【2026年版】青山学院横浜英和中学校の評判は?青学大への系属校推薦とキリスト教教育が特徴の共学校を徹底解説!

中学受験
  1. 学校の概要|蒔田の丘で受け継がれるキリスト教教育と青山学院とのつながり
    1. 青山学院横浜英和中学校の基本情報
    2. 1880年、横浜の外国人居留地から始まった学校
    3. 校訓は「心を清め 人に仕えよ」
    4. 「神を畏れる・自立する・隣人と共に生きる」という3つの教育目標
    5. 青山学院大学の「附属校」ではなく「系属校」
    6. 女子校から共学校へ――変化しながら残してきたもの
  2. アクセスと立地環境|蒔田駅から徒歩圏、緑に囲まれた丘の上のキャンパス
    1. 最寄りは横浜市営地下鉄ブルーライン「蒔田駅」
    2. 蒔田駅から学校までは徒歩8分、途中に156段の階段
    3. 京急線の井土ヶ谷駅というもう一つの選択肢
    4. 横浜駅から10分強、新横浜や戸塚方面からも通いやすい
    5. 住宅地を抜けた先に広がる「蒔田の丘」
    6. 6年間の通学として考えると、確認したいのは「駅から先」
  3. 教育方針とカリキュラム|「心を清め 人に仕えよ」を日々の学びへ
    1. 中学3年間は週32時間、主要教科と学校独自の学びを組み合わせる
    2. 英語は中1から少人数、2年生以降は習熟度別へ
    3. 数学は「体系数学」で中高6年間を一続きに学ぶ
    4. 放課後・土曜日・長期休暇まで使う学習サポート
    5. Chromebookは「調べる」だけでなく、考えて発表する道具
    6. 中学から始まるキャリア教育と青山学院大学との連携
  4. 学習環境と施設設備|礼拝堂・図書館・完全給食のある学校生活
    1. 約1万坪の「蒔田の丘」に広がるキャンパス
    2. 毎日の礼拝を支える学院礼拝堂とブリテンホール
    3. 理科室から茶道室まで、授業に応じた特別教室
    4. 約4万6,000冊の図書館と放課後の「アイリス学習センター」
    5. 生徒会・部活動の拠点「スチューデントセンター・オリーブ」
    6. 1957年から続く完全給食と、心身を支える相談体制
  5. 学校生活と行事|毎日の礼拝からシオン祭、国内外の研修まで
    1. 朝8時25分、礼拝から始まる学校の一日
    2. 合唱コンクールと体育祭、クラスで一つのものをつくる経験
    3. 11月の「シオン祭」は蒔田の丘全体が動く文化祭
    4. 「修養会」でいったん日常から離れて自分と向き合う
    5. 中学3年生は広島・京都へ、平和と歴史を現地で考える
    6. 高校1年生では全員がカナダへ、希望者にはさらに多くの海外経験
    7. 発表の機会が多く、「経験したこと」を言葉にして終える
  6. クラブ活動|中高6年間で広がる放課後の活動
    1. 2027年度中学1年生には体育系10・文化系18のクラブ
    2. 中高生が一緒に活動するクラブも多い
    3. 人工芝や体育館を使う体育系クラブ
    4. 音楽系のクラブは礼拝や学校行事ともつながる
    5. 歴史・科学・新聞――好きなものを「調べて発表する」文化部
    6. 茶道、華道、YWCAにも学校の歴史と教育方針が表れる
    7. 部活動だけでなく、生徒会や委員会も生徒が学校を動かす場
  7. 進学実績と卒業後の進路|青山学院大学への系属校推薦と他大学進学
    1. 2025年度は青山学院大学の系属校推薦資格取得者が128名
    2. 系属校推薦で青山学院大学へ97名が進学
    3. 「青山学院大学への推薦を持ったまま他大学受験」はできない
    4. 国公立大学や早慶上理ICUにも合格者
    5. 青山学院大学の「112名」と「97名」は意味が異なる
    6. 系属校だからこそ、「大学で何を学ぶか」を早くから考える
  8. 学費や諸経費について|6年間の学校生活にかかる費用を整理
    1. 中学1年生の年間費用は約150万7,000円
    2. 2027年度入試では、入学手続時に40万円を納入
    3. 年間授業料だけを見ると、中1・中2は64万8,000円
    4. 給食費は年間114,720円、毎日の昼食代まで学校費用に含まれる
    5. 学年諸経費には修養会や国内研修の費用も含まれる
    6. 制服とChromebookなど、学費表以外の準備も必要
    7. 任意の入学寄附金と、高校・大学まで見据えた教育費
  9. 入試情報と合格の目安|募集要項・入試結果・偏差値から見る受験のポイント
    1. 2027年度一般入試はA日程70名、B日程40名
    2. A日程は4科340点、2027年度から理社の比重が上がる
    3. B日程は2月3日午後、国語・算数だけの200点勝負
    4. 2026年度はA日程2.5倍、B日程5.2倍
    5. 偏差値はA日程よりB日程の方が高い
    6. 帰国生入試と英語グローバルクラスという別の入口もある
    7. A・Bの両方を受ける意味はあるが、合否判定は各回ごと
  10. 併願校パターン|神奈川・東京の共学校を中心に考える受験日程
    1. まず押さえたいのは「2月1日午前」と「2月3日午後」
    2. チャレンジ校|青山学院中等部・神奈川大学附属・中央大学附属横浜
    3. 標準校|山手学院は2月3日午前とB日程をつなげやすい
    4. 安全校候補|森村学園などは早い段階で合格を確保する使い方も
    5. パターン1|青山学院横浜英和を第一志望にする
    6. パターン2|青山学院中等部や大学付属校まで挑戦する
    7. 併願校は偏差値だけでなく「6年後の出口」まで比べる
  11. 在校生・保護者の声|学校生活から見えてくる青山学院横浜英和の校風
    1. 「友達と過ごす日常」が6年間の思い出として残る
    2. 勉強は「推薦があるから楽」という学校ではない
    3. 先生との距離は、授業以外の場面にも表れる
    4. 礼拝と給食は、入学すると「毎日のこと」になる
    5. 行事では普段よりも生徒の自主性が見えやすい
    6. 校則や坂道など、実際に通って分かる相性もある
    7. 学校説明会だけでなく、シオン祭や授業公開で生徒を見る
  12. この学校に向いている子の特徴|青学への進路と6年間の学校生活から考える相性
    1. 青山学院大学への進学を考えつつ、高校生活の選択肢も残したい子
    2. 受験だけに追われず、6年間で興味の範囲を広げたい子
    3. 英語を試験科目ではなく「使うもの」として学びたい子
    4. 一定のルールがある環境の中で、少しずつ自立したい子
    5. クラスや学校行事にある程度しっかり関わりたい子
    6. キリスト教教育を日常の一部として受け入れられる子
    7. 毎日の給食や蒔田の丘での生活を「自分の日常」として想像できる子
  13. まとめ|青山学院とのつながりの中で、自分の世界を広げる6年間
    1. 青山学院大学への道が、6年間の選択肢の一つとしてある
    2. キリスト教教育は、校風ではなく毎日の学校生活そのもの
    3. 英語は中学の授業から高校の海外研修へつながる
    4. 給食、礼拝、行事――「普通の日」に学校らしさがある
    5. 蒔田の丘を実際に歩いてみたい学校
    6. 「青学に進める学校」より、そこで過ごす6年間を見る

学校の概要|蒔田の丘で受け継がれるキリスト教教育と青山学院とのつながり

青山学院横浜英和中学校は、横浜市南区蒔田町にある私立の共学校です。中学校から高等学校までを6年間の一貫した教育課程として捉え、校内でも中学1年生から高校3年生までを「1年生〜6年生」と表現しています。

学校の始まりは1880年。横浜の外国人居留地に開かれた女子教育の学校を源流とし、1916年から現在の蒔田の丘で教育を続けてきました。青山学院大学との系属校関係、男女共学化と、学校の形は時代に合わせて変化してきましたが、教育の中心に置かれているのは創立以来のキリスト教精神です。

青山学院横浜英和中学校の基本情報

学校名青山学院横浜英和中学校
所在地神奈川県横浜市南区蒔田町124
設置区分私立
男女区分共学
学校形態中高一貫校
設置法人学校法人 横浜英和学院
創立1880年
校訓「心を清め 人に仕えよ」
大学との関係青山学院大学の系属校

1学年は4クラス編成で、1クラスはおおむね39〜45人。巨大な学校というより、学年内で互いの存在が見えやすい規模です。中高を「1年生から6年生まで」と捉える呼び方にも、6年間を一続きの学校生活として考える姿勢が表れています。

1880年、横浜の外国人居留地から始まった学校

青山学院横浜英和の前身は、1880年にアメリカのメソジスト派女性宣教師ハリエット・G・ブリテンによって横浜・山手48番地に創立された「ブリテン女学校」です。1886年には横浜英和女学校となり、1916年に現在の蒔田へ移転しました。

戦後の学制改革を経て中学校・高等学校が設置され、長く女子教育を担ってきました。現在地での歴史だけを数えても100年以上になります。横浜の近代化と女子教育の歩みの中から生まれた学校であることは、青山学院横浜英和を理解するうえで一つの背景になります。

校舎や教育制度は変わっても、キリスト教に基づいて一人ひとりの人格を育てるという学校の出発点は現在まで続いています。歴史を記念行事として保存するというより、毎朝の礼拝や聖書の授業など、日常の学校生活の中に残している学校です。

校訓は「心を清め 人に仕えよ」

学校の校訓は、「心を清め 人に仕えよ」。新約聖書「マタイによる福音書」の言葉をもとにしています。

ここでいう「人に仕える」は、誰かの言うことに従うという意味ではありません。自分に与えられた能力や個性を、自分だけのためではなく、周囲の人や社会のためにも使うという考え方です。

学校の一日は礼拝から始まります。讃美歌を歌い、聖書の言葉に耳を傾け、自分自身を振り返る時間を持つ。さらに中高6年間を通して週1時間の聖書の授業があり、低学年では聖書に描かれた出来事、高学年になるとキリスト教の歴史や倫理へと学びを広げていきます。

キリスト教教育が宗教行事だけに置かれているのではなく、毎日の時間割と学校生活の中に組み込まれている点は、受験前に理解しておきたいところです。

「神を畏れる・自立する・隣人と共に生きる」という3つの教育目標

中高6年間で育てる力として、学校は次の3つを掲げています。

  • 神を畏れる―自分自身をかけがえのない存在として受け止め、謙虚に生きる。
  • 自立する―主体的に学び、自分の進路や生き方を考え、社会の中で役割を果たす。
  • 隣人と共に生きる―多様な人と関わり、広い視野を持って社会の課題に向き合う。

この3本柱は、それぞれキリスト教教育、キャリア教育、グローバル教育へとつながっています。学校が生徒像として掲げるのは「Global Citizen(グローバル・シチズン)」。単に英語を話せる人ではなく、自分とは異なる背景を持つ人と協働し、社会の問題を自分自身にも関係するものとして考えられる人を意味しています。

学校の「Live together! 共に生きる」という言葉も、この考え方を端的に表しています。

青山学院大学の「附属校」ではなく「系属校」

青山学院横浜英和を検討する際、整理しておきたいのが青山学院との関係です。

2014年に青山学院大学との系属校関係を締結し、2016年に「青山学院横浜英和中学高等学校」へ校名を変更しました。青山学院と横浜英和学院はいずれも、アメリカのメソジスト派宣教師によって創立され、キリスト教に基づく教育を続けてきたという共通の歴史を持っています。

青山学院横浜英和は青山学院大学の「附属校」ではなく「系属校」です。学校法人そのものが青山学院に統合されたわけではなく、横浜英和学院として独自の歴史や校訓、教育文化を保ちながら、青山学院大学との教育上・進路上のつながりを持っています。

青山学院大学への系属校推薦制度は進路を考えるうえで重要ですが、「青山学院大学へ進むためだけの学校」と捉えると学校の姿をやや狭く見てしまいます。創立以来のキリスト教教育がまずあり、その歴史の延長上に青山学院との関係が加わった、と考える方が実態に近いでしょう。

女子校から共学校へ――変化しながら残してきたもの

2018年度には中学1年生から男子の受け入れを開始し、長く続いた女子校から共学校へ移行しました。現在は男女が同じ教室で学び、青山学院大学への系属校推薦についても男女ともに進路の選択肢となっています。

共学化は学校にとってかなり大きな変化でした。一方で、校訓やキリスト教教育を変更して共学校になったわけではありません。毎日の礼拝、聖書の学び、「隣人と共に生きる」という教育観はそのまま受け継がれています。

1880年の女子教育から始まり、蒔田への移転、戦後の中高教育、青山学院大学との系属校関係、そして共学化へ。青山学院横浜英和は、146年近い歴史をそのまま保存している学校というより、受け継ぐものを残しながら、学校の形を変えてきた学校です。その組み合わせが、現在の青山学院横浜英和の輪郭をつくっています。

アクセスと立地環境|蒔田駅から徒歩圏、緑に囲まれた丘の上のキャンパス

青山学院横浜英和中学校は、横浜市南区蒔田町の丘の上にあります。最寄り駅は横浜市営地下鉄ブルーラインの蒔田駅で、学校までは徒歩約8分。京急本線の井土ヶ谷駅からも徒歩約18分で、バスを利用する場合は「通町1丁目」停留所から徒歩約10分です。

横浜駅から蒔田駅までは10分強。横浜市内からはもちろん、東急線・JR線などを経由して川崎、武蔵小杉方面から通うこともできます。一方、駅から学校までは平坦な道ではありません。蒔田駅から向かう場合には丘を上る必要があり、途中には156段の階段があります。この「丘の上にある」という立地は、青山学院横浜英和の通学を考えるうえで覚えておきたいところです。

最寄りは横浜市営地下鉄ブルーライン「蒔田駅」

交通機関最寄り駅・停留所学校まで
横浜市営地下鉄ブルーライン蒔田駅徒歩約8分
京急本線井土ヶ谷駅徒歩約18分
路線バス通町1丁目徒歩約10分

中心となるのは蒔田駅からの通学です。蒔田駅は横浜市営地下鉄ブルーラインの駅で、横浜駅から一本でアクセスできます。横浜駅から学校最寄りまでの移動が比較的シンプルなので、JR線、東急線、相鉄線、京急線などを使って横浜駅へ出やすい地域からも通学を考えられます。

地下鉄は新横浜、横浜、上大岡、戸塚、湘南台などを南北につないでいます。横浜市内だけを対象とした学校というより、神奈川県内の広い範囲から検討できる位置にあります。

蒔田駅から学校までは徒歩8分、途中に156段の階段

蒔田駅からは3番出口を利用します。地上に出て住宅街を進み、学校への案内表示がある場所から丘へ上っていくのが基本的な通学経路です。

ここで数字だけの「徒歩8分」からは少し見えにくいのが、途中に156段の階段があることです。階段を上り切った先にキャンパスがあり、学校が「蒔田の丘」と呼ぶ立地を毎日の登下校でも実感することになります。

中学生なら慣れてしまう生徒も多いでしょうが、入学直後は教科書や端末、部活動の荷物を持って上ることになります。雨の日や夏場も含め、受験前に一度実際の経路を歩いておくと、通学の感覚をつかみやすくなります。駅から何分かだけでなく、そこまで含めて学校見学です。

京急線の井土ヶ谷駅というもう一つの選択肢

京急本線の井土ヶ谷駅からは徒歩約18分です。蒔田駅より歩く時間は長くなりますが、京急沿線から通う家庭にとっては利用を検討できるルートです。

京急線は横浜、川崎、品川方面と、上大岡、金沢文庫、横須賀方面を結んでいます。住んでいる場所によっては、横浜駅などで地下鉄へ乗り換えるより、井土ヶ谷駅から歩いた方が乗換回数を減らせる場合もあります。

また、路線バスを利用すれば「通町1丁目」停留所から徒歩約10分。通学経路は蒔田駅だけに固定されるわけではないため、自宅からの乗換回数や部活動後の帰宅時間まで含めて比較するとよいでしょう。

横浜駅から10分強、新横浜や戸塚方面からも通いやすい

蒔田駅までの所要時間を見ると、学校の通学圏が分かりやすくなります。乗換時間を除いた目安は次の通りです。

主な駅蒔田駅までの所要時間の目安
横浜約11分
戸塚約15分
川崎約20分
武蔵小杉約22分
新横浜約23分
湘南台約27分
藤沢約27分
茅ヶ崎約36分
町田約44分

たとえば戸塚や湘南台からはブルーラインでそのまま蒔田駅へ向かえます。新横浜からも同じ路線です。武蔵小杉や川崎方面からは乗り換えが必要になりますが、横浜駅を交通の結節点として利用できます。

中学受験では「自宅から学校まで何分か」だけを見がちですが、6年間では乗換回数も効いてきます。同じ50分でも、一本の電車に長く乗る50分と、何度も乗り換える50分では毎日の負担がかなり違います。

住宅地を抜けた先に広がる「蒔田の丘」

キャンパスは、駅前の商業地ではなく、蒔田の住宅地から一段上がった丘の上にあります。校地には中学・高校のほか、横浜英和幼稚園、青山学院横浜英和小学校も置かれています。

街中にありながら、学校へ着くと駅周辺とは雰囲気が変わります。長い歴史を持つ礼拝堂をはじめ、校舎や運動施設がまとまったキャンパスを形成しており、毎日の学校生活はこの丘の中で完結する部分が多くなります。

1880年に横浜山手で始まった学校が現在の蒔田へ移ったのは1916年です。それ以来100年以上にわたり、この場所が横浜英和の教育の舞台になってきました。「丘の上の学校」という言葉が単なる紹介文ではなく、学校の歴史と日常の両方につながっています。

6年間の通学として考えると、確認したいのは「駅から先」

青山学院横浜英和へのアクセスは、横浜駅から地下鉄で10分強、蒔田駅から徒歩約8分という分かりやすさがあります。横浜市営地下鉄を軸にすれば、横浜、新横浜、戸塚、湘南台など幅広い地域とつながっています。

一方で、毎日の通学では蒔田駅から丘を上ることになります。中学1年生の春から高校3年生まで、年間200日前後の登校を積み重ねれば、「徒歩8分」の中身も学校選びの一部です。

学校説明会や文化祭へ足を運ぶ際には、できれば実際に生徒が使う蒔田駅から歩いてみることをおすすめします。階段を上り、校門へ着いたところまで含めて、青山学院横浜英和で始まる一日の通学風景が見えてきます。

教育方針とカリキュラム|「心を清め 人に仕えよ」を日々の学びへ

青山学院横浜英和中学校の教育は、大学進学に必要な学力を積み上げることと、キリスト教に基づく人格教育を別々に扱っていません。学校が掲げる教育目標は「神を畏れる」「自立する」「隣人と共に生きる」の3つ。これを、キリスト教教育、キャリア教育、グローバル教育という具体的なプログラムへ落とし込んでいます。

中学校では、国語・数学・英語などの基礎を固めながら、聖書、総合学習、情報、英会話まで含めて週32時間のカリキュラムを編成しています。高校に入ると進路に応じた選択科目が増え、青山学院大学への系属校推薦を目指す生徒にも、他大学受験を考える生徒にも対応できる構成へ移っていきます。

中学3年間は週32時間、主要教科と学校独自の学びを組み合わせる

2026年度入学生の中学校カリキュラムは、各学年とも週32時間です。主要5教科だけに時間を寄せるのではなく、聖書を毎学年週1時間置き、中1・中2には英会話、中3には情報の授業を設けています。

教科中学1年中学2年中学3年
国語444
社会344
数学445
理科444
英語555
英会話11-
聖書111
情報--1
総合的な学習の時間111
週合計323232

数学は中3で週5時間となり、高校数学への接続を進めます。英語も3年間を通して週5時間を確保。中1・中2では、これとは別に英会話が週1時間あります。

一方、聖書や総合学習も毎学年の時間割に入っています。青山学院横浜英和では、学校の教育理念が朝礼や行事だけに置かれているのではなく、正規の授業時間の中にも組み込まれています。

英語は中1から少人数、2年生以降は習熟度別へ

英語教育では、入学時点で英語経験があることを前提としていません。中1の4月はアルファベットや音声から始め、中学校ではZ会の「NEW TREASURE」を主教材として、語彙、文法、長文読解、会話を段階的に学びます。

中学1年生では1クラスを2つに分けた少人数授業を行い、2年生以降は2クラスを3つに分けた習熟度別編成になります。標準レベル1クラス、応用レベル2クラスを基本とし、学力の到達状況に合わせて各学期に編成を見直します。

中1・中2の英会話では、HRクラスを半分に分け、外国人教員と英語でやり取りします。中3では外国人とのオンラインマンツーマンレッスンも取り入れ、聞く・話す力を伸ばします。

特徴的なのがレシテーションです。中学生は400〜1,000語程度の英文を暗唱し、発音や強勢、抑揚まで意識して人前で発表します。高校では自分で文章を組み立てるスピーチ、英作文、プレゼンテーション、グループディスカッションへ発展します。高校1年生には全員参加のカナダ海外研修があるため、中学3年間の英語は、その場で実際に使うところまで見据えて組まれています。

英検も校内で年2回実施されています。中3では準2級レベル、高2では2級レベルを一つの目安とし、6年間ではCEFR B1〜B2レベルへの到達を目指します。

数学は「体系数学」で中高6年間を一続きに学ぶ

数学では、中学生から数研出版の体系教材を使用し、中学・高校という学年の境界にとらわれないカリキュラムを組んでいます。

中1では計算力と学習習慣の確立から始まり、授業用ノートや課題提出用ノートの使い方まで指導します。中2では図形の証明などを通じて論理的に考え、説明する力を養い、中3では応用問題や融合問題に取り組みながら数学Ⅰ・数学Aへ接続します。

  • 中1:計算力と数学を学ぶ基本姿勢を固める
  • 中2:証明などを通じて論理的思考力を伸ばす
  • 中3:中学数学を完成させ、高校数学へ移行する
  • 高1・高2:習熟度別授業を取り入れ、進路に応じて学力を伸ばす
  • 高3:大学入試問題の演習を中心に仕上げる

授業についていけない部分をそのままにしないため、再試験や補習も日常的に実施されます。中高一貫校では授業進度の速さが気になる家庭もありますが、青山学院横浜英和では進度を上げることだけでなく、途中で理解を確認し直す仕組みも組み合わせています。

放課後・土曜日・長期休暇まで使う学習サポート

学習支援は通常授業の外にも用意されています。中心となるのが、第2校舎に設置された「アイリス学習センター」です。平日の放課後と土曜日に利用でき、運営スタッフが常駐する環境で自学自習を進められます。

Classiの学習動画、Webドリル、Webテスト、質問システムなども利用し、授業の進度と連動しながら苦手分野を補います。自宅で「分からない問題がそのまま積み上がる」状態を避けるための場所として使えるでしょう。

長期休暇には、授業内容の不足を補う指名制の補習と、さらに学びたい生徒向けの希望制の補講を実施しています。中学生向けには国語力養成、数学のレベルアップ講座、英語のサマートレーニングなどが開講され、年間の受講者は延べ2,000人を超えます。

土曜日には、1講座70分の「土曜セミナー」も年間約20回実施。中学から高校1年相当の1〜4年生では英語・数学を中心に、個別型と集団型の講座が用意されています。授業、補習、放課後自習、土曜講座と、学習の入口が一つではないのがこの学校のサポート体制です。

Chromebookは「調べる」だけでなく、考えて発表する道具

生徒は1人1台のChromebookを所持し、Google Workspace for Educationを利用します。課題の配信や提出、調べ学習に使うだけでなく、総合学習、海外研修の報告、英語のレシテーション、各教科の研究発表など、プレゼンテーションを行う場面でも日常的に利用します。

中学3年生には「情報」が週1時間設定され、Word、Excel、PowerPointなどの基本的な操作に加えて、情報モラルや情報を判断する際の基準についても学びます。インターネットで情報を集められることと、その情報を正しく扱えることは別物です。後者まで学校教育の対象にしています。

ICTの位置づけも、端末を使うことそのものが目的ではありません。調査し、整理し、自分の考えを組み立て、それを他者へ伝えるところまでを一連の学びとして扱っています。

中学から始まるキャリア教育と青山学院大学との連携

青山学院横浜英和では、進路指導を高校3年生になってから始めるものとは考えていません。中学1年生から、自分の興味や価値観、働くこと、社会との関わりを考えるキャリア教育を進めています。

1〜5年生を対象とする「キャリア塾」では、企業、公共機関、専門職など、社会の現場で働く人から直接話を聞きます。中学生でも、働く理由や職業の選び方を考えるワークショップ、職業調べ、社会課題を扱う授業などに取り組みます。

青山学院大学との連携も、中高生の段階から始まります。高校生向けの「学問入門講座」では、青山・相模原の両キャンパスで大学教員による講義を受けることができ、経済、経営、理工など幅広い分野の専門的な学問に触れます。中学3年生では青山学院大学によるキャリアガイダンスも行われています。

系属校推薦という進路制度があるからこそ、早い段階から「どの大学に入るか」だけでなく、大学で何を学び、その先で何をしたいのかを考える機会をつくっています。青山学院横浜英和の6年間は、基礎学力を固めながら少しずつ選択肢を増やし、自分の進路を自分で選べる状態へ近づいていく構成になっています。

学習環境と施設設備|礼拝堂・図書館・完全給食のある学校生活

青山学院横浜英和中学校のキャンパスは、蒔田の丘に広がる約1万坪の敷地です。中高の教室や特別教室だけでなく、礼拝堂、約1,000人を収容するブリテンホール、図書館、自習スペース、理科実験室、体育施設、生徒会活動の拠点などがまとまっています。

施設を見ると、この学校が何に時間を使っているかも分かります。毎日の礼拝を行う場所があり、放課後に勉強できる場所があり、生徒会や部活動のための場所があり、昼には校内で調理された給食をクラスで食べる。華やかな設備を集めるというより、授業から放課後までの一日を校内で支える構成になっています。

約1万坪の「蒔田の丘」に広がるキャンパス

校地には学院本館、第1校舎、第2校舎、第3校舎、礼拝堂、ブリテンホール、スチューデントセンター・オリーブ、体育施設などが配置されています。丘の上という立地もあり、場所によってはみなとみらい地区や富士山を望むことができます。

第1校舎には通常教室のほか、物理室、美術室、音楽室、技術室、被服教室、調理室などがあります。第2校舎にはキリスト教センター、キャリアセンター、グローバルルーム、自習室、アイリス学習センター、化学室、茶道室、華道室などを配置。第3校舎にも生物室、化学室、音楽室、コンピューター教室、相談室などがあります。

「英語教育」「キャリア教育」「キリスト教教育」といった学校の方針に対応する専用スペースが実際に置かれているのが特徴です。授業内容だけでなく、校舎そのものにも6年間の教育方針が表れています。

毎日の礼拝を支える学院礼拝堂とブリテンホール

正門を入ってすぐの場所にある学院礼拝堂は、横浜英和学院を象徴する建物の一つです。内部にはパイプオルガンが設置され、1908年に制作された、日本に現存するものとしても古い部類に入るステンドグラスがあります。

現在は中学1・2年生がこの礼拝堂で日々の礼拝を行います。学校紹介の写真を見るためだけの場所ではなく、入学後は毎週のように足を運ぶことになる空間です。朝に讃美歌を歌い、聖書の言葉を聞いてから授業へ向かう生活が、ここから始まります。

中学3年生から高校3年生までは、約1,000人を収容できるブリテンホールで礼拝を行います。入学式や卒業式にも使われる多目的ホールで、こちらにもパイプオルガンが備えられています。

さらに学院本館には、横浜最古とされる2枚のステンドグラスを復刻した「マカスリン大会議室」や、学院の歴史を紹介する「永井記念学院歴史展示室」もあります。創立以来の歴史を展示物として残すだけでなく、現在の学校生活で使う建物の中に織り込んでいるところが青山学院横浜英和らしい部分です。

理科室から茶道室まで、授業に応じた特別教室

理科関係では物理室、生物室、複数の化学室があり、観察や実験を伴う授業に対応しています。美術室、音楽室、技術室、被服教室、調理室といった実技教科の設備もそろっています。

少し目を引くのが、第2校舎にある茶道室「あやめの席」です。京都・黒谷金戒光明寺の塔頭、西翁院にある茶室「淀看席」を写した造りで、庭園も設けられています。同じ校舎には華道室もあります。

一方、通常教室にはプロジェクターが設置され、生徒は1人1台のChromebookを使用します。Google Classroomを通じた課題提出や連絡のほか、授業での調査、資料作成、プレゼンテーションにも利用します。

総合学習や海外研修の報告、英語の発表、各教科の研究発表など、人前で自分の考えを伝える場面は少なくありません。「端末がある学校」というより、紙の教材、実験設備、図書館、ICTを内容によって使い分ける学習環境と考える方が近いでしょう。

約4万6,000冊の図書館と放課後の「アイリス学習センター」

図書館は約4万6,000冊を所蔵し、59席の閲覧席を備えています。通常の開館時間は8時40分から17時30分までで、読書だけでなく授業課題や探究学習の拠点として利用されています。

蔵書数約46,000冊
座席数59席
通常貸出1人6冊まで・2週間
開館時間8:40〜17:30(下校時刻等により変更あり)

館内にはWi-Fiが整備され、Chromebookから蔵書を検索できます。新聞記事のオンラインデータベースも利用でき、司書によるレファレンスサービスでは、必要な資料の探し方や情報収集について相談できます。

インターネット検索で答えらしきものを見つけることは、中学生でも簡単になりました。その分、「誰が書いた情報なのか」「根拠は何か」「別の資料と照合するとどうか」を考える力が必要になります。青山学院横浜英和では、図書館を探究学習における情報リテラシー教育の拠点として位置づけています。

第2校舎には、放課後や土曜日に利用できるアイリス学習センターもあります。運営時間中はスタッフが常駐し、自学自習のほか、学習動画、Webドリル、Webテスト、オンライン質問システムなどを利用できます。

静かに本や資料を読みたいなら図書館、授業の復習や問題演習を進めたいならアイリス学習センター。放課後に勉強する場所を校内で選べるのは、中高6年間では使い勝手のよい環境です。

生徒会・部活動の拠点「スチューデントセンター・オリーブ」

創立140周年を記念して整備された「スチューデントセンター・オリーブ」には、集会室、多目的トレーニングルーム、部室棟などがあります。中庭の「ハインツコート」を囲むように建物が配置され、生徒会活動やクラブ活動の拠点として使われています。

体育施設としては体育館のほか、グラウンド、テニスコート、第2グラウンドなどがあります。第2グラウンドには砂入り人工芝が敷かれ、サッカー、テニス、ハンドボールなど複数の競技に対応しています。テニスコートとして使用する場合は3面を確保できます。

中学生のクラブ加入率は90%を超えており、放課後の学校生活まで考えると、こうした施設を使う時間はかなり長くなります。授業が終われば校舎を出るという学校生活ではなく、勉強、生徒会、クラブ活動まで蒔田のキャンパス内で過ごす生徒が多い学校です。

1957年から続く完全給食と、心身を支える相談体制

青山学院横浜英和の学校生活を語るうえで外せないのが完全給食です。給食は1957年から続いており、中高生も原則として学校で調理された同じメニューをクラスで食べます。

学院内の厨房では、幼稚園、小学校、中学校、高校、教職員を合わせて毎日約1,700食を調理しています。管理栄養士が献立を作成し、回転釜や真空冷却器などを備えた給食調理室で食事を用意します。生徒と教員が教室で一緒に食べるため、昼食は単なる休憩時間ではなく、クラスで過ごす時間の一部になっています。

弁当を毎朝用意する必要がないことは家庭にとって分かりやすい利点ですが、生徒側から見ると「今日は誰と食べるか」を毎日考える学校生活とも少し違います。同じ教室で同じ食事を囲む習慣は、青山学院横浜英和が長く受け継いできた学校文化の一つです。クリスマスなどには特別メニューも用意されます。

補食については、第2校舎などに設置された自動販売機から飲み物や軽食を購入できます。

心身のサポート体制も整えられています。保健室には看護師資格を持つ専任養護教諭が配置され、カウンセリングルームでは専門のカウンセラーに相談できます。利用できるのは生徒だけではなく保護者も含まれます。担任による面談期間も設けられており、家庭と学校が情報を共有しながら思春期の生徒を支える仕組みになっています。

礼拝堂から給食、自習室、図書館、相談室までを眺めると、青山学院横浜英和の施設は「何があるか」よりも「毎日どう使うか」が分かりやすい構成です。中学1年生の朝の礼拝から、授業、給食、放課後の学習やクラブ活動まで、6年間の日常を支える場所が蒔田の丘に集まっています。

学校生活と行事|毎日の礼拝からシオン祭、国内外の研修まで

青山学院横浜英和中学校の一年には、合唱コンクール、体育祭、シオン祭といった学校行事に加え、イースター礼拝、ペンテコステ礼拝、創立記念礼拝、クリスマス礼拝など、キリスト教学校ならではの時間が組み込まれています。

また、中学3年生の国内研修、高校1年生のカナダ海外研修、希望者向けの海外プログラムなど、学年が上がるにつれて校外・海外へ活動の範囲が広がります。中高6年間を通して見ると、「クラスで取り組む行事」「自分自身を見つめる行事」「社会や世界へ出ていく行事」が順番に重なっていく構成です。

朝8時25分、礼拝から始まる学校の一日

登校後は朝のホームルームを行い、8時25分から礼拝が始まります。中学1・2年生は学院礼拝堂、中学3年生から高校3年生まではブリテンホールで礼拝を守ります。

讃美歌を歌い、聖書の言葉やメッセージに耳を傾けてから授業へ向かう。この時間が毎日の学校生活に組み込まれていることは、青山学院横浜英和の校風を考えるうえでかなり重要です。

年間を通して、イースター、ペンテコステ、海外伝道の日、創立記念、クリスマスなどの特別礼拝も行われます。12月のクリスマス礼拝では、ハンドベルやコーラス、英語による讃美歌なども加わります。献金は福祉施設や国内外で支援を必要とする人々へ届けられ、聖書の授業で作ったクリスマスカードを福祉施設などへ送る活動も続けられています。

宗教行事が「年に数回あるイベント」なのではなく、日々の礼拝から年間行事まで一続きになっている学校です。

合唱コンクールと体育祭、クラスで一つのものをつくる経験

初夏には合唱コンクールが行われます。クラス単位で曲を決め、練習を重ね、本番では一つの合唱をつくり上げます。高校の合唱コンクールは横浜みなとみらいホールで開催されるなど、本格的な舞台で歌う機会もあります。

秋の体育祭は、競技そのものと同じくらい生徒による運営が重要な行事です。実行委員を中心に、審判、招集、用具、救護、映像、進行、記録などの係を生徒が担当します。準備は前年度から始まり、上級生が中心となって全校規模の行事を動かしていきます。

中学1年生では、まず運営される側として参加することが多くても、学年が上がれば自分たちが運営する側へ回ります。中高一貫校では、同じ行事に6年間参加するからこそ、「先輩がつくる行事を見る」段階から「自分たちが後輩を動かす」段階まで経験できます。

11月の「シオン祭」は蒔田の丘全体が動く文化祭

青山学院横浜英和の文化祭は「シオン祭」と呼ばれ、例年11月に開催されます。中高のクラス企画、文化系クラブの展示や発表、運動部の公開試合、ステージ発表など、校内各所を使って日頃の活動を披露します。

クラスでは展示や体験企画、模擬店などを準備し、ステージではコーラス、ダンス、演劇、フォークソングなどの発表が行われます。美術、書道、茶道といった文化系クラブの展示・実演や、バスケットボール、バレーボール、剣道などの試合・演技を見られる年もあります。

シオン祭は中高だけで完結する行事ではありません。同じ蒔田の丘にある幼稚園、小学校を含む横浜英和学院全体でも行われ、PTAや同窓会なども参加します。中高生にとっては自分たちの文化祭であると同時に、学院全体が集まる一日でもあります。

受験生が学校の普段の雰囲気を知る機会としても使いやすい行事です。授業見学では見えにくい、生徒同士の距離感や上級生の動き方、クラブ活動の様子まで一度に見ることができます。

「修養会」でいったん日常から離れて自分と向き合う

青山学院横浜英和では、複数学年で修養会を実施します。単なる宿泊行事ではなく、聖書を通して自分自身や周囲の人、社会との関わりを考えることが目的です。

中学1年生にとっては、入学して間もない時期に行われる大切な行事の一つです。新しい友人と生活を共にしながら、自分とは異なる考え方や個性を持つ相手とどう関わるかを考えます。

中学3年生では1日修養会が行われ、福祉や社会奉仕につながる活動へ視野を広げます。クリスマスには修養会で関わった施設へカードを送るなど、一度の行事で終わらせず、その後の学校生活につなげています。

体育祭や文化祭のようなにぎやかな行事と、静かに自分を見つめる修養会が同じ年間予定の中にあるところにも、この学校の行事構成がよく表れています。

中学3年生は広島・京都へ、平和と歴史を現地で考える

中学3年生では、6月に国内研修を実施し、広島・京都を訪れます。

広島では平和記念公園や平和記念資料館、原爆に関する碑などを訪ねます。それまで聖書や授業の中で考えてきた人権や平和について、実際の歴史が残る場所に立って考える機会です。

京都では日本の歴史や文化に触れます。教科書で学んだ場所を実際に訪ねることになるため、社会科の知識ともつながります。

研修旅行というと観光地を巡る行程になりがちですが、青山学院横浜英和ではキリスト教教育で繰り返し扱う「平和」や「他者と共に生きる」というテーマが中学3年間の学びと結びついています。中学校生活の後半で、それまで教室の中で考えてきたことを校外へ持ち出す行事です。

高校1年生では全員がカナダへ、希望者にはさらに多くの海外経験

高校1年生にあたる4年生では、全員参加のカナダ海外研修があります。バンクーバー周辺を訪れ、ホームステイを経験するほか、現地の大学や市内での活動などを通して、英語を実際に使いながら異文化の中で生活します。

近年の研修では、ブリティッシュコロンビア大学(UBC)で現地学生と活動したり、班ごとにバンクーバー市内を巡ったり、ホストファミリーの家庭で過ごしたりしています。中学段階から続けてきた英会話やレシテーションが、「テストで正解する英語」から「自分で何とか伝える英語」に切り替わる場面です。

全員参加の研修とは別に、希望者向けの海外プログラムも複数用意されています。

  • 姉妹校への短期留学
  • ニュージーランド提携校短期留学
  • アメリカ・カリフォルニアでのCBUプログラム
  • アジア地域で学ぶSTBプログラム
  • カナダ・トロントでのSTEMプログラム
  • 3か月間の留学
  • 1年間の長期留学
  • スウェーデンツアー

全員が同じ海外経験をするところから始まり、その先は興味や語学力に応じて自分で選べる構成です。海外へ行くこと自体を目標にするのではなく、異なる文化や価値観の中に入り、自分の考えをどう伝えるかまでを6年間のグローバル教育につなげています。

発表の機会が多く、「経験したこと」を言葉にして終える

2月には英語のレシテーション、理科探究、総合学習などの発表が行われます。行事や研修で何かを経験して終わるのではなく、その後に調べ、整理し、自分の言葉で人へ伝える機会が置かれています。

年間行事を追っていくと、春の修養会、初夏の合唱コンクールと国内研修、秋の体育祭と海外研修、11月のシオン祭、12月のクリスマス礼拝、そして年度末の各種発表へと、かなり性格の異なる行事が続きます。

クラスで一緒に何かをつくる時間もあれば、一人で自分自身を振り返る時間もあり、海外で見知らぬ家庭に入って生活する機会もある。青山学院横浜英和の学校生活は、行事の数を増やすというより、6年間の中で生徒が置かれる「場」を少しずつ変えていくように組まれています。

クラブ活動|中高6年間で広がる放課後の活動

青山学院横浜英和中学校では、クラブ活動への参加は自由ですが、中学生の90%以上がいずれかのクラブに所属しています。運動系から音楽、文化、研究、ボランティアまで選択肢は幅広く、中学生と高校生が一緒に活動するクラブも少なくありません。

一方で、毎日遅くまで練習することを前提とした学校ではありません。クラブ活動は学習との両立を重視し、平日の活動は原則として週3日以内・1日2時間程度、土曜日は3時間程度を基本としています。日曜日も公式戦やコンクールなどを除いて通常の活動日は設定されていません。

2027年度中学1年生には体育系10・文化系18のクラブ

2027年度の中学1年生向けには、体育系10クラブ、文化系18クラブが案内されています。球技、武道、音楽、芸術、科学、社会研究、ボランティアまであり、「運動部か文化部か」という二択の中でもかなり幅があります。

区分クラブ
体育系剣道部、サッカー部、ソフトテニス部、ソフトボール部、卓球部、ダンス部、バスケットボール部、バドミントン部、バレーボール部、ハンドボール部
文化系イラスト部、英語部、演劇部、オーケストラ部、科学部、華道部、コーラス部、茶道部、写真部、新聞部、手作り部、ハンドベル部、美術部、フォークソング部、文芸部、放送部、歴史部、YWCA

共学校らしく男女で一緒に活動するクラブも多くあります。一方、競技によって所属条件が異なる場合もあるため、入学後に希望するクラブが決まっている場合は、募集学年や男女別の受け入れ状況を確認しておくとよいでしょう。

中高生が一緒に活動するクラブも多い

青山学院横浜英和では、中学と高校を完全に分けるのではなく、6学年が同じクラブで活動するケースがあります。たとえばハンドベル部、体操系の活動、ソフトボール部、卓球部、バスケットボール部、ダンス部などでは、中高生が同じ練習場所で活動したり、上級生と下級生が一緒に練習したりします。

中学1年生にとって、高校生は5歳ほど上の先輩です。入学直後にはかなり大人に見える存在ですが、毎週同じ活動を続けていれば、技術だけでなく練習の進め方、後輩への教え方、行事での振る舞い方まで自然に目に入ります。

やがて自分が高校生になれば、今度は後輩を支える側になります。中高一貫校のクラブ活動には、同じ競技を6年間続けられることに加え、こうした縦の関係の中で立場が変わっていく面白さがあります。

人工芝や体育館を使う体育系クラブ

体育系では、校内の第1・第2体育館、グラウンド、人工芝の第2グラウンド、テニスコートなどを使って活動します。

サッカー部は人工芝の第2グラウンドを主な練習場所とし、経験者と初心者が一緒に県大会出場を目標として活動しています。卓球部では外部の専門コーチによる指導も取り入れ、基礎技術から試合での戦術まで学びます。

ソフトテニス部は常設テニスコートを使用し、中高それぞれの目標に合わせて練習します。中学生は神奈川県私立中学校大会などにも出場しており、女子団体・個人で優勝経験があります。2026年夏には、横浜市内82校が参加した横浜市民スポーツ大会の中学1・2年生団体の部で3位に入りました。

剣道部でも、多くの生徒が中学校から競技を始めています。中学生は私学大会や横浜市内の大会に出場し、団体戦・個人戦ともに上位へ進む例があります。運動経験の有無だけでクラブを選ぶというより、中学入学を機に新しい競技へ挑戦することもできます。

音楽系のクラブは礼拝や学校行事ともつながる

キリスト教学校らしさがよく見えるのが音楽系の活動です。

ハンドベル部では、中高生が一緒に練習し、シオン祭や定期演奏会のほか、クリスマス礼拝、教会、福祉施設などでも演奏します。入部するまでハンドベルに触れた経験のない生徒が多く、6年間かけて複数のベルを使う難しい曲へ取り組めるようになります。青山学院のハンドベルチームと合同演奏を行う機会もあります。

コーラス部も入学式やクリスマスなどで讃美歌を歌い、学校行事とクラブ活動が重なります。合唱コンクールにも出場し、校内で歌うためだけの活動ではありません。

オーケストラ部では、交響曲からミュージカル、映画音楽まで幅広い楽曲に取り組みます。各楽器にはプロの演奏家による指導機会があり、シオン祭や学校行事、年度末の定期演奏会が発表の場になります。

フォークソング部では、中学生はアコースティック編成を中心に活動し、高校になるとバンド活動へ広がります。2025年度には高校生のバンドが全国規模の軽音楽大会でも上位に入っています。

歴史・科学・新聞――好きなものを「調べて発表する」文化部

文化系には、授業で興味を持ったテーマをさらに深く掘り下げられるクラブもあります。

歴史部では、政治史や外交史に限らず、文化、教育、民衆の生活などから一年間の研究テーマを設定します。文献を読むだけでなく、史跡や博物館を訪れるフィールドワークや合宿も行い、成果はシオン祭や校外の研究発表会で発表します。

科学部では、一人またはグループで研究テーマを決め、化学室などを使って実験や研究を進めます。研究成果はシオン祭や年度末の部内発表会で発表するほか、「坊っちゃん科学賞研究論文コンテスト」など外部のコンテストにも応募しています。

新聞部は、学校新聞「英和時報」を年3回発行します。学校行事やクラブ活動を取材するだけでなく、教員や卒業生へのインタビュー、校外取材にも出かけます。全国高等学校総合文化祭の新聞部門への出場実績もあり、「文章を書くのが好き」というところから、取材、編集、紙面制作まで経験できます。

写真部には暗室があり、デジタル撮影だけでなく現像や焼き付けにも取り組めます。文芸部は小説や詩、俳句、部誌の制作、放送部は校内放送や学校行事のアナウンス、番組制作と、それぞれ「作品をつくり、人に届ける」ところまで活動が続きます。

茶道、華道、YWCAにも学校の歴史と教育方針が表れる

青山学院横浜英和には、競技大会やコンクールとは少し違う方向で活動するクラブもあります。

茶道部は、第2校舎にある茶道室と本格的な茶室「あやめの席」を使って裏千家茶道を学びます。お点前だけではなく、立ち居振る舞い、日本文化や美意識について学び、留学生と英語を使った交流を行うこともあります。

華道部では生け花やフラワーアレンジメントに取り組み、シオン祭では個人作品や合作を展示します。校内に茶道室・華道室があるため、こうした活動のための空間そのものが学校施設として用意されています。

YWCAでは、点字、手話、福祉、平和について学び、学校周辺の清掃や福祉施設での交流などを行っています。キリスト教に基づく「人に仕える」という校訓が、授業や礼拝とは別の形で学校外の活動へつながっています。

部活動だけでなく、生徒会や委員会も生徒が学校を動かす場

放課後の自主活動はクラブだけではありません。生徒会には役員会のほか、学級委員会、給食委員会、宗教委員会、図書委員会、保健委員会、ボランティア委員会、体育系クラブ委員会、文化系クラブ委員会などがあります。シオン祭実行委員会や選挙管理委員会も組織されます。

体育祭やシオン祭では、生徒が企画や運営のかなりの部分を担当します。部活動で培った演奏、演技、研究、作品制作などもシオン祭で発表されるため、クラブ活動と学校行事は切り離されていません。

週7日を一つの競技に注ぎ込むタイプの部活動ではなく、授業や行事との時間配分を考えながら続けるのが青山学院横浜英和の基本です。それでも中学生の9割以上が参加していることを考えると、クラブはこの学校の放課後をかなり大きく占めています。

中学から新しいことを始める生徒もいれば、一つの活動を高校まで6年間続ける生徒もいます。授業とは違う集団の中で、年齢の離れた先輩や後輩と一緒に過ごす時間も、蒔田の丘での6年間を形づくる一部です。

進学実績と卒業後の進路|青山学院大学への系属校推薦と他大学進学

青山学院横浜英和中学高等学校の進路を考えるうえで中心となるのが、青山学院大学への系属校推薦制度です。一方で、全員が青山学院大学へ進む学校ではありません。国公立大学や早慶上理、GMARCHなどを目指して一般選抜・学校推薦型選抜等に進む生徒もおり、高校段階では希望する進路に応じて学習を組み立てます。

2025年度卒業生の進路では、青山学院大学の系属校推薦資格取得者が128名、実際に系属校推薦で青山学院大学へ進学した生徒が97名でした。「推薦資格を得た人数」と「推薦を利用して進学した人数」は同じではありません。この違いを押さえておくと、青山学院横浜英和の進路制度が見えやすくなります。

2025年度は青山学院大学の系属校推薦資格取得者が128名

青山学院大学への進学を希望する生徒は、大学が定めた条件を満たすことで系属校推薦の対象となります。2025年度は128名がその資格を取得しました。

推薦の判定では、高校3年間の学業成績、学力試験、人物評価などを総合的に判断します。入学すれば自動的に青山学院大学へ進学できる制度ではありません。

具体的な成績や学力試験の基準は毎年見直されるため、入学後に生徒へ示されます。したがって、中学入試の段階で「高校では最低この評定を取ればよい」と固定された数字を前提にすることはできません。

大学入試直前だけ頑張ればよいという制度でもなく、高校に入ってからの日々の授業や定期試験への取り組みが進路につながります。中学時代の成績がそのまま系属校推薦判定に使われるわけではありませんが、中学で身につけた学習習慣が高校3年間の成績を支えることになります。

系属校推薦で青山学院大学へ97名が進学

2025年度は、系属校推薦を利用して97名が青山学院大学へ進学しました。進学先は文系学部に偏っているわけではなく、青山・相模原両キャンパスにまたがる幅広い学部に及びます。

学部系属校推薦による進学者数
文学部12名
教育人間科学部4名
経済学部7名
法学部14名
経営学部20名
国際政治経済学部13名
総合文化政策学部10名
理工学部6名
社会情報学部7名
地球社会共生学部4名
コミュニティ人間科学部0名
合計97名

最も多かったのは経営学部の20名で、法学部14名、国際政治経済学部13名、文学部12名、総合文化政策学部10名と続きます。理工学部や社会情報学部にも進学しており、青山学院大学の中で幅広い学問分野を選択できます。

大学名だけで進路を決めるのではなく、どの学部で何を学びたいのかを考えておくことが重要です。そのため中高では、青山学院大学の学部・学科紹介や大学教員による講義、キャンパス訪問などが行われています。

「青山学院大学への推薦を持ったまま他大学受験」はできない

系属校推薦について、受験前に理解しておきたい重要な点があります。

青山学院大学への推薦を保持したまま、他大学を受験することはできません。

たとえば、青山学院大学への進学資格を確保した状態で東京大学や早稲田大学、慶應義塾大学などを受験し、不合格なら青山学院大学へ進む、という使い方はできません。他大学を目指す場合には、青山学院大学への推薦との間で進路を選択する必要があります。

これは大学付属・系属校を比較するときにかなり重要な違いです。内部推薦を保持したまま一定範囲の大学を受験できる学校もありますが、青山学院横浜英和はそうした制度ではありません。

一方、系属校推薦を選ばず、一般選抜や学校推薦型選抜などによって他大学を目指す道は用意されています。青山学院大学へのルートがあることと、卒業後の進路が青山学院大学だけに限定されることは別です。

国公立大学や早慶上理ICUにも合格者

2025年度卒業生および既卒生の大学合格実績を見ると、青山学院大学以外にも幅広い進路が見られます。

大学・大学群合格者数
筑波大学2名
東京海洋大学1名
東京外国語大学1名
東京都立大学1名
横浜市立大学1名
横浜国立大学2名
早慶上理ICU41名
GMARCH(青山学院大学を除く)67名

私立大学では、早稲田大学12名、慶應義塾大学8名、上智大学16名、東京理科大学4名、国際基督教大学1名の合格者が出ています。

GMARCHでは、明治大学26名、立教大学17名、中央大学7名、法政大学12名、学習院大学5名。理工・医療系やその他の大学では、東京都市大学9名、星薬科大学4名、昭和薬科大学4名、神奈川大学10名などの合格実績があります。

なお、これらは進学者数ではなく合格者数です。一人が複数の大学・学部に合格することがあるため、人数をそのまま卒業生に占める割合として読むことはできません。

青山学院大学の「112名」と「97名」は意味が異なる

大学合格実績の一覧では、2025年度卒業生および既卒生について青山学院大学112名という数字も公表されています。

一方、系属校推薦による青山学院大学への進学者数は97名です。この二つは同じ数字を数えたものではありません。

  • 112名:大学合格実績として公表されている青山学院大学の合格者数
  • 128名:青山学院大学の系属校推薦資格を取得した人数
  • 97名:系属校推薦を利用して青山学院大学へ進学した人数

学校紹介を見ると「青学大○名」という数字だけが目につきやすいのですが、学校選びでは合格者、推薦資格取得者、実際の進学者を分けて見る必要があります。青山学院横浜英和の場合、97名という数字が、2025年度に系属校推薦を使って実際に青山学院大学へ進んだ人数です。

系属校だからこそ、「大学で何を学ぶか」を早くから考える

青山学院大学との連携は、高校3年生の推薦選考だけに始まるものではありません。中学3年生では大学によるキャリアガイダンスがあり、高校では青山・相模原キャンパスを訪問する機会、大学教員による出張講義、「学問入門講座」、学部学科紹介などが行われます。

高校では文系が約7割、理系が約3割。HRクラスそのものを文系・理系に分けるのではなく、自分の進路に合わせて選択科目を履修します。青山学院大学以外を一般受験する生徒についても、大学入試に対応する科目選択や補講、模擬試験などが組まれています。

総合型選抜・学校推薦型選抜や系属校推薦に向けては、小論文・志望理由書講座も実施。一般選抜を受ける高校3年生には、入試直前期に国公立・私立大学対策などの進学準備講座があります。一方、推薦等ですでに進路が決まった生徒にも英語、英会話、文学、歴史、情報、音楽などの講座を用意し、大学入学までの期間を学びから離れないようにしています。

青山学院大学への道が比較的太く用意されていることは、この学校の進路面での重要な特徴です。しかし、その制度は「大学受験をしなくて済む」というより、高校3年間の学習を積み重ねながら、自分が青山学院大学で学ぶのか、それとも別の大学を目指すのかを選ぶ仕組みと考えた方がよいでしょう。

学費や諸経費について|6年間の学校生活にかかる費用を整理

青山学院横浜英和中学校では、授業料のほかに施設費、教育充実費、学年諸経費、給食費などが必要です。完全給食を実施しているため、一般的な私立中学校では家庭ごとの食費となる昼食代も、学校へ納める年間費用の中に明確に現れます。

また、学年諸経費には修養会や中学3年生の国内研修などの費用が含まれています。制服やChromebookなど入学時に別途準備するものもあるため、「授業料はいくらか」だけではなく、年間でどの程度必要になるかを見ておく方が実際の家計には近くなります。

中学1年生の年間費用は約150万7,000円

2025年度の中学校学費を合計すると、中学1年生では1,506,760円となります。ここには入学時のみ必要な入学金28万円も含まれています。

項目中学1年生中学2年生中学3年生
入学金280,000円――
施設費204,000円84,000円84,000円
年間授業料648,000円648,000円528,000円
教育充実費72,000円72,000円72,000円
その他諸経費22,800円24,000円24,000円
学年諸経費165,240円160,200円149,400円
給食費114,720円114,720円114,720円
年間合計1,506,760円1,102,920円972,120円

1年生は入学金と施設費が大きいため150万円を超えます。2年生は約110万3,000円、3年生は約97万2,000円となり、入学後は初年度より負担が下がります。

中学校3年間を単純に合計すると約358万2,000円です。年度によって金額は改定される可能性がありますが、青山学院横浜英和を検討する際のおおまかな費用感としては、この程度を見込んでおく必要があります。

2027年度入試では、入学手続時に40万円を納入

2027年度中学入試では、合格後の入学手続として入学金280,000円と施設費120,000円、合計400,000円を納入します。

入学金280,000円
入学手続時の施設費120,000円
合計400,000円

入学金と施設費では扱いが異なります。いったん納入した入学金は返金されませんが、施設費については入学を辞退した場合に返金されます。

一般入試A日程・B日程とも、入学金の納入期限は2月5日11時、施設費は2月9日15時です。合格発表後すぐに全額を一括で求めるのではなく、入学金と施設費で期限が分かれています。併願校の合格発表との前後関係を考える際には、この日付も受験日程と一緒に見ておきたいところです。

年間授業料だけを見ると、中1・中2は64万8,000円

年間授業料は、中学1・2年生が648,000円、中学3年生が528,000円です。ただし、実際に学校へ納める金額は授業料だけではありません。

毎年72,000円の教育充実費、施設費、その他諸経費、学年諸経費、給食費が加わります。特に1年生では入学金と施設費があるため、「授業料64万8,000円」という数字だけで初年度費用を考えると、実際との差がかなり大きくなります。

私立中学校の学費を比較するときには、学校によって「授業料」に含めるものと「教育充実費」「施設費」などに分けるものが異なります。青山学院横浜英和の場合も、年間合計まで見て比較する方が分かりやすいでしょう。

給食費は年間114,720円、毎日の昼食代まで学校費用に含まれる

青山学院横浜英和では中高とも完全給食を行っており、給食費は2025年度で年間114,720円です。

月額に単純換算すると約9,560円ですが、学校で給食を実施しない私立中学校では、弁当の食材費や昼食購入費が学校納入金の外側にあります。そのため、他校の学費と比較する際には、青山学院横浜英和の年間費用には昼食の一部まで入っていることを考慮した方が実態に近くなります。

1957年から続く給食は、管理栄養士が献立を考え、校内で調理したものを生徒と教員が教室で一緒に食べる仕組みです。保護者にとっては毎朝の弁当作りが基本的に不要になるため、金額だけでは測りにくい生活上の違いもあります。

学年諸経費には修養会や国内研修の費用も含まれる

学年諸経費は、中学1年生165,240円、中学2年生160,200円、中学3年生149,400円です。この中には、教材などの日常的な費用に加え、修養会や国内研修の費用も含まれています。

青山学院横浜英和では、中学1・2年生で修養会、中学3年生で広島・京都への国内研修などが行われます。こうした学校行事について、その都度まとまった旅行代金を別に支払うのではなく、学年諸経費として年間費用の中に組み込まれている部分があります。

一方、高校1年生のカナダ海外研修や、希望者が参加する短期・長期留学など、高校段階には海外で学ぶ機会も多くあります。中学校入学時には3年間の費用だけを見るのではなく、高校まで進んだ場合に研修や留学をどの程度利用したいかも家庭で話しておくと、6年間の教育費を考えやすくなります。

制服とChromebookなど、学費表以外の準備も必要

学校へ納める年間学費とは別に、入学時には制服や学校生活用品をそろえる必要があります。

青山学院横浜英和の制服にはジャケット、シャツ、ネクタイまたはリボン、スカートまたはスラックスなどがあり、季節に応じてポロシャツやコートなども用意されています。中学校と高校ではネクタイ・リボンの色が変わります。

ICT教育では、生徒一人ひとりがChromebookを購入して所持します。授業だけでなく、Google Classroomでの課題提出、調べ学習、プレゼンテーション、家庭学習にも日常的に使う端末です。

制服やChromebookなどの購入費は、年度や選択する品目によって変わるため、入学準備では年間学費とは別枠で考えておく必要があります。また、クラブ活動に入ればユニフォーム、楽器、用具、合宿など、その活動に応じた費用が発生する場合もあります。

任意の入学寄附金と、高校・大学まで見据えた教育費

入学後には学校施設の充実を目的とする入学寄附金の案内があります。2027年度は1口50,000円、2口以上ですが、これは任意です。入学金や授業料のような必須の納入金とは分けて考える必要があります。

青山学院横浜英和は中高一貫校で、多くの生徒がそのまま高等学校へ進学します。したがって、中学受験時の教育費は中学校3年間で終わるものではなく、高校3年間まで続きます。

さらに、青山学院大学への系属校推薦を利用する家庭では、その先に大学4年間の学費があります。中学入学から大学卒業までなら10年間です。青山学院大学への進路が見えやすい学校だからこそ、教育費についても「中学の初年度はいくらか」だけではなく、高校、さらに大学まで含めて長い時間軸で考えておくと、進路選択の段階で慌てずに済みます。

入試情報と合格の目安|募集要項・入試結果・偏差値から見る受験のポイント

青山学院横浜英和中学校の2027年度一般入試は、2月1日午前のA日程と、2月3日午後のB日程の2回です。A日程は国語・算数・社会・理科の4科、B日程は国語・算数の2科。募集人数だけでなく、科目構成もかなり異なります。

さらに2027年度は、A日程で社会・理科の配点と試験時間が拡大されました。国語・算数だけで押し切るより、4科をバランスよく仕上げておく意味が以前より大きくなっています。一方、B日程は2月3日午後の2科入試で、直近の2026年度は実質倍率5.2倍。A日程とB日程では、同じ学校を受けるとはいえ入試の性格がかなり違います。

2027年度一般入試はA日程70名、B日程40名

項目A日程B日程
試験日2027年2月1日(月)午前2027年2月3日(水)午後
募集定員70名(帰国生入試第2回を含む)40名
試験科目国語・算数・社会・理科国語・算数
満点340点200点
面接なしなし
検定料25,000円25,000円
合格発表2月1日19:002月3日23:00

出願資格は、2027年3月に小学校を卒業見込みで、保護者のもとから通学できること。出願はWebのみです。

A日程の出願期間は1月6日12時から1月29日11時まで、B日程は1月6日12時から2月3日9時までです。B日程は試験当日の朝まで出願できるため、2月1日・2日の結果を見てから追加することもできます。

一般入試には面接がありません。学科試験の得点で勝負する、比較的分かりやすい入試です。

A日程は4科340点、2027年度から理社の比重が上がる

A日程は2月1日午前に行われる4科入試です。2027年度の配点と試験時間は次のようになっています。

科目試験時間配点
国語50分100点
算数50分100点
社会40分70点
理科40分70点
合計180分340点

2027年度入試では、社会・理科がそれぞれ50点から70点へ変更され、試験時間も各30分から40分になりました。国語・算数は各100点のままなので、4科合計は300点から340点になります。

これまで理社が合計100点、国算が合計200点だったのに対し、2027年度は理社140点、国算200点です。総得点に占める理社の割合は約3分の1から4割強へ上がります。

もちろん国語と算数が中心であることは変わりませんが、「理社は最低限で、国算で取り返す」という戦い方のリスクは少し高くなります。特にA日程を第一志望として受けるなら、秋以降も理社を後回しにしすぎない方がよいでしょう。

当日は8時20分集合で、国語、算数、社会、理科の順に受験し、12時30分頃に終了します。

B日程は2月3日午後、国語・算数だけの200点勝負

B日程は2月3日午後に実施されます。国語50分100点、算数50分100点の2科200点満点です。

科目試験時間配点
国語50分100点
算数50分100点
合計100分200点

14時50分集合、15時から国語、16時5分から算数を受験し、17時10分頃に終了します。午後入試なので、2月3日午前に別の学校を受験してから青山学院横浜英和へ向かう日程も組めます。

ただし、2科だから合格しやすいわけではありません。募集40名に対して、2026年度は419名が実際に受験しました。午後入試は併願しやすい分、青山学院横浜英和を第一志望としない受験生も多数集まります。

国語・算数のどちらか一方で大きく崩れると、理社で補うこともできません。B日程では、2科の基礎力に加えて、限られた時間の中で取り切るべき問題を確実に取る安定感が重要になります。

2026年度はA日程2.5倍、B日程5.2倍

直近の2026年度入試では、A日程・B日程ともに多くの受験生が集まりました。

項目A日程B日程
募集定員70名(帰国生入試を含む)40名
志願者数272名497名
受験者数264名419名
合格者数105名80名
実質倍率2.5倍5.2倍
合格最低点197点/300点134点/200点

A日程の合格最低点は300点満点中197点で約65.7%、B日程は200点満点中134点で67%でした。いずれも6割台後半が一つの境目になっています。

ただし、2027年度A日程は満点そのものが300点から340点へ変わります。2026年度の197点をそのまま2027年度の目標点として使うことはできませんし、単純に得点率だけを340点へ掛け直せばよいわけでもありません。社会・理科の問題量や難度によって合格最低点は動きます。

過去問では「最低点を超えたか」だけでなく、国語・算数・理科・社会のどこで失点したのかを確認した方が有効です。2027年度A日程では、特に理社を含めた4科の得点バランスを見る必要があります。

偏差値はA日程よりB日程の方が高い

四谷大塚の合格可能性ラインでは、青山学院横浜英和の目安は次のようになっています。

入試Aライン80偏差値Cライン50偏差値
A日程5652
B日程5956

Aライン80偏差値は合格可能性80%、Cライン50偏差値は合格可能性50%を示す目安です。B日程はA日程より3ポイントほど高くなっています。

これは学校そのものの難易度が2月3日に突然上がるというより、午後2科入試という受けやすさと募集人数の少なさによって受験者層が変わるためです。B日程を「A日程で届かなかった場合のもう一度のチャンス」と考えることはできますが、難度まで下がるわけではありません。

なお、偏差値は模試会社によって尺度が異なります。四谷大塚の56と、首都圏模試や日能研の56は同じ意味ではありません。志望校判定を見る際には、普段受けている模試の中で推移を追う方が有効です。

また、偏差値が合格圏に入っていても、A日程なら4科、B日程なら国算2科という出題形式との相性があります。秋以降は模試の数字と並行して、過去問でどの程度得点できるかを見る必要があります。

帰国生入試と英語グローバルクラスという別の入口もある

帰国生入試は2回実施されます。第1回は2026年11月30日午前、第2回は2027年2月1日午前です。

項目帰国生入試第1回帰国生入試第2回
試験日2026年11月30日(月)午前2027年2月1日(月)午前
募集定員10名A日程70名に含む
試験国語・算数・英語国語・算数
面接英語面接ありなし

いずれも、保護者の仕事に伴う海外滞在が1年以上あり、2023年3月1日以降に帰国した受験生などが対象です。

第1回は国語50点、算数50点に加え、英語筆記80点と英語面接20点を課します。第1回で入学した生徒は、原則として「英語グローバルクラス」で英語の授業を受けます。

英語グローバルクラスは帰国生だけに閉じられているわけではありません。一般入試などで入学した生徒でも、英語が得意で希望する場合は、入学前の英語試験を通過すれば参加できます。ネイティブ教員による週5日の英語授業を中心に、プレゼンテーションやディスカッションなど発信型の学習を進めます。

A・Bの両方を受ける意味はあるが、合否判定は各回ごと

A日程とB日程の両方へ出願することは可能です。通常の合格判定で「2回受験したから点数に加点される」といった制度はありませんが、繰り上げ合格を出す場合には、複数回受験した受験生が優遇されます。

第一志望度が高い家庭にとっては、A・Bの両方を受けることに一定の意味があります。ただし、2月3日午後のB日程は実質倍率も偏差値も高いため、「2回目なら取りやすい」という位置づけにはできません。

受験戦略としては、2月1日のA日程を軸に4科を仕上げるのか、2月1日午前に別の第一志望校を受験し、2月3日午後のB日程を組み込むのかによって準備が変わります。B日程だけを受ける場合でも、中学受験全体では理社を使う学校が多いため、早い段階から国算2科だけに絞る必要はありません。

青山学院横浜英和は、A日程なら4科340点、B日程なら2科200点。同じ学校でも、受験する回によって求められる得点の組み立て方が異なります。志望順位を決める際には偏差値だけを見るのではなく、どの日程で受けるのか、その前後にどの学校を受けるのかまで含めて考えることが重要です。

併願校パターン|神奈川・東京の共学校を中心に考える受験日程

青山学院横浜英和中学校の2027年度一般入試は、2月1日午前のA日程と2月3日午後のB日程です。この配置は併願を考えやすく、A日程を第一志望として受けながら2月1日午後や2月2日に別の学校を組み込むことも、2月3日午前に別校を受験してからB日程へ向かうこともできます。

併願先として考えやすいのは、神奈川大学附属、中央大学附属横浜、青山学院中等部、山手学院、森村学園などです。ただし、「大学とのつながり」を重視するのか、「他大学受験まで含めた進学校的な環境」を求めるのかで、同じ偏差値帯でも学校選びはかなり変わります。

以下の「チャレンジ校」「標準校」「安全校」は、青山学院横浜英和を志望できる学力層を想定した相対的な目安です。模試の偏差値、男女、受験回、過去問との相性によって位置づけは変わり、安全校と記載した学校でも合格が保証されるわけではありません。

まず押さえたいのは「2月1日午前」と「2月3日午後」

青山学院横浜英和を第一志望とするなら、基本になるのは2月1日のA日程です。募集人数は70名で4科入試。合格発表は同日19時なので、その日のうちに結果が分かります。

B日程は2月3日午後で、募集40名の国語・算数2科入試です。2026年度は実質倍率5倍を超えており、A日程より偏差値も高くなります。したがって、B日程を「AでだめでもBなら何とかなる」という保険として置くのは少し危険です。

日程青山学院横浜英和併願を入れやすい時間帯
2月1日A日程・午前午後
2月2日入試なし午前・午後
2月3日B日程・午後午前
2月4日以降入試なし必要に応じて追加受験

特に重要なのが2月2日です。丸一日空いているため、上位校へ挑戦することも、進学してもよい学校の合格を取りにいくこともできます。青山学院横浜英和を軸にする場合、2月2日に何を置くかで受験全体の性格が変わります。

チャレンジ校|青山学院中等部・神奈川大学附属・中央大学附属横浜

青山学院横浜英和より上の難度へ挑戦する場合、まず候補になるのが青山学院中等部です。2027年度は2月2日午前に4科入試を実施します。

同じ青山学院大学とのつながりを持つ学校ですが、制度は同じではありません。青山学院中等部は青山学院の設置校であり、高等部を経て青山学院大学へ進む生徒が多い学校です。横浜英和は別法人による系属校で、青山学院大学への推薦制度と他大学進学の双方があります。「青学への進学」を重視する家庭にとっては、両校を比較する意味があります。

神奈川大学附属中学校は2027年度、第1回を2月1日午後、第2回を2月2日午前、第3回を2月4日午前に実施します。第1回は15時集合なので、青山学院横浜英和A日程終了後に移動して受験することも日程上は可能です。

神奈川大学附属は名称こそ大学附属ですが、進路は国公立大学や早慶上理、GMARCHなどを含む他大学受験が中心です。「大学とのつながりがある学校」という共通点はあっても、卒業後の進路設計は青山学院横浜英和とかなり異なります。

中央大学附属横浜中学校は、第1回が2月1日午前、第2回が2月2日午後です。青山学院横浜英和A日程とは第1回が重なるため、併願するなら2月2日午後の第2回が候補になります。中央大学への内部推薦制度があり、推薦資格を保持したまま一定の条件で他大学を受験できる仕組みもあるため、大学付属校として比較したい家庭には分かりやすい選択肢です。

学校2027年度の主な受験機会青山学院横浜英和との組み合わせ
青山学院中等部2月2日午前A日程の翌日に挑戦可能
神奈川大学附属2月1日午後・2月2日午前・2月4日午前A日程当日の午後にも組める
中央大学附属横浜2月1日午前・2月2日午後第2回が組みやすい

標準校|山手学院は2月3日午前とB日程をつなげやすい

青山学院横浜英和と近い学力帯を含めて検討しやすいのが山手学院中学校です。2027年度は2月1日午前のA日程、2月1日午後の特待選抜、2月3日午前のB日程を実施します。

青山学院横浜英和と組み合わせる場合、とくに使いやすいのは2月3日午前の山手学院B日程です。山手学院は8時集合で、4科受験でも12時に終了予定。青山学院横浜英和B日程は14時50分集合なので、時間上は午前・午後で受験できます。

2月3日学校時間帯
午前山手学院 B日程8:00集合、4科は12:00終了予定
午後青山学院横浜英和 B日程14:50集合

港南台にある山手学院から蒔田までは、移動そのものは可能な距離です。ただし、午前に4科を受けた直後に移動して、午後に国算2科を受ける一日になります。昼食、交通機関の遅延、本人の疲労まで考えると、「時間割上受けられる」ことと「実際に受けるべき」ことは分けて考えた方がよいでしょう。

山手学院は大学付属校ではなく、国内外の大学へ進学する進学校です。青山学院大学への系属校推薦を重視する青山学院横浜英和とは進路の仕組みが異なるため、「大学受験の自由度をどこまで求めるか」を比較できます。

安全校候補|森村学園などは早い段階で合格を確保する使い方も

青山学院横浜英和A日程を十分な合格圏としている受験生であれば、森村学園中等部を安全校候補として検討するケースがあります。

2027年度の森村学園は、第1回が2月1日、第2回が2月2日、第3回が2月4日。各回とも午前入試で、2科または4科を選択できます。第2回からは英語資格を利用した加点制度もあります。

青山学院横浜英和A日程を2月1日に受ける場合には、森村学園第2回を2月2日午前に置くことができます。青山学院横浜英和Aの結果は前日の19時に分かるため、不合格だった場合だけ2月2日の受験へ進むといった組み方も可能です。

ただし、「安全校」は学校名だけで決まるものではありません。後半日程になるほど募集人数が減り、第一志望校の結果を受けた受験生が集まるため、同じ学校でも回によって難度が上がります。森村学園も第1回40名、第2回30名、第3回20名と募集人数が減っていきます。

安全校を決めるときは、模試の80%偏差値を下回っているかだけでなく、過去問で複数年度にわたり合格最低点を安定して上回れているかまで確認したいところです。「たぶん大丈夫」ではなく、「合格したら実際に通いたい」と思える学校を早めに一校見つけておくと、2月の受験日程がかなり組みやすくなります。

パターン1|青山学院横浜英和を第一志望にする

最も素直なのは、2月1日のA日程を中心に据える形です。

日程午前午後考え方
2月1日青山学院横浜英和 A休息/神奈川大学附属 第1回など第一志望のA日程を最優先
2月2日森村学園 第2回など必要に応じて受験Aの結果次第で進学先を確保
2月3日休息/山手学院 B青山学院横浜英和 BA不合格ならBへ再挑戦

A日程に合格した場合には、その後の受験を続けるかどうかを家庭で決められます。青山学院横浜英和への進学意思が固いなら、無理に2月2日・3日を埋める必要はありません。

A日程が不合格だった場合には、2月2日に一校合格を確保してからB日程へ向かう形が精神的には安定します。2月3日午前まで受験を詰め込むかは、本人の体力を見て判断した方がよいでしょう。

パターン2|青山学院中等部や大学付属校まで挑戦する

青山学院大学への進学を強く意識しながら、さらに上位の学校にも挑戦したい場合には、2月2日をチャレンジ日にできます。

日程午前午後
2月1日青山学院横浜英和 A休息または神奈川大学附属 第1回
2月2日青山学院中等部休息
2月3日必要に応じて受験青山学院横浜英和 B

青山学院中等部は2月2日12時40分頃に終了する予定なので、理論上は同日午後の中央大学附属横浜第2回などを組み合わせることもできます。ただし、午前に4科150分を受験し、そのまま渋谷から横浜方面へ移動してもう一つの難関入試を受ける日程です。

中学受験では、受験できる学校をすべて詰め込むことが最適とは限りません。3日間で5回、6回と試験を受ければ、最後には知識より体力の試験になってしまいます。第一志望の入試で普段の力を出すことを優先し、午後入試は必要な役割がある場合に使う方がよいでしょう。

併願校は偏差値だけでなく「6年後の出口」まで比べる

青山学院横浜英和の併願校には、大学付属・系属校と進学校が混在します。

  • 青山学院横浜英和:青山学院大学への系属校推薦+他大学進学
  • 青山学院中等部:高等部を経て青山学院大学へ進むルートが中心
  • 中央大学附属横浜:中央大学への内部推薦を中心に、条件付きで他大学受験も可能
  • 神奈川大学附属:大学名を冠するが、他大学受験を積極的に行う進学校型
  • 山手学院:系列大学への内部進学を前提としない進学校
  • 森村学園:大学付属ではなく、多様な大学進学を目指す中高一貫校

偏差値表では数ポイントの差しかなくても、高校3年生になったときの景色はかなり違います。青山学院大学へ進める選択肢を持ちながら高校生活を送りたいのか、大学受験を前提として6年間学びたいのか。ここを決めずに偏差値だけで併願校を並べると、合格後に学校選びをやり直すことになります。

また、男女によって偏差値が異なる学校もあり、午後入試や後半日程では難度が上がることがあります。模試の数字だけで「チャレンジ」「安全」を固定せず、受験する回ごとの偏差値、過去問の得点、入試科目、移動時間、そして合格した場合に本当に進学するかまで確認して、最終的な受験日程を組むことが大切です。

在校生・保護者の声|学校生活から見えてくる青山学院横浜英和の校風

学校案内に並ぶ制度だけでは分かりにくいのが、実際に6年間を過ごしたときの空気です。青山学院横浜英和について在校生や卒業生の言葉を見ていくと、友人との関係、行事への熱量、先生との距離、毎日の礼拝や給食といった、ごく日常的な場面が繰り返し登場します。

もちろん、学校生活の感じ方は学年やクラス、友人関係によって変わります。一人の感想をそのまま「校風」と決めつけることはできません。そのうえで複数の声を重ねると、青山学院横浜英和がどのような学校なのか、制度紹介とは少し違った角度から見えてきます。

「友達と過ごす日常」が6年間の思い出として残る

在校生・卒業生の言葉では、友人との関係について触れられることが多くあります。休み時間に一緒に勉強したこと、放課後に自習室へ行ったこと、部活動や行事に取り組んだことなど、特別なイベントよりも毎日の時間が印象に残っている生徒もいます。

青山学院横浜英和は1学年4クラス程度で、中高を通して同じキャンパスで生活します。クラブ活動では中高生が一緒に活動することもあり、同級生だけでなく先輩・後輩との関係も生まれます。

体育祭やシオン祭、合唱コンクールなどではクラスや学年単位で動く時間が長くなります。準備段階では意見が合わないこともあるでしょうし、いつも順調に進むわけでもありません。それでも、そうした過程まで含めて「みんなで取り組んだこと」が卒業後の記憶に残っている様子がうかがえます。

勉強は「推薦があるから楽」という学校ではない

青山学院大学への系属校推薦があるため、受験前には「大学受験の負担が比較的軽い学校」という印象を持つことがあります。しかし、生徒の学校生活を見ると、推薦制度があるから勉強をしなくてよい、という雰囲気ではありません。

定期試験前には自習室、図書館、アイリス学習センターなどを利用して勉強する生徒が多く、分からない問題を教員に質問する姿も見られます。中学1年生にとっては、入学後最初の定期試験で問題量や試験範囲の広さに戸惑うこともあります。

青山学院大学への系属校推薦でも、高校3年間の成績や学力試験などが判断材料になります。そのため、推薦を希望する生徒にとっても普段の授業と定期試験は軽くありません。

一方で、補習、補講、土曜セミナー、放課後の自習環境が用意されているため、「理解できなければ自分で何とかするしかない」という学校でもありません。本人が動けば、学校の中で勉強を続けられる場所は複数あります。

先生との距離は、授業以外の場面にも表れる

青山学院横浜英和では、授業や定期試験だけでなく、面談、放課後の質問、進路相談、クラブ活動などを通して教員と関わります。

卒業生の中には、留学や進路選択など自分が挑戦したいことについて、教員がすぐに制限するのではなく見守ってくれたことを振り返る人もいます。別の生徒からは、友人や先生に自分の考えや個性を受け止めてもらえたという趣旨の声もあります。

一方、学校には校則や生活上のルールがあります。教員との距離が近いことは、好きなことを何でも自由にできるという意味ではありません。生活面について注意を受けることもあり、このあたりは「きちんと見てもらえる」と感じるか、「細かく言われる」と感じるかで評価が分かれやすいところです。

中学生はまだ生活習慣を整えていく時期でもあります。完全な自主性に任せる学校より、一定の枠組みの中で少しずつ自立していく学校を求める家庭の方がなじみやすいでしょう。

礼拝と給食は、入学すると「毎日のこと」になる

受験生から見ると、ステンドグラスのある礼拝堂や完全給食は目につきやすい学校の特徴です。しかし、在校生にとってはどちらも特別な見学スポットではなく日常です。

朝は礼拝から始まり、昼にはクラスで給食を食べます。礼拝では讃美歌を歌い、聖書の言葉や教員の話を聞きます。給食では同じクラスの生徒や教員が同じ献立を囲みます。

在校生からも、礼拝で聞く話や給食について気軽に語る声があります。こうした反応を見ると、キリスト教教育や完全給食が「学校紹介のために用意された特色」ではなく、生徒にとってかなり生活に近いものになっていることが分かります。

給食の好みは当然ながら人それぞれです。ただ、毎日弁当を持参する学校とは昼休みの風景そのものが違います。保護者にとっては弁当を用意する必要が基本的にないことも、6年間では小さくない違いです。

行事では普段よりも生徒の自主性が見えやすい

体育祭、シオン祭、合唱コンクールなどについては、学校全体で取り組む雰囲気を印象に挙げる生徒や保護者がいます。

特に体育祭やシオン祭では、生徒が運営に加わります。中学1年生では先輩が動かす行事に参加する側でも、数年後には自分たちが企画や進行を担う側になります。

これは、普段の学校生活で一定のルールが設けられていることと対照的でもあります。何でも自由に任される学校ではありませんが、行事では生徒が考えて動く余地があり、そこで普段とは違う一面を見せる生徒もいます。

また、クラブ活動、留学、ボランティア、学校行事など、授業以外に時間を使う選択肢も多くあります。卒業生の進路体験を読んでも、大学合格だけでなく、部活動や留学、友人との日常を中高時代の重要な経験として挙げる人が少なくありません。

校則や坂道など、実際に通って分かる相性もある

一方、学校生活についてすべての生徒が同じように感じるわけではありません。

生活規律については、一定のルールがあることを安心材料として捉える声がある一方、もう少し自由な学校生活を望む生徒には窮屈に感じられることがあります。制服の着方や身だしなみなども含め、「自由に任せる」というタイプの学校ではありません。

また、蒔田駅から学校までは徒歩約8分ですが、丘へ上る階段があります。入学してしまえば日常の一部になるとはいえ、毎朝この坂と階段を上ることは、パンフレット上の「駅徒歩8分」だけでは分かりません。

友人関係についても同じです。「仲がよい」「居心地がよい」と感じる生徒がいる一方、思春期の6年間ですから、人間関係の悩みがまったく生じない学校ではありません。共学化からまだ歴史が浅く、学年によって男女比にも差があります。

こうした部分は、口コミの点数だけを見ても判断しにくいところです。本人にとって大切なのは、「評判のよい学校か」よりも、その学校の日常を自分が無理なく受け入れられるかです。

学校説明会だけでなく、シオン祭や授業公開で生徒を見る

青山学院横浜英和を検討するなら、校舎や入試制度だけでなく、実際の生徒を見る機会をつくると学校の印象がかなり具体的になります。

学校説明会では教育方針を理解できますが、生徒同士の距離感を見るならシオン祭や授業公開の方が分かりやすいこともあります。先輩が後輩にどう接しているか、先生と生徒がどの程度自然に話しているか、休み時間にどんな雰囲気で過ごしているか。こうした場面は偏差値表には出てきません。

そして、蒔田駅から学校まで実際に歩いてみることも大切です。階段を上り、礼拝堂を見て、生徒が活動する校舎を歩き、できれば行事の空気にも触れてみる。

青山学院大学への系属校推薦は学校選びの重要な要素ですが、生徒が6年間毎日向き合うのは大学推薦制度ではなく、友人、先生、授業、礼拝、給食、行事、クラブ活動です。そこに本人が「ここなら通えそう」と感じるかどうかは、最後は実際の学校を見て確かめるのが一番です。

この学校に向いている子の特徴|青学への進路と6年間の学校生活から考える相性

青山学院横浜英和中学校は、青山学院大学への系属校推薦、キリスト教教育、英語・海外研修、完全給食、中高合同のクラブ活動など、学校生活の輪郭が比較的はっきりしています。

そのため、「偏差値が合っているから」という理由だけで選ぶよりも、学校が用意している6年間の過ごし方と本人の性格や希望が合っているかを考えた方がよい学校です。特に、大学進学だけを切り取るのではなく、礼拝から給食、行事、クラブ活動まで含めた日常そのものに納得できるかが重要になります。

青山学院大学への進学を考えつつ、高校生活の選択肢も残したい子

まず相性がよいのは、将来の進学先として青山学院大学を有力な候補に考えている子です。

青山学院横浜英和には系属校推薦制度があり、高校3年間の成績や学力試験、人物評価などの条件を満たせば、青山学院大学への推薦を受けることができます。2025年度には128名が系属校推薦資格を取得し、そのうち97名が制度を利用して青山学院大学へ進学しました。

一方、全員が青山学院大学へ進むわけではありません。国公立大学、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学などを目指す生徒もいます。

ただし、青山学院大学への推薦資格を保持したまま他大学を受験する制度ではありません。最終的にはどちらかを選ぶ必要があります。

したがって、「中学入学時点では青山学院大学を有力候補にしたい。ただ、6年間学んだ結果、別の大学で学びたい分野が見つかればそちらも考えたい」という家庭には制度の考え方が合いやすいでしょう。

受験だけに追われず、6年間で興味の範囲を広げたい子

大学への推薦制度があることは、高校生活の時間の使い方にも影響します。

もちろん系属校推薦を得るためにも日常の学習は必要ですが、高校3年間を大学一般入試のための受験勉強だけに集中させる必要がない生徒もいます。その時間を、部活動、学校行事、留学、探究、ボランティアなどへ使うことができます。

青山学院横浜英和では、高校1年生で全員参加のカナダ海外研修があり、さらに希望者向けの短期留学、ターム留学、長期留学なども用意されています。中学段階から英語のレシテーションや探究発表にも取り組みます。

「大学に入るまでに何点取るか」だけでなく、中高時代だからこそできる経験にも時間を使いたい子には、この進路環境を生かしやすいでしょう。

英語を試験科目ではなく「使うもの」として学びたい子

英語に関心のある子にも向いています。

中学では英語を週5時間学び、中1・中2には英会話の授業もあります。少人数授業や習熟度別授業を取り入れ、レシテーション、オンライン英会話、プレゼンテーションなど、実際に声に出して英語を使う活動が多く設定されています。

高校1年生では全員がカナダへ行き、ホームステイなどを経験します。その先には希望者向けの海外プログラムもあります。

英語が入学時から得意である必要はありません。むしろ、「英語はまだ得意ではないけれど、外国の人と話せるようになりたい」「中高のうちに海外で生活してみたい」という子にも入り口があります。

反対に、英語や海外研修にほとんど関心がない場合には、学校がかなり時間をかけている教育分野の一つを十分に生かせないことになります。

一定のルールがある環境の中で、少しずつ自立したい子

青山学院横浜英和は、生徒の行動をすべて本人に任せるタイプの学校ではありません。

毎朝の礼拝、制服、生活上のルール、定期試験、課題など、学校生活には一定の枠組みがあります。学習面でも、必要に応じて再試験や補習が行われます。

一方、体育祭やシオン祭では生徒が運営に関わり、クラブ活動では中高生が一緒に活動します。学年が上がれば、後輩をまとめたり行事を動かしたりする立場にもなります。

つまり、最初から何でも自由に任せるというより、一定の秩序の中で経験を積み、少しずつ自分で判断する範囲を広げていく学校です。

中学1年生から完全な自主性を求められる環境では少し不安がある子や、先生や先輩に見守られながら自分で動けるようになりたい子にはなじみやすいでしょう。

クラスや学校行事にある程度しっかり関わりたい子

学校生活では、個人で完結するより、クラスや学年で一緒に動く場面が多くあります。

毎日の給食はクラスで食べ、合唱コンクール、体育祭、シオン祭などにもクラスや学年単位で取り組みます。修養会や国内研修、海外研修など、宿泊を伴う集団活動もあります。

クラブ加入率も高く、中高合同で活動するクラブでは学年を越えた人間関係が生まれます。

一人で好きなことだけをして学校生活を送りたい子より、行事の準備を友達としたり、先輩や後輩と一緒に活動したりすることを楽しめる子の方が、青山学院横浜英和の学校生活を使い切りやすいでしょう。

もちろん常に社交的である必要はありません。静かな子でも、図書館、文化部、探究活動など自分なりの居場所を見つけられます。ただ、学校全体として人との関わりを避ける方向ではなく、「共に生きる」ことを教育の中心に置いています。

キリスト教教育を日常の一部として受け入れられる子

青山学院横浜英和を選ぶうえで、キリスト教教育との相性は軽く見ない方がよいでしょう。

キリスト教徒である必要はありません。しかし、朝の礼拝は毎日あり、中高6年間を通して聖書の授業があります。イースター、ペンテコステ、クリスマスなどの礼拝も学校行事として行われます。

したがって、「宗教には関心がないから、自分には関係ない」と完全に切り離して過ごす学校ではありません。

一方で、学校が求めているのは入信ではなく、聖書を通じて自分自身、人との関係、社会、平和などについて考えることです。

自分とは異なる価値観の話にもいったん耳を傾けて考えられる子であれば、宗教的背景がない家庭でも十分になじむことができます。学校見学では礼拝堂の美しさだけでなく、「毎朝ここで礼拝する生活をどう感じるか」まで本人と話してみるとよいでしょう。

毎日の給食や蒔田の丘での生活を「自分の日常」として想像できる子

最後は、制度よりずっと身近なところです。

青山学院横浜英和では、昼食は原則として完全給食です。毎朝、蒔田駅から学校へ向かい、丘を上り、礼拝をして授業を受け、昼にはクラスで同じ給食を食べ、放課後はクラブや自習をして帰宅します。

大学推薦や海外研修は重要ですが、中高6年間の大部分を占めるのは、こうした普通の日です。

完全給食を便利だと感じるか。毎日の礼拝を心地よく感じるか。蒔田駅からの坂や階段を含めて通えるか。共学でありながら女子の比率が比較的高い環境をどう感じるか。こうした部分は偏差値では判断できません。

青山学院横浜英和との相性を見るなら、「青山学院大学へ行けるか」だけでなく、「この学校の普通の火曜日を6年間過ごしたいか」を考えてみると分かりやすくなります。

礼拝、授業、給食、友人との時間、行事、クラブ活動。その日常を本人が自然に想像できるなら、青山学院横浜英和は進路制度以上の意味を持つ学校になりそうです。

まとめ|青山学院とのつながりの中で、自分の世界を広げる6年間

青山学院横浜英和中学校は、青山学院大学への系属校推薦を持ちながら、キリスト教教育、英語・海外研修、行事やクラブ活動まで含めて、中高6年間を幅広く使える学校です。

進路の安心感だけで学校生活を組み立てているわけではありません。毎朝の礼拝、完全給食、クラスでつくる行事、中高合同のクラブ活動、高校1年生でのカナダ海外研修など、日常の中にこの学校固有の時間があります。

青山学院大学への道が、6年間の選択肢の一つとしてある

青山学院横浜英和を志望する家庭にとって、青山学院大学への系属校推薦制度はやはり重要です。

高校3年間の成績や学力試験、人物評価などの条件を満たせば推薦を受けることができ、文学部、法学部、経営学部、国際政治経済学部、理工学部など幅広い学部への進学実績があります。

一方で、青山学院大学への推薦が自動的に与えられるわけではなく、推薦を保持したまま他大学を受験することもできません。国公立大学や早慶上理などを目指す生徒は、青山学院大学への推薦とは別の進路を選びます。

この仕組みは、「青学大への進学が決まっている学校」というより、青山学院大学という有力な進路を持ちながら、高校までに自分の進みたい方向を考える学校と捉える方が分かりやすいでしょう。

キリスト教教育は、校風ではなく毎日の学校生活そのもの

校訓は「心を清め 人に仕えよ」。学校生活は毎朝の礼拝から始まり、中高6年間にわたって聖書の授業があります。

イースターやクリスマスなどの礼拝、修養会、ボランティア活動もあり、「隣人と共に生きる」という考え方を学校行事や日常生活の中で繰り返し考えます。

宗教的な背景を持たない家庭でも入学できますが、キリスト教教育を学校生活から切り離すことはできません。むしろ、その時間をどう受け止めるかが、青山学院横浜英和との相性を見る一つの基準になります。

英語は中学の授業から高校の海外研修へつながる

英語は中学3年間を通して週5時間を確保し、少人数授業、習熟度別授業、英会話、レシテーション、オンラインレッスンなどを組み合わせています。

高校1年生では全員がカナダ海外研修へ参加します。中学で学んだ英語を、実際に異なる文化の中で使う機会が最初から6年間の流れに組み込まれています。

さらに希望者には短期留学、ターム留学、長期留学などもあります。入学時から英語が得意な生徒だけを対象とした教育ではなく、授業から海外経験へ少しずつ段階を上げていく構成です。

給食、礼拝、行事――「普通の日」に学校らしさがある

青山学院横浜英和を見ていると、大学推薦や海外研修といった大きな制度以上に、毎日の学校生活に特徴があります。

朝は礼拝から始まり、昼にはクラス全員で完全給食を食べます。放課後にはクラブ活動、自習室、図書館、アイリス学習センターなど、それぞれの過ごし方があります。

体育祭やシオン祭では生徒自身が運営に関わり、中高合同のクラブでは高校生と中学生が同じ活動を続けます。中学1年生で先輩を見ていた生徒が、数年後には自分が後輩を支える側になります。

中高一貫校の6年間は長いものです。その時間を考えると、給食や礼拝、友人との昼休み、放課後のクラブといった「何も特別なことがない日」が、学校選びではむしろ重要になります。

蒔田の丘を実際に歩いてみたい学校

最寄りの蒔田駅からは徒歩約8分。ただし、学校は丘の上にあり、通学路には階段があります。数字だけを見ると通いやすい立地ですが、毎日の通学として考えるなら一度本人と歩いてみた方がよいでしょう。

その先には、長い歴史を持つ礼拝堂、校舎、図書館、グラウンド、生徒会やクラブ活動のための施設がまとまったキャンパスがあります。

学校説明会に加えて、シオン祭や授業公開などで在校生を見る機会があれば、生徒同士の距離感や先生との関係もつかみやすくなります。

「青学に進める学校」より、そこで過ごす6年間を見る

青山学院横浜英和を知る入口として、青山学院大学への系属校推薦は分かりやすいものです。しかし、入学した生徒が毎日過ごすのは大学のキャンパスではなく、蒔田の丘です。

礼拝から始まる朝、授業、完全給食、クラブ活動、シオン祭、国内研修、カナダ海外研修。その積み重ねの先に、青山学院大学を選ぶ生徒もいれば、別の大学へ進む生徒もいます。

大学への進路をある程度見通しながら、英語や海外経験、行事、部活動にも時間を使いたい。一定の規律がある環境の中で、友人や先輩後輩と関わりながら少しずつ自立したい。そんな6年間を思い描く家庭なら、青山学院横浜英和は一度実際に歩いて見ておきたい学校です。

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