなどを設置 |
読書や自習に利用できる図書館
図書館には約4万冊の蔵書があり、閲覧室だけでなく、自習室やAVコーナーも設けられています。書籍や映像資料はコンピュータで管理されており、授業の調べ学習や探究活動にも利用できます。
校内に落ち着いて学習できる場所が用意されているため、授業の予習・復習はもちろん、興味を持ったテーマを自分で深く調べることも可能です。東海大高輪台中等部が重視する問題発見型・探究型の学びを、施設面から支えています。
学校生活を支える400席のカフェテリア
地下2階には、約400席を備えたカフェテリアがあります。定食や麺類など約30種類のメニューが用意されているほか、パンや文房具などを購入できる売店、自動販売機も設置されています。
毎日の昼食を校内で購入できるため、家庭にとっては弁当を準備できない日の選択肢にもなります。中学生と高校生が同じ施設を利用する場所でもあり、大学付属の中高一貫校らしい活気を感じられる空間です。
体育・部活動に対応する充実した運動施設
校舎内には、全校規模の式典や講演会にも使用できるアリーナのほか、武道場、トレーニングルーム、体育館大ホール、1周約140mのランニング通路、屋上グラウンドなどがあります。都心の学校でありながら、屋内空間を活用して多様な運動に取り組めるよう工夫されています。
さらに、さいたま新都心の近くには、約3万平方メートルの学校専用総合グラウンドがあります。野球場、人工芝のサッカー・ラグビー・陸上競技場、全天候型テニスコート4面、サブグラウンド、クラブハウスなどを備えています。
総合グラウンドは高輪の校舎から離れていますが、平日には学校からバスによる送迎が行われています。港区の都心型校舎と、広大な郊外型グラウンドを使い分けることで、学習環境と部活動環境の両方を確保しています。
心身の悩みを相談できるサポート体制
校内には保健室に加えて、学校生活で生じる悩みや不安を相談できる教育総合相談室があります。学習、友人関係、進路、部活動、心身の不調など、相談内容を限定せず、生徒が安心して話せる環境を整えています。
保健室では、けがや体調不良への対応だけでなく、健康相談や保健指導も行われています。学校医による健康相談日も設けられており、成長期の生徒が安全に学校生活を送れるよう、心と体の両面から支えています。
東海大高輪台中等部は、先進的なICT環境、理数教育を支える実験設備、充実した体育施設、日常生活を支えるカフェテリアや相談体制がそろった学校です。施設の規模や雰囲気は、学校説明見学会などで実際に確認しておくと、入学後の生活をより具体的にイメージできるでしょう。
学校生活と行事|仲間と協力しながら成長できる多彩な体験
東海大学付属高輪台中等部では、日々の授業だけでなく、体育祭、建学祭、合唱祭、校外活動、英語研修など、年間を通して多彩な行事が行われています。行事を単なる思い出づくりで終わらせず、仲間と協力する力、自分の役割を果たす責任感、人前で表現する力を育てる教育の機会として位置付けている点が特徴です。
中等部だけで行う行事と、中学生・高校生が一緒に参加する行事の両方があり、中高一貫校らしい学校生活を経験できます。中学生にとっては、高校生が企画や運営に取り組む姿を間近で見ながら、数年後の自分を具体的にイメージできる環境です。
新しい仲間との関係を築くオリエンテーション
入学後は、対面式、新入生歓迎会、マナー講座などを通して、東海大高輪台中等部での生活について学びます。中学1年生にはオリエンテーション合宿も用意されており、集団生活や共同作業を経験しながら、クラスメートとの関係を築いていきます。
中学校入学直後は、新しい環境や友人関係に不安を感じる生徒も少なくありません。学校生活の早い段階で寝食を共にする機会が設けられていることは、クラスの一体感を高め、安心して学校生活を始めるきっかけになります。
広いグラウンドで行われる中等部体育祭
中等部体育祭は、学校が所有するさいたま総合グラウンドを中心に行われます。港区高輪の校舎とは異なる広々とした環境で、競技や応援に力いっぱい取り組めることが魅力です。
競技に出場するだけでなく、クラスや学年を越えて仲間を応援し、準備や運営にも協力します。勝敗を競う中でも、互いを支えながら一つの目標に向かうことで、中等部全体の団結力を高める行事となっています。
中高合同で盛り上がる建学祭
秋に行われる建学祭は、東海大高輪台の文化祭にあたる行事です。中等部と高校が同じ時期に開催し、クラスや部活動、同好会などが展示、体験企画、舞台発表に取り組みます。
企画の内容を考え、必要な準備を進め、当日の運営まで生徒同士で協力する過程も重要な学びです。来場者に楽しんでもらうには何が必要かを考えることで、発想力や計画性、コミュニケーション力を養います。
受験生や保護者にとっても、建学祭は学校の雰囲気を知る貴重な機会です。生徒同士の関係、教員との距離感、部活動の活気など、説明会だけでは分かりにくい学校の日常を感じられます。
クラスで一つの音楽をつくる合唱祭
合唱祭では、クラスごとに選んだ曲を練習し、本番の舞台で発表します。歌唱力だけを競うのではなく、パートごとの練習や全体のまとめ方を生徒たちが考え、クラス全員で一つの作品を完成させます。
得意不得意にかかわらず、一人ひとりが自分の役割を果たすことが求められます。意見の違いを調整し、互いの声を聴きながら完成度を高める経験を通して、協調性や粘り強く取り組む姿勢を身につけていきます。
心身を鍛え、達成感を味わう剛健旅行
東海大学の建学の精神を象徴する行事の一つが、長距離を歩く「剛健旅行」です。実施するコースや時期は年度によって異なりますが、過去には15kmを超える距離を仲間と励まし合いながら歩いています。
長い道のりを自分の力で歩き切るには、体力だけでなく、苦しい場面でも前へ進む忍耐力が必要です。友人と声を掛け合いながら完歩することで、普段の学校生活では得にくい達成感や連帯感を味わえます。
学年ごとに段階的に行われる英語研修
英語教育では、教室で学んだ表現を実際のコミュニケーションで使う行事が用意されています。中学2年生のEnglish Summer Campでは、外国人留学生などと英語を使い、ディスカッションやプレゼンテーションといった活動に取り組みます。
初めから流暢に話すことを求めるのではなく、間違いを恐れず、知っている単語や表現を使って相手に伝えることを重視しています。英語だけで過ごす時間を経験することで、英語に対する抵抗感を減らし、中学3年生の海外研修につながる自信を育てます。
中学3年生では、オーストラリアで海外英語研修を行います。近年の研修では、ホームステイをしながら現地の学校に通い、英語学習者向けの授業や現地生徒と同じ授業に参加しています。
授業で英語を使うだけでなく、ホストファミリーとの生活や現地生徒との交流を通して、日本とは異なる文化や生活習慣を体験します。学んだ英語が実際に相手へ伝わる喜びを感じ、国際的な視野を広げられることが大きな魅力です。
| 主な行事 | 内容・特色 |
|---|---|
| オリエンテーション合宿 | 中学1年生が集団生活を通して、新しい仲間との関係を築く |
| 校外活動 | 博物館や科学館などを訪れ、教室外で学びを深める |
| 中等部体育祭 | 競技や応援を通して、クラスや学年の団結力を高める |
| 剛健旅行 | 長距離を歩き切ることで、体力、忍耐力、仲間との連帯感を養う |
| English Summer Camp | 中学2年生が英語による交流、討論、発表などを経験する |
| 建学祭 | 中高合同でクラス企画、展示、体験活動、舞台発表などを行う |
| 合唱祭 | クラス全員で一つの合唱を完成させ、協調性と表現力を育てる |
| オーストラリア英語研修 | 中学3年生がホームステイと現地校での授業を経験する |
| 百人一首大会 | 日本の伝統文化に親しみながら、学年やクラスで競い合う |
教室の外で自分の得意なことを見つけられる
このほかにも、写生大会、歌舞伎鑑賞、水泳実習、スポーツ大会、キャリア教育、百人一首大会、東海カルチャーセミナーなど、学年や時期に応じた様々な行事が設けられています。
運動、芸術、伝統文化、語学、進路について考える活動など、体験できる分野が幅広いため、授業だけでは気づかなかった興味や得意分野を発見する機会にもなります。
東海大高輪台中等部の学校生活は、勉強だけでなく、行事や体験にも積極的に参加し、仲間と共に成長したい生徒に適しています。学校行事の実施時期や内容は年度によって変更される場合があるため、入学を検討する際は最新の年間予定も確認しておくとよいでしょう。
クラブ活動|高い加入率と活発な運動部・文化部
東海大学付属高輪台中等部では、部活動を学習と並ぶ大切な教育活動の一つとして位置付けています。部・同好会への加入率は高く、多くの生徒が放課後の活動を通して、自分の興味や得意分野を広げています。
日々の練習や大会、発表会に取り組む中で身につくのは、競技や演奏の技術だけではありません。目標に向けて努力を続ける姿勢、仲間と協力する力、自分の役割を果たす責任感など、学校生活や将来にもつながる力を育てています。
中等部には運動部9団体・文化部5団体・同好会1団体
中等部には、運動部、文化部、同好会を合わせて15の団体があります。競技スポーツから音楽、科学、情報、英会話まで分野が幅広く、入学後に新しいことへ挑戦したい生徒にも選択肢があります。
| 区分 | 部・同好会 |
|---|---|
| 運動部 | 陸上競技部、男子バスケットボール部、女子バスケットボール部、ソフトテニス部、卓球部、サッカー部、柔道部、剣道部、ダンス部 |
| 文化部 | 放送部、吹奏楽部、物理化学部、美術部、マルチメディア部 |
| 同好会 | ESS(英会話)同好会 |
活動日が重ならない場合には、部活動や同好会を兼ねることも可能です。運動部と文化部を一つずつ選んだり、複数の文化部に参加したりする生徒もいるため、複数の分野に興味を持つ生徒も活動の幅を広げられます。
全国大会で活躍するダンス部
中等部ダンス部は、2021年に同好会として活動を始め、2023年度から正式な部活動となりました。比較的新しい部でありながら、全国中学校ダンスドリル選手権大会などに出場し、全国規模の舞台で実績を重ねています。
中等部ダンス部は2022年から連続して全国大会へ進出しており、2025年度の全国中学校ダンスドリル選手権大会では、HIPHOP女子部門Small編成で第1位を獲得しました。大会での上位入賞を目指す本格的な活動である一方、部員同士で支え合いながら練習に取り組むことを大切にしています。
併設高校のダンス部も長年にわたって全国大会への出場を続けています。中高が同じ校舎で活動する環境のため、中学生は高校生の演技や練習姿勢から刺激を受けながら成長できます。
初心者から本格的な演奏を目指せる吹奏楽部
吹奏楽部は、東京都中学校吹奏楽コンクールでの金賞や、東日本学校吹奏楽大会への出場を目標として活動しています。コンクールだけでなく、定期演奏会や学校行事などでも演奏を披露し、校内外で幅広く活動しています。
入部時には楽器の演奏経験がない生徒も多く、初心者から始められることも特徴です。基礎練習を積み重ね、仲間と音を合わせながら一つの演奏を完成させる過程を通して、技術だけでなく協調性や集中力も身につけていきます。
校内には、ホールとしても使用できる防音設備を備えた音楽室があります。中等部だけでなく、全国規模の大会で実績を持つ高校吹奏楽部の活動を身近に感じられることも、音楽に本格的に取り組みたい生徒にとって魅力です。
SSHにつながる科学への興味を深める物理化学部
科学や実験が好きな生徒には、物理化学部があります。授業で扱う内容にとどまらず、自分たちが興味を持った現象を調べ、実験や観察を通して理解を深めていきます。
東海大高輪台では、併設高校がSSH認定枠として理数・探究教育を進めています。中等部の段階から物理化学部で継続的に実験へ取り組むことは、高校進学後の課題研究や理系分野への進路選択につながる経験となります。
表現力や情報活用能力を伸ばせる文化部
放送部では、校内放送や学校行事の運営などを通して、原稿を読む力や人に情報を伝える力を身につけます。美術部では、自分の感性を生かしながら絵画や造形作品の制作に取り組みます。
マルチメディア部では、コンピュータやデジタル機器を使った活動を行います。ICTを活用した授業との相性もよく、情報分野や作品制作に興味がある生徒が、自分の知識や技術を深められる環境です。
ESS同好会では、英会話や海外文化に親しむ活動を行います。授業で学んだ英語を実際に使う機会となり、中学2年生のEnglish Summer Campや中学3年生の海外英語研修に向けた経験としても役立ちます。
高校進学後は選択できる部活動がさらに広がる
中等部から併設高校へ進学すると、バレーボール部、ラグビー部、バドミントン部、弓道部、アーチェリー部、野球部、ゴルフ部、演劇部、写真部、茶道部、軽音楽部など、中等部にはない部活動も選択できるようになります。
なお、中等部には野球部がありません。中学生の間は外部のクラブチームなどで野球を続け、併設高校への進学後に高校野球部へ入部することは可能です。中学校でも学校の野球部で活動したいと考えている場合は、志望校を比較する際に確認しておきたい点です。
学習と部活動を両立しやすい活動時間
中等部の部活動に参加する生徒の最終下校時刻は、原則として18時30分です。活動終了後の帰宅時間や家庭学習の時間を考えながら、学習と部活動を両立していくことになります。
活動日数や練習場所、大会の頻度は部によって異なります。さいたま総合グラウンドを利用する運動部や、休日に大会・発表会へ参加する部もあるため、入部前には活動スケジュールを確認することが大切です。
東海大高輪台中等部のクラブ活動は、初心者から新しい活動に挑戦したい生徒にも、全国大会など高い目標を持って本格的に取り組みたい生徒にも、活躍の機会が用意されていることが魅力です。勉強だけでなく、好きなことに打ち込みながら充実した中学校生活を送りたい生徒に適した環境といえるでしょう。
進学実績と卒業後の進路|東海大学への推薦進学と幅広い進路選択
東海大学付属高輪台中等部の進路を考えるうえで、最も大きな特徴となるのが、中等部・高校・東海大学をつなぐ10年一貫教育です。中等部から併設高校へ進み、その後は東海大学への付属推薦制度を利用するという、安定した進学ルートが用意されています。
中等部の生徒は、学校生活を基本に沿って送り、必要な学習や活動に取り組むことで、原則として東海大学付属高輪台高等学校へ進学できます。高校受験を前提とした進学校とは異なり、中学校の3年間を受験対策だけに費やすことなく、授業、部活動、学校行事、海外研修などに幅広く取り組める点が大きな魅力です。
中等部から併設高校へ原則として内部進学
学校公式サイトでは、中等部で基本的な学校生活を送ることができれば、中等部卒業生の100%が付属高輪台高等学校へ進学できると案内されています。
高校進学時には、中等部から進学する内部生と、高校入試を経て入学する外部生を合わせてクラス編成を行います。中学校からの人間関係だけで固まるのではなく、高校進学を機に新しい仲間と出会い、交友関係を広げられる環境です。
高校受験の負担が少ない分、中等部では英語や理数分野の基礎をじっくり固めるとともに、行事や部活動、探究的な学習にも時間をかけられます。内部進学は無条件に保証されるものではなく、日頃の学習姿勢、出席状況、生活態度などを整えておくことが前提となります。
高校卒業生の約80~90%が東海大学などへ進学
併設高校の卒業生は、例年約80~90%が東海大学またはハワイ東海インターナショナルカレッジへ学校長推薦で進学しています。一般的な大学付属校の中でも内部進学率が高く、東海大学への進学を希望する家庭にとって、見通しを立てやすい進路環境といえます。
| 進学段階 | 主な進路 | 進学の特徴 |
|---|---|---|
| 中等部卒業時 | 東海大学付属高輪台高等学校 | 基本的な学校生活を送ることを前提に、原則として内部進学 |
| 高校卒業時 | 東海大学 | 卒業生の約80~90%が東海大学などへ学校長推薦で進学 |
| 海外進学 | ハワイ東海インターナショナルカレッジ | 英語や海外での学びに関心を持つ生徒の進路選択肢 |
| その他の進路 | 他大学、専門分野への進学など | 本人の適性や希望に応じて選択するが、外部大学受験には自主的な準備が必要 |
医学・工学・情報・海洋など幅広い分野を選べる
東海大学には、文系・理系の幅広い学部・学科が設置されています。文学、文化社会、政治経済、法、経営、観光などの文系分野に加え、理学、情報、建築都市、工学、医学、海洋、農学、体育など、多様な学問分野から進路を考えられます。
特に、東海大高輪台中等部は高校と連携した理数教育やSSHの取り組みに触れられるため、将来、理学、工学、情報、医療、航空、海洋などの分野に進みたい生徒にとって、興味を段階的に深めやすい環境です。
中学生の時点で学びたい分野が決まっていなくても、大学の幅広い研究分野に触れながら、自分の興味や適性を探せます。進路を早く一つに決めるのではなく、様々な体験を重ねながら専門分野を選びたい生徒にも向いています。
付属推薦は高校3年間の総合的な取り組みで決まる
東海大学への付属推薦は、入学時点で希望する学部への進学が自動的に決まる制度ではありません。高校3年間の学業成績や学園基礎学力定着度試験の結果に加え、学園オリンピック、生徒会活動、部活動なども含めた総合的な評価によって、推薦先が決まります。
- 高校3年間の学業成績
- 学園基礎学力定着度試験の成績
- 学園オリンピック文化部門などでの成果
- 部活動や生徒会活動への取り組み
- 日頃の学校生活や学習姿勢
内部進学制度があるからといって、日頃の勉強を軽視してよいわけではありません。人気のある学部・学科や募集枠が限られる分野を希望する場合には、高校入学後も安定した成績を維持し、学力試験や学校活動に継続して取り組むことが重要です。
一方、定期試験だけでなく、部活動、生徒会活動、文化・芸術分野での成果なども評価に含まれるため、学力だけでは測れない一人ひとりの努力や個性を生かせる推薦制度となっています。
大学との接点を持ちながら進路を考える
併設高校では、早い段階から東海大学について知るための進路指導が行われています。東海大学のキャンパス見学、大学教員による説明、オープンキャンパスへの参加などを通して、各学部・学科で学べる内容や卒業後の進路について理解を深めます。
大学名だけで進学先を決めるのではなく、どのような分野を学びたいのか、その学びを将来どのように生かしたいのかを考えながら、本人に合った学部・学科を選択していきます。担任や進路指導担当の教員と相談できるため、選択肢の多い東海大学の中から、自分に適した進路を整理しやすい環境です。
他大学進学を希望する場合は早めの準備が必要
卒業生の一部は、東海大学やハワイ東海インターナショナルカレッジ以外の進路を選択します。ただし、併設高校のカリキュラムは、基本的に東海大学への進学を前提として組まれており、学校も一般の大学受験に向けた受験指導を中心には行わないと説明しています。
そのため、入学当初から国公立大学や難関私立大学への一般受験を第一目標とする場合は、大学受験指導を中心とする進学校との違いを理解しておく必要があります。他大学への進学を希望する場合には、必要な受験科目や入試方式を早めに確認し、塾や予備校の利用を含めて自主的に準備することが求められます。
一方で、東海大学には文系・理系を問わず多様な学問分野がそろっているため、大学付属校の環境を生かしながら、部活動や探究活動にも力を入れたい生徒には適した進路環境です。
進学実績を見る際は大学名だけでなく制度との相性を確認
東海大高輪台中等部の進路を評価する際には、一般受験による難関大学の合格者数だけで判断するのではなく、東海大学への高い内部進学率と、10年間を通して将来の専門分野を探せることに注目することが大切です。
東海大学で学びたい分野がある生徒、大学受験だけに追われず部活動や学校行事にも打ち込みたい生徒、時間をかけて自分の適性を見つけたい生徒にとっては、付属校ならではの安心感を生かせる学校です。
反対に、入学時点から他大学への一般受験を強く希望している場合は、学校のカリキュラムや進路指導方針が家庭の希望と合っているかを慎重に確認する必要があります。東海大学の学部構成や推薦の仕組みまで理解したうえで志望すると、入学後の進路選択とのずれを防ぎやすくなるでしょう。
学費や諸経費について|中高大10年間を見据えた費用の目安
東海大学付属高輪台中等部の2027年度入学者は、入学手続時に入学金と施設費を納め、入学後に授業料や教育運営費などを支払います。学校へ納入する初年度費用は、各種会費や行事等積立金を含めて約116万4,000円が目安です。
このほか、全員参加の海外英語研修費、制服・体育着などの制定品、教材、ICT端末、部活動、通学にかかる費用なども考えておく必要があります。入学後に慌てないよう、学校へ納める金額だけでなく、学校生活全体に必要な費用を含めて準備しておくと安心です。
2027年度の初年度納入金
| 費目 | 金額 | 納入時期・内容 |
|---|---|---|
| 入学金 | 280,000円 | 入学手続時 |
| 施設費 | 100,000円 | 入学手続時 |
| 授業料 | 420,000円 | 年額 |
| 教育運営費 | 114,000円 | 年額 |
| 施設設備維持費 | 60,000円 | 年額 |
| 各種会費・行事等積立金など | 約190,000円 | 生徒会費、後援会費、部活動後援会費、行事等積立金など |
| 初年度合計 | 約1,164,000円 | 海外英語研修費や制定品などを除く |
入学手続時に必要となるのは、入学金28万円と施設費10万円を合わせた38万円です。入学後に納める授業料、教育運営費、施設設備維持費は、4月・7月・11月の3期に分けて納入します。
各種会費など約19万円には、生徒会や後援会への入会金・会費、部活動後援会費、行事等積立金などが含まれます。行事等積立金は、実際にかかった費用との差額が返金されたり、追加で徴収されたりする場合があります。
海外英語研修費は約55万円
中等部では、全員参加の海外英語研修が行われます。過去年度実績による研修費は約55万円で、学校への学費等納入金とは別に旅行代理店へ支払います。
支払方法は、一括払いまたは積立による分割払いから選択できます。積立を選択した場合、初年度の積立予定額は約18万円です。そのため、初年度に実際に準備する金額は、学校納入金約116万4,000円に研修積立金を加え、約134万円が一つの目安となります。
ただし、この金額には制服、体育着、鞄、教材、ICT端末、部活動用品、定期券などは含まれていません。入学する年度や選択する部活動によっても負担が変わるため、学校説明会では制定品の価格や端末の指定についても確認しておくとよいでしょう。
受験時には入学検定料も必要
2027年度中学入試の入学検定料は、各回2万5,000円です。1月中に複数回へ同時出願する場合は、2回で3万5,000円、3回で4万5,000円となります。
| 出願回数 | 入学検定料 |
|---|---|
| 1回出願 | 25,000円 |
| 2回同時出願 | 35,000円 |
| 3回同時出願 | 45,000円 |
複数回入試を利用する場合は、受験料だけでなく、併願校の入学手続金や延納期限も含めて出願計画を立てることが大切です。
高校進学後も継続して学費がかかる
東海大高輪台中等部は、中等部卒業後に併設高校へ進むことを基本とする中高一貫校です。そのため、学校選びでは中学校3年間だけでなく、高校3年間を加えた6年間の費用を見通しておく必要があります。
参考として、併設高校の2026年度学費等納入金は、授業料、教育運営費、施設設備維持費、各種会費、行事等積立金などを合わせて、初年度で年額約72万4,000円です。金額は年度によって改定される可能性があり、高校進学時の入学手続や制定品、研修旅行、部活動などに伴う費用についても別途確認が必要です。
東海大学まで進む場合は10年間の教育費を考える
東海大学への付属推薦制度を利用する場合、中学校3年間、高校3年間、大学4年間を合わせた10年間の一貫教育となります。大学の学費は進学する学部によって大きく異なり、医学、工学、情報、海洋、体育、文系学部など、選択する分野によって必要な費用も変わります。
中学入学時点で大学までの総額を正確に決めることは難しいものの、将来の進路を広く考えられることが付属校の魅力です。中高6年間の費用に加え、大学4年間の授業料や通学費、教材費、一人暮らしをする場合の生活費なども、段階的に見通しておくとよいでしょう。
支援制度を確認して実質負担を考える
私立中学校・高校では、国や自治体による授業料支援、奨学金、学費負担軽減制度などを利用できる場合があります。対象条件や支給額は、居住地、世帯状況、在籍年度によって異なります。
学費を比較する際には、学校が公表する納入金の総額だけでなく、利用できる支援制度を差し引いた家庭の実質的な負担額で考えることが大切です。制度は変更されることがあるため、出願年度の学校案内や自治体の最新情報を確認してください。
東海大高輪台中等部は、大学付属校として長期的に進路を考えられる安心感がある一方、海外研修を含む多彩な教育活動にも費用がかかります。中学・高校・大学までの時間軸で無理のない資金計画を立てることが、充実した一貫教育を生かすためのポイントです。
入試情報と合格の目安|2027年度は3回実施・全回4科入試
東海大学付属高輪台中等部の2027年度入試は、2月1日・2月3日・2月5日の全3回で実施されます。募集人員は3回合計で80名となっており、第1回が45名、第2回が25名、第3回が10名です。
試験科目は、全ての回で国語・算数・理科・社会の4科です。国語と算数が各100点、理科と社会が各50点で、合計300点満点となります。2科入試や英語資格を利用する入試は設けられていないため、4科をバランスよく学習しておく必要があります。
2027年度中等部入試の日程
| 入試回 | 試験日 | 募集人員 | 出願締切 | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2027年2月1日(月) | 45名・男女 | 1月30日(土)13時 | 2月2日(火)10時 |
| 第2回 | 2027年2月3日(水) | 25名・男女 | 2月2日(火)23時59分 | 2月4日(木)10時 |
| 第3回 | 2027年2月5日(金) | 10名・男女 | 2月4日(木)23時59分 | 2月6日(土)10時 |
いずれの回も8時30分集合で、7時30分から校内へ入場できます。試験終了は12時15分から12時30分頃の予定です。午後入試との併願を考える場合は、学校から次の受験校までの移動時間も含めて計画しておく必要があります。
試験科目と配点
| 科目 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|
| 国語 | 50分 | 100点 |
| 算数 | 50分 | 100点 |
| 理科 | 30分 | 50点 |
| 社会 | 30分 | 50点 |
| 合計 | 160分 | 300点 |
問題は、いずれの科目も記述式を中心とした形式です。答えだけを選ぶ問題に慣れるだけではなく、漢字を正確に書く、計算過程を整理する、資料から読み取った内容を文章で表すといった練習が求められます。
国語と算数で全体の3分の2にあたる200点を占めるため、この2科が得点の中心となります。ただし、理科・社会も合わせて100点あり、合否を分ける重要な科目です。特に募集人員の少ない後半回では、4科の取りこぼしを減らすことが大切になります。
入試と提出書類による総合判定
選抜は、当日の入学試験と提出書類を合わせた総合判定です。出願時には、インターネット出願サイトから印刷した入学願書に加え、小学6年生の2学期、2学期制の場合は前期の成績通知表のコピーを提出します。
通知表は、表紙を含む全ての面の原寸大コピーが必要です。学校名、本人氏名、出欠席の状況が記載されているかも確認されます。通知表だけで合否が決まるわけではありませんが、日頃の学校生活や出席状況も含めて準備しておくことが大切です。
面接は実施されません。受験生は、国語・算数・理科・社会の筆記試験に集中して対策できます。
偏差値の目安は四谷大塚で38~40前後
模試の偏差値は、模試ごとに受験者層や算出方法が異なるため、同じ数字でも難度の意味は変わります。四谷大塚の合不合判定テストでは、2027年入試に向けた合格可能性80%の目安として、第1回が偏差値38、第2回・第3回が偏差値40とされています。
| 入試回 | 四谷大塚80%偏差値 | 四谷大塚50%偏差値 |
|---|---|---|
| 第1回 | 38 | 33 |
| 第2回 | 40 | 35 |
| 第3回 | 40 | 35 |
第2回・第3回は第1回より募集人数が少なく、他校の入試結果を受けて受験する層も加わります。そのため、第1回よりもやや高い学力水準が目安となっています。東海大高輪台中等部を第一志望とする場合は、募集人数が最も多い2月1日の第1回を中心に受験計画を立てるのが基本です。
過去の合格ボーダーは300点満点の約66~75%
学校が公表している2024年度入試のボーダー点は、第1回が202点、第2回が225点、第3回が197点でした。300点満点に対する得点率に直すと、約66%から75%です。
| 入試回 | 2024年度ボーダー点 | 得点率の目安 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 第1回 | 202点/300点 | 約67% | 2.00倍 |
| 第2回 | 225点/300点 | 75% | 2.33倍 |
| 第3回 | 197点/300点 | 約66% | 3.43倍 |
年度や問題の難度によってボーダー点は変動しますが、過去の結果からは、4科合計で7割程度を確保する力が一つの目安となります。安定した合格を目指すのであれば、過去問題では7割台半ばを継続して取れる状態を目標にするとよいでしょう。
第3回は2024年度に実質倍率が3倍を超えており、募集人員が少ない後半回では競争が厳しくなる可能性があります。偏差値だけを見て安全校と判断せず、過去問題との相性や得点の安定性も確認することが重要です。
国語は文章の理解と記述の精度を高める
国語では、長文を正確に読み、設問で求められている内容を文章中の根拠と結び付けて答える力が必要です。記述問題では、自分の感想を自由に書くのではなく、本文中の言葉を利用しながら、指定された字数の中で要点をまとめます。
漢字や語句などの知識問題も、確実に得点したい分野です。過去問題を解いた後は、記述の内容だけでなく、誤字や脱字、文末表現、主語と述語の対応まで確認しましょう。
算数は基本問題を速く正確に処理する
算数では、計算、割合、比、速さ、図形、数の性質、場合の数など、中学受験で学ぶ主要分野を幅広く対策する必要があります。難問だけに時間をかけるよりも、標準的な問題を正確に解き、途中式や考え方を整理して記述する力を身につけることが先決です。
50分で100点分を処理するため、解けない問題に長くとどまらず、得点できる問題から進める時間配分も欠かせません。計算ミスや条件の読み落としを防ぐため、最後に見直す時間を残す練習を重ねましょう。
理科・社会は短時間での判断力が必要
理科と社会は、それぞれ30分で50点です。知識を覚えているだけでなく、問題文、グラフ、表、写真、地図などから必要な情報を素早く読み取る力が求められます。
理科では、実験や観察の条件を整理し、結果や理由を説明する問題への対策が重要です。社会では、地理・歴史・公民を横断して復習し、出来事や用語を関連付けて説明できるようにしておくと得点が安定します。
複数回受験を活用して合格の機会を広げる
3回の入試は全て同じ4科構成であるため、特別な科目対策を追加せずに複数回受験できます。1月中に複数回を同時出願すると、検定料は2回で3万5,000円、3回で4万5,000円となります。
ただし、後半回ほど募集人員が少なくなるため、複数回受験を予定していても、第1回から確実に合格を目指す姿勢が大切です。第一志望の場合は、第1回を本命として十分に準備し、第2回・第3回を追加の機会として組み込む受験計画が考えられます。
出願日程、入試科目、提出書類、手続期限は変更される場合があります。実際に出願する際は、学校が公表する最新の募集要項を確認し、書類の郵送期限や合格後の入学手続期限まで含めて管理しましょう。
併願校パターン|チャレンジ校・標準校・安全校を日程別に整理
東海大学付属高輪台中等部の併願校を考える際は、偏差値だけでなく、大学付属校としての進路、共学校であること、理数教育や部活動の充実度、自宅からの通学時間なども比較することが大切です。
2027年度の東海大高輪台中等部入試は、2月1日・2月3日・2月5日の午前に実施されます。全3回とも4科入試であるため、2月2日や2月4日に他校を組み込んだり、2月1日の午後入試を利用したりすることで、合格の可能性を広げられます。
以下では、東海大高輪台中等部を基準として、模試の難度や近年の入試状況から、併願校をチャレンジ校・標準校・安全校に分けています。ただし、同じ学校でも入試回によって難度が変わるため、実際には本人の模試成績や過去問題との相性を踏まえて調整してください。
チャレンジ校|本校より高い難度の大学付属・系列校
| 学校名 | 2027年度の主な入試日程 | 併願する際のポイント |
|---|---|---|
| 明治学院中学校 | 第1回:2月1日午後 第2回:2月2日午前 第3回:2月4日午前 | 明治学院大学への系列校推薦制度を持つ共学校。第1回は2科、第2回・第3回は4科で実施される |
| 日本大学第二中学校 | 第1回:2月1日午前 第2回:2月3日午前 | 日本大学への付属推薦と他大学受験の両方を考えやすい共学校。2027年度から2科・4科の選択制となる |
| 日本工業大学駒場中学校 | 第1回:2月1日午前 第2回:2月1日午後 第3回:2月2日午前 第4回:2月2日午後 第5回:2月3日午前 第6回:2月5日午前 | 理数・情報分野に関心がある生徒と相性がよい共学校。得意2科、4科、英検利用、適性検査型など入試方式が多い |
明治学院中学校と日本大学第二中学校は、東海大高輪台中等部より模試偏差値が高めに出る傾向があり、チャレンジ校として位置付けられます。いずれも大学とのつながりを持つ共学校ですが、内部進学の割合や他大学受験への対応は異なるため、大学付属校としての進路方針まで比較する必要があります。
日本工業大学駒場中学校は、入試回や方式によって難度に幅があります。理数教育やICT教育を重視する点で東海大高輪台中等部と共通点があり、学力状況によってはチャレンジ校から標準校の候補となります。
標準校|東海大高輪台中等部を中心に複数回受験
| 学校名 | 2027年度の入試日程 | 併願する際のポイント |
|---|---|---|
| 東海大学付属高輪台中等部 | 第1回:2月1日午前 第2回:2月3日午前 第3回:2月5日午前 | 全回4科入試。募集人員は第1回が最も多く、第一志望の場合は2月1日を軸に考えたい |
東海大高輪台中等部を第一志望とする場合は、募集人員45名の第1回を本命日程とし、第2回・第3回も出願しておく方法が基本です。第2回は25名、第3回は10名と募集人員が減るため、後半回を前提とするのではなく、第1回から合格を取りにいく準備が求められます。
全3回が同じ4科構成であるため、複数回受験のために新たな科目対策を加える必要はありません。学校への志望度が高い場合は、過去問題を複数年度分解き、国語・算数で安定して得点しながら、理科・社会の取りこぼしを減らすことが重要です。
安全校|早い段階で一つの合格を確保したい場合
| 学校名 | 2027年度の主な入試日程 | 併願する際のポイント |
|---|---|---|
| 立正大学付属立正中学校 | 第1回:2月1日午前・午後 第2回:2月2日午前 第3回:2月3日午前 第4回:2月7日午前 | 西馬込駅に近い共学校。2科・4科・英語・適性検査型から選べ、2月1日午後にも受験できる |
| 上野学園中学校 | 2月1日午前・午後 2月3日午前 2月4日午前 2月6日午前 | 後半日程まで受験機会があり、2科・4科・適性検査型・得意科目選択型などを利用できる共学校 |
立正大学付属立正中学校は、都営浅草線と接続する西馬込駅に近く、高輪方面から比較的移動しやすい学校です。2月1日には午前と午後の両方に入試があり、東海大高輪台中等部の第1回を受験した後、午後入試として組み込むことも検討できます。
上野学園中学校は、2月1日から2月6日まで複数の日程を設定しています。国語・算数の2科入試のほか、4科、適性検査型、国語・算数・英語から選択する得意科目型などがあり、本人の得意分野を生かしやすいことが特徴です。
ただし、安全校は「必ず合格できる学校」という意味ではありません。特に午後入試や募集人数の少ない後半回は、受験者層や倍率が変化することがあります。安全校として設定する場合は、模試の合格可能性だけでなく、過去問題で合格最低点を安定して上回れるかを確認しておきましょう。
併願パターン例1|東海大高輪台中等部を第一志望とする場合
| 日程 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 2月1日 | 東海大学付属高輪台中等部 第1回 | 立正大学付属立正中学校 第1回午後 |
| 2月2日 | 立正大学付属立正中学校 第2回、または日本工業大学駒場中学校 第3回 | 日本工業大学駒場中学校 第4回 |
| 2月3日 | 東海大学付属高輪台中等部 第2回 | 休養・翌日以降の準備 |
| 2月4日 | 上野学園中学校、または明治学院中学校 第3回 | 休養・結果確認 |
| 2月5日 | 東海大学付属高輪台中等部 第3回 | ― |
本校への志望度が高い場合の基本形です。2月1日の午前に第1回を受験し、同日午後に安全校を組み込むことで、早い段階で合格を確保できる可能性を高めます。
東海大高輪台中等部の第1回合格発表は2月2日午前のため、結果が出る前に2月2日午前の試験を受ける可能性があります。受験を続けるかどうかを合格発表後に決められるよう、出願締切や欠席時の扱いも確認しておきましょう。
併願パターン例2|上位の大学系列校にも挑戦する場合
| 日程 | 受験校候補 |
|---|---|
| 2月1日午前 | 日本大学第二中学校 第1回 |
| 2月2日午前 | 明治学院中学校 第2回 |
| 2月3日午前 | 東海大学付属高輪台中等部 第2回 |
| 2月4日午前 | 明治学院中学校 第3回、または上野学園中学校 |
| 2月5日午前 | 東海大学付属高輪台中等部 第3回 |
日本大学第二中学校や明治学院中学校をチャレンジ校として受験し、東海大高輪台中等部を標準校として組み込むパターンです。ただし、本校の第1回を受験しないため、募集人員が少なくなる第2回・第3回で合格を目指すことになります。
東海大高輪台中等部への志望度も高い場合は、2月1日にチャレンジ校を受験することの利点と、本校で最も募集人員の多い第1回を逃すリスクを比較する必要があります。
併願校は大学への進み方まで比較する
東海大高輪台中等部の併願候補には、東海大学、日本大学、明治学院大学、立正大学、日本工業大学などと関係を持つ学校が含まれます。しかし、大学への内部進学率、希望学部の決まり方、他大学受験への支援体制は学校ごとに異なります。
- 系列大学への内部進学を第一に考えるのか
- 他大学への一般受験も視野に入れるのか
- 理系学部や希望する専門分野が系列大学にあるか
- 部活動や学校行事にも十分取り組みたいか
- 6年間無理なく通学できる場所にあるか
東海大高輪台中等部は、東海大学への高い内部進学率と、部活動・行事・理数教育を両立できることが魅力です。併願校を選ぶ際も、偏差値や試験日だけでなく、入学後の6年間と大学進学まで含めて納得できる学校を組み合わせることが大切です。
入試日程や試験科目は変更される場合があります。出願前には各校が公表する最新の募集要項を確認し、集合時刻、合格発表、入学手続期限、午後入試への移動時間まで含めて最終的な受験計画を作成してください。
在校生・保護者の声|授業・部活動・学校生活に関する評判
東海大学付属高輪台中等部の評判を確認すると、部活動や行事に積極的に取り組めること、教員が生徒の成長を長期的に見守ること、東海大学との連携によって幅広い経験ができることを評価する声が多く見られます。
中等部から高校、大学までを見通した一貫教育を行っているため、短期的な受験結果だけではなく、学習、部活動、学校行事、人間関係を通して成長していくことを大切にする学校です。一方で、大学付属校だから勉強をしなくてもよいわけではなく、希望する進路を実現するためには、日頃の成績や学校生活への継続的な取り組みが必要です。
生徒からは部活動や学校行事の充実を評価する声
学校公式サイトに掲載されている卒業生のメッセージでは、中等部への入学をきっかけに新しい部活動を始め、高校や大学へ進学した後も競技を続けている例が紹介されています。中学生の段階で初めて挑戦した活動が、その後の進路や目標につながることもあります。
また、東海大学の付属校が合同で行う学園オリンピックへの参加や、大学教員による講義など、通常の授業だけでは得られない学びを経験できたことも挙げられています。東海大学とのつながりを生かし、中学生のうちから大学の学問や専門分野に触れられることは、付属校ならではの魅力です。
部活動の加入率も高く、運動部・文化部ともに活発です。大会や発表会を目標として本格的に活動する部もあり、仲間と練習を重ねる中で、技術だけでなく協調性や責任感も身につけていきます。
保護者からは生徒の成長を実感する声
学校公式サイトに掲載された保護者のメッセージでは、部活動の演奏や準備、片付けに取り組む姿を通して、子どもが自分で考えて行動し、仲間と助け合えるようになったことが紹介されています。
家庭では見えにくい子どもの成長を、文化祭、演奏会、体育祭、大会などの機会に感じられることは、保護者にとって大きな安心材料です。学年が上がるにつれて、下級生を支えたり、集団の中で自分の役割を果たしたりする姿が見られるようになります。
また、初めて学校を訪れた際に、生徒の明るい挨拶や活発な部活動が印象に残ったという声も掲載されています。説明会や文化祭で、生徒の様子や校内の雰囲気を実際に確認することは、学校との相性を判断するうえで重要です。
教員と生徒の距離が比較的近い
東海大高輪台では、全ての教員が教科指導だけでなく、部活動や学校行事にも関わることで、中高一貫教育を実践しています。担任や教科担当だけではなく、様々な教員が学校生活を通して生徒と接するため、学習面以外の成長や変化にも気づいてもらいやすい環境です。
学校評価でも、学級担任や学年に限らず、教職員全体で生徒へ声を掛ける方針が示されています。中学生は、学習、友人関係、部活動などで悩みを抱えることもありますが、複数の教員と関わりを持てることは安心につながります。
校内には教育総合相談室や保健室もあり、学習、進路、人間関係、心身の悩みについて相談できる体制が整えられています。
授業に生徒や保護者の意見を反映
東海大高輪台中等部では、分かりやすく、生徒が主体的に取り組める授業を目指して、生徒・保護者・教員による授業評価を導入しています。
生徒による授業評価アンケートは年4回行われ、授業の分かりやすさ、教員の説明、生徒への対応、授業中の規律などについて意見を集めています。その結果を教員へ伝え、授業改善の資料として活用しています。
学校が一方的に教育内容を決めるだけでなく、生徒や保護者の意見を確認しながら授業の質を高めようとしている点は、学校選びにおいて注目したい特色です。
部活動への満足度は高い傾向
学校が公表している学校評価では、部活動について教員が熱心に指導しており、加入率が高く、生徒・保護者の満足度も高いとされています。
ダンス部や吹奏楽部など、全国規模の大会を目標に活動する部がある一方、入学後に初心者から始められる部活動もあります。競技や表現活動に本格的に取り組みたい生徒だけでなく、中学校で新しいことを始めたい生徒にも選択肢があります。
ただし、活動日数、大会の頻度、休日の活動、さいたま総合グラウンドへの移動などは部によって異なります。学習との両立や家庭の生活リズムに関わるため、希望する部の活動内容は入学前に確認しておきましょう。
大学付属校ならではの安心感を評価する家庭
中等部から併設高校へ原則として内部進学でき、高校卒業後には東海大学への付属推薦制度があります。高校受験や大学受験だけに学校生活を左右されにくく、部活動、行事、海外研修、探究活動などに時間をかけられる点を魅力に感じる家庭も多いでしょう。
東海大学には文系・理系の幅広い学部があり、中学生の段階で将来の専門分野が決まっていなくても、様々な学問に触れながら進路を考えられます。特に、理学、工学、情報、医学、海洋、航空などに関心がある生徒は、高校のSSH活動や大学との連携を生かして興味を深められます。
一方、国公立大学や難関私立大学への一般受験を第一に考える家庭は、学校の進路指導方針との相性を慎重に確認する必要があります。東海大高輪台は、基本的に東海大学への進学を軸とする付属校であり、一般受験を中心とした進学校とはカリキュラムや学校生活の考え方が異なります。
校則や生活指導についても確認しておきたい
東海大高輪台中等部では、制服、頭髪、登下校、校内生活などについて生徒心得が定められています。自由な校風だけを期待するというよりも、集団生活のルールを守り、規律ある学校生活を送ることが求められる学校です。
校則の受け止め方は、生徒や家庭によって異なります。一定のルールがある環境を安心と感じる生徒もいれば、自分の裁量が大きい学校を好む生徒もいます。学校説明会では、制服やスマートフォンの扱い、頭髪、下校時刻など、日常生活に関わる内容も確認しておくとよいでしょう。
評判を確認するときは実際の学校の姿を見る
インターネット上の口コミは、投稿者の在籍年度、所属していた部活動、友人関係、進路希望などによって評価が大きく変わります。そのため、個別の口コミだけで学校全体を判断するのではなく、公式情報や学校評価と併せて確認することが大切です。
- 生徒が来校者へ自然に挨拶しているか
- 授業中の雰囲気に活気があるか
- 教員と生徒がどのように会話しているか
- 部活動に取り組む生徒の表情はどうか
- 校則や生活指導が本人に合っているか
- 東海大学を中心とする進路方針に納得できるか
説明会、授業見学、建学祭などへ足を運び、保護者だけでなく受験生本人が学校の雰囲気を確かめることをおすすめします。学習と部活動の両方に前向きに取り組み、集団生活の中で仲間と成長したい生徒にとって、充実した6年間を送りやすい学校といえるでしょう。
この学校に向いている子の特徴|理数分野と学校生活を両立したい子
東海大学付属高輪台中等部は、東海大学までを見通した10年一貫教育の中で、学習だけでなく、部活動、学校行事、海外研修、探究活動にも幅広く取り組める学校です。
そのため、受験勉強だけに集中する学校生活よりも、様々な経験を重ねながら、自分の興味や将来の進路を見つけたい生徒に向いています。
理科や数学に興味を持っている子
東海大高輪台中等部では、数学と理科に十分な授業時間を確保し、実験、観察、考察、発表を重視した授業を行っています。併設高校はSSH認定枠として理数・探究教育に取り組んでおり、中等部でも高校との連携を生かした学びが用意されています。
公式や解法を覚えるだけでなく、自然現象を自分の目で確かめたり、結果について考えたりすることが好きな子には、興味を深めやすい環境です。
将来、理学、工学、情報、医学、海洋、航空などの分野を学びたい子はもちろん、現時点では具体的な進路が決まっていなくても、身の回りの出来事に疑問を持ち、自分で調べたり試したりすることを楽しめる子に適しています。
東海大学への進学を視野に入れている子
中等部から併設高校へ原則として内部進学でき、高校卒業後は多くの生徒が付属推薦制度を利用して東海大学などへ進学します。そのため、東海大学に学びたい学部や興味のある研究分野がある子にとって、進路を見通しやすい学校です。
東海大学には、文系・理系を問わず幅広い学部があります。中学生の段階で進みたい学部を一つに決めていなくても、大学との連携行事や進路学習を通して、自分に合った分野を段階的に探せます。
一方、国公立大学や他の難関私立大学への一般受験を入学時から第一目標としている場合は、大学受験指導を中心とする進学校の方が希望に合う可能性があります。東海大学を進路の有力な選択肢として前向きに考えられることが、学校との相性を判断する重要なポイントです。
勉強と部活動の両方に取り組みたい子
中等部では多くの生徒がクラブ活動に参加しています。全国大会を目指して本格的に活動する部がある一方、初心者から始められる部や、科学、芸術、情報、英語などの興味を伸ばせる文化部・同好会もあります。
高校受験の負担が比較的少ないため、中学校の3年間を通して部活動に継続して取り組みやすいことも、内部進学制度を持つ学校の魅力です。
ただし、希望する学部への付属推薦には、高校での学業成績や基礎学力定着度試験、学校生活への取り組みなどが関係します。部活動だけに偏るのではなく、日々の授業や家庭学習にも継続して取り組める子に向いています。
学校行事や集団活動を楽しめる子
体育祭、建学祭、合唱祭、剛健旅行、海外英語研修など、東海大高輪台中等部には仲間と協力して取り組む行事が数多くあります。行事の準備や運営では、自分の意見を伝えるだけでなく、他の生徒の考えを聞き、役割を分担することが求められます。
一人で黙々と取り組むことだけを好む子よりも、クラスや部活動の仲間と一緒に目標へ向かうことに喜びを感じられる子の方が、学校生活を楽しみやすいでしょう。
現時点で人前に立つことが得意でなくても問題ありません。行事や発表を重ねる中で、少しずつ自信をつけたい子にも適しています。
英語や海外文化に関心がある子
英語では、ネイティブ教員と日本人教員による授業や、少人数で英語を使う活動が取り入れられています。中学2年生のEnglish Summer Camp、中学3年生の海外英語研修など、教室で学んだ英語を実際に使う機会も設けられています。
初めから英語が得意である必要はありません。間違いを恐れず、自分の知っている言葉を使って相手に伝えようとする姿勢が大切です。
英語を試験科目として学ぶだけでなく、海外の人や文化と関わるための手段として身につけたい子にとって、意欲を高めやすい環境といえます。
一定のルールを守って学校生活を送れる子
東海大高輪台中等部では、制服、頭髪、登下校、校内生活などについて一定のルールが定められています。完全に自由な校風というよりも、集団生活の秩序や基本的な生活習慣を大切にする学校です。
決められたルールを窮屈に感じる子もいる一方、一定の枠組みがある方が安心して学校生活を送れる子もいます。挨拶、時間管理、提出物、服装など、日常の基本を丁寧に積み重ねられる子に向いています。
校則や生活指導との相性は、入学後の満足度にも関わります。受験生本人が学校説明会や建学祭に参加し、生徒の様子や学校の雰囲気を直接確かめておくことが大切です。
時間をかけて自分の進路を見つけたい子
中学校入学時点で、将来の職業や大学の専攻まで明確に決まっている子は多くありません。東海大高輪台中等部では、中高大の10年間を見通しながら、授業、探究活動、部活動、学校行事、大学との連携などを通して、自分の興味や適性を探していけます。
高校受験や大学受験だけを短期的な目標とするのではなく、様々な体験を重ねながら、自分が長く取り組みたい分野を見つけたい子に適しています。
| 向いている子の特徴 | 学校との相性 |
|---|---|
| 理科や数学、実験に興味がある | 高校のSSH活動につながる理数・探究教育を受けられる |
| 東海大学への進学を考えている | 中高大10年一貫教育と付属推薦制度を生かせる |
| 勉強と部活動を両立したい | 高校受験に追われにくく、継続的に部活動へ取り組める |
| 行事や集団活動が好き | 体育祭、建学祭、合唱祭など協働する機会が多い |
| 英語や海外文化に関心がある | 少人数授業や海外英語研修など実践の機会がある |
| 規則正しい学校生活を送りたい | 一定のルールのもとで生活習慣や責任感を身につけられる |
| 時間をかけて進路を見つけたい | 大学との連携や多様な活動を通して興味・適性を探せる |
入学前に確認しておきたいポイント
東海大高輪台中等部との相性を判断する際には、次の点を家庭で話し合っておくとよいでしょう。
- 東海大学を将来の進学先として前向きに考えられるか
- 勉強だけでなく、部活動や学校行事にも参加したいか
- 英語研修や集団活動に挑戦する気持ちがあるか
- 学校の校則や生活指導を受け入れられるか
- 港区高輪の校舎まで6年間無理なく通学できるか
- 中学・高校・大学までを見据えた学費を準備できるか
東海大高輪台中等部は、理数分野への興味を深めながら、部活動や行事にも積極的に取り組み、東海大学までを視野に入れて成長したい子に特に向いています。
偏差値や大学への内部進学率だけで判断するのではなく、受験生本人が学校の雰囲気や教育方針に魅力を感じられるかを確認することが、入学後の充実した学校生活につながるでしょう。
まとめ|都心で10年一貫教育を受けられる理数教育に強い共学校
東海大学付属高輪台中等部は、港区高輪という交通至便な立地にありながら、落ち着いた環境で学べる中高一貫共学校です。東海大学の付属校として、中等部・高校・大学をつなぐ10年一貫教育を掲げ、短期的な受験対策だけに偏らず、一人ひとりの興味や適性を時間をかけて伸ばしています。
学校の大きな特色は、大学付属校としての進路の安心感と、理数・探究教育の充実を両立していることです。併設高校はSSH認定枠として研究活動を進めており、中等部でも実験、観察、考察、発表を重視した授業を通して、高校段階の本格的な探究学習につながる基礎を身につけられます。
東海大高輪台中等部の主な魅力
- 東海大学までを見通した10年一貫教育を受けられる
- 中等部から併設高校へ原則として内部進学できる
- 高校のSSH活動につながる理数・探究教育が充実している
- ネイティブ教員による授業や海外英語研修を通して、実践的な英語力を伸ばせる
- 部活動の加入率が高く、全国大会を目指す部もある
- 体育祭、建学祭、合唱祭、剛健旅行など、学校行事が豊富に用意されている
- 白金高輪駅、泉岳寺駅、高輪ゲートウェイ駅から通学できる
- ICT設備、理科実験室、図書館、カフェテリアなど、校内施設が充実している
高校卒業後は、多くの生徒が付属推薦制度を利用して東海大学などへ進学します。東海大学には、医学、工学、情報、海洋、航空、農学、体育、文化・社会系など幅広い分野があるため、中学生の段階で将来の専門分野が決まっていなくても、様々な経験を重ねながら自分に合った進路を探せます。
進路方針との相性は確認しておきたい
東海大高輪台中等部を検討する際に、特に確認しておきたいのが大学進学に対する考え方です。学校の教育や進路指導は、基本的に東海大学への進学を軸として組み立てられています。
そのため、東海大学を将来の進学先として前向きに考えられる家庭には、付属校の利点を生かしやすい学校です。一方で、入学時点から国公立大学や他の難関私立大学への一般受験を第一目標としている場合は、大学受験指導を中心とする進学校との違いを理解しておく必要があります。
また、東海大学への付属推薦では、高校での学業成績や基礎学力に加え、部活動や学校生活への取り組みなども含めて総合的に評価されます。内部進学制度があるからといって学習の負担がなくなるわけではなく、希望する学部・学科への進学には、日頃から安定した努力を続けることが大切です。
勉強だけでなく学校生活全体を充実させたい子に向いている
東海大高輪台中等部は、学習だけに集中するのではなく、部活動、行事、海外研修、探究活動にも積極的に参加したい生徒に向いています。高校受験に追われにくい環境を生かし、中学校の3年間で様々なことに挑戦できる点は、大学付属校ならではの魅力です。
特に、理科や数学が好きな子、実験や観察を楽しめる子、仲間と協力して行事や部活動に取り組みたい子、英語や海外文化に関心がある子にとっては、興味や得意分野を伸ばしやすいでしょう。
一方で、制服や登下校などに一定のルールがあるため、自由度の高さだけを求める子よりも、集団生活の決まりを守りながら、規則正しく学校生活を送りたい子に合っています。
受験生本人が学校の雰囲気を確かめることが大切
学校選びでは、偏差値、学費、大学への内部進学率だけでなく、受験生本人が校風や教育方針に魅力を感じられるかが重要です。学校説明会や授業見学、建学祭などへ足を運び、生徒の様子、教員との距離感、校内の雰囲気、希望する部活動の活動状況を確認しておきましょう。
併せて、東海大学の学部構成、付属推薦の仕組み、中学3年生で行われる海外英語研修、6年間の学費や通学時間についても家庭で話し合っておくと、入学後の生活を具体的にイメージできます。
東海大学付属高輪台中等部は、都心の通いやすい環境で、SSHにつながる理数教育と、東海大学までを見通した10年一貫教育を受けられる共学校です。大学付属校の安心感を生かしながら、勉強、部活動、学校行事の全てに挑戦し、自分らしい進路を見つけたい家庭にとって、有力な選択肢となるでしょう。

