【2026年版】東星学園中学校の評判は?少人数教育とカトリックの心、上智大学との高大連携が魅力の共学校を徹底解説!

中学受験
  1. 学校の概要|少人数教育とカトリック精神を大切にする共学校
    1. 建学の精神は「キリストの愛の精神」
    2. 一人ひとりが主役となる少人数教育
    3. 福祉と教育への思いから始まった学園
    4. 確かな学力と豊かな人間性をともに育てる
  2. アクセスと立地環境|秋津駅から徒歩10分の落ち着いた文教環境
    1. 西武池袋線「秋津駅」から徒歩約10分
    2. JR武蔵野線「新秋津駅」から徒歩約15分
    3. 静かで落ち着いた環境にあるキャンパス
    4. 幼稚園から高校までが集う東星学園のキャンパス
    5. 通学経路は実際に歩いて確認したい
  3. 教育方針とカリキュラム|「On Becoming a Person」を軸に個性と自立を育成
    1. カトリックの精神を学ぶ「キリスト教倫理」
    2. 少人数だからできる一人ひとりに合わせた指導
    3. 英語と数学に重点を置いた中学校カリキュラム
    4. 4技能を実践的に伸ばす英語教育
    5. 体系的に考える力を育てる数学
    6. 実験・対話・ICTを取り入れた教科学習
    7. 教科を越えて「愛と生命」を学ぶ
    8. 生徒が企画する学習旅行
    9. 上智大学との高大連携
  4. 学習環境と施設設備|一人ひとりに目が届く家庭的な学習環境
    1. 少人数だからこそ先生の目が届きやすい
    2. 1人1台のiPadを活用したICT環境
    3. パソコン教室と視聴覚設備
    4. 読書と自主学習を支える図書室
    5. 実験や実習を行う特別教室
    6. 学園の象徴となるフロジャク館
    7. 体育館やプールを利用した体育・部活動
    8. カウンセリングルームと相談体制
    9. 弁当の注文やパンの購入も可能
    10. 幼稚園から高校までが集う学園環境
    11. 設備の新しさだけでなく学校との相性を確認したい
  5. 学校生活と行事|カトリック行事と多彩な体験を通して心を育てる
    1. 生徒が行事づくりに関わる「企画委員」
    2. 学習成果を発表するヨゼフ祭
    3. 創立の原点を振り返る記念ミサ
    4. 日常生活の中で心を整える聖書朝礼
    5. 学年の結束を深めるスポーツ大会
    6. 心を一つにして歌う合唱祭
    7. 幼稚園から高校まで参加する体育祭
    8. 学園全体でつくる東星バザー
    9. 生徒が行き先から考える中学3年生の学習旅行
    10. 校外学習や写生大会で教室の外へ学びを広げる
    11. クリスマスを迎えるまでの時間も大切にする
    12. 送別会と卒業式も生徒がつくり上げる
    13. 少人数だから全員が行事の担い手になれる
  6. 学校生活と行事|カトリック行事と多彩な体験を通して心を育てる
    1. 生徒が行事づくりに関わる「企画委員」
    2. 学習成果を発表するヨゼフ祭
    3. 創立の原点を振り返る記念ミサ
    4. 日常生活の中で心を整える聖書朝礼
    5. 学年の結束を深めるスポーツ大会
    6. 心を一つにして歌う合唱祭
    7. 幼稚園から高校まで参加する体育祭
    8. 学園全体でつくる東星バザー
    9. 生徒が行き先から考える中学3年生の学習旅行
    10. 校外学習や写生大会で教室の外へ学びを広げる
    11. クリスマスを迎えるまでの時間も大切にする
    12. 送別会と卒業式も生徒がつくり上げる
    13. 少人数だから全員が行事の担い手になれる
  7. クラブ活動|少人数でも一人ひとりが活躍できる部活動
    1. 運動部は5団体
    2. 礼儀と集中力を育てる剣道部
    3. 仲間と連携するサッカー部とバスケットボール部
    4. 個人の技術を磨けるソフトテニス部と卓球部
    5. 文化部は6団体
    6. 舞台を全員でつくる演劇部
    7. 身近な疑問を深く追究する科学部
    8. 日本の伝統文化に触れる茶道部
    9. 仲間と音を合わせる室内楽部
    10. 長い歴史を持つ東星少年少女合唱団
    11. 自分の感性を表現する美術部
    12. 少人数だから役割を持ちやすい
    13. 学年を越えたつながりを築ける
    14. 学校行事で活動成果を発表
    15. 入部前には活動状況を確認したい
  8. 進学実績と卒業後の進路|上智大学との高大連携と少人数ならではの進路支援
    1. 卒業生の多くが4年制大学へ進学
    2. 最新の2025年度卒業生は32名
    3. 国公立大学や難関私立大学への合格実績
    4. 上智大学との高大連携協定
    5. 上智大学への内部進学制度ではない
    6. 日本社会事業大学とも高大連携協定を締結
    7. 推薦型選抜を活用できる進路環境
    8. 総合型選抜と一般選抜の両方に対応
    9. 少人数だから進路について相談しやすい
    10. 進学実績は高校全体の数字として確認したい
  9. 学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間の費用目安
    1. 2026年度実績の中学校納入金
    2. 中学校3年間の学校納入金は約238万9,000円
    3. 学校納入金以外に考えておきたい費用
    4. 中高6年間を見通した費用計画
    5. 上智大学へ進学した場合は大学4年間の費用も必要
    6. 東京都の私立中学校授業料助成
    7. 高校進学後は国と東京都の授業料支援も確認
    8. 入試成績による特待生制度
    9. 入学後に利用できる授業料等減免制度
    10. 少人数教育と比較して費用を考えたい
  10. 入試情報と合格の目安|1科・2科・得意2科から選べる5回入試
    1. 2027年度入試は5つの区分を予定
    2. 第1回一般入試|国語・算数の基本となる入試
    3. 国語1教科入試|国語が得意な受験生に向いた方式
    4. 得意2教科入試|英語を含む5教科から選択
    5. 第2回・第3回一般入試|国語・算数で再挑戦できる
    6. 全ての入試区分で面接を実施
    7. 複数回受験では面接が1回となる場合がある
    8. 出願はインターネットで受け付け
    9. 通知表のコピーも提出
    10. 近年の合格最低点は200点満点で80点台
    11. 偏差値は模試ごとに差がある
    12. 国語は文章を正確に読む力を固める
    13. 算数は基本問題の取りこぼしを防ぐ
    14. 得意2教科入試は科目選択が重要
    15. 複数回出願を前提に受験計画を立てられる
    16. 学校説明会や過去問で相性を確認したい
  11. 併願校パターン|入試日程別に見るチャレンジ校・標準校・安全校
    1. チャレンジ校・標準校・安全校の考え方
    2. チャレンジ校の候補
    3. 明治学院中学校は教育理念の相性がよいチャレンジ校
    4. 成蹊中学校は学校規模と入試難度が大きく異なる
    5. 標準校として検討しやすい学校
    6. 「明星中学校」と「明星学園中学校」は別の学校
    7. 明星学園中学校は午後入試を組み合わせやすい
    8. 安全校として検討しやすい学校
    9. 狭山ヶ丘高等学校付属中学校で1月に合格を確保
    10. キリスト教教育を重視するなら聖望学園も候補
    11. 東星学園第一志望型の併願例
    12. 東星学園と明治学院を組み合わせるチャレンジ型
    13. 午後入試を活用する学校相性重視型
    14. 学校名を取り違えないよう注意
    15. 午前・午後の連続受験は多くても1日2校まで
    16. 東星学園の得意2教科入試を併願計画に生かす
    17. 併願校も実際に進学できる学校から選ぶ
  12. 在校生・保護者の声|先生との距離が近い温かな学校生活
    1. 在校生・保護者の声から見える主な特徴
    2. 「先生に相談しやすい」という声
    3. 家庭的で温かな雰囲気を評価する声
    4. 男女や学年を越えて関わりやすい
    5. 中学校から入学しても関係を築ける
    6. 行事で自分の役割を持てる
    7. 学習面の手厚さを評価する保護者の声
    8. 偏差値だけでは分かりにくい成長を評価する声
    9. カトリック教育を自然に受け入れられるか
    10. 落ち着いた校風を好む生徒に合いやすい
    11. 少人数であることを不安に感じる声もある
    12. 口コミだけで学校を判断しないことが大切
    13. 学校見学で確認したいポイント
    14. 先生や仲間との近い関係が成長につながる学校
  13. この学校に向いている子の特徴|少人数の環境で自分らしく成長したい子におすすめ
    1. 少人数の落ち着いた環境で学びたい子
    2. 先生に見守られながら学習習慣を身につけたい子
    3. 自分のペースで少しずつ自信をつけたい子
    4. 人との関わり方を丁寧に学びたい子
    5. カトリックの人間教育に共感できる子
    6. 英語を基礎から着実に伸ばしたい子
    7. 得意分野を見つけて伸ばしたい子
    8. 上智大学をはじめとする大学の学びに関心がある子
    9. 行事や部活動で一人ひとりが活躍したい子
    10. 学年を越えた関係を築きたい子
    11. 自宅から無理なく通学できる子
    12. 保護者にも学校との協力が求められる
    13. 東星学園が合わない可能性がある子
    14. 学校選びの相性チェック
    15. 学校説明会では本人の感覚を大切にしたい
    16. 安心できる環境の中で一歩ずつ成長したい子におすすめ
  14. まとめ|一人ひとりを主役にする少人数教育が魅力の中高一貫校
    1. 東星学園中学校の主な魅力
    2. 少人数教育で学習と生活の両面を支える
    3. カトリック教育を通して心を育てる
    4. 行事では一人ひとりが必要とされる
    5. 上智大学との高大連携も進路を考えるきっかけに
    6. 入試方式を選びやすいことも特徴
    7. 東星学園中学校が向いている家庭
    8. 学校規模との相性は必ず確認したい
    9. 受験前に確認したい3つのポイント
    10. 安心できる環境から自分らしい一歩を踏み出せる学校

学校の概要|少人数教育とカトリック精神を大切にする共学校

東星学園中学校は、東京都清瀬市にある私立のカトリック系共学中高一貫校です。キリストの愛の精神を教育の土台とし、生徒一人ひとりの個性や存在価値を大切にする、少人数ならではの丁寧な教育を実践しています。

学校が掲げる言葉は、「On Becoming a Person」です。これは、単に知識や技能を身につけるだけでなく、自分自身を見つめ、他者を思いやりながら、より豊かな一人の人間へと成長していくことを表しています。

学力を高めることはもちろん、思春期の6年間を通して自分の「好き」や「得意」を見つけ、それぞれに与えられた才能を社会や周囲の人のために生かせる人を育てることを目指しています。

建学の精神は「キリストの愛の精神」

東星学園の建学の精神は、「キリストの愛の精神――人間の価値とその使命を尊ぶこと」です。全ての人には固有の価値と役割があり、一人ひとりがかけがえのない存在であるという考えが、学校生活の根底にあります。

生徒は、周囲から大切にされる経験を通して自分自身の価値に気づき、同じように他者を尊重することを学びます。カトリック校ではありますが、入学にあたって本人や家庭がカトリック信者である必要はありません。宗教教育を通して特定の信仰を強制するのではなく、生命の大切さ、感謝、奉仕、他者への思いやりについて考える機会を設けています。

一人ひとりが主役となる少人数教育

東星学園中学校の大きな特徴は、生徒一人ひとりに教員の目が届きやすい少人数教育です。教員は、生徒の理解度や学習状況だけでなく、性格、得意分野、学校生活の様子も把握しながら指導にあたります。

授業中に質問しやすく、理解が不十分な場合には放課後の時間を使って個別に指導するなど、生徒の状況に応じた対応が行われています。集団の中で目立つ生徒だけが活躍するのではなく、行事、委員会、部活動などを通して、全ての生徒が役割を持ちやすい環境です。

大人数の学校では発言や相談をためらってしまう子や、自分のペースで学びながら少しずつ自信をつけたい子にとって、安心して成長しやすい学校といえるでしょう。

福祉と教育への思いから始まった学園

東星学園の歴史は、創立者であるヨゼフ・フロジャク神父が、病気に苦しむ人々やその子どもたちを支援したことに始まります。1930年代から清瀬の地で医療、福祉、教育に関わる活動を進め、1936年に東星尋常小学校を設立しました。

1947年には東星学園中学校が設立され、その後、高等学校も開校しました。創立者が大切にした感謝と奉仕の精神は、現在の学校教育にも受け継がれています。

中学校は2008年度から、高等学校は2011年度から共学となりました。現在は男女がともに学び、互いの違いを認めながら協力するカトリック中高一貫校となっています。

確かな学力と豊かな人間性をともに育てる

東星学園中学校では、学校生活を通して「自分自身を見つめること」「他者を思いやること」「確かな学力を主体的に身につけること」を重視しています。

教科学習では、生徒それぞれの理解度や進路目標を把握し、基礎・基本の定着から大学進学まで丁寧に支援します。同時に、キリスト教倫理の授業、聖書朝礼、学校行事、委員会活動、部活動などを通して、協調性や責任感、奉仕する心を育てています。

失敗を避けるのではなく、安心できる環境の中で挑戦し、その経験から学ぶことも大切にされています。生徒が自分の良さに気づき、将来はその力を周囲の人や社会のために発揮できるようになることが、東星学園の目指す成長です。

学校名東星学園中学校
所在地東京都清瀬市梅園3丁目14番47号
学校区分私立・共学・中高一貫校
宗教カトリック
中学校設立1947年
建学の精神キリストの愛の精神――人間の価値とその使命を尊ぶこと
教育を象徴する言葉On Becoming a Person
主な特色少人数教育、カトリック教育、中高一貫教育、一人ひとりに寄り添う学習・生活支援

東星学園中学校は、少人数の温かな環境で、一人ひとりの学力と個性を丁寧に伸ばす学校です。カトリックの精神に基づき、自分も他者も大切にしながら、自分らしい将来を見つけていくことを重視しています。

大規模校の競争的な雰囲気よりも、先生や友人との距離が近い環境を望む家庭や、安心できる居場所の中で少しずつ自信と主体性を育てたい生徒にとって、注目したい共学校といえるでしょう。

アクセスと立地環境|秋津駅から徒歩10分の落ち着いた文教環境

東星学園中学校は、東京都清瀬市梅園の落ち着いた住宅地に位置しています。最寄り駅は、西武池袋線の秋津駅とJR武蔵野線の新秋津駅です。2つの鉄道路線を利用できるため、東京都西部だけでなく、埼玉県南西部や武蔵野線沿線からも通学経路を組みやすい立地となっています。

学校の所在地は、東京都清瀬市梅園3丁目14番47号です。西武池袋線秋津駅の南口からは徒歩約10分、JR武蔵野線新秋津駅からは徒歩約15分で、いずれの駅からも徒歩で通学できます。

西武池袋線「秋津駅」から徒歩約10分

西武池袋線を利用する場合は、秋津駅南口から学校まで徒歩約10分です。西武池袋線は池袋方面と所沢方面を結んでおり、練馬区、西東京市、東久留米市、所沢市などから通学しやすい路線です。

秋津駅は快速急行など一部の列車は通過しますが、池袋方面や所沢方面からの列車本数が多く、毎日の通学に利用しやすい駅です。入学後の通学を考える際には、利用する列車の停車駅や乗り換え時間も含めて確認しておくとよいでしょう。

JR武蔵野線「新秋津駅」から徒歩約15分

JR武蔵野線を利用する場合は、新秋津駅から徒歩約15分です。武蔵野線は府中本町方面と南浦和・新松戸・西船橋方面を結んでいるため、国分寺市、府中市、小平市、東村山市、さいたま市方面などからも通学を検討できます。

新秋津駅と秋津駅は徒歩で乗り換えられる距離にあります。そのため、JR線と西武線を組み合わせた通学経路も選びやすく、事故や運休が発生した際に別路線へ切り替えられる可能性があることも、2駅を利用できる学校の利点です。

利用路線・駅学校までの目安通学を検討しやすい主な方面
西武池袋線
秋津駅
南口から徒歩約10分池袋、練馬、ひばりヶ丘、東久留米、所沢方面
JR武蔵野線
新秋津駅
徒歩約15分府中本町、西国分寺、新小平、南浦和、新松戸方面

静かで落ち着いた環境にあるキャンパス

学校周辺は、にぎやかな繁華街ではなく、住宅や医療・教育施設が集まる落ち着いた地域です。駅から徒歩圏内でありながら、校内では緑を感じることができ、穏やかな環境の中で学校生活を送れます。

大規模な商業施設や娯楽施設が集まる地域とは異なり、登下校時に気持ちを切り替えやすく、学習や部活動に集中しやすい立地です。カトリックの精神と少人数教育を大切にする東星学園の家庭的な校風にも合った環境といえるでしょう。

幼稚園から高校までが集う東星学園のキャンパス

東星学園には、幼稚園、小学校、中学校、高等学校があり、同じ学園の中で幅広い年代の園児・児童・生徒が学んでいます。中学生にとっては、年下の子どもたちや高校生と接する機会があり、自分とは異なる年代の人を思いやる姿勢を育てやすい環境です。

学園行事などでは、校種を越えたつながりを感じられる場面もあります。中学校と高等学校だけで完結するのではなく、学園全体で一つの共同体を形成していることは、東星学園ならではの特徴です。

通学経路は実際に歩いて確認したい

学校選びでは、案内上の徒歩時間だけでなく、自宅から学校までの実際の所要時間を確認することが大切です。特に中高一貫校では、原則として6年間通学することになるため、乗り換え回数、朝の混雑、駅から学校までの道のりも重要な判断材料となります。

学校説明会や文化祭へ参加する際には、受験生本人と一緒に駅から学校まで歩き、次の点を確認しておくとよいでしょう。

  • 自宅から学校まで無理なく通える時間か
  • 朝の通学時間帯に利用する電車が混雑していないか
  • 駅から学校までの道順を一人で理解できるか
  • 雨天時や荷物が多い日にも歩ける距離か
  • 部活動後の帰宅時間が遅くなり過ぎないか

東星学園中学校は、秋津駅から徒歩約10分、新秋津駅から徒歩約15分と、2路線2駅を利用できる学校です。駅から徒歩で通える利便性と、清瀬市の静かで落ち着いた環境を兼ね備えており、安心感のある場所で6年間を過ごしたい家庭にとって検討しやすい立地といえるでしょう。

教育方針とカリキュラム|「On Becoming a Person」を軸に個性と自立を育成

東星学園中学校の教育を象徴する言葉が、「On Becoming a Person」です。これは、一人ひとりが自分の個性や可能性に気づき、他者との関わりを通して、より豊かな人間へと成長していくことを表しています。

知識や技能を一方的に身につけるだけでなく、自分自身を見つめ、周囲の人を尊重し、自ら考えて行動できる人を育てることが教育の中心です。少人数の環境を生かし、教員が生徒それぞれの理解度、性格、興味、進路希望を把握しながら、学習面と生活面の両方を支えています。

カトリックの精神を学ぶ「キリスト教倫理」

中学校・高等学校では、全学年で週1時間の「キリスト教倫理」の授業が設けられています。聖書を主な教材としながら、生命の価値、自分らしい生き方、他者との関わり、社会の中で果たす役割について考えます。

この授業は、特定の信仰へ導くことを目的としたものではありません。一人ひとりが異なる個性を持つ大切な存在であることを知り、自分も他者も尊重できる人へ成長することを大切にしています。

毎週月曜日には全校で聖書朝礼を行い、生徒による聖書朗読と校長の講話を聞きます。聖書の言葉を学校生活や日常の出来事と結びつけ、自分の行動や人との接し方を振り返る時間です。

少人数だからできる一人ひとりに合わせた指導

東星学園中学校では、毎日の授業を学習の基本として、生徒一人ひとりと向き合うことを重視しています。教員は授業中の理解度や課題への取り組み方を確認し、必要な場合には放課後も利用して個別に質問や補習へ対応します。

授業についていくことだけを目標にするのではなく、生徒の得意分野を更に伸ばすことや、将来の進路に必要な力を身につけることも大切にしています。定期的な面談を通して、学習方法や進路について生徒と教員が一緒に考えていく点も、少人数校ならではの特徴です。

大人数の教室では質問をためらってしまう子や、理解するまでに少し時間が必要な子も、自分の状況を先生に伝えやすい環境です。一方で、教員に任せきりにするのではなく、分からないことを自分から質問し、課題を改善していく姿勢も育てていきます。

英語と数学に重点を置いた中学校カリキュラム

中学校のカリキュラムでは、英語を3年間とも週6時間、数学を週4〜5時間、理科を週4時間配置しています。主要教科の授業時間を確保しながら、基礎学力の定着と高校での学習につながる力を育てる構成です。

教科中学1年中学2年中学3年主な学習の特徴
英語週6時間週6時間週6時間4技能をバランス良く伸ばし、実際に使う活動を重視
数学週5時間週4時間週5時間代数と幾何の流れを意識し、基礎から応用へ発展
理科週4時間週4時間週4時間実験や観察を重視し、科学的に考える力を育成
国語週4時間週4.5時間週4.5時間読解に加え、調べ学習や発表を通して表現力を育成
キリスト教倫理週1時間週1時間週1時間生命の価値や人との関わり、自分の生き方を考える

国語、数学、英語などの主要教科だけに偏らず、音楽、美術、保健体育、技術・家庭、総合的な学習の時間も設けられています。学力とともに、表現力、創造力、生活に必要な技能をバランス良く育てるカリキュラムです。

4技能を実践的に伸ばす英語教育

英語では、「読む・書く・聞く・話す」の4技能をバランス良く伸ばすことを目指しています。教科書や文法の学習に加え、オンライン英会話、スピーチ、発表など、生徒が実際に英語を使う活動を取り入れています。

校外で英語を集中的に使うBritish Hillsでの語学研修や、長期休暇中の講習、希望者が参加できるESSなども用意されています。英語が得意な生徒だけでなく、間違いを恐れずに伝えようとする姿勢を育てることが重視されています。

中学生はGTECや英語検定にも取り組み、日頃の学習で身につけた力を客観的に確認します。検定を受けること自体を目的とするのではなく、現在の得意分野と課題を把握し、次の学習目標につなげる機会となっています。

体系的に考える力を育てる数学

数学では、「体系数学」を使用し、代数と幾何のつながりや学習内容の流れを意識した授業を行っています。計算方法や公式を暗記するだけでなく、なぜその考え方が成り立つのかを理解することを重視しています。

基礎問題を丁寧に扱いながら、考え方を説明する問題や応用問題にも取り組みます。少人数の授業では、生徒の途中式や考え方を教員が確認しやすいため、誤りの原因を把握し、一人ひとりに合った方法で理解を深められます。

実験・対話・ICTを取り入れた教科学習

理科では、実験や観察を重視し、結果を記録して考察する力を育てます。ICTも活用し、実験結果を共有したり、デジタルコンテンツを使って現象を視覚的に理解したりします。

社会では、人物名や用語を覚えるだけでなく、「なぜ起きたのか」「その結果、社会はどう変化したのか」を考える授業を行います。デジタル教材を利用しながら、複数の資料を比較し、出来事の背景や因果関係を捉える力を養います。

国語では、教科書の文章を読み解く学習に加え、グループワークや調べ学習、発表を取り入れています。文章から情報を正確に読み取る力と、自分の考えを言葉で分かりやすく伝える力の両方を伸ばします。

技術・家庭では、プログラミングやものづくり、調理実習、被服実習などに取り組みます。知識を覚えるだけでなく、実際に手を動かし、失敗や改善を繰り返しながら、生活や社会に役立つ力を身につけます。

教科を越えて「愛と生命」を学ぶ

東星学園では、教科学習を越えた中心的なテーマとして、「愛・生命」を掲げています。生命の尊厳、人との関わり、集団の中での役割、自然や社会を取り巻く環境などについて、行事や体験活動と結びつけて学びます。

被災地ボランティアや赤い羽根共同募金、全校で取り組む「沈黙の掃除」、生徒が行事を運営する企画委員などを通して、自主性、協調性、責任感、思いやりを養います。

「沈黙の掃除」では、会話をせずに自分の担当場所と向き合います。単に校内をきれいにするだけでなく、周囲の状況に気づき、自分の心を落ち着ける時間として位置づけられています。特別教室では学年を越えた縦割りで清掃することもあり、先輩・後輩との関係づくりにもつながります。

生徒が企画する学習旅行

中学3年生の学習旅行では、用意された行程に参加するだけでなく、生徒が行き先やテーマ、現地での活動内容を考えます。目的地の歴史、文化、風土について調べ、意見を出し合いながら旅行をつくり上げていきます。

計画を立てる過程では、情報収集、話し合い、予算や時間の調整、役割分担が必要です。教科で得た知識を実際の地域や人との出会いにつなげることで、主体性や協働性を育てます。

上智大学との高大連携

東星学園高等学校は、同じカトリックの教育理念を共有する上智大学と高大連携協定を結んでいます。2023年10月に始まった協定は、2026年10月以降も継続されることが決定しています。

協定は、大学と高校の教職員・学生・生徒が交流し、双方の教育を更に充実させることを目的としています。中学校から入学した生徒にとっても、高校進学後に大学の学びや研究に触れ、将来の進路を考える機会につながります。

ただし、東星学園は上智大学の附属校ではなく、高大連携協定が上智大学への自動的な内部進学を保証するものではありません。大学との交流を通して学問への関心を広げ、自分に合った進路を考えるための仕組みとして捉えることが大切です。

教育の柱主な取り組み育てる力
カトリック教育キリスト教倫理、聖書朝礼、宗教行事自己理解、他者尊重、感謝、思いやり
少人数教育理解度に応じた授業、放課後指導、面談基礎学力、学習習慣、自ら質問する力
英語教育週6時間の授業、オンライン英会話、語学研修、検定英語4技能、表現力、異文化理解
ICT・実践学習デジタル教材、実験結果の共有、プログラミング情報活用力、科学的思考力、問題解決力
体験的な学びボランティア、企画委員、学習旅行、沈黙の掃除自主性、協調性、責任感、社会性
高大連携上智大学との交流・連携学問への関心、進路意識、将来を考える力

東星学園中学校のカリキュラムは、少人数で基礎学力を丁寧に定着させながら、英語、ICT、実験、発表、体験活動を通して学びを広げる構成です。

自分のペースで着実に学びたい子、先生に相談しながら苦手分野を克服したい子、学力だけでなく人との関わり方や自分らしい生き方も考えたい子にとって、成長しやすい教育環境といえるでしょう。

学習環境と施設設備|一人ひとりに目が届く家庭的な学習環境

東星学園中学校の学習環境を支えているのは、充実した設備だけではありません。少人数だからこそ、教員が生徒一人ひとりの理解度や学校生活の様子を把握しやすく、必要なときに声をかけられる家庭的な雰囲気が大きな特徴です。

校内には、普通教室のほか、図書室、パソコン教室、視聴覚室、理科実験室、音楽室、美術室、茶室、体育館、プール、カウンセリングルームなどが整えられています。大規模校のような華やかさよりも、日々の授業や部活動、学校行事に必要な施設を丁寧に活用する、落ち着いた教育環境となっています。

少人数だからこそ先生の目が届きやすい

東星学園中学校では、1学年の生徒数やクラス数が比較的少なく、教員と生徒が日常的に関わりやすい環境があります。授業中の理解度だけでなく、提出物の状況、友人関係、部活動での様子など、生徒の小さな変化にも教員が気づきやすいことが少人数校の利点です。

分からない問題がある場合には、授業後や放課後に質問しやすく、必要に応じて個別の説明や補習を受けられます。授業についていけない生徒をそのままにするのではなく、どの段階でつまずいているかを確認しながら、基礎へ戻って学び直すことを大切にしています。

一方、得意な教科については、発展的な課題や検定、校外活動などに挑戦することもできます。一人ひとりを同じ方法で指導するのではなく、生徒の得意・不得意や進路希望に応じて支援しやすい点が、東星学園の学習環境の強みです。

1人1台のiPadを活用したICT環境

東星学園では、2017年に校内全体をICT教育に対応させ、2021年度の新入生から1人1台のiPadを導入しています。普通教室でもデジタル教材や映像資料を活用できる環境が整えられており、教科や学習内容に応じて端末を使用します。

iPadは、教材の閲覧、課題の配信・提出、情報収集、写真や動画の記録、発表資料の作成などに活用されます。理科の実験結果をまとめたり、社会や国語の調べ学習で複数の資料を比較したりするなど、紙の教材だけでは難しい学習にも取り組めます。

端末の操作方法だけを身につけるのではなく、必要な情報を選び、内容の信頼性を確かめ、自分の考えとしてまとめることが重要です。少人数の授業では、教員が生徒の画面や作業状況を確認しやすく、操作に困っている場合にも支援を受けやすくなっています。

パソコン教室と視聴覚設備

校内には、情報教育や資料作成などに使用するパソコン教室があります。1人1台端末が普及した現在も、キーボード入力、文書作成、表計算、プレゼンテーション、プログラミングなど、パソコンを使った方が取り組みやすい学習に活用されています。

フロジャク館には視聴覚室も設けられており、映像や音声を利用した授業、講演、発表活動などに対応しています。英語のリスニングやオンライン交流、探究活動の成果発表など、教室内の授業とは異なる学びの場として利用できます。

読書と自主学習を支える図書室

図書室は、読書を楽しむ場所であると同時に、授業の調べ学習や自主学習にも利用されます。生徒が落ち着いて過ごせるよう、読書や学習のためのスペースが確保されています。

国語の授業で扱った作家の作品を読んだり、社会や理科の課題について資料を探したりするなど、教科の学びを広げる場として活用できます。インターネット検索だけで情報を集めるのではなく、書籍や資料から必要な内容を探し、複数の情報を比較する力も育てます。

少人数校では、図書室が静かに勉強したい生徒や、昼休みを落ち着いて過ごしたい生徒の居場所にもなります。にぎやかな場所が得意ではない子にとって、安心して過ごせる選択肢があることは大きな利点です。

実験や実習を行う特別教室

理科では、観察や実験を通して学ぶための理科実験室を使用します。結果だけを覚えるのではなく、自分で器具を扱い、変化を観察し、記録した内容から理由を考えることで、科学的な思考力を育てます。

少人数の実験では、生徒一人ひとりが器具に触れたり、役割を担当したりする機会を持ちやすいことが特徴です。教員も実験の手順や安全面を確認しやすく、操作に不安がある生徒へ個別に助言できます。

音楽室、美術室、技術・家庭科の実習室などもあり、創作活動やものづくりに取り組めます。学力試験の対象となる教科だけでなく、音楽、美術、調理、被服、技術などを通して、自分の新しい得意分野に気づくことも大切にされています。

学園の象徴となるフロジャク館

1995年に完成したフロジャク館には、講堂、図書室、視聴覚室、パソコン教室、茶室などが設けられています。名称には、学園の創立者であるヨゼフ・フロジャク神父の教育と福祉への思いが受け継がれています。

講堂は、式典、宗教行事、講演、音楽発表など、学園生活のさまざまな場面で使用されます。カトリック校として祈りや人とのつながりを大切にする東星学園にとって、全校の生徒が集まる重要な空間です。

茶室では、茶道部の活動などを通して日本の伝統文化に触れることができます。カトリックの国際的な価値観を学びながら、日本文化を大切にする機会も設けられています。

体育館やプールを利用した体育・部活動

運動施設として、体育館、グラウンド、プールなどが整えられています。体育の授業に加え、バスケットボール、バドミントン、サッカー、剣道などのクラブ活動でも利用されます。

少人数校では、運動施設を利用する生徒数も比較的限られるため、一人ひとりが実際に体を動かす時間や、練習へ参加する機会を確保しやすいことが利点です。競技経験のある生徒だけでなく、中学校から新しい運動へ挑戦する生徒も活動しています。

部員数が多い学校では試合や発表に出るまで時間がかかることもありますが、東星学園では、入部後の早い段階から役割を担ったり、試合や行事に参加したりする機会を得やすくなっています。

カウンセリングルームと相談体制

校内にはカウンセリングルームが設けられています。学習の悩み、友人関係、家庭での不安、進路、心身の変化などについて、生徒や保護者が相談できる環境です。

思春期には、本人も理由をうまく説明できない不安や、教員・保護者には直接話しにくい悩みを抱えることがあります。担任や教科担当だけでなく、専門的な立場から話を聞いてもらえる場所があることで、問題が深刻になる前に支援へつなげやすくなります。

少人数校では、担任、教科担当、養護教諭、カウンセラーなどが連携し、生徒の状況を共有しやすいことも特徴です。ただし、生徒本人の意思やプライバシーにも配慮しながら、必要な支援が行われます。

弁当の注文やパンの購入も可能

昼食は、家庭から持参する弁当が基本です。一方で、毎日弁当を用意することが難しい場合には、朝に予約して弁当を購入することもできます。

パンなどを購入できる自動販売機や売店もあり、昼食や軽食の選択肢が用意されています。購入した食事や持参した弁当は、校内の食事スペースなどで食べることができます。

食堂で毎日温かい給食が提供される学校とは仕組みが異なるため、入学前には次の点を確認しておくと安心です。

  • 注文できる弁当の内容や価格
  • 注文方法と当日の受付時間
  • パンや飲み物を購入できる時間
  • 部活動前に軽食を取れるか
  • アレルギーへの対応

幼稚園から高校までが集う学園環境

東星学園の敷地には、幼稚園、小学校、中学校、高等学校があります。日常的に全ての校種が同じ活動をするわけではありませんが、学園行事や施設利用などを通して、異なる年代の子どもたちの存在を身近に感じられます。

中学生は、小学生にとって身近な先輩である一方、高校生から学校生活や部活動について学ぶ立場でもあります。年齢の異なる人への配慮や、自分の立場に応じた役割を考える機会があることは、幼稚園から高校までを持つ学園ならではの特徴です。

施設・環境主な用途・特徴
普通教室少人数授業を基本とし、教員が生徒の理解度を確認しやすい
iPad・校内ICT環境教材閲覧、課題提出、調べ学習、資料作成、発表などに活用
パソコン教室文書作成、表計算、プレゼンテーション、プログラミングなどに対応
図書室読書、調べ学習、自主学習、昼休みの居場所として利用
理科実験室観察や実験を通して、科学的に考察する力を育成
視聴覚室映像教材、講演、語学学習、発表活動などに使用
講堂式典、宗教行事、講演、合唱や音楽発表などに使用
体育館・グラウンド・プール体育の授業や運動部の活動に利用
茶室茶道部の活動などを通して日本文化に触れる
カウンセリングルーム学習、友人関係、進路、心身の悩みについて相談できる
昼食環境弁当持参を基本に、予約弁当、パン、自動販売機なども利用可能

設備の新しさだけでなく学校との相性を確認したい

東星学園中学校は、最新の大型校舎や豪華な施設を学校選びの中心にする学校ではありません。歴史ある施設を活用しながら、ICT環境を整え、少人数の生徒が安心して学べる空間をつくっています。

学校見学では、施設の見た目だけでなく、教室の広さと生徒数のバランス、先生と生徒の会話、休み時間の過ごし方、図書室や相談室の利用しやすさなどにも注目するとよいでしょう。

東星学園中学校の学習環境の最大の魅力は、施設と人の両面から一人ひとりを支えられることです。iPadやパソコン教室などを使った現代的な学習と、先生へ質問・相談しやすい家庭的な雰囲気が組み合わされています。

大人数の中で競い合う環境よりも、自分のペースを尊重してもらいながら、学習、部活動、学校行事へ着実に取り組みたい生徒にとって、安心して成長しやすい学習環境といえるでしょう。

学校生活と行事|カトリック行事と多彩な体験を通して心を育てる

東星学園中学校では、教室で知識を学ぶだけでなく、学校行事や宗教行事、委員会活動、校外での体験を通して、他者と協力する力、自分の役割を果たす責任感、周囲の人を思いやる心を育てています。

少人数の学校であるため、一部の生徒だけが行事の中心になるのではなく、一人ひとりが係や役割を担当する機会を持ちやすいことが特徴です。人前で発表することが得意な生徒だけでなく、準備、装飾、音響、記録、進行など、それぞれの得意分野を生かして行事に参加できます。

学校行事は、完成した結果だけでなく、生徒同士で意見を出し合い、準備を重ね、一つのものをつくり上げていく過程が重視されています。少人数ならではの家族的な雰囲気の中で、ときには卒業生や保護者も関わりながら、学園全体で行事を育てています。

生徒が行事づくりに関わる「企画委員」

東星学園中学校では、学習旅行、ヨゼフ祭の劇、入学式、卒業式など、さまざまな行事で企画委員が中心となって活動します。

企画委員は、教員が決めた内容を実行するだけではありません。行事の目的やテーマについて話し合い、役割を分担し、当日の進行まで考えます。予定通りに進まない場合には、仲間と相談しながら対応方法を考えることも必要です。

少人数の学校では、一人の生徒が担う役割が比較的大きくなります。自分の働きが行事全体につながることを実感しやすく、責任を持って最後まで取り組む経験が、自信や主体性の育成につながっています。

学習成果を発表するヨゼフ祭

ヨゼフ祭は、東星学園を代表する文化的な行事です。例年4月末頃に行われ、舞台発表や教科の展示、学習旅行の報告などを通して、日頃の学習成果を発表します。

舞台では、劇、音楽、ダンスなどの発表が行われます。演者として舞台に立つ生徒だけでなく、脚本、演出、衣装、大道具、小道具、照明、音響など、多くの役割があります。生徒たちは準備期間を通して、仲間と意見を調整し、一つの発表を完成させていきます。

展示では、授業や校外学習で調べた内容、制作した作品、学習旅行で学んだことなどが紹介されます。来校者に分かりやすく伝えるため、情報の選び方や展示方法を工夫することも学びの一部です。

ヨゼフ祭は、受験生や保護者にとっても、在校生の様子や学校の家庭的な雰囲気を感じやすい機会です。校舎や展示を見るだけでなく、生徒同士の関わり方や、教員と生徒の距離にも注目すると、入学後の生活を具体的にイメージできるでしょう。

創立の原点を振り返る記念ミサ

5月には、学園の創立を記念するミサが行われます。創立者ヨゼフ・フロジャク神父の思いや、学園が大切にしてきた感謝と奉仕の精神を振り返る時間です。

ミサでは、静かに祈り、聖書の言葉や神父の話に耳を傾けます。日常の忙しさから少し離れ、自分が多くの人に支えられていることや、周囲の人のために何ができるかを考えます。

カトリック信者であるかどうかにかかわらず、生命の価値、平和、他者への思いやりについて考えることが目的です。宗教行事を知識として学ぶだけでなく、実際に参加することで、東星学園が大切にする価値観に触れます。

日常生活の中で心を整える聖書朝礼

東星学園中学校では、毎週月曜日に聖書朝礼が行われます。生徒による聖書朗読と校長の講話を通して、聖書の言葉を学校生活や社会の出来事と結びつけて考えます。

友人との関係、感謝すること、困っている人への接し方、自分の役割など、身近なテーマを振り返る時間にもなっています。一週間の始まりに静かな時間を持つことで、自分の心や行動を見つめ直します。

また、5月の聖母月や11月の死者の月など、カトリックの暦に合わせた集いも設けられています。祈りを通して生命の尊さや身近な人とのつながりを考えることは、東星学園の「愛と生命」を大切にする教育につながっています。

学年の結束を深めるスポーツ大会

6月頃には、クラスや学年で競技に取り組むスポーツ大会が行われます。競技の勝敗だけでなく、仲間と声をかけ合い、それぞれの得意分野を生かして協力することが大切にされています。

運動が得意な生徒だけが活躍するのではなく、応援、作戦、準備、進行など、さまざまな形で参加できます。少人数の学年だからこそ、一人ひとりの働きがチーム全体へ与える影響も大きく、仲間とのつながりを深める機会となります。

競技を通して、思い通りにならない場面や意見の違いを経験することもあります。勝ったときの喜びだけでなく、負けたときに相手をたたえ、次に向けて気持ちを切り替える姿勢も学びます。

心を一つにして歌う合唱祭

夏には、各学年が練習の成果を披露する合唱祭が行われます。全員が同じ曲に向き合い、声や呼吸を合わせる過程を通して、学年の一体感を育てる行事です。

合唱では、一人だけが目立って歌うのではなく、周囲の声を聞きながら全体の響きをつくることが求められます。自分のパートを責任を持って歌うことと、仲間の声に合わせることの両方が必要です。

指揮者、伴奏者、パートリーダーなどを生徒が務め、練習の進め方を考えます。音楽が得意な生徒だけでなく、練習への声かけや会場準備など、それぞれが役割を担います。

少人数で一人ひとりの声が伝わりやすいからこそ、自分も合唱を構成する大切な一員であることを実感しやすい行事です。

幼稚園から高校まで参加する体育祭

10月には、東星学園の幼稚園、小学校、中学校、高等学校が関わる体育祭が行われます。幅広い年代の園児・児童・生徒が競技や演技に参加する、総合学園ならではの行事です。

中学生は自分たちの競技に取り組むだけでなく、年下の子どもたちを支えたり、係の仕事を担当したりすることがあります。小学生にとっては身近な先輩として、高校生に対しては後輩として活動する中で、自分の立場に応じた行動を学びます。

学年や校種を越えて一つの行事をつくる経験は、東星学園全体が一つの共同体であることを実感する機会です。保護者にとっても、生徒の成長や学園全体の雰囲気を直接見られる行事となっています。

学園全体でつくる東星バザー

秋に行われる東星バザーは、生徒、保護者、教職員、卒業生などが関わる学園行事です。製作品や古書、食事などのコーナーが設けられ、世代を越えた交流の場となります。

生徒は、販売や案内、会場準備、片付けなどを通して、来場者を迎える立場を経験します。周囲の状況を見て行動することや、相手に分かりやすく説明することなど、日常の授業とは異なる社会的な学びがあります。

卒業生が母校を訪れる機会にもなっており、学校と卒業後もつながりが続いていることを感じられます。小規模校ならではの人間関係の近さや、学園全体の温かな雰囲気が表れやすい行事です。

生徒が行き先から考える中学3年生の学習旅行

中学3年生では、宿泊を伴う学習旅行が行われます。東星学園の学習旅行は、あらかじめ決められた観光地を巡るだけではありません。生徒が行き先や学習テーマ、現地での活動内容について話し合い、旅行そのものをつくっていきます。

目的地の風土、文化、歴史、宗教、産業などを調べ、何を学びたいのかを考えます。複数の意見をまとめる過程では、自分の希望を伝えるだけでなく、仲間の考えを聞き、限られた日程や予算の中で調整する力も必要です。

現地では、宗教施設や文化施設の見学、班別活動、地域の人との交流などを行います。2024年度には愛知県を訪れ、カトリック教会での祈りの集いや、熱田神宮をはじめとする文化・宗教施設の見学に取り組みました。

異なる宗教や文化に実際に触れることで、自分たちの価値観だけを基準にするのではなく、他者の考え方を理解し、尊重する姿勢を育てます。旅行後には、体験したことをまとめ、展示や発表につなげることもあります。

学習旅行の行き先や実施時期は年度によって異なるため、最新の内容は学校説明会や年間予定で確認する必要があります。

校外学習や写生大会で教室の外へ学びを広げる

年間を通して、校外学習や写生大会など、学校外で学ぶ機会も設けられています。実際の自然、文化施設、地域社会に触れることで、教室で学んだ内容を具体的な経験へと結びつけます。

写生大会では、対象をよく観察し、形や色、光の変化を自分なりに表現します。作品の上手さだけでなく、一つの対象とじっくり向き合い、自分が感じたことを形にする過程が大切にされています。

校外学習では、事前に訪問先について調べ、現地で気づいたことを記録し、帰校後に振り返ります。見学して終わるのではなく、事前学習、現地体験、事後学習を組み合わせることで、学びを深めます。

クリスマスを迎えるまでの時間も大切にする

12月には、イエス・キリストの誕生を祝うクリスマス会が行われます。東星学園では、当日だけでなく、クリスマスを迎えるまでの待降節も大切にしています。

待降節には、祈りや感謝、周囲の人のためにできることを考えながら生活します。校内の装飾、献金活動、聖書朝礼委員による準備などを通して、クリスマスの意味を学びます。

クリスマス会では、ミサ、聖書朗読、音楽やハンドベルの演奏、合唱などが行われます。華やかな催しを楽しむだけではなく、平和や困っている人々のために祈り、自分たちにできる支援について考える機会です。

献金が福祉や災害支援などに役立てられることもあり、祈りと具体的な行動を結びつけるカトリック校らしい行事となっています。

送別会と卒業式も生徒がつくり上げる

年度末には、卒業生を送り出す送別会や卒業式が行われます。在校生は、これまで学校生活を支えてくれた先輩への感謝を表し、卒業生は自分たちの歩みを振り返ります。

卒業式も、企画委員を中心に生徒が準備へ関わります。式の意味や卒業生に伝えたい思いを考え、限られた時間の中で役割を果たします。

少人数の学校では、学年を越えて互いの顔や名前を知っていることも多く、卒業は学校全体にとって大きな節目となります。先輩を送り出す経験は、在校生が次の学年で担う役割を意識するきっかけにもなります。

時期主な行事行事を通して育てる力
4月始業式、入学式、ヨゼフ祭新しい仲間との関係づくり、表現力、協働性
5月創立記念日、記念ミサ、写生大会感謝する心、学園の歴史への理解、観察力
6月頃スポーツ大会、中学3年生学習旅行協調性、責任感、企画力、異文化理解
7月合唱祭、夏期講習一体感、表現力、継続して努力する力
10月体育祭、東星バザー校種を越えた交流、奉仕する姿勢、社会性
11月校外学習、死者の月の集い体験から学ぶ力、生命への理解、他者への思いやり
12月クリスマス会感謝、祈り、平和や社会貢献について考える姿勢
2月送別会先輩への感謝、役割を受け継ぐ意識
3月卒業式、終業式自分の成長を振り返り、次の段階へ進む姿勢

少人数だから全員が行事の担い手になれる

東星学園中学校の行事の魅力は、規模の大きさや華やかさだけではありません。生徒数が少ないからこそ、一人ひとりが必要とされ、自分の役割を持って参加できることにあります。

人前に立つことが得意な生徒は司会や発表を担当し、ものづくりが好きな生徒は装飾や舞台道具を制作できます。機械に興味がある生徒は音響や映像を担当し、周囲を支えることが得意な生徒は準備や進行を支えます。

最初は自信がなくても、先生や仲間の支えを受けながら役割をやり遂げることで、「自分にもできた」という実感を得られます。その経験が、次の行事や学習へ挑戦する自信につながります。

東星学園中学校の学校生活は、カトリックの祈りや感謝を大切にする時間と、生徒が主体となって行事をつくる活動が組み合わされています。穏やかな環境の中で、仲間と協力しながら自分の役割を見つけたい子にとって、多くの成長機会が用意されている学校といえるでしょう。

学校生活と行事|カトリック行事と多彩な体験を通して心を育てる

東星学園中学校では、教室で知識を学ぶだけでなく、学校行事や宗教行事、委員会活動、校外での体験を通して、他者と協力する力、自分の役割を果たす責任感、周囲の人を思いやる心を育てています。

少人数の学校であるため、一部の生徒だけが行事の中心になるのではなく、一人ひとりが係や役割を担当する機会を持ちやすいことが特徴です。人前で発表することが得意な生徒だけでなく、準備、装飾、音響、記録、進行など、それぞれの得意分野を生かして行事に参加できます。

学校行事は、完成した結果だけでなく、生徒同士で意見を出し合い、準備を重ね、一つのものをつくり上げていく過程が重視されています。少人数ならではの家族的な雰囲気の中で、ときには卒業生や保護者も関わりながら、学園全体で行事を育てています。

生徒が行事づくりに関わる「企画委員」

東星学園中学校では、学習旅行、ヨゼフ祭の劇、入学式、卒業式など、さまざまな行事で企画委員が中心となって活動します。

企画委員は、教員が決めた内容を実行するだけではありません。行事の目的やテーマについて話し合い、役割を分担し、当日の進行まで考えます。予定通りに進まない場合には、仲間と相談しながら対応方法を考えることも必要です。

少人数の学校では、一人の生徒が担う役割が比較的大きくなります。自分の働きが行事全体につながることを実感しやすく、責任を持って最後まで取り組む経験が、自信や主体性の育成につながっています。

学習成果を発表するヨゼフ祭

ヨゼフ祭は、東星学園を代表する文化的な行事です。例年4月末頃に行われ、舞台発表や教科の展示、学習旅行の報告などを通して、日頃の学習成果を発表します。

舞台では、劇、音楽、ダンスなどの発表が行われます。演者として舞台に立つ生徒だけでなく、脚本、演出、衣装、大道具、小道具、照明、音響など、多くの役割があります。生徒たちは準備期間を通して、仲間と意見を調整し、一つの発表を完成させていきます。

展示では、授業や校外学習で調べた内容、制作した作品、学習旅行で学んだことなどが紹介されます。来校者に分かりやすく伝えるため、情報の選び方や展示方法を工夫することも学びの一部です。

ヨゼフ祭は、受験生や保護者にとっても、在校生の様子や学校の家庭的な雰囲気を感じやすい機会です。校舎や展示を見るだけでなく、生徒同士の関わり方や、教員と生徒の距離にも注目すると、入学後の生活を具体的にイメージできるでしょう。

創立の原点を振り返る記念ミサ

5月には、学園の創立を記念するミサが行われます。創立者ヨゼフ・フロジャク神父の思いや、学園が大切にしてきた感謝と奉仕の精神を振り返る時間です。

ミサでは、静かに祈り、聖書の言葉や神父の話に耳を傾けます。日常の忙しさから少し離れ、自分が多くの人に支えられていることや、周囲の人のために何ができるかを考えます。

カトリック信者であるかどうかにかかわらず、生命の価値、平和、他者への思いやりについて考えることが目的です。宗教行事を知識として学ぶだけでなく、実際に参加することで、東星学園が大切にする価値観に触れます。

日常生活の中で心を整える聖書朝礼

東星学園中学校では、毎週月曜日に聖書朝礼が行われます。生徒による聖書朗読と校長の講話を通して、聖書の言葉を学校生活や社会の出来事と結びつけて考えます。

友人との関係、感謝すること、困っている人への接し方、自分の役割など、身近なテーマを振り返る時間にもなっています。一週間の始まりに静かな時間を持つことで、自分の心や行動を見つめ直します。

また、5月の聖母月や11月の死者の月など、カトリックの暦に合わせた集いも設けられています。祈りを通して生命の尊さや身近な人とのつながりを考えることは、東星学園の「愛と生命」を大切にする教育につながっています。

学年の結束を深めるスポーツ大会

6月頃には、クラスや学年で競技に取り組むスポーツ大会が行われます。競技の勝敗だけでなく、仲間と声をかけ合い、それぞれの得意分野を生かして協力することが大切にされています。

運動が得意な生徒だけが活躍するのではなく、応援、作戦、準備、進行など、さまざまな形で参加できます。少人数の学年だからこそ、一人ひとりの働きがチーム全体へ与える影響も大きく、仲間とのつながりを深める機会となります。

競技を通して、思い通りにならない場面や意見の違いを経験することもあります。勝ったときの喜びだけでなく、負けたときに相手をたたえ、次に向けて気持ちを切り替える姿勢も学びます。

心を一つにして歌う合唱祭

夏には、各学年が練習の成果を披露する合唱祭が行われます。全員が同じ曲に向き合い、声や呼吸を合わせる過程を通して、学年の一体感を育てる行事です。

合唱では、一人だけが目立って歌うのではなく、周囲の声を聞きながら全体の響きをつくることが求められます。自分のパートを責任を持って歌うことと、仲間の声に合わせることの両方が必要です。

指揮者、伴奏者、パートリーダーなどを生徒が務め、練習の進め方を考えます。音楽が得意な生徒だけでなく、練習への声かけや会場準備など、それぞれが役割を担います。

少人数で一人ひとりの声が伝わりやすいからこそ、自分も合唱を構成する大切な一員であることを実感しやすい行事です。

幼稚園から高校まで参加する体育祭

10月には、東星学園の幼稚園、小学校、中学校、高等学校が関わる体育祭が行われます。幅広い年代の園児・児童・生徒が競技や演技に参加する、総合学園ならではの行事です。

中学生は自分たちの競技に取り組むだけでなく、年下の子どもたちを支えたり、係の仕事を担当したりすることがあります。小学生にとっては身近な先輩として、高校生に対しては後輩として活動する中で、自分の立場に応じた行動を学びます。

学年や校種を越えて一つの行事をつくる経験は、東星学園全体が一つの共同体であることを実感する機会です。保護者にとっても、生徒の成長や学園全体の雰囲気を直接見られる行事となっています。

学園全体でつくる東星バザー

秋に行われる東星バザーは、生徒、保護者、教職員、卒業生などが関わる学園行事です。製作品や古書、食事などのコーナーが設けられ、世代を越えた交流の場となります。

生徒は、販売や案内、会場準備、片付けなどを通して、来場者を迎える立場を経験します。周囲の状況を見て行動することや、相手に分かりやすく説明することなど、日常の授業とは異なる社会的な学びがあります。

卒業生が母校を訪れる機会にもなっており、学校と卒業後もつながりが続いていることを感じられます。小規模校ならではの人間関係の近さや、学園全体の温かな雰囲気が表れやすい行事です。

生徒が行き先から考える中学3年生の学習旅行

中学3年生では、宿泊を伴う学習旅行が行われます。東星学園の学習旅行は、あらかじめ決められた観光地を巡るだけではありません。生徒が行き先や学習テーマ、現地での活動内容について話し合い、旅行そのものをつくっていきます。

目的地の風土、文化、歴史、宗教、産業などを調べ、何を学びたいのかを考えます。複数の意見をまとめる過程では、自分の希望を伝えるだけでなく、仲間の考えを聞き、限られた日程や予算の中で調整する力も必要です。

現地では、宗教施設や文化施設の見学、班別活動、地域の人との交流などを行います。2024年度には愛知県を訪れ、カトリック教会での祈りの集いや、熱田神宮をはじめとする文化・宗教施設の見学に取り組みました。

異なる宗教や文化に実際に触れることで、自分たちの価値観だけを基準にするのではなく、他者の考え方を理解し、尊重する姿勢を育てます。旅行後には、体験したことをまとめ、展示や発表につなげることもあります。

学習旅行の行き先や実施時期は年度によって異なるため、最新の内容は学校説明会や年間予定で確認する必要があります。

校外学習や写生大会で教室の外へ学びを広げる

年間を通して、校外学習や写生大会など、学校外で学ぶ機会も設けられています。実際の自然、文化施設、地域社会に触れることで、教室で学んだ内容を具体的な経験へと結びつけます。

写生大会では、対象をよく観察し、形や色、光の変化を自分なりに表現します。作品の上手さだけでなく、一つの対象とじっくり向き合い、自分が感じたことを形にする過程が大切にされています。

校外学習では、事前に訪問先について調べ、現地で気づいたことを記録し、帰校後に振り返ります。見学して終わるのではなく、事前学習、現地体験、事後学習を組み合わせることで、学びを深めます。

クリスマスを迎えるまでの時間も大切にする

12月には、イエス・キリストの誕生を祝うクリスマス会が行われます。東星学園では、当日だけでなく、クリスマスを迎えるまでの待降節も大切にしています。

待降節には、祈りや感謝、周囲の人のためにできることを考えながら生活します。校内の装飾、献金活動、聖書朝礼委員による準備などを通して、クリスマスの意味を学びます。

クリスマス会では、ミサ、聖書朗読、音楽やハンドベルの演奏、合唱などが行われます。華やかな催しを楽しむだけではなく、平和や困っている人々のために祈り、自分たちにできる支援について考える機会です。

献金が福祉や災害支援などに役立てられることもあり、祈りと具体的な行動を結びつけるカトリック校らしい行事となっています。

送別会と卒業式も生徒がつくり上げる

年度末には、卒業生を送り出す送別会や卒業式が行われます。在校生は、これまで学校生活を支えてくれた先輩への感謝を表し、卒業生は自分たちの歩みを振り返ります。

卒業式も、企画委員を中心に生徒が準備へ関わります。式の意味や卒業生に伝えたい思いを考え、限られた時間の中で役割を果たします。

少人数の学校では、学年を越えて互いの顔や名前を知っていることも多く、卒業は学校全体にとって大きな節目となります。先輩を送り出す経験は、在校生が次の学年で担う役割を意識するきっかけにもなります。

時期主な行事行事を通して育てる力
4月始業式、入学式、ヨゼフ祭新しい仲間との関係づくり、表現力、協働性
5月創立記念日、記念ミサ、写生大会感謝する心、学園の歴史への理解、観察力
6月頃スポーツ大会、中学3年生学習旅行協調性、責任感、企画力、異文化理解
7月合唱祭、夏期講習一体感、表現力、継続して努力する力
10月体育祭、東星バザー校種を越えた交流、奉仕する姿勢、社会性
11月校外学習、死者の月の集い体験から学ぶ力、生命への理解、他者への思いやり
12月クリスマス会感謝、祈り、平和や社会貢献について考える姿勢
2月送別会先輩への感謝、役割を受け継ぐ意識
3月卒業式、終業式自分の成長を振り返り、次の段階へ進む姿勢

少人数だから全員が行事の担い手になれる

東星学園中学校の行事の魅力は、規模の大きさや華やかさだけではありません。生徒数が少ないからこそ、一人ひとりが必要とされ、自分の役割を持って参加できることにあります。

人前に立つことが得意な生徒は司会や発表を担当し、ものづくりが好きな生徒は装飾や舞台道具を制作できます。機械に興味がある生徒は音響や映像を担当し、周囲を支えることが得意な生徒は準備や進行を支えます。

最初は自信がなくても、先生や仲間の支えを受けながら役割をやり遂げることで、「自分にもできた」という実感を得られます。その経験が、次の行事や学習へ挑戦する自信につながります。

東星学園中学校の学校生活は、カトリックの祈りや感謝を大切にする時間と、生徒が主体となって行事をつくる活動が組み合わされています。穏やかな環境の中で、仲間と協力しながら自分の役割を見つけたい子にとって、多くの成長機会が用意されている学校といえるでしょう。

クラブ活動|少人数でも一人ひとりが活躍できる部活動

東星学園中学校では、運動部と文化部の両方が活動しており、生徒は自分の興味や得意分野に合わせて参加できます。学校公式サイトに掲載されている部活動は、運動部5団体、文化部6団体の計11団体です。

大規模校と比べるとクラブの種類は限られますが、少人数だからこそ、一人ひとりが練習、試合、発表、作品制作などに関わりやすいことが特徴です。経験者だけでなく、中学校入学後に新しい競技や文化活動へ挑戦する生徒にも、活躍の機会があります。

運動部は5団体

運動部には、剣道部、サッカー部、ソフトテニス部、卓球部、バスケットボール部があります。武道、屋外競技、屋内競技、個人競技、団体競技がそろっているため、自分の性格や運動経験に合った活動を選べます。

  • 剣道部
  • サッカー部
  • ソフトテニス部
  • 卓球部
  • バスケットボール部

運動部では、技術や体力の向上だけでなく、挨拶、礼儀、仲間への声かけ、用具や施設を大切に扱う姿勢も学びます。勝敗だけを目標とするのではなく、自分の課題と向き合い、継続して努力する経験を重ねられます。

礼儀と集中力を育てる剣道部

剣道部では、構えや足さばき、打突などの技術に加え、稽古の始めと終わりの礼を大切にします。相手を尊重する姿勢や、落ち着いて自分自身と向き合う集中力を養える部活動です。

中学校から剣道を始める生徒も、基本動作から段階的に取り組めます。体を鍛えるだけでなく、礼儀や精神面も成長させたい子に向いています。

仲間と連携するサッカー部とバスケットボール部

サッカー部とバスケットボール部は、仲間との連携が重要な団体競技です。自分の技術を高めるだけでなく、周囲の動きを見て判断し、声をかけ合いながらプレーします。

少人数のチームでは、一人ひとりの役割が明確になりやすく、自分がチームを構成する大切な一員であることを実感できます。仲間と協力して目標に向かう経験を通して、協調性や責任感も育てられます。

個人の技術を磨けるソフトテニス部と卓球部

ソフトテニス部では、ストローク、サーブ、ボレーなどの基本を学びながら、ダブルスでペアと協力する力を身につけます。試合では、相手の位置やボールの動きを見て判断する力も必要です。

卓球部では、ラケットの握り方やフォーム、サーブ、レシーブなどを練習します。ボールの速さや回転に対応するため、反応力だけでなく、相手の特徴を見て戦術を考える力も養われます。

どちらも自分のペースで技術を磨きながら、仲間との練習や試合を楽しめる競技です。

文化部は6団体

文化部には、演劇部、科学部、茶道部、室内楽部、東星少年少女合唱団、美術部があります。舞台表現、科学、伝統文化、音楽、造形など、幅広い分野に挑戦できます。

  • 演劇部
  • 科学部
  • 茶道部
  • 室内楽部
  • 東星少年少女合唱団
  • 美術部

文化部では、作品や発表を完成させるまでの過程が大切にされています。一人で集中して制作する活動だけでなく、仲間と意見を出し合い、一つの舞台や演奏をつくり上げる経験もできます。

舞台を全員でつくる演劇部

演劇部では、台本を読み込み、登場人物の気持ちや物語の背景を考えながら作品をつくります。役者として演じるほか、演出、衣装、大道具、小道具、照明、音響など、舞台には多くの役割があります。

人前で演じることが好きな子だけでなく、ものづくりや舞台の裏方に興味がある子も参加できます。一つの作品を完成させる経験を通して、表現力、想像力、協働性を育てられます。

身近な疑問を深く追究する科学部

科学部では、自然現象や科学技術についての疑問を出発点に、実験、観察、調査などへ取り組みます。

結果を予想し、条件を変えて確かめ、分かったことを整理する過程を通して、科学的に考える力を伸ばします。理科が好きな子や、身の回りの仕組みを詳しく調べたい子に向いています。

日本の伝統文化に触れる茶道部

茶道部では、校内の茶室を利用し、お茶の点て方、いただき方、道具の扱い、客を迎える作法などを学びます。

一つひとつの動作を丁寧に行い、相手が心地良く過ごせるように考える茶道の精神は、東星学園が大切にする他者への思いやりにもつながります。静かな環境で集中して活動したい子にも適しています。

仲間と音を合わせる室内楽部

室内楽部では、それぞれの楽器の音を聴きながら、仲間と一つの音楽をつくります。個人の演奏技術だけでなく、テンポ、音量、表現を周囲と合わせる力が必要です。

自分の音だけを目立たせるのではなく、作品全体の中で自分が担う役割を考えることで、音楽的な力と協調性の両方を伸ばせます。

長い歴史を持つ東星少年少女合唱団

東星少年少女合唱団は、1976年に35名で発足した歴史ある合唱団です。キリスト教の愛の精神を中心に据え、合唱を通して豊かな心を育てることを目標としています。

これまで、聖堂での演奏会、教会音楽祭、国民文化祭、チャリティーコンサートなど、さまざまな舞台を経験してきました。合唱教材のレコーディングにも取り組み、日本少年少女合唱連盟に加盟して活動しています。

合唱では、自分の声を出すことと同時に、周囲の声をよく聴くことが大切です。一人では生み出せない響きを仲間とつくる経験を通して、表現力、協調性、豊かな感性を育てられます。

自分の感性を表現する美術部

美術部では、絵画や造形などの作品制作を通して、自分が感じたことや考えたことを形にします。色、形、素材、構図などを工夫しながら、自分らしい表現を探します。

一人で作品へ集中したい子にも、仲間の作品から刺激を受けながら制作したい子にも向いています。完成した作品を展示する際には、見る人に何を伝えたいのかを考える機会にもなります。

区分部活動伸ばしやすい力
運動部剣道部礼儀、集中力、忍耐力
サッカー部連携力、判断力、体力
ソフトテニス部技術、集中力、ペアとの協力
卓球部反応力、戦術を考える力、粘り強さ
バスケットボール部協調性、状況判断力、コミュニケーション能力
文化部演劇部表現力、想像力、舞台をつくる協働性
科学部探究心、観察力、科学的思考力
茶道部礼儀、集中力、相手をもてなす心
室内楽部演奏技術、協調性、周囲の音を聴く力
東星少年少女合唱団表現力、協調性、豊かな感性
美術部創造力、観察力、自分らしく表現する力

少人数だから役割を持ちやすい

東星学園中学校の部活動では、少人数の仲間と活動するため、一人ひとりが練習、試合、発表、準備などに関わりやすいと考えられます。

一人が担う役割が大きくなる場面もありますが、先生や先輩に支えられながら役割をやり遂げることで、自信や達成感につながります。最初は人前に出ることが苦手でも、活動を続ける中で発表や後輩への声かけに挑戦できるようになるでしょう。

学年を越えたつながりを築ける

部活動では、同じ学年の友人だけでなく、先輩や後輩とも関わります。中学生は上級生から技術や学校生活の過ごし方を学び、自分が上級生になったときには、後輩を支える立場へと成長します。

道具を準備する、練習場所を整える、困っている仲間へ声をかけるといった行動も、クラブ活動を支える大切な役割です。活動を通して、責任感や他者への配慮も身につけられます。

学校行事で活動成果を発表

文化部にとって、ヨゼフ祭、東星バザー、クリスマス会などは、日頃の活動成果を披露する機会です。演奏、舞台発表、作品展示などを通して、保護者や来校者へ活動の魅力を伝えます。

発表当日だけでなく、企画、練習、会場準備、案内、片付けまで含めて一つの活動です。限られた時間の中で部員同士が協力し、それぞれの役割を果たす経験を積めます。

入部前には活動状況を確認したい

少人数校では、年度によって部員数や活動日、試合・発表の機会が変わる場合があります。希望する部活動がある場合は、学校説明会やクラブ見学で現在の状況を確認することが大切です。

  • 通常の活動曜日と終了時刻
  • 土曜日・日曜日の活動頻度
  • 長期休暇中の練習や合宿の有無
  • 用具、ユニフォーム、楽器などに必要な費用
  • 初心者への指導方法
  • 中学生と高校生が一緒に活動するか
  • 補習や講習と重なった場合の対応

東星学園中学校のクラブ活動は、部員数の多さや大会実績だけを魅力とするものではありません。少人数の仲間と活動へ深く関わり、自分の役割を持ちながら成長できることが大きな特徴です。

好きなことへじっくり取り組みたい子、中学校から新しい活動に挑戦したい子、先輩や後輩と温かな関係を築きたい子にとって、学校生活を充実させる大切な場となるでしょう。

進学実績と卒業後の進路|上智大学との高大連携と少人数ならではの進路支援

東星学園中学校の生徒は、中学校卒業後、原則として東星学園高等学校へ進み、中高6年間を通して将来の進路を考えていきます。高校卒業後は4年制大学への進学が中心ですが、短期大学、専門学校、芸術・医療・福祉分野など、生徒の興味や適性に応じた多様な進路が選ばれています。

進路指導で重視されているのは、偏差値や大学名だけで進学先を決めるのではなく、生徒が自分の「好き」や「得意」を見つけ、それを将来の学びや仕事へつなげることです。少人数の環境を生かし、教員が一人ひとりの希望や学習状況を把握しながら、推薦型選抜、総合型選抜、一般選抜のそれぞれに対応しています。

卒業生の多くが4年制大学へ進学

最新の学校案内では、高校卒業後の進学先のうち、約86%が4年制大学となっています。卒業生の人数が30人から40人程度の少人数校でありながら、国公立大学、難関私立大学、女子大学、医療・福祉系大学、芸術系大学など、幅広い分野への進学実績があります。

東星学園では、全員を同じ進路へ導くのではなく、生徒が学びたい内容を基準に進学先を考えます。そのため、大学進学だけでなく、専門的な技術や資格を学べる短期大学や専門学校を選ぶ生徒もいます。

最新の2025年度卒業生は32名

最新公表の2025年度卒業生は32名です。大学合格実績には、上智大学、武蔵大学、日本女子大学、明治薬科大学、立正大学、聖心女子大学、白百合女子大学、桜美林大学などが含まれています。

上智大学には、神学部神学科と総合人間科学部看護学科へ、それぞれ1名が合格しました。ほかにも、薬学、看護、リハビリテーション、社会福祉、心理、教育、環境、アニメーション、観光、スポーツなど、多様な学問分野への合格が見られます。

主な分野2025年度卒業生の主な合格大学・学部
カトリック・人文系上智大学神学部、武蔵大学人文学部、日本女子大学文学部、聖心女子大学、白百合女子大学文学部
医療・看護・薬学系上智大学総合人間科学部看護学科、明治薬科大学、東京医療学院大学、大東文化大学看護学科、日本医療科学大学看護学科
福祉・心理・教育系日本社会事業大学、東京家政大学、十文字学園女子大学、文京学院大学
理工・環境系東京工科大学、帝京科学大学、明星大学、麻布大学
芸術・表現系東京工芸大学芸術学部、実践女子大学環境デザイン学部、桜美林大学リベラルアーツ学群

合格者数は延べ人数であり、1人の生徒が複数の大学や学部に合格している場合があります。また、既卒生の合格が含まれる大学については、学校の公表資料で区別されています。

国公立大学や難関私立大学への合格実績

2024年度卒業生40名からは、東京外国語大学への現役合格者が出ています。私立大学では、上智大学、中央大学、法政大学、津田塾大学、東京女子大学、東洋大学、獨協大学、武蔵野美術大学、東京都市大学などへの合格実績がありました。

また、2023年度卒業生35名の大学入試では、早稲田大学に4名、上智大学に6名、明治大学と立教大学に各1名が合格しています。

卒業年度卒業生数主な合格実績
2025年度32名上智大学2名、武蔵大学、日本女子大学、明治薬科大学、立正大学など
2024年度40名東京外国語大学、上智大学2名、中央大学、法政大学、津田塾大学など
2023年度35名早稲田大学4名、上智大学6名、明治大学、立教大学など

少人数校では、数人の進路によって年度ごとの合格者数や割合が大きく変化します。そのため、単年度の数字だけで判断するのではなく、複数年度の実績や、本人が希望する分野への指導体制も合わせて見ることが大切です。

上智大学との高大連携協定

東星学園高等学校は、同じカトリックの教育理念を持つ上智大学と高大連携協定を結んでいます。2023年10月から始まった協定は、2026年10月以降も継続されることが正式に決定しました。

高大連携では、大学の教職員や学生との交流を通して、大学で扱う学問やキャンパスでの学びに触れる機会が設けられます。2026年の協定継続時には、上智大学の副学長と、同大学への進学を希望する東星学園の生徒による座談会も行われました。

中学校から入学した生徒にとっては、高校進学後に大学の先生や学問へ触れ、早い段階から進路を考えるきっかけになります。カトリック教育、外国語、国際関係、人文科学、福祉、看護などに関心がある生徒にとって、学びを深める機会となるでしょう。

上智大学への内部進学制度ではない

東星学園は上智大学の附属校ではないため、東星学園高等学校へ進学すれば、自動的に上智大学へ入学できるわけではありません。

一方、東星学園の生徒は、所定の条件を満たすことで、上智大学のカトリック高等学校対象特別入学試験へ出願できます。2024年度入試では、この制度へ出願した6名全員が合格しました。

この入試では、校内成績や学校生活への取り組み、志望理由、大学で学びたい内容などが重要になります。推薦制度を利用する場合も、中学校から授業、提出物、行事、部活動などへ継続して取り組む姿勢が必要です。

日本社会事業大学とも高大連携協定を締結

2025年12月には、清瀬市にキャンパスを持つ日本社会事業大学とも高大連携協定を締結しました。

日本社会事業大学は、社会福祉やソーシャルワークを専門とする大学です。東星学園の創立者が医療、福祉、教育を通して人々を支えた歴史と、同大学の福祉教育には共通する部分があります。

福祉、心理、教育、医療、地域支援などに関心がある生徒にとって、大学の専門的な学びへ触れ、自分の将来を考える機会が広がっています。

推薦型選抜を活用できる進路環境

東星学園高等学校には、さまざまな大学から指定校推薦枠が寄せられています。カトリック系大学への推薦制度もあり、上智大学のカトリック高等学校対象特別入学試験に加え、南山大学のカトリック系高等学校推薦入学審査なども利用できます。

指定校推薦や学校推薦型選抜では、大学ごとに定められた評定平均、履修科目、出席状況などの条件を満たしたうえで、校内選考を通過する必要があります。

推薦枠があることだけで合格が約束されるわけではありません。中学校・高等学校の授業を大切にし、定期考査、提出物、学校行事、部活動へ継続して取り組むことが、将来の選択肢を広げます。

総合型選抜と一般選抜の両方に対応

東星学園では、推薦型選抜だけでなく、総合型選抜や一般選抜を利用して大学進学を目指す生徒も支援しています。

総合型選抜では、志望理由書、小論文、面接、活動報告などが必要です。少人数の学校では、生徒の経験や将来の希望を教員が把握しやすいため、一人ひとりの活動を振り返りながら、志望理由を具体化できます。

一般選抜を目指す生徒には、教科学習、講習、問題演習などを通して、志望大学に必要な学力を身につける指導が行われます。学校案内でも、総合型選抜だけでなく、上位大学を目指す生徒への一般入試対策を支援する方針が示されています。

入試方式主な支援内容
指定校推薦・学校推薦型選抜校内成績の管理、出願条件の確認、志望理由書、面接指導
総合型選抜活動の振り返り、志望理由書、小論文、プレゼンテーション、面接
一般選抜教科学習、講習、問題演習、志望校に応じた学習相談
カトリック系大学の特別入試出願条件の確認、カトリック教育で学んだ経験の整理、面接・書類対策

少人数だから進路について相談しやすい

東星学園の進路指導では、生徒と教員が面談を重ねながら、興味のある分野や将来の希望を整理します。本人の希望だけでなく、現在の学力、得意教科、学校生活での経験を踏まえて進路を考えます。

大学の研究室見学、オープンキャンパス、サイエンスキャンプ、ボランティアなど、校外へ出て学ぶことも進路選択に役立ちます。実際に大学や社会へ触れることで、大学名だけでは分からない学問の内容や、自分との相性を確かめられます。

卒業生による進路講話も行われており、大学での学びや仕事、進路選択の経験を先輩から聞く機会があります。身近な先輩の話は、生徒が自分の将来を具体的に考えるきっかけになります。

進学実績は高校全体の数字として確認したい

公表されている大学合格実績や進学割合は、東星学園高等学校の卒業生全体を対象とした数字です。中学校から進学した生徒だけを分けた実績ではありません。

また、卒業生数が比較的少ないため、難関大学への合格者が多い年度もあれば、資格取得や専門分野を重視する進路が多い年度もあります。

学校を比較する際には、合格者数だけでなく、次の点も確認するとよいでしょう。

  • 本人が希望する大学や学問分野への指導実績があるか
  • 推薦型選抜と一般選抜のどちらにも対応できるか
  • 志望理由書、小論文、面接の指導を受けられるか
  • 校内成績が伸び悩んだ場合に学習支援があるか
  • 上智大学との高大連携をどのような生徒が活用しているか

東星学園中学校・高等学校の進路指導は、特定の大学への進学だけを目標とするものではありません。少人数教育を生かして一人ひとりの興味や適性を見つけ、多様な入試方式から本人に合った進路を選ぶことを大切にしています。

上智大学や日本社会事業大学との高大連携、カトリック系大学の特別入試、指定校推薦、総合型選抜、一般選抜など、進路の選択肢は幅広く用意されています。先生に相談しながら自分の将来をじっくり考え、得意分野を進学へつなげたい生徒に適した環境といえるでしょう。

学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間の費用目安

東星学園中学校への進学を検討する際は、入学金や授業料だけでなく、設備費、学習費、語学研修費、旅行積立金、制服・指定品、iPad関連費用なども含めて資金計画を立てることが大切です。

学校が公表している2026年度実績では、中学1年次の学校納入金は100万4,500円です。中学2年次は72万4,500円、中学3年次は65万9,500円で、中学校3年間の合計は238万8,500円となります。

初年度は入学金22万円が必要となるほか、語学研修費や旅行積立金なども含まれるため、2年次以降より納入額が大きくなっています。

2026年度実績の中学校納入金

費目中学1年中学2年中学3年
入学金22万円
授業料42万円42万円42万円
設備費12万円12万円12万円
施設冷暖房費1万5,000円1万5,000円1万5,000円
検診検査費1,700円1,700円1,700円
学習費13万円8万6,000円8万4,000円
諸費7,800円7,800円1万2,800円
父母会費6,000円6,000円6,000円
語学研修費4万8,000円3万2,000円
旅行積立金3万6,000円3万6,000円
年間合計100万4,500円72万4,500円65万9,500円

授業料は3年間とも年間42万円、設備費は年間12万円です。月額に換算すると、授業料は3万5,000円、設備費は1万円となります。

学習費には、教材や教育活動に関わる費用が含まれています。語学研修費と旅行積立金は、中学校で行われる英語研修や学習旅行などに備える費用です。実施内容や行き先の変更などにより、年度ごとの金額が変わる場合があります。

中学校3年間の学校納入金は約238万9,000円

学年年間納入金
中学1年100万4,500円
中学2年72万4,500円
中学3年65万9,500円
中学校3年間合計238万8,500円

中学校3年間の学校納入金を単純に合計すると、約238万9,000円です。初年度に入学金が必要となるため、入学前には100万円を超える学校納入金を見込んで準備しておく必要があります。

ただし、この合計には、制服や体操着などの指定品、通学用品、iPad本体や関連費用、部活動費、昼食代、通学定期代などが含まれていない場合があります。

学校納入金以外に考えておきたい費用

実際の教育費を考える際には、学校へ納める学費だけでなく、入学準備や日常の学校生活に必要となる費用も確認しておきましょう。

  • 制服・指定品|冬服、夏服、体操着、上履き、通学鞄など
  • ICT関連費用|iPad本体、周辺機器、保証、アプリや通信に関わる費用
  • 教材費|辞書、副教材、検定教材など、学習費に含まれないもの
  • 部活動費|用具、ユニフォーム、楽器、大会、遠征など
  • 昼食代|注文弁当、パン、飲み物などを購入する場合
  • 通学費|電車やバスの通学定期券
  • 検定料|英検、GTEC、漢検などを受験する場合

部活動によっては、専用の用具やユニフォーム、演奏会・大会への参加費などが必要です。希望する部活動が決まっている場合は、学校説明会や個別相談で年間の費用目安を確認しておくと安心です。

中高6年間を見通した費用計画

東星学園中学校は中高一貫校であり、多くの生徒は東星学園高等学校へ進学します。そのため、中学校3年間だけでなく、高校の3年間を加えた6年間を見通して教育費を考えることが大切です。

2026年度実績として公表されている高校の学校納入金は、高校1年次が98万9,700円、高校2年次が68万5,700円、高校3年次が61万9,700円です。

学年2026年度実績の年間納入金
高校1年98万9,700円
高校2年68万5,700円
高校3年61万9,700円
高校3年間合計229万5,100円

2026年度実績の中学・高校の納入金を単純に合計すると、6年間では468万3,600円となります。

期間学校納入金の合計
中学校3年間238万8,500円
高等学校3年間229万5,100円
中高6年間合計468万3,600円

この金額は、2026年度実績を用いた単純計算です。現在の中学1年生が高校へ進学する時点では、授業料や諸費、研修内容、支援制度が変更されている可能性があります。また、高校進学時の入学金や内部進学生に対する扱いについては、進学年度の案内を確認する必要があります。

上智大学へ進学した場合は大学4年間の費用も必要

東星学園高等学校は上智大学と高大連携協定を結んでいますが、上智大学の附属校ではなく、内部進学が自動的に保証される学校ではありません。

上智大学をはじめとする4年制大学へ進学した場合には、中高6年間に加えて大学4年間の費用が必要となり、教育期間は合計10年間となります。

大学の学費は、国公立・私立の違いや、文系・理工系・看護系などの学部によって大きく異なります。高校段階で大学進学費用も見据え、学費、受験料、入学手続金、自宅外通学の可能性などを段階的に考えておくとよいでしょう。

東京都の私立中学校授業料助成

東京都内に住む生徒の保護者は、所定の条件を満たすことで、東京都の私立中学校等授業料軽減助成金を利用できます。

2026年度の助成上限は、生徒1人につき年額12万円です。所得制限はありませんが、保護者による申請が必要であり、実際に負担した授業料額が助成の上限となります。

制度2026年度の内容
私立中学校等授業料軽減助成金年額最大12万円
所得制限なし
主な条件生徒と保護者が東京都内に住所を有するなど、所定の要件を満たすこと
手続き毎年度、保護者による申請が必要

同じ制度と金額が3年間継続し、毎年度申請が認められた場合は、中学校3年間で最大36万円の負担軽減となります。ただし、助成額や対象条件、申請期間は年度ごとに確認する必要があります。

高校進学後は国と東京都の授業料支援も確認

高校段階では、国の高等学校等就学支援金や東京都の私立高等学校等授業料軽減助成金など、授業料負担を軽減する制度があります。

これらの支援は原則として授業料が対象であり、入学金、設備費、学習費、旅行積立金、制服代などの全てが無償になるわけではありません。高校進学時には、学校から配布される案内を確認し、対象となる制度へ申請することが必要です。

入試成績による特待生制度

東星学園中学校には、入学試験で特に優秀な成績を収めた受験生を対象とする特待生制度があります。入学試験の最優秀者には、入学金が免除されます。

特待生の認定方法や対象となる入試回は、募集年度によって変更される場合があります。特待生制度の利用を検討する場合は、最新の募集要項や入試説明会で条件を確認しましょう。

入学後に利用できる授業料等減免制度

入学後に家計状況が変化し、学費の納入が難しくなった場合には、授業料などの減額・免除を受けられる制度も設けられています。

利用には審査がありますが、認定された減免額について返還する必要はありません。経済的な事情が生じた際にすぐ退学を考えるのではなく、まず学校へ相談できる制度が用意されていることは、6年間の学校生活を支える安心材料の一つです。

主な支援制度内容
入試特待生制度入学試験の最優秀者の入学金を免除
授業料等減免制度入学後に経済的困難が生じた場合、審査により授業料などを減額・免除
東京都の中学校授業料助成所定の条件を満たす場合、年額最大12万円
高校段階の授業料支援国と東京都の制度により、授業料負担が軽減される場合がある

少人数教育と比較して費用を考えたい

東星学園中学校では、少人数の教室で先生が一人ひとりの理解度や学校生活を把握し、授業後の質問や個別指導にも対応しています。

学費を比較する際には、年間納入額だけでなく、クラス規模、教員との距離、補習や進路指導、語学研修、ICT環境、相談体制など、学校から受けられる教育内容も合わせて考えることが大切です。

一方で、少人数教育に魅力を感じても、6年間の費用が家庭にとって無理のある金額では、継続的に通うことが難しくなります。入学前には、通常の学費に加えて、指定品、端末、部活動、通学、大学受験などに必要となる費用も含め、余裕のある資金計画を立てておきましょう。

東星学園中学校の2026年度実績では、初年度の学校納入金は約100万5,000円、中学校3年間では約238万9,000円です。現在公表されている高校の費用を加えると、中高6年間では約468万4,000円が一つの目安となります。

東京都の授業料助成、入試特待生制度、入学後の授業料等減免制度なども用意されています。中高6年間、さらに大学進学までを見通しながら、利用できる支援制度を確認することが、安心して学校を選ぶための重要なポイントです。

入試情報と合格の目安|1科・2科・得意2科から選べる5回入試

東星学園中学校の一般入試は、2月1日から2月4日までの間に5つの入試区分が設定されています。一般的な国語・算数の2教科入試に加え、国語1教科入試、5教科から得意な2教科を選ぶ入試が用意されていることが大きな特徴です。

全ての入試区分で面接が行われ、筆記試験の得点だけでなく、東星学園で6年間学ぶ意思や受験生本人の人柄も確認されます。

なお、東星学園中学校では国語・算数・社会・理科を全て受験する4教科入試は実施していません。「得意2教科入試」は、国語・算数・理科・社会・英語の5教科から、自分の得意な2教科を選択する方式です。

2027年度入試は5つの区分を予定

2027年度入試の事前公表情報では、前年度と同様に、第1回一般入試、国語1教科入試、得意2教科入試、第2回一般入試、第3回一般入試の5区分が案内されています。

入試区分試験日募集人数試験科目
第1回一般入試2027年2月1日午前男女20名国語・算数、面接
国語1教科入試2027年2月1日午後男女5名国語、面接
得意2教科入試2027年2月2日午前男女10名国語・算数・理科・社会・英語から2教科を選択、面接
第2回一般入試2027年2月2日午後男女5名国語・算数、面接
第3回一般入試2027年2月4日午前男女5名国語・算数、面接

5区分の募集人数を合計すると45名です。最も募集人数が多いのは、2月1日午前に行われる第1回一般入試の20名となっています。

2026年8月時点では、学校公式サイトに掲載されている正式な募集要項は2026年度版です。2027年度の試験時間、提出書類、結果発表、入学手続期間などは、今後公開される学校公式の募集要項で必ず確認してください。

第1回一般入試|国語・算数の基本となる入試

第1回一般入試は、2月1日午前に行われる国語・算数の2教科入試です。募集人数は男女20名で、5つの入試区分の中では最も多く設定されています。

最新の正式な募集要項では、国語と算数はいずれも45分・100点満点です。2教科の筆記試験後に、受験生本人を対象とした面接が行われます。

東星学園を第一志望として考えている受験生や、国語と算数をバランス良く学習してきた受験生にとって、中心となる入試です。

第1回の合格を目指す場合は、一部の難問を解くことよりも、基本問題や標準問題を正確に処理し、取りこぼしを減らすことが重要です。

国語1教科入試|国語が得意な受験生に向いた方式

国語1教科入試は、2月1日午後に行われます。募集人数は男女5名で、筆記試験は国語のみです。

最新の正式な募集要項では、国語は45分・100点満点で、その後に受験生本人の面接が行われます。

算数に不安がある一方で、読解、漢字、語彙、記述などの国語力に自信がある受験生にとって、得意分野を生かしやすい方式です。

ただし、1教科だけで合否が決まるため、国語で思うように得点できなかった場合に、ほかの教科で補うことはできません。普段の模試や過去問で安定して得点できているかを確認したうえで選択する必要があります。

得意2教科入試|英語を含む5教科から選択

得意2教科入試は、2月2日午前に行われ、募集人数は男女10名です。国語、算数、理科、社会、英語の5教科から、受験生が得意とする2教科を選択します。

選択できる組み合わせは、次の10通りです。

  • 国語・算数
  • 国語・英語
  • 国語・社会
  • 国語・理科
  • 英語・算数
  • 英語・社会
  • 英語・理科
  • 社会・算数
  • 社会・理科
  • 理科・算数

各教科は45分・100点満点で、2教科の合計200点により評価されます。筆記試験後には面接も行われます。

国語や算数だけでなく、理科、社会、英語を受験科目として選べるため、一般的な中学受験とは異なる学習経験を持つ受験生にも可能性があります。

例えば、英語学習を継続してきた受験生は「英語・国語」や「英語・算数」、理科や社会が得意な受験生は「理科・社会」を選ぶことができます。

科目を選ぶ際は、単に好きな教科を選ぶのではなく、過去問や模試でどの教科が安定して高得点を取れているかを確認することが重要です。

第2回・第3回一般入試|国語・算数で再挑戦できる

第2回一般入試は2月2日午後、第3回一般入試は2月4日午前に行われます。どちらも国語・算数の2教科と面接による選考です。

第1回一般入試で合格に届かなかった受験生も、同じ国語・算数の形式で再挑戦できます。また、他校の入試結果や日程を見ながら、後半に出願することも可能です。

ただし、第2回と第3回は、それぞれ募集人数が男女5名と少なく設定されています。後半の入試だから必ず合格しやすいとは限らず、募集人数や受験者層によって競争状況が変化します。

東星学園への入学希望が強い場合は、第1回から受験し、必要に応じて複数回出願することを検討するとよいでしょう。

全ての入試区分で面接を実施

東星学園中学校では、全ての入試区分で面接が行われます。最新の正式な募集要項では、面接の対象は受験生本人のみです。

面接では、受験生を厳しく問い詰めるのではなく、東星学園で学びたい理由や、小学校生活で取り組んできたこと、入学後に挑戦したいことなどを、自分の言葉で伝えることが大切です。

準備する際には、模範解答を暗記するよりも、次の内容について親子で話し合っておきましょう。

  • 東星学園を志望した理由
  • 学校説明会や行事で印象に残ったこと
  • 中学校で学びたいこと
  • 入りたいクラブや参加したい行事
  • 小学校生活で努力したこと
  • 自分の得意なことと改善したいこと
  • 友人と意見が違ったときにどう行動するか

東星学園は、少人数の環境で生徒同士や先生との関係を大切にする学校です。面接でも、学校の教育方針を理解し、周囲の人を尊重しながら6年間学ぶ意思があることを、自然に伝えられるようにしておきましょう。

複数回受験では面接が1回となる場合がある

最新の正式な募集要項では、複数の入試区分へ同時出願した場合、面接は最初に筆記試験を受けた回の1回のみとされています。

また、同時出願の場合は、受験料1回分で複数回を受験できる制度が設けられていました。受験料は1回の出願につき2万円です。

ただし、複数回出願の受験料や面接の扱いは募集年度によって変更される可能性があります。2027年度に複数回受験する場合は、正式な募集要項の「同時出願」に関する条件を確認してください。

出願はインターネットで受け付け

東星学園中学校の出願は、インターネットで行います。2027年度の事前公表情報では、出願開始は2027年1月10日午前9時と案内されています。

入試区分出願締切予定
第1回一般入試2027年1月31日23時59分
国語1教科入試2027年2月1日15時20分
得意2教科入試2027年2月1日23時59分
第2回一般入試2027年2月2日14時20分
第3回一般入試2027年2月3日23時59分

国語1教科入試や第2回一般入試は、試験当日の午後まで出願を受け付ける予定です。ほかの学校の合否を確認してから追加出願できる可能性があります。

ただし、受験票の印刷や必要書類の準備もあるため、受験を決めている場合は締切直前まで待たず、余裕を持って手続きを進めましょう。

通知表のコピーも提出

最新の正式な募集要項では、試験当日に受験票とともに、小学校6年生の通知表のコピーを提出することになっています。

通知表は、小学校名、本人氏名、成績、出欠の記録などが分かるよう、表紙を含む全ページのコピーを用意します。2学期制の小学校では、6年生前期の通知表を提出します。

複数回受験する場合は、最初の試験で1通を提出し、以降は提出不要とされていました。2027年度の提出対象となる学期や提出方法については、正式な要項で確認してください。

通知表が提出書類に含まれるため、日頃から授業、提出物、出席状況を大切にすることも必要です。ただし、通知表が合否判定でどの程度重視されるかについては、公表情報だけで判断できません。

近年の合格最低点は200点満点で80点台

学校の最新パンフレットによると、第1回一般入試の合格最低点は、2026年度が82点、2025年度が83点でした。いずれも国語・算数の合計200点満点です。

入試年度第1回一般入試の合格最高点第1回一般入試の合格最低点
2026年度135点82点
2025年度154点83点

過去の合格最低点だけを見ると、得点率は約4割ですが、最低点は年度の問題難度や受験者数によって変動します。また、合格者の多くが最低点付近で合格しているとは限りません。

入試本番では、過去の最低点を目標にするのではなく、国語・算数ともに基本問題を確実に取り、合計6割程度を安定して得点できる状態を一つの目標にするとよいでしょう。

偏差値は模試ごとに差がある

東星学園中学校の偏差値は、模試会社、男女、入試区分によって異なります。また、募集人数や受験者数が比較的少ないため、入試回によっては十分な偏差値データが掲載されないこともあります。

偏差値だけで合否を判断するよりも、過去問との相性、国語・算数の基礎力、得意2教科入試で生かせる教科、面接での受け答えなどを総合的に確認することが大切です。

模試の偏差値が目安に届いていない場合でも、過去問で合格最低点を継続して上回っていれば、合格の可能性はあります。反対に、偏差値が目安を上回っていても、問題形式に慣れておらず、基本問題で失点が多い場合は注意が必要です。

国語は文章を正確に読む力を固める

国語では、文章の内容を正確に読み取り、設問が求めていることに沿って答える力が必要です。感覚だけで選択肢を選ぶのではなく、本文中の根拠を確認する習慣をつけましょう。

漢字や語句などの知識問題は、短期間でも得点を安定させやすい分野です。毎日少しずつ学習し、同じ間違いを繰り返さないことが重要です。

国語1教科入試を受ける場合は、国語だけで合否が決まるため、過去問を時間内に解き、読解、知識、記述のどこで失点しているかを細かく確認する必要があります。

算数は基本問題の取りこぼしを防ぐ

算数では、計算、割合、比、速さ、図形、数の性質など、中学受験算数の基本的な単元を幅広く復習しましょう。

難しい問題に時間を使い過ぎるよりも、解ける問題を見極め、途中式を書きながら正確に処理することが大切です。計算ミス、単位の付け忘れ、設問の読み違いを減らすだけでも、得点は安定します。

過去問演習では、45分という時間を意識し、最初から全ての問題を順番に解くのではなく、取り組みやすい問題から得点する練習も行いましょう。

得意2教科入試は科目選択が重要

得意2教科入試では、受験する2教科の選び方が合否へ大きく影響します。本人の好き嫌いだけで決めるのではなく、過去問や模試の結果を比較し、安定して得点できる組み合わせを選びましょう。

選択を考える際には、次の点を確認するとよいでしょう。

  • 直近の模試で最も得点率が高い教科は何か
  • 得点の上下が小さく、安定している教科は何か
  • 45分間で最後まで解きやすい教科は何か
  • 過去問の出題形式と相性が良い教科は何か
  • 残りの受験期間で更に伸ばしやすい教科は何か

英語を選択する場合は、英検の級だけで判断せず、東星学園の過去問を使って、語彙、文法、読解などの出題内容に対応できるかを確認することが重要です。

複数回出願を前提に受験計画を立てられる

東星学園中学校は、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月4日午前と複数の受験機会があります。そのため、他校との併願日程を調整しながら受験計画を立てやすい学校です。

東星学園への進学希望が強い場合は、募集人数の多い第1回一般入試を中心に据え、その後の入試も組み合わせる方法があります。

国語が特に得意であれば、2月1日午前の第1回一般入試と、午後の国語1教科入試を続けて受験することも可能です。ただし、午前・午後の連続受験は心身の負担が大きいため、昼食、休憩、移動、集中力の維持について事前に考えておきましょう。

学校説明会や過去問で相性を確認したい

東星学園中学校の入試では、学力だけでなく面接も行われます。受験前に学校説明会、授業体験、ヨゼフ祭などへ参加し、教育方針や学校生活を本人が理解しておくことが重要です。

実際に学校を訪れることで、少人数教育の雰囲気、先生と生徒の距離、カトリック行事、通学経路などを確認できます。その経験は、面接で志望理由を自分の言葉で話す際にも役立ちます。

東星学園中学校の入試は、国語・算数の2教科型だけでなく、国語1教科や得意2教科から自分に合った方式を選べることが魅力です。基礎学力を丁寧に固め、本人の得意分野を生かしながら、面接を含めて準備することが合格へのポイントとなるでしょう。

併願校パターン|入試日程別に見るチャレンジ校・標準校・安全校

東星学園中学校の併願校を考える際は、偏差値や合格可能性だけでなく、少人数教育、共学校、宗教教育、先生との距離、通学時間など、入学後の学校生活も比較することが大切です。

東星学園は、少人数の家庭的な環境とカトリック教育を大切にする学校です。そのため、併願校としては、東京都西部や埼玉県南西部にある共学校、キリスト教系の学校、一人ひとりへの支援を重視する学校などが候補になります。

ただし、チャレンジ校・標準校・安全校の位置づけは、受験生の模試成績や得意教科によって異なります。以下では、東星学園が模試で合格圏に入っている受験生を想定した一般的な目安として紹介します。

チャレンジ校・標準校・安全校の考え方

区分判断の目安受験計画での役割
チャレンジ校模試の合格可能性が20〜40%程度本人が強く希望する上位校へ挑戦する
標準校模試の合格可能性が50〜70%程度現在の学力に近く、実力を発揮できれば合格を期待できる
安全校模試の合格可能性が80%以上で、過去問でも安定して合格点を上回る早い段階で進学可能な学校の合格を確保する

模試で合格可能性が80%と表示されても、必ず合格できるわけではありません。安全校は、模試の判定に加え、過去問で複数回安定して合格最低点を上回り、入学してもよいと思える学校から選びましょう。

チャレンジ校の候補

東星学園より入試難度が高く、教育内容や通学地域にも一定の共通点がある学校として、次の学校が候補になります。

学校名主な特徴東星学園との比較
明治学院中学校東村山市にあるキリスト教系の共学校。国際教育や大学進学指導にも力を入れる宗教教育と共学という共通点があるが、入試難度は東星学園より高い
成蹊中学校武蔵野市にある共学校。広いキャンパスと探究的な学びが特徴少人数の家庭的な東星学園に対し、学校規模が大きく、入試難度も高い
武蔵野大学中学校西東京市にある共学校。仏教精神を基盤に、探究・英語・ICT教育を展開宗教的な価値観を大切にする点は共通するが、教育プログラムや学校規模が異なる

明治学院中学校は教育理念の相性がよいチャレンジ校

明治学院中学校は、東京都東村山市にあるキリスト教系の共学校です。東星学園とはカトリックとプロテスタントの違いがありますが、キリスト教の精神に基づき、他者を尊重する教育を行っている点は共通しています。

2027年度の明治学院中学校入試は、次の日程で実施されます。

入試回試験日試験科目
第1回2027年2月1日午後国語・算数
第2回2027年2月2日午前国語・算数・社会・理科
第3回2027年2月4日午前国語・算数・社会・理科

2月1日午前に東星学園の第1回一般入試を受け、午後に明治学院中学校へ挑戦する日程を組めます。

ただし、午前と午後に異なる学校を受験すると、移動や昼食の時間が必要です。東星学園から明治学院中学校までは、秋津・新秋津周辺から東村山市内へ移動するため、実際の試験終了時刻と集合時刻を確認しておきましょう。

成蹊中学校は学校規模と入試難度が大きく異なる

成蹊中学校は、武蔵野市の広いキャンパスにある共学校です。豊かな自然環境、理科の実験や観察、国際教育、探究的な学習などに魅力があります。

東星学園の家庭的な少人数教育に対し、成蹊中学校は1学年の人数が多く、施設や学校行事の規模も大きくなります。どちらが優れているという比較ではなく、本人が少人数の落ち着いた環境を好むのか、多くの仲間と活動する環境を好むのかを確認する必要があります。

成蹊中学校は、2027年度入試から英語資格利用型の一般入試を新設する予定です。正式な2027年度募集要項は2026年9月末頃に公開予定とされているため、試験日や科目は最新の要項で確認してください。

標準校として検討しやすい学校

模試の成績によっては、次の学校が標準校またはややチャレンジ校の候補になります。

学校名所在地主な特徴
明星中学校東京都府中市共学の総合学園。国際教育、理数教育、ICT教育に力を入れる
明星学園中学校東京都三鷹市主体性や表現を大切にする独自の教育。少人数で対話型の授業を行う
武蔵野大学中学校東京都西東京市仏教精神に基づく共学校。探究、英語、ICT教育が充実

「明星中学校」と「明星学園中学校」は別の学校

併願校を調べる際に注意したいのが、明星中学校と明星学園中学校は別の学校であることです。

  • 明星中学校|東京都府中市にある明星学苑の共学校
  • 明星学園中学校|東京都三鷹市にある学校法人明星学園の共学校

学校名が似ていますが、所在地、教育方針、入試制度、系列大学との関係は異なります。資料請求や出願を行う際は、学校名と所在地を確認しましょう。

明星学園中学校は午後入試を組み合わせやすい

明星学園中学校の2027年度入試は、2月1日午前・午後、2月2日午後、2月4日午後に設定されています。

入試回試験日選抜方法
A入試2027年2月1日午前国語・算数、面接
B入試2027年2月1日午後国語・算数、面接
C入試2027年2月2日午後国語・算数、面接
D入試2027年2月4日午後国語・算数、面接

東星学園の午前入試と明星学園の午後入試を組み合わせることは可能です。ただし、東星学園と明星学園では、教育方針や学校文化が大きく異なります。

東星学園はカトリックの精神と家庭的な少人数教育を重視する一方、明星学園は生徒の自由な表現や主体性を重視する独自の教育を行っています。両校の説明会や行事へ参加し、本人がどちらの雰囲気にも納得しているかを確認しましょう。

安全校として検討しやすい学校

東星学園が第一志望の場合、東京都内の入試が始まる前に、埼玉県の学校で合格を確保する方法があります。

学校名所在地併願校としての特徴
狭山ヶ丘高等学校付属中学校埼玉県入間市1月に複数回の入試があり、国語・算数型や算数1教科型を選択できる
聖望学園中学校埼玉県飯能市キリスト教系の共学校で、東星学園と教育理念の共通点がある

安全校は、単に合格しやすい学校ではなく、第一志望が不合格だった場合に実際に進学できる学校でなければなりません。通学時間、教育方針、学費、進路指導、部活動などを確認したうえで選びましょう。

狭山ヶ丘高等学校付属中学校で1月に合格を確保

狭山ヶ丘高等学校付属中学校の2027年度入試は、1月10日、1月12日、1月15日、2月5日の4回です。

入試回試験日試験科目
第1回2027年1月10日午前4科・2科・算数1科から選択
第2回2027年1月12日午前4科・2科・算数1科から選択
第3回2027年1月15日午前4科・2科・算数1科から選択
第4回2027年2月5日午前4科・2科・算数1科から選択

1月10日の第1回を受験すれば、東京都内の入試が始まる前に本番の雰囲気を経験できます。合格を得られれば、精神的に落ち着いた状態で東星学園の入試へ臨みやすくなります。

ただし、東星学園から近い秋津周辺と比べると、狭山ヶ丘高等学校付属中学校は入間市にあり、利用する路線や駅が異なります。合格した場合に6年間通学できるか、実際の通学時間を確認しておきましょう。

キリスト教教育を重視するなら聖望学園も候補

聖望学園中学校は、埼玉県飯能市にあるキリスト教系の共学校です。カトリックとプロテスタントの違いはありますが、聖書に基づく人間教育や他者への奉仕を大切にしている点で、東星学園と共通しています。

東星学園の校風に魅力を感じている家庭にとっては、単に入試難度が低い学校を選ぶよりも、教育理念に共通点のある聖望学園を安全校として検討する方法があります。

2027年度の正式な入試日程や試験科目は、学校が今後公表する募集要項で確認してください。

東星学園第一志望型の併願例

東星学園への進学希望が強い場合は、複数回ある入試を活用し、合格の可能性を高める計画が考えられます。

日程受験校・入試回目的
1月10日午前狭山ヶ丘高等学校付属中学校 第1回本番経験と早期の合格確保
2月1日午前東星学園中学校 第1回一般入試募集人数が最も多い中心入試
2月1日午後東星学園中学校 国語1教科入試国語が得意な場合に再挑戦
2月2日午前東星学園中学校 得意2教科入試得意教科を生かして受験
2月2日午後東星学園中学校 第2回一般入試国語・算数で再挑戦
2月4日午前東星学園中学校 第3回一般入試最後の受験機会

全ての入試回を受ける必要はありません。1月校の合否、本人の体力、国語・算数と得意2教科のどちらが有利かを考え、受験回を選びましょう。

東星学園と明治学院を組み合わせるチャレンジ型

日程受験校・入試回位置づけ
1月10日午前狭山ヶ丘高等学校付属中学校 第1回安全校
2月1日午前東星学園中学校 第1回一般入試標準校・第一志望候補
2月1日午後明治学院中学校 第1回チャレンジ校
2月2日午前東星学園中学校 得意2教科入試、または明治学院中学校 第2回合否状況に応じて選択
2月2日午後東星学園中学校 第2回一般入試東星学園への再挑戦
2月4日午前東星学園中学校 第3回、または明治学院中学校 第3回合否状況と志望順位で選択

この日程では、2月1日に午前・午後の連続受験となります。午前入試の面接終了時刻、午後入試の集合時刻、学校間の移動時間を事前に確認してください。

午後入試を活用する学校相性重視型

日程受験校・入試回考え方
1月10日午前狭山ヶ丘高等学校付属中学校 第1回1月に本番経験を積む
2月1日午前東星学園中学校 第1回一般入試少人数教育を重視する本命校
2月1日午後明星学園中学校 B入試主体性や表現を重視する学校も検討
2月2日午前東星学園中学校 得意2教科入試得意教科を生かす
2月2日午後東星学園中学校 第2回、または明星学園中学校 C入試合否と志望順位に応じて選択
2月4日午前に東星学園中学校、午後に明星学園中学校必要な場合のみ最終日程として検討

東星学園と明星学園はどちらも少人数で、生徒が学校行事や学習へ主体的に関わりやすい学校ですが、校風には大きな違いがあります。保護者だけでなく、受験生本人が両校を見学し、納得していることが重要です。

学校名を取り違えないよう注意

併願候補を調べる際には、似た学校名や存在しない学校名に注意が必要です。

  • 「明星中学校」「明星学園中学校」は別の学校です。
  • 「聖美学院中学校」という名称ではなく、埼玉県飯能市にある学校は「聖望学園中学校」です。
  • 「駒澤大学中学校」は設置されていません。駒澤大学の付属校として募集しているのは高等学校です。
  • 「駒沢学園女子中学校」は東京都稲城市にある女子校で、駒澤大学高等学校とは別の学校法人です。

学校名が似ていても、共学・別学、系列大学、所在地、教育方針が異なります。資料請求や出願の前に、正式名称と所在地を確認しましょう。

午前・午後の連続受験は多くても1日2校まで

東星学園は面接を実施するため、筆記試験の終了後も校内に滞在する時間があります。午前入試と午後入試を組み合わせる場合は、筆記試験の終了時刻だけでなく、面接の終了予定時刻を確認しなければなりません。

連続受験では、次の点を事前に準備しておきましょう。

  • 学校間の実際の移動時間
  • 電車が遅れた場合の代替経路
  • 移動中や待機時間に食べられる昼食
  • 午後入試の集合時刻
  • 受験票や筆記用具を学校別に分けて保管する方法
  • 面接用の服装や身だしなみ

受験機会を増やすことだけを考えて午前・午後の入試を詰め込み過ぎると、疲労により本来の力を発揮できない可能性があります。本人の体力や集中力を考え、余裕のある日程を組むことが大切です。

東星学園の得意2教科入試を併願計画に生かす

東星学園では、2月2日午前に、国語・算数・理科・社会・英語から2教科を選択する得意2教科入試があります。

他校の4教科入試へ向けて勉強している受験生は、国語・算数だけでなく、理科や社会を選択できます。英語学習を続けてきた受験生は、英語を含む組み合わせも可能です。

2月1日に他校へ挑戦した後、2月2日に得意分野を生かして東星学園を受験する日程も組めます。出願前には、過去問を使って各教科の得点率を比較し、最も安定する2教科を選びましょう。

併願校も実際に進学できる学校から選ぶ

安全校の合格を得ても、本人が進学を望まなければ、受験計画として十分とはいえません。併願校についても、第一志望校と同じように説明会や文化祭へ参加し、学校生活を確認しましょう。

東星学園の併願校を選ぶ際には、次の点を比較することが重要です。

  • 少人数教育と大規模校のどちらが本人に合うか
  • 宗教教育に共感できるか
  • 先生へ相談しやすい環境があるか
  • 高校からの外部募集があるか
  • 大学進学で推薦型選抜と一般選抜の両方に対応しているか
  • 部活動や学校行事に本人の希望するものがあるか
  • 6年間無理なく通学できるか

東星学園中学校は、2月1日から2月4日までに5回の入試があり、国語1教科や得意2教科を選べるため、併願計画を組みやすい学校です。

1月に埼玉県の学校で合格を確保し、2月1日午前に東星学園を受験したうえで、午後入試や後半日程を組み合わせるのが基本的な考え方となります。

最終的には、偏差値だけで学校を並べるのではなく、本人が入学後に安心して過ごせるかを確認し、チャレンジ校・標準校・安全校の全てに進学する意思を持てる受験計画を立てましょう。

在校生・保護者の声|先生との距離が近い温かな学校生活

東星学園中学校について、在校生や保護者から多く聞かれるのが、「先生と生徒の距離が近い」「少人数で落ち着いて過ごせる」「学校全体に温かな雰囲気がある」という声です。

生徒数が比較的少ないため、教員が生徒の顔や性格を把握しやすく、授業、行事、部活動などを通して日常的に関われる環境があります。大人数の中で競い合うよりも、周囲の人と穏やかな関係を築きながら、自分のペースで成長したい生徒に合いやすい学校です。

一方、少人数校では、友人関係の範囲、部活動の選択肢、行事の規模などが大規模校とは異なります。在校生や保護者の声を参考にする際は、良い面だけでなく、本人が学校規模や校風に合うかを確認することが大切です。

在校生・保護者の声から見える主な特徴

よく見られる声学校生活に表れている特徴
先生へ相談しやすい生徒数が少なく、教員が一人ひとりの学習や生活の様子を把握しやすい
学校全体が家庭的学年を越えた交流があり、生徒同士や教職員が互いの顔を知りやすい
落ち着いた生徒が多い競争を強く意識するより、穏やかな人間関係を築きやすい
行事で役割を持てるヨゼフ祭、体育祭、委員会活動などで、一人ひとりが運営へ関わりやすい
個別に学習を見てもらえる授業後の質問や補習、進路相談につながりやすい
カトリックの価値観が生活に根づいている聖書朝礼や宗教行事を通して、感謝や他者への思いやりを考える

「先生に相談しやすい」という声

保護者の口コミでは、少人数教育の利点として、先生へ質問や相談をしやすいことが挙げられています。学習面だけでなく、友人関係や進路についても、その都度相談できたという声が見られます。

一般的な大規模校では、一人の教員が多くの生徒を担当するため、生徒の小さな変化をすぐに把握することが難しい場合があります。東星学園では、生徒数が限られているため、授業中の様子、提出物、部活動、行事への参加状況などを複数の教員が知りやすい環境です。

質問することが得意ではない生徒も、日頃から顔を合わせる先生であれば、少しずつ相談しやすくなる可能性があります。担任だけでなく、教科担当、養護教諭、カウンセラーなど、相談先を複数持てることも安心材料です。

ただし、少人数校であっても、本人が困っていることを全て自動的に把握してもらえるとは限りません。学習の遅れや友人関係の悩みがある場合は、生徒本人や保護者から早めに相談することが重要です。

家庭的で温かな雰囲気を評価する声

在校生や保護者の声では、東星学園について「温かい」「家庭的」「穏やか」といった表現が見られます。カトリックの「愛の精神」を教育の中心に置き、一人ひとりを大切な存在として受け止める姿勢が、学校全体の雰囲気にも表れていると考えられます。

生徒同士の競争を強く求めるというよりも、それぞれの個性や成長の速さを認めながら、必要な場面では互いに助け合うことを大切にしています。

公式の学校案内に掲載された生徒の声でも、部活動、委員会、掃除、学校行事を通して、中学生から高校生まで多くの人と関わる機会があることが紹介されています。仲間と協力した経験によって、人と関わることへ前向きになれたという内容もありました。

人前で積極的に発言することが得意ではない子や、新しい環境へ慣れるまで時間が必要な子にとっても、少人数で互いの顔が見える環境は安心につながりやすいでしょう。

男女や学年を越えて関わりやすい

在校生の口コミでは、男女の間に大きな壁を感じず、自然に関わっているという声も見られます。また、委員会、部活動、掃除などでは、中学生と高校生が学年を越えて活動する機会があります。

同学年の友人だけでなく、先輩や後輩とも関わることで、自分とは異なる考え方や経験に触れられます。下級生のうちは先輩に助けてもらい、上級生になると後輩を支える立場へ変わることも、中高一貫校における成長の一つです。

卒業生からも、同学年だけで固まるのではなく、上下の学年とのつながりを大切にしてほしいというメッセージが寄せられています。少人数の学校だからこそ、年齢の異なる人とも自然に話せる環境を生かすことが大切です。

中学校から入学しても関係を築ける

東星学園中学校には、併設する東星学園小学校から進学する生徒と、中学校入試を経て入学する生徒がいます。そのため、中学校から入学する家庭では、内部進学生の中へなじめるか不安を感じることもあるでしょう。

口コミでは、小学校からの友人、中学校から加わった友人、高校から入学した友人が一緒に学校生活を送っているという声があります。また、在校生から、中学校から入学した生徒にも自分から声をかける雰囲気があるという趣旨の意見も見られます。

ただし、人間関係の築きやすさは、学年の雰囲気や本人の性格によっても異なります。学校見学では、中学校からの入学生がどの程度いるのか、入学直後に交流行事があるか、クラスづくりでどのような配慮をしているかを確認するとよいでしょう。

行事で自分の役割を持てる

東星学園の学校生活については、ヨゼフ祭、体育祭、合唱祭、東星バザーなど、多くの行事が思い出になるという声があります。

少人数で行事をつくるため、司会、演技、演奏、展示、装飾、音響、照明、受付など、一人ひとりが何らかの役割を担当しやすいことが特徴です。

目立つ役割だけが重要なのではありません。舞台道具を準備する、練習日程を調整する、来校者を案内するなど、裏側で行事を支える仕事も必要です。自分が担当した仕事が全体の成功につながることで、達成感や自信を得られます。

卒業生からも、行事、委員会、部活動などで何か一つを最後までやり遂げた経験が、次の挑戦につながるという声が寄せられています。

学習面の手厚さを評価する保護者の声

保護者の口コミでは、少人数を生かした個別指導や、先生の熱心な学習支援を評価する意見があります。授業後に質問できることや、必要に応じて補習を受けられることを、少人数教育のメリットとして挙げる声も見られます。

入学時の学力だけで生徒を判断せず、中高6年間で少しずつ力を伸ばし、本人の希望する進路につなげようとする点に魅力を感じる家庭もあります。

一方、学習支援の受け止め方には個人差があります。「手厚く見てもらえた」と感じる家庭がある一方で、本人が質問や提出物の管理を苦手としている場合には、学校と家庭の連携を更に求める意見もあります。

入学前には、次の点を確認しておくとよいでしょう。

  • 宿題や提出物はどのように管理するか
  • 未提出が続いた場合、家庭へどのように連絡するか
  • 定期考査で成績が振るわなかった場合に補習があるか
  • 放課後に質問できる曜日や時間が決まっているか
  • 学習面の相談を担任と教科担当のどちらにするか

偏差値だけでは分かりにくい成長を評価する声

保護者の中には、入学時の偏差値だけを見ると学力面へ不安を感じたものの、入学後に学習面と精神面の両方で成長したと評価する声もあります。

東星学園が目指しているのは、入学時点で高い学力を持つ生徒だけを集め、難関大学の合格者数を競うことではありません。一人ひとりの現在地を確認し、本人の興味や適性に合った進路へつなげることを重視しています。

卒業生のメッセージでも、東星学園には自分自身について考える機会が多く、興味のあることから将来の進路を探してほしいという趣旨が語られています。

そのため、学校選びでは入口の偏差値だけでなく、6年間でどのような学習習慣を身につけ、どのような進路へ進んでいるかを確認することが大切です。

カトリック教育を自然に受け入れられるか

在校生や保護者の声では、カトリックの愛の精神や倫理観を評価する意見もあります。聖書朝礼、キリスト教倫理、ミサ、クリスマス会などを通して、生命、感謝、平和、他者との関わりについて考えます。

カトリック信者でなくても入学できますが、宗教行事は学校生活の一部です。宗教教育を全く必要としない家庭よりも、その内容を人間教育として受け止められる家庭に合いやすいでしょう。

受験前には、宗教行事へ参加する意味、キリスト教倫理の授業内容、毎週の聖書朝礼について親子で確認しておくと安心です。

落ち着いた校風を好む生徒に合いやすい

口コミでは、落ち着いた生徒や優しい生徒が多いという印象が語られています。校則や制服についても、華やかさや自由さを強く求める学校というより、基本的なルールを守りながら穏やかに生活する学校と捉えられています。

にぎやかな大規模校で多くの友人や刺激を求める子よりも、限られた人数の中で互いを理解し、安心できる関係を築きたい子に向いています。

ただし、学校の雰囲気は学年やクラスによっても変わります。学校説明会だけでなく、授業見学やヨゼフ祭などにも参加し、実際の生徒の様子を確認するとよいでしょう。

少人数であることを不安に感じる声もある

少人数教育は東星学園の大きな魅力ですが、全ての家庭にとって利点になるとは限りません。口コミの中には、人数が少ないため学校生活のにぎやかさや、行事・部活動の規模が物足りないと感じる意見もあります。

クラス数や生徒数が少ない場合、友人関係が合わなくなったときに、別のクラスや別の集団へ移る選択肢が限られることも考えられます。また、希望する部活動がない場合や、人数が少なく十分な活動が難しい年度もあるでしょう。

少人数校の良い面確認しておきたい面
先生が生徒を把握しやすい先生との相性による影響を受けやすい場合がある
全員が行事で役割を持ちやすい行事の規模や華やかさは大規模校より限られる
友人と深い関係を築きやすい交友関係の選択肢が少なくなる場合がある
部活動で早くから活躍しやすい部員数や活動できるクラブの種類が限られる
落ち着いた学校生活を送りやすい大人数の活気や多様な刺激を求める子には物足りない場合がある

口コミだけで学校を判断しないことが大切

東星学園中学校について公開されているインターネット上の口コミは、件数が多いとはいえません。また、投稿から数年以上が経過しているものもあり、現在の教員体制、校則、学習支援、施設、部活動の状況とは異なる可能性があります。

口コミは、実際に通った人の率直な感想を知るうえで参考になりますが、一つの投稿が学校全体を表しているわけではありません。同じ環境でも、本人の性格、学年、担任、友人関係によって受け止め方は変わります。

気になる意見がある場合は、内容をそのまま信じたり否定したりするのではなく、学校説明会や個別相談で具体的に質問しましょう。

学校見学で確認したいポイント

東星学園の校風が本人に合うかを確かめるには、保護者だけでなく受験生本人が学校へ足を運ぶことが重要です。

  • 先生と生徒が普段どのように会話しているか
  • 授業中に質問や発言をしやすい雰囲気があるか
  • 休み時間を生徒がどのように過ごしているか
  • 中学校から入学した生徒がなじみやすい仕組みがあるか
  • 学習につまずいた際の補習や家庭との連絡方法
  • 友人関係の問題が起きた場合の相談体制
  • 希望するクラブの部員数と活動日
  • カトリック行事を本人が自然に受け止められるか
  • 少人数のクラスを安心と感じるか、物足りないと感じるか

授業見学では、先生が説明している様子だけでなく、生徒の表情や教室の空気にも注目しましょう。ヨゼフ祭や体育祭では、生徒が自分の役割をどのように果たし、先生や先輩・後輩とどのように関わっているかを確認できます。

先生や仲間との近い関係が成長につながる学校

東星学園中学校の在校生、卒業生、保護者の声からは、少人数の温かな環境で、先生や仲間に支えられながら成長できることが学校の魅力として見えてきます。

特に、先生へ相談しながら学習を進めたい子、最初は自信がなくても行事や部活動で役割を持ちたい子、落ち着いた人間関係の中で中高6年間を過ごしたい子に合いやすいでしょう。

一方、友人や部活動の選択肢が多い大規模校を望む子や、競争の中で学力を伸ばしたい子には、学校規模が合わない可能性もあります。

口コミの評価だけで結論を出すのではなく、「少人数だから安心できる」と本人が感じるかを、学校見学や行事への参加を通して確認することが、東星学園との相性を判断する最も大切なポイントです。

この学校に向いている子の特徴|少人数の環境で自分らしく成長したい子におすすめ

東星学園中学校は、カトリックの精神に基づき、生徒一人ひとりをかけがえのない存在として大切にする学校です。少人数の環境を生かし、学習面だけでなく、友人関係、学校行事、部活動、進路についても、教員が生徒の成長を丁寧に支えています。

そのため、入学時点で高い学力や積極性を持っている子だけでなく、安心できる環境の中で少しずつ自信をつけ、自分らしい将来を見つけたい子に向いています。

一方、少人数校ならではの人間関係や行事・部活動の規模が、全ての子に合うとは限りません。学校の特徴と本人の性格を照らし合わせ、6年間を無理なく過ごせるかを考えることが大切です。

少人数の落ち着いた環境で学びたい子

東星学園中学校に特に向いているのは、大人数の中で競争するよりも、先生や友人の顔が分かる落ち着いた環境で学びたい子です。

少人数の授業では、教員が生徒の理解度や取り組み方を確認しやすく、分からない部分がある場合にも声をかけてもらいやすくなります。授業中に自分から手を挙げることが苦手な子も、先生との日常的な関係を築くことで、少しずつ質問できるようになる可能性があります。

特に、次のような子に合いやすいでしょう。

  • 大人数の教室では緊張してしまう子
  • 新しい環境へ慣れるまでに時間がかかる子
  • 先生へ相談しながら学習を進めたい子
  • 周囲と比較されるより、自分の成長を見てもらいたい子
  • 静かで穏やかな雰囲気の中で学校生活を送りたい子

先生に見守られながら学習習慣を身につけたい子

東星学園では、授業後の質問や個別指導、面談などを通して、一人ひとりの学習を支えています。そのため、自分だけで学習計画を立てることには不安があるものの、先生の助言を受けながら少しずつ学習習慣を整えたい子に向いています。

入学時点で全ての教科が得意である必要はありません。苦手な単元をそのままにせず、授業、宿題、補習を積み重ねながら基礎を固めていく姿勢があれば、少人数教育の利点を生かしやすくなります。

ただし、学校が手厚く支えてくれるからといって、本人が何もしなくても学力が伸びるわけではありません。提出物を期限までに出す、分からない問題を質問する、間違いを解き直すなど、本人の継続的な努力も必要です。

自分のペースで少しずつ自信をつけたい子

東星学園は、既に積極的な子だけを評価する学校ではありません。最初は人前で話すことが苦手でも、行事や委員会、部活動で役割を経験しながら、少しずつ自信をつけていくことを大切にしています。

少人数の学校では、一人ひとりが必要とされる場面が多くあります。ヨゼフ祭の舞台や展示、体育祭の係、合唱祭の練習、委員会活動などで、小さな役割から挑戦できます。

自分の役割をやり遂げ、先生や仲間から認められる経験は、「自分にもできる」という感覚につながります。小学校時代には目立つ機会が少なかった子が、中学校で役割を持ち、主体的に行動できるようになることも期待できるでしょう。

人との関わり方を丁寧に学びたい子

東星学園の教育では、学力だけでなく、他者を尊重し、周囲の人と協力する姿勢を重視しています。キリスト教倫理、聖書朝礼、宗教行事、学校行事などを通して、自分の言動や人との関わり方を考えます。

友人と意見が違ったときに相手の話を聞くこと、困っている人へ声をかけること、自分の役割を最後まで果たすことなどを、学校生活の中で学んでいきます。

そのため、次のような子にも向いています。

  • 優しい友人関係を築きたい子
  • 相手の気持ちを考えられるようになりたい子
  • 競争だけでなく協力する経験も大切にしたい子
  • 異なる考え方や価値観を尊重できるようになりたい子
  • 学力とともに人間性も成長させたい子

カトリックの人間教育に共感できる子

東星学園へ入学するために、本人や家族がカトリック信者である必要はありません。しかし、キリスト教倫理の授業、聖書朝礼、ミサ、クリスマス会などは、学校生活の大切な一部です。

宗教教育を特定の信仰の強制ではなく、生命、感謝、平和、奉仕、他者への思いやりについて考える人間教育として受け止められる子に合いやすいでしょう。

反対に、宗教に関わる授業や行事へ強い抵抗がある場合は、入学後に違和感を持つ可能性があります。受験前に学校説明会や宗教行事へ参加し、本人が自然に受け入れられるかを確認しておくことが大切です。

英語を基礎から着実に伸ばしたい子

東星学園中学校では、英語の授業時間を確保し、読む・書く・聞く・話すの4技能をバランス良く育てています。オンライン英会話、語学研修、英語検定、GTECなどにも取り組みます。

入学時点で高度な英語力を持っている子だけでなく、少人数の環境で発音や会話に挑戦し、少しずつ英語を使えるようになりたい子にも向いています。

間違えることを恐れずに話す姿勢や、検定へ向けて継続的に学習する習慣を身につけたい子にとって、英語力を伸ばしやすい環境です。

得意分野を見つけて伸ばしたい子

東星学園では、全員を同じ進路へ進ませるのではなく、生徒が自分の興味や得意分野を見つけることを大切にしています。

学習旅行、実験、発表、芸術活動、ボランティア、部活動など、教室外の活動にも参加することで、自分では気づいていなかった能力や関心を発見できます。

国語や数学といった主要教科だけでなく、英語、科学、音楽、美術、福祉、看護、国際関係など、さまざまな分野へ関心を広げたい子に適しています。

上智大学をはじめとする大学の学びに関心がある子

東星学園高等学校は、上智大学と高大連携協定を結んでいます。中学校から入学した生徒も、高校進学後に大学の学びや研究に触れ、進路について考える機会を持てます。

特に、語学、国際関係、人文科学、福祉、看護、カトリック教育などに関心がある子にとって、上智大学との交流は将来を考えるきっかけになります。

ただし、東星学園は上智大学の附属校ではなく、入学すれば自動的に上智大学へ進めるわけではありません。高大連携を、内部進学の保証ではなく、学問や進路への関心を広げる機会として活用できる子に向いています。

行事や部活動で一人ひとりが活躍したい子

東星学園では、学校規模が小さいため、行事や部活動で生徒一人ひとりが役割を持ちやすくなっています。

大人数の学校では、試合に出場したり、舞台で発表したりするまで時間がかかる場合があります。一方、東星学園では、入学後の比較的早い段階から、選手、演者、係、委員などを担当する機会を得やすいでしょう。

競技や演奏の経験がなくても、中学校から新しい活動へ挑戦したい子や、少人数の仲間とじっくり一つのものをつくり上げたい子に合っています。

学年を越えた関係を築きたい子

部活動、委員会、掃除、学校行事などでは、中学生と高校生が関わる機会があります。下級生は先輩から学校生活について学び、上級生になると後輩を支える立場になります。

同学年だけでなく、先輩や後輩とも落ち着いた関係を築きたい子や、年齢の異なる人との関わりを通して成長したい子に向いています。

また、東星学園には幼稚園から高等学校までがあるため、学園行事では年下の園児や児童の存在を身近に感じることもできます。自分より幼い子へ自然に配慮できるようになりたい子にもよい環境です。

自宅から無理なく通学できる子

東星学園中学校は、西武池袋線秋津駅から徒歩約10分、JR武蔵野線新秋津駅から徒歩約15分です。2路線を利用できるため、東京都西部や埼玉県南西部から通学しやすい立地です。

ただし、中高一貫校では原則として6年間通学します。学校の教育内容が本人に合っていても、通学時間が長過ぎると、学習、部活動、睡眠時間に影響する可能性があります。

本人が無理なく通えるかを判断するため、説明会や文化祭へ参加する際には、実際の通学時間帯に近い時間に電車を利用し、駅から学校まで歩いてみるとよいでしょう。

保護者にも学校との協力が求められる

東星学園の少人数教育を十分に生かすためには、学校だけでなく、家庭も生徒の成長を見守ることが大切です。

先生との距離が近い学校では、学習状況や学校生活について家庭へ連絡が入ることもあります。その際、学校へ全てを任せたり、反対に家庭だけの判断で問題を解決しようとしたりするのではなく、本人を中心に学校と家庭が協力する姿勢が求められます。

次のような考えを持つ家庭に合いやすいでしょう。

  • 成績だけでなく、本人の人間的な成長も大切にしたい
  • 先生と相談しながら子どもを支えたい
  • 本人の得意・不得意や成長の速さを尊重したい
  • 宗教教育を思いやりや生命について学ぶ機会として理解できる
  • 大学名だけでなく、本人に合った進路を一緒に考えたい

東星学園が合わない可能性がある子

東星学園中学校には多くの魅力がありますが、次のような希望が強い子には、ほかの学校の方が合う場合があります。

  • 大人数の中で多様な友人と関わりたい子
  • 大規模な学校行事や活気のある校風を求める子
  • 部活動の種類や大会実績を学校選びで最優先する子
  • 強い競争環境の中で難関大学を目指したい子
  • カトリックの授業や宗教行事へ強い抵抗がある子
  • 少ない人数の中で深い人間関係を築くことを負担に感じる子
  • 上智大学への内部進学制度を期待している子

少人数の学校では、友人関係が深まりやすい一方、関係が合わなくなった場合に別の集団へ移る選択肢が限られることがあります。また、部員数によっては希望するクラブが十分に活動できない年度も考えられます。

学校規模の小ささを「安心できる」と感じるか、「選択肢が少ない」と感じるかによって、東星学園への評価は大きく変わるでしょう。

学校選びの相性チェック

次の項目に多く当てはまる場合は、東星学園中学校との相性がよい可能性があります。

確認項目チェック
少人数の落ち着いたクラスで学びたい
先生へ質問や相談をしやすい学校がよい
成績だけでなく、自分の個性も見てもらいたい
カトリックの人間教育に抵抗がない
競争よりも協力する経験を大切にしたい
行事や部活動で自分の役割を持ちたい
中学校から新しいことへ挑戦したい
英語、ICT、実験、発表など幅広い学びに関心がある
上智大学との高大連携に関心がある
秋津駅・新秋津駅まで無理なく通える

チェックの数だけで学校との相性が決まるわけではありません。本人が特に重視する項目と、入学後に不安を感じそうな項目を分けて考えることが大切です。

学校説明会では本人の感覚を大切にしたい

東星学園が向いているかを判断するためには、資料や口コミだけでなく、実際に学校へ足を運ぶことが重要です。

学校説明会、授業体験、ヨゼフ祭などに参加した際には、保護者が設備や進学実績を確認するだけでなく、受験生本人が教室や生徒の雰囲気をどのように感じたかを聞いてみましょう。

本人には、次のような質問をすると、学校との相性を言葉にしやすくなります。

  • 教室に入ったとき、安心できそうだと感じたか
  • 先生へ質問できそうだと思ったか
  • 在校生の雰囲気を自分に近いと感じたか
  • 参加してみたい行事やクラブがあったか
  • カトリックの行事や授業を受けてみたいと思えたか
  • 6年間通う自分を想像できたか

安心できる環境の中で一歩ずつ成長したい子におすすめ

東星学園中学校に向いているのは、最初から何でも一人でできる子とは限りません。先生や仲間に支えられながら、学習、行事、部活動へ一つずつ挑戦し、自分の可能性を広げたい子に適しています。

特に、大人数の中では自分を出しにくいものの、安心できる環境があれば力を発揮できる子にとって、少人数教育は大きな魅力となるでしょう。

一方で、大規模校の活気や豊富な選択肢を求める場合は、本人が物足りなさを感じる可能性があります。学校を選ぶ際は、偏差値や大学合格実績だけでなく、本人が毎日安心して通い、自分らしく成長できる場所かどうかを重視することが大切です。

まとめ|一人ひとりを主役にする少人数教育が魅力の中高一貫校

東星学園中学校は、東京都清瀬市にあるカトリック系の共学中高一貫校です。「On Becoming a Person」という言葉を教育の軸に、生徒一人ひとりの個性や成長の速さを尊重しながら、学力と豊かな人間性を育てています。

最大の特徴は、教員と生徒の距離が近い少人数教育です。授業中の理解度だけでなく、提出物、学校行事、部活動、友人関係なども含めて生徒の様子を把握しやすく、必要に応じて質問対応や個別指導、面談へつなげられる環境があります。

大人数の中では自分から発言しにくい子や、新しい環境へ慣れるまでに時間がかかる子も、安心できる人間関係の中で少しずつ自信をつけやすい学校です。

東星学園中学校の主な魅力

項目主な特徴
教育理念「On Becoming a Person」を掲げ、自分と他者を大切にできる人を育成
学校規模生徒一人ひとりへ教員の目が届きやすい少人数教育
学習支援授業後の質問対応、個別指導、面談などを通した丁寧な支援
英語・ICT教育英語4技能、オンライン英会話、GTEC、1人1台のiPadを活用
学校行事ヨゼフ祭、体育祭、合唱祭、学習旅行などで生徒が役割を担当
進路指導推薦型・総合型・一般選抜へ対応し、本人に合った進路を支援
高大連携上智大学や日本社会事業大学との連携を通して大学の学びに触れる
アクセス西武池袋線秋津駅から徒歩約10分、JR新秋津駅から徒歩約15分

少人数教育で学習と生活の両面を支える

東星学園では、入学時点の偏差値や得点だけで生徒の可能性を判断するのではなく、中高6年間を通して一人ひとりの力を伸ばすことを大切にしています。

主要教科では基礎・基本の定着を重視し、英語では読む・書く・聞く・話すの4技能を育成します。数学では体系的な教材を使用し、理科では実験や観察、ICTを活用した学習に取り組みます。

分からないことを質問しやすく、苦手分野について相談しながら学べることは、少人数校ならではの魅力です。一方、手厚い支援を学力の伸長につなげるためには、生徒自身も授業、宿題、提出物、解き直しへ継続して取り組む必要があります。

カトリック教育を通して心を育てる

東星学園では、キリスト教倫理の授業、聖書朝礼、ミサ、クリスマス会などを通して、生命の尊さ、感謝、平和、奉仕、他者への思いやりについて考えます。

本人や家庭がカトリック信者である必要はありません。宗教教育を特定の信仰の強制ではなく、自分自身の生き方や人との関わり方を考える人間教育として受け止められる家庭に合いやすい学校です。

学力だけでなく、周囲の人を尊重し、社会の中で自分にできることを考えられる人へ成長することが目指されています。

行事では一人ひとりが必要とされる

ヨゼフ祭、体育祭、合唱祭、東星バザー、クリスマス会などでは、生徒が準備や運営へ積極的に関わります。

少人数で行事をつくるため、演技や発表を担当する生徒だけでなく、装飾、音響、照明、受付、記録、進行など、多くの生徒が役割を持ちます。自分の仕事が行事全体につながることを実感しやすく、責任感や協調性を育てられます。

最初は人前に立つことが苦手な子も、小さな役割をやり遂げる経験を重ねることで、少しずつ自信をつけられるでしょう。

上智大学との高大連携も進路を考えるきっかけに

東星学園高等学校は、上智大学と高大連携協定を結んでいます。高校進学後には、大学で扱われる学問や研究に触れ、将来の進路について考える機会があります。

ただし、東星学園は上智大学の附属校ではなく、東星学園へ入学すれば自動的に上智大学へ進学できるわけではありません。

高大連携は、内部進学を保証する制度ではなく、大学で学ぶ意味や自分の興味を考えるための機会です。語学、国際関係、人文科学、福祉、看護などに関心がある生徒にとって、将来の選択肢を広げる取り組みとなるでしょう。

入試方式を選びやすいことも特徴

東星学園中学校では、国語・算数の2教科入試に加え、国語1教科入試や、国語・算数・理科・社会・英語から2教科を選ぶ得意2教科入試が実施されています。

国語が得意な子、理科や社会を生かしたい子、英語学習を続けてきた子などが、自分に合った方式を選択できます。また、2月1日から2月4日まで複数の受験機会があるため、第一志望として複数回挑戦する計画も立てられます。

全ての入試区分で面接が行われるため、筆記試験だけでなく、学校の教育方針を理解し、入学後に取り組みたいことを自分の言葉で話せるようにしておくことが大切です。

東星学園中学校が向いている家庭

東星学園中学校は、次のような希望を持つ家庭におすすめです。

  • 少人数で先生の目が届きやすい学校を選びたい
  • 大人数の競争よりも、落ち着いて学べる環境を重視したい
  • 苦手分野について先生へ相談しながら学びたい
  • 学力だけでなく、思いやりや協調性も育てたい
  • 行事や部活動で一人ひとりが役割を持てる学校がよい
  • 英語、ICT、実験、体験学習へ幅広く取り組みたい
  • 推薦型選抜を含め、本人に合った大学進学を考えたい
  • 西武池袋線やJR武蔵野線を利用して無理なく通学できる

学校規模との相性は必ず確認したい

東星学園の少人数教育は大きな魅力ですが、全ての子に適しているとは限りません。

多くの友人や部活動から選びたい子、大規模な行事の活気を楽しみたい子、競争の中で学力を高めたい子にとっては、学校規模が物足りなく感じられる可能性があります。

また、生徒数が少ない環境では、友人関係が深まりやすい一方、交友関係の選択肢が限られる場合があります。クラブについても、年度ごとの部員数によって活動内容が変わる可能性があります。

学校説明会やヨゼフ祭へ参加した際には、施設や進学実績だけでなく、在校生の表情、先生との会話、教室の雰囲気、休み時間の過ごし方にも注目しましょう。

受験前に確認したい3つのポイント

  1. 本人が少人数の環境を安心できると感じるか
    静かで落ち着いた環境を好むのか、多くの生徒がいる活気ある環境を好むのかを確認します。
  2. カトリック教育を自然に受け入れられるか
    キリスト教倫理、聖書朝礼、ミサなどを、人間性を育てる学びとして受け止められるかを親子で話し合います。
  3. 中高6年間を無理なく通えるか
    通学時間、学費、部活動、進路指導を含め、入学後の生活を具体的に考えます。

安心できる環境から自分らしい一歩を踏み出せる学校

東星学園中学校は、華やかな施設や学校規模の大きさよりも、一人ひとりが大切にされ、安心して自分の力を伸ばせることを重視する学校です。

先生や仲間との近い関係の中で、学習、学校行事、部活動へ一歩ずつ挑戦し、自分の得意なことや将来の方向性を見つけていくことができます。

特に、大人数の中では自分を表現しにくくても、温かな環境があれば力を発揮できる子や、学力と人間性の両方を丁寧に育てたい家庭にとって、検討する価値のある中高一貫校です。

東星学園中学校が気になる場合は、学校説明会、授業体験、ヨゼフ祭などへ参加し、「この環境なら6年間、自分らしく成長できそうか」を受験生本人の目で確かめてみましょう。

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