【2026年版】関東学院六浦中学校の評判は?選択制グローバル研修とGLEクラス、世界へ学びを広げる6年間を徹底解説!

中学受験
  1. 学校の概要|「人になれ 奉仕せよ」を受け継ぐ金沢八景の共学校
    1. 関東学院六浦中学校の基本情報
    2. 1884年の神学校を源流に、1953年に誕生した六浦の学校
    3. 「人になれ 奉仕せよ」と3つの教育目標
    4. 毎朝の礼拝と聖書の授業|キリスト教が学校生活の基盤にある
    5. 金沢八景のキャンパスと関東学院大学とのつながり
    6. 中高6年間の学び|基礎学力からGLEクラス・グローバル研修へ
  2. アクセスと立地環境|金沢八景駅から通う、大学に隣接した緑豊かなキャンパス
    1. 最寄り駅は金沢八景駅|京急線とシーサイドラインの2路線を利用
    2. 横浜・横須賀・逗子方面からの通学|京急線を中心に広がる通学圏
    3. 関東学院循環バスを利用した通学|雨の日や荷物が多い日の選択肢
    4. 生徒専用の無料下校バス|部活動後の帰宅にも対応
    5. 関東学院大学に隣接するキャンパス|海と緑が身近な金沢八景
    6. 毎朝8時25分の礼拝と18時の下校|6年間の通学生活を考える
  3. 教育方針とカリキュラム|GLEクラスと英語による教科学習、探究を重視した6年間
    1. 中学から高校までの6年間|基礎学力を固め、進路に応じて学びを選ぶ
    2. 週32時間の中学校カリキュラム|主要教科と独自講座を組み合わせる
    3. CLILと外国人教員による英語教育|英語を使って社会や科学を学ぶ
    4. 地球市民講座と言語力活用講座|社会の問題を知り、自分の意見を伝える
    5. 高校GLEクラス|英語力・書く力・探究力を3年間で育てる
    6. Chromebookと学習支援|ICTを活用した授業と放課後の学習環境
    7. 選択制グローバル研修|教室での学びを国内外の体験につなげる
  4. 学習環境と施設設備|大学に隣接するキャンパスと学びを支える施設
    1. 中学校・高等学校の校舎と礼拝堂|金沢八景に広がる教育施設
    2. 図書館とSpace Labo|読書・調査・ICTを活用した学習空間
    3. 理科実験室と特別教室|大学に隣接した環境で科学やものづくりを学ぶ
    4. 食堂・購買部・生徒ラウンジ|お弁当を持参する日も校内で購入する日も
    5. 体育館・グラウンド・テニスコート|運動部の活動を支える施設
    6. 国際センター・進路指導室・国際寮|学習と生活を支える校内外の拠点
  5. 学校生活と行事|六浦祭からアラスカ・ブルネイまで、体験を通して世界を知る
    1. 年間行事カレンダー|礼拝・スポーツ・文化祭・研修で構成される1年間
    2. 中学1年生オリエンテーションと自然教室|入学後の仲間づくり
    3. スポーツ大会と合唱コンクール|中高合同の交流とクラスで取り組む行事
    4. 六浦祭|生徒の企画と学校での学びが集まる2日間
    5. 礼拝とキリスト教行事|「人になれ 奉仕せよ」を実践する学校生活
    6. 選択制グローバル研修|アラスカ・ブルネイ・国内研修まで多彩な体験
  6. クラブ活動|全国で活躍するセーリング競技とラグビー、鉄道研究など多彩な活動
    1. 運動部・文化部を合わせて約30団体|中高6年間で興味を深める
    2. セーリング競技で全国優勝|2026年インターハイと国民スポーツ大会で活躍
    3. 女子ラグビー部・男子ラグビー部|全国大会での実績と中高の競技環境
    4. 鉄道研究部|全国最優秀賞からミニ電車の製作・地域イベントまで
    5. 吹奏楽・軽音楽・科学・ボランティア|文化部にも広がる活動の選択肢
    6. 部活動と学習の両立|活動時間・費用・中高での継続を確認したい
  7. 進学実績と卒業後の進路|国内外の大学進学と関東学院大学への推薦制度
    1. 2026年春の卒業生225名|4年制大学への進学率は84.0%
    2. 国公立大学の合格実績|2026年春は東京科学大学・横浜市立大学など計10名
    3. 私立大学の合格実績|早稲田・上智・GMARCHから理工系・医療系大学まで
    4. 関東学院大学への学院内選抜制度|2026年春の内部推薦進学率は8.4%
    5. 海外大学への進学実績|2026年春は7名、海外進学を支える新たな制度も
    6. 中学1年生から始まる進路指導|キャリア教育・模擬試験・GLEクラスの活用
  8. 学費や諸経費について|入学時の費用から海外研修・高校進学まで
    1. 2027年度の入学時納入金|入学金230,000円と特別施設費200,000円
    2. 授業料・施設費・校費|月額58,300円、年間699,600円が基本
    3. 入学初年度と中高6年間の費用|高校進学時にも入学金が必要
    4. 制服・教材・Chromebookなどの費用|入学前後に必要となる指定用品
    5. 選択制グローバル研修・留学・部活動|参加する活動によって変わる教育費
    6. 高校の授業料補助と各種支援制度|中学校と高校では支援の仕組みが異なる
  9. 入試情報と合格の目安|2027年度入試の日程・募集人数・偏差値
    1. 2027年度入試の日程と募集人数|2月1日・2日・4日に計6回の一般入試
    2. 教科型と英語型の試験内容|算数の音声問題と英語150点の配点
    3. 2026年度の入試結果と実質倍率|初回入試は約1.75倍、後半入試にも注意
    4. 2027年度の偏差値と合格の目安|首都圏模試ではおおむね43~47
    5. 英検優遇・複数回受験・帰国生入試|受験経験や資格を生かせる制度
    6. WEB出願と入学手続|受験料・合格発表・延納制度を確認
  10. 併願校パターン|横浜・湘南エリアを中心とした受験プラン
    1. 併願校を選ぶ3つの視点|学力・教育方針・通学圏を整理する
    2. 関東学院・横須賀学院との比較|キリスト教教育を重視する場合の併願
    3. 横浜・湘南エリアの共学校|横浜翠陵・横浜隼人・湘南学園など
    4. 難関校・大学附属校との併願|山手学院・神奈川大学附属・日本大学藤沢など
    5. 2027年度の併願モデル|第一志望・チャレンジ・合格確保の3パターン
    6. 出願・合格発表・入学手続の注意点|受験日程だけでなく資金と移動も確認
  11. 在校生・保護者の声|先生との距離や学校行事、日常生活から見える校風
    1. 明るく親しみやすい校風|友人関係と中高6年間のつながり
    2. 先生の指導と学習サポート|質問しやすさを評価する声と課題への不満
    3. GLEクラスと海外研修の経験|自分から挑戦することで広がる学び
    4. 六浦祭とクラブ活動への満足度|仲間との経験が成長につながる
    5. 保護者が評価する施設と通学環境|校則や人間関係には異なる意見も
    6. 6年間を振り返る卒業生の声|自分で機会を選び、挑戦する学校生活
  12. この学校に向いている子の特徴|体験型の学びと国際教育を楽しめる子
    1. 英語を使って人と交流し、異なる文化や価値観に触れたい子
    2. 自分の興味から研修テーマを選び、実際に体験して学びたい子
    3. 社会の問題を知り、自分の意見を考えて表現することが好きな子
    4. 部活動や学校行事に参加し、仲間と協力して何かを成し遂げたい子
    5. キリスト教教育の中で、他者への思いやりや社会への関わりを大切にしたい子
    6. 自分のペースで学力を伸ばしながら、将来の進路を広く考えたい子
  13. まとめ|関東学院六浦中学校で広がる6年間の学びと経験
    1. 関東学院六浦中学校の基本情報をおさらい
    2. 関東学院六浦の6年間|基礎学力から英語・探究・進路選択へ
    3. 関東学院六浦を特徴づける3つの教育|英語・探究・グローバル研修
    4. 学校生活と進学実績|学力だけでなく多様な経験を積む6年間
    5. 受験を検討する際に確認したいこと|入試・学費・通学・学校との相性
    6. 関東学院六浦中学校は、世界への関心を自分の学びにつなげたい子に向いている学校

学校の概要|「人になれ 奉仕せよ」を受け継ぐ金沢八景の共学校

関東学院六浦中学校は、神奈川県横浜市金沢区六浦東に位置する私立の共学中高一貫校です。京急線「金沢八景駅」から徒歩約15分、関東学院大学の金沢八景キャンパスに隣接する場所に校舎があります。

学校法人関東学院の源流は、1884年に横浜山手で設立された横浜バプテスト神学校にさかのぼります。関東学院六浦中学校・高等学校としては1953年に設立され、以来、金沢八景の地で中等教育を続けてきました。

校訓は「人になれ 奉仕せよ」。キリスト教に基づく人間教育を中心に据えながら、英語教育や探究学習、国内外での体験活動に取り組んでいます。特に、生徒が関心のあるテーマや地域を選んで参加する「選択制グローバル研修」は、関東学院六浦の教育を特徴づける取り組みです。

高校には、英語力・探究力・表現力を育てる「GLEクラス」も設置されています。中学校で基礎学力と学習習慣を身につけ、高校では進路希望に応じて学びを深めていく6年間です。

関東学院六浦中学校の基本情報

項目内容
正式名称関東学院六浦中学校・高等学校
所在地〒236-8504 神奈川県横浜市金沢区六浦東1-50-1
設置区分私立
男女区分男女共学
教育形態中高一貫教育(高校からの生徒募集あり)
学校法人学校法人関東学院
建学の精神キリスト教主義(プロテスタント・バプテスト派を源流とする)
校訓人になれ 奉仕せよ
関東学院の源流1884年創立の横浜バプテスト神学校
学校の設立1953年
主な最寄り駅京急本線・京急逗子線、シーサイドライン「金沢八景駅」
主な教育の特色キリスト教教育、英語による教科学習(CLIL)、地球市民講座、選択制グローバル研修、GLEクラス
系列大学関東学院大学

関東学院六浦中学校・高等学校は、中学校から入学した生徒が併設高校へ進学することを基本とする一方、高校からの入学生も受け入れています。

また、同じ学校法人には横浜市南区三春台の関東学院中学校・高等学校があります。両校は校訓や建学の精神を共有していますが、それぞれ独立した学校として教育課程や入試を運営しています。

六浦では、国内外の体験活動や探究学習、英語を使った学びを教育の重要な柱に据えています。中学受験で両校を比較する場合には、校名や系列大学が同じという点よりも、実際の授業や学校生活の違いに目を向けたいところです。

1884年の神学校を源流に、1953年に誕生した六浦の学校

関東学院の歴史は、1884年にアメリカのバプテスト派の宣教師たちによって設立された「横浜バプテスト神学校」から始まります。

明治時代の横浜は、開港によって海外の文化や思想が流れ込む場所でした。キリスト教の宣教師たちは、宗教活動とともに教育にも取り組み、横浜バプテスト神学校ではキリスト教を学ぶ人材の育成が行われました。

その後、1919年に横浜市南区三春台で「私立中学関東学院」が開校します。初代学院長となった坂田祐は、第1回入学式で「人になれ 奉仕せよ」という言葉を生徒たちに語りました。

関東学院六浦中学校の成立には、戦争と戦後の教育制度の変化が関わっています。

第二次世界大戦末期、三春台の校地は戦災を受け、関東学院の中学部は六浦へ移転しました。1949年には三春台の校舎が再建され、中学校・高等学校が戻りますが、六浦にも教育活動の拠点が残されます。

そして1953年、関東学院六浦中学校・高等学校が設立されました。

年主な出来事
1884年横浜山手に横浜バプテスト神学校が設立される
1919年私立中学関東学院が三春台に開校。坂田祐が「人になれ 奉仕せよ」を掲げる
1946年戦災を受けた関東学院中学部が六浦校地へ移転
1949年関東学院中学校・高等学校が三春台へ復帰。六浦には教育拠点が残る
1953年関東学院六浦中学校・高等学校が設立される
2003年関東学院六浦中学校・高等学校が創立50周年を迎える
2014年創立60周年を機に進められた教育改革を本格的に開始
2017年選択制グローバル研修を開始

この沿革を見ると、関東学院六浦には二つの歴史があることがわかります。

一つは、1884年から続く関東学院全体のキリスト教教育の歴史。もう一つは、1953年から金沢八景で独自に発展してきた中高一貫教育の歴史です。

特に近年は、英語教育やICT、探究学習、海外研修などを通して教育内容を改めてきました。建学以来の考え方を受け継ぎながら、教育の方法については時代に合わせて変化させています。

「人になれ 奉仕せよ」と3つの教育目標

関東学院六浦の校訓「人になれ 奉仕せよ」は、初代学院長・坂田祐の教育思想に由来します。

「人になれ」とは、知識や能力を身につける以前に、人間としての人格を磨くこと。「奉仕せよ」は、自分の持つ力を他者や社会のために役立てることを意味しています。

ここでいう奉仕は、誰かに命じられて行動することではありません。他者の立場や社会の問題に目を向け、自分で考え、自発的に行動することを重視しています。

この校訓を具体的な教育目標として示したものが、次の3つです。

教育目標目指す人物像
共に励まし合う人自分自身と他者の人格を尊重し、互いに学び、成長を支え合える人
社会に奉仕する人社会の問題に関心を持ち、自分の意思で人々や社会のために行動できる人
平和を尊重する人異なる立場の人々と信頼関係を築き、平和な社会の実現に向けて行動できる人

3つ目の「平和を尊重する人」には、六浦の学校が戦災による移転をきっかけとして成立した歴史も関わっています。

また、関東学院六浦では、平和を戦争がない状態として考えるだけでなく、人々が互いを尊重し、安心して生活できる状態としても捉えています。

こうした教育目標は、日常の礼拝や聖書の授業に加え、地域でのボランティア活動、国内外の研修などにも反映されています。

例えば、海外で教育や生活環境の異なる人々と交流する際には、相手の文化を知るだけでなく、自分がどのような形で関われるかを考える必要があります。

関東学院六浦が国際教育の中で社会課題への取り組みやボランティアを重視する背景には、この「奉仕」と「平和」の考え方があります。

毎朝の礼拝と聖書の授業|キリスト教が学校生活の基盤にある

関東学院六浦では、キリスト教教育が日常の時間割に組み込まれています。

学校生活の特徴の一つが、毎朝行われる礼拝です。礼拝では聖書の言葉に耳を傾け、祈りを通して自分自身や周囲の人々との関係を考えます。

また、中学校・高等学校ともに、週1時間の「聖書」の授業があります。

中学1年生では、礼拝の意味やキリスト教の基本的な考え方を学ぶところから始まります。聖書に登場する物語や人物を通して、人間の弱さや他者への思いやり、平和などについて考えていきます。

宗教行事としては、クリスマス礼拝のほか、花の日礼拝や収穫感謝礼拝なども実施されています。

花の日礼拝では、生徒が持ち寄った花を近隣の福祉施設などへ届け、地域の人々と交流する活動が行われています。

学校の外で行うボランティア活動も盛んです。地域の清掃、子ども食堂の活動支援、福祉施設との交流、募金活動など、生徒が参加できる取り組みが設けられています。

例えば、2024年度には野島海岸の清掃、金沢八景周辺の教会での活動、子ども食堂の支援、横浜外国人墓地の清掃などに生徒が参加しました。

聖書の授業で他者を大切にすることを学び、学校の外では実際に地域の人々と関わる。関東学院六浦では、キリスト教の教えを知識として学ぶ時間と、それを行動に移す機会が設けられています。

入学前にキリスト教の信仰を持っている必要はありませんが、毎朝の礼拝や聖書の授業は6年間の学校生活に継続して関わります。学校選びでは、この教育方針を本人と家庭がどのように受け止めるかも大切です。

金沢八景のキャンパスと関東学院大学とのつながり

関東学院六浦中学校・高等学校は、横浜市金沢区の金沢八景地区に位置しています。

学校の周辺には関東学院大学の金沢八景キャンパスがあり、同じ学校法人に属する教育施設が集まっています。

金沢八景は東京湾に面した地域で、海岸や平潟湾、野島などの自然環境が身近にあります。都市部の住宅地でありながら、海や緑にも親しめる地域です。

最寄り駅は京急線とシーサイドラインが乗り入れる「金沢八景駅」で、学校までは徒歩約15分。駅からは京急バスの「関東学院循環」も利用でき、「関東学院正門」で下車できます。

学校生活の中では、大学に隣接する立地を生かした交流や、地域の人々と関わる活動なども行われています。

また、関東学院大学との系列校としてのつながりは、卒業後の進路にも関係しています。

関東学院大学には理工学部、建築・環境学部、看護学部、経済学部、経営学部、法学部など幅広い分野があり、関東学院六浦高等学校からは学院内選抜制度を利用して進学する道があります。

ただし、関東学院六浦は系列大学への進学だけを目指す学校ではありません。

国公立大学や私立大学、海外大学などへの進学を目指す生徒もおり、高校では進路希望に応じたクラス編成や学習指導を行っています。

中学入学時点では将来の進路が決まっていなくても、大学に隣接した環境や中高6年間の教育活動を通して、自分が学びたい分野を考えていくことができます。

中高6年間の学び|基礎学力からGLEクラス・グローバル研修へ

関東学院六浦の教育では、中学校から高校までの6年間を見通し、学力の定着とともに、生徒が自分で考え、行動する力を育てることを重視しています。

中学1・2年生では共通のカリキュラムを中心に学び、基礎学力と学習習慣を身につけます。中学3年生からはスタンダードクラスとアドバンスドクラスに分かれ、学力や学習目標に応じた授業を行います。

高校では進路に合わせたクラス編成が行われ、「GLE(Global Learning through English)クラス」も設けられています。

GLEクラスは高校1年生からの3年間を通して、英語力に加え、探究力や論理的に書く力、発表する力を育てるクラスです。海外大学や国内大学の文系学部への進学を視野に入れ、総合型選抜・学校推薦型選抜などにも対応する教育課程を組んでいます。

一方、通常の中学校課程でも英語を使った学びが行われています。

関東学院六浦では、英語を教科として学ぶことに加えて、英語を使ってさまざまな内容を学ぶCLIL(内容言語統合型学習)を取り入れています。

また、中学校には「地球市民講座」や「言語力活用講座」も設けられています。社会の問題について調べ、自分の考えを整理し、日本語や英語で他者に伝える学習です。

こうした授業と結びつくのが「選択制グローバル研修」です。

関東学院六浦では、2017年から学年全員が同じ目的地へ向かう従来型の修学旅行を改め、生徒が自分の関心に応じて研修テーマや行き先を選ぶ制度を導入しました。

研修先には国内の各地域に加え、アラスカ、マレーシア、カンボジア、台湾などがあります。自然科学、環境、文化、歴史、社会貢献など、研修ごとに学ぶ内容が異なります。

例えば、アラスカでは自然環境や地球科学に関わるテーマを扱い、カンボジアでは教育や社会との関わりについて考える活動が用意されています。

英語が得意な生徒だけが海外研修に参加するという発想ではなく、自分が何に関心を持ち、どのようなことを学びたいかを出発点として研修を選ぶ仕組みです。

中学校から高校へ進むにつれて、学習内容も進路の選択肢も広がっていきます。大学受験に向けた学力を養うことに加え、学校の外に出て人や社会と関わる経験を重ねる。関東学院六浦では、その両方を6年間の教育に組み込んでいます。

アクセスと立地環境|金沢八景駅から通う、大学に隣接した緑豊かなキャンパス

関東学院六浦中学校は、神奈川県横浜市金沢区六浦東にあります。最寄り駅は京急線・横浜シーサイドラインの「金沢八景駅」で、駅から学校までは徒歩約15分。京急バスを利用すれば、学校近くの「関東学院正門」まで向かうこともできます。

学校があるのは、関東学院大学の金沢八景キャンパスに隣接する一角です。周辺には関東学院六浦小学校や住宅地があり、少し足を延ばすと平潟湾や野島など、海に近い金沢区らしい風景が広がっています。

横浜駅から金沢八景駅までは京急線で約18分。横須賀・逗子方面からも通学でき、さらにシーサイドラインを使えば新杉田方面ともつながります。学校から金沢八景駅までの徒歩移動に加え、路線バスや生徒専用の無料下校バスも利用できる環境です。

最寄り駅は金沢八景駅|京急線とシーサイドラインの2路線を利用

関東学院六浦中学校の最寄り駅は、京急本線・京急逗子線と横浜シーサイドラインが乗り入れる「金沢八景駅」です。

学校への主なアクセスは次のとおりです。

交通手段経路所要時間の目安
徒歩金沢八景駅から学校まで約15分
京急バス金沢八景駅から「八8 関東学院循環」に乗車、「関東学院正門」下車乗車約5分、下車後徒歩約2分
京急バス国道沿いの「金沢八景」から4系統に乗車、「内川橋」下車下車後徒歩約2分

所在地は横浜市金沢区六浦東1丁目50番1号です。

金沢八景駅から徒歩で向かう場合、駅周辺の市街地を抜け、関東学院大学のキャンパス方面へ進みます。学校周辺には住宅地や教育施設が集まっており、通学時間帯には大学生や近隣の学校に通う児童・生徒の往来もあります。

徒歩15分という距離は、中学生にとって特別長いわけではありませんが、毎日の通学では一定の時間を使います。片道15分なら、往復で30分。年間200日程度通うと考えれば、徒歩移動だけで年間約100時間になる計算です。

一方、金沢八景駅には複数の鉄道路線が乗り入れているため、電車での通学経路は比較的幅広く考えられます。

京急線では横浜・川崎方面からの通学に加え、横須賀中央、京急久里浜、逗子・葉山方面からの通学も可能です。また、シーサイドラインを利用することで、新杉田や並木中央、八景島方面からも金沢八景駅へ直接アクセスできます。

横浜・横須賀・逗子方面からの通学|京急線を中心に広がる通学圏

関東学院六浦中学校への通学を考える際、中心となるのが京急線です。

金沢八景駅は京急本線と逗子線の接続駅で、快特や特急も停車します。横浜方面、横須賀方面、逗子方面のそれぞれからアクセスできるため、神奈川県内の広い地域から通学を検討できます。

主な駅から金沢八景駅までの鉄道所要時間は、次のとおりです。

出発駅利用路線所要時間の目安
横浜駅京急本線約18分
品川駅京急本線約36分
横須賀中央駅京急本線約8分
京急久里浜駅京急久里浜線・本線約17分
逗子・葉山駅京急逗子線約7分
新杉田駅横浜シーサイドライン約26分

※所要時間は速い列車を利用した場合の目安であり、乗り換えや待ち時間、金沢八景駅から学校までの移動時間は含みません。

横浜・川崎方面からは、京急線を利用する経路が基本になります。

横浜駅ではJR各線、東急東横線、相鉄線、市営地下鉄ブルーラインなどとの乗り換えができます。そのため、京急線沿線だけでなく、東急東横線沿線や相鉄線沿線からも通学経路を組むことが可能です。

例えば、横浜駅まで20分、京急線で金沢八景駅まで18分、そこから徒歩15分の場合、乗り換え時間を除いても片道約53分になります。実際には電車の待ち時間や駅構内の移動も必要です。

横須賀・久里浜方面からは、京急本線を利用できます。

横須賀中央駅から金沢八景駅までは約8分で、横須賀市内からも通学を考えやすい位置にあります。京急久里浜方面からは、利用する列車によって金沢八景までの所要時間が変わります。

逗子・葉山方面からは、京急逗子線を利用できます。

逗子・葉山駅から金沢八景駅までは約7分です。逗子市や葉山町から通学する場合にも、京急線を利用できる地域であれば乗り換えの少ない経路を考えられます。

また、JR根岸線・シーサイドライン沿線の家庭では、新杉田駅からシーサイドラインを利用する方法もあります。

学校までの所要時間を比較する際には、電車の乗車時間だけでなく、乗り換え回数や駅から学校までの移動も含めて判断したいところです。

関東学院循環バスを利用した通学|雨の日や荷物が多い日の選択肢

金沢八景駅から学校までは、京浜急行バスの「八8 関東学院循環」を利用できます。

金沢八景駅のバスターミナル1番乗り場から乗車し、「関東学院正門」で下車します。バスの乗車時間は約5分で、停留所から学校までは徒歩約2分です。

関東学院循環は、金沢八景駅と関東学院大学周辺を結ぶ路線バスです。関東学院六浦中学校の生徒専用ではなく、大学生や一般の利用者も乗車します。

主な停留所は次の順序です。

  1. 金沢八景駅
  2. 柳町
  3. 関東学院東
  4. 関東学院正門
  5. 内川橋
  6. 六浦中学
  7. 六浦橋
  8. 金沢八景駅

「関東学院正門」は学校へ向かう際の最寄り停留所です。名前の似た「関東学院東」もありますが、利用する施設によって適した降車場所が異なるため、通学時には停留所を確認しておくとよいでしょう。

関東学院循環バスは平日と土曜日に運行されています。平日の朝は運行間隔が比較的短く設定されていますが、日中や土曜日は便数が少なくなります。

また、日曜日・祝日や夏季・冬季休業期間中は運休となるため、学校行事や部活動で休日に登校する場合は注意が必要です。

関東学院循環が運行していない場合には、国道沿いの「金沢八景」バス停から、京急バス4系統の追浜駅・追浜車庫前方面行きを利用する方法もあります。

この場合は「内川橋」で下車し、学校まで徒歩約2分です。関東学院循環とは乗り場が異なるため、乗り換えや利用の際には注意が必要です。

バス通学は、雨天時や夏の暑い日、大きな荷物を持って登校する日に利用しやすい方法です。

ただし、バスには待ち時間があり、交通状況によって到着が遅れることもあります。徒歩15分とバス乗車約5分という数字だけを比較するのではなく、バスを待つ時間も含めて考える必要があります。

毎日バスを利用するのか、普段は徒歩で通い、天候に応じて使い分けるのか。家庭から金沢八景駅までの移動時間も含めて通学方法を決めるとよいでしょう。

生徒専用の無料下校バス|部活動後の帰宅にも対応

関東学院六浦では、一般の路線バスとは別に、生徒専用の無料下校バスも運行されています。

学校から金沢八景駅へ向かうバスで、通常の下校時間帯に利用できます。

項目内容
利用対象関東学院六浦中学校・高等学校の生徒
運行区間学校から金沢八景駅方面
学校出発時刻18時10分・18時45分
利用料金無料

中学生の下校時刻は18時で、放課後には部活動などが行われています。高校生は部活動や校内での自習などのため、18時45分まで学校に残ることができます。

こうした放課後の時間帯に、金沢八景駅まで利用できる無料バスが設けられています。

金沢八景駅から学校まで徒歩15分という距離は、朝の登校時にはそれほど気にならなくても、部活動を終えた夕方には負担を感じることがあるかもしれません。

特に、ラグビー部やサッカー部などの運動部、練習時間の長い部活動に参加する生徒にとっては、帰宅時に駅までバスを利用できることが助けになります。

また、冬は日没が早くなり、18時ごろには周囲が暗くなっています。下校バスを利用できれば、夕方に駅まで歩く時間を短くできます。

ただし、無料下校バスは学校から駅へ向かう便であり、朝の登校時に利用する関東学院循環バスとは異なります。運行日や利用方法、時刻の変更については、入学後に学校から案内される内容に従う必要があります。

関東学院大学に隣接するキャンパス|海と緑が身近な金沢八景

関東学院六浦中学校の立地を特徴づけているのが、関東学院大学の金沢八景キャンパスとの近さです。

周辺には関東学院大学、関東学院六浦小学校、関東学院六浦こども園などの教育施設が集まり、大学生から小さな子どもまで、異なる年齢の人々が行き交う地域となっています。

大学が近くにあることは、通学風景だけでなく学校での学びにも関係しています。

関東学院六浦では、大学との連携による理科実験講座などが行われています。中学生が大学の研究室を訪れ、大学教員や学生から指導を受ける機会もあります。

例えば、大学の研究室では、学校の理科室とは異なる実験設備や専門的な研究に触れることができます。大学が隣接していることで、中学校の授業から大学での研究へと、学びのつながりを考えやすい環境です。

また、金沢八景は横浜市の南東部に位置し、横須賀市とも接する地域です。

学校の周辺には住宅地が広がっていますが、少し離れると平潟湾や野島、海の公園などがあります。シーサイドラインの沿線には八景島もあり、横浜中心部とは異なる海辺の風景に親しめます。

もっとも、学校の校舎そのものが海岸に面しているわけではありません。日常の通学路は金沢八景駅から住宅地や大学周辺を通る経路が中心です。

校内にはグラウンドや体育館、図書室、礼拝堂などがあり、授業や部活動は基本的に学校のキャンパス内で行われます。

この地域には、海と大学という二つの環境があります。セーリングなど海に関わる活動に取り組む生徒もいれば、大学との連携講座で理科や情報分野の学びを深める生徒もいます。

学校の外にある自然や教育施設が、授業や課外活動につながっている立地です。

毎朝8時25分の礼拝と18時の下校|6年間の通学生活を考える

関東学院六浦では、毎朝8時25分から礼拝が行われます。

校門は7時に開き、8時20分に予鈴、8時25分に本鈴が鳴ります。礼拝の後、8時50分から1時限目の授業が始まります。

通常の学校生活の主な時刻は次のとおりです。

時刻学校生活
7:00開門
8:20予鈴
8:25本鈴・礼拝
8:501時限目開始
12:20昼休み
13:05午後の授業開始
15:45終鈴・清掃
16:00ごろ部活動など
18:00中学生の下校時刻
18:45最終下校時刻

中学1・2年生では、水曜日と金曜日は6時限目までの授業となります。そのほかの日は7時限目まで授業があり、放課後に部活動などへ参加する生徒もいます。

朝8時25分の礼拝に間に合うためには、金沢八景駅から徒歩で通う場合、少なくとも8時10分ごろには駅を出たいところです。実際には、駅での混雑や歩く速さも考え、余裕を持って到着できる電車を選ぶ必要があります。

また、部活動に参加する場合には、18時に学校を出た後の帰宅時間も考えておきたいところです。

例えば、金沢八景駅から自宅の最寄り駅まで電車で40分かかる場合、学校から駅までの移動時間を加えると、帰宅には1時間前後を要します。駅から自宅までの徒歩時間や乗り換えがあれば、さらに時間がかかります。

中学1年生のうちは体力的な負担を感じやすく、学年が上がると部活動や家庭学習に必要な時間も変わってきます。

また、金沢八景は海に近い地域です。通学経路を決める際には、地震や大雨などが起きた場合の避難経路や、交通機関が止まったときの連絡方法について、家庭でも考えておく必要があります。

学校見学では、金沢八景駅から実際に歩いてみることをおすすめします。歩道の幅、横断歩道の位置、交通量、バス停の場所などを確かめられます。

可能であれば、午前中の通学時間帯や夕方の帰宅時間帯についても想像してみるとよいでしょう。朝は徒歩、帰りは無料下校バスを利用するなど、日によって移動方法を変えることも考えられます。

金沢八景駅から徒歩15分。数字としては短くも長くも感じられる距離ですが、中高6年間で毎日通うとなれば、本人の体力や生活リズムによって受け止め方は変わります。入学後の授業や部活動に無理なく取り組める通学時間かどうかを、家庭ごとに判断したいところです。

教育方針とカリキュラム|GLEクラスと英語による教科学習、探究を重視した6年間

関東学院六浦中学校の教育は、基礎学力の定着を重視した教科学習と、英語・探究・体験活動を組み合わせたカリキュラムで構成されています。中学校では国語・数学・英語などの基礎を固めながら、「地球市民講座」や「言語力活用講座」を通して、社会の問題を調べ、自分の考えを他者に伝える力を育てています。

英語教育では、外国人教員と日本人教員によるティーム・ティーチングに加え、英語で社会や科学などの内容を学ぶCLIL(内容言語統合型学習)を導入。高校には、英語力・探究力・書く力を重点的に育成する独自の「GLEクラス」も設けられています。

こうした学習と結びついているのが、国内外のさまざまな研修から自分の関心に合った活動を選ぶ「選択制グローバル研修」です。教室で知識を身につけ、実際に社会や世界に触れ、その経験を再び学習へつなげる。関東学院六浦では、この流れを中高6年間の教育に組み込んでいます。

中学から高校までの6年間|基礎学力を固め、進路に応じて学びを選ぶ

関東学院六浦では、中学1年生から高校3年生までを一つの教育課程として捉え、学年が上がるにつれて学習内容やクラス編成を変えています。

中学1・2年生では共通のカリキュラムを中心に基礎学力を養い、中学3年生からスタンダードクラスとアドバンスドクラスに分かれます。高校1年生ではGLEクラスも選択肢に加わり、高校2年生以降は進路希望に応じた科目選択が増えていきます。

学年クラス編成学習の特徴
中学1年普通クラス基礎学力と学習習慣の形成。英語・ICT・地球市民講座などの学びを開始
中学2年普通クラス主要教科の理解を深め、地球市民講座・言語力活用講座に取り組む
中学3年スタンダードクラス・アドバンスドクラス学力や学習目標に応じたクラス編成。高校での学習につながる基礎を完成させる
高校1年スタンダードクラス・アドバンスドクラス・GLEクラス進路を意識した学習を開始。GLEクラスでは独自の英語・探究カリキュラムを展開
高校2年系統別のクラス・科目選択文系・理系などの進路希望に応じて履修科目を選択
高校3年系統別のクラス・科目選択大学入試や卒業後の進路に向けた専門的な学習・演習

中学校では、通常授業を通して基礎学力を身につけることを重視しています。

一部の教科では習熟度別の授業を実施し、生徒の理解度に応じた指導を行っています。中学3年生からのアドバンスドクラスでは、より発展的な学習内容に取り組みます。

ここで押さえておきたいのは、高校のGLEクラスが、単に学力上位者を集めた進学クラスではないという点です。

アドバンスドクラスが教科学習を深める選択肢であるのに対し、GLEクラスでは英語力、日本語で論理的に書く力、探究力を重視した独自の教育課程を組んでいます。

したがって、高校でのクラス選択には、学力だけでなく、本人がどのような学習を深めたいかという視点も関わります。

高校2年生からは、履修科目のおよそ半分が選択制になります。理系分野を学びたい生徒は数学や理科を中心に、文系分野を志望する生徒は国語や地理歴史・公民、英語などを中心に、進路に応じた学習を進めます。

大学進学に向けた学習を高校3年生になってから始めるのではなく、中学校での基礎学習、高校1年生での進路の具体化、高校2・3年生での科目選択を段階的につなげる構成です。

週32時間の中学校カリキュラム|主要教科と独自講座を組み合わせる

関東学院六浦中学校では、週32時間を基本とするカリキュラムを編成しています。

国語・数学・英語・理科・社会の主要5教科に加え、聖書、芸術、保健体育、技術・家庭などを学びます。また、学校独自の「地球市民講座」「言語力活用講座」が時間割に組み込まれています。

2025年度入学生の教育課程をもとに、中学校3年間の主な授業時間を整理すると次のようになります。

教科・科目中学1年中学2年中学3年
国語444
社会344
数学445
理科444
英語555
音楽211
美術211
保健体育333
技術・家庭221
聖書111
総合的な学習の時間・地球市民講座111
言語力活用講座-11
ロングホームルーム111
週合計323232

※数字は週あたりの授業時間数です。入学年度によって教育課程が変更される場合があります。

主要5教科の合計は、中学1年生が週20時間、中学2年生が週21時間、中学3年生が週22時間です。

英語は3年間を通して週5時間を確保しています。数学は中学3年生で週5時間となり、高校数学につながる内容を学びます。

また、中学1年生では音楽と美術がそれぞれ週2時間配当されています。中学入学後の早い段階で、芸術分野にもまとまった時間を充てていることがわかります。

中学2年生からは、国語の授業とは別に「言語力活用講座」が加わります。新聞記事や社会問題を題材に、自分の意見を文章にまとめたり、他者と話し合ったりする授業です。

関東学院六浦のカリキュラムは、主要教科の授業時間を確保しながら、英語を使った学習、日本語による表現、社会課題を考える探究活動を時間割の中に組み込んでいます。

ただし、これらの独自講座があるからといって、教科学習の負担が軽くなるわけではありません。中学校では定期試験や日々の課題を通して学習内容を定着させ、高校での科目選択や大学受験に備えます。

CLILと外国人教員による英語教育|英語を使って社会や科学を学ぶ

関東学院六浦の英語教育では、英語を一つの教科として学ぶことに加え、さまざまな内容を英語で理解し、考え、伝える学習に力を入れています。

中心となるのが、CLIL(Content and Language Integrated Learning)と呼ばれる学習方法です。

CLILは、日本語で「内容言語統合型学習」と呼ばれます。社会や科学、文化などの内容を外国語で学ぶことで、教科の知識と外国語の運用能力を同時に身につけようとする方法です。

例えば、地球温暖化について英語で学ぶ授業を考えてみましょう。

通常の英語の授業では、地球温暖化に関する英文を読んで単語や文法を学ぶことが中心になるかもしれません。一方、CLILでは、地球温暖化がなぜ起こるのか、どのような影響があるのかという内容自体を理解し、その問題について英語で意見を交わします。

英語を学習することと、英語を使って何かを学ぶことを結びつけているわけです。

関東学院六浦では、中学1年生からCLILを導入しています。教材にはナショナルジオグラフィック系の英語教材『TIME ZONES』を使用し、自然科学や社会、文化など、教科を横断するテーマを扱います。

また、英語の授業では外国人教員と日本人教員が役割を分担しています。

授業形式主な学習内容
外国人教員(GET)による授業英語での説明、会話、発表、意見交換など
日本人教員(JET)による授業英文法や語彙、読解などの体系的な学習
ティーム・ティーチング(TT)外国人教員と日本人教員が協力し、英語での活動と知識の定着を支援

関東学院六浦では、外国人英語教員を「GET(Global English Teachers)」と呼んでいます。複数の国や地域から来た教員が常勤し、英語の授業を担当しています。

中学校の英語ではティーム・ティーチングを基本とし、週5時間の授業の中で外国人教員と学ぶ時間を設けています。また、英語力の高い生徒を対象とした取り出し授業も実施しています。

外国人教員の授業では、相手の話を聞き取れなかったり、自分が伝えたいことをうまく表現できなかったりする場面もあるでしょう。

関東学院六浦では、そのような経験を重ねながら、知っている単語を使って言い換えたり、質問したりすることを学びます。

一方で、文法や語彙については日本人教員が体系的に指導しています。英語で話す機会を増やすことと、英文を正確に理解するための知識を身につけることを、異なる授業形式で進める構成です。

さらに、英語力を客観的に確認する手段として、英検やIELTSなどの外部検定試験も活用しています。

関東学院六浦は神奈川県内で初めてIELTS推進校に認定されました。IELTSは英語の「聞く・読む・書く・話す」の4技能を評価する試験で、海外大学への出願などにも利用されています。

高校のGLEクラスではIELTS対策を通常の授業に組み込み、年間1~2回の受験機会も設けています。

また、放課後には外国人教員による有料の校内英会話教室があり、1対1のプライベートレッスンや、教員1名に対して生徒2名のセミプライベートレッスンを受けることもできます。

地球市民講座と言語力活用講座|社会の問題を知り、自分の意見を伝える

関東学院六浦の中学校教育には、一般的な教科学習とは異なる二つの独自講座があります。

一つは、世界の社会課題について考える「地球市民講座」。もう一つは、日本語を使って情報を整理し、論理的に表現する「言語力活用講座」です。

地球市民講座は、中学1年生から3年生までの3年間にわたって行われます。

この講座では、まず「市民とは何か」という問いから学習を始めます。自分が暮らす地域や社会について考え、そこから国際社会、多文化共生、平和、環境問題などへと視野を広げていきます。

学習内容には、次のようなテーマが含まれています。

  • 市民社会の成り立ちと、地球市民としての基本的な考え方
  • 異なる文化や価値観を持つ人々との共生
  • 国際社会で起きている問題と、その背景
  • SDGs(持続可能な開発目標)の成立と内容
  • 貧困、環境、平和などの社会課題と自分との関係
  • 関心を持った社会問題についての調査や考察

例えば、環境問題をテーマにする場合、世界でどのような問題が起きているかを知るだけでなく、問題の原因や影響、自分たちにできることまで考えます。

こうした授業は、関東学院六浦の校訓「人になれ 奉仕せよ」とも関わっています。社会の問題を知り、他者の立場を理解したうえで、自分にできる行動を考える学習です。

一方、言語力活用講座では、日本語の「聞く・読む・話す・書く」の4技能を高めることを目指しています。

中学2・3年生に週1時間設けられ、クラス担任が授業を担当します。

授業では新聞記事や時事問題、答えが一つに決まらない問題などを取り上げます。生徒は資料を読み、自分の考えを整理し、意見文を書いたり、グループで話し合ったりします。

例えば、地域の公共施設の利用方法を考える場合、利用者の利便性、費用、周辺住民への影響など、異なる立場から問題を見る必要があります。

自分の意見を述べる際にも、単に「こうした方がよい」と書くだけでは十分ではありません。なぜそう考えるのか、どのような事実を根拠としているのかを示す必要があります。

関東学院六浦では、新聞を活用した教育にも取り組んでいます。

読売新聞の「よむYOMUワークシート」などを使い、記事やグラフを読み取って考える学習を行っています。また、新聞への投書や新聞コンクールなど、自分の意見を社会へ発信する活動も取り入れています。

言語力活用講座では、学習成果を確認する指標として「文章読解・作成能力検定」にも取り組みます。中学2年生で4級、中学3年生で3級の取得を目標としています。

関東学院六浦が英語教育に力を入れる一方で、日本語による表現力を独立した講座で育てている点は興味深いところです。

外国語で自分の考えを伝えるためにも、まず何を伝えたいのかを整理する力が必要です。地球市民講座で社会の問題を考え、言語力活用講座で自分の意見を文章や言葉にする。二つの講座は、異なる役割を持ちながら結びついています。

高校GLEクラス|英語力・書く力・探究力を3年間で育てる

関東学院六浦の高校教育を特徴づけるのが、GLE(Global Learning through English)クラスです。

2019年度から始まった教育プログラムで、高校1年生から3年間を通して、英語力、日本語で論理的に書く力、探究力を重点的に育てます。

通常のクラスとは異なる独自の時間割を設けており、履修科目のおよそ半分がGLEクラス独自の学習内容に関連しています。

重点分野主な授業・活動学習する内容
英語力GLE、IELTS prep、English Communication “SELF”英語4技能、ディスカッション、アカデミックライティング、IELTS対策
書く力論理言語力、小論文Ⅰ・Ⅱ情報の整理、論理的な文章構成、社会問題に対する意見の表現
探究力アカデミックラボⅠ・Ⅱ・Ⅲ企業・自治体との共同研究、課題解決、調査、成果発表
国際的な視点Global Issues、Global Events世界の出来事や社会課題を題材とした学習

英語の授業では、通常の英語コミュニケーションに加えて、GLE独自の授業やIELTS対策、オンラインでのマンツーマンレッスンなどが組み込まれています。

英語の流暢さだけではなく、内容を正確に理解し、自分の意見を根拠とともに伝えることを重視しています。

日本語の学習では、「論理言語力」や「小論文」を設けています。社会問題などを題材に、情報を整理し、論理的な文章を書く練習を重ねます。

そして、GLEクラスのもう一つの柱が「アカデミックラボ」です。

アカデミックラボは、企業や自治体など学校外の組織と協力し、実際の課題に取り組む探究型の授業です。

これまでには、次のような活動が行われています。

連携先取り組みの例
ハードオフコーポレーション中高生への認知度を高めるため、店舗で流すCMを制作
JA横浜地産地消を促進する販売方法を提案
横須賀市新しい図書館のデザインを提案
海上保安庁広報活動に用いる動画を制作
神奈川新聞社地域の課題を取材し、新聞記事を作成
金沢文庫芸術祭地域課題を考えるワークショップの企画・運営

例えば、店舗のCMを制作する場合には、映像を作る技術だけでなく、誰に何を伝えたいのか、どのような表現なら関心を持ってもらえるのかを考える必要があります。

地産地消を促す販売方法を提案する場合には、生産者や消費者の立場、商品の流通、価格などについて理解することも求められます。

こうした活動では、教員があらかじめ正解を示してくれるわけではありません。生徒が調査し、意見を交換し、提案をまとめていきます。

アカデミックラボは、高校1年生で社会や企業と関わる経験を積み、高校2年生で研究テーマを深め、高校3年生で成果をまとめる構成です。

高校1年生では、関東学院大学と連携した金沢区防災サミットなど、複数教科を横断する探究活動にも取り組んでいます。

大学進学については、海外大学や国内大学の総合型選抜・学校推薦型選抜なども視野に入れた学習が行われています。

ただし、GLEクラスは英語の授業だけを増やしたコースではありません。英語と日本語の両方で文章を書き、他者と議論し、社会の課題に向き合う時間が多くなります。

大学入試の一般選抜を中心に考える場合と、探究活動や英語力を生かした進学を考える場合とでは、必要な学習も異なります。高校でのクラス選択では、本人がどのような学び方を希望するかが重要になります。

Chromebookと学習支援|ICTを活用した授業と放課後の学習環境

関東学院六浦では、ICTを通常の教科学習や探究活動に取り入れています。

生徒は1人1台のChromebookを使用し、Google Workspace for Educationを活用して授業や課題に取り組みます。

学校はGoogle for Education事例校として認定されており、教員側にもGoogle認定教育者の資格を持つ教員がいます。

授業では、調べ学習やレポート作成、プレゼンテーション資料の制作、グループでの共同編集などにICTを利用します。

例えば、言語力活用講座では、複数の生徒が同じファイルを同時に編集する活動が行われています。

それぞれが集めた情報を一つの資料にまとめ、他の生徒の意見を読みながら内容を修正する学習です。自分の文章を完成させるだけでなく、仲間の考えを踏まえて全体を組み立てる経験になります。

また、オンライン教材も複数導入されています。

教材・サービス主な活用場面
Chromebook授業、調べ学習、課題提出、共同作業
Google Workspace for Education文書・資料作成、情報共有、共同編集
すらら基礎内容の理解、個人の進度に応じた学習
スタディサプリ授業内容の復習、家庭学習、長期休暇中の課題
Monoxer知識の定着を目的とした反復学習
Classi学習支援や学習状況の把握

こうした教材は、通常の授業だけでなく家庭学習にも利用されています。

例えば、数学の基本事項で理解が不十分な部分があれば、オンライン教材でその内容を復習できます。英単語などの暗記事項については、繰り返し学習しながら定着を図ります。

関東学院六浦では、全員が同じ問題を同じ回数だけ解く方法に限らず、生徒の理解度に応じて学習を進めることを目指しています。

また、学習習慣の定着や学力向上のため、放課後や長期休暇中には指名制の講習も実施されています。

土曜日には英検の級別対策講座もあり、上位級の取得を目指す生徒を支援しています。

高校生に対しては、外部講師による校内予備校も設けられています。大学入試の一般選抜や総合型選抜に向けた講習を校内で受講できる仕組みです。

放課後には、外国人教員による有料の英会話教室を利用することもできます。

これらの学習支援は、すべての生徒が同じ内容を受講する方式ではありません。学習状況に応じて指名される講習や、本人の希望によって参加する講座など、目的に応じて利用する形になっています。

中高一貫校では、中学校で理解が不十分なまま高校へ進むと、数学や英語で苦労することがあります。

関東学院六浦では、日々の授業に加えてオンライン教材や補習を用意し、中学校での基礎学力を高校での専門的な学習につなげています。

選択制グローバル研修|教室での学びを国内外の体験につなげる

関東学院六浦では、2017年度から「選択制グローバル研修」を導入しています。

この制度では、学年全員が同じ目的地へ向かう従来型の修学旅行に代わり、生徒が自分の興味や関心に応じて研修テーマや行き先を選びます。

研修先は国内外に広がり、自然科学、環境、文化、歴史、社会貢献など、さまざまな分野が用意されています。

これまでには、アラスカでの自然科学に関わる研修、マレーシアでの文化交流、カンボジアでのサービス・ラーニングなどが実施されてきました。

海外プログラムにはカナダでの夏期研修やドバイでの短期留学などもあり、年度によって研修先や実施内容は異なります。

関東学院六浦が重視するのは、海外へ行くこと自体ではなく、何を知りたいのか、どのような課題を考えたいのかという目的を持って参加することです。

例えば、自然科学に関心がある生徒であれば、アラスカの自然環境を学ぶ研修に興味を持つかもしれません。教育や社会貢献に関心がある生徒であれば、カンボジアでのサービス・ラーニングが選択肢になります。

研修では現地での活動だけでなく、事前学習と事後学習も行われます。

出発前には訪問先の文化や社会状況、研修テーマなどを調べます。帰国後には経験したことを整理し、学習報告会で発表する機会もあります。

また、学校が企画する研修以外にも、一定の条件を満たした外部団体主催の研修や体験活動などを、研修として認定する仕組みがあります。

学校全体の研修制度として位置づけられている一方、個々の海外プログラムは参加条件や費用が異なります。必ずしも全員が海外へ渡航するわけではありません。

さらに、高校段階では、海外の学校に一定期間通う留学制度や、アメリカの高校卒業資格の取得を目指すDDP(Dual Diploma Program)などの選択肢もあります。

DDPでは、日本の高校の学習に加えてアメリカの高校課程を履修し、所定の条件を満たすことで両国の高校卒業資格の取得を目指します。

こうした海外研修や留学制度は、中学校のCLILや地球市民講座、高校のGLEクラスでの学習とも関わっています。

英語の授業で世界の問題を知り、地球市民講座で社会との関係を考え、研修先では現地の人々や自然に触れる。帰国後には自分の経験を言葉にして伝える。

関東学院六浦では、教室で得た知識を実際の経験によって確かめ、その経験から新しい疑問や学習の目標を見つけていくことができます。

学習環境と施設設備|大学に隣接するキャンパスと学びを支える施設

関東学院六浦中学校のキャンパスは、横浜市金沢区の金沢八景に位置しています。関東学院大学の金沢八景キャンパスに隣接する敷地には、中学校・高等学校の教室棟をはじめ、礼拝堂、図書館、理科実験室、体育館、グラウンドなどが設けられています。

施設の中でも特徴的なのが、ICTを活用した学習空間「Space Labo」、国内外の研修や留学を支援する国際センター、進路情報を集約した進路指導室です。2021年には学校から徒歩約5分の場所に国際寮も開設され、海外からの留学生や帰国生、国内の遠方から入学する高校生を受け入れています。

また、学校生活の中心となる礼拝堂や、授業以外の時間を過ごす生徒ラウンジ、図書館、自習室なども整備されています。教科学習、探究活動、部活動、日常生活をそれぞれ異なる施設が支えるキャンパスです。

中学校・高等学校の校舎と礼拝堂|金沢八景に広がる教育施設

関東学院六浦中学校・高等学校の校舎は、複数の建物によって構成されています。

中学生が主に使用する1号館、高校生の教室がある3号館のほか、図書館や教員室、特別教室などを備えた2号館、食堂や特別教室のある4号館、事務室や礼拝堂などを備えた本館があります。

各施設の主な用途は次のとおりです。

施設主な設備・用途
1号館中学生の普通教室など
2号館教員室、図書館、理科実験室、保健室、国際センター、進路指導室など
3号館高校生の普通教室、特別教室など
4号館食堂、調理実習室、技術・家庭科や芸術関係の特別教室など
本館事務室、礼拝堂、音楽関係の施設など
体育館体育の授業、球技、武道、各運動部の活動など
屋外施設グラウンド、テニスコートなど
国際寮高校生を対象とした個室型の学生寮

中学校と高等学校はそれぞれの教室を生活の拠点としていますが、図書館や特別教室、体育施設などは中高の生徒が利用します。

関東学院六浦の学校生活を象徴する施設の一つが、礼拝堂です。

関東学院六浦はキリスト教主義学校であり、毎朝8時25分から礼拝が行われています。曜日によって礼拝堂に集まる日と、各ホームルーム教室で礼拝を行う日があります。

礼拝では聖書の言葉に耳を傾け、祈りや講話を通して一日を始めます。また、クリスマス礼拝など、キリスト教に関わる学校行事にも礼拝堂が使われます。

関東学院六浦にとって礼拝堂は、入学式や卒業式などの特別な行事だけに使う場所ではありません。生徒が日々の学校生活の中で繰り返し訪れ、自分自身や他者との関係について考える場所です。

キャンパス内には中庭や生徒が集まれる空間もあり、昼休みや放課後には授業とは異なる時間を過ごします。

さらに、学校周辺には関東学院大学や関東学院六浦小学校、関東学院六浦こども園があります。大学生や小学生、幼児まで、幅広い年齢の人々が学ぶ教育施設が集まる地域です。

図書館とSpace Labo|読書・調査・ICTを活用した学習空間

関東学院六浦の図書館は、2号館に設けられています。

文学作品や各教科の資料、社会問題に関する書籍などを収蔵しており、読書に加えて授業の調べ学習にも利用されています。

中学校では、独自科目である「地球市民講座」で社会課題を調べたり、「言語力活用講座」で自分の意見をまとめたりする学習があります。

こうした授業では、インターネット検索で情報を集めるだけでなく、図書館の書籍や資料を調べることも重要です。

例えば、ある国の環境問題について調べる場合、Web上の情報だけでは、その問題が生じた歴史や社会的な背景まで十分に理解できないことがあります。

図書館にある資料を使えば、テーマに関する知識を体系的に調べたり、異なる立場から書かれた文章を比較したりすることができます。

関東学院六浦では、図書館と地球市民講座が連携した探究型の学習も行われています。

また、図書委員会の活動も特徴的です。

図書委員は、本の貸し出しや蔵書整理などに取り組むほか、図書館だよりの発行、ビブリオバトル、百人一首大会など、読書に関わる企画も行っています。

ビブリオバトルは、参加者が自分のおすすめする本を紹介し、発表を聞いた人々が読みたいと思った本を選ぶ活動です。

本の内容を理解するだけでなく、限られた時間でその面白さを相手に伝える必要があります。関東学院六浦が重視する言語力や表現力とも結びつく活動です。

図書館とは別に、校内には「Space Labo(スペースラボ)」という学習スペースもあります。

Space Laboは、ICTを利用した学習やプログラミングなどに活用される空間です。コンピュータを使った授業体験なども行われ、生徒が情報技術に触れる場所となっています。

関東学院六浦では、生徒が1人1台のChromebookを使用しています。

学校はGoogle for Education事例校に認定されており、Google Workspace for Educationを授業や学校生活に取り入れています。

主なICT環境は次のとおりです。

設備・サービス主な利用内容
Chromebook生徒1人1台の学習用端末
校内ネットワーク教室や校内各所でのインターネット接続
電子黒板授業資料、画像、動画などの提示
Google Workspace for Education課題提出、資料作成、共同編集、情報共有
Space LaboICTやプログラミングなどに関する学習
オンライン学習教材家庭学習、知識の定着、授業内容の復習

Chromebookは授業中だけでなく、課題の作成や提出、家庭学習などにも利用します。

例えば、グループで一つの発表資料を作成する場合、複数の生徒が同じファイルを編集し、役割を分担して作業を進めることができます。

自分の意見を書き込むだけでなく、他の生徒の考えを読み、必要に応じて修正することもできます。

一方、学習用端末があるからといって、すべての学習を画面上で完結させるわけではありません。図書館で資料を読み、実験室で器具を扱い、必要に応じてデジタル機器を利用する。目的に応じて学習方法を選べる環境です。

理科実験室と特別教室|大学に隣接した環境で科学やものづくりを学ぶ

関東学院六浦には、物理・化学・生物などの理科実験室が設けられています。

理科の授業では、教科書で学んだ知識を実験や観察によって確かめます。実験結果を記録し、その理由を考察することで、科学的なものの見方を身につけていきます。

校内には、次のような特別教室があります。

施設主な学習内容
物理実験室電気、力と運動、光などの実験
化学実験室物質の性質、化学反応、溶液などの実験
生物実験室動植物や生命現象の観察・実験
調理実習室家庭科の調理実習、食生活に関する学習
技術・家庭科実習室ものづくり、実習、生活技術などの学習
美術関係の特別教室絵画、デッサン、作品制作など
音楽関係の施設歌唱、楽器演奏、音楽の授業や部活動

例えば、化学の授業では、薬品を使った反応を観察することで、物質が変化する仕組みを学びます。

生物では、動植物の構造や生命現象について、観察した事実をもとに考察します。

実験では予想と異なる結果が得られることもあります。なぜ結果が違ったのか、操作や条件に問題がなかったかを考えることも、科学の学習には欠かせません。

関東学院六浦では、隣接する関東学院大学との連携による理科実験講座も行われています。

大学の研究室を利用した講座では、大学教員や学生から指導を受け、通常の中学校の授業より専門的な内容に触れる機会があります。

これまでには、金属イオンの検出・分離や、心拍数の変化を調べる実験などが行われています。

金属イオンの実験では、溶液に含まれる成分を化学反応によって調べます。心拍数を扱う実験では、身体の状態と測定結果の関係について考えます。

大学での研究に触れることで、理科の知識がどのような分野で利用されているのかを具体的に知ることができます。

また、関東学院六浦では、生物部や化学部など、授業で興味を持った分野を部活動で掘り下げることもできます。

生物部では生物の採集や観察、研究成果の発表などに取り組み、学校外の研究発表会に参加する機会もあります。

科学に関する学びは、理科の授業だけで完結するものではありません。実験室、大学の研究室、部活動、校外の研究発表会など、関心に応じて活動の場を広げられます。

食堂・購買部・生徒ラウンジ|お弁当を持参する日も校内で購入する日も

関東学院六浦中学校では、家庭からお弁当を持参するほか、校内で昼食を購入することもできます。

校内には食堂があり、お弁当やパンなどの販売も行われています。

昼休みは12時20分から始まり、午後の授業は13時5分からです。この時間を使って昼食をとり、友人と過ごします。

昼食については、次のような方法があります。

方法内容
お弁当を持参家庭で用意した昼食を学校で食べる
校内でお弁当を購入食堂などで販売されるお弁当を利用する
パンを購入校内で販売されるパンなどを昼食に利用する
食堂を利用校内の食堂施設を利用する

関東学院六浦の昼食は、毎日決められた給食を全員で食べる方式ではありません。家庭からお弁当を持参する生徒もいれば、校内で購入する生徒もいます。

例えば、部活動の朝練習がある日や、家庭でお弁当の準備が難しい日には、校内で昼食を購入する方法が考えられます。

ただし、食堂での販売内容や利用方法は、学年や営業日によって異なる場合があります。希望するメニューを毎日自由に選べるとは限らないため、入学後の利用案内に沿って準備することになります。

校内には、食堂のほかに生徒ラウンジも設けられています。

ラウンジは、授業の合間や休み時間などに生徒が過ごすための空間です。普通教室とは異なり、友人と会話したり、少し休憩したりする場所として利用できます。

学校生活では、授業を受ける場所だけでなく、休み時間にどのように過ごせるかも重要です。

静かに本を読みたいときには図書館を利用し、友人と会話したいときにはラウンジなどを使う。目的に応じて過ごす場所を選べます。

また、校内には飲料などの自動販売機も設置されています。

関東学院六浦では、中学校から高校までの6年間を同じキャンパスで過ごします。昼食を購入できる環境や休憩スペースがあることは、日々の学校生活に関わる身近な設備です。

体育館・グラウンド・テニスコート|運動部の活動を支える施設

関東学院六浦には、体育館やグラウンド、テニスコートなどの体育施設があります。

体育館は体育の授業だけでなく、バスケットボール、バレーボール、卓球、剣道などの部活動にも利用されています。

屋外では、サッカーやラグビー、陸上競技などの活動が行われています。

主な体育施設と利用内容は次のとおりです。

施設主な活動
第1体育館体育の授業、球技、学校行事など
体育館内の各体育室剣道、卓球、球技などの練習
グラウンドサッカー、ラグビー、陸上競技、体育の授業など
テニスコート硬式テニス部などの練習
多目的ホールダンスなどの活動、学校行事

関東学院六浦の部活動では、中学生と高校生が一緒に活動する部もあります。

例えば、ラグビー部では中学・高校のそれぞれに競技活動があり、練習や大会を通して技術を高めています。女子ラグビーにも取り組める環境があり、男子・女子ともに大会への出場実績があります。

また、学校がある金沢八景は海に近い地域です。

関東学院六浦の生徒には、セーリング競技で全国大会に出場し、優勝した選手もいます。

2026年の全国高等学校総合体育大会ヨット競技では、男子ILCA6級で優勝と第3位という成績を収めました。

セーリング競技は校内のグラウンドで行うものではなく、海上の競技施設や練習環境を必要とします。学校周辺に海があることと、校内に専用のセーリング施設があることは区別して考える必要があります。

また、鉄道研究部では鉄道模型の制作や展示に取り組み、文化祭ではミニ電車の運転体験なども実施しています。吹奏楽部や軽音楽部、美術関係の活動など、文化部も教室や特別教室を利用しています。

部活動によって使用する施設や活動場所は異なります。校内の施設を中心に活動する部もあれば、校外の競技場や会場を利用する部もあります。

入部を考える際には、練習の頻度や活動場所、休日の活動なども含めて確認しておくとよいでしょう。

国際センター・進路指導室・国際寮|学習と生活を支える校内外の拠点

関東学院六浦の教育を支える施設として、国際センターと進路指導室があります。

国際センターは、海外研修や留学、海外大学進学などに関する情報を集約する場所です。

関東学院六浦では、選択制グローバル研修に加え、海外での短期研修や長期留学、海外大学への進学など、さまざまな選択肢が用意されています。

国際センターでは、学校が実施する研修だけでなく、外部団体による海外研修や留学制度などについても情報を提供しています。

また、海外研修に参加した生徒が作成した報告資料を掲示するなど、ほかの生徒が研修内容を知る機会もあります。

例えば、海外研修を検討している生徒にとって、訪問先の名前を知るだけでは、どのような活動をするのかイメージしにくいことがあります。

実際に参加した生徒の報告に触れれば、現地で何を学び、どのような経験をしたのかを知ることができます。

一方、進路指導室は、大学受験や卒業後の進路について考えるための施設です。

大学の入試情報や進学に関する資料を集約し、進路希望に応じた情報収集を支援しています。

関東学院六浦では、国公立大学や私立大学、系列の関東学院大学に加え、海外大学への進学も選択肢となっています。

そのため、国内大学を中心とする進路指導室と、海外の教育制度や留学に関する情報を扱う国際センターが、それぞれの役割を担っています。

学習面では、自習室や教員に質問できるスペースも設けられています。

朝は7時から校門が開いており、始業前に自習室などで学習する生徒もいます。放課後には授業の復習や課題に取り組むことができます。

また、生活面では保健室やカウンセリングルームが設置されています。

カウンセリングルームでは、学校生活や友人関係、学習上の悩みなどについて専門家に相談できます。保護者からの相談にも対応しており、生徒本人だけで問題を抱え込まないための窓口が用意されています。

そして、関東学院六浦には2021年4月に開設された国際寮があります。

学校から徒歩約5分の場所にある寮で、海外からの帰国生や留学生、神奈川県外から入学する生徒などが生活しています。

ただし、国際寮に入寮できるのは高校生のみで、中学生は対象外です。

国際寮の主な設備・制度は次のとおりです。

項目内容
開設2021年4月
学校からの距離徒歩約5分
対象高校生
居室数183室
部屋全室個室・約6畳
室内設備冷暖房、Wi-Fi、収納スペースなど
食事朝食・夕食を提供
入退館管理ICチップ入りセキュリティキー
浴室大浴場、各階のシャワーブース
生活支援住み込みの寮長夫妻による生活管理・支援
閉寮期間原則として年間を通じて利用可能

寮の居室は全室個室で、勉強や休息のための個人空間が確保されています。

一方、食事や共用スペースでは、異なる国や地域から集まった寮生と交流することができます。

寮には日本国内の遠方から入学した生徒に加え、海外生活を経験した帰国生や外国籍の留学生も生活しています。

同じ日本語を使っていても、育ってきた地域によって生活習慣や考え方が違うことがあります。さらに国籍や母語が異なる生徒と生活する場合には、相手の文化や習慣を理解することも必要になります。

学校の授業で多文化共生について学び、寮生活では日常の中で異なる文化に触れる。国際寮は、関東学院六浦が重視する地球市民教育を、生活の場にも広げる施設です。

ただし、中学校入学時から寮生活を始められるわけではないため、遠方からの中学受験を検討する場合には、通学や居住環境を別途考える必要があります。

学校生活と行事|六浦祭からアラスカ・ブルネイまで、体験を通して世界を知る

関東学院六浦中学校の学校生活では、日々の教科学習に加え、文化祭やスポーツ大会、宿泊行事、国内外での研修など、さまざまな活動が行われています。

行事の中でも特徴的なのが、生徒が企画・運営に関わる「六浦祭」と、自分の興味や関心に応じて研修先を選ぶ「選択制グローバル研修」です。学校行事を単なる楽しみとして終わらせず、他者との協力や社会との関わりについて考える機会として位置づけています。

また、キリスト教主義学校として、毎朝の礼拝に加え、イースターやクリスマス、花の日、収穫感謝などの礼拝も行われています。年間を通して、教室での学習、行事、校外での体験が組み合わされた学校生活です。

年間行事カレンダー|礼拝・スポーツ・文化祭・研修で構成される1年間

関東学院六浦中学校では、4月の入学式から3月の修了式まで、季節ごとにさまざまな行事が実施されています。

中学校の行事には、新入生のためのオリエンテーションや自然教室、中高合同のスポーツ大会、文化祭などがあります。また、学年を問わず参加する選択制グローバル研修や、学習成果を発表する機会も設けられています。

時期主な学校行事内容・特徴
4月入学式・始業式、イースター礼拝、生徒総会新しい学年の開始。キリスト教の復活祭に関する礼拝や生徒会活動
5月中学1年生オリエンテーション、中学2年生自然教室、高校1年生修養会宿泊・校外活動を通して友人関係を築き、自然や仲間との関わりを学ぶ
6月スポーツ大会、花の日礼拝・施設訪問中高合同の競技活動、地域の福祉施設などとの交流
7月平和礼拝、終業式平和について考える礼拝、1学期の学習の区切り
8月夏季講習、始業式、関東六浦英単語コンテスト学習の復習・発展、英語の語彙力を確認する取り組み
9月美術鑑賞、中学1年生社会見学芸術作品や地域の歴史・文化に触れる活動
10月創立記念礼拝、六浦祭、宗教改革記念礼拝学校の歴史を学び、文化祭では生徒が企画・展示・発表を行う
11月収穫感謝礼拝、アドベント礼拝感謝や他者への思いやりを考え、クリスマスを迎える準備をする
12月学院クリスマスコンサート、クリスマス礼拝、終業式音楽や礼拝を通してクリスマスの意味を学ぶ
1月始業式、関東六浦計算力コンテスト新しい学期の開始、計算力の定着を確認する活動
2月生徒会選挙、中学合唱コンクールなど生徒による自治活動、クラスで取り組む音楽行事
3月学年末試験、学習報告会、修了式、卒業式1年間の学習成果を確認し、次の学年や進路へつなげる

※行事の開催時期や内容は年度によって変更される場合があります。選択制グローバル研修は、研修先によって実施時期が異なります。

関東学院六浦の年間行事には、中高合同で実施するものと、特定の学年を対象としたものがあります。

例えば、スポーツ大会や六浦祭では中学生と高校生が同じ行事に参加します。一方、中学1年生のオリエンテーションや中学2年生の自然教室は、それぞれの学年の成長段階に合わせて行われます。

毎年同じ行事に参加する場合でも、中学1年生と高校3年生では担う役割が異なります。最初は先輩の活動を見る立場だった生徒が、学年が上がるにつれて企画や運営に関わるようになります。

また、六浦では海外研修や国内研修が複数の時期に実施されます。通常の授業や学校行事に加え、自分で選んだ研修へ参加する機会があることも、学校生活の特色です。

中学1年生オリエンテーションと自然教室|入学後の仲間づくり

関東学院六浦中学校では、中学1年生の5月に宿泊を伴うオリエンテーションを実施しています。

中学校に入学したばかりの時期は、同じクラスになった友人のことをまだよく知らず、学校生活にも慣れていない生徒が多くいます。

そのような時期に、教室を離れて共同生活やグループ活動を経験するのが、新入生オリエンテーションです。

実施例として、2023年度には伊豆・修善寺で2泊3日のオリエンテーションが行われました。

この研修では、ウォークラリーや大縄跳び、グループでの話し合いなどを実施しました。宿泊先ではクラス目標について意見を交換し、関東学院の歴史や校訓について学ぶ時間も設けられています。

中学校の入学直後には、勉強ができるかどうかだけでなく、クラスの中で友人をつくれるか、先生や先輩とどのように関わればよいのかといった不安もあります。

ウォークラリーや共同作業では、一人で活動を完結させることができません。道順を相談したり、役割を分担したり、困っている友人を手伝ったりする必要があります。

関東学院六浦では、このような活動を通して、互いの違いを認めながら協力することを学びます。

また、オリエンテーションの中には礼拝やキャンドルライトサービスなど、キリスト教主義学校ならではの活動も組み込まれています。

例えば、2022年度のオリエンテーションでは、夜にキャンドルライトサービスを行い、自分と周囲の人々との関係について考える時間が設けられました。

中学2年生では自然教室が実施されます。

こちらは、自然環境の中での活動や共同生活を通して、学校では経験できないことを学ぶ行事です。

中学1年生のオリエンテーションが新しい仲間との関係づくりを中心とするのに対し、2年生では自然や社会との関わりを考える要素が加わります。

さらに、中学1年生の秋には社会見学もあります。

横浜の歴史や文化などを学ぶ校外活動が行われており、調べた内容や現地での発見を発表する機会にもつながっています。

校外での経験を楽しかった思い出だけで終わらせず、事前に調べ、現地で確かめ、帰校後にまとめるという流れも大切にされています。

スポーツ大会と合唱コンクール|中高合同の交流とクラスで取り組む行事

関東学院六浦のスポーツ大会は、中学生と高校生が合同で参加する行事です。

2025年度は横浜武道館で開催され、赤・青・黄・緑の4色に分かれた色別対抗戦が行われました。

生徒会とスポーツ大会実行委員会が中心となって企画・運営を担当し、学年ごとの競技に加え、先輩と後輩が協力する種目も実施されています。

主な競技・企画には、次のようなものがあります。

  • 綱引きや玉入れなどの学年別競技
  • 複数人で協力する「台風の目」
  • ドッジボールや障害物リレー
  • 学年を越えて参加する色別対抗リレー
  • 色別応援団による応援合戦
  • 部活動対抗リレー
  • ダンス部によるパフォーマンス

スポーツ大会では、運動が得意な生徒だけが活躍するわけではありません。

競技に参加する生徒に加え、応援団や用具の準備、進行を支える生徒など、さまざまな役割があります。

特に、中学1年生から高校3年生までが一緒に活動することは、中高一貫校ならではの経験です。

普段の授業では別々の校舎や教室で過ごすことが多い中学生と高校生も、スポーツ大会では同じチームの仲間として協力します。

一方、中学生がクラス単位で取り組む行事として、合唱コンクールもあります。

2025年2月には、神奈川県立音楽堂で中学合唱コンクールが行われました。感染症の影響で中断されていた行事が久しぶりに再開され、各クラスが放課後などに練習を重ねて本番を迎えています。

合唱では、音程やリズムを正確に歌うだけでなく、クラス全体の声を合わせる必要があります。

声の大きさや歌い方について意見が分かれることもあるでしょう。そのようなときに、互いの考えを聞き、練習方法を工夫しながら一つの曲を完成させていきます。

校外の音楽ホールで発表する機会があることで、普段の教室での練習とは異なる緊張感も経験できます。

関東学院六浦には、運動競技で学年を越えて交流する行事と、合唱によってクラスのまとまりを深める行事の両方があります。

六浦祭|生徒の企画と学校での学びが集まる2日間

関東学院六浦中学校・高等学校の文化祭は、「六浦祭(むつうらさい)」と呼ばれています。

例年10月に2日間開催され、中学生・高校生のクラス企画、文化部の展示、ステージ発表、模擬店などが校内各所で行われます。

六浦祭の特徴は、生徒が企画を考え、準備から当日の運営まで関わることです。

2025年度のテーマは「CONNECT」でした。人と人、地域と学校、過去と未来など、さまざまなつながりを大切にするという考えが込められています。

また、2026年度は「Ambitious」をテーマに、10月30日・31日の開催が予定されています。

2026年度の主な企画には、次のようなものがあります。

  • 中華料理、たこ焼き、ケバブ、チュロスなどの模擬店
  • 生徒が企画したお化け屋敷
  • 図書館を利用した参加型のゲーム企画
  • ダンス部や吹奏楽部などによるステージ発表
  • 有志生徒によるパフォーマンス
  • サッカー部やバスケットボール部による試合
  • 教科学習や探究活動の成果を紹介する展示

関東学院六浦では、文化祭の運営にICTも活用しています。

2026年度には、QRコードを利用した来場者受付を導入。生徒が制作した文化祭公式サイトでは、出展企画や会場案内、ステージのスケジュールなどを確認できるようにしています。

また、模擬店の販売ではキャッシュレス決済を採用しています。

こうした仕組みは、来場者の利便性を高めるだけでなく、生徒にとっては企画・広報・運営を考える機会にもなります。

例えば、模擬店を出す場合には、販売する商品の種類だけでなく、必要な材料や費用、衛生管理、販売方法などを考えなくてはなりません。

ステージ発表でも、演奏やパフォーマンスの練習に加えて、会場の準備や進行、来場者への案内が必要です。

関東学院六浦では、六浦祭を学校での学びを社会につなげる機会として位置づけています。

教室で学んだことを展示するだけでなく、来場者と交流し、自分たちの活動を伝えることにも意味があります。

また、六浦祭には保護者や卒業生、地域の人々も訪れます。

受験生にとっては、実際の学校の雰囲気を知る機会です。教室の展示や模擬店だけでなく、生徒会や部活動の生徒が来場者にどのように対応しているかを見ると、学校生活の様子を想像しやすくなります。

六浦祭では、学校側が用意した説明を聞くだけではなく、生徒自身の言葉で学校生活を知ることができます。

礼拝とキリスト教行事|「人になれ 奉仕せよ」を実践する学校生活

関東学院六浦では、毎朝8時25分から礼拝が行われています。

曜日によって礼拝堂に集まる日とホームルーム教室で行う日があり、聖書の言葉や祈りを通して一日を始めます。

日常の礼拝に加え、年間を通してキリスト教に関するさまざまな行事も行われています。

行事時期の目安主な内容
イースター礼拝4月イエス・キリストの復活について学ぶ
花の日礼拝・施設訪問6月花を通して感謝を表し、地域の施設などを訪問する
平和礼拝7月戦争や平和について考える
創立記念礼拝10月関東学院の歴史や校訓を振り返る
宗教改革記念礼拝10月キリスト教の歴史について学ぶ
収穫感謝礼拝11月日々の生活や恵みに感謝する
アドベント礼拝11月クリスマスを迎える準備をする
クリスマス礼拝12月キリストの誕生を祝い、その意味を考える

これらの礼拝は、キリスト教の知識を学ぶだけの行事ではありません。

例えば、花の日礼拝では、地域の福祉施設などを訪問する活動も行われます。

日頃お世話になっている人々や地域で暮らす人々へ感謝を伝えることを通して、校訓の「奉仕」を具体的な行動につなげています。

また、平和礼拝では、過去の戦争や現代の社会で起きている問題を考える機会が設けられます。

学校では、地球市民講座でも平和や多文化共生について学んでいます。礼拝で考えたことを授業で深めたり、国内外の研修を通して現実の社会と結びつけたりすることができます。

クリスマスの時期には、学院クリスマスコンサートやクリスマス礼拝が行われます。

2025年12月には、元プロ野球選手のマット・マートン氏を招いた特別礼拝も実施されました。競技生活での経験や信仰について話を聞く機会となり、生徒はスポーツ選手としての経験を通して、生き方や目標について考えました。

関東学院六浦では、こうした宗教行事が特定の学年だけでなく、中高6年間を通して行われます。

キリスト教の信仰を持たない家庭の生徒も入学できますが、毎朝の礼拝や聖書の授業、宗教行事は学校生活の基本的な要素です。

入学を検討する際には、キリスト教教育が日常生活にどのように組み込まれているかを理解しておくとよいでしょう。

選択制グローバル研修|アラスカ・ブルネイ・国内研修まで多彩な体験

関東学院六浦の学校行事の中で、特に学校独自の考え方が表れているのが「選択制グローバル研修」です。

2017年度から導入された制度で、学年全員が同じ目的地へ向かう従来型の修学旅行に代わり、生徒が自分の興味や関心に応じて研修先を選ぶ仕組みです。

研修には海外での語学・文化交流だけでなく、国内での自然科学、防災、歴史、平和学習なども用意されています。

主な研修テーマと行き先を整理すると次のようになります。

研修先・プログラム主な学習内容対象学年の例
アラスカ研修オーロラ、自然環境、地球科学、野生動物などの観察中学1年~高校3年
ブルネイ研修現地校との交流、ホームステイ、宗教・文化・産業の理解募集年度の条件による
マレーシア研修多民族・多宗教社会、現地の生活、異文化交流中学1年~高校3年
カンボジア研修サービス・ラーニング、現地の生徒との交流、社会貢献中学1年~高校3年
台湾研修歴史・文化・社会の学習、現地校との交流中学2年~高校3年
長崎研修キリスト教の歴史、被爆地での平和学習中学2年~高校3年
釜石防災研修東日本大震災の教訓、地域の防災と復興中学1年~高校3年
北海道研修自然環境、農業体験、地域の歴史・文化中学1年~高校3年
屋久島・種子島研修森林と人間の関係、宇宙開発、自然科学中学1年~高校3年
スキー・スノーボード研修雪山でのスポーツ体験、自然との関わり、共同生活中学1年~高校3年
PYT(Plan Your Trip)研修生徒自身が旅行計画を立て、歴史・文化などを調査中学3年~高校3年
English Camp外国人講師との活動、英語での生活・発表体験中学1年生を中心とした対象学年

※実施される研修や募集学年、参加条件、日程は年度によって異なります。すべてのプログラムが毎年実施されるわけではありません。

中でも特徴的なのが、自然科学をテーマとするアラスカ研修です。

アラスカでは、オーロラや寒冷地の自然環境、動植物などに触れ、地球規模の自然現象について考えます。

2026年2月にも研修が行われました。

この研修は語学力の向上だけを目的とするものではありません。理科や自然環境への関心を深め、実際に観察した経験をその後の学習につなげることを重視しています。

また、2026年8月にはブルネイ研修が実施されました。

8月17日から26日までの期間、ブルネイのインターナショナルスクール「St. George’s School」と交流し、ホームステイや現地校の授業参加などを経験しました。

出発前には在日本ブルネイ大使館を訪問し、ブルネイの歴史や文化、日本との関係について学習。現地では在ブルネイ日本大使館も訪れています。

研修中には、ブルネイ川の熱帯雨林や水上集落、イスラム教のモスクなどを見学し、現地の自然や暮らしについて学びました。

さらに、産油地域であるセリアでは石油産業や再生可能エネルギーについて学び、ブルネイ大学の植物研究施設も訪問しています。

英語での授業や現地の生徒との交流に加え、宗教、食文化、自然環境、産業など、さまざまな側面から一つの国を理解する研修です。

国内にも、目的の異なる研修が用意されています。

例えば長崎研修では、キリスト教の歴史と戦争・平和について考えます。釜石防災研修では、東日本大震災の被災地を訪れ、自然災害から命を守るために必要なことを学びます。

また、PYT研修では、生徒自身が旅程や訪問先を考えます。

旅行に参加するだけでなく、何を学ぶために、どこへ行き、どのような活動をするのかを自分たちで決めるところから研修が始まります。

関東学院六浦の研修制度では、海外へ行くことだけを重視しているわけではありません。

自然科学を学びたい生徒、歴史や平和に関心がある生徒、外国語を使って現地の人々と交流したい生徒など、それぞれが自分の関心に応じて学習の場を選べることが特徴です。

ただし、海外研修や一部の国内研修には通常の学費とは別に参加費がかかります。行き先によって費用や期間、募集人数が異なるほか、航空券や宿泊費の変動によって費用が変わる場合もあります。

また、研修の実施には参加人数や渡航先の安全状況なども関わります。希望した研修に必ず参加できるとは限らないため、募集条件や費用については年度ごとに確認する必要があります。

関東学院六浦の学校生活は、六浦祭やスポーツ大会のように仲間と協力する行事と、選択制グローバル研修のように自分の関心を出発点とする活動が組み合わされています。

中学1年生では新しい友人と共同生活を経験し、学年が上がるにつれて文化祭の運営や国内外の研修に主体的に関わるようになります。教室で得た知識を学校の外で確かめ、経験したことを次の学びにつなげることが、関東学院六浦の6年間を特徴づけています。

クラブ活動|全国で活躍するセーリング競技とラグビー、鉄道研究など多彩な活動

関東学院六浦中学校・高等学校では、運動部・文化部を合わせて約30のクラブが活動しています。ラグビーやサッカー、バスケットボールなどの運動部に加え、鉄道研究部、吹奏楽部、軽音楽部、生物部、インターアクト部など、幅広い分野から自分の興味に合った活動を選べます。

中でも、全国大会で優勝を重ねる女子ラグビー部や、鉄道模型の研究・制作から地域イベントの運営まで手がける鉄道研究部は、関東学院六浦を特徴づける存在です。また、2026年には在校生がセーリング競技でインターハイや国民スポーツ大会の全国優勝を果たすなど、学校の内外で競技に打ち込む生徒も活躍しています。

中学校から高校まで継続して活動できるクラブがある一方、学年や競技によって参加条件が異なる部もあります。大会で上位を目指す活動から、ものづくり、音楽、社会貢献まで、放課後の過ごし方にさまざまな選択肢が用意されています。

運動部・文化部を合わせて約30団体|中高6年間で興味を深める

関東学院六浦のクラブ活動は、中学校と高等学校を通した学校生活の重要な一部です。

運動部にはサッカー部、硬式テニス部、ラグビー部、陸上競技部、スキー部などがあり、文化部には吹奏楽部、軽音楽部、鉄道研究部、生物部、化学部、インターアクト部などがあります。

主なクラブを分野別に整理すると、次のようになります。

分類主なクラブ
球技系サッカー部、硬式テニス部、野球部、バレーボール部、バスケットボール部、バドミントン部、卓球部
ラグビー・武道系ラグビー部、女子ラグビー部、剣道部、弓道部
陸上・表現・自然系陸上競技部、スキー部、ダンス部
音楽・舞台系吹奏楽部、軽音楽部、演劇部、聖歌隊、オルガニストギルド
理科・情報・研究系鉄道研究部、生物部、化学部、S.C.S(コンピュータークラブ)
芸術・文化系美術部、漫画研究部、写真部、茶道部、家庭部
社会貢献・交流系インターアクト部、YMCA

※クラブの設置状況や募集学年、活動内容は年度によって変更される場合があります。高校生が中心となる部や、中学生の参加方法が異なる部もあります。

関東学院六浦には、全国大会への出場を目標に競技力を磨く部活動もあれば、日常的な制作や研究、地域との交流を中心とする部活動もあります。

例えば、ラグビー部では日々の練習や試合を通して競技力を高めます。一方、鉄道研究部では模型を設計・制作し、完成した作品を文化祭や地域イベントで公開します。

活動の内容は異なりますが、どちらも一人で完結するものではありません。

ラグビーでは仲間との連携が欠かせず、鉄道研究でも模型を作る生徒、走行を確認する生徒、来場者の案内を担当する生徒などが役割を分担します。

中高一貫校のため、先輩の活動を見ながら技術を学び、学年が上がるにつれて自分が後輩を指導する立場になることもあります。

また、関東学院六浦では、学校説明会に合わせたクラブ体験も行っています。

これまでには、ラグビー、サッカー、硬式テニス、剣道、卓球、バスケットボール、吹奏楽、軽音楽、鉄道研究、茶道などの体験プログラムが設けられました。

入学前から興味のあるクラブがある場合には、実際の活動を見たり、部員や顧問の先生から話を聞いたりすることで、入学後の生活を想像しやすくなります。

セーリング競技で全国優勝|2026年インターハイと国民スポーツ大会で活躍

関東学院六浦の在校生の活躍として、近年特に注目されるのがセーリング競技です。

セーリングは、風の力を利用してヨットを走らせ、決められたコースを進む速さや順位を競うスポーツです。風向きや風速、潮の流れなどを読み取りながら艇を操作する必要があり、体力だけでなく判断力や自然条件への理解も求められます。

関東学院六浦では、2026年に複数の高校生が全国大会で優秀な成績を収めました。

2026年8月13日から16日に和歌山セーリングセンターで開催された全国高等学校総合体育大会ヨット競技では、男子ILCA6級に2名の生徒が出場しました。

大会種目選手成績
2026年全国高校総体男子ILCA6級加原弦季さん(高校2年)全国優勝
2026年全国高校総体男子ILCA6級森郁人さん(高校1年)全国第3位
2026年国民スポーツ大会男子ILCA6級森郁人さん(高校1年)全国優勝

ILCA6級は1人乗りのヨットを使用する競技です。選手は自分自身で帆の調整や進路の判断を行い、変化する風の状況に対応します。

加原さんは2025年のインターハイでも同種目で準優勝しており、2026年には全国優勝を果たしました。

また、森さんはインターハイで第3位に入賞した後、同年9月4日から7日に青森県むつ市で開催された第80回国民スポーツ大会に神奈川県代表として出場し、男子ILCA6級で優勝しています。

同じ年度に、インターハイと国民スポーツ大会の両方で関東学院六浦の生徒が全国優勝を果たしたことになります。

ただし、これらは関東学院六浦に在籍する生徒個人の競技実績であり、学校にセーリング部が常設されていることを意味するものではありません。

学校のクラブ活動一覧には、ヨット部・セーリング部は掲載されていません。そのため、入学後に学校のクラブ活動としてセーリングを始められると考えるのではなく、競技を継続したい場合には、練習場所や所属団体、学校生活との両立について個別に確認する必要があります。

金沢八景は海に近い地域ですが、海が近いことと、学校に専用の競技施設や指導体制があることは別です。

一方で、学校外の競技活動に打ち込みながら学業を続け、全国レベルの実績を残している生徒がいることは、関東学院六浦の学校生活を知るうえで参考になります。

学校内の部活動に限らず、本人が熱中しているスポーツや活動を6年間続けたい家庭にとっても、学習との両立の仕方を考える材料になるでしょう。

女子ラグビー部・男子ラグビー部|全国大会での実績と中高の競技環境

関東学院六浦の運動部で特に充実した活動実績を持つのがラグビー部です。

男子ラグビーに加え、女子ラグビーにも取り組める環境があり、高校の女子ラグビー部は全国大会で複数回の優勝を果たしています。

女子ラグビー部は2015年に創部されました。神奈川県内で初めて設立された高校女子ラグビー部として、当初は4名の部員から活動を始めています。

2017年には単独チームでの活動が可能となり、その後、全国大会や国際大会で実績を重ねてきました。

近年の主な成績は次のとおりです。

年度大会・競技主な成績
2019年全国大会・国際大会全国準優勝、サニックスワールドユース世界第3位
2023年第6回全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会全国優勝
2024年第7回全国U18女子セブンズラグビーフットボール大会2年連続全国優勝
2025年サニックスワールドラグビーユース交流大会・女子セブンズ優勝

セブンズとは、7人制ラグビーのことです。一般的な15人制ラグビーよりも少ない人数で競技を行い、広いフィールドを走る力や素早い判断、チームの連携が求められます。

2024年の全国U18女子セブンズ大会では、決勝で京都成章高等学校と対戦し、14対5で勝利しました。

2025年には福岡県宗像市で開催されたサニックスワールドラグビーユース交流大会の女子セブンズ部門でも優勝しています。国内外のチームが参加する大会で、全試合に勝利して頂点に立ちました。

競技施設としては、学校の人工芝グラウンドに加え、関東学院大学の天然芝グラウンドなども活用しています。

女子ラグビー部では、競技力の向上だけでなく、ニュージーランドへの遠征などを通して海外の選手と交流する活動も行われています。

海外でのラグビー経験は、英語を使う機会になるだけでなく、異なる国や地域の選手と同じ競技を通して関わる経験にもなります。

一方、男子ラグビー部も神奈川県内の強豪校との対戦を重ねています。

2026年5月には、関東高等学校ラグビーフットボール大会神奈川県予選の3位決定戦で慶應義塾高等学校と対戦しました。

試合は26対26の引き分けとなり、関東学院六浦は神奈川県第3位として関東大会への出場を決めています。

2026年には男子ラグビー部もニュージーランド遠征を実施しており、競技を通して海外と交流する機会が設けられています。

ただし、中学校から入学する場合には、中学ラグビーと高校ラグビーの活動体制を分けて理解しておく必要があります。

高校女子ラグビー部の実績をそのまま中学生の活動内容と考えるのではなく、入部可能な学年、練習への参加条件、活動場所などを確認したいところです。

また、ラグビー以外の運動部も活動しています。

2026年には中学サッカー部が横浜市長旗杯のブロック予選で優勝しました。剣道部でも金沢区の大会で、中学生・高校生がそれぞれ優勝や準優勝の成績を収めています。

このほか、バスケットボール、バレーボール、バドミントン、硬式テニス、卓球、陸上競技、スキーなど、幅広い競技から選択できます。

学校内で競技を始めることも、経験してきたスポーツを中高6年間でさらに深めることも考えられます。

鉄道研究部|全国最優秀賞からミニ電車の製作・地域イベントまで

関東学院六浦の文化部の中で、全国的にも特徴的な活動を行っているのが鉄道研究部です。

鉄道研究部は2010年に創設され、鉄道模型の研究・制作、乗用できるミニ電車の開発、部誌の制作、鉄道イベントの企画・運営などに取り組んでいます。

鉄道研究部というと、鉄道の写真を撮影したり、旅行をしたり、列車の形式や路線について調べたりする活動を想像するかもしれません。

関東学院六浦では、そうした鉄道への興味を出発点としながら、実際に走行する車両やジオラマを作り、一般の来場者に楽しんでもらう活動にも力を入れています。

2026年6月時点の部員数は、中学生27名、高校生25名の合計52名です。

項目内容
創設2010年4月
部員数52名(2026年6月時点)
中学生27名
高校生25名
活動内容鉄道ジオラマ模型、乗用ミニ電車の研究・制作、部誌編集、イベント企画・運営
主な製作物Nゲージ模型、5インチゲージ・15インチゲージのミニ電車など

鉄道模型の分野では、2018年に大きな実績を残しました。

同年8月に開催された第10回全国高等学校鉄道模型コンテストでは、Nゲージモジュール部門で文部科学大臣賞(最優秀賞)を受賞しています。

さらに、ドイツ・シュツットガルトで開催されたヨーロピアンNスケールコンベンションにも招待され、第3位に入賞しました。

この活動は神奈川県内でも評価され、部員は神奈川県知事を表敬訪問し、金沢区民栄誉賞も受賞しています。

ただし、鉄道研究部の活動はコンテストへの出品だけではありません。

特徴的なのが、人が乗れるミニ電車の製作です。

5インチゲージや15インチゲージの車両を制作し、文化祭や地域イベントで実際に走らせています。

5インチゲージは、レールの幅が約12.7cmの小型鉄道です。ミニチュアでありながら、乗客を乗せて走行できる車両もあり、車体や台車、駆動部分、安全装置などを考えて設計する必要があります。

関東学院六浦の鉄道研究部では、客車に動力を取り付けたり、車両同士の連結構造を工夫したりするなど、独自の開発も進めています。

実際に人が乗る車両を作る場合には、見た目を再現するだけでなく、安全に走行できる強度や安定性も求められます。

設計と製作を繰り返し、試運転で問題を見つけ、改良していく作業は、ものづくりの学習にもつながります。

また、完成した車両は学校内だけでなく、地域のイベントでも運行されています。

鉄道研究部は、鉄道会社や商店街、自治会、公共施設などと協力し、年間20か所以上のイベントに参加してきました。

地域イベントでは、車両を運転するだけでなく、線路の設置や撤収、乗車案内、安全確認、来場者への対応なども部員が担当します。

2026年10月には、学校内で「KGMミニトレインフェスティバル」を開催する企画も設けられ、5インチ・15インチゲージのミニ電車に来場者が乗車できる体験会が案内されています。

こうした活動では、鉄道の知識や工作技術に加えて、イベントを運営する力も必要です。

例えば、小さな子どもが安全に乗車できるように案内したり、列車の発車時刻や乗車待ちの列を管理したりする場面もあります。

関東学院六浦の鉄道研究部は、鉄道への関心を自分たちだけで楽しむことにとどめず、研究・製作したものを地域の人々と共有する活動へと広げています。

鉄道が好きな子はもちろん、工作や電気、機械、プログラミング、イベント運営に興味がある子にとっても、取り組める分野の多いクラブです。

吹奏楽・軽音楽・科学・ボランティア|文化部にも広がる活動の選択肢

関東学院六浦では、鉄道研究部以外にも多くの文化部が活動しています。

特に音楽分野では、吹奏楽部と軽音楽部がそれぞれ特色ある活動を行っています。

吹奏楽部は、学校行事や定期演奏会などで演奏するほか、吹奏楽コンクールやアンサンブルコンテストにも参加しています。

2026年には第31回定期演奏会を開催しました。また、受験生を対象とする体験入部会も実施しており、楽器の演奏経験がない児童・生徒にも活動を紹介しています。

吹奏楽では、自分が担当する楽器の技術を高めることに加えて、ほかの楽器と音を合わせる必要があります。

例えば、同じ旋律を演奏していても、金管楽器と木管楽器では音色や音量が異なります。全体の演奏をまとめるには、周囲の音を聞きながら、自分の演奏を調整することが大切です。

一方、軽音楽部では、バンドを組んでギター、ベース、ドラム、キーボード、ボーカルなどを担当し、ライブや大会に向けて練習します。

校内には専用の部室があり、演奏用の機材や設備が整えられています。

2026年9月23日に開催された全国高校軽音楽部大会「we are SNEAKER AGES」の関東甲信越地区グランプリ大会では、軽音楽部が大阪芸術大学賞(第3位)を受賞しました。

この結果、2026年12月27日に大阪で開催される全国大会への出場権を獲得しています。

軽音楽部は2025年にも同地区の大会で第3位に入賞しており、2年連続で全国大会出場を決めました。

楽器の演奏経験がある生徒だけでなく、中学校入学後に新しく楽器を始めたい生徒にも、見学や体験の機会があります。

また、関東学院六浦には、音楽や芸術をキリスト教教育と結びつけた活動もあります。

聖歌隊では礼拝やクリスマスなどの行事で歌い、オルガニストギルドでは礼拝で使用するオルガンに関わる活動を行います。

このほか、興味に応じて次のような文化部も選べます。

クラブ主な活動内容
生物部生物の観察・採集、飼育、調査、研究成果の発表など
化学部化学実験や科学に関する研究
S.C.Sコンピューターや情報技術に関する活動
美術部絵画や作品制作、展示活動
漫画研究部漫画やイラストの制作
写真部写真撮影、作品制作・発表
演劇部演技、舞台制作、公演に向けた練習
茶道部茶道の作法、稽古、文化祭などでの活動
家庭部調理や手芸など、生活に関わる制作活動
インターアクト部地域や社会に関わるボランティア、国際理解活動
YMCA福祉活動や社会奉仕を中心とする活動

生物部では、学校周辺の自然環境を調べたり、観察や実験を通して生物への理解を深めたりします。

関東学院六浦は海に近い地域にあり、野島や平潟湾などの自然環境も身近です。生物の観察や環境に関するテーマを考える際には、地域の自然そのものが学習の対象になります。

また、インターアクト部やYMCAでは、福祉施設での活動、地域の人々との交流、募金活動など、社会貢献につながる取り組みが行われています。

関東学院六浦の校訓は「人になれ 奉仕せよ」です。

授業や礼拝で他者との関わり方について考えるだけでなく、放課後の部活動で実際に人々と関わり、自分たちにできることを考える機会があります。

文化部の活動には、全国大会への出場を目指すものもあれば、日常の研究や制作、地域交流などを中心とするものもあります。

中学校入学時点で特定の分野に詳しくなくても、活動を通して知識や技術を身につけ、興味を広げることができます。

部活動と学習の両立|活動時間・費用・中高での継続を確認したい

関東学院六浦では、通常授業の終了後、16時ごろから部活動が始まります。

中学生の下校時刻は18時です。高校生については、部活動や校内での自習などのため、18時45分まで学校に残ることができます。

学校から金沢八景駅までは徒歩約15分ですが、18時10分と18時45分には生徒専用の無料下校バスも運行されています。

主な放課後の時間は次のとおりです。

時刻学校生活
15:45終鈴・清掃
16:00ごろ部活動開始
18:00中学生の下校時刻
18:10生徒専用の無料下校バスが学校を出発
18:45高校生の最終下校時刻・無料下校バス出発

※大会前の練習、休日の活動、校外での試合や行事などは、通常の活動時間とは異なる場合があります。

運動部の中には、平日の練習に加えて土曜日・日曜日にも試合や練習を行う部があります。

文化部でも、吹奏楽部や軽音楽部の大会前、鉄道研究部のイベント準備期間などには、普段より活動時間が増えることがあります。

例えば、鉄道研究部では学校外のイベントに参加する機会が多いため、休日に車両の運搬や設営、運行、撤収などを行う場合があります。

また、ラグビー部では公式戦のほか、合宿や海外遠征などが実施されることもあります。

部活動を選ぶ際には、活動内容だけでなく、次のような点も確認しておくとよいでしょう。

  • 活動日数:平日に週何日活動するのか、休日の練習はどの程度あるのか。
  • 中学生の参加条件:中学1年生から入部できるか、高校生中心の活動にどのように参加するのか。
  • 活動場所:校内で練習するのか、大学の施設や校外の会場も利用するのか。
  • 必要な費用:ユニフォーム、楽器、用具、合宿、遠征、イベント参加などに別途費用がかかるか。
  • 学習との両立:定期試験前の活動、補習への参加、家庭学習の時間をどのように確保するか。
  • 高校での継続:中学卒業後も同じクラブで活動できるか、高校での活動方針が変わるか。

関東学院六浦では、中学3年生からスタンダードクラスとアドバンスドクラスに分かれ、高校ではGLEクラスなども設けられています。

また、選択制グローバル研修や英語検定対策、探究活動など、通常の授業以外にも取り組む機会があります。

そのため、部活動を優先して取り組みたい生徒も、学習や海外研修を中心に考えたい生徒も、時間の使い方を意識する必要があります。

特に中学1年生では、毎日の通学に慣れ、授業の予習・復習を進めるだけでも時間が必要になることがあります。

入学直後から活動量の多いクラブに参加する場合には、通学時間や帰宅後の生活も含めて考えておきたいところです。

一方、関東学院六浦には、週末の大会に出場する運動部から、ものづくりや文化活動、ボランティアに取り組む文化部まで、幅広い選択肢があります。

競技の経験が豊富な生徒が全国大会を目指すこともあれば、中学校に入って初めて楽器や工作に触れ、6年間で技術を磨くこともできます。

自分の好きなことを見つけ、仲間と協力しながら続けていく。関東学院六浦のクラブ活動は、全国大会での成績だけでなく、研究や制作、地域との交流など、生徒が学校の外へも活動を広げられる点に特徴があります。

学校説明会や六浦祭では、部活動の演奏や展示、ミニ電車の乗車体験など、実際の活動に触れられる機会があります。興味のあるクラブについては、可能な範囲で体験や見学に参加し、活動している生徒の様子や練習内容を確かめてみるとよいでしょう。

進学実績と卒業後の進路|国内外の大学進学と関東学院大学への推薦制度

関東学院六浦中学校・高等学校では、系列の関東学院大学への進学制度を設けながら、国公立大学や私立大学、海外大学など、幅広い進路に対応した指導を行っています。

2026年3月の高校卒業生225名のうち、189名が4年制大学へ進学しました。4年制大学への進学率は84.0%で、卒業生の大多数が大学進学を選んでいます。

大学合格実績では、東京科学大学や横浜市立大学などの国公立大学、早稲田大学・上智大学・GMARCHなどの私立大学に合格者を出しています。また、マレーシアや台湾、タイなどの海外大学にも進学の道が広がっています。

中学校段階からキャリア教育や模擬試験を実施し、高校では進路希望に応じた学習指導を行います。GLEクラスでは、英語力や探究活動の成果を生かした海外大学進学、国内大学の総合型選抜・学校推薦型選抜なども視野に入れています。

2026年春の卒業生225名|4年制大学への進学率は84.0%

関東学院六浦高等学校の2026年3月卒業生は225名です。

卒業後の進路を整理すると、4年制大学への進学者が189名、専門学校などへの進学者が12名、進学準備者が20名となっています。

進路区分人数割合
4年制大学189名84.0%
短期大学0名0.0%
専門学校・各種学校12名5.3%
進学準備20名8.9%
その他4名1.8%
卒業生合計225名100.0%

※2026年3月卒業生の進路状況。割合は卒業生225名に対する比率で、小数第2位を四捨五入しています。

4年制大学への進学者189名は、卒業生225名の84.0%に当たります。

この数字は、合格した大学の延べ人数ではなく、実際に4年制大学へ進学した卒業生の人数を表しています。

大学合格実績を見る際には、「合格者数」と「進学者数」を区別することが重要です。

例えば、ある生徒が明治大学、立教大学、法政大学の3大学に合格した場合、大学合格実績にはそれぞれ1名ずつ計上されます。しかし、その生徒が最終的に進学できる大学は1校です。

そのため、大学合格者数を単純に卒業生数で割っても、大学への進学率にはなりません。

関東学院六浦の2026年春の進路状況では、大学に進学した生徒が全体の8割を超えています。一方、約9%は進学準備を選んでおり、卒業後に改めて大学受験に取り組む生徒もいます。

2024年春の卒業生164名では、4年制大学への進学者は132名で、進学率は80.5%でした。

2026年春は卒業生数が225名と増加していますが、4年制大学への進学率も84.0%となっています。

ただし、2026年の卒業生には高校から入学した生徒も含まれます。この数値は高等学校全体の進路状況であり、中学校から入学した生徒だけの進学率ではありません。

また、大学進学率が高いことと、全員が難関大学へ進学することは別です。関東学院六浦では、大学の難易度だけでなく、本人の希望する学問分野や将来の職業を踏まえた進路選択を重視しています。

国公立大学の合格実績|2026年春は東京科学大学・横浜市立大学など計10名

関東学院六浦高等学校では、国公立大学への合格者も毎年出ています。

2026年春には、東京科学大学、電気通信大学、横浜市立大学、神奈川県立保健福祉大学などに合格者を出し、学校の集計では国公立大学等の合格者は計10名でした。

2026年春の主な合格実績は次のとおりです。

大学名2026年春の合格者数
東京科学大学1名
電気通信大学1名
信州大学1名
横浜市立大学2名
神奈川県立保健福祉大学3名
福井県立大学1名
防衛医科大学校1名
合計10名

※学校の国公立大学等の合格実績には、防衛医科大学校1名が含まれています。

2026年には東京科学大学や電気通信大学といった理工系大学に加え、横浜市立大学や神奈川県立保健福祉大学など、神奈川県内の公立大学にも合格者を出しています。

神奈川県立保健福祉大学への合格者は3名で、医療・福祉系の進路を選ぶ生徒がいることもわかります。

過去の国公立大学合格実績を見ると、東京大学や九州大学、横浜国立大学などへの合格者も出ています。

卒業年度国公立大学等の合格者数主な合格大学
2023年春4名東京大学、横浜国立大学など
2024年春4名筑波大学、東京学芸大学、神奈川県立保健福祉大学など
2025年春3名横浜国立大学、東京海洋大学、神奈川県立保健福祉大学
2026年春10名東京科学大学、電気通信大学、横浜市立大学など

2023年春には東京大学に1名、横浜国立大学に1名が合格しています。

その後、2024年春と2025年春の国公立大学合格者数はそれぞれ4名、3名でしたが、2026年春には10名となりました。

もっとも、卒業生225名に対する国公立大学等の合格者数は10名であり、学校全体として国公立大学への進学が中心というわけではありません。

関東学院六浦では私立大学への進学を選ぶ生徒も多く、進路希望に応じた科目選択や指導を行っています。

国公立大学を志望する場合には、大学入学共通テストで必要となる科目数や、個別試験の出題科目を踏まえた学習計画が必要です。

特に理工系や医療系の国公立大学では数学・理科の学習が重要になるため、高校での科目選択を早い段階から考えておく必要があります。

私立大学の合格実績|早稲田・上智・GMARCHから理工系・医療系大学まで

関東学院六浦高等学校の進学実績では、私立大学への合格者が多くなっています。

2026年春は、早稲田大学3名、上智大学1名、東京理科大学5名に合格しました。

GMARCHでは、立教大学18名、明治大学10名、法政大学5名、中央大学4名、青山学院大学3名、学習院大学3名となっており、6大学の合格者数は延べ43名です。

主な私立大学の合格実績を、2025年春と2026年春で比較すると次のようになります。

大学名2025年春2026年春
早稲田大学2名3名
上智大学3名1名
東京理科大学4名5名
学習院大学1名3名
明治大学6名10名
青山学院大学6名3名
立教大学13名18名
中央大学1名4名
法政大学14名5名
GMARCH合計41名43名
成蹊大学0名2名
成城大学0名5名
明治学院大学8名4名
神奈川大学19名18名
日本大学6名10名
東洋大学10名9名
専修大学10名4名
北里大学5名7名
東京都市大学6名7名
東京農業大学1名11名

※数字は延べ合格者数です。同じ生徒が複数の大学・学部に合格した場合は、それぞれ計上されます。0名は該当年度の合格実績がないことを表しています。

2026年春の結果で目立つのが、立教大学の18名と明治大学の10名です。

立教大学は2025年春の13名から18名へ、明治大学は6名から10名へ増加しています。

一方、青山学院大学や法政大学では前年度より合格者数が減少しており、大学ごとの結果には年度差があります。

学校全体の私立4年制大学の延べ合格者数は、2025年春の295名から2026年春には311名となりました。

ただし、2025年春の卒業生は196名、2026年春は225名です。卒業生数も増加しているため、延べ合格者数の増加だけで進学指導の成果を判断することはできません。

また、関東学院六浦では、いわゆる難関私立大学だけでなく、理工系・医療系・芸術系などの大学にも合格者を出しています。

2026年春には、東京農業大学11名、北里大学7名、東京都市大学7名、東京理科大学5名、東京工科大学5名など、理系分野への合格実績があります。

医療系では、日本医科大学や埼玉医科大学、順天堂大学、湘南鎌倉医療大学などにも合格者を出しています。ただし、医学系大学への合格者数は医学部医学科に限定した数字ではなく、各大学のほかの学部への合格を含む場合があります。

芸術・文化系では、多摩美術大学、昭和音楽大学、洗足学園音楽大学などへの合格実績もあります。

関東学院六浦では、主要教科の学力を伸ばすことに加えて、芸術や探究活動、部活動などに取り組めます。

その経験を通して、一般的な文系・理系の区分だけでは収まらない進路を考える生徒もいることがわかります。

関東学院大学への学院内選抜制度|2026年春の内部推薦進学率は8.4%

関東学院六浦中学校・高等学校は、学校法人関東学院に属する学校で、系列大学として関東学院大学があります。

関東学院大学には、経済学部、経営学部、法学部、国際文化学部、社会学部、理工学部、建築・環境学部、看護学部など、幅広い学問分野が設けられています。

関東学院六浦高等学校からは、学院内選抜制度を利用して関東学院大学へ進学する道があります。

2026年春の関東学院大学への合格者数は38名でした。

ただし、この38名全員が系列大学へ進学したわけではありません。

高校卒業生の進路状況では、2026年春の内部推薦進学率は8.4%です。卒業生225名に対して約19名に相当します。

項目2026年春の実績
高校卒業生数225名
関東学院大学への合格者数38名
内部推薦進学率8.4%
内部推薦による進学者数の目安約19名

※「合格者数」と「内部推薦による実際の進学者数」は異なります。約19名は卒業生数と公表された進学率から換算した人数です。

2024年春の内部推薦進学率は12.8%で、卒業生164名に対して約21名に相当しました。

このように、関東学院六浦は系列大学への内部推薦制度を備えているものの、卒業生の大半が関東学院大学へ進む学校ではありません。

むしろ、国公立大学や他の私立大学、海外大学など、幅広い進路を考える生徒が多い学校です。

学院内選抜制度を利用するには、学校が定める学業成績やその他の条件を満たす必要があります。

また、学部や学科ごとに受け入れ人数や選抜条件が異なる場合があり、希望する学部へ無条件で進学できるわけではありません。

中学受験の段階で系列大学への進学を重視する場合には、次のような点を確認しておきたいところです。

  • 学院内選抜の対象となる学部・学科
  • 必要な学業成績や出席状況などの基準
  • 学部ごとの推薦枠と選抜方法
  • 他大学受験との併願が可能かどうか
  • 内部推薦の出願・選考時期
  • 推薦を利用した場合の入学手続きや辞退条件

特に重要なのが、他大学受験との関係です。

系列大学への進学制度があるからといって、必ずしも関東学院大学への推薦を確保したまま、すべての他大学を自由に受験できるとは限りません。

推薦制度の種類や出願条件によって取り扱いが異なるため、最新の学院内選抜制度を確認する必要があります。

また、関東学院六浦では、大学入学前から関東学院大学の授業を履修できる「特別科目履修生」制度も設けています。

高校在学中に大学のデータサイエンス関連科目などを学び、一定の条件を満たすことで大学の単位を取得できる仕組みです。

データサイエンスとは、統計学や数学、情報技術などを利用して大量のデータを分析し、そこから意味のある情報を見つけ出す学問分野です。

関東学院大学への進学を考えている生徒だけでなく、大学での学びがどのようなものかを知りたい生徒にとっても、専門的な学習に触れる機会になります。

海外大学への進学実績|2026年春は7名、海外進学を支える新たな制度も

関東学院六浦では、国内大学だけでなく海外大学への進学にも力を入れています。

2026年春の海外大学合格者数は7名です。

マレーシアや台湾、タイなどの大学に合格者を出しており、2025年春にはアメリカやオランダなどの大学への合格実績もあります。

2026年春の海外大学合格実績は次のとおりです。

大学名国・地域合格者数
Assumption Universityタイ1名
Monash University Malaysiaマレーシア1名
Sunway Universityマレーシア2名
Taylor’s Universityマレーシア2名
國立中興大學台湾1名
合計7名

※2026年春の海外大学合格者数であり、実際に海外大学へ進学した人数とは異なる場合があります。

関東学院六浦では、2024年春に7名、2025年春に8名、2026年春に7名と、近年は継続して海外大学への合格者を出しています。

近年の進学先を見ると、マレーシアの大学が複数含まれていることがわかります。

マレーシアには英語で授業を行う大学や、欧米の大学と連携した教育課程を持つ大学があります。

例えば、Monash University Malaysiaはオーストラリアのモナシュ大学のマレーシアキャンパスです。日本から海外大学進学を考える場合、アメリカやイギリスだけでなく、アジアの英語による教育環境も選択肢となります。

また、関東学院六浦では、海外大学進学を希望する生徒を支援するため、学校内に国際センターを設けています。

海外の教育制度や大学出願に関する情報を提供し、英語資格試験や留学制度などについても相談できる体制です。

2026年には、海外大学進学に関する新たな制度も整備されました。

まず、2026年2月にはアメリカの大学進学支援プログラム「NCN Pathways」の認定校となりました。

この制度により、関東学院六浦の生徒は、所定の条件を満たすことで、アメリカの16大学を対象とする指定校推薦制度を利用できるようになりました。

対象となる大学には、カンザス州立大学、ネブラスカ大学、アーカンソー大学などが含まれています。

また、大学や成績によっては奨学金の対象となる場合もあります。ただし、必要な学業成績や英語力、奨学金の条件は大学によって異なります。

さらに、2026年5月には、マレーシアのUCSI University(UCSI大学)と教育連携協定を締結しました。

この協定では、指定校推薦制度も導入され、マレーシアの大学への進学経路が広がっています。

関東学院六浦では、このほかにDDP(Dual Diploma Program)も用意しています。

DDPは、日本の高校に通いながら、オンラインでアメリカの高校課程を学ぶ制度です。

通常の高校授業とは別に、英語によるオンライン授業やレポート作成などに取り組み、所定の条件を満たすことで日本とアメリカの高校卒業資格の取得を目指します。

海外大学への進学には、英語力だけでなく、学業成績、志望理由書、推薦状、面接など、大学ごとに異なる準備が必要です。

関東学院六浦では、GLEクラスでの英語・探究学習やIELTS対策、海外研修、DDPなどを通して、海外進学に向けた準備の機会を設けています。

一方、海外大学進学には大学ごとの学費や現地での生活費、渡航費なども必要になります。

推薦制度があることと、無条件で入学できることは異なります。海外進学を希望する場合には、英語資格や成績基準、入学後に必要となる費用まで確認することが大切です。

中学1年生から始まる進路指導|キャリア教育・模擬試験・GLEクラスの活用

関東学院六浦では、高校3年生になってから進路を考え始めるのではなく、中学校の段階からキャリア教育を行っています。

中学1年生では「働くとは」というテーマを扱い、中学2年生では「Catch Your Dream」、中学3年生ではファイナンスパークや職業人ガイダンスなどに取り組みます。

大学の学部や職業について知る機会を早い段階から設けることで、高校での科目選択や大学進学につなげています。

各学年の主な進路指導は次のとおりです。

学年主な進路指導・キャリア教育模擬試験の年間実施回数
中学1年キャリア教育「働くとは」3回
中学2年キャリア教育「Catch Your Dream」3回
中学3年ファイナンスパーク、職業人ガイダンス、メディカルセミナー3回
高校1年進路講演会、学問分野別ガイダンス、職業人ガイダンス5回
高校2年進路探究、学問分野別ガイダンス、アカデミックライティング講座7回
高校3年進路探究、大学受験ガイダンス、アカデミックライティング講座7回

※模擬試験の回数や進路行事の内容は、学年や年度によって変更される場合があります。

中学1年生の段階では、大学名や学部名を具体的に決める必要はありません。

「働くとはどのようなことか」「社会にはどのような職業があるのか」といった基本的な問いから、将来について考えることができます。

中学3年生のファイナンスパークでは、収入や支出、家計管理などについて学びます。

将来の職業や生活を具体的に考えることで、大学進学が単に試験に合格するための目標ではなく、その先の生活や仕事につながるものだと理解していきます。

高校では、進路指導の内容がより具体的になります。

高校1年生では学問分野別ガイダンスなどを通して、大学で学べる分野を知ります。高校2年生では進路希望に応じた科目選択が増え、大学入試で必要となる学習に取り組みます。

さらに、高校ではKGMメディカルセミナーも開催されています。

医療系分野への進学を考える生徒を対象として、医療現場で働く人々や大学教員などを講師に招き、医療の仕事や学問について学びます。

医師や看護師などの職業を目指す場合、大学で必要な学力だけでなく、実際の医療現場でどのような仕事をするのかを知ることも重要です。

関東学院六浦では、大学進学の先にある職業や社会との関わりも考えられるようにしています。

学習面では、日々の授業に加えて指名制補習や発展的な補講、オンライン学習教材などを活用しています。

また、進路指導室では大学入試の過去問題集や進路情報誌などを閲覧でき、模擬試験の結果を踏まえた面談も行っています。

高校のGLEクラスでは、一般選抜とは異なる進学方法にも対応する教育課程を組んでいます。

例えば、総合型選抜では、大学によって志望理由書や活動報告書、小論文、面接、プレゼンテーションなどが課されます。

そのため、GLEクラスでは英語の授業だけでなく、論理言語力、小論文、アカデミックラボなどの学習を重視しています。

企業や自治体と連携した探究活動を通して社会の問題を調べ、自分の考えをまとめ、他者へ発表する経験を積み重ねていきます。

ただし、探究活動に取り組んだことだけで大学に合格できるわけではありません。総合型選抜や学校推薦型選抜でも、大学が定める学力・英語資格・評定などの条件を満たす必要があります。

また、理系学部や一般選抜を中心とした大学受験を考える場合には、数学や理科などの教科学習を十分に進めることが求められます。

関東学院六浦では、系列大学への推薦、国内大学の一般選抜、総合型選抜・学校推薦型選抜、海外大学進学など、複数の進路が用意されています。

そのため、中学入学時点で将来の進学先が決まっていなくても、キャリア教育や授業、部活動、海外研修などを通して関心を広げ、高校で進路を具体化していくことができます。

系列大学への進学制度を持ちながら、それ以外の進路も広く選べることが、関東学院六浦の進路指導の特徴です。

一方、どのような大学を目指す場合でも、最終的には本人の学習への取り組みが重要になります。学校に用意された制度や講座をどのように利用し、自分の希望する進路へつなげていくかが、中高6年間の課題となります。

学費や諸経費について|入学時の費用から海外研修・高校進学まで

関東学院六浦中学校の学費は、入学時に納入する入学金・特別施設費と、入学後に毎月納入する授業料・施設費・校費などによって構成されています。

2027年度入学生の入学手続時納入金は430,000円です。また、2026年度の学費を基準とすると、入学後の月額納入金は58,300円、年額では699,600円となります。

ただし、この金額には制服・指定用品、学習用端末、教材費、宿泊行事費、選択制グローバル研修の参加費などがすべて含まれているわけではありません。

特に関東学院六浦では、国内外の研修や留学、部活動などに多くの選択肢があるため、学校生活でどのような活動に参加するかによって、家庭ごとの教育費に差が生じます。

また、併設高校への進学時には、改めて入学金を納める必要があります。中学校入学時の費用だけでなく、高校卒業までの6年間を見通して考えることが大切です。

2027年度の入学時納入金|入学金230,000円と特別施設費200,000円

関東学院六浦中学校の2027年度入学生が、合格後の入学手続で納入する金額は次のとおりです。

項目金額内容
入学金230,000円入学手続時に納入する費用
特別施設費200,000円入学時に納入する施設関係の費用
合計430,000円入学手続完了までに必要な納入金

2027年度入試では、入学金と特別施設費を一括で納入する方法と、期限を分けて納入する方法が用意されています。

一括納入の場合は、入学金の納入期限までに430,000円を納めます。

分割納入の場合は、先に入学金230,000円を納め、その後、特別施設費200,000円を所定の期限までに納入します。

通常の中学入試における主な納入期限は次のとおりです。

項目2027年度入試の期限
A・B日程などの入学金納入期限2027年2月4日(木)12:00
C日程の入学金納入期限2027年2月6日(土)12:00
特別施設費の納入期限2027年2月7日(日)17:00
国公立中高一貫校受検者の特別施設費延納期限2027年2月10日(水)15:00

※入試区分によって納入期限が異なります。帰国生入試や追試験については、それぞれの手続日程が設定されています。

入学金と特別施設費の納入には、クレジットカード、コンビニエンスストア、ペイジー対応金融機関ATMなどを利用できます。支払方法に応じて、別途決済手数料が必要です。

また、2027年度入試では、入学手続を完了した後に辞退する場合の返金制度も設けられています。

2027年2月26日(金)16:00までに学校へ連絡した場合、特別施設費200,000円が返金されます。

ただし、一度納入した入学金230,000円は返金されません。

例えば、入学手続時に430,000円を納めた後、他校への進学を決めて期限内に辞退した場合、特別施設費200,000円が返金対象となり、入学金230,000円は家庭の負担として残ります。

この制度があることで、併願校の合格発表を待ちながら進学先を検討しやすくなりますが、返金を受けられるのは所定の条件と期限を満たした場合に限られます。

また、国公立中高一貫校を受検する場合には、対象となる教科型入試の受験生に限り、特別施設費の延納措置を利用できます。申請には国公立中高一貫校の受検票の写しが必要です。

なお、延納できるのは特別施設費であり、入学金の納入期限が延長されるわけではありません。

複数校を受験する家庭では、合格発表日だけでなく、入学金の納入期限や返金条件も含めて出願計画を立てておきたいところです。

授業料・施設費・校費|月額58,300円、年間699,600円が基本

入学後は、授業料や施設費、校費などを毎月納入します。

2027年度の中学校募集要項には、参考として2026年度の月額納入金が掲載されています。

内訳は次のとおりです。

項目月額年額換算
授業料42,500円510,000円
施設費8,500円102,000円
校費5,300円63,600円
生徒会費500円6,000円
PTA(六穂会)会費1,300円15,600円
同窓会(六葉会)費200円2,400円
合計58,300円699,600円

※2026年度の月額納入金をもとに、12か月分として年額を計算しています。2027年度以降の金額は変更される可能性があります。教材費や宿泊行事費などは含まれていません。

最も大きな割合を占めるのは授業料で、年額510,000円です。

施設費は年額102,000円、校費は63,600円となっています。これらは、学校の教育活動や施設の維持管理などに関わる費用です。

また、生徒会費、PTA会費、同窓会費も毎月の納入金に含まれています。

PTA組織は「六穂会」、同窓会組織は「六葉会」と呼ばれています。

それぞれ学校行事の支援や保護者の交流、卒業生とのつながりなどに関わる組織です。

なお、授業料とは別に「施設費」が毎月徴収されますが、入学時の「特別施設費」とは異なる納入項目です。

したがって、入学時に特別施設費200,000円を納めれば、その後の施設費が不要になるわけではありません。

中学校3年間を通して考えると、月額納入金が2026年度の金額から変わらない場合、年間699,600円を3年間納めることになります。

計算上は、699,600円×3年間で2,098,800円です。

ただし、これは授業料や校費などの定期的な納入金に限った金額です。実際には、このほかに教材や学校行事などの費用が発生します。

また、在学中に授業料や各種納入金が改定される場合があります。中学3年間の費用を見積もる際には、現在の金額を固定費として計算するだけでなく、一定の余裕を持たせて考えるとよいでしょう。

入学初年度と中高6年間の費用|高校進学時にも入学金が必要

入学金・特別施設費と、毎月の授業料等を合計すると、入学初年度に必要となる基本的な納入金を計算できます。

2027年度の入学時納入金と、2026年度の月額納入金を組み合わせた参考額は次のとおりです。

項目金額
入学金230,000円
特別施設費200,000円
授業料等(12か月分)699,600円
初年度合計1,129,600円

この金額は、入学初年度に必要となる費用のうち、基本的な学校納入金を合計したものです。

初年度に実際に支払う費用の総額ではありません。

制服、通学用品、学習用端末、教材、宿泊行事などの費用が別途必要になるため、実際の初年度負担は1,129,600円を上回ることになります。

さらに、関東学院六浦中学校から併設の関東学院六浦高等学校へ進学する際には、改めて入学金を納める必要があります。

現行の案内では、高校進学時の入学金は230,000円です。中学入学時と異なり、通常の内部進学時には特別施設費200,000円を再度納める形にはなっていません。

この点を踏まえ、現在の基本納入金が6年間変わらないと仮定すると、次のような金額になります。

学年基本納入金の参考額内訳
中学1年1,129,600円入学金・特別施設費・授業料等
中学2年699,600円授業料等
中学3年699,600円授業料等
中学校3年間2,528,800円基本納入金の合計
高校1年929,600円高校進学時の入学金・授業料等
高校2年699,600円授業料等
高校3年699,600円授業料等
高校3年間2,328,800円公的補助適用前の参考額
中高6年間合計4,857,600円基本納入金のみ

※中学入学時の入学金・特別施設費は2027年度募集要項、高校進学時の入学金は現行の学校案内、月額納入金は2026年度の金額を使用しています。6年間の学費が同額であることを保証するものではありません。

※高校の授業料等に対する国・自治体の補助は差し引いていません。また、制服・教材・学習用端末・行事・研修・部活動・交通費などは含まれていません。

6年間で約486万円という金額は、あくまで学校に定期的に納める基本費用の参考額です。

実際には、初年度の指定用品購入や、学年ごとの教材費、海外研修への参加などによって追加費用が生じます。

一方、高校段階では国や神奈川県による授業料補助制度を利用できる場合があり、補助適用後の実質負担額は家庭によって異なります。

このため、中高6年間の家計負担を考える際には、基本納入金と追加費用、公的補助を分けて把握することが大切です。

制服・教材・Chromebookなどの費用|入学前後に必要となる指定用品

関東学院六浦中学校では、指定の制服や体育用品などを使用します。

制服はブレザーを基本としたデザインで、中学校と高等学校ではネクタイ・リボンタイの色が異なります。

学校指定のニットベストやポロシャツ、パーカーなども用意されており、季節や学校生活に合わせて着用します。

また、女子用のスラックスもあります。

入学前には制服の採寸日が設けられており、2027年度入学生については、2027年2月11日または13日に採寸日が予定されています。

学校生活で使用する主な用品は次のとおりです。

項目主な内容費用の扱い
制服ブレザー、スラックス・スカート、ネクタイ・リボンなど入学時などに別途購入
夏服・防寒用品ポロシャツ、ニットベスト、パーカーなど必要に応じて購入
体育用品体育着、運動靴など学校の指定に応じて購入
通学用品通学用のバッグなど指定・推奨用品の案内に従って準備
学習用端末Chromebook購入費用が必要
教材・副教材問題集、参考書、実習教材など学年や履修内容に応じて別途徴収
資格試験英検、IELTSなど受験内容に応じて費用が発生

関東学院六浦では、ICTを活用した授業のために生徒が1人1台のChromebookを使用しています。

2024年度の学費案内には、Chromebook購入費として65,000円が掲載されていました。

ただし、これは2024年度の金額です。2027年度入学生の購入金額が65,000円と確定しているわけではありません。

端末の機種や販売価格、保証内容、購入方法などが変更される場合もあるため、入学年度の案内を確認する必要があります。

また、教材費についても学年によって異なります。

中学校では国語・数学・英語などの問題集や副教材を使用するほか、理科実験、技術・家庭科、芸術などの授業で実習教材が必要になります。

高校では履修科目や進路希望によって使用する教材が変わります。大学受験に向けた問題集や参考書、各種検定試験の受験料などが追加で必要になる場合もあります。

関東学院六浦は、英語教育や探究学習に力を入れる学校ですが、すべてのオンライン教材や資格試験、外部講座の費用が授業料に含まれているわけではありません。

特に、放課後の有料英会話教室や高校での外部講師による講座など、希望に応じて利用するプログラムについては、別途費用の有無を確認しておきたいところです。

選択制グローバル研修・留学・部活動|参加する活動によって変わる教育費

関東学院六浦の教育費を考えるうえで、通常の授業料と同じくらい確認しておきたいのが、国内外の研修に関わる費用です。

関東学院六浦では、2017年度から「選択制グローバル研修」を導入しています。

学年全員が同じ場所へ向かう修学旅行に代わり、生徒が自分の関心に応じて研修先を選ぶ仕組みです。

アラスカでの自然科学研修、ブルネイやマレーシアでの異文化交流、カンボジアでのサービス・ラーニング、国内での防災・歴史・自然研修など、さまざまな活動が実施されています。

ただし、研修ごとに期間や行き先、必要な費用が異なります。

活動想定される主な費用確認したいこと
国内宿泊研修交通費、宿泊費、食費、体験費など参加費に含まれるもの、別途必要な費用
海外グローバル研修航空券、宿泊費、現地交通費、研修費など参加費、為替変動、海外保険、追加費用
海外短期語学研修渡航費、滞在費、授業料、保険など研修期間、利用する学校、参加条件
ターム留学・長期留学現地授業料、滞在費、渡航費など留学期間、単位認定、学費の取り扱い
DDP米国高校課程の履修に関わる費用など受講料、履修期間、卒業資格の取得条件
部活動用具、ユニフォーム、合宿、遠征、大会参加費など年間活動費、休日の遠征頻度

海外研修は、行き先や期間によって費用が大きく変わります。

例えば、国内で数日間の研修を行う場合と、海外で10日程度の研修を行う場合では、航空券や現地滞在費などの負担が異なります。

また、海外研修では為替相場の変動も関係します。

参加を申し込んだ時点と、実際に旅行代金が確定する時点で為替相場が変わることもあるため、募集時の概算額と最終的な支払額が一致しない場合があります。

関東学院六浦では、研修ごとに募集学年や人数、参加条件などが設定されます。希望する研修に必ず参加できるとは限らないため、費用だけでなく募集内容も確認する必要があります。

特に、中学校から高校までの6年間で複数の海外研修に参加したい場合には、各研修の費用を個別に見積もることが大切です。

一方、関東学院六浦では、海外へ行くことだけをグローバル教育の目的としているわけではありません。

国内で行う歴史・平和・自然・防災などの研修も用意されており、自分が学びたいテーマによって活動を選べます。

費用を抑えながら研修制度を活用したい家庭では、国内研修を含めて選択肢を比較するとよいでしょう。

また、部活動についても、家庭ごとの負担は異なります。

例えば、ラグビー部ではユニフォームや競技用品に加え、合宿や遠征の費用が必要になる場合があります。

吹奏楽部や軽音楽部では、担当する楽器や練習環境によって費用が異なります。鉄道研究部では、模型制作や校外イベントに関わる活動があります。

部活動の費用は、入部時に必要なものだけでなく、年間を通した活動費や大会・遠征費まで確認しておくと、入学後の負担を見積もりやすくなります。

なお、関東学院六浦には高校生を対象とした国際寮もあります。

学校から徒歩約5分の場所にある寮ですが、中学生は入寮対象ではありません。高校で寮生活を検討する場合には、通常の学費とは別に寮費や食費などが必要となります。

関東学院六浦では、多様な経験を積めることが教育上の特色ですが、すべての活動へ参加することが必要なわけではありません。

家庭の予算と本人の関心を踏まえ、優先して参加したい活動を考えていくことが大切です。

高校の授業料補助と各種支援制度|中学校と高校では支援の仕組みが異なる

関東学院六浦中学校・高等学校の学費を考える際には、中学校と高校で公的支援の仕組みが異なる点にも注意が必要です。

高校では、国の高等学校等就学支援金制度や、神奈川県による私立学校学費補助制度などが設けられています。

2026年度からは、高校授業料に対する支援が拡充され、国の高等学校等就学支援金について所得制限が撤廃されました。

2026年度の神奈川県内の私立高等学校等では、国と県の制度を合わせて授業料について年間最大480,000円の補助が設けられています。

関東学院六浦の2026年度の授業料は年額510,000円です。

仮に年間480,000円の補助を全額受けられる場合、授業料部分の実質負担額は、次のようになります。

項目年額
授業料510,000円
国・県による授業料補助の例▲480,000円
補助後の授業料負担30,000円

※2026年度の制度と授業料を使った計算例です。2027年度以降も同じ補助額が適用されることを保証するものではありません。

また、授業料補助の対象となるのは原則として授業料部分です。

施設費、校費、生徒会費、PTA会費、教材費、海外研修費などがすべて無償になるわけではありません。

さらに、高校の入学金については、世帯の状況に応じた補助制度があります。

2026年度の神奈川県では、生活保護世帯や住民税非課税世帯などを対象とする入学金補助が設けられています。

主な制度は次のとおりです。

制度対象・内容の概要
高等学校等就学支援金高校等の授業料負担を軽減する国の制度
神奈川県学費補助金県内私立高校等の授業料・入学金を補助する制度
高校生等奨学給付金一定の条件を満たす家庭の授業料以外の教育費を支援する制度
家計急変時の支援失業、疾病などによって家計が急変した家庭への支援
各種奨学金制度自治体や民間団体などによる給付型・貸与型の制度

これらの制度は、保護者の居住地や世帯状況、生徒の在籍課程、申請時期などによって利用条件が異なります。

また、神奈川県の高校授業料補助制度は、基本的に高校段階を対象としたものです。

関東学院六浦中学校の中学1~3年生に、そのまま高校の就学支援金が適用されるわけではありません。

中学校段階で利用できる支援については、居住する自治体の制度や各種奨学金などを個別に確認する必要があります。

高校段階の授業料補助についても、入学時に自動的にすべての家庭へ適用されるとは限りません。学校を通じた申請や必要書類の提出が求められます。

さらに、授業料補助が反映される時期や納入方法は学校の取り扱いによって異なります。

したがって、高校進学時の費用を準備する際には、補助が適用されるまでの支払い方法も確認しておきたいところです。

関東学院六浦中学校への入学を検討する家庭では、まず入学金・特別施設費・月額納入金を基準として、制服や教材、通学費などの日常的な支出を加えて考えることになります。

そのうえで、海外研修や部活動など、本人が希望する活動に必要な費用を見積もると、入学後の教育費をより具体的に把握できます。

特に関東学院六浦は、高校に進んでからGLEクラスや留学制度など、学び方の選択肢が広がる学校です。

中学校入学時の費用だけで判断せず、高校進学時の入学金、公的補助の利用条件、希望する研修・留学の費用まで見通しておくことが、6年間の学校生活を支えるうえで重要です。

入試情報と合格の目安|2027年度入試の日程・募集人数・偏差値

関東学院六浦中学校の2027年度入試では、2月1日・2月2日・2月4日に一般入試が実施されます。国語・算数を中心とする教科型入試に加え、英語力を生かして受験できる英語型入試、海外生活の経験がある児童を対象とした帰国生入試も設けられています。

教科型入試は、2月1日午前のA-1日程から2月4日午前のC日程まで計5回。2月1日午後には英語型入試も実施され、一般入試の募集人数は合計120名です。

また、教科型入試では英検4級以上の取得者や複数回受験者などを対象とする優遇措置が設けられています。算数では音声を聞き取って考える問題も出題されるため、一般的な計算・文章題・図形問題に加えて、条件を聞き取って整理する力も必要です。

2026年度入試の教科型の実質倍率は、おおむね1.7~2.1倍でした。ただし、受験する日程によって募集人数や受験者数、合格者数が異なるため、偏差値だけでなく入試回ごとの特徴を理解しておきたいところです。

2027年度入試の日程と募集人数|2月1日・2日・4日に計6回の一般入試

2027年度の一般入試は、教科型5回と英語型1回で構成されています。

教科型のうち、2月1日午前と2月2日午前は2科・4科を選択できます。午後入試と2月4日のC日程は国語・算数の2科入試です。

試験名称試験日時間帯試験科目募集人数
A-1日程2月1日(月)午前2科または4科男女50名
A-2日程2月1日(月)午後国語・算数男女25名
英語型2月1日(月)午後国語・算数・英語男女10名
B-1日程2月2日(火)午前2科または4科男女20名
B-2日程2月2日(火)午後国語・算数男女10名
C日程2月4日(木)午前国語・算数男女5名
合計男女120名

※帰国生入試の募集人数は若干名で、上記120名には含めていません。

2027年度入試では、2月1日午前のA-1日程が50名と最も多く、全募集人数の約42%を占めています。

一方、2月2日午後のB-2日程は10名、2月4日午前のC日程は5名です。後半の日程ほど募集人数が少なくなっています。

ただし、募集人数が少ないからといって、実際の合格者数が必ずその人数に限られるわけではありません。私立中学校では、入学手続を行わない合格者がいることを見込んで、募集人数を上回る合格者を発表する場合があります。

また、2026年度まで実施されていた2月3日午後の自己アピール型入試は、2027年度の一般入試日程には設定されていません。

以前の入試資料を参考にしている場合には、2027年度の募集日程と混同しないよう注意が必要です。

各入試の集合時間と試験時間は次のとおりです。

日程集合時刻試験終了の目安
A-1日程(2科)8:3010:25
A-1日程(4科)8:3011:30
A-2日程16:0017:55
英語型16:0018:10
B-1日程(2科)8:3010:25
B-1日程(4科)8:3011:30
B-2日程16:0017:55
C日程9:3011:25

2月1日午後のA-2日程と英語型は、いずれも16時集合です。両方を同時に受験することはできないため、どちらを利用するか事前に決める必要があります。

また、2月1日・2月2日の午前入試と午後入試を組み合わせることもできます。

午前中に別の学校を受験してから関東学院六浦の午後入試へ向かう場合には、試験終了後の移動時間や昼食、休憩を含めて計画することが大切です。

特に関東学院六浦は、金沢八景駅から徒歩約15分の場所にあります。横浜駅周辺の学校や横須賀・逗子方面の学校と組み合わせる場合でも、電車の移動時間だけでなく、学校までの徒歩移動を見込んでおきましょう。

教科型と英語型の試験内容|算数の音声問題と英語150点の配点

関東学院六浦の教科型入試は、国語と算数を基本とし、午前入試では社会・理科を加えた4科受験も選択できます。

2科入試と4科入試の配点・試験時間は次のとおりです。

科目配点試験時間
国語100点45分
算数100点45分
社会50点理科と合わせて50分
理科50点社会と合わせて50分
2科合計200点90分
4科合計300点140分

国語と算数は各100点で、4科受験の場合は社会と理科が各50点加わります。

関東学院六浦を第一志望として受験する場合も、併願校として受験する場合も、国語・算数の得点力が基本になります。

4科受験を選ぶ場合には、社会・理科の学習状況も踏まえて判断するとよいでしょう。

なお、算数については、すべての教科型入試に次の特徴があります。

「音声を聞き取って考える問題」が出題されることです。

通常の中学入試算数では、問題文に示された条件を読んで整理し、図や式を使って答えを求めます。

関東学院六浦では、それに加えて、音声で与えられる情報を聞き取り、内容を理解して考える力も必要になります。

例えば、速さの問題であれば、登場人物の移動の順序や時刻などを正確に把握しなければなりません。場合の数や規則性の問題でも、説明された条件を取り違えると、その後の計算が正しくても答えに結びつかなくなります。

もっとも、実際にどの単元で音声問題が出題されるか、どの程度の時間で音声が流れるかなどは、募集要項だけで一律に決められているわけではありません。

したがって、特定の単元だけを音声問題対策として練習するのではなく、問題文の条件を正確に整理する習慣を身につけておくことが大切です。

また、関東学院六浦には、一般的な2科・4科入試とは別に英語型入試があります。

英語型は、国語・算数をまとめて45分で解く試験と、英語60分の試験で構成されています。

科目配点試験時間
国語50点2科合わせて45分
算数50点
英語(リスニングあり)150点60分
合計250点105分

英語型入試では、全250点のうち英語が150点を占めます。配点の60%が英語であり、英語力を生かして受験できる方式です。

ただし、国語・算数も合わせて100点分出題されるため、英語だけで合否が決まるわけではありません。

英語型にはリスニングが含まれるため、英文を読んで理解する力に加え、英語を聞いて内容を把握する力も必要になります。

小学校で英語を学んできた児童や、英会話を継続している児童にとっては、これまで身につけた英語力を入試で活用できる選択肢になります。

一方、一般的な中学受験算数・国語の対策を中心に進めてきた児童であれば、教科型の2科・4科入試を選ぶ方法もあります。

入試方式を選ぶ際には、英語が得意という印象だけで判断せず、国語・算数を含めた得点の見通しを考えることが重要です。

2026年度の入試結果と実質倍率|初回入試は約1.75倍、後半入試にも注意

関東学院六浦中学校の2027年度入試を検討する際には、前年度に当たる2026年度の入試結果が参考になります。

2026年度入試では、2月1日午前のA-1日程に100名が受験し、57名が合格しました。実質倍率は約1.75倍です。

各入試回の結果は次のとおりです。

2026年度入試志願者数受験者数合格者数実質倍率
A-1日程110名100名57名1.75倍
A-2日程150名114名65名1.75倍
英語型4名4名2名2.00倍
B-1日程118名60名36名1.67倍
B-2日程112名40名19名2.11倍
自己アピール型16名11名3名3.67倍
C日程107名30名15名2.00倍

※2026年度入試の結果です。自己アピール型入試は2027年度には設定されていません。実質倍率は受験者数を合格者数で割った値です。

この結果から、いくつかの特徴が読み取れます。

まず、2月1日午前のA-1日程では、募集人数50名に対して57名が合格しています。

募集人数に近い人数の合格者が発表されており、2026年度では受験者100名のうち約57%が合格しました。

一方、2月1日午後のA-2日程は募集人数25名に対し、65名が合格しています。

午後入試では、午前中にほかの学校を受験した児童が受験することも多く、合格しても別の学校へ進学するケースがあります。そのため、募集人数より多くの合格者が発表される場合があります。

ただし、合格者数が募集人数を上回っているからといって、午後入試が必ず易しいとは限りません。

受験する児童の学力層や併願状況が午前入試と異なるため、同じ倍率でも求められる学力は変わります。

次に、2月2日以降の入試では、志願者数と実際の受験者数に大きな差があります。

例えば、B-1日程では118名が出願しましたが、実際に受験したのは60名でした。C日程でも107名が出願し、受験者は30名でした。

これは、先に受験した学校で合格を得たり、進学先を決めたりしたことで、後半の日程を受験しなかった児童がいるためと考えられます。

したがって、志願者数だけを見て倍率が高いと判断することはできません。

実際の競争状況を考える際には、受験者数に対する合格者数から求めた実質倍率を見る必要があります。

また、2026年度は2月2日午後のB-2日程が約2.11倍、2月4日のC日程が2.00倍でした。

後半の日程では募集人数が少なくなる一方で、受験者数も減少しています。そのため、日程が遅いほど倍率が必ず高くなるわけではありません。

ただし、受験生の学力層や合格基準は年度ごとに変化するため、2026年度の倍率だけで2027年度の合格可能性を判断することは避けたいところです。

なお、2026年度の英語型入試は受験者4名、合格者2名でした。

受験者数が少ない入試では、数名の増減によって倍率が大きく変わります。英語型の合格可能性を判断する際には、倍率だけでなく英語の出題内容や本人の英語力も考慮する必要があります。

2027年度の偏差値と合格の目安|首都圏模試ではおおむね43~47

関東学院六浦中学校の入試難易度を考える際には、受験する模試によって偏差値の基準が異なることに注意が必要です。

首都圏模試、日能研、四谷大塚などでは、受験者層や偏差値の算出方法が異なります。同じ受験生であっても、模試によって偏差値が変わるため、異なる模試の数字をそのまま比較することはできません。

2027年度入試の首都圏模試における合格可能性80%の偏差値は、入試回によっておおむね43~47となっています。

入試日程受験科目首都圏模試80%偏差値の目安
A-1日程(2月1日午前)4科43
A-1日程(2月1日午前)2科44
A-2日程(2月1日午後)2科47
英語型(2月1日午後)英語・国語・算数43
B-1日程(2月2日午前)4科44
B-1日程(2月2日午前)2科45
B-2日程(2月2日午後)2科46
C日程(2月4日午前)2科44

※2027年度入試に向けた首都圏模試の合格可能性80%偏差値の参考値です。公表時期によって数値が更新される場合があります。

この表では、2月1日午後のA-2日程が偏差値47と最も高くなっています。

午後入試は、午前中に別の学校を受験した児童が併願することも多いため、初回午前入試より高い学力層が集まる場合があります。

そのため、A-1日程の偏差値が43~44であることだけを見て、A-2日程も同じ程度の難易度と考えることはできません。

また、日能研の予想R4偏差値では、関東学院六浦はおおむね39~41前後の範囲に位置しています。

首都圏模試と日能研の偏差値を比較すると数字に差がありますが、これは学校の難易度が矛盾しているわけではなく、模試ごとの受験者層の違いによるものです。

合格可能性80%という数字も、必ず合格することを意味するものではありません。

模試の成績をもとに統計的に算出された目安であり、実際の入試では出題内容や当日の得点、受験者全体の状況によって結果が変わります。

例えば、首都圏模試で偏差値45の児童がA-1日程を受験する場合、偏差値の上では合格可能性80%ラインを上回る水準にあります。

しかし、国語や算数に大きな苦手分野があり、過去問で安定して得点できない場合には、偏差値だけで安心することはできません。

反対に、模試の偏差値が80%ラインに届いていなくても、学校の出題形式と相性がよく、過去問で安定して得点できる場合には、十分に受験を検討する余地があります。

特に関東学院六浦では、算数の音声問題や、英語型の独自配点など、入試方式ごとの特徴があります。

偏差値は志望校選びの一つの基準とし、最終的には過去問の得点状況や入試方式との相性を確認することが大切です。

英検優遇・複数回受験・帰国生入試|受験経験や資格を生かせる制度

関東学院六浦の2027年度入試では、教科型入試の受験生を対象とした優遇措置が設けられています。

対象となるのは、次の5項目のいずれかに該当する受験生です。

優遇対象条件
卒業生の家族父母・祖父母・兄姉のいずれかが関東学院六浦高等学校の卒業生
在校生の兄弟姉妹兄姉が関東学院六浦中学校・高等学校に在籍している
英語資格実用英語技能検定4級以上に合格している
教会学校への参加キリスト教の教会学校に通い、学校指定の証明書を提出できる
複数回受験教科型入試を複数回受験する

優遇措置は、教科型入試の受験生を対象としています。英語型入試や帰国生入試に同じ条件がそのまま適用されるわけではありません。

特に、英検4級以上の取得者が優遇対象となる点は、英語教育に力を入れてきた児童にとって注目したい制度です。

ただし、英検4級に合格していれば自動的に合格するという意味ではありません。優遇の具体的な方法や加点内容は公表されていないため、通常の学力試験で必要な得点を確保することが基本です。

英検による優遇を希望する場合には、WEB出願時に該当項目へチェックを入れ、試験当日の集合時間までに合格証明書の写しを受付へ提出する必要があります。

また、複数回受験による優遇については、特別な申請は必要ありません。

関東学院六浦を第一志望とする場合には、2月1日午前のA-1日程と午後のA-2日程、あるいは2月2日以降の入試を組み合わせることも考えられます。

ただし、複数回受験すれば必ず合格できるわけではありません。受験回数を増やすことで、本人の体力的な負担が大きくなる場合もあります。

また、受験回数に応じた優遇の内容が明示されていないため、複数回受験の効果を点数として計算することはできません。

関東学院六浦では、このほかに帰国生入試も実施しています。

2027年度の帰国生入試は、2026年12月12日と2027年1月16日の2回です。

入試区分試験日募集人数試験内容
帰国生Ⅰ期2026年12月12日(土)男女若干名国語・算数・面接
帰国生Ⅱ期2027年1月16日(土)男女若干名国語・算数・面接

帰国生入試では、国語と算数をそれぞれ30分で実施し、その後に面接が行われます。

面接は日本語で実施され、受験生本人に加えて保護者1名が同席します。

出願資格は、原則として海外在住期間が1年以上あり、すでに帰国している場合は帰国後3年以内であることなどが条件です。

また、海外に在住している受験生については、オンライン受験も可能です。ただし、日本との時差に応じた試験時刻の変更は行われません。

関東学院六浦では、高校のGLEクラスや海外研修、留学制度など、英語を生かした教育が行われています。

帰国生入試も、海外生活を経験した児童が日本の中高一貫校で学ぶための選択肢の一つです。

一方、帰国生入試で入学したからといって、中学校段階から自動的に高校GLEクラスへの進級が決まるわけではありません。

中学校入学後の学習状況や本人の進路希望を踏まえて、高校での学び方を考えることになります。

WEB出願と入学手続|受験料・合格発表・延納制度を確認

関東学院六浦中学校の2027年度一般入試は、インターネットによるWEB出願で受け付けます。

教科型・英語型の出願受付開始は、2027年1月7日(木)9時です。

各入試回の出願締切は異なり、午前入試では試験当日の集合時刻まで出願できる日程もあります。

入試日程出願締切合格発表開始
A-1日程2月1日(月)8:302月1日(月)15:30
A-2日程2月1日(月)16:002月1日(月)22:00
英語型1月31日(日)23:592月1日(月)22:00
B-1日程2月2日(火)8:302月2日(火)15:30
B-2日程2月2日(火)16:002月2日(火)21:30
C日程2月4日(木)9:302月4日(木)15:30

※合格発表はWEBのみです。発表結果を確認できる期間には期限があるため、合格通知書などの必要書類は期間内に確認する必要があります。

教科型・英語型の入学検定料は、1試験23,000円です。

ただし、教科型・英語型のうち2試験以上に出願する場合、入学検定料は合計46,000円となります。

同時に出願する場合だけでなく、後から追加で出願する場合も対象となります。

出願する試験数入学検定料
1試験23,000円
2試験以上46,000円

※教科型・英語型を対象とする制度です。支払方法に応じて事務手数料が別途必要となります。

例えば、2月1日午前のA-1日程、2月1日午後のA-2日程、2月2日午前のB-1日程に出願しても、対象となる入学検定料は合計46,000円です。

関東学院六浦を複数回受験する予定がある場合には、受験料の負担を考えながら入試日程を組み立てられます。

一方、合格後の入学手続では、入学金と特別施設費を納める必要があります。

納入項目金額
入学金230,000円
特別施設費200,000円
合計430,000円

入学金と特別施設費は一括納入のほか、納入期限を分けて支払う方法も選択できます。

A-1・A-2・B-1・B-2・英語型の入試では、入学金の納入期限が2月4日(木)12時、特別施設費の納入期限が2月7日(日)17時です。

C日程では、入学金の納入期限が2月6日(土)12時となります。

また、国公立中高一貫校を受検する児童に対しては、教科型入試に限り、特別施設費の延納措置があります。

対象者は、国公立中高一貫校の受検票の写しを提出することで、特別施設費の納入期限を2月10日(水)15時まで延長できます。

ただし、延長されるのは特別施設費の納入期限であり、入学金の納入期限ではありません。

さらに、入学手続を完了した後に辞退する場合、2027年2月26日(金)16時までに学校へ連絡すれば、特別施設費200,000円が返金される制度もあります。

一度納入した入学金230,000円は返金されません。

こうした制度は、ほかの私立中学校や国公立中高一貫校との併願を考える家庭にとって重要です。

ただし、受験料や入学手続金の支払いだけでなく、実際の受験当日の移動も確認しておく必要があります。

試験会場は横浜市金沢区六浦東の関東学院六浦中学校です。金沢八景駅から徒歩約15分で、駅から京急バスを利用する方法もあります。

2027年度の試験では、上履きは必要ありません。また、下敷き・定規・コンパス・分度器は使用できません。

時計は持ち込めますが、計算機能や辞書機能のある時計、ウェアラブル端末などは試験中に使用できません。

午前・午後入試を組み合わせる場合には、試験開始時刻だけでなく終了時刻や移動時間も確認し、余裕を持った行動計画を立てたいところです。

関東学院六浦の2027年度入試は、2科・4科・英語型という複数の受験方法があり、教科型では英検資格や複数回受験に関する優遇措置も設けられています。

その一方、後半の日程ほど募集人数が少なく、午後入試では受験者層が変わる可能性もあります。

第一志望として受験する場合には初回から複数回の受験を計画し、併願校として利用する場合には午後入試や入学手続期限を含めて検討することが、関東学院六浦の入試制度を生かすうえで重要です。

併願校パターン|横浜・湘南エリアを中心とした受験プラン

関東学院六浦中学校を受験する場合、横浜市南部から横須賀・逗子・鎌倉・湘南エリアにかけて、さまざまな私立中学校が併願候補となります。

関東学院六浦の2027年度入試は、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月4日午前に教科型入試が実施されます。さらに、2月1日午後には英語型入試も設けられているため、本人の得意科目や第一志望校の試験日程に合わせて受験計画を組み立てられます。

併願校を選ぶ際には、偏差値だけでなく、教育方針や学校生活の違いにも目を向けたいところです。

関東学院六浦は、キリスト教教育を基盤としながら、英語を使った教科学習(CLIL)、選択制グローバル研修、高校のGLEクラスなど、体験型の国際教育を重視しています。同じ共学校でも、大学進学指導を中心に据える学校や、系列大学への内部進学に重点を置く学校では、6年間の学び方が異なります。

また、金沢八景駅から徒歩約15分という立地を考えると、午前・午後入試を組み合わせる場合の移動時間も重要です。横浜市内の学校だけでなく、横須賀・逗子方面の学校との組み合わせも検討しやすい一方、藤沢や横浜市北部の学校とは移動時間に余裕を持たせる必要があります。

併願校を選ぶ3つの視点|学力・教育方針・通学圏を整理する

関東学院六浦の併願校を選ぶ際には、まず本人の学力と学校ごとの入試難易度を比較します。

関東学院六浦の2027年度入試では、四谷大塚の合格可能性80%偏差値はおおむね38~39、首都圏模試では入試回によって40台前半から後半が目安となっています。

ただし、模試によって受験者層が異なるため、四谷大塚と首都圏模試の偏差値をそのまま比較することはできません。併願校を選ぶ際には、同じ模試の同じ年度の偏差値を用いて判断する必要があります。

また、同じ学校でも午前入試と午後入試では受験する児童の学力層が異なります。関東学院六浦でも、2月1日午前のA-1日程と午後のA-2日程では偏差値の目安が異なります。

併願校の組み合わせを考える場合、次の3つの役割に分けて整理するとわかりやすくなります。

区分学校選びの考え方受験計画での役割
チャレンジ校模試の成績から見ると合格に向けて一段高い学力が必要な学校本人が強く希望する学校への挑戦
実力相応校現在の学力と入試難易度が比較的近い学校普段の実力を発揮できれば合格が見込める学校
合格確保校過去問の得点状況などから、比較的安定して合格を目指せる学校早い段階で進学可能な学校を確保する

重要なのは、関東学院六浦をどの位置に置くかによって、ほかの学校の役割が変わることです。

関東学院六浦が第一志望であれば、2月1日午前のA-1日程から受験し、必要に応じて午後や翌日の入試も受験する計画が考えられます。

一方、山手学院中学校や神奈川大学附属中学校などを第一志望とする場合には、関東学院六浦を実力相応校または合格確保校として、2月1日午後や2月2日の入試に組み込む方法があります。

また、学校選びでは教育内容の相性も重要です。

例えば、キリスト教教育を重視する家庭であれば、関東学院中学校や横須賀学院中学校が比較候補になります。探究学習や生徒の自主性に関心がある場合には、湘南学園中学校や横浜創英中学校も比較しやすいでしょう。

系列大学への進学制度を重視する場合には、日本大学藤沢中学校や神奈川大学附属中学校なども候補となります。

ただし、系列大学への内部進学の割合や条件は学校によって異なります。大学附属校という名称だけで、進学の仕組みが同じだと考えないようにしましょう。

合格できる可能性があることと、入学後に6年間通いたいと思えることは別です。併願校にも実際に進学する可能性があるため、学力だけでなく、通学時間や校風、教育方針まで確認しておくことが大切です。

関東学院・横須賀学院との比較|キリスト教教育を重視する場合の併願

関東学院六浦と教育方針の面で比較しやすいのが、関東学院中学校と横須賀学院中学校です。

両校ともキリスト教主義に基づく教育を行う共学校であり、礼拝や聖書の授業を日常の学校生活に取り入れています。

ただし、教育課程や学校行事、大学進学の仕組みにはそれぞれ違いがあります。

学校名所在地・最寄り駅教育の特色2027年度の主な入試日程
関東学院六浦中学校横浜市金沢区・金沢八景駅選択制グローバル研修、CLIL、GLEクラス2/1午前・午後、2/2午前・午後、2/4午前
関東学院中学校横浜市南区・黄金町駅理科実験、芸術教育、英語教育、大学進学指導2/1午前・午後、2/3、2/5
横須賀学院中学校横須賀市・横須賀中央駅キリスト教教育、英語教育、青山学院大学との教育連携2/1午前・午後、2/2午後、2/3午後

関東学院中学校は、関東学院六浦と同じ学校法人に属しています。

校訓はともに「人になれ 奉仕せよ」であり、キリスト教に基づく教育を受け継いでいます。

しかし、関東学院中学校は横浜市南区三春台に位置し、理科実験や芸術活動などに特色があります。中学2年生から選抜クラスを設け、高校では難関大学受験を意識した教育課程を編成しています。

一方、関東学院六浦では、中学校から英語による教科学習(CLIL)に取り組み、高校のGLEクラスや選択制グローバル研修へとつなげています。

同じ系列の学校でも、関東学院中学校は教科学習と実験・芸術活動、関東学院六浦は英語・探究・体験型の国際教育を比較の軸にすると、違いが見えやすくなります。

入試日程については、関東学院中学校が2月1日午前・午後、2月3日、2月5日に試験を設けているため、関東学院六浦の2月2日や2月4日の入試と組み合わせることができます。

例えば、2月1日に関東学院中学校を受験し、2月2日に関東学院六浦を受験する方法があります。

反対に、関東学院六浦を第一志望とする場合でも、2月3日に関東学院中学校を受験することができます。

ただし、両校は別々の入学試験を実施しています。一方の学校を受験したことによって、もう一方の学校の入試で優遇されるわけではありません。

横須賀学院中学校は、横須賀市稲岡町にあるキリスト教主義の共学校です。

関東学院六浦と同様に礼拝や聖書の授業を行い、英語教育にも力を入れています。また、青山学院大学との教育連携や推薦制度があることも特徴です。

金沢八景駅から京急線で横須賀中央駅へ向かうことができるため、地理的にも比較しやすい学校です。

2027年度の横須賀学院中学校では、2月1日午前・午後、2月2日午後、2月3日午後に教科型入試が設けられています。

例えば、関東学院六浦の2月1日午前A-1日程を受験し、午後に横須賀学院の1次B入試を受験する組み合わせが考えられます。

また、2月2日午前に関東学院六浦のB-1日程を受験し、午後に横須賀学院の2次入試を受験することも、日程上は可能です。

ただし、横須賀学院の午後入試は集合時刻が15時30分です。午前中に4科入試を受験する場合には、試験終了時刻や昼食、学校間の移動時間を確認しておく必要があります。

両校を比較する際には、キリスト教教育だけでなく、進学指導や系列大学との関係、部活動、通学時間などにも目を向けるとよいでしょう。

横浜・湘南エリアの共学校|横浜翠陵・横浜隼人・湘南学園など

関東学院六浦の併願校を考える場合、横浜市内や湘南エリアの共学校も候補になります。

同じ共学校でも、学習指導を重視する学校、国際教育に特色がある学校、探究活動や生徒の自主性を大切にする学校など、教育の方向性はさまざまです。

主な候補校と2027年度の入試日程は次のとおりです。

学校名所在地教育の特色2027年度の主な入試日程
横浜翠陵中学校横浜市緑区英語教育、探究学習、段階的な学力育成2/1午前・午後、2/2午前、2/3午後、2/4午後
横浜隼人中学校横浜市瀬谷区基礎学力の定着、国際教育、学校行事・部活動2/1午前・午後、2/2午前・午後、2/6午前
湘南学園中学校藤沢市ESD教育、探究学習、生徒の自主性、国際交流2/1午前・午後、2/2午前、2/3午前、2/4午後
横浜創英中学校横浜市神奈川区探究学習、対話型授業、主体性を重視した教育2/1午前・午後、2/2午前、2/3、2/6午前

横浜翠陵中学校は、英語教育や探究学習を特色とする共学校です。

関東学院六浦と同様に国際教育への取り組みがあり、英語を学ぶことや海外との交流に関心がある家庭にとって比較候補になります。

2027年度入試では、2月1日午前・午後、2月2日午前に2科・4科の入試が設けられています。

さらに、2月3日午後には国語または算数の1科目を選ぶ入試、2月4日午後には得意な2科目を組み合わせて受験する入試があります。

そのため、関東学院六浦の2月4日午前C日程を受験し、午後に横浜翠陵を受験する組み合わせも日程上は考えられます。

ただし、関東学院六浦は金沢八景、横浜翠陵は横浜市緑区に位置しています。両校は離れているため、午前・午後入試を組み合わせる場合には、乗り換えや昼食の時間を含めて十分な余裕を確保する必要があります。

横浜隼人中学校は、横浜市瀬谷区にある共学校です。

中学入試では国語・算数を中心とした教科型入試に加え、適性検査型や創作文・ディスカッション型などの入試も設けています。

2027年度は2月1日午前・午後、2月2日午前、2月6日午前などに入試が実施されます。

特に、2月6日午前の第4回入試は、関東学院六浦やほかの学校の2月1日~4日の結果を踏まえて受験を考える日程です。

ただし、横浜隼人の2月6日入試は特待生チャレンジを伴う入試として設定されているため、受験者層や合格基準が初回入試と同じとは限りません。

また、横浜隼人は金沢八景から比較的距離があるため、通学時間についても確認が必要です。

湘南学園中学校は、藤沢市鵠沼松が岡にある共学校です。

環境や社会の持続可能性について考えるESD教育、教科を横断した探究活動、生徒の自主性を重視した学校生活などに特色があります。

関東学院六浦の「地球市民講座」や選択制グローバル研修に関心がある家庭であれば、教育方針の面で比較しやすい学校です。

2027年度は、2月1日午前のA日程、同日午後のESD入試、2月2日午前のB日程、2月3日午前のC日程、2月4日午後のD日程が設けられています。

ESD入試では、通常の教科型入試とは異なり、記述・論述試験やグループワーク、事前の動画提出などを通して、思考力や表現力を評価します。

そのため、関東学院六浦の教科型入試と湘南学園のESD入試では、必要な対策が異なります。

また、湘南学園の入試難易度は関東学院六浦より高い水準にあるため、模試の成績によってはチャレンジ校として考えることになります。

横浜創英中学校は、生徒が自分で考え、他者と対話しながら学ぶ授業を重視する共学校です。

2027年度には、通常の2科・4科入試のほか、2月3日にプレゼンテーションやグループワークなどを用いるコンピテンシー入試も設けられています。

探究学習や発表活動が好きな児童にとっては比較候補になりますが、コンピテンシー入試は通常の教科型入試とは評価方法が異なります。

関東学院六浦の学力試験対策だけで対応できるわけではないため、受験を検討する場合には、それぞれの出題内容を確認しておく必要があります。

難関校・大学附属校との併願|山手学院・神奈川大学附属・日本大学藤沢など

関東学院六浦を実力相応校や合格確保校として考える場合には、さらに高い学力水準を求める中学校を第一志望に置く受験計画も考えられます。

例えば、横浜市内には山手学院中学校、神奈川大学附属中学校、青山学院横浜英和中学校などがあり、湘南エリアには日本大学藤沢中学校などがあります。

これらの学校は、関東学院六浦より入試難易度が高い日程が多いため、挑戦する場合には模試の成績と過去問の得点状況を慎重に確認する必要があります。

学校名所在地・区分2027年度の主な入試日程比較するポイント
山手学院中学校横浜市栄区・共学2/1午前・午後、2/3午前大学進学指導、国際交流、特待選抜
神奈川大学附属中学校横浜市緑区・共学2/1午後、2/2午前、2/4午前教科学習、探究教育、大学進学実績
日本大学藤沢中学校藤沢市・共学2/1午前、2/2午後、2/4午前日本大学への内部進学制度、理系教育
青山学院横浜英和中学校横浜市南区・共学2/1午前、2/3午後キリスト教教育、英語教育、青山学院大学への内部推薦

山手学院中学校は、横浜市栄区にある共学校です。

国際交流や大学進学指導に特色があり、海外での学習経験を重視したい家庭にも比較候補となります。

2027年度入試では、2月1日午前のA日程、同日午後の特待選抜、2月3日午前のB日程が実施されます。

2027年度からは2月2日午後の特待選抜Ⅱが廃止されているため、過年度の日程を参考にする場合には注意が必要です。

例えば、2月1日午前に山手学院を受験し、午後に関東学院六浦のA-2日程を受験することが考えられます。

また、山手学院の2月3日午前B日程は、関東学院六浦の2月2日・2月4日の入試と組み合わせられます。

神奈川大学附属中学校は、横浜市緑区にある共学校です。

2027年度入試では、2月1日午後、2月2日午前、2月4日午前に入試が実施されます。

2月1日午後の第1回入試は国語・算数の2科を中心とする方式で、英語資格を得点に換算する制度も設けられています。

関東学院六浦の2月1日午前A-1日程を受験した後、同日午後に神奈川大学附属を受験することも、時間上は検討できます。

ただし、神奈川大学附属の集合時刻は15時です。関東学院六浦で4科入試を受験した場合、終了は11時30分となるため、その後に横浜市緑区まで移動する必要があります。

金沢八景から神奈川大学附属までの移動には複数の交通機関を利用することになるため、遅延を含めた移動計画が必要です。

日本大学藤沢中学校は、日本大学の系列校として内部進学制度を備えながら、他大学進学も目指せる共学校です。

2027年度入試では、2月1日午前、2月2日午後、2月4日午前に試験を実施します。

2月1日午前に日本大学藤沢を受験し、午後に関東学院六浦を受験する組み合わせが考えられます。

ただし、関東学院六浦の通常の2科・4科入試と日本大学藤沢の入試では、出題形式や配点が異なります。両校の過去問を用いて、算数や国語の問題量、時間配分などを確認しておきたいところです。

青山学院横浜英和中学校は、関東学院六浦と同じくキリスト教教育を基盤とする共学校です。

毎日の礼拝や聖書の授業などを通して人格教育を行い、英語教育にも力を入れています。

一方、青山学院大学の系属校であり、大学への内部推薦制度が設けられている点は、関東学院六浦との大きな違いです。

2027年度入試は2月1日午前の4科入試、2月3日午後の2科入試です。

青山学院横浜英和を第一志望とする場合、2月1日午前に同校を受験し、午後に関東学院六浦を受験する方法が考えられます。

なお、男子校・女子校も選択肢に入れる場合には、男子は逗子開成中学校、女子は清泉女学院中学校などが候補になります。

逗子開成中学校は、2027年度に2月1日・3日・5日の午前に4科入試を実施します。海に近い環境や海洋教育に特色がありますが、関東学院六浦より高い学力水準が求められるため、チャレンジ校として考える受験生が多いでしょう。

清泉女学院中学校は、鎌倉市にあるカトリック系の女子校です。2月1日午前・午後、2月2日午後、2月4日午前に入試が設けられています。キリスト教教育や国際教育への関心がある女子受験生にとって、比較候補となります。

共学校を希望している場合でも、男子校・女子校の教育内容や学校生活に興味を持つことがあります。性別による学校区分だけでなく、本人がどのような環境で学びたいのかを確認しておくとよいでしょう。

2027年度の併願モデル|第一志望・チャレンジ・合格確保の3パターン

実際の受験計画は、関東学院六浦を第一志望とするか、ほかの学校を第一志望とするかによって変わります。

ここでは、2027年度入試の日程をもとに、代表的な3つの組み合わせを考えます。

いずれも日程の組み方を示す例であり、すべての受験生に適した計画というわけではありません。本人の学力、過去問の得点、学校間の移動時間、合格発表と入学手続の期限によって調整する必要があります。

パターン①:関東学院六浦を第一志望とする場合

日程午前午後
2月1日(月)関東学院六浦 A-1関東学院六浦 A-2 または休息
2月2日(火)関東学院六浦 B-1(必要に応じて)関東学院六浦 B-2(必要に応じて)
2月3日(水)関東学院中学校 一期Cなど横須賀学院 3次など
2月4日(木)関東学院六浦 C(必要に応じて)休息またはほかの学校の午後入試
2月5日(金)休息・手続など関東学院中学校 二期など

このパターンでは、募集人数が最も多い2月1日午前のA-1日程を最初の受験機会とします。

関東学院六浦では、教科型入試を複数回受験すると合否判定で優遇対象となります。また、教科型・英語型で2試験以上に出願する場合、入学検定料は合計46,000円です。

そのため、第一志望の場合には複数回出願を検討しやすい制度となっています。

ただし、2月1日午前・午後、2月2日午前・午後と連続して受験すると、本人の負担は大きくなります。

2月1日の結果を見てから翌日の受験を判断する方法や、あらかじめ受験する回数を絞る方法もあります。

また、関東学院六浦だけに出願するのではなく、教育方針や通学条件が合う別の学校も検討し、進学先の選択肢を確保しておきたいところです。

パターン②:難関校に挑戦し、関東学院六浦を併願する場合

日程午前午後
2月1日(月)山手学院 A日程/逗子開成 1次(男子)/青山学院横浜英和 A日程など関東学院六浦 A-2
2月2日(火)関東学院六浦 B-1 または神奈川大学附属 第2回関東学院六浦 B-2(必要に応じて)
2月3日(水)山手学院 B日程/逗子開成 2次(男子)など休息・合格発表の確認
2月4日(木)関東学院六浦 C または神奈川大学附属 第3回休息・手続など

このパターンでは、2月1日午前に第一志望校を受験し、午後に関東学院六浦のA-2日程を受験します。

関東学院六浦のA-2日程は16時集合なので、午前中の試験終了後に金沢八景へ移動する計画を立てます。

ただし、午前中に4科入試を受けた場合、昼食や移動を含めると休息時間が限られることがあります。

特に、逗子開成や山手学院などの午前入試から関東学院六浦へ移動する場合には、学校間の移動経路を事前に調べておくことが大切です。

また、関東学院六浦を合格確保校として考える場合には、単に模試の偏差値が低いから大丈夫だと判断するのではなく、過去問で安定して得点できているかを確認しておきましょう。

関東学院六浦では、算数に音声を聞き取って考える問題が出題されます。一般的な算数の問題演習だけでなく、学校独自の出題形式への対応も必要です。

パターン③:複数の共学校を比較しながら合格を確保する場合

日程午前午後
2月1日(月)関東学院六浦 A-1横須賀学院 1次B または休息
2月2日(火)横浜翠陵 第3回/横浜隼人 第3回など関東学院六浦 B-2 または横須賀学院 2次
2月3日(水)休息・結果確認横須賀学院 3次/横浜翠陵 第4回など
2月4日(木)関東学院六浦 C(必要に応じて)横浜翠陵 第5回など
2月5日(金)結果確認・入学手続予備日
2月6日(土)横浜隼人 第4回など休息

このパターンでは、関東学院六浦に加え、横須賀学院や横浜翠陵、横浜隼人などを比較しながら受験します。

2月1日午前に関東学院六浦のA-1日程を受験し、同日午後に横須賀学院を受験する組み合わせは、地理的にも検討しやすい方法です。

一方、横浜翠陵や横浜隼人は金沢八景から距離があるため、午前・午後の連続受験を考える際には移動時間に注意が必要です。

また、後半の日程は募集人数が少なくなる場合があります。

2月4日や2月6日にも入試を実施している学校があるからといって、最後の日程まで合格を確保しなくてもよいという意味ではありません。

受験初日から、少なくとも1校は十分に合格を目指せる学校を組み込んでおくことが大切です。

なお、これらのモデルは、午前・午後の両方に学校名が記載されている日でも、必ず2校受験することを勧めるものではありません。

午前・午後の連続受験は、本人の体力や集中力、学校間の移動時間を踏まえて判断する必要があります。

出願・合格発表・入学手続の注意点|受験日程だけでなく資金と移動も確認

関東学院六浦を含む併願計画では、試験日と偏差値だけでなく、出願締切や合格発表、入学手続の期限まで整理しておく必要があります。

2027年度の関東学院六浦では、教科型・英語型の一般入試を受験する際の検定料は、1試験23,000円です。

2試験以上に出願する場合には、合計46,000円となります。

例えば、2月1日午前A-1日程と午後A-2日程を受験し、さらに2月2日のB-1日程や2月4日のC日程を受験する場合でも、関東学院六浦の検定料は合計46,000円です。

ただし、ほかの学校の入学検定料は別途必要です。

複数校に出願すると、検定料だけでも一定の費用がかかります。

また、合格後の入学手続では、入学金230,000円と特別施設費200,000円の合計430,000円が必要です。

項目2027年度の内容
関東学院六浦の検定料1試験23,000円/2試験以上は合計46,000円
入学金230,000円
特別施設費200,000円
通常の入学金納入期限2月4日12:00(C日程は2月6日12:00)
特別施設費納入期限2月7日17:00
国公立中高一貫校受検者の特別施設費延納条件を満たす場合、2月10日15:00まで
辞退時の返金2月26日16:00までの所定の辞退手続で特別施設費200,000円を返金

※入学金は返金対象ではありません。延納や返金には条件があるため、手続前に確認する必要があります。

例えば、2月1日に関東学院六浦の合格を得た後、2月3日や2月4日に別の学校を受験する場合には、関東学院六浦の入学金の納入期限に注意が必要です。

希望する学校の合格発表が入学金の納入期限より遅い場合、関東学院六浦への入学資格を確保するために、先に入学金を納める必要が生じることがあります。

また、特別施設費は所定の期限内に辞退すれば返金されますが、入学金は返金されません。

したがって、合格した学校を複数確保する場合には、入学手続金としてどの程度の金額が必要になるかを事前に考えておくことが大切です。

次に、午前・午後入試を組み合わせる場合の移動についても確認しておきたいところです。

関東学院六浦は京急線「金沢八景駅」から徒歩約15分です。駅から学校近くまで路線バスを利用することもできますが、入試当日は道路の混雑やバスの待ち時間も考慮する必要があります。

関東学院六浦の2027年度午後入試は16時集合です。

午前中に別の学校を受験する場合には、次のような流れで計画を立てるとよいでしょう。

  1. 午前入試の終了時刻を確認する。
  2. 試験会場から最寄り駅までの移動時間を調べる。
  3. 金沢八景駅までの乗車時間と乗り換え時間を確認する。
  4. 昼食やトイレ、休息の時間を確保する。
  5. 金沢八景駅から関東学院六浦までの徒歩時間を加える。
  6. 電車の遅延や移動の混雑を考え、集合時刻より余裕を持って到着する。

また、1日2校を受験する場合には、午前中の試験結果を気にしながら午後の試験へ向かうこともあります。

そのため、午前の試験終了後に過度な答え合わせをしたり、結果を予想して気持ちを落ち込ませたりすることは、午後の試験に影響する可能性があります。

午前の試験が終わったら、昼食をとり、必要な休息を確保し、午後の学校の試験に集中できるようにすることが大切です。

また、2月1日から2月4日まで連日受験する場合には、疲労が蓄積することもあります。

関東学院六浦には複数回の入試が用意されていますが、すべて受験すれば必ず有利になるわけではありません。

本人の学力と体力、併願校の入試日程、合格発表の時刻を踏まえ、必要な受験回を選ぶことが重要です。

関東学院六浦は、キリスト教教育と体験型の国際教育に特色を持つ共学校です。

周辺には同じキリスト教主義の学校、大学附属校、探究学習を重視する学校など、さまざまな選択肢があります。

関東学院六浦を第一志望とする場合も、ほかの学校の併願校として受験する場合も、学力面での合格可能性と、入学後に6年間通いたいと思える教育環境の両方を確認することが、納得できる学校選びにつながります。

在校生・保護者の声|先生との距離や学校行事、日常生活から見える校風

関東学院六浦中学校については、明るく親しみやすい学校の雰囲気、部活動の充実、英語教育や海外研修などを評価する声があります。学校行事を通して友人が増えたという生徒や、先生の支援を受けながら新しい活動に挑戦できたという卒業生もいます。

一方、学習指導や教員との関係、校則などについては評価が分かれています。補習や課題があることで学習習慣が身につくと感じる家庭もあれば、課題の量や指導方法が本人に合わないと感じる家庭もあります。

関東学院六浦の評判を考える際には、学校が用意している教育プログラムだけでなく、それを生徒がどのように受け止め、6年間の生活の中でどう活用しているかを見ることが大切です。

明るく親しみやすい校風|友人関係と中高6年間のつながり

関東学院六浦の学校生活について、在校生や卒業生から聞かれるのが、友人や先輩との関わりを通して学校生活が充実したという声です。

中学校は1学年100名を超える規模の共学校で、さまざまな小学校から入学する生徒に加え、関東学院六浦小学校から進学する生徒もいます。

また、帰国生や外国籍の生徒など、異なる生活環境や文化的背景を持つ生徒が在籍していることも特徴です。

2026年3月に卒業し、立教大学文学部へ進学したライル理沙さんは、関東学院六浦で過ごした6年間について、友人や先生との関わりが自分の考え方を見直す機会になったと振り返っています。

特に高校のGLEクラスでは、同じ本を読んでも人によって受け止め方が異なることや、議論を通して自分とは違う意見に触れることを経験しました。

こうした活動を通して、自分が当たり前だと思っていたことが、ほかの人にとっては必ずしも当たり前ではないと気づいたそうです。

関東学院六浦の教育では、多文化共生や他者への理解が重視されていますが、ライルさんの経験は、その考え方が実際の学校生活にもつながっている一例です。

また、2026年3月に早稲田大学教育学部へ進学した星野莞那さんは、帰国生として高校に入学した際の経験を語っています。

日本と海外では授業の進み方や日常生活の習慣が異なり、入学当初は学校になじめるか不安を感じることもあったそうです。しかし、先生から声をかけてもらい、友人たちに迎えられる中で、次第に学校生活を楽しめるようになりました。

このように、入学後に人間関係が広がったという声がある一方、すべての生徒が最初から学校生活になじめるわけではありません。

在校生の意見には、友人ができやすく毎日楽しいと感じているものもあれば、クラス内の人間関係や生徒同士の言動に悩んだというものもあります。

特に中学校では、入学後に新しい友人関係を築く必要があります。内部進学生と中学受験で入学した生徒が同じ学校で過ごすため、最初はそれぞれの交友関係が中心になることもあるでしょう。

関東学院六浦では、新入生オリエンテーションやスポーツ大会、文化祭などを通して、クラス内外の生徒と関わる機会が設けられています。

友人関係が自然に広がるきっかけは多いものの、集団の雰囲気や人との距離感には個人差があるという点は、学校選びで理解しておきたいところです。

先生の指導と学習サポート|質問しやすさを評価する声と課題への不満

関東学院六浦の学習指導については、教員の質問対応や補習制度を評価する声があります。

中学校では、定期試験や学力試験の結果に応じて補習が行われています。また、教員室の前には質問や自習に利用できるスペースがあり、試験前には先生に質問する生徒の姿も見られます。

保護者からは、次のような点を評価する意見があります。

  • 学習内容が理解できていない生徒には補習の機会が用意されている。
  • 放課後に先生へ質問し、授業でわからなかった内容を確認できる。
  • 定期試験や学力テストの結果を踏まえて、学習状況を確認してもらえる。
  • 教科学習だけでなく、進路希望や学校生活について相談できる。

実際、2026年3月に明治大学国際日本学部へ進学した松浦宏太朗さんは、高校1年生でアドバンスクラスに在籍した経験を振り返っています。

周囲の生徒が真剣に勉強している姿に刺激を受け、自分自身もそれまで以上に学習へ取り組むようになったそうです。

先生からの指導だけでなく、同じクラスの生徒が意欲的に勉強していることも、学習姿勢を変えるきっかけになったといいます。

一方、学習指導に関する評価は一様ではありません。

在校生や保護者からは、宿題やオンライン教材による課題が多く、負担を感じるという声もあります。

特に、英語ではChromebookを使ったオンライン学習が取り入れられており、単語や文法の反復学習が課されることがあります。

こうした学習について、繰り返し取り組むことで知識が定着すると感じる生徒がいる一方、すでに理解している内容を何度も解く必要があり、効率が悪いと感じる生徒もいます。

また、オンライン教材を利用することについて、英単語のスペルを手で書く機会が少なくなることや、端末の操作・通信環境に不便を感じたという意見もあります。

教員による指導についても、親身に対応してくれる先生が多いという意見がある一方、教員によって説明のわかりやすさや生徒への接し方に差があると感じたという声も見られます。

関東学院六浦には、通常授業に加えて指名制補習や各種講座、オンライン教材などの学習支援があります。

ただし、支援制度があることと、すべての生徒にその指導方法が合うことは同じではありません。

例えば、学習内容を繰り返し確認することで理解が深まる生徒もいれば、基本事項を理解した後は発展問題へ進む方が意欲を保ちやすい生徒もいます。

入学後の学習を考える際には、補習の有無だけでなく、本人の理解度に応じて課題や指導がどのように調整されるのかを確認しておくとよいでしょう。

また、関東学院六浦は英語教育や探究学習に特色がありますが、それらに取り組むためにも国語・数学・英語などの基礎学力は必要です。

授業や課題を学校に任せきりにするのではなく、家庭でも学習状況を確認し、必要に応じて先生へ相談することが大切になります。

GLEクラスと海外研修の経験|自分から挑戦することで広がる学び

関東学院六浦の卒業生の声で、特に具体的な経験が語られているのが、高校のGLEクラスや選択制グローバル研修です。

GLEクラスでは、英語力に加え、日本語で論理的に書く力や探究力を育てています。

通常の教科学習だけでなく、企業や自治体と連携した課題解決型の学習、ディスカッション、プレゼンテーションなどに取り組みます。

2024年3月に卒業し、国際基督教大学へ進学した東山一誠さんは、GLEクラスの一期生として過ごした経験を振り返っています。

新しく始まったクラスだったため、決まった前例に従うのではなく、自分たちで考えて行動する機会が多かったそうです。

先生方が生徒の挑戦を支え、時には思い切った提案にも向き合ってくれたことが印象に残っていると語っています。

また、2025年3月に卒業して立教大学コミュニティ福祉学部へ進学した森美沙音さんは、GLEクラスでの学習に加え、デンマークへの留学を自分で計画した経験があります。

企業との連携プロジェクトなどにも参加し、その過程で自分の得意なことや苦手なことを考えるようになりました。

GLEクラスでは、同じ目標を持つ生徒同士で協力するだけでなく、それぞれの考え方や興味の違いを認め合いながら活動する場面も多かったそうです。

一方、通常のクラスで学びながら海外研修に参加した生徒もいます。

2026年3月に明治大学国際日本学部へ進学した松浦宏太朗さんは、友人と一緒にドバイ研修へ参加しました。

現地の人々と交流し、文化や価値観の違いに触れたことで、それまで自分が当然だと思っていたことを見直す経験になったと振り返っています。

関東学院六浦の海外研修では、語学だけでなく、自然科学、文化、社会問題など、さまざまなテーマを扱います。

海外へ行くこと自体が目標なのではなく、現地で何を見て、何を考えたかが学習につながります。

ただし、こうした教育制度について、すべての生徒が同じように積極的に利用しているわけではありません。

海外研修には参加条件や費用があり、GLEクラスも高校での選択肢の一つです。学校に在籍しているだけで、全員が長期留学や企業との共同研究を経験するわけではありません。

卒業生の声に共通しているのは、用意された機会に参加するだけでなく、自分でやりたいことを考えて行動した経験が、その後の成長につながっているという点です。

関東学院六浦は、多様な教育プログラムを用意する学校ですが、本人がどのような活動に参加したいかによって、6年間の学び方が変わります。

六浦祭とクラブ活動への満足度|仲間との経験が成長につながる

関東学院六浦の学校生活では、文化祭「六浦祭」やスポーツ大会、宿泊行事、部活動などに関する肯定的な声も見られます。

在校生からは、新入生オリエンテーションや六浦祭、スキー・スノーボードスクールなどの行事が、さまざまな人と仲良くなるきっかけになったという感想があります。

授業では同じクラスの生徒と過ごす時間が中心ですが、行事では別のクラスや学年の生徒と協力する機会があります。

特に六浦祭では、クラス企画や部活動の展示、ステージ発表、模擬店などを生徒が準備・運営します。

例えば、鉄道研究部では模型やミニ電車の制作だけでなく、来場者が乗車するイベントの運営にも取り組みます。

部員が役割を分担し、車両の運転や安全確認、来場者への案内などを行うため、技術的な知識に加えて人との関わり方も学ぶことができます。

また、文化祭では学校行事の企画や準備に多くの生徒が参加するため、普段の授業とは異なる役割を経験できます。

部活動については、ラグビー部や鉄道研究部、吹奏楽部、軽音楽部など、活動の内容や目標が異なるクラブが用意されています。

実際、卒業生の経験にも部活動への思い入れが表れています。

2026年3月に明治大学理工学部へ進学した本多右京さんは、中学から高校までの6年間、ラグビー部に所属しました。

全国大会への出場を目指して練習を重ねましたが、高校3年生の県予選決勝で敗れ、目標としていた全国大会への出場は実現しませんでした。

それでも、仲間と協力して練習を続けたことや、勉強と部活動を両立するために時間の使い方を工夫したことが、その後の自分を支える経験になったと振り返っています。

この経験からは、全国大会で優勝したかどうかという結果だけでなく、目標に向かって継続して努力する過程そのものに意味があったことが伝わってきます。

また、帰国生として高校に入学した星野莞那さんは、軽音楽部での活動が印象に残っていると語っています。

バンドで一つの曲を演奏するには、メンバー同士で意見を出し合い、音を合わせる必要があります。

練習中には考え方の違いから意見がぶつかることもありましたが、互いに相手を尊重しながら活動したことで、友人との関係も深まりました。

一方、部活動についての評価も一様ではありません。

保護者の声には、強い実績を持つ部や熱心な顧問がいることを評価するものがある一方、部によって活動量や指導方針に差があることを指摘する意見もあります。

大会で上位入賞を目指して練習する部もあれば、日常的な活動を楽しみながら続ける部もあります。

入学後に部活動を選ぶ際には、実績だけでなく、活動日数や休日の練習、学習との両立について確認することが大切です。

保護者が評価する施設と通学環境|校則や人間関係には異なる意見も

関東学院六浦の施設については、校舎の清潔さやICT環境、図書館などを評価する保護者の声があります。

大学に隣接する場所に校舎があり、理科実験室や図書館、体育施設などが設けられています。

また、生徒が1人1台のChromebookを使用し、授業や課題、調べ学習などに活用することも、学校の特色として挙げられています。

保護者の中には、ICTや英語教育に関わる施設が充実していると感じている家庭もあります。

一方、体育施設については、グラウンドの広さや運動部の部室などに改善を望む声もあります。

関東学院大学に隣接していることは特徴ですが、大学の施設を中学生が日常的に自由に利用できるわけではありません。

授業やクラブ活動で大学施設を利用する機会はあるものの、通常の学校生活でどのような設備を使えるかは、学校見学で確認しておくとよいでしょう。

また、通学については評価が分かれるところです。

京急線「金沢八景駅」から徒歩約15分の場所にあり、駅から路線バスを利用することもできます。

駅から学校までの道は比較的平坦で、大学生や近隣の学校に通う生徒など、人通りもあります。

保護者からは、路線バスが利用できる点や、放課後に学校から駅へ向かう無料下校バスがある点を評価する意見が見られます。

一方、徒歩15分という距離を長く感じる生徒もいます。

雨の日や夏の暑い日には徒歩移動が負担になることがあり、通学時間帯のバスが混雑するという声もあります。

毎日の通学を考えると、電車の乗車時間だけでなく、金沢八景駅から学校までの移動も含めて判断する必要があります。

校則については、比較的自由で厳しすぎないと感じる生徒や保護者がいる一方、スマートフォンの使用や服装に関する指導を厳しいと受け止める生徒もいます。

関東学院六浦では、制服の着用や校内でのスマートフォンの取り扱いなどについて規則が設けられています。

スマートフォンを日常的に使っている小学生にとっては、入学後に学校のルールに合わせる必要があります。

また、生徒同士のトラブルやいじめへの対応についても、さまざまな意見があります。

教員が早い段階で間に入ってくれたという保護者がいる一方、問題への対応が十分ではなかったと感じた保護者もいます。

関東学院六浦には保健室やカウンセリングルームがあり、学校生活や友人関係などについて相談できる体制が用意されています。

ただし、相談窓口があるからといって、人間関係の問題が起きないわけではありません。また、個々の事案について学校がどのように対応したかを、外部からすべて確認できるわけでもありません。

学校生活で困ったことが起きたときには、担任以外に誰へ相談できるのか、保護者との情報共有はどのように行われるのかを確認しておくことが大切です。

口コミには個々の生徒や家庭が経験した出来事が反映されており、学校全体の状況をそのまま表しているとは限りません。

良い評価だけでも、悪い評価だけでも学校の実態を判断することは難しいため、具体的な制度や学校の対応を確認しながら受け止めたいところです。

6年間を振り返る卒業生の声|自分で機会を選び、挑戦する学校生活

関東学院六浦の卒業生の声を見ていくと、部活動や海外研修、GLEクラスなど、印象に残っている経験は一人ひとり異なります。

中学から入学して6年間を過ごした生徒もいれば、高校から入学し、3年間でさまざまな活動に取り組んだ生徒もいます。

例えば、2025年3月に卒業し、國學院大學観光まちづくり学部へ進学した小栗健太朗さんは、高校2年生のときに参加したPYT自主研修が進路を考えるきっかけになったと振り返っています。

PYTは、生徒が自分たちで旅行を計画し、訪問先や学習内容を決める研修です。

小栗さんは、仲間と協力して富山県を紹介する動画を制作しました。その動画は富山県の公式YouTubeチャンネルでも公開されています。

研修に参加するだけでなく、自分たちの調査や制作の成果が学校の外へ届いたことは、印象深い経験になったようです。

また、2026年3月卒業のライル理沙さんは、GLEクラスでの学習を通して、異なる意見を聞き、自分の考えを見直す姿勢が身についたと語っています。

明治大学理工学部へ進学した本多右京さんは、6年間のラグビー部での活動を通して、継続する力や時間を管理する力を身につけました。

このように、関東学院六浦での成長のきっかけは、特定の授業や制度だけに限られていません。

一方、保護者の意見には、さまざまな教育プログラムがあるからこそ、自分から行動できる生徒ほど学校の環境を活用しやすいという指摘もあります。

海外研修や探究活動、部活動などの選択肢が多くても、本人が何に関心を持ち、どのように参加するかによって経験できることは変わります。

また、学習面では補習や課題が用意されていても、それらに取り組むだけで希望する進路が実現するわけではありません。

基礎学力を定着させながら、自分の興味や目標を見つけ、必要な学習へ取り組むことが求められます。

関東学院六浦は、キリスト教教育を基盤に、英語教育や国内外での体験、部活動、大学進学に向けた学習指導を組み合わせた学校です。

こうした環境を前向きに受け止めている生徒や保護者がいる一方、課題の量や指導方法、校則、人間関係について不満を感じている声もあります。

学校選びでは、口コミの評価を一つの数字として見るだけでなく、どのような点に満足し、どのような点を負担に感じているのかを分けて考えるとよいでしょう。

関東学院六浦では、学校説明会やオープンキャンパス、文化祭などを通して、学校の雰囲気を知ることができます。在校生や保護者の視点から学校生活を紹介する説明会も設けられています。

見学の際には、授業や施設だけでなく、部活動に参加する生徒の様子、教員との会話、休み時間の過ごし方などにも目を向けてみることをおすすめします。

入学後に何を学び、どのような活動に参加し、困ったときにどのような支援を受けられるのか。その一つひとつを確認することで、関東学院六浦で過ごす6年間をより具体的に想像できるでしょう。

この学校に向いている子の特徴|体験型の学びと国際教育を楽しめる子

関東学院六浦中学校は、キリスト教に基づく人間教育を土台に、英語教育、探究学習、国内外での体験活動を組み合わせた教育を行う共学の中高一貫校です。

中学校では英語を使って教科の内容を学ぶCLILや、社会の課題について考える「地球市民講座」、日本語の表現力を養う「言語力活用講座」などに取り組みます。高校には英語力・探究力・書く力を重視するGLEクラスがあり、海外大学や国内大学への進学も選択肢となっています。

また、選択制グローバル研修では、語学研修だけでなく、自然科学や環境、歴史、平和、社会貢献など、さまざまなテーマから自分の関心に合った活動を選べます。

こうした教育環境を考えると、関東学院六浦は、決められた内容を学ぶだけでなく、自分の興味を出発点として新しいことに挑戦したい子に向いている学校です。

一方、英語を使う授業や探究活動、毎朝の礼拝など、学校独自の教育が日常に組み込まれているため、本人や家庭との相性も重要になります。

英語を使って人と交流し、異なる文化や価値観に触れたい子

関東学院六浦の教育環境が合いそうなのは、英語を使ったコミュニケーションに関心を持っている子です。

中学校では英語を週5時間学び、外国人教員と日本人教員によるティーム・ティーチングを取り入れています。

英語の授業では、単語や文法を覚えることに加えて、相手の話を聞き、自分の考えを英語で伝える練習を重ねます。

また、関東学院六浦ではCLIL(内容言語統合型学習)を導入しています。

CLILとは、英語を使って社会や科学、文化などの内容を学ぶ方法です。例えば、環境問題について英語で学ぶ場合には、単に英文を読解するだけでなく、問題の原因や影響について考え、自分の意見を英語で表現します。

英語を学ぶことと、英語を使って何かを学ぶことを結びつけているわけです。

こうした授業では、最初から英語を流暢に話せる必要はありません。

むしろ、伝えたいことがあっても適切な単語が思い浮かばなかったり、相手の言葉を十分に聞き取れなかったりする経験を重ねながら、少しずつ表現の幅を広げていきます。

そのため、英語に関して次のような興味や姿勢を持つ子に合っているでしょう。

  • 外国の人と話してみたいという気持ちがある。
  • 英語を間違えることを過度に恐れず、知っている言葉で伝えようとする。
  • 英語の歌や映画、本などをきっかけに、海外の文化へ関心を持っている。
  • 日本とは異なる生活習慣や考え方について知りたい。
  • 将来、海外留学や海外大学への進学も選択肢として考えてみたい。

高校では、英語力・探究力・書く力を重視するGLEクラスが設けられています。

GLEクラスでは、英語によるディスカッションやアカデミックライティングに加え、日本語による論理的な文章作成や社会課題の探究にも取り組みます。

英語資格ではIELTS5.5以上の取得を目標の一つとし、国内外の大学進学につながる力を養います。

ただし、GLEクラスは高校での選択肢であり、中学校に入学すれば全員が自動的に進むわけではありません。

また、GLEクラスは海外大学や国内大学の文系学部への進学を視野に入れた教育課程です。理工系の大学を一般選抜で目指したい場合には、数学や理科の履修を含め、ほかのクラスとの違いを確認する必要があります。

英語を得意科目にしたいだけでなく、英語を使って世界の出来事を知り、自分の考えを伝えることに興味がある子には、関東学院六浦の英語教育が合っていると思います。

自分の興味から研修テーマを選び、実際に体験して学びたい子

関東学院六浦の特色を最も具体的に表しているのが、「選択制グローバル研修」です。

この制度では、学年全員が同じ目的地へ向かう従来型の修学旅行ではなく、生徒が自分の興味や関心に応じて研修テーマや訪問先を選びます。

研修先には、アラスカ、ブルネイ、マレーシア、カンボジア、台湾などの海外地域に加え、北海道、長崎、釜石、屋久島などの国内地域も含まれます。

それぞれの研修で学ぶ内容は異なります。

興味・関心研修テーマの例学びにつながる内容
自然科学が好きアラスカでの自然科学研修地球環境、気象、寒冷地の自然など
海外の文化に興味があるブルネイ・マレーシアでの研修現地校との交流、生活習慣、宗教、異文化理解
社会貢献に関心があるカンボジアでのサービス・ラーニング教育や社会の課題、現地の人々との関わり
歴史や平和について学びたい長崎での平和学習戦争、被爆の歴史、キリスト教の歴史
防災や地域社会に興味がある釜石での防災研修東日本大震災の教訓、災害への備え
旅行の企画が好きPYT(Plan Your Trip)研修訪問先の調査、旅程の計画、現地での学習

※研修先や募集学年、参加条件、費用は年度によって異なります。すべての研修が毎年実施されるわけではありません。

例えば、理科が好きな子であれば、アラスカの自然環境を実際に観察することが、新しい学習への関心につながるかもしれません。

また、社会科で外国の歴史や文化に興味を持った子が、現地で暮らす人々と交流することで、教科書に書かれていない生活習慣や価値観に触れることもできます。

特に関東学院六浦では、研修の前後に行う学習も重視しています。

研修前には訪問先について調べ、現地で確かめたいことを整理します。研修後には、経験したことや考えたことをまとめ、学習報告会などで発表します。

このような学習方法は、先生から与えられた課題に取り組むだけでなく、自分が何を知りたいのかを考え、目的を持って行動する子に向いています。

ただし、海外研修には通常の学費とは別に参加費が必要となり、研修によって募集人数や参加条件も異なります。

また、選択制グローバル研修は海外渡航だけを目的とした制度ではありません。国内の研修にも自然科学や歴史、社会課題などを学ぶ機会があります。

海外へ行きたいという気持ちが強い子はもちろん、国内外を問わず、自分の興味のある場所へ出かけて学ぶことが好きな子にも合っているでしょう。

社会の問題を知り、自分の意見を考えて表現することが好きな子

関東学院六浦では、教科学習とは別に、社会について考え、自分の意見を表現するための独自講座を設けています。

中学校で行われる「地球市民講座」と「言語力活用講座」です。

地球市民講座では、環境問題や貧困、平和、多文化共生など、現代社会が抱えるさまざまな問題について学びます。

例えば、海洋プラスチックごみをテーマにする場合、単に海にごみが増えていることを知るだけではありません。

なぜプラスチックごみが海へ流れ込むのか、回収や削減にはどのような方法があるのか、生活の中で何ができるのかを考えます。

また、社会の問題には、必ずしも一つの正解があるわけではありません。

環境を守るために便利な製品の使用を制限した場合、環境面ではよい結果が得られても、製品を必要としている人や、それを製造・販売している人には負担が生じることもあります。

問題を考える際には、さまざまな立場の人の意見を知る必要があります。

こうした活動に興味を持つ子には、関東学院六浦の探究型の授業が合っているでしょう。

一方、言語力活用講座では、日本語を使って情報を読み取り、自分の考えを整理する力を育てます。

新聞記事や資料を読み、文章を書いたり、グループで意見を交換したりします。

例えば、学校の近くに新しい公共施設をつくるとしたら、どのような施設がよいかを考える場合、利用する人の年齢や地域の人口、予算などを踏まえて意見をまとめる必要があります。

単に自分の希望を述べるのではなく、理由や根拠を示して相手に伝えることが求められます。

中学校の段階からこうした学習に取り組み、高校のGLEクラスでは企業や自治体と連携した「アカデミックラボ」にもつながっていきます。

アカデミックラボでは、企業や地域が実際に抱えている課題について調査し、生徒が改善策や新しい企画を提案します。

自分の考えを伝えることが好きな子だけでなく、最初は人前で話すことが苦手でも、調べたことを整理して説明できるようになりたい子にとっても、経験を積む機会があります。

ただし、探究学習では、調べた内容を文章にまとめたり、発表資料を作成したりする作業も必要です。

答えが決まっている問題を解くことだけが好きな子にとっては、最初は戸惑う場面もあるかもしれません。

そのような場合でも、身近な社会問題や興味のあるテーマから取り組むことで、少しずつ自分の意見を考える経験を重ねられます。

部活動や学校行事に参加し、仲間と協力して何かを成し遂げたい子

関東学院六浦では、授業以外の活動にも多くの選択肢があります。

部活動には、ラグビーやサッカー、硬式テニス、陸上競技、バスケットボールなどの運動部に加え、鉄道研究部、吹奏楽部、軽音楽部、生物部、インターアクト部などがあります。

全国大会で上位入賞を果たしている部がある一方、日常の研究や制作、地域での活動などを中心とするクラブもあります。

例えば、ラグビー部ではチーム全体で一つの目標を共有し、練習や試合を通して競技力を高めます。

鉄道研究部では、鉄道模型やミニ電車の制作に加えて、文化祭や地域イベントでの運行にも取り組みます。

吹奏楽部や軽音楽部では、仲間と音を合わせ、演奏会や大会に向けて練習を重ねます。

このような活動では、自分が得意なことだけをしていればよいわけではありません。

例えば、文化祭で模擬店を運営する場合、企画を考える生徒、材料を準備する生徒、会場を整える生徒、来場者へ説明する生徒など、さまざまな役割が必要です。

運動部でも、試合に出場する選手だけでなく、練習を支えたり、チームをまとめたりする役割があります。

仲間と協力して一つの目標へ向かうことに楽しさを感じる子であれば、関東学院六浦の学校行事や部活動を充実した時間にできるでしょう。

また、中学校入学時点で特定の活動に詳しくなくても構いません。

鉄道模型を作った経験がない子が入学後に制作を始めたり、楽器を演奏したことのない子が吹奏楽や軽音楽に挑戦したりすることも考えられます。

関東学院六浦では、中学生と高校生が関わる部活動もあり、先輩から技術を学びながら経験を積むことができます。

学校行事では、10月の「六浦祭」や中高合同のスポーツ大会などがあります。

特に六浦祭では、生徒が企画・運営に関わるため、クラスや部活動で協力する経験が得られます。

一方、部活動によって練習日数や活動時間には違いがあります。

大会で上位を目指す部では、平日の練習に加え、休日の活動や遠征が必要になる場合もあります。

本人がどの程度の時間を部活動に使いたいのか、家庭学習や海外研修などとの両立が可能かを考えておきたいところです。

また、セーリング競技では全国優勝を果たした在校生がいますが、学校の常設クラブとしてセーリング部があるわけではありません。

特定の競技に取り組むために学校を選ぶ場合には、校内にその競技の部活動があるか、活動場所や指導体制が整っているかまで確認する必要があります。

キリスト教教育の中で、他者への思いやりや社会への関わりを大切にしたい子

関東学院六浦の校訓は「人になれ 奉仕せよ」です。

学校ではキリスト教に基づく教育を行い、毎朝の礼拝や週1時間の聖書の授業を通して、自分自身の生き方や他者との関係について考えます。

また、花の日礼拝や収穫感謝礼拝、クリスマス礼拝などの宗教行事も行われています。

こうした教育環境は、自分のことだけでなく、周囲の人々や社会のことにも目を向けてほしいと考える家庭に合っているでしょう。

例えば、友人が困っているときに声をかけることや、グループ活動で自分の役割を果たすことも、他者への思いやりにつながります。

関東学院六浦では、学校内での活動に加え、地域でのボランティアや福祉施設との交流、清掃活動などにも取り組んでいます。

また、カンボジアでのサービス・ラーニングなど、海外で社会の課題について考える研修も設けられています。

学校で学んだ「奉仕」という考え方を、実際の活動につなげる機会があるわけです。

ただし、こうした活動は、誰かを一方的に助けることだけを目的とするものではありません。

相手がどのような状況にあり、どのようなことを必要としているのかを知り、互いの立場を尊重しながら関わることが大切です。

これは、地球市民講座や海外研修で重視される多文化共生の考え方にもつながっています。

また、キリスト教教育に関心があるからといって、入学前からキリスト教について詳しく知っている必要はありません。

関東学院六浦には、キリスト教の信仰を持たない家庭の生徒も入学しています。

一方、礼拝や聖書の授業は、学校生活の中で継続して行われます。宗教教育に対する考え方が家庭と大きく異なる場合には、入学後に戸惑うこともあるかもしれません。

学校説明会では、礼拝の内容や聖書の授業で何を学ぶのかを確認し、本人がその環境をどのように受け止めるかを考えておくとよいでしょう。

自分のペースで学力を伸ばしながら、将来の進路を広く考えたい子

関東学院六浦では、国語・数学・英語などの基礎学力を身につけながら、学年が上がるにつれて進路希望に応じた学習へ進みます。

中学1・2年生では共通のカリキュラムを中心に学び、中学3年生からはスタンダードクラスとアドバンスドクラスに分かれます。

高校ではGLEクラスも設けられ、進路希望に応じて学び方を選びます。

大学進学については、系列の関東学院大学への推薦制度がある一方、国公立大学や難関私立大学、海外大学などを目指す生徒もいます。

そのため、中学入学時点で将来の進路が決まっていなくても、6年間の学校生活を通して学びたい分野を考えていくことができます。

例えば、中学校で英語に興味を持った子が、高校でGLEクラスを選ぶことも考えられます。

一方、理科の実験や数学の学習を通して理工系分野に関心を持った子であれば、大学受験に必要な数学・理科を中心とした学習へ進む選択肢があります。

また、学校にはオンライン学習教材や補習などが用意されています。

わからない内容を繰り返し学習したり、先生へ質問したりしながら、基礎学力を定着させることを目指します。

こうした学習環境は、次のような子に合っているでしょう。

  • 小テストや定期試験を利用しながら、少しずつ学力を伸ばしたい。
  • わからない問題を先生に質問し、理解できるようになるまで取り組みたい。
  • 勉強だけでなく、部活動や学校行事にも参加したい。
  • 中学入学時点では将来の進路が決まっておらず、いろいろな分野を知ってから考えたい。
  • 国内大学だけでなく、海外大学や留学にも関心がある。

ただし、関東学院六浦には、オンライン教材を使った反復学習や課題、補習などもあります。

英語教育や探究学習が充実しているからといって、通常の教科学習が少ないわけではありません。

むしろ、英語で社会問題を学んだり、探究活動の成果を文章にまとめたりするためには、基礎的な読解力や計算力、語彙力などが必要になります。

また、学校には自分で選べる研修や活動が多いため、すべてを先生が決めてくれる環境を希望する場合には、本人の期待と異なることもあるでしょう。

一方、自分から積極的に行動することが得意でなくても、入学後に興味のある活動を見つけ、少しずつ参加することはできます。

最初から明確な目標を持っていることよりも、新しいことに関心を持ち、経験したことから学ぼうとする姿勢が大切です。

最後に、関東学院六浦との相性を考えるうえで、通学と費用も確認しておきたいところです。

学校は金沢八景駅から徒歩約15分の場所にあり、朝は8時25分から礼拝が始まります。放課後には部活動もあり、中学生の下校時刻は18時です。

通学時間が長い場合には、帰宅後の家庭学習や睡眠時間を確保できるかを考える必要があります。

また、選択制グローバル研修や留学、部活動によっては、通常の学費とは別に費用がかかります。

教育プログラムが多いことは選択肢の広さにつながりますが、希望する活動をすべて利用できるとは限りません。

学校選びでは、本人が興味を持っている活動と、家庭で無理なく続けられる通学・費用の条件を合わせて考えることが重要です。

関東学院六浦は、英語教育や国内外での研修、探究学習、部活動などを通して、生徒が自分の関心を広げられる学校です。

学校説明会や六浦祭では、実際に生徒がどのような活動に取り組んでいるのかを知ることができます。

英語を使った授業、部活動の展示や演奏、生徒が企画した文化祭の運営などを見ながら、本人が「この学校でやってみたい」と思えることがあるかを確かめてみるとよいでしょう。

6年間の中で自分の興味を見つけ、実際に行動し、その経験を次の学びや進路につなげていきたい子にとって、関東学院六浦中学校は検討する価値のある学校です。

まとめ|関東学院六浦中学校で広がる6年間の学びと経験

関東学院六浦中学校は、横浜市金沢区の金沢八景に位置する、キリスト教主義の共学中高一貫校です。

校訓「人になれ 奉仕せよ」のもと、基礎学力の定着を重視しながら、英語教育、探究学習、国内外での体験活動などを組み合わせた教育を行っています。

特に特徴的なのが、中学校から取り組むCLIL(内容言語統合型学習)、社会の課題について考える「地球市民講座」、高校のGLEクラス、そして自分の興味に応じて研修先を選べる「選択制グローバル研修」です。

また、関東学院大学に隣接する環境を生かした学習活動や、全国大会で活躍する運動部、地域との交流を重視する文化部など、教室の外にもさまざまな学びの機会があります。

一方、系列の関東学院大学への推薦制度があるものの、実際には他大学への進学を選ぶ生徒も多く、国公立大学・私立大学・海外大学など、進路の選択肢は幅広くなっています。

ここでは、関東学院六浦中学校の特徴を改めて整理し、受験を検討する際に確認しておきたいポイントをまとめます。

関東学院六浦中学校の基本情報をおさらい

まず、学校の基本情報と教育上の特色を一覧表で確認しましょう。

項目内容
学校名関東学院六浦中学校・高等学校
所在地神奈川県横浜市金沢区六浦東1-50-1
学校区分私立・共学・中高一貫校
設立1953年
校訓「人になれ 奉仕せよ」
宗教教育キリスト教主義・毎朝の礼拝・聖書の授業
最寄り駅京急線・シーサイドライン「金沢八景駅」
アクセス金沢八景駅から徒歩約15分、路線バスの利用も可能
教育の特色CLIL、地球市民講座、言語力活用講座、GLEクラス、選択制グローバル研修
中学のクラス編成中学3年生からスタンダードクラス・アドバンスドクラス
高校のクラス編成スタンダードクラス・アドバンスドクラス・GLEクラスなど
大学進学関東学院大学への推薦制度、国内外の大学進学
主な学校行事六浦祭、スポーツ大会、宿泊行事、国内外の研修、キリスト教行事
主な部活動ラグビー、サッカー、吹奏楽、軽音楽、鉄道研究、生物研究など

関東学院六浦は、大学進学に向けた教科学習だけに重点を置く学校ではありません。

英語や探究活動、学校行事、国内外での研修などを通して、自分の興味や関心を広げることを大切にしています。

また、キリスト教教育を日常生活の中に取り入れていることも重要な特徴です。

毎朝の礼拝や聖書の授業を通して、他者との関わり方や社会への奉仕について考えます。こうした考え方は、学校行事やボランティア、地球市民講座などにもつながっています。

関東学院六浦の6年間|基礎学力から英語・探究・進路選択へ

関東学院六浦の中高6年間は、学年が上がるにつれて学習内容や選択肢が広がっていく構成です。

中学1・2年生では、主要教科の基礎を固めながら、英語を使った学習や社会課題について考える授業に取り組みます。

中学3年生からは学習状況に応じたクラス編成となり、高校ではGLEクラスを含む複数の学び方が用意されます。

学年学習の中心成長のポイント
中学1年主要教科の基礎、CLIL、地球市民講座学習習慣を整え、新しい友人や活動に出会う
中学2年教科学習の充実、言語力活用講座、自然教室自分の考えを整理し、仲間と協力する力を養う
中学3年クラス別学習、高校への接続、キャリア教育得意分野や将来の進路を考え始める
高校1年スタンダード・アドバンスド・GLEなどの学習学びたい分野や進路の方向性を具体化する
高校2年進路別科目選択、探究活動、大学進学準備専門的な学習を深め、進路に必要な力を伸ばす
高校3年大学入試対策、探究成果のまとめ、進路選択6年間の学びを卒業後の進路へつなげる

例えば、中学1年生で海外の文化に興味を持った生徒が、選択制グローバル研修で現地の生活を経験し、高校ではGLEクラスで英語力や探究力を磨くという学び方が考えられます。

一方、理科や数学への関心が高まった生徒は、教科学習や大学との連携講座などを通して理解を深め、理工系大学への進学を目指すこともできます。

また、部活動に打ち込む中で、競技やものづくり、音楽、地域活動など、自分が長く続けたいと思える分野に出会う可能性もあります。

関東学院六浦では、入学時点で将来の進路が決まっていなくても、6年間のさまざまな経験を通して自分の関心を見つけ、学び方を選んでいけることが特徴です。

関東学院六浦を特徴づける3つの教育|英語・探究・グローバル研修

関東学院六浦の教育を理解するうえで、特に押さえておきたいのは、英語教育、探究学習、選択制グローバル研修の3つです。

1つ目は、英語を使って学ぶ教育です。

中学校では、外国人教員と日本人教員による授業に加え、CLILを導入しています。

CLILでは、英語を使って社会や科学などの内容を学びます。英語の単語や文法を覚えるだけでなく、英語で情報を理解し、自分の考えを伝える経験を積みます。

高校のGLEクラスでは、英語によるディスカッションやアカデミックライティング、IELTS対策などに取り組みます。

2つ目は、社会の課題を考える探究学習です。

中学校の地球市民講座では、環境問題や平和、多文化共生などについて学びます。

また、言語力活用講座では、新聞記事や資料を読み、自分の意見を文章にまとめたり、ほかの生徒と話し合ったりします。

高校のGLEクラスでは、企業や自治体と連携するアカデミックラボも設けられています。

地域や社会の問題について調査し、解決方法を考え、提案するという一連の経験を通して、学校で学んだ知識を実際の社会へつなげていきます。

3つ目は、自分の関心に応じて選ぶグローバル研修です。

選択制グローバル研修では、アラスカでの自然科学研修、ブルネイなどでの異文化交流、カンボジアでのサービス・ラーニング、国内での歴史・防災・自然研修など、さまざまな活動が行われています。

単に海外へ行くことを目的とするのではなく、何を学びたいのかという目的を持って研修へ参加することを重視しています。

この3つの教育には共通点があります。

それは、教室で学んだ知識を使って、自分で考え、他者と関わり、行動することです。

例えば、環境問題について英語で学んだ生徒が、研修先で実際の自然環境を観察し、その経験をレポートや発表にまとめることも考えられます。

英語教育、探究学習、グローバル研修がそれぞれ独立した活動ではなく、学びの中で結びついている点が、関東学院六浦の魅力の一つです。

学校生活と進学実績|学力だけでなく多様な経験を積む6年間

関東学院六浦では、授業以外の時間にも多くの活動が用意されています。

文化祭「六浦祭」では、生徒が企画や展示、模擬店、ステージ発表などに関わり、仲間と協力して行事をつくり上げます。

スポーツ大会や合唱コンクール、宿泊行事などもあり、日々の教科学習とは異なる役割を経験できます。

また、部活動では、ラグビーや吹奏楽、軽音楽、鉄道研究など、さまざまな分野に取り組めます。

女子ラグビー部は全国大会で優勝するなどの実績を持ち、鉄道研究部は全国規模の鉄道模型コンテストで最優秀賞を受賞したほか、地域イベントでミニ電車の運行にも取り組んでいます。

こうした活動では、大会や発表会の結果だけでなく、準備や練習を重ねる過程で、仲間と協力する力や継続する力を身につけることができます。

進学面では、系列の関東学院大学への推薦制度を設けながら、国公立大学やほかの私立大学、海外大学への進学も目指せます。

2026年3月の高校卒業生225名のうち、189名が4年制大学へ進学しました。4年制大学進学率は84.0%です。

2026年春の合格実績では、東京科学大学や横浜市立大学などの国公立大学、早稲田大学・上智大学・東京理科大学・GMARCHなどの私立大学に合格者を出しています。

海外大学への合格実績もあり、国内に限らない進路の選択肢が用意されています。

ただし、系列大学への内部推薦制度があるからといって、無条件で希望する学部に進学できるわけではありません。

また、総合型選抜や学校推薦型選抜で大学進学を目指す場合にも、必要な学力や資格、評定などの条件を満たす必要があります。

関東学院六浦の進路選択では、学校に用意された制度を利用するだけでなく、本人がどのような学問を学びたいのか、そのために何を準備するのかを考えることが重要になります。

受験を検討する際に確認したいこと|入試・学費・通学・学校との相性

関東学院六浦中学校への受験を検討する際には、教育内容への関心に加えて、入学後の学校生活を無理なく続けられるかを考える必要があります。

まず、2027年度入試の基本情報を確認しましょう。

項目2027年度入試の内容
募集人数教科型・英語型で男女120名、帰国生は別途若干名
教科型入試2月1日午前・午後、2月2日午前・午後、2月4日午前
英語型入試2月1日午後
受験科目国語・算数の2科、国語・算数・社会・理科の4科、英語型
検定料1試験23,000円、対象となる2試験以上の出願は合計46,000円
入学時納入金430,000円(入学金230,000円・特別施設費200,000円)
入学後の月額納入金58,300円(2026年度の参考額)

関東学院六浦の教科型入試では、算数に音声を聞き取って考える問題が出題されます。

また、英語型入試では英語150点、国語50点、算数50点の配点となっており、英語力を生かした受験が可能です。

教科型入試では、英検4級以上の取得者や複数回受験者などを対象とした優遇措置も用意されています。

ただし、入試方式や日程によって難易度や募集人数が異なるため、模試の偏差値だけで判断せず、過去問で安定して得点できるかを確認しておきたいところです。

学費については、入学時の納入金に加え、授業料や施設費などが毎月必要になります。

また、制服・教材・学習用端末の購入費、国内外の研修費、部活動の費用などが別途発生します。

特に海外研修は、行き先や期間によって費用が異なるため、希望するプログラムの参加条件や費用を確認しておくとよいでしょう。

そして、毎日の通学も重要です。

関東学院六浦は金沢八景駅から徒歩約15分の場所にあり、朝は8時25分から礼拝が始まります。

放課後には部活動や自習を行う生徒もいるため、帰宅後の家庭学習や睡眠時間を確保できるかまで考える必要があります。

最後に、学校との相性を確認するためのポイントを整理します。

確認したいこと学校見学などで注目するポイント
英語教育外国人教員との授業やCLILの内容が本人の興味に合っているか
探究学習調べ学習、文章作成、発表などに取り組みたいと思えるか
グローバル研修本人が参加してみたい研修や学習テーマがあるか
キリスト教教育毎朝の礼拝や聖書の授業を自然に受け入れられそうか
部活動興味のあるクラブがあり、活動日数や内容が希望に合うか
学習指導授業・課題・補習の仕組みが本人の学び方に合っているか
進学制度国内外の大学進学や系列大学への推薦制度が将来の希望に合うか
通学・費用6年間無理なく通学し、希望する活動に参加できるか

学校説明会では教育方針や入試制度について詳しく説明を受けられますが、学校生活の雰囲気を知るには、実際に生徒が活動している様子を見ることも大切です。

六浦祭やオープンキャンパスでは、部活動の展示や発表、生徒による企画などを通して、学校生活の一端に触れられます。

受験を検討する場合には、保護者だけで判断するのではなく、本人が学校を訪れ、そこでどのような6年間を過ごしたいと思うかを確かめてみるとよいでしょう。

関東学院六浦中学校は、世界への関心を自分の学びにつなげたい子に向いている学校

関東学院六浦中学校の教育を一言で表すなら、「教室で学んだことを、社会や世界での経験につなげる教育」といえるでしょう。

中学校では国語・数学・英語などの基礎を固めながら、英語による教科学習や地球市民講座、言語力活用講座に取り組みます。

学校行事や部活動では仲間と協力する経験を積み、選択制グローバル研修では自分の興味に応じたテーマを学びます。

高校では、GLEクラスを含む複数の学習環境があり、国内外の大学進学へとつなげていきます。

こうした学校生活は、英語に興味がある子や、海外の文化に触れてみたい子、社会の問題について考えることが好きな子にとって、学びを広げる機会となるでしょう。

また、部活動や学校行事に積極的に参加したい子や、中学入学時点では将来の進路が決まっておらず、さまざまな経験を通して考えていきたい子にも合っていると思います。

一方、英語教育や探究学習が充実しているからといって、主要教科の学習が軽くなるわけではありません。

授業や課題、補習などを通して基礎学力を身につけながら、興味のある活動に取り組む必要があります。

また、多彩な研修や留学制度があっても、それらをすべて利用することが必須というわけではありません。本人の関心や家庭の方針、費用などを踏まえて選択していくことになります。

関東学院六浦は、学校側が用意した一つの進路へ生徒全員を導くというよりも、多様な学びの機会を通して、それぞれの興味や目標を見つけることを重視する学校です。

そのため、学校に入れば自動的に英語力や探究力が伸びると考えるのではなく、本人が何に関心を持ち、どのような活動へ参加したいかを大切にしたいところです。

6年間の学校生活では、入学時に考えていた将来の目標が変わることもあります。

中学1年生のときには英語が好きだった子が、理科実験や自然科学研修をきっかけに理工系分野へ進むかもしれません。

部活動に打ち込んできた子が、仲間と活動する経験を通して、教育や福祉、スポーツに関わる仕事へ関心を持つこともあるでしょう。

大切なのは、入学時点で将来の進路を決めきることではなく、日々の授業や学校行事、校外での体験を通して、自分の可能性を少しずつ広げていくことです。

関東学院六浦中学校には、そうした経験を積むための選択肢が数多く用意されています。

「人になれ 奉仕せよ」という校訓のもと、他者を理解し、自分で考え、社会や世界へ関心を広げていく。

関東学院六浦中学校は、6年間を通して自分の興味を見つけ、知識と経験の両方を積み重ねていきたい子にとって、魅力ある進学先の一つといえるでしょう。

学校見学や説明会では、ぜひ本人と一緒に校舎を歩き、授業や部活動、行事に取り組む生徒の姿を見てみてください。

そこで「この学校で学んでみたい」「こんな活動に参加してみたい」と思えるかどうかが、6年間を過ごす学校を選ぶうえで大切な判断材料になるはずです。

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