神奈川大学附属中学校の学校紹介〜ICTとSTEAM教育が充実!進学にも強い共学校の魅力を徹底解説!〜

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学校の概要|ICTと探究で未来を拓く、共学の進学校

神奈川大学附属中学校は、神奈川大学の系列校として2004年に中学校が開校された、中高一貫・共学の進学校です。「生き方探し」を教育の柱に据え、広大な敷地と充実した施設、最新の教育プログラムを活用しながら、生徒一人ひとりの学びと成長を支えています。

同校の特色は、ICTとSTEAM教育の先進的な導入です。一人一台の端末を用いた授業やプロジェクト型学習を通じて、生徒が自ら課題を設定し、仲間と協働しながら解決していく力を育てます。また、探究学習や課題解決型のプログラムも豊富で、「学ぶことが楽しい」と思える学びの場が整っています。

「質実剛健」「積極進取」「中正堅実」という校訓のもと、自立した思考力と社会性を兼ね備えた人材育成を目指す教育方針も魅力です。将来を見据えた学びを重視するご家庭にとって、非常に注目すべき学校のひとつと言えるでしょう。

アクセスと立地環境|緑に囲まれた広大な敷地と利便性の両立

神奈川大学附属中学校は、横浜市緑区台村町に位置し、自然に囲まれた静かな環境の中にあります。広大なキャンパスには、緑豊かな並木道や芝生広場が広がり、生徒たちは落ち着いた雰囲気の中で学校生活を送っています。

交通アクセス

  • JR横浜線・地下鉄グリーンライン「中山駅」南口より徒歩約15分
  • 相鉄線「鶴ヶ峰駅」よりバス約20分西ひかりが丘下車 徒歩約3分

駅からはやや距離がありますが、バス便が充実しており、神奈川全域からの通学が可能です。実際に在校生の9割以上が神奈川県内在住で、広範な地域から通学していることが特色です。

また、神奈川大学横浜キャンパスにも隣接しており、高大連携の環境にも恵まれています。学びの場としての魅力と自然環境、そして都市部からのアクセスのバランスが取れた立地です。

教育方針とカリキュラム|STEAM×探究で育む学力と創造力

神奈川大学附属中学校では、「生き方探し」を中心に据えた教育を展開しており、単なる知識の詰め込みではなく、探究心と創造力を育むカリキュラムが特徴です。とりわけ、ICTとSTEAM教育の積極導入により、これからの社会に求められる思考力・表現力・協働力の育成に注力しています。

探究活動

  • 「総合探究」:各学年で設定されたテーマに沿って、生徒が主体的に調査・発表
  • 「KU Future Project」:神奈川大学と連携し、大学レベルの研究やフィールドワークにも挑戦

STEAM・ICT活用

  • 一人一台の端末(Chromebook)を活用した日常的な授業展開
  • プログラミング・データサイエンス・ロボット製作などを取り入れた授業
  • Google Workspace for Educationを用いたクラウドベースの学習・提出・共有

さらに、英語教育にも力を入れており、中学段階から英語でのディスカッションやプレゼンに挑戦する機会が豊富です。学力の「底上げ」と「伸ばし」を同時に実現する丁寧な指導が、将来の進学やキャリアにもつながる力を育てています。

学習環境と施設設備|最新設備と一人一台端末による先進的学習

神奈川大学附属中学校は、神奈川大学の系列校として最新の学習環境を整備しており、ICT活用と快適な学びの空間が融合したキャンパスが魅力です。生徒の「知的好奇心」と「創造力」を育てるために、施設面でも先進的な取り組みを行っています。

主な学習環境と施設

  • ICT対応教室:電子黒板・プロジェクター・Wi-Fi完備、Google Workspace活用
  • STEAMルーム:3Dプリンタや電子工作キットを備えたものづくりの拠点
  • 理科実験室・音楽室・美術室:専門教科ごとに最新機器を備えた専用教室
  • 図書館:静かな読書スペースと調べ学習に適した検索機能付き端末あり
  • 学習支援センター:放課後に個別指導が受けられる学び直し・発展学習の場

また、全生徒に1人1台のChromebookを配布教室でも家庭でもシームレスに学びを継続できる環境が整備されています。

このような先進的な設備を通して、現代にふさわしい学習スタイルを自然に身につけられるのが、神奈川大学附属中学校の大きな魅力のひとつです。

学校生活と行事|体育祭・くすのき祭など行事も充実

神奈川大学附属中学校では、勉強だけでなく学校行事も大切にした教育方針が貫かれており、生徒が仲間とともに達成感を味わう場面が数多く設けられています。特に体育祭や文化祭(くすのき祭)は、毎年大きな盛り上がりを見せ、在校生にとっても誇りある伝統行事となっています。

主な年間行事

  • 4月:入学式・オリエンテーション合宿
  • 6月:体育祭(クラス対抗で熱戦を繰り広げる)
  • 9月:くすのき祭(文化祭)
  • 10月〜11月:校外学習・遠足・探究活動発表会
  • 2月:英語スピーチコンテスト

体育祭では、クラス・学年を超えた応援や競技で学校全体が一体となる雰囲気が生まれます。文化祭である「くすのき祭」では、展示・演劇・音楽・模擬店などを生徒主導で企画運営し、創造性と主体性が発揮されます。

また、行事を通じて仲間との絆が深まり、自分を表現する力や責任感が養われることも大きな魅力です。生徒たちは、学び以外の場面でも充実した時間を過ごしています。

クラブ活動|水球・オーケストラ・演劇など多彩な選択肢

神奈川大学附属中学校では、文武両道を実践できるクラブ活動が盛んです。運動系・文化系ともに種類が豊富で、生徒は自分の興味関心に合わせてのびのびと活動を続けています。中高合同で活動する部も多く、先輩・後輩のつながりを通じて人間関係も豊かに育まれています。

主なクラブ活動

運動系文化系
水球部オーケストラ部
サッカー部演劇部
バスケットボール部英語部
陸上部美術部
卓球部科学部

特に水球部は全国大会出場経験もある強豪として知られており、オーケストラ部は定期演奏会をはじめ多くの発表機会があります。また、文化祭や校内発表会を通じて日頃の成果を発表する場が多く設けられています。

クラブ活動を通じて、責任感や協調性、達成感といった人間力も自然と育っていくのが、神大附属ならではの魅力です。

進学実績と卒業後の進路|神奈川大への推薦と難関大合格を両立

神奈川大学附属中学校は神奈川大学の系列校であるため、希望すれば神奈川大学への内部推薦制度が利用可能です。ただし、それだけにとどまらず、国公立大学や難関私立大学への現役合格実績も年々着実に伸ばしています。

神奈川大学への推薦制度

  • 所定の基準を満たせば、神奈川大学全学部への進学が可能
  • 推薦枠は多数用意されており、希望者はほぼ全員が進学可
  • 高校2年から「KUチャレンジ」で大学授業体験も可能

その他の主な進学実績(過去年度例)

  • 早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学など難関私大
  • 横浜国立大学、東京学芸大学などの国公立大学
  • 医学部・薬学部への進学実績も一部あり

「神大への推薦」という安心感を持ちながら、さらに上位を目指す選択肢も用意されているのが神奈川大学附属の魅力です。生徒の希望や適性に合わせて、多様な進路に柔軟に対応する指導体制が整っています。

入試情報と合格の目安|入試方式・科目・偏差値を詳しく解説

神奈川大学附属中学校の入試は、2科4科選択制を採用しており、受験生の得意分野を活かしやすい設計になっています。また、試験は複数回実施され、併願校との調整もしやすい日程構成です。

2023年度の入試日程と科目

試験日試験科目合格発表合格最低点
第1回2/1午後2科2/1133点
第2回2/24科2/2217点
第3回2/44科2/4242点

試験時間は、国語・算数が各50分で100点満点、社会・理科は各40分で75点満点です。出願はすべてインターネットで行い、調査書などの書類提出は不要となっています。

合格の目安(偏差値)

  • 男子:四谷大塚模試で53〜60程度(回による)
  • 女子:四谷大塚模試で55〜62程度(回による)

回を追うごとに競争率が上がる傾向があり、特に第3回は実質倍率が高めです。得意科目のバランスや他校との併願戦略を見据えて、受験する回を検討することが重要です。

併願校パターン|神奈川エリアでの併願例と受験戦略

神奈川大学附属中学校は、中堅〜上位の共学校・男子校・女子校と併願しやすい位置づけにあります。特に第1回(2/1午後)と第2回(2/2)の日程は他校との併願調整がしやすく、多くの受験生が本校を抑え・チャレンジ校の両方に組み込む戦略を取っています。

偏差値別の併願校パターン(例)

上位校洗足学園、フェリス、サレジオ学院A◇都市大付属③、◇中央大横浜①◇高輪(算数午後)◇広尾学園③、◇広尾学園小石川③
標準校鎌倉学園①◇青稜①、◇中央大横浜②◇青稜②、◇神奈川大附属②◇神奈川大附属③、◇明八②
安全校公文国際A、桐蔭①◇日本大B(AF)◇日本大C(AF)、◇桜美林②◇明大中野八王子A、◇帝京③

併願パターンは、神奈川エリアの中堅校から都内の難関共学・女子校・男子校まで幅広く組み合わせ可能です。2/1午後に受験できる点も魅力で、午前校との組み合わせ(例:サレジオ・鎌倉学園など)を活かすことで、受験の選択肢が広がります。

在校生・保護者の声|自由な校風と個別対応が安心との声多数

神奈川大学附属中学校に通う生徒・保護者からは、「自由でのびのびした雰囲気」と「先生の手厚いサポート」に対する高評価の声が多く聞かれます。ICTや探究活動の先進的な取り組みだけでなく、個人を尊重した柔軟な校風が保護者からの信頼にもつながっています。

在校生の声

  • 「緑に囲まれたキャンパスで、毎日気持ちよく通えています」
  • 「クラスの雰囲気がとても良く、先生とも話しやすい関係です」
  • 「Chromebookでの学習が便利。家でも授業内容を復習できます」

保護者の声

  • 「学習だけでなく、人間的な成長をしっかり見守ってくれる学校です」
  • 「ICTやSTEAM教育の先進性が入学の決め手になりました」
  • 「先生方の対応が非常に丁寧で、子どもも安心して通っています」

このように、学力だけでなく人間性を重視した教育に共感する家庭が多く、学校との距離が近い温かな雰囲気も、同校の魅力として広く支持されています。

この学校に向いている子の特徴|自ら学び挑戦する意欲のある子に最適

神奈川大学附属中学校は、探究心を育てる教育とICT・STEAM環境が充実している学校です。そのため、以下のような子どもに特に向いていると言えるでしょう。

この学校に合うタイプ

  • 主体的に学び、自分の興味を深めたい子
  • ICTやタブレットを活用した先進的な学習に意欲がある子
  • 自由な雰囲気の中で個性を伸ばしたい子
  • 将来の進路選択を多様に考えたい子(神大推薦 or 他大学受験)
  • クラブ活動や学校行事に積極的に取り組みたい子

逆に、受験競争や成績管理の厳しさを求めるタイプには、やや穏やかすぎると感じることがあるかもしれません。「伸び伸びした雰囲気の中で、自分らしい目標に向かって努力したい」というタイプの生徒にとっては、最適な学びの場となるでしょう。

まとめ|多様な進路と充実の教育環境が魅力の共学校

神奈川大学附属中学校は、「自ら考え、行動する力」を育てることを重視した共学校です。STEAM教育やICTの導入により、先進的な学びを実現しながら、自由で温かみのある校風のもと、生徒一人ひとりの個性を大切にする教育が展開されています。

また、神奈川大学への内部推薦制度という安心感を持ちつつ、難関大学への現役合格を実現できる柔軟な進路指導体制も魅力のひとつです。クラブ活動や学校行事も充実しており、勉強も学校生活も両立したい生徒にとって最適な環境が整っています。

「のびのびと自分らしく過ごしたい」「未来につながる力を育みたい」――そんな想いを持つご家庭に、神奈川大学附属中学校は確かな選択肢となることでしょう。

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