- 学校の概要|伝統と革新を併せ持つ、神奈川屈指の女子進学校
- アクセスと立地環境|鎌倉の落ち着いた環境で学ぶ
- 教育方針とカリキュラム|英語・探究・環境教育に注力
- 学習環境と施設設備|ICT環境と豊かな自然を活かした学び
- 学校生活と行事|文化祭やフィールドワークが充実
- クラブ活動|23の部活と多様な表現の場
- 進学実績と卒業後の進路|国公立・早慶上智などに多数合格
- 入試情報と合格の目安|複数回実施される4科目入試
- 併願校パターン|神奈川・東京の女子校との併願が中心
- 在校生・保護者の声|英語教育や面倒見の良さに定評あり
- この学校に向いている子の特徴|好奇心があり自ら学びたい女子に最適
- まとめ|鎌倉で自己探究を深められる魅力的な女子校
学校の概要|伝統と革新を併せ持つ、神奈川屈指の女子進学校
鎌倉女学院中学校は、1904年に創立された神奈川県内でも有数の歴史を誇る女子校です。「一人ひとりの可能性をのばし、国際性豊かな人間を育てる」を教育理念に掲げ、英語教育や探究活動、環境学習など、多様な教育に力を入れています。中高一貫の6年間を通じて、生徒が自分の個性や興味を伸ばしながら、社会で活躍できる力を育む教育環境が整っています。
地元・鎌倉の豊かな自然と歴史に囲まれた落ち着いた環境の中で、知性と感性を磨きながら成長できるのが大きな魅力。近年では進学実績にも注目が集まり、県内外から志望者が集まる人気校となっています。
アクセスと立地環境|鎌倉の落ち着いた環境で学ぶ
鎌倉女学院中学校は、JR横須賀線・江ノ電「鎌倉駅」から徒歩7分という好立地にあります。通学の便が良いだけでなく、校舎周辺は鶴岡八幡宮や小町通りなど歴史と自然が調和した穏やかな環境に囲まれています。
都内や横浜方面からのアクセスも良好で、神奈川県内の各地から通学する生徒が多いのも特徴です。落ち着いた街並みの中で、自然と文化に触れながら、のびのびとした学校生活を送ることができます。
教育方針とカリキュラム|英語・探究・環境教育に注力
鎌倉女学院では、中高6年間を通じた一貫教育体制を採用し、生徒の発達段階に合わせた丁寧な指導が行われています。中学では主要教科を基礎からしっかりと積み上げ、高校では生徒の進路や興味に応じて文系・理系に分かれた選択制カリキュラムを導入。無理なく、着実に学力を伸ばす体制が整っています。
特に英語教育に力を入れており、通常の授業に加えて英会話授業やカナダ英語研修、高1対象の1年留学など多様なプログラムを用意。実践的な語学力を養成する環境が整っています。また、鎌倉という立地を生かしたフィールドワークや自然観察、探究活動にも力を入れており、知識の習得だけでなく「考える力・伝える力」も育みます。
学習環境と施設設備|ICT環境と豊かな自然を活かした学び
鎌倉女学院では、生徒一人ひとりの学びを支えるための充実した教育環境が整っています。中学では1人1台のタブレットを活用したICT教育を導入し、調べ学習やプレゼンテーションなど、主体的・協働的な学びを日常的に行っています。
また、自然観察やフィールドワークにも活用される広々とした敷地や、明るく清潔な教室・図書室、英語や理科の専用教室なども完備。落ち着いた学習環境の中で、知識の習得だけでなく探究心や創造力を育てる工夫がされています。
学校生活と行事|文化祭やフィールドワークが充実
鎌倉女学院では、年間を通してさまざまな行事が行われ、生徒たちの豊かな感性と人間関係を育んでいます。なかでも大きなイベントが文化祭で、多くの来校者でにぎわい、生徒たちの成果発表の場として盛り上がります。
中1では自然観察、中2では体育研修、中3では奈良・京都への研修旅行など、体験的な学びを重視した行事も充実しています。また、英語研修や留学、姉妹校との国際交流なども積極的に行われ、グローバルな視野を養う機会が多いのも特徴です。
クラブ活動|23の部活と多様な表現の場
鎌倉女学院中学校では、運動部・文化部合わせて23の部活動があり、中高合同で活動しています。運動部にはバトン部やバドミントン部、剣道部、ダンス部などがあり、文化部ではマンガ・イラスト部、パソコン部、オーケストラ部(鎌女オーケストラ)などが人気を集めています。
いずれの部活動も、生徒の自主性を大切にしながら、仲間と共に目標に向かって取り組む経験ができます。また、クラブ活動以外にも、委員会活動やボランティアなど、さまざまな場面で自己表現の機会が用意されており、自信と人間関係を育てる土壌が整っています。
進学実績と卒業後の進路|国公立・早慶上智などに多数合格
鎌倉女学院では、毎年多くの卒業生が難関大学へ進学しています。2022年3月の実績では、東京大学・京都大学・一橋大学などの国公立大学や、早稲田大学16名、慶應義塾大学16名、上智大学23名など、有名私立大学にも多数合格しています。
生徒一人ひとりに合わせた進路指導が行われており、基礎学力の定着と応用力の養成、丁寧な面談を通じた個別支援など、手厚いサポートが進学実績の高さを支えています。また、探究的な学びやプレゼンテーションなどの経験が、推薦・総合型選抜にもつながっています。
入試情報と合格の目安|複数回実施される4科目入試
鎌倉女学院中学校の入試は、2月2日・4日の計2回実施されます。試験科目はすべての回で国語・算数・理科・社会の4科目です(各科目100点満点、合計400点満点)。
2024年度入試における合格の目安は、四谷大塚の偏差値で50前後となっており、首都圏模試では60前後とされています。近年は実質倍率も1.5倍程度と安定しており、しっかりとした基礎学力と記述力が求められます。
併願校パターン|神奈川・東京の女子校との併願が中心
鎌倉女学院を志望する受験生は、同じ神奈川県内の女子校や東京の中堅〜上位女子校との併願が多く見られます。具体的には、横浜共立学園、フェリス女学院、湘南白百合、洗足学園、頌栄女子学院、晃華学園、カリタス女子などが主な併願校です。
また、2回受験を組み合わせて合格のチャンスを広げる受験パターンも一般的です。午前午後の複数受験が可能なため、他校とのスケジューリングに柔軟性があり、戦略的な併願がしやすいのも特徴です。
在校生・保護者の声|英語教育や面倒見の良さに定評あり
在校生からは「英語に力を入れているので、外国人の先生と楽しく会話できるようになった」「研修や行事が多く、毎日がとても充実している」といった声が多く聞かれます。特にカナダ語学研修や留学制度への満足度が高く、グローバルな環境で学べることに魅力を感じる生徒が多いようです。
保護者からは「先生方の面倒見がよく、学習面や生活面でも丁寧にフォローしてくれる」「行事や研修が豊富で、勉強以外にも多くの経験をさせてもらえる」といった評価が寄せられています。進路指導においても一人ひとりに寄り添った対応があり、安心感があるとの声も多く見られます。
この学校に向いている子の特徴|好奇心があり自ら学びたい女子に最適
鎌倉女学院中学校は、学力の向上とともに「自ら学ぶ力」や「考える力」を重視する教育を行っているため、受け身ではなく主体的に学びたいタイプの生徒に特に向いています。探究活動やフィールドワーク、プレゼンテーションなど、自分の考えを深めて発信する場が多く用意されているからです。
また、英語教育や国際交流の機会が豊富なため、グローバルな視野を持ちたい、語学に興味があるといった子にもぴったり。自然や歴史に囲まれた鎌倉の地で、落ち着いた環境の中で学びたいという生徒にもおすすめです。
まとめ|鎌倉で自己探究を深められる魅力的な女子校
鎌倉女学院中学校は、120年に迫る歴史と、国際性・探究心・人間力を育む先進的な教育を併せ持つ、神奈川屈指の女子進学校です。英語教育やフィールドワーク、行事やクラブ活動など、学びの幅が広く、生徒が自分の興味関心を深めながら成長できる環境が整っています。
進学実績も着実に伸びており、大学受験を見据えた教育も万全。鎌倉という恵まれた環境で、自分らしい未来を築いていきたい女子生徒にとって、非常に魅力的な学校と言えるでしょう。