【2026年版】中央大学附属中学校の評判と進学実績は?大学連携と自由な校風が魅力の中高一貫校を解説!

中学受験
  1. 学校の概要|自由と知的探究を重視する中央大学の附属校
    1. 高校の歴史を受け継いで2010年に開校
    2. 「自主・自治・自律」を支える自由な校風
    3. 中央大学の「行動する知性」につながる教育
    4. SSH指定校として科学的な探究力を育成
    5. 中央大学への推薦進学を軸に幅広い進路を選べる
    6. 大学受験に追われず知的好奇心を深められる学校
  2. アクセスと立地環境|武蔵小金井駅・小平駅からバスで通う緑豊かなキャンパス
    1. 武蔵小金井駅からのアクセス
    2. 小平駅からのアクセス
    3. バス停から校門まで近い通学環境
    4. 緑と教育施設に囲まれた落ち着いた立地
    5. 通学時間は電車とバスを合わせて確認
  3. 教育方針とカリキュラム|自主・自治・自律を育てる中高大を見通した学び
    1. 自分で考えて行動するための土台をつくる中学3年間
    2. 応用力へと広がる基礎学力を養う教科教育
    3. 中学3年間で約60冊を読む課題図書
    4. 英語で調べて発表する「Project in English」
    5. 英検を全員で受験し基礎力を確認
    6. 教室で学んだ内容を現地で確かめる体験型学習
    7. 中学3年の「教養総合基礎」から始まる探究学習
    8. SSH指定校として分野を越えて考える
    9. 中央大学との連携で大学の学問に早くから触れる
    10. 高校では「全教科主義」で幅広い教養を身につける
    11. 受験勉強だけでは得にくい学びを重視
  4. 学習環境と施設設備|天文ドームと約20万冊の図書館が知的好奇心を広げる
    1. 大学・公共図書館に近い規模を持つ図書館
    2. 中学生が日常的に利用できる図書館分館
    3. 天文ドームが象徴する本格的な理数教育
    4. 約100回の実験を支える理科室と実験室
    5. 情報収集と発信を支えるICT環境
    6. 創作と表現を支える特別教室
    7. 生徒と教員の対話を生むコミュニティスペース
    8. 広い校地を生かした運動施設
    9. 式典や発表の場となる1,500席を超える講堂
    10. スクールランチを利用できるランチルーム
    11. 心身の健康を支える保健室と相談室
    12. 知識を蓄え、試し、発信できるキャンパス
  5. 学校生活と行事|自由な校風の中で生徒がつくる白門祭と体育祭
    1. 中附の主な年間行事
    2. 新しい仲間と関係を築くオリエンテーション旅行
    3. クラスの団結を深める体育祭
    4. 中高合同でつくる文化祭「白門祭」
    5. 生徒が行程を考えるワンデイエクスカーション
    6. 生徒の委員会が企画に関わる奈良・京都移動教室
    7. 半年間の事前学習を行う沖縄修学旅行
    8. 合唱と探究の成果を発表する芸術祭
    9. 本物の文化や芸術に触れる行事
    10. 希望者が参加できる国際交流プログラム
    11. 自由な校風を表す「中附スタイル」
    12. 細かな校則ではなく基本ルールを重視
    13. スクールランチを通して食文化を学ぶ
    14. 学習と行事の切替が求められる学校生活
  6. クラブ活動|中学から高校へ広がる多彩な活動と全国レベルの挑戦
    1. 中学生が参加できる主なクラブ
    2. 三期連続で都大会へ進んだ中学野球部
    3. 論理的に考えて言葉で戦うディベート班
    4. SSHの環境を生かせる理科系クラブ
      1. 生物部
      2. 地学研究部
      3. 物理部
    5. 発表の機会が多い吹奏楽部と合唱部
    6. 美術・書道・文藝を一つの部で深める
    7. 高校進学後に選択肢がさらに広がる
    8. 全国大会で活躍する高校ライフル射撃部
    9. 広い校地と専門施設を活用できる
    10. 一部のクラブでは将来の活動終了が予定されている
    11. 自由な校風だからこそ自己管理が必要
  7. 進学実績と卒業後の進路|約87%が中央大学へ進む安定した内部進学制度
    1. 2026年3月卒業生の内部進学状況
    2. 法学部へ100名を超える進学者
    3. 希望学部は高校3年間の成績を基に決定
    4. 内部進学先は文系から理工系まで幅広い
    5. 大学のキャンパスや授業に触れながら進路を選ぶ
    6. 中央大学への推薦資格を保持したまま他大学へ挑戦
    7. 2026年春の主な他大学合格実績
    8. 外部大学を目指す生徒への進路支援
    9. 附属高校への内部進学も原則として学校長推薦
    10. 大学受験に追われず将来の専門を考えられる
    11. 安定した内部進学と柔軟な進路選択を両立
  8. 学費や諸経費について|2027年度の初年度納入金と中高6年間の費用
    1. 2027年度の初年度納入金
    2. 学年が上がると学年費も変わる
    3. 中学3年間の基本納付額は約361万円
    4. 中附スタイルやICT端末などの費用
    5. 初年度は160万円台後半が一つの目安
    6. ランチルームの食事代
    7. クラブ活動や希望制プログラムの費用
    8. 高校進学後も3年間の学費が必要
    9. 高校段階では授業料支援制度も利用可能
    10. 中央大学進学後の費用も長期的に考える
    11. 基本納付額と別途費用を分けて確認
  9. 入試情報と合格の目安|2月1日・4日の4科入試と男女別の難度
    1. 2027年度の入試日程と試験科目
    2. 4科合計と出欠記録報告書で総合的に判定
    3. 2026年度第1回入試の結果
    4. 2026年度第2回入試の結果
    5. 2026年度の合格者最低点
    6. 男女で倍率や合格最低点が異なる
    7. 偏差値の目安
    8. 国語・算数を軸に4科の総合力を高める
    9. 社会・理科の120点が合否を左右する
    10. 過去問では合計点と時間配分を記録する
    11. 複数回受験による加点はない
    12. 出願には小学校作成の書類が必要
    13. 合格発表後の入学手続期間は短い
    14. 帰国生入試も実施
    15. 第1回から受験し4科7割以上を安定させる
  10. 併願校パターン|大学附属校を中心に難度・入試日程別に整理
    1. 中央大学附属中学校の2027年度入試日程
    2. チャレンジ校|より難度の高い大学附属校を目指す
      1. 早稲田実業学校中等部
      2. 明治大学付属明治中学校
    3. 標準校|同程度の難度と大学附属の環境を比較
      1. 中央大学附属横浜中学校
      2. 法政大学中学校
    4. 安全校|合格を確保しながら中附へ挑戦する
      1. 明治大学付属八王子中学校
      2. 東京電機大学中学校
    5. 中附を第一志望とする基本的な併願例
    6. チャレンジ校を組み込む併願例
    7. 安全校を早めに確保する併願例
    8. 大学附属校は内部推薦の仕組みを比較
    9. 入学手続期限と移動時間まで一覧にする
    10. 過去問との相性を見て最終的な位置づけを決める
  11. 在校生・保護者の声|自由な校風と内部進学の安心感、主体性を求める学校生活
    1. 自由を楽しみながら責任も学べる
    2. 内部進学の安心感を評価する保護者
    3. 受験勉強に偏らない学びを楽しめる
    4. 課題や定期試験には継続的な取組が必要
    5. 先生との距離は自分から関わることで縮まりやすい
    6. 生徒主体の行事に達成感がある
    7. クラブ活動をじっくり続けられる
    8. 図書館や実験施設に魅力を感じる声
    9. ランチルームが家庭の負担を軽減
    10. 通学はバスの混雑も含めて確認したい
    11. 在校生・保護者の視点から見える特徴
    12. 学校に任せきりにせず家庭でも成長を見守る
    13. 学校見学で自由な校風との相性を確認
  12. この学校に向いている子の特徴|自ら考え、自由を責任ある行動につなげられる生徒
    1. 自分で疑問を見つけて調べることが好きな子
    2. 自由と責任を一緒に考えられる子
    3. 幅広い教科を学ぶことに抵抗がない子
    4. 読書や文章を書くことを避けずに取り組める子
    5. 人前で話すことに少しずつ挑戦できる子
    6. 自分の意見を持ちながら他者の考えも尊重できる子
    7. 勉強・行事・クラブ活動を両立したい子
    8. 中央大学への進学に魅力を感じる子
    9. 内部進学の安心感に甘えず努力を続けられる子
    10. 困ったときに自分から相談できる子
    11. 中附と相性のよい家庭の考え方
    12. 入学後にミスマッチを感じる可能性がある子
    13. 志望校として検討する際の適性チェック
    14. 本人が「自由な環境で何をしたいか」が重要
  13. まとめ|中央大学への進学と自由な探究環境を両立する附属校
    1. 中央大学附属中学校の主な魅力
    2. 入学前に確認しておきたい点
    3. 中附が特に向いている生徒
    4. 入試では2月1日の第1回を軸に準備
    5. 学校説明会や白門祭で相性を確かめる

学校の概要|自由と知的探究を重視する中央大学の附属校

中央大学附属中学校は、東京都小金井市にある私立の共学校です。中央大学附属高等学校を併設し、中学校から高校、さらに中央大学までを見通した中高大一貫教育を行っています。一般には「中附」の愛称で親しまれています。

中央大学への安定した推薦進学制度を持つ一方で、単に大学進学への安心感だけを特色とする学校ではありません。大学受験のための知識習得に偏らず、自分で課題を見つけ、調べ、考え、他者と議論しながら答えを組み立てていく学びを重視しています。

学校の基本理念は、「自主・自治・自律」です。細かな指示や規則によって生徒を一律に管理するのではなく、一人ひとりが自由の意味を考え、自分の行動に責任を持つことを求めています。自由な校風で知られていますが、何をしてもよいという意味ではなく、自ら判断して行動する力を育てるための自由といえるでしょう。

学校名中央大学附属中学校
学校種別私立・男女共学・併設型中高一貫校
設置者学校法人中央大学
所在地東京都小金井市貫井北町3丁目22番1号
開校2010年
併設校中央大学附属高等学校
系列大学中央大学
教育理念自主・自治・自律
校訓明るく、強く、正しく
教育の基盤中央大学の学風「質実剛健」

高校の歴史を受け継いで2010年に開校

中央大学附属中学校は、2010年に開校しました。中学校としての歴史は比較的新しいものの、併設する中央大学附属高等学校の源流は、1909年に創立された目白中学校までさかのぼります。

学校はその後、杉並中学校・高等学校、中央大学杉並高等学校へと変遷し、1963年に現在の小金井市へ移転して中央大学附属高等学校となりました。2001年に高校が男女共学化され、2010年の附属中学校開校によって、現在の中高大を見通した教育体制が整いました。

中学校は1学年150名程度の規模です。高校からも生徒を募集しているため、高校進学時には新しい仲間が加わります。中学からの内部進学生だけで6年間を過ごす完全中高一貫校とは異なり、高校段階で人間関係や学校の雰囲気に新たな広がりが生まれることも特徴です。

「自主・自治・自律」を支える自由な校風

中附を象徴する言葉が、「自主・自治・自律」です。

  • 自主:他人から指示される前に、自分で課題を見つけて行動する。
  • 自治:仲間と話し合い、自分たちの学校生活を自分たちでつくる。
  • 自律:自由に伴う責任を理解し、自分を律して行動する。

この理念は、授業だけでなく、委員会、学校行事、クラブ活動、服装など、日常の学校生活全体に表れています。学校が全ての答えを先回りして与えるのではなく、生徒が試行錯誤し、失敗も経験しながら成長することを大切にしています。

そのため、自分の考えを持ち、相手の意見を聞きながら行動できる生徒にとって、個性を伸ばしやすい環境です。一方で、常に細かな指示を受けたい生徒や、自分で時間や課題を管理することが苦手な生徒は、入学当初に戸惑うことも考えられます。中学3年間を通して、自由を責任ある行動へ結びつける力を段階的に身につけていきます。

中央大学の「行動する知性」につながる教育

中央大学は、「行動する知性。―Knowledge into Action―」を掲げています。中附でも、学んだ知識を覚えるだけで終わらせず、実際の課題に応用し、自分の言葉や行動へつなげることを重視しています。

教科の授業では、基礎学力を幅広く身につけるとともに、実験、観察、調査、発表、討論などを積極的に取り入れています。高校では、教科横断型の「教養総合」や卒業論文・卒業研究へ発展し、大学で専門分野を学ぶために必要な探究力や論理的思考力を養います。

また、中央大学の教員や施設と連携した授業、研究活動、講座などに参加できることも附属校ならではの魅力です。大学進学をゴールとするのではなく、大学で何を学び、その知識を社会でどのように生かすかまで考える教育が行われています。

SSH指定校として科学的な探究力を育成

中央大学附属高等学校は、2018年度に文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定され、2023年度からは第Ⅱ期の指定を受けています。第Ⅱ期の指定期間は2027年度までの5年間です。

SSHという名称から理系の生徒だけを対象とした取組と思われがちですが、中附では自然科学だけでなく、人文・社会科学や芸術も含む分野横断型の学びを大切にしています。中学生も実験、観察、フィールドワーク、発表などを通して、科学的に問いを立て、根拠に基づいて考えるための土台をつくります。

中学校、高校、中央大学をつなぐ環境の中で、興味を持ったテーマを長期的に掘り下げられるため、理科や数学が好きな生徒はもちろん、幅広い分野を結びつけて考えたい生徒にも適した教育環境です。

中央大学への推薦進学を軸に幅広い進路を選べる

中学校で所定の課程を修了した生徒は、学習意欲や基本的な生活習慣などに大きな問題がなければ、学校長の推薦によって中央大学附属高等学校へ進学できます。高校卒業後は、多くの生徒が推薦制度を利用して中央大学へ進学します。

中央大学の学部・学科は、高校在学中の定期試験や学力テストなどを基に作成される推薦成績によって決まります。附属校だから希望する学部へ無条件で進めるわけではなく、人気の高い学部を希望する場合には、中学・高校を通じて安定した学習を続けることが重要です。

一方、条件を満たせば、中央大学への推薦資格を生かしながら、国公立大学や中央大学に設置されていない分野の学部・学科などへ挑戦する道もあります。中央大学への進学を軸としつつ、興味や将来像に応じた進路を考えられることが、中附の大きな強みです。

大学受験に追われず知的好奇心を深められる学校

中央大学への推薦進学という選択肢があることで、中高6年間を大学入試対策だけに費やす必要がありません。生徒はクラブ活動や学校行事に力を注いだり、興味を持ったテーマを時間をかけて研究したりできます。

これは勉強をしなくてもよいという意味ではありません。推薦学部を決める成績は高校1年から積み重ねられるため、日々の授業や定期試験への継続的な取組が求められます。その上で、受験問題の解法だけに偏らず、読書、実験、討論、創作、研究などに挑戦できる時間が確保されています。

中央大学への安定した進路、自由と責任を重んじる校風、大学とつながる知的探究を組み合わせた教育環境が、中央大学附属中学校の最大の特徴といえるでしょう。

アクセスと立地環境|武蔵小金井駅・小平駅からバスで通う緑豊かなキャンパス

中央大学附属中学校は、東京都小金井市貫井北町にあります。最寄り駅から学校までは少し距離があるため、通学には主に路線バスを利用します。JR中央線の武蔵小金井駅と、西武新宿線の小平駅からアクセスでき、東京都心、多摩地域、埼玉県南西部など、幅広い地域から生徒が通っています。

学校周辺は住宅地や教育施設が広がる落ち着いた環境です。近隣には都立小金井公園や東京学芸大学があり、都内の学校でありながら、緑を身近に感じられます。広い校地には中学校舎、高校校舎、図書館、複数の体育館、人工芝グラウンド、野球場などが配置され、ゆとりのある学校生活を送れる環境となっています。

武蔵小金井駅からのアクセス

最も利用しやすい経路の一つが、JR中央線の武蔵小金井駅から向かう方法です。武蔵小金井駅北口の6番バス停から、京王バスの「中大循環」に乗車し、約6分で「中大附属高校」停留所に到着します。

武蔵小金井駅には快速電車が停車するため、新宿、吉祥寺、三鷹、国分寺、立川、八王子方面から通学しやすくなっています。中央線沿線から乗り換えの少ない経路で通えることは、中附の通学面における大きな利点です。

利用路線利用駅バス経路所要時間の目安
JR中央線武蔵小金井駅北口6番乗り場から京王バス「中大循環」に乗車し、「中大附属高校」下車バス約6分
西武新宿線小平駅南口から銀河鉄道バス「小平国分寺線」に乗車し、「中央大学附属中学・高等学校」下車バス約12分

小平駅からのアクセス

西武新宿線を利用する場合は、小平駅南口から銀河鉄道バスの「小平国分寺線」に乗車します。「中央大学附属中学・高等学校」停留所までは約12分です。

小平駅は、西武新宿線と西武拝島線を利用できる駅です。高田馬場、西武新宿、田無、東村山方面のほか、拝島線を通じて小川、玉川上水、拝島方面からも通学経路を組み立てられます。

JR中央線と西武新宿線の両側からアクセスできるため、居住地域に応じて利用路線を選べます。兄弟姉妹の通学先や保護者の勤務先との位置関係を含め、家庭ごとに無理のない経路を検討しやすい立地です。

バス停から校門まで近い通学環境

いずれのバス経路も、学校に近い停留所で下車できます。駅から徒歩だけで通う学校と比べると、雨の日や荷物の多い日にも移動しやすく、校門まで長い距離を歩く必要がありません。

一方、登校時間帯には中附の生徒だけでなく、周辺の学校や施設へ向かう利用者もいるため、駅のバス乗り場や車内が混雑する場合があります。朝の交通状況によって所要時間が変わることも考え、余裕を持って登校する習慣が必要です。

学校説明会や文化祭へ参加する際には、電車を降りてからバスへ乗り換えるまでの時間、バス停の位置、混雑時の待ち時間まで確認しておくと、実際の通学生活をイメージしやすくなります。

緑と教育施設に囲まれた落ち着いた立地

学校は、駅前の繁華街から離れた小金井市北部に位置しています。周辺には住宅地が広がり、近隣には小金井公園や東京学芸大学などがあります。交通量のある道路に面する部分もありますが、校地に入ると広いグラウンドや樹木が目に入り、落ち着いて学習やクラブ活動に取り組める環境です。

中学校舎には中庭やグリーンテラスが設けられ、生徒が休み時間に交流できる場所となっています。中学グラウンド、人工芝グラウンド、野球場、体育館なども同じ校地内にあり、授業やクラブ活動のために日常的に離れた施設へ移動する必要がありません。

都心の駅に直結する学校ではありませんが、その分、広い校地と充実した運動施設を確保しています。大学附属校らしい落ち着いた環境で、学習だけでなく、実験、読書、学校行事、クラブ活動にもじっくり取り組めることが中附の立地面の魅力です。

通学時間は電車とバスを合わせて確認

中附への通学を検討する際は、最寄り駅までの電車の時間だけでなく、駅での乗り換えやバスの待ち時間も含めて考える必要があります。特に、中学1年生が毎日通うことを考えると、朝の混雑時とクラブ活動後の帰宅時の両方を確認しておくことが大切です。

  • 自宅から武蔵小金井駅または小平駅までの所要時間
  • 駅構内からバス乗り場までの移動時間
  • 登下校時間帯のバスの運行間隔と混雑状況
  • クラブ活動終了後の帰宅時刻
  • 電車やバスが遅れた場合の代替経路

毎日の通学ではバス利用が基本となりますが、JR中央線と西武新宿線という異なる鉄道路線から通えるため、広い地域から通学できます。駅からの近さよりも、緑豊かな広い校地と落ち着いた教育環境を重視する家庭にとって、魅力のある立地といえるでしょう。

教育方針とカリキュラム|自主・自治・自律を育てる中高大を見通した学び

中央大学附属中学校の教育は、学校の理念である「自主・自治・自律」を、日々の授業や学校生活の中で身につけていくことを基本としています。知識を一方的に教わるだけでなく、自分で疑問を持ち、調べ、考え、他者と話し合いながら答えをつくる学びが重視されています。

中央大学への内部推薦制度があるため、大学受験に向けた先取り学習だけを急ぐのではなく、国語、数学、理科、社会、英語、芸術、体育などを幅広く学びます。中学校で基礎学力と学ぶ姿勢を固め、高校で教養と探究力を深め、大学での専門的な学問へつなげることが、中附のカリキュラムの大きな特徴です。

自分で考えて行動するための土台をつくる中学3年間

中学段階では、教科の基礎を確実に身につけるとともに、自分で学習を進めるための姿勢を養います。自由な校風の学校ですが、自由とは何をしてもよいという意味ではありません。課題の提出、授業への参加、友人との協働などを通して、自分の行動に責任を持つことを学びます。

授業では、教員が示した解法や結論をそのまま覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか」「別の考え方はないか」「身につけた知識をどのように使えるか」を考える場面が多く設けられています。

  • 自主:自分から課題を見つけ、必要な情報を調べる。
  • 自治:仲間と意見を交わし、集団の課題を協力して解決する。
  • 自律:自分の行動を振り返り、自由に伴う責任を果たす。

中学3年間は、高校内容を早く終わらせることだけを目的とした期間ではありません。基礎学力、読書習慣、表現力、実験や観察の方法、情報の集め方など、高校以降の探究的な学びに必要な土台を丁寧につくります。

応用力へと広がる基礎学力を養う教科教育

各教科では、知識や技能の定着と、その知識を使って考える力の両方を重視しています。定期試験でも、用語や公式を覚えているかだけでなく、理由を説明する問題や、自分の考えを文章で表現する問題に取り組みます。

教科学習の特徴
国語文章の文脈や言葉の意味を論理的に読み取り、記述や発表を通して自分の考えを表現します。
数学計算結果だけでなく、答えを導くまでの過程を重視し、中高一貫の体系的な学習を通して論理的思考力を養います。
理科実験の結果を予想し、観察した内容を考察して、自分の言葉でまとめます。中学3年間で約100回の実験を行います。
社会地理・歴史・公民の知識を現代社会の課題と結びつけ、フィールドワークや時事問題の考察へ発展させます。
英語「総合英語」で語彙・文法・読解の基礎を固め、「Project in English」で調査や発表に取り組みます。
芸術音楽、美術、書写などを通して、技術だけでなく感性や表現力を育てます。
体育基本動作と基礎体力を養い、さまざまな競技を経験しながら、協力する姿勢やスポーツへの理解を深めます。

中学3年間で約60冊を読む課題図書

中附の国語教育を象徴する取組の一つが、課題図書制度です。中学生は3年間で合計約60冊の課題図書を読みます。

選ばれる本は、日本文学や外国文学だけでなく、評論、社会問題、科学、文化など幅広い分野に及びます。自分が普段選ばない本にも触れることで、異なる時代や地域、価値観を知り、物事を一つの見方だけで判断しない姿勢を養います。

課題図書は、読んだ冊数を増やすだけの活動ではありません。国語の授業や定期試験では、作品の内容や表現、登場人物の考え、社会的な背景などについて問われます。継続的な読書を通して、長い文章を読み取る力、考えを整理する力、自分の言葉で記述する力を身につけていきます。

英語で調べて発表する「Project in English」

英語では、基礎学力を養う「総合英語」と、英語を実際に使う「Project in English」を組み合わせています。中学では週5時間の総合英語に加え、週1時間のProject in Englishが設けられています。

Project in Englishは、ネイティブ教員と日本人教員が連携して行う課題解決型の授業です。単語や文法を覚えるだけでなく、身近なテーマについて調べ、情報を整理し、英語で発表します。

学年主なテーマと学習内容
中学1年学校生活を題材に、英語で学ぶ授業に慣れながら短い発表に取り組みます。
中学2年日本の地域を題材に、フィールドワークや移動教室で訪れる場所について調べ、英語でまとめます。
中学3年日本の文化や社会を題材に調査を進め、英語によるプレゼンテーションへ発展させます。

高校でもProject in Englishは継続され、世界が抱える問題について調査・討論したり、自分の卒業論文や卒業研究の内容を英語で発表したりします。中学から高校まで段階的に経験を積むことで、英語を学ぶだけでなく、英語を使って考え、調べ、他者へ伝える力を育てます。

英検を全員で受験し基礎力を確認

中学生は全員が英検を受験し、学年ごとに目標級を設定します。中学3年修了時までに英検準2級を取得することが一つの目標です。

Project in Englishによる発表活動だけでなく、語彙、文法、読解、リスニングなどの基礎学習にも継続して取り組みます。検定を通して現在の到達度を確認し、次に補うべき内容を明確にできる仕組みです。

また、希望者を対象としたEnglish Campやブリティッシュヒルズ研修、中学3年生の海外交流プログラムなども用意されています。全員参加の体験型英語研修と希望制のプログラムを組み合わせ、段階的に国際交流へ挑戦できます。

教室で学んだ内容を現地で確かめる体験型学習

中附では、教室内で得た知識を実際の場所や社会の中で確かめる体験型学習を重視しています。事前にテーマについて調べ、現地で観察や聞き取りを行い、帰校後に考察して発表するという流れです。

学年主な体験型学習学習の特徴
中学1・2年ワンデイエクスカーション生徒自身が行程を考え、東京周辺などで地理・歴史・文化について調査します。
中学2年奈良・京都移動教室歴史の授業と連動して事前学習を行い、生徒の委員会が見学する史跡や行程の企画にも関わります。
中学3年沖縄修学旅行自然、文化、歴史、平和について長期間の事前学習を行い、現地での経験をポスター発表へつなげます。

旅行や校外活動を単なる思い出づくりで終わらせず、事前学習、現地調査、事後発表を一つの学習として構成していることが特徴です。生徒同士で計画を立てる過程では、調査力だけでなく、役割分担、話合い、時間管理なども学びます。

中学3年の「教養総合基礎」から始まる探究学習

中附の教育の柱となるのが、学校独自の探究プログラム「教養総合」です。中学3年生では「教養総合基礎」に取り組み、普段の生活や教科学習の中にある疑問を、学問的な問いへ発展させる方法を学びます。

生徒は自分の興味に基づいてテーマを設定し、情報を収集・分析します。その上で、仮説を立て、調査結果を整理し、他者に伝わる形で発表します。身近な文化、社会問題、自然観察、音楽、数学、感染症など、選ばれるテーマは多岐にわたります。

  • 自分の興味や疑問から研究テーマを見つける。
  • テーマが広すぎないかを検討し、具体的な問いに絞る。
  • 書籍、論文、インターネット、観察などから情報を集める。
  • 集めた情報の信頼性や関係性を分析する。
  • 根拠を示しながら、自分の考察を発表する。

高校では「教養総合Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」へ進み、高校3年生では、文系クラスの生徒が卒業論文、理系クラスの生徒が卒業研究に取り組みます。中学3年から高校卒業まで探究の方法を段階的に学ぶことで、大学のゼミや研究活動につながる力を育てます。

SSH指定校として分野を越えて考える

併設する中央大学附属高等学校は、2018年度から文部科学省のスーパーサイエンスハイスクールに指定され、2023年度からは第Ⅱ期の取組を進めています。

中附のSSH教育は、理科や数学だけを特別に強化するものではありません。自然科学、人文・社会科学、芸術などを横断し、複数の視点から問題を考えるリベラルアーツ型の探究を特徴としています。

例えば、環境問題を考える場合にも、自然科学的なデータだけでなく、経済、法律、地域社会、文化などの視点が必要です。異なる分野の知識を結びつけ、他者と対話しながら解決策を考えることで、専門分野が細分化された現代社会に対応する力を養います。

中学段階で行う実験、フィールドワーク、Project in English、教養総合基礎は、高校のSSH活動や卒業研究につながる入口となっています。

中央大学との連携で大学の学問に早くから触れる

中央大学の附属校として、大学の教員、施設、専門機関と連携した教育プログラムが用意されています。中学生も各学年で中央大学の学問や研究に触れ、将来の学部選択や職業について考えます。

学年中央大学との主な連携例
中学1年中央大学のキャンパス見学、大学を知るための講座、情報モラルやいじめ防止に関する授業など
中学2年働くことを考える講座、法曹による講演、法科大学院での模擬裁判、サイバーセキュリティに関する学習など
中学3年大学で学ぶ意味を考える講座、法科大学院との法教育、簿記講座など

高校段階では、中央大学の図書館利用、大学授業の先行履修、各学部の講義、理工系研究への助言などへ発展します。内部進学先を早く決めるためだけでなく、大学にはどのような学問があり、自分は何を学びたいのかを考える機会となっています。

連携プログラムの内容は年度によって変わりますが、中学から大学までを一つの長い学びとして捉えられることは、大学附属校ならではの利点です。

高校では「全教科主義」で幅広い教養を身につける

中学校で身につけた基礎学力は、高校の「全教科主義」へつながります。内部推薦で大学へ進む生徒が多いからこそ、早い時期から受験科目だけに学習を絞らず、文系・理系を問わず幅広い教科に取り組みます。

高校では教養総合や大学連携プログラムを通して、自分の興味や適性を探り、高校3年で文系・理系の学びを深めます。卒業論文や卒業研究では、自ら設定したテーマについて長期間にわたって調査や実験を行い、その成果をまとめます。

中央大学への推薦を受けるためには、日々の授業や定期試験に継続して取り組む必要があります。大学入試の負担が比較的小さい一方で、附属校での学びを受け身で過ごしてよいわけではありません。自分で学習を管理し、興味のある分野を深める姿勢が求められます。

受験勉強だけでは得にくい学びを重視

中央大学附属中学校のカリキュラムは、大学受験に必要な問題演習だけを繰り返す教育とは異なります。読書、実験、討論、英語発表、フィールドワーク、大学連携、卒業研究などを通して、知識を実際に使う経験を積み重ねます。

そのため、正解を素早く覚えることだけでなく、疑問を持って考えることや、自分の考えを相手に伝えることを楽しめる生徒に適しています。中央大学への安定した進路を生かしながら、中高6年間をかけて幅広い教養と知的好奇心を育てられることが、中附の教育方針とカリキュラムの大きな魅力です。

学習環境と施設設備|天文ドームと約20万冊の図書館が知的好奇心を広げる

中央大学附属中学校・高等学校のキャンパスには、中学校舎と高校校舎に加え、独立棟の図書館、複数の実験室、天文ドーム、講堂、体育館、人工芝グラウンド、野球場などが整っています。

中学生は日常の中心となる中学校舎だけでなく、中高共用の施設も利用できます。中学から高校へ進むにつれて活動範囲が広がり、読書、実験、探究、芸術、スポーツなど、それぞれの興味を深められる環境です。

分野主な施設特徴
読書・探究図書館本館、図書館分館約20万冊の資料、視聴覚資料、オンラインデータベース、学習用パソコンを利用できます。
理数教育中学理科室、実験室、天文ドーム観察や実験を重視した理科教育と、SSHの探究活動を支えます。
情報教育Computer Lab、LL教室情報収集、レポート作成、英語学習、発表資料の制作などに活用されます。
芸術・創作音楽室、クラフトルーム、家庭科教室、多目的ホール演奏、美術、技術、調理、作品発表などに対応しています。
運動施設中学体育館、第1・第2体育館、人工芝グラウンド、野球場、プールなど体育の授業から本格的なクラブ活動まで幅広く利用されます。
交流・生活中庭、グリーンテラス、コミュニティスペース、ランチルーム休み時間の交流、昼食、教員への相談などに利用できる空間です。

大学・公共図書館に近い規模を持つ図書館

中附の施設を象徴する存在の一つが、赤レンガ造りの独立棟となっている図書館本館です。本館を中心に約20万冊の資料と約4,300タイトルの視聴覚資料が整えられ、中高6年間の読書や調査、探究活動を支えています。

本館1階の閲覧室には266席が設けられ、授業や個人学習にも利用されます。2階には生徒が自由に資料を探せる開架式の書庫があり、中高生向けの読み物だけでなく、大学での学びにつながる専門的な資料にも触れられます。

館内には学習用パソコンが配置され、蔵書検索に加えて、新聞記事、事典、科学資料などを調べられるオンラインデータベースも利用できます。単に本を借りる場所ではなく、情報を集め、比較し、レポートや発表へまとめるメディアセンターとして機能しています。

中学生が日常的に利用できる図書館分館

中学校舎の1階には、明るく開放的な図書館分館があります。3方向を窓に囲まれた空間で、中学生が授業の合間や昼休みに立ち寄りやすい位置に設けられています。

分館には、1クラスで授業を行える中央閲覧席、カウンター式の閲覧席、視聴覚資料を利用できるコーナーなどがあります。約40台のパソコンを使い、本館・分館の所蔵資料やオンラインデータベースを検索したり、レポートや発表資料を作成したりすることもできます。

中学段階では3年間で約60冊の課題図書を読む取組があるため、図書館は国語教育とも密接につながっています。課題図書を読むだけでなく、教養総合基礎、社会科の調査、理科の研究、英語発表など、教科を越えた学習に活用されます。

こうした充実した環境は学校外からも注目され、2026年6月には中附の図書館を紹介する取材記事が掲載されました。長い歴史を持つ本館と、中学生が親しみやすい分館を組み合わせていることが特徴です。

天文ドームが象徴する本格的な理数教育

校舎の屋上には、銀色の天文ドームが設置されています。天体観測や地学研究部の活動などに活用され、学校内で本格的な天文学の観察に取り組める環境です。

学校では、地域の人々を対象とした市民天体観望会も開催してきました。生徒が望遠鏡や観測機器に触れるだけでなく、観測した内容を整理し、他者へ説明する活動にもつながっています。

2026年7月には、小金井市内で配布される地域メディアに天文ドームの取材記事が掲載されました。キャンパスの景観を特徴づける設備であると同時に、地域と科学の楽しさを共有する場にもなっています。

約100回の実験を支える理科室と実験室

中学校舎には、物理・化学系と生物・地学系の2つの理科実験室があります。中学3年間では約100回の実験を行い、教科書の結論を覚えるだけでなく、自分で予想を立て、観察し、結果を考察する力を養います。

中高全体では、本格的な設備を備えた実験室が6室用意されています。中学で身につけた実験の基本は、高校のSSH活動や教養総合、卒業研究へとつながります。

実験結果が予想と異なった場合にも、失敗として終わらせるのではなく、操作、条件、仮説を振り返り、原因を考えます。設備の充実だけでなく、試行錯誤を通して科学的に考える姿勢を育てることが重視されています。

情報収集と発信を支えるICT環境

中学校舎のComputer Labには約40台のパソコンが設置されています。高校校舎のComputer Lab2室にも合計約100台のパソコンがあり、中高を通した情報教育や探究学習を支えています。

パソコンは、基本的な操作を学ぶためだけでなく、フィールドワークの結果整理、英語によるプレゼンテーション、教養総合のレポート、統計資料の分析などに活用されます。

図書館の資料やオンラインデータベースから集めた情報を、文書、グラフ、スライドなどにまとめて発表することで、情報を正しく扱い、相手に分かりやすく伝える力を養います。

創作と表現を支える特別教室

中学校舎には、音楽室、家庭科教室、クラフトルームなどが整っています。クラフトルームは技術と美術の授業で利用され、中庭に面した明るい空間で作品制作に取り組めます。

音楽室にはさまざまな楽器と練習ブースがあり、授業やクラブ活動に活用されています。家庭科教室では調理実習などを行い、自分たちで作った料理を仲間と一緒に味わいます。

1号館の多目的ホールにはスタインウェイピアノが設置され、演奏会や発表などが行われます。読書や理数探究だけでなく、音楽、美術、技術、家庭科を含めた幅広い表現活動に取り組めることが、中附の「全教科主義」を施設面から支えています。

生徒と教員の対話を生むコミュニティスペース

中学校舎には、生徒が教員へ気軽に相談できるコミュニティスペースがあります。教員室の前で立ったまま質問するのではなく、テーブルを囲んで授業や学校生活について話せる環境です。

校舎内には中庭やグリーンテラスもあり、休み時間には友人同士で会話したり、一人で落ち着いて過ごしたりできます。グリーンテラスは中学体育館の屋上に設けられ、樹木に囲まれた憩いの空間となっています。

高校校舎の1号館にも、生徒ホールやコミュニティプラザ、畳敷きのTatami Roomなどがあります。中学から高校へ進むにつれて利用できる場所が広がり、授業以外の時間にも人との交流や自主的な活動が生まれます。

広い校地を生かした運動施設

運動施設には、中学体育館、第1体育館、第2体育館、中学グラウンド、人工芝グラウンド、野球場、柔道場、剣道場、プールなどがあります。体育の授業だけでなく、放課後のクラブ活動や学校行事にも活用されています。

中学グラウンドは砂入り人工芝で、テニスやフットサルなど複数の競技に対応しています。人工芝グラウンドでは、体育の授業やサッカーなどのクラブ活動が行われます。野球場は硬式・軟式野球部が活動できる本格的な設備です。

プールは全長25mで、温水シャワー室と採暖室も備えています。複数の体育館やグラウンドを同じ校地内で利用できるため、駅から距離のある郊外型キャンパスの利点が、運動施設の充実に表れています。

式典や発表の場となる1,500席を超える講堂

校内の講堂には1,500席を超える座席があり、入学式や卒業式をはじめ、講演会、芸術鑑賞、学校行事などに利用されます。学年単位だけでなく、中高の多くの生徒が集まれる規模です。

教室内での発表から大きな舞台での行事まで、さまざまな規模の活動に対応できることも、中高一貫校としての施設の充実を示しています。

スクールランチを利用できるランチルーム

中学校舎には約100席のランチルームがあり、昼食やスクールランチの際に利用されます。中附には中学生向けのスクールランチが用意されており、家庭から弁当を持参する場合と組み合わせながら昼食を取ります。

高校校舎には176席の食堂と生協売店もあります。中学校から高校へ進むと、食事や教材購入などで利用できる選択肢も広がります。

心身の健康を支える保健室と相談室

中学校舎と高校校舎には、それぞれ保健室と相談室が設けられています。体調不良やけがへの対応だけでなく、学校生活、人間関係、学習、家庭での悩みなどを相談できる環境です。

自由と主体性を重んじる学校であっても、生徒が全ての問題を一人で解決することを求めているわけではありません。教員、養護教諭、相談室などへ必要な助けを求めることも、自分の生活を管理するための大切な力と考えられています。

知識を蓄え、試し、発信できるキャンパス

中附の施設は、見た目の豪華さだけを目的としたものではありません。図書館で資料を集め、実験室で仮説を検証し、Computer Labで結果をまとめ、教室やホールで発表するという学習の流れを、学校内で実践できます。

中学生が日常的に利用しやすい分館や理科室と、高校段階で専門的な探究へ進むための本館・実験施設がつながっていることも特徴です。中高6年間を通して知的好奇心を深め、自分の関心を研究や表現へ発展させられる環境が、中央大学附属中学校の学習環境における大きな魅力です。

学校生活と行事|自由な校風の中で生徒がつくる白門祭と体育祭

中央大学附属中学校の学校生活は、教育理念である「自主・自治・自律」を、日々の行動や学校行事を通して身につけていくことを重視しています。教員が全てを決めて生徒を動かすのではなく、生徒会、実行委員、各クラスが話し合いながら、行事や学校生活をつくっていくことが特徴です。

入学直後のオリエンテーション旅行から始まり、体育祭、白門祭、奈良・京都移動教室、沖縄修学旅行、芸術祭、教養総合成果発表会など、年間を通して多彩な行事が行われます。楽しむだけでなく、事前に調べ、企画し、現地で体験し、最後に発表するまでを一つの学びとして捉えている点が中附らしさです。

中附の主な年間行事

時期主な行事内容
4月入学式、オリエンテーション旅行中学1年生が新しい仲間と交流し、集団生活や学校生活の基本を学びます。
5月中間試験、生徒総会、中学2年ワンデイエクスカーション生徒会活動や校外でのフィールドワークを通して、自主性と協働する力を育てます。
6月体育祭、古典芸能鑑賞教室クラスや学年で協力する体育行事に加え、本物の文化や芸能に触れます。
7月期末試験、中央大学創立記念日1学期の学習を振り返り、中央大学の歴史や附属校としてのつながりにも触れます。
8月English Camp、ブリティッシュヒルズ研修希望者が英語を使う環境に身を置き、実践的なコミュニケーションを経験します。
9月白門祭、法教育体験授業中高合同の文化祭と、中央大学法科大学院などと連携した学習が行われます。
10月中学1年防災体験・TGG研修、中学2年奈良・京都移動教室、中学3年沖縄修学旅行学年ごとのテーマに沿って、文化、歴史、自然、国際理解、防災などを体験的に学びます。
11月生徒会役員選挙、中学1年ワンデイエクスカーション学校自治について考えるとともに、グループで計画した行程に基づいて校外調査を行います。
12月期末試験、台湾交流プログラム希望する中学3年生が、海外の生徒との交流を通して文化や価値観の違いを学びます。
2月芸術祭、教養総合成果発表会合唱や探究活動の成果を発表し、仲間の表現や研究にも触れます。
3月学年末試験、卒業式、海外交流プログラム1年間の学びを締めくくり、中学3年生は高校段階へ進みます。

行事の実施時期や内容は年度によって変更されることがありますが、学習、自治、文化、スポーツ、国際交流をバランスよく経験できる構成となっています。

新しい仲間と関係を築くオリエンテーション旅行

中学1年生は、入学後間もない4月にオリエンテーション旅行へ出かけます。新しいクラスメートと共同生活を送りながら、学校の基本的な考え方や集団生活のルールを学ぶ行事です。

中附には、東京都内だけでなく、多摩地域、埼玉県、神奈川県などさまざまな地域から生徒が集まります。入学時には知り合いが少ない生徒もいますが、宿泊を伴う活動やグループワークを通して、少しずつ友人関係を築いていきます。

教員から細かな指示を受けて動くことだけを目的とせず、自分の役割を考え、周囲の状況を見ながら行動することが求められます。中附の「自主・自治・自律」を実際の生活の中で学ぶ最初の機会です。

クラスの団結を深める体育祭

体育祭は、広いグラウンドと充実した運動施設を生かして行われます。競技に参加するだけでなく、準備、進行、応援、片付けなどにも生徒が関わり、学年やクラスで協力しながら行事をつくります。

運動が得意な生徒だけが活躍する行事ではありません。競技の作戦を考える、応援をまとめる、用具や記録を担当するなど、さまざまな役割があります。一人ひとりが自分にできることを担い、クラス全体で成果を目指します。

自由な校風の中でも、集団で一つの行事を成功させるためには、時間を守ることや他者への配慮が欠かせません。体育祭は、生徒が自由と責任の関係を学ぶ機会にもなっています。

中高合同でつくる文化祭「白門祭」

中附の文化祭は、中央大学の象徴である「白門」の名を冠した白門祭です。中学生と高校生が合同で参加し、各クラスやクラブが展示、研究発表、演奏、演劇、体験企画などを行います。

企画の内容を考え、必要な予算や準備物を整理し、役割を分担して当日を迎えるまで、生徒が主体となって活動します。意見がまとまらないときには話し合い、計画どおりに進まないときには方法を見直す必要があります。完成した企画だけでなく、その過程自体が中附の自治教育につながっています。

中学生にとっては、高校生の企画力や表現力に触れられる機会でもあります。中学から高校へ進んだ後の学校生活を具体的に想像でき、学年を越えた交流も生まれます。

2026年度の白門祭は、9月19日と20日の2日間にわたって開催される予定です。受験生や保護者の見学には事前申込みが必要となるため、来校する場合は公式サイトの最新案内を確認する必要があります。

生徒が行程を考えるワンデイエクスカーション

中学1・2年生では、学校を離れて1日単位のフィールドワークを行うワンデイエクスカーションがあります。グループごとに訪問先や移動経路を考え、東京駅周辺や横浜などで、地理、歴史、文化、産業について調査します。

教員が用意した見学コースを順番に回るだけではなく、生徒自身が行程を計画することが特徴です。限られた時間の中で、どこを訪れ、何を調べ、どのように移動するかを仲間と話し合います。

現地で集めた情報は、帰校後にレポートや発表としてまとめます。事前調査、現地での観察、事後報告という流れを経験することで、高校の教養総合や研究活動につながるフィールドワークの基本を身につけます。

生徒の委員会が企画に関わる奈良・京都移動教室

中学2年生は、10月に3泊4日の奈良・京都移動教室へ出かけます。社会科、とりわけ歴史の授業と結びついた行事で、寺社、史跡、文化財などについて事前学習を行った上で現地を訪れます。

移動教室では、生徒による委員会が中心となり、見学する史跡や巡る順番などの企画にも関わります。自分たちが調べた場所を実際に訪れるため、教科書や資料集で学んだ歴史を、建築物、仏像、町並み、地形などと結びつけて理解できます。

集団で旅行する際には、自分たちの希望だけでなく、移動時間、安全面、全体の行程を考えることも必要です。歴史学習に加え、計画性、協調性、公共の場での振る舞いを学ぶ行事となっています。

半年間の事前学習を行う沖縄修学旅行

中学3年生の修学旅行では、10月に3泊4日で沖縄を訪れます。自然や観光だけでなく、沖縄の文化、歴史、戦争、平和について考えることを大きなテーマとしています。

修学旅行の学習は、出発直前に始まるものではありません。約半年をかけて事前学習を行い、沖縄が歩んできた歴史や、現在も残る社会的な課題について理解を深めてから現地へ向かいます。

現地で見聞きしたことは、帰校後にポスターなどへまとめ、発表します。異なるテーマを調べた生徒同士が成果を共有することで、一人の体験だけでは捉えきれない沖縄の姿を多角的に考えます。

修学旅行を一度きりの思い出にせず、事前学習、現地体験、事後発表を通して問いを深めることが、中附の体験型学習の特徴です。

合唱と探究の成果を発表する芸術祭

2月には、芸術祭として合唱コンクールが行われます。クラスごとに練習を重ね、仲間の声を聴きながら一つの音楽をつくり上げます。

合唱は、個人の技術だけでは完成しません。音程、リズム、声量、表現をそろえるために話し合いを重ね、クラス全員が自分の役割を果たす必要があります。練習の過程で意見がぶつかることもありますが、それを乗り越えて発表を完成させる経験が、クラスの成長につながります。

同じ時期には、教養総合成果発表会も行われます。中学3年生は「教養総合基礎」で取り組んだ探究活動の成果を発表し、他の生徒や教員から質問や意見を受けます。2026年度の成果発表会は、2027年2月17日に開催される予定です。

本物の文化や芸術に触れる行事

中附では、古典芸能鑑賞教室や中附コンサートなど、教室を離れて本物の文化や芸術に触れる機会も設けています。

古典芸能鑑賞教室では、普段の生活では触れる機会の少ない日本の伝統芸能を鑑賞します。作品の背景や表現方法について学んだ上で実演を見ることで、国語や社会の学習を文化体験へ広げられます。

中附コンサートでは、さまざまな分野のアーティストを招き、音楽や表現を間近で味わいます。受験科目に含まれる知識だけでなく、感性や創造性を育てる経験も、学校教育の大切な一部と考えられています。

希望者が参加できる国際交流プログラム

英語や海外交流に関心のある生徒には、学年に応じた希望制のプログラムがあります。中学1年生のEnglish Camp、中学2年生のブリティッシュヒルズ研修、中学3年生の台湾交流プログラム、オーストラリア交流プログラムなどです。

  • English Camp:英語を使う活動を通して、話すことへの抵抗を減らします。
  • ブリティッシュヒルズ研修:英語を使って生活や授業を体験し、実践的なコミュニケーション力を養います。
  • 台湾交流プログラム:海外の生徒と交流し、文化や学校生活の違いを学びます。
  • オーストラリア交流プログラム:現地での交流を通して、英語力と異文化理解を深めます。
  • 英国AES交流プログラム:英国の学校との交流を通して、海外の教育や文化に触れます。

全員が同じ海外研修へ参加するのではなく、自分の興味や英語力、家庭の予定などに合わせて選べることが特徴です。授業で学んだ英語を実際に使い、言葉が完全に通じない状況でも相手と関わろうとする姿勢を育てます。

自由な校風を表す「中附スタイル」

中央大学附属中学校には、「中附スタイル」と呼ばれる制服があります。ブレザー、シャツ、リボン、ネクタイ、スカート、ズボンは、それぞれ複数の種類から選び、季節や好みに合わせて組み合わせられます。

男女で着用するアイテムを一律に分けるのではなく、自分に合うものを選択できることも、多様な価値観を尊重する中附の校風を表しています。また、学校指定の鞄、靴、靴下、上履きは設けられていません。

高校では学校指定の制服や標準服がなくなり、清潔感を前提として各自が服装を選びます。中学では一定の枠組みの中で選択する経験を重ね、高校段階では、より大きな自由と責任を自分で管理していく流れです。

細かな校則ではなく基本ルールを重視

中附では、生徒を細かな校則で一律に管理するのではなく、他者への思いやりや安全、学習環境を守るための基本的なルールを重視しています。

自由な学校生活を送るためには、自分の行動が周囲にどのような影響を与えるかを考えなければなりません。自分がしたいことだけを優先するのではなく、他者の自由や権利も尊重することが求められます。

生徒会活動や生徒総会、役員選挙なども、学校生活について生徒自身が考える機会です。決められたルールに従うだけでなく、なぜルールが必要なのか、より良い学校生活のために何を変えるべきかを話し合います。

スクールランチを通して食文化を学ぶ

中学校舎にはランチルームがあり、クラス単位でスクールランチを利用します。日本各地の郷土料理や世界の料理など、テーマに沿ったメニューが提供されることもあります。

スクールランチは、単に昼食を提供するだけの制度ではありません。料理が生まれた地域の気候、歴史、文化について調べ、実際に味わうことで、社会科や家庭科などの学びにつなげています。

奈良・京都移動教室の前には京料理について学ぶなど、学校行事と食育を関連させた取組も行われます。日常の昼食も、知識と体験を結びつける教育の機会として活用されています。

学習と行事の切替が求められる学校生活

中附では行事やクラブ活動に積極的に取り組める一方、定期試験や課題図書、レポート、発表準備などもあります。中央大学への内部進学制度があるからといって、日々の学習を軽視できるわけではありません。

通常は8時35分までに登校し、平日は午前4時間・午後2時間の授業を受けます。帰りのホームルーム後はクラブ活動などに取り組み、中学生の下校時刻は18時です。土曜日にも3時間目まで授業があります。

行事の準備が忙しい時期にも、学習時間を確保し、課題や定期試験に計画的に取り組む必要があります。自由な環境の中で、自分の時間を管理し、勉強、行事、クラブ活動の全てに主体的に関わることが、中央大学附属中学校の学校生活の特徴です。

クラブ活動|中学から高校へ広がる多彩な活動と全国レベルの挑戦

中央大学附属中学校では、広いグラウンド、複数の体育館、プール、実験室、図書館、音楽室など、充実した校内施設を活用してクラブ活動を行っています。運動部と文化部の両方に幅広い選択肢があり、競技大会を目指す活動から、研究、創作、演奏、英語、ディベートまで、生徒それぞれの関心に応じて挑戦できます。

中学生と高校生が一緒に活動するクラブも多く、上級生から技術や活動への姿勢を学べることが特徴です。一方、中学と高校で活動日や練習内容を分けているクラブや、高校生のみが参加できるクラブもあります。中学入学時だけでなく、高校進学後まで含めてどのような活動を続けられるかを確認しておくとよいでしょう。

中学生が参加できる主なクラブ

分野主なクラブ活動の特徴
球技・競技系中学野球部、サッカー部、男子・女子硬式テニス部、男子・女子バスケットボール部、卓球部、水球部など校内のグラウンド、体育館、テニスコート、プールなどを利用し、大会出場を目指して練習します。
陸上・チームスポーツ陸上競技部、女子ハンドボール部基礎体力の向上から大会出場まで、それぞれの目標に応じて取り組みます。
音楽・表現系吹奏楽部、合唱部、美術・書道・文藝部白門祭、演奏会、コンクール、作品展、ディベート大会などで成果を発表します。
理科・研究系生物部、地学研究部、物理部実験、観察、野外調査、ものづくり、天体観測などに取り組みます。
情報・国際系コンピュータ部、ESS部プログラミング、デジタル制作、英語による交流や発表などを行います。

クラブによって活動日数は異なります。週3日程度のクラブがある一方、土曜日や大会前の日曜日にも活動するクラブがあります。学習、通学時間、家庭での予定との両立を考え、活動内容だけでなく練習日と終了時刻も確認して選ぶことが大切です。

三期連続で都大会へ進んだ中学野球部

2026年の中学野球部は、第10ブロック中学校野球選手権大会で準優勝し、三期連続となる東京都大会出場を決めました。

大会では、小金井市立小金井第一中学校、立川市立立川第五中学校・第七中学校の合同チーム、早稲田実業学校中等部に勝利しました。決勝では小平市立小平第一中学校に0対1で惜しくも敗れましたが、接戦を勝ち上がる力を示しています。

2025年度にも、第10ブロック選手権大会、第10ブロック軟式野球予選、第10ブロック秋季大会、多摩武蔵杯野球大会で準優勝しており、継続して安定した実績を残しています。

活動場所は、校内の本格的な野球場と中学グラウンドです。中学から野球を始めて試合に出場する生徒もおり、経験者だけでなく、入学後に競技へ挑戦したい生徒にも成長の機会があります。

論理的に考えて言葉で戦うディベート班

中附には独立した「ディベート部」ではなく、美術・書道・文藝部の文藝班の中にディベート班があります。一定のテーマについて肯定側と否定側に分かれ、資料やデータを集め、限られた時間の中で自分たちの主張を組み立てます。

2026年7月に行われた全国中学・高校ディベート選手権関東甲信越地区予選では、中学ディベート班が予選を2位で通過し、関東甲信越地区ベスト12まで進出しました。高校ディベート班は地区予選7位となり、全国大会であるディベート甲子園への出場を決めています。

高校で全国大会出場を果たした生徒の多くは、中学2年生頃からディベートを始めています。中学で身につけた資料収集、論点整理、反論、即興的な応答の力を、高校段階でさらに伸ばせることが分かります。

ディベートでは、自分の個人的な意見とは異なる立場を担当することもあります。賛成・反対の両方から物事を検討し、客観的な根拠を示す経験は、国語や社会の学習だけでなく、中附が重視する教養総合や卒業論文にもつながります。

SSHの環境を生かせる理科系クラブ

理科や自然に関心のある生徒には、生物部、地学研究部、物理部があります。中学校の理科室や高校の専門実験室、図書館、天文ドームなどを利用し、授業よりも一歩進んだ観察、実験、研究、ものづくりに取り組めます。

生物部

生物部は「Wild Life」の名称でも活動し、生物実験室での観察や飼育だけでなく、高尾山などでの野外活動にも出かけます。自然の中で地図とコンパスを使うオリエンテーリングにも取り組み、全国規模や国際規模の大会で入賞者を出しています。

生き物を育てたり観察したりするだけでなく、野外で実際に行動しながら自然環境への理解を深められることが特徴です。

地学研究部

地学研究部は、生物地学実験室や図書館本館を拠点に活動しています。岩石、鉱物、地層、気象、地震、天体など、地球と宇宙に関わる幅広いテーマを扱います。

校舎屋上には天文ドームがあり、観測機器を使った天体観測にも取り組めます。授業で学んだ知識を、実際の観察や長期的な記録へ発展させられる環境です。

物理部

物理部では、実験に加え、電気自動車、ロボット、ミニ四駆などのものづくりにも取り組みます。高校段階では、省エネルギー型車両の競技大会などにも出場しており、中学から興味を深めながら、高度な設計や製作へ進めます。

初めから物理が得意であることよりも、物を作ること、仕組みを考えること、試行錯誤することへの関心が活動の入口となります。

発表の機会が多い吹奏楽部と合唱部

吹奏楽部と合唱部は、中学生と高校生が所属する音楽系クラブです。学年を越えて一つの演奏をつくるため、技術だけでなく、周囲の音を聴き、仲間と協力する力が求められます。

中学吹奏楽部は、2025年度の東京都中学校吹奏楽コンクールB組で銀賞を受賞しました。日々の練習に加え、白門祭や演奏会など、人前で成果を披露する機会があります。

合唱部では、合唱曲だけでなく、J-POPを合唱向けに編曲した作品など、さまざまな曲に挑戦しています。白門祭や定期演奏会を目標に、中高の部員が協力して音楽をつくります。

美術・書道・文藝を一つの部で深める

美術・書道・文藝部は、美術班、書道班、文藝班に分かれて活動しています。絵画や造形、書道作品、小説や詩、ディベートなど、表現の方法が異なる活動を一つのクラブの中で選べることが特徴です。

2025年度の全国競書大会では、中学生が金剛峯寺賞や大会委員長賞を受賞しました。文藝班も、プレゼンテーションコンクールやディベート大会で実績を残しています。

作品を一人で制作する活動だけでなく、仲間と意見を交わし、発表や大会に向けて内容を磨く活動もあります。文章を書くこと、論理的に話すこと、視覚的に表現することのいずれかに興味のある生徒に向いています。

高校進学後に選択肢がさらに広がる

中附では、高校から新たに参加できるクラブもあります。高校のみで活動している主なクラブには、次のようなものがあります。

  • 硬式野球部
  • アメリカンフットボール部
  • ソングリーディング部
  • ダンス部
  • バドミントン部
  • 男子・女子バレーボール部
  • ライフル射撃部
  • 演劇部
  • 茶華道部
  • マンドリン部

中学で所属していたクラブを高校でも続けるほか、高校進学時に別の活動へ挑戦することも可能です。中学3年間で興味や得意分野を見つけ、高校で新しいクラブを選ぶ生徒もいます。

全国大会で活躍する高校ライフル射撃部

高校進学後に参加できるクラブの中で、全国レベルの実績を持つのがライフル射撃部です。校内に専用の活動場所があり、多くの部員がビームライフルやビームピストルなどの競技に取り組んでいます。

2026年3月の全国高等学校ライフル射撃競技選抜大会では、女子ビームライフル立射60発競技で中附の選手が優勝しました。決勝得点253.0点は大会新記録となる成績です。さらに、2026年6月の東京都総合体育大会予選でも複数の選手が上位に入り、全国大会出場を決めています。

ライフル射撃部は中学生が所属できるクラブではありませんが、中附高等学校へ内部進学した後に挑戦できる特色ある選択肢です。集中力、姿勢、呼吸、精神面の安定が求められる競技であり、一般的な球技とは異なる分野で全国大会を目指せます。

広い校地と専門施設を活用できる

運動部は、野球場、人工芝グラウンド、中学グラウンド、複数の体育館、プールなどを利用します。都内の学校でありながら、複数のクラブが校内で活動できる広さを確保していることは、中附の大きな魅力です。

文化部も、講堂、音楽室、美術室、書道室、Computer Lab、図書館、理科実験室、天文ドームなど、それぞれの活動に適した設備を利用できます。教室を一時的に借りるだけでなく、専門的な活動へ発展させやすい環境です。

一部のクラブでは将来の活動終了が予定されている

中附の公式クラブ案内では、部員数や学校の運営体制などを踏まえ、一部のクラブについて将来の廃部予定が公表されています。

クラブ公式案内に記載された予定
水球部2029年度末に廃部予定
卓球部2030年度末に廃部予定
女子ハンドボール部2030年度末に廃部予定

これらのクラブへの入部を希望する場合は、中学在学中に活動できる期間だけでなく、高校進学後に継続できるかも確認する必要があります。募集や活動方針が変更される可能性もあるため、学校説明会や個別相談で最新情報を確かめておきましょう。

自由な校風だからこそ自己管理が必要

クラブ活動に積極的に取り組む一方、課題図書、実験レポート、英語発表、定期試験など、日々の学習も続きます。中央大学への内部推薦では高校在学中の成績が重視されるため、高校へ進んでからも授業や定期試験を軽視することはできません。

大会や発表会の前には活動時間が増えることもあります。入部前には、通常期と大会前の活動日、休日の練習、必要となる用具や費用などを確認しておくと安心です。

  • 週に何日活動するか。
  • 土曜日や日曜日に練習・大会があるか。
  • 中学と高校で活動内容がどのように変わるか。
  • 遠征、合宿、演奏会などに必要な費用。
  • 定期試験前の活動方針。
  • 高校進学後も同じクラブを続けられるか。

中附のクラブ活動は、勝敗や受賞だけを目的とするものではありません。仲間と目標を立て、意見を交わし、必要な練習や準備を自分たちで進める経験は、学校が掲げる「自主・自治・自律」の実践にもなっています。

充実した施設を使って好きな活動を深めたい生徒、中学から高校まで長期的に成長したい生徒、学習とクラブ活動の両方に主体的に取り組みたい生徒にとって、中附は多彩な挑戦の機会がある学校です。

進学実績と卒業後の進路|約87%が中央大学へ進む安定した内部進学制度

中央大学附属中学校・高等学校の進路における最大の特徴は、中央大学への充実した内部推薦制度です。2026年3月卒業生392名のうち、345名が中央大学への推薦合格を得て、341名が実際に進学しました。卒業生全体に占める中央大学への進学率は86.99%となっています。

中央大学への推薦進学を軸としながら、国公立大学や中央大学にはない学問分野を持つ私立大学へ挑戦できる制度も整っています。内部推薦による安心感を持ちつつ、自分の関心や将来像に応じて他大学を目指せることが、中附の進路面における大きな魅力です。

2026年3月卒業生の内部進学状況

項目人数・割合
卒業生数392名
中央大学への推薦枠合計355名分
中央大学推薦合格者345名
中央大学進学者341名
中央大学推薦合格率卒業生の88.01%
中央大学進学率卒業生の86.99%

推薦合格者345名と実際の進学者341名の差となる4名は、他大学併願受験制度を利用して他大学へ進学しています。内部推薦を得た場合でも、条件を満たせば、その資格を保持しながら外部大学へ挑戦できることが分かります。

近年も中央大学への内部推薦を希望する生徒のほとんどが推薦を受けており、卒業生のおよそ85%から90%が中央大学へ進む状況が続いています。大学附属校として、進路の安定性が非常に高い学校といえるでしょう。

法学部へ100名を超える進学者

2026年3月卒業生では、中央大学法学部への進学者が108名となりました。中央大学は法学教育に長い歴史を持ち、中附からも毎年多くの生徒が法学部へ進学しています。

中央大学の学部推薦合格者実際の進学者
法学部109名108名
経済学部69名69名
商学部68名67名
基幹理工学部・社会理工学部・先進理工学部32名31名
文学部31名31名
総合政策学部19名19名
国際経営学部7名6名
国際情報学部10名10名
合計345名341名

法学部では、法律学科に67名、国際企業関係法学科に12名、政治学科に29名が進学しました。法律そのものを学ぶだけでなく、政治、行政、国際関係、企業活動など、幅広い分野へつながる学びを選択できます。

経済学部には69名、商学部には67名が進学しており、経済、経営、会計、金融、マーケティングなどを学ぶ生徒も多くなっています。文系学部だけでなく、理工系3学部へ31名、国際情報学部へ10名が進学するなど、進路は幅広い分野に広がっています。

希望学部は高校3年間の成績を基に決定

中央大学への内部推薦は、附属高校へ進学すれば希望する学部・学科へ無条件で進める制度ではありません。学部・学科ごとに推薦枠が設定されており、校内で作成される推薦席次の高い生徒から希望する進学先を選びます。

推薦席次は、高校1年生の1学期から高校3年生の2学期までの定期試験と、校内で実施される学力テストの結果を基に決定されます。そのため、高校3年生になってから急いで成績を上げるのではなく、高校入学直後から継続して学習することが重要です。

  • 高校1年1学期から高校3年2学期までの定期試験に取り組む。
  • 校内で行われる学力テストでも安定した成績を取る。
  • 推薦席次の高い生徒から希望学部・学科を選択する。
  • 希望者が推薦枠を上回った学部では校内競争が生じる。

特に法学部をはじめとする人気学部・学科を希望する場合には、日々の授業、提出物、定期試験を大切にし、安定した成績を積み重ねる必要があります。

中学校段階では大学の推薦席次はまだ作成されませんが、中学時代に身につけた学習習慣や自己管理能力は、高校での成績に直結します。内部進学制度があるからこそ、中学から継続的に学ぶ姿勢が大切です。

内部進学先は文系から理工系まで幅広い

中央大学には、法学、経済、商、理工、文学、政策、国際経営、国際情報など、幅広い分野を学べる学部があります。高校段階では、自分の興味や進路に応じて文系・理系の学びを深め、希望する学部を検討します。

興味のある分野主な内部進学先
法律・政治・行政法学部
経済・社会・環境政策経済学部
経営・会計・金融・マーケティング商学部
数学・物理・化学・情報・工学基幹理工学部、社会理工学部、先進理工学部
文学・歴史・哲学・社会・心理・教育文学部
政策・国際文化総合政策学部
国際ビジネス・経営国際経営学部
情報・法律・社会国際情報学部

大学附属校を選ぶ際は、大学名だけでなく、将来学びたい分野が系列大学にあるかを確認することが重要です。中附の場合は、文系から理工系まで多くの学問分野を選べるため、中学入学時点で将来の専門が決まっていない生徒にも、進路を考える時間があります。

大学のキャンパスや授業に触れながら進路を選ぶ

中附では、中学・高校段階から中央大学との連携プログラムに参加できます。大学のキャンパスを訪問したり、大学教員による講義を受けたりすることで、学部名だけでは分かりにくい研究内容や大学生活を具体的に知ることができます。

高校では、大学の授業を先行して履修する制度もあります。指定された科目を修了した上で中央大学へ進学すると、その学修が大学卒業に必要な単位として認定される場合があります。

また、中央大学への進学が決定した高校3年生は、3学期に各学部が用意する入学前教育へ取り組みます。レポート作成、プレゼンテーション、大学の講義などを経験し、高校から大学の学びへ円滑に移行します。

中央大学への推薦資格を保持したまま他大学へ挑戦

中附には、他大学併願受験制度があります。条件を満たした生徒は、中央大学への推薦資格を保持したまま、国公立大学や一部の私立大学を受験できます。

  • 国公立大学:学部・学科を問わず受験できます。
  • 私立大学:中央大学では学べない学問領域の学部・学科を受験できます。

例えば、医学、歯学、獣医学、芸術など、中央大学に設置されていない分野を学びたい場合には、推薦資格を保持しながら該当する私立大学へ挑戦できる可能性があります。

一方、中央大学にも同じ学問領域がある私立大学を一般選抜で受験する場合は、原則として中央大学への内部推薦を辞退し、他大学受験に専念することになります。志望大学と学部によって制度の利用条件が異なるため、高校での進路相談が重要です。

2026年春の主な他大学合格実績

2026年春も、中央大学以外の国公立大学や難関私立大学への合格者が出ています。内部推薦資格を保持して併願した生徒だけでなく、中央大学への推薦を利用せず、他大学受験に専念した生徒の実績も含まれます。

大学2026年春の合格者数
北海道大学1名(現役1名)
筑波大学1名(現役1名)
東京学芸大学1名(現役1名)
東京農工大学2名
名古屋大学1名
慶應義塾大学9名(現役9名)
早稲田大学5名(現役4名)
上智大学23名(現役19名)
東京理科大学7名(現役2名)
立教大学7名(現役3名)
法政大学3名(現役1名)
明治大学1名
芝浦工業大学3名(現役1名)
日本大学4名(現役2名)

他大学の合格者数は、一人の生徒が複数の大学や学部に合格した場合、それぞれを数えた延べ人数です。そのため、合格者数の合計が他大学への実際の進学者数を表すわけではありません。

中央大学以外へ進む生徒は、例年、卒業生の10%から15%程度です。多数派は中央大学へ内部進学しますが、国公立大学、医学・薬学・芸術系大学、海外大学など、生徒の希望に応じた進路も選ばれています。

外部大学を目指す生徒への進路支援

中央大学への内部進学者が多い学校ですが、他大学を志望する生徒への支援も行われています。進路指導室には、中央大学以外の大学の過去問題集や、卒業生の受験報告、総合型選抜・学校推薦型選抜に関する資料が用意されています。

  • 志望大学や学部についての個別相談
  • 一般選抜に向けた教科別の学習相談
  • 志望理由書や活動報告書への助言
  • 総合型選抜・学校推薦型選抜に向けた模擬面接
  • 小論文作成の指導
  • 国公立大学などへ進学した卒業生による講演会

他大学の一般受験だけを希望する生徒には、受験勉強の時間を確保するため、文系の卒業論文や理系の卒業研究を含む一部授業について、修得単位を軽減する仕組みもあります。

中央大学への内部進学と外部大学受験では、必要となる準備が大きく異なります。高校段階で早めに希望進路を明確にし、教員と相談しながら学習計画を立てることが大切です。

附属高校への内部進学も原則として学校長推薦

中央大学附属中学校の全課程を修了する見込みの生徒は、原則として学校長の推薦により中央大学附属高等学校へ進学できます。

但し、著しく学習意欲が低い場合や、基本的な生活習慣が確立していない場合には、附属高校への推薦が認められないこともあります。入学すれば自動的に高校・大学まで進めるという制度ではなく、授業への参加、課題提出、出席状況、学校生活への取組が求められます。

中学から高校、高校から大学へと進む過程で、一定の学習姿勢と生活態度を維持することが、附属校の環境を生かすための基本となります。

大学受験に追われず将来の専門を考えられる

中央大学への安定した内部進学制度があることで、大学入試に必要な科目だけに学習を絞らず、課題図書、実験、英語発表、フィールドワーク、学校行事、クラブ活動などにも時間をかけられます。

高校では、文系の生徒が卒業論文、理系の生徒が卒業研究に取り組みます。大学合格を学びの終着点とせず、大学で専門的に研究するための準備を高校段階から進めることが、中附の進路教育の特徴です。

一方、希望学部を選ぶためには高校3年間の成績が重要であり、外部大学を受験する場合には相応の受験勉強も必要です。内部進学の安心感は、学習をしなくてよい環境ではなく、自分の興味や将来像に向き合い、主体的に進路を選ぶための時間を得られる環境と考えるとよいでしょう。

安定した内部進学と柔軟な進路選択を両立

中央大学附属中学校は、卒業生の約87%が中央大学へ進む、内部進学に強い大学附属校です。特に法学部、経済学部、商学部への推薦枠が充実しており、中央大学で学びたい分野が明確な生徒にとって、大きな安心感があります。

同時に、国公立大学や中央大学にはない学問分野を持つ私立大学へ、推薦資格を保持しながら挑戦できる制度もあります。内部進学と外部受験のいずれかを学校側が一律に決めるのではなく、生徒が自分の興味や目標に応じて進路を選択します。

中央大学への進学を軸にしながら、中高6年間を通して学びたい分野を探し、必要に応じて他大学にも挑戦できることが、中央大学附属中学校の進路面における最大の魅力です。

学費や諸経費について|2027年度の初年度納入金と中高6年間の費用

中央大学附属中学校の2027年度入学生向け学費では、入学手続時に入学金29万円を納めます。入学後の中学1年次納入金は年間103万6,000円で、入学金を合わせた初年度の基本納付額は132万6,000円となる予定です。

中学1年次の納入金には、授業料、施設設備費、後援会費、校友会費、学年費が含まれています。このほか、副教材、中附スタイル、体育着、学習用ICT端末などの購入費が必要です。

なお、2027年度入学生の学年費はまだ確定しておらず、学校が公表している金額には2026年度の学年費が参考額として用いられています。実際の納入額は、入学後の案内で改めて確認する必要があります。

2027年度の初年度納入金

費目金額納入時期
入学金29万円入学手続時
授業料61万2,000円4月・9月の2回
施設設備費28万円4月・9月の2回
後援会費2万3,400円4月
校友会費1万600円4月
学年費11万円4月
入学後の年間納入金103万6,000円4月・9月
初年度の基本納付額132万6,000円入学金を含む

入学後の学費は、保護者が学校へ届け出た銀行口座から、4月と9月の年2回に分けて振り替えられます。

納入時期納入額主な内訳
4月53万9,000円授業料25万5,000円、施設設備費14万円、後援会費、校友会費、学年費
9月49万7,000円授業料35万7,000円、施設設備費14万円

学年が上がると学年費も変わる

授業料と施設設備費は中学3年間で同額ですが、学年費は学年ごとに異なります。2027年度入学生向けに公表された参考額では、中学2年次の年間納入金は112万円、中学3年次は116万3,000円です。

学年年間納入金主な学年費
中学1年103万6,000円11万円
中学2年112万円19万5,000円
中学3年116万3,000円23万8,000円

中学2・3年次の学年費が高くなる背景には、教材、校外学習、行事など、学年ごとに必要となる活動費の違いがあります。特に中学2年生の奈良・京都移動教室や、中学3年生の沖縄修学旅行など、宿泊を伴う行事が実施されます。

学年費の使途や精算方法は年度によって異なるため、行事費が全て上記金額に含まれるとは限りません。海外交流プログラムなどの希望制行事へ参加する場合は、別途費用が必要になります。

中学3年間の基本納付額は約361万円

学校が公表している2027年度の予定額を基に計算すると、中学3年間の基本納付額は、入学金を含めて約360万9,000円です。

項目金額
入学金29万円
中学1年次納入金103万6,000円
中学2年次納入金112万円
中学3年次納入金116万3,000円
中学3年間の基本納付額360万9,000円

この金額には、後述する制服や体育着、副教材、ICT端末、クラブ活動、希望制の研修、交通費などは含まれていません。また、授業料や施設設備費、学年費は将来改定される可能性があります。

中附スタイルやICT端末などの費用

学校への基本納付額とは別に、副教材、学校指定用品、学習用ICT端末を準備します。学校が示している2026年度入学生の参考額は、次のとおりです。

項目参考額補足
副教材代約3万7,000円問題集や授業用教材など
中附スタイル・男子約10万円ブレザー、シャツ、スラックスなど
中附スタイル・女子約12万円ブレザー、シャツ、スカートなど
体育着約5万3,000円男女共通の参考額
学習用ICT端末約18万円中学3年間分

これらを合計すると、男子は約37万円、女子は約39万円が一つの目安です。中附スタイルは複数のアイテムから選べるため、購入する枚数や組合せによって実際の金額は変わります。

学校指定の鞄、靴、靴下、上履きはありません。既に家庭にあるものを利用できる場合もあり、全ての通学用品を学校指定品でそろえる学校と比べると、選択の余地があります。

ICT端末の費用は中学3年間分として示されています。端末本体に加え、学習に必要な設定やサービスが含まれる場合があるため、購入方法や保証内容は入学時の案内で確認します。

初年度は160万円台後半が一つの目安

入学金と中学1年次納入金に、副教材、中附スタイル、体育着、ICT端末の参考額を加えると、初年度に準備する費用は、男子で約169万6,000円、女子で約171万6,000円となります。

項目男子女子
初年度の基本納付額132万6,000円132万6,000円
副教材・指定用品・ICT端末等約37万円約39万円
初年度費用の目安約169万6,000円約171万6,000円

これは学校が公表している金額を単純に合計した目安です。通学定期券、昼食、クラブ活動、希望制の研修、検定試験などの費用は含まれていません。

ランチルームの食事代

中学校舎にはランチルームがあり、昼休みにうどん、カレー、定食などを購入できます。全員が一律に同じ給食を取る制度ではないため、利用回数や選ぶメニューによって昼食費は変わります。

家庭から弁当を持参する日とランチルームを利用する日を組み合わせることもできます。毎日の昼食を学校で購入する場合は、学費とは別に月々の食事代も見込んでおく必要があります。

クラブ活動や希望制プログラムの費用

中学生の約9割がクラブに所属しており、活動内容に応じて用具、ユニフォーム、楽器、画材、大会参加、合宿などの費用が必要になる場合があります。

  • 競技用具やユニフォームの購入費
  • 大会会場までの交通費
  • 合宿や遠征への参加費
  • 吹奏楽部などで使用する楽器やメンテナンス費
  • 理科系クラブの観察・調査活動に必要な費用
  • 作品展やコンクールへの出品・参加費

English Camp、ブリティッシュヒルズ研修、台湾・オーストラリア・英国との交流など、希望者を対象としたプログラムへ参加する場合も別途費用がかかります。海外研修は渡航費や為替相場の影響を受けるため、実施年度によって負担額が変わります。

高校進学後も3年間の学費が必要

中央大学附属中学校の生徒の多くは、中央大学附属高等学校へ内部進学します。そのため、家計面では中学校の3年間だけでなく、高校を含めた6年間で考えることが大切です。

参考として、2027年度の中央大学附属高等学校入学生向けに公表されている年間納入金は、高校1年次が96万9,000円、高校2年次が90万1,000円、高校3年次が91万8,000円です。

高校の学年2027年度公表の年間納入金
高校1年96万9,000円
高校2年90万1,000円
高校3年91万8,000円
高校3年間の合計278万8,000円

中学校3年間の基本納付額約360万9,000円と、高校の年間納付額3年分を単純に合計すると、中高6年間では約639万7,000円となります。但し、これは現在公表されている別年度の金額を組み合わせた参考値であり、中学から高校へ進学する時点の学費や納入方法を示すものではありません。

現在の中学入学生が高校へ進む頃には、授業料、施設設備費、学年費などが改定される可能性があります。また、高校進学時の入学手続金の扱いについても、その時点の校内案内を確認する必要があります。

高校段階では授業料支援制度も利用可能

高校段階では、国の高等学校等就学支援金制度を利用できる場合があります。学校へ一度授業料を全額納めた後、国から支援金が交付されると還付される仕組みです。

東京都在住者は、都の授業料軽減助成金や入学支度金貸付制度の対象となる場合もあります。支給・貸付の条件や金額、申請時期は制度ごとに異なるため、高校進学時に最新情報を確認して申請します。

授業料への支援を受けられる場合でも、施設設備費、学年費、ICT端末、教科書、体育着、クラブ活動などは別途必要になることがあります。

中央大学進学後の費用も長期的に考える

中附は、多くの卒業生が中央大学へ推薦進学する中高大連携校です。中央大学への進学を前提に検討する場合は、中高6年間に加え、その後の大学4年間の学費も必要になります。

大学では、進学する学部によって授業料や実験実習費が異なります。理工系学部は、文系学部と比べて納付額が高くなる傾向があります。中学受験の段階で進学学部まで決める必要はありませんが、大学までを含む10年間の教育費を大まかに見通しておくと安心です。

基本納付額と別途費用を分けて確認

中央大学附属中学校の学費を検討する際は、学校へ毎年納める基本納付額と、入学時や学校生活の中で発生する別途費用を分けて考えると分かりやすくなります。

  • 毎年の基本納付額:授業料、施設設備費、後援会費、校友会費、学年費
  • 入学時の準備費:中附スタイル、体育着、副教材、ICT端末
  • 日常的な費用:通学定期券、昼食、検定試験、学用品
  • 活動に応じた費用:クラブ活動、希望制研修、海外交流
  • 将来の費用:高校3年間と中央大学進学後の学費

中附には、広いキャンパス、約20万冊の図書館、複数の実験室、天文ドーム、充実した運動施設などがあり、学費はこうした教育環境や中高大連携の学びを支えています。初年度だけでなく、高校・大学までの長い進学経路を見通しながら、家庭にとって無理のない資金計画を立てることが大切です。

入試情報と合格の目安|2月1日・4日の4科入試と男女別の難度

中央大学附属中学校の2027年度一般入試は、2月1日の第1回入試と2月4日の第2回入試の2回実施されます。どちらも国語・算数・社会・理科の4科入試で、募集人員は第1回が男女約100名、第2回が男女約50名です。

中央大学への高い内部進学率や自由な校風への人気から、毎年多くの受験生が集まります。特に第2回は募集人員が少なく、他校の結果を受けて受験する層も加わるため、第1回より高倍率になりやすい傾向があります。

2027年度の入試日程と試験科目

入試区分第1回入試第2回入試
試験日2027年2月1日(月)2027年2月4日(木)
募集人員男女約100名男女約50名
試験科目国語・算数・社会・理科の4科
配点国語100点、算数100点、社会60点、理科60点の合計320点
試験時間国語50分、算数50分、社会30分、理科30分
入学検定料3万円3万円
出願資格2027年3月に小学校を卒業する見込みで、保護者のもとから通学できる者

第1回・第2回ともに午前8時30分までに着席し、国語、算数、社会、理科の順に試験を受けます。理科の終了時刻は午後0時45分です。その後は受験番号ごとに時間差で解散するため、学校を出るまでに時間がかかる場合があります。

国語と算数の配点を合わせると200点となり、全体の62.5%を占めます。一方、社会と理科も合計120点あるため、国語・算数だけで押し切るのではなく、4科をバランスよく仕上げることが重要です。

4科合計と出欠記録報告書で総合的に判定

合否は、4科目の合計点と、小学校が作成する出欠記録報告書の記載内容を基に総合的に判断されます。模試の偏差値や塾での成績が学校へ提出されることはなく、合否判定にも使用されません。

教科ごとの合格最低基準は設けられていません。そのため、1科目で多少失点しても、他の科目で補うことは可能です。但し、中央大学附属中学校は4科の合格水準が高いため、特定科目を大きく崩すと合計点での挽回が難しくなります。

  • 国語・算数・社会・理科の4科合計で判定される。
  • 教科ごとの足切り点は設けられていない。
  • 出欠記録報告書の内容も合否判定に使用される。
  • 欠席日数が非常に多い場合は、不合格となる可能性がある。
  • 模試の偏差値や塾の成績は、学校の合否判定には使われない。

通常の病気や学校行事などによる欠席を必要以上に心配する必要はありませんが、欠席日数が多い場合は、その事情を小学校と共有し、出欠記録報告書の作成について早めに確認しておくと安心です。

2026年度第1回入試の結果

2026年度第1回入試には404名が応募し、370名が受験しました。合格者は139名で、全体の実質倍率は2.66倍でした。

性別応募者数受験者数合格者数実質倍率
男子157名137名62名2.21倍
女子247名233名77名3.03倍
合計404名370名139名2.66倍

第1回入試では女子の応募者数が男子を大きく上回り、実質倍率も女子の方が高くなりました。2月1日は募集人員が約100名と多いため、中附を第一志望とする受験生にとって、最も重要な受験機会となります。

2026年度第2回入試の結果

2026年度第2回入試には457名が応募し、356名が受験しました。合格者は83名で、全体の実質倍率は4.29倍でした。

性別応募者数受験者数合格者数実質倍率
男子177名133名44名3.02倍
女子280名223名39名5.72倍
合計457名356名83名4.29倍

第2回は募集人員が約50名と少なく、2026年度は女子の実質倍率が5.72倍となりました。第1回で不合格となった受験生に加え、2月1日から3日までに難関校を受験した層も集まるため、後半日程だから合格しやすいとは限りません。

中附への志望度が高い場合は、第2回だけに絞るのではなく、第1回から受験することが基本となります。

2026年度の合格者最低点

2026年度入試における合格者の4科最低点は、次のとおりです。満点は320点です。

入試区分男子の合格者最低点女子の合格者最低点
第1回220点
得点率68.8%
235点
得点率73.4%
第2回210点
得点率65.6%
224点
得点率70.0%

合格者最低点は問題の難度によって毎年変動します。第2回の最低点が第1回より低い年度であっても、第2回の方が合格しやすいことを意味するわけではありません。2026年度も、第2回は問題の平均点が低くなった一方、実質倍率は第1回より高くなっています。

過去の結果を見ると、男女ともに4科合計で7割前後が一つの目安です。女子は男子より合格者最低点が高くなる年度が多いため、過去問では7割台前半から半ばを安定して取れる状態を目指したいところです。

安全圏を一律の点数で示すことはできませんが、320点満点の過去問で230点前後を確保し、さらに240点程度まで安定させられると、合格へ向けた見通しを立てやすくなります。

男女で倍率や合格最低点が異なる

中央大学附属中学校では、入学者が男女ほぼ同数となるように合格者を決定しています。但し、試験結果に大きな差がある場合は、必ず同数になるとは限りません。

近年は女子の志願者が男子より多く、女子の実質倍率や合格者最低点が高くなる傾向が見られます。2026年度も、第1回・第2回の両方で女子の倍率と最低点が男子を上回りました。

模試では男女共通の偏差値が示されることがありますが、実際の入試結果を確認する際は、全体倍率だけでなく男女別の受験者数、合格者数、最低点も見ることが大切です。

偏差値の目安

四谷大塚が公表しているAライン80偏差値では、第1回が58、第2回が59となっています。Cライン50偏差値は、いずれも53です。

入試区分Aライン80偏差値Cライン50偏差値
第1回・2月1日5853
第2回・2月4日5953

Aライン80偏差値は合格可能性80%、Cライン50偏差値は合格可能性50%の目安です。模試の種類や実施時期によって偏差値は異なるため、数字だけで合否を判断せず、過去問の得点と合わせて確認しましょう。

中附の入試では、受験生が男女ほぼ同数となるように選考されることや、第2回の募集人員が少ないことから、偏差値表だけでは表れにくい難しさがあります。特に女子と第2回受験者は、余裕を持った準備が必要です。

国語・算数を軸に4科の総合力を高める

国語と算数は各100点で、合計すると全体の半分を大きく超えます。合格点を安定させるには、国語・算数を得点の中心に据える必要があります。

国語では、長い文章を50分で読み、設問の根拠を本文から正確に探す力が求められます。漢字や語句だけでなく、登場人物の心情、筆者の主張、傍線部の意味などを、自分の感覚ではなく文章に即して判断する練習が大切です。

算数では、計算力に加え、条件を整理し、限られた時間で解く問題を選ぶ力が必要です。全ての問題を完答しようとして一つの難問に時間を使いすぎるより、標準的な問題を確実に取り、見直しの時間を確保することが合計点の安定につながります。

社会・理科の120点が合否を左右する

社会と理科は各60点で、試験時間はそれぞれ30分です。国語・算数と比べて試験時間が短いため、知識を思い出すだけでなく、資料、グラフ、実験条件、会話文などを素早く読み取る必要があります。

社会では、地理・歴史・公民の基本事項を関連づけ、地図や統計資料を含む問題に対応できるようにします。漢字指定の用語は正確に書き、時事的な話題も日頃から確認しておくとよいでしょう。

理科では、物理・化学・生物・地学の4分野を偏りなく学びます。実験や観察の結果を暗記するだけでなく、なぜその結果になるのかを説明できるようにし、計算問題では途中の条件を整理する習慣をつけます。

社会・理科で合計80点から90点程度を安定して取れるようになると、国語や算数で多少失点した場合にも補いやすくなります。

過去問では合計点と時間配分を記録する

学校公式サイトでは、2026年度の第1回・第2回入試問題が公開されています。但し、公式の解答は公開されていないため、市販の過去問題集などを併用して採点します。

過去問に取り組む際は、正答数だけでなく、各科目の得点、解き終えた時刻、時間切れとなった問題、迷って選んだ問題を記録しておくと、改善点が分かりやすくなります。

  • 最初は時間を気にせず解き、問題の難度と出題形式を確認する。
  • 2回目以降は本番と同じ試験時間で取り組む。
  • 国語・算数は各50分、社会・理科は各30分で区切る。
  • 第1回と第2回の両方を解き、得点の安定性を確認する。
  • 4科合計だけでなく、科目ごとの得点の波も記録する。
  • 間違えた問題は、知識不足、読み違い、計算ミス、時間不足に分類する。

直前期には、合格者最低点を一度超えたかではなく、複数年度で7割前後を維持できるかを確認します。第2回まで受験する予定の場合は、難度や平均点が変わっても慌てずに対応できるよう、第1回・第2回の両形式に慣れておくことが重要です。

複数回受験による加点はない

第1回と第2回の両方を受験しても、入学検定料の割引や入試得点への加点はありません。それぞれの入試で3万円の検定料が必要です。

但し、第2回入試後の補欠合格候補者に同点の受験生が複数いる場合は、第1回入試または帰国生入試も受けた複数回受験者が優先されます。

複数回受験は直接的な加点制度ではありませんが、中附への志望度が高いことを示し、合格機会を増やすという点では意味があります。第1回で思うような結果が出なかった場合にも、2月4日まで気持ちを切らさず準備を続けることが大切です。

出願には小学校作成の書類が必要

出願はインターネットで行いますが、小学校が作成・厳封する出欠記録報告書も必要です。書類の作成には時間がかかる場合があるため、担任の先生へ早めに依頼しておきましょう。

入試区分出願期間
第1回2027年1月10日(日)0時から1月24日(日)14時まで
第2回・早期出願2027年1月10日(日)0時から1月24日(日)14時まで
第2回・後期出願2027年1月25日(月)0時から2月3日(水)14時まで

1月24日までに出願する場合は、出欠記録報告書を郵送します。1月25日以降に第2回へ出願する場合は、出欠記録報告書を試験当日に受験生本人が持参します。第1回の出願時に書類を提出済みの場合は、第2回で再提出する必要はありません。

合格発表後の入学手続期間は短い

入試区分合格発表・入学手続期間
第1回2月2日(火)午前6時から2月3日(水)正午まで
第2回2月5日(金)午前6時から2月6日(土)正午まで

合格発表と入学手続はインターネット上で行い、期間内に入学金29万円を決済します。入学手続の延期制度はなく、指定された期限を過ぎると入学辞退として扱われます。

併願校を組む際は、試験日だけでなく、中附と他校の合格発表日、入学金納入期限、返金の有無まで一覧にしておくことが重要です。

帰国生入試も実施

2027年度の帰国生入試は、2027年1月8日(金)に実施され、男女若干名を募集します。試験科目は国語と算数で、試験時間は各60分です。

帰国生入試には、海外在留期間などの出願条件があり、出願前に学校による資格認定を受ける必要があります。一般入試とは出願時期や必要書類が異なるため、該当する家庭は早い段階で募集要項を確認しましょう。

第1回から受験し4科7割以上を安定させる

中央大学附属中学校の入試では、突出した1科目だけでなく、4科全体で大きな失点を防ぐ総合力が求められます。国語・算数を得点の柱としながら、社会・理科でも安定して点を重ねることが合格への基本戦略です。

中附を第一志望とする場合は、募集人員の多い2月1日の第1回から受験し、第2回も視野に入れて準備を進めます。過去問では4科合計7割以上を一つの基準とし、女子や第2回を含めて余裕を持たせるなら、7割台前半から半ばを安定して取れる状態を目指しましょう。

偏差値だけで判断せず、男女別の倍率と合格最低点、出欠記録報告書、入学手続期限まで確認して受験計画を立てることが、中央大学附属中学校の合格に向けて重要です。

併願校パターン|大学附属校を中心に難度・入試日程別に整理

中央大学附属中学校は、2027年度入試を2月1日と2月4日に実施します。第1回・第2回ともに午前の4科入試であるため、2月2日・3日・5日の入試や、一部の午後入試を組み合わせて併願計画を立てられます。

併願校には、早稲田大学、明治大学、法政大学などへの推薦制度を持つ大学附属校を中心に、通学しやすい多摩地域の中高一貫校が候補となります。但し、大学附属校であっても、内部進学率、希望学部の決まり方、他大学受験との両立条件、校風は学校ごとに異なります。

ここでは、一般的な模試偏差値と近年の入試状況を基に、中央大学附属中学校を基準としてチャレンジ校・標準校・安全校に分けています。実際の位置づけは、受験生本人の偏差値、得意科目、過去問との相性によって変わります。

中央大学附属中学校の2027年度入試日程

入試区分試験日募集人員試験科目
第1回入試2027年2月1日(月)午前男女約100名国語・算数・社会・理科
第2回入試2027年2月4日(木)午前男女約50名国語・算数・社会・理科

中附を第一志望とする場合は、募集人員の多い2月1日の第1回から受験することが基本です。第2回は募集人員が少なく、2026年度は全体の実質倍率が4倍を超えたため、第2回だけで合格を目指す日程には相応のリスクがあります。

チャレンジ校|より難度の高い大学附属校を目指す

チャレンジ校には、中央大学附属中学校より高い偏差値帯に位置し、大学への推薦進学制度を持つ共学校を挙げます。模試で中附の80%偏差値を安定して上回り、過去問でも合格最低点を確保できている場合に検討しやすい学校です。

学校名2027年度の主な入試日程中央大学附属との組合せ
早稲田実業学校中等部2月1日(月)午前中附第1回と同日です。早稲田実業を受験する場合、中附は2月4日の第2回のみとなります。
明治大学付属明治中学校2月2日(火)
2月3日(水)
2月1日の中附第1回を受験した後に挑戦し、必要に応じて2月4日の中附第2回へ戻る日程を組めます。

早稲田実業学校中等部

早稲田実業学校中等部は、国分寺市にある早稲田大学系属の共学校です。中等部から高等部へ進み、高等部卒業後は多くの生徒が早稲田大学へ推薦進学します。

2027年度入試は2月1日に実施されるため、中央大学附属中学校の第1回とは併願できません。四谷大塚のAライン80偏差値は男子65、女子68で、中附より明確に高い難度となっています。

早稲田実業を第一志望とし、中附を併願校とする場合は、2月1日に早稲田実業、2月4日に中附第2回という組合せになります。但し、中附第2回は募集人員が少なく高倍率になりやすいため、中附への志望度が高い受験生には慎重な判断が必要です。

明治大学付属明治中学校

明治大学付属明治中学校は、調布市にある明治大学直系の共学校です。明治大学への高い推薦進学率を持ちながら、教科学習、英語教育、学校行事、クラブ活動にも力を入れています。

2027年入試に対応した四谷大塚の情報では、入試日は2月2日と2月3日で、Aライン80偏差値は第1回61、第2回63です。中央大学附属の第1回を2月1日に受験した後、2月2日または3日に明大明治へ挑戦できます。

2027年度の正式な入学試験要項は、2026年9月上旬に公開される予定です。集合時刻、募集人員、入学手続期限などは、公開後の要項で確認する必要があります。

標準校|同程度の難度と大学附属の環境を比較

標準校には、中央大学附属と近い偏差値帯にあり、大学への推薦進学を軸とする共学校を挙げます。模試では同じ志望校群として扱われることがありますが、受験回や男女別の応募状況によって難度は変わります。

学校名2027年度の主な入試日程中央大学附属との組合せ
中央大学附属横浜中学校第1回:2月1日(月)午前
第2回:2月2日(火)午後
第1回は中附と重なります。2月2日午後の第2回は、中附第1回の翌日に受験できます。
法政大学中学校第1回:2月1日(月)午前
第2回:2月3日(水)午前
第3回:2月5日(金)午前
2月3日・5日の入試を利用すれば、中附の第1回・第2回と重ならずに受験できます。

中央大学附属横浜中学校

中央大学附属横浜中学校は、横浜市都筑区にある中央大学の附属校です。中附と同じ中央大学への推薦制度を持ちますが、校風、教育内容、通学地域、高校募集の有無などには違いがあります。

2027年度入試は、2月1日午前に第1回、2月2日午後に第2回を実施します。四谷大塚のAライン80偏差値は両日とも59で、中附の第1回58、第2回59と近い水準です。

2月1日の第1回は中附と完全に重なるため、両校を受験する場合は、2月1日に中附、2月2日午後に中大横浜という組合せが基本となります。

同じ中央大学の附属校であっても、中央大学への推薦枠は学校ごとに設定され、学部ごとの人数や校内での決定方法も同一ではありません。また、小金井と横浜では通学範囲が大きく異なるため、毎日の所要時間を確認して選ぶことが大切です。

法政大学中学校

法政大学中学校は、三鷹市牟礼にある法政大学の付属校です。自由を尊重する校風や大学との連携、内部推薦を軸とした進路など、中附と比較しやすい特徴を持っています。

2027年度は2月1日、2月3日、2月5日の3回入試を実施します。全回とも国語・算数・社会・理科の4科入試です。四谷大塚のAライン80偏差値は57から58で、中附と近い難度となっています。

2月3日の第2回を受験すれば、2月1日の中附第1回と2月4日の中附第2回の間に組み込めます。2月5日の第3回は、中附第2回の結果を受けた後の受験機会として利用できます。

法政大学への推薦資格を得るための条件や、希望学部の決定方法は中附と異なります。大学名だけでなく、中高での教育方針や、進学したい学部が法政大学に設置されているかも比較する必要があります。

安全校|合格を確保しながら中附へ挑戦する

安全校には、中央大学附属より偏差値帯がやや低く、過去問で合格最低点を安定して上回れる学校を選びます。安全校という名称は、必ず合格できることを意味するものではありません。特待生選抜、後半日程、募集人数の少ない入試では難度が上がる場合があります。

学校名2027年度の主な入試日程中央大学附属との組合せ
明治大学付属八王子中学校A方式第1回:2月1日(月)午前
A方式第2回:2月3日(水)午前
B方式:2月5日(金)午前
2月3日または5日の入試を利用すれば、中附の2回と重ならずに受験できます。
東京電機大学中学校第1回:2月1日(月)午前
第2回:2月1日(月)午後
第3回:2月2日(火)午前
第4回:2月4日(木)午後
2月2日午前が最も組み込みやすく、2月1日・4日の午後入試も移動時間を確認すれば候補になります。

明治大学付属八王子中学校

明治大学付属八王子中学校は、八王子市戸吹町にある明治大学の付属校です。2024年4月に、従来の「明治大学付属中野八王子中学校」から現在の校名へ変更されました。

2027年度は、2月1日と2月3日に4科のA方式、2月5日に4科を横断した総合問題によるB方式を実施します。四谷大塚のAライン80偏差値は、A方式第1回が53、第2回が55、B方式が53です。

2月3日のA方式第2回は、中附の第1回と第2回の間に受験できます。2月5日のB方式は、中附第2回の翌日となるため、それまでの合否状況に応じて受験する日程が考えられます。

明治大学への推薦進学を目指せる点は大きな魅力ですが、八王子駅または拝島駅からスクールバスを利用するため、通学時間とバスの所要時間も確認する必要があります。

東京電機大学中学校

東京電機大学中学校は、中附と同じ小金井市内にある共学の中高一貫校です。理数教育、情報教育、ものづくり、探究活動に関心がある生徒にとって比較しやすい学校です。

2027年度は、2月1日午前・午後、2月2日午前、2月4日午後の4回入試を実施します。2科・4科選択、国語または算数の1科入試、得意2科入試など、受験回によって試験方式が異なります。

中附の第1回を受験した後、2月2日午前の東京電機大学中学校第3回を受ける日程は、移動を伴う連続受験を避けながら合格確保を目指せる組合せです。

2月1日午後の第2回や2月4日午後の第4回を組み合わせることもできますが、中附の試験終了後から集合時刻までの時間は限られます。昼食、学校間の移動、交通機関の遅延を含めて、事前に実際の経路を確認しておく必要があります。

中附を第一志望とする基本的な併願例

日程受験校目的
2月1日(月)中央大学附属中学校・第1回募集人員の多い第一志望校の入試から受験する
2月2日(火)中央大学附属横浜中学校・第2回
または東京電機大学中学校・第3回
同程度の附属校へ挑戦するか、早めの合格確保を目指す
2月3日(水)法政大学中学校・第2回
または明治大学付属八王子中学校・A方式第2回
大学附属校の受験機会を確保する
2月4日(木)中央大学附属中学校・第2回第一志望校への2回目の挑戦
2月5日(金)法政大学中学校・第3回
または明治大学付属八王子中学校・B方式
それまでの合否状況に応じて最終的な合格を確保する

毎日受験を続けると、疲労によって集中力が低下することがあります。2月1日の中附第1回で合格した場合にどの試験を取りやめるか、不合格だった場合にどの試験を追加するかを、事前に決めておくと判断しやすくなります。

チャレンジ校を組み込む併願例

日程受験校考え方
2月1日(月)中央大学附属中学校・第1回中附への合格機会を確保する
2月2日(火)明治大学付属明治中学校・第1回より高い難度の大学附属校へ挑戦する
2月3日(水)明治大学付属明治中学校・第2回
または休養
学力と体力を見ながら2回目の挑戦を判断する
2月4日(木)中央大学附属中学校・第2回第1回の結果に応じて中附へ再挑戦する

早稲田実業学校中等部を受験する場合は、2月1日の中附第1回を受けられません。早稲田実業への志望度が特に高く、中附第2回でも十分に合格を狙える学力がある場合に検討する日程です。

安全校を早めに確保する併願例

日程受験校考え方
2月1日(月)中央大学附属中学校・第1回第一志望校を優先する
2月2日(火)東京電機大学中学校・第3回早い段階で進学可能な学校の合格を目指す
2月3日(水)明治大学付属八王子中学校・A方式第2回
または休養
大学附属校の合格を確保する
2月4日(木)中央大学附属中学校・第2回合格を保持した状態で第一志望へ再挑戦する
2月5日(金)必要に応じて明治大学付属八王子中学校・B方式それまでに合格がない場合の受験機会を確保する

安全校は、偏差値が低いという理由だけで選ぶのではなく、中附が不合格だった場合に実際に進学したいと思える学校であることが重要です。内部進学制度、校風、教育内容、通学時間を確認し、本人と家庭が納得できる学校を選びます。

大学附属校は内部推薦の仕組みを比較

大学附属校を併願する際は、「系列大学へ進める」という共通点だけで判断しないことが大切です。学校ごとに、推薦資格を得られる割合や希望学部の決定方法が異なります。

  • 系列大学への推薦資格を得られる生徒の割合
  • 実際に系列大学へ進学する生徒の割合
  • 希望学部・学科を決める成績の算出方法
  • 人気学部に用意されている推薦枠
  • 内部推薦資格を保持したまま受験できる他大学の範囲
  • 大学の学部構成と将来学びたい分野
  • 高校から入学する生徒とのクラス編成

中央大学附属では、高校3年間の定期試験や学力テストを基に推薦席次が決まり、成績上位者から希望学部・学科を選びます。早稲田、明治、法政、東京電機大学などの附属校では、推薦基準や進路の考え方が異なるため、学校説明会で具体的に確認しておく必要があります。

入学手続期限と移動時間まで一覧にする

併願計画では、試験日だけでなく、合格発表と入学手続期限も確認します。合格した学校の入学金納入期限が、中附の第2回合格発表より前に設定されている場合、進学先を確保するために入学金を納める必要があります。

  • 試験日と午前・午後の区分
  • 集合時刻と試験終了予定時刻
  • 学校間の移動時間と昼食場所
  • 合格発表の日時
  • 入学金の納入期限
  • 入学手続金の延納・返金制度
  • 複数回受験の割引や加点の有無

中央大学附属中学校は駅からバスを利用するため、午後入試へ移動する場合は、試験終了後にバスへ乗るまでの待ち時間も考慮しなければなりません。平日の交通量や電車の遅延も想定し、余裕のある日程を組むことが大切です。

過去問との相性を見て最終的な位置づけを決める

同じ偏差値帯の学校でも、問題の出題形式によって得点しやすさは変わります。中央大学附属は4科入試ですが、併願校には1科・2科入試や総合問題を実施する学校もあります。

秋以降は候補校の過去問に取り組み、次の点を確認します。

  • 合格最低点を複数年度で上回れているか。
  • 国語・算数と理科・社会の配点が本人に合っているか。
  • 記述問題と選択問題のどちらを得点しやすいか。
  • 試験時間内に最後まで解き切れるか。
  • 特定の科目で大きく失点する年度がないか。

模試では安全圏に見える学校でも、過去問で合格最低点に届かなければ安全校とはいえません。反対に、偏差値がやや高い学校でも、出題形式との相性がよく安定して合格点を取れる場合は、標準校として検討できることがあります。

中央大学附属の2月1日・4日を軸に、大学附属校としての教育内容、通学可能性、過去問との相性を比較し、合格した場合に納得して進学できる学校を組み合わせることが、併願校選びの基本です。

在校生・保護者の声|自由な校風と内部進学の安心感、主体性を求める学校生活

中央大学附属中学校については、自由な校風の中で自分の興味を深められることや、中央大学への安定した内部進学制度を評価する声が多く聞かれます。大学受験対策だけに追われず、読書、実験、探究活動、学校行事、クラブ活動などに時間を使えることは、大学附属校である中附ならではの魅力です。

一方、中附が大切にする自由は、細かな指示に従うだけの学校生活とは異なります。課題や予定を自分で管理し、周囲への影響を考えながら行動する必要があるため、入学直後には戸惑う生徒もいます。学校の教育理念である「自主・自治・自律」を、6年間の経験を通して身につけていく学校と考えるとよいでしょう。

自由を楽しみながら責任も学べる

中附の校風について、最も大きな特徴として挙げられるのが自由度の高さです。学校が生徒の行動を細かな規則で一律に管理するのではなく、自分で考えて判断することを重視しています。

中学校には「中附スタイル」と呼ばれる制服がありますが、ブレザー、シャツ、リボン、ネクタイ、スカート、ズボンなどを複数の選択肢から組み合わせられます。学校指定の鞄、靴、靴下、上履きはなく、一定の枠組みの中でも本人の好みや使いやすさを反映できます。

こうした自由な環境については、自分らしく過ごせることや、必要以上に管理されないことを魅力に感じる生徒がいる一方、何をどこまで自分で判断すべきか迷う生徒もいます。自由には、次のような責任が伴います。

  • 授業や行事にふさわしい服装や行動を自分で考える。
  • 他者の権利や考え方を尊重する。
  • 提出物や試験日程を自分で管理する。
  • 問題が起きたときに、話合いや相談によって解決する。
  • 自分の選択によって生じた結果を受け止める。

最初から高い自己管理能力を持っている必要はありませんが、教員や家庭の支援を受けながら、少しずつ自分で判断できるようになることが求められます。

内部進学の安心感を評価する保護者

保護者にとって大きな安心材料となるのが、中央大学への内部推薦制度です。2026年3月卒業生の約87%が中央大学へ進学しており、大学受験の結果だけに進路を左右されにくい環境があります。

中央大学には、法学、経済、商、理工、文学、総合政策、国際経営、国際情報など、幅広い学問分野があります。中学入学時点で将来の専門が決まっていなくても、授業や大学連携プログラムを経験しながら、時間をかけて進路を考えられます。

一方、附属校へ入学すれば、希望する学部へ自動的に進学できるわけではありません。高校での定期試験や学力テストを基に推薦席次が決まり、人気学部では校内での競争が生じます。

そのため、保護者から見た中附の内部進学制度は、「勉強をしなくても大学へ進める仕組み」ではなく、大学受験だけに学習を限定せず、日々の成績を積み重ねながら進路を選べる仕組みと捉えるのが適切です。

受験勉強に偏らない学びを楽しめる

在校生にとって、中附の授業は、正解や公式を覚えるだけではなく、自分で調べたり、実験したり、発表したりする機会が多いことが特徴です。

国語では中学3年間で約60冊の課題図書を読み、理科では多くの実験に取り組みます。英語の「Project in English」では、調査した内容を英語でまとめて発表します。中学3年生の「教養総合基礎」は、高校での探究活動や卒業論文・卒業研究へつながります。

こうした学習は、好奇心の強い生徒にとって魅力があります。一方、読書、レポート、発表準備を負担に感じる生徒もいるため、一般的な問題集中心の学習とは異なることを理解しておく必要があります。

  • 自分の興味を調べることが好き。
  • 実験やフィールドワークに参加したい。
  • 友人と意見を交換しながら学びたい。
  • 文章を書いたり、人前で発表したりする力を伸ばしたい。
  • 一つのテーマを時間をかけて研究したい。

これらに当てはまる生徒は、中附の学習環境を楽しみやすいでしょう。

課題や定期試験には継続的な取組が必要

大学附属校であることから、一般の進学校より学習面が楽だと思われることもあります。しかし、実際には課題図書、実験レポート、英語発表、教養総合、定期試験など、継続的に取り組む課題があります。

高校では定期試験の結果が中央大学への推薦席次に関わるため、試験前だけ勉強するのではなく、授業内容を日頃から理解しておくことが重要です。希望する学部がある場合には、早い段階から安定した成績を取る必要があります。

学習内容の理解や試験結果に応じて補講・補習も行われますが、教員から声をかけられるまで待つのではなく、分からないことを自分から質問する姿勢も求められます。

中附の自由な環境を生かせるかどうかは、学習面でも本人の主体性に左右されます。提出期限を確認する、試験までの計画を立てる、困ったときに相談するといった習慣を、中学段階から育てることが大切です。

先生との距離は自分から関わることで縮まりやすい

中学校舎には、教員へ質問や相談ができるコミュニティスペースがあります。授業内容だけでなく、学校生活や人間関係について話せる環境も整っています。

中附には、専門分野や経験の異なる教員がそろっており、生徒の興味を深める授業や研究指導が行われています。自分の考えを持ち、教員と議論することを楽しめる生徒にとっては、知的な刺激を受けやすい環境です。

一方、教員から常に細かく声をかけてもらうことを期待する場合は、自由度の高い校風に戸惑うこともあります。質問や相談を自分から申し出ることで、必要な支援につながりやすくなります。

生徒主体の行事に達成感がある

白門祭、体育祭、生徒総会、校外学習などでは、生徒が企画や運営に関わります。完成した行事に参加するだけでなく、何を行うかを話し合い、役割を分担し、問題が起きたときには解決方法を考えます。

行事に積極的な生徒からは、自分たちで一つのものをつくり上げる達成感を得やすい環境です。人前に立つことが得意でなくても、会計、広報、装飾、進行、記録など、さまざまな形で参加できます。

その一方、行事の準備を生徒主体で進めるからこそ、意見の違いや進行の遅れが生じることもあります。教員が全てを整えてくれるのではなく、試行錯誤を含めて自治の経験とする点が中附らしさです。

クラブ活動をじっくり続けられる

中央大学への内部進学を軸とすることで、大学受験のために早い段階でクラブ活動を諦める必要が少なく、中学から高校まで一つの活動に取り組みやすい環境です。

中学野球部、吹奏楽部、理科系クラブ、ディベート班など、競技・研究・表現のさまざまな分野で活動できます。高校進学後には、ライフル射撃部やアメリカンフットボール部など、新たな選択肢も加わります。

クラブ活動を評価する声がある一方、活動日数、指導方針、大会への取組、必要な費用はクラブによって異なります。入部前には、次の点を確認しておくと安心です。

  • 平日と休日の活動日数
  • 通常期と大会前の終了時刻
  • 合宿や遠征の回数
  • 用具、ユニフォーム、楽器などの費用
  • 中学から高校まで活動を継続できるか
  • 定期試験前の活動方針

図書館や実験施設に魅力を感じる声

施設面では、約20万冊の資料を備えた図書館、天文ドーム、複数の理科実験室、Computer Lab、人工芝グラウンド、野球場などが魅力として挙げられます。

特に図書館は、読書だけでなく、課題図書、レポート、教養総合、卒業研究などに利用されます。専門的な資料やオンラインデータベースにも触れられるため、調べることが好きな生徒にとっては、学校生活の中心となり得る施設です。

運動施設も校内にまとまっており、体育やクラブ活動のために日常的に校外施設へ移動する必要がありません。駅から距離のある立地である一方、広い校地を確保できていることは大きな利点です。

ランチルームが家庭の負担を軽減

中学校舎には、中学生専用のランチルームがあります。日替わりランチ、カレー、麺類などを購入できるため、毎日弁当を用意することが難しい家庭にとっても利用しやすい環境です。

年間を通して行われるスクールランチでは、クラスで同じ料理を味わい、その地域の歴史や文化について学びます。昼食を単に食事の時間とせず、食文化への興味を広げる教育活動としている点も特徴です。

食物アレルギーへの対応が必要な場合は、入学前に学校へ具体的な対応方法を確認しておくと安心です。

通学はバスの混雑も含めて確認したい

武蔵小金井駅や小平駅からバスを利用できるため、中央線、西武新宿線、西武拝島線沿線から通学できます。一方、駅から徒歩ですぐの学校ではなく、電車からバスへの乗換えが必要です。

登校時にはバス乗り場が混雑する場合があり、道路状況によって所要時間が変わることもあります。保護者から見ると、バス停が学校の近くにあることは安心材料ですが、毎日の通学時間は電車とバスの待ち時間を合わせて考える必要があります。

クラブ活動後の帰宅時刻も含め、学校説明会や白門祭の際に、実際の通学経路を体験しておくとよいでしょう。

在校生・保護者の視点から見える特徴

評価されやすい点確認しておきたい点
自由度が高く、自分らしい学校生活を送りやすい自由を生かすには自己管理と他者への配慮が必要
中央大学への内部進学率が高い希望学部は高校での成績や推薦席次によって決まる
大学受験に偏らず、探究やクラブ活動に取り組める課題図書、レポート、発表などの課題は少なくない
図書館、天文ドーム、実験室、運動施設が充実広い校地を持つ一方、最寄り駅からバス通学となる
学校行事を生徒主体でつくれる自分から役割を引き受けなければ受け身になりやすい
中学から高校までクラブ活動を続けやすい活動量や費用はクラブごとに大きく異なる
中附スタイルを自分らしく組み合わせられる自由な選択には場面に応じた判断も求められる
ランチルームやスクールランチを利用できる毎日の昼食費やアレルギー対応を確認する必要がある

学校に任せきりにせず家庭でも成長を見守る

中附では、生徒自身が考えて行動することを重視していますが、入学直後から全てを一人で管理できるとは限りません。特に中学1年生の間は、提出物、定期試験、クラブ活動、ICT端末の利用などについて、家庭でも状況を確認することが必要です。

保護者が全てを先回りして管理するのではなく、困っていることを聞き、必要に応じて学校への相談を促すことが、中附の教育方針に合った支援となります。

学年が上がるにつれて家庭の関わり方を少しずつ変え、生徒本人が自分の予定や成績、進路に責任を持てるように見守ることが大切です。

学校見学で自由な校風との相性を確認

中附の自由な校風は、大きな魅力であると同時に、生徒との相性が表れやすい特徴でもあります。公開されている意見だけで判断せず、学校説明会、オープンキャンパス、白門祭などへ参加し、実際の様子を確認しましょう。

見学時には、施設の広さだけでなく、次のような点にも注目すると学校生活をイメージしやすくなります。

  • 在校生の服装や挨拶、休み時間の過ごし方
  • 教員と生徒がどのように会話しているか
  • 教室や廊下の掲示物に生徒の活動が表れているか
  • 図書館や実験室が実際にどのように使われているか
  • クラブ活動の雰囲気と先輩・後輩の関係
  • 武蔵小金井駅や小平駅からの通学負担

中央大学附属中学校は、決められた道を受け身で進む学校ではありません。内部進学の安心感を生かしながら、自分の興味や役割を見つけ、自由に伴う責任を学んでいく学校です。本人がこの環境を前向きに楽しめるかを確かめた上で、志望校として検討するとよいでしょう。

この学校に向いている子の特徴|自ら考え、自由を責任ある行動につなげられる生徒

中央大学附属中学校に向いているのは、中央大学への内部進学を希望する生徒だけではありません。学校が大切にする「自主・自治・自律」を理解し、自由な環境の中で自分の興味や役割を見つけられる生徒に適しています。

中附では、教員が学習や学校生活の全てを細かく指示するのではなく、生徒自身が考え、判断し、行動することを重視しています。入学時点で高い自己管理能力が完成している必要はありませんが、失敗を振り返りながら成長しようとする姿勢は必要です。

自分で疑問を見つけて調べることが好きな子

中附では、教科書に書かれた知識を覚えるだけでなく、「なぜそうなるのか」「別の見方はできないか」と考える学習が重視されています。実験、課題図書、フィールドワーク、英語での発表、教養総合など、自分で情報を集めて考察する機会が多くあります。

そのため、次のような子は中附の学びを楽しみやすいでしょう。

  • 興味を持ったことを本やインターネットで調べる。
  • 実験や観察を通して確かめることが好き。
  • 正解を覚えるだけでなく、理由や仕組みも知りたい。
  • 一つのテーマを時間をかけて深めたい。
  • 教科を越えて知識を結びつけることに面白さを感じる。

反対に、教員から示された範囲だけを覚え、短時間で正解を出す学習だけを望む場合は、レポートや探究活動を負担に感じる可能性があります。

自由と責任を一緒に考えられる子

中附の自由な校風は、生徒の希望を何でも認めるという意味ではありません。自分の選択が周囲に与える影響を考え、他者の自由も尊重した上で行動することが求められます。

服装、行事、生徒会活動、クラブ活動など、学校生活のさまざまな場面で自分なりに判断する機会があります。決められたことに従うだけでなく、状況に応じて適切な行動を考えられる子に向いています。

  • ルールが必要な理由を考えられる。
  • 自分の希望だけでなく、周囲の立場にも配慮できる。
  • 失敗したときに他人のせいにせず、次の行動を考えられる。
  • 自由には責任が伴うことを理解しようとする。
  • 細かな指示がなくても、自分から動こうとする。

入学当初は、何をどこまで自分で判断すればよいか迷うこともあります。しかし、教員や友人との対話を通して、自分なりの判断基準を身につけていくこと自体が、中附での成長の一部です。

幅広い教科を学ぶことに抵抗がない子

中附は、大学附属校であることを生かし、大学入試で使う科目だけに学習を絞らない教育を行っています。国語、数学、英語、理科、社会に加え、芸術、情報、家庭科、体育などにも幅広く取り組みます。

中学入学時点で文系・理系を決めつけず、さまざまな教科に触れながら自分の関心や適性を探したい子に適しています。

中央大学への推薦進学を希望する場合も、高校での定期試験や学力テストを継続して受け、幅広い教科で安定した成績を取る必要があります。「附属校だから受験科目以外は勉強しなくてもよい」と考えていると、入学後に学校の方針との違いを感じるでしょう。

読書や文章を書くことを避けずに取り組める子

中附では、課題図書、レポート、発表資料、教養総合などを通して、文章を読み、自分の考えを書く機会が多くあります。

入学時点で読書家である必要はありませんが、長い文章を読むことや、自分の考えを文章にまとめることから逃げずに取り組む姿勢が必要です。読書を通して知らなかった価値観に触れたり、文章を書く中で考えを整理したりすることに面白さを感じられる子には、成長の機会が多くあります。

一方、読書や記述を強く苦手としている場合は、入学前から少しずつ長い文章を読む習慣をつけておくと安心です。感想を短く書く、家族に内容を説明するなど、身近な方法から始めるとよいでしょう。

人前で話すことに少しずつ挑戦できる子

中附では、英語によるプレゼンテーション、探究活動の成果発表、グループでの討論など、自分の考えを他者へ伝える場面があります。

初めから発表が得意である必要はありません。緊張しながらでも準備を重ね、相手に伝わるように工夫しようとする子であれば、経験を通して表現力を伸ばせます。

  • 自分の考えを言葉にする練習をしたい。
  • 友人の発表を聞き、違う考え方を知りたい。
  • グループで意見をまとめることに挑戦したい。
  • 日本語だけでなく、英語でも伝える力を伸ばしたい。

発表が苦手だから中附に向かないということではありません。苦手なことにも段階的に挑戦しようとする姿勢があるかどうかが重要です。

自分の意見を持ちながら他者の考えも尊重できる子

自治活動や学校行事では、生徒同士で意見を出し合い、計画を進めます。自分の意見をはっきり述べることだけでなく、他者の話を聞き、必要に応じて考えを修正する力も求められます。

中附には、異なる地域や小学校からさまざまな個性を持つ生徒が集まります。自分と違う考えをすぐに否定せず、「なぜそのように考えるのか」と相手の背景を理解しようとする子は、学校生活を通して大きく成長できるでしょう。

学級委員や行事の中心役を務めることだけが主体性ではありません。意見を整理する、準備を支える、困っている友人を手伝うなど、自分にできる役割を見つけて行動することも大切です。

勉強・行事・クラブ活動を両立したい子

中附では、白門祭や体育祭、校外学習、クラブ活動などに力を入れながら、定期試験、課題図書、実験レポート、発表準備にも取り組みます。

一つの活動だけに集中するのではなく、複数の予定を確認しながら時間を使う必要があります。クラブ活動を中高6年間続けたい子や、学校行事にも積極的に関わりたい子にとっては魅力的な環境ですが、学習との両立には自己管理が欠かせません。

  • 試験日や提出期限から逆算して勉強を始める。
  • クラブ活動が忙しい日にも短時間の復習を行う。
  • 予定が重なったときに優先順位を考える。
  • 自分だけで解決できない場合は早めに相談する。

小学生の段階で全てを実行できなくても、入学後に身につけようとする意欲があれば、中附の環境を成長につなげられます。

中央大学への進学に魅力を感じる子

中央大学附属中学校を選ぶ上では、系列大学である中央大学への進学に魅力を感じられるかが重要です。中央大学には、法学、経済、商、理工、文学、総合政策、国際経営、国際情報など、幅広い学問分野があります。

中学入学時点で進みたい学部まで決める必要はありません。大学との連携講座や探究活動を経験しながら、時間をかけて学びたい分野を探せます。

特に、次のような考えを持つ家庭には検討しやすい学校です。

  • 中央大学を有力な進学先として考えている。
  • 大学受験対策だけに偏らない中高生活を送りたい。
  • 高校での成績を積み重ねながら希望学部を選びたい。
  • 必要に応じて国公立大学や中央大学にない分野にも挑戦したい。

反対に、中央大学へ進学する意思がほとんどなく、他の私立大学の一般受験を最優先に考えている場合は、一般の進学校も含めて比較した方がよいでしょう。内部進学者が多数を占める環境の中で外部受験を目指すには、本人の明確な目的意識が必要です。

内部進学の安心感に甘えず努力を続けられる子

中央大学への内部推薦制度は、中附の大きな魅力です。但し、入学しただけで希望する学部への進学が保証されるわけではありません。高校での成績を基に推薦席次が決まり、希望者の多い学部・学科では校内での競争が生じます。

大学入試がないことを「勉強しなくてよい」と捉えるのではなく、受験勉強に使う時間を読書、探究、資格取得、クラブ活動などへ広げたい子に適しています。

進路の安心感があるからこそ、目の前の学習を丁寧に続けられる子が、中附の内部進学制度を最も有効に生かせるでしょう。

困ったときに自分から相談できる子

主体性を重視する学校だからといって、全てを一人で解決する必要はありません。教員、保健室、相談室などへ助けを求めることも、自分の生活を管理するための大切な行動です。

分からない問題を質問する、課題が間に合わない可能性を早めに伝える、人間関係で困ったときに相談するなど、必要なときに周囲へ働きかけられる子は、自由な環境の中でも安定して成長できます。

自分から声をかけることが苦手な場合は、家庭でも「困ったときは誰に相談するか」を入学前に話し合っておくと安心です。

中附と相性のよい家庭の考え方

中附の教育方針を生かすには、家庭の関わり方も重要です。保護者が全てを先回りして決めるのではなく、生徒本人に考えさせ、必要なときに支える姿勢が合っています。

  • 本人の興味や選択を尊重できる。
  • 結果だけでなく、考えた過程や挑戦も評価できる。
  • 失敗したときにすぐ答えを与えず、振り返りを促せる。
  • 学習状況を放置せず、必要な範囲で見守れる。
  • 中央大学までを含む進路と教育費を長期的に考えられる。
  • 電車とバスを使う通学を無理なく続けられる。

「自由な学校だから本人に全て任せる」という姿勢と、「自主性を育てながら見守る」ことは異なります。特に中学1年生の間は、提出物、生活時間、ICT端末の利用などを家庭でも確認し、成長に合わせて少しずつ任せる範囲を広げるとよいでしょう。

入学後にミスマッチを感じる可能性がある子

次のような希望が強い場合は、中附以外の学校も含めて慎重に比較する必要があります。

  • 教員による細かな生活管理や学習管理を望んでいる。
  • 高校内容を早く終わらせ、大学受験演習を中心に進めたい。
  • 読書、レポート、実験、発表などに取り組みたくない。
  • 学校行事や自治活動にはできるだけ関わりたくない。
  • 中央大学以外の私立大学への一般受験を最優先にしている。
  • 駅からバスを利用する通学を大きな負担に感じる。

これらに一つ当てはまるだけで、中附に向いていないと決まるわけではありません。苦手なことに挑戦する意欲があるか、学校の方針を本人が納得して受け入れられるかが重要です。

志望校として検討する際の適性チェック

確認項目適性を見るポイント
自由な校風細かな指示がなくても、自分で考えて行動しようと思えるか。
探究学習疑問を調べ、実験や発表へ発展させる学びに興味があるか。
読書・記述課題図書やレポートに粘り強く取り組めるか。
協働活動異なる意見を聞き、仲間と相談しながら活動できるか。
自己管理提出物、試験、クラブ活動の予定を管理しようとする姿勢があるか。
進路中央大学を将来の有力な進学先として考えられるか。
内部推薦附属校の安心感に甘えず、日々の学習を続けられるか。
学校生活行事やクラブ活動にも主体的に関わりたいと思えるか。
通学電車とバスを利用する通学を6年間続けられるか。
家庭の方針保護者が管理しすぎず、必要な場面で支えることができるか。

本人が「自由な環境で何をしたいか」が重要

中央大学附属中学校は、中央大学への安定した進路だけを得るための学校ではありません。大学受験に追われにくい時間を使い、何を読み、何を調べ、どの活動に参加するかを自分で選びながら成長する学校です。

志望校として検討する際は、「自由そうだから」「大学附属だから」という印象だけでなく、本人がその環境で何に挑戦したいのかを話し合うことが大切です。

自分で考えることを楽しみ、他者を尊重しながら行動し、内部進学の安心感を学びや挑戦へつなげられる子にとって、中附は中高6年間を充実させやすい学校といえるでしょう。

まとめ|中央大学への進学と自由な探究環境を両立する附属校

中央大学附属中学校は、中央大学への安定した内部進学制度を持ちながら、大学受験対策だけに偏らない幅広い学びを重視する共学校です。学校の教育理念である「自主・自治・自律」の下、生徒が自分で考え、他者と協力し、選択したことに責任を持つ力を育てます。

中央大学への進学率は高く、法学部、経済学部、商学部、理工系学部、文学部、総合政策学部、国際経営学部、国際情報学部など、幅広い進学先があります。条件を満たせば、中央大学への推薦資格を保持しながら国公立大学や中央大学に設置されていない分野へ挑戦できることも特徴です。

但し、附属校へ入学すれば、希望する学部へ自動的に進めるわけではありません。高校での定期試験や学力テストを基に推薦席次が決まり、人気学部では校内での競争が生じます。内部進学の安心感に甘えず、中学から日々の学習習慣を身につけることが大切です。

中央大学附属中学校の主な魅力

  • 中央大学への高い内部進学率があり、中高6年間を大学入試対策だけに費やさずに済む。
  • 「自主・自治・自律」を掲げ、生徒自身の判断と行動を尊重している。
  • 課題図書、実験、英語発表、フィールドワーク、教養総合など、探究的な学びが充実している。
  • 中央大学の教員や施設と連携し、中学・高校段階から大学の学問に触れられる。
  • 約20万冊の資料を備えた図書館、天文ドーム、実験室、人工芝グラウンドなど、施設が充実している。
  • 白門祭、体育祭、移動教室、修学旅行など、生徒が主体となる行事が多い。
  • 中学から高校までクラブ活動を継続しやすく、高校進学後には活動の選択肢がさらに広がる。
  • 必要な条件を満たせば、内部推薦資格を生かしながら他大学へ挑戦できる。

入学前に確認しておきたい点

中附の自由な校風は大きな魅力ですが、生徒によっては自己管理の難しさを感じることがあります。課題の提出、定期試験の準備、クラブ活動、学校行事などを、自分で計画しながら進める必要があります。

また、国語の課題図書、理科の実験レポート、英語での発表、教養総合の探究活動など、問題集を解くだけではない課題も少なくありません。読書や文章作成、調査、発表を避けずに取り組めるかを確認しておきましょう。

通学では、JR中央線の武蔵小金井駅または西武新宿線の小平駅からバスを利用するのが基本です。電車の所要時間だけでなく、バスへの乗換え、登校時の混雑、クラブ活動後の帰宅時刻まで含めて考える必要があります。

費用面では、中学3年間だけでなく、内部進学後の高校3年間、さらに中央大学へ進む場合の大学4年間まで見通しておくことが重要です。基本納付金のほか、ICT端末、中附スタイル、体育着、通学、昼食、クラブ活動、希望制研修などの費用もかかります。

中附が特に向いている生徒

中央大学附属中学校は、次のような生徒に適しています。

  • 中央大学を将来の有力な進学先として考えている。
  • 大学受験対策だけでなく、読書、実験、研究、行事、クラブ活動にも力を入れたい。
  • 興味を持ったことを自分で調べ、考えることが好き。
  • 自由な環境の中で、自分の行動に責任を持とうとする。
  • 異なる意見を聞き、仲間と話し合いながら活動できる。
  • 附属校の安心感に甘えず、日々の学習を継続できる。
  • 中学から大学までを見通し、時間をかけて専門分野を探したい。

反対に、教員による細かな学習管理を望む場合や、早い段階から他大学の一般選抜対策に集中したい場合は、進学校を含めて比較する必要があります。学校の自由度、探究学習の多さ、中央大学への進学を軸とする環境が、本人の希望に合っているかが重要です。

入試では2月1日の第1回を軸に準備

一般入試は、2月1日と2月4日に国語・算数・社会・理科の4科で実施されます。中附を第一志望とする場合は、募集人員の多い第1回から受験し、第2回も含めて合格機会を確保する日程が基本です。

第2回は募集人員が少なく、年度によって高倍率となります。国語・算数を得点の軸としながら、社会・理科を含む4科全体で大きな失点を防ぎ、過去問では7割前後からそれ以上の得点を安定させることが目標となります。

併願校には、明治大学付属明治中学校、中央大学附属横浜中学校、法政大学中学校、明治大学付属八王子中学校、東京電機大学中学校などが挙げられます。偏差値だけでなく、内部進学制度、大学の学部構成、校風、通学時間、入学手続期限まで比較して選びましょう。

学校説明会や白門祭で相性を確かめる

中附を検討する際は、学校案内や進学実績だけで判断せず、学校説明会、校内見学、白門祭などへ足を運ぶことをおすすめします。

見学時には、図書館や実験室などの施設だけでなく、在校生の服装や振る舞い、教員との距離、生徒主体の活動、校内の雰囲気にも注目しましょう。武蔵小金井駅または小平駅から学校まで実際に移動し、6年間続けられる通学かを確認することも大切です。

中央大学附属中学校は、内部進学によって将来の選択肢を早く固定する学校ではありません。安定した進路を土台として、読書、実験、研究、英語、行事、クラブ活動などに挑戦し、自分が大学で学びたい分野を見つけていく学校です。

中央大学への進学を視野に入れながら、自由な環境で知的好奇心を深め、自ら考えて行動する力を身につけたい生徒にとって、中央大学附属中学校は魅力的な選択肢となるでしょう。

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