【2026年版】広尾学園中学校の評判は?医進・サイエンスと国際教育が魅力の人気共学校を徹底解説!

中学受験
  1. 学校の概要|「自律と共生」を掲げる都心の人気共学校
    1. 教育理念は「自律と共生」
    2. 本科・医進サイエンス・インターナショナルの3コース制
    3. 「より豊かな世界を創造する人材」を育てる
    4. 高い大学進学実績だけではない人気の理由
    5. 国際色豊かな学校環境
    6. 教員にも高い授業力を求める学校
    7. 難関校でありながら、生徒の主体性を大切にする
  2. アクセスと立地環境|広尾駅から徒歩すぐの国際色豊かな文教エリア
    1. 広尾駅4番出口からすぐという抜群のアクセス
    2. バスを利用した通学も可能
    3. 各国大使館が集まる国際色豊かなエリア
    4. 有栖川宮記念公園が身近にある緑豊かな環境
    5. 東京都立中央図書館も徒歩圏内
    6. 大学・医療機関・研究環境にも恵まれた都心立地
    7. 放課後まで活動しても帰宅しやすい
    8. 通学圏は広いが、朝の混雑も確認したい
    9. 「都心」「駅近」「国際性」を兼ね備えた立地
  3. 教育方針とカリキュラム|本科・医進サイエンス・インターナショナルの3コース制
    1. 本科コース|速い進度と幅広い学びで難関大学を目指す
    2. 学力の高さだけでなく「考えて伝える力」を重視
    3. 医進・サイエンスコース|6年間を通して本格的な研究に挑戦
    4. 中学生から「理数研究」に取り組む
    5. 研究活動を3段階のステージで深める
    6. 大学・研究機関・専門家とつながる学び
    7. インターナショナルコース|AGとSGの2グループで学ぶ
    8. AGは「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」へ
    9. SGは入学時に高い英語力を必要としない
    10. 日本の学校と国際教育の両方を経験できる「一条校」
    11. 英語環境はインターナショナルコースだけのものではない
    12. ICTは「学ぶ対象」ではなく日常的な学習ツール
    13. 専門性と進学力を両立する6年間
  4. 学習環境と施設設備|ICT・研究・スポーツを支える充実した都市型キャンパス
    1. 9階建ての都市型キャンパス
    2. ICTを日常的な「学びの道具」として活用
    3. 研究室レベルの設備を備えたサイエンスラボ
    4. 医学・生命科学・理工系を目指す生徒には大きな魅力
    5. 約37,000冊を備える図書館
    6. 図書館は朝7時30分から利用可能
    7. 東京都立中央図書館も近い恵まれた調査環境
    8. カフェレストランで温かい昼食を購入できる
    9. 放課後には軽食も利用できる
    10. 体育施設も複数用意されている
    11. カウンセリングルームには毎日カウンセラーが待機
    12. 環境への配慮も校舎設備に取り入れている
    13. 「豪華さ」よりも学びに直結する施設が特徴
  5. 学校生活と行事|けやき祭やキャリア教育で主体性を育てる6年間
    1. 中学1年生は宿泊行事から学校生活をスタート
    2. 中学スポーツフェスティバル|クラスの団結が深まる一大行事
    3. 最大級のイベント「けやき祭」
    4. 受験生にとっても学校の雰囲気を知る絶好の機会
    5. 中学2年では林間学校など校外での体験を重ねる
    6. 中学3年では修学旅行へ
    7. 歌舞伎教室・音楽会など文化に触れる機会も豊富
    8. COMPASS|社会人・大学生と将来について考える
    9. 第一線で活躍する専門家から直接学ぶ
    10. サイエンス講座で学校外の学びにも触れる
    11. 医進・サイエンスでは研究成果を発表する舞台も
    12. 中学3年では海外短期留学の機会も
    13. 中学課程修了式で3年間の成長を振り返る
    14. 行事も「自律と共生」を実践する学びの場
  6. クラブ活動|ディベート・吹奏楽・運動部まで多彩な活動に挑戦
    1. 運動部・文化部ともに幅広い選択肢
    2. ディベート部|全国大会で上位を争う強豪
    3. 吹奏楽部|中学・高校ともに高い演奏レベル
    4. 合唱部|NHK全国学校音楽コンクールでも活躍
    5. チアリーディング部|全国大会へ挑戦
    6. 陸上・剣道など運動部も大会で活躍
    7. テニス部は神宮外苑など校外施設も活用
    8. STEM部|ものづくりやプログラミングを楽しめる
    9. ボランティア部では学校の外へ活動を広げる
    10. けやき祭は各クラブの成果発表の舞台
    11. 中高合同だからこそ先輩から学べる
    12. 勉強・研究とクラブ活動をどう両立するかも重要
  7. 進学実績と卒業後の進路|東大・医学部・海外大学まで広がる進路選択
    1. 東京大学8名・京都大学3名など難関国立大学へ多数合格
    2. 東京科学大学19名は広尾学園の理系教育を象徴する実績
    3. 医学部医学科への強さは広尾学園の大きな特徴
    4. 私立医学部でも難関校へ多数合格
    5. 医進・サイエンスコースは「医学部予備校型」ではない
    6. 早慶上理にも400名近い合格実績
    7. GMARCHにも200名を超える合格
    8. 海外大学への合格実績は広尾学園を代表する強み
    9. 海外大学進学を学校内で本格的に準備できる
    10. 海外大学へ進んだ卒業生とのつながりも活用
    11. 海外大学進学者を対象とした奨学金も
    12. 国内大学か海外大学かを早くから決める必要はない
    13. 大学名だけでなく「その大学で何を学ぶのか」を重視
    14. 中学入学後の6年間で進路の可能性を広げられる
  8. 学費や諸経費について|コース別費用と中高6年間を見据えた教育費
    1. 入学金は388,000円
    2. 授業料は年間480,000円
    3. コースによって教育充実費が大きく異なる
    4. 積立金も年間約19万円を見込んでおきたい
    5. 初年度は本科でも約123万円が一つの目安
    6. 制服・体育用品・情報端末なども別途必要
    7. 中学3年間では本科でも300万円前後を想定
    8. 海外研修に参加する場合は別途費用が必要
    9. 部活動によっても追加費用が異なる
    10. 東京都在住なら中学校の授業料助成も確認したい
    11. 高校進学後は授業料支援制度がさらに大きい
    12. 広尾学園は「学費+体験にかかる費用」で考えたい
  9. 入試情報と合格の目安|本科・医進サイエンス・インターで異なる高難度入試
    1. 2027年度の主な入試日程
    2. 本科は3回受験のチャンスがある
    3. 2026年度第1回は実質倍率4.4倍
    4. 2月1日午後の第2回は本科とインターSGを募集
    5. 医進・サイエンス回は2月2日午後
    6. インターナショナルAGは通常の4科入試とは大きく異なる
    7. AG回の2026年度実質倍率は6.2倍
    8. 2月5日の第3回は最後まで非常に厳しい
    9. 2026年度の合格最低点は167~200点
    10. 偏差値は都内共学校でも最上位クラス
    11. 「午後入試だから入りやすい」とは考えない
    12. 算数で大きく崩れないことが重要
    13. 理科・社会も「暗記だけ」では対応しにくい
    14. 過去問は受験する「回」ごとに取り組みたい
    15. 第一志望なら複数回受験を前提に日程を組みたい
  10. 併願校パターン|都内難関校を中心にチャレンジ校・標準校・安全校を検討
    1. 広尾学園と併願しやすい学校
    2. チャレンジ校① 渋谷教育学園渋谷中学校
    3. チャレンジ校② 麻布中学校|男子
    4. チャレンジ校③ 女子学院中学校|女子
    5. チャレンジ校④ 慶應義塾中等部
    6. 標準候補① 三田国際科学学園中学校
    7. 標準候補② 広尾学園小石川中学校
    8. 安全校候補① 安田学園中学校
    9. 安全校候補② 目黒日本大学中学校
    10. 1月校で一度合格を確保しておくと受験しやすい
    11. 広尾学園第一志望の基本パターン
    12. 男子|麻布など最難関校を第一志望にするパターン
    13. 女子|女子学院など最難関校を第一志望にするパターン
    14. 広尾学園と教育内容が近い学校を併願する考え方
    15. 「安全校」は偏差値差だけでは決めない
    16. 2月5日の広尾学園第3回だけに頼らない
    17. 「どの学校なら進学したいか」から逆算して併願を組む
  11. 在校生・保護者の声|自主性を尊重する校風と高い学習意欲が魅力
    1. 「自分で考えて発表する機会が多い」という声
    2. 周囲の生徒から刺激を受けやすい環境
    3. 医進・サイエンスにも多様な将来像を持つ生徒がいる
    4. インターナショナルでは多様な背景の生徒と関われる
    5. 先生については「対応が早い」「真摯」という評価も
    6. 先生と生徒の距離が近いと感じる声も
    7. 校則は「必要以上に厳しくない」と感じる生徒が多い
    8. 広尾駅からすぐのアクセスは保護者からも高評価
    9. 校舎のきれいさや学習設備への満足度も高い
    10. 部活動については評価が分かれる部分も
    11. 「勉強についていくのが楽な学校」ではない
    12. 自己主張のできる生徒から刺激を受ける
    13. 「自律」が求められるからこそ、合う・合わないもある
    14. 口コミだけでなく「生徒によるコース紹介」を見て判断したい
    15. 外部口コミは高評価だが、そのまま鵜呑みにはしない
    16. 「優秀な仲間の中で、自分から成長したい」生徒には魅力的
  12. この学校に向いている子の特徴|高い目標を持って主体的に学びたい子におすすめ
    1. 高い学力を持つ仲間の中で切磋琢磨したい子
    2. 自分から質問・相談・行動できる子
    3. 理科が好きで、本格的な研究に挑戦したい子
    4. 医学部を目指しながら、医学そのものを深く学びたい子
    5. 英語を「科目」ではなく「道具」として使いたい子
    6. 海外大学も進路の選択肢に入れたい子
    7. 自分の意見を持ち、発表する力を伸ばしたい子
    8. 「なぜ?」を考えることが好きな子
    9. 一つの分野だけでなく、幅広いことに興味を持てる子
    10. 勉強と部活動・学校行事を両立したい子
    11. 忙しい学校生活を自分で管理できる子
    12. 多様な価値観を面白いと思える子
    13. 都心の刺激的な環境で学びたい子
    14. 広尾学園が合わない可能性がある子は?
    15. 成績が良いだけではなく「知的好奇心」があるかを見たい
    16. コース選びは「合格しやすさ」より「何を学びたいか」
    17. 「環境を与えてもらう子」より「環境を使いこなす子」に向いている
  13. まとめ|科学・国際教育と卓越した進学力を備える先進的な中高一貫校
    1. 広尾学園中学校の主な魅力
    2. 本科は「王道の進学校」として高い学力を育てる
    3. 医進・サイエンスは中高生を「研究者」として育てる
    4. インターナショナルは国内と海外の両方を進路にできる
    5. 2026年春も国内最難関大学へ高い合格実績
    6. 海外大学への進学力も大きな強み
    7. 難関校だからこそ入学後の学習もハイレベル
    8. 入試はどの回も高倍率
    9. コースは「入りやすさ」ではなく「6年間の学び」で選びたい
    10. 学費はコースによって違いがある
    11. 学校見学では「コースごとの雰囲気」を確認したい
    12. 「自律と共生」を6年間で実践する学校
    13. 「高い学力+自分だけの強み」を育てたい子に魅力的

学校の概要|「自律と共生」を掲げる都心の人気共学校

広尾学園中学校は、東京都港区南麻布にある私立・男女共学の中高一貫校です。東京メトロ日比谷線「広尾駅」の4番出口からすぐという都心でも非常に利便性の高い場所に位置し、国内外の難関大学を目指す進学指導に加え、医療・科学研究や国際教育に力を入れていることで知られています。

現在の広尾学園では、「自律と共生」を教育理念として掲げています。自分で考え、自ら行動する「自律」と、多様な価値観を持つ他者と協力する「共生」の双方を育て、将来の社会課題を解決し、より豊かな世界を創造できる人材を育成することを目指しています。

学校名広尾学園中学校
所在地東京都港区南麻布5-1-14
学校区分私立・男女共学
教育形態中高一貫教育
教育理念自律と共生
設置コース本科コース、医進・サイエンスコース、インターナショナルコース
最寄り駅東京メトロ日比谷線「広尾駅」4番出口すぐ

教育理念は「自律と共生」

広尾学園の教育を理解するうえで最も重要なのが、「自律と共生」という教育理念です。

「自律」とは、指示されたことをこなすだけではなく、自分自身で課題を見つけ、考え、判断して行動する力を意味します。一方の「共生」は、自分とは異なる考え方や文化的背景を持つ人々を尊重し、協力しながら新しい価値を生み出していく姿勢です。

学校では、教科学習だけでなく、部活動、学校行事、研究活動、プレゼンテーション、キャリア教育など、さまざまな活動を通じてこの2つの力を育てています。

大学進学そのものを最終目標とするのではなく、高い学力を土台として、将来にわたって社会で活躍できる問題解決力やコミュニケーション力を身につけることが広尾学園の教育の基本です。

本科・医進サイエンス・インターナショナルの3コース制

広尾学園中学校の大きな特徴が、生徒の興味や将来の進路に応じて学べる3つのコースを設置していることです。

  • 本科コース:幅広い教科学習を土台に、国内外の難関大学への進学を目指す
  • 医進・サイエンスコース:医学・生命科学・理工系などへの進路を視野に、本格的な研究活動へ取り組む
  • インターナショナルコース:高度な英語環境の中で学び、国内難関大学から海外大学まで幅広い進路を目指す

どのコースも単なる大学受験対策にとどまらず、専門家や大学・研究機関との連携、本格的な探究・研究活動、英語やICTを活用した発信を重視しています。

中学生の段階から自分の興味に応じた環境で学ぶことができるため、すでに将来の方向性がある程度決まっている生徒はもちろん、6年間を通して得意分野を深めたい生徒にも魅力的な仕組みです。

「より豊かな世界を創造する人材」を育てる

広尾学園では、教育目標として「より豊かな世界を創造する人材の育成」を掲げています。

そのため、学校で学んだ教科知識と実際の社会とのつながりを意識する教育が多く取り入れられています。各分野の専門家や社会人から直接学んだり、研究機関と連携したり、社会課題について生徒自身が調査・考察したりする機会が豊富です。

例えば医進・サイエンスコースでは、大学レベルにもつながる研究活動を中高生のうちから経験します。インターナショナルコースでは、異なる言語・文化的背景を持つ生徒と日常的に学びます。本科コースでも、知識を覚えるだけではなく、プレゼンテーションや探究活動を通して自分の考えを発信する力を育てます。

「学校で習ったことを社会でどう活かすのか」まで考えることが、広尾学園の学びを特徴づけています。

高い大学進学実績だけではない人気の理由

広尾学園は東京大学や医学部、早慶をはじめとする国内難関大学、さらには海外大学への高い進学実績で知られています。そのため、難関大学を目指す進学校というイメージを持つ家庭も多いでしょう。

しかし、学校が強調しているのは進学実績だけではありません。公式の教育方針でも、「学習」「部活動」「学校行事」を学校生活の重要な柱として位置づけています。

中学生の部活動加入率も80%を超えており、勉強と課外活動の両立を学校として奨励しています。スポーツフェスティバルやけやき祭などの行事でも、生徒が主体となって企画・運営に関わります。

高い学力を求めながらも、学校生活を大学受験だけに限定せず、人間関係や課外活動を含めた6年間全体で成長することを重視している点が、広尾学園の人気を支える理由の一つです。

国際色豊かな学校環境

広尾学園は帰国生の受け入れにも長い歴史を持ち、現在もインターナショナルコースを中心に、多様な言語・文化的背景を持つ生徒が学んでいます。

インターナショナルコースには、英語力の高い生徒が学ぶAG(アドバンストグループ)と、入学後に英語力を高めていくSG(スタンダードグループ)が設けられています。

英語を学ぶ授業が充実しているだけではなく、日常の学校生活そのものの中で英語や異文化に触れる機会が多いため、国内にいながら国際的な環境で学べることが大きな魅力です。

教員にも高い授業力を求める学校

広尾学園では、生徒だけでなく教員側にも高い授業水準を求めています。

教員は定期的に授業研修や入試研修を受け、授業のテンポ、生徒への伝わりやすさ、授業への引き込み方など複数の観点から授業を検証しています。

難関大学進学を目指す学校では、単に授業進度が速いだけになりがちですが、広尾学園では「生徒が理解し、興味を持って学べる授業であるか」を重視していることも特徴です。

難関校でありながら、生徒の主体性を大切にする

広尾学園中学校は、現在では都内でも高い人気と入試難易度を持つ中高一貫校の一つです。しかし、その教育は「成績上位者を集めて大学受験へ向かわせる」という単純なものではありません。

本科、医進・サイエンス、インターナショナルという異なる学びの場を用意し、研究、英語、ICT、学校行事、部活動などを通して、生徒自身が「何を学びたいのか」「将来何をしたいのか」を考えることを重視しています。

高い学力を身につけながら、自分の興味を専門的な学びへ発展させたい生徒、国内だけでなく世界まで視野に入れて将来を考えたい生徒にとって、広尾学園中学校は非常に刺激の多い6年間を過ごせる学校といえるでしょう。

アクセスと立地環境|広尾駅から徒歩すぐの国際色豊かな文教エリア

広尾学園中学校は、東京都港区南麻布5丁目に位置しています。最寄り駅は東京メトロ日比谷線「広尾駅」で、学校公式サイトでは4番出口からすぐと案内されています。

駅の出口を出てから学校までの移動時間が非常に短く、都内の私立中高一貫校の中でも通学利便性の高い立地といえるでしょう。中高6年間、週6日通学することを考えると、駅から近いことは大きなメリットです。

所在地東京都港区南麻布5-1-14
最寄り駅東京メトロ日比谷線「広尾駅」
駅からのアクセス4番出口からすぐ
主なバス停「日赤医療センター下」「広尾学園前」下車すぐ
主なバス路線都営バス 品97・黒77系統など

広尾駅4番出口からすぐという抜群のアクセス

広尾学園のアクセス面で最大の魅力は、広尾駅4番出口から学校まですぐという近さです。

学校によっては最寄り駅から10分以上歩くことも珍しくありませんが、広尾学園では電車を降りてから校舎までの移動負担をかなり抑えられます。

日比谷線は、中目黒、恵比寿、六本木、霞ケ関、銀座、秋葉原、上野方面などを結んでいるため、都内のさまざまな地域から通学ルートを組みやすい路線です。東京メトロやJR、東急線などとの乗り換えもしやすく、城南エリアだけでなく、都心東部や神奈川県方面からも通学を検討しやすい立地です。

バスを利用した通学も可能

鉄道だけでなく、都営バスを利用することもできます。

学校公式サイトでは、品97系統「品川駅前-新宿駅西口」黒77系統「目黒駅前-千駄ヶ谷駅前」などを利用し、「日赤医療センター下」または「広尾学園前」で下車するルートが案内されています。

いずれも学校のすぐ近くに停車するため、鉄道駅から離れた地域に住む家庭でも、バスを組み合わせることで通学しやすくなる場合があります。

各国大使館が集まる国際色豊かなエリア

広尾学園が位置する南麻布・広尾周辺は、各国の大使館が数多く集まる国際色豊かな地域です。

学校公式の周辺案内でも、学園周辺には多くの大使館があり、国際的な雰囲気を持つ地域であることが紹介されています。

広尾学園自身も長年にわたって帰国生教育や国際教育に取り組んできました。インターナショナルコースをはじめとした学校のグローバルな教育環境と、日常的に異文化を感じられる広尾という立地が自然につながっていることも特徴です。

有栖川宮記念公園が身近にある緑豊かな環境

都心の学校でありながら、周辺には有栖川宮記念公園があります。

有栖川宮記念公園は、池や起伏のある地形、豊かな樹木などを備えた緑の多い公園です。六本木や麻布といった都心エリアに近い一方で、学校周辺にはこうした落ち着いた自然環境もあります。

「都心の学校」というとビルに囲まれた環境を想像するかもしれませんが、広尾学園周辺は交通の利便性と緑のある落ち着いた環境を両立しています。

東京都立中央図書館も徒歩圏内

有栖川宮記念公園内には、東京都立中央図書館があります。学校公式サイトでも周辺施設として紹介されており、国内最大級の公立図書館の一つです。

広尾学園では探究活動や研究、プレゼンテーションなど、自ら情報を集めて考える学習を重視しています。学校内の図書環境に加えて、周辺にも豊富な資料へアクセスできる施設があることは、広尾という立地ならではのメリットといえるでしょう。

大学・医療機関・研究環境にも恵まれた都心立地

広尾周辺には、日本赤十字社医療センターをはじめとする医療機関もあります。また、都心には大学や研究機関、企業、文化施設などが集まっており、学校外の専門家と連携した学習にも適した環境です。

特に医進・サイエンスコースでは、大学や研究機関、専門家と連携した本格的な研究活動を行っています。こうした取り組みを考えると、さまざまな教育・研究機関へアクセスしやすい都心立地も広尾学園の先進的な教育を支える要素の一つです。

放課後まで活動しても帰宅しやすい

広尾学園では、授業だけでなく部活動、研究活動、学校行事、各種講座などに取り組む生徒も多くいます。放課後まで学校で活動する場合、駅から学校までの距離は帰宅時間に影響します。

広尾学園は駅からすぐのため、部活動や自習を終えた後にも長い距離を歩く必要がありません。特に中学生にとって、放課後の活動と通学負担を両立しやすいことは大きなメリットでしょう。

通学圏は広いが、朝の混雑も確認したい

アクセスの良さから幅広い地域から通学できますが、日比谷線をはじめとする都心の鉄道路線は、朝の通勤・通学時間帯に混雑することがあります。

学校見学の際には駅から学校までの距離だけでなく、自宅から広尾駅までの乗り換え回数や朝の所要時間も確認しておくことが大切です。

特に中学入学後は、小学生時代より早い時間に家を出るケースもあります。自宅から学校までのドア・ツー・ドアの通学時間で判断すると、6年間の生活をより具体的にイメージできます。

「都心」「駅近」「国際性」を兼ね備えた立地

広尾学園中学校の立地をまとめると、「広尾駅4番出口からすぐ」「各国大使館が集まる国際的な環境」「有栖川宮記念公園などの緑にも恵まれている」という3つの特徴があります。

単に駅から近いだけでなく、学校が力を入れている国際教育や探究・研究活動とも相性のよい周辺環境です。

通学時間をできるだけ抑えながら、都心ならではの国際的で刺激の多い環境で6年間を過ごしたい生徒にとって、広尾学園の立地は学校選びにおける大きな魅力の一つといえるでしょう。

教育方針とカリキュラム|本科・医進サイエンス・インターナショナルの3コース制

広尾学園中学校では、教育理念である「自律と共生」のもと、生徒の興味や将来像に応じて専門性を深められるコース制を採用しています。現在、中学校には「本科コース」「医進・サイエンスコース」「インターナショナルコース」の3つが設けられ、それぞれ特色の異なる6年間の学びを展開しています。

いずれのコースでも国内外の難関大学を視野に入れながら、単なる受験学力だけではなく、研究、プレゼンテーション、英語、ICT、社会との接点を通して、自ら課題を見つけ、考え、周囲と協働しながら解決していく力を育てることを重視しています。

コース主な特色想定される進路
本科コース速い進度で基礎学力を固め、幅広い分野を学ぶ難関国公立大・難関私立大・医学部など
医進・サイエンスコース6年間の研究活動、理数教育、大学・研究機関との連携医学部、理・工・農・生命科学系など
インターナショナルコース高度な英語環境、多文化教育、国内外の大学進学に対応海外大学、国内難関大、医学部・理工系など

本科コース|速い進度と幅広い学びで難関大学を目指す

本科コースは、東京大学や京都大学、一橋大学、東京科学大学をはじめとする難関国公立大学や、難関私立大学、医学部などへの進学を視野に入れたコースです。

中高一貫校のメリットを活かした先取り学習が特徴で、学校公式では中学2年間で中学校の主要科目の内容を修了し、中学3年から高校2年に相当する3〜5学年のできるだけ早い段階で高校内容を修了することを目指すとしています。

高校2年段階からは文系・理系それぞれの目標に応じた学習を深め、高校3年では大学入試に向けた演習へ十分な時間を確保できるようにカリキュラムが組まれています。

ただし、単純に教科書を早く終わらせることが目的ではありません。広尾学園では、大学進学を将来の目標を実現するための一つのステップと捉え、知的好奇心や問題発見・解決能力を育てることも本科教育の重要な柱としています。

学力の高さだけでなく「考えて伝える力」を重視

本科コースでも、授業を聞いて知識を覚えるだけではなく、ICTを活用した調査、ディスカッション、プレゼンテーションなどを積極的に取り入れています。

広尾学園では、自分が理解した内容を自分の言葉で説明し、異なる考えを持つ相手と議論することを重視しています。こうした活動は大学入試の記述・論述問題に対応する力につながるだけでなく、その先の大学や社会でも必要になる力です。

「高い学力」と「自分で考えて発信する力」の双方を伸ばすことが、本科コースの特徴といえるでしょう。

医進・サイエンスコース|6年間を通して本格的な研究に挑戦

医進・サイエンスコースは、医学や自然科学への興味を軸に、将来の医師、研究者、先端技術者などを育成することを目指すコースです。

特徴は、単に数学や理科の授業時間を増やした「理系進学コース」ではないことです。教育の柱として、

  • 教科授業
  • 研究活動
  • 中高大・産学連携

の3つを掲げ、さらに英語とICTを研究・発信のためのツールとして活用しています。

医学部進学だけに特化したコースではなく、生命科学、化学、物理、工学、情報など、幅広いサイエンス分野を本格的に追究したい生徒にも適した環境です。

中学生から「理数研究」に取り組む

医進・サイエンスコースでは、6年間を通して研究活動に取り組みます。中学校では「理数研究」として授業の中に研究活動が組み込まれ、高校では希望する生徒がさらに専門的な研究を進めていきます。

研究活動で重視されているのは、「用意された実験を成功させること」だけではありません。

  • 自分の興味・関心から研究テーマを見つける
  • 先行研究を調査する
  • 仮説を立てる
  • 実験・観察・調査を行う
  • 得られたデータを分析する
  • 結果を考察する
  • 論文やプレゼンテーションとして発信する

といった、実際の研究者に近いプロセスを経験していきます。

「正解が分かっている問題を解く」のではなく、まだ答えのない問いへどのようにアプローチするのかを学ぶことが、このコースの大きな特色です。

研究活動を3段階のステージで深める

医進・サイエンスコースでは、中高6年間を2年ずつの3段階のステージとして捉え、発達段階に応じて研究活動を深めていきます。

初めは自分が「知りたい」と思えるテーマを探すことから始め、研究方法や科学的なものの見方を学びます。その後、自分自身のテーマを設定して研究を進め、最終的には外部への発表や専門家との交流へとつなげていきます。

中高生という早い段階から一つのテーマについて深く考え続ける経験は、医学部や理系大学の受験だけでなく、大学進学後の研究活動にもつながります。

大学・研究機関・専門家とつながる学び

医進・サイエンスコースでは、校内だけで研究を完結させるのではなく、大学、研究機関、医療機関、企業などとの連携も積極的に行われています。

現役の医師、研究者、エンジニアなどから直接話を聞いたり、専門的な研究施設を訪問したりすることで、中高生のうちから実際の研究や医療の世界に触れます。

学校で習っている理科が、大学での研究や社会の最先端技術にどのようにつながっているのかを理解できるため、理科が好きな生徒の知的好奇心をさらに深めやすい環境です。

インターナショナルコース|AGとSGの2グループで学ぶ

インターナショナルコースは、中学校では英語力に応じてAG(アドバンストグループ)とSG(スタンダードグループ)の2つに分かれています。

グループ入学時の英語力授業の特色
AG帰国生など、すでに高い英語力を持つ生徒が中心多くの教科を英語で学び、さらに高度な英語力と専門性を伸ばす
SG入学時の英語力は問わない日本語による授業も行いながら、6年間で高度な英語運用力を育てる

AGは、すでに英語を高いレベルで運用できる帰国生などを中心としたグループです。英語そのものを学ぶだけではなく、英語を使って数学・理科・社会などの学問を学ぶ環境が整えられています。

ただし、すべての授業が英語というわけではありません。国語や社会の一部などは日本語で学び、実技教科では本科の生徒と一緒に学ぶ場合もあります。

AGは「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」へ

広尾学園は教育課程特例校の認定を受けており、インターナショナルコースでは、社会、数学、理科、美術、技術、外国語、道徳、総合的な学習、特別活動などについて英語を活用した教育を行っています。

AGでは「英語の授業で英語力を上げる」という段階を越え、英語を使ってさまざまな専門分野を学びます。そのため、語彙力だけでなく、英語で論理的に考え、議論し、レポートを書き、プレゼンテーションを行う力まで求められます。

英検1級レベルも視野に入れながら、国内の難関大学だけでなく、海外トップ大学への進学にも対応できる学力と英語力を育てていきます。

SGは入学時に高い英語力を必要としない

一方のSGは、入学時点で高い英語力を持っていることを前提としません。

日本語による授業が半分以上を占めながらも、英語力を高いレベルまで引き上げるための特別な授業が多く組み込まれています。6年間を通して段階的に英語力を伸ばし、国内外の難関大学への進学を目指します。

「帰国生ではないが、英語を自分の大きな武器にしたい」「将来は海外大学も選択肢に入れたい」という生徒にとって、SGは魅力的な環境です。

なお、高校のインターナショナルコースではAGに一本化されるため、中学校で培った英語力をさらに高度な学びへ発展させていきます。

日本の学校と国際教育の両方を経験できる「一条校」

広尾学園は、学校教育法に基づく「一条校」です。そのため、インターナショナルコースで学んだ場合でも、日本の中学校・高等学校の正式な卒業資格を取得できます。

英語を中心とした国際的な教育を受けながら、日本国内の大学入試にも対応できる点は大きな特徴です。

海外大学だけに進路を限定するのではなく、東京大学や医学部などの国内大学を目指すこともでき、国内・海外のどちらも選択肢として残しながら6年間を過ごせることが広尾学園の国際教育の強みです。

英語環境はインターナショナルコースだけのものではない

広尾学園の国際的な環境は、インターナショナルコースの生徒だけに限定されているわけではありません。

校内には外国人教員や高い英語力を持つ生徒が日常的におり、本科や医進・サイエンスコースの生徒も、条件を満たせば英語の取り出し授業へ参加できる仕組みがあります。

海外大学への進学を希望する場合には、インターナショナルコースの教員へ相談することもできます。異なるコースが同じ学校で学ぶことで、学校全体として高い英語環境と国際性が生まれていることも広尾学園の特徴です。

ICTは「学ぶ対象」ではなく日常的な学習ツール

ICT活用も、3コース共通の教育基盤となっています。広尾学園では長年にわたってICT環境を整備しており、授業だけでなく、調査、研究、資料作成、レポート、プレゼンテーションなど、さまざまな場面でデジタル機器を活用します。

特に医進・サイエンスコースでは研究データの整理や論文調査、本科では授業資料やプレゼンテーション、インターナショナルコースでは英語による課題・情報収集など、コースごとの専門的な学びを支える道具としてICTが使われています。

端末を使うこと自体を目的にするのではなく、「どの情報を使うべきか」「どう整理すれば相手に伝わるか」まで考えながら活用することを重視しています。

専門性と進学力を両立する6年間

広尾学園の3コース制で特徴的なのは、専門的な学びを行うことで大学受験対策がおろそかになるのではなく、専門性と高い進学力を両立させようとしていることです。

本科では幅広い分野への進路を確保し、医進・サイエンスでは本格的な研究をしながら医学部・理系難関大学を目指し、インターナショナルでは高度な英語環境の中で国内外双方の大学進学を視野に入れます。

そのため広尾学園中学校は、単に「偏差値の高い進学校」を求める家庭だけでなく、「好きな分野を中学生から深く学びたい」「英語や科学を本格的に使って学びたい」「大学進学の先まで見据えた6年間を送りたい」という生徒にとって、非常に刺激の多い教育環境といえるでしょう。

学習環境と施設設備|ICT・研究・スポーツを支える充実した都市型キャンパス

広尾学園中学校は、東京・広尾という都心の限られた敷地を活かした都市型の9階建て校舎を中心に、教室、サイエンスラボ、図書館、カフェレストラン、アリーナなど多彩な施設を整えています。

特に特徴的なのが、医進・サイエンスコースの本格的な研究活動を支える実験設備と、日常的にICTを活用できる学習環境です。単に設備が新しいというだけではなく、授業・研究・プレゼンテーション・自習・学校生活のそれぞれを支えるために施設が使われていることが広尾学園の特徴といえます。

主な施設・設備特徴
普通教室24時間空調管理、各教室にプロジェクターを設置
サイエンスラボ化学・生物・物理の3分野に対応した研究設備
図書館約37,000冊を所蔵し、早朝7時30分から利用可能
カフェレストラン日替わりランチ、カレー、麺類、パン、軽食などを販売
体育施設メインアリーナ、サブアリーナ、グラウンド、武道場、トレーニングルーム、テニスコート
カウンセリングルームカウンセラーが毎日待機し、生徒・保護者とも利用可能
環境設備太陽光発電システム、雨水利用設備などを導入

9階建ての都市型キャンパス

広尾学園の校舎は9階建てで、都心の限られた敷地を縦方向に活用した設計となっています。

広い郊外型キャンパスとは異なり、必要な教育施設を一つの建物の中に効率よく配置していることが特徴です。広尾駅からすぐという立地を確保しながら、研究設備、図書環境、体育施設、食堂など中高6年間に必要となる機能を備えています。

各教室にはプロジェクターが設置されており、映像やデジタル教材を日常的に授業へ取り入れられる環境です。また、教室は24時間空調管理され、年間を通して学習しやすい環境が整えられています。

ICTを日常的な「学びの道具」として活用

広尾学園は、早い段階からICTを教育へ取り入れてきた学校として知られています。

生徒は学校指定の端末などを活用し、授業資料の閲覧だけでなく、情報収集、課題提出、資料作成、プレゼンテーション、研究データの整理など、さまざまな場面でデジタル機器を利用します。

特に広尾学園では、ICTそのものを学ぶことよりも、「ICTを使って何を調べ、何を考え、どのように伝えるのか」を重視しています。

本科コースでは授業や探究活動、医進・サイエンスコースでは論文調査や研究データの処理、インターナショナルコースでは英語による情報収集や課題作成など、それぞれの学びを支えるツールとして活用されています。

研究室レベルの設備を備えたサイエンスラボ

広尾学園の施設の中でも、学校の特色を象徴しているのが校舎6階に設けられたサイエンスラボです。

化学・生物・物理それぞれに対応した3つのラボが設置され、学校公式では「研究室レベルの最新設備」を備えていると紹介されています。

一般的な中学校の理科室では、教科書に沿った実験を全員で行うことが中心になります。しかし、広尾学園の医進・サイエンスコースでは、生徒自身が研究テーマを設定し、長期間にわたって実験や観察を行います。

そのため、サイエンスラボは単なる「理科の授業をする部屋」ではなく、中高生が自分自身の研究を進めるための研究拠点として機能しています。

医学・生命科学・理工系を目指す生徒には大きな魅力

医進・サイエンスコースでは、中学生から理数研究へ取り組み、高校ではさらに高度な研究へ発展させることができます。

学校内に本格的な実験環境があることで、授業で学んだ内容を実際の研究へつなげやすくなります。大学や研究機関との連携に加え、日常的に校内で実験を続けられることは大きな強みです。

「理科の実験が好き」「自分でテーマを決めて研究してみたい」「将来は医学・生命科学・理工系へ進みたい」という生徒にとって、非常に魅力的な学習環境でしょう。

約37,000冊を備える図書館

広尾学園の図書館には、学校公式情報で約37,000冊の蔵書があり、その中には約3,900冊の洋書も含まれています。

中高一貫校の学校図書館として充実した規模で、教科学習はもちろん、探究活動や研究、英語学習にも活用できます。

特に医進・サイエンスコースやインターナショナルコースでは、教科書以外の資料を調査する機会が多いため、幅広い資料へアクセスできる環境は重要です。

図書館は朝7時30分から利用可能

図書館は朝7時30分から開館しています。

早めに登校して勉強したい生徒は、授業開始前の時間を自習に利用できます。放課後だけでなく朝の時間にも学習場所を確保できるため、家庭までの通学時間が長い生徒にとっても便利です。

図書館には書架だけでなく学習スペースも設けられており、読書・調べ学習・自習のすべてに利用できる「学校の知的拠点」となっています。

東京都立中央図書館も近い恵まれた調査環境

さらに学校から近い有栖川宮記念公園内には、東京都立中央図書館があります。

校内図書館だけでも十分な蔵書がありますが、より専門的な資料が必要になった場合にも大型公共図書館へアクセスしやすく、探究・研究活動を深めやすい立地と施設環境が整っています。

カフェレストランで温かい昼食を購入できる

広尾学園にはカフェレストランがあり、中学生も利用できます。

昼休みには、

  • 日替わりランチ
  • カレーライス
  • 麺類
  • パン類
  • デザート

などが販売されており、自宅からお弁当を持参した生徒も同じスペースで食事をすることができます。

中学生と高校生では利用時間帯を分けるなど、混雑を避けて落ち着いて昼食をとれるよう工夫されています。

放課後には軽食も利用できる

カフェレストランは昼食時だけでなく、夕方までパンや軽食、デザートなどを販売しています。

広尾学園では、放課後に部活動、自習、研究活動などを行う生徒も少なくありません。帰宅まで時間がある場合に学校内で軽食をとれるため、長時間学校で活動する生徒にとって心強い設備です。

また、天気のよい日には、校内のけやきの木の周辺でオープンカフェのように過ごすこともできます。都心型の校舎の中にも、生徒が一息つける空間が設けられています。

体育施設も複数用意されている

都心の学校というと運動施設の不足を心配する家庭もあるでしょう。広尾学園では、学校公式の受験Q&Aで、次の体育施設が案内されています。

  • メインアリーナ(体育館)
  • サブアリーナ(小体育館)
  • グラウンド
  • 武道場
  • トレーニングルーム
  • テニスコート

バスケットボール、バレーボール、ダンス、武道、テニスなど、それぞれの活動に対応できる施設があり、中高の体育授業や部活動に利用されています。

一方、広大な校庭や複数の大型グラウンドを持つ郊外校とは施設の性格が異なります。希望する部活動がどこで、どの程度活動しているのかは、部活動を重視する家庭ほど学校見学時に確認しておくとよいでしょう。

カウンセリングルームには毎日カウンセラーが待機

学習設備だけでなく、心のサポート体制も整えられています。

校内のカウンセリングルームには毎日カウンセラーが待機しており、生徒だけでなく保護者も相談できます。

中高6年間は、学習、友人関係、進路、思春期特有の悩みなど、さまざまな変化が起こる時期です。担任や学年教員とは別に、第三者の専門的な立場から相談できる場所が校内に設けられていることは安心材料になります。

相談時にはプライバシーにも配慮され、安心して話せる環境が用意されています。

環境への配慮も校舎設備に取り入れている

校舎屋上には太陽光発電システムが設置されています。1階エントランスには発電状況を確認できるモニターがあり、実際の発電量を確認することができます。

さらに、雨水を水洗トイレなどに利用する設備も導入されており、省エネルギーや環境負荷の軽減を意識した校舎設計となっています。

こうした設備が身近に存在することは、環境問題や科学技術について考えるきっかけにもなります。

「豪華さ」よりも学びに直結する施設が特徴

広尾学園の施設で特に注目したいのは、単純な豪華さではなく、学校の教育内容と設備が強く結びついていることです。

サイエンスラボは医進・サイエンスコースの研究活動に、図書館は探究・自習に、ICT環境は全コースの授業やプレゼンテーションに、カフェレストランは放課後まで活動する生徒の学校生活に利用されています。

「学校に最新設備がある」というだけでなく、それを生徒が日常的に使って学ぶことが広尾学園の強みです。

広尾駅からすぐという都心立地の中で、研究・ICT・自習・スポーツ・食事・心のケアまでを一つのキャンパスにまとめた環境は、授業だけでなく研究や部活動にも積極的に取り組みたい生徒にとって大きな魅力といえるでしょう。

学校生活と行事|けやき祭やキャリア教育で主体性を育てる6年間

広尾学園中学校では、日々の授業だけでなく、宿泊行事、スポーツフェスティバル、文化祭、音楽会、キャリア教育、海外研修など、6年間を通じてさまざまな体験の機会が用意されています。

特徴的なのは、行事を単なる「学校生活の思い出」として終わらせるのではなく、生徒自身が考え、仲間と協力し、社会や専門分野へ視野を広げる教育の場として位置づけていることです。

本科・医進サイエンス・インターナショナルという異なるコースの生徒が同じ学校で生活する広尾学園では、行事や部活動を通してコースを越えた交流が生まれることも、学校生活の大きな魅力です。

時期主な行事・活動
4月始業式、入学式、中1合宿など
5月保護者学級会、中2合宿など
6月中学スポーツフェスティバル、授業参観など
7月中2林間学校、中3歌舞伎教室、夏期講習など
夏休み海外短期留学、クラブ合宿、夏期講習など
けやき祭、サイエンス講座など
11月頃中3修学旅行、特別講演会など
2月音楽会、中学生徒会選挙など
3月スーパーアカデミア、医進・サイエンス研究成果報告会、中学課程修了式など

中学1年生は宿泊行事から学校生活をスタート

中学1年生では、入学後の早い時期に宿泊を伴う合宿が行われます。

中学校入学直後は、新しい友人、新しい先生、中学ならではの授業など、生活環境が大きく変わります。宿泊行事を通してクラスメートと一緒に活動することで、学校生活へ馴染むきっかけをつくります。

広尾学園には本科・医進サイエンス・インターナショナルという特色の異なるコースがありますが、学校生活全体では「広尾学園の生徒」として学年全体で関係を築いていくことも大切にされています。

中学スポーツフェスティバル|クラスの団結が深まる一大行事

広尾学園では、毎年中学スポーツフェスティバルが行われます。

高校とは別に中学生のスポーツフェスティバルが設定されており、競技だけでなく、応援や係活動なども含めて生徒が主体的に関わります。

普段は教室で一緒に勉強している仲間と一つの目標へ向かって協力するため、クラスの結束を深める大きな機会です。

近年は校外の大型施設を利用して開催される年度もあり、受験生・保護者が見学できる機会が設けられることもあります。広尾学園の生徒の雰囲気を知りたい家庭にとって、学校説明会とは異なる学校生活を見ることのできる機会です。

最大級のイベント「けやき祭」

広尾学園を代表する学校行事が、秋に開催される文化祭「けやき祭」です。

クラス、有志団体、部活動などが企画を考え、展示、研究発表、ステージ発表、演奏など多彩な催しを行います。

広尾学園では普段の授業でもプレゼンテーションや探究活動を重視しているため、けやき祭でも、自分たちで企画し、準備し、来場者へ伝えるという日頃の学びが活かされます。

準備期間には生徒同士で意見がぶつかることもありますが、役割分担を考え、限られた時間の中で一つの企画を完成させる経験そのものが大きな学びとなります。

受験生にとっても学校の雰囲気を知る絶好の機会

けやき祭は受験生・保護者にも公開される年度があり、広尾学園を志望する家庭にとって重要な学校見学の機会となっています。

説明会では教育方針や入試制度を詳しく知ることができますが、文化祭では、

  • 在校生がどのように来場者へ接しているか
  • 生徒同士の関係性
  • クラスや部活動の雰囲気
  • 校舎内での生徒の様子
  • 生徒がどの程度主体的に活動しているか

などを実際に見ることができます。

偏差値や大学合格実績だけでは分からない「学校の空気」を確認する意味でも、受験を検討している家庭は一度参加しておきたいイベントです。

中学2年では林間学校など校外での体験を重ねる

中学2年生では、宿泊を伴う林間学校などの校外行事が行われています。

学校を離れた環境で仲間と共同生活を送ることで、集団の中で自分が何をすべきかを考えたり、周囲と協力したりする力を養います。

広尾学園の教育理念である「自律と共生」は、授業だけで身につけるものではありません。こうした宿泊行事も、自分のことを自分で行いながら、他者と協力する経験につながっています。

中学3年では修学旅行へ

中学3年生では、学年全体で修学旅行に出かけます。

行き先やプログラムは年度によって変更される可能性がありますが、近年には広島・山陰方面を訪れた実績があります。

歴史、文化、平和、地域社会などについて現地で学び、教室で学習した知識を実際の場所や人々との出会いにつなげていきます。

単なる観光旅行ではなく、事前学習や現地での体験を通して社会について自分自身で考える学習行事として位置づけられています。

歌舞伎教室・音楽会など文化に触れる機会も豊富

理数教育や国際教育のイメージが強い広尾学園ですが、文化・芸術に触れる教育も行われています。

中学3年生では歌舞伎教室が実施されているほか、中学生の音楽会も年間行事に組み込まれています。

海外へ目を向ける一方で、日本の文化や芸術について理解することも重要です。多様な文化的背景を持つ生徒がいる学校だからこそ、自国の文化を知り、それを他者へ伝えられる力も国際教育の一部として大切になります。

COMPASS|社会人・大学生と将来について考える

広尾学園では、大学受験のさらに先を考えるキャリア教育にも力を入れています。

その代表的なプログラムの一つが、中学3年生の希望者を対象として行われる「COMPASS」です。

COMPASSでは、社会人や大学生などさまざまな立場の人と交流しながら、自分の将来について考えます。

「どの大学へ入るか」だけで進路を考えるのではなく、

  • 自分はどのようなことに興味があるのか
  • 将来どのような仕事をしたいのか
  • 社会にどのように関わりたいのか
  • そのために大学で何を学ぶ必要があるのか

といった順序で将来像を考えていくことが特徴です。

第一線で活躍する専門家から直接学ぶ

学校では、医療、科学、法律、ビジネスなどさまざまな分野で活躍する専門家を招いた特別講演会も行われています。

教員から聞く職業説明だけではなく、その分野の第一線にいる人物から実際の経験を聞くことで、「この仕事をしてみたい」「この分野をもっと研究してみたい」といった具体的な興味につながります。

広尾学園がキャリア教育で重視しているのは、中高生の段階でできるだけ多くの「人」と「学問」に出会うことです。

こうした出会いを通して将来の目標を見つけ、それが日々の学習への動機につながることを目指しています。

サイエンス講座で学校外の学びにも触れる

年間を通して、科学への興味を深めるさまざまなサイエンス講座も実施されています。

これまでには、

  • ロボットプログラム
  • DNA鑑定講座
  • つくばサイエンスツアー
  • 英語を使った実験講座

などが行われています。

特に医進・サイエンスコースだけでなく、中学生を対象とした講座も用意されているため、入学後に新しい分野へ興味を広げる機会があります。

医進・サイエンスでは研究成果を発表する舞台も

医進・サイエンスコースでは、日常的に進めてきた研究の成果を発表する研究成果報告会が開催されます。

研究は実験を行って終わりではありません。研究目的、方法、データ、考察を整理し、第三者に理解してもらえる形で発表する必要があります。

中学生の段階から研究発表を経験し、学年が上がるにつれて発表の質を高めていくことで、科学的思考力とプレゼンテーション力の双方を伸ばします。

中学3年では海外短期留学の機会も

希望者を対象とした海外短期留学も広尾学園の特色です。

近年には、中学3年生を対象としてオーストラリアへの短期留学が実施されています。現地で英語を使いながら生活し、日本の教室だけでは得られない文化や価値観に触れます。

インターナショナルコースの生徒だけでなく、学校全体として海外へ目を向ける機会が設けられていることも特徴です。

なお、渡航先や期間、対象学年、参加条件などは年度によって変更される可能性があるため、参加を希望する場合はその年度の案内を確認する必要があります。

中学課程修了式で3年間の成長を振り返る

中学3年の年度末には、中学課程修了式が行われます。

広尾学園は中高一貫校のため、多くの生徒はそのまま高校課程へ進みますが、中学校3年間を一つの節目として区切り、高校での新たな学びへ進みます。

中学校では幅広い学びや体験を重ね、高校ではそれぞれの専門性や大学進学に向けた学習をさらに深めていくため、中3から高1への移行は6年間の中でも重要な転換点となります。

行事も「自律と共生」を実践する学びの場

広尾学園の学校生活で特徴的なのは、行事や課外活動が授業とは切り離された存在ではないことです。

スポーツフェスティバルでは仲間と協力し、けやき祭では自分たちで企画を形にし、修学旅行では社会や文化について現地で学び、COMPASSでは将来について考え、海外研修では異なる価値観に触れます。

こうした一つひとつの経験が、教育理念である「自律と共生」につながっています。

難関大学を目指すための学習だけでなく、行事、研究、キャリア教育、海外体験まで積極的に楽しみたい生徒にとって、広尾学園の6年間は非常に多くの刺激を受けられる学校生活になるでしょう。

クラブ活動|ディベート・吹奏楽・運動部まで多彩な活動に挑戦

広尾学園中学校では、学習や研究だけでなくクラブ活動も学校生活の重要な柱として位置づけられています。運動部・文化部ともに幅広い選択肢があり、中高生が一緒に活動するクラブも多いため、中学生のうちから高校生の先輩と関わりながら成長できることが特徴です。

全国大会や関東大会で活躍するクラブがある一方で、初心者から参加できる部活動も多く、「全国レベルを目指したい生徒」と「好きなことを仲間と楽しみたい生徒」の双方が活動できる環境となっています。

運動部・文化部ともに幅広い選択肢

運動部では、次のようなクラブが活動しています。

  • チアリーディング
  • バレーボール
  • 軟式野球(中学)
  • 新体操
  • テニス
  • バドミントン
  • バスケットボール
  • サッカー
  • 陸上
  • 剣道
  • 卓球
  • ダンス

文化部にも、

  • 吹奏楽
  • 合唱
  • ディベート
  • STEM
  • 筝曲
  • 文芸・イラスト
  • ボランティア
  • クッキング
  • 写真
  • 演劇

など、多彩な活動があります。

クラブによって中高合同・中学単独など活動形態が異なるため、特定の部活動への入部を希望している場合は、説明会やけやき祭などで中学生の活動日数や練習場所、入部条件まで確認しておくとよいでしょう。

ディベート部|全国大会で上位を争う強豪

広尾学園の文化部の中でも特に注目されるのが、ディベート部です。

ディベートでは、一つのテーマについて肯定側と否定側に分かれ、資料やデータを根拠として論理的に議論します。そのため、単に話すことが得意であればよいのではなく、

  • 必要な情報を集める力
  • 根拠をもとに論理を組み立てる力
  • 相手の主張を正確に聞き取る力
  • 短時間で反論を考える力
  • 自分の考えを分かりやすく伝える力

など、広尾学園が普段の授業でも重視している力が求められます。

2025年には「全国中学・高校ディベート選手権(ディベート甲子園)」中学の部でベスト8に入賞。さらに同年11月の関東甲信越地区中学・高校秋季ディベート大会では中学の部で優勝し、広尾学園の生徒がベストディベーター賞にも選ばれています。

全国レベルの競技実績だけでなく、大学入試や将来の社会生活にもつながる論理的思考力・発信力を磨けるクラブであることも大きな魅力です。

吹奏楽部|中学・高校ともに高い演奏レベル

吹奏楽部も広尾学園を代表する文化部の一つです。

春の定期演奏会、夏のコンクール、秋のけやき祭、冬のアンサンブルコンテストなど、一年を通してさまざまな舞台があります。

演奏だけでなく、定期演奏会などの運営にも部員が積極的に関わっていることが特徴です。自分たちで一つの演奏会をつくり上げる過程を通して、音楽技術だけでなく、仲間との協力や責任感も身につけます。

2026年1月には、東京都吹奏楽新人大会の中学の部で金賞・第2位を受賞。2年連続の金賞となりました。

高校でも東京都高等学校アンサンブルコンテストで金賞を重ねており、中学から高校まで継続して高いレベルで音楽に取り組める環境があります。

合唱部|NHK全国学校音楽コンクールでも活躍

合唱部も中高を通じて活発に活動しています。

英語のポップスからクラシックまで幅広い楽曲に取り組み、定期演奏会のほか、外部公演や地域での演奏などにも参加しています。

2025年の第92回NHK全国学校音楽コンクール東京都予選では、中学の部・高校の部ともに金賞を獲得して東京都大会本選へ進出し、本選でもそれぞれ優良賞を受賞しました。

広尾学園というと理系研究や英語教育のイメージが強い学校ですが、音楽・芸術活動に本格的に打ち込みたい生徒にも活躍の場があることが分かります。

チアリーディング部|全国大会へ挑戦

運動部では、チアリーディング部が全国レベルの大会で活躍しています。

2025年の関東チアリーディング選手権では、中学校の部で総合5位となり、日本選手権大会への出場につなげました。続くJAPAN CUP2025 チアリーディング日本選手権大会にも中学校の部で出場しています。

専門コーチの指導を受けながら活動しており、競技経験の有無にかかわらず、基礎から技術を身につけることができます。

チアリーディングでは一人だけが上手くても演技は成立しません。メンバー同士の信頼、タイミング、責任感が必要になるため、競技力とともに協調性を育てられるクラブです。

陸上・剣道など運動部も大会で活躍

そのほかの運動部でも、校内外の施設を活用しながら大会出場を目指して活動しています。

陸上部では東京体育館陸上競技場や校内のグラウンドなどを利用して練習し、記録更新を目指します。高校生では東京都大会や関東大会につながる実績も見られ、中学から競技を継続することができます。

剣道部では技術だけでなく、礼儀、謙虚さ、感謝の気持ちなどを重視しています。バスケットボール、バレーボール、サッカー、卓球なども、試合や練習を通してチームワークや主体性を育てています。

テニス部は神宮外苑など校外施設も活用

広尾学園は都心型キャンパスのため、すべての運動部が広大な校内施設だけで活動しているわけではありません。

例えばテニス部では、神宮外苑などの校外施設も利用して活動しています。陸上部も外部の競技場を活用しています。

これは都心校ならではの特徴です。広い敷地を持つ郊外校とは異なりますが、学校周辺にさまざまなスポーツ施設がある東京・広尾の立地を活かしています。

運動部を学校選びの重要な条件としている場合は、練習場所への移動、活動曜日、帰宅時間まで確認しておくことをおすすめします。

STEM部|ものづくりやプログラミングを楽しめる

広尾学園らしい文化部の一つがSTEM部です。

IT分野では、アプリやゲームの開発、ロボット制作、3Dモデリングなど、生徒それぞれの興味に応じた活動を行っています。

理科系の活動では、自分たちが興味を持った実験や科学的テーマに取り組むことができます。

医進・サイエンスコースの本格的な研究活動とは性格が異なり、「まずはプログラミングやものづくりを楽しんでみたい」という生徒にも挑戦しやすい活動です。

ボランティア部では学校の外へ活動を広げる

ボランティア部では、地域社会と関わる活動にも取り組んでいます。

図書館や乳児院での読み聞かせ、高齢者施設での交流など、学校の外へ出てさまざまな世代の人と関わります。

広尾学園が掲げる「共生」は、異文化理解だけを意味するものではありません。年齢や置かれている環境が異なる人と関わり、自分にできることを考えることも「共生」の実践です。

けやき祭は各クラブの成果発表の舞台

秋に開催される文化祭「けやき祭」は、クラブ活動にとっても大きな発表の場です。

吹奏楽、ダンス、新体操、演劇などはステージで成果を披露し、文化系クラブは展示や企画を行います。

普段の練習を大会の成績だけで終わらせず、多くの来場者へ見てもらえることは生徒にとって大きな目標になります。

受験生にとっても、興味のあるクラブの活動を実際に見ることができるため、入学後の学校生活をイメージしやすい機会です。

中高合同だからこそ先輩から学べる

広尾学園では、中学生と高校生が合同で活動するクラブも多くあります。

中学1年生にとって、高校生は競技・演奏技術だけでなく、学校生活そのもののお手本となる存在です。年齢の異なる生徒が一緒に活動することで、上級生から教えてもらい、自分が上級生になれば後輩を支えるという関係が生まれます。

中高一貫校だからこそできる縦のつながりも、広尾学園のクラブ活動の魅力です。

勉強・研究とクラブ活動をどう両立するかも重要

広尾学園は学習進度が速く、コースによっては研究活動や英語による課題などにも多くの時間を使います。その中でクラブ活動にも参加するため、日々の時間管理は重要です。

しかし、学校では学習だけに集中するのではなく、部活動や学校行事も生徒の成長に必要なものとして位置づけています。

クラブ活動を通じて得られる、仲間と協力する力、目標へ向かって努力する力、失敗から立て直す力は、教室の授業だけでは身につけにくいものです。

高いレベルの学習に取り組みながら、スポーツ・音楽・科学・ディベートなど自分の好きな活動にも本気で挑戦したい子にとって、広尾学園は充実した6年間を送りやすい学校といえるでしょう。

進学実績と卒業後の進路|東大・医学部・海外大学まで広がる進路選択

広尾学園中学校・高等学校は、近年の大学合格実績でも国内最難関大学、医学部医学科、海外大学のすべてに強い進学校として注目されています。

本科コースでは難関国公立大学や難関私立大学、医進・サイエンスコースでは医学部や理工系・生命科学系、インターナショナルコースでは国内大学と海外大学の双方を視野に入れるなど、一つの進路モデルに生徒を当てはめないことが広尾学園の特徴です。

2026年春の大学入試でも、東京大学、京都大学、一橋大学、東京科学大学、医学部医学科、早慶上理、海外の世界的大学まで幅広い合格実績を残しています。

大学・大学群2026年春の主な合格実績
東京大学8名
京都大学3名
一橋大学6名
東京科学大学19名
国公立大学92名
医学部医学科100名超
早稲田大学101名
慶應義塾大学81名
上智大学84名
東京理科大学128名
GMARCH206名

※合格者数は延べ人数を含みます。また、大学合格実績は広尾学園高等学校全体の実績であり、中学校からの内部進学生だけを集計した数字ではありません。

東京大学8名・京都大学3名など難関国立大学へ多数合格

2026年春には、東京大学8名、京都大学3名、一橋大学6名、東京科学大学19名など、国内最難関クラスの国立大学へ多数の合格者を送り出しています。

東京大学では8名のうち7名が現役合格で、文科一類、理科一類、理科二類に加えて、学校推薦型選抜による工学部への合格者も出ています。

また、東京科学大学19名、一橋大学6名という実績からも、理系・文系のどちらか一方に偏った進学校ではないことが分かります。

そのほかにも、

  • 大阪大学
  • 東北大学
  • 名古屋大学
  • 北海道大学
  • 筑波大学
  • 千葉大学
  • 横浜国立大学
  • 東京外国語大学
  • 東京農工大学

など、全国の国公立大学へ進学できる学力を育てています。

東京科学大学19名は広尾学園の理系教育を象徴する実績

特に注目したいのが、東京科学大学への19名合格です。

東京科学大学は、旧東京工業大学と旧東京医科歯科大学が統合して誕生した大学で、理工系・医歯学系とも国内最高水準の研究環境を持っています。

広尾学園では医進・サイエンスコースを中心に、中学生の段階から研究活動、実験、論文調査、プレゼンテーションなどへ取り組みます。

もちろん東京科学大学の合格者すべてが医進・サイエンスコース出身とは限りませんが、理系分野への高い関心を持つ生徒が多く、学校全体として理数教育に力を入れていることを象徴する進学実績の一つといえるでしょう。

医学部医学科への強さは広尾学園の大きな特徴

広尾学園の大学合格実績で特に目を引くのが、医学部医学科への高い合格実績です。

2026年春の集計では、国公立・私立を合わせて医学部医学科への合格は100名を超える規模となっています。

国公立大学では、

  • 大阪大学医学部医学科
  • 東京科学大学医学部医学科
  • 東北大学医学部医学科
  • 名古屋大学医学部医学科
  • 筑波大学医学群医学類
  • 群馬大学医学部医学科
  • 信州大学医学部医学科
  • 熊本大学医学部医学科
  • 鹿児島大学医学部医学科
  • 福島県立医科大学医学部医学科
  • 防衛医科大学校

などへの合格が確認されています。

難関国公立大学の医学部まで含めて進路選択が広がっていることは、医学部志望者にとって大きな魅力です。

私立医学部でも難関校へ多数合格

私立大学医学部でも幅広い実績があります。

大学2026年春の合格者数
慶應義塾大学医学部1名
東京慈恵会医科大学5名
順天堂大学8名
日本医科大学8名
東京医科大学9名
東邦大学9名
国際医療福祉大学12名
昭和医科大学4名

医学部入試では、高い学力だけでなく、面接、小論文、医療への志望理由なども問われます。

広尾学園では医進・サイエンスコースの研究活動や大学・医療機関との連携を通して、単に「医学部に入りたい」で終わらず、医学や生命科学について中高生のうちから具体的に考える機会が用意されています。

医進・サイエンスコースは「医学部予備校型」ではない

医学部への合格者が多いことから、医進・サイエンスコースを「医学部受験専門コース」と考える家庭もあるかもしれません。

しかし、実際の教育はそれよりも幅広く、医療、生命科学、化学、物理、工学、情報などを対象として、研究者として必要な思考方法を育てることを重視しています。

そのため、医学部だけでなく東京科学大学をはじめとする理工系大学への進学とも相性がよく、研究活動を続けながら自分の専門分野を見つけていくことができます。

「医学部合格のためだけに理科を勉強する」のではなく、「科学そのものが好きだから深く研究し、その結果として高度な大学進学につなげる」という考え方が広尾学園らしい部分です。

早慶上理にも400名近い合格実績

私立難関大学への合格実績も非常に高い水準です。

2026年春には、

  • 早稲田大学 101名
  • 慶應義塾大学 81名
  • 上智大学 84名
  • 東京理科大学 128名

となり、早慶上理の合計では394名に達しています。

広尾学園の2026年卒業生は約300名規模ですが、複数の学部・大学へ合格する生徒もいるため、合格者数は卒業生数を上回ります。

したがって、こうした数字を見る際には「394人が進学した」という意味ではなく、延べ合格件数として見ることが大切です。

GMARCHにも200名を超える合格

GMARCHでは、2026年春に合計206名の合格実績が確認されています。

  • 明治大学 79名
  • 中央大学 39名
  • 法政大学 37名
  • 青山学院大学 24名
  • 立教大学 20名
  • 学習院大学 7名

東大・医学部など最難関層だけではなく、早慶上理やGMARCHまで厚い合格実績があることから、生徒の学力や志望分野に応じて幅広い進路が形成されていることが分かります。

海外大学への合格実績は広尾学園を代表する強み

国内大学だけでなく、海外大学への進学実績も広尾学園の大きな特徴です。

2026年春には、アメリカをはじめカナダ、イギリス、ヨーロッパ、オーストラリア、アジアなど世界各国の大学へ合格者を出しています。

主な合格先には、

  • Stanford University
  • Princeton University
  • Columbia University
  • Brown University
  • University of Pennsylvania
  • Johns Hopkins University
  • Northwestern University
  • University of California, Berkeley
  • University of California, Los Angeles
  • University of Toronto
  • University of Cambridge
  • Imperial College London
  • University College London

など、世界的に高い評価を受ける大学が並びます。

中でも2026年春にはUniversity of Toronto 37名をはじめ、多数の海外大学合格が確認されています。

海外大学進学を学校内で本格的に準備できる

海外大学への高い合格実績を支えているのが、インターナショナルコースを中心とした進路指導です。

広尾学園では、SAT・TOEFL対策を行うほか、高校2年から複数教科でAP(Advanced Placement)の学習機会を設けています。学校自体がSATやAPの試験会場となるなど、海外大学受験を学校生活の延長として準備できる環境があります。

さらに、海外大学の担当者が直接来校する説明会も頻繁に行われています。

近年には、

  • Yale University
  • University of Cambridge
  • Princeton University
  • Brown University
  • University of Pennsylvania
  • University of Chicago
  • University of Toronto
  • McGill University

など、多数の大学による説明会が校内で実施されています。

海外大学についてインターネットで情報を集めるだけでなく、大学の担当者から直接説明を受けられることは、海外進学を希望する生徒にとって大きなメリットです。

海外大学へ進んだ卒業生とのつながりも活用

インターナショナルコースでは、海外大学へ進学した卒業生によるガイダンスも行われています。

出願書類の準備、大学選び、現地での学生生活などについて、実際に広尾学園から海外へ進学した先輩から話を聞くことができます。

海外大学受験は日本の一般選抜とは仕組みが大きく異なり、学校成績、エッセイ、課外活動、推薦状、英語資格などを長期間かけて準備する必要があります。

そのため、過去の卒業生の経験が学校内に蓄積されていることは、海外進学を目指す家庭にとって重要な強みです。

海外大学進学者を対象とした奨学金も

広尾学園では、海外大学へ進学する生徒を対象とした「宮下尚之奨学金」も設けられています。

海外大学は大学によって授業料や生活費が非常に高額になるため、進学先選びでは学力だけでなく費用面も大きな課題になります。

学校内に海外大学受験の指導だけでなく、進学を後押しする仕組みが整えられていることからも、海外進学を特殊な進路ではなく、一つの現実的な選択肢として捉えていることが分かります。

国内大学か海外大学かを早くから決める必要はない

広尾学園の大きな魅力は、国内大学と海外大学のどちらか一方だけを選ぶ必要がないことです。

特にインターナショナルコースは学校教育法上の一条校であるため、日本の高校卒業資格を取得できます。そのため、海外大学へ出願しながら国内大学も受験するといった進路選択が可能です。

本科や医進・サイエンスから海外大学を検討することもでき、逆にインターナショナルコースから国内難関大学や医学部を目指すこともできます。

中学入学時点では将来の進学先を国内か海外かに固定せず、6年間の中で自分に合う進路を考えられることは、広尾学園ならではの強みです。

大学名だけでなく「その大学で何を学ぶのか」を重視

広尾学園は難関大学への合格実績が非常に目立つ学校ですが、教育そのものは大学名だけを目標としているわけではありません。

医進・サイエンスコースでの研究活動、COMPASSをはじめとするキャリア教育、大学・研究機関との連携、海外大学説明会などを通じて、「自分は何に興味があり、そのためにどの大学で何を学ぶ必要があるのか」を考える機会を多く設けています。

先に大学名を決めて、その大学へ入るためだけの学習をするのではなく、自分が追究したい分野を見つけ、その結果として必要な大学を選ぶという考え方です。

中学入学後の6年間で進路の可能性を広げられる

広尾学園の進学実績を見ると、東京大学をはじめとする国内最難関大学、医学部医学科、早慶上理、GMARCH、そして世界トップレベルの海外大学まで非常に幅広い進路があることが分かります。

これは、単に大学受験対策が充実しているだけではなく、本科・医進サイエンス・インターナショナルという特色の異なる学びが一つの学校内に存在していることとも関係しています。

ただし、掲載されている大学合格実績は高校卒業生全体の数字であり、高校から入学した生徒も含みます。また、一人の生徒が複数の大学・学部に合格した場合はそれぞれ合格者数に計上されます。そのため、中学校入学者の進学率と同じ数字として考えないことが重要です。

それでも、国内難関大・医学部・海外大学のいずれを目指すことになっても、学校内に進路指導のノウハウと実際の先輩の進学例があることは、広尾学園中学校を選ぶ大きな魅力といえるでしょう。

学費や諸経費について|コース別費用と中高6年間を見据えた教育費

広尾学園中学校では、本科コース・医進・サイエンスコース・インターナショナルSG・インターナショナルAGで基本となる授業料は共通ですが、教育充実費がコースによって異なります。

そのため、広尾学園の学費を確認する際には「授業料はいくらか」だけではなく、教育充実費、積立金、制服・指定用品、情報端末などを含めて考えることが大切です。

2026年度の公表情報をもとに整理すると、主な費用は次のようになります。

項目本科医進・サイエンス/インターSGインターAG
入学金388,000円388,000円388,000円
授業料480,000円480,000円480,000円
施設維持費30,000円30,000円30,000円
教育充実費60,000円180,000円300,000円
その他の学納金約82,200円約82,200円約82,200円
年間学納金約652,200円約772,200円約892,200円

「その他」には、冷暖房費、図書費、視聴覚費、PTA会費、教育振興費、生徒会費、同窓会費、後援会費などが含まれます。

なお、金額は年度によって改定される可能性があるため、実際に受験する年度の募集要項・入学手続書類で最終確認してください。

入学金は388,000円

中学校入学時の入学金は388,000円です。

広尾学園は入試回数が複数あり、合格した試験回によって入学手続きの期限が異なります。第一志望校や併願校の合格発表日との関係もあるため、受験日程を組む際には、試験日だけでなく「いつまでに入学金を納める必要があるか」まで確認しておくことが重要です。

一度納入した入学金は原則として返還されないため、併願校との手続き日程も事前に整理しておきましょう。

授業料は年間480,000円

授業料は全コース共通で年間480,000円です。

月額にすると40,000円となり、ここに施設維持費、教育充実費、各種会費などが加わります。

したがって、「授業料48万円」という数字だけを見て年間の教育費を考えるのではなく、実際には年間65万円~89万円程度の学納金がかかると考えておく必要があります。

コースによって教育充実費が大きく異なる

広尾学園の学費で特に確認しておきたいのが、教育充実費です。

コース年間教育充実費
本科コース60,000円
医進・サイエンスコース180,000円
インターナショナルSG180,000円
インターナショナルAG300,000円

医進・サイエンスコースでは研究活動や専門的な理数教育、インターナショナルコースでは高度な英語教育など、それぞれコース独自の教育が行われています。

特にインターナショナルAGは、英語を使って複数の教科を学ぶ特殊な教育環境を整えているため、教育充実費も本科より高く設定されています。

積立金も年間約19万円を見込んでおきたい

学納金とは別に、修学旅行や特別行事、副教材、教材消耗品などに使用する積立金も必要です。

年間では約192,000円(月額16,000円相当)を見込んでおくとよいでしょう。

積立金は純粋な授業料とは異なり、実際に生徒が参加する行事や教材購入などに充てられる預り金です。そのため、学校生活で必要になる費用を前もって積み立てているものと考えると分かりやすいでしょう。

初年度は本科でも約123万円が一つの目安

入学金・年間学納金・積立金を合計すると、初年度の費用はおおむね次のようになります。

コース初年度の目安
本科約1,232,200円
医進・サイエンス/インターSG約1,352,200円
インターAG約1,472,200円

これは、入学金と通常の学納金、年間の積立金を合わせた概算です。

制服・学校指定品・情報端末などは含まれていないため、実際の入学初年度にはさらに費用が必要になります。

制服・体育用品・情報端末なども別途必要

入学時には、制服だけでなく、通学用バッグ、体育着、体育館履きなどの学校指定用品を購入します。

さらに、広尾学園ではICTを日常的に授業へ取り入れているため、学校指定の条件に合ったPCなどの情報端末も必要です。

制服・指定用品については購入する任意品によって金額が変わりますが、10万円台の費用を別途見込んでおくとよいでしょう。情報端末も機種や年度によって価格が変わるため、入学年度の新入生説明会で確認する必要があります。

中学3年間では本科でも300万円前後を想定

現在の学納金が大きく変わらないと仮定し、入学金・学納金・積立金を単純に3年間で考えると、概算は次のようになります。

コース中学3年間の概算
本科約292万円~
医進・サイエンス/インターSG約328万円~
インターAG約364万円~

この金額には制服・指定用品、情報端末、任意の海外研修、部活動費などは含まれていません。また、学年進級時の費用や年度ごとの学費改定が発生する可能性もあります。

したがって、実際の家計計画では表の数字ぴったりではなく、ある程度余裕を持った金額を想定しておくと安心です。

海外研修に参加する場合は別途費用が必要

広尾学園では、中学生の海外短期留学をはじめ、学年が上がるにつれてさまざまな海外プログラムに参加できる機会があります。

こうしたプログラムは通常の学費とは別に、航空運賃、現地滞在費、研修費などが必要となります。

特にインターナショナルコースを志望する家庭や、将来的に海外研修へ積極的に参加させたい家庭は、学校へ納める通常の学費とは別に海外教育費も考えておくとよいでしょう。

部活動によっても追加費用が異なる

クラブ活動についても、所属する部によって必要な費用は異なります。

ユニフォーム、用具、楽器、遠征費、合宿費、大会参加費などが必要になるクラブもあります。

特に大会出場や校外施設での練習が多いクラブでは追加費用が発生する可能性があるため、入部を考えているクラブが決まっている場合は、学校見学やけやき祭などの際に確認しておくと安心です。

東京都在住なら中学校の授業料助成も確認したい

東京都では、都内に住み私立中学校等へ通う生徒の家庭を対象に、所得制限なしの授業料軽減助成制度を実施しています。

2026年度は通常の助成に臨時支援を加え、生徒1人あたり年間最大120,000円が授業料負担軽減の対象となっています。

広尾学園の授業料は年間480,000円なので、制度の要件を満たして最大額が適用された場合、授業料部分の実質負担を年間360,000円程度まで抑えられる計算です。

ただし、助成制度は年度ごとに内容が変わる可能性があり、申請も必要です。入学後は学校からの案内や東京都私学財団の最新情報を必ず確認しましょう。

高校進学後は授業料支援制度がさらに大きい

広尾学園は中高一貫校のため、教育費を考える際には中学校3年間だけではなく、その後の高校3年間まで含めて考えることが大切です。

高校でも授業料や施設維持費、教育充実費などが必要となり、コースによって年間の費用は異なります。また、広尾学園では中学校から高校へ内部進学する際にも、高校入学に伴う入学金の納入があります。

一方、2026年度の東京都では、国と都の制度を合わせ、私立高校の授業料について年間最大501,000円まで支援する制度が実施されています。

広尾学園の年間授業料は480,000円のため、居住地や国籍・在留資格などの条件を満たす場合には、高校段階では授業料部分の負担が大きく軽減される可能性があります。

ただし、施設維持費、教育充実費、各種会費、積立金、教材費などは別途必要です。「高校無償化=学校へ支払う費用がすべてゼロになる」という意味ではない点には注意しましょう。

広尾学園は「学費+体験にかかる費用」で考えたい

広尾学園では、通常の授業に加えて、医進・サイエンスの研究活動、ICT教育、海外研修、キャリア教育、大学・研究機関との連携など、学校内外で幅広い学習機会が用意されています。

その分、一般的な授業料だけでなく、コース別の教育充実費や情報端末、各種活動費まで含めて教育費を考える必要があります。

特にインターナショナルAGや医進・サイエンスコースを志望する場合には、本科よりも年間費用が高くなることをあらかじめ理解しておきましょう。

中学3年間だけでなく高校3年間までの6年間を見据え、通常の学費、コース別費用、情報端末、部活動、海外研修などを含めた家計計画を立てておくことが、広尾学園への進学を検討するうえで重要です。

入試情報と合格の目安|本科・医進サイエンス・インターで異なる高難度入試

広尾学園中学校の入試は、本科・医進・サイエンス・インターナショナルSG・インターナショナルAGによって受験できる試験回や選考方法が異なります。

一般的な4科入試だけでも2月1日午前・午後、2月2日午後、2月5日午前と複数回あり、さらに高度な英語力を持つ受験生を対象としたインターナショナルAG入試も設定されています。

近年は都内でも非常に人気の高い共学校となっており、本科の第1回でも実質倍率4倍を超え、医進・サイエンスや後半日程ではさらに厳しい競争になります。そのため、「複数回あるからどこかで合格できる」と考えるのではなく、各回の特徴を理解して戦略的に受験日程を組むことが重要です。

2027年度の主な入試日程

2026年8月時点で公表されている受験情報では、2027年度入試もこれまでとほぼ同じ日程・募集構成が予定されています。

試験日入試区分募集人数試験科目
2月1日 午前第1回 本科50名国語・算数・理科・社会
2月1日 午後第2回 本科/インターナショナルSG70名
(SG20名を含む)
国語・算数・理科・社会
2月2日 午後医進・サイエンス回35名理科・算数・国語・社会
2月3日 午前国際生AG回15名Japanese・Mathematics・English・Interview
2月5日 午前第3回 本科/インターナショナルSG35名
(SG15名を含む)
国語・算数・理科・社会

なお、学校公式サイトでは2026年8月時点で2026年度募集要項が現行掲載版となっているため、2027年度の集合時刻、出願締切、試験時間、入学手続期限などは、今後公開される学校公式募集要項で必ず最終確認してください。

本科は3回受験のチャンスがある

本科を第一志望とする場合、主な受験機会は、

  • 2月1日午前 第1回
  • 2月1日午後 第2回
  • 2月5日午前 第3回

の3回です。

いずれも基本的には国語100点・算数100点・理科50点・社会50点の4科300点満点で判定されます。

複数回受験できることは大きなメリットですが、後半になるほど合格しやすくなるわけではありません。むしろ2月5日の第3回は、他の難関校で結果が出なかった受験生も集まるため、例年非常に厳しい入試になります。

2026年度第1回は実質倍率4.4倍

直近の2026年度第1回本科では、男女合わせて358名が出願、314名が受験し、合格者は72名でした。

2026年度 第1回本科人数
志願者358名
受験者314名
合格者72名
実質倍率4.4倍
合格最低点174点/300点

2025年度も実質倍率は4.2倍だったため、2月1日午前の時点から厳しい競争が続いています。

2026年度は問題難度の影響もあり合格最低点が174点まで下がりましたが、年度によって最低点は大きく動きます。過去問では単年度の最低点だけを見るのではなく、合格最低点を安定して上回る得点力を身につける必要があります。

2月1日午後の第2回は本科とインターSGを募集

2月1日午後の第2回では、本科とインターナショナルSGの募集が行われます。

2026年度は本科に618名、インターSGに337名が出願する非常に人気の高い午後入試となりました。

2026年度 第2回本科インターSG
志願者618名337名
受験者550名307名
合格者184名122名
実質倍率約3.0倍約2.5倍
合格最低点179点198点

インターSGは本科と同じ4科入試ですが、2026年度の合格最低点は本科より19点高い198点でした。

SGで出願した受験生については本科へのスライド合格もあり、2026年度のSG合格者には本科で合格した受験生も含まれています。

英語力を大きく伸ばしたいという明確な希望がある場合には魅力的ですが、「本科より入りやすそうだからSGを選ぶ」という考え方は適切ではありません。教育内容やコースの方向性まで理解したうえで志望することが重要です。

医進・サイエンス回は2月2日午後

医学・生命科学・理工系などに強い関心を持つ受験生には、2月2日午後の医進・サイエンス回があります。

2026年度は募集35名に対して520名が出願し、351名が実際に受験。合格者は101名で、実質倍率は3.5倍でした。

2026年度 医進・サイエンス回結果
募集人数35名
志願者520名
受験者351名
合格者101名
実質倍率3.5倍
合格最低点167点/300点

医進・サイエンス回では4科を受験しますが、学校の特色上、算数・理科を得点源にできる受験生との相性が非常に重要です。

単に「医学部へ行きたい」というだけでなく、科学への強い興味を持ち、実験や研究を中高6年間続けたいかどうかも志望時に考えておきたいポイントです。

インターナショナルAGは通常の4科入試とは大きく異なる

インターナショナルAGを対象とした2月3日の国際生AG回は、通常の中学受験4科入試とは試験内容が大きく異なります。

  • Japanese:日本語による出題
  • Mathematics:英語による出題
  • English:英語による出題
  • Interview:英語・日本語による面接

が基本となります。

高度な英語力を前提とした入試であり、一般的な「英語入試」と考えるよりも、英語を学習言語として使えるかどうかを見る入試と考えた方がよいでしょう。

2027年度入試情報では、TOEFL iBTについて所定の基準を満たしている場合、事前にスコアを提出することでEnglish試験が免除される制度も案内されています。

AG回の2026年度実質倍率は6.2倍

2026年度の国際生AG回は、募集15名に対して136名が出願し、130名が受験。合格者は21名でした。

2026年度 国際生AG回結果
募集人数15名
志願者136名
受験者130名
合格者21名
実質倍率6.2倍

英語力の高い帰国生やインターナショナルスクール経験者などが集まるため、単純な偏差値では難易度を測りにくい入試です。

AGを志望する場合には、英語資格だけでなく、英語で数学を処理する力、英語・日本語双方で自分の考えを説明する力まで早めに準備しておく必要があります。

2月5日の第3回は最後まで非常に厳しい

本科とインターナショナルSGには、2月5日に第3回入試があります。

直近の2026年度では、本科に618名、インターSGに286名が出願しました。

2026年度 第3回本科インターSG
志願者618名286名
受験者356名178名
合格者58名35名
実質倍率約6.1倍約5.1倍
合格最低点188点200点

第3回本科は募集20名に対して受験者356名となっており、2026年度でも実質倍率は6倍を超えました。

2025年度には本科の実質倍率が9倍を超えた年もあるため、2月5日を「最後の安全策」と考えることはできません。

広尾学園を強く希望する場合は、できるだけ早い日程から受験機会を確保し、第3回だけに合格を託さない受験計画が重要です。

2026年度の合格最低点は167~200点

4科300点満点で行われた主な2026年度入試の合格最低点をまとめると、次のようになります。

入試合格最低点
第1回 本科174点
第2回 本科179点
第2回 インターSG198点
医進・サイエンス回167点
第3回 本科188点
第3回 インターSG200点

ただし、「170点程度取れば合格できる」と単純に考えるのは危険です。

広尾学園は年度や試験回によって問題難度が変化し、それに伴って合格最低点も上下します。例えば第1回本科の合格最低点は、過去には190点台後半から200点前後となった年度もあります。

過去問演習では最低点そのものではなく、各年度の最低点に対して10~20点程度の余裕を持って得点できる状態を目標にするとよいでしょう。

偏差値は都内共学校でも最上位クラス

四谷大塚が公表する現在のAライン80偏差値では、広尾学園はおおむね65~69の非常に高い水準に位置しています。

入試区分四谷大塚 Aライン80偏差値
第1回 本科65
第2回 本科67
医進・サイエンス69
第3回 本科66
インターSG 第1回67
インターSG 第2回67

Aライン80偏差値は、その偏差値帯における合格可能性80%の目安です。模試によって偏差値の尺度は異なるため、他の模試の数字とは直接比較できません。

特に医進・サイエンスは80偏差値69となっており、男子・女子ともに首都圏最難関クラスの受験生が集まる入試と考えてよいでしょう。

「午後入試だから入りやすい」とは考えない

広尾学園は2月1日午後や2月2日午後にも入試を行うため、午前に別の難関校を受験した後で挑戦することができます。

その一方、午後入試には、

  • 麻布・駒場東邦などを受験した男子
  • 女子学院・雙葉などを受験した女子
  • 渋谷教育学園渋谷など最難関共学校を目指す受験生
  • 広尾学園を第一志望として複数回受験する生徒

など、高い学力を持つ受験生が多数集まります。

午後入試は募集人数に対して志願者が多くなりやすく、「午前入試より簡単」という意味ではありません。

算数で大きく崩れないことが重要

広尾学園の4科入試では、国語・算数が各100点、理科・社会が各50点となるため、算数で大きく失点すると他教科だけで取り返すことが難しくなります。

算数では単純な計算力だけでなく、条件を正確に読み取り、複数の手順を組み合わせて考える問題への対応が必要です。

一方で、すべての難問を解く必要があるわけではありません。合格するためには、標準~やや難レベルの問題を確実に取り、取るべき問題で失点しないことが重要です。

理科・社会も「暗記だけ」では対応しにくい

広尾学園では、普段の教育でも探究や論理的思考を重視しています。入試でも、理科・社会は単純な知識問題だけではなく、資料や実験結果、グラフなどを読み取って考える問題への対応が求められます。

特に医進・サイエンスを目指す場合には、理科を単なる暗記科目と考えず、「なぜその現象が起きるのか」を説明できるところまで理解することが重要です。

過去問は受験する「回」ごとに取り組みたい

広尾学園は複数回入試を実施していますが、受験者層や合格最低点がそれぞれ異なります。

そのため、第一回だけの過去問を解いて「広尾学園の問題には慣れた」と考えるのではなく、実際に受験する予定の回を中心に複数年度演習することがおすすめです。

特に、

  • 時間配分
  • 算数でどこまで取り切るか
  • 理社を何分で処理するか
  • 記述問題にどの程度時間を残すか

まで本番を想定して練習しておきましょう。

第一志望なら複数回受験を前提に日程を組みたい

広尾学園はどの回も難易度が高く、模試で80%偏差値に達していても必ず合格できる学校ではありません。

一方で、本科には複数の受験機会があり、SGや医進・サイエンスを含めればコースごとに異なる入口があります。

広尾学園を第一志望とする場合には、「どのコースで学びたいのか」を最初に明確にしたうえで、複数回受験と併願校を組み合わせた日程を考えることが重要です。

特に2月5日の最終回まで広尾学園だけを追い続ける場合、他校の入学手続期限との兼ね合いも生じます。§10で紹介する併願校も含め、2月1日から5日までの受験全体を一つの設計として考えることが合格への重要なポイントとなります。

併願校パターン|都内難関校を中心にチャレンジ校・標準校・安全校を検討

広尾学園中学校の併願校を考える際には、単純に偏差値が近い学校を並べるだけでは十分ではありません。

広尾学園は2月1日午前・午後、2月2日午後、2月5日など複数の受験機会があり、本科・医進サイエンス・インターナショナルで入試の性格も異なります。そのため、「広尾学園が第一志望なのか」「最難関校の併願校として広尾学園を受けるのか」によって、受験日程は大きく変わります。

また、男子と女子では2月1日午前に受験できる最難関校が異なるため、男女別に考えることも重要です。

広尾学園と併願しやすい学校

位置づけ学校名主な2027年度入試日程特徴
チャレンジ校渋谷教育学園渋谷中学校2月1日・2月2日・2月5日共学・国際教育・海外大学進学に強く、広尾学園との併願が多い最難関校
麻布中学校
※男子
例年2月1日男子最難関校。2月1日午前に麻布、午後に広尾学園という組み合わせが可能
女子学院中学校
※女子
2月1日女子最難関校。自由な校風と高い進学力を持つ
慶應義塾中等部一次:2月3日
二次:2月5日
大学附属志向の場合のチャレンジ候補。二次まで進むと広尾学園第3回と日程調整が必要
標準~同程度の候補三田国際科学学園中学校2月1日午前・午後
2月2日午後
2月3日午後
2月4日午後
探究・英語・科学教育を重視する共学校で、広尾学園と教育志向が近い
広尾学園小石川中学校2月上旬に複数回実施本科・インターナショナルを設置し、広尾学園と教育システムに共通点が多い
青稜中学校例年2月1日午前・午後、2月2日など共学進学校。大学進学と学校生活のバランスを取りやすい
安全校候補安田学園中学校2月1日午前・午後
2月2日午前・午後
2月3日午前
共学・先進教育型。複数回受験でき、広尾学園との日程調整もしやすい
目黒日本大学中学校2月1日午前・午後
2月2日午前
2月4日午後
共学校。4科・算理・2科など複数方式があり、日程を組みやすい

※「チャレンジ」「標準」「安全」は固定的な学校ランクではありません。実際には本人の模試偏差値、過去問との相性、受験方式によって変わります。特に広尾学園を受験する層では、いわゆる「安全校」でも午後入試や後半日程の倍率が高くなることがあるため注意が必要です。

チャレンジ校① 渋谷教育学園渋谷中学校

広尾学園と最も比較されやすい学校の一つが、渋谷教育学園渋谷中学校(渋渋)です。

2027年度は、

  • 第1回:2月1日
  • 第2回:2月2日
  • 第3回:2月5日

に入試が実施されます。

共学、国際教育、海外大学進学、主体的な学びという点で広尾学園との共通点が多く、両校を比較する家庭は少なくありません。

ただし、入試難易度は渋渋の方がさらに高い回が多いため、広尾学園を標準~チャレンジ校とする受験生にとって、渋渋は基本的にチャレンジ校と考えておくとよいでしょう。

チャレンジ校② 麻布中学校|男子

男子の場合、2月1日午前に麻布中学校を受験し、午後に広尾学園第2回へ向かうパターンがあります。

麻布は例年2月1日に入試を実施する男子最難関校です。

学校の教育スタイルは異なりますが、自由な環境の中で知的好奇心を伸ばしたい生徒や、難関大学を目指す男子にとって両校が候補になることがあります。

麻布から広尾学園は地理的にも比較的近いため、2月1日の午前・午後受験として移動しやすい組み合わせです。

ただし、2027年度の麻布の正式募集要項は2026年8月時点ではまだ公表前のため、最終的な試験時間は公開後に確認しましょう。

チャレンジ校③ 女子学院中学校|女子

女子の場合には、女子学院中学校を2月1日午前に受験し、その後に広尾学園第2回へ挑戦する組み合わせがあります。

2027年度女子学院入試は2月1日に実施されます。

女子学院は女子最難関校の一角であり、自由で自主性を重んじる校風が特徴です。

広尾学園とは女子校・共学校という違いがありますが、高い学力を持ち、自分で考えて行動できる環境を求める女子には両校が候補となる場合があります。

チャレンジ校④ 慶應義塾中等部

大学附属校も視野に入れる家庭なら、慶應義塾中等部もチャレンジ候補です。

2027年度は、

  • 一次試験:2月3日
  • 二次試験:2月5日

に実施されます。

一次試験では国語・社会・理科・算数、一次合格者は二次試験で体育と保護者同席の面接を受けます。

注意したいのは、2月5日の二次試験が広尾学園本科第3回と重なる可能性があることです。

慶應中等部と広尾学園の双方を受験する場合は、「慶應の一次に合格したら2月5日はどちらを優先するか」を受験前から家庭で決めておく必要があります。

標準候補① 三田国際科学学園中学校

広尾学園と教育内容の相性が非常に近い学校として、三田国際科学学園中学校があります。

以前の「三田国際学園」から校名が変更されており、現在の正式名称は三田国際科学学園です。

2027年度は、

  • 2月1日午前・午後
  • 2月2日午後
  • 2月3日午後(MST入試)
  • 2月4日午後

と複数回の入試を予定しています。

インターナショナルサイエンスクラス、インターナショナルクラス、メディカルサイエンステクノロジーなどを設置し、英語・科学・探究・ICTを重視する点で広尾学園との親和性が高い学校です。

ただし、三田国際科学学園も人気が高く、特に英語入試や午後入試は決して合格しやすいとは限りません。広尾学園より偏差値が少し低いという理由だけで「安全校」と考えるのは避けましょう。

標準候補② 広尾学園小石川中学校

広尾学園小石川中学校は、広尾学園と教育連携を行い、本科とインターナショナルを軸とした教育を展開している共学校です。

2027年度も2月に複数回の一般入試を実施する募集要項がすでに公開されています。

広尾学園と同様、

  • 英語教育
  • ICT活用
  • 探究型学習
  • 国内・海外大学の双方を視野に入れた進路指導

を重視しているため、「広尾学園の教育内容に魅力を感じている」という家庭には特に比較しやすい学校です。

ただし、広尾学園小石川も入試回によって倍率が高くなるため、確実な安全校としてではなく、標準校の一つとして考える方がよいでしょう。

安全校候補① 安田学園中学校

広尾学園より難易度を下げながら、共学・大学進学・先進教育という条件を維持したい場合には、安田学園中学校が候補になります。

2027年度は、

  • 2月1日午前・午後
  • 2月2日午前・午後
  • 2月3日午前

と複数回の受験機会が設けられています。

4科入試だけでなく適性検査型などもあり、受験生の得意分野に応じて入試方式を選択できます。

ただし、安田学園も近年人気が高く、入試回によっては高倍率になります。広尾学園志望者だから必ず合格できる学校という意味での「安全校」ではありません。

安全校候補② 目黒日本大学中学校

日程の組みやすさという点では、目黒日本大学中学校も検討できます。

2027年度は、

  • 2月1日午前:4科型
  • 2月1日午後:算理入試
  • 2月2日午前:4科型・適性検査型
  • 2月4日午後:2科型

が予定されています。

広尾学園で理数系を得意としている受験生なら2月1日午後の算理入試とも相性がありますが、広尾学園第2回を受ける場合には当然同時受験はできません。

2月2日午前や2月4日午後など、広尾学園の入試がない時間帯へ組み込みやすいことがメリットです。

1月校で一度合格を確保しておくと受験しやすい

広尾学園を第一志望とする場合でも、東京入試が始まる前に埼玉・千葉の1月校を受験しておくことをおすすめします。

代表的な候補には、

  • 栄東中学校:直近では1月10日・11日などに複数回入試
  • 市川中学校:直近では1月20日に第1回入試

があります。

この2校は「練習受験」というには難易度が高く、広尾学園志望者でも簡単に合格できる学校ではありません。しかし、実際の受験会場で4科試験を受け、合否を経験したうえで2月を迎えられることには大きな意味があります。

より確実に1月中の合格を確保したい場合には、本人の模試偏差値に応じてさらに難易度を下げた学校も組み込むとよいでしょう。

広尾学園第一志望の基本パターン

広尾学園への進学希望が強い場合には、広尾学園の受験機会を最大限確保する方法があります。

日程受験例
1月栄東・市川などで本番経験+可能なら合格を確保
2月1日 午前広尾学園 第1回本科
2月1日 午後広尾学園 第2回本科/インターSG
2月2日 午前安田学園・目黒日本大学など
2月2日 午後広尾学園 医進・サイエンス
※コース希望がある場合
2月3日併願校受験または休養・結果待ち
2月4日必要に応じて三田国際科学学園・目黒日本大学など
2月5日広尾学園 第3回本科/インターSG

このパターンでは広尾学園を複数回受験できます。

ただし、医進・サイエンスやインターSGは単なる「本科とは別の合格チャンス」ではありません。入学後の教育内容が異なるため、実際にそのコースへ進学したい場合に受験することが基本です。

男子|麻布など最難関校を第一志望にするパターン

日程受験例
1月栄東・市川など
2月1日 午前麻布
2月1日 午後広尾学園 第2回
2月2日渋谷教育学園渋谷 第2回/併願校
2月3日慶應義塾中等部 一次など
2月4日三田国際科学学園など
2月5日広尾学園 第3回/渋渋 第3回/慶應中等部二次のいずれか

このレベルの併願はすべて難関校で固まりやすいため、1月または2月2日・4日までに「実際に進学してもよい安全校」の合格を一つ確保することが非常に重要です。

女子|女子学院など最難関校を第一志望にするパターン

日程受験例
1月栄東・市川など
2月1日 午前女子学院
2月1日 午後広尾学園 第2回
2月2日渋谷教育学園渋谷 第2回/併願校
2月3日慶應義塾中等部 一次など
2月4日三田国際科学学園・目黒日本大学など
2月5日広尾学園 第3回/渋渋 第3回/慶應中等部二次のいずれか

女子の場合も、女子学院・渋渋・広尾学園・慶應中等部を並べると非常に高難度の日程になります。

「受けたい学校」だけで日程を埋めるのではなく、どの時点で合格を確保するかまで考えておく必要があります。

広尾学園と教育内容が近い学校を併願する考え方

広尾学園を志望する家庭では、大学合格実績だけでなく、

  • 共学校であること
  • 英語教育が充実していること
  • ICTを積極的に活用していること
  • 探究・研究活動があること
  • 海外大学も視野に入れられること
  • 生徒の自主性を尊重していること

に魅力を感じているケースも多いでしょう。

その場合、偏差値だけで併願校を選ぶのではなく、三田国際科学学園や広尾学園小石川など教育の方向性が近い学校を組み合わせることで、どこへ進学しても家庭の学校選びの軸を保ちやすくなります。

「安全校」は偏差値差だけでは決めない

広尾学園のような難関校を受験する家庭では、「偏差値が5~10低ければ安全だろう」と考えてしまうことがあります。

しかし、中学入試では午後入試や募集人数の少ない後半回で倍率が急上昇することがあり、偏差値だけでは安全性を判断できません。

安全校として組み込むなら、少なくとも、

  • 直近の模試で合格可能性80%以上が安定している
  • 過去問で合格最低点を安定して上回っている
  • 受験科目や出題傾向との相性がよい
  • その学校しか合格しなかった場合に実際に進学できる

という条件を確認しておきたいところです。

「合格しやすそうだから受ける学校」ではなく、「広尾学園が不合格でも納得して進学できる学校」を安全校として選ぶことが、後悔しない併願設計につながります。

2月5日の広尾学園第3回だけに頼らない

広尾学園志望者が特に注意したいのが、2月5日の第3回を最後の保険と考えないことです。

前述の通り、直近の第3回本科は実質倍率が6倍を超えており、年度によってはさらに厳しい競争となっています。

また、2月5日は渋谷教育学園渋谷第3回や慶應義塾中等部二次など、他の難関校とも日程が重なります。

広尾学園が第一志望なら、2月1日の第1回・第2回から積極的に受験し、同時に1月校や2月前半の併願校で合格を確保しておくことが重要です。

「どの学校なら進学したいか」から逆算して併願を組む

広尾学園中学校の併願設計では、チャレンジ校・標準校・安全校を偏差値順に並べるだけでは不十分です。

広尾学園の本科、医進・サイエンス、インターナショナルでは教育内容が異なり、三田国際科学学園や広尾学園小石川のように教育方針が近い学校もあれば、麻布・女子学院のように校風が大きく異なる学校もあります。

まずは「本人がどのような6年間を送りたいのか」を考え、そのうえで難易度と試験日を組み合わせることが大切です。

広尾学園を第一志望とする場合には、1月に一度本番を経験する → 2月1日から広尾学園を複数回受験する → 同時に進学可能な学校の合格を確保するという流れを基本にすると、精神的にも安定した受験を組み立てやすいでしょう。

在校生・保護者の声|自主性を尊重する校風と高い学習意欲が魅力

広尾学園中学校について、在校生や保護者の声で目立つのが、「生徒自身に考えさせる学校」「周囲の学習意欲が高い」「先生との距離が比較的近い」という評価です。

大学合格実績や医進・サイエンス、インターナショナルといった特色が注目されやすい学校ですが、実際に通う生徒からは、友人との関係、学校行事、先生とのコミュニケーション、多様な背景を持つ生徒との交流など、日々の学校生活そのものへの満足感を挙げる声も多く見られます。

一方で、授業進度が速く、課題や研究活動もあるため、受け身で学校に任せるだけでは大変に感じる場合があります。広尾学園の評判を見る際には、「面倒見がよい進学校」というより、「高い水準の環境を用意し、生徒自身にも主体性を求める学校」と捉えると実際の校風を理解しやすいでしょう。

「自分で考えて発表する機会が多い」という声

在校生の声で特に目立つのが、自分で考え、人前で発表する機会が多いという点です。

広尾学園では、普段の授業からディスカッション、プレゼンテーション、探究活動などを取り入れています。医進・サイエンスコースでは研究発表、インターナショナルコースでは英語による議論や発表もあり、単に問題集を解いて授業を受けるだけの学校生活ではありません。

外部の在校生口コミでも、「自分で考えることや人前で発表することを大切にしている学校」という趣旨の声が見られます。

小学生の段階では人前で話すことが得意でなくても、中高6年間で何度も経験することで、資料の作り方や説明の仕方、自分の意見を言葉にする力を伸ばしていけるでしょう。

周囲の生徒から刺激を受けやすい環境

保護者からは、周囲の生徒が自然に勉強しているため、本人も影響を受けて学習するようになるという趣旨の評価があります。

広尾学園には、一般的な受験勉強に強い生徒だけでなく、科学研究に熱中する生徒、高度な英語力を持つ帰国生、海外大学を目指す生徒、ディベートや音楽などに力を入れる生徒など、さまざまなタイプが集まっています。

そのため、同じクラスや学年の中に、

  • 数学が非常に得意な生徒
  • 科学研究へ夢中になっている生徒
  • 英語を日常的に使える生徒
  • 海外生活を経験してきた生徒
  • プレゼンテーションが得意な生徒
  • 部活動や課外活動に打ち込む生徒

などがいる環境になります。

「できる友人を見て焦る」というより、「こんなことができる同級生がいるのか」と刺激を受け、それを自分の成長につなげられる子には非常に魅力的な学校です。

医進・サイエンスにも多様な将来像を持つ生徒がいる

医進・サイエンスコースという名称から、「クラス全員が医師を目指しているのではないか」と考える家庭もあるかもしれません。

しかし、実際の在校生からは、医師志望だけでなく研究者などさまざまな将来像を持つ生徒がいて、異なる考えを共有できるという声があります。

これは広尾学園の医進・サイエンスを理解するうえで重要です。

このコースは医学部受験のためだけに設けられているのではなく、医学、生命科学、化学、物理、工学、情報などを含む幅広い科学分野への興味を深める場です。

「理科が好きだけれど、将来やりたいことまでは決まっていない」という生徒でも、周囲の仲間や研究活動から刺激を受けながら自分の方向性を探すことができます。

インターナショナルでは多様な背景の生徒と関われる

在校生の口コミでは、インターナショナルコースには帰国生や外国にルーツを持つ生徒など、さまざまな背景の生徒がいるという声も見られます。

広尾学園の国際教育の大きな魅力は、海外研修へ行ったときだけ国際交流を経験するのではなく、日々の学校生活そのものに多様性があることです。

英語が得意な生徒、日本語と英語を使い分ける生徒、海外で生活した経験がある生徒などと日常的に関わることで、「自分の常識がすべてではない」と自然に理解できる環境があります。

本科や医進・サイエンスの生徒も同じ学校内で生活するため、こうした国際的な雰囲気はインターナショナルコースだけに限定されません。

先生については「対応が早い」「真摯」という評価も

保護者からは、先生について「対応が早い」「相談した際に真摯に対応してもらえた」という趣旨の評価があります。

広尾学園は生徒数の多い人気校ですが、教科担当・担任・学年の教員が連携しながら生徒を支える体制を整えています。

学校公式でも、国際生への個別フォローやカウンセリング体制、進路相談などを用意しており、必要に応じて専門的なサポートへつなげられる仕組みがあります。

一方で、生徒側にも「分からなければ質問する」「困ったら相談する」という姿勢が求められます。先生が常に先回りしてすべて管理する学校というより、本人から動いたときに応えてもらいやすい学校と考えるとよいでしょう。

先生と生徒の距離が近いと感じる声も

外部口コミでは、先生と生徒の距離が近いという評価も複数見られます。

授業だけでなく、研究活動、部活動、学校行事、進路相談などを通して教員と関わる場面が多く、特に自分の興味を深めたい生徒は専門分野の先生と継続的に関係を築きやすい環境です。

医進・サイエンスであれば研究について相談し、インターナショナルであれば英語や海外大学について専門教員へ相談するなど、自分から学校のリソースを活用できる生徒ほど恩恵を受けやすいでしょう。

校則は「必要以上に厳しくない」と感じる生徒が多い

在校生や保護者の口コミでは、校則について「特別厳しいとは感じない」という趣旨の声が目立ちます。

制服や学校生活に一定のルールはありますが、細かな規則ですべてを管理するというより、学習や周囲への配慮を前提として生徒自身に判断を求める部分があります。

これは教育理念の「自律」ともつながっています。

自由度があるから何をしてもよいという意味ではなく、「自分の行動が周囲にどのような影響を与えるかを考え、自分で判断する」ことが求められる校風です。

広尾駅からすぐのアクセスは保護者からも高評価

学校生活の実用面では、広尾駅からすぐというアクセスへの評価が非常に高くなっています。

外部口コミでも「治安・アクセス」は高く評価される傾向があり、広尾という地域の落ち着いた雰囲気について好意的な声が見られます。

中高6年間、週6日通学することを考えると、駅から学校までほとんど歩かなくてよいことは想像以上に大きなメリットです。

特に放課後まで部活動・自習・研究活動を行う生徒にとって、活動終了後すぐに駅へ向かえることは本人だけでなく保護者にとっても安心材料となります。

校舎のきれいさや学習設備への満足度も高い

施設についても、在校生や保護者から比較的高い評価が見られます。

サイエンスラボ、図書館、ICT環境、カフェレストランなどがあり、特に「学校の設備を実際の学習に使っている」ことが広尾学園の特徴です。

医進・サイエンスの研究では実験設備を使用し、授業ではデジタル端末を活用し、放課後には図書館や校内施設で学習するなど、施設が日常生活と結びついています。

一方、都心型の9階建て校舎であるため、広大なグラウンドや緑豊かなキャンパスを求める家庭とは好みが分かれるでしょう。

部活動については評価が分かれる部分も

クラブ活動については、ディベート、吹奏楽、チアリーディング、合唱など全国・東京都レベルで活躍するクラブがある一方、外部口コミでは「学校生活の中心は学習で、部活動を最優先する学校ではない」と感じる保護者もいます。

広尾学園は部活動への参加を大切にしていますが、広大な運動施設を持つスポーツ強豪校とは学校の性格が異なります。

そのため、

  • 全国大会を目指して競技を最優先したい
  • 毎日長時間の練習をしたい
  • 広大なグラウンドでスポーツをしたい

という希望が強い場合は、希望するクラブの活動内容を事前に詳しく確認した方がよいでしょう。

反対に、勉強や研究と両立しながら部活動にも取り組みたいという生徒には合わせやすい環境です。

「勉強についていくのが楽な学校」ではない

広尾学園の評判で注意しておきたいのは、進学実績が高く先生のサポートもあるからといって、入学後の学習が楽になるわけではないことです。

本科では速い進度で中高の学習内容を進め、医進・サイエンスでは通常の教科学習に研究活動が加わり、インターナショナルでは高度な英語力を求められます。

外部口コミにも、宿題や学習量を多いと感じる声があります。

難関中学へ合格したことで勉強が終わるのではなく、入学後も周囲の高い学力についていく必要があります。

「学校に入れば自然に難関大学へ行ける」のではなく、恵まれた環境を本人がどれだけ活用できるかが重要です。

自己主張のできる生徒から刺激を受ける

在校生からは、友人について「自分の意見を持っている生徒が多い」という趣旨の声も見られます。

広尾学園では授業・研究・学校行事のさまざまな場面で、生徒自身が意見を述べることを求められます。そのため、入学後に「自分はどう考えるのか」を問われる場面が多くあります。

もちろん、入学時点から全員が積極的に発言できる必要はありません。

むしろ、周囲の生徒が自分の考えを発信する姿を見ながら、「自分も意見を言ってみよう」と少しずつ変化していけることが、この学校で学ぶメリットの一つでしょう。

「自律」が求められるからこそ、合う・合わないもある

広尾学園は「自律と共生」を掲げていますが、「自律」とは自由に好きなことだけをすればよいという意味ではありません。

授業の進度が速い中で課題を管理し、研究や部活動にも取り組み、必要であれば先生へ質問し、自分自身で時間を組み立てる必要があります。

そのため、

  • 先生から細かく指示されないと勉強を始められない
  • 宿題やスケジュールを自分で管理するのが極端に苦手
  • 競争や周囲からの刺激を大きな負担に感じる
  • 発表やグループ活動をできるだけ避けたい

という場合には、学校との相性を慎重に確認した方がよいでしょう。

反対に、「やってみたいことがある」「分からないことを自分から聞ける」「周囲のできる友人から刺激を受けたい」という生徒には、学校の環境を最大限活かしやすいでしょう。

口コミだけでなく「生徒によるコース紹介」を見て判断したい

広尾学園では学校説明会の際に、在校生自身によるコース紹介が実施されています。

本科、医進・サイエンス、インターナショナルSG、インターナショナルAGそれぞれについて、実際に学んでいる生徒が学校生活やコースの特徴を説明する機会です。

広尾学園はコースによって授業内容や生徒の雰囲気がかなり異なるため、学校全体の説明だけで判断するより、志望するコースの生徒を実際に見ることに大きな意味があります。

話し方、発表内容、先生とのやり取りなどを見ることで、「このような先輩たちと6年間を過ごしたいか」を本人自身が判断できます。

外部口コミは高評価だが、そのまま鵜呑みにはしない

外部口コミサイト「みんなの中学校情報」では、広尾学園中学校は79件の口コミで総合評価4点台となっており、アクセス、学習環境、先生への対応、進学実績などを評価する声が多く見られます。

一方で、部活動、学習量、学校からのサポートの感じ方などについては異なる意見もあります。

口コミは投稿した個人の性格、所属コース、学年、入学年度などによって印象が大きく変わります。特に広尾学園は教育改革を続けてきた学校であるため、古い口コミと現在の学校を単純に比較することもできません。

したがって、口コミは「どのような点で評価が分かれやすい学校なのか」を知る材料として利用し、最終的には学校説明会やけやき祭、在校生によるコース紹介などで現在の雰囲気を確認することをおすすめします。

「優秀な仲間の中で、自分から成長したい」生徒には魅力的

在校生・保護者の声を総合すると、広尾学園中学校の魅力は、単に授業のレベルが高いことだけではありません。

高い学習意欲を持つ仲間、多様な文化的背景を持つ生徒、専門性のある教員、研究・英語・ICTを活用できる環境が一つの学校に集まっており、その中で本人が興味のあることへ挑戦できます。

一方で、学校側からすべてを与えてもらうことを期待するより、用意された環境へ自分から飛び込んでいく姿勢が求められます。

「難関大学に合格させてもらいたい子」よりも、「レベルの高い仲間や先生から刺激を受けながら、自分自身で成長していきたい子」の方が、広尾学園の「自律と共生」という校風をより楽しめるでしょう。

この学校に向いている子の特徴|高い目標を持って主体的に学びたい子におすすめ

広尾学園中学校は、高い大学進学実績だけでなく、医進・サイエンス、インターナショナル、ICT、探究、研究、プレゼンテーションなど、さまざまな学びの機会が用意されている学校です。

その一方で、学校側がすべてを細かく管理して生徒を引っ張るというより、生徒自身が興味を持ち、自分から学びの機会を活用することを求める校風でもあります。

したがって、広尾学園に特に向いているのは、単に「偏差値が高い学校へ行きたい子」ではなく、レベルの高い仲間から刺激を受けながら、自分の興味や可能性をさらに広げたい子です。

高い学力を持つ仲間の中で切磋琢磨したい子

広尾学園には、難関中学入試を突破してきた高い学力を持つ生徒が集まります。

さらに、数学や理科が非常に得意な生徒、英語を高いレベルで使える生徒、研究に熱中する生徒、海外経験を持つ生徒など、それぞれ異なる分野に強みを持つ仲間と出会えることが特徴です。

そのため、周囲のできる生徒を見て萎縮するのではなく、

  • 「自分ももっと勉強してみたい」
  • 「友人の得意なことを教えてもらいたい」
  • 「自分にも負けない得意分野をつくりたい」

と思える子には、非常に刺激的な環境になります。

競争そのものを目的とするのではなく、高いレベルの仲間を自分の成長につなげられる子に向いている学校です。

自分から質問・相談・行動できる子

広尾学園には、専門性を持つ教員、サイエンスラボ、図書館、ICT環境、海外大学進学支援など、さまざまな教育資源があります。

しかし、設備や制度が充実していても、生徒自身が利用しなければ十分に活かすことはできません。

例えば、分からない問題があれば先生へ質問する、研究したいテーマがあれば相談する、海外大学に興味を持ったらガイダンスへ参加するなど、自分から一歩動くことが重要です。

「先生から言われたことだけをやる」のではなく、必要なものを自分で探し、学校の環境を積極的に使える子ほど広尾学園で大きく成長できるでしょう。

理科が好きで、本格的な研究に挑戦したい子

医進・サイエンスコースに特に向いているのは、理科や数学に強い興味を持ち、「もっと深く調べてみたい」と思える子です。

単に理科のテストで高得点を取れることよりも、

  • 実験が好き
  • 生き物や人体に興味がある
  • 宇宙や物理現象について調べることが好き
  • ものづくりや工学に興味がある
  • 一つの疑問について長く考えることが苦にならない

といった好奇心が重要です。

医進・サイエンスでは、自分で研究テーマを設定し、仮説を立て、実験や調査を行い、結果を分析して発表するところまで経験します。

「問題集の答えを当てる理科」だけでなく、「まだ答えのないことを自分で調べる科学」を楽しみたい子には非常に魅力的なコースです。

医学部を目指しながら、医学そのものを深く学びたい子

医学部志望者にも広尾学園は魅力的ですが、単純に大学受験対策だけを求める場合とは少し性格が異なります。

医進・サイエンスでは、研究活動や医療・生命科学分野の専門家との交流を通じて、「なぜ医師になりたいのか」「医学のどの分野に興味があるのか」まで考える機会があります。

そのため、

  • 人の身体の仕組みに興味がある
  • 生命科学を研究してみたい
  • 医学部へ進んだ先まで考えたい
  • 研究医という進路にも興味がある

といった子には特に向いています。

医学部合格だけをゴールにするのではなく、医学や科学への知的好奇心を持っている子との相性がよい学校です。

英語を「科目」ではなく「道具」として使いたい子

インターナショナルコースに向いているのは、英語を受験科目として勉強するだけでなく、英語を使ってさまざまなことを学びたい子です。

特にAGでは、英語で数学や理科などを学び、議論やレポート、プレゼンテーションにも英語を使います。

そのため、英検の級を上げることだけを目的とするのではなく、

  • 英語で海外の情報を調べたい
  • 外国人の先生や生徒と議論したい
  • 将来海外大学で学びたい
  • 日本と海外の両方を進路として考えたい

という子に向いています。

SGについては入学時に帰国生レベルの英語力を必要としないため、「今は英語が特別得意というわけではないが、中高6年間で大きな武器にしたい」という子にも選択肢があります。

海外大学も進路の選択肢に入れたい子

広尾学園は、国内大学だけでなく海外大学への進学支援にも長年の実績があります。

Stanford University、Princeton University、University of Cambridge、University of Torontoなど世界各地の大学への合格実績があり、海外大学の担当者による校内説明会や、卒業生による進学ガイダンスも行われています。

中学入学時点で海外大学進学を決めている必要はありません。

むしろ、「将来、日本の大学だけでなく海外の大学も比較して選べるようになりたい」という家庭にとって、国内・海外の両方の進路ノウハウを持つことは大きな魅力です。

自分の意見を持ち、発表する力を伸ばしたい子

広尾学園では、プレゼンテーション、ディスカッション、研究発表など、人前で自分の考えを伝える機会が多くあります。

そのため、もともと発表が得意な子はもちろん、「今は人前で話すのが苦手だけれど、中高6年間でできるようになりたい」という子にも適しています。

重要なのは、最初から完璧に話せることではなく、自分の考えを持とうとする姿勢です。

授業の中で何度も発表を経験することで、

  • 情報を整理する力
  • 資料を作る力
  • 論理的に説明する力
  • 質問に対応する力
  • 相手の意見を聞く力

を身につけていきます。

「なぜ?」を考えることが好きな子

広尾学園では、教科書に書かれていることを覚えるだけでなく、そこから疑問を広げていく学習を重視しています。

例えば、

  • 「なぜこの現象が起こるのだろう」
  • 「別の方法では説明できないのか」
  • 「この社会問題にはどんな解決策があるのか」
  • 「海外ではどのように考えられているのか」

といった問いから学びを深めていきます。

そのため、暗記して正解を出すことだけでは満足せず、自分で疑問を見つけることが好きな子には非常に向いています。

一つの分野だけでなく、幅広いことに興味を持てる子

広尾学園には、学習、研究、英語、部活動、学校行事、キャリア教育、海外研修など、多くの活動があります。

すでに明確な得意分野を持っている子だけでなく、「いろいろなことを経験して、その中から好きなものを見つけたい」という子にも適しています。

中学生の段階で将来の職業を決める必要はありません。

むしろ、さまざまな研究者、大学生、社会人、海外の人々と出会いながら、自分の興味を徐々に絞っていくことが広尾学園のキャリア教育の特徴です。

勉強と部活動・学校行事を両立したい子

広尾学園は進学校ですが、学校生活を大学受験だけに限定しているわけではありません。

ディベート、吹奏楽、合唱、チアリーディングなど高いレベルで活動するクラブがあり、けやき祭やスポーツフェスティバルにも生徒が主体的に関わります。

そのため、

  • 難関大学を目指したい
  • 部活動も続けたい
  • 文化祭や体育祭にも本気で参加したい
  • 研究活動にも挑戦したい

という、学校生活のさまざまなことに挑戦したい子には魅力的な環境です。

ただし、すべてを両立するためには時間管理も必要になります。

忙しい学校生活を自分で管理できる子

広尾学園では授業進度が速く、日々の課題に加えて、研究、部活動、学校行事などが重なる時期もあります。

そのため、

  • 提出物の期限を確認する
  • 試験前に学習計画を立てる
  • 部活動と勉強の時間を調整する
  • 分からないことを放置せず質問する

といった自己管理力が必要です。

もちろん、中学1年生の段階から完璧にできる必要はありません。6年間を通して身につけていけばよい力ですが、「自分のことは少しずつ自分でできるようになりたい」という意識は持っていた方がよいでしょう。

多様な価値観を面白いと思える子

広尾学園には、本科・医進サイエンス・インターナショナルという異なるコースがあり、帰国生をはじめ多様な文化的背景を持つ生徒も学んでいます。

自分とは違う考え方、言語、経験を持った同級生と出会う機会が多いため、「自分と違う人は苦手」と考えるより、「そんな考え方もあるのか」と興味を持てる子の方が学校生活を楽しみやすいでしょう。

これは教育理念の「共生」とも深く関わっています。

自分の意見を持ちながら相手の価値観も尊重できる力は、国内でも海外でも必要になる重要な能力です。

都心の刺激的な環境で学びたい子

広尾学園は広尾駅からすぐの場所にあり、周辺には各国大使館、東京都立中央図書館、医療機関、大学、研究機関などがあります。

学校内だけで学ぶのではなく、社会や専門家とつながる機会が多い学校です。

「学校は静かな郊外にある方がよい」という子より、「東京の中心でさまざまな人や情報に触れたい」という子に向いています。

神奈川方面や都内各地からも通いやすいため、広い地域から異なる背景を持つ生徒が集まることも刺激につながります。

広尾学園が合わない可能性がある子は?

一方で、広尾学園の教育環境がすべての子に合うわけではありません。

次のような希望が強い場合には、他校と比較しながら慎重に検討した方がよいでしょう。

  • 先生から細かく指示され、学習を徹底的に管理してほしい
  • 授業進度がゆっくりした学校で基礎を時間をかけて学びたい
  • 研究・発表・グループ活動をできるだけ避けたい
  • 周囲の高い学習意欲をプレッシャーとして強く感じやすい
  • 大学受験だけに集中し、学校行事や探究活動にはあまり時間を使いたくない
  • 広大な校庭や自然豊かなキャンパスを最優先したい
  • スポーツを学校生活の最優先にして長時間練習したい

特に重要なのが、「難関校だから子どもを伸ばしてくれるだろう」という理由だけで選ばないことです。

広尾学園には非常に充実した教育環境がありますが、その環境を本人が使いこなすためには一定の主体性が必要です。

成績が良いだけではなく「知的好奇心」があるかを見たい

広尾学園を志望する家庭では、どうしても偏差値や模試成績に目が向きがちです。

もちろん、入試を突破するためには高い学力が必要です。しかし、入学後の学校生活との相性を考えるなら、成績以上に「何かを知りたいと思えるか」を見ておきたいところです。

例えば、

  • 好きなことについて何時間でも調べる
  • 図鑑や本を読むのが好き
  • ニュースについて質問する
  • 実験やプログラミングが好き
  • 外国や英語に興味がある
  • 自分なりの意見を持っている

といった姿があるなら、広尾学園の環境を楽しめる可能性があります。

コース選びは「合格しやすさ」より「何を学びたいか」

広尾学園を受験する際には、本科・医進サイエンス・インターナショナルという複数の選択肢があります。

入試倍率や偏差値を見て、「この回なら入りやすそうだから」という理由だけでコースを選ぶのはおすすめできません。

入学後の6年間で学ぶ内容が異なるため、

  • 幅広い進路を考えたい → 本科
  • 科学研究を本格的に行いたい → 医進・サイエンス
  • 英語を使って学び、海外大学も視野に入れたい → インターナショナル

というように、本人が何を学びたいのかから逆算してコースを選ぶことが重要です。

「環境を与えてもらう子」より「環境を使いこなす子」に向いている

広尾学園中学校に最も向いているのは、学校から何かを与えてもらうことを待つのではなく、自分から興味のある環境へ飛び込んでいける子です。

サイエンスラボがあれば研究する。海外大学の説明会があれば参加する。分からないことがあれば先生へ相談する。けやき祭では自分から企画に関わる。部活動では仲間と目標へ向かう。

そうした一つひとつの行動を通して、教育理念である「自律と共生」を実践していきます。

高い学力を身につけたいだけでなく、「自分の好きなことを深く追究したい」「国内外のさまざまな人から刺激を受けたい」「将来の可能性を中高6年間で大きく広げたい」という子にとって、広尾学園中学校は非常に魅力的な学校といえるでしょう。

まとめ|科学・国際教育と卓越した進学力を備える先進的な中高一貫校

広尾学園中学校は、東京都港区南麻布にある私立・男女共学の中高一貫校です。広尾駅からすぐという抜群の立地に加え、本科・医進・サイエンス・インターナショナルという特色ある3コースを設け、生徒一人ひとりの興味や将来像に応じた学びを展開しています。

近年は東京大学、東京科学大学、医学部医学科、早慶上理、海外大学などへの高い合格実績でも知られていますが、広尾学園の魅力は進学実績だけではありません。

研究、英語、ICT、プレゼンテーション、学校行事、キャリア教育などを通して、教育理念である「自律と共生」を6年間で実践していくことに、この学校ならではの特色があります。

広尾学園中学校の主な魅力

  • 広尾駅からすぐという非常に高い通学利便性
  • 本科・医進サイエンス・インターナショナルの3コースから興味や進路に応じて学べる
  • 医進・サイエンスでは、中学生から本格的な理数研究に取り組める
  • インターナショナルでは、SG・AGを通じて高度な英語運用力を育成
  • ICTを日常的な学習・研究・発信のツールとして活用
  • サイエンスラボや図書館など、専門的な学びを支える施設が充実
  • けやき祭、スポーツフェスティバル、海外研修、キャリア教育など学校行事も豊富
  • ディベート、吹奏楽、合唱、チアリーディングなどクラブ活動でも高い実績
  • 東京大学・医学部・海外大学まで非常に幅広い進路選択が可能

本科は「王道の進学校」として高い学力を育てる

本科コースでは、中高一貫校のメリットを活かして主要教科を早い進度で学び、高校3年では大学入試演習へ十分な時間を確保します。

東京大学、一橋大学、東京科学大学、早慶上理など難関大学を目指せる学力を育てながら、プレゼンテーションや探究活動も取り入れていることが特徴です。

単純な先取り学習だけではなく、「知識を身につける」「自分で考える」「人へ伝える」という3つを組み合わせながら学びます。

まだ将来の専門分野を一つに絞っていないものの、高い学力を身につけながら幅広い進路を残したい子にとって、本科は中心的な選択肢となるでしょう。

医進・サイエンスは中高生を「研究者」として育てる

医進・サイエンスコースは、広尾学園を代表する教育の一つです。

医学部への高い合格実績が注目されますが、このコースの本質は医学部受験対策だけではありません。

自分で研究テーマを見つけ、仮説を立て、実験や調査を行い、データを分析し、成果を発表するという本格的な研究プロセスを中高6年間で経験します。

大学・研究機関や専門家とも連携しながら学ぶことで、医学、生命科学、化学、物理、工学、情報などへの興味をより専門的なものへ発展させていきます。

「理科の成績が良い子」だけでなく、「なぜだろうと考えることが好きな子」にこそ魅力の大きいコースです。

インターナショナルは国内と海外の両方を進路にできる

インターナショナルコースでは、中学校段階でSGとAGの2グループを設けています。

AGではすでに高い英語力を持つ生徒が、英語を使って数学・理科などの教科を学びます。一方のSGでは、入学後に段階的に英語力を高め、将来的には高度な英語運用力を身につけることを目指します。

海外大学進学だけを目的とした学校ではなく、日本の学校教育法に基づく一条校であるため、国内難関大学と海外大学の両方を選択肢として持てることが大きな特徴です。

将来、日本だけに進路を限定したくない家庭には非常に魅力的な環境でしょう。

2026年春も国内最難関大学へ高い合格実績

2026年春の大学入試では、東京大学8名、京都大学3名、一橋大学6名、東京科学大学19名など、国内最難関クラスの国公立大学へ多数の合格者を送り出しています。

私立大学でも、早稲田大学101名、慶應義塾大学81名、上智大学84名、東京理科大学128名など、非常に高い実績があります。

医学部医学科への合格も100名を超える規模となっており、国公立医学部や東京慈恵会医科大学、日本医科大学、順天堂大学など難関医学部への合格者も出ています。

ただし、これらは広尾学園高等学校全体の延べ合格者数です。中学校から入学した生徒だけの進学率を示しているわけではないため、数字の大きさだけで学校を評価しないことも大切です。

海外大学への進学力も大きな強み

広尾学園では海外大学への進学実績も非常に充実しています。

近年はStanford University、Princeton University、Columbia University、University of Pennsylvania、University of Cambridge、University of Torontoなど、世界的に評価の高い大学への合格実績があります。

海外大学担当者による校内説明会、SAT・TOEFL・APへの対応、海外大学へ進んだ卒業生との交流など、海外進学を特別なケースではなく一つの通常の進路として支える体制が整っています。

国内進学の強さと海外進学のノウハウを一つの学校内で両立していることは、広尾学園の大きな魅力です。

難関校だからこそ入学後の学習もハイレベル

広尾学園は入試難易度が高く、合格するだけでも相応の学力が必要です。しかし、より重要なのは入学後も高い水準の学習が続くことです。

本科では速い授業進度、医進・サイエンスでは教科学習に加えた研究活動、インターナショナルでは高度な英語学習があります。

部活動や学校行事にも参加する場合には、限られた時間の中で学習計画を立てる必要があります。

そのため、「難関中学に合格したら勉強は一段落」と考えるより、「入学後にさらに成長したい」と考えられる子の方が学校との相性はよいでしょう。

入試はどの回も高倍率

広尾学園の中学入試は、本科、医進・サイエンス、インターナショナルで複数回実施されています。

直近の2026年度では、第1回本科でも実質倍率4倍を超え、第3回本科では6倍を超えるなど、どの回も高い競争率となりました。

医進・サイエンスやインターSGも難易度が高く、インターAGは一般的な4科入試とは異なる高度な英語力が必要です。

広尾学園を第一志望とする場合には、複数回受験を検討しながら、1月校や2月前半の併願校で確実に合格を確保する受験設計が重要になります。

コースは「入りやすさ」ではなく「6年間の学び」で選びたい

広尾学園を受験するうえで特に大切なのが、コース選びです。

本科、医進・サイエンス、インターナショナルでは、中高6年間で経験する学びが大きく異なります。

そのため、偏差値や倍率だけを見て「この回なら合格しやすそう」と選ぶのではなく、

  • 幅広い分野を学びながら難関大学を目指したい → 本科
  • 科学研究や医学・理工系を深く学びたい → 医進・サイエンス
  • 英語を使って学び、世界まで進路を広げたい → インターナショナル

というように、本人の興味や将来像から選ぶことが大切です。

学費はコースによって違いがある

広尾学園では授業料は各コース共通ですが、教育充実費はコースによって異なります。

本科より医進・サイエンスやインターSG、さらにインターAGの方が年間費用は高くなります。また、情報端末、制服・指定用品、部活動、海外研修などには別途費用が必要です。

中高一貫校であるため、中学校3年間だけでなく、高校進学後まで含めた6年間の教育費を考えておくことが重要です。

一方で、東京都在住世帯には私立中学校授業料の助成制度があり、高校段階では国・東京都の授業料支援制度も利用できる可能性があります。

学校見学では「コースごとの雰囲気」を確認したい

広尾学園を検討する場合、学校説明会やけやき祭にはできるだけ参加しておきたいところです。

特に重要なのが、志望するコースの在校生を実際に見ることです。

同じ広尾学園でも、本科、医進・サイエンス、インターナショナルでは、授業内容だけでなく、生徒が関心を持っている分野や日常的な活動にも違いがあります。

学校説明会で在校生によるコース紹介を聞いたり、けやき祭で研究発表や部活動を見たりすることで、パンフレットや偏差値だけでは分からない雰囲気を確認できます。

「この学校へ入りたいか」だけではなく、「この先輩たちのような中高生になりたいか」という視点で見ると、学校との相性を判断しやすくなるでしょう。

「自律と共生」を6年間で実践する学校

広尾学園の教育を一言で表すなら、教育理念である「自律と共生」を実際の学校生活の中で身につけていく学校です。

自分で研究テーマを決める。英語で異なる文化を持つ相手と話す。けやき祭で仲間と企画をつくる。部活動で先輩・後輩と協力する。将来の進路について自分で情報を集める。

こうした経験の一つひとつを通して、自分の考えを持ちながら、他者と協力して行動できる力を育てていきます。

「高い学力+自分だけの強み」を育てたい子に魅力的

広尾学園中学校は、単に偏差値の高い大学への進学だけを目指す学校ではありません。

高い学力を身につけることを前提に、科学研究、医学、英語、国際交流、ICT、ディベート、音楽、スポーツなど、一人ひとりが自分だけの強みを見つけ、さらに伸ばしていく環境があります。

その分、生徒自身にも主体性が求められます。学校から与えられる課題だけをこなすのではなく、興味のあるものへ自分から手を伸ばせるかどうかが、6年間の充実度を大きく左右するでしょう。

「国内最難関大学を目指せる学力を身につけたい」「科学や英語を本格的に学びたい」「世界まで視野を広げたい」「優秀な仲間から刺激を受けながら自分の可能性を広げたい」という子にとって、広尾学園中学校は首都圏でも非常に魅力的な選択肢の一つです。

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