- 学校の概要|目黒の都心立地で学ぶ共学の中高一貫校
- アクセスと立地環境|目黒駅から徒歩圏内の通いやすいキャンパス
- 教育方針とカリキュラム|特進・進学クラスで現役大学合格を目指す6年間
- 学習環境と施設設備|ラーニングセンターとICTが支える自学自習
- 学校生活と行事|生徒が中心となってつくる活気ある学校行事
- クラブ活動|充実した施設で文武両道を目指せる環境
- 進学実績と卒業後の進路|国公立・早慶上理・GMARCHへ広がる進路
- 学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間で考えたい費用
- 入試情報と合格の目安|進学入試と特待・特進入試を目的に応じて選択
- 併願校パターン|チャレンジ・標準・安全校を入試日程別に整理
- 在校生・保護者の声|面倒見のよい指導と活気ある学校生活
- この学校に向いている子の特徴|学習と学校生活の両方に前向きに取り組める生徒
- まとめ|都心の立地と手厚い学習支援が魅力の中高一貫校
学校の概要|目黒の都心立地で学ぶ共学の中高一貫校
多摩大学目黒中学校は、東京都目黒区下目黒に位置する、学校法人田村学園が運営する私立の共学中学校です。多摩大学目黒高等学校を併設しており、中学校入学後は、原則として高校課程までの6年間を見通した中高一貫教育を受けることができます。
校名に「多摩大学」とありますが、学校があるのは多摩市ではなく、東京都目黒区の目黒キャンパスです。JR山手線をはじめ、複数の路線が乗り入れる目黒駅から徒歩圏内にあり、東京都内だけでなく、神奈川県方面からも通学しやすい立地となっています。
| 学校名 | 多摩大学目黒中学校 |
|---|---|
| 学校種別 | 私立・男女共学・中高一貫校 |
| 設置者 | 学校法人田村学園 |
| 所在地 | 東京都目黒区下目黒4丁目10番24号 |
| 併設校 | 多摩大学目黒高等学校 |
| 系列校 | 多摩大学、多摩大学附属聖ヶ丘中学校・高等学校など |
| 教育方針 | 質実清楚・明朗進取・感謝奉仕 |
女子教育を原点に持つ歴史ある学校
学校法人田村学園の歴史は、1937年に設立された目黒商業女学校に始まります。その後、学校制度や社会の変化に対応しながら発展を続け、1994年に目黒学園女子中学校が設置されました。翌1995年には多摩大学目黒中学校へ校名を変更し、1996年から男女共学となっています。
長い歴史の中で培われてきた落ち着いた校風を受け継ぎながら、現在ではICTを活用した授業、探究活動、国際教育、校外でのアクティブラーニングなどを積極的に取り入れています。伝統を大切にしつつ、社会の変化に合わせて教育内容を更新している学校といえるでしょう。
成長を積み重ねて大きな目標を目指す
多摩大学目黒では、「質実清楚」「明朗進取」「感謝奉仕」という3つの教育方針を掲げています。
- 質実清楚:飾り気がなく、誠実に物事へ取り組む姿勢を育てる。
- 明朗進取:明るく前向きに、自ら進んで行動する力を育てる。
- 感謝奉仕:周囲への感謝を忘れず、他者を思いやって行動する心を育てる。
学校生活では、最初から大きな成果だけを求めるのではなく、勉強、クラブ活動、学校行事などで一人ひとりが目標を立て、達成経験を積み重ねることを重視しています。小さな成功を自信につなげながら、大学進学や将来の夢に向かって挑戦できる生徒を育てることが、学校全体の基本姿勢となっています。
高校から入学する生徒とも学ぶ中高一貫校
中学校から入学した生徒の多くは、多摩大学目黒高等学校へ内部進学します。一方、高校では外部からの入学生も受け入れているため、高校進学後は新しい仲間が加わります。中学からの内部進学生だけで6年間を過ごす完全中高一貫校とは異なり、途中で人間関係や学習環境に変化が生まれることも特徴です。
2026年度の中学校入学者は5クラスで、新入生を中学生と高校生の在校生が迎える対面式も行われています。中高の生徒が同じ目黒キャンパスで生活し、学校行事やクラブ活動を通じて学年を越えて関わる、活気のある学校環境が形成されています。
系列大学への進学だけに限定されない進路指導
多摩大学の系列校ですが、卒業後の進路は多摩大学への内部進学に限られているわけではありません。国公立大学や早慶上理、GMARCHをはじめ、生徒それぞれの希望や適性に合わせて幅広い大学を目指す進学校としての性格を持っています。
中学段階から基礎学力を固め、高校では志望進路に応じた授業や学習支援を組み合わせながら、現役での大学合格を目指します。勉強だけに偏るのではなく、国際教育、探究活動、学校行事、クラブ活動にも取り組みながら成長できることが、多摩大学目黒中学校の大きな特徴です。
アクセスと立地環境|目黒駅から徒歩圏内の通いやすいキャンパス
多摩大学目黒中学校の目黒キャンパスは、東京都目黒区下目黒にあります。最寄りとなる目黒駅には、JR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線の4路線が乗り入れており、東京都内の各方面に加え、神奈川県方面からも通学しやすい立地です。
目黒駅西口から学校までは徒歩約12分です。駅から路線バスを利用する場合は、「元競馬場」停留所で下車し、徒歩約1分で到着します。また、東急東横線・東京メトロ日比谷線の中目黒駅からはスクールバスが運行されており、利用する路線や居住地域に合わせて通学方法を選べます。
| 利用駅・交通手段 | 学校までのアクセス |
|---|---|
| JR山手線「目黒駅」 | 西口から徒歩約12分 |
| 東急目黒線「目黒駅」 | 西口から徒歩約12分 |
| 東京メトロ南北線「目黒駅」 | 西口から徒歩約12分 |
| 都営地下鉄三田線「目黒駅」 | 西口から徒歩約12分 |
| 目黒駅から路線バス | 「元競馬場」停留所下車、徒歩約1分 |
| 東急東横線・東京メトロ日比谷線「中目黒駅」 | スクールバスを運行 |
複数路線を利用できる目黒駅
目黒駅は山手線のほか、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線を利用できる交通の結節点です。山手線を利用すれば、品川、渋谷、新宿方面からアクセスしやすく、南北線と三田線は都心部を南北に結んでいます。
東急目黒線は東急新横浜線などを通じて神奈川県方面にもつながっているため、東京都南部だけでなく、川崎市や横浜市方面から通学する場合にも選択肢となります。中目黒駅からのスクールバスを利用すれば、東急東横線沿線からの通学も検討しやすいでしょう。
徒歩とバスを選べる通学経路
目黒駅から学校までの徒歩経路は、目黒通り方面へ進むルートです。徒歩約12分という距離は、毎日の通学で無理なく歩ける範囲ですが、駅から学校へ向かう道には緩やかな高低差があります。実際に受験校として検討する際は、学校説明会や文化祭の機会に、駅からの道のりや朝の所要時間を確認しておくと安心です。
雨天時や荷物の多い日は、目黒駅から路線バスを利用できます。「大岡山小学校前行」「三軒茶屋行」「弦巻営業所行」「二子玉川駅行」などに乗車し、「元競馬場」停留所で下車すると、学校までは徒歩約1分です。
徒歩、路線バス、スクールバスという複数の通学方法が用意されているため、天候やクラブ活動の予定に応じて移動手段を選びやすいことも特徴です。但し、スクールバスの運行時刻や利用方法は年度によって変更される可能性があるため、入学前に最新の案内を確認する必要があります。
都心にありながら落ち着いた下目黒の環境
学校周辺の下目黒は、目黒通り沿いに店舗や事業所が並ぶ一方、通りから少し入ると住宅地が広がる地域です。都心への交通利便性を持ちながら、学校生活に落ち着いて取り組みやすい環境となっています。
目黒駅周辺には商業施設や飲食店が集まっていますが、学校は駅前の繁華な区域から少し離れています。通学時には一定の人通りがあり、中高生が公共交通機関を利用して通う学校として、利便性と落ち着きのバランスが取れた立地といえるでしょう。
第二体育館・武道場などは目黒キャンパス外に設置
通常の授業や学校生活の中心となるのは目黒キャンパスですが、第二体育館・武道場など、一部の体育施設は別の場所に設けられています。また、中学生がクラブ活動や行事などで、あざみ野セミナーハウスを利用することもあります。
日常的には交通の便に優れた目黒キャンパスで学びながら、活動内容に応じて校外施設も活用できることが、多摩大学目黒の学習環境の特徴です。学校見学の際には、教室やラーニングセンターだけでなく、体育施設の所在地やクラブ活動時の移動方法も確認しておくと、入学後の生活を具体的にイメージできます。
教育方針とカリキュラム|特進・進学クラスで現役大学合格を目指す6年間
多摩大学目黒中学校では、中学1年から高校3年までを一体として捉えた6年間のカリキュラムを編成しています。中学前半で基礎学力と学習習慣を身につけ、中学3年から高校段階にかけて応用力を高め、最終的には志望大学の入試に対応できる実力を養う流れです。
教育の中心となるのは、難関国公立大学や難関私立大学を目指す「特進クラス」と、GMARCHをはじめとする有名私立大学を目指す「進学クラス」の2クラス制です。目標に応じて学習進度や授業内容に違いを設けながら、生徒一人ひとりの学力を伸ばします。
6年間を2つの段階に分けた学習設計
中高6年間の学びは、基礎・基本を固める前半と、大学入試に向けて応用力を養う後半に分かれています。早い段階から学習を先取りする一方で、単に授業進度を速めるだけではなく、理解の土台を固めることを重視しています。
| 学年 | 学習段階 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 中学1・2年 | 基礎・基本の徹底 | 学習習慣を確立し、中高6年間の土台となる知識と技能を身につける |
| 中学3年・高校1年 | 応用力・実力の養成 | 中学段階で身につけた基礎学力を活用し、発展的な内容に取り組む |
| 高校2・3年 | 志望進路別の学習 | 文系・理系に分かれ、選択科目を組み合わせて大学入試に備える |
数学では、中学1・2年の間に中学校課程の全範囲を学ぶ方針が示されています。中学3年以降は高校内容へ接続し、演習を通して応用力を高めます。進度の速い中高一貫教育であるため、日々の授業内容を着実に理解し、分からない部分を早めに解消する姿勢が大切になります。
目標に応じて学ぶ特進クラスと進学クラス
| クラス | 主な進学目標 | 学習の特徴 |
|---|---|---|
| 特進クラス | 難関国公立大学、早慶上理などの難関私立大学 | 速い進度で発展的な内容にも取り組み、高い学力目標を設定する |
| 進学クラス | GMARCHをはじめとする有名私立大学 | 基礎・基本を確実に定着させながら、段階的に大学受験へつなげる |
特進クラスは、入試で特待・特進合格となった生徒を中心に編成されます。進学クラスから入学した場合も、成績や学習状況によって特進クラスを目指せる仕組みがあり、入学後の努力を学力向上につなげやすい環境です。
クラスの名称は異なりますが、どちらも大学への現役合格を目指す点は共通しています。現在の学力だけで進路を限定するのではなく、生徒が成長する過程を見ながら、より高い目標に挑戦できることが2クラス制の特徴です。
英語4技能を伸ばす国際教育
英語では、読む・書く・聞く・話すの4技能をバランスよく育てます。中学1・2年では、特進クラスは英検3級以上、進学クラスは英検4級の取得が一つの目安とされています。特進クラスでは、高校1年までに高校で学ぶ英語内容を終えることを目標に、大学入試を見据えた学習へ進みます。
ネイティブ教員による英語中心の授業も行われ、語彙や文法を覚えるだけでなく、英語を用いて考え、自分の意見を伝える力を養います。校内の国際交流室では、ネイティブ教員との会話や海外研修に向けた相談ができ、授業外でも英語に触れられます。
中学3年では、英会話学習の集大成として、全員参加のオーストラリア修学旅行が設定されています。約2週間のホームステイと現地校での研修を通して、日本語が通じない環境でコミュニケーションを取る経験を積みます。希望者には、イギリスでの語学研修や、高校段階での中期・長期留学なども用意されています。
iPadを活用した主体的・協働的な学び
生徒は1人1台のiPadを使用し、教材の配信、課題の提出、情報収集、プレゼンテーションの作成などに活用します。教員は学習の到達度や課題への取組状況を確認しながら、生徒ごとに必要な支援を行います。
ICTは授業を便利にするためだけの道具ではありません。調べた内容を整理し、他者に分かりやすく伝える活動を通して、情報を集める力、考える力、表現する力を伸ばすことが重視されています。
総合的な探究の時間にも、調査、話し合い、制作、発表を組み合わせた活動が取り入れられています。中学1年生が学校の魅力を調べ、自分たちで学校紹介動画を制作する取組も行われており、学んだことを具体的な成果物として発信する機会があります。
教科の枠を越えたアクティブラーニング
多摩大学目黒では、各教科の知識を身につけるとともに、教科横断的なアクティブラーニングにも力を入れています。生徒同士で意見を交換し、協力して課題を解決する経験を重ねることで、相手の考えを理解する力や、自ら疑問を持って学ぶ姿勢を育てます。
校外での探究活動では、系列の多摩大学や企業、官公庁などと連携し、社会で起きている問題を題材に学びます。起業体験、投資や企業分析、プログラミング、国際関係などを扱う活動があり、学校で学ぶ知識が社会でどのように活用されているのかを体験できます。
大学との連携を生かした学び
系列の多摩大学との連携に加え、2026年7月には工学院大学と教育連携協定を締結しました。工学・情報・建築などの理系分野を含め、大学の教育や研究に触れられる機会の拡大が期待されます。
中学生の段階で将来の進路を一つに絞り込むのではなく、大学、企業、海外などとの接点を通して興味の幅を広げ、自分の目標を見つけていくことが、多摩大学目黒の進路教育の特徴です。基礎学力の定着、探究活動、国際教育を組み合わせながら、大学入試だけでなく、その先の社会で必要となる力を育てています。
学習環境と施設設備|ラーニングセンターとICTが支える自学自習
多摩大学目黒中学校では、日常の授業を行う目黒キャンパスを中心に、第二体育館とあざみ野セミナーハウスを組み合わせた教育環境を整えています。都心の利便性を生かした学習設備と、広い運動施設を備えた郊外キャンパスの両方を利用できることが特徴です。
また、校内で学習を完結できる体制を目指し、ラーニングセンターや1人1台のiPadを活用しています。授業、放課後の自習、質問対応、進路相談までをつなげることで、クラブ活動と勉強を両立しやすい環境をつくっています。
学校生活の中心となる目黒キャンパス
通常の授業は、目黒駅から徒歩圏内にある目黒キャンパスで行われます。校内には普通教室のほか、理科実験室、パソコン室、図書館、自習室、体育館、校庭、オープンスペースなどが設けられています。
理科実験室は2室あり、観察や実験を取り入れた授業に対応しています。パソコン室や校内のICT環境も整えられており、情報の収集、資料の作成、プレゼンテーションなど、教科横断型の学習にも活用されています。
| 主な施設 | 特徴・用途 |
|---|---|
| 普通教室 | 電子機器やiPadを活用した授業にも対応 |
| 理科実験室 | 観察や実験を通して科学的に考える力を育成 |
| パソコン室 | 情報教育、資料作成、探究活動などに活用 |
| 図書館 | 読書、調べ学習、探究活動の資料収集に利用 |
| ラーニングセンター | 自習、質問対応、学習相談、進路相談を支援 |
| 体育館・校庭 | 体育の授業、学校行事、クラブ活動などに使用 |
| カフェテリア・購買部 | 昼食や軽食を購入できる食事環境を整備 |
カフェテリアや購買部では弁当などが販売されており、昼食を持参できない日にも対応しやすくなっています。学習設備だけでなく、日々の学校生活を支える施設が一つのキャンパス内にまとまっています。
放課後の学習を支えるラーニングセンター
多摩大学目黒の学習支援を象徴する施設が、ラーニングセンターです。静かな環境で個別に勉強できる自習室と、メンターや友人に相談しながら学べるメンタールームが用意されています。
ラーニングセンターでは、大学で学んでいるメンターが生徒の自習を支援します。分からない問題を質問できるだけでなく、勉強方法や進路について相談したり、大学生活の様子を聞いたりすることも可能です。年齢の近い大学生や大学院生が身近なロールモデルとなり、生徒が将来の進路を具体的に考える機会にもなっています。
放課後は午後8時まで学習できる環境が整えられているため、クラブ活動を終えた後に学校で宿題や受験勉強に取り組むこともできます。帰宅後の時間だけに頼らず、学校にいる間に学習を進められることは、文武両道を目指す生徒にとって大きな利点です。
1人1台のiPadを活用した学習管理
生徒には1人1台のiPadが貸与され、授業、課題提出、情報収集、プレゼンテーション、学校からの連絡などに活用されています。紙の教材をデジタルに置き換えるだけでなく、生徒が調べた内容を整理し、自分の考えを発信するための道具として位置づけられています。
教員はICTを通して、生徒の学習到達度や課題への取組状況を確認します。Webテストなども利用しながら、理解が不十分な分野を把握し、授業や個別の学習支援につなげています。
中学1年生が総合探究の時間に学校紹介動画を制作した例では、iPadを使って撮影、構成、編集、発表までを生徒自身が行いました。ICTを実際の成果物づくりに活用することで、情報活用力だけでなく、考える力や伝える力も育てています。
公式戦にも対応する第二体育館
目黒キャンパスから徒歩約7分の場所には、第二体育館があります。天井の高いメインアリーナはバレーボールの公式戦にも対応しており、体育の授業や運動部の活動に利用されています。
体育館の下には武道場が設けられ、板張りの稽古場と畳敷きの空間が整えられています。剣道部や護身道部などが活動拠点として使用しており、都心型の学校でありながら、競技に本格的に取り組める施設を確保しています。
週に1日学ぶあざみ野セミナーハウス
多摩大学目黒中学校の施設環境で特徴的なのが、横浜市青葉区にあるあざみ野セミナーハウスです。中学生は週6日の授業日のうち、週5日を目黒キャンパスで過ごし、週に1日はあざみ野セミナーハウスで授業を受けます。
あざみ野セミナーハウスには、広い人工芝グラウンド、多目的体育館、フットサルコート、テニスコート、教室、ホール、食堂、宿泊施設などが整っています。目黒キャンパスとは異なる自然豊かな環境で、体育や通常の授業に取り組めることが特色です。
人工芝グラウンドや多目的体育館は、サッカー部や野球部をはじめとするクラブ活動にも利用されています。限られた都心の校地だけで活動するのではなく、競技に応じて広い施設を使えるため、運動部に力を入れたい生徒にとっても魅力のある環境です。
都心型キャンパスと郊外施設を組み合わせた教育環境
多摩大学目黒は、目黒キャンパスだけで全ての施設を完結させるのではなく、第二体育館やあざみ野セミナーハウスを目的に応じて使い分けています。
日常の授業や放課後学習では、交通の便に優れた目黒キャンパスを利用し、体育やクラブ活動では広い運動施設を活用します。さらに、ラーニングセンターとICTによって日々の学習を支えることで、学習、探究、進路形成、クラブ活動をバランスよく進められる環境が整えられています。
学校生活と行事|生徒が中心となってつくる活気ある学校行事
多摩大学目黒中学校では、日々の授業やクラブ活動に加え、体育祭、文化祭、合唱コンクール、海外修学旅行など、仲間と協力して取り組む行事が用意されています。行事では、生徒が指示を受けて参加するだけでなく、生徒会や実行委員が企画・準備・運営の中心を担うことを大切にしています。
中学生と高校生が同じ目黒キャンパスで生活しているため、入学時の対面式や文化祭、クラブ活動などを通して、学年を越えた交流が生まれます。一方、体育祭や合唱コンクールでは中学生の部が設けられており、同学年の仲間とクラスの団結を深められることも特徴です。
主な年間行事
| 時期 | 主な行事 | 内容 |
|---|---|---|
| 4月 | 入学式、始業式、対面式、オリエンテーション、クラブ紹介 | 新入生が学校生活のルールや施設の利用方法を学び、在校生との交流を始めます。 |
| 5月・6月頃 | 体育祭 | 中学生の部と高校生の部に分かれ、クラス対抗競技やリレーなどに取り組みます。 |
| 9月 | 颯戻祭 | 生徒会や実行委員が中心となって企画・運営する文化祭です。 |
| 11月頃 | 中学合唱コンクール | クラスごとに課題曲と自由曲を練習し、舞台で成果を発表します。 |
| 2月・3月頃 | 中学修学旅行 | 中学3年生がオーストラリアを訪れ、ホームステイや現地校交流を経験します。 |
| 3月 | 中学卒業式 | 中学校課程の修了を祝い、高校段階での新たな学びへ進みます。 |
行事の開催時期や内容は年度によって変更される場合がありますが、学習、文化、スポーツ、国際交流をバランスよく経験できる構成となっています。
新入生を中高の在校生が迎える対面式
入学式の翌日には、新しく入学した中学1年生と高校1年生を在校生が迎える対面式が行われます。中学生と高校生の在校生が新入生を拍手で迎え、生徒会が学校生活の始まりを支えます。
2026年度の中学校では5クラスの新入生が入学しました。入学直後にはオリエンテーションやクラブ紹介も行われ、校内での過ごし方や学校生活のルールを確認しながら、少しずつ新しい環境に慣れていきます。
クラブ紹介では、各部の生徒が活動内容や競技、演技などを披露します。先輩の姿を見ながら入部するクラブを考えることができ、中高の学年を越えた関係づくりのきっかけにもなっています。
クラスの団結を深める体育祭
体育祭は、駒沢オリンピック公園総合運動場の第二球技場など、広い会場を利用して行われます。午前を中学生の部、午後を高校生の部とする2部制で実施され、中学生は学年やクラスごとに競技へ参加します。
中学1年生の50m走、中学2・3年生のしっぽ取り、台風の目、走り綱引き、クラス対抗リレー、クラブ対抗リレーなど、個人競技と団体競技の両方が行われます。競技に出場する生徒だけでなく、応援する生徒も一体となって盛り上がります。
準備や当日の運営には、生徒会や行事実行委員が関わります。競技の進行や参加者への指示なども生徒が担うため、体育祭は運動能力を競うだけでなく、責任感や協調性を育てる機会にもなっています。
生徒主体でつくり上げる文化祭「颯戻祭」
多摩大学目黒の文化祭は、「颯戻祭」と呼ばれています。例年9月頃に目黒キャンパスで開催される、学校を代表する行事の一つです。
颯戻祭では、生徒会が中心となって全体を運営し、各クラスやクラブが展示、研究発表、舞台発表、体験企画などを準備します。企画内容を考え、役割を分担し、限られた時間の中で一つの発表を完成させる過程を通して、生徒の自主性や協働する力が育まれます。
中学生にとっては、高校生の企画や発表を間近で見られる機会でもあります。中高合同の行事として、普段の授業だけでは見えにくい上級生の行動力や表現力に触れられます。
受験生や保護者も学校の雰囲気を知ることができる行事ですが、近年は事前予約制で実施されています。見学する際は、公式サイトで開催日や申込方法を確認しておく必要があります。
中学の名物行事となっている合唱コンクール
中学校では、クラス対抗の合唱コンクールが行われます。各クラスが課題曲と自由曲に取り組み、練習の成果をホールの舞台で発表します。
合唱は、一部の生徒だけが活躍するのではなく、クラス全員が同じ目標に向かって参加する行事です。歌声をそろえるためには、一人ひとりが自分の役割を意識し、周囲の音を聴きながら協力する必要があります。
練習では、意見の違いや思うようにまとまらない場面を経験することもあります。それを生徒同士で乗り越え、本番で一つの音楽をつくり上げる過程が、クラスの団結や達成感につながっています。
英語学習の集大成となるオーストラリア修学旅行
中学3年生の修学旅行では、オーストラリアのブリスベンを訪れます。約2週間の日程でホームステイを行い、現地校での授業や交流活動に参加します。
一般的な観光中心の修学旅行とは異なり、家庭生活や学校生活の中で英語を使うことが大きな目的です。生徒はホストファミリーと生活しながら、授業で身につけた英語を使って、自分の希望や考えを相手に伝えます。
現地校では、日本文化を紹介したり、同世代の生徒と交流したりする機会も設けられています。英語が完全に通じない場面でも、表情や身振りを交えながら相手と関わる経験を通して、語学力だけでなく、異なる文化を受け入れる姿勢や自ら行動する力を養います。
勉強と行事の両方に取り組む学校生活
多摩大学目黒では、大学進学に向けた学習指導に力を入れる一方、学校行事やクラブ活動も大切な成長の機会と位置づけています。行事の前には準備や練習が続くため、授業や家庭学習との両立が必要です。
限られた時間の中で役割を果たし、仲間と一つの目標を達成する経験は、学習面にもつながります。行事に積極的に参加しながら、日々の課題や定期考査にも計画的に取り組むことで、中高6年間を通して自律的に行動する力を身につけていきます。
クラブ活動|充実した施設で文武両道を目指せる環境
多摩大学目黒中学校では、運動部と文化部を合わせて30を超えるクラブが活動しています。中学校と高校が同じ学校として運営されているため、中高合同で活動するクラブも多く、先輩から技術や活動への姿勢を学びながら成長できることが特徴です。
競技で上位大会を目指すクラブがある一方、未経験者から始められるクラブや、作品制作、研究、国際交流などを楽しめる文化部もそろっています。入学直後にはクラブ紹介と仮入部期間が設けられ、実際の活動や部員の雰囲気を確かめてから所属するクラブを選べます。
多彩な運動部と文化部
運動部には、サッカー、バレーボール、バスケットボール、テニス、バドミントン、卓球、水泳、野球、ダンスなど、幅広い選択肢があります。剣道部、弓道部、護身道部といった武道系のクラブや、自然の中で活動するアウトドア部も設けられています。
文化部では、吹奏楽、軽音楽、演劇、美術、写真、放送、マンガ、クラフト、科学、囲碁将棋、地理歴史研究など、多様な興味に対応しています。英語や国際交流に関心がある生徒には、Global Communication Clubもあります。
| 分野 | 主なクラブ |
|---|---|
| 球技・競技系 | 中学サッカー部、中高女子サッカー部、中学野球部、男子・女子バレーボール部、男子・女子バスケットボール部、中学テニス部、バドミントン部、卓球部など |
| 武道・野外活動系 | 弓道部、剣道部、護身道部、アウトドア部、水泳部など |
| 音楽・舞台表現系 | ダンス部、吹奏楽部、軽音楽部、演劇部、お琴部、放送部など |
| 文化・創作系 | 美術部、写真部、マンガ部、クラフト部、クッキング部、茶道部、保育部など |
| 研究・交流系 | 科学部、地理歴史研究部、囲碁将棋部、Global Communication Clubなど |
クラブによって、中学生と高校生が合同で活動する場合と、中学・高校で分かれて活動する場合があります。活動日数や入部条件も異なるため、学校説明会や仮入部の際に確認しておくとよいでしょう。
全国大会で入賞したダンス部
近年、特に目立った実績を上げているクラブの一つがダンス部です。2026年3月に幕張メッセで開催された「USA School&College Nationals 2026」では、中学ダンス部が中学校編成Song/Pom部門SmallAに出場し、全国4位に入賞しました。
この大会では、特定の選手だけを選抜するのではなく、中学1・2年生を含む部員全員で演技に臨みました。経験の浅い部員も全国大会の舞台に立ち、チームの一員として結果に貢献したことは、ダンス部の活動方針をよく表しています。
高校ダンス部も同じ全国大会で2位に入賞し、中高そろって入賞を果たしました。中学校から活動を始め、高校まで継続しながら、より高いレベルの演技を目指せる環境があります。
首都圏大会で活躍する中学サッカー部
中学サッカー部も、各種大会で実績を重ねています。2025年度の東京都中学校サッカー新人大会では3位に入賞し、2026年1月に行われた首都圏私立中学校チャンピオンズカップサッカー大会では準優勝となりました。
チャンピオンズカップは、東京、神奈川、千葉、埼玉の私立中学校が参加する大会です。複数の都県を代表する学校と対戦する中で準優勝を収めたことからも、中学段階から本格的に競技へ取り組んでいることが分かります。
日常の練習では、目黒キャンパスの施設だけでなく、広い人工芝グラウンドを備えたあざみ野セミナーハウスも活用できます。都心の学校でありながら、競技に集中できるグラウンド環境が用意されています。
高校段階につながる男子バレーボール部の活躍
男子バレーボール部は、高校段階で関東大会の常連校となりつつあります。2026年度には2年連続5度目となる関東大会出場を果たし、5月に開催された関東高等学校男子バレーボール大会では、学校として初めてベスト16へ進出しました。
校外に設置された第二体育館には、バレーボールの公式戦にも対応できるメインアリーナがあります。恵まれた練習環境の中で、中学から高校へ競技を継続し、より高い目標を目指すことができます。
また、国内トップレベルのチームが第二体育館を練習会場として利用することもあり、部員が高いレベルのプレーを間近で見る機会にもつながっています。
初心者から挑戦できるクラブも充実
大会実績のあるクラブが注目されますが、全てのクラブが入学時点で高い技術を求めているわけではありません。中学校入学後に競技や楽器、創作活動を始め、練習を重ねながら成長する生徒もいます。
文化部では、作品を文化祭で発表したり、部員同士で研究や制作を進めたりする機会があります。運動が得意な生徒だけでなく、音楽、芸術、科学、歴史、料理、国際交流など、自分の関心を深めたい生徒にも活動の場があります。
複数のクラブに興味がある場合は、活動日が重ならなければ兼部できることもあります。但し、兼部の可否や条件はクラブごとに異なるため、入部前の確認が必要です。
クラブ紹介と仮入部で雰囲気を確認
新入生を対象としたクラブ紹介では、各クラブの部員が活動内容を説明し、演奏、演技、競技の実演などを披露します。2026年度も中学1年生と高校1年生が体育館に集まり、上級生による紹介を見ながら、参加したいクラブを検討しました。
クラブ紹介後には仮入部期間が設けられます。興味のあるクラブを実際に体験し、活動の雰囲気、練習内容、先輩との関係を確かめた上で入部を決められます。中学入学前に経験していた活動を継続することも、新しい分野に挑戦することも可能です。
学習とクラブ活動を両立する文武両道
クラブ活動に力を入れるためには、日々の授業や課題との両立が欠かせません。多摩大学目黒では、放課後に利用できるラーニングセンターやメンターによる学習支援があり、クラブ活動後に校内で勉強を進められます。
大会や発表会に向けて継続的に努力しながら、限られた時間の中で学習計画を立てる経験は、自己管理能力の向上にもつながります。勉強だけでなく、仲間と一つの目標に向かって努力する学校生活を送りたい生徒にとって、多摩大学目黒のクラブ活動は大きな魅力となるでしょう。
進学実績と卒業後の進路|国公立・早慶上理・GMARCHへ広がる進路
多摩大学目黒中学校・高等学校は多摩大学の系列校ですが、卒業後の進路は系列大学への内部進学に限られていません。国公立大学、早慶上理、GMARCH、理工系大学、医療系大学など、生徒一人ひとりの希望や適性に応じた幅広い大学進学を目指しています。
中学段階では基礎学力と学習習慣を固め、高校では志望大学や入試方式に応じた授業と進路指導を行います。特進クラスと進学クラスのそれぞれに進学目標を設定しながら、現在の学力だけで進路を限定せず、入学後の成長に応じてより高い目標へ挑戦できる環境を整えています。
2026年春の主な大学合格実績
2026年春の大学合格実績では、東北大学をはじめとする国公立大学に加え、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、GMARCHなどで多数の合格者が出ています。
| 大学群・分野 | 2026年春の主な合格実績 |
|---|---|
| 国公立大学 | 東北大学2名、千葉大学1名、横浜国立大学1名、東京外国語大学1名、東京学芸大学1名、電気通信大学1名、東京都立大学1名、横浜市立大学1名、信州大学1名など |
| 早慶上理 | 早稲田大学8名、慶應義塾大学10名、上智大学9名、東京理科大学14名 |
| GMARCH | 明治大学24名、青山学院大学25名、立教大学7名、中央大学30名、法政大学22名 |
| 主な理工系大学 | 千葉工業大学115名、東京都市大学75名、東京工科大学23名、芝浦工業大学14名、工学院大学9名など |
| その他の主な私立大学 | 日本大学30名、専修大学22名、明治学院大学21名、神奈川大学20名、東洋大学17名、東京女子大学13名、学習院大学12名など |
| 系列大学 | 多摩大学8名 |
早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学の合格者数は、合計で延べ41名です。また、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学のGMARCH5大学では、合計で延べ108名となっています。
大学合格実績は、一人の生徒が複数の大学や学部に合格した場合、それぞれを数えた延べ人数です。実際の進学者数や卒業生に占める割合とは異なるため、学校の進学状況を見る際には、合格者数だけでなく進学先や指導体制も合わせて確認することが大切です。
早慶上理・GMARCHで伸びた2026年春の実績
2026年春は、早稲田大学8名、慶應義塾大学10名、上智大学9名、東京理科大学14名と、難関私立大学でまとまった合格実績が見られました。
GMARCHでも、中央大学30名、青山学院大学25名、明治大学24名、法政大学22名など、幅広い学部への合格者を出しています。特定の大学だけに進学先が集中するのではなく、生徒の志望分野や受験科目に応じて複数の大学を目指していることが分かります。
特進クラスでは難関国公立大学や早慶上理を主な目標とし、進学クラスではGMARCHをはじめとする有名私立大学を目指します。但し、クラス名だけで最終的な進路が決まるわけではなく、入学後の成績や学習状況に応じて、より難度の高い大学へ挑戦することも可能です。
理工系大学への合格実績も充実
2026年春の実績では、理工系大学への合格者が多いことも特徴です。千葉工業大学115名、東京都市大学75名、東京工科大学23名、芝浦工業大学14名、工学院大学9名など、工学、情報、建築、理学といった分野へ進むための選択肢が広がっています。
国公立大学でも、東北大学、千葉大学、横浜国立大学、電気通信大学、東京都立大学などへの合格者が出ています。中高段階で数学や理科を着実に学び、理工系分野を志望する生徒が難関大学を含む幅広い進路へ進んでいます。
2026年7月には工学院大学と教育連携協定を締結しました。今後は、大学の教育・研究に触れる機会を通して、工学や情報、建築などへの理解を深め、理系進路を具体的に考える取組の充実も期待されます。
系列大学への優先入学制度
系列校として、多摩大学への優先入学制度が用意されています。多摩大学には、経営情報学部とグローバルスタディーズ学部があり、経営、情報、国際関係、英語などを学ぶことができます。
2026年春には8名が多摩大学に合格しています。系列大学への進学という選択肢を確保しながら、国公立大学や難関私立大学などの外部大学にも挑戦できることが、多摩大学目黒の進路選択の特徴です。
優先入学制度の利用条件や募集人数は年度によって変更される場合があります。制度の利用を考える場合は、評定や校内選考などの条件を含め、入学後に最新の案内を確認する必要があります。
指定校推薦を利用した進学も選択肢
多摩大学への優先入学制度に加え、複数の大学から指定校推薦枠が設けられています。指定校推薦では、日頃の成績、出欠状況、学校生活への取組などが校内選考の重要な基準となります。
推薦枠があることだけで進学先を決めるのではなく、学びたい分野や将来像を考えた上で大学を選ぶことが大切です。多摩大学目黒では、一般選抜への挑戦を基本としながら、生徒の希望や適性に応じて推薦制度も活用し、進路実現を目指します。
指定校や対象学部、推薦人数は毎年変わる可能性があるため、受験時点で公表されている情報だけで判断せず、高校進学後の最新状況を確認する必要があります。
早い段階から視野を広げるキャリア教育
多摩大学目黒の進路指導では、早い段階で職業や大学を一つに決めるのではなく、社会にどのような仕事や生き方があるのかを幅広く知ることから始めます。
系列の多摩大学や企業、官公庁などと連携した探究活動では、起業、投資、プログラミング、国際関係といったテーマに取り組みます。教室で学んだ知識が社会でどのように使われているのかを知ることで、大学で学びたい分野や将来の仕事を考えるきっかけにつなげています。
進路指導部では、各大学が中高生向けに開催するオープンキャンパス、講座、コンテスト、体験イベントなどをまとめた進路イベントカレンダーも作成しています。中学生のうちから大学の学問や研究に触れ、自分の興味を深められる仕組みです。
授業と校内学習を受験対策につなげる
高校段階では、志望進路に応じた選択科目と入試に対応した授業を組み合わせます。授業の予習・復習、小テスト、定期考査を積み重ねながら基礎を固め、高校3年では志望大学の出題傾向を踏まえた演習へ進みます。
教員は、生徒の志望校や学習状況に合わせて、参考書の選び方、過去問に取り組む順序、苦手科目の補強方法、小論文や面接の準備などを支援します。卒業生からは、授業や校内での指導を活用し、予備校に通わずに東京外国語大学や早稲田大学へ現役合格した例も紹介されています。
放課後にはラーニングセンターを利用でき、クラブ活動後も校内で学習を続けられます。学習時間を確保しやすい環境と、教員やメンターへ質問できる体制を組み合わせることで、学校生活と大学受験の両立を支えています。
進路実績を見る際は6年間の成長過程にも注目
大学合格実績は学校を比較する上で分かりやすい指標ですが、入学時点の偏差値だけで決まるものではありません。多摩大学目黒では、中学からの6年間を通して基礎学力、学習習慣、自主性を育て、生徒が入学時より高い目標へ挑戦することを重視しています。
難関大学への合格者数だけでなく、特進・進学クラスの学習環境、放課後の支援体制、推薦制度、探究活動などを含めて、自分が6年間学び続けられる学校かを考えることが大切です。系列大学という選択肢を持ちながら、国公立大学や難関私立大学を含む多様な進路を目指せることが、多摩大学目黒の進路面における魅力です。
学費や諸経費について|初年度納入金と中高6年間で考えたい費用
多摩大学目黒中学校の2026年度募集要項では、入学時に入学金25万円を納めます。入学後は、授業料として月額3万7,000円、施設設備費として月額1万円が必要です。
これらを年額に換算すると、授業料は44万4,000円、施設設備費は12万円となります。入学金を含めた初年度の基本的な納付額は、合計81万4,000円です。
| 費目 | 2026年度の金額 | 納入時期・補足 |
|---|---|---|
| 入学金 | 25万円 | 入学手続時に納入 |
| 授業料 | 月額3万7,000円 年額44万4,000円 | 入学後に納入 |
| 施設設備費 | 月額1万円 年額12万円 | 入学後に納入 |
| 初年度の基本納付額 | 81万4,000円 | 入学金、授業料、施設設備費の合計 |
上記は、学校へ納める基本的な費用を合計したものです。実際の学校生活では、旅行積立金、制服・指定用品、教材、ICT端末、模擬試験、校外学習、クラブ活動などに関する費用が別途必要になります。
初年度には制服や学用品の費用も必要
中学校入学時には、授業料や施設設備費だけでなく、制服、体操着、通学鞄、上履きなどの指定用品をそろえる必要があります。また、授業で使用する教材や副教材、1人1台で活用するiPadに関する費用なども考えておかなければなりません。
- 制服、体操着、通学鞄、靴などの指定用品
- 教科書以外の副教材、問題集、実習教材
- iPad本体や周辺機器、学習用アプリに関する費用
- 模擬試験、検定試験、校外学習などの費用
- PTA・生徒会などに関する諸会費
- クラブ活動の用具、ユニフォーム、遠征などの費用
入学する年度や選択する用品、所属するクラブによって金額は変わります。特に、運動部で専用の用具やユニフォームが必要な場合や、大会・合宿へ参加する場合には、通常の学費とは別に費用がかかることがあります。
海外修学旅行に向けた積立金
多摩大学目黒中学校では、中学3年生のオーストラリア修学旅行をはじめ、宿泊行事や校外学習が行われます。そのため、授業料や施設設備費とは別に、旅行費用の積立が必要です。
海外修学旅行では、渡航費、宿泊費、現地での研修費などが含まれるため、国内の修学旅行より費用が大きくなる傾向があります。為替相場や燃料費、現地の物価などによって金額が変動する可能性もあります。
旅行積立金は一度に全額を支払うのではなく、入学後に分割して積み立てる形が基本です。入学前には基本学費だけでなく、海外研修を含む学校行事の費用も確認しておくと、6年間の支出を見通しやすくなります。
中学3年間の基本納付額の目安
2026年度の授業料と施設設備費が3年間変わらないと仮定した場合、中学3年間に必要となる基本納付額は、次のように計算できます。
| 学年 | 基本納付額の目安 |
|---|---|
| 中学1年 | 81万4,000円 |
| 中学2年 | 56万4,000円 |
| 中学3年 | 56万4,000円 |
| 中学3年間の合計 | 194万2,000円 |
この金額には、旅行積立金、制服、教材、ICT機器、模擬試験、クラブ活動などの費用は含まれていません。また、授業料や施設設備費は改定される可能性があるため、実際の総額は入学年度の案内によって異なります。
高校進学後の3年間も見通して考える
多摩大学目黒中学校へ入学した生徒の多くは、併設する多摩大学目黒高等学校へ進学します。そのため、家計面では中学3年間だけでなく、高校を含めた6年間の費用を見通しておくことが大切です。
高校進学後も、授業料、施設設備費、教材費、模擬試験費、学校行事費などが必要です。高校2・3年では、大学受験に向けた問題集、模擬試験、検定、受験料、講習などの支出が増える可能性もあります。
一方、高校段階では、国の就学支援金や東京都の授業料軽減助成金などを利用できる場合があります。2026年度の東京都では、国と都の制度をそれぞれ申請することで、私立高校の授業料について最大50万1,000円までの支援を受けられる制度が設けられています。
助成制度には、生徒や保護者の居住地、在学状況などの要件があり、毎年度の申請が必要です。また、助成の対象は原則として授業料であり、施設設備費、教材費、旅行積立金などは対象外となる場合があります。
入学金と授業料が免除される特待生制度
多摩大学目黒中学校には、学習意欲の高い生徒を支援するため、20名の特待生制度があります。特待・特進入試で特待生として合格すると、特進クラスに編成され、入学金と授業料が免除されます。
| 特待内容 | 免除される費用 | 補足 |
|---|---|---|
| 3年間授業料免除 | 入学金と中学3年間の授業料 | 施設設備費や旅行積立金などは必要 |
| 1年間授業料免除 | 入学金と初年度の授業料 | 進級時に継続審査を実施 |
3年間の授業料免除となった場合、入学金25万円と授業料3年間分133万2,000円を合わせ、基本的には158万2,000円が免除の対象となります。1年間の授業料免除の場合は、入学金25万円と初年度授業料44万4,000円を合わせた69万4,000円が免除の対象です。
但し、特待生であっても、施設設備費、旅行積立金、教材費、制服代などは必要です。また、1年間免除の特待生は、進級時に成績などを基に継続審査が行われます。
入学後に特待生を目指す機会もある
進学合格や特進合格で入学した生徒にも、入学後の成績によって特待生を目指す機会があります。毎年の進級時に審査が行われ、基準を満たした生徒は、次年度の授業料が1年間免除されます。
入試時点で特待生にならなかった場合でも、日々の授業、定期考査、課題などに継続して取り組むことで、学力面と費用面の両方につながる目標を持てます。
家計が急変した場合の授業料減免制度
入学後に家計の急変などによって就学の継続が困難となり、緊急性が高いと学校が判断した場合には、一定期間、授業料の減免を受けられる制度があります。
適用の可否や減免期間は、家庭の状況や学校の審査によって決まります。経済的な事情が生じた際に、すぐに退学や転校を考えるのではなく、学校へ相談できる制度が設けられていることは安心材料の一つです。
基本学費以外を含めて資金計画を立てる
多摩大学目黒中学校の学費を考える際は、入学金、授業料、施設設備費だけでなく、制服、教材、ICT機器、旅行積立金、クラブ活動などの費用も含める必要があります。
特に、中学3年生の海外修学旅行や、高校進学後の大学受験に関する費用は、学年が上がるにつれて負担が増える可能性があります。一方、特待生制度や高校段階の授業料支援を利用できれば、家庭の負担を軽減できる場合があります。
学費や諸経費は年度によって改定されるため、出願前には最新の募集要項を確認し、中学から高校までの6年間を無理なく通い続けられるかという視点で検討することが大切です。
入試情報と合格の目安|進学入試と特待・特進入試を目的に応じて選択
多摩大学目黒中学校の2027年度入試は、進学入試2回と特待・特進入試5回の合計7回実施されます。2月1日から2月6日まで複数の受験機会があり、午前入試と午後入試を組み合わせながら出願日程を考えられることが特徴です。
進学入試は、基礎学力を確認しながら進学クラスへの合格を目指す試験です。特待・特進入試は、難関大学を目標とする特進クラスや、入学金・授業料の免除を受けられる特待生を目指す試験となっています。
2027年度の募集人員と入試日程
| 試験区分 | 試験日・集合時刻 | 試験科目 | 募集人員 | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| 進学第1回 | 2月1日(月) 午前8時30分集合 | 国語・算数の2科 または国語・算数・理科・社会の4科 | 男女34名 | 2月1日(月)午後3時 |
| 進学第2回 | 2月2日(火) 午前8時30分集合 | 国語・算数の2科 または国語・算数・理科・社会の4科 | 2月2日(火)午後3時 | |
| 特待・特進第1回 | 2月1日(月) 午後2時30分集合 | 国語・算数・理科・社会 | 特待20名 特進60名 | 2月1日(月)午後10時 |
| 特待・特進第2回 | 2月2日(火) 午後2時30分集合 | 国語・算数・理科・社会 | 2月2日(火)午後10時 | |
| 特待・特進第3回 | 2月3日(水) 午後2時30分集合 | 国語・算数 | 2月3日(水)午後10時 | |
| 特待・特進第4回 | 2月4日(木) 午前10時集合 | 国語・算数 | 2月4日(木)午後3時 | |
| 特待・特進第5回 | 2月6日(土) 午前10時集合 | 国語・算数 | 2月6日(土)午後3時 |
進学第1回・第2回では、出願時に2科受験と4科受験のいずれかを選択します。2科受験は午前10時35分、4科受験は午前11時40分に終了する予定です。
特待・特進第1回と第2回は午後の4科入試で、終了時刻は午後5時40分です。特待・特進第3回は午後の2科入試、第4回と第5回は午前の2科入試となっており、他校との併願日程に合わせて受験回を選びやすくなっています。
進学入試と特待・特進入試の違い
| 入試区分 | 主な目的 | 入学後のクラス |
|---|---|---|
| 進学入試 | 基礎学力を生かして進学クラスへの合格を目指す | 原則として進学クラス 成績によって特進クラスに編成される場合あり |
| 特待・特進入試 | 特進クラスまたは特待生としての合格を目指す | 特待合格・特進合格は特進クラス 成績に応じて進学クラス合格となる場合あり |
進学入試で受験した場合でも、入試成績が学校の基準を満たしていれば、特進クラスに編成される場合があります。反対に、特待・特進入試で特待や特進の基準に届かなかった場合でも、進学クラスの合格基準を満たしていれば、進学合格となることがあります。
進学クラスに入学した後も、学年末の成績などに応じて特進クラスへ移る機会があります。入試時点のクラス区分だけで6年間の進路が固定されるわけではなく、入学後の努力によって上位クラスを目指せる仕組みです。
特待生合格では入学金と授業料を免除
特待・特進入試では、成績上位者を対象とする20名の特待生制度が設けられています。特待生合格者は特進クラスに編成され、入学金と、成績に応じて中学3年間または1年間の授業料が免除されます。
- 3年間特待:入学金と中学3年間の授業料を免除
- 1年間特待:入学金と初年度の授業料を免除
- 特進合格:特進クラスに編成されるが、原則として学費免除はなし
- 進学合格:進学クラスに編成
1年間特待は、進級時に成績などを基に継続審査が行われます。また、進学合格や特進合格で入学した生徒も、入学後の成績によって次年度の特待生に選ばれる可能性があります。
2026年度入試は延べ1,000名を超える応募
2026年度入試では、進学入試に延べ374名、特待・特進入試に延べ1,365名が応募しました。同じ受験生が複数回出願している場合も含まれるため、実人数ではなく延べ人数ですが、多くの受験生が複数回入試を活用していることが分かります。
| 入試区分 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率の目安 |
|---|---|---|---|
| 進学第1回 | 95名 | 33名 | 約2.9倍 |
| 進学第2回 | 126名 | 40名 | 約3.2倍 |
| 進学入試合計 | 221名 | 73名 | 約3.0倍 |
| 特待・特進第1回 | 181名 | 特待・特進合計110名 | 約1.7倍 |
| 特待・特進第2回 | 100名 | 特待・特進合計36名 | 約2.8倍 |
| 特待・特進第3回 | 180名 | 特待・特進合計72名 | 約2.5倍 |
| 特待・特進第4回 | 120名 | 特待・特進合計43名 | 約2.8倍 |
| 特待・特進第5回 | 182名 | 特待・特進合計60名 | 約3.0倍 |
特待・特進入試では、5回を合わせて特待合格が76名、特進合格が245名でした。特待・特進を合わせた倍率は約1.7倍から3.0倍ですが、特待合格だけを見ると各回の倍率は約6倍から15倍となっており、授業料免除を伴う特待生枠は競争率が高くなっています。
なお、複数回受験した生徒が各回に含まれているため、合計人数を入学者数や受験者の実人数として見ることはできません。
合格の目安となる偏差値
四谷大塚が公表している2027年中学受験対応のAライン80偏差値では、進学入試が44、特待・特進入試が45から48程度となっています。
| 試験区分 | 四谷大塚Aライン80偏差値 |
|---|---|
| 進学第1回 | 44 |
| 特待・特進第1回 | 47 |
| 進学第2回 | 44 |
| 特待・特進第2回 | 48 |
| 特待・特進第3回 | 48 |
| 特待・特進第4回 | 45 |
| 特待・特進第5回 | 45 |
進学入試では偏差値44前後、特待・特進入試では45から48前後が一つの合格目安となります。但し、偏差値は模試の種類、実施時期、受験者層によって異なります。合格可能性を判断する際は、一つの模試だけでなく、過去数回の結果や過去問との相性も合わせて見ることが大切です。
また、表の偏差値は特待・特進入試で一定以上の合格可能性を示す目安であり、授業料免除となる特待生合格の目安とは一致しません。特待生を目指す場合は、通常の特進合格よりも高い得点が必要になると考えて準備する必要があります。
算数は基礎問題を確実に得点する力が重要
算数は、計算問題と一行問題に加え、複数の大問で構成される傾向があります。基本から標準的な問題が中心ですが、数の性質、割合、速さ、規則性、場合の数、平面図形、立体図形など、幅広い単元から出題されます。
特に平面図形と立体図形は継続的に出題されているため、角度、面積、相似、体積、表面積などの基本的な解法を整理しておくことが重要です。難問だけに時間をかけるより、計算問題や典型題を正確に得点し、取りこぼしを減らすことが合格への近道となります。
国語は語句と2題の読解問題に対応
国語では、漢字の読み書き、ことわざ、慣用表現などの言語事項に加え、説明文と物語文の読解問題が出題される傾向があります。
説明文では、筆者の主張とその根拠、傍線部の言い換え、文章全体の内容を正確に捉える力が求められます。物語文では、登場人物の行動や会話から心情を読み取り、その理由を本文に即して説明する練習が有効です。
4科入試では理科・社会の基礎定着も大切
理科は、生物、地学、物理、化学の4分野からバランスよく出題されます。選択問題を中心に、用語、計算、会話文を読み取る問題などが含まれるため、基本知識を覚えるだけでなく、問題文から条件を整理する力も必要です。
社会は、地理、歴史、公民の3分野から幅広く出題されます。記号選択問題が中心ですが、漢字で用語を書く問題もあるため、重要語句は正しい漢字で書けるようにしておきましょう。
特待・特進第1回・第2回は4科入試です。特待・特進合格を目指す場合は、国語と算数だけに偏らず、理科と社会でも基礎問題を安定して得点できる状態をつくることが重要です。
複数回受験を生かした出願戦略
多摩大学目黒中学校を第一志望とする場合は、進学入試と特待・特進入試を組み合わせ、複数回受験する方法が考えられます。2月1日と2月2日は午前に進学入試、午後に特待・特進入試が設定されているため、同じ日に2回受験することも可能です。
まず進学入試で合格を確保しながら、午後の特待・特進入試で上位合格を目指す方法や、2月3日以降の2科入試まで受験機会を広げる方法があります。得意科目、他校の入試日程、移動時間、受験生本人の体力を考慮し、無理のない日程を組むことが大切です。
入試科目、集合時刻、出願期間、受験料、合格発表方法などは変更される場合があります。実際に出願する際は、学校公式サイトに掲載される最新の募集要項と受験上の注意を確認してください。
併願校パターン|チャレンジ・標準・安全校を入試日程別に整理
多摩大学目黒中学校は、2027年度入試で2月1日から2月6日まで複数回の入試を実施します。午前・午後の両方に受験機会があり、進学入試と特待・特進入試を組み合わせられるため、第一志望として複数回受験する場合にも、他校と併願する場合にも日程を組みやすい学校です。
併願校を選ぶ際は、偏差値だけでなく、共学か別学校か、大学付属校か進学校か、通学時間、教育方針、クラブ活動、入学手続期限なども確認する必要があります。ここでは、多摩大学目黒を志望する受験生が検討しやすい学校を、チャレンジ校・標準校・安全校に分け、2027年度の入試日程とともに整理します。
なお、入試難度は受験回、選択科目、模試の種類によって変わります。安全校として挙げた学校でも、後半日程や特待生選抜では倍率や合格基準が上がる場合があるため、絶対に合格できる学校という意味ではありません。
多摩大学目黒中学校の2027年度入試日程
| 日程 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 2月1日(月) | 進学第1回 | 特待・特進第1回 |
| 2月2日(火) | 進学第2回 | 特待・特進第2回 |
| 2月3日(水) | 設定なし | 特待・特進第3回 |
| 2月4日(木) | 特待・特進第4回 | 設定なし |
| 2月5日(金) | 設定なし | 設定なし |
| 2月6日(土) | 特待・特進第5回 | 設定なし |
2月1日と2月2日は、午前の進学入試と午後の特待・特進入試を同日に受験できます。多摩大学目黒への志望度が高い場合は、まず進学合格を確保し、その後に特進・特待合格へ挑戦する組み方が考えられます。
チャレンジ校|より高い難度の学校に挑戦する
チャレンジ校には、多摩大学目黒より合格難度が高くなる傾向のある共学校を挙げます。模試で安定して志望校判定が出ている場合や、上位コースを目指せる学力がある場合に検討しやすい学校です。
| 学校名 | 2027年度の主な入試日程 | 併願の考え方 |
|---|---|---|
| 東京都市大学等々力中学校 | 2月1日午前・午後 2月2日午後 2月3日午後 2月4日午前 | 2月1日午前を受験し、多摩大学目黒の特待・特進第1回を午後に受験する組み方が可能です。2月2日午後、2月3日午後、2月4日午前は多摩大学目黒と重なります。 |
| 目黒日本大学中学校 | 2月1日午前・午後 2月2日午前 2月4日午後 | 2月1日午前または2月2日午前を受験し、午後に多摩大学目黒の特待・特進入試を組み合わせられます。2月4日午後は、多摩大学目黒の第4回を午前に受験した後の併願候補です。 |
東京都市大学等々力中学校
東京都市大学等々力中学校は、東急大井町線等々力駅から通学できる共学の中高一貫校です。難関大学への進学を目指す学習環境や、ICT・探究・国際教育を重視する点で、多摩大学目黒と比較されることがあります。
2027年度は、2月1日午前に第1回特選入試、同日午後に第1回S特選入試、2月2日午後に第2回S特選入試、2月3日午後に第2回特選入試、2月4日午前に特色入試を実施します。
2月1日午前の試験後に多摩大学目黒へ移動して午後入試を受けることは可能ですが、昼食時間と交通状況を含めた移動計画が必要です。説明会などの機会に、実際の試験終了時刻から多摩大学目黒までの経路を確認しておきましょう。
目黒日本大学中学校
目黒日本大学中学校は、目黒駅から近い日本大学の付属校です。日本大学への内部進学制度を持ちながら、他大学への進学にも対応しているため、大学付属校と進学校の両方の性格を持つ学校として検討できます。
2027年度は、2月1日午前に4科入試、同日午後に算数と理科を組み合わせた算理入試、2月2日午前に4科入試と適性検査型入試、2月4日午後に2科入試を実施します。
募集人員が各回で比較的少なく、特待選抜を兼ねる入試もあるため、受験回によって難度が変わります。多摩大学目黒と目黒日本大学は学校名に「目黒」を含みますが、所在地や教育内容、系列大学への進学制度は異なります。
標準校|多摩大学目黒と同程度の難度で比較する
標準校には、多摩大学目黒と重なる学力層から受験者が集まりやすく、教育内容や進路方針を比較しながら選びたい学校を挙げます。受験回によっては、多摩大学目黒より難度が高くなる場合も、合格しやすくなる場合もあります。
| 学校名 | 2027年度の主な入試日程 | 併願の考え方 |
|---|---|---|
| 八雲学園中学校 | 2月1日午前・午後 2月2日午後 2月3日午後 2月5日午前 | 2月1日午前の受験後、多摩大学目黒の午後入試と組み合わせられます。2月2日・3日の午後入試は多摩大学目黒と重なるため、優先順位を決める必要があります。 |
| 日本工業大学駒場中学校 | 2月1日午前・午後 2月2日午前・午後 2月3日午前 2月5日午前 | 2月3日午前に受験し、午後に多摩大学目黒の特待・特進第3回を受ける組み方が可能です。2月5日は多摩大学目黒の入試がないため、独立した受験日として利用できます。 |
八雲学園中学校
八雲学園中学校は、目黒区八雲にある共学の中高一貫校です。英語教育、海外研修、ICTを活用した探究学習に力を入れており、国際教育を重視する家庭にとって比較しやすい学校です。
2027年度は、2月1日午前と午後に2科・4科選択入試、2月2日午後に特待チャレンジ入試、2月3日午後に得意2科目入試、2月5日午前に未来発見入試を実施します。
2月1日午前の八雲学園と、午後の多摩大学目黒を組み合わせれば、目黒区内の共学校を同日に受験できます。但し、八雲学園から多摩大学目黒までは徒歩で移動できる距離ではないため、試験終了時刻、昼食、交通手段を事前に確認しておく必要があります。
日本工業大学駒場中学校
日本工業大学駒場中学校は、京王井の頭線の駒場東大前駅から徒歩圏内にある共学の中高一貫校です。基礎学力を大切にしながら、大学進学を目指す教育と、ものづくりや理系分野への関心を育てる環境を備えています。
2027年度は、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月3日午前、2月5日午前に入試を実施します。得意2科選択、4科、英検利用、適性検査型、プレゼンテーション型など、複数の受験方式が用意されています。
2月3日午前に日本工業大学駒場を受験し、午後に多摩大学目黒の特待・特進第3回へ向かう日程は、両校を志望する受験生にとって組みやすい形です。また、2月5日午前は多摩大学目黒と重ならないため、それまでの合否状況に応じて出願することもできます。
安全校|早い段階で合格を確保する
安全校は、過去の模試や過去問で合格圏に入り、入試本番でも安定して合格点を取れる学校を選びます。単に偏差値が低い学校を選ぶのではなく、合格した場合に実際に進学したいと思える学校であることが重要です。
| 学校名 | 2027年度の主な入試日程 | 併願の考え方 |
|---|---|---|
| 目黒学院中学校 | 2月1日午前・午後 2月3日午後 2月5日午前 | 2月1日午前に合格確保を目指し、午後に多摩大学目黒の特待・特進第1回へ挑戦できます。2月5日午前は、後半の安全校として利用しやすい日程です。 |
| 品川翔英中学校 | 2月1日午前・午後 2月2日午前・午後 2月3日午後 2月4日午後 2月5日午前 | 受験機会が多く、多摩大学目黒と重ならない時間帯を選びやすい学校です。2月4日午後は、多摩大学目黒の第4回を午前に受けた後の併願候補となります。 |
目黒学院中学校
目黒学院中学校は、中目黒駅や恵比寿駅から通学できる共学の中高一貫校です。少人数を生かした指導、キャリア教育、国際教育などに取り組んでいます。
2027年度は、2月1日午前に第1回、同日午後に第2回、2月3日午後に第3回、2月5日午前に第4回を実施します。2科・4科入試のほか、英語・数学の1科入試や総合能力入試なども設けられています。
2月1日午前の目黒学院で合格を確保し、午後に多摩大学目黒の特待・特進入試へ挑戦する日程が考えられます。両校は比較的近い地域にありますが、試験当日は道路や公共交通機関が混雑する場合もあるため、移動時間には余裕を持たせましょう。
品川翔英中学校
品川翔英中学校は、品川区西大井にある共学の中高一貫校です。ICT、英語教育、探究学習に力を入れており、2科・4科入試だけでなく、英語1科型や得意科目選択型など、多様な入試方式を実施しています。
2027年度は、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月3日午後、2月4日午後、2月5日午前に入試を設定しています。複数回を同時に出願した場合の受験料制度もあり、後半日程まで受験機会を確保しやすい学校です。
2月2日午前の品川翔英を受験して午後に多摩大学目黒へ向かう方法や、2月4日午前に多摩大学目黒を受験して午後に品川翔英を受ける方法があります。2月5日午前も、多摩大学目黒の最終入試である2月6日を前に合格を確保する機会となります。
多摩大学目黒を第一志望とする併願例
| 日程 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 2月1日(月) | 多摩大学目黒・進学第1回 | 多摩大学目黒・特待特進第1回 |
| 2月2日(火) | 日本工業大学駒場・第3回 または多摩大学目黒・進学第2回 | 多摩大学目黒・特待特進第2回 |
| 2月3日(水) | 日本工業大学駒場・第5回 | 多摩大学目黒・特待特進第3回 |
| 2月4日(木) | 多摩大学目黒・特待特進第4回 | 目黒日本大学・第4回 または品川翔英・第6回 |
| 2月5日(金) | 目黒学院・第4回 日本工業大学駒場・第6回 品川翔英・第7回など | 休養または翌日の準備 |
| 2月6日(土) | 多摩大学目黒・特待特進第5回 | - |
多摩大学目黒への志望度が高い場合は、2月1日と2月2日に進学入試と特待・特進入試を組み合わせ、早い段階で合格を確保することが基本となります。2月3日以降は、それまでの結果に応じて、多摩大学目黒の上位合格を目指すか、他校の合格確保を優先するかを判断します。
チャレンジ校を組み込む併願例
| 日程 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 2月1日(月) | 東京都市大学等々力・第1回特選 または目黒日本大学・第1回 | 多摩大学目黒・特待特進第1回 |
| 2月2日(火) | 多摩大学目黒・進学第2回 | 多摩大学目黒・特待特進第2回 |
| 2月3日(水) | 日本工業大学駒場・第5回 | 多摩大学目黒・特待特進第3回 |
| 2月4日(木) | 多摩大学目黒・特待特進第4回 | 目黒日本大学・第4回 |
| 2月5日(金) | 目黒学院・第4回など | 休養または翌日の準備 |
| 2月6日(土) | 多摩大学目黒・特待特進第5回 | - |
チャレンジ校を2月1日午前に受験する場合、多摩大学目黒の進学第1回は受験できません。午後の特待・特進入試で進学クラスへのスライド合格も目指せますが、第一志望校の合格機会を減らすことになるため、模試の結果と過去問の得点を基に判断する必要があります。
安全校を確保してから挑戦する併願例
| 日程 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 2月1日(月) | 目黒学院・第1回 または品川翔英・第1回 | 多摩大学目黒・特待特進第1回 |
| 2月2日(火) | 多摩大学目黒・進学第2回 | 多摩大学目黒・特待特進第2回 |
| 2月3日(水) | 休養または日本工業大学駒場・第5回 | 多摩大学目黒・特待特進第3回 |
| 2月4日(木) | 多摩大学目黒・特待特進第4回 | 品川翔英・第6回 |
| 2月5日(金) | 必要に応じて安全校を再受験 | 休養または翌日の準備 |
| 2月6日(土) | 多摩大学目黒・特待特進第5回 | - |
2月1日午前に安全校を受験する方法は、早い段階で合格を得て、落ち着いて多摩大学目黒へ挑戦したい受験生に向いています。但し、安全校の合格発表が午後入試の開始後になることもあるため、合格を確認してから次の試験へ向かえるとは限りません。
併願校選びでは入学手続期限にも注意
学校ごとに合格発表時刻と入学手続期限は異なります。早い学校では、2月4日から2月6日頃までに入学金の納入を求められる場合があり、第一志望校の結果が出る前に手続が必要となることもあります。
併願計画を立てる際は、次の項目を一覧にしておくと安心です。
- 試験日と午前・午後の区分
- 試験開始時刻と終了予定時刻
- 学校間の移動時間
- 合格発表の日時
- 入学金の納入期限
- 入学手続後に辞退した場合の返金条件
- 複数回受験の受験料と優遇制度
午後入試を組み合わせる場合は、電車の乗換時間だけでなく、試験会場から駅までの移動、昼食、受付開始時刻も含めて考える必要があります。受験直前になって初めて移動経路を確認するのではなく、説明会や文化祭の際に実際の経路を歩いておくと安心です。
偏差値だけでなく進学したいと思える学校を選ぶ
安全校や標準校は、第一志望校に合格できなかった場合に進学する可能性のある学校です。そのため、偏差値や倍率だけで機械的に選ぶのではなく、教育内容、校風、進学実績、通学時間、学費、クラブ活動などを確認し、本人が納得して通える学校を選ぶことが大切です。
多摩大学目黒と同じ共学校であっても、大学付属校としての性格が強い学校、外部大学受験を重視する学校、英語・理系・探究などに特色を持つ学校があります。学校説明会や文化祭に参加し、在校生の様子や教員との距離感まで比較することで、偏差値表だけでは分からない相性を確認できます。
また、模試の偏差値が同程度でも、入試問題との相性によって合格可能性は変わります。秋以降は候補校の過去問に取り組み、合格最低点との距離、得意科目の生かしやすさ、試験時間内に解き切れるかを確認しながら、最終的な併願校を決めましょう。
在校生・保護者の声|面倒見のよい指導と活気ある学校生活
多摩大学目黒中学校については、在校生や保護者から、先生が学習に熱心で、学校生活と勉強の両方に取り組みやすいという声が見られます。特に、放課後まで利用できるラーニングセンターや、教員・メンターへ質問できる環境は、家庭だけでは学習時間を確保しにくい生徒にとって心強い支援となっています。
一方、学校生活の感じ方は、所属するクラス、クラブ、担当教員、本人の性格によっても異なります。公開されている声には、学校への満足度が高い意見と、施設や指導方法について改善を求める意見の両方があります。ここでは、よく挙げられる評価を項目ごとに整理します。
学習面|校内で勉強を進めやすいという評価
学習環境については、授業後に教員へ質問できることや、ラーニングセンターを利用して自習できることを評価する声があります。定期考査前には校内で勉強する生徒も多く、帰宅後の学習だけに頼らず、その日の課題を学校で進められます。
大学生や大学院生のメンターには、問題の質問だけでなく、勉強方法や大学生活についても相談できます。年齢の近い先輩から助言を受けることで、将来の進路を具体的に考えやすくなる点も好意的に受け止められています。
- 放課後に自習できる場所があり、学習時間を確保しやすい。
- 分からない問題を教員やメンターへ質問できる。
- クラブ活動後にも勉強でき、文武両道を目指しやすい。
- 小テストや課題があり、日々の学習習慣をつくりやすい。
但し、学習支援が充実していても、利用するかどうかは本人に委ねられる部分があります。自習室へ行く、分からない問題を質問する、課題を期限までに提出するといった行動を自分から取れる生徒ほど、学校の支援を生かしやすいでしょう。
また、教員によって授業の進め方や指導の雰囲気が異なるという意見もあります。これは多くの学校に共通する点ですが、学習内容が分からないままになった場合には、担任や教科担当へ早めに相談する姿勢が必要です。
校風|明るく活気のある共学校
学校生活については、生徒同士の距離が近く、明るく活気があるという印象が多く見られます。登校時の挨拶、昼休みの交流、クラブ活動などを通して、学年やクラスを越えた関係が生まれています。
入学直後には、中学2年生が中学1年生を案内する機会や、在校生が新入生を迎える対面式があります。新しい環境に慣れるまでを上級生が支えるため、中学受験を終えて入学した生徒も、学校生活の流れを少しずつ覚えていけます。
中高一貫校ですが、高校から入学する生徒もいるため、高校進学時には新しい仲間が加わります。中学の人間関係だけで6年間が固定されるわけではなく、高校段階で交友関係が広がることも特徴です。
先生との関係|熱心な指導を評価する声
保護者からは、先生が生徒の学習や進路について熱心に対応しているという声があります。日々の成績や課題への取組を確認しながら、必要に応じて面談や声かけを行い、生徒の成長を支えています。
卒業生の経験からも、授業、進路相談、過去問演習、学校行事など、さまざまな場面で教員の支援を受けたことが伝わります。生徒の希望する進路を一方的に決めるのではなく、本人と相談しながら目標を設定する姿勢が、学校の進路指導の特徴です。
一方で、全てを学校へ任せれば学力が伸びるわけではありません。中学生は、課題管理やICT機器の使い方などで家庭の支援が必要になる時期でもあります。学校と家庭が状況を共有しながら、生徒自身が少しずつ自己管理できるように支えることが重要です。
行事|生徒が企画や運営に関われる
颯戻祭や体育祭などの学校行事では、生徒会や実行委員が中心となって準備を進めます。卒業生からは、文化祭の企画から当日の運営まで、生徒が主体となって取り組んだ経験が印象に残っているという声も紹介されています。
行事の規模や華やかさについては感じ方が分かれますが、多摩大学目黒では、大規模な催しを見るだけでなく、生徒自身が役割を持って参加することを大切にしています。クラスや委員会で意見を出し合い、一つの企画を形にする過程に学校行事の教育的な意味があります。
中学合唱コンクールでは、クラス全員で練習を重ねます。体育祭では、競技だけでなく運営や応援にも生徒が関わり、仲間と協力する経験を積みます。積極的に役割を引き受ける生徒にとって、達成感を得やすい環境です。
クラブ活動|本格的に取り組める一方で活動内容の確認が必要
クラブ活動については、サッカー部、ダンス部、男子バレーボール部などの大会実績が注目されています。中高合同で活動するクラブもあり、中学生が高校生の技術や姿勢を間近で学べることを評価する声があります。
競技志向の強いクラブでは、練習日数が多く、大会や遠征が続く時期もあります。入部前に聞いた印象と実際の活動量が異なったという意見もあるため、仮入部の際には次の点を確認することが大切です。
- 通常期と大会前の活動日数
- 平日と休日の終了時刻
- あざみ野セミナーハウスなどへの移動頻度
- 合宿、大会、遠征の回数
- ユニフォームや用具などに必要な費用
- 定期考査前の活動方針
勉強との両立を重視する場合は、活動内容だけでなく、クラブ終了後にラーニングセンターを利用できるか、帰宅時刻が遅くなりすぎないかまで考えて選ぶ必要があります。
施設|学習設備への評価と校地のコンパクトさ
施設については、ラーニングセンター、第二体育館、あざみ野セミナーハウスなどを評価する声がある一方、目黒キャンパスの校舎や校庭をコンパクトに感じるという意見もあります。
目黒キャンパスは都心にあり、駅から通いやすいことが利点ですが、郊外型の学校のように、広いグラウンドや全ての運動施設が一つの校地に集まっているわけではありません。体育やクラブ活動では、第二体育館やあざみ野セミナーハウスへ移動することがあります。
週に1回、あざみ野セミナーハウスで授業を受けることを気分転換として楽しむ生徒がいる一方、居住地域によっては集合場所までの移動を負担に感じる可能性もあります。目黒キャンパスだけでなく、あざみ野駅までの通学経路も確認しておくと、入学後の生活をイメージしやすくなります。
通学|目黒駅と路線バスを利用できる便利さ
通学面では、JR山手線、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営地下鉄三田線が乗り入れる目黒駅を利用できる点が評価されています。駅から学校までは徒歩約12分で、路線バスを利用した場合は「元競馬場」停留所から徒歩約1分です。
学校は目黒通りに近く、一定の人通りがあるため、保護者から周辺の治安や通学のしやすさを評価する声もあります。一方、目黒駅からは坂道を含むため、毎日の徒歩通学を負担に感じないか、実際に歩いて確かめておくとよいでしょう。
iPadの活用|学習に便利だが自己管理も必要
1人1台のiPadは、授業、課題提出、調べ学習、プレゼンテーションなどに活用されています。教材や連絡を一つの端末で確認できるため、学習を効率よく進めやすい点が評価されています。
その一方、インターネットや動画など、学習以外の用途にも使える端末であるため、中学生には一定の自己管理が求められます。学校のルールだけに頼らず、家庭でも利用時間や使用場所について話し合うことで、ICTを学習の道具として生かしやすくなります。
在校生・保護者の声から見える学校の特徴
| 評価されやすい点 | 確認しておきたい点 |
|---|---|
| ラーニングセンターで放課後も学習できる | 支援を活用するには本人の主体性も必要 |
| 教員やメンターへ質問・相談できる | 授業の進め方や相性は教員によって異なる |
| クラブ活動や行事が活発 | クラブごとの活動日数や費用を確認する |
| 中高の先輩・後輩が交流できる | 高校入学者が加わる際に環境が変化する |
| 目黒駅から通学しやすい | 駅からの徒歩経路には坂道がある |
| あざみ野の広い運動施設を利用できる | 週1回の移動やクラブ時の移動が必要 |
| iPadを授業や探究活動に活用している | 学習以外に使わないための自己管理が必要 |
学校見学では実際の生徒の様子を確認
在校生や保護者の声は学校を知る手掛かりになりますが、同じ環境でも感じ方は人によって異なります。公開されている意見の中には、投稿から年月が経過し、現在の学校の状況と一致しないものもあります。
学校説明会や文化祭では、設備の新しさだけでなく、在校生の挨拶、休み時間の雰囲気、教員と生徒の会話、掲示物、クラブ活動の様子などを見ると、普段の学校生活を想像しやすくなります。
多摩大学目黒中学校は、学校から与えられる支援を受けるだけでなく、自分から質問し、行事やクラブ活動にも積極的に関わることで、学校生活を充実させやすい環境です。本人が実際の校風に心地よさを感じるかを確かめた上で、志望校として検討するとよいでしょう。
この学校に向いている子の特徴|学習と学校生活の両方に前向きに取り組める生徒
多摩大学目黒中学校は、大学進学に向けた学習指導に加え、クラブ活動、学校行事、探究学習、国際交流にも力を入れている学校です。そのため、勉強だけに集中したい生徒よりも、さまざまな活動を経験しながら、自分の可能性を広げたい生徒に向いています。
また、ラーニングセンター、大学生メンター、1人1台のiPadなど、学習を支える仕組みが整っています。但し、こうした環境を十分に生かすには、自分から質問する、自習室を利用する、課題を計画的に進めるといった主体性も必要です。
大学進学を目指しながら基礎から着実に伸びたい子
多摩大学目黒では、特進クラスと進学クラスを設け、生徒の学力や目標に応じた指導を行っています。入学時点で完成された学力を求めるだけでなく、中高6年間を通して基礎を固め、段階的に大学受験へつなげる方針です。
そのため、現在の成績だけで将来の進路を決めるのではなく、入学後の努力によって学力を伸ばしたい生徒に適しています。進学クラスから特進クラスを目指す機会や、入学後の成績によって特待生を目指す仕組みもあり、努力を次の目標につなげやすい環境です。
- 中学入学後に学習習慣を整えたい。
- 基礎から段階的に学力を伸ばしたい。
- GMARCHや早慶上理、国公立大学などを目標にしたい。
- 入学後の努力によって、より上位のクラスを目指したい。
分からないことを自分から質問できる子
校内にはラーニングセンターがあり、放課後に自習したり、教員や大学生メンターへ質問したりできます。学習環境は整っていますが、利用するためには、生徒自身が分からない部分を認識し、助けを求めることが必要です。
授業を聞くだけで全てを理解できる生徒でなくても、分からない問題をそのままにせず、先生やメンターへ相談できれば、学校の支援を生かしながら成長できます。
反対に、質問することをためらい、課題が遅れていても周囲へ相談できない場合は、学習内容が積み残される可能性があります。最初から積極的である必要はありませんが、入学後に少しずつ自分から行動する姿勢を身につけることが大切です。
勉強とクラブ活動を両立したい子
多摩大学目黒では、ダンス部、サッカー部、バレーボール部などが大会で実績を上げており、文化部にも多様な選択肢があります。学校生活では、クラブ活動に打ち込みながら、大学進学に向けた勉強にも取り組む文武両道が重視されています。
放課後にはラーニングセンターを利用できるため、クラブ活動後に学校で宿題や試験勉強を進めることもできます。限られた時間の中で、何をいつ行うかを考えながら生活する経験は、自己管理能力の向上にもつながります。
特に、次のような生徒にとって、充実した学校生活を送りやすいでしょう。
- 中学校でも好きな競技や文化活動を続けたい。
- 新しいクラブに挑戦してみたい。
- 仲間と一緒に大会や発表会を目指したい。
- クラブ活動を理由に勉強を諦めたくない。
学校行事に積極的に参加したい子
文化祭の颯戻祭、体育祭、合唱コンクールなどでは、生徒会や実行委員が企画・準備・運営に関わります。行事を見学するだけでなく、自分たちで考え、仲間と協力してつくり上げることが特徴です。
人前に立つことが得意な生徒はもちろん、裏方として準備や進行を支えることが好きな生徒にも活躍の場があります。最初は積極的に発言できなくても、クラスや委員会で役割を持つことで、自信をつけていくことができます。
一方、行事の準備期間には、授業や課題と並行して活動する必要があります。行事を楽しみながら、学習との切替を意識できる生徒に向いている学校です。
英語や海外の文化に関心がある子
多摩大学目黒では、英語4技能を重視した授業に加え、ネイティブ教員との交流や海外研修の機会が設けられています。中学3年生では、オーストラリアでのホームステイと現地校交流を中心とする修学旅行を実施しています。
英語が入学時点で得意でなくても、海外の人と話してみたい、異なる文化を知りたいという意欲があれば、授業や学校行事を通して経験を広げられます。
海外研修では、正確な文法や発音だけでなく、分からないことを尋ねる、身振りを交えて伝える、相手の文化を尊重するといった姿勢も必要です。失敗を恐れず、実際に英語を使いながら学びたい生徒に適しています。
ICTを使って調べたり発表したりすることが好きな子
1人1台のiPadは、授業の資料閲覧や課題提出だけでなく、情報収集、動画制作、プレゼンテーションなどにも活用されます。教科書の内容を覚えるだけでなく、自分で調べ、考えたことをまとめ、他者へ伝える活動が行われています。
調べ学習、スライド作成、動画編集、グループ発表などに関心がある生徒は、ICTを活用した学びを楽しみやすいでしょう。また、最。また、最初は操作に慣れていなくても、新しい方法を試しながら学ぶ意欲があれば問題ありません。
但し、iPadはインターネットや動画にも接続できるため、学習と娯楽を区別する自己管理が求められます。学校や家庭で決めたルールを守り、端末を学習の道具として使えることが大切です。
将来の目標をこれから見つけたい子
中学入学時点で、将来の職業や大学の学部が明確に決まっている生徒は多くありません。多摩大学目黒では、大学、企業、官公庁などと関わる探究活動を通して、社会や仕事について考える機会を設けています。
起業、投資、プログラミング、国際関係など、教科書だけでは触れにくいテーマに取り組むことで、自分の興味や得意分野に気づくことができます。2026年には工学院大学との教育連携協定も締結され、理工系分野への関心を深める機会の充実が期待されています。
既に明確な目標を持っている生徒だけでなく、さまざまな経験を重ねながら、将来進みたい方向を見つけたい生徒にも向いています。
都心の学校と広い郊外施設の両方を楽しめる子
通常の学校生活は、目黒駅から徒歩圏内の目黒キャンパスが中心です。一方、中学生は週に1回、横浜市青葉区のあざみ野セミナーハウスで授業を受けます。クラブ活動などでも、第二体育館やあざみ野の運動施設を利用します。
日常は都心の通いやすい学校で学びながら、定期的に広いグラウンドや自然のある環境で活動できることは、多摩大学目黒ならではの特徴です。場所や環境が変わることを気分転換として楽しめる生徒に適しています。
但し、居住地域によっては、あざみ野へ向かう日の移動時間が長くなる可能性があります。目黒キャンパスへの通学時間だけでなく、あざみ野駅までの経路も確認しておく必要があります。
高校進学時の環境変化を前向きに受け入れられる子
多摩大学目黒高等学校では、高校から入学する生徒も受け入れています。中学校からの内部進学生だけで6年間を過ごす完全中高一貫校とは異なり、高校進学時には新しい仲間が加わります。
中学3年間で築いた人間関係を大切にしながら、高校段階で新しい友人関係をつくれることは、視野を広げる機会となります。環境の変化を負担として捉えるより、新しい刺激として前向きに受け入れられる生徒に向いています。
多摩大学目黒に向いている子の特徴
| 特徴 | 学校生活との相性 |
|---|---|
| 大学進学を目指して基礎から学力を伸ばしたい | 特進・進学クラスと6年間の学習支援を生かしやすい |
| 分からないことを質問し、自習環境を活用できる | ラーニングセンターやメンター制度を生かしやすい |
| 勉強とクラブ活動の両方に取り組みたい | 文武両道を目指す学校生活と相性がよい |
| 行事や委員会活動に参加したい | 生徒主体の体育祭や颯戻祭で役割を持てる |
| 英語や海外の文化に興味がある | 英語4技能の授業やオーストラリア修学旅行を経験できる |
| ICTを使った調査や発表が好き | iPadを活用した探究活動に取り組みやすい |
| 将来の目標をこれから探したい | 大学・企業と連携した学びを進路選択につなげられる |
| 新しい人間関係や環境の変化を楽しめる | 中高の交流や高校入学生との出会いを成長につなげられる |
慎重に相性を確認したい子
多摩大学目黒は、多様な活動に挑戦できる一方、全ての生徒に同じように合う学校ではありません。次のような場合は、学校説明会や文化祭、個別相談を通して、実際の学校生活との相性を慎重に確認するとよいでしょう。
- 宿題や課題の量が少ない環境を希望している。
- 速い授業進度よりも、時間をかけて一つずつ学びたい。
- 広い校庭や運動施設が全て同じ校地にある学校を希望している。
- あざみ野セミナーハウスへの移動を負担に感じる。
- iPadや課題を自分で管理することに強い不安がある。
- 高校進学後も中学からの生徒だけで学びたい。
これらに当てはまる場合でも、必ずしも学校に向いていないとは限りません。本人がどの程度まで環境の変化に対応できるか、家庭と学校がどのように支えられるかによっても異なります。
学校の支援を自分の成長につなげられる子
多摩大学目黒中学校には、特進・進学クラス、ラーニングセンター、メンター制度、ICT、国際教育、クラブ活動など、多様な成長の機会があります。
その中から自分に必要なものを選び、先生や仲間と関わりながら行動できる生徒ほど、6年間を充実させやすいでしょう。与えられた環境を待つのではなく、自分から活用し、勉強と学校生活の両方を通して成長したい生徒に向いている学校です。
まとめ|都心の立地と手厚い学習支援が魅力の中高一貫校
多摩大学目黒中学校は、目黒駅から徒歩圏内にある、男女共学の私立中高一貫校です。交通の利便性に優れた目黒キャンパスを学校生活の中心としながら、第二体育館やあざみ野セミナーハウスも活用し、学習、探究、行事、クラブ活動に幅広く取り組める環境を整えています。
教育面では、難関国公立大学や早慶上理などを目指す特進クラスと、GMARCHをはじめとする有名私立大学を目指す進学クラスを設置しています。入学時のクラスだけで進路が固定されるのではなく、その後の成績や学習状況に応じて上位クラスや特待生を目指せる点も特徴です。
多摩大学目黒中学校の主な特徴
- 目黒駅から徒歩約12分で、複数路線を利用できる。
- 特進・進学クラスの2クラス制で、大学現役合格を目指す。
- ラーニングセンターで放課後の自学自習を支援している。
- 大学生・大学院生のメンターへ学習や進路について相談できる。
- 1人1台のiPadを授業、課題、探究活動、発表に活用している。
- 中学3年生のオーストラリア修学旅行など、国際教育が充実している。
- 目黒キャンパスに加え、第二体育館やあざみ野セミナーハウスを利用できる。
- クラブ活動が活発で、全国大会や関東大会で実績を上げている部もある。
- 系列大学への優先入学制度を持ちながら、国公立大学や難関私立大学も目指せる。
- 入試成績や入学後の成績に応じた特待生制度が設けられている。
基礎から伸ばし、現役大学合格を目指す
多摩大学目黒の教育は、入学時点の学力だけで生徒の可能性を判断するのではなく、中高6年間を通して学習習慣と基礎学力を固め、より高い目標へ挑戦させることを重視しています。
中学1・2年では基礎・基本の定着に取り組み、中学3年から高校段階の学習へ接続します。高校では文系・理系や志望大学に応じた学習を進め、授業、講習、模擬試験、進路面談、過去問演習などを通して、現役での大学合格を目指します。
2026年春の大学合格実績では、国公立大学に加え、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、GMARCH、理工系大学など、幅広い大学への合格者を出しました。系列の多摩大学に進学する道もありますが、学校全体としては外部大学を含む多様な進路選択に対応しています。
学校内で学習を進めやすい支援体制
学習環境の中心となるのが、放課後に利用できるラーニングセンターです。静かに自習できる場所と、質問や相談ができる空間が用意され、教員や大学生メンターが生徒の学びを支えます。
クラブ活動後にも校内で宿題や試験勉強を進められるため、帰宅後の時間だけに頼らず、学校生活の中で学習時間を確保できます。塾や予備校に通うかどうかにかかわらず、まず学校の授業と学習支援を活用しながら学力を伸ばせる環境です。
但し、設備や支援制度が用意されていても、利用するかどうかは本人の行動に左右されます。分からないことを質問する、自習室へ足を運ぶ、課題を計画的に進めるといった主体性を少しずつ身につけることが大切です。
都心型の学校でありながら活動の幅が広い
目黒キャンパスは交通の便に優れる一方、郊外の学校と比べると校地はコンパクトです。そのため、多摩大学目黒では、第二体育館や横浜市青葉区のあざみ野セミナーハウスを活用し、運動やクラブ活動に必要な環境を補っています。
あざみ野セミナーハウスには、人工芝グラウンド、体育館、テニスコート、教室、食堂、宿泊施設などがあります。中学生は週に1回、目黒キャンパスを離れて授業を受けるため、都心と郊外の異なる環境を経験できます。
一方、居住地域によっては、あざみ野へ向かう日の移動時間が長くなる可能性があります。学校選びの際は、目黒キャンパスへの通学経路だけでなく、あざみ野駅までの所要時間も確認しておくと安心です。
勉強以外の経験も大切にできる
颯戻祭、体育祭、合唱コンクール、オーストラリア修学旅行など、仲間と協力して取り組む行事がそろっています。行事では、生徒会や実行委員が準備・運営に関わり、生徒自身が学校生活をつくることを重視しています。
クラブ活動も盛んで、ダンス部、中学サッカー部、男子バレーボール部などは、全国大会や関東大会、首都圏大会で実績を上げています。文化部にも多様な選択肢があり、音楽、演劇、芸術、科学、歴史、国際交流など、それぞれの興味を深められます。
勉強だけでなく、行事やクラブ活動にも取り組むことで、協調性、責任感、時間管理、自分の考えを伝える力を育てられる学校です。
入試は複数回受験と特待・特進制度が特徴
多摩大学目黒中学校では、進学入試と特待・特進入試を複数回実施しています。2月1日と2月2日は午前に進学入試、午後に特待・特進入試が設定されており、同じ日に2回受験することもできます。
進学入試で合格を確保しながら、特待・特進入試で上位合格を目指す受験方法も考えられます。また、特待・特進入試で特待や特進の基準に届かなかった場合でも、進学クラスの合格基準を満たしていれば、進学合格となることがあります。
特待生に選ばれると、入学金と中学3年間または1年間の授業料が免除されます。入学後の成績によって特待生を目指す機会もあり、継続的な学習への目標となっています。
多摩大学目黒中学校を検討する際の確認点
学校説明会や文化祭へ参加する際は、次の点を確認すると、入学後の学校生活を具体的に想像しやすくなります。
- 目黒駅から学校までの徒歩経路と所要時間
- あざみ野セミナーハウスへの移動方法
- 特進クラスと進学クラスの授業進度や編成方法
- ラーニングセンターの利用方法と実際の利用状況
- 宿題、小テスト、定期考査の量と学習ペース
- 希望するクラブの活動日数、終了時刻、費用
- オーストラリア修学旅行や海外研修に必要な費用
- 入学後に必要となる教材、ICT、制服などの諸経費
- 高校進学後のクラス編成と大学受験指導
- 在校生と教員がどのように関わっているか
偏差値や大学合格実績だけでなく、日々の学習環境、学校生活の雰囲気、本人が興味を持てる活動があるかを確認することが大切です。
多摩大学目黒中学校はどのような学校か
多摩大学目黒中学校は、都心の通いやすい環境で、学習、探究、国際教育、クラブ活動を幅広く経験しながら、大学現役合格を目指す学校です。
学校から用意される支援を受け身で待つのではなく、ラーニングセンターを利用する、先生へ質問する、行事やクラブで役割を担うなど、自分から行動できる生徒ほど学校の良さを生かしやすいでしょう。
基礎から学力を伸ばしたい生徒、勉強とクラブ活動を両立したい生徒、英語や探究学習に挑戦したい生徒にとって、6年間を通して成長できる選択肢の一つです。学校説明会や颯戻祭などで実際の校内や生徒の様子を見て、本人が前向きに通いたいと思えるかを確かめた上で、志望校として検討するとよいでしょう。

