【2026年版】富士見丘中学校の評判は?SGH・WWLで培った英語・グローバル教育が魅力の女子校を徹底解説!

中学受験
  1. 学校の概要|少人数教育とグローバル教育に強みを持つ女子校
    1. 教育目標は「国際性豊かな若き淑女の育成」
    2. SGH・WWLで培われたグローバル教育
    3. 少人数だからこそできるきめ細かな指導
    4. 「英語だけの学校」ではない
    5. 英語力に合わせて選べるコース
    6. 富士見丘中学校の基本情報
    7. 練馬区の「富士見中学校」とは別の学校
  2. アクセスと立地環境|笹塚駅徒歩5分、新宿からも通いやすい好立地
    1. 笹塚駅から徒歩約5分
    2. 新宿への近さが大きな強み
    3. 中野駅・新宿駅・渋谷駅からはバスも利用可能
    4. 都心に近い一方、学校周辺は生活圏として落ち着いた環境
    5. 駅近は放課後活動や講習との相性もよい
    6. 6年間の通学を考えるとアクセスは大きな魅力
  3. 教育方針とカリキュラム|SGH・WWLで培った英語・探究教育
    1. SGH・WWLの経験を現在のグローバル教育へ継承
    2. 英語は週6〜8時間、4技能をバランスよく伸ばす
    3. 中2から始まる「Online Speaking」
    4. 毎週「書く」から英作文が特別なものにならない
    5. 英語特別コースでは英語力に応じてA・B・インターへ
    6. 多読で「英語を英語のまま理解する力」を育てる
    7. 全員が取り組む「自主研究5×2」
    8. 好きなことを「研究」に変えていく
    9. 中1ではICTそのものを学ぶ時間も設定
    10. 主要教科の授業時間もしっかり確保
    11. 補習から大学受験対策まで校内講座も充実
    12. 高校では探究を社会課題・進路へ発展
    13. 英語を伸ばしながら「自分で学べる人」を育てる
  4. 学習環境と施設設備|ICTと充実した施設が支える学び
    1. 1人1台のノートパソコンを日常的に活用
    2. 中1ではICTの基本から情報リテラシーまで学ぶ
    3. DXハイスクールを背景に3Dプリンタや生成AIも活用
    4. 自主学習にも使いやすい図書室
    5. 目的別に使い分ける理科実験室
    6. 学校生活の中心となる「MYメモリアルアリーナ」
    7. 都心を見渡せる「ペントハウスラウンジ」
    8. 本格的な茶室「忠恕庵」
    9. 家庭科・芸術活動を支える専門教室
    10. 昼食にはお弁当配達サービスも利用できる
    11. 災害時を想定した安全設備も充実
    12. 少人数だからこそ施設を活用しやすい
  5. 学校生活と行事|国内外の体験を通して視野を広げる学校生活
    1. 年間を通して多彩な行事を実施
    2. 中1・中2は富士山麓で学年合宿
    3. 6月の体育祭で学年・クラスの団結を深める
    4. 中3全員でオーストラリアへ
    5. 現地で自分たちだけで行動する経験も
    6. 中1の「ホテルマナー研修」で礼儀とおもてなしを学ぶ
    7. 体験して終わりではなくプレゼンテーションへ
    8. 中2は奈良・京都で日本文化を深く学ぶ
    9. 奈良・京都研修も成果発表まで行う
    10. 9月の文化祭は富士見丘の学校生活を知る絶好の機会
    11. 10月には中高合同の合唱コンクール
    12. 新年には百人一首のカルタ大会
    13. 希望者は中学生からイギリス短期留学へ
    14. 海外へ行くだけでなく、校内でも国際交流
    15. 高校ではさらに海外経験が広がる
    16. 行事そのものが「学び」になっている
  6. クラブ活動|全国レベルの運動部から文化部まで多彩な活動
    1. 運動部・文化部ともに幅広い選択肢
    2. 中学テニス部は全国大会を目指す伝統の強豪
    3. 高校テニス部も2026年度に12年ぶりのインターハイへ
    4. 少林寺拳法部は2026年東京都中学生大会で2連覇
    5. 模擬国連部は富士見丘のグローバル教育を象徴
    6. ESS部でも英語を楽しみながら実践
    7. 書道部では作品制作から書道パフォーマンスまで
    8. 音楽・ダンス・バトンなど発表の機会も豊富
    9. 茶道・華道など日本文化に触れるクラブも
    10. 料理・裁縫・アートなど自分の「好き」を深められる
    11. 部活動と勉強の両立も大切にする
    12. 中学から新しいことに挑戦したい子にもおすすめ
  7. 進学実績と卒業後の進路|国内難関大から海外大学まで広がる進路
    1. 2026年度は上智19名、早慶7名、GMARCH54名
    2. 特に上智大学との相性の良さが目立つ
    3. GMARCHにも毎年多くの合格者
    4. 医学部医学科への合格者も
    5. 女子大学への進学にも豊富な選択肢
    6. Columbia Universityをはじめ海外大学にも合格
    7. 海外大学への指定校推薦制度もある
    8. 国内大学の指定校推薦も充実
    9. 探究学習を総合型選抜へつなげる
    10. 「レバレッジ度ランキング」3年連続首都圏1位
    11. 「英語が得意だから国際系」と決めつけない進路教育
    12. 少人数校だからこそ、一人ひとり異なる進路を目指せる
  8. 学費や諸経費について|中高6年間を見据えた費用の目安
    1. 中学1年次の基本的な学納金は101万8,000円
    2. 中学3年間の基本学納金は約245万円
    3. 制服・指定用品は約20万円が一つの目安
    4. 1人1台のノートパソコンなど学習用品も考えておきたい
    5. 中3のオーストラリア修学旅行も6年間の費用計画に入れておく
    6. 希望者対象の海外留学は別途費用が必要
    7. 東京都在住の中学生には授業料助成制度も
    8. 寄付金・学債・PTA会費がないのは分かりやすい
    9. 高校進学時には内部進学者も入学金が必要
    10. 高校では授業料支援制度も確認したい
    11. 初年度は「約102万円+指定用品・その他費用」で考える
  9. 入試情報と合格の目安|得意分野を生かせる多様な入試方式
    1. 2027年度の主な入試方式
    2. 一般入試は2月1日午後から5回の受験機会
    3. 一般入試は「2科」と「3科」から選択
    4. WILL入試は学力だけでなく「富士見丘で学びたい」という意欲を評価
    5. WILL入試から英語特別コースを目指すこともできる
    6. 英語資格入試なら「英語資格+国語または算数」
    7. 英語特別コースは3段階
    8. スポーツや芸術に打ち込んできた子にはグローバルアスリート入試
    9. インターナショナルスクール生・帰国生向けの「国際生入試」
    10. 帰国生入試は2回、海外生向け入試も実施
    11. 2026年度の全体実質倍率は1.56倍
    12. 後半の日程ほど倍率が高くなることも
    13. 直近入試では合格最低ラインがおおむね5〜6割
    14. 偏差値は入試回によって大きく変わる
    15. 高得点合格者には特待制度も
    16. 検定料2万3,000円で複数回受験が可能
    17. 「自分に合う入試」を選ぶことが富士見丘攻略のポイント
  10. 併願校パターン|午後入試を生かして組み立てる受験プラン
    1. 富士見丘を基準にした代表的な併願候補
    2. パターン1|富士見丘を第一志望にする場合
    3. 英語資格を持っているなら「英語資格入試」を中心に組む
    4. パターン2|山脇・品川女子などに挑戦し、富士見丘を午後に受験
    5. 普連土学園との併願は日程の選択肢が多い
    6. パターン3|富士見丘をチャレンジ校として受験する場合
    7. 京王線沿線なら佼成学園女子も組み合わせやすい
    8. 八雲学園は2027年度からさらに入試方式が充実
    9. 実践女子学園は2月1日から4日まで受験機会が豊富
    10. 午後入試は「間に合う」だけではなく体力まで考える
    11. 英語資格の有無で併願戦略は大きく変わる
    12. 1月入試で本番を経験しておく方法も
    13. 富士見丘第一志望なら「合格しやすい方式」を見極めたい
  11. 在校生・保護者の声|少人数ならではの温かさと国際的な校風
    1. 1クラス25名前後の少人数環境
    2. 先生との距離が近く、質問や相談をしやすい
    3. 英語を本当に使う学校生活が印象に残る
    4. 帰国生が約20%、多様なバックグラウンドの友人と学ぶ
    5. 「英語が得意な子」だけで固まるわけではない
    6. 友人関係は少人数ならではの距離の近さ
    7. オーストラリア修学旅行など、体験型の学びへの満足感
    8. 「自主研究5×2」で好きなものを進路へつなげた卒業生も
    9. 部活動と勉強を両立する生徒も多い
    10. 校則や生活指導については評価が分かれる
    11. 先生との相性についても感じ方には個人差
    12. 少人数だからこそ「自主性」も必要
    13. 「少人数×多様性」が富士見丘の雰囲気
    14. 受験前には文化祭や説明会で相性を確認したい
  12. この学校に向いている子の特徴|英語と探究を通して大きく成長したい女子におすすめ
    1. 英語を「得意科目」から「使える力」へ伸ばしたい子
    2. すでに高い英語力を持っている子
    3. 中学入学後に英語を大きく伸ばしたい子
    4. 自分の好きなことをとことん調べたい子
    5. 自分の考えを人に伝えられるようになりたい子
    6. 海外や異文化に興味がある子
    7. 少人数の環境で先生にしっかり見てもらいたい子
    8. 今の偏差値より、入学後の成長を重視したい家庭
    9. 一般選抜だけでなく、自分の経験を大学受験に生かしたい子
    10. テニスや少林寺拳法に本格的に取り組みたい子
    11. 英語や国際問題を部活動でも深めたい子
    12. 日本文化と海外の両方に興味がある子
    13. 学校行事や体験学習を楽しみたい子
    14. 自分からチャンスを取りにいける子
    15. 一方で、相性を確認しておきたいタイプ
    16. 富士見丘に向いている子を一言で表すなら
  13. まとめ|少人数教育と世界につながる学びが魅力の女子校
    1. 富士見丘中学校の主な魅力
    2. 少人数だからこそ、一人ひとりを伸ばしやすい
    3. 「英語ができる子」だけの学校ではない
    4. 中3で全員がオーストラリアへ
    5. 海外大学まで視野に入る進路
    6. 入学後に大きく伸びたい子にも注目したい
    7. 部活動にも本気で挑戦できる
    8. 多様な入試方式で「得意」を生かせる
    9. こんな家庭には特に検討しやすい学校
    10. 「少人数×グローバル」が富士見丘最大の特色

学校の概要|少人数教育とグローバル教育に強みを持つ女子校

富士見丘中学校は、東京都渋谷区笹塚にある私立の女子中高一貫校です。京王線・京王新線「笹塚駅」から徒歩圏内という都心へのアクセスに恵まれた場所にあり、少人数教育を生かしたきめ細かな学習指導と、長年積み重ねてきた英語・グローバル教育を大きな特色としています。

学校の創立は1940年です。前身となる昭和商業実践女学校としてスタートし、1944年に富士見丘女子商業学校へ改称、1948年の学制改革によって現在につながる富士見丘高等学校・中学校となりました。その後、1978年に6年間の一貫教育を目指して中学校を再開し、現在の中高一貫教育へとつながっています。

なお、富士見丘高等学校では現在も高校からの募集を行っているため、厳密には高校募集のない「完全中高一貫校」ではありません。中学校から進学する生徒と高校から入学する生徒がともに学ぶ女子中高一貫校です。

教育目標は「国際性豊かな若き淑女の育成」

富士見丘が掲げる教育目標は、「『忠恕』の心を持つ『国際性豊かな若き淑女の育成』」です。「忠恕」とは、自分の良心に忠実でありながら、相手の立場や気持ちを思いやる姿勢を表しています。

学校では、グローバル社会で活躍するために必要な力として、次の4つの「グローバル・コンピテンシー」を重視しています。

  • 豊かな教養
  • 柔軟かつ創造的な思考力・判断力・表現力
  • 主体性を持って多様な人々と協働する姿勢
  • 英語4技能・ICTを活用した高いコミュニケーションスキル

単に英語が得意な生徒を育てるだけではなく、自分で考え、他者と協働し、自分の考えを世界へ発信できる女性を育てることが、富士見丘の教育の根幹となっています。

SGH・WWLで培われたグローバル教育

富士見丘を語るうえで欠かせないのが、長年にわたって積み重ねてきたグローバル教育です。

学校は2015年度から2019年度まで、文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定されました。その後もSGHネットワーク校として活動を継続しています。

さらに2020年度には、文部科学省のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業のカリキュラム開発拠点校に指定されました。こうした事業を通して蓄積されたノウハウは、現在の英語教育、探究学習、国際交流、海外研修などにも受け継がれています。

そのため、富士見丘を現在の「SGH指定校」と紹介するのは正確ではありませんが、SGH・WWLで培った教育を現在の学校教育へ発展させている女子校と捉えると、その特色が分かりやすいでしょう。

少人数だからこそできるきめ細かな指導

富士見丘では、少人数での授業や学習サポートを大切にしています。英語では生徒の習熟度やコースに合わせて授業を行い、他教科でも習熟度別授業、チームティーチング、合同授業などを組み合わせながら、科目の特性に応じて柔軟に授業形態を変えています。

特に英語教育では、少人数であることを生かして生徒一人ひとりが英語を話したり書いたりする機会を多く確保しています。毎週ネイティブ講師と1対1で会話する「Online Speaking」や、英語日記・エッセイの添削など、アウトプットを重視した学習が日常的に行われています。

また、宿題や小テスト、定期テストについても、理解が不十分な部分をそのままにせず、復習や解き直しにつなげる指導を行っています。生徒数を抑えた環境だからこそ、一人ひとりの学習状況を把握しながら伸ばしていくことが富士見丘の強みです。

「英語だけの学校」ではない

富士見丘は英語・グローバル教育の印象が非常に強い学校ですが、実際の教育はそれだけではありません。

全生徒が取り組む「自主研究5×2」では、自分で課題を見つけ、情報を集め、考察し、自分なりの結論をまとめる探究学習を行います。また、ICTを活用した協働学習やプレゼンテーションも日常的に取り入れられています。

学校が目指しているのは、英語を流暢に話せるだけの人ではなく、自分自身の考えを持ち、英語やICTを使って他者と協働しながら社会の課題へ向き合える人です。

英語教育、探究、ICTをそれぞれ独立した特色として並べるのではなく、グローバル社会で必要となる力として一体的に育てているところに、富士見丘らしさがあります。

英語力に合わせて選べるコース

中学校には一般コース英語特別コースがあり、英語力に応じた学習環境が用意されています。

一般コースでも、検定教科書をベースとした授業に加えて、ネイティブ教員による授業や学校独自のカリキュラムを組み合わせ、英語4技能をバランスよく伸ばします。

一方、英語特別コースでは、入学時の英語力に応じてさらに複数のレベルに分かれ、英語上級者や海外経験のある生徒は、より高度な英語授業を受けることができます。

そのため、中学受験から本格的に英語を伸ばしたい生徒と、すでに高い英語力を持つ帰国生・英語上級者の双方が学べる環境となっています。

富士見丘中学校の基本情報

学校名富士見丘中学校・高等学校
設置者学校法人富士見丘学園
所在地東京都渋谷区笹塚3丁目19番9号
学校区分私立・女子・中高一貫校
創立1940年
高校募集あり
教育目標「忠恕」の心を持つ「国際性豊かな若き淑女の育成」
主な特色英語4技能教育、探究学習、ICT教育、国際交流、少人数教育

練馬区の「富士見中学校」とは別の学校

学校名が似ているため、中学受験では特に注意が必要です。前の記事で紹介した練馬区中村橋の「富士見中学校」とは、まったく別の私立女子校です。

また、杉並区には「杉並区立富士見丘中学校」もあります。この記事で紹介しているのは、東京都渋谷区笹塚にある学校法人富士見丘学園の「富士見丘中学校」です。

富士見丘中学校は、少人数という学校規模を生かしながら、英語、探究、ICT、国際交流を組み合わせた教育を長年発展させてきました。英語を本格的に伸ばしたい子はもちろん、先生との距離が比較的近い環境で、自分の興味や可能性をじっくり伸ばしていきたい子にとって、注目したい女子校といえるでしょう。

アクセスと立地環境|笹塚駅徒歩5分、新宿からも通いやすい好立地

富士見丘中学校は、東京都渋谷区笹塚3丁目に位置しています。最寄り駅は京王線・京王新線「笹塚駅」で、駅から学校までは徒歩約5分です。新宿から近い都心立地でありながら、学校周辺は住宅や商店街が広がる生活圏となっており、毎日の通学のしやすさは富士見丘の大きな魅力です。

京王新線は都営新宿線と相互直通運転を行っているため、新宿方面だけでなく、市ヶ谷・神保町・九段下など都営新宿線沿線からもアクセスしやすいことが特徴です。また、明大前で京王井の頭線に乗り換えられるため、吉祥寺方面などからも通学を検討できます。

笹塚駅から徒歩約5分

学校公式サイトでは、京王線「笹塚駅」から徒歩約5分と案内されています。中高6年間ほぼ毎日通うことを考えると、駅からの距離が短いことは大きなメリットです。

特に中学生の場合、雨の日や夏の暑い時期、教科書や部活動用品で荷物が多い日もあります。駅から長時間歩く必要がないため、通学による日々の負担を抑えやすい立地といえるでしょう。

所在地東京都渋谷区笹塚3丁目19番9号
最寄り駅京王線・京王新線「笹塚駅」
笹塚駅から徒歩約5分
利用しやすい路線京王線、京王新線、都営新宿線など
バス利用新宿駅・中野駅・渋谷駅方面から「笹塚中学」下車、徒歩約3分

新宿への近さが大きな強み

笹塚は新宿のすぐ西側に位置しており、京王線を利用して新宿方面へ短時間で移動できます。そのため、富士見丘は渋谷区や世田谷区、杉並区といった近隣地域だけでなく、新宿を経由できる東京都内の広いエリアから通学を検討しやすい女子校です。

学校の案内でも、新宿をはじめ、吉祥寺、中野、渋谷、市ヶ谷など複数の主要エリアから笹塚へアクセスできることが示されています。

例えば、多摩地域からは京王線、都営新宿線沿線からは京王新線との直通運転を利用できるため、学校の所在地だけを見る以上に通学圏は広いと考えられます。

中野駅・新宿駅・渋谷駅からはバスも利用可能

電車以外では、京王バスを利用したアクセスも可能です。学校最寄りのバス停は「笹塚中学」で、バス停から学校までは徒歩約3分です。

出発地系統乗車時間の目安下車停留所
中野駅宿45系統など約12分笹塚中学
新宿駅宿45系統約12分笹塚中学
中野駅渋63系統約12分笹塚中学
渋谷駅渋63系統約25分笹塚中学

特に中野方面からは、電車を乗り継ぐだけでなくバスを利用するという選択肢があります。自宅の最寄り駅によっては、電車とバスの両方を比較すると、より負担の少ない通学ルートを見つけられるでしょう。

都心に近い一方、学校周辺は生活圏として落ち着いた環境

富士見丘は「渋谷区」という所在地から、繁華街の中にある学校をイメージするかもしれません。しかし、学校がある笹塚は渋谷駅周辺とは雰囲気が異なり、住宅や地域に根付いた店舗などが集まるエリアです。

学校までのルートには笹塚駅周辺の商業施設や商店街があり、生活利便性も高い一方、学校は甲州街道から少し入った場所にあります。都心へのアクセスの良さと、日常的な学校生活を送りやすい環境を両立していることが特徴です。

駅近は放課後活動や講習との相性もよい

富士見丘では、通常授業だけでなく、クラブ活動、探究活動、英語学習、海外交流に向けた準備など、放課後にもさまざまな活動があります。

学校から駅まで約5分であれば、クラブ活動などで下校時間が遅くなった日にも駅までの移動時間を抑えられます。また、新宿へのアクセスがよいため、校外で行われる大学・企業との連携プログラムや国際的な活動に参加する際にも便利な立地です。

6年間の通学を考えるとアクセスは大きな魅力

中学受験では、学校の偏差値や教育内容に目が向きがちですが、通学は中学・高校を合わせて6年間続く日常です。片道15分の違いでも、6年間積み重なると大きな負担の差になります。

富士見丘は、「笹塚駅から徒歩約5分」「新宿からアクセスしやすい」「都営新宿線方面からも通いやすい」「中野・渋谷方面からバスも利用できる」という複数の利点があります。

東京23区西部だけでなく、多摩地域や都営新宿線沿線など、幅広い地域から検討しやすい学校です。特に、英語・グローバル教育に力を入れた女子校を探しながら、毎日の通学負担もできるだけ抑えたい家庭にとって、富士見丘の立地は大きな魅力となるでしょう。

教育方針とカリキュラム|SGH・WWLで培った英語・探究教育

富士見丘中学校の教育を理解するうえで中心となるのが、英語4技能教育・探究学習・ICT教育を組み合わせたグローバル教育です。かつてのSGH指定、WWLカリキュラム開発拠点校として培った教育ノウハウを現在のカリキュラムへ引き継ぎ、中学生の段階から「自分で考え、調べ、他者と協働し、自分の言葉で発信する力」を育てています。

一方で、特色ある活動だけを重視しているわけではありません。文部科学省の検定教科書を基本としながら、学校独自の科目を加え、習熟度別授業、チームティーチング、少人数授業などを組み合わせています。基礎学力をしっかり身につけながら、英語や探究で一歩先の学びに挑戦することが、富士見丘のカリキュラムの特徴です。

SGH・WWLの経験を現在のグローバル教育へ継承

富士見丘は、2015年度から2019年度まで文部科学省のスーパーグローバルハイスクール(SGH)に指定され、その後もSGHネットワーク校として活動を続けています。

さらに2020年度には、文部科学省のWWL(ワールド・ワイド・ラーニング)コンソーシアム構築支援事業のカリキュラム開発拠点校に指定されました。

こうした取り組みの中で、富士見丘では次のような教育プログラムを発展させてきました。

  • サステイナビリティや社会課題を扱う探究学習
  • 主体的・協働的に学ぶためのスタディスキル教育
  • 英語4技能と英語による発信力を伸ばす教育
  • 国内外の大学・企業などと連携した学習
  • フィールドワークや国際交流を通した実践的な学び

現在は「SGHだから特別な授業を行っている」というより、SGH・WWLで開発してきた教育方法そのものが学校の日常的な教育へ定着していると考えると分かりやすいでしょう。

英語は週6〜8時間、4技能をバランスよく伸ばす

富士見丘の最大の特色の一つが英語教育です。中学校では、週6〜8時間程度の英語関連授業を配置し、「読む・聞く・書く・話す」の4技能をバランスよく伸ばしていきます。

通常の英文法や読解だけではなく、英語を実際に使うための複数の科目が設定されています。

英語科目・活動主な内容
Reading and Writing文法・語彙・読解・英作文など英語の基礎から発展までを学ぶ
Listening and Speakingネイティブ教員との活動を通して聞く・話す力を育成
Online Speaking海外のネイティブスピーカーと1対1でオンライン英会話
Extensive Reading多読を通して自然な英語表現や語彙力を身につける
週末エッセイライティング英語日記や意見文を書き、継続的な添削を受ける

英語を「試験で解く科目」としてだけではなく、自分の考えを他者へ伝えるためのコミュニケーションツールとして学ぶことを重視しています。

中2から始まる「Online Speaking」

富士見丘の英語教育を象徴するプログラムの一つが「Online Speaking」です。

中学2年から高校2年まで、週1回、オンラインで海外のネイティブスピーカーと1対1の英会話に取り組みます。グループ授業では発言する機会が限られることがありますが、1対1であれば生徒自身が実際に英語を話し続けなければなりません。

そのため、単に正しい英文を作る力だけでなく、

  • 相手の英語を聞き取る力
  • 分からないときに聞き返す力
  • 自分の意見をその場で組み立てる力
  • 間違いを恐れずに発話する姿勢

など、実際のコミュニケーションに必要な力を鍛えることができます。

海外修学旅行や留学プログラムへ参加する前から、日常的に外国人と英語で話す経験を積めることは、富士見丘のグローバル教育の大きな強みです。

毎週「書く」から英作文が特別なものにならない

「話す」と並んで富士見丘が力を入れているのが、英語を書く力です。

中学1年では英語日記を書き、中学2年以降になると、与えられたテーマについて自分の立場や理由を書く週末エッセイライティングに取り組みます。

書いた英文は、日本人教員とネイティブ教員が連携して添削します。間違いを直されて終わるのではなく、より自然な表現や論理の組み立て方を学びながら、次の英文へ生かしていきます。

英作文を定期テスト前だけ練習するのではなく、毎週書くことを習慣化しているため、中高6年間を通してかなりの英文を書くことになります。この積み重ねは英検などの資格試験だけでなく、大学入試や海外大学進学にもつながります。

英語特別コースでは英語力に応じてA・B・インターへ

富士見丘中学校では、一般コースに加えて、英語上級者を対象とする英語特別コースを設けています。

英語特別コースは、英語力に応じてA・B・インターに分かれています。

コース英語力の目安特徴
一般コース英語初心者を含む教科書・独自教材・ネイティブ授業を組み合わせて4技能を育成
英語特別コース A英検4級〜3級程度が目安一般コースより発展的な英語授業
英語特別コース B英検準2級程度が目安より高度な英語を学び、Listening&Speakingはインターと合同で受講
英語特別コース・インター英検2級程度以上が目安英語の全授業をネイティブ教員によるオールイングリッシュで実施

英語以外の教科については、英語特別コースも一般コースと基本的に同じカリキュラムです。

そのため、海外経験のない生徒が中学から英語を伸ばすことも、帰国生や英語上級者が現在の英語力を落とさずさらに伸ばすことも可能です。入学時の英語力が異なる生徒を一つの授業にまとめるのではなく、それぞれに合ったレベルを用意していることが特徴です。

多読で「英語を英語のまま理解する力」を育てる

英語教育では多読にも取り組みます。中学3年では「Extensive Reading」が正式な授業科目として設定され、授業以外でも英語の本を積極的に読む環境が整っています。

難しい文章を日本語に一文ずつ訳すだけではなく、自分の英語力に合った本を数多く読むことで、語彙や表現を自然に身につけていきます。学校では、年間1,000ページ以上を読む生徒も少なくないとしています。

英語を大量にインプットする多読と、Online Speakingやエッセイライティングによるアウトプットを組み合わせることで、4技能を相互に伸ばしていく設計になっています。

全員が取り組む「自主研究5×2」

富士見丘のもう一つの教育の柱が、「自主研究5×2(ゴカケルニ)」です。

中学1年から高校2年まで全員が取り組む学校独自の探究プログラムで、平日5日間の授業で得た「学び」と、土・日2日間を使った自分自身の「研究」を掛け合わせるという意味から「5×2」と名付けられています。

研究テーマは学校から一律に与えられるのではなく、自分自身の興味・関心から選ぶことが基本です。

これまでには、例えば次のようなテーマが扱われています。

  • 麹と発酵食品についての研究
  • 認知症とその支援方法
  • 宇宙開発
  • 地域のまちづくり
  • 日本と海外の文化の違い
  • 動物や職業についての研究

書籍やインターネットで調べるだけでなく、施設を訪問したり、専門家へ話を聞いたり、自分で実験したりと、テーマによって研究方法もさまざまです。

好きなことを「研究」に変えていく

「自主研究5×2」の特徴は、最初から社会的に難しいテーマを選ばなければならないわけではないことです。

例えば、「犬が好き」「食べ物に興味がある」「宇宙が好き」「海外へ行ってみたい」といった身近な興味からスタートし、調べていく中で問いを深めていきます。

その過程で、

  • 研究テーマを決める
  • 必要な情報を探す
  • 情報の信頼性を判断する
  • 実験・取材・フィールドワークを行う
  • 結果を整理する
  • 自分なりの考察を加える
  • レポートやプレゼンテーションとして発表する

という一連の研究プロセスを経験します。

単なる「調べ学習」で終わらず、自分の疑問からスタートして、自分なりの結論までたどり着くことを大切にしている点が特徴です。

中1ではICTそのものを学ぶ時間も設定

探究やプレゼンテーションを支えるため、中学1年では週1時間の「ICT」が授業として設定されています。

ここでは、単にパソコンの操作方法を覚えるだけでなく、実際の学校生活で必要になるデジタルスキルを段階的に身につけます。

  • パソコンの基本操作
  • 学習用アプリケーションの利用
  • プレゼンテーション資料の作成
  • 表計算ソフト
  • アンケートツール
  • メールによるコミュニケーション
  • SNSを安全に利用するためのルール

身につけたスキルはそのまま各教科や「自主研究5×2」で活用するため、「ICTの授業だけでパソコンを使う」のではなく、その後の学習全体へつなげる設計となっています。

主要教科の授業時間もしっかり確保

グローバル教育や探究学習に目が向きやすい富士見丘ですが、中学校の教育課程を見ると、主要教科についても十分な授業時間が確保されています。

教科中1中2中3
英語6時間7時間8時間
国語5時間4時間4時間
数学4時間4時間5時間
理科3時間4時間4時間
社会3時間3時間4時間
自主研究5×22時間2時間2時間

年間の授業時間は、中学1・2年が34単位、中学3年が36単位です。学年が進むにつれて英語だけでなく、数学・理科・社会なども厚くなり、高校での学習へつなげていきます。

補習から大学受験対策まで校内講座も充実

通常授業に加えて、朝、放課後、土曜日、長期休暇にはさまざまな講座が開講されています。

内容は授業の復習や基礎補強から、発展的な問題演習、大学入試対策まで幅広く、生徒自身が必要な講座を選択できます。夏期講座では、中学生向けの国語・数学・英語・理科などの講座に加えて、英検、TOEFL、IELTSなどの資格試験対策も用意されています。

講座と部活動の時間が重ならないよう配慮されているため、学習とクラブ活動を両立しながら、必要な部分を校内で補強できることも少人数校ならではのメリットです。

高校では探究を社会課題・進路へ発展

中学校で身につけた英語、ICT、探究スキルは、高校でより本格的な学びへ発展します。

高校では「グローバルスタディ基礎」「グローバルスタディ演習」などを通して、サステイナビリティや国際社会の課題を扱います。国内外の大学などとも連携しながら、文系・理系の枠を越えて課題を考えていくことが特徴です。

「自主研究5×2」も高校2年まで継続され、高校3年ではそれまでの経験を進路や卒業研究へつなげていきます。

つまり富士見丘では、中学校の英語や探究が単独で完結するのではなく、中学で身につけた「調べる・考える・発信する」という学習方法を、高校の高度な探究や大学進学へつなげる6年間が設計されています。

英語を伸ばしながら「自分で学べる人」を育てる

富士見丘のカリキュラムは、非常に英語色が強いことが特徴です。しかし、学校が最終的に目指しているのは単なる英語力の向上ではありません。

Online Speakingで他者へ伝え、エッセイで自分の考えを文章にし、「自主研究5×2」で興味を掘り下げ、ICTを使って情報を整理して発表する。こうした活動を繰り返すことで、自分で課題を見つけ、自分で学びを進められる生徒を育てています。

英語が好きな子はもちろん、中学入学後に英語を大きく伸ばしたい子、自分の好きなことをとことん調べたい子、少人数の環境で発表や対話に挑戦したい子にとって、富士見丘の教育は特に相性がよいでしょう。

学習環境と施設設備|ICTと充実した施設が支える学び

富士見丘中学校では、英語4技能教育や探究学習を実践するために、ICT環境と少人数教育に適した学習設備が整えられています。生徒は1人1台のノートパソコンを日常的に使用し、教科学習だけでなく、「自主研究5×2」、プレゼンテーション、部活動、委員会活動など幅広い場面で活用しています。

一方で、学校施設はデジタル設備だけに偏っているわけではありません。図書室、理科実験室、メインアリーナ、茶室、被服室など、学習・スポーツ・文化活動をバランスよく支える環境が用意されています。

1人1台のノートパソコンを日常的に活用

富士見丘のICT教育では、生徒全員が1人1台のノートパソコンを使用します。パソコンは「ICTの授業だけで使うもの」ではなく、日常の教科学習や探究活動を支える基本的な学習ツールとして位置づけられています。

例えば英語では、音読した音声をオンラインで提出して教員からフィードバックを受けたり、英作文や英語日記の添削内容を電子モニターで共有したりします。国語や社会でも、生徒の意見をオンライン上で共有し、他者の考えと比較しながら学習を深めます。

  • 英作文・レポートの作成と提出
  • 音読など音声課題の提出
  • 授業中の意見共有や協働学習
  • プレゼンテーション資料の作成
  • 探究活動における情報収集・整理
  • 部活動や委員会活動での情報共有

パソコンを導入すること自体を目的とするのではなく、「調べる・考える・共有する・発表する」という学習の流れの中でICTを活用することが、富士見丘の特徴です。

中1ではICTの基本から情報リテラシーまで学ぶ

中学1年では、週1時間の「ICT」が正規の授業として設けられています。

入学直後はパソコンの基本操作からスタートし、その後は学習用アプリ、プレゼンテーション、表計算、アンケートツール、メールなど、中学校生活で必要になるスキルを段階的に身につけます。

時期主なICT学習
4月パソコンの基本操作
5月学習用アプリケーションの活用
6〜7月プレゼンテーションスキル
9月メディアリテラシー
10月表計算ソフト
11月アンケートツール
12月メールによるコミュニケーション
1〜2月SNSガイドラインの作成など

単なる操作技術だけでなく、情報の扱い方やSNSとの付き合い方まで扱うため、デジタル社会で安全かつ適切に情報を活用する力も育てています。

DXハイスクールを背景に3Dプリンタや生成AIも活用

富士見丘高等学校は2024年度から文部科学省の「DXハイスクール」に採択され、学校全体でデジタル・STEAM分野の教育環境をさらに充実させています。

その一環として3Dプリンタを複数台導入し、専門の支援員も配置しています。生成AIを使った画像生成やCADソフトによる3Dデータの制作、3Dプリンタによる作品制作など、新しいテクノロジーを実際に体験する学習も行われています。

さらに、学校では生成AIの利用について独自の「生成AI憲章」を定めています。便利なツールとして無条件に利用するのではなく、情報の正確性、公平性、著作権、利用規約なども意識しながら活用する姿勢を重視しています。

中学校段階からICTリテラシーを学び、高校では生成AIや3D技術などへ発展していくことで、6年間を通したデジタル教育につながっています。

自主学習にも使いやすい図書室

校内の図書室は、昇降口や中庭に近い位置にあり、生徒が日常的に立ち寄りやすい施設です。

読書だけでなく、「自主研究5×2」の資料探しや教科学習、自習にも利用されています。放課後の時間帯には、特別講座に参加しない生徒が図書室で自主学習することもできます。

富士見丘では探究学習で、生徒自身が興味のあるテーマについて調査・研究を進めるため、インターネット検索だけに頼らず、書籍やさまざまな資料に触れられる図書室は重要な学習拠点になっています。

目的別に使い分ける理科実験室

理科教育では、目的に応じて使い分ける複数の理科実験室が整備されています。

中学校では理科の授業時間を中1週3時間、中2・中3週4時間確保しており、実験・観察を取り入れながら学習します。

教科書や映像だけで現象を学ぶのではなく、自分で実験し、結果を観察して考察することで、科学的な思考力を育てていきます。学校説明会やオープンスクールでも理科実験の体験授業が実施されるなど、実際に手を動かす理科教育を重視しています。

学校生活の中心となる「MYメモリアルアリーナ」

体育やクラブ活動、学校行事などで使用されるのが「MYメモリアルアリーナ」です。

広い舞台を備え、体育施設としてだけでなく、入学式や始業式などの式典、部活動紹介など、全校生徒が集まる行事にも利用されています。

富士見丘では体育祭や文化祭、部活動の発表など、生徒が人前で表現する機会も多いため、アリーナは学校生活を支える中心的な施設の一つといえるでしょう。

都心を見渡せる「ペントハウスラウンジ」

校内には、生徒の憩いの場となっている「ペントハウスラウンジ」があります。

壁一面に大きな窓が設けられ、東京都心のビル群を見渡すことができます。授業や部活動だけで一日を過ごすのではなく、生徒が友人と会話したり、一息ついたりできる空間も用意されています。

少人数の学校だからこそ、生徒同士が自然に交流できるこうした共有スペースも、富士見丘のアットホームな学校生活を支える要素となっています。

本格的な茶室「忠恕庵」

グローバル教育に力を入れている一方で、日本文化を学ぶ環境も大切にされています。

校内には、本格的な坪庭を備えた茶室「忠恕庵」があります。「忠恕」は富士見丘の教育理念にも使われている言葉で、この茶室では茶道部などの活動を通して日本の伝統文化や礼儀作法に触れることができます。

海外の人々と交流するためには、相手の文化を学ぶだけでなく、自分自身の国や文化について理解し、それを説明できることも重要です。英語・国際教育と日本文化教育を両方大切にしている点も、富士見丘らしいところです。

家庭科・芸術活動を支える専門教室

被服室をはじめとする専門教室も整備されています。

被服室では、家庭科の授業や創作活動に取り組みます。また、ソーイング部やアート&クラフト部、書道部、華道部など、文化系の部活動も多いため、校内には教科学習だけでなく表現活動を支える環境があります。

英語、ICT、探究などの先進的な教育だけでなく、ものづくりや芸術、伝統文化にも触れられることで、生徒の興味をさまざまな方向へ広げられます。

昼食にはお弁当配達サービスも利用できる

昼食については、家庭から持参するお弁当に加えて、学校ではお弁当配達サービス「PECOFREE」を導入しています。

スマートフォンのアプリから当日の朝までに注文すると、昼休みに日替わり弁当が学校へ届く仕組みです。導入時には毎日50名程度の生徒が利用しており、温かいご飯と複数のおかずが提供されています。

毎日お弁当を用意する家庭にとって、必要な日に学校で昼食を注文できる選択肢があることは安心材料の一つでしょう。

災害時を想定した安全設備も充実

富士見丘では、学習施設だけでなく防災・防犯設備にも力を入れています。

非常時に生徒や教職員が校内へとどまることを想定し、最低3日間の電力を供給できる大型自家発電設備を設置しています。また、上下水の確保や災害時対応の汚水処理設備も備えています。

  • 最低3日間の電力を確保できる大型自家発電装置
  • 災害時に備えた水・汚水処理設備
  • 学校110番
  • 各フロアの警報装置
  • AED
  • オートロック
  • 監視カメラによる集中監視システム
  • 緊急時の強制放送システム

富士見丘は笹塚駅から徒歩約5分という便利な立地ですが、中高6年間を安心して過ごすためには、校内での安全対策も重要です。こうした設備を整えていることは、保護者にとっても確認しておきたいポイントです。

少人数だからこそ施設を活用しやすい

富士見丘の学習環境を考える際には、施設そのものの数だけでなく、比較的コンパクトな学校規模の中で、生徒がそれらを日常的に利用しやすいことにも注目したいところです。

ノートパソコンを使って調べ、図書室で資料を探し、理科実験室で実験し、探究成果をプレゼンテーションするというように、学校の教育方針と設備が結びついています。

富士見丘は巨大なキャンパスを持つ学校ではありませんが、英語・探究・ICT・理科・文化活動を実際に行うために必要な設備をコンパクトに整えた学校といえます。先進的な学習環境と、少人数ならではの使いやすさの両方を重視する家庭にとって、魅力のある教育環境でしょう。

学校生活と行事|国内外の体験を通して視野を広げる学校生活

富士見丘中学校では、文化祭や体育祭、合唱コンクールといった定番の学校行事に加えて、学年合宿、ホテルマナー研修、奈良・京都研修旅行、オーストラリア修学旅行など、学年ごとに特色ある体験型プログラムが用意されています。

特に特徴的なのは、行事を単なる思い出づくりで終わらせず、事前学習・現地での体験・帰校後のプレゼンテーションや成果発表までを一つの学びとしていることです。富士見丘が重視する探究、英語、異文化理解、コミュニケーションを、実際の学校生活の中で経験できるように設計されています。

年間を通して多彩な行事を実施

時期主な行事
4月入学式、オリエンテーション
5月学年合宿、前期中間テスト
6月体育祭、中3オーストラリア修学旅行
7月前期期末テスト、夏期講座
夏休み夏期講座、部活動合宿など
9月小論文コンクール、文化祭
10月合唱コンクール
中1ホテルマナー研修旅行
1月カルタ大会、中2奈良・京都研修旅行
3月読書感想文コンクール、英語コンテスト、中学卒業証書授与式
春休み春期特別講座、中2・中3希望者対象のイギリス短期留学

年度によって実施時期や内容が変更されることはありますが、学校行事と学習活動が年間を通してバランスよく配置されていることが分かります。

中1・中2は富士山麓で学年合宿

入学後比較的早い時期に行われるのが学年合宿です。2026年度は、中学1年・2年ともに富士山麓で2泊3日の合宿を実施しました。

中学1年では飯盒炊飯でほうとうを作ったり、富士サファリパークを訪れたりしながら、新しいクラスメイトとの交流を深めています。

中学受験を終えて集まったばかりの生徒にとって、学校外で数日間を共に過ごすことは、友人関係を築く大きなきっかけになります。少人数校である富士見丘では、こうした行事を通して学年全体で互いを知る機会を作っています。

6月の体育祭で学年・クラスの団結を深める

6月には体育祭が行われます。競技やダンスなどを通して、クラスや学年で協力しながら一つの目標に取り組みます。

富士見丘では文化系の学習や英語教育の印象が強い一方、体育祭のように全校で盛り上がる行事も大切にされています。普段の授業とは異なる場面で友人の意外な一面を知ったり、クラス全体で声を掛け合ったりすることも、中高生活の大切な経験となります。

中3全員でオーストラリアへ

富士見丘のグローバル教育を象徴する学校行事が、中学3年生全員が参加するオーストラリア修学旅行です。

2026年度は6月7日から13日までの約1週間、シドニーを中心に研修を行いました。ボンダイビーチやオペラハウスなどを訪れるだけでなく、現地の女子校Ravenswood School for Girlsを訪問し、バディとなった現地生徒と一緒に一日を過ごしています。

交流では富士見丘の生徒自身が企画した日本文化体験ブースも設置されました。折り紙、紙風船、けん玉、少林寺拳法などを英語で紹介し、日本文化を自分たちの言葉で伝える経験をしています。

これまで授業やOnline Speakingで学んできた英語を、「試験のための英語」ではなく、実際に人とつながるための英語として使う機会になっています。

現地で自分たちだけで行動する経験も

オーストラリア修学旅行では、教員やガイドについて観光するだけではありません。年度によって内容は異なりますが、現地の交通機関を利用した市内研修など、自分たちで考えながら行動するプログラムも取り入れられています。

2026年度には、グループに分かれて地下鉄や路面電車などを利用しながらシドニー市内を巡り、博物館や歴史的施設を訪れました。

英語が得意な生徒だけが活躍するのではなく、友人同士で助け合いながら海外で行動することで、積極性、判断力、コミュニケーション力を身につけていきます。

中1の「ホテルマナー研修」で礼儀とおもてなしを学ぶ

中学1年では、秋にホテルマナー研修を実施します。

直近の2025年度には、東京ディズニーリゾート周辺で1泊2日の研修を行い、ホテルオークラ東京ベイでホテルマナーやテーブルマナーを学びました。

ホテルスタッフから接客サービスについて説明を受け、実際のお辞儀や食事のマナーを学ぶほか、東京ディズニーランドや東京ディズニーシーではキャストへのインタビューを通して「おもてなしとは何か」を考えました。

富士見丘が教育理念として掲げる「忠恕」=相手を思いやる心を、日常生活や社会の中でどのように実践するのかを考える機会にもなっています。

体験して終わりではなくプレゼンテーションへ

富士見丘らしいのは、ホテルマナー研修が旅行だけで終わらないことです。

研修後には、班ごとに学んだ内容をまとめ、プレゼンテーションを行います。2026年1月には各クラスの代表チームが学年全体の前で発表し、ルーブリックを用いてプレゼンテーションを評価しました。

現地で聞いた話や体験したことを整理し、自分たちなりに考え、他者へ伝えることで、体験を探究学習へつなげています

中2は奈良・京都で日本文化を深く学ぶ

中学2年では、1月に奈良・京都研修旅行が行われます。2026年1月には3泊4日の日程で実施されました。

奈良では唐招提寺、薬師寺、東大寺、法隆寺などを訪問し、京都では北野天満宮、二条城、伏見稲荷大社、三十三間堂、三千院、銀閣寺、清水寺、金閣寺、龍安寺などを巡りました。

見学だけでなく、

  • 寺院での法話
  • 友禅染め体験
  • 写経体験
  • 班別での散策
  • 地域の食文化に触れる体験

なども取り入れられています。

中3では海外へ出る富士見丘ですが、その前の中2では日本の歴史や伝統文化について深く学びます。世界へ出る前に自国の文化について理解するという流れも、富士見丘のグローバル教育の特徴です。

奈良・京都研修も成果発表まで行う

奈良・京都研修旅行でも、旅行後には学習成果発表会を行います。

2026年度には、グループごとに歴史や文化について調査した成果をまとめ、中学1年生に向けてプレゼンテーションしました。

後輩へ説明するためには、自分たちが理解しているだけでは不十分です。情報を整理し、「何が重要なのか」「どのように話せば伝わるのか」を考える必要があります。

こうした活動を繰り返すことで、富士見丘が重視する思考力・表現力・プレゼンテーション力が学校行事の中でも育っていきます。

9月の文化祭は富士見丘の学校生活を知る絶好の機会

9月には中高合同の文化祭が開催されます。

2025年度は「夢限大」をテーマに2日間開催され、部活動による舞台発表や展示、クラス企画、模擬店など、多彩なプログラムが行われました。

例えば、

  • 少林寺拳法部の演武
  • ダンス部・バトン部の発表
  • 書道部によるパフォーマンス
  • フォークソング部などの演奏
  • 模擬国連部によるミニシミュレーション
  • グローバルスタディ演習の研究発表
  • 英国短期留学の展示
  • 各文化部による作品展示

などが行われています。

文化祭の中でも英語、国際交流、探究活動の成果発表が行われる点は、富士見丘らしいところです。

受験生向けの学校説明会や個別相談が同時開催される年度もあるため、受験前に生徒の雰囲気や学校生活を知る機会としても適しています。

10月には中高合同の合唱コンクール

10月には合唱コンクールが開催されます。中学校と高校それぞれの部に分かれ、中学1年生から高校2年生までがクラス単位で練習の成果を披露します。

2025年度には、中学校だけでも14クラスが参加しました。金賞・銀賞・銅賞だけでなく、指揮者賞や伴奏者賞も設けられています。

音楽の技術だけではなく、クラス全員で練習時間を調整し、一つの曲を仕上げる過程そのものが大切な経験です。体育祭や文化祭とはまた違った形で、クラスのまとまりを深める行事となっています。

新年には百人一首のカルタ大会

1月にはカルタ大会も行われます。百人一首を通して日本語や古典文化に親しみながら、クラスメイトと競い合います。

英語や海外教育に力を入れている学校でありながら、ホテルマナー研修、奈良・京都研修、茶道、日本文化など、日本の文化や礼儀について学ぶ機会も大切にしているのが富士見丘の特徴です。

希望者は中学生からイギリス短期留学へ

春休みには、中学2年生以上の希望者を対象としたイギリス短期留学があります。

2026年3月には中高合わせて43名が参加し、約2週間にわたってイギリスに滞在しました。オックスフォードを訪問した後、チェルトナムでホームステイを行い、レベル別の英語授業や校外学習に参加しています。

グロスター大聖堂、コッツウォルズ、シェイクスピアゆかりのストラットフォードなどを実際に訪れ、英語だけでなく歴史や文化への理解も深めます。

中3全員参加のオーストラリア修学旅行に加え、もっと海外で学びたい生徒が希望に応じて挑戦できるプログラムも用意されています。

海外へ行くだけでなく、校内でも国際交流

富士見丘では、学校から海外へ出かけるだけでなく、海外からの生徒も受け入れています。

2026年1月には、オーストラリアの姉妹校Santa Sabina Collegeから4名の留学生を受け入れ、約3週間にわたって富士見丘の生徒宅にホームステイしました。

留学生は通常の授業や部活動に参加するため、海外研修に参加しない生徒も校内で外国の生徒と交流できます。

「海外へ行く国際交流」と「海外から人を迎える国際交流」の両方があることで、英語や異文化が学校生活の一部になっていることが分かります。

高校ではさらに海外経験が広がる

中学校卒業後も、国際的な学校行事は続きます。高校2年ではアメリカ西海岸修学旅行が設定されており、希望者にはターム留学や海外フィールドワークなど、さらに本格的なプログラムも用意されています。

つまり富士見丘の国際教育は、中3でオーストラリアへ行って終わるものではありません。

中学校で海外を体験し、その経験によってさらに興味を持った生徒は、高校で短期留学やターム留学へ挑戦するというように、6年間の中で段階的に世界との関わりを広げられる仕組みになっています。

行事そのものが「学び」になっている

富士見丘の学校行事で特に印象的なのは、旅行やイベントと授業との境界があまり明確ではないことです。

ホテルマナー研修では「おもてなし」を調べて発表し、奈良・京都では歴史や日本文化を研究し、オーストラリアでは英語を実際に使って現地の生徒と交流します。文化祭では探究研究や模擬国連の成果も発表します。

そのため、富士見丘の学校生活は、「授業で学ぶ → 実際に体験する → 自分で考える → 発表する」という流れが年間行事の中にも組み込まれています。

友人と文化祭や体育祭を楽しみたい子はもちろん、旅行や国際交流を通して新しい世界を知りたい子、体験したことを自分の学びへつなげたい子にとって、充実した中高6年間を過ごしやすい学校といえるでしょう。

クラブ活動|全国レベルの運動部から文化部まで多彩な活動

富士見丘中学校では、運動部・文化部・同好会を合わせて20を超える多彩なクラブ活動があります。2026年度は中学生・高校生ともに加入は任意ですが、学校によるとほとんどの生徒が何らかの部活動に所属しています。

全国大会を目指すテニス部や少林寺拳法部のような競技性の高い部から、富士見丘のグローバル教育と直結する模擬国連部、ESS部、さらに書道、茶道、華道、音楽、ものづくりなどの文化系まで、活動の幅が広いことが特徴です。

新入生は入学後すぐに所属を決めるのではなく、4月末頃までさまざまな部活動を体験してから本入部します。中学校から初めて挑戦できるクラブも多く、自分に合った活動を探しやすい環境です。

運動部・文化部ともに幅広い選択肢

分野主なクラブ・同好会
球技テニス、バスケットボール、バドミントン、卓球、ゴルフ、バレーボール同好会など
武道・表現少林寺拳法、ダンス、バトンなど
国際・英語模擬国連、ESSなど
芸術・文化書道、茶道、華道、写真、アート&クラフト、演劇など
音楽フォークソング、管弦楽・アンサンブル系活動など
生活・ものづくりソーイング、クッキングなど

競技実績を追求する部活動だけでなく、趣味や興味から始めやすい活動も多くあります。学校規模が比較的コンパクトなため、学年を越えて先輩・後輩と関わりやすいことも富士見丘のクラブ活動の魅力です。

中学テニス部は全国大会を目指す伝統の強豪

富士見丘のクラブ活動で特に有名なのが中学テニス部です。「団体戦全国優勝」を目標に掲げる全国レベルの強豪で、卒業生にはプロとして活躍する選手もいます。

近年も安定して高い実績を残しています。2025年11月の関東新人中学生テニス大会では団体準優勝となり、2026年3月に開催された全国選抜中学校テニス大会への出場権を獲得しました。

2026年度に入ってからも好成績が続いています。

  • 東京都中学校テニス第2ブロック大会シングルスで6名が東京都大会へ進出
  • 同ダブルスで優勝・準優勝・第3位など上位を独占
  • 東京都中学校テニス選手権大会ダブルスで4年連続優勝
  • 東京都第2ブロック大会団体の部で優勝

特に2026年度の東京都大会ダブルスでは中学1年生ペアが優勝しており、上級生だけでなく入学直後から高いレベルで競技に挑戦できる環境であることが分かります。

一方、部活動紹介では「仲間を思いやり、仲間のために勝利をつかむこと」も重視しており、単に個人の競技力を高めるだけではなく、チームとして成長することを大切にしています。

高校テニス部も2026年度に12年ぶりのインターハイへ

中学校だけでなく、高校テニス部も全国レベルで活動しています。

2026年5月の東京都高等学校テニス選手権大会団体の部では準優勝となり、12年ぶりとなるインターハイ団体出場を決めました。

中学から高校まで継続して競技力を高められるため、中学受験後も本格的にテニスを続け、全国大会を目指したい女子にとって、富士見丘は特に注目したい学校です。

少林寺拳法部は2026年東京都中学生大会で2連覇

もう一つ全国レベルの活躍を見せているのが少林寺拳法部です。

2026年6月の東京都中学生少林寺拳法大会では、学校として2年連続の総合優勝を達成しました。

部門2026年度東京都大会の主な結果
女子単独演武3位・6位
女子組演武3位・6位
女子団体演武2位
学校総合優勝・2連覇

この結果により、2026年8月開催の全国中学生少林寺拳法大会への出場権も獲得しています。

特徴的なのは、部員のほとんどが初心者からスタートしていることです。入学前から武道経験がなくても挑戦でき、基礎から練習を積み重ねて黒帯や全国大会を目指せます。

高校生が中学生の練習を支える場面も多く、2026年度の東京都大会前にも高校生が中学生の演武を細かく指導しました。中高一貫校らしい縦のつながりが、競技実績にもつながっています。

模擬国連部は富士見丘のグローバル教育を象徴

文化系で富士見丘らしさを最も感じられるクラブの一つが模擬国連部です。

模擬国連では、生徒が各国の大使役となり、国際社会が抱える課題について調査したうえで、英語によるスピーチ、交渉、議論、決議案の作成などに取り組みます。

活動はネイティブ教員と日本人教員が支援しており、帰国生だけでなく国内で英語を学んできた生徒も参加しています。

2026年3月には、中高合わせて23名が日本メトロポリタン模擬国連(JMMUN 2026)に参加しました。海外からの参加者も集まるオールイングリッシュの大会で、富士見丘の生徒がDiplomatic Commendation(外交優秀賞)を受賞しています。

§3で紹介したOnline Speakingやエッセイライティングで身につけた英語力を、実際の国際問題について議論するところまで発展させられる点で、授業とクラブ活動が非常につながりやすい学校といえるでしょう。

ESS部でも英語を楽しみながら実践

模擬国連ほど本格的な国際会議形式ではなく、もっと気軽に英語を使いたい生徒にはESS部があります。

英語を使ったゲームや会話、文化交流などを通して、授業とは異なる形で英語に触れられます。富士見丘では帰国生や英語特別コースの生徒もいるため、英語力の異なる友人との交流そのものが刺激になることも特徴です。

書道部では作品制作から書道パフォーマンスまで

書道部では、各種全国大会への作品出品や文化祭での展示に加えて、書道パフォーマンスにも挑戦しています。

個人でじっくり作品を仕上げる書道と、仲間と協力して大きな作品を完成させるパフォーマンスの両方を経験できるため、伝統文化と現代的な表現を組み合わせた活動になっています。

書写検定などの資格取得にも挑戦でき、文化祭では書道部のパフォーマンスが学校を代表する発表の一つとなっています。

音楽・ダンス・バトンなど発表の機会も豊富

音楽や舞台表現が好きな生徒にも複数の選択肢があります。

  • ダンス部:中学生・高校生それぞれが練習し、文化祭などで発表
  • バトン部:演技発表に向けて技術と表現力を磨く
  • フォークソング部:バンド演奏などに取り組む
  • 管弦楽・アンサンブル系活動:楽器演奏を通して仲間と一つの音楽を作る
  • 演劇同好会:演技や舞台制作に取り組む

2026年度にはバトン部や管弦楽系の活動について学校公式動画も公開されるなど、校内外で活動成果を発表する機会があります。

茶道・華道など日本文化に触れるクラブも

富士見丘はグローバル教育に力を入れる一方で、日本文化を学ぶことも大切にしています。

茶道部は校内の本格的な茶室「忠恕庵」などを利用して活動し、華道部では季節の花を使った作品制作に取り組みます。

海外の人に日本について伝えるためには、自国の文化を理解することも欠かせません。その意味では、茶道や華道などの部活動も、富士見丘が目指す「国際性豊かな若き淑女」という教育理念につながっています。

料理・裁縫・アートなど自分の「好き」を深められる

競技大会や発表を目標とする部だけでなく、興味のあるものを楽しみながら深める活動もあります。

  • クッキング部
  • ソーイング部
  • アート&クラフト部
  • 写真部

「中学校では新しい趣味を見つけたい」という生徒にも選択肢があります。運動が苦手だからクラブ活動を楽しめないという学校ではなく、スポーツ、英語、音楽、芸術、ものづくりなど、それぞれの興味から居場所を見つけやすい環境です。

部活動と勉強の両立も大切にする

富士見丘では全国大会を目指すクラブもありますが、学校生活の中心はあくまで学習です。

例えばテニス部や少林寺拳法部、模擬国連部などで高いレベルの活動を続けながら、英語資格取得や大学進学に向けた学習にも取り組む生徒がいます。

学校内には放課後講座や長期休暇中の講習もあり、部活動と講座の時間ができるだけ重ならないよう配慮されています。そのため、「全国大会を目指すほど部活動に打ち込みたいが、大学進学に向けた学習も疎かにしたくない」という生徒にも取り組みやすい環境です。

中学から新しいことに挑戦したい子にもおすすめ

富士見丘のクラブ活動は、テニス部のように高い競技力を持つ生徒が集まる部がある一方、少林寺拳法部をはじめ、中学校入学後に初めて競技や活動を始める生徒が多いクラブもあります。

また、模擬国連では英語、書道では日本文化、アート&クラフトではものづくりというように、授業で興味を持ったことを放課後にさらに深めることもできます。

少人数の学校だからこそ、クラブ内で先輩や顧問との距離も比較的近く、中学生から高校生までが互いに支え合う活動も多く見られます。

富士見丘は、テニスや少林寺拳法で全国レベルを目指したい子から、英語・国際問題、音楽、芸術、伝統文化など自分の好きな分野をじっくり楽しみたい子まで、それぞれに合った放課後を見つけやすい学校といえるでしょう。

進学実績と卒業後の進路|国内難関大から海外大学まで広がる進路

富士見丘中学校・高等学校は大学附属校ではなく、卒業後は国公立大学、早慶上智、GMARCH、女子大学、医療・理系大学、海外大学など、一人ひとりの希望に応じた進路を目指します。

英語・グローバル教育の印象が強い学校ですが、大学進学実績を見ると、語学・国際系だけに進路が偏っているわけではありません。文系・理系の幅広い学部への進学に加え、近年は探究活動を生かした総合型選抜や学校推薦型選抜、海外大学への進学にも対応しています。

2026年度大学入試では、今春の卒業生139名について、学校が現役生のみの合格実績を公表しています。早稲田大学5名、慶應義塾大学2名、上智大学19名、明治大学10名、青山学院大学11名、立教大学11名、中央大学7名、法政大学11名など、首都圏の主要私立大学を中心に安定した実績を残しました。

2026年度は上智19名、早慶7名、GMARCH54名

2026年度の主な大学合格実績は次の通りです。合格者数は複数大学・学部への合格を含む延べ人数ですが、すべて現役生による実績として公表されています。

大学2026年度合格者数
広島大学1名
早稲田大学5名
慶應義塾大学2名
上智大学19名
東京理科大学1名
学習院大学4名
明治大学10名
青山学院大学11名
立教大学11名
中央大学7名
法政大学11名
成蹊大学9名
成城大学3名
獨協大学9名

早稲田・慶應・上智・東京理科を合わせると延べ27名、学習院・明治・青山学院・立教・中央・法政を合わせると延べ54名となります。

卒業生139名という学校規模を考えると、少人数の女子校でありながら、難関私立大学へ幅広く合格者を送り出していることが分かります。

特に上智大学との相性の良さが目立つ

富士見丘の進学実績を見ると、特に目立つのが上智大学です。

卒業年度上智大学合格者数
2023年22名
2024年14名
2025年16名
2026年19名

年度による増減はありますが、4年間継続して2桁の合格者を出しています。

富士見丘では英語4技能教育、海外研修、模擬国連、探究活動などに力を入れており、国際系・外国語系の学問へ関心を持つ生徒も少なくありません。こうした学校の教育内容と、語学・国際教育に強い大学への進路には親和性があると考えられます。

GMARCHにも毎年多くの合格者

首都圏の大学受験で重要な進学先となるGMARCHにも、毎年幅広く合格者を出しています。

2026年度は、

  • 学習院大学 4名
  • 明治大学 10名
  • 青山学院大学 11名
  • 立教大学 11名
  • 中央大学 7名
  • 法政大学 11名

となりました。

前年の2025年度も、立教大学28名、中央大学16名、法政大学17名などの実績があり、年度による変動はあるものの、GMARCHが富士見丘の主要な大学進学先の一つになっていることが分かります。

医学部医学科への合格者も

2026年度には帝京大学医学部医学科に1名が合格しています。

富士見丘は英語・国際系の学校というイメージを持たれやすいものの、高校段階では理系進学にも対応しています。中学校からICT、理科実験、探究活動に取り組み、高校では希望進路に合わせた科目選択へ進むため、医療・理工・自然科学系を目指すことも可能です。

2026年度には中学1年から高校1年までの全生徒を対象に、STEM分野で活躍する女性の話を聞く「Girls Meet STEM」の講演会も行われるなど、女子生徒が理工系分野を進路として考える機会も積極的に設けられています。

女子大学への進学にも豊富な選択肢

伝統女子校らしく、女子大学への合格者も幅広く見られます。

2026年度の主な実績では、

  • 実践女子大学 14名
  • 白百合女子大学 9名
  • 共立女子大学 9名
  • 大妻女子大学 6名
  • 昭和女子大学 4名
  • 清泉女子大学 3名
  • フェリス女学院大学 2名
  • 聖心女子大学 1名

などとなっています。

また、直近3年間では津田塾大学、東京女子大学、日本女子大学にも継続して合格者を出しています。2025年度には津田塾大学10名、東京女子大学18名、日本女子大学7名という実績がありました。

難関共学大学だけを目指すのではなく、本人が学びたい内容や大学の雰囲気に合わせて幅広く進路を選べることも特徴です。

Columbia Universityをはじめ海外大学にも合格

富士見丘の進学実績で特に注目したいのが、海外大学への進学です。

2026年度には、アメリカのアイビーリーグの一校であるColumbia Universityに1名が合格しました。学校によると、このほかにも次の海外大学への合格者が出ています。

  • Columbia University
  • University of the Pacific
  • Charleston Southern University

前年の2025年度にも、Monash University、Temple University、University of South Florida、State University of New York-Oneontaなど複数の海外大学への合格者が出ています。

英語を学ぶ学校は多くありますが、富士見丘では実際に海外大学への進学まで選択肢として持てる点が大きな特色です。

海外大学への指定校推薦制度もある

海外大学への進学を支える制度として、富士見丘にはKing’s College London(ロンドン大学キングス・カレッジ)への推薦制度があります。

学校は同大学から指定校推薦制度の対象校として認定されており、IELTSのスコアや学校成績など一定の条件を満たし、学校長の推薦を受けた生徒は、卒業後にファウンデーションコースへの入学が保証される制度となっています。

学校が公表している推薦枠は7名です。

国内大学だけでなく海外大学への推薦ルートを持っていることは、長年グローバル教育に取り組んできた富士見丘ならではの特徴といえるでしょう。

国内大学の指定校推薦も充実

学校推薦型選抜を利用した進学にも対応しており、多くの大学から指定校推薦枠があります。

主な指定校推薦人数
上智大学1名
学習院大学1名
中央大学2名
法政大学2名
成蹊大学5名
成城大学3名
明治学院大学2名
東京農業大学14名
東京都市大学4名
東京電機大学6名
津田塾大学2名
東京女子大学7名
日本女子大学6名

指定校推薦の大学・学部・人数は年度によって変更される可能性があるため、将来の推薦を保証するものではありませんが、一般選抜以外にも幅広い進学ルートを持っていることは安心材料の一つです。

探究学習を総合型選抜へつなげる

富士見丘では、中学1年から高校2年まで取り組む「自主研究5×2」をはじめ、高校でのグローバルワークショップやグローバルスタディ演習など、長期間にわたって探究活動を続けます。

こうした経験は、総合型選抜や学校推薦型選抜にも活用されています。

高校では「小論文基礎」「小論文応用」などの選択授業を設け、

  • 小論文
  • 志望理由書
  • 自己推薦書
  • 活動報告書
  • 面接
  • 口頭試問

などを段階的に指導しています。

2026年度には、富士見丘での探究活動を生かして総合型選抜を突破した卒業生が在校生向けに講演を行い、明治大学農学部や杏林大学保健学部への進学につなげた具体的な経験を伝えています。

探究を「大学入試のための実績づくり」として始めるのではなく、中学校から継続してきた興味や活動が、結果として志望理由や大学で学びたい内容につながるという流れを作っていることが特徴です。

「レバレッジ度ランキング」3年連続首都圏1位

富士見丘は、外部メディアによる大学進学力の評価でも注目されています。

『DIAMOND online』が大学合格実績と入学時の難易度などから算出する、いわゆる「レバレッジ度ランキング」では、2026年入試直前版まで3年連続で首都圏総合1位と評価されました。

これは「入学時の偏差値に比べて、6年間でどれだけ高い大学合格実績につながっているか」という考え方による外部ランキングです。

もちろん、この順位だけで学校の教育力を完全に判断できるわけではありません。生徒の努力、入学時の学力、帰国生の存在、入試方式など複数の要因が進学実績に影響します。

それでも、富士見丘が比較的コンパクトな学校規模の中で、毎年早慶上智やGMARCH、海外大学などへ合格者を送り出していることを示す一つの指標として参考になるでしょう。

「英語が得意だから国際系」と決めつけない進路教育

富士見丘では、中学生の段階から大学名を決めて受験勉強だけを進めるのではなく、自分自身の興味を見つけることを重視しています。

「自主研究5×2」、大学・企業との連携、Girls Meet STEM、海外研修などを通して、これまで知らなかった学問や職業に触れます。

そのため、英語が得意な生徒でも理工系や医療系へ進んだり、探究活動から農学・環境・社会科学へ興味を広げたりすることができます。

高校では卒業生による進路座談会も行われ、大学受験を経験した先輩から、勉強方法、選択科目、部活動との両立などについて直接話を聞く機会があります。

少人数校だからこそ、一人ひとり異なる進路を目指せる

富士見丘の進学実績を見ると、特定の大学群だけに大量の合格者を送り出す大規模進学校とは少し異なる特徴があります。

上智やGMARCHを中心とする国内難関私立大学、女子大学、医学・理系分野、芸術系大学、そして海外大学まで進路が広がっており、一人ひとりの興味に応じた進学を目指しています。

特に、英語力を大きく伸ばして難関大学を目指したい生徒、探究活動を総合型選抜へつなげたい生徒、海外大学まで視野に入れたい生徒にとっては、富士見丘ならではの進路選択が可能です。

入学時の偏差値だけで将来の進路を決めるのではなく、中高6年間の英語・探究・国際交流を通して興味と学力を伸ばし、その先に自分に合った大学を見つけていくことが、富士見丘の進路教育の大きな特徴といえるでしょう。

学費や諸経費について|中高6年間を見据えた費用の目安

富士見丘中学校を検討する際には、入学金や授業料だけでなく、施設費、教育充実費、制服・指定用品、ノートパソコン、研修旅行などにかかる費用も含めて考えておくことが大切です。

2027年度の中学校募集要項はすでに公表されていますが、学校が現在「諸費用」として掲載している学納金は2025年度実績を参考額としています。最新の公表額では、中学1年次の基本的な学納金は101万8,000円です。

中学1年次の基本的な学納金は101万8,000円

項目1年次2・3年次
入学金250,000円
施設費120,000円70,000円
授業料540,000円540,000円
教育充実費108,000円108,000円
合計1,018,000円718,000円

授業料は月額4万5,000円、教育充実費は月額9,000円です。授業料などは基本的に月ごとの分納となり、指定された銀行口座から引き落とされます。

また、入学手続きの段階で納入するのは入学金25万円のみです。初年度の学納金101万8,000円を、合格直後に一括して支払う仕組みではありません。

中学3年間の基本学納金は約245万円

現在公表されている金額をそのまま3年間に当てはめると、中学校3年間の基本的な学納金は次のようになります。

中学1年1,018,000円
中学2年718,000円
中学3年718,000円
3年間合計2,454,000円

したがって、2025年度の金額を基準とすると、中学校3年間だけで約245万円が基本的な学納金の目安となります。

ただし、これは制服・指定用品、教材、ノートパソコン、研修旅行、希望制の海外プログラムなどを含まない金額です。また、授業料や施設費などは今後改定される可能性があります。

制服・指定用品は約20万円が一つの目安

入学時には制服や通学用品、体育用品なども必要になります。学校が公表している2025年度参考価格では、主な指定用品は次の通りです。

指定用品参考価格
冬用制服一式79,200円
ダッフルコート42,350円
夏用制服一式25,850円
靴一式15,240円
鞄一式20,350円
体操服一式23,800円

これらを単純に合計すると約20万7,000円です。このほか、夏用長袖ブラウス、カーディガン、ショートソックス、マフラーなどの任意購入品があります。

制服や指定用品まで加えると、中学1年次は基本学納金と合わせて約122万円程度が一つの目安となります。さらに教材・ICT機器や学校行事に関する費用なども見込んでおくと安心です。

1人1台のノートパソコンなど学習用品も考えておきたい

富士見丘では、生徒が1人1台のノートパソコンを日常的に利用します。英語、ICT、「自主研究5×2」、プレゼンテーションなど多くの授業で使用するため、入学後の重要な学習用品です。

ICT機器の機種や購入方法、必要となる教材などは入学年度によって変わる可能性があるため、合格後の入学案内で最新の金額を確認するとよいでしょう。

中3のオーストラリア修学旅行も6年間の費用計画に入れておく

富士見丘では、中学3年生全員がオーストラリア修学旅行に参加します。2026年度は約1週間シドニーを訪れ、現地女子校との交流や市内研修などを行いました。

さらに中学2年では奈良・京都研修旅行、中学1年ではホテルマナー研修旅行などが設定されています。

  • 中学1年:ホテルマナー研修旅行
  • 中学2年:奈良・京都研修旅行
  • 中学3年:オーストラリア修学旅行

特に海外修学旅行は、富士見丘のグローバル教育を象徴する重要なプログラムです。旅行費用は実施年度の航空運賃や為替、現地事情などによって変動するため、受験時には授業料だけでなく研修旅行関連の費用も含めて確認しておきましょう。

希望者対象の海外留学は別途費用が必要

全員参加の修学旅行とは別に、希望者・選抜者を対象とした海外プログラムも豊富です。

  • 中学3年〜高校2年の希望者を対象としたイギリス短期留学
  • 高校1・2年の選抜者を対象としたターム留学
  • 国際ロータリー、AFS、YFUなどを利用した1年間留学

ターム留学では、イギリス、カナダ、オーストラリア、グアムなどへの留学機会が設けられています。

こうしたプログラムは希望に応じて参加するものなので、全員に同額の費用がかかるわけではありません。ただし、「富士見丘に入学したら海外経験を積極的にさせたい」と考えている家庭では、通常の学費とは別に海外研修・留学費用を準備しておく必要があります。

東京都在住の中学生には授業料助成制度も

学校の最新パンフレットでは、東京都内に居住する中学生について、所得にかかわらず申請することで、東京都の制度により年間10万円の授業料軽減を受けられる旨が案内されています。

制度の内容や申請条件は年度によって変更される可能性があるため、実際に入学する年度には東京都私学財団などの最新情報を確認する必要があります。

こうした助成を利用できる場合には、家庭が実際に負担する授業料を抑えることができます。

寄付金・学債・PTA会費がないのは分かりやすい

富士見丘では、学校公式サイトで「寄付金・学債・後援会費・PTA会費は一切ない」と明記しています。

私立学校では、基本学費以外に寄付金などへの協力を求める学校もあります。その点、富士見丘は必須となる基本的な学納金の構成が比較的分かりやすく、家庭としても年間の教育費を把握しやすいといえるでしょう。

高校進学時には内部進学者も入学金が必要

富士見丘は中高一貫教育を行っていますが、中学校から高等学校へ進学する際にも費用がまったくかからないわけではありません。

学校の現行案内では、内部進学者が高校へ進学する際の入学金は17万円とされています。

そのため、中学受験時には中学3年間だけではなく、高校3年間を含めた6年間の教育費を考えておくことが大切です。高校では授業料などの学納金に加えて、高校2年で全員参加のアメリカ西海岸修学旅行も予定されています。

高校では授業料支援制度も確認したい

高校段階では、国の高等学校等就学支援金や東京都の授業料軽減助成制度など、家庭の負担を軽減する制度があります。

学校でも、支給対象となる場合にはこうした制度によって授業料負担が軽減されることを案内しています。ただし、制度や支給額、居住要件などは今後変更される可能性があります。

中学校へ入学する時点から6年後まで現在の制度がそのまま続くとは限らないため、高校進学時点で最新の制度を改めて確認するのがよいでしょう。

初年度は「約102万円+指定用品・その他費用」で考える

富士見丘の学費を整理すると、現在公表されている2025年度参考額では、基本的な学納金が中学1年で101万8,000円、2・3年で各71万8,000円です。

初年度にはこれに約20万円の制服・指定用品、ICT関連用品、教材などが加わります。また、中学3年間には国内研修やオーストラリア修学旅行があり、希望すれば短期留学などにも参加できます。

一方で、寄付金・学債・後援会費・PTA会費はなく、授業料などは基本的に月ごとの分納です。東京都在住者には中学の授業料助成、高校進学後には国や東京都の支援制度を利用できる可能性もあります。

富士見丘を検討する際には、単純な初年度納入金だけで比較するのではなく、英語4技能教育、1人1台のICT環境、オーストラリア修学旅行をはじめとする国際教育を含めた6年間の教育内容と費用のバランスを見ながら判断するとよいでしょう。

入試情報と合格の目安|得意分野を生かせる多様な入試方式

富士見丘中学校の入試は、一般的な学力試験だけでなく、英語資格、学校への志望意欲、スポーツ・芸術での活動実績など、それぞれの得意分野を生かせる複数の方式が用意されていることが特徴です。

2027年度入試では、WILL入試、グローバルアスリート入試、一般入試、英語資格入試、国際生入試を実施します。一般入試と英語資格入試には2月1日午後から4日午前まで複数の受験機会があり、他校との併願もしやすい日程です。

また、2027年度の一般入試は2科または3科で、4科入試ではありません。3科を選ぶ場合も「国語・算数+理科または社会のどちらか1科目」となります。以前の入試情報とは異なる部分なので注意しましょう。

2027年度の主な入試方式

入試方式主な日程募集人数主な選考内容入学後のコース
WILL入試2月1日午前40名国語・算数+面接など一般コース/英語特別コース
グローバルアスリート入試2月1日午前5名国語または算数+作文+面接など一般コース/英語特別コース
一般入試2月1日午後〜2月4日午前30名2科または3科一般コース
英語資格入試2月1日午後〜2月4日午前30名国語または算数+英語資格英語特別コース
国際生入試2月2日午前5名英語エッセイ+基礎日本語作文など英語特別コース

一般入試は2月1日午後から5回の受験機会

2027年度の一般入試は、次の5つの日程で行われます。

日程開始時刻
2月1日14:30〜
2月2日9:00〜
2月2日14:30〜
2月3日14:30〜
2月4日9:00〜

特に2月1日・2日・3日に午後入試を設定しているため、午前に他校を受験した後で富士見丘を組み込むこともできます。

一方、2月4日は午前入試となっています。直近年度から時間帯が変更されているため、過去の入試日程を参考にするときには注意が必要です。

一般入試は「2科」と「3科」から選択

一般入試では、受験科目を次の2通りから選べます。

  • 2科:国語+算数
  • 3科:国語+算数+理科または社会のどちらか1科目
科目配点試験時間
国語100点45分
算数100点45分
理科50点30分
社会50点30分

3科受験では理科と社会の両方を受ける必要はなく、得意な方を1科目選択します。

そのため、「国語・算数は受験勉強を進めているが、理科は得意、社会は少し苦手」といった受験生でも、自分の強みを生かして受験できます。一般的な4科型中学入試とは少し異なる富士見丘独自の受けやすさがあります。

WILL入試は学力だけでなく「富士見丘で学びたい」という意欲を評価

2月1日午前に行われるWILL入試は、富士見丘への志望意欲を重視した入試です。

一般コースの場合、国語・算数はそれぞれ50点・30分の基礎的な問題で構成され、さらに受験生本人との個人面接を行います。

学校側も、学科試験を「基礎的な問題構成」としたうえで、面接を通して「本校で学びたい意志・意欲(WILL)」を高く評価する入試と明示しています。

そのため、

  • 富士見丘への志望度が高い
  • 学校説明会などを通して教育内容に魅力を感じている
  • 入学後に挑戦したいことを自分の言葉で話せる
  • 学力試験だけでは表れにくい意欲も評価してほしい

という受験生には、特に検討したい方式です。

WILL入試から英語特別コースを目指すこともできる

WILL入試では、一般コースだけでなく英語特別コースへの出願も可能です。

英語特別コースを希望する場合は、国語・算数のうち1科目と英語資格を利用して判定します。英語力に応じてコースA、コースB、インターに分かれ、コースB・インター希望者については英語面接も実施されます。

英語特別コースへの出願には、原則として英検4級以上、またはそれに相当する英語資格が必要です。

英語資格入試なら「英語資格+国語または算数」

英語をすでに得意としている受験生にとって注目したいのが英語資格入試です。

試験当日に英語の筆記試験を受けるのではなく、保有している英語資格を得点換算し、国語または算数の1科目との合計で合否を判定します。

英語資格換算得点
英検準1級以上100点
英検2級A95点
英検2級90点
英検準2級プラス85点
英検準2級80点
英検3級70点
英検4級60点

英検以外の資格についても、CEFRに基づいて換算されます。

例えば英検2級を取得していれば90点があらかじめ換算され、当日は国語または算数で得点を積み上げる形になります。小学生の段階ですでに英語資格を取得している受験生にとって、非常に相性のよい入試です。

英語資格入試の合格者は、入学後に英語特別コースへ所属します。

英語特別コースは3段階

英語特別コースでは、入学時の英語力を目安として次の3段階が設定されています。

コース入学時の英語力の目安
コースA英検4級〜3級程度
コースB英検準2級程度
インター英検2級以上程度

コースBとインターでは、ネイティブ教員によるオールイングリッシュの「英語取り出し授業」が行われます。インターでは英語授業のすべて、コースBでは英語授業の一部が取り出し授業となります。

そのため、帰国生だけでなく、国内で英語を学び英検取得を進めてきた受験生にも、高い英語力を維持・発展させる環境があります。

スポーツや芸術に打ち込んできた子にはグローバルアスリート入試

2月1日午前には、募集人数5名のグローバルアスリート入試も実施されます。

名前に「アスリート」とありますが、評価対象はスポーツだけではなく芸術分野も含まれます。これまで取り組んできた活動への熱意や実績を、作文や面接などで評価する入試です。

一般コースでは国語・算数から1科目を選択し、作文と面接を受けます。また、出願時には競技・活動の戦績や成績を示す資料を提出します。

入学後は「グローバルアスリート」の認定を受けることができ、競技活動と学校生活を両立しながら学ぶことができます。

全国レベルで活動するテニス部や少林寺拳法部を持つ富士見丘らしい入試方式といえるでしょう。

インターナショナルスクール生・帰国生向けの「国際生入試」

2027年度には、主に国内のインターナショナルスクール生や帰国生を対象とする国際生入試も2月2日午前に実施されます。

選考は、

  • 英語エッセイ:100点・45分
  • 基礎日本語作文:30点・30分
  • 英語面接:対象コースのみ
  • 個人面接:20点・5〜10分

という構成です。

一般的な国語・算数中心の中学受験よりも英語力に比重を置いているため、海外在住経験やインターナショナルスクールで培った力を生かしやすくなっています。

帰国生入試は2回、海外生向け入試も実施

富士見丘では、通常の2月入試とは別に帰国生入試も実施しています。

2027年度は11月と1月に帰国生入試を行い、さらにニューヨーク・ロンドン・シンガポールなど海外会場やオンライン形式による海外生向け入試も設定されています。

英語特別コースや帰国生向け取り出し授業など、入学後の教育環境も整っているため、海外から日本の中学校へ進学する女子にとっても選択肢にしやすい学校です。

2026年度の全体実質倍率は1.56倍

直近の2026年度入試では、すべての入試方式を合わせて1,144名が出願し、519名が受験、333名が合格しました。全体の実質倍率は約1.56倍です。

出願者数1,144名
受験者数519名
合格者数333名
実質倍率約1.56倍

出願者数に対して受験者数がかなり少ないのは、午後入試や複数回入試では他校の合否結果によって欠席する受験生が多いためです。富士見丘の難易度を見る際には、単純な出願倍率ではなく実際の受験者数と合格者数を見ることが大切です。

後半の日程ほど倍率が高くなることも

2026年度一般入試では、日程や2科・3科の選択によって倍率にかなり差がありました。

前半日程では実質倍率が1倍台の試験も多い一方、後半日程では受験者数が少なくなると同時に合格者数も絞られ、2〜3倍を超える入試も見られます。

そのため、「2月4日まで何度も受けられるから後半でも簡単に合格できる」と考えるのは避けたいところです。富士見丘への志望度が高い場合には、比較的募集枠の大きい前半日程から受験する方が安心でしょう。

直近入試では合格最低ラインがおおむね5〜6割

学校が公表している2026年度入試結果では、合格最低得点率が公開されている入試について、おおむね53〜60%程度となっています。

年度や入試方式によって問題の難易度や受験者層が変化するため、「6割取れば必ず合格」と考えることはできませんが、過去問演習ではまず6割を安定して超えることを一つの目安にするとよいでしょう。

さらに余裕を持って受験するのであれば、得意科目を作りながら7割前後を安定して取れる状態を目指したいところです。

偏差値は入試回によって大きく変わる

富士見丘は入試方式と時間帯が多いため、偏差値も一つの数字では表せません。

現在の四谷大塚Aライン80偏差値では、主な一般入試について次の水準が一つの目安となっています。

入試Aライン80偏差値
WILL入試33
2月1日午後40
2月2日午前36
2月2日午後38
2月3日午後38
2月4日午前37

模試の偏差値は受験者層によって大きく異なるため、四谷大塚、日能研、合格ONEテストなど異なる模試会社の偏差値を直接比較することはできません。普段受験している模試の判定を基準に考えましょう。

また、英語資格入試やグローバルアスリート入試では、通常の2科偏差値だけでは合格可能性を判断しにくくなります。保有する資格や活動実績も含め、自分に最も有利な方式を選ぶことが重要です。

高得点合格者には特待制度も

富士見丘では、入試で高得点を取った受験生を対象とした特待制度もあります。

2027年度募集要項では、面接を除く学科試験の合計得点率が85%以上の場合、入学金が免除されます。さらに90%以上の場合には、入学金に加えて入学時の施設費も免除されます。

  • 得点率85%以上:入学金免除
  • 得点率90%以上:入学金+入学時施設費免除

英語資格入試では、英語資格の換算点と当日の国語または算数の得点を合計して判定します。

なお、グローバルアスリート入試には活動実績に基づく別の特待基準があり、この高得点特待制度の対象外です。

検定料2万3,000円で複数回受験が可能

2027年度の検定料は23,000円で、学校の募集要項では複数回受験可能とされています。

一般入試や英語資格入試には複数の日程があるため、富士見丘への志望度が高い場合には複数回受験によって合格機会を増やすことができます。

また、午前・午後の入試を組み合わせられるため、2月1日から4日までの併願プランを比較的柔軟に作れることも大きな特徴です。

「自分に合う入試」を選ぶことが富士見丘攻略のポイント

富士見丘の入試は、全員が同じ4教科試験で競うタイプではありません。

国語・算数を中心に受験したい子、理科や社会の得意科目を加えたい子、英語資格を生かしたい子、富士見丘への強い志望意欲を評価してほしい子、スポーツや芸術で実績を積んできた子に、それぞれ異なる入口があります。

そのため、偏差値だけを見て受験方法を決めるよりも、6年生の段階で本人の強みを整理し、どの方式なら最も力を発揮できるかを考えることが重要です。

特に富士見丘で英語を本格的に学びたい場合は、英語資格入試やWILL入試から英語特別コースを目指す方法もあります。入学後にどのような学びをしたいかまで考えて入試方式を選べることが、富士見丘中学校の入試の大きな特色といえるでしょう。

併願校パターン|午後入試を生かして組み立てる受験プラン

富士見丘中学校は、2月1日午前のWILL入試から、2月1日・2日・3日の午後入試、2月2日・4日の午前入試まで複数の受験機会が設定されているため、第一志望としても併願校としても日程を組み立てやすい学校です。

特に笹塚は新宿から近く、京王線・都営新宿線を利用しやすいため、世田谷区、渋谷区、目黒区、港区などの女子校・共学校との併願も考えやすくなっています。

富士見丘を基準にすると、より難度の高い学校として山脇学園、品川女子学院、普連土学園などが候補になります。一方、八雲学園や実践女子学園などは学力状況や受験回によって標準〜ややチャレンジの候補となり、佼成学園女子、中村、文京学院大学女子などを安全校候補として組み合わせる方法もあります。

ただし、ここでいう「チャレンジ校」「標準校」「安全校」はあくまで一般的な目安です。模試の偏差値だけでなく、本人の得意科目、英語資格、過去問との相性、受験する回による難易度差まで考えて判断する必要があります。

富士見丘を基準にした代表的な併願候補

位置づけ学校名主な入試日程併願時のポイント
チャレンジ校山脇学園中学校2月1日、2月2日午後、2月4日など一般・英語・1科・探究系など多様な方式を持つ人気女子校。富士見丘より高い学力帯からのチャレンジ候補
品川女子学院中等部2月1日午前・午後、2月2日、2月4日2月1日午後には算数1教科入試も実施。大学進学と探究・社会連携を重視する女子校
普連土学園中学校2月1日午前・午後、2月2日午後、2月4日午前2月1日午後は算数1教科、2月2日午後は国算2科。午後入試を利用して組み込みやすい
標準校富士見丘中学校2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月3日午後、2月4日午前WILL、一般、英語資格など本人の強みに応じて複数方式を選べる
八雲学園中学校2月1日午前・午後、2月2日午後、2月3日午後、2月5日午前2027年度は特待チャレンジ・得意2科目入試も実施。現在は男女共学校
実践女子学園中学校2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月3日午後、2月4日午後入試回数が多く、2科・4科・思考表現・英語資格など多様。成績によってはややチャレンジ寄り
安全校候補佼成学園女子中学校直近年度は2月1日以降に複数回実施同じ京王線沿線の女子校で、笹塚から通いやすい。英語・グローバル教育を重視する点でも比較しやすい
中村中学校直近年度は2月1日、2月2日、2月4日など英語・探究・キャリア教育に力を入れる女子校。複数回受験を組み込みやすい
文京学院大学女子中学校直近年度は2月1日午前・午後、2月2日午後、2月3日午後、2月4日午前など2科・4科や英検を生かせる方式などがあり、後半日程まで受験機会を確保しやすい

2027年度の正式募集要項がまだ公表されていない学校については、直近年度の日程を参考として掲載しています。実際に出願する際には、必ず各校が公表する最新の募集要項を確認しましょう。

パターン1|富士見丘を第一志望にする場合

富士見丘への進学希望が強い場合には、まず2月1日午前のWILL入試を活用するプランが考えられます。

WILL入試は、基礎的な国語・算数と面接を通して、学力だけでなく「富士見丘で学びたい」という本人の意欲を評価する入試です。富士見丘が第一志望であれば、一般入試だけを受けるよりも検討する価値があります。

日程午前午後
2月1日富士見丘 WILL入試富士見丘 一般・英語資格入試、または安全校
2月2日富士見丘 一般・英語資格入試富士見丘 一般・英語資格入試
2月3日結果に応じて休養または他校富士見丘 一般・英語資格入試
2月4日富士見丘 一般・英語資格入試必要に応じて後半入試

富士見丘は複数回受験がしやすいため、不合格が続いた場合でも受験機会を確保できます。ただし、2月1日午前・午後、2日午前・午後と連続受験すると小学6年生にはかなりの負担になります。

第一志望だからといってすべての回を受験するのではなく、本人の得意科目や英語資格に合わせて合格可能性の高い方式を選ぶことが大切です。

英語資格を持っているなら「英語資格入試」を中心に組む

英検などをすでに取得している受験生は、富士見丘の英語資格入試を積極的に利用できます。

英語資格入試は、資格による換算得点と国語または算数1科目で判定されます。例えば英検2級なら90点、準2級なら80点が換算されるため、高い英語力を持つ受験生ほど有利になります。

また、富士見丘以外にも、英語資格を入試で評価する学校は増えています。実践女子学園や八雲学園などにも英語を生かせる入試があるため、「英語を得点源とする併願プラン」を組むこともできます。

学校英語を生かせる主な方式
富士見丘英語資格入試、WILL英語特別コース
品川女子学院英検取得級による加点制度
実践女子学園英語資格入試
八雲学園英語資格加点、得意2科目で英語選択可能

英語を中学受験で本格的に学んできた子や帰国生にとって、4科だけに限定されない併願プランを作りやすいエリアといえるでしょう。

パターン2|山脇・品川女子などに挑戦し、富士見丘を午後に受験

模試で富士見丘の合格圏を安定して上回っている場合には、午前に上位女子校へ挑戦し、午後に富士見丘を受験する方法があります。

富士見丘では2月1日・2日・3日に午後入試が設定されているため、上位校との併願で特に使いやすい学校です。

日程午前午後
2月1日山脇学園A、品川女子学院①、普連土学園1日午前など富士見丘 一般・英語資格入試
2月2日上位校の第2回、または富士見丘富士見丘、普連土学園2日午後など
2月3日合格状況に応じて選択富士見丘または八雲学園
2月4日富士見丘、品川女子学院、普連土学園など実践女子学園など

このパターンでは、富士見丘を「進学してもよいと思える有力併願校」として位置づけることが重要です。

偏差値上は安全に見えても、午後入試では午前に難関校を受験した層が流入するため、受験者層が高くなることがあります。特に後半日程は募集枠も限られるため、「富士見丘なら後からでも大丈夫」と考えすぎない方がよいでしょう。

普連土学園との併願は日程の選択肢が多い

英語・国際教育や少人数女子校に魅力を感じる家庭では、普連土学園も比較対象になりやすい学校です。

2027年度の普連土学園は、次の日程で実施されます。

  • 2月1日午前:4科入試
  • 2月1日午後:算数1教科入試
  • 2月2日午後:国語・算数2科入試
  • 2月4日午前:4科入試

一方、富士見丘にも2月1日から4日まで複数の日程があります。

例えば、2月1日午前に普連土、午後に富士見丘という組み合わせも可能ですし、富士見丘を第一志望として2月1日午前にWILL入試を受け、2月2日午後に普連土へ挑戦するという逆の組み方も考えられます。

学校の教育内容は異なりますが、英語・国際教育、女子校、大学進学を重視する家庭にとって比較する価値のある組み合わせです。

パターン3|富士見丘をチャレンジ校として受験する場合

模試で富士見丘がチャレンジ圏にある場合には、富士見丘だけを複数回受験するのではなく、早い段階で安全校の合格を確保することが重要です。

日程午前午後
2月1日富士見丘 WILL入試または一般入試佼成学園女子、文京学院大学女子など安全校候補
2月2日富士見丘または安全校富士見丘または実践女子学園など
2月3日合格状況を見て休養・安全校富士見丘
2月4日富士見丘または文京学院大学女子など必要に応じて後半入試

特に2月1日午後までに一つ合格を得られると、2日以降の精神的な負担はかなり軽くなります。

安全校についても「偏差値が低いから」という理由だけで選ぶのではなく、実際に進学する可能性を考えて、本人が納得できる学校を選びましょう。

京王線沿線なら佼成学園女子も組み合わせやすい

富士見丘と地理的に特に組み合わせやすいのが佼成学園女子中学校です。

富士見丘の最寄りである笹塚駅と、佼成学園女子の最寄りである千歳烏山駅はいずれも京王線沿線にあります。学校間の移動を考えても比較的分かりやすく、午後入試を利用する際の候補になります。

佼成学園女子も英語・グローバル教育に力を入れているため、

  • 女子校
  • 英語教育を重視
  • 海外研修が充実
  • 京王線沿線

という条件で学校を探している家庭には、比較しやすい組み合わせです。

八雲学園は2027年度からさらに入試方式が充実

八雲学園中学校も、複数回入試を利用して富士見丘と併願しやすい学校です。なお、八雲学園は現在男女共学校なので、女子校に限定して受験したい家庭は注意しましょう。

2027年度は、

  • 2月1日午前:第1回
  • 2月1日午後:第2回
  • 2月2日午後:特待チャレンジ入試
  • 2月3日午後:得意2科目入試
  • 2月5日午前:未来発見入試

が予定されています。

得意2科目入試では、国語・算数だけでなく、英語+算数、国語+英語なども選択できます。英語を得意とする富士見丘志望者には相性のよい併願候補です。

実践女子学園は2月1日から4日まで受験機会が豊富

渋谷区にある実践女子学園中学校は、富士見丘と同じ女子校で、地理的にも比較しやすい学校です。

2027年度は、2月1日の午前・午後から2月4日まで複数回の一般入試が予定されており、2科・4科、思考表現、英語資格など複数の方式があります。

受験回によっては富士見丘より難度が高くなるため、学力によって標準校にもチャレンジ校にもなり得る学校です。

渋谷エリアで女子校を希望し、学校行事や探究・英語教育まで含めて比較したい場合には、説明会で両校を見比べておくとよいでしょう。

午後入試は「間に合う」だけではなく体力まで考える

富士見丘は午後入試を多く設定しているため、午前校との併願に非常に便利です。しかし、受験プランを考える際には、単に電車で間に合うかだけで判断しないことが大切です。

  • 午前校の試験終了時間
  • 学校から最寄り駅までの移動
  • 乗り換え回数
  • 昼食を取る時間
  • 午後校の集合時間
  • 前日までの疲労
  • 翌日の第一志望校への影響

特に2月1日から3日まで毎日午前・午後の2校を受験すると、3日目にはかなり疲労が蓄積します。

第一志望校の試験で最もよい状態を作ることを優先し、必要のない午後入試まで詰め込みすぎないようにしましょう。

英語資格の有無で併願戦略は大きく変わる

富士見丘の併願を考えるうえで、一般的な女子校受験と特に異なるのが英語資格です。

英検準2級、2級などを持つ受験生は、富士見丘の英語資格入試で大きなアドバンテージを得られます。また、品川女子学院では英検による加点、八雲学園でも英語資格の加点や英語を含む得意2科目入試があります。

そのため、英語を得意とする子は、通常の模試偏差値だけを基準に学校を並べるよりも、「英語をどこまで入試得点に変えられるか」を各校で比較することが重要です。

1月入試で本番を経験しておく方法も

東京の中学入試が始まる2月1日より前に、埼玉・千葉などの学校を受験して本番を経験しておく方法もあります。

1月校には、

  • 実際の入試会場の緊張感を経験する
  • 時間配分を確認する
  • 朝の移動や試験前の過ごし方を確認する
  • 一つ合格を得て2月を迎える

といった意味があります。

特に富士見丘の一般入試は2科・3科で受験できるため、4科型の受験生だけでなく、国語・算数を中心に勉強している受験生もいます。1月入試を利用する場合も、本人が実際に取り組んでいる科目構成に合う学校を選びましょう。

富士見丘第一志望なら「合格しやすい方式」を見極めたい

富士見丘は、同じ学校を複数回受験できるだけでなく、入試方式そのものが多様です。

第一志望の場合は、

  • 志望意欲を生かす:WILL入試
  • 国語・算数が得意:一般2科入試
  • 理科・社会が得意:一般3科入試
  • 英語資格がある:英語資格入試
  • スポーツ・芸術に実績がある:グローバルアスリート入試

というように、本人の強みに合わせて受験方式を選ぶことができます。

そのため、富士見丘の併願戦略では「何日に受験するか」だけでなく、「どの方式なら最も合格可能性を高められるか」まで考えることが重要です。

チャレンジ校、標準校、安全校をバランスよく組み合わせつつ、本人が実際に進学したいと思える学校だけで日程を構成すれば、富士見丘の豊富な入試機会を生かした無理のない受験プランを作りやすいでしょう。

在校生・保護者の声|少人数ならではの温かさと国際的な校風

学校選びでは、カリキュラムや大学進学実績だけでなく、「実際に通う生徒がどのような6年間を過ごしているのか」も重要です。富士見丘中学校について、学校公式の卒業生インタビューや学校生活の紹介、近年の在校生・保護者による口コミを見ると、少人数ならではの先生との距離の近さ、英語を日常的に使える環境、多様なバックグラウンドを持つ友人との出会いを評価する声が目立ちます。

一方で、校則や生活指導、先生との相性については評価が分かれる部分もあります。富士見丘は比較的コンパクトな女子校だからこそ、学校の雰囲気との相性が6年間の満足度に影響しやすい学校ともいえるでしょう。

1クラス25名前後の少人数環境

富士見丘では、中学校のホームルームを1クラス25名前後で編成しています。大規模な中高一貫校と比較すると一つひとつのクラスがコンパクトで、先生が生徒一人ひとりの様子を把握しやすい環境です。

近年の保護者の声でも、少人数であるため先生の目が届きやすく、学習面で丁寧に見てもらえることを評価する意見があります。

英語の音読課題やエッセイについても、生徒一人ひとりへフィードバックを返す指導が行われています。補習や講習も用意されているため、分からない部分をそのままにせず、学校の中で学習を立て直しやすいことは富士見丘の強みです。

先生との距離が近く、質問や相談をしやすい

少人数教育は、単に1クラスの人数が少ないというだけではありません。日常的に先生と接する機会が多く、学習や進路について相談しやすい環境につながっています。

高校では、大学進学を果たした卒業生と在校生の座談会が毎年開催され、勉強方法や科目選択、部活動との両立などについて具体的に相談できる機会も設けられています。

総合型選抜や学校推薦型選抜を利用する場合には、志望分野に詳しい教員が志望理由書、自己推薦書、小論文、面接などを個別にサポートします。

大人数の中で自分から積極的に先生へ質問するのが苦手な子でも、比較的小規模な学校であれば、日常的な関わりの中から相談のきっかけを作りやすいでしょう。

英語を本当に使う学校生活が印象に残る

富士見丘の卒業生の声で特に目立つのが、英語を使う機会の多さです。

Online Speaking、ネイティブ教員による授業、エッセイライティング、模擬国連、海外研修などを通して、英語を教科として学ぶだけではなく、実際に自分の考えを伝えるために使います。

帰国生の卒業生からも、富士見丘を選んだ理由として、海外で身につけた英語力を維持・向上できる環境を挙げる声があります。ネイティブ教員による高度な授業だけでなく、レポートやプレゼンテーションを通して、周囲の生徒から刺激を受けながら英語力を伸ばせたという振り返りも紹介されています。

一方、一般コースには中学から本格的に英語学習を始める生徒もいます。帰国生・英語上級者だけの学校ではなく、入学後に英語を伸ばしたい生徒にも学習環境が用意されていることが特徴です。

帰国生が約20%、多様なバックグラウンドの友人と学ぶ

富士見丘では、全校生徒のうち約20%が帰国生です。出身地域も一つに偏らず、現地校、日本人学校、インターナショナルスクールなど、異なる教育環境を経験した生徒が在籍しています。

学校によると、帰国生が滞在していた国は約20か国に及びます。ホームルームは国内生と帰国生を分けずに編成されるため、普段の学校生活の中で自然に異なる文化や価値観に触れることができます。

卒業生からも、さまざまなバックグラウンドを持つ友人と出会えたことを富士見丘で得た大切な経験として挙げる声があります。

海外修学旅行へ行ったときだけ異文化に触れるのではなく、日常の教室そのものに多様性があることは、富士見丘の大きな特色です。

「英語が得意な子」だけで固まるわけではない

帰国生や英語特別コースがあるため、「英語ができないと学校生活になじめないのでは」と心配する家庭もあるかもしれません。

しかし、英語特別コースの授業は英語力に応じて分かれる一方、ホームルームや学校行事、部活動ではさまざまな生徒が一緒に活動します。

一般コースから英語を伸ばす生徒、幼い頃から海外で生活してきた帰国生、国内で英検取得を続けてきた生徒などが同じ学校で学ぶため、「英語力が違うこと」そのものが自然な環境です。

英語が得意な友人から刺激を受けたり、反対に自分の得意な教科や活動で周囲を支えたりと、それぞれ違う強みを持つことを認めやすい環境といえるでしょう。

友人関係は少人数ならではの距離の近さ

在校生による近年の口コミでは、明るい子から静かな子までさまざまなタイプの生徒がいるという声があります。入学前は友人ができるか不安だったものの、実際には周囲から声をかけてもらい、友人関係を築きやすかったという感想も見られます。

クラスが25名前後であれば、1年間ほとんど話したことのないクラスメイトが大勢いるような環境にはなりにくく、体育祭、文化祭、合唱コンクール、研修旅行などを通して学年内の交流も深まります。

また、部活動では中学生と高校生が一緒に活動するものも多く、先輩・後輩との人間関係も広がります。

大人数の学校よりも、ある程度決まった仲間とじっくり関係を築きたい子には相性がよい学校でしょう。

オーストラリア修学旅行など、体験型の学びへの満足感

富士見丘の学校生活で印象に残りやすいのが、学年ごとに用意された研修行事です。

  • 中1のホテルマナー研修
  • 中2の奈良・京都研修旅行
  • 中3のオーストラリア修学旅行
  • 希望者対象のイギリス短期留学
  • 海外姉妹校からの留学生受け入れ

単に旅行を楽しむだけではなく、事前学習、現地での体験、帰校後の発表までを一つの学習として行います。

特にオーストラリア修学旅行では、現地の女子校の生徒と交流し、自分たちで日本文化を英語で紹介するなど、中学校で身につけてきた英語力を実際に試す場となっています。

英語や海外に興味のある生徒にとって、「勉強してきたことが本当に通じた」という実感を得られる経験は、その後の学習意欲にもつながりやすいでしょう。

「自主研究5×2」で好きなものを進路へつなげた卒業生も

卒業生の進路を見ると、富士見丘の探究学習「自主研究5×2」で取り組んだテーマを、その後の大学進学につなげたケースもあります。

2026年には、探究活動を生かして総合型選抜で明治大学農学部、杏林大学保健学部へ進学した卒業生が、在校生向けの講演を行いました。

学校で行った研究を、志望理由書や活動報告書、小論文、口頭試問へどのようにつなげたのかを後輩へ伝えています。

中学時代には単に「好きだから調べてみた」というテーマでも、数年間続けることで将来学びたい分野が見えてくることがあります。自分の興味を大切にしてくれる学校だったことが、結果的に大学進学にもつながるという富士見丘らしい進路形成です。

部活動と勉強を両立する生徒も多い

富士見丘には、全国大会を目指すテニス部や少林寺拳法部、英語を使って大会へ参加する模擬国連部など、活動量の多いクラブもあります。

卒業生を囲む進路座談会でも、在校生から「部活動と勉強をどう両立したか」という質問が毎年出ています。それだけ、クラブ活動を続けながら大学受験に取り組む生徒が多いことが分かります。

放課後講座や長期休暇中の講習も設けられているため、必要に応じて学校内で学習を補いながら部活動を続けることができます。

「部活動をやめて受験勉強だけに集中する」という一つの形に限定せず、本人の希望する学校生活と進路の両方を考える姿勢が見られます。

校則や生活指導については評価が分かれる

一方、在校生や保護者による外部の口コミでは、校則や生活指導について「安心できる」と感じる家庭と、「やや厳しい」と感じる生徒の両方が見られます。

例えば、スマートフォンの扱い、服装・髪型など学校生活上のルールについて、保護者からは中学生として安心できるという評価がある一方、生徒側からは自由度が低いと感じるという意見もあります。

女子校として生活面にも一定の規律を求める学校なので、服装やスマートフォンの使用をできるだけ本人の自由に任せたい家庭の場合には、実際の校則を確認しておいた方がよいでしょう。

先生との相性についても感じ方には個人差

少人数教育については「面倒見がよい」「先生の目が届く」という評価がある一方で、先生との関わり方について違和感を覚えたという口コミもあります。

これは富士見丘に限らず、どの学校でも教員との相性によって感じ方が変わる部分です。ただし、少人数校では先生と接する機会が多いため、先生との距離が近い環境を心地よいと感じるかどうかは学校との相性を判断するポイントになります。

自分のペースで完全に自由に学びたい子よりも、先生から声をかけてもらったり、課題の進み具合を確認してもらったりする環境を安心と感じる子の方が、富士見丘にはなじみやすいでしょう。

少人数だからこそ「自主性」も必要

面倒見の良さが富士見丘の魅力ですが、先生がすべてを管理してくれる学校というわけではありません。

「自主研究5×2」では自分でテーマを選び、Online Speakingでは自分から英語を話し、海外研修では自分の力で現地の人とコミュニケーションを取る必要があります。

保護者の口コミでも、自分から学び行動できる生徒ほど学校の環境を生かしやすいという趣旨の評価があります。

最初から積極的である必要はありませんが、「せっかく学校に機会があるなら挑戦してみよう」と少しずつ動ける子ほど、富士見丘の英語・探究・国際交流を自分の成長につなげやすいでしょう。

「少人数×多様性」が富士見丘の雰囲気

富士見丘の学校生活を特徴づけているのは、「少人数」と「多様性」が同時に存在していることです。

1クラスは25名前後とコンパクトで先生や友人との距離が近い一方、帰国生が約20%在籍し、英語力も海外経験も興味のある分野も異なる生徒が集まっています。

大規模校のように何百人もの同級生の中から居場所を探す環境ではありませんが、小さなコミュニティの中で、自分とは異なる経験や価値観を持つ友人に出会うことができます。

「先生にしっかり見てもらえる環境が安心」「英語や海外に興味のある友人と出会いたい」「少人数の女子校で自分の好きなことを伸ばしたい」という子にとって、富士見丘の校風は特に魅力を感じやすいでしょう。

受験前には文化祭や説明会で相性を確認したい

富士見丘は、教育内容に明確な特色がある学校です。英語教育の充実、少人数指導、海外研修などに魅力を感じる家庭がある一方、校則の考え方や先生との距離の近さについては本人の性格によって感じ方が変わります。

そのため、学校説明会では進学実績やカリキュラムだけでなく、在校生の話し方、生徒同士の雰囲気、先生と生徒の距離感にも注目してみることをおすすめします。

文化祭では、模擬国連、書道、音楽、探究発表など、富士見丘の生徒が実際に活動する姿を見ることができます。本人がその様子を見て、「この環境なら自分も何かに挑戦してみたい」と思えるのであれば、学校との相性はよい可能性があります。

富士見丘は、手厚く見守られながら受け身で過ごすだけの学校ではなく、少人数の温かい環境を土台に、英語・探究・部活動・海外交流の機会を自分から活用して成長していく学校と考えると、その校風をイメージしやすいでしょう。

この学校に向いている子の特徴|英語と探究を通して大きく成長したい女子におすすめ

富士見丘中学校は、少人数教育を土台に、英語4技能、探究学習、ICT、海外研修、部活動など幅広い経験を通して生徒を育てる学校です。そのため、入学時点ですでに高い英語力や明確な将来像を持っている子だけでなく、中高6年間で自分の得意分野や興味を見つけ、大きく成長していきたい子にも向いています。

特に、学校から与えられた課題をこなすだけでなく、用意された機会を自分から活用してみようと思える子ほど、富士見丘の教育環境を生かしやすいでしょう。

英語を「得意科目」から「使える力」へ伸ばしたい子

富士見丘との相性が特によいのは、英語を本格的に伸ばしたい子です。

中学校では英語関連の授業時間を多く確保し、中学2年からはOnline Speaking、中学3年では多読を中心とするExtensive Readingなどにも取り組みます。週末のエッセイライティングでは、自分の考えを英語で書くことも習慣化していきます。

  • 英語を得意科目にしたい
  • 英検などの資格取得に挑戦したい
  • 外国人と実際に英語で話せるようになりたい
  • 将来、留学や海外大学進学も考えてみたい

という子にとっては、日常的に英語を使う機会が多い富士見丘の環境は大きな魅力です。

すでに高い英語力を持っている子

帰国生や、小学生の段階ですでに英検準2級・2級以上などの高い英語力を身につけている子にも適しています。

英語特別コースでは、英語力に応じてA・B・インターに分かれ、特にインターでは英語の授業をネイティブ教員によるオールイングリッシュで受講できます。

一般的な中学校では、すでに高い英語力を持つ生徒にとって授業内容が易しすぎることもありますが、富士見丘では習熟度に応じた環境があるため、現在の英語力を維持するだけでなく、さらに高度な表現力や思考力へ伸ばしたい子にも向いています。

中学入学後に英語を大きく伸ばしたい子

一方で、富士見丘は帰国生や英語上級者だけの学校ではありません。

一般コースでは、中学校から本格的に英語を学ぶ生徒にも対応しています。文法や語彙を基礎から学びながら、ネイティブ教員との授業、Online Speaking、英作文などへ段階的に進むため、入学時の英語力よりも、6年間でどこまで伸ばしたいかを重視して学校を選ぶことができます。

「小学生では英語をそれほど勉強していなかったけれど、中学から本気で取り組みたい」という子にも検討しやすい学校です。

自分の好きなことをとことん調べたい子

富士見丘では、中学1年から高校2年まで全員が「自主研究5×2」に取り組みます。

学校から一律に研究テーマを与えられるのではなく、自分の興味からテーマを見つけ、調査、実験、取材、フィールドワークなどを行いながら研究を深めます。

  • 気になることがあると自分で検索したくなる
  • 自由研究が好き
  • 好きな分野について詳しくなるのが楽しい
  • 学校の勉強と現実の社会を結びつけて考えたい

という子には特に向いています。

最初から高度な研究ができる必要はありません。身近な「なぜ?」からスタートし、数年間かけて「好き」を「学問」へ発展させていけることが富士見丘の探究教育の魅力です。

自分の考えを人に伝えられるようになりたい子

富士見丘では、プレゼンテーションや英作文、グループワークなど、自分の考えを表現する機会が数多くあります。

自主研究では研究成果を発表し、ホテルマナー研修や奈良・京都研修でも帰校後に成果発表を行います。海外研修では、英語を使って現地の人へ日本文化を紹介する場面もあります。

そのため、すでに人前で話すことが得意な子だけでなく、

  • 人前で話すことに少し自信がない
  • 自分の意見をうまく言葉にできるようになりたい
  • プレゼンテーションができるようになりたい

という子にも向いています。

少人数の環境で発表経験を積み重ねることで、自分の考えを伝えることへの抵抗感を少しずつ減らしていけるでしょう。

海外や異文化に興味がある子

富士見丘では、中学3年のオーストラリア修学旅行をはじめ、希望者対象のイギリス短期留学、海外姉妹校との交流など、国際交流の機会が豊富です。

さらに、校内にも多くの帰国生が在籍しているため、海外へ行くときだけではなく、日常の学校生活の中でも異なる文化や価値観に触れられます。

「外国へ行ってみたい」「海外の人と友達になりたい」「日本とは違う考え方を知りたい」という好奇心がある子にとって、富士見丘は刺激の多い学校です。

少人数の環境で先生にしっかり見てもらいたい子

富士見丘の中学校は、1クラス25名前後という比較的コンパクトな規模です。

そのため、大規模校のように多くの生徒の中で自分から先生へ働きかけなければならない環境よりも、先生に自分の状況を把握してもらいながら学びたい子に向いています。

小テストや課題で理解が不十分な部分を確認したり、放課後講座で補強したりと、学習面でも継続的なサポートがあります。

「完全に自分のペースに任せてほしい」という子より、必要なときには先生から声をかけてもらえる方が安心する子の方が、学校の良さを感じやすいでしょう。

今の偏差値より、入学後の成長を重視したい家庭

富士見丘は、外部メディアによる「レバレッジ度」の評価でも注目されているように、入学後の学力伸長を学校選びの魅力として感じる家庭も多い学校です。

中学入試時点で最難関レベルの学力を持っていることよりも、少人数指導や英語教育、講習、探究活動などを利用しながら、6年間で自分の力を伸ばしていくことに価値があります。

「現在の偏差値だけで将来の大学進学先を決めたくない」「中高で学ぶことの楽しさを知って、結果として大学進学にもつなげてほしい」という家庭には、特に検討しやすい学校です。

一般選抜だけでなく、自分の経験を大学受験に生かしたい子

富士見丘では、一般選抜だけでなく、学校推薦型選抜や総合型選抜を利用して大学へ進学する生徒もいます。

中学から続けてきた自主研究、海外経験、模擬国連、部活動などを、自分が大学で学びたいことへつなげていくことができます。

そのため、

  • テストの得点だけで自分を評価されたくない
  • 好きなことを長期間続けたい
  • 学校で経験したことを大学進学にもつなげたい

という子にも向いています。

学力試験対策と並行しながら、「自分は中高6年間で何をしてきたのか」を語れる生徒へ成長しやすい環境です。

テニスや少林寺拳法に本格的に取り組みたい子

部活動では、特にテニス部と少林寺拳法部が全国レベルで活躍しています。

中学テニス部は全国大会への出場実績があり、高校でもインターハイ出場を果たしています。少林寺拳法部も東京都大会で連覇し、全国大会へ進んでいます。

そのため、

  • 中学でも競技を本格的に続けたい
  • 全国大会を目指したい
  • 高いレベルの仲間と練習したい

という子にとっても魅力的です。

特に少林寺拳法部では初心者から始める生徒も多いため、中学入学を機に新しいスポーツへ本気で挑戦したい子にも選択肢があります。

英語や国際問題を部活動でも深めたい子

運動部だけでなく、富士見丘らしい活動として模擬国連部があります。

英語で各国の立場を調査し、国際問題について議論・交渉するため、授業で身につけた英語力をさらに実践的に使うことができます。

ニュースや世界情勢に興味がある子、英語を使って議論してみたい子、将来国際関係や政治・経済などを学びたい子には特に向いています。

日本文化と海外の両方に興味がある子

グローバル教育というと海外文化ばかりを学ぶイメージがありますが、富士見丘では日本文化も大切にしています。

中1のホテルマナー研修、中2の奈良・京都研修、百人一首カルタ大会、茶道や華道などを通して、日本の文化や礼儀について学びます。

そのうえで中3ではオーストラリアへ行き、自分たちの日本文化を現地の生徒へ紹介します。

「海外について知るだけでなく、日本についても説明できるようになりたい」という子にとって、非常にバランスのよいグローバル教育といえるでしょう。

学校行事や体験学習を楽しみたい子

富士見丘では、文化祭、体育祭、合唱コンクールに加え、学年合宿、ホテルマナー研修、奈良・京都、オーストラリアなど、校外で学ぶ機会も数多くあります。

教室での勉強だけでなく、実際の場所へ行き、人と会い、体験しながら学ぶことが好きな子には向いています。

旅行についても「楽しかった」で終わるのではなく、事前学習や成果発表があるため、体験から何かを学び取ることを求められます。

自分からチャンスを取りにいける子

富士見丘には、海外研修、留学、模擬国連、各種講座、探究活動、部活動など、多くの機会があります。

ただし、そのすべてを学校側が強制的に経験させるわけではありません。希望制・選抜制のプログラムもあるため、「やってみたい」と自分から手を挙げることが重要になります。

入学時には消極的でも構いませんが、6年間の中で少しずつ、

  • 海外研修に応募してみる
  • 英検に挑戦する
  • 文化祭で発表する
  • 模擬国連に参加する
  • 探究テーマについて専門家へ連絡してみる

といった一歩を踏み出せる子ほど、富士見丘の教育環境を最大限に生かせます。

一方で、相性を確認しておきたいタイプ

富士見丘は特色のはっきりした学校なので、次のような場合には受験前に本人との相性をよく確認しておきたいところです。

  • 英語や海外交流にほとんど関心がない子
  • 探究やプレゼンテーションを極力避けたい子
  • 先生から学習状況を確認されることを窮屈に感じる子
  • 校則や生活指導の自由度を最優先したい子
  • 大規模校で多くの同級生の中から人間関係を広げたい子
  • 大学附属校として内部進学を希望する家庭

特に、富士見丘は大学附属校ではないため、高校卒業後には基本的にそれぞれが大学進学を目指します。系列大学への内部進学を重視する場合は、大学附属校とも比較しておく必要があります。

富士見丘に向いている子を一言で表すなら

富士見丘に特に向いているのは、「少人数の環境でしっかり支えてもらいながら、英語や探究を武器に自分の世界を広げていきたい女子」です。

入学時点で英語が得意でなくても、海外へ行った経験がなくても問題ありません。大切なのは、新しいものに触れたときに「ちょっとやってみたい」と思えることです。

英語を話し、自分の興味を研究し、海外へ出かけ、文化祭や部活動で仲間と活動する。そうした経験の積み重ねによって、中学入学時には想像していなかった進路や目標を見つけられる可能性があることが富士見丘の大きな魅力です。

学校説明会や文化祭を訪れた際には、英語教育の内容だけでなく、在校生がどのように先生や友人と関わっているかにも注目し、本人が「この環境なら自分も何かに挑戦してみたい」と感じられるかを確認するとよいでしょう。

まとめ|少人数教育と世界につながる学びが魅力の女子校

富士見丘中学校は、東京都渋谷区笹塚にある私立の女子中高一貫校です。京王線・京王新線「笹塚駅」から徒歩約5分というアクセスの良さに加え、少人数教育、英語4技能、探究学習、ICT、海外研修などを組み合わせた独自性の高い教育を展開しています。

特に大きな特色となっているのが、SGH・WWLで培ってきたグローバル教育です。Online Speaking、エッセイライティング、多読、英語特別コース、模擬国連などを通して、英語を単なる受験科目ではなく、自分の考えを世界へ伝えるための道具として学びます。

一方で、富士見丘は「英語だけの学校」ではありません。中学1年から高校2年まで取り組む「自主研究5×2」を軸に、自分の興味から問いを見つけ、調査やフィールドワークを行い、自分なりの結論を発表する探究教育にも力を入れています。

富士見丘中学校の主な魅力

  • SGH・WWLで培った英語・グローバル教育
  • Online Speakingやエッセイライティングを通した実践的な英語4技能教育
  • 英語上級者にも対応する英語特別コース
  • 中1〜高2で継続する探究学習「自主研究5×2」
  • 1クラス25名前後を基本とした少人数教育
  • 帰国生も多く在籍する国際的な学校環境
  • 中3全員参加のオーストラリア修学旅行
  • イギリス短期留学やターム留学など多彩な海外プログラム
  • 1人1台のノートパソコンを活用したICT教育
  • 全国レベルで活躍するテニス部・少林寺拳法部
  • 上智・早慶・GMARCHから海外大学まで広がる進路
  • WILL・英語資格・一般など、得意分野を生かせる多様な入試方式

少人数だからこそ、一人ひとりを伸ばしやすい

富士見丘の教育を考えるうえで、英語教育と同じくらい重要なのが学校規模のコンパクトさです。

中学校では1クラス25名前後を基本とし、生徒と先生の距離が比較的近い環境になっています。英作文の添削、音読課題、小テスト、放課後講座、進路相談など、生徒一人ひとりの学習状況に応じたサポートを行いやすいことが強みです。

大規模な進学校の中で自分から質問へ行くよりも、先生にある程度見守ってもらいながら自信をつけていきたい子にとって、富士見丘の少人数教育は大きな魅力となるでしょう。

「英語ができる子」だけの学校ではない

帰国生が在籍し、英語特別コースも設置されているため、富士見丘には「入学時から英語ができなければ難しい」という印象を持つ家庭もあるかもしれません。

しかし、一般コースでは中学から本格的に英語を学ぶ生徒にも対応しています。基礎的な文法・語彙から始め、ネイティブ教員との授業、Online Speaking、英作文、多読へと段階的に学習を発展させます。

そのため、すでに高い英語力を持つ子にも、これから英語を伸ばしたい子にも、それぞれのスタート地点に合った学習環境があることが富士見丘の特徴です。

中3で全員がオーストラリアへ

学校生活の中でも特に印象的なのが、中学3年生全員が参加するオーストラリア修学旅行です。

現地の女子校との交流、日本文化の紹介、市内研修などを通して、これまで学んできた英語を実際のコミュニケーションに使います。

中1ではホテルマナー研修、中2では奈良・京都研修旅行を行い、中3で海外へ出るという流れになっていることも特徴です。日本の文化や礼儀を学んだうえで海外へ行き、自分自身の文化を英語で説明する経験につなげています。

海外大学まで視野に入る進路

大学進学では、国内の難関私立大学を中心に幅広い実績があります。

2026年度入試では、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学などに合格者を送り出しました。特に上智大学には継続して多くの合格者を出しており、学校の英語・国際教育との相性の良さがうかがえます。

さらに、Columbia Universityなど海外大学への合格実績もあり、King’s College Londonへの推薦制度も用意されています。

国内大学への進学だけでなく、英語力や海外経験を生かして世界まで進路の選択肢を広げられることは、富士見丘ならではの魅力です。

入学後に大きく伸びたい子にも注目したい

富士見丘は、入学時点ですでに完成された学力を持つ生徒だけを集める学校ではありません。

少人数授業、放課後講座、英語教育、探究活動、ICT、大学受験指導などを組み合わせ、6年間で生徒の力を伸ばしていくことを重視しています。

外部メディアによる大学進学力の「レバレッジ度ランキング」で高い評価を受けていることも、そうした教育への注目を集める理由の一つです。ただし、ランキングだけで学校を評価するのではなく、実際の2026年度大学合格実績や教育内容とあわせて判断することが大切です。

部活動にも本気で挑戦できる

クラブ活動では、中学テニス部や少林寺拳法部が全国レベルで活躍しています。また、模擬国連部では英語を使って国際問題について議論し、書道、音楽、茶道、華道などの文化系活動も充実しています。

特にテニスや少林寺拳法では高い競技レベルを目指せるため、大学進学を見据えた学習と、本格的な部活動を両立したい子にも検討しやすい学校です。

多様な入試方式で「得意」を生かせる

富士見丘の入試も学校の教育方針をよく表しています。

2027年度入試では、一般入試だけでなく、

  • WILL入試:富士見丘で学びたい意欲を評価
  • 英語資格入試:英検などの資格を得点化
  • グローバルアスリート入試:スポーツ・芸術での活動を評価
  • 国際生入試:帰国生・インターナショナルスクール生などに対応
  • 一般入試:国算2科または国算+理科・社会の3科

など、多様な方式があります。

4教科すべてを同じように得意にすることだけを求めるのではなく、英語、国算、スポーツ、芸術、志望意欲など本人の強みを生かせる入口が用意されています。

こんな家庭には特に検討しやすい学校

  • 中学から英語を本格的に伸ばしてほしい
  • 帰国生・英語上級者でも力を伸ばせる学校を探している
  • 少人数の環境で先生に丁寧に見てもらいたい
  • 探究活動を通して本人の「好き」を見つけてほしい
  • 中高時代に海外を経験してほしい
  • 国内難関大学だけでなく海外大学も選択肢にしたい
  • テニスや少林寺拳法など部活動にも本格的に取り組みたい
  • 現在の偏差値だけでなく、入学後の成長を重視したい

一方で、英語や海外交流にほとんど興味がない場合や、大規模校のにぎやかな環境を強く希望する場合、大学附属校として内部進学を最優先したい場合には、他校と比較しながら慎重に検討するとよいでしょう。

「少人数×グローバル」が富士見丘最大の特色

富士見丘中学校を一言で表すなら、「少人数の温かい環境の中で、世界につながる力を育てる女子校」です。

英語力の高さだけを競うのではなく、自分でテーマを見つけて研究し、人前で発表し、海外の人と交流し、異なる価値観に触れていく。その過程で、自分が何を学びたいのか、将来どのような道へ進みたいのかを考えていきます。

入学時点では英語に自信がなかった子が海外研修に挑戦したり、何気なく始めた自主研究が大学で学びたい分野につながったりする可能性もあります。

「今できること」だけで学校を選ぶのではなく、「6年間でどのような自分になりたいか」から学校を選びたい家庭にとって、富士見丘は特に注目する価値のある一校です。

学校説明会や文化祭を訪れた際には、充実した英語教育や大学進学実績だけでなく、在校生と先生の距離感や、帰国生を含む生徒同士の自然な交流にも注目してみましょう。本人が「ここなら英語や新しいことに挑戦してみたい」と感じられるのであれば、富士見丘での6年間は大きな成長につながるでしょう。

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