整数の性質を使いこなそう!〜倍数と集合編〜

中学受験算数

問題

1から100までの整数の中に、6でも8でも割り切れない数は何個ありますか。

解説

問題文にある、「6でも8でも割り切れない数」を直接求めるのは難しいので、先に「6か8で割り切れる数」を求めた後に、全体から引くという考え方をします。

ここで、以下のようにヴェン図を書いて、整数を整理すると、

  • 6で割り切れる数=6の倍数
  • 8で割り切れる数=8の倍数
  • 6でも8でも割り切れる数=24(6と8の最小公倍数)の倍数
  • 6でも8でも割り切れない数

となります。

次にそれぞれの集合の個数を求めると、

  • 6の倍数
    \(100\div6=16\cdots4\)
    より16個
  • 8の倍数
    \(100\div8=12\cdots4\)
    より12個
  • 24の倍数
    \(100\div24=4\cdots4\)
    より4個

となるので、6か8で割り切れる数の個数は、

\(16+12-4=24\)

より、24個とわかります。(この時、4を引き忘れないように注意)

最後に、6でも8でも割り切れない数の個数を求めると、

\(100-24=76\)

より76個とわかります。(うっかり、24個で計算を終えないように注意!)

タイトルとURLをコピーしました