- 学校の概要|付属校の安心感と挑戦の機会が共存する男子校
- アクセスと立地環境|護国寺駅徒歩1分の都心型キャンパス
- 教育方針とカリキュラム|基礎学力重視+先を見据えた進路別教育
- 学習環境と施設設備|2015年竣工の新校舎で整った学びの場
- 学校生活と行事|男子校ならではの活気ある6年間
- クラブ活動|全国レベルの水泳部を筆頭に幅広いジャンルで活躍
- 進学実績と卒業後の進路|日大進学に加え他大学受験も選べる柔軟な進路設計
- 入試情報と合格の目安|偏差値・募集人数・試験科目などをチェック
- 併願校パターン|日大豊山を基軸にした受験戦略例
- 在校生・保護者の声|温かい雰囲気と挑戦を後押しする校風
- この学校に向いている子の特徴|主体性・継続力・男子校の空気感を楽しめる子
- まとめ|進路と人間力の両面で成長できる男子校型の安心校
学校の概要|付属校の安心感と挑戦の機会が共存する男子校
日本大学豊山中学校は、東京都文京区大塚に位置する日本大学の付属中学校であり、男子校としての伝統と活気あふれる学びの場を提供しています。大学付属校としての安心感に加え、他大学進学も可能な柔軟な進路設計が特徴です。2015年に新校舎が完成し、最新の教育環境と設備を整えています。
中高一貫の6年間を通じて、基礎学力の充実と自主性・チャレンジ精神を育成するカリキュラムが実践されており、英語教育やスポーツ活動も非常に盛んです。特に全国レベルの実績を誇る水泳部の存在は、運動系志望者からの注目も集めています。
アクセスと立地環境|護国寺駅徒歩1分の都心型キャンパス
日本大学豊山中学校は、東京メトロ有楽町線「護国寺駅」1番出口から徒歩1分という非常に恵まれた立地にあります。文京区という都心の文教地区に位置しながらも、周囲は落ち着いた住宅街に囲まれており、学習に集中しやすい環境が整っています。
通学の利便性は抜群で、東京都内はもちろん、埼玉・千葉方面からも通学しやすい交通アクセスを誇ります。放課後の活動や補習、クラブ活動後の帰宅も安心できる立地で、多くの生徒が公共交通機関を使って通学しています。
教育方針とカリキュラム|基礎学力重視+先を見据えた進路別教育
日本大学豊山中学校では、「基礎学力の確立」を最優先としながら、生徒一人ひとりの将来を見据えた教育方針を掲げています。中学3年間では、国数英の主要教科を中心に、反復学習と定着を重視した授業が展開され、学習習慣の確立と自学自習の力を育成します。1日7時間授業や朝テストなど、日々の積み重ねによって確かな学力の土台を築くことを目指しています。
英語教育にも力を入れており、少人数制やネイティブ教員による指導により、実践的な英語力を養成します。4技能(読む・書く・聞く・話す)のバランスを重視した授業構成で、英検やTOEFL Juniorなどの外部試験への対応力も培われます。
中高一貫校としての強みを活かし、高校に進学すると進路に応じたコース制が導入されます。日本大学への内部進学を目指す生徒には「基礎から応用へ」の学びを段階的に提供し、他大学受験を視野に入れる生徒には、より高度な問題演習や探究的な学びを含むカリキュラムで対応しています。こうした多様な進路への柔軟な対応力が、日大豊山の大きな魅力となっています。
学習環境と施設設備|2015年竣工の新校舎で整った学びの場
日本大学豊山中学校は、2015年に新校舎が完成し、現代的で機能的な教育空間が整備されています。ガラス張りの外観と広々とした吹き抜けが印象的な校舎は、明るく開放感にあふれ、生徒たちがのびのびと学べる環境が整っています。
各教室には電子黒板が設置され、ICT機器を活用した授業が日常的に行われています。全館Wi-Fi対応により、タブレット端末を用いた調べ学習やプレゼンテーションもスムーズに実施可能です。また、自習スペースや図書館も充実しており、放課後や昼休みに静かな環境で自主学習に取り組む生徒の姿も多く見られます。
さらに、男子校として特に注目されるのが運動施設の充実です。温水プール、トレーニングルーム、屋上グラウンド、体育館などが完備されており、日々の体育の授業や部活動でフルに活用されています。特に水泳部は全国レベルの実績を誇り、設備面の充実が競技力向上に直結しています。
これらの施設は、学力の伸長だけでなく、心身のバランスが取れた中高生の育成を支える大きな要素となっており、多くの保護者からも高い評価を受けています。
学校生活と行事|男子校ならではの活気ある6年間
日本大学豊山中学校では、「男子校ならでは」のエネルギッシュで一体感のある学校生活が展開されています。学年を超えたつながりや仲間意識が育まれやすく、生徒同士がのびのびと関われる環境が整っています。日常の授業やクラブ活動だけでなく、多彩な行事を通して生徒たちの自主性や協調性が育まれます。
年間行事としては、体育祭、文化祭、合唱コンクール、宿泊行事(校外学習・林間学校)などがあり、いずれも生徒が中心となって企画・運営に携わります。特に体育祭や文化祭では、各クラスが一致団結してパフォーマンスを披露し、男子校ならではの迫力と盛り上がりを見せます。
中学3年次には語学研修や職場体験なども取り入れられ、将来を意識した体験学習の機会も豊富です。校内では日常的に先輩後輩の交流も盛んで、縦のつながりの中で多くを学び取ることができる点も、男子校の強みといえるでしょう。
生徒の声からは「毎日が楽しい」「仲間と一緒に成長できる」というコメントが多く聞かれ、学力だけでなく人間的成長を実感できる学校生活が展開されています。
クラブ活動|全国レベルの水泳部を筆頭に幅広いジャンルで活躍
日本大学豊山中学校では、運動部・文化部ともに活発なクラブ活動が展開されており、生徒たちが学び以外の場でも自己表現や成長を遂げています。特に男子校ならではのエネルギッシュな雰囲気の中で、どのクラブも活気に満ちているのが特徴です。
中でも特筆すべきは水泳部の存在です。中高一貫での強化体制が整っており、全国大会常連の名門クラブとして知られています。温水プールという恵まれた環境で年間を通して練習が可能で、競技力の高い選手の育成が進んでいます。
このほか、野球部・サッカー部・バスケットボール部・剣道部などの運動系クラブも人気で、都大会や関東大会を目指して日々練習に励んでいます。文化部では、吹奏楽部・鉄道研究部・囲碁将棋部・英語部などがあり、それぞれの興味・関心に応じた活動が行われています。
クラブ活動は中高合同で行うものも多く、異学年との交流を通して協調性やリーダーシップが育まれる点も大きなメリットです。部活動を通して学年を超えた人間関係を築きながら、充実した放課後を過ごすことができます。
進学実績と卒業後の進路|日大進学に加え他大学受験も選べる柔軟な進路設計
日本大学豊山中学校・高等学校の最大の特色は、日本大学への内部推薦制度が利用できるという点にあります。高校卒業時には、多くの生徒が日本大学の各学部への進学を選びますが、それに加えて、他大学への進学にも積極的に取り組める体制が整っているのが大きな魅力です。
内部推薦では、日本大学の医学部・歯学部・薬学部・法学部・理工学部など、幅広い学部への進学が可能であり、系列校ならではの進学の安心感があります。特に近年では、上位成績層を中心に難関学部への推薦合格を勝ち取る生徒も増えています。
一方で、他大学受験を希望する生徒へのサポートも充実しています。指定校推薦の利用や一般受験対策講座の開講、進路面談の実施などを通して、GMARCHや早慶、国公立大学を目指す生徒にも対応。高3になると「日大進学希望」「他大受験希望」といった進路に応じたコースに分かれ、希望に即した学習指導が行われます。
このように、内部進学と外部受験の両方を視野に入れられる柔軟な進路選択ができる点が、保護者や受験生から高く評価されており、「とりあえずの安心」と「挑戦できる環境」の両方が整っている学校と言えるでしょう。
入試情報と合格の目安|偏差値・募集人数・試験科目などをチェック
日本大学豊山中学校では、毎年複数回の入試機会(計4回)が設けられており、2月1日から3日にかけて実施されます。1回目と3回目は4科(国語・算数・社会・理科)型、2回目と4回目は2科(国語・算数)型の午後入試となっており、受験生の得意科目や併願スケジュールに応じて柔軟に受験プランを立てることが可能です。
- 第1回:2月1日午前(4科:国語・算数・社会・理科)
- 第2回:2月2日午後(2科:国語・算数)
- 第3回:2月3日午前(4科:国語・算数・社会・理科)
- 第4回:2月3日午後(2科:国語・算数)
試験時間は、国語・算数がそれぞれ50分・100点満点、社会と理科はあわせて60分・各50点満点となっています。面接試験は行われません。
合格最低点は2023年度実績で以下の通りです:
- 第1回:218点
- 第2回:140点
- 第3回:218点
- 第4回:145点
偏差値の目安は、四谷大塚基準で男子47〜52程度とされており、標準的な学力層をターゲットにした学校といえます。午後入試では2科目受験が可能なため、国算に強みを持つ生徒には非常に有利な選択肢です。受験回ごとに難易度や競争率が異なるため、複数回の受験や併願校との組み合わせを戦略的に計画することが重要です。
併願校パターン|日大豊山を基軸にした受験戦略例
日本大学豊山中学校は、男子校としての安定した人気と受験チャンスの多さから、併願戦略の中核として活用されることが多い学校です。複数回受験が可能なため、試験日程をうまく組み合わせて、挑戦校・標準校・安全校をバランスよく配置したプランが立てられます。
◎挑戦校としての併願例
- 2/1 広尾小石川①/城北①
- 2/2 午前 城北②/巣鴨②
- 2/2 午後 日大豊山②
- 2/3 日大豊山③
◎標準校としての併願例(日大豊山を主軸に)
- 2/1 日大豊山①(4科)+足立学園(特選)
- 2/2 日大豊山②(2科)
- 2/3 日大豊山③(4科)
- 2/3 日大豊山④(2科)+聖学院(アドバンス)
このように、日大豊山は標準校の中心に位置づけられることが多く、前後にチャレンジ校や確実校を配置することで安定した併願パターンを構築できます。また、午後入試(2日・3日)での併願がしやすいこともポイントです。併願校選びの際は、午前・午後の時間帯や入試科目の相性にも注意しながら、志望順位や学力レベルに応じて最適な組み合わせを検討するとよいでしょう。
在校生・保護者の声|温かい雰囲気と挑戦を後押しする校風
在校生からは、「男子校ならではの雰囲気が心地よく、友達と本音で付き合える」「先生との距離が近く、何でも相談できる」といった声が多く寄せられています。特に部活動を通じて生まれる一体感や、行事での盛り上がりなど、男子同士だからこそ味わえる学校生活の楽しさが魅力に挙げられます。
ある生徒は「小2から始めた水泳をもっと頑張りたいと思い、強い水泳部がある日大豊山に惹かれた」と話しており、自分の目標に向かって努力を続けられる環境が整っていることがうかがえます。温水プールなどの設備面の充実も、部活動や体育の質を高める要因となっています。
保護者からも、「教員の指導が丁寧で、学習習慣がきちんと身についてきた」「進路についての面談が丁寧で、希望に合わせたサポートがある」と評価されており、学習面・生活面ともにバランスの取れた指導体制が好評です。
また、2015年に新校舎が完成したこともあり、「施設が新しく、明るくて清潔感がある」「安全面への配慮が行き届いており、安心して通わせられる」といった声も見受けられます。
全体として、温かさと活気、挑戦を応援する風土が共存する校風が、日大豊山中学校の魅力として確かな評価を得ています。
この学校に向いている子の特徴|主体性・継続力・男子校の空気感を楽しめる子
日本大学豊山中学校は、自主性を持ってコツコツ努力できる生徒に特に向いている学校です。日々の学習管理や朝テスト、自習スペースの活用など、学習習慣を自分で確立していく環境が整っており、継続的に努力できる子どもにとっては大きな成長の機会となります。
また、男子校ならではの活気ある雰囲気や上下関係の中でのびのびと過ごせることに魅力を感じるタイプの子にとっても、豊山は理想的な環境といえます。部活動や行事に全力で取り組む文化が根づいており、仲間との一体感を楽しめる生徒に適しています。
内部進学制度のある学校ではありますが、他大学受験にも対応しているため、「まずは安心感がほしいが、可能性も広げておきたい」と考えるご家庭にとっても魅力的です。将来の方向性を中学入学後にじっくり考えたいという生徒にもフィットします。
さらに、全国レベルの水泳部をはじめとした運動系クラブの充実もあり、「得意な競技を続けたい」「スポーツを通じて成長したい」という志向を持つ子どもにも適した環境です。
まとめ|進路と人間力の両面で成長できる男子校型の安心校
日本大学豊山中学校は、日本大学の付属校としての安定した進路を確保しつつ、他大学受験にも柔軟に対応できる教育体制を整えている、首都圏男子校の中でも注目度の高い一校です。最新設備を誇る新校舎と充実した学習・生活環境のもとで、基礎学力の定着とともに自主性・継続力を育成します。
男子校らしい活気ある校風や、一体感のある行事・部活動も魅力であり、「楽しいだけでなく、やるときはやる」というメリハリある6年間を過ごせる点も、多くの保護者・受験生から高い支持を集めています。
偏差値帯は47〜52と標準的でありながら、受験チャンスが複数あるため、併願戦略の軸としても非常に組みやすい学校です。中学受験において「確かな学習環境・男子校の魅力・将来の安心感」をバランスよく求めるご家庭にとって、非常に魅力的な選択肢となるでしょう。
日大豊山で、仲間と切磋琢磨しながら、自分らしい6年間を送りたいというお子さまに、ぜひおすすめしたい学校です。