三田国際学園中学校の学校紹介〜発想力と国際感覚を育む最先端グローバル校〜

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学校の概要|「発想力の自由人」を育てる革新的な共学校

三田国際学園中学校は、東京都世田谷区に位置する共学校で、「発想力の自由人」を教育理念に掲げた先進的な中高一貫校です。国際教育・探究型学習・ICTの融合を軸に、固定観念にとらわれない柔軟な思考力と行動力を育てる教育を実践しています。

かつての戸板中学校を前身とし、2015年に共学校としてリニューアルして以来、革新的な教育モデル校として高い注目を集めています。中学から高校まで一貫した教育体制のもと、生徒が自分らしく成長できる環境が整っており、国内外の大学進学にも対応した多様な進路実績を築いています。

学園スローガンである「THINK & ACT」には、「自ら課題を発見し、自ら行動を起こす力」を身につけてほしいという思いが込められており、教科横断型の授業やプレゼンテーション機会、グループワークなどを通して実践的に養われます。

2023年度の在籍生徒数は中学・高校あわせて約735名。男女比はおおむねバランスが取れており、共学ならではの多様性を尊重した校風が根付いています。明るく開放的な校舎、海外大学進学も視野に入れた教育設計など、21世紀型教育を具現化する学校として進化を続けています。

アクセスと立地環境|用賀駅から徒歩5分の好立地

三田国際学園中学校は、東急田園都市線「用賀駅」から徒歩約5分というアクセス抜群の立地にあります。さらに、小田急線「成城学園前駅」からもバス利用で通学可能と、東西南北からの通学利便性に優れた環境が魅力です。

通学時間帯に混雑しすぎない沿線である点も保護者からの支持が厚く、東京都23区内はもちろん、神奈川・埼玉・千葉からの通学者も多数在籍しています。特に神奈川方面からは田園都市線一本でアクセスできる点が好評です。

また、世田谷区用賀という閑静で落ち着いた住宅街に立地しており、治安の良さと学習に集中できる環境が共存しているのも大きな魅力。学校周辺には緑豊かな公園や文化施設もあり、学びの場として最適なエリアに位置しています。

安全面への配慮も万全で、主要駅からの徒歩ルートは整備されており、通学時の安心感が確保されています。都市型ながら自然や静けさも享受できる立地条件は、学校選びの大きなポイントとなるでしょう。

教育方針とカリキュラム|Think & Actを軸にした探究・英語・ICT教育

三田国際学園中学校の教育は、学園理念である「Think & Act」を中心に構成されており、探究・英語・ICTを融合させた先進的なカリキュラムが大きな特長です。知識をインプットするだけでなく、自ら問いを立て、行動し、発信する力を育む教育が実践されています。

中1では「サイエンスリテラシー」などの探究系授業が導入され、課題設定→情報収集→分析→プレゼンというサイクルを繰り返しながら、論理的思考と表現力を身につけます。中2以降ではディスカッションやグループワークを通じたアクティブラーニングが本格化し、生徒の主体性がさらに高まります。

英語教育では、ネイティブ教員によるオールイングリッシュ授業を中心とした「IC(インターナショナルクラス)」を設置。さらに理数系特化のISC(インターナショナルサイエンスクラス)、研究・論文活動に挑むMSTC(メディカルサイエンステクノロジークラス)など、目的別の複数コースも展開されています。

また、ICT機器を活用した授業設計も全校的に推進されており、1人1台端末の活用やプレゼンテーションツールによる成果発表、クラウドを使った教材共有など、現代社会に即した学びが日常的に行われています。

学習環境と施設設備|多目的スペースとICT活用が進む先進的環境

三田国際学園中学校の校舎は、探究・協働・発信を軸とした21世紀型教育に最適化された設計となっており、生徒の主体的な学びを促す環境が随所に整備されています。中でも象徴的なのが、可動式の机や椅子を備えた多目的ラーニングスペースです。

教室はすべてWi-Fi・プロジェクター完備で、各自の端末(1人1台)を活用した調べ学習・スライド作成・資料共有が日常的に行われています。ICTツールとしてはGoogle WorkspaceやClassiなどを導入し、学習の効率化と可視化を推進しています。

また、図書館やアクティブラーニングルームは、プレゼン練習・グループワーク・映像制作など、多様な活動に対応可能。ガラス張りで開放感あるデザインとなっており、視覚的にも「学びの場」としての意識を高める設計です。

実験室・音楽室・美術室・ダンススタジオ・体育館といった専用教室も充実しており、学習活動とクリエイティブ活動の両立が可能です。さらに、カフェテリアや広々とした中庭空間など、生徒がリラックスできるスペースも確保されており、心身のバランスを保ちながら学校生活を送ることができます。

学校生活と行事|留学・学園祭・プレゼン大会で主体性を育む

三田国際学園中学校では、授業だけでなく学校行事や課外活動を通じた「体験からの学び」が重視されています。行事はすべて生徒の主体的な参加と発信を促す構成となっており、教室で学んだ知識やスキルを実践の中で活かす機会が豊富です。

中でも注目されるのが、海外研修・短期留学プログラムです。オーストラリア、カナダ、アメリカなど英語圏でのホームステイや現地校交流を通じて、異文化理解や語学力の実践を体験できます。希望者向けには長期留学制度もあり、グローバルな視野を育てる環境が整っています。

毎年秋に開催される学園祭「MITA International Festival」では、プレゼン・展示・舞台発表などを通じて、探究の成果や生徒の個性が発揮されます。来場者との対話やプレゼンの機会も多く、生徒にとっては大きな達成感と成長の場となっています。

そのほかにも、プレゼンテーション大会・探究成果発表会・ディスカッション型行事が定期的に行われ、学びの「出口」としての発表機会が充実。スキー教室やスポーツイベント、英語スピーチコンテストなど、行事全体が学びと直結した構成となっており、学校生活を通して「自ら動く力」を育てます。

クラブ活動|20以上の多様なクラブと全国レベルの実績

三田国際学園中学校では、クラブ活動も教育の一環と位置づけられており、学業と並行して課外活動にも主体的に取り組むことが推奨されています。放課後は教室や体育館、グラウンドなどを使って多くの生徒が活動に励んでおり、文武両道を体現する環境が整っています。

クラブの種類は運動系・文化系あわせて20以上にのぼり、特に人気のあるクラブはサッカー部・バスケットボール部・剣道部・テニス部など。全国大会に出場するクラブもあり、部活動に打ち込む中で礼儀・体力・チームワークが自然と育まれています。

文化系クラブも多彩で、ESS(英語部)・理科部・探究部・軽音楽部・演劇部・美術部など、興味関心に応じて自由に選択できます。中でもESSや探究部は、学校の教育方針とも深く結びついており、英語スピーチ大会や外部探究コンテストへの出場実績も豊富です。

中学・高校合同で活動するクラブも多く、異学年のつながりの中で先輩から学ぶ機会やリーダーシップを発揮する場も用意されています。さらに、新たなクラブや同好会の立ち上げも可能で、生徒の「やりたい」を尊重する柔軟な運営も特徴です。

進学実績と卒業後の進路|難関私大・理系・海外進学も視野に

三田国際学園中学校は、2015年の共学化・校名変更以降、急速に進学実績を伸ばしている新興進学校のひとつです。探究・プレゼン・ICTといった21世紀型スキルを活かし、国内外問わず幅広い進路実績を築いています。

2024年度の卒業生(高3)の進学先を見ると、早稲田大学・慶應義塾大学・上智大学・東京理科大学などの難関私立大学への合格者が多数。また、明治・青山・立教・中央・法政(MARCH)や理系分野への進学希望者も多く、実績は着実に拡大中です。

理数探究型のISC(インターナショナルサイエンスクラス)やMSTC(メディカル・サイエンス・テクノロジー)に所属する生徒は、医・薬・理工系の進学に向けた特別指導を受けており、国公立大の理系学部や私立の医療系学部への進学にも対応しています。

さらに、海外進学も三田国際の大きな特色のひとつです。英語の運用能力を武器に、アメリカ・カナダ・オーストラリア・ヨーロッパ諸国の大学への進学実績もあり、TOEFLやSAT、IELTSなどのスコア取得支援も行われています。

このように、生徒一人ひとりの進路希望に応じて文系・理系・国内・海外問わず多様な進路が開かれていることが、三田国際の進路指導の大きな強みです。

入試情報と合格の目安|コース別の方式と合格点の傾向を分析

三田国際学園中学校の入試は、2月1日〜4日にかけて5回実施され、それぞれ異なる試験方式やコースでの募集が行われています。コース別にIC(インターナショナルクラス)ISC(インターナショナルサイエンスクラス)MSTC(メディカル・サイエンステクノロジークラス)が設けられています。

試験日と方式(2023年度)

  • 第1回(2/1 午前):4科目型(国・算・社・理)
  • 第2回(2/1 午後):ISCは「4科」または「国算+英+面接」選択可/ICは同様に選択制
  • 第3回(2/2 午後):4科型(ISC)または「国算+英+面接」(IC)
  • MSTC入試(2/3 午後):算数60分×2(計100点)による適性型試験(MSTC志望者対象)
  • 第4回(2/4 午後):4科または「国算+英+面接」

試験時間と配点

  • 国語・算数:各50分(各100点)
  • 社会・理科:あわせて50点
  • 英語+面接(IC):あわせて50点
  • M入試(算数):各60分(合計100点)

合格最低点の目安(2023年度)

  • 第1回:IC 189点/ISC 185点(200点満点)
  • 第2回:ISC(4科)203点/IC(4科)193点
  • 第3回:ISC(4科)195点/M方式122点
  • 第4回:IC(4科)187点

面接(英・日)は受験生のみ対象で約10分間、IC・ISC受験者に課されます。評価は重視されるため、志望動機や日常的な自己表現力について整理しておくと良いでしょう。なお、出願時に調査書等の書類提出は不要で、純粋な試験結果での判定となっています。

多様な受験方式とコース選択肢があるため、生徒の得意分野に応じた柔軟な戦略が可能です。特に英語や理系分野に強みがある受験生にとっては、IC・ISC・MSTCの各コースが大きなアドバンテージとなるでしょう。

併願校パターン|共学校・国際系・先進教育校との相性良好

三田国際学園中学校は、国際教育・先進的学びを重視する共学校として、広尾学園・かえつ有明・渋谷教育学園・東京都市大等々力など、都内の21世紀型教育を展開する学校との併願相性が非常に良いとされています。

偏差値の目安(2024年春予想)

試験方式により幅はありますが、合格可能性80%ラインは以下の通りです。

  • 男子:四谷大塚偏差値 50〜55、首都圏模試偏差値 62〜65
  • 女子:四谷大塚偏差値 52〜67、首都圏模試偏差値 63〜66

受験回を重ねるごとに偏差値は上昇傾向となるため、初回は確実に、後半はチャレンジ枠として利用する受験生が多く見られます。

主な併願校例

やや上位校

  • 広尾学園②
  • 青山学院中等部
  • 明大明治
  • 鴎友学園
  • サレジオ学院B

同等〜近いレベル

  • 世田谷学園
  • 東京都市大学等々力
  • 開智日本橋学園
  • 八雲学園
  • 国学院久我山(ST)

やや下位〜安全校

  • 田園調布学園②
  • 成城学園②
  • 森村学園③

このように、三田国際を中心とした併願戦略は、教育方針が近い探究・国際志向の私立校を組み合わせるパターンが主流です。複数日程受験やコース選択が可能な三田国際は、併願の柔軟性にも富んでおり、受験計画の中核校としての活用に適しています。

在校生・保護者の声|生徒主体の学びが「変化を楽しむ力」に

三田国際学園中学校では、在校生・保護者の双方から、「生徒が主役になる学校」「変化に柔軟に対応できる力が身につく」という高評価の声が多数寄せられています。探究・英語・プレゼンを柱とした学びの中で、日々自分の可能性を広げている実感が得られているようです。

在校生の声

  • 「最初は人前で話すのが苦手でしたが、グループワークや発表を繰り返すうちに自然と話せるようになりました」
  • 「英語の授業はネイティブの先生が多く、実際に使える表現をたくさん学べます」
  • 「自分で問いを立てて調べる授業が多くて、学校の勉強が面白いと感じるようになりました」

保護者の声

  • 「勉強だけでなく、発信力や思考力、協働する姿勢も育ててくれる点に魅力を感じています」
  • 「面談や保護者会での情報共有が丁寧で、学校との信頼関係が築きやすいです」
  • 「入学してから子どもがどんどん前向きになり、自信を持てるようになったと感じます」

三田国際は、一人ひとりの「学びたい気持ち」や「挑戦したい気持ち」を尊重する校風が根付いており、生徒が自然と前向きに行動できる雰囲気があります。保護者との連携もしっかりしており、家庭との協力体制のもとで、生徒の成長が支えられています。

向いている子の特徴|好奇心・柔軟性・表現力を持つ子に最適

三田国際学園中学校は、従来の詰め込み型教育とは一線を画す、探究型・発信型・国際志向の教育を軸とした学校です。そのため、以下のようなタイプの子どもに特に向いているといえます。

三田国際に向いている子のタイプ

  • 「なぜ?」「どうして?」と疑問を持つことが好きな子
    ─ 探究学習が中心のカリキュラムと相性が良く、自発的に学ぶ姿勢を伸ばせます。
  • 人前で話すことや、プレゼンを楽しめる・挑戦したい子
    ─ 発表やディスカッションの機会が豊富で、表現力や論理的思考が磨かれます。
  • ICTや英語に興味があり、国際的な視野を持ちたい子
    ─ 英語4技能型の授業や海外研修、ネイティブ教員との交流を通じて実力を養えます。
  • 既存の枠にとらわれず、新しい挑戦を楽しめる子
    ─ 授業もカリキュラムも柔軟性が高く、好奇心と創造力を活かせる環境です。
  • 周囲と協力しながら成長したいタイプの子
    ─ グループワークや協働学習が多く、コミュニケーション力を育む土壌があります。

一方で、「静かに一人で学びたい」「受験勉強に特化したい」といった志向の強い子には、他校の方が合う可能性もあります。とはいえ、三田国際では、多様な個性が共存できる教育環境が整っているため、入学後に自分の特性を活かしながら成長する生徒も数多くいます。

まとめ|三田国際で育つ「自ら課題を発見し、行動できる人材」とは

三田国際学園中学校は、「探究・英語・ICT・発信力」を柱とする革新的な教育を実践する共学校です。グローバル社会において必要とされる、柔軟な思考力・他者との協働・課題解決能力を6年間かけて育むカリキュラムは、まさに未来志向型の学びの最前線といえるでしょう。

従来の一方通行的な授業から脱却し、「なぜ?」から始まる学びを徹底することで、生徒一人ひとりが自ら考え、自ら動く力を身につけていきます。このような力は、大学入試だけでなく、その後の人生においても大きな武器となります。

また、国内外を問わず進路選択の幅が広く、将来グローバルに活躍したいと願う生徒にとって、三田国際は理想的なスタート地点です。多様な個性と可能性を伸ばし、変化を楽しむ力を育てる学び舎として、今後もさらに注目される存在であり続けることでしょう。

「自分の問いを持ち、それに向かって行動できる人間を育てたい」──。そんな教育の原点を体現しているのが、三田国際学園中学校です。

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