[2026年版]香蘭女学校中等科の評判と魅力を紹介!教育方針・進学実績・学校生活まとめ

中学受験
  1. 学校の概要|キリスト教精神に基づく伝統ある女子中高一貫校
    1. 「香蘭」という校名に込められた願い
    2. キリスト教精神を土台にした人間教育
    3. 立教大学とのつながりも大きな特色
    4. 香蘭女学校中等科の基本情報
  2. アクセスと立地環境|旗の台の落ち着いた環境で6年間を過ごす
    1. 住宅街の落ち着きと、駅近の利便性を両立
    2. 築山に象徴される、自然を感じる校内環境
    3. 通学しやすさは、学校生活の安定につながる
    4. 主なアクセス情報
  3. 教育方針とカリキュラム|「来たりて学べ、出でて仕えよ」に込められた学び
    1. 3つの教育理念が学校生活の土台
    2. 中高6年間で「自分の賜物」を見つける
    3. SEEDで育てる探究心と社会につながる学び
    4. 礼法・聖書・宗教講話に見る香蘭らしい人間教育
    5. 英語教育と国際理解で視野を広げる
    6. ICT教育で表現力と主体的な学びを支える
    7. 学習サポート体制も充実
    8. 香蘭の教育で育つ力
  4. 学習環境と施設設備|築山に見守られる自然豊かなキャンパス
    1. 築山が見守る、香蘭らしい自然環境
    2. 講堂は礼拝と表現活動の中心
    3. 図書室と自習環境が支える学び
    4. 理科実験室と英語専用教室で学びを深める
    5. 体育館棟と校庭で、心身を健やかに育てる
    6. 日本文化を学ぶ和室・茶室も香蘭ならでは
    7. 主な施設設備
  5. 学校生活と行事|礼拝・ヒルダ祭・BIG SISTER制度が育むつながり
    1. 毎朝の礼拝がつくる香蘭らしい一日
    2. 中学1年生を支えるBIG SISTER制度
    3. ヒルダ祭は香蘭最大の発表と交流の場
    4. 運動会や合唱会で育つ一体感
    5. 学年ごとの研修や旅行で視野を広げる
    6. 国際理解や平和学習につながる行事
    7. 主な学校行事
  6. クラブ活動|文化系・運動系ともに自分の賜物を伸ばす活動
    1. 運動部|体を動かしながら粘り強さと協調性を育てる
    2. 文化部|表現・探究・創作を通じて個性を伸ばす
    3. ヒルダ祭は部活動の成果を発表する大切な場
    4. 主なクラブ活動
    5. クラブ活動を通じて育つ力
  7. 進学実績と卒業後の進路|立教大学推薦を軸に多様な進路を実現
    1. 立教大学への推薦進学が大きな柱
    2. 2026年度の立教大学進学者の学部内訳
    3. 聖路加国際大学への推薦枠も用意
    4. 他大学受験・指定校推薦にも対応
    5. 過去3年間の主な大学合格実績
    6. 高等科3年特別プログラムで大学進学後を見据える
    7. 香蘭の進路面での強み
  8. 学費や諸経費について|中高6年間を見据えて確認したい費用
    1. 2026年度入学生の主な納付金
    2. 別途必要になる費用も確認しておきたい
    3. 中高6年間を見据えた費用感
    4. 立教大学推薦を見据えた進路面の安心感
    5. 寄付金について
    6. 費用面で確認しておきたいポイント
  9. 入試情報と合格の目安|第1回4科・第2回2科の特徴を整理
    1. 2026年度入試の概要
    2. 2026年度入試結果
    3. 2024年度から2026年度の入試結果推移
    4. 合格の目安となる偏差値
    5. 科目別に意識したい対策
    6. 香蘭女学校の入試で意識したい受験戦略
  10. 併願校パターン|立教系・女子校・共学校を含めて日程別に検討
    1. 併願校を考えるときの基本方針
    2. チャレンジ校の例|女子難関校・上位共学校に挑戦するパターン
    3. 標準校の例|香蘭を第一志望または実力相応校として組むパターン
    4. 安全校の例|早めに合格を確保して香蘭に集中するパターン
    5. 香蘭第一志望型の併願例
    6. 上位校チャレンジ型の併願例
    7. 立教系・大学附属志向の併願例
    8. 併願校選びで注意したいポイント
  11. 在校生・保護者の声|穏やかな校風と立教推薦への安心感
    1. 在校生が感じやすい魅力
    2. 保護者から評価されやすいポイント
    3. 立教大学推薦への期待と注意点
    4. 学習面のサポートに対する安心感
    5. 学校生活の穏やかさと、行事の活気
    6. 一方で、確認しておきたい相性
    7. 香蘭の評判を判断するときのポイント
  12. この学校に向いている子の特徴|落ち着いた環境で自分らしく成長したい女子におすすめ
    1. 穏やかな女子校で安心して成長したい子
    2. キリスト教教育や礼拝を前向きに受け止められる子
    3. 立教大学推薦を視野に入れながら、日々の学習を大切にできる子
    4. 自分の「好き」や「得意」を見つけたい子
    5. 行事や部活動にも前向きに参加したい子
    6. 他者との関わりを大切にできる子
    7. 一方で、事前に相性を確認したい子
    8. 香蘭に向いている子の特徴まとめ
  13. まとめ|香蘭女学校中等科は伝統・進路の安心感・温かな校風が魅力の女子校
    1. 香蘭女学校中等科の魅力を整理
    2. 立教大学推薦を軸にした進路面の安心感
    3. 穏やかな校風と、心を育てる学校生活
    4. 築山に象徴される落ち着いた環境
    5. 入試では第1回と第2回の違いを理解することが大切
    6. 併願校選びでは校風との相性も重視したい
    7. 香蘭女学校中等科をおすすめしやすい家庭
    8. 香蘭女学校は「安心感」と「自分らしい成長」を両立できる学校

学校の概要|キリスト教精神に基づく伝統ある女子中高一貫校

香蘭女学校中等科は、東京都品川区旗の台にある私立女子中高一貫校です。1888年に麻布区永坂町で開校し、現在は旗の台の落ち着いた環境の中で、中等科・高等科の6年間を通じた女子教育を行っています。英国聖公会の流れをくむキリスト教主義の学校であり、日々の学校生活の中で、祈り、学び、奉仕の精神を大切にしている点が大きな特徴です。

学校の合言葉として掲げられているのが、「Come in to learn, Go out to serve.」、日本語では「来たりて学べ、出でて仕えよ」という言葉です。これは、学校で得た知識や経験を自分のためだけにとどめるのではなく、社会や他者のために生かしていくという香蘭らしい教育観を表しています。単に成績を伸ばすだけでなく、他者とともに生きる姿勢、自分に与えられた力を社会に還元する姿勢を育てる学校といえるでしょう。

「香蘭」という校名に込められた願い

香蘭女学校の「香蘭」という校名は、『孔子家語』に見られる「芝蘭の交わり」に由来するとされています。よい香りの草花がある部屋に入ると、いつの間にかその香りが身につくように、よい人との交わりの中で、立ち居振る舞いや価値観を自然に身につけてほしいという願いが込められています。

この校名の由来は、香蘭女学校の校風をよく表しています。香蘭では、生徒一人ひとりが自分らしさを大切にしながら、友人、先輩、先生との関わりの中で、少しずつ内面を磨いていきます。競争だけで生徒を動かすのではなく、落ち着いた環境の中で、人との関わりを通じて品位や思いやりを育てることを大切にしている学校です。

キリスト教精神を土台にした人間教育

香蘭女学校の教育理念には、「祈りのうちに自らを育む」という考え方があります。生徒一人ひとりが神様から与えられた「賜物」を持つ存在であるというキリスト教の考え方をもとに、自分自身を大切にし、他者を尊重し、ともに生きる力を育てていきます。

毎朝の礼拝は、香蘭の学校生活を象徴する時間です。慌ただしい日常の中で静かに自分を見つめ、周囲の人や社会に思いを向ける時間を持つことで、学力だけでは測れない心の成長を促します。中高6年間を通じて、知識を身につけることと同時に、自分の生き方を考える機会が多い点は、香蘭女学校ならではの魅力です。

立教大学とのつながりも大きな特色

香蘭女学校を語るうえで欠かせないのが、立教大学との関係です。香蘭女学校と立教大学は、同じ日本聖公会に連なる学校として深いつながりを持っています。中高6年間の教育を通じて、立教大学への関係校推薦を視野に入れながら学ぶことができる点は、香蘭を志望する家庭にとって大きな安心材料になっています。

近年は立教大学への推薦進学枠が拡大され、香蘭女学校の進路面での魅力はさらに高まっています。一方で、香蘭の進路指導は立教大学への推薦だけに限られるものではありません。生徒の希望や適性に応じて、他大学受験や多様な進路選択も視野に入れながら、6年間の学びを重ねていくことができます。

香蘭女学校中等科の基本情報

学校名香蘭女学校中等科
所在地東京都品川区旗の台6丁目22番21号
学校種別私立女子校、中高一貫校
創立1888年
欧名St. Hilda’s School
在校生数中等科522名、高等科506名、合計1,028名
教育の柱キリスト教精神、礼拝、奉仕、女子教育、立教大学との連携

香蘭女学校中等科は、伝統あるキリスト教女子校としての落ち着きと、立教大学推薦をはじめとする進路面の安心感をあわせ持つ学校です。中学受験においては、進学実績や推薦制度に注目が集まりやすい一方で、実際の魅力は、6年間の学校生活を通じて、自分の賜物を見つけ、他者とともに成長していく教育環境にあります。

偏差値や大学進学実績だけでなく、学校の雰囲気、礼拝のある日常、築山に象徴される自然豊かな環境、上級生と下級生のつながりなどを含めて見ると、香蘭女学校は「穏やかな環境で、自分らしく成長したい女子」にとって魅力的な中高一貫校といえるでしょう。

アクセスと立地環境|旗の台の落ち着いた環境で6年間を過ごす

香蘭女学校中等科は、東京都品川区旗の台に位置しています。最寄り駅は東急大井町線・東急池上線「旗の台駅」で、公式サイトでは、大井町線南口から約4分、池上線東口から約5分で学校に到着するルートが案内されています。中高6年間の通学を考えるうえで、駅から近く、複数路線を利用しやすい立地は大きな安心材料になります。

旗の台駅は、大井町線と池上線が交差する駅で、大井町、自由が丘、五反田、蒲田方面などからアクセスしやすい場所にあります。都心部や城南エリアはもちろん、東急線沿線、品川区、大田区、目黒区、世田谷区、神奈川方面からも通学を検討しやすい位置にあります。毎日の通学時間を抑えやすいことは、学習、部活動、家庭での時間のバランスを保つうえでも重要です。

住宅街の落ち着きと、駅近の利便性を両立

香蘭女学校の周辺は、品川区内にありながら、落ち着いた住宅街の雰囲気を感じられるエリアです。駅前には日常的な商店街や生活施設があり、登下校の動線も比較的わかりやすい一方で、学校周辺には静かな空気が流れています。都市部の便利さと、学びに集中しやすい落ち着きが両立している点は、香蘭の立地の魅力です。

中学受験では、学校の教育内容や進学実績に目が向きがちですが、実際には「毎日無理なく通えるか」も非常に大切です。朝の通学、放課後の部活動、学校行事、補習や講習などを考えると、駅から徒歩圏にあることは、6年間の学校生活を支える大きな要素になります。

築山に象徴される、自然を感じる校内環境

香蘭女学校の立地を考えるうえで欠かせないのが、校内にある築山の存在です。都内の学校でありながら、校内には四季の移ろいを感じられる自然があり、生徒たちの学校生活を静かに見守る象徴的な場所になっています。校舎や教室だけでなく、自然を身近に感じられる空間があることは、香蘭らしい穏やかな校風にもつながっています。

女子校を選ぶ際には、学習環境だけでなく、日々を過ごす場所の雰囲気も重要です。香蘭女学校は、駅から近い便利な場所にありながら、校内には落ち着きと余白があり、慌ただしい都市生活の中でも自分を見つめる時間を持ちやすい環境です。毎朝の礼拝やキリスト教教育とも相まって、心を整えながら学校生活を送れる点は、香蘭ならではの魅力といえるでしょう。

通学しやすさは、学校生活の安定につながる

中高一貫校では、6年間を通じて授業、課題、部活動、行事、委員会活動などが続きます。とくに中学生のうちは、通学だけでも体力を使うため、自宅から学校までの所要時間や乗り換え回数は、学校選びで見落とせないポイントです。

香蘭女学校は、東急大井町線と東急池上線を利用できるため、複数方面から通いやすい学校です。学校帰りに寄り道をするための便利さではなく、日々の通学負担を抑え、学校生活と家庭学習のリズムを整えやすい立地として考えるとよいでしょう。

主なアクセス情報

所在地東京都品川区旗の台6丁目22番21号
最寄り駅東急大井町線・東急池上線「旗の台駅」
駅からの距離東急大井町線「旗の台駅」南口から約4分、東急池上線「旗の台駅」東口から約5分
周辺環境品川区旗の台の落ち着いた住宅街に位置し、駅近の利便性と穏やかな学習環境を両立
通学面の特徴大井町線・池上線の2路線を利用でき、城南エリアや神奈川方面からも通学を検討しやすい

香蘭女学校中等科の立地は、通いやすさと落ち着いた環境を両立した、女子中高一貫校らしい安心感のある環境です。旗の台駅から近く、複数路線を利用できるため、6年間の通学負担を抑えやすい一方で、校内には築山に象徴される自然もあり、日々の学校生活に穏やかさを与えています。

中学受験で香蘭女学校を検討する際には、立教大学への推薦制度や進学実績だけでなく、毎日通う場所としての雰囲気も確認しておきたいところです。学校説明会やヒルダ祭などで実際に足を運ぶと、駅からの近さ、周辺の落ち着き、校内の空気感をより具体的に感じられるでしょう。

教育方針とカリキュラム|「来たりて学べ、出でて仕えよ」に込められた学び

香蘭女学校中等科の教育を象徴する言葉が、「Come in to learn, Go out to serve.」、日本語では「来たりて学べ、出でて仕えよ」です。これは、学校で学んだ知識や経験を、自分のためだけでなく、他者や社会のために生かしていくという香蘭の教育観を表しています。

香蘭では、学力を伸ばすことと同じくらい、心を育てることが大切にされています。キリスト教精神を土台に、毎朝の礼拝、聖書の授業、奉仕活動、友人や先輩・後輩との関わりを通して、自分に与えられた「賜物」を見つけ、それを磨き、社会に向けて生かす力を育てていきます。

3つの教育理念が学校生活の土台

香蘭女学校の教育理念は、「祈りのうちに自らを育む」「薫りをはなて とりどりに」「『いのち』に寄り添い、慈しむ」の3つです。これらは、単なるスローガンではなく、日々の礼拝、授業、行事、部活動、奉仕活動の中に自然に息づいています。

「祈りのうちに自らを育む」は、静かに自分自身を見つめ、他者の存在に思いを向ける姿勢を育てるものです。「薫りをはなて とりどりに」は、一人ひとりが異なる個性や才能を持つ存在であることを大切にする考え方です。そして「『いのち』に寄り添い、慈しむ」は、深い思いやりを持って他者とともに生きる姿勢を育てるものです。

教育理念育てたい力
祈りのうちに自らを育む自分を見つめ、他者に思いを向ける力
薫りをはなて とりどりに自分の賜物を見つけ、しなやかに生きる力
「いのち」に寄り添い、慈しむ深い思いやりを持ち、他者とともに生きる力

中高6年間で「自分の賜物」を見つける

香蘭のカリキュラムは、大学進学だけを目的にしたものではありません。もちろん、立教大学への関係校推薦や他大学受験を見据えた学力形成は重要ですが、その前提として、自分が何に関心を持ち、どのように社会と関わっていきたいのかを考える時間が大切にされています。

中等科では、基礎学力を固めながら、学校生活の中で自分の興味や得意分野に気づくことを重視します。高等科では、進路選択や大学での学びを見据えながら、より自立した学習へと進んでいきます。中高6年間を通じて、知識の習得、思考力、表現力、他者と協働する力を少しずつ積み上げていく流れがあります。

SEEDで育てる探究心と社会につながる学び

香蘭女学校の特色ある学びの一つが、SEEDです。SEEDは、生徒一人ひとりの「好き」や身近な「困りごと」を出発点に、社会とつながる課題解決型の学びを行う取り組みです。身近な疑問や関心を起点に、調査し、考え、話し合い、発表することで、学んだことを現実の社会と結びつけていきます。

このような探究型の学びは、単に知識を覚える学習とは異なります。自分で問いを立てる力、必要な情報を集める力、他者と議論する力、考えをわかりやすく伝える力が求められます。香蘭が大切にしている「賜物を磨く」という考え方は、SEEDのような学びにもよく表れています。

礼法・聖書・宗教講話に見る香蘭らしい人間教育

香蘭では、創立以来、キリスト教精神を教育の基盤としながら、日本の伝統文化も大切にしてきました。中等科1年生では、正課として小笠原流の礼法を学び、相手を思いやる心の表現や基本的な立ち居振る舞いを身につけます。礼法は、単に作法を覚える授業ではなく、相手を尊重する気持ちを形にする学びでもあります。

また、6年間を通じて聖書の授業があり、現代社会の中で自分が何を大切にして生きるのかを考える時間が用意されています。宗教講話では、命、平和、人権などをテーマに、社会の現実に向き合いながら考えを深めます。学力を高めるだけでなく、人としてどのように生きるかを考える教育が、香蘭の大きな柱になっています。

英語教育と国際理解で視野を広げる

香蘭女学校は、英国宣教師による学校創立を背景に、英語教育や国際理解にも力を入れています。英語では、「聞く」「話す」「読む」「書く」の4技能を総合的に育て、相手を理解し、自分の考えを伝える力を伸ばしていきます。

中等科1・2年生を対象とした校内英語プログラムや、英国・カナダでの語学研修、留学プログラムなど、希望者が国際的な学びに触れる機会も用意されています。英語を単なる受験科目としてではなく、世界とつながるためのコミュニケーションの道具として学べる点は、香蘭の魅力です。

ICT教育で表現力と主体的な学びを支える

香蘭女学校では、iPadなどのICT環境も整えられています。授業、ホームルーム、課外活動など、さまざまな場面で端末が活用されており、レポート作成、プレゼンテーション、調べ学習、情報共有などに役立てられています。

ICT教育で大切なのは、端末を持つことそのものではありません。必要な情報を選び取り、自分の考えを整理し、相手に伝わる形で表現する力を育てることです。香蘭では、校内のWi-Fi環境や電子黒板なども活用しながら、主体的に学び、考えを発信する力を養っています。

学習サポート体制も充実

香蘭では、自主的に学ぶ姿勢を支える学習サポート体制も整っています。放課後から利用できる自主学習室のStudy Hallでは、落ち着いた環境で学習に取り組めるだけでなく、個別質問や英検対策、小論文対策、個別面談などにも対応しています。

また、進路が決定した高等科3年生が中等科生を少人数でサポートする学習会もあり、上級生が下級生を支える香蘭らしい関係性が学習面にも生かされています。夏期講座や講習も用意されており、基礎学力の定着から発展的な学習まで、生徒の状況に応じて学びを深めることができます。

香蘭の教育で育つ力

  • 自分を見つめ、他者を尊重する力
  • 自分の賜物や関心を見つけ、伸ばしていく力
  • 社会の課題に目を向け、考え続ける力
  • 英語やICTを活用して、自分の考えを表現する力
  • 礼法や聖書の学びを通じた品位と思いやり
  • 進路実現に向けて、主体的に学び続ける力

香蘭女学校中等科の教育方針とカリキュラムは、進学のための学力形成と、キリスト教精神に基づく人間教育が一体となっている点に特色があります。立教大学への推薦制度に注目が集まりやすい学校ですが、その土台には、日々の礼拝、聖書、礼法、探究学習、英語教育、ICT教育、学習サポートを通じて、生徒一人ひとりを丁寧に育てる姿勢があります。

中学受験で香蘭を検討する際には、大学進学実績だけでなく、6年間でどのような価値観を身につけ、どのように自分らしく成長していけるかを見ておきたいところです。香蘭は、落ち着いた環境の中で、自分の賜物を見つけ、他者や社会のために生かしていきたい女子にとって、非常に魅力的な学校といえるでしょう。

学習環境と施設設備|築山に見守られる自然豊かなキャンパス

香蘭女学校中等科の学習環境を語るうえで、まず印象的なのが、都内にありながら自然を身近に感じられるキャンパスです。校門を入ると、香蘭の象徴ともいえる築山が生徒を迎えます。四季折々の草木や花々、池や小川、鳥のさえずりに囲まれた環境は、香蘭女学校の穏やかな校風をよく表しています。

学習面では、普通教室だけでなく、図書室、理科実験室、英語専用教室、Study Hall、自習室、進路指導室などが整えられています。キリスト教学校としての礼拝空間、日本文化を学ぶ和室や茶室、表現活動を支える音楽室・アートルーム・被服室などもあり、知性、感性、信仰、表現力をバランスよく育てる施設環境が整っている点が特徴です。

築山が見守る、香蘭らしい自然環境

香蘭女学校のキャンパスで特に大切にされているのが、築山です。築山は、単なる庭園ではなく、生徒たちの6年間を見守る象徴的な場所です。春には梅やこぶし、桜、つつじ、秋には草紅葉など、季節ごとの自然が校内を彩り、生徒たちは日々の登下校の中で自然の移ろいを感じながら学校生活を送ります。

都心の学校では、校舎や教室が機能的に整っていても、自然を感じる余白が少ないこともあります。その点、香蘭女学校は、旗の台という便利な立地にありながら、校内に豊かな緑と静けさを持っています。朝の礼拝と同じように、築山の存在もまた、慌ただしい日常の中で心を整える場になっているといえるでしょう。

講堂は礼拝と表現活動の中心

香蘭女学校の講堂は、毎朝の全校礼拝を行う大切な場所です。始業前に全校生徒が集まり、チャプレンや教職員とともに礼拝の時を過ごします。中高6年間を通じて、毎日の生活の中心に礼拝があることは、香蘭の学校生活を大きく特徴づけています。

また、講堂は礼拝だけでなく、音楽会や演劇など、生徒の表現活動の発表の場としても使われています。3階には音楽室、アートルーム、被服室などもあり、授業や創作活動を支える環境が整っています。祈りの場であると同時に、生徒の表現力を育てる場でもある点が、香蘭らしい施設の使われ方です。

図書室と自習環境が支える学び

南館には、2階・3階にわたる図書室があります。円筒形の独特な構造を持つ図書室は、落ち着いた雰囲気の中で読書や調べ学習、自学自習に取り組める空間です。蔵書は約6万4千冊、洋書は約1万冊にのぼり、書籍だけでなく、視聴覚資料やデータベースも活用できます。

閲覧席は111席あり、授業での調べ学習はもちろん、放課後の自習にも利用しやすい環境です。香蘭女学校では、単に教科書の内容を覚えるだけでなく、自分で問いを立て、資料を探し、考えを深める学びが大切にされています。図書室は、そうした探究的な学びを支える中心的な場所です。

さらに、聖ヒルダ記念館にはStudy Hallが設けられています。Study Hallでは、学習をサポートするスタッフが常駐し、疑問点をその場で質問できる環境が整っています。平日は19時まで利用できるため、部活動後に学習してから帰宅することも可能です。入退室時の保護者へのメール通知や、夕方以降の集団下校など、安全面にも配慮されています。

理科実験室と英語専用教室で学びを深める

東館には、化学、物理、生物の各実験室が配置されています。理科の授業では、実験を通じて仮説を立て、観察し、結果を検証する過程を大切にしています。中学段階から実験に触れることで、知識を暗記するだけでなく、現象を自分の目で確かめ、考える力を育てていきます。

また、東館には英語の授業専用教室もあります。香蘭女学校は、英国宣教師による創立の歴史を持ち、英語教育や国際理解を大切にしてきた学校です。英語専用教室やICT環境を活用しながら、聞く、話す、読む、書く力を総合的に伸ばしていきます。

体育館棟と校庭で、心身を健やかに育てる

体育館棟には、バレーボールやバスケットボールなどに使用できるアリーナのほか、ダンス、卓球、講演などに活用されるタナーホールがあります。タナーホールにはカンタベリー十字架のステンドグラスが掲げられており、学年集会や小礼拝堂としても使われています。

校庭は人工芝で整備され、体育の授業や運動部の活動に使用されています。都内の学校でありながら、運動できるスペースが整えられていることは、生徒の心身の成長にとって大切です。朝や昼休みに生徒が体を動かす場にもなっており、学校生活に明るい活気をもたらしています。

日本文化を学ぶ和室・茶室も香蘭ならでは

聖ヒルダ記念館には和室と茶室があり、礼法や華道、茶道などの学びに活用されています。香蘭女学校はキリスト教学校でありながら、日本の伝統文化も大切にしてきました。小笠原流礼法、華道、茶道などを通じて、相手を思いやる心や美しい所作、落ち着いた振る舞いを学びます。

また、芝蘭庵と呼ばれる茶室も設けられています。香蘭という校名の由来にもつながる「芝蘭の交わり」を感じさせる空間であり、学校の歴史と日本文化教育を象徴する施設です。単なる知識の学びだけでなく、姿勢、所作、感性を育てる場が校内にあることは、香蘭の教育環境の大きな魅力です。

主な施設設備

施設主な内容
講堂毎朝の礼拝、音楽会、演劇などに使用される香蘭の中心的な空間
本館中等科生と高等科1・2年生の教室、メディアルーム、生徒会室、生徒ホール、売店などを配置
東館化学・物理・生物の実験室、英語専用教室、高等科3年生の教室などを配置
南館図書室、調理室、多目的ホール、小教室、視聴覚室などを配置
図書室約6万4千冊の蔵書、約1万冊の洋書、111席の閲覧席を備えた学習空間
Study Hall放課後に利用できる自主学習室。質問対応や個別学習支援も行われる
体育館棟アリーナ、タナーホールなどを備え、体育授業や集会、部活動に活用
校庭人工芝の校庭。体育授業や運動部の活動、休み時間の活動に使用
築山四季折々の自然を感じられる香蘭の象徴的な場所
聖ヒルダ記念館和室、茶室、Study Hallなどを備え、礼法や学習支援にも活用
芝蘭庵礼法や茶道に使われる茶室。日本文化教育を象徴する空間
シャロームの鐘始業と終業を告げ、学校生活に静かな区切りを与える鐘

香蘭女学校中等科の施設設備は、単に便利な校舎や学習設備が整っているだけではありません。講堂での礼拝、築山に象徴される自然、図書室での探究的な学び、Study Hallでの学習支援、和室や茶室での礼法・日本文化教育など、香蘭の教育理念を日々の生活の中で体験できる環境になっています。

中学受験で香蘭を検討する際には、偏差値や立教大学推薦だけでなく、実際に6年間を過ごす場所としての校内環境にも注目したいところです。旗の台の落ち着いた立地に、自然、祈り、学び、表現、交流の場が整った香蘭のキャンパスは、穏やかに自分らしく成長したい女子にとって、大きな魅力となるでしょう。

学校生活と行事|礼拝・ヒルダ祭・BIG SISTER制度が育むつながり

香蘭女学校中等科の学校生活は、毎朝の礼拝から始まります。礼拝は、単なる学校行事の一つではなく、香蘭生の日常を形づくる大切な時間です。慌ただしい朝に静かに心を整え、自分自身を見つめ、友人や社会に思いを向けることで、学力だけでは測れない心の成長が育まれていきます。

香蘭女学校では、授業、礼拝、行事、部活動、奉仕活動、先輩・後輩との関わりがゆるやかにつながっています。学校全体に流れる雰囲気は穏やかですが、行事や生徒会活動では生徒が主体的に動く場面も多く、落ち着きと自主性が両立した学校生活が送れる点が大きな魅力です。

毎朝の礼拝がつくる香蘭らしい一日

香蘭女学校では、日々の学校生活の中心に礼拝があります。礼拝堂に集まり、聖書の言葉に耳を傾け、祈りを捧げる時間は、生徒にとって自分の内面と向き合う大切な機会です。中高6年間を通じて礼拝のある生活を続けることで、他者を思いやる姿勢や、社会に対して自分が何をできるのかを考える感覚が少しずつ育っていきます。

また、礼拝は学年を超えた学校全体のつながりを感じる場でもあります。入学感謝礼拝、イースター礼拝、創立記念日感謝礼拝、クリスマス礼拝、卒業感謝礼拝など、節目ごとに行われる礼拝を通じて、香蘭生としての自覚や学校への愛着が深まっていきます。

中学1年生を支えるBIG SISTER制度

香蘭女学校の学校生活を象徴する制度の一つが、BIG SISTER制度です。高等科3年生から各クラス6名ずつ選ばれた生徒が、入学したばかりの中等科1年生を支えます。学校生活の流れ、部活動のこと、礼拝での祈り方、校内での過ごし方などを、身近な先輩の立場から丁寧に伝えていく制度です。

中学受験を終えて入学したばかりの生徒にとって、新しい学校生活は楽しみである一方、不安も少なくありません。BIG SISTERがそばにいることで、新入生は困ったことを相談しやすくなり、香蘭での生活に自然になじんでいくことができます。

この制度は、下級生を支えるためだけのものではありません。BIG SISTERを務める高等科3年生にとっても、自分が受け継いできた香蘭の雰囲気を後輩に伝える大切な役割になります。香蘭らしい「よい香りを受け継ぐ」学校文化が、先輩から後輩へと自然に引き継がれている点が魅力です。

ヒルダ祭は香蘭最大の発表と交流の場

香蘭女学校の文化祭は、ヒルダ祭と呼ばれています。ヒルダ祭は、生徒たちが日々の学びや部活動の成果を発表し、来校者に香蘭の雰囲気を伝える大きな行事です。展示、発表、演奏、企画などを通じて、生徒一人ひとりの個性や賜物が表れます。

ヒルダ祭では、生徒会や実行委員を中心に、準備や運営が進められます。来場者に楽しんでもらうために企画を考え、役割を分担し、仲間と協力して形にしていく経験は、教室の授業だけでは得られない学びになります。自分たちの学校を自分たちの手でつくり、伝える経験は、生徒の主体性や責任感を育てます。

運動会や合唱会で育つ一体感

香蘭女学校では、運動会や合唱会など、学年やクラスのまとまりを感じられる行事も大切にされています。運動会では、競技や応援を通じて、クラスや学年の団結力が高まります。女子校らしい華やかさと、真剣に競技に取り組む熱量が合わさり、学校全体が活気づく行事です。

合唱会では、歌を通じて仲間と一つの表現を作り上げます。一人ひとりの声は小さくても、互いの音を聴き合い、心を合わせることで、美しい響きが生まれます。こうした経験は、協調性や表現力だけでなく、相手を意識して自分の役割を果たす姿勢を育てる機会になります。

学年ごとの研修や旅行で視野を広げる

香蘭女学校では、学年に応じた研修や校外活動も行われています。4月には新入生研修や学年別オリエンテーションがあり、入学直後の生徒が学校生活に慣れ、友人関係を築きやすいよう工夫されています。中等科2年生では校外活動、中等科3年生では修学旅行が行われ、教室を離れた体験を通じて視野を広げます。

また、高等科では立教大学学部学科説明会、古典芸能鑑賞会、歌舞伎教室、文楽教室、修学旅行なども用意されています。進路を考える行事、文化に触れる行事、仲間とともに過ごす行事がバランスよく配置されており、6年間の中で少しずつ世界を広げていくことができます。

国際理解や平和学習につながる行事

香蘭女学校では、希望者を対象にした国際理解の機会もあります。カナダ語学研修、英国語学研修、UCL-Japan Youth Challenge、UK-Japan YSW in Cambridgeなど、海外や国際交流に関わるプログラムが用意されています。英語を学ぶだけでなく、異なる文化や価値観に触れることで、自分の視野を広げるきっかけになります。

また、平和学習や宗教講話など、自分と社会との関わりを考える行事もあります。香蘭の教育は、学校の中だけで完結するものではありません。学んだことを社会の中でどう生かすかを考える機会が、学校生活の中に自然に組み込まれています。

主な学校行事

時期主な行事内容
4月入学感謝礼拝、BIG SISTER認証式、新入生研修、イースター礼拝新入生が香蘭での生活を始め、礼拝や先輩との関わりを通じて学校に慣れていく
5月運動会、生徒総会、中間テストクラスや学年の一体感を高めながら、学習面でも生活リズムを整える
6月立教大学学部学科説明会高等科生が立教大学の学部・学科について理解を深め、進路を考える機会になる
7月・8月中等科夏期講座、校外活動、カナダ語学研修、英国語学研修学習の補充や国際理解、校外での体験を通じて視野を広げる
9月創立記念日感謝礼拝、文楽教室、防災訓練学校の歴史を振り返り、文化や安全への意識も深める
10月ヒルダ祭文化祭として、展示・発表・演奏などを通じて生徒の個性や学びを表現する
11月修学旅行、ヒルダ賞授賞式、古典芸能鑑賞会、バザー、クリスマスツリー点灯式学年行事や文化体験、学校全体の交流を通じて、香蘭らしいつながりを深める
12月クリスマス礼拝、宗教講話、平和学習キリスト教学校として、祈りと社会へのまなざしを深める時期になる
2月冬の学年別研修、宗教講話、合唱会、卒業記念講演学年のまとめとして、仲間との協働や自分の成長を振り返る
3月卒業感謝礼拝、修学旅行、スキー教室一年の締めくくりとして、感謝と次の学年への準備を行う

香蘭女学校中等科の学校生活は、礼拝を中心に、行事、先輩・後輩のつながり、奉仕や学びが自然に結びついている点に特徴があります。毎朝の礼拝で心を整え、BIG SISTER制度で上級生から支えられ、ヒルダ祭や運動会で仲間と協力し、研修や旅行を通じて視野を広げていく流れがあります。

中学受験で香蘭を検討する際には、立教大学への推薦制度や入試倍率だけでなく、こうした日々の学校生活にも注目したいところです。香蘭は、穏やかな環境の中で、友人や先輩、先生との関わりを通じて、少しずつ自分らしさを育てていきたい女子に向いた学校といえるでしょう。

クラブ活動|文化系・運動系ともに自分の賜物を伸ばす活動

香蘭女学校中等科のクラブ活動は、運動部・文化部ともに幅広く用意されています。学校全体として、キリスト教教育を土台に一人ひとりに与えられた「賜物」を見つけ、伸ばしていくことを大切にしており、部活動もその大切な場になっています。

香蘭の部活動は、単に大会成績や技術向上だけを目的とするものではありません。もちろん、運動部では試合や発表に向けて練習を重ね、文化部ではヒルダ祭や校内外の発表に向けて作品づくりや研究に励みます。一方で、その過程を通じて、仲間と協力する力、先輩・後輩のつながり、責任感、自分の好きなことを深める姿勢が育まれていきます。

運動部|体を動かしながら粘り強さと協調性を育てる

運動部には、スケート部、ソフトテニス部、体操部、卓球部、テニス部、バスケットボール部、バレーボール部、陸上競技部などがあります。競技の種類は多様で、初心者から始める生徒も多く、入学後に新しいスポーツに挑戦しやすい環境です。

たとえば、スケート部は陸上練習と氷上練習を組み合わせながら活動し、未経験者でも基礎から取り組める部活動として紹介されています。テニス部は、中学では都大会ベスト8、高校では都大会ベスト16を目標に活動しており、技術向上だけでなく礼儀も重んじる姿勢が示されています。バスケットボール部は「ボールを諦めない」をモットーに、試合に向けて練習を重ねています。

香蘭の運動部では、勝敗だけでなく、練習を継続する力や、仲間を支える姿勢も大切にされています。女子校らしい落ち着いた雰囲気の中にも、目標に向かって努力する熱量があり、心身を健やかに鍛える場として機能しています。

文化部|表現・探究・創作を通じて個性を伸ばす

文化部は、香蘭女学校らしさがよく表れる分野です。囲碁部、英語部、演劇部、華道部、ガールスカウト部、弦楽部、茶道部、自然科学部、社会科部、写真部、手芸部、書道部、吹奏楽部、箏曲部、人形劇部、ハイキング部、美術部、フォークソング部、文芸部、漫画研究部、料理部、歴史文化部など、非常に多彩な活動があります。

英語、音楽、演劇、美術、文学、自然科学、社会、歴史文化、日本文化など、自分の興味を深められる分野がそろっているため、運動が得意な生徒だけでなく、表現や研究、制作に関心のある生徒も自分の居場所を見つけやすい環境です。

また、華道部、茶道部、箏曲部、書道部など、日本文化に触れられる部活動が充実している点も香蘭らしい特色です。キリスト教学校でありながら、日本の伝統文化も大切にする姿勢は、礼法や茶室を備えた校内環境ともつながっています。

ヒルダ祭は部活動の成果を発表する大切な場

香蘭女学校の文化祭であるヒルダ祭は、部活動にとっても大切な発表の場です。文化部は展示、演奏、舞台発表、作品発表などを通じて、日頃の活動成果を来校者に伝えます。運動部にとっても、発表や企画を通じて学校全体の行事を盛り上げる機会になります。

ヒルダ祭に向けた準備では、学年を超えた協力が欠かせません。上級生が下級生を導き、役割を分担しながら一つの企画を作り上げていく過程は、香蘭の学校生活で大切にされている先輩・後輩の温かなつながりを感じられる場でもあります。

主なクラブ活動

分類主なクラブ特徴
運動部スケート部、ソフトテニス部、体操部、卓球部、テニス部、バスケットボール部、バレーボール部、陸上競技部体力や技術を伸ばすだけでなく、協調性、礼儀、粘り強さを育てる
文化部囲碁部、英語部、演劇部、華道部、ガールスカウト部、弦楽部、茶道部、自然科学部、社会科部、写真部、手芸部、書道部、吹奏楽部、箏曲部、人形劇部、ハイキング部、美術部、フォークソング部、文芸部、漫画研究部、料理部、歴史文化部表現、探究、創作、日本文化、国際理解など、多様な興味関心を深められる

クラブ活動を通じて育つ力

  • 好きなことに継続して取り組む力
  • 先輩・後輩の関係の中で学ぶ礼儀や責任感
  • 仲間と協力して一つの目標に向かう協調性
  • 発表や試合に向けて努力を積み重ねる粘り強さ
  • 自分の興味を深め、表現する力
  • 他者の個性や賜物を認め合う姿勢

香蘭女学校中等科のクラブ活動は、学校生活を豊かにする大切な柱です。進学面では立教大学推薦に注目が集まりやすい学校ですが、日々の部活動を見ると、生徒たちが自分の興味や個性を大切にしながら、仲間とともに活動している様子が見えてきます。

中学受験で香蘭を検討する際には、学習面や進路面だけでなく、入学後にどのような放課後を過ごせるかも確認しておきたいところです。香蘭は、穏やかな校風の中で、自分の好きなことを見つけ、仲間とともに伸ばしていきたい女子にとって、魅力的なクラブ活動環境を持つ学校といえるでしょう。

進学実績と卒業後の進路|立教大学推薦を軸に多様な進路を実現

香蘭女学校中等科・高等科の進路面で最大の特色は、立教大学への関係校推薦制度です。香蘭女学校と立教大学は、同じ日本聖公会に連なる学校として深いつながりを持ち、高等科卒業後の進路として立教大学を選ぶ生徒が多くいます。中学受験において香蘭が高い人気を集める背景には、穏やかな校風やキリスト教教育に加えて、この進路面での安心感があります。

近年は立教大学への推薦枠が大きく拡大され、現在は立教大学推薦枠160名が示されています。これは、香蘭女学校の1学年規模を考えると非常に大きな意味を持つ変更です。以前の推薦枠97名の時代と比べ、立教大学への進学を現実的に考えやすくなり、受験生や保護者にとって大きな魅力になっています。

立教大学への推薦進学が大きな柱

香蘭女学校では、立教大学への推薦進学を希望する高等科3年生が、立教大学の全学部・学科から志望先を選び、校内出願を行います。推薦を受けるには、校内での学習成績や英語力など一定の条件を満たす必要があり、単に在籍していれば自動的に進学できるという制度ではありません。

ただし、中高6年間を通じて日々の授業、定期試験、英語学習、探究活動にしっかり取り組むことで、立教大学への推薦進学を目指せる仕組みが整っています。特に、立教大学の幅広い学部・学科から進路を選べることは、将来の学びを考えるうえで大きな利点です。

項目内容
推薦制度聖公会関係学校推薦による立教大学推薦
立教大学推薦枠160名
推薦枠の変更2024年度より97名から160名へ拡大
主な進学先立教大学の各学部・学科
注意点校内成績や英語力などの条件があり、希望学部は校内審査を経て決定される

2026年度の立教大学進学者の学部内訳

2026年度の進路状況では、立教大学への進学者が123名となっています。学部別では、文学部、経済学部、社会学部、法学部、経営学部、観光学部、異文化コミュニケーション学部など、文系を中心に幅広い進学先が見られます。さらに、理学部、スポーツウエルネス学部、環境学部、GLAPなどにも進学しており、立教大学内での選択肢の広さがうかがえます。

立教大学の学部2026年度進学数
文学部33名
経済学部24名
理学部11名
社会学部18名
法学部21名
経営学部14名
観光学部13名
コミュニティ福祉学部13名
現代心理学部11名
異文化コミュニケーション学部8名
スポーツウエルネス学部8名
環境学部7名
GLAP1名

この学部内訳を見ると、香蘭女学校から立教大学への進学は、特定の学部に偏っているわけではありません。文学部や経済学部、社会学部、法学部、経営学部といった人気学部に加え、理学部、観光学部、コミュニティ福祉学部、現代心理学部、異文化コミュニケーション学部など、生徒の関心や将来像に応じた多様な進路が選ばれています。

聖路加国際大学への推薦枠も用意

香蘭女学校には、立教大学だけでなく、聖路加国際大学への推薦枠もあります。聖路加国際大学は看護・医療系の進路を考える生徒にとって重要な選択肢であり、香蘭では3名の推薦枠が示されています。2026年度の進路状況でも、聖路加国際大学看護学部への推薦進学が確認できます。

キリスト教精神を土台に、他者に仕える姿勢を大切にする香蘭の教育は、看護や医療、福祉といった分野とも親和性があります。人のいのちに寄り添う仕事に関心を持つ生徒にとって、聖路加国際大学への推薦枠があることは、進路選択の幅を広げる要素になります。

他大学受験・指定校推薦にも対応

香蘭女学校の進路は、立教大学推薦だけに限られるわけではありません。立教大学や聖路加国際大学への関係校推薦のほか、指定校推薦制度もあり、慶應義塾大学、国際基督教大学、東京理科大学、青山学院大学、中央大学、法政大学、学習院大学、東京女子大学、日本女子大学、明治学院大学、成城大学、津田塾大学、芝浦工業大学、昭和医科大学、昭和薬科大学など、幅広い大学への推薦枠が用意されています。

また、一般選抜や総合型選抜、海外大学などを含め、自分の関心や目標に応じて進路を選ぶ生徒もいます。立教大学への推薦制度が大きな安心材料である一方で、自分の志望に合わせて他大学を目指せる進路の幅も、香蘭の特徴です。

過去3年間の主な大学合格実績

公式サイトでは、過去3年間の主な大学合格者数も公開されています。数字には既卒生を含む場合があり、また大学合格者数は延べ人数として見る必要がありますが、立教大学を中心に、早慶上智、GMARCH、理工系、女子大学、医療系大学など、多様な進路実績が見られます。

大学名2026年度2025年度2024年度
立教大学123名106名98名
早稲田大学7名2名3名
慶應義塾大学1名4名4名
上智大学8名1名12名
青山学院大学10名6名10名
中央大学3名4名5名
法政大学8名5名10名
明治大学14名11名10名
東京理科大学5名7名1名
東京女子大学2名5名記載なし
日本女子大学1名4名記載なし
聖路加国際大学3名1名2名

この実績からも、香蘭女学校の進路は立教大学を大きな柱としつつ、他大学への選択肢も持っていることがわかります。とくに、立教大学への推薦制度を活用しながら、自分の学びたい分野に合う学部を選ぶことができる点は、香蘭生にとって大きな魅力です。

高等科3年特別プログラムで大学進学後を見据える

立教大学への推薦が内定した後も、香蘭女学校では大学進学に向けた学びが続きます。推薦が決まったから学びを終えるのではなく、大学で必要となる力を養うための高等科3年特別プログラムが用意されています。

大学での学びは、高校までの学習とは異なり、自分で問いを立て、資料を読み、考えをまとめ、発表する力が求められます。香蘭では、推薦制度を単なる進学ルートとしてではなく、大学で学び続けるための準備期間として位置づけている点が特徴です。

香蘭の進路面での強み

  • 立教大学への推薦枠が160名に拡大されている
  • 立教大学の幅広い学部・学科から進路を選べる
  • 聖路加国際大学への推薦枠もあり、看護・医療系の進路にもつながる
  • 指定校推薦が幅広く、他大学進学の選択肢もある
  • 早慶上智、GMARCH、女子大学、理工系、医療系など多様な合格実績がある
  • 推薦内定後も、高等科3年特別プログラムで大学進学後の学びに備えられる

香蘭女学校中等科を志望する家庭にとって、立教大学への推薦制度は大きな魅力です。ただし、香蘭の進路指導は、単に大学名だけで安心を与えるものではありません。中高6年間を通じて、自分の賜物を見つけ、学びたい分野を考え、将来どのように社会と関わっていくかを少しずつ深めていく流れがあります。

進学実績という観点から見ると、香蘭女学校は、立教大学への安定した推薦ルートと、多様な他大学進学の選択肢をあわせ持つ女子中高一貫校です。大学進学の安心感を得ながら、落ち着いた環境で自分らしい進路を考えたい女子にとって、非常に魅力的な学校といえるでしょう。

学費や諸経費について|中高6年間を見据えて確認したい費用

香蘭女学校中等科を検討する際には、教育方針や進学実績とあわせて、中高6年間にかかる学費や諸経費も確認しておきたいところです。香蘭は中高一貫校であるため、中等科3年間だけでなく、高等科3年間も含めて学校生活を考える家庭が多くなります。初年度の納入金に加えて、毎年継続してかかる授業料や施設設備資金、教育推進費、活動費などを見通しておくと安心です。

2026年度の募集・出願要項では、入学時の費用と年間の学納金が明示されています。入学手続時には、入学金300,000円と施設設備資金の一部100,000円、合計400,000円を納入します。施設設備資金の一部100,000円については、指定期限までに辞退した場合に返金される扱いが示されています。

2026年度入学生の主な納付金

項目金額備考
入学金300,000円入学手続時に納入
授業料年額540,000円毎年必要となる学費
施設設備資金年額250,000円入学手続時に一部100,000円を納入
教育推進費年額108,000円教育活動を支える費用
生徒活動費年額15,000円生徒活動に関わる費用
紫苑の会費年額18,000円保護者会に関わる費用

これらを合計すると、初年度は入学金を含めて1,231,000円が一つの目安になります。内訳は、入学金300,000円、授業料540,000円、施設設備資金250,000円、教育推進費108,000円、生徒活動費15,000円、紫苑の会費18,000円です。

別途必要になる費用も確認しておきたい

上記の学納金とは別に、入学時には制服、副教材、ICT機器などの購入費用が必要になります。香蘭女学校では、授業や学習活動の中でICTを活用しているため、端末や関連する教材費についても事前に確認しておくとよいでしょう。

また、修学旅行や校外活動、語学研修、部活動などに関わる費用が別途発生する場合もあります。学校生活を豊かにする行事や体験活動が多い学校だからこそ、通常の学納金だけでなく、年間を通じてどのような費用が見込まれるかを説明会や入学後の案内で確認しておくことが大切です。

中高6年間を見据えた費用感

2年目以降は入学金が不要になるため、初年度より負担は下がります。一方で、授業料、施設設備資金、教育推進費、生徒活動費、紫苑の会費などは毎年必要になります。単純計算では、入学金を除いた年間納付金は931,000円程度が目安です。

香蘭女学校は中高一貫教育を前提とした学校です。中等科3年間の先には高等科3年間が続き、合計6年間の学びの中で、礼拝、授業、行事、部活動、探究学習、進路指導が積み重なっていきます。そのため、費用面でも「初年度にいくらかかるか」だけでなく、「6年間の学びへの投資」として見ておくとよいでしょう。

立教大学推薦を見据えた進路面の安心感

香蘭女学校の学費を考える際には、進路面の特色もあわせて見ておきたいところです。香蘭は立教大学との関係が深く、立教大学への推薦制度を持つ学校です。推薦を受けるには一定の条件を満たす必要がありますが、中高6年間を通じて学校の学びにしっかり取り組むことで、立教大学への進学を現実的に考えやすい環境があります。

もちろん、学費だけで進学先の安心感を判断することはできません。ただ、香蘭のように、大学進学まで見通しやすい教育環境が整っている学校では、6年間の費用を単なる支出としてではなく、学力、価値観、進路選択を育てるための長期的な費用として捉えることができます。

寄付金について

募集・出願要項では、教育施設充実資金のための寄付について、1口100,000円、2口以上の協力が案内されています。寄付金は、学校の教育環境や施設整備を支えるためのものです。実際の扱いや納入時期については、出願前に最新の募集要項や学校説明会で確認しておくと安心です。

費用面で確認しておきたいポイント

  • 初年度納付金は、入学金を含めて約123.1万円が目安
  • 入学手続時には、入学金300,000円と施設設備資金の一部100,000円を納入
  • 2年目以降も、授業料や施設設備資金などの年額費用が継続する
  • 制服、副教材、ICT機器などの購入費用は別途必要
  • 修学旅行、語学研修、部活動などに関わる費用も確認しておきたい
  • 金額は改定される可能性があるため、出願前に最新要項を必ず確認する

香蘭女学校中等科の学費は、都内の私立女子中高一貫校として標準的な水準にあり、教育環境、礼拝を中心とした学校生活、豊かな行事、学習支援、立教大学推薦を含む進路指導を支える費用として考えることができます。

中学受験では、合格することだけでなく、入学後の6年間を安心して過ごせるかを考えることが大切です。香蘭女学校を志望校として検討する場合は、学費や諸経費を家庭で確認したうえで、学校の教育方針、立教大学推薦制度、通学環境、学校生活の雰囲気を総合的に見て判断していくとよいでしょう。

入試情報と合格の目安|第1回4科・第2回2科の特徴を整理

香蘭女学校中等科の入試は、第1回入試と第2回入試の2回実施されています。第1回は2月1日午前に行われる4科入試、第2回は2月2日午後に行われる2科入試です。どちらの回も面接は行われず、筆記試験の得点を中心に合否が判定されます。

香蘭女学校は、立教大学への推薦制度、キリスト教教育、穏やかな校風、旗の台の落ち着いた環境などが評価され、女子校志望者から安定した人気を集めています。特に第2回入試は2月2日午後に設定されているため、2月1日・2月2日午前の女子難関校や共学校との併願者も多く、受験者層が厚くなりやすい点に注意が必要です。

2026年度入試の概要

区分試験日募集人数試験科目配点・時間特徴
第1回入試2026年2月1日女子100名国語・算数・社会・理科国語50分100点、算数50分100点、社会30分50点、理科30分50点4科の総合力で合否が決まる中心日程
第2回入試2026年2月2日午後女子60名国語・算数国語50分100点、算数50分100点2科型の午後入試で、併願者が多く集まりやすい

第1回入試は4科型のため、国語・算数を軸にしつつ、社会・理科でも安定して得点する力が求められます。配点は国語・算数が各100点、社会・理科が各50点で、合計300点満点です。国語と算数の比重が高い一方、社会・理科で大きく崩れると合格点に届きにくくなるため、4科をバランスよく仕上げることが重要です。

第2回入試は2科型で、国語・算数の合計200点満点です。2月2日午後に実施されるため、午前に他校を受験した後に香蘭を受ける受験生も多くなります。第1回より募集人数が少なく、併願者も増えるため、偏差値や倍率の面では第2回の方が難度が高く出やすい傾向があります。

2026年度入試結果

区分募集人数応募者数受験者数合格者数実質倍率合格者最高点合格者最低点
第1回入試100名355名338名118名約2.9倍240点187点
第2回入試60名610名466名126名約3.7倍176点126点

2026年度入試では、第1回入試の実質倍率は約2.9倍、第2回入試の実質倍率は約3.7倍でした。第2回は午後入試であることに加え、2科で受験できるため出願者が集まりやすく、実質倍率も第1回より高くなっています。

合格者最低点を見ると、第1回は300点満点中187点、第2回は200点満点中126点です。単純な得点率では、どちらも6割台前半が一つの目安になります。ただし、年度ごとの問題難度や受験者層によって合格最低点は変動するため、過去問演習では点数だけでなく、時間内に取るべき問題を確実に取り切る力を意識することが大切です。

2024年度から2026年度の入試結果推移

年度区分応募者数受験者数合格者数実質倍率合格者最低点
2026年度第1回355名338名118名約2.9倍187点
2026年度第2回610名466名126名約3.7倍126点
2025年度第1回352名337名114名約3.0倍169点
2025年度第2回680名502名127名約4.0倍118点
2024年度第1回398名381名112名約3.4倍195点
2024年度第2回747名573名106名約5.4倍136点

直近3年の入試結果を見ると、第2回入試は毎年応募者数が多く、実質倍率も高くなりやすいことがわかります。第1回は香蘭を第一志望または有力志望とする受験生が受けやすい日程である一方、第2回は他校との併願者が多く集まるため、偏差値帯以上に競争が厳しく感じられることがあります。

一方で、2026年度は2024年度と比べると第2回の実質倍率がやや落ち着いています。ただし、香蘭女学校は立教大学推薦枠の拡大によって注目度が高まっている学校でもあるため、今後も安定した人気が続く可能性があります。受験を検討する場合は、最新年度の出願状況を必ず確認しましょう。

合格の目安となる偏差値

入試区分入試日Aライン80偏差値の目安Cライン50偏差値の目安
第1回入試2月1日5855
第2回入試2月2日午後6358

偏差値の目安では、第1回より第2回の方が高めに出ています。第2回は2科型で受験しやすい一方、午後入試として上位校との併願者が集まりやすく、合格するには国語・算数の高い完成度が必要です。特に第2回を受験する場合は、2科で得点差がつきやすいため、どちらか一方の科目に大きな苦手を残さないことが重要です。

第1回は4科型のため、4科総合で安定して得点できる受験生に向いています。香蘭を第一志望とする場合は、第1回入試を軸にしつつ、第2回も出願しておくことで、合格機会を増やすことができます。ただし、第2回は午後入試であるため、午前校との移動時間や体力面も考慮して受験計画を立てる必要があります。

科目別に意識したい対策

  • 国語:物語文・説明文ともに、本文の根拠を正確に読み取る力が必要です。記述問題では、設問の条件に合わせて要点をまとめる練習を重ねましょう。
  • 算数:計算、一行問題、図形、速さ、割合、場合の数など、標準問題を正確に解く力が重要です。難問にこだわりすぎず、得点すべき問題を落とさないことが合格に直結します。
  • 社会:地理・歴史・公民の基本知識を固めたうえで、資料や統計を読み取る練習をしておきましょう。漢字指定や用語の正確さにも注意が必要です。
  • 理科:知識問題に加えて、実験・観察、グラフ、計算問題への対応力が求められます。基本事項を整理し、表や図から条件を読み取る練習を重ねましょう。

第1回入試では、4科のバランスが重要です。国語と算数で得点を作ることはもちろん、社会・理科で安定して点数を重ねることで、合格最低点を超えやすくなります。社会・理科を後回しにしすぎると、直前期に得点が伸びにくくなるため、6年秋以降は知識の総整理と過去問演習を並行して進めることが大切です。

第2回入試では、国語と算数の2科勝負になります。4科型に比べて科目数が少ない分、1科目の失点が合否に与える影響は大きくなります。特に午後入試では、午前入試後の疲れが出やすいため、過去問演習では実際の時間帯や連続受験を想定した練習も有効です。

香蘭女学校の入試で意識したい受験戦略

  • 第一志望の場合:第1回4科入試を最重要日程とし、第2回2科入試も出願して合格機会を増やす。
  • 併願校として受験する場合:2月1日校・2月2日午前校との組み合わせを整理し、第2回午後入試の負担を考慮する。
  • 4科バランス型の受験生:第1回入試で合格を狙いやすい。社会・理科を含めた総合点を安定させる。
  • 国語・算数が得意な受験生:第2回入試で強みを発揮しやすいが、受験者層が厚いことを前提に高得点を目指す。
  • 立教大学推薦に魅力を感じる家庭:入学後の学習条件や推薦制度の仕組みもあわせて確認する。

香蘭女学校中等科の入試は、4科型の第1回と2科型の第2回で、求められる戦略が異なります。第1回では4科の総合力、第2回では国語・算数の完成度と午後入試に対応する集中力が問われます。どちらの回も、香蘭の校風や進路制度に魅力を感じる受験生が多く集まるため、偏差値だけでなく、過去問との相性を早めに確認することが重要です。

合格を目指すうえでは、香蘭に入りたい理由を明確にしながら、4科の基礎力と国語・算数の得点力を着実に高めることが大切です。立教大学推薦という進路面の安心感に注目が集まりやすい学校ですが、入試では確かな学力が求められます。学校説明会やヒルダ祭で校風を確認しつつ、過去問演習を通じて合格点に届く得点設計を作っていきましょう。

併願校パターン|立教系・女子校・共学校を含めて日程別に検討

香蘭女学校中等科を受験する場合、併願校選びでは、第1回入試を軸に第一志望として受けるのか、第2回午後入試を併願校として組み込むのかを最初に整理することが大切です。香蘭は第1回が2月1日午前の4科入試、第2回が2月2日午後の2科入試であるため、受験パターンによって位置づけが大きく変わります。

香蘭女学校は、立教大学への推薦制度、穏やかな女子校らしい校風、キリスト教教育、旗の台の通いやすい立地が魅力の学校です。そのため、単に偏差値帯が近い学校を並べるだけでなく、女子校か共学校か、大学附属・系属校を希望するか、進学校型を希望するか、校風が本人に合うかを含めて併願校を考える必要があります。

併願校を考えるときの基本方針

  • チャレンジ校:香蘭より難度が高く、第一志望または上位志望として挑戦する学校。
  • 標準校:香蘭と難度や受験者層が近く、実力相応校として組み込みやすい学校。
  • 安全校:香蘭より比較的合格可能性を見込みやすく、早めに合格を確保したい学校。

ただし、チャレンジ校・標準校・安全校の位置づけは、模試偏差値だけで固定されるものではありません。同じ学校でも、入試回や試験科目によって難度が変わります。特に午後入試や2科入試は、上位校との併願者が多く集まるため、偏差値以上に競争が厳しく感じられることがあります。

チャレンジ校の例|女子難関校・上位共学校に挑戦するパターン

日程学校例位置づけポイント
1月中旬浦和明の星女子、淑徳与野、栄東、開智など1月の上位校・実力確認校東京入試前に本番経験を積み、合格を得て2月本番に向かう
2月1日午前桜蔭、雙葉、フェリス女学院、洗足学園、鷗友学園女子など香蘭より難度の高いチャレンジ校2月1日に上位校へ挑戦し、2月2日午後に香蘭第2回を受験する形が考えられる
2月2日午前女子学院、白百合学園、豊島岡女子学園、吉祥女子、青山学院中等部など上位校・人気校への挑戦午前に上位校、午後に香蘭第2回という併願も可能だが、移動と体力面に注意したい
2月3日以降豊島岡女子学園、鷗友学園女子、学習院女子、東洋英和女学院など後半戦の上位校・再挑戦校2月1日・2日の結果を見ながら、強気にいくか合格確保に切り替えるかを判断する

チャレンジ型の併願では、2月1日に女子難関校や上位共学校を受験し、2月2日午後に香蘭第2回を受ける形がよく考えられます。この場合、香蘭は「実力相応校」または「標準校」としての位置づけになることが多いですが、第2回は偏差値も倍率も高くなりやすいため、決して安全校とは見なせません。

また、2月2日午前に上位校を受験してから、午後に香蘭を受ける場合は、移動時間と疲労に注意が必要です。香蘭は旗の台にあるため、城南エリアや都心方面からは比較的アクセスしやすいものの、小学生にとって午前・午後の連続受験は負担が大きくなります。午後入試を組み込む場合は、昼食、移動、休憩時間まで具体的にシミュレーションしておきましょう。

標準校の例|香蘭を第一志望または実力相応校として組むパターン

日程学校例位置づけポイント
1月中旬浦和明の星女子、淑徳与野、栄東、大宮開成、開智など1月の実力確認校合格を確保しつつ、2月の東京・神奈川入試に向けて本番慣れする
2月1日午前香蘭女学校第1回、品川女子学院、田園調布学園、普連土学園、山脇学園、大妻など第一志望または実力相応校香蘭第一志望なら、第1回入試を最重要日程として位置づける
2月1日午後普連土学園午後、三輪田学園午後、東京女学館午後、品川女子学院算数型など午後の合格確保・得意科目型午後入試を入れる場合は、香蘭第1回後の移動と疲労を慎重に考える
2月2日午前立教女学院、東洋英和女学院、恵泉女学園、田園調布学園、山脇学園など標準校または上位標準校2月1日の手応えに応じて、香蘭第2回午後と組み合わせるかを判断する
2月2日午後香蘭女学校第2回、普連土学園午後、山脇学園午後など再挑戦・実力相応校香蘭第2回は2科型で受けやすい一方、受験者層が厚くなりやすい
2月3日以降大妻、恵泉女学園、品川女子学院、山脇学園、田園調布学園、実践女子学園など後半戦の標準校・再挑戦校合格状況に応じて、強気の日程と堅実な日程を切り替える

香蘭を第一志望とする場合は、2月1日の第1回入試を中心に据えるのが基本です。第1回は4科入試で、香蘭を強く志望する受験生が集まりやすい日程です。ここで合格を狙いつつ、万一に備えて2月2日午後の第2回にも出願しておくと、香蘭への合格機会を増やすことができます。

標準校として併願を考える場合は、立教女学院、東洋英和女学院、品川女子学院、田園調布学園、普連土学園、山脇学園、大妻、恵泉女学園などが比較検討しやすい学校になります。いずれも女子教育や校風に特色があるため、偏差値だけでなく、学校説明会や文化祭で本人との相性を確認することが大切です。

安全校の例|早めに合格を確保して香蘭に集中するパターン

日程学校例位置づけポイント
1月中旬大宮開成、埼玉栄、開智所沢、獨協埼玉、西武文理など1月の合格確保校東京入試前に合格を得て、精神的な余裕を持って2月を迎える
2月1日午前実践女子学園、三輪田学園、跡見学園、東京女学館、女子聖学院など安全校から標準校香蘭第1回を受ける場合は、午前校は重複するため午後入試との組み合わせを検討する
2月1日午後三輪田学園午後、実践女子学園午後、跡見学園午後、東京女学館午後など午後の合格確保校香蘭第1回後に受験する場合は、無理のない移動範囲か確認する
2月2日以降実践女子学園、三輪田学園、跡見学園、女子聖学院、昭和女子大学附属昭和など安全校・標準校2月1日の結果を見て、受験校を柔軟に調整しやすい日程
2月3日以降恵泉女学園、実践女子学園、三輪田学園、跡見学園、東京女学館など後半戦の合格確保校香蘭の結果が出た後も、通いたいと思える学校を残しておくことが大切

安全校を選ぶときに大切なのは、偏差値を下げることだけではありません。実際に進学する可能性のある学校として、校風や通学時間に納得できるかを確認しておく必要があります。香蘭を志望する家庭は、落ち着いた女子校らしい雰囲気や、大学進学まで見通しやすい環境を重視することが多いため、安全校についても校風の相性を丁寧に見ておきたいところです。

また、2月1日午後や2月2日午後の入試を安全校として組み込む場合は、移動と疲労を軽く見ないことが大切です。合格可能性を高めるために日程を詰め込みすぎると、本命校で実力を出し切れないこともあります。本人の体力や性格に合わせて、無理のない受験日程を組みましょう。

香蘭第一志望型の併願例

日程受験校例ねらい
1月中旬浦和明の星女子、淑徳与野、大宮開成、開智など1月校で本番経験を積み、合格を確保する
2月1日午前香蘭女学校第1回第一志望として最重要日程に位置づける
2月1日午後三輪田学園午後、実践女子学園午後、東京女学館午後など体力に余裕があれば、午後の合格確保校を検討する
2月2日午前立教女学院、東洋英和女学院、恵泉女学園、田園調布学園など香蘭第1回の手応えに応じて、標準校・上位校を組み込む
2月2日午後香蘭女学校第2回香蘭への再挑戦として受験する
2月3日以降大妻、恵泉女学園、山脇学園、実践女子学園など合格状況に応じて、標準校・安全校を調整する

香蘭第一志望型では、2月1日の第1回入試を最重要日程にします。第1回は4科型のため、国語・算数だけでなく、社会・理科も含めた総合力を仕上げておく必要があります。第2回は2科型で再挑戦しやすい一方、併願者が多く難度も上がりやすいため、第1回で合格を取り切る意識を持って準備することが大切です。

上位校チャレンジ型の併願例

日程受験校例ねらい
1月中旬浦和明の星女子、淑徳与野、栄東など東京・神奈川入試前に上位校で実戦経験を積む
2月1日午前桜蔭、雙葉、フェリス女学院、洗足学園、鷗友学園女子など第一志望・上位志望に挑戦する
2月2日午前女子学院、白百合学園、豊島岡女子学園、吉祥女子、青山学院中等部など2日午前も上位校に挑戦する場合は、午後の香蘭との連続受験を慎重に判断する
2月2日午後香蘭女学校第2回実力相応校として香蘭合格を狙う
2月3日以降豊島岡女子学園、鷗友学園女子、学習院女子、東洋英和女学院など上位校への再挑戦か、合格確保への切り替えを判断する

上位校チャレンジ型では、香蘭第1回を受験せず、2月2日午後の第2回に香蘭を組み込むケースがあります。この場合、香蘭は「第2志望校」「実力相応校」として見られやすい一方で、第2回は2科入試で競争が厳しくなりやすいため、国語・算数の完成度が重要です。

2月1日・2月2日午前に上位校を受験した後に香蘭を受ける場合、午後入試特有の集中力も問われます。午前中の試験で疲れていても、国語・算数で得点を取り切る必要があるため、過去問演習の段階から時間配分と集中力の維持を意識しておきましょう。

立教系・大学附属志向の併願例

日程学校例ねらい
1月立教新座、浦和明の星女子、淑徳与野など大学附属・キリスト教系・女子校系の志向を踏まえて1月校を選ぶ
2月1日香蘭女学校第1回、青山学院横浜英和、法政大学中学高等学校、中央大学附属横浜など大学連携や附属校の安心感を重視する家庭が検討しやすい
2月2日立教女学院、青山学院中等部、香蘭女学校第2回など立教系・キリスト教系・大学附属志向の中で日程を調整する
2月3日以降学習院女子、明治大学付属明治、明大中野八王子、成蹊など大学附属・系属校を含めて、進路の安心感を重視した併願を組む

香蘭を検討する家庭の中には、立教大学への推薦制度に魅力を感じ、大学進学まで見通しやすい学校を重視するケースも多くあります。その場合、立教女学院、青山学院中等部、青山学院横浜英和、中央大学附属横浜、法政大学中学高等学校、学習院女子など、大学とのつながりがある学校も比較対象になります。

ただし、大学附属・系属校にはそれぞれ校風や進学制度の違いがあります。香蘭は立教大学推薦が大きな特色ですが、日々の礼拝や女子校らしい温かな雰囲気、BIG SISTER制度、築山に象徴される環境なども含めて魅力を持つ学校です。大学名だけで選ぶのではなく、6年間の生活に本人がなじみやすいかを確認しましょう。

併願校選びで注意したいポイント

  • 香蘭第一志望なら、2月1日の第1回4科入試を軸にする。
  • 2月2日午後の第2回は、併願者が多く難度が上がりやすいと考える。
  • 午後入試を入れる場合は、移動時間、昼食、休憩、体力面を具体的に確認する。
  • 女子校、共学校、大学附属校、進学校型のどれを重視するかを家庭で整理する。
  • 立教大学推薦に魅力を感じる場合も、入学後の学習条件や校風との相性を確認する。
  • 安全校は、実際に通う可能性のある学校として、説明会や文化祭で雰囲気を見ておく。
  • 最終的な日程は、各校の最新募集要項で必ず確認する。

香蘭女学校中等科の併願戦略では、香蘭を第一志望として第1回から受けるのか、上位校との併願として第2回午後に組み込むのかが大きな分岐点になります。第1回は4科の総合力、第2回は国語・算数の2科の完成度が問われるため、本人の得意科目や受験校全体のバランスを見ながら日程を組むことが大切です。

また、香蘭は立教大学推薦という進路面の安心感が大きい学校ですが、それだけでなく、キリスト教精神に基づく教育、穏やかな女子校らしい校風、築山に象徴される自然環境、先輩・後輩の温かなつながりにも魅力があります。併願校を選ぶ際には、偏差値や倍率だけでなく、6年間をどのような環境で過ごしたいかを親子で話し合い、納得できる受験プランを作っていきましょう。

在校生・保護者の声|穏やかな校風と立教推薦への安心感

香蘭女学校中等科について、在校生や保護者から評価されやすいポイントとしてまず挙げられるのが、穏やかで温かな校風です。毎朝の礼拝から一日が始まり、学校生活の中で自分自身を見つめ、他者に思いを向ける時間が大切にされています。学力や進学実績だけでなく、心の成長を重視する家庭にとって、香蘭の雰囲気は大きな魅力になりやすいでしょう。

また、香蘭女学校は立教大学とのつながりが深く、立教大学への推薦制度が整っている学校です。近年は推薦枠が拡大され、立教大学を進学先として現実的に考えやすくなっています。そのため、保護者目線では、「落ち着いた女子校で6年間を過ごしながら、大学進学まで見通しやすい」という安心感を持ちやすい学校といえます。

在校生が感じやすい魅力

在校生にとっての香蘭の魅力は、毎日の学校生活の中で、友人や先輩、先生との関係が自然に深まっていくことです。香蘭では、朝学習や朝読書、礼拝、授業、昼休み、部活動、行事が一日の流れの中に整えられており、慌ただしさの中にも学校らしい落ち着きがあります。

特に中等科1年生にとっては、入学直後の不安を支える仕組みとしてBIG SISTER制度があります。高等科3年生の先輩が中等科1年生の学校生活を支え、礼拝のこと、校内での過ごし方、学習や部活動のことなどを身近な立場で伝えてくれます。新しい環境に慣れる時期に、頼れる先輩がいることは、在校生にとって大きな安心材料です。

また、香蘭は生徒一人ひとりの「賜物」を大切にする学校です。部活動やヒルダ祭、礼拝、奉仕活動、探究的な学びを通じて、自分の好きなことや得意なことに気づく機会が多くあります。強い競争の中で目立つことだけが評価されるのではなく、それぞれの個性や成長の仕方が尊重されやすい点も、在校生にとって魅力に感じられるでしょう。

保護者から評価されやすいポイント

保護者から見た香蘭女学校の魅力は、学校生活の温かさと進路面の安心感が両立している点です。キリスト教精神に基づく人間教育、毎朝の礼拝、上級生が下級生を支える文化、落ち着いた校内環境などは、思春期の女子が6年間を過ごす場として安心感があります。

一方で、香蘭は穏やかな校風だけの学校ではありません。立教大学推薦を中心に、指定校推薦や他大学受験にも対応する進路の幅があり、学習サポート体制も整えられています。Study Hallでは、終礼後や部活動後に自学自習ができ、個別質問、英検対策、小論文対策、個別面談などにも対応しています。

評価されやすい点具体的な内容
穏やかな校風礼拝を中心に、落ち着いた雰囲気の中で6年間を過ごせる
立教大学推薦への安心感立教大学への推薦制度があり、大学進学を見通しやすい
先輩・後輩のつながりBIG SISTER制度により、新入生が学校生活に慣れやすい
学習サポートStudy Hallや講習、学習会などを通じて、自主学習を支える環境がある
自然を感じる校内環境築山に象徴される落ち着いたキャンパスで、日々の学校生活を送れる
女子校らしい安心感思春期の女子が、自分らしさを大切にしながら成長しやすい

立教大学推薦への期待と注意点

香蘭女学校を検討する保護者にとって、立教大学への推薦制度は非常に大きな魅力です。立教大学は人気の高い総合大学であり、文系学部を中心に幅広い学びの選択肢があります。香蘭で6年間を過ごしながら、立教大学への進学を視野に入れられることは、受験生家庭にとって心強い材料です。

ただし、立教大学推薦は、入学すれば自動的に希望学部へ進学できる制度ではありません。校内成績や英語力など、一定の条件を満たす必要があり、希望学部についても校内での選考があります。そのため、在校中は定期試験や日々の授業にしっかり取り組む姿勢が求められます。

この点は、保護者にとっては安心材料であると同時に、入学後の学習を軽く見てはいけないという確認点でもあります。香蘭は、穏やかな雰囲気の中で過ごせる学校ですが、日々の学習を丁寧に積み重ねることが、進路の選択肢を広げる学校でもあります。

学習面のサポートに対する安心感

香蘭では、Study Hallをはじめとした学習支援が用意されています。Study Hallは、全校生徒を対象とした自主学習室で、放課後や部活動後に利用できます。学習をサポートするスタッフが常駐し、個別質問や英検対策、小論文対策、個別面談にも対応しているため、自分のペースで学習を進めたい生徒にとって心強い環境です。

また、利用時には入退室が保護者へ通知され、夕方以降は旗の台駅までの集団下校も行われています。保護者にとっては、放課後の学習環境が整っていることに加え、安全面への配慮がある点も安心しやすいポイントです。

学習会では、進路が決定した高等科3年生が中等科生を少人数でサポートする仕組みもあります。上級生が下級生を支える文化は、BIG SISTER制度だけでなく、学習面にも表れています。香蘭の学校生活では、先輩から受けた支えを、次の後輩へ返していくような温かな循環が感じられます。

学校生活の穏やかさと、行事の活気

香蘭は穏やかな学校という印象を持たれやすい一方で、行事や部活動では生徒が主体的に活動する場面も多くあります。ヒルダ祭、運動会、合唱会、修学旅行、語学研修、部活動の発表など、6年間の中で自分を表現したり、仲間と協力したりする機会が豊富です。

在校生にとっては、日常は落ち着いて過ごしながら、行事の場では自分の役割を持って動けることが魅力になります。派手さや競争の強さを前面に出す校風ではありませんが、仲間と一つのものを作り上げる経験を通じて、責任感や協調性が育っていきます。

一方で、確認しておきたい相性

香蘭女学校は魅力の多い学校ですが、すべての生徒に同じように合うわけではありません。毎朝の礼拝やキリスト教教育を大切にする学校であるため、家庭としてその教育方針に共感できるかは重要です。宗教教育に馴染みがない場合も、説明会や学校見学で実際の雰囲気を確認しておくとよいでしょう。

また、立教大学推薦の安心感がある一方で、日々の成績管理や英語力の向上は必要です。自由に過ごすだけで進路が保証される学校ではないため、学校の学習ペースに乗り、定期試験や課題に丁寧に取り組めるかどうかも大切です。

確認したい点見るべきポイント
キリスト教教育への理解毎朝の礼拝や聖書の授業を、家庭として前向きに受け止められるか
立教推薦への考え方推薦制度の条件を理解し、入学後も学習を継続できるか
女子校の雰囲気落ち着いた女子校らしい人間関係や学校文化が本人に合うか
学習習慣定期試験や日々の課題に丁寧に取り組む姿勢があるか
通学環境旗の台までの通学時間や乗り換えが、6年間無理なく続けられるか

香蘭の評判を判断するときのポイント

  • 立教大学推薦の有無だけでなく、6年間の学校生活全体を見る。
  • 毎朝の礼拝やキリスト教教育が、本人や家庭に合うか確認する。
  • BIG SISTER制度や上級生との関係が、本人にとって安心材料になるか考える。
  • Study Hallや学習会など、学習サポートをどのように活用できるかを見る。
  • ヒルダ祭や学校説明会で、在校生の表情や校内の雰囲気を確認する。
  • 口コミは参考程度にし、最終的には実際に見た印象を大切にする。

香蘭女学校中等科の在校生・保護者の声を総合すると、「穏やかな校風」「先輩・後輩の温かなつながり」「立教大学推薦への安心感」「自然を感じる校内環境」「学習サポートの手厚さ」が評価されやすいポイントになります。一方で、キリスト教教育や毎朝の礼拝、女子校の雰囲気、推薦制度に必要な学習姿勢が本人に合うかどうかは、事前に確認しておきたいところです。

香蘭は、強い競争で生徒を引っ張る学校というより、落ち着いた環境の中で、生徒一人ひとりが自分の賜物を見つけ、周囲との関わりの中で成長していく学校です。進路面の安心感と、温かな学校生活の両方を大切にしたい家庭にとって、香蘭女学校は非常に検討しやすい女子中高一貫校といえるでしょう。

この学校に向いている子の特徴|落ち着いた環境で自分らしく成長したい女子におすすめ

香蘭女学校中等科は、キリスト教精神に基づく穏やかな校風、毎朝の礼拝、築山に象徴される自然豊かな環境、BIG SISTER制度による先輩・後輩のつながり、そして立教大学への推薦制度など、多くの特色を持つ女子中高一貫校です。そのため、単に「立教大学への推薦があるから」という理由だけでなく、6年間の学校生活そのものが本人に合っているかを見極めることが大切です。

香蘭に向いているのは、強い競争環境の中で周囲と順位を競い続けるよりも、落ち着いた雰囲気の中で、自分の興味や個性を少しずつ伸ばしていきたい生徒です。学校が大切にしている「賜物」という考え方の通り、一人ひとりの持ち味を尊重しながら成長を支える学校なので、自分らしさを大切にしながら、他者とともに学びたい女子に合いやすい学校といえるでしょう。

穏やかな女子校で安心して成長したい子

香蘭女学校は、女子校らしい落ち着きと温かさを持つ学校です。毎朝の礼拝から一日が始まり、友人、先輩、先生との関わりを通じて、少しずつ学校生活になじんでいく雰囲気があります。大きな声で目立つタイプだけでなく、控えめな性格の生徒や、じっくり人間関係を築いていきたい生徒も、自分の居場所を見つけやすい環境です。

特に中等科1年生にとっては、BIG SISTER制度が大きな支えになります。入学直後の不安な時期に、高等科3年生の先輩が学校生活をサポートしてくれるため、新しい環境に慣れるまでの心理的な負担を和らげやすいでしょう。面倒見のよい先輩文化の中で、安心して中学校生活を始めたい子には向いています。

  • 落ち着いた雰囲気の学校で過ごしたい子
  • 女子校の温かな人間関係に魅力を感じる子
  • 先輩・後輩のつながりを大切にできる子
  • 自分のペースで少しずつ成長したい子

キリスト教教育や礼拝を前向きに受け止められる子

香蘭女学校では、毎朝の礼拝や聖書の授業を通じて、自分自身を見つめ、他者や社会に思いを向ける時間を大切にしています。宗教教育というと、受験生家庭によっては少し身構える場合もありますが、香蘭の礼拝は、学校生活の中で心を整える大切な時間として位置づけられています。

そのため、香蘭に向いているのは、キリスト教の価値観や礼拝を、学校生活の一部として前向きに受け止められる生徒です。信仰そのものを強く求められるというよりも、祈り、感謝、奉仕、思いやりといった価値観を大切にしながら成長したい子に合いやすい学校です。

向いているタイプ香蘭で伸びやすい理由
静かに自分を見つめる時間を大切にできる子毎朝の礼拝を通じて、自分自身や周囲との関係を考える習慣が身につく
他者への思いやりを大切にしたい子キリスト教精神に基づき、奉仕や共生の姿勢を学ぶ機会が多い
心の成長も重視したい子学力だけでなく、価値観や生き方を考える教育が重視されている

立教大学推薦を視野に入れながら、日々の学習を大切にできる子

香蘭女学校の大きな魅力の一つが、立教大学への推薦制度です。立教大学への推薦枠が拡大されたことで、進路面での安心感はさらに高まっています。大学受験で外部競争に大きく振り回されるよりも、中高6年間の学びを丁寧に積み重ねながら、大学進学を見据えたい家庭にとって、香蘭は魅力的な選択肢になります。

ただし、推薦制度は入学すれば自動的に希望学部へ進めるものではありません。校内成績や英語力など、一定の条件を満たす必要があります。そのため、香蘭に向いているのは、日々の授業、定期試験、課題、英語学習をこつこつ積み重ねられる子です。

派手な受験勉強で一気に勝負するというより、毎日の学習を大切にし、学校のペースに沿って着実に力をつけていくタイプの生徒は、香蘭の進路制度と相性がよいでしょう。

自分の「好き」や「得意」を見つけたい子

香蘭では、生徒一人ひとりに与えられた「賜物」を見つけ、伸ばしていくことが大切にされています。SEEDのような探究的な学び、部活動、ヒルダ祭、奉仕活動、語学研修、礼法や日本文化の学びなどを通じて、生徒は自分の興味や得意分野に少しずつ気づいていきます。

中学入学時点で、将来の夢や得意分野がはっきりしていなくても問題ありません。むしろ、香蘭は6年間の中で、友人や先輩、先生との関わりを通じて、自分の好きなことを見つけていく学校です。まだ自分の進路や個性がはっきりしていないけれど、安心できる環境で可能性を広げたい子に向いています。

  • 探究学習や発表活動に興味がある子
  • 部活動や行事を通じて自分の得意分野を見つけたい子
  • 英語、音楽、美術、自然科学、日本文化などに関心がある子
  • 周囲と比べすぎず、自分の成長を大切にしたい子

行事や部活動にも前向きに参加したい子

香蘭は、穏やかな校風の学校ですが、行事や部活動が控えめというわけではありません。ヒルダ祭、運動会、合唱会、修学旅行、語学研修、部活動の発表など、生徒が主体的に関わる場面が多くあります。自分の役割を果たしながら仲間と協力する経験は、香蘭での6年間を豊かにしてくれます。

部活動では、運動部・文化部ともに多彩な選択肢があります。テニス、バスケットボール、バレーボール、陸上競技などの運動部に加え、弦楽、吹奏楽、演劇、華道、茶道、自然科学、写真、美術、料理、歴史文化など、文化系の活動も充実しています。勉強だけでなく、学校生活全体を楽しみながら成長したい子にとって、香蘭は居場所を見つけやすい学校です。

他者との関わりを大切にできる子

香蘭女学校では、自分だけがよければよいという考え方ではなく、周囲の人とともに生きる姿勢が大切にされています。学校の合言葉である「来たりて学べ、出でて仕えよ」にも、学んだことを社会や他者のために生かしていくという考え方が込められています。

そのため、香蘭に向いているのは、友人との関係、先輩・後輩とのつながり、先生との対話、社会への関心を大切にできる生徒です。目立つリーダータイプである必要はありませんが、周囲の人の気持ちを考え、自分にできることを少しずつ行動に移せる子は、香蘭の教育環境の中で大きく成長しやすいでしょう。

一方で、事前に相性を確認したい子

香蘭女学校は魅力の多い学校ですが、すべての生徒に同じように合うわけではありません。毎朝の礼拝やキリスト教教育を大切にする学校であるため、宗教教育に強い抵抗がある場合は、事前に学校説明会や見学で雰囲気を確認しておく必要があります。

また、立教大学推薦への安心感がある一方で、入学後の学習を軽く見てしまうと、希望する進路につながりにくくなります。香蘭は穏やかな学校ですが、日々の授業や定期試験にきちんと取り組む姿勢は必要です。自由に過ごすだけで進路が保証される学校ではないため、学校の学習ペースに前向きに乗れるかも大切なポイントです。

  • 毎朝の礼拝やキリスト教教育に強い抵抗がある子
  • 日々の課題や定期試験を軽く見てしまいやすい子
  • 非常に競争的な進学校の雰囲気を求める子
  • 女子校よりも共学校での生活を強く希望している子
  • 立教大学推薦だけを目的にし、学校生活そのものには関心が薄い子

ただし、これらに当てはまる部分があるからといって、必ずしも香蘭に向いていないとは限りません。大切なのは、本人が香蘭の雰囲気を実際に知り、礼拝、校舎、築山、在校生の様子、学校行事に触れたうえで、「この学校で6年間を過ごしてみたい」と思えるかどうかです。

香蘭に向いている子の特徴まとめ

特徴具体的なイメージ
穏やかな環境で成長したい落ち着いた女子校の雰囲気の中で、自分らしく学校生活を送りたい
キリスト教教育を前向きに受け止められる礼拝や聖書の学びを通じて、感謝や奉仕、思いやりを大切にできる
日々の学習をこつこつ続けられる立教大学推薦を視野に入れながら、授業や定期試験に丁寧に取り組める
自分の賜物を見つけたい探究学習、部活動、行事を通じて、好きなことや得意なことを伸ばしたい
先輩・後輩のつながりを大切にできるBIG SISTER制度や部活動を通じて、支え合う関係の中で成長できる
他者や社会に関心を持てる学んだことを自分だけでなく、周囲や社会のために生かしたいと考えられる

香蘭女学校中等科は、穏やかな環境で、自分らしさと進路の安心感を両立したい女子に向いている学校です。立教大学への推薦制度は大きな魅力ですが、それ以上に、6年間を通じて自分の賜物を見つけ、周囲の人と関わりながら成長していく教育環境に香蘭の本質があります。

中学受験では、偏差値や大学進学実績だけで学校を選びがちですが、香蘭の場合は、校風との相性が特に重要です。礼拝のある日常、築山に象徴される自然、BIG SISTER制度、ヒルダ祭、部活動、立教大学推薦制度に魅力を感じるのであれば、香蘭女学校は6年間を安心して過ごせる有力な選択肢になるでしょう。

まとめ|香蘭女学校中等科は伝統・進路の安心感・温かな校風が魅力の女子校

香蘭女学校中等科は、東京都品川区旗の台にある伝統ある女子中高一貫校です。1888年の創立以来、キリスト教精神を土台に、生徒一人ひとりをかけがえのない存在として大切にする教育を続けてきました。毎朝の礼拝、聖書の学び、奉仕の精神、先輩・後輩の温かなつながりなど、香蘭らしい学校文化が6年間の生活の中に息づいています。

学校の合言葉である「Come in to learn, Go out to serve.」、すなわち「来たりて学べ、出でて仕えよ」は、香蘭の教育をよく表しています。学校で得た学びを自分のためだけにとどめるのではなく、他者や社会のために生かしていく姿勢を育てることが、香蘭女学校の大きな目標です。

香蘭女学校中等科の魅力を整理

観点特徴
学校の特色1888年創立の伝統あるキリスト教女子校。欧名はSt. Hilda’s School
教育理念「来たりて学べ、出でて仕えよ」を掲げ、自分の賜物を社会に生かす姿勢を育てる
アクセス東急大井町線・東急池上線「旗の台駅」から徒歩圏にあり、通学しやすい
校内環境築山に象徴される自然豊かなキャンパスで、落ち着いた学校生活を送れる
学校生活毎朝の礼拝、BIG SISTER制度、ヒルダ祭、運動会、合唱会などを通じてつながりを育てる
進路面立教大学への推薦制度が大きな特色。推薦枠拡大により進路面の安心感が高まっている
入試制度第1回は2月1日午前の4科入試、第2回は2月2日午後の2科入試

立教大学推薦を軸にした進路面の安心感

香蘭女学校を語るうえで大きな魅力となるのが、立教大学への関係校推薦制度です。立教大学と香蘭女学校は、同じ日本聖公会に連なる学校として深いつながりを持ち、香蘭生にとって立教大学は非常に身近な進学先となっています。

近年は立教大学への推薦枠が拡大され、推薦枠は160名となっています。これは香蘭女学校の1学年規模を考えると非常に大きな意味を持ち、大学進学を見通しやすい学校としての魅力をさらに高めています。2026年度も多くの生徒が立教大学へ進学しており、文学部、経済学部、社会学部、法学部、経営学部、観光学部、理学部、異文化コミュニケーション学部など、幅広い学部に進んでいます。

ただし、立教大学への推薦は、入学すれば自動的に希望学部へ進学できる制度ではありません。校内成績や英語力など、一定の条件を満たす必要があり、希望学部についても校内選考があります。そのため、香蘭では穏やかな校風の中でも、日々の授業や定期試験に丁寧に取り組む姿勢が重要になります。

穏やかな校風と、心を育てる学校生活

香蘭女学校の魅力は、進路面だけではありません。毎朝の礼拝から一日が始まり、聖書の言葉に耳を傾け、自分や周囲の人々について考える時間を持つことは、香蘭生の6年間に深く根づいています。学力を伸ばすだけでなく、感謝、思いやり、奉仕、他者との共生を大切にする姿勢が、日々の学校生活の中で育まれていきます。

また、入学直後の中等科1年生を高等科3年生が支えるBIG SISTER制度も、香蘭らしい温かな学校文化を象徴しています。新しい環境に慣れるまでの不安を、身近な先輩が支えてくれることは、新入生にとって大きな安心材料です。先輩から受けた支えを、やがて自分が後輩へ返していく流れも、香蘭の学校生活を特徴づけています。

築山に象徴される落ち着いた環境

香蘭女学校の校内には、築山に象徴される自然豊かな空間があります。都内にありながら、四季折々の草花や木々を身近に感じられる環境は、香蘭の穏やかな校風とよく合っています。旗の台駅から徒歩圏という通学しやすい立地でありながら、校内に入ると静けさや余白を感じられる点は、6年間を過ごす場所として大きな魅力です。

図書室、Study Hall、講堂、理科実験室、英語専用教室、和室、茶室、体育館、校庭など、学習・礼拝・表現活動・部活動を支える施設も整っています。香蘭の施設は、単に便利な設備というだけでなく、教育理念や学校文化を日々体験できる場所として機能しています。

入試では第1回と第2回の違いを理解することが大切

香蘭女学校中等科の入試は、第1回が2月1日午前の4科入試、第2回が2月2日午後の2科入試です。第1回は香蘭を第一志望または有力志望とする受験生が受けやすい日程で、国語・算数・社会・理科の総合力が問われます。一方、第2回は午後入試で、国語・算数の2科型となるため、上位校や同難度校との併願者が多く集まりやすい日程です。

第2回は2科で受けやすい反面、国語・算数のどちらかで大きく失点すると挽回が難しくなります。また、午前入試からの連続受験になる場合もあるため、体力面や移動時間も考慮する必要があります。香蘭を第一志望とする場合は、第1回入試を軸に準備し、必要に応じて第2回にも出願する形が現実的です。

併願校選びでは校風との相性も重視したい

香蘭女学校を志望する家庭では、立教大学推薦に注目することが多い一方で、併願校選びでは校風との相性も大切です。立教女学院、東洋英和女学院、品川女子学院、田園調布学園、普連土学園、山脇学園、大妻、恵泉女学園など、女子教育に特色のある学校と比較検討しやすいでしょう。

また、大学附属・系属校を重視する場合は、青山学院中等部、青山学院横浜英和、中央大学附属横浜、法政大学中学高等学校、学習院女子なども候補に入ります。ただし、大学とのつながりだけで選ぶのではなく、本人が6年間をどのような雰囲気の中で過ごしたいかを重視することが大切です。

香蘭女学校中等科をおすすめしやすい家庭

  • 穏やかな女子校で、安心して6年間を過ごしたい家庭
  • キリスト教精神に基づく人間教育に共感できる家庭
  • 立教大学への推薦制度に魅力を感じる家庭
  • 大学進学の安心感と、学校生活の温かさを両立したい家庭
  • 毎日の礼拝や奉仕の精神を通じて、心の成長も大切にしたい家庭
  • 築山に象徴される自然豊かな環境で、落ち着いて学ばせたい家庭
  • 先輩・後輩のつながりや、学校全体の温かな雰囲気を重視する家庭

一方で、香蘭女学校を検討する際には、キリスト教教育や毎朝の礼拝を家庭としてどのように受け止めるかも確認しておきたいところです。宗教教育に馴染みがない場合でも、説明会や学校見学で実際の雰囲気に触れることで、香蘭の礼拝が生徒にとってどのような意味を持つのかを感じやすくなります。

また、立教大学推薦への安心感があるからこそ、入学後の学習を軽く見ないことも大切です。推薦制度を活用するには、日々の授業、定期試験、英語学習に継続して取り組む必要があります。香蘭は穏やかな学校ですが、6年間の積み重ねが進路につながる学校でもあります。

香蘭女学校は「安心感」と「自分らしい成長」を両立できる学校

総合的に見ると、香蘭女学校中等科は、伝統あるキリスト教女子校としての温かな校風と、立教大学推薦を中心とした進路面の安心感をあわせ持つ学校です。強い競争で生徒を引っ張るというより、落ち着いた環境の中で、自分の賜物を見つけ、周囲との関わりを通じて成長していく学校といえます。

中学受験では、偏差値や倍率、大学進学実績に目が向きがちです。しかし、香蘭女学校の場合は、それに加えて、礼拝のある日常、築山に象徴される環境、BIG SISTER制度、ヒルダ祭、部活動、先輩・後輩の関係など、6年間の学校生活全体を見て判断することが大切です。

香蘭女学校中等科は、穏やかな環境で自分らしく成長しながら、大学進学まで見通しを持って学びたい女子にとって、非常に魅力的な選択肢です。進路面の安心感だけでなく、心の成長や人とのつながりも大切にしたい家庭にとって、検討する価値の高い女子中高一貫校といえるでしょう。

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