- 学校の概要|東京家政学院から法政大学系列校へ生まれ変わる伝統女子校
- アクセスと立地環境|千代田区三番町で学ぶ都心型の学校生活
- 教育方針とカリキュラム|KVA精神と法政大学の「実践知」をつなぐ探究型教育
- 学習環境と施設設備|少人数教育を支える充実した都心キャンパス
- 学校生活と行事|生徒が主役となってつくる温かな学校生活
- クラブ活動|実績ある運動部と多彩な文化部で自分の居場所を見つける
- 進学実績と卒業後の進路|法政大学との連携強化で広がる進路
- 学費や諸経費について|中高6年間と大学進学を見据えた費用
- 入試情報と合格の目安|系列校化で注目される2027年度入試
- 併願校パターン|難度上昇を見込みチャレンジ校・標準校・安全校を日程別に整理
- 在校生・保護者の声|少人数教育と教員の手厚さに関する評判
- この学校に向いている子の特徴|少人数の女子教育と学校の変化を前向きに受け止められる子
- まとめ|伝統と法政大学との連携が融合する注目の女子校
学校の概要|東京家政学院から法政大学系列校へ生まれ変わる伝統女子校
東京家政学院中学校は、東京都千代田区三番町に位置する私立の中高一貫女子校です。100年を超える歴史を持ち、少人数教育を生かしながら、一人ひとりの個性や主体性を丁寧に伸ばす教育を続けてきました。
学校は現在、大きな転換期を迎えています。2027年4月から校名を「法政大学千代田三番町中学校・高等学校」へ変更し、法政大学の系列校として新たな教育を始める予定です。
ただし、学校の設置者は引き続き学校法人東京家政学院です。法政大学の付属校へそのまま移管されるのではなく、東京家政学院が培ってきた教育を土台としながら、法政大学との連携を深めていく形となります。
2027年度から法政大学の系列校へ
校名変更後は、法政大学が掲げる「自由を生き抜く実践知」と、東京家政学院が大切にしてきた少人数教育や人間教育を組み合わせた、新しい中高一貫教育が展開される予定です。
大学の教育資源を活用した授業や探究活動、大学教員による講義、キャンパス訪問など、中学生・高校生の段階から大学の学問に触れられる機会が広がることが期待されます。
進路面でも法政大学との連携強化が検討されていますが、推薦人数や推薦条件、希望する学部への進学方法など、制度の詳細は段階的に発表される予定です。入学しただけで法政大学への進学が自動的に保証されるわけではないため、最新の学校説明会や募集要項で確認する必要があります。
2027年度入試は女子のみを募集
新校名には「女子」という言葉が含まれていませんが、2027年度の中学入試は女子のみを対象として実施される予定です。そのため、2027年度入学生は、これまでの東京家政学院中学校と同様に女子校の環境で学校生活を送ります。
将来的な共学化については検討が進められていますが、開始時期や募集学年などの詳細は現時点で確定していません。受験を検討する際は、校名だけから共学校と判断せず、出願年度の募集要項を確認することが大切です。
東京家政大学附属女子中学校とは別の学校
学校名が似ているため混同されやすいですが、千代田区三番町にある東京家政学院中学校と、板橋区にある東京家政大学附属女子中学校は、運営法人も所在地も異なる別の学校です。
今回、法政大学千代田三番町中学校へ校名変更するのは、千代田区の東京家政学院中学校です。学校説明会への申し込みや入試情報の検索では、所在地や正式名称まで確認すると間違いを防げます。
少人数教育を生かした温かな校風
東京家政学院中学校では、比較的小規模な学校ならではの、生徒と教員の距離が近い教育を大切にしてきました。教員が一人ひとりの学習状況や学校生活の様子を把握しやすく、授業、進路、友人関係などについて相談しやすい環境があります。
生徒同士も学年を越えて関わる機会があり、家庭的で落ち着いた雰囲気が学校の特色となっています。人数の多い学校で競い合うことよりも、教員の目が届く環境の中で自分のペースをつかみ、少しずつ自信をつけたい生徒に適しています。
伝統を守りながら新しい学校へ
校名変更後も、東京家政学院が受け継いできた女子教育や生活教育の全てがなくなるわけではありません。礼儀や他者への思いやり、日常生活を主体的に整える姿勢など、長年大切にされてきた教育を残しながら、探究学習、ICT教育、国際教育、法政大学との連携を強化していく方向です。
伝統校としての落ち着きと、大学系列校としての新しい教育環境を併せ持つことが、法政大学千代田三番町中学校の大きな特徴となります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 現在の学校名 | 東京家政学院中学校・高等学校 |
| 2027年4月以降の校名 | 法政大学千代田三番町中学校・高等学校 |
| 所在地 | 東京都千代田区三番町22番地 |
| 学校区分 | 私立・中高一貫校 |
| 2027年度の募集 | 女子のみ |
| 設置・運営 | 学校法人東京家政学院 |
| 主な特色 | 少人数教育、法政大学との連携、探究学習、国際教育、伝統ある女子教育 |
法政大学千代田三番町中学校は、東京家政学院の伝統的な少人数教育を受け継ぎながら、法政大学との連携によって新たな可能性を広げる学校です。系列校化によって注目度が高まり、今後は入試難度や志願者動向にも変化が生じる可能性があります。
アクセスと立地環境|千代田区三番町で学ぶ都心型の学校生活
法政大学千代田三番町中学校・高等学校へ校名変更予定の東京家政学院中学校・高等学校は、東京都千代田区三番町に位置しています。皇居や千鳥ケ淵、北の丸公園などに近い都心の文教エリアで、交通の利便性と落ち着いた周辺環境を兼ね備えた立地が魅力です。
最寄り駅は、市ケ谷駅、半蔵門駅、九段下駅の3駅です。JR線、東京メトロ、都営地下鉄の複数路線を利用でき、東京都内の幅広い地域に加え、千葉県、埼玉県、神奈川県方面からも通学経路を組みやすくなっています。
3駅7路線を利用できる便利なアクセス
| 利用駅 | 利用路線 | 学校までの目安 |
|---|---|---|
| 市ケ谷駅 | JR総武線 | 徒歩約8分 |
| 市ケ谷駅 | 東京メトロ有楽町線・南北線、都営新宿線 | A3番出口から徒歩約8分 |
| 半蔵門駅 | 東京メトロ半蔵門線 | 5番出口から徒歩約8分 |
| 九段下駅 | 東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線 | 2番出口から徒歩約10分 |
市ケ谷駅では、JR総武線、東京メトロ有楽町線・南北線、都営新宿線を利用できます。新宿、飯田橋、秋葉原、有楽町、永田町、目黒、本八幡方面などからアクセスしやすく、乗り換えを含めた通学経路の選択肢が豊富です。
半蔵門駅を利用する場合は、渋谷、表参道、大手町、押上方面から通学できます。九段下駅には東西線、半蔵門線、都営新宿線が乗り入れており、中野、早稲田、日本橋、西船橋方面などからも通いやすい立地です。
都心にありながら緑と歴史を感じられる環境
学校のある三番町周辺は、官公庁や大学、私立学校、文化施設などが集まる千代田区の落ち着いた地域です。近隣には皇居、千鳥ケ淵、北の丸公園、靖国神社などがあり、都心でありながら緑や歴史を身近に感じられます。
繁華街の中心にある学校とは異なり、駅から学校までの道には住宅、学校、公共施設などが並びます。都市ならではの利便性を享受しながら、比較的落ち着いた環境で学習に取り組めることは、三番町キャンパスの大きな特徴です。
周辺には国会議事堂、最高裁判所、国立国会図書館、日本武道館、各国の大使館などもあり、政治、歴史、文化、国際社会を身近に感じられる環境です。校外学習や探究活動においても、都心の立地を生かした学びが期待できます。
法政大学市ケ谷キャンパスに近い立地
学校から法政大学市ケ谷キャンパスまでは比較的近く、徒歩で移動できる距離にあります。2027年度から法政大学の系列校となることで、大学教員による講義、キャンパス訪問、大学施設を活用した学習など、立地の近さを生かした連携が今後広がることが期待されます。
中学生の段階から大学の雰囲気や学問分野に触れることは、自分の興味や将来の進路を考えるきっかけになります。法政大学との具体的な連携内容は今後段階的に公表される予定ですが、中学校・高校と大学が同じ市ケ谷・千代田区エリアにあることは、系列校として大きな利点です。
複数の通学経路を確保しやすい
3駅を利用できるため、鉄道の遅延や運休が発生した際に、別の路線や駅を選びやすい点もメリットです。普段は市ケ谷駅を利用し、状況に応じて半蔵門駅や九段下駅へ回るなど、複数の通学経路を検討できます。
また、学校の近くには都営バスの「一口坂」停留所があり、バスを利用した通学も可能です。鉄道駅からの徒歩だけでなく、自宅の場所によってはバスを組み合わせることで、通学時間や乗り換え回数を抑えられる場合があります。
通学時の混雑や徒歩経路も確認しておきたい
都心の学校は交通の便がよい一方、朝夕の通勤・通学時間帯には電車や駅が混雑します。路線図上の所要時間だけでなく、乗り換えのしやすさ、車内の混雑、駅から学校までの徒歩時間を含めて検討することが大切です。
市ケ谷駅には複数の鉄道会社と出口があり、利用する路線によって駅構内の移動時間も異なります。学校説明会や文化祭へ参加する際には、実際に使用する予定の路線と出口を利用し、受験生本人が無理なく通えるかを確かめておくと安心です。
部活動や学校行事によって帰宅時間が遅くなる日も考えられます。中高6年間の通学を見据え、自宅から片道何分かかるかだけでなく、乗り換え回数や帰宅時の安全性まで確認することをおすすめします。
法政大学千代田三番町中学校は、複数路線を利用できる都心の利便性、三番町の落ち着いた環境、法政大学市ケ谷キャンパスとの近さを併せ持つ学校です。通学のしやすさと大学連携の可能性を重視する家庭にとって、魅力のある立地といえるでしょう。
教育方針とカリキュラム|KVA精神と法政大学の「実践知」をつなぐ探究型教育
法政大学千代田三番町中学校・高等学校では、東京家政学院が長年大切にしてきた教育理念を受け継ぎながら、法政大学憲章の「自由を生き抜く実践知」を取り入れた新しい中高一貫教育が始まる予定です。
これまでの少人数教育、体験を重視した授業、SDGsを軸とするキャリア教育などを土台として、法政大学との連携による探究学習を充実させ、変化の大きい社会の中で自分の考えを持ち、周囲と協力しながら行動できる力を育てます。
ただし、2027年度以降の具体的な授業編成や法政大学との連携プログラムについては、今後段階的に公表される予定です。現時点では、東京家政学院が培ってきた教育を継承しながら、探究を中心とした新しい学びへ発展させていくことが基本方針として示されています。
東京家政学院のKVA精神を受け継ぐ
学校の教育の基盤となっているのが、創立以来受け継がれてきた「KVA精神」です。KVAは、Knowledge、Virtue、Artの頭文字を取ったもので、それぞれ次の力を表しています。
| 理念 | 意味 | 育てる力 |
|---|---|---|
| Knowledge | 知識を高める | 物事を深く知り、自分で考え、判断する力 |
| Virtue | 徳性を養う | 他者を思いやり、社会の中で責任を果たす姿勢 |
| Art | 技術を磨く | 得た知識を実生活で活用し、表現する力 |
単に知識を覚えるだけではなく、学んだ内容を実際の場面で活用し、周囲の人を思いやりながら行動することを重視しています。授業、学校行事、委員会、クラブ活動、地域との交流など、学校生活全体を通してKVA精神を実践していきます。
法政大学の系列校となった後も、この理念は学校の教育的な土台として継承される予定です。東京家政学院の伝統と、法政大学が掲げる「自由を生き抜く実践知」を結び付けることで、社会の課題を自分自身に関わる問題として捉え、解決へ向けて行動できる生徒の育成を目指します。
少人数教育で一人ひとりの学習習慣を整える
東京家政学院中学校が大切にしてきた特色の一つが、比較的小規模な学校環境を生かしたきめ細かな少人数教育です。教員が生徒一人ひとりの理解度や学習状況を把握し、必要に応じて声を掛けながら、学習習慣の確立を支えています。
中学生の段階では、難しい問題を早く解くことだけでなく、自分で計画を立て、授業の復習や提出物に継続して取り組む習慣を身につけることが重要です。学校では、日々の学習計画と振り返りを繰り返し、自分に合った勉強方法や時間の使い方を考えさせます。
学習が得意な生徒には、より発展的な内容へ挑戦する機会を設け、苦手な分野を持つ生徒には、基礎へ戻って理解を確認します。人数の多い学校で周囲の進度についていくことに不安がある生徒や、教員へ質問しやすい環境を求める生徒にとって、少人数制は大きな利点となります。
英語と数学では理解度に応じた指導
英語と数学では、生徒の理解度に応じた習熟度別授業を取り入れています。得意な生徒は応用問題へ進み、基礎に不安がある生徒は重要事項を丁寧に確認することで、それぞれに必要な学習へ取り組みます。
習熟度別授業は、生徒を固定的な成績で分けることが目的ではありません。現在の理解度に合った授業を受けることで、分からないまま授業が進むことを防ぎ、成功体験を積み重ねながら次の段階へ進むための仕組みです。
中学校で身につける基礎学力は、高校の学習だけでなく、法政大学をはじめとする大学進学にもつながります。系列校化によって進路の選択肢が広がる場合でも、日頃の授業に取り組み、確かな基礎学力を身につけることが重要になります。
発表を重ねて実践的な英語力を育てる
英語では、読む・書く・聞く・話すという4技能をバランスよく伸ばします。ネイティブ教員と日本人教員によるティームティーチングを取り入れ、英語を知識として覚えるだけでなく、実際に使って相手へ伝える活動を重視しています。
中学1年生では、他教科で学んだSDGsに関わる人物について、タブレット端末を使って英語のプレゼンテーション資料を作成します。授業内で短い発表を積み重ねながら、人前で英語を話すことに少しずつ慣れていきます。
中学2年生では、自分が薦めたい音楽や作品などを英語で紹介します。自分の好きなものを題材にすることで、英語を使って相手へ伝えたいという意欲を引き出します。
文法や単語の正確さだけでなく、自分の考えを整理し、相手に分かりやすく表現する力を育てることが英語教育の特色です。こうした発表経験は、英語資格の面接や高校・大学でのプレゼンテーションにもつながります。
体験を通して理解を深める教科教育
各教科では、教員の説明を聞いて覚えるだけではなく、実験、実習、グループワーク、調査、発表などを取り入れた体験型の授業を行っています。
数学では、式や図を使って問題の仕組みを理解し、自分の考え方を他の生徒へ説明する活動を行います。答えが合っているかだけでなく、なぜその方法で解けるのかを考えることで、論理的に考える力を伸ばします。
理科では、実験や観察を通して自然現象を確かめ、予想と結果を比較しながら考察します。社会では、資料や統計を読み取るだけでなく、地域社会や企業への取材などを通して、教科書で学ぶ内容と実際の社会を結び付けます。
国語では、文章を正確に読む力に加え、自分の意見を文章や発表で表現する力を育てます。教科を越えて発表や協働学習を経験することで、大学や社会でも必要となる対話力や情報活用力を身につけていきます。
SDGsを軸とした段階的なキャリア教育
中学校のキャリア教育では、SDGsを軸として、地域や社会の課題について考えるプログラムを展開しています。社会問題を遠い世界の出来事として捉えるのではなく、自分たちの生活や地域とのつながりから考えることが特徴です。
中学1年生と2年生は、学年を越えた縦割りチームを作り、千代田区で働く人や企業を取材します。1年生は上級生を支えるフォロワーシップを学び、2年生はチームをまとめるリーダーシップを身につけます。
中学3年生では、SDGsに関わる取り組みを進める企業や人物を取材し、社会課題の解決について考えます。取材した内容を記事や動画、プレゼンテーションなどにまとめ、外部へ発信するところまで取り組みます。
| 学年 | 主な学び | 身につける力 |
|---|---|---|
| 中学1年 | 地域で働く人への取材、縦割り活動 | 協力する力、フォロワーシップ、情報収集力 |
| 中学2年 | 縦割りチームの運営、地域課題の整理 | リーダーシップ、対話力、課題発見力 |
| 中学3年 | 企業や人物への取材、記事・動画・発表の制作 | 課題解決力、表現力、社会へ発信する力 |
調べた内容を発表して終わるのではなく、実際に社会で働く人と対話し、自分たちにできる行動を考える点に特色があります。こうした学習は、法政大学との連携による探究プログラムへも発展していくことが期待されます。
法政大学との連携で探究学習をさらに充実
2027年度からは、法政大学の系列校として、中学生・高校生が大学の掲げる「自由を生き抜く実践知」に直接触れる教育プログラムが検討されています。
具体的な内容は今後公表される予定ですが、大学教員による講義、大学の学部・研究分野を知る機会、キャンパスや施設を活用した学習、大学生との交流などが考えられます。
学校から法政大学市ケ谷キャンパスまで近いことも、中高大連携を進めるうえでの利点です。中学生の段階から大学の研究や学問に触れることで、「何のために学ぶのか」「自分は社会とどのように関わりたいのか」を考えるきっかけになります。
法政大学への推薦制度の詳細はまだ確定していませんが、大学との連携は進学枠だけに限られるものではありません。大学の教育資源を活用しながら、自ら課題を発見し、知識を使って解決策を考える学びを充実させることが、系列校化の大きな目的です。
家庭科と伝統文化を通して生活をつくる力を育てる
東京家政学院が長年大切にしてきた家庭科教育も、学校の特色です。調理や被服の実習を通して、生活に必要な知識と技術を身につけるだけでなく、周囲と協力して作業を進める力や、自分の生活を主体的に整える姿勢を育てます。
調理実習では、グループで複数の料理を同時に作り、役割を分担しながら完成を目指します。被服実習では、中学1年生でかっぽう着、中学2年生でハーフパンツなどを製作し、自分の手で作品を完成させる達成感を味わいます。
華道や茶道に触れる機会もあり、花や季節の美しさを感じる感性、相手をもてなす心、礼儀や立ち居振る舞いを学びます。伝統文化を形式として覚えるだけでなく、他者を尊重し、丁寧に生活する姿勢を身につけることが目的です。
法政大学への進学だけに限定しない進路教育
系列校化によって法政大学との進学面での連携強化が検討されていますが、学校のキャリア教育は、特定の大学へ進学することだけを目的とするものではありません。
中学校から高校までの様々な体験を通して、自分の興味、得意分野、価値観を知り、自分に合った進路を選択できる力を育てます。法政大学への進学を目指す場合にも、どの学部で何を学びたいのかを考え、必要な学力と主体性を身につけることが求められます。
法政大学への推薦人数や推薦条件は検討中であり、入学すれば無条件に進学できる制度ではありません。系列校という安心感だけに頼るのではなく、日頃の授業や探究活動へ継続して取り組み、自分の将来を考える姿勢が重要になります。
新しいカリキュラムの詳細は最新情報を確認
法政大学千代田三番町中学校・高等学校は、東京家政学院の少人数教育、KVA精神、体験学習を継承しながら、法政大学との連携による探究型教育へ発展していく学校です。
一方、2027年度入学生に適用される具体的な授業時数、コース編成、大学連携プログラム、推薦制度などには、今後発表される内容も含まれます。学校説明会では、次の点を確認しておくとよいでしょう。
- 2027年度入学生に適用される中高6年間のカリキュラム
- 英語・数学の習熟度別授業の編成方法
- 法政大学と連携する授業や探究プログラムの具体的な内容
- 高校段階のコースや選択科目の構成
- 法政大学への推薦人数、推薦条件、対象学部
- 他大学受験を希望する生徒への進路指導
法政大学千代田三番町中学校は、少人数の温かな環境で基礎学力を整えながら、体験、対話、発表を通して主体的に学ぶ力を伸ばしたい生徒に向いています。伝統ある女子教育を土台としながら、法政大学との連携によってどのような新しい教育が生まれるのか、今後の発表が特に注目される学校です。
学習環境と施設設備|少人数教育を支える充実した都心キャンパス
法政大学千代田三番町中学校・高等学校へ校名変更予定の東京家政学院中学校・高等学校は、千代田区三番町の都心キャンパスに、日々の授業から探究学習、進路指導、部活動までを支える多様な施設を備えています。
校内には、普通教室、グループラーニングルーム、理科室、調理室、図書室、自習室、キャリアサポートセンター、ラウンジ、体育館、講堂、茶室などが整っています。大規模な学校とは異なり、生徒と教員の距離が近い環境の中で、一人ひとりが施設を活用しやすいことが特徴です。
2027年度から法政大学の系列校となった後も、学校は現在の三番町キャンパスで教育を続ける予定です。これまで東京家政学院が培ってきた学習環境を生かしながら、法政大学との連携による新しい探究活動や進路教育が加わることが期待されます。
ICTを活用した分かりやすい授業
中等部では、生徒がタブレット端末を活用し、教室のプロジェクターや電子黒板と組み合わせた授業が行われています。画像や動画を用いて理解を深めたり、調べた内容を資料にまとめたり、生徒同士で考えを共有したりする場面でICTを活用します。
端末は、教員から示された内容を見るだけの道具ではありません。情報を収集し、必要な内容を選び、自分の考えを整理して発表するための学習道具として位置付けられています。
英語のプレゼンテーション、SDGsに関する調査、グループでの資料作成など、教科を越えた活動にも利用されます。大学進学後や社会に出てから必要となる情報活用力と発信力を、中学生の段階から身につけていく環境です。
対話と協働学習を支えるグループラーニングルーム
グループラーニングルームは、生徒同士で話し合ったり、協力して課題へ取り組んだりするための学習空間です。通常の教室とは異なる環境で意見を出し合い、調査内容を整理しながら、一つの結論や発表をつくり上げていきます。
東京家政学院中学校では、SDGsを軸とした探究活動や、地域・企業への取材、プレゼンテーションなどを重視してきました。こうした学びでは、知識を覚えるだけでなく、異なる考えを持つ相手と対話し、役割を分担する力が求められます。
2027年度以降、法政大学との連携による探究プログラムが具体化した場合にも、グループラーニングルームは、生徒が課題を発見し、仲間と解決策を考える拠点として活用されることが期待されます。
実験と観察に取り組める理科室
校内には、化学や生物分野の実験・観察に対応する理科室があります。教科書で学んだ内容を実際の現象によって確かめ、結果を記録し、なぜそのような結果になったのかを考察します。
理科の学習では、知識や用語を覚えるだけでなく、自分で予想を立て、条件を整理し、結果から考える過程が重要です。実験を通して学ぶことで、自然科学への興味を深めるとともに、論理的に考える力を養えます。
法政大学には、情報科学、デザイン工学、生命科学、理工などの学部があります。今後の大学連携の詳細は未定ですが、中学校で身につけた実験や考察の基礎が、大学の専門的な学問へ関心を広げるきっかけになる可能性があります。
伝統ある家庭科教育を支える調理室
東京家政学院の伝統を象徴する施設の一つが調理室です。調理実習では、料理の手順や栄養について学ぶだけでなく、限られた時間の中で役割を分担し、周囲と協力して作業を進めます。
家庭科は、単に家事の方法を身につける教科ではありません。自分や家族の生活を見直し、健康、安全、環境、消費などの問題について考え、よりよい暮らしをつくる力を育てます。
東京家政学院が受け継いできたKVA精神のうち、学んだ知識を生活の中で生かす「Art」を実践する場でもあります。法政大学の系列校となった後も、生活に根差した実践的な教育は、学校の個性として大切にされることが期待されます。
読書・調べ学習・自習に利用できる図書室
図書室は、読書を楽しむだけでなく、授業の調べ学習や探究活動にも利用されます。静かに学習できる環境が用意されており、授業前後や放課後に自分の課題へ取り組むことができます。
インターネット検索は便利ですが、探究学習では、書籍や資料を読み比べ、情報の根拠や信頼性を確かめることも重要です。図書室とICT端末を組み合わせることで、複数の情報源を比較しながら考える習慣を身につけられます。
生徒からも、落ち着いて自習に集中できる場所として図書室が紹介されています。人数の多い自習室が落ち着かない生徒にとっても、自分のペースで学習を進めやすい環境です。
進路選択を支えるキャリアサポートセンター
キャリアサポートセンターには、大学案内、入試資料、過去問題集などが用意され、進路について調べたり、受験勉強に取り組んだりできます。自習スペースやパソコンもあり、放課後の学習場所としても活用されています。
卒業生がチューターとして学習や受験の相談に対応する機会もあり、実際に進路選択を経験した先輩から助言を受けられます。教員とは異なる立場の先輩へ質問できることは、生徒にとって進路を身近に考えるきっかけになります。
法政大学の系列校化後は、法政大学への進学に関する情報提供も重要になります。ただし、法政大学への推薦枠や推薦条件は現在検討中です。系列校という名称だけで判断せず、希望学部への推薦条件や他大学受験への支援を確認しながら進路を考える必要があります。
学校生活を支えるラウンジと購買
校内のラウンジは、昼食や休憩、生徒同士の交流に利用できる開放的な空間です。購買では、弁当、パン、デザート、文房具などが販売され、自動販売機や電子レンジも設置されています。
家庭から弁当を持参できない日にも、校内で昼食を購入できることは実用的です。昼休みに教室とは異なる場所で友人と過ごせるため、生徒同士の交流を深める場所にもなっています。
ラウンジに面した中庭でも昼食を取れるなど、都心の学校でありながら、授業の合間に気持ちを切り替えられる空間が用意されています。
体育や部活動に利用する運動施設
運動施設には、体育館・アリーナ、地下体育室、人工芝のグラウンドなどがあります。アリーナは校内で最も広い体育館で、体育の授業やバスケットボール、バドミントンなどの室内競技に利用されています。
アリーナには空調設備があり、暑い時期や寒い時期にも活動しやすい環境です。地下体育室は、卓球、剣道、マット運動などに使われ、トレーニング機器を備えたスペースもあります。
屋外グラウンドには人工芝が敷かれ、体育の授業やテニス部、ソングリーダー部などの活動に利用されています。千代田区中心部の学校としては、屋内外の運動スペースを校内に備えている点が魅力です。
英語や映像を活用した授業に対応する特別教室
英会話などに利用するLL教室や、映像教材を使った授業に対応する視聴覚教室もあります。ネイティブ教員との授業では、実際に英語を聞き、相手へ伝える活動を通して、コミュニケーションへの抵抗感を減らしていきます。
視聴覚教室は授業だけでなく、委員会活動や部活動にも利用されています。映像や音声を活用することで、教科書だけでは捉えにくい文化、社会、科学の内容を視覚的に理解できます。
礼法や伝統文化に触れられる茶室
校内には本格的な茶室があり、茶道を通して日本の伝統文化や礼儀作法に触れられます。茶道では、決められた所作を覚えるだけでなく、相手を思いやり、季節や空間の美しさを大切にする心を学びます。
法政大学との連携による新しい教育が始まっても、東京家政学院が培ってきた生活教育や伝統文化の学びは、学校ならではの特色です。最新のICT教育と伝統文化の両方に触れられることが、三番町キャンパスの魅力となっています。
大江スミ記念ローズホールで行う発表や行事
講堂である「大江スミ記念ローズホール」は、学校行事、式典、講演、発表などに利用されます。生徒が日頃の学習やクラブ活動の成果を多くの人の前で発信する場でもあります。
探究学習では、調べた内容そのものだけでなく、相手へ分かりやすく伝える力が重視されます。発表の機会を重ねることで、人前で話すことに慣れ、自分の考えを言葉や資料で表現する力を伸ばせます。
| 主な施設 | 施設の特色・用途 |
|---|---|
| 普通教室 | プロジェクターや電子黒板を活用した授業を実施 |
| グループラーニングルーム | 話し合い、協働学習、探究活動、発表準備に利用 |
| 理科室 | 化学・生物分野を中心とする実験や観察に対応 |
| 調理室 | 調理実習や食生活についての実践的な学習に利用 |
| 図書室・自習室 | 読書、調べ学習、授業の予習・復習に利用 |
| キャリアサポートセンター | 大学資料、過去問題集、パソコン、自習スペースを設置 |
| ラウンジ | 昼食や休憩に利用し、購買、自動販売機、電子レンジを設置 |
| 体育館・アリーナ | 空調を備え、体育授業や室内競技の部活動に利用 |
| 地下体育室 | 卓球、剣道、マット運動、トレーニングなどに対応 |
| 人工芝グラウンド | 体育授業や屋外で活動するクラブに利用 |
| 茶室 | 茶道や礼法、日本文化について学ぶ |
| 大江スミ記念ローズホール | 式典、講演、学校行事、学習成果の発表に利用 |
系列校化後の施設利用は最新情報を確認
2027年度からの系列校化は、現在の三番町キャンパスで進められます。ただし、法政大学の施設を中高生がどの程度利用できるのか、校内施設の改修や新設が行われるのかといった詳細は、今後発表される可能性があります。
学校説明会や文化祭へ参加する際は、教室や自習スペースの雰囲気、昼食環境、体育施設、希望する部活動の練習場所などを実際に確認しておくとよいでしょう。
法政大学千代田三番町中学校は、ICTを活用する学習環境、少人数で対話できる教室、伝統ある家庭科・文化教育の施設、都心でありながら充実した運動施設を備えた学校です。新しい大学連携だけでなく、現在の校舎でどのような学校生活を送れるのかにも注目して学校を選ぶことが大切です。
学校生活と行事|生徒が主役となってつくる温かな学校生活
法政大学千代田三番町中学校・高等学校へ校名変更予定の東京家政学院中学校・高等学校では、年間を通して多彩な学校行事が行われています。入学直後のオリエンテーションから、合唱祭、体育祭、文化祭、宿泊行事、芸術鑑賞まで、教室の授業だけでは得られない経験を重ねられることが特徴です。
特に重視されているのが、生徒自身が行事の企画や運営に関わることです。教員から与えられた内容に参加するだけでなく、生徒同士で意見を出し合い、役割を分担しながら行事をつくり上げます。
少人数の学校だからこそ、一人ひとりが役割を持ちやすく、学年やクラブを越えて協力する機会も豊富です。人前に立つことが得意な生徒だけでなく、準備、装飾、音響、受付など、自分に合った形で学校行事へ参加できます。
入学後の不安を和らげる対面式とオリエンテーション
入学式の後には、在校生との対面式や校内オリエンテーションが行われます。学校生活のルール、教室の場所、授業の受け方などを確認するとともに、ゲームや交流活動を通して、クラスメートや上級生との関係を築いていきます。
中学1年生には、宿泊を伴うオリエンテーション行事も設けられています。集団生活や共同作業を経験することで、新しい友人と打ち解け、学校生活への不安を少しずつ解消していきます。
中学校入学直後は、学習環境だけでなく、友人関係や通学にも慣れる必要があります。早い段階で交流の機会が用意されていることは、少人数校の温かな雰囲気を感じるきっかけとなるでしょう。
クラスの心を一つにする合唱祭
合唱祭は、中学生と高校生が参加する学校行事です。クラスごとに曲を選び、パート練習や全体練習を重ね、本番の舞台で成果を発表します。
歌唱力だけを競う行事ではなく、練習方法を話し合い、互いの声を聞きながら一つの合唱を完成させる過程が大切にされています。意見が合わない場面を乗り越えながら、クラス全員で目標へ向かうことで、協調性や責任感が育ちます。
人前で歌うことが得意ではない生徒も、毎日の練習を通して少しずつ自信をつけられます。合唱祭を終えた後には、クラスの結び付きが一段と深まることも多いようです。
常磐祭第1部として行われる体育祭
体育祭は、学校の大きな行事である「常磐祭」第1部として行われます。中学生と高校生が競技や応援に取り組み、学年やクラスを越えて学校全体が盛り上がります。
競技に参加するだけでなく、応援、用具の準備、進行、装飾などにも生徒が関わります。運動が得意な生徒に限らず、それぞれが自分の役割を果たしながら行事を支えます。
中学3年生が披露する伝統的な踊りなど、長く受け継がれてきた演目もあります。系列校化によって学校が新しく生まれ変わる中でも、これまでの生徒が大切にしてきた文化や伝統がどのように継承されるかにも注目です。
生徒主体でつくり上げる常磐祭第2部の文化祭
文化祭は、「常磐祭」第2部として秋に開催されます。クラス、クラブ、委員会などが、展示、体験企画、舞台発表、作品発表などに取り組みます。
企画内容を決めるところから、準備、広報、当日の運営、片付けまで、生徒が中心となって進めます。来場者に楽しんでもらうために必要なことを考え、仲間と協力して一つの企画を完成させる経験は、計画性やコミュニケーション力を育てます。
吹奏楽部、ソングリーダー部、ダンス部、POPS部など、日頃の活動成果を発表するクラブもあります。文化部による展示や体験企画もあり、生徒一人ひとりの個性や得意分野が表れやすい行事です。
受験生や保護者にとって、文化祭は学校の普段の雰囲気を知る貴重な機会です。生徒同士の関わり方、教員との距離感、校舎の使われ方、クラブ活動の様子などを直接確認できます。
中学生同士で親睦を深める球技大会
中学生を対象とした球技大会も行われています。クラスや学年でチームをつくり、競技を通して交流を深めます。
勝敗だけを目的とするのではなく、仲間と声を掛け合い、全員で楽しむことが重視されます。運動が得意な生徒が周囲を支えたり、競技に慣れていない生徒もできる役割を見つけたりすることで、クラスの一体感が高まります。
社会とのつながりを学ぶ宿泊・校外行事
学年ごとに、宿泊行事や校外学習が用意されています。中学2年生では、SDGsに関わるテーマを扱う宿泊型の学習や都内見学などを通して、地域や社会について理解を深めます。
教室で調べた内容を、実際の場所や人との出会いを通して確かめることが特徴です。見学や取材で得た情報を整理し、発表やレポートにまとめることで、探究学習へつなげます。
中学3年生には修学旅行があり、仲間と生活を共にしながら、訪問先の歴史、文化、自然について学びます。旅行の準備や班別行動を通して、自分で考えて行動する力や、集団生活に必要な責任感を養います。
旅行先や日程、学習テーマは年度によって変更される可能性があります。2027年度以降は、法政大学との連携を生かした新しい校外学習が加わることも期待されます。
希望者が参加できるオーストラリアホームステイ
夏休みには、中学生・高校生の希望者を対象としたオーストラリアホームステイが行われています。現地の家庭で生活しながら、学校や交流活動に参加し、授業で学んだ英語を実際に使います。
英語を正確に話すことだけでなく、身振りや知っている表現を使いながら、自分の考えを相手に伝えようとする姿勢が大切です。日本とは異なる生活習慣や文化に触れることで、価値観の違いを理解し、視野を広げられます。
参加は希望制のため、全員が海外へ行くことを前提としたプログラムではありません。参加時期、費用、滞在期間などは、年度ごとの案内で確認する必要があります。
芸術や文化に触れる鑑賞行事
学校では、美術鑑賞や芸術鑑賞など、教室外で文化や芸術に触れる機会も設けられています。演劇、音楽、美術、伝統芸能などを実際に鑑賞し、作品の背景や表現方法について考えます。
知識を得るだけでなく、本物の作品や舞台に触れて感じたことを、自分の言葉で表現することも大切にされています。東京の中心部に位置する学校のため、美術館、劇場、文化施設へ移動しやすいことも利点です。
中学校生活を締めくくる如月祭
2月には、中学校の送別行事である「如月祭」が行われます。中学3年生への感謝や応援の気持ちを込め、中学1年生・2年生やクラブが発表を行います。
吹奏楽部やPOPS部などが演奏を披露するほか、生徒が企画した内容で中学3年生の門出を祝います。上級生から下級生へ学校の文化や役割を引き継ぐ機会でもあり、学年を越えたつながりを感じられる行事です。
全校プレゼンテーション大会で学びを発信
年度末には、全校プレゼンテーション大会が行われます。授業や探究活動で取り組んだテーマについて、生徒が調査の過程や考察、提案を発表します。
資料を分かりやすくまとめ、人前で説明し、質問に答える経験を通して、表現力や論理的思考力を伸ばします。他の学年の発表を聞くことで、自分にはなかった視点や興味のあるテーマを発見する機会にもなります。
法政大学千代田三番町中学校では、2027年度以降、探究的な学びを中心とした新しいカリキュラムを展開する予定です。全校で成果を共有する発表の機会は、大学との連携教育においても重要な役割を担うと考えられます。
| 時期 | 主な行事 | 行事の特色 |
|---|---|---|
| 4月 | 入学式、対面式、校内オリエンテーション | 新しい学校生活のルールを学び、友人や上級生との関係を築く |
| 5月頃 | 中学1年オリエンテーション旅行、生徒総会 | 宿泊活動や話し合いを通して、集団生活と自治活動を学ぶ |
| 6月 | 合唱祭、中学球技大会 | クラスで協力し、一つの目標へ向かう経験を重ねる |
| 7月 | 中学2年SDGsツアー、中学3年修学旅行、夏期講習 | 校外での体験を通して、社会、文化、地域への理解を深める |
| 8月 | クラブ合宿、オーストラリアホームステイ、夏期講習 | 部活動や国際交流を通して、興味や得意分野を伸ばす |
| 9月 | 常磐祭第1部・体育祭 | 中高合同で競技や応援に取り組み、学校全体の一体感を高める |
| 10月 | 常磐祭第2部・文化祭、中学美術鑑賞 | 生徒主体の企画運営と、クラブ・学習成果の発表を行う |
| 11月 | 芸術鑑賞、中学2年都内見学 | 都心の文化施設や社会資源を活用して学びを広げる |
| 2月 | 如月祭、中学百人一首大会 | 中学3年生を送り、学校の伝統や日本文化に親しむ |
| 3月 | 社会科見学、全校プレゼンテーション大会、卒業式 | 1年間の学習成果を発信し、次の学年や高校生活へつなげる |
系列校化後は行事が変わる可能性もある
2027年度から法政大学の系列校となり、学校名も法政大学千代田三番町中学校・高等学校へ変更される予定です。現在の行事を継承しながら、法政大学との交流、大学キャンパスでの活動、大学生と協働するプログラムなどが新たに加わる可能性があります。
一方、行事の名称、実施時期、旅行先、対象学年などは、系列校化に伴って見直されることも考えられます。受験を検討する際は、2027年度入学生向けの学校案内や説明会で、最新の年間行事を確認してください。
法政大学千代田三番町中学校の学校生活は、少人数の温かな環境の中で、生徒自身が行事をつくり、仲間と協力しながら成長できることが魅力です。授業だけでなく、行事や校外活動にも積極的に参加し、様々なことへ挑戦したい生徒に向いている学校といえるでしょう。
クラブ活動|実績ある運動部と多彩な文化部で自分の居場所を見つける
法政大学千代田三番町中学校・高等学校へ校名変更予定の東京家政学院中学校・高等学校では、クラブ活動を、生徒の個性や主体性を伸ばす大切な教育活動として位置付けています。
現在の中学校には、運動系6クラブ、文化系8クラブの合計14クラブがあります。大会で上位進出を目指す運動部から、音楽、料理、美術、科学、情報などに取り組む文化部まで幅広く、入学後に新しい興味を見つけやすい環境です。
中学生だけで活動するクラブに加え、高校生と一緒に練習するクラブもあります。少人数の学校ならではの学年を越えた交流があり、高校生の技術や姿勢を身近に見ながら成長できることも特徴です。
中学校のクラブ一覧
| 区分 | クラブ名 |
|---|---|
| 運動系 | バドミントン部、バトントワリング部、ソフトテニス部、卓球部、剣道部、ダンス部 |
| 文化系 | 吹奏楽部、料理部、アート部、自然科学部、書道部、POPS部、パソコン部、音楽部 |
活動日数はクラブによって異なり、週1日程度のクラブから、週5日程度活動するクラブまであります。本格的に大会を目指したい生徒も、学習や習い事と両立しながら活動したい生徒も、自分に合ったクラブを選びやすくなっています。
関東大会へ進出する中学バドミントン部
中学バドミントン部は、東京家政学院中学校を代表する実績のある運動部です。高校生と合同で練習しながら、個人戦と団体戦の両方で上位進出を目指しています。
2026年度には、東京都大会の個人戦ダブルスで第3位となり、関東大会への出場を決めました。過去にも都大会での優勝や団体戦準優勝などの実績があり、競技力を高めたい生徒にとって魅力のある環境です。
経験者だけでなく、初心者も受け入れています。ただし、週5日程度の活動が行われるため、入部を希望する場合は、大会日程、休日練習、学習との両立について事前に確認しておくとよいでしょう。
初心者から試合出場を目指せるソフトテニス部
ソフトテニス部は、「明るく楽しく元気よく」をモットーに活動しています。千代田区大会での個人戦優勝や団体戦優勝、東京都大会への出場などの実績があります。
中学校からソフトテニスを始めた生徒も、基礎練習を積み重ねることで試合出場を目指せます。仲間と声を掛け合いながら練習し、個人の技術だけでなく、ペアとの連携やチームワークを身につけていきます。
都心の学校でありながら、校内の人工芝グラウンドを利用して活動できることも特徴です。
行事の舞台でも活躍するバトントワリング部とダンス部
バトントワリング部は、体育祭、文化祭、如月祭などの学校行事で演技を披露するほか、関東バトントワーリングコンテストへの出場を目指して練習しています。
柔軟、バレエ、ステップ、バトンの基礎練習から始めるため、入学前にバトンの経験がない生徒も挑戦できます。コーチによる指導を受けながら、技術だけでなく、観客へ美しく見せる表現力も磨いていきます。
中学ダンス部は、週3日程度活動し、体育祭や文化祭で演技を発表します。柔軟、バレエ、ステップ、筋力トレーニングなどの基礎を大切にしながら、美しく力強く踊ることを目指しています。
学校行事の舞台へ立つ機会があるため、日頃の練習成果を多くの人に見てもらえることも魅力です。踊ることが好きな生徒はもちろん、中学校から表現活動へ挑戦したい生徒にも向いています。
卓球部と剣道部では外部コーチによる指導も
卓球部は、中学生と高校生が一緒に活動しています。地下体育室を利用し、基礎練習や試合形式の練習に取り組みます。外部コーチによる専門的な指導を受ける機会もあり、初心者から経験者まで、それぞれの目標に合わせて技術を高められます。
剣道部も中高合同で活動するクラブです。面打ちなどの基本動作や剣道形を学び、昇級審査へ向けた稽古にも取り組みます。現在の中学校では唯一の武道系クラブであり、礼儀、集中力、粘り強さを身につけたい生徒に適しています。
中高合同で活動する吹奏楽部
吹奏楽部では、中学生と高校生が一緒に練習し、始業式、終業式、体育祭、文化祭などの学校行事で演奏します。1年間の集大成となる定期演奏会のほか、中学生だけで演奏する如月祭も発表の機会です。
入部時に楽器経験がない生徒も参加できます。先輩や仲間と音を合わせながら、一つの演奏を完成させる過程を通して、演奏技術に加えて、協調性や集中力も身につけます。
高校吹奏楽部は、東京都高等学校吹奏楽コンクールで金賞を受賞した実績があります。中学生が高校生と活動することで、より高い演奏技術や練習への姿勢に触れられることも魅力です。
東京家政学院らしい料理部
料理部は、東京家政学院が長年大切にしてきた家庭科教育ともつながるクラブです。中学生と高校生が合同で活動し、主食や焼き菓子など、毎回複数の料理を作ります。
過去には、キーマカレー、麻婆豆腐、マフィン、クッキーなどを作り、文化祭では調理した食品の販売にも取り組みました。献立、手順、衛生管理、役割分担を考えながら調理することで、実生活に役立つ技術と協力する力を身につけます。
料理が得意な生徒だけでなく、家庭ではあまり調理をしたことがない生徒も、仲間と一緒に楽しみながら経験を積めます。
好きな表現方法を深められる文化部
アート部では、文化祭での作品展示や部誌の制作、各種コンクールへの応募などに取り組みます。高校美術部の生徒と一緒に活動する機会もあり、自分のペースで絵画やイラストの技術を磨けます。
書道部では、様々な書体や表現に挑戦し、時間をかけて一つの作品を完成させます。文字を正確に書くだけでなく、余白、墨の濃淡、筆の動きなどを工夫しながら、自分らしい作品をつくります。
POPS部では、生徒が好きな曲を選び、楽器や歌の練習を重ね、文化祭や如月祭で演奏を発表します。音楽部では、合唱や弦楽器の演奏に取り組んでおり、同じ音楽分野でも、自分の興味に合わせてクラブを選べます。
実験を楽しむ自然科学部
自然科学部は、中学生と高校生が一緒に活動しています。スライム、石けん、スーパーボールなどを作る実験を通して、身近な物質や科学現象について学びます。
授業のように決められた答えを求めるだけでなく、「試してみたい」「なぜこうなるのだろう」という疑問を出発点として活動できます。理科が好きな生徒や、手を動かしながら科学を学びたい生徒に向いているクラブです。
2027年度以降は、法政大学との連携教育が始まる予定です。具体的な内容は未定ですが、法政大学の理工・生命科学・情報科学などの分野と、自然科学部の活動がどのようにつながるかも注目されます。
ICTに親しめるパソコン部
パソコン部では、校内のパソコン室を利用し、クリスマスカード、Tシャツ、うちわなどのデザイン制作に取り組んでいます。
高度なプログラミング経験が必要なクラブではなく、パソコン操作に不慣れな生徒も参加できます。作品づくりを楽しみながら、基本的な操作やデジタル表現に親しめることが特徴です。
学校ではタブレット端末を活用した探究学習やプレゼンテーションも行われているため、クラブで身につけた情報活用力を授業にも生かせます。
ソングリーダー部は現在は高校のクラブ
全国大会への出場実績を持つソングリーダー部は、現在のクラブ編成では高校生を対象とするクラブです。中学生の活動としては、バトントワリング部とダンス部が設置されています。
そのため、中学校入学直後からソングリーダー部へ所属できるとは限りません。将来、高校でソングリーダー部へ入りたい場合は、中学校でバトントワリングやダンスに取り組み、表現力や基礎体力を身につけておくという選択肢があります。
2027年度の系列校化に伴い、クラブ名や中高の活動区分が見直される可能性もあるため、入学前には最新のクラブ一覧を確認してください。
委員会活動でも一人ひとりが役割を担う
中学校には、生徒会、評議会、風紀委員会、厚生委員会、図書委員会、放送委員会、きざはし委員会、文化委員会、体育委員会などがあります。
学校行事を生徒主体で運営する東京家政学院では、委員会活動も学校生活の重要な柱です。文化祭や体育祭の準備、校内放送、図書室の運営、生活環境の改善など、それぞれの委員が役割を持って活動します。
人数の多い学校では限られた生徒しか経験できない役割も、少人数校では担当する機会が多くなります。人前に立つ生徒だけでなく、周囲を支えることが得意な生徒も、自分に合った形で学校づくりに参加できます。
活動内容と学習との両立を確認しよう
クラブ活動は学校生活を充実させる一方、活動日数や大会の頻度はクラブによって大きく異なります。特にバドミントン部やソフトテニス部など、大会で上位進出を目指すクラブでは、平日の練習に加えて休日に試合が行われることもあります。
クラブを選ぶ際には、次の点を確認するとよいでしょう。
- 週に何日活動するのか
- 中学生だけで活動するのか、高校生と合同で活動するのか
- 休日練習や大会、合宿がどの程度あるのか
- 初心者でも入部できるか
- 用具、ユニフォーム、遠征などにどの程度費用がかかるか
- 放課後の学習や習い事と両立できるか
- 2027年度以降も現在のクラブ編成が継続されるか
法政大学千代田三番町中学校のクラブ活動は、大会を目標に本格的に競技へ取り組みたい生徒から、料理、芸術、音楽、科学、ICTなどの好きな分野を自分のペースで深めたい生徒まで、幅広い選択肢があることが魅力です。
系列校化によって学校への注目が高まる中でも、少人数の環境で学年を越えて交流し、一人ひとりが役割を持てるクラブ活動は、学校の温かな校風を支える大切な要素となるでしょう。
進学実績と卒業後の進路|法政大学との連携強化で広がる進路
法政大学千代田三番町中学校・高等学校へ校名変更予定の東京家政学院中学校・高等学校では、少人数教育を生かし、生徒一人ひとりの希望や適性に合わせた進路支援を行っています。
これまでは、指定校推薦や総合型選抜、学校推薦型選抜を積極的に活用しながら、法政大学、学習院大学、成蹊大学、日本女子大学をはじめとする幅広い大学への進学を実現してきました。
さらに、2027年4月から法政大学の系列校となることで、法政大学との中高大連携に加え、法政大学への進学面での連携強化も検討されています。ただし、推薦人数や推薦条件、対象学部などは現時点で確定しておらず、入学すれば法政大学へ自動的に進学できる制度ではありません。
推薦入試を生かした進路選択に強み
現在の東京家政学院高等学校では、一般選抜だけでなく、指定校推薦、学校推薦型選抜、総合型選抜などを組み合わせた進路指導を行っています。
学校公式サイトでは、推薦制度を利用した生徒の割合が6年連続で87%と紹介されています。日頃の学習成績、学校生活、資格取得、探究活動などを積み重ね、その成果を大学進学につなげる生徒が多いことが特徴です。
推薦入試では、高校3年間の成績だけでなく、志望理由書、面接、小論文、活動実績などが評価される場合があります。そのため、学校では早い段階から、自分の興味や将来について考え、学んだ内容を言葉で表現する力を育てています。
| 進路データ | 学校公表の実績 |
|---|---|
| 現役進路決定率 | 過去3年間で98% |
| 大学進学率 | 過去3年間で85% |
| 推薦制度の利用率 | 6年連続で87% |
| 指定校推薦枠 | 100大学以上、700名分以上 |
進路データは集計年度や算出方法によって変化します。卒業生数が比較的少ない学校では、少人数の進路変更によって割合が動きやすいため、数字だけでなく、具体的な進学先や進路指導の内容も確認することが大切です。
100大学以上から指定校推薦枠を得ている
東京家政学院高等学校は、100大学以上から合計700名分以上の指定校推薦枠を得ています。卒業生数に対して推薦枠の選択肢が多く、生徒の興味や学力に応じて進学先を検討しやすい環境です。
主な指定校推薦先として、次のような大学が紹介されています。
| 分野 | 主な指定校推薦先 |
|---|---|
| 総合大学 | 法政大学、学習院大学、立命館大学、成蹊大学、日本大学、駒澤大学、専修大学、神奈川大学など |
| 理工・農・医療系 | 工学院大学、東京都市大学、東京電機大学、東京農業大学、日本獣医生命科学大学、日本薬科大学、東京医療保健大学など |
| 女子大学 | 日本女子大学、大妻女子大学、共立女子大学、実践女子大学、女子栄養大学、白百合女子大学、清泉女子大学、東京家政大学など |
| 芸術・体育系 | 女子美術大学、日本女子体育大学など |
指定校推薦は、学校が推薦枠を持っていれば誰でも利用できる制度ではありません。校内選考では、評定平均、出席状況、生活態度、資格、活動実績などが確認されます。希望者が重なった場合には、校内での選考が行われるため、中学・高校を通して安定した学習習慣を身につけることが重要です。
法政大学を含む幅広い大学への合格実績
2021年から2025年までの主な大学合格実績には、上智大学、明治大学、中央大学、法政大学、学習院大学、成蹊大学、成城大学、日本女子大学、東京女子大学などが含まれています。
学校が公表している5年間の合格者数では、法政大学7名、成蹊大学12名、日本女子大学15名、大妻女子大学19名、共立女子大学11名、女子栄養大学10名などの実績があります。
この数字は5年間の延べ合格者数であり、1人が複数の大学や学部に合格した場合も含まれます。卒業生の実人数や最終的な進学先とは異なるため、合格者数だけでなく、大学進学率や進路決定率と合わせて見る必要があります。
文系・理系の双方に対応した進路選択
高校では、国語、英語、社会を生かす文系分野だけでなく、数学、理科を生かす理系分野へ進む生徒もいます。学校公式サイトでは、2025年度高校3年生のうち、文系選択者が約41%、理系や管理栄養分野の選択者が約37%と紹介されています。
理系分野では、生命科学、医療、看護、薬学、栄養、農学、工学、情報など、生徒の興味に応じた進路が考えられます。東京家政学院が培ってきた家庭科や生活科学の教育も、栄養、食品、保育、教育、福祉などへの関心につながっています。
法政大学には、法学、文学、経営、経済、社会、国際文化、現代福祉、キャリアデザイン、デザイン工学、情報科学、理工、生命科学などの学部があります。系列校化によって法政大学との接点が増えることで、文系・理系を問わず、大学で学べる分野を早い段階から具体的に知る機会が広がると考えられます。
法政大学への推薦制度は現在検討中
2027年度から法政大学の系列校となることに伴い、学校は、学校推薦型選抜を通した法政大学への進学者を増やす方向で検討しています。
ただし、2026年7月末時点では、次の内容はまだ公表されていません。
- 法政大学への推薦人数
- 推薦を受けるための評定や成績基準
- 推薦の対象となる学部・学科
- 希望者が推薦枠を上回った場合の校内選考方法
- 法政大学への進学が可能となる卒業年度
- 他大学を受験する場合の推薦資格の扱い
法政大学附属中学校・高等学校や法政大学第二中学校・高等学校と同じ内部進学制度になるとは限りません。法政大学千代田三番町中学校・高等学校は、学校法人東京家政学院が運営する系列校であり、既存の法政大学付属校とは設置形態が異なります。
そのため、現段階では「法政大学へ高い割合で内部進学できる学校」と断定せず、法政大学への推薦進学を拡充する方向で制度設計が進められている学校と理解するのが適切です。
大学との連携は推薦枠だけではない
法政大学との連携では、進学枠の拡充だけでなく、中学校・高校の段階から大学の学問や研究に触れる教育プログラムも検討されています。
法政大学の教員による講義、大学生との交流、キャンパス訪問、学部・研究分野を知るプログラムなどが実現すれば、生徒は大学名だけで進路を選ぶのではなく、大学で何を学びたいのかを考えやすくなります。
学校と法政大学市ケ谷キャンパスが近いことも、中高大連携を進めるうえでの利点です。中学生の段階から大学の学びに触れ、自分の興味を探し、高校で必要な科目や活動を選択していく流れが期待されます。
他大学への進学も引き続き選択肢
系列校化後も、全ての生徒が法政大学への進学を目指すとは限りません。学びたい分野、取得したい資格、将来の職業によっては、他の私立大学、国公立大学、芸術系大学、医療・看護系大学などが適している場合があります。
現在の東京家政学院高等学校では、指定校推薦、総合型選抜、学校推薦型選抜、一般選抜を組み合わせ、生徒ごとの希望に応じた進路を支援しています。この幅広い進路指導が、系列校化後にどのように継承されるかも重要な確認点です。
法政大学への推薦資格を維持しながら他大学を受験できるのか、国公立大学や医療系大学を目指す生徒にどのような講習や受験指導が行われるのかについては、学校説明会で確認しておくとよいでしょう。
推薦を生かすには日頃の積み重ねが重要
推薦制度を利用するためには、高校3年生になってから急に勉強を始めるのではなく、中学校・高校を通して学習習慣を整える必要があります。
- 定期試験へ計画的に取り組む
- 提出物を期限までに出す
- 欠席や遅刻を減らす
- 英語検定などの資格取得に挑戦する
- 探究活動やプレゼンテーションへ主体的に参加する
- クラブ活動や委員会活動で自分の役割を果たす
- 大学で学びたい内容を早い段階から考える
少人数校では、教員が生徒一人ひとりの学習状況や活動を把握しやすい一方、日頃の姿勢も見られやすくなります。授業、行事、クラブ活動などに誠実に取り組むことが、推薦入試で評価される力につながります。
2027年度入学生は制度の移行期に当たる
2027年度に中学校へ入学する生徒は、法政大学千代田三番町中学校としての最初の学年となる予定です。中学校入学から大学進学までには時間があるため、その間に推薦制度や連携プログラムが整備されていくと考えられます。
一方、制度の開始直後は、過去の内部進学実績や推薦基準を参考にできないという面もあります。系列校化への期待だけで志望校を決めるのではなく、現在の教育内容や校風にも魅力を感じられるかを確認することが大切です。
受験を検討する際は、学校説明会などで次の点を確認しましょう。
- 2027年度入学生に適用される法政大学への推薦制度
- 推薦人数と対象学部・学科
- 評定、出席、資格などの推薦条件
- 中学校から高校への内部進学基準
- 他大学受験との併願可否
- 一般選抜や国公立大学を目指す生徒への支援
- 法政大学との中高大連携プログラムの内容
法政大学千代田三番町中学校は、これまでの豊富な指定校推薦と少人数の進路支援を基盤に、法政大学との新たな連携によって進路の可能性を広げようとしている学校です。法政大学への推薦制度の詳細は今後の発表を待つ必要がありますが、系列校化によって大学での学びを早い段階から意識できる環境は、大きな魅力となるでしょう。
学費や諸経費について|中高6年間と大学進学を見据えた費用
法政大学千代田三番町中学校へ校名変更する2027年度入学生の学費・諸経費は、2026年8月時点では学校公式サイトで「現在準備中」とされています。
法政大学の系列校化に伴い、授業料や施設設備資金などが変更される可能性があるため、2027年度の正確な金額については、今後公表される募集要項や学校説明会で確認する必要があります。
現時点では、東京家政学院中学校として募集した2026年度の金額が、費用を考える際の参考になります。2026年度は、入学金と年間の学費等を合わせた学校納入金が初年度約96万4,000円でした。
2027年度の学費は現在準備中
2027年度は、学校名が東京家政学院中学校から法政大学千代田三番町中学校へ変更される最初の年度です。新しい教育プログラムや法政大学との連携内容に合わせて、学費や諸経費が見直される可能性があります。
そのため、以下の金額は2027年度の確定額ではなく、2026年度入学生の実績を基にした参考額です。
| 費目 | 2026年度参考額 | 納入の位置付け |
|---|---|---|
| 入学金 | 250,000円 | 入学手続時 |
| 授業料 | 450,000円 | 年額 |
| 施設設備資金 | 180,000円 | 年額 |
| 環境整備費 | 60,000円 | 年額 |
| PTA会費 | 15,600円 | 年額 |
| 生徒会費 | 8,000円 | 年額 |
| 図書費 | 500円 | 年額 |
| 入学後納入経費の合計 | 714,100円 | 入学金を除く年額 |
| 初年度の学校納入金 | 964,100円 | 入学金と年額費用の合計 |
2026年度の金額では、入学手続時に入学金25万円を納め、その後、授業料や施設設備資金などとして年間71万4,100円を負担します。
ただし、この約96万4,000円だけで入学初年度に必要な費用の全てを賄えるわけではありません。制服、体育着、鞄、教材、ICT端末、行事、通学、クラブ活動などの費用が別途必要です。
学年行事費と修学旅行費も別途必要
2026年度の募集要項では、学校納入金とは別に、次の費用が必要になると案内されています。
| 費目 | 2026年度の目安 | 内容 |
|---|---|---|
| 学年行事費 | 中学3年間で約500,000円 | 宿泊行事、校外学習、教材、学年活動などに関わる費用 |
| 修学旅行費 | 約180,000円 | 中学3年生の修学旅行に関わる費用 |
学年行事費は、年度や実施内容によって変動します。校外学習や宿泊行事の行き先、交通費、宿泊費などによって追加徴収や精算が行われる場合もあります。
2026年度の学費水準が3年間続くと仮定すると、入学金、3年間の学校納入金、学年行事費、修学旅行費を合わせた中学校3年間の基本的な負担は、約307万円となります。
この金額には、制服やICT端末、教材、通学定期券、クラブ活動、希望制の海外研修などは含まれていません。実際の家計負担は、選択する用品や活動によって更に増えると考えておくとよいでしょう。
制服・体育着・鞄などの制定品
入学時には、ブレザー、スカートまたはスラックス、シャツブラウス、リボン、セーター、体育着、上履き、通学鞄などを準備します。
制服には、必ず購入する指定品のほか、希望に応じて購入するアイテムや、形状・色が指定された準指定品もあります。スカートとスラックス、通学鞄とバックパックなど、選択する組み合わせによって総額が変わります。
洗い替えのシャツや靴下、夏服、冬用セーターなども必要になるため、入学時に最低限の品だけを購入するのか、複数枚をまとめて購入するのかを家庭で検討しておきましょう。
系列校化に伴い、2027年度から制服や校章、鞄などが変更される可能性もあります。現在の東京家政学院の制服価格をそのまま2027年度へ当てはめず、新入生向けの制定品一覧を確認することが大切です。
1人1台のiPadに関する費用
学校では、全生徒が1人1台のiPadを利用しています。端末は学校を通して一括購入し、授業、課題提出、プレゼンテーション、学習記録などに活用します。
端末本体だけでなく、ケース、キーボード、保証、通信、学習支援サービス、アプリなどの費用が必要になる場合があります。2027年度入学生の端末仕様や購入金額は、学費とは別に確認しておきたい項目です。
家庭で既に所有している端末を使用できるとは限らないため、BYODなのか学校指定端末の購入なのかも、入学手続前に確認しましょう。
クラブ活動や希望制研修の費用
クラブ活動では、部費、ユニフォーム、用具、楽器、コーチ指導費、大会参加費、交通費、合宿費などが必要になることがあります。
特に、大会出場の多い運動部や、楽器を扱う音楽系クラブでは、活動内容によって費用が大きく変わります。入部前には、年間の部費だけでなく、休日の遠征や合宿を含めた負担も確認すると安心です。
また、希望者を対象とするオーストラリアホームステイなどの国際交流プログラムへ参加する場合は、渡航費、宿泊費、研修費、保険料などが別途必要です。
海外研修は全員参加ではありませんが、参加を希望する可能性がある場合は、中学校入学時から積立を含めた準備を検討しておくとよいでしょう。
中高6年間で考えることが大切
法政大学千代田三番町中学校は、中学校卒業後に併設高校へ進学することを基本とする中高一貫校です。そのため、学校選びでは、中学校3年間だけでなく、高校3年間を加えた6年間の教育費を見通す必要があります。
高校進学後も、授業料、施設設備資金、行事費、教材費、研修費などが必要です。高校段階では、大学受験講習、模擬試験、検定、進路活動などに関わる費用が増える可能性もあります。
中学校から併設高校へ進学する際の入学金や内部進学手続費、高校段階の学費についても、2027年度以降の制度が公表された段階で確認することが大切です。
法政大学まで進む場合は更に4年間の費用
法政大学との系列校化によって、将来的には法政大学への推薦進学者を増やす方向で検討されています。ただし、推薦人数、推薦条件、対象学部などは現時点で確定していません。
法政大学へ進学する場合は、中学校3年間、高校3年間、大学4年間を合わせた10年間の教育期間となります。中学校入学後から見ると、高校と大学を合わせて更に7年間の学費が必要です。
大学の授業料や教育充実費は、進学する学部によって異なります。文系学部と理工・生命科学・デザイン系学部では金額に差があるため、中学入学時点で大学までの総額を一つの数字に決めることはできません。
系列校化による進路の安心感は魅力ですが、推薦制度の内容だけでなく、大学4年間の学費、通学費、教材費なども含め、長期的な資金計画を立てておくことが大切です。
特待生制度や授業料減免制度
東京家政学院中学校では、これまで入試成績や家庭状況などに応じた複数の支援制度を設けてきました。2026年度には、次のような制度が案内されています。
- 入学試験の成績に応じた特待生制度
- 進級時の成績に応じた授業料等の減免制度
- 親族が学院卒業生の場合などを対象とする入学金半額免除制度
- 経済的事情により修学が困難となった家庭を支える授業料等減免制度
- 同窓会による大江スミ奨学金・あづま会奨学金
- 家計急変時に利用できるPTA・バラ基金
入学金半額免除制度は、親族が本学院の卒業生である場合、姉妹が本学院に在学している場合、姉妹が同時に入学する場合などに適用されてきました。
ただし、系列校化後も同じ名称や条件で制度が継続されるとは限りません。2027年度の特待生制度、免除額、継続条件については、最新の募集要項を確認してください。
国や自治体の授業料支援制度も確認
私立中学校・高校では、国や自治体による授業料支援、奨学給付金、育英資金などを利用できる場合があります。利用できる制度は、居住する自治体、世帯状況、所得、在籍する学年などによって異なります。
特に高校進学後は、国の高等学校等就学支援金や、東京都をはじめとする各自治体の授業料軽減制度の対象となる可能性があります。
学校が公表する学費の総額だけでなく、家庭が利用できる支援制度を差し引いた実質的な負担額を確認して比較するとよいでしょう。
学校説明会で確認したい費用項目
2027年度は系列校化の初年度に当たるため、過年度の金額だけで判断せず、次の項目を学校説明会や募集要項で確認することをおすすめします。
- 2027年度の入学金、授業料、施設設備資金
- 系列校化に伴う新たな教育プログラム費
- 制服、校章、体育着、鞄などの変更と購入費
- iPad本体、保証、アプリ、学習サービスの費用
- 学年行事費と修学旅行費の支払時期
- 希望制の海外研修に必要な費用
- 中学校から高校へ進学する際の納入金
- 特待生制度と授業料減免制度の内容
- 法政大学への推薦制度と大学進学後の学費
法政大学千代田三番町中学校では、法政大学との連携による新しい教育への期待が高まっています。一方で、中学入学から高校、大学まで進む場合には、長期間にわたって教育費が必要です。
2027年度の確定した学費を確認したうえで、制服やICT端末、行事、クラブ活動を含む6年間、さらに大学進学までを見通した資金計画を立てることが、安心して学校生活を支えるためのポイントです。
入試情報と合格の目安|系列校化で注目される2027年度入試
法政大学千代田三番町中学校の2027年度入試は、2月1日・2月2日・2月4日の全3回で実施される予定です。募集人数は合計105名で、2027年度は女子のみを募集します。
第1回では4科入試と適性検査型入試、第2回では4科入試、第3回では2科入試が用意されています。2026年度までの東京家政学院中学校で実施されていた多様な入試方式から整理され、一般的な中学受験の4科入試を中心とする構成へ変わる点が大きな特徴です。
また、2027年度は法政大学の系列校となり、新校名で募集する最初の入試です。大学系列校化への期待から学校説明会や入試への関心が高まり、過去の東京家政学院中学校とは志願者層や入試難度が大きく変わる可能性があります。
2027年度中学入試の日程と募集人数
| 入試回 | 試験日 | 募集人数 | 入試方式 | 合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| 第1回 | 2027年2月1日(月)午前 | 50名 | 4科入試、または適性検査型入試 | 4科入試:2月1日(月)22時 適性検査型入試:2月2日(火)9時 |
| 第2回 | 2027年2月2日(火)午前 | 35名 | 4科入試 | 2月2日(火)22時 |
| 第3回 | 2027年2月4日(木)午後 | 20名 | 2科入試 | 2月5日(金)9時 |
第1回は、4科入試と適性検査型入試のいずれかを選択する構成です。募集人数50名は第1回全体の人数であり、それぞれの方式に何名を割り当てるかなど、詳細は今後公表される正式な募集要項で確認する必要があります。
試験開始時刻、出願期間、検定料、提出書類、入学手続期限なども、2026年8月時点では未発表の項目があります。現在公表されている内容は「予定」であるため、出願時には必ず正式な募集要項を確認してください。
第1回は4科入試と適性検査型入試から選択
第1回の4科入試は、国語・算数が各100点、社会・理科が各50点で、合計300点満点です。一般的な私立中学校の4科入試と同じ配点で、国語と算数が合計得点の3分の2を占めます。
| 第1回の入試方式 | 科目と配点 | 向いている受験生 |
|---|---|---|
| 4科入試 | 国語100点、算数100点、社会50点、理科50点 合計300点 | 私立中学受験に向けて4科を学習してきた受験生 |
| 適性検査型入試 | 適性検査1・適性検査2が各100点 合計200点 | 公立中高一貫校の適性検査対策を進めてきた受験生 |
私立中学校を中心に併願する場合は、普段の学習をそのまま生かせる4科入試が選びやすいでしょう。一方、九段中等教育学校などの公立中高一貫校を第一志望とし、作文、資料分析、教科横断型問題を学習してきた受験生は、適性検査型入試を活用できます。
適性検査型入試では、知識を答えるだけでなく、文章、図表、グラフ、会話文などから必要な情報を読み取り、考えた過程を文章や式で表現する力が重視されます。公立中高一貫校の対策をしていない受験生が、試験直前に形式だけを合わせるのは難しいため、早めに問題との相性を確認しましょう。
第2回は4科で35名を募集
第2回は、2月2日午前に行われる4科入試です。配点は第1回の4科入試と同じで、国語・算数が各100点、社会・理科が各50点の合計300点です。
法政大学千代田三番町中学校を第一志望とする場合は、第1回と第2回を続けて受験することが考えられます。同じ4科構成であるため、入試回ごとに特別な科目を追加する必要はありません。
ただし、第1回の4科入試の合格発表は2月1日22時です。第1回の結果を確認してから、第2回へ向けて気持ちを切り替えられる日程となっています。
第2回は募集人数が35名に減るうえ、2月1日に他校を受験した層が加わる可能性があります。第1回より必ず難しくなるとは限りませんが、第一志望者は募集人数が最も多い第1回から受験する方が機会を広げやすいでしょう。
第3回は2月4日午後の2科入試
第3回は2月4日午後に行われ、国語・算数が各100点の合計200点満点です。理科・社会がないため、2科に絞って受験勉強を進めている家庭や、同日の午前に別の学校を受験する家庭にも利用しやすい日程です。
一方、募集人数は20名と最も少なく、2月4日の時点で進学先が決まっていない受験生や、法政大学系列校への進学を希望する受験生が集まる可能性があります。
後半日程だから合格しやすいとは限りません。特に2027年度は系列校化の初年度であり、出願締切直前まで受験者が増えることも考えられます。第3回を安全校として扱うのではなく、競争が厳しくなる可能性のある追加の受験機会として考える方が適切です。
2027年度は過去の偏差値をそのまま使いにくい
東京家政学院中学校は、これまで比較的受験しやすい難度の女子校として位置付けられてきました。しかし、2027年度から法政大学の系列校となり、学校名にも「法政大学」が入るため、過去の偏差値や倍率をそのまま合格の目安にすることはできません。
2026年度入試は旧校名・旧入試制度で行われており、2027年度は次の条件が大きく変わります。
- 法政大学の系列校となる
- 新校名で募集する最初の年度となる
- 入試回数が3回に整理される
- 4科入試を中心とする制度になる
- 法政大学への推薦制度に対する期待が高まっている
- これまで学校を検討していなかった受験層が加わる可能性がある
模試会社が示す予想偏差値も、今後の志望者数、法政大学への推薦制度、説明会参加者の動向などによって変化する可能性があります。2027年度入試については、一度発表された偏差値だけで判断せず、秋以降の模試データを継続して確認することが重要です。
合格の目安は4科・2科とも7割以上を目標に
2027年度の合格最低点は、入試が実施されるまで分かりません。また、系列校化によって志願者層が変わるため、過年度の最低点が確認できたとしても、その数字をそのまま目標にするのは危険です。
現段階の学習目標としては、4科入試・2科入試ともに、過去問題や同程度の標準問題で7割以上を安定して取ることを一つの基準にするとよいでしょう。
| 入試方式 | 満点 | 当面の目標点 | 安定合格を目指す目標 |
|---|---|---|---|
| 4科入試 | 300点 | 210点前後 | 225点以上 |
| 2科入試 | 200点 | 140点前後 | 150点以上 |
これは学校が公表した合格基準ではなく、入試制度変更期に備えるための学習上の目安です。実際の合格点は、問題の難度、受験者数、受験者層によって変動します。
系列校化への注目度を考えると、合格最低点ぎりぎりを目指すよりも、標準問題を確実に解き、7割台半ばを安定して取れる状態を目指す方が安心です。
国語は読解と記述の両方を整える
国語は100点配点で、算数と並ぶ合否の中心科目です。文章の内容を正確に読み取り、設問の条件に合わせて答える力を身につける必要があります。
選択問題や抜き出し問題だけでなく、理由や心情を自分の言葉でまとめる記述問題にも対応できるようにしましょう。答案を作成した後は、本文中の根拠が使われているか、質問に正面から答えているか、文末表現が適切かを確認します。
漢字や語句などの知識問題は、短期間でも得点を伸ばしやすい分野です。読解問題だけに時間を使わず、毎日少しずつ反復して確実な得点源にすることが大切です。
算数は標準問題の取りこぼしを減らす
算数も100点配点で、入試結果に大きく影響します。計算、割合、比、速さ、図形、数の性質、場合の数など、中学受験の主要単元を幅広く復習しましょう。
系列校化によって受験者層が上がったとしても、まず必要なのは難問を解くことではなく、標準問題を速く正確に処理する力です。計算ミス、単位の付け忘れ、条件の読み落としを防ぎ、途中式を整理して書く習慣をつけましょう。
第3回は国語と算数だけで合否が決まるため、どちらか一方の失点を理科や社会で補うことができません。2科入試を利用する場合は、国語・算数の両方で安定して7割以上を取ることが重要です。
理科・社会の50点を軽視しない
4科入試では、理科と社会が各50点です。国語・算数より配点は小さいものの、2科合計で100点あり、全体の3分の1を占めます。
理科では、生物、地学、化学、物理の基本事項を整理したうえで、実験、表、グラフから考える問題に慣れておきましょう。社会では、地理・歴史・公民の重要事項を関連付け、地図や統計、史料を読み取る力を身につけます。
理科・社会は、直前期の復習によって得点が安定しやすい科目です。国語・算数だけに学習時間を偏らせず、基本問題を落とさない状態をつくることが合格に近づくポイントです。
第一志望なら第1回から受験したい
法政大学千代田三番町中学校への志望度が高い場合は、募集人数が最も多い2月1日の第1回を軸に受験計画を立てるのが基本です。
私立中学校向けの学習をしてきた受験生は4科入試、公立中高一貫校向けの対策をしてきた受験生は適性検査型入試を選び、自分の準備を最も生かせる方式で受験しましょう。
第1回で合格できなかった場合には、第2回の4科入試、第3回の2科入試へ続けて挑戦できます。ただし、後半回ほど募集人数が少なくなるため、複数回受験を予定していても、第1回から合格を取るつもりで準備することが大切です。
早い日程で別の合格を確保しておく
2027年度は入試難度を予測しにくいため、法政大学千代田三番町中学校を標準校や安全校として考えていた家庭も、併願計画を見直す必要があります。
2月4日の第3回まで本校の合格だけを待つのではなく、1月入試や2月1日午後、2月2日午後などを利用して、入学してもよい学校の合格を早めに確保しておくと安心です。
模試の偏差値だけで安全校を決めず、過去問題で合格最低点を安定して上回れる学校を組み込みましょう。2027年度の法政大学千代田三番町中学校は、従来の東京家政学院中学校より一段高い難度を想定して準備することをおすすめします。
秋以降の説明会と入試対策説明会を活用
学校では、2027年度入試の概要を説明する学校説明会に加え、小学6年生を対象とした入試対策説明会を予定しています。
| 行事 | 実施予定日 | 主な内容 |
|---|---|---|
| 学校説明会 | 2026年9月26日、10月31日 | 教育方針、系列校化、2027年度入試概要など |
| 入試対策説明会 | 2026年11月29日、12月5日 | 国語・算数・社会・理科の出題ポイント、正式な入試要項など |
新しい入試制度では、過去問題だけでは分からない変更点が出る可能性があります。出題範囲、問題形式、試験時間、記述問題の割合、適性検査型入試の採点方法などを説明会で確認しましょう。
法政大学千代田三番町中学校の2027年度入試は、法政大学系列校としての期待と、制度変更による予測の難しさが重なる入試です。過去の偏差値に安心せず、4科または2科で7割台を安定して取れる学力を整え、複数の併願校を組み合わせて受験に臨むことが重要です。
併願校パターン|難度上昇を見込みチャレンジ校・標準校・安全校を日程別に整理
法政大学千代田三番町中学校の併願校を考える際は、従来の東京家政学院中学校の偏差値だけを基準にしないことが重要です。2027年度は、法政大学の系列校となり、新校名で募集する最初の入試です。法政大学への進学面での連携に対する期待もあり、志願者数や受験者層が大きく変化する可能性があります。
そのため、過去には安全校として検討できた学力層であっても、2027年度は標準校またはチャレンジ校として扱う必要が生じるかもしれません。併願校は、秋以降の模試結果や志望者動向、法政大学への推薦制度に関する新しい発表を確認しながら調整しましょう。
以下の難度区分は、従来の模試データと近隣女子校の入試傾向を基に、法政大学千代田三番町中学校の難度上昇を見込んで整理した暫定的な目安です。同じ学校でも入試回や科目によって難度が異なるため、最終的には過去問題の得点と最新の模試判定を優先してください。
難度別の併願校候補
| 難度区分 | 主な併願校候補 | 併願時の考え方 |
|---|---|---|
| チャレンジ校 | 共立女子中学校、三輪田学園中学校、跡見学園中学校 | 本校より高めの学力水準を想定し、合格した場合に進学したい学校を選ぶ |
| 標準校 | 法政大学千代田三番町中学校、実践女子学園中学校 | 模試で合格可能性を確認しながら、複数回受験も組み合わせる |
| 安全校候補 | 和洋九段女子中学校、上野学園中学校 | 過去問題で合格基準を安定して上回れる学校を選び、早い日程で合格を確保する |
安全校は、学校名や過去の偏差値だけで決めるものではありません。少なくとも複数年度の過去問題を解き、合格最低点を余裕を持って上回れることを確認したうえで設定しましょう。
チャレンジ校|共立女子中学校
共立女子中学校は、法政大学千代田三番町中学校と同じ千代田区にある伝統女子校です。神保町駅や竹橋駅から通いやすく、都心型の女子校という点で共通しています。
| 2027年度の入試日程 | 主な試験科目 |
|---|---|
| 2月1日(月)午前 | 4科 |
| 2月2日(火)午前 | 4科 |
| 2月3日(水)午後 | 国語・算数の2科、英検級による加点あり |
募集人数が多い2月1日・2月2日の4科入試が中心です。法政大学千代田三番町中学校より高い難度を想定する必要があり、チャレンジ校として組み込む場合は、共立女子中学校の過去問題でも合格圏に入っていることを確認しましょう。
2月3日午後の2科入試は、同日午前に別の学校を受験した後でも利用できます。ただし、午後入試は受験者層が高くなることもあるため、日程上受けやすいことと合格しやすいことは同じではありません。
チャレンジ校|三輪田学園中学校
三輪田学園中学校は、法政大学千代田三番町中学校と同じ市ケ谷・九段エリアにある女子校です。両校は徒歩で移動できるほど近く、通学条件を大きく変えずに比較できます。
| 2027年度の入試日程 | 主な試験方式 |
|---|---|
| 2月1日(月)午前 | 2科・4科、英検利用 |
| 2月1日(月)午後 | 2科 |
| 2月2日(火)午前 | 2科・4科、英検利用 |
| 2月3日(水)午前 | 2科・4科 |
2月1日午前から2月3日午前まで複数の受験機会があり、2科・4科・英検利用から準備状況に合った方式を選べます。
法政大学千代田三番町中学校を第一志望とする場合、両校の2月1日午前入試は重なるため、三輪田学園を受験するなら2月1日午後や2月3日午前を利用する形が考えられます。
三輪田学園中学校は、英検利用入試を除く午前入試で、2科受験生と4科受験生の双方に配慮した判定方法を採用しています。4科を学習してきた受験生は、得意科目を生かせる可能性があります。
チャレンジ校|跡見学園中学校
跡見学園中学校は、文京区大塚にある伝統女子校です。東京メトロ丸ノ内線の茗荷谷駅に近く、市ケ谷・半蔵門方面からも通学経路を組みやすい学校です。
| 2027年度の入試日程 | 主な試験方式 |
|---|---|
| 2月1日(月)午前 | 一般入試第1回、2科・4科選択 |
| 2月1日(月)午後 | 特待入試第1回、2科 |
| 2月2日(火)午前 | 一般入試第2回、2科・4科選択 |
| 2月2日(火)午後 | 特待入試第2回、国語1科または算数1科 |
| 2月4日(木)午前 | 特待入試第3回、思考力または英語コミュニケーション |
| 2月5日(金)午前 | 特待入試第4回、2科・4科選択 |
入試方式が多く、国語または算数の1科入試、思考力入試、英語コミュニケーションスキル入試など、得意分野を生かせる日程があります。
法政大学千代田三番町中学校の第3回は2月4日午後に行われるため、体力面に問題がなければ、2月4日午前に跡見学園中学校、午後に法政大学千代田三番町中学校という組み合わせも日程上は可能です。ただし、午前・午後の連続受験は負担が大きいため、移動時間と昼食時間を事前に確認しましょう。
標準校|法政大学千代田三番町中学校
| 2027年度の入試日程 | 募集人数 | 試験方式 |
|---|---|---|
| 2月1日(月)午前 | 50名 | 4科、または適性検査型 |
| 2月2日(火)午前 | 35名 | 4科 |
| 2月4日(木)午後 | 20名 | 国語・算数の2科 |
第一志望の場合は、募集人数が最も多い2月1日の第1回から受験するのが基本です。私立中学校向けの4科学習を進めてきた受験生は4科入試、公立中高一貫校向けの対策を進めてきた受験生は適性検査型入試を選択できます。
第1回で合格できなかった場合には、第2回、第3回へ続けて挑戦できます。ただし、後半回ほど募集人数が少なくなります。複数回受験を予定していても、第1回から合格を取るつもりで準備しましょう。
標準校|実践女子学園中学校
実践女子学園中学校は、渋谷区にある伝統女子校です。複数回入試に加え、英語資格や思考・表現力を生かせる方式があり、受験生の得意分野に応じた出願ができます。
| 2027年度の主な入試日程 | 主な試験方式 |
|---|---|
| 2月1日(月)午前 | 2科・4科 |
| 2月1日(月)午後 | 2科、思考表現、英語資格利用 |
| 2月2日(火)午前・午後 | 2科・4科、2科、英語資格利用 |
| 2月3日(水)午後 | 2科 |
| 2月4日(木)午後 | 2科 |
入試回によっては、法政大学千代田三番町中学校より高い難度となる可能性があるため、標準校からややチャレンジ校として考える必要があります。
法政大学千代田三番町中学校の2月1日午前を受験した後、実践女子学園中学校の2月1日午後を受験する組み合わせも可能です。両校とも都心にありますが、午前入試の終了時刻と渋谷までの移動時間を確認し、余裕を持った予定を立てましょう。
安全校候補|和洋九段女子中学校
和洋九段女子中学校は、法政大学千代田三番町中学校と同じ千代田区にあり、九段下駅から通学できる女子校です。学校間の距離が近く、教育内容や校風を比較しやすい併願候補です。
| 2027年度の主な入試日程 | 主な試験方式 |
|---|---|
| 2月1日(月)午前・午後 | 得意科目入試、2科・4科、PBL、英語 |
| 2月2日(火)午前 | 適性検査型、英語 |
| 2月2日(火)午後 | SSS特待入試、2科・4科 |
| 2月3日(水)午後 | 基礎力入試、2科、英語 |
| 2月5日(金)午前 | 基礎力入試、2科 |
2科・4科だけでなく、PBL型、適性検査型、英語入試、基礎力入試など、入試方式が豊富です。私立4科型、公立中高一貫校型、英語利用型のいずれの受験生も、準備してきた内容を生かせます。
法政大学千代田三番町中学校を2月1日午前に受験し、同日午後に和洋九段女子中学校を受験する形は、早い段階で合格を確保する併願パターンとして検討できます。
ただし、近隣校として併願者が増える可能性もあります。安全校候補とする場合は、基礎力入試を含めて過去問題との相性を確認し、確実に合格圏へ入っていることを確かめましょう。
安全校候補|上野学園中学校
上野学園中学校は、台東区上野にある共学校です。女子校に限定せず、少人数教育や都心からの通いやすさを重視する家庭にとって、併願候補となります。
| 2027年度の主な入試日程 | 主な試験方式 |
|---|---|
| 2月1日(月)午前 | 2科・4科、適性検査型など |
| 2月3日(水)午前 | 国語・算数・英語から選択する得意2科型 |
| 2月4日(木)午前 | 国語・算数の2科 |
2月4日午前の2科入試を受験した後、同日午後に法政大学千代田三番町中学校の第3回を受験する組み合わせが可能です。
上野学園中学校は共学校であり、音楽教育などにも特色があります。女子校としての環境を最優先する家庭は、校風や男女比、学校生活の雰囲気が本人に合っているかを確認しましょう。
併願パターン例1|法政大学千代田三番町中学校を第一志望とする場合
| 日程 | 午前 | 午後 |
|---|---|---|
| 2月1日 | 法政大学千代田三番町中学校 第1回 | 和洋九段女子中学校、または実践女子学園中学校 |
| 2月2日 | 法政大学千代田三番町中学校 第2回 | 和洋九段女子中学校、または実践女子学園中学校 |
| 2月3日 | 三輪田学園中学校、または上野学園中学校 | 和洋九段女子中学校、または共立女子中学校 |
| 2月4日 | 跡見学園中学校、または上野学園中学校 | 法政大学千代田三番町中学校 第3回 |
第一志望者向けの基本形です。2月1日と2月2日に本校を受験し、午後入試で別の合格を確保することを目指します。
2月1日午後まで受験すると、初日から長時間の入試となります。本人の体力や集中力に不安がある場合は、午後入試を必ず組み込むのではなく、1月中に進学してもよい学校の合格を確保しておく方法もあります。
併願パターン例2|上位の女子校へ挑戦する場合
| 日程 | 受験校候補 |
|---|---|
| 2月1日午前 | 共立女子中学校、三輪田学園中学校、跡見学園中学校 |
| 2月1日午後 | 和洋九段女子中学校、実践女子学園中学校 |
| 2月2日午前 | 法政大学千代田三番町中学校 第2回 |
| 2月3日 | 三輪田学園中学校、共立女子中学校、和洋九段女子中学校など |
| 2月4日午後 | 法政大学千代田三番町中学校 第3回 |
2月1日にチャレンジ校を受験し、法政大学千代田三番町中学校を2月2日以降に受験するパターンです。
ただし、本校で募集人数が最も多い第1回を受験できません。法政大学千代田三番町中学校への志望度も高い場合は、2月1日に上位校へ挑戦する利点と、本校の第1回を逃すリスクを比較する必要があります。
併願パターン例3|適性検査型入試を活用する場合
| 日程 | 受験校候補 |
|---|---|
| 2月1日午前 | 法政大学千代田三番町中学校 第1回・適性検査型 |
| 2月1日午後 | 和洋九段女子中学校、または実践女子学園中学校 |
| 2月2日午前 | 和洋九段女子中学校・適性検査型 |
| 2月3日 | 公立中高一貫校、または私立併願校 |
| 2月4日午後 | 法政大学千代田三番町中学校 第3回・2科 |
公立中高一貫校を中心に学習してきた受験生は、法政大学千代田三番町中学校や和洋九段女子中学校の適性検査型入試を利用できます。
ただし、本校の第2回は4科、第3回は2科です。第1回の適性検査型だけでなく後半回も受験する場合は、国語・算数または4科の私立型問題にも対応できるよう、早い段階から準備しておく必要があります。
2027年度は安全校を別に確保しておきたい
2027年度の法政大学千代田三番町中学校は、系列校化によって志願者が増える可能性があり、従来の東京家政学院中学校より難度が上昇すると予想されます。
特に、法政大学への推薦人数や推薦条件が入試前に具体化した場合は、法政大学への進学を希望する家庭が増え、模試偏差値や倍率が更に上がることも考えられます。
そのため、本校を安全校として受験計画を組むのは避け、次の条件を満たす学校を別に用意しておくと安心です。
- 模試で安定して高い合格可能性が出ている
- 過去問題で合格最低点を余裕を持って上回れる
- 合格した場合に実際に進学できる
- 本校と入試日程が重ならない
- 入学手続期限が本命校の合格発表まで待てる
- 6年間無理なく通学できる
併願校を選ぶ際は、偏差値だけでなく、女子校・共学校の違い、大学との連携、進路指導、校則、クラブ活動、通学時間なども比較しましょう。
法政大学千代田三番町中学校は、2027年度の入試動向を予測しにくい学校です。チャレンジ校・標準校・安全校を一校ずつ用意し、2月1日の午前・午後から2月4日までを無理なくつなぐ受験計画を立てることが、合格の可能性を広げるポイントです。
入試日程、試験科目、募集人数、合格発表、入学手続期限は変更される場合があります。出願前には、各校が公表する2027年度の正式な募集要項を必ず確認してください。
在校生・保護者の声|少人数教育と教員の手厚さに関する評判
法政大学千代田三番町中学校・高等学校へ校名変更予定の東京家政学院中学校・高等学校については、先生と生徒の距離が近いこと、少人数で質問や相談をしやすいこと、学校行事や探究活動で一人ひとりが役割を持てることを評価する声が見られます。
比較的小規模な学校であるため、教員が生徒の学習状況や学校生活の変化に気づきやすく、生徒側も分からないことや悩みを相談しやすい環境です。人数の多い学校よりも、温かな人間関係の中で少しずつ自信をつけたい生徒にとって、安心して過ごしやすい学校といえるでしょう。
ただし、現在確認できる在校生・保護者の声は、東京家政学院中学校・高等学校としての学校生活に関するものです。2027年度から始まる法政大学千代田三番町中学校としての教育や学校生活については、実際の入学者による評価がまだ存在しません。これまでの温かな校風がどのように継承され、法政大学との連携によって何が変わるのかを見極める必要があります。
「先生に質問しやすい」という生徒の声
学校公式の生徒紹介では、少人数制のため先生と生徒の距離が近く、授業で分からないことを質問しやすい点が学校の魅力として挙げられています。
授業中だけでなく、休み時間や放課後にも教員へ相談しやすく、苦手科目の学習方法、定期試験の準備、進路、学校生活などについて助言を受けられます。
中学生の段階では、自分から質問することに苦手意識を持つ生徒も少なくありません。教員が日頃から生徒へ声を掛け、理解度や表情の変化を確認してくれる環境は、質問するきっかけをつくりやすいでしょう。
大人数の中で積極的に発言することは苦手でも、先生との対話を重ねながら学習を進めたい生徒にとって、少人数教育は大きな利点となります。
一人ひとりに活躍の場がある
少人数の学校では、文化祭、体育祭、合唱祭、プレゼンテーション大会、委員会活動などで、一人ひとりが役割を担当する機会が多くなります。
人前で発表する生徒だけでなく、資料作成、受付、装飾、音響、記録、清掃、進行補助など、様々な役割を通して学校行事へ関われます。最初は目立つことが苦手だった生徒も、得意な仕事を見つけ、仲間から頼られる経験を重ねることで、自信をつけていきます。
文化祭では、クラス展示、舞台発表、茶道のお茶会、研究発表などが行われ、生徒が企画や運営を担っています。完成した発表だけでなく、準備の過程で意見を調整し、協力して課題を解決することも重要な学びです。
学校行事を通して友人関係を築きやすい
在校生からは、学校行事を通してクラスの仲が深まり、楽しい思い出ができたという趣旨の声が見られます。
合唱祭ではクラス全員で一つの曲を仕上げ、体育祭や文化祭では学年やクラブを越えて準備を進めます。少人数で過ごす時間が長いため、互いの性格や得意分野を理解しやすく、困ったときに支え合える関係を築きやすい環境です。
一方、学年の人数が少ない学校では、人間関係の範囲も比較的限られます。少人数の親密な雰囲気を心地よく感じるか、より多くの友人や多様な集団との出会いを望むかは、生徒によって異なります。
受験生本人が文化祭や学校説明会へ参加し、生徒同士の距離感や校内の雰囲気を確かめておくことが大切です。
保護者からは発表力や主体性の成長を評価する声
学校公式サイトで紹介された学習成果発表への感想では、保護者から、プレゼンテーション資料の工夫や発表内容、生徒たちの努力を評価する声が寄せられています。
東京家政学院中学校では、修学旅行、SDGs学習、地域・企業への取材などで得た内容を、スライドや動画、文章にまとめて発表する機会があります。
生徒は、調べた情報を並べるだけでなく、どの内容を選ぶか、どの順番で説明するか、聞き手へ伝えるにはどのような資料が必要かを考えます。発表を重ねることで、声の大きさ、視線、時間配分などを自分で振り返り、次の発表へ生かしていきます。
家庭では見る機会の少ない姿を、学校行事や発表会で確認できることは、保護者にとって子どもの成長を実感する機会となっています。
探究活動や国際交流で視野を広げられる
在校生は、SDGsを軸とした探究活動、企業や地域への取材、海外の生徒との交流、英語による発表など、教室の授業だけでは完結しない活動に取り組んでいます。
2025年に行われた国際的な教育イベントでは、中学生が日本の食に関する課題や地域社会の問題について発表し、茶道や折り紙などのワークショップの企画・運営にも参加しました。
こうした活動では、英語力や発表力だけでなく、自分たちの生活と社会課題のつながりを考え、相手の文化や意見を尊重する姿勢を身につけます。
教科書の知識を覚えることに加えて、実際の人や社会と関わりながら学びたい生徒には、充実感を得やすい教育環境です。
学習計画を家庭と学校で共有できる
中学校では、生徒が学習計画を立て、実行した内容を振り返る取り組みが行われています。生徒自身の自己評価だけでなく、保護者がコメントを記入する仕組みもあり、家庭と学校が学習状況を共有しながら習慣づくりを支えます。
中学生にとって、毎日の学習を自分だけで管理することは簡単ではありません。最初は教員や保護者の助言を受けながら計画を立て、振り返りを繰り返すことで、自分に合った勉強方法を見つけていきます。
家庭学習を完全に本人任せにするのではなく、学校と家庭が連携して支えてほしいと考える保護者にとって、安心感のある仕組みです。
部活動では初心者も参加しやすい
多くのクラブが初心者を受け入れており、中学校入学後に新しい競技、楽器、芸術、料理などへ挑戦できます。
中高合同で活動するクラブでは、高校生から技術や練習方法を学べます。先輩が後輩を支え、後輩が上級生の姿を目標とする関係は、中高一貫校ならではの魅力です。
一方、バドミントン部など大会で上位を目指すクラブでは、活動日数が多く、休日に試合や練習が行われることもあります。クラブ活動への満足度は、本人が望む活動量と実際の練習内容が合っているかによって変わります。
入学前には、希望するクラブの活動日、初心者の割合、休日活動、費用、学習との両立について確認しておきましょう。
伝統的な女子教育への評価
東京家政学院では、家庭科、茶道、華道、礼法など、生活や伝統文化に関わる学習を大切にしてきました。
これらの教育は、家事技術だけを身につけることを目的とするものではありません。自分の生活を主体的に整え、周囲の人を思いやり、得た知識を実生活で活用する力を育てるものです。
調理や被服の実習を楽しみながら学びたい生徒、日本文化や礼儀作法に関心のある家庭からは、学校ならではの特色として評価されやすいでしょう。
2027年度から法政大学の系列校となった後、この伝統的な教育がどの程度継承され、新しい探究教育とどのように組み合わされるかは、学校選びにおける重要な確認点です。
校則や学校文化との相性も確認したい
東京家政学院中学校・高等学校には、制服、登下校、校内生活、スマートフォンの使用などについて一定のルールがあります。また、挨拶として「ごきげんよう」を用いるなど、伝統校らしい学校文化も受け継がれています。
一定の決まりがある環境を安心と感じる生徒もいれば、より自由度の高い学校を好む生徒もいます。校則については、厳しいか自由かという単純な評価ではなく、受験生本人の性格や家庭の考え方に合っているかを確認することが大切です。
系列校化に伴って、制服、校則、学校文化が一部変更される可能性もあります。2027年度入学生に適用される内容については、最新の学校案内や説明会で確認しましょう。
法政大学系列校化への期待と注意点
2027年度から法政大学の系列校となることで、保護者や受験生からは、法政大学との教育連携や推薦進学制度への期待が高まっています。
大学教員による講義、法政大学のキャンパスや施設を活用した学習、大学生との交流などが具体化すれば、これまで以上に大学での学びを身近に感じられる学校になるでしょう。
一方、法政大学への推薦人数、推薦条件、対象学部などは、現時点では全てが確定しているわけではありません。また、新しい教育制度や志願者増加によって、学校の規模や雰囲気が変化する可能性もあります。
「法政大学」という名称だけを見て進学を決めるのではなく、現在の東京家政学院が持つ少人数教育や校風にも魅力を感じられるかを確認することが重要です。
現在の評判と2027年度以降を分けて考える
| 現在評価されている点 | 2027年度以降に確認したい点 |
|---|---|
| 先生と生徒の距離が近く、質問や相談をしやすい | 志願者・入学者の増加後も少人数教育が維持されるか |
| 学校行事や委員会で一人ひとりに役割がある | 系列校化後の行事や生徒活動がどのように変わるか |
| 探究学習やプレゼンテーションの機会が多い | 法政大学との連携プログラムの具体的な内容 |
| 家庭科や伝統文化の学びが充実している | 東京家政学院の特色がどの程度継承されるか |
| 推薦入試を活用した進路支援が手厚い | 法政大学への推薦人数、条件、対象学部 |
| 家庭的で落ち着いた女子校の雰囲気がある | 将来的な共学化の時期と校風への影響 |
学校説明会や文化祭で確認したいポイント
学校の評判は、在籍年度、学年、クラス、クラブ活動、進路希望などによって受け止め方が異なります。インターネット上の口コミだけで判断せず、受験生本人が学校を訪れ、自分との相性を確かめることが大切です。
- 生徒と教員がどのように会話しているか
- 質問や相談をしやすい雰囲気があるか
- 授業や発表に参加する生徒の表情はどうか
- 少人数の学校環境を本人が心地よく感じるか
- 学校行事やクラブ活動に活気があるか
- 制服や校則、学校文化に納得できるか
- 法政大学との連携内容が家庭の期待と合っているか
- 系列校化後も現在の手厚い指導が維持されるか
法政大学千代田三番町中学校は、教員の目が届く少人数環境で、自分のペースを大切にしながら、発表や行事を通して自信を伸ばしたい生徒に向いている学校です。
これまでの在校生・保護者から評価されてきた温かな校風と手厚い指導が、法政大学との連携によってどのように発展するのかが、今後の評判を左右する大きなポイントとなるでしょう。
この学校に向いている子の特徴|少人数の女子教育と学校の変化を前向きに受け止められる子
法政大学千代田三番町中学校は、東京家政学院が培ってきた少人数教育や女子教育を受け継ぎながら、法政大学との連携によって新しい学校づくりを進める予定です。
教員の目が届きやすい環境で基礎学力を整え、探究活動やプレゼンテーション、学校行事を通して主体性を伸ばしたい生徒に向いています。また、法政大学との連携や新しいカリキュラムなど、学校が変化していく過程そのものを前向きに楽しめる子とも相性がよいでしょう。
一方、2027年度入試は女子のみの募集ですが、学校法人東京家政学院は、将来の適切な時期に男女共学化することも検討するとしています。共学化の時期や対象学年は公表されていないため、女子校で6年間を過ごすことを強く希望する家庭は、今後の発表を継続して確認する必要があります。
少人数の環境で丁寧な指導を受けたい子
東京家政学院中学校では、比較的小規模な学校環境を生かし、生徒一人ひとりの学習状況や学校生活の様子を把握する教育を大切にしてきました。
大人数の中で積極的に質問することが苦手でも、教員から声を掛けてもらいながら、少しずつ学習習慣や自信を身につけたい子に向いています。
授業で分からない内容をそのままにせず、教員へ質問したり、補習や放課後学習を活用したりしながら、着実に理解を深めたい生徒にとって、少人数教育は大きな魅力です。
一方、系列校化によって志願者や入学者が増えた場合にも、現在の少人数教育がどのような規模で維持されるのかは確認しておきたいポイントです。
発表や探究活動を通して自信をつけたい子
学校では、SDGsを軸とした探究活動、地域や企業への取材、グループワーク、プレゼンテーションなどを重視しています。
初めから人前で話すことが得意である必要はありません。調べた内容を資料にまとめ、少人数のグループやクラス内で発表する経験を積み重ねながら、少しずつ表現力を伸ばしていきます。
正解を覚えるだけでなく、自分で疑問を見つけ、調べ、考えたことを他者へ伝えたい子には、学びを深めやすい環境です。
2027年度以降は、法政大学の教育資源を生かした探究プログラムも検討されています。大学の教員や学生、研究分野などに触れながら、社会の課題について考えたい生徒にも適しています。
法政大学を将来の進学先として前向きに考えられる子
系列校化によって、法政大学との中高大連携や進学面での連携強化が進められる予定です。法政大学には、法学、文学、経営、経済、社会、国際文化、現代福祉、キャリアデザイン、情報科学、デザイン工学、理工、生命科学など、文系・理系の幅広い学部があります。
中学生の段階では将来の専門分野が決まっていなくても、大学との連携を通して様々な学問に触れ、自分の興味を探したい子には魅力があります。
ただし、法政大学への推薦人数、推薦条件、対象学部などの詳細は、現時点では全てが確定しているわけではありません。入学すれば無条件で法政大学へ進学できる学校ではないため、系列校という名称だけに期待せず、日頃の学習や学校活動に継続して取り組める子に向いています。
学校が新しくなる過程を楽しめる子
2027年度入学生は、法政大学千代田三番町中学校として最初の学年となる予定です。新しいカリキュラム、大学連携、制服や学校行事など、学校生活の様々な面が整備されていく時期に入学することになります。
既に完成した制度の中で決められた学校生活を送りたい子よりも、新しい取り組みに関心を持ち、学校や仲間と一緒に新しい文化をつくっていきたい子に適しています。
委員会活動や行事の企画、探究活動などで自分の意見を出し、周囲と協力しながら学校をよりよくしていく経験は、新設校に近い環境だからこそ得られる可能性があります。
一方、大学推薦制度や教育プログラムには今後決まる内容もあります。制度が完成していないことを不安に感じる家庭は、期待できる点と未確定の点を分けて検討する必要があります。
女子校の落ち着いた環境で学びたい子
2027年度中学入試は女子のみを募集するため、入学時点では女子校として学校生活が始まる予定です。
女子だけの環境で、周囲の目を過度に意識せず、行事、委員会、クラブ活動、発表などへ積極的に挑戦したい子に向いています。少人数の女子校では、生徒一人ひとりが様々な役割を担いやすく、リーダーシップを身につける機会も多くなります。
東京家政学院が大切にしてきた家庭科、茶道、華道、礼法などを通して、生活を主体的に整える力や、相手を思いやる姿勢を身につけたい子にも適しています。
女子校志望者は将来的な共学化に注意
学校法人東京家政学院は、法政大学との系列校化に関する説明の中で、今後、適切な時期に男女共学化することも検討するとしています。
現時点では、共学化の実施が正式に決定したわけではなく、開始年度、対象となる中学校・高校、募集学年、在校生への適用方法なども公表されていません。2027年度入試については、中学校・高校とも女子のみの募集です。
ただし、2027年度に中学校へ入学した生徒が卒業するまでの6年間に、学校全体または一部の学年で共学化が始まる可能性を完全には否定できません。
そのため、次のような希望が強い家庭は、特に慎重な確認が必要です。
- 中学・高校の6年間を必ず女子校で過ごしたい
- 女子校ならではの人間関係や教育環境を最優先したい
- 共学校への移行によって校風が変わることに不安がある
- 制服、クラブ、行事、施設利用などの変更を避けたい
反対に、入学時は女子校の環境で学びながら、将来的に男子生徒が加わる可能性も含めて、学校の変化を柔軟に受け止められる家庭であれば、大きな問題にならないこともあります。
現在の女子校としての魅力だけでなく、将来は共学校になる可能性も含めて志望することが、入学後の認識のずれを防ぐために重要です。
伝統文化と新しい学びの両方に興味がある子
学校では、東京家政学院が培ってきた家庭科教育や伝統文化の学びに加え、ICT、SDGs、国際交流、探究学習などを取り入れています。
調理や被服の実習、茶道や華道などを通して生活文化を学びながら、タブレット端末を使った調査やプレゼンテーションにも挑戦できます。
伝統的な女子教育と法政大学との新しい連携を、どちらか一方ではなく、両方に価値があると感じられる子に向いています。
ただし、系列校化後に家庭科や伝統文化の授業がどの程度継承されるかについては、2027年度入学生向けのカリキュラムで確認しておくとよいでしょう。
学校行事や委員会活動へ積極的に参加したい子
少人数の学校では、文化祭、体育祭、合唱祭、プレゼンテーション大会などで、一人ひとりが役割を担当する機会が多くなります。
人前で発表することが好きな子だけでなく、装飾、資料作成、受付、記録、音響、進行補助など、仲間を支える役割を丁寧に果たせる子も活躍できます。
学校生活を教員から与えられるものとして受け取るだけでなく、仲間と話し合い、自分たちで行事や学校文化をつくりたい子に適しています。
英語や国際交流に挑戦したい子
英語では、ネイティブ教員との授業やプレゼンテーションなど、実際に英語を使う活動を取り入れています。希望者を対象とした海外研修など、異なる文化や価値観に触れる機会もあります。
初めから英語が得意である必要はありません。間違いを恐れず、知っている言葉を使って相手に伝えようとする子や、海外の人々の生活や考え方に興味を持てる子に向いています。
法政大学には国際文化学部やグローバル教養学部など、国際的な学びにつながる選択肢もあります。大学との連携を通して、英語を学ぶ目的を具体的に見つけたい生徒にも魅力があります。
推薦を見据えて日々の努力を積み重ねられる子
これまでの東京家政学院高等学校では、指定校推薦、学校推薦型選抜、総合型選抜を利用して大学へ進学する生徒が多くいました。法政大学への推薦制度でも、日頃の成績、出席状況、学校生活、資格、探究活動などが重視される可能性があります。
定期試験の直前だけ勉強するのではなく、授業、提出物、家庭学習に継続して取り組める子に向いています。
- 授業を丁寧に受ける
- 提出物を期限までに仕上げる
- 定期試験へ計画的に取り組む
- 英語検定などの資格に挑戦する
- クラブや委員会で役割を果たす
- 探究活動や発表へ主体的に参加する
系列校だから勉強をしなくても進学できると考えるのではなく、希望する進路を実現するために、中学から努力を積み重ねられることが大切です。
| 向いている子の特徴 | 学校との相性 |
|---|---|
| 少人数の環境で丁寧な指導を受けたい | 教員へ質問や相談をしやすく、一人ひとりの状況を見てもらいやすい |
| 探究やプレゼンテーションに挑戦したい | SDGs、取材、グループワーク、発表を通して主体性を伸ばせる |
| 法政大学への進学を考えている | 系列校として大学との教育・進学面での連携強化が予定されている |
| 新しい学校づくりに関わりたい | 系列校化の最初の学年として新しい文化をつくる機会がある |
| 女子校の環境で自信を伸ばしたい | 2027年度は女子のみの募集で、女子教育の伝統を受け継ぐ予定 |
| 将来の共学化にも柔軟に対応できる | 共学化の検討が示されており、在学中に学校環境が変わる可能性がある |
| 伝統文化とICTの両方に興味がある | 家庭科や茶道などの学びと、探究・ICT教育を経験できる |
| 推薦に向けて継続的に努力できる | 日頃の成績や活動を積み重ね、大学進学へつなげる教育と相性がよい |
入学前に家庭で確認したいポイント
法政大学千代田三番町中学校との相性を判断する際には、次の内容を受験生本人と保護者で話し合っておきましょう。
- 法政大学を将来の進学先として前向きに考えられるか
- 大学推薦制度の詳細に未確定の部分があることを理解できるか
- 系列校化の最初の学年として、学校の変化を楽しめるか
- 少人数の人間関係を本人が心地よく感じるか
- 探究、発表、行事へ積極的に参加したいか
- 東京家政学院の伝統的な教育にも魅力を感じるか
- 将来的な男女共学化の可能性を受け入れられるか
- 中学・高校の6年間を必ず女子校で過ごしたいという希望はないか
- 三番町の校舎まで6年間無理なく通学できるか
- 中高6年間と大学進学までを見据えた費用を準備できるか
法政大学千代田三番町中学校は、少人数の温かな環境で主体性を伸ばし、法政大学との新しい連携を活用しながら、自分の将来を探したい女子に向いています。
一方、2027年度は女子のみの募集であっても、将来的な共学化が検討されています。女子校としての環境を最優先する家庭は、入学後に学校の構成や校風が変わる可能性まで考慮し、共学化に関する学校の説明を確認したうえで志望を決めることが大切です。
まとめ|伝統と法政大学との連携が融合する注目の女子校
法政大学千代田三番町中学校・高等学校は、東京家政学院中学校・高等学校が2027年4月に校名を変更し、法政大学の系列校として新たに出発する学校です。
千代田区三番町の落ち着いた環境、100年以上にわたって培われてきた女子教育、教員と生徒の距離が近い少人数教育を受け継ぎながら、法政大学の掲げる「自由を生き抜く実践知」を取り入れた探究型教育の充実を目指しています。
法政大学との連携によって広がる学び
系列校化後は、法政大学の教員による講義、大学生との交流、キャンパスや教育資源を活用した学習など、中学生の段階から大学の学問に触れる機会が増えると期待されます。
学校から法政大学市ケ谷キャンパスが近いことも、中高大連携を進めるうえで大きな利点です。大学で学べる分野を早くから知り、自分の興味や将来の進路について考えられる環境が整っていくでしょう。
一方、法政大学への推薦人数、推薦条件、対象学部などは、現時点では全てが確定しているわけではありません。既存の法政大学付属校と同じ内部進学制度になるとは限らず、入学すれば無条件で法政大学へ進学できる学校ではない点には注意が必要です。
少人数教育と温かな校風は大きな魅力
現在の東京家政学院中学校で評価されているのは、教員が生徒一人ひとりの状況を把握しやすく、質問や相談をしやすい環境です。
授業だけでなく、文化祭、体育祭、合唱祭、委員会、クラブ活動、プレゼンテーションなどでも、一人ひとりが役割を持つ機会があります。大人数の中では目立ちにくい生徒も、自分に合った役割を見つけ、周囲から認められる経験を通して自信を伸ばせます。
学習面では、基礎学力を丁寧に整えながら、SDGs、地域・企業への取材、グループワーク、発表などを通して、考える力と表現する力を育てます。
伝統的な女子教育も受け継ぐ予定
東京家政学院が大切にしてきた家庭科教育、茶道、華道、礼法なども、学校の特色です。調理や被服の技術を学ぶだけでなく、自分の生活を主体的に整え、相手を思いやり、学んだ知識を実生活で活用する力を養います。
最新のICTを活用した探究学習と、生活や伝統文化に根差した教育の両方を経験できることが、学校ならではの魅力です。
ただし、系列校化に伴ってカリキュラムが再編される可能性があります。これまでの家庭科教育や伝統文化の学びが、2027年度以降にどのような形で継承されるかは、学校説明会で確認しておきましょう。
2027年度入試は難度上昇を見込んで準備したい
2027年度は、法政大学の系列校として初めて行われる入試です。学校名に「法政大学」が加わることや、大学との進学面での連携に対する期待から、これまで東京家政学院中学校を検討していなかった受験層が加わる可能性があります。
そのため、過年度の偏差値や倍率をそのまま合格の目安にすることはできません。従来よりも一段高い難度を想定し、国語・算数を中心とした標準問題を確実に得点できる状態を目指す必要があります。
本校を第一志望とする場合は、募集人数が最も多い2月1日の第1回から受験するのが基本です。同時に、入学してもよい安全校を別に用意し、2月1日午後や2月2日以降を含めた無理のない併願計画を立てましょう。
女子校志望者は将来的な共学化に注意
2027年度の中学入試は女子のみを対象としており、入学時点では女子校として学校生活が始まる予定です。
一方、学校法人東京家政学院は、将来の適切な時期に男女共学化することも検討しています。共学化の実施時期、対象学年、在校生への適用方法などは決まっていませんが、2027年度入学生が在学する6年間に学校環境が変化する可能性も考慮する必要があります。
中学・高校の6年間を必ず女子校で過ごしたい家庭は、現在の女子校としての校風だけで判断せず、共学化に関する今後の発表を継続して確認してください。
法政大学千代田三番町中学校の主な魅力
- 市ケ谷駅、半蔵門駅、九段下駅を利用できる便利な立地
- 教員と生徒の距離が近い少人数教育
- 探究活動、取材、プレゼンテーションを重視する学び
- 家庭科、茶道、華道などを通した実践的な女子教育
- 法政大学の教育資源に触れられる中高大連携への期待
- 指定校推薦や総合型選抜を含む幅広い進路支援
- 学校行事やクラブ活動で一人ひとりが活躍しやすい環境
志望校として検討する際の注意点
- 法政大学への推薦人数や推薦条件が未確定である
- 既存の法政大学付属校と同じ内部進学制度とは限らない
- 2027年度の学費や新カリキュラムには未発表の内容がある
- 系列校化によって入試難度が上昇する可能性がある
- 将来的な男女共学化が検討されている
- 新制度の最初の学年であり、過去の進学実績を参考にできない部分がある
学校名だけでなく現在の校風との相性を確認しよう
法政大学千代田三番町中学校を検討する際は、「法政大学の系列校になる」という一点だけで志望を決めないことが大切です。
現在の東京家政学院が持つ少人数の校風、家庭科や伝統文化を大切にする教育、生徒主体の行事、探究や発表を重視する授業に、受験生本人が魅力を感じられるかを確認しましょう。
また、学校説明会や文化祭では、次の内容を確認することをおすすめします。
- 2027年度入学生向けの中高6年間のカリキュラム
- 法政大学との具体的な連携プログラム
- 法政大学への推薦人数、条件、対象学部
- 他大学を受験する生徒への進路支援
- 系列校化後の学費、制服、施設整備
- 現在の少人数教育を維持する方針
- 男女共学化を検討する時期と在校生への影響
法政大学千代田三番町中学校は、少人数の温かな環境で学習習慣と自信を身につけ、探究活動や学校行事へ主体的に参加しながら、法政大学を含む将来の進路を考えたい生徒に向いています。
伝統ある女子教育と法政大学との新しい連携がどのように融合するのか、今後の発表に大きな注目が集まる学校です。確定した制度と未確定の内容を分けて確認し、受験生本人が学校の変化を前向きに受け止められるかまで考えたうえで、志望校として検討しましょう。

