中央大学附属横浜中学校の学校紹介〜附属校化で人気再燃!?話題の共学校を徹底解説!〜

中学受験
  1. 学校の概要|附属校化により進化を遂げた共学校、学習・進路の自由度も魅力
  2. アクセスと立地環境|センター北駅から徒歩7分、住宅街に位置する穏やかな環境
    1. アクセス情報
  3. 教育方針とカリキュラム|中高一貫の6年間で「芯のある人」を育てる独自教育
    1. 中高一貫の体系的カリキュラム
    2. 特色ある教育内容
  4. 学習環境と施設設備|ICT・理科実験室・アリーナなど設備充実のモダンな校舎
    1. 主な学習・生活施設
    2. ICT環境の整備
  5. 学校生活と行事|自由と自主性を大切にした、活気ある行事と日常生活
    1. 年間行事の一例
    2. 日常の学校生活
  6. クラブ活動|約35の部活動で個性を発揮、中高合同の活動で結束力もアップ
    1. 主なクラブ活動の一例
    2. 活動の特徴
  7. 進学実績と卒業後の進路|中央大学への内部推薦制度と難関私大への合格実績
    1. 中央大学への推薦制度について
    2. 外部大学への進学実績
  8. 入試情報と合格の目安|入試傾向と最新の倍率・偏差値データをチェック
    1. 入試日程(2025年度予定)
    2. 入試の傾向と難易度
  9. 併願校パターン|難関校〜中堅校までの併願例を入試日程とともに紹介
    1. チャレンジ校(難関校)
    2. 標準校(中大横浜と同程度)
    3. 安全校(比較的合格可能性の高い学校)
  10. 在校生・保護者の声|通ってわかる、学びやすさと安心感の両立
    1. 在校生の声
    2. 保護者の声
  11. この学校に向いている子の特徴|自発的に学び、将来を見据えて行動できる子に
    1. こんな子におすすめ
  12. まとめ|共学校×附属校の魅力が詰まった中大横浜、その魅力と受験対策の総括
    1. 受験に向けたアドバイス

学校の概要|附属校化により進化を遂げた共学校、学習・進路の自由度も魅力

中央大学附属横浜中学校は、神奈川県横浜市都筑区に位置する共学校の中高一貫校です。2013年度より正式に中央大学の附属校となり、それ以降、進学実績・学習環境の両面で大きく進化を遂げてきました。

現在は中学校・高等学校合わせて約1,160名(中学582名)が在籍しており、男女共学ならではの協調性と多様性を重視した教育が実践されています。内部進学の枠組みを持ちながらも、外部大学への進学も選択できるのが本校の大きな特徴です。

建学の精神として掲げるのは、「芯のある人を育む」という理念。これは、主体的に考え行動できる力と、他者と協働する力を備えた、社会で自立・貢献できる人材の育成を目指したものです。知識偏重ではない、人間教育に力を入れる進学校として、高い評価を受けています。

また、中央大学との強固な連携により、大学の教授陣による特別授業や施設利用なども可能で、学術的な刺激に富んだ学びが展開されているのも魅力のひとつです。

アクセスと立地環境|センター北駅から徒歩7分、住宅街に位置する穏やかな環境

中央大学附属横浜中学校は、横浜市営地下鉄ブルーライン・グリーンライン「センター北駅」から徒歩約7分という、アクセスの良さが魅力です。周辺は落ち着いた住宅街に囲まれた環境で、安全性・通学利便性の両方を備えた立地となっています。

アクセス情報

  • 横浜市営地下鉄「センター北駅」より徒歩7分
  • 横浜駅から約20分、新横浜駅から約15分、あざみ野駅から約10分圏内
  • 神奈川・東京都内からの通学者も多数

駅周辺にはショッピングモールや公共施設もあり、放課後の活動や保護者の来校時にも便利です。坂道も比較的少なく、徒歩での通学も快適に行える点も評価されています。

また、通学路の安全性も高く、保護者からの信頼度が高い学校のひとつとなっています。

教育方針とカリキュラム|中高一貫の6年間で「芯のある人」を育てる独自教育

中央大学附属横浜中学校の教育は、「芯のある人を育てる」という理念に基づいて構築されています。これは、思考力・判断力・表現力を育み、自ら課題を見つけて行動できる人間の育成を目指すものです。

中高一貫の体系的カリキュラム

  • 中学1〜2年:基礎学力の定着と探究的学習への導入
  • 中学3年:高等課程への橋渡しとして発展的内容を学習
  • 高校1〜2年:文理選択を踏まえた柔軟なコース選択
  • 高校3年:受験対策および中央大学推薦希望者向けの専門指導

特色ある教育内容

  • 探究活動(探究ゼミ):中1から継続的に実施され、課題設定から発表までを通じて思考力を鍛える
  • 英語教育:英検取得支援、オンライン英会話、スピーチコンテストなど豊富な機会
  • ICT活用:全生徒にiPadを貸与し、レポート提出やディスカッションに活用

また、定期試験に加え、レポート・プレゼンテーション・共同作業など多面的な評価を重視することで、知識だけでなく思考・表現の力をしっかり育てています。

大学附属校でありながら、「自分の進路を自分で決める」という姿勢を尊重する方針が貫かれており、内部進学も外部進学も見据えた柔軟な指導がなされています。

学習環境と施設設備|ICT・理科実験室・アリーナなど設備充実のモダンな校舎

中央大学附属横浜中学校の校舎は、2006年の開校時に建てられたモダンなデザインで、学習・生活・運動の各空間が分かれた機能的な設計となっています。日常の学習だけでなく、探究活動や課外活動にも対応できるよう、最新設備が随所に配置されています。

主な学習・生活施設

施設名概要
普通教室電子黒板・プロジェクター完備、個人ロッカー付きで快適な学習空間
理科実験室(物理・化学・生物)専門機器や安全設備を完備、観察・実験中心の授業に対応
メディアセンター(図書館)約2万冊の蔵書とPCスペースを備え、自習や調べ学習に最適
カフェテリア中学生も利用可能な広々とした食堂スペース
体育館・アリーナバスケ・バレー・ダンスなどの授業やクラブ活動に活用
屋外グラウンド人工芝の広場で球技や運動会などを実施

ICT環境の整備

全生徒にiPadを貸与し、クラウド型の学習支援ツール(Google Workspaceなど)を活用した授業を展開しています。課題提出、資料共有、ディスカッションなどが日常的に行われ、デジタルリテラシーの育成にも注力しています。

学校生活と行事|自由と自主性を大切にした、活気ある行事と日常生活

中央大学附属横浜中学校では、生徒の自主性と創造性を重んじる学校生活が展開されています。日常の授業に加え、行事や課外活動、委員会活動もすべて生徒主体で運営されており、活気ある雰囲気のなかで学校生活を楽しむことができます。

年間行事の一例

  • 4月:入学式、オリエンテーション、対面式
  • 6月:体育祭(全学年合同)
  • 9月:紅央祭(くおうさい)(文化祭)
  • 10月:校外学習、芸術鑑賞会
  • 12月:合唱コンクール、冬季特別講座
  • 2月:探究発表会(中3・高2)
  • 3月:卒業式、修了式、校外活動(希望制)

日常の学校生活

学校生活では、制服はあるが比較的自由な校則が採用されており、「自律した行動」を前提とした教育方針が根づいています。生徒同士の人間関係も良好で、いじめの少なさや落ち着いた雰囲気が保護者からも高く評価されています。

また、学年を越えた活動やクラブでの交流も多く、中高一貫ならではの縦のつながりが豊かに育まれている点も大きな特徴です。

クラブ活動|約35の部活動で個性を発揮、中高合同の活動で結束力もアップ

中央大学附属横浜中学校では、運動部・文化部を合わせて約35のクラブ活動が展開されており、中高合同での活動が中心となっています。先輩・後輩の壁が少なく、協力しながら活動することで、縦のつながりと社会性を育てる貴重な場となっています。

主なクラブ活動の一例

運動部文化部
サッカー部演劇部
バスケットボール部吹奏楽部
硬式テニス部美術部
陸上競技部科学部
バドミントン部文芸部
剣道部囲碁・将棋部

活動の特徴

クラブ活動は週2〜3日程度の活動が中心で、学業との両立がしやすい環境が整っています。また、文化祭「紅央祭(くおうさい)」や発表会を通じて活動成果を披露する機会も多く、生徒たちの表現力・創造力の育成にもつながっています。

一部のクラブは対外試合やコンクールにも出場しており、成果を目指す取り組みと仲間との協働を両立できる点が魅力です。

進学実績と卒業後の進路|中央大学への内部推薦制度と難関私大への合格実績

中央大学附属横浜中学校の最大の特長のひとつが、中央大学への内部推薦制度です。高校卒業時には、毎年100名以上が中央大学へ推薦進学しており、附属校ならではの安定した進路選択が可能です。

中央大学への推薦制度について

  • 校内成績や生活態度に基づいて推薦され、学部の選択肢も幅広い
  • 法学部・経済学部・商学部・文学部・理工学部など多くの人気学部に進学可能
  • 推薦枠は約120名分あり、推薦希望者のほとんどが進学

外部大学への進学実績

内部進学に加え、外部受験を選ぶ生徒も年々増加傾向にあります。特にGMARCHや早慶、国公立大学にも合格者を出しており、附属校でありながら進学校としての側面も持ち合わせています。

大学名合格実績(例)
中央大学約100〜120名(推薦中心)
早稲田大学10〜15名
慶應義塾大学数名
明治・青山・立教・法政・学習院合計40名以上
国公立大学10名前後(横浜国大・筑波大など)

「中央大進学を軸にしつつ、外部受験にも挑戦できる」という選択肢の広さが、同校の大きな魅力です。生徒それぞれの適性や目標に合わせた柔軟な進路選択が可能な点で、多くの支持を集めています。

入試情報と合格の目安|入試傾向と最新の倍率・偏差値データをチェック

中央大学附属横浜中学校の入試は、年2回の一般入試(2月1日午前・2月2日午後)で構成されており、いずれも4科目(国語・算数・理科・社会)による選抜試験が実施されます。高倍率・高偏差値の人気校として知られています。

入試日程(2025年度予定)

日程試験時間帯試験科目
2月1日(第1回)午前4科目(国・算・理・社)
2月2日(第2回)午後4科目(国・算・理・社)

入試の傾向と難易度

問題は基本+思考型のバランス型で、記述力や応用力を問う設問も多く見られます。特に算数と国語の配点が高く、差がつきやすいとされており、計算力と読解力の鍛錬が鍵となります。

受験者層は首都圏上位層が中心で、四谷大塚偏差値で60前後首都圏模試偏差値で68〜70程度が合格目安とされます。いずれの回も高倍率で、1回目入試は特に競争率が高くなります。

また、午後入試である第2回(2月2日)では、他校との併願がしやすく、午後型入試への対応力も問われるため、試験当日の集中力や持久力も重要なポイントになります。

併願校パターン|難関校〜中堅校までの併願例を入試日程とともに紹介

中央大学附属横浜中学校を志望する受験生は、「チャレンジ校」「標準校(同程度)」「安全校」を組み合わせたバランスの取れた併願戦略を取ることが一般的です。入試日程をうまく活用しながら、試験時刻の異なる学校を組み合わせる午後入試の活用もポイントとなります。

チャレンジ校(難関校)

日程学校名試験時間帯
2月1日慶應義塾普通部午前
2月2日慶應義塾湘南藤沢(SFC)、渋谷教育学園渋谷(渋渋)午前
2月3日慶應義塾中等部、浅野中学校午前
2月4日サレジオ学院午前

標準校(中大横浜と同程度)

日程学校名試験時間帯
2月1日中央大学附属横浜中学校(第1回)午前
2月2日青山学院中等部午前
2月2日中央大学附属横浜中学校(第2回)午後
2月3日青学横浜英和午前
2月4日法政大学第二午前
2月5日頌栄女子学院午前

安全校(比較的合格可能性の高い学校)

日程学校名試験時間帯
2月2日田園調布学園午前
2月3日成城学園午前
2月5日日本女子大学附属午前

中央大学附属横浜の2回の入試(2/1午前・2/2午後)を軸にしながら、難関校や安全校との組み合わせで戦略的に併願することで、合格可能性と志望度のバランスを取ることが可能です。

在校生・保護者の声|通ってわかる、学びやすさと安心感の両立

中央大学附属横浜中学校では、生徒・保護者ともに満足度の高い学校生活を送っているという声が多く寄せられています。学習面・生活面・人間関係のバランスが取れており、「この学校を選んでよかった」と実感するケースが多いのが特徴です。

在校生の声

  • 「先生との距離が近く、質問しやすい雰囲気です」 —— クラスの空気も穏やかで、のびのびと勉強に集中できます。
  • 「紅央祭や体育祭がとても楽しい」 —— 自分たちで作り上げる行事が多く、団結力が高まります。
  • 「中高合同のクラブ活動が楽しい」 —— 先輩から学ぶことが多く、良い関係が築けています。

保護者の声

  • 「落ち着いた校風と自主性を育てる教育が魅力」 —— 成績だけでなく、人間としての成長も感じられます。
  • 「中央大学附属という安心感」 —— 内部進学制度があることで、高校・大学の進路に不安が少ないです。
  • 「保護者への情報提供が丁寧」 —— 学校説明会や保護者面談が充実しており、信頼感があります。

このように、安心して通える環境と、知的・人間的な成長の両立ができる点が、多くの在校生・保護者から高く評価されています。

この学校に向いている子の特徴|自発的に学び、将来を見据えて行動できる子に

中央大学附属横浜中学校は、自由な校風のもとで、自ら考え、選択し、行動する力を育てる教育を重視しています。そのため、以下のような特徴を持つお子さまに特に適しています。

こんな子におすすめ

  • 自発的に学び、考えることが好きな子
  • 将来の進路について早いうちから意識したい子
  • 仲間と協力しながら、行事や探究活動に積極的に取り組みたい子
  • 中学〜高校〜大学と長期的に落ち着いた環境で過ごしたい子
  • 自由な環境の中でも、自律的に行動できる子

また、附属校でありながら外部大学への進学も視野に入れられる点は、選択肢を広く持ちたい生徒にとって大きな魅力です。自らの個性や目標を尊重しながら学びを深めたいというタイプの子どもに、とても合った学校です。

まとめ|共学校×附属校の魅力が詰まった中大横浜、その魅力と受験対策の総括

中央大学附属横浜中学校は、中高一貫教育の強みと大学附属校としての安心感、そして共学校としての多様性と協調性を兼ね備えた、非常にバランスの取れた進学校です。

探究的な学び・ICTの積極活用・行事の活気・自由な校風といった要素が融合し、知性・感性・人間力を総合的に育む教育が実現されています。さらに、中央大学への内部推薦制度という確かな進路保証がありつつ、外部受験にも対応した進路指導が整っている点も大きな魅力です。

受験に向けたアドバイス

  • 4科目すべてのバランスが求められる入試のため、早めの対策と演習が必須
  • 第2回入試(2/2午後)は他校との併願調整がしやすく、午後型対策も忘れずに
  • 学校説明会や文化祭(紅央祭)などで校風を体感しておくのが重要

「自由に、そして自律的に学びたい」という気持ちを持つ受験生にとって、中央大学附属横浜中学校は、未来へとつながる理想的な学び舎となることでしょう。ぜひ、確かな準備でこの魅力的な学校への挑戦を成功させてください。

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