明治時代初期の外交
欧米との関係
- 岩倉使節団(岩倉具視/大久保利通/木戸孝允/伊藤博文)を欧米に派遣
- →不平等条約改正の交渉をしたが失敗
- →帰国後、西郷隆盛らの征韓論を退けて内治論を主張
北海道と沖縄
- ・北海道→蝦夷地→屯田兵→開拓と警備
- 1457年 コシャマインの乱
- 1669年 シャクシャインの乱
- 1869年 開拓使が北海道と改名
- 1875年 千島樺太交換条約
→千島列島を日本が、樺太をロシアが所有することに
- 沖縄→琉球王国→沖縄県
- 1429年 尚巴志が琉球を統一
- 1872年 琉球藩を設置
- 1879年 沖縄県に改名
東アジアとの関係
- 1871年 日清修好条規→平等な条約
- 1875年 江華島事件(朝鮮)
- 1876年 日朝修好条規→不平等な条約(日本側に治外法権があり、朝鮮側に関税自主権がない)
日清戦争
朝鮮を巡る対立
- 日本と清の朝鮮への勢力争い→朝鮮国内の農民の不満
日清戦争
- 1894年 東学党の乱(甲午農民戦争)
- →大規模な農民一揆が起こり、朝鮮政府は清に援軍を求めたが、日本も派兵
- →乱の鎮圧後も清の軍隊が残り、日清戦争へ
- →日本が勝利し終戦
- 1895年 下関条約を締結
- 日本 清
総理大臣; 伊藤博文 李鴻章
外務大臣; 陸奥宗光 - <内容>
1. 3億円の賠償金
2. 台湾、遼東半島の割譲
→ロシア、フランス、ドイツがこの条約の内容に抗議し、遼東半島の返還を要求
→日本側がこれに応じた(三国干渉) - 何故、三国干渉が生じたのか?
→ロシアの南下政策にとって不都合且つ、ドイツ、フランスにとっては、ロシアの目を極東地域に向け、自国の安全を図る狙いがあったから。
- 日本 清
- 1897年 李氏朝鮮(1392年〜李成桂が建国)が大韓帝国と改名
日露戦争
日英同盟
- 1902年 日英同盟を締結
日露戦争
- 欧米各国や日本が中国への進出を強める
- →外国人に対して不満が増し、外国人排斥運動へ発展
- 1900年 義和団事件(北清事変)
- →乱の鎮圧後、ロシアの軍隊が駐留
- 1904年 日露戦争
- →日本海海戦でバルチック艦隊が全滅
- 1905年 アメリカの媒でポーツマス条約を締結
- ・日本; 小村寿太郎 ・ロシア; ウィッテ
- <内容>
1. 樺太の南半分を日本領に
2. 遼東半島と南満州鉄道の権利を日本のものに - →ロシアに勝利はしたが、賠償金は得られず、民衆には不満が溜まる
- →日比谷焼打事件へ
韓国併合
- 1909年 伊藤博文がハルビン駅で安重根により暗殺される
- 1910年 韓国併合→植民地へ
条約改正
不平等条約改正への努力
- 1871年 岩倉使節団→失敗
- 1883年 鹿鳴館→西洋化と近代化をアピールするも失敗
- 1886年 ノルマントン号事件→国民の不満が高まる
条約改正
- 1894年 陸奥宗光→治外法権の撤廃に成功
- 1911年 小村寿太郎→関税自主権の回復に成功
近代産業の発展
- 富国強兵、殖産興業
- 1872年 富岡製糸場
- 1901年 八幡製鉄所→日清戦争の賠償金が使われた
- 三井、三菱、住友→財閥に
- 足尾銅山鉱毒事件→田中正造が天皇へ直訴
- 輸出入
- 1882年
- ・輸出品; ¥37720000 ・輸入品; ¥29450000
・生糸; 43.0% ・綿糸; 22.2%
・緑茶; 18.2% ・砂糖; 15.1%
・水産物; 5.2% ・綿織物; 14.6%
・米; 4.4% ・毛織物; 8.9%
・その他; 29.2% ・石油; 7.9%
・その他; 31.3%
- ・輸出品; ¥37720000 ・輸入品; ¥29450000
- 1897年
- ・輸出品; ¥163140000 ・輸入品; ¥219300000
・生糸; 34.1% ・綿花; 19.9%
・綿糸; 8.2% ・米; 9.8%
・絹織物; 6.0% ・砂糖; 9.0%
・石炭; 5.2% ・機械類; 8.0%
・緑茶; 4.6% ・綿糸; 4.4%
・その他; 41.9% ・綿織物; 4.4%
・毛織物; 4.4%
・鉄類; 4.1%
・その他; 36.0%
- ・輸出品; ¥163140000 ・輸入品; ¥219300000
- 1882年