- 学校の概要|伝統と革新が融合する湾岸エリアの共学校
- アクセスと立地環境|東雲・豊洲・辰巳方面から通える都市型キャンパス
- 教育方針とカリキュラム|サイエンスと対話型の学びで思考力を育てる
- 学習環境と施設設備|図書館ドルフィンや自習室タートルが学びを支える
- 学校生活と行事|文化祭や体育祭で主体性を伸ばす6年間
- クラブ活動|全国レベルの活動から文化系まで多彩な選択肢
- 進学実績と卒業後の進路|難関大学合格と多様な進路選択を支える
- 学費や諸経費について|初年度費用と6年間・10年間を見据えた費用感を確認
- 入試情報と合格の目安|一般入試・思考力入試・英語選考の特徴を押さえる
- 併願校パターン|チャレンジ校・標準校・安全校を日程とあわせて考える
- 在校生・保護者の声|安心できる関係性と自己肯定感を育てる評判
- この学校に向いている子の特徴|探究と対話を楽しみ、自分らしく学びたい子に向く
- まとめ|知の冒険を楽しみながら未来を切り拓く共学校
学校の概要|伝統と革新が融合する湾岸エリアの共学校
かえつ有明中学校は、東京都江東区東雲にある私立中学校です。併設のかえつ有明高等学校とともに、中高一貫の学びを通して、学力だけでなく、探究心、対話力、自己理解、多様な他者と協働する力を育てています。所在地は東京都江東区東雲2-16-1で、りんかい線「東雲駅」から徒歩約8分の湾岸エリアにあります。
かえつ有明中学校の前身は、1903年に創立された私立商業学校にさかのぼります。長い伝統を持つ学校でありながら、現在は共学校として、探究型学習、グローバル教育、対話型の学びを積極的に取り入れています。伝統校でありながら、教育内容は非常に現代的で、「これからの時代に必要な学び方」を重視する学校として注目されています。
| 学校名 | かえつ有明中学校 |
|---|---|
| 所在地 | 東京都江東区東雲2-16-1 |
| 学校形態 | 私立中学校・中高一貫校・共学校 |
| 創立 | 1903年 |
| 校訓 | 怒るな働け |
| 教育理念 | 生徒一人ひとりが持つ個性と才能を生かして、より良い世界を創りだすために主体的に行動できる人間へと成長できる基盤の育成 |
| 主な特色 | 探究学習、サイエンス科、プロジェクト型学習、グローバル教育、対話型授業、帰国生との共学環境 |
創立120年を超える伝統校
かえつ有明中学校は、創立120年を超える伝統を持つ学校です。創立者の嘉悦孝は、女子教育の重要性を早くから説き、単なる教養にとどまらず、社会で実際に役立つ知識や技能、働くことへの前向きな姿勢を大切にしました。その精神をわかりやすく示した校訓が、「怒るな働け」です。
この校訓は、ただ我慢することを求める言葉ではありません。不平不満だけで終わるのではなく、自分にできることを見つけ、社会や周囲をよりよくするために行動する姿勢を示しています。現在のかえつ有明中学校が重視する、主体性や探究心、プロジェクト活動にも通じる考え方です。
教育理念は「主体的に行動できる人間」の育成
かえつ有明中学校の教育理念は、生徒一人ひとりが持つ個性と才能を生かして、より良い世界を創りだすために主体的に行動できる人間へと成長できる基盤を育てることです。単に知識を覚えるだけでなく、自分の興味や関心を起点に問いを立て、他者と対話しながら考えを深め、行動へつなげていく力を大切にしています。
この考え方は、同校の探究学習やサイエンス科、プロジェクト科、グローバル教育に反映されています。かえつ有明中学校は、大学受験に向けた学力だけでなく、変化の激しい社会で自分らしく学び続ける力を育てようとしている学校です。
探究型学習が学校の大きな特色
かえつ有明中学校を語るうえで欠かせないのが、探究型学習です。学校公式サイトでは、かえつ有明の学びについて、SEL、つまり社会性と情動の学習に根づいたPBL型の授業が展開され、授業から発展したプロジェクト活動が校内外で自主的に広がっていることが紹介されています。
中学校では、サイエンス科を通して、学んだり、探究したり、考えたりするために必要なスキルとマインドを身につけます。ここでいう「サイエンス」は、理科だけを意味するものではありません。自分の感情に気づくこと、問いを立てること、対話すること、情報を整理すること、他者と協働することなど、学びの土台となる力を育てる科目です。
グローバルな環境が日常にある
かえつ有明中学校は、グローバル教育にも力を入れています。学校公式サイトでは、帰国生が一定数在籍しており、どのホームルームクラスでも帰国生と一緒に学ぶ環境があることが紹介されています。英語はレベル別授業で行われ、日常の中で多様な価値観に触れやすい点が特徴です。
あえて特定のコースだけを国際色の強い環境にするのではなく、学校生活全体の中で自然に多様性を経験できることは、かえつ有明中学校の大きな魅力です。海外経験のある生徒、英語が得意な生徒、これから英語を伸ばしたい生徒が同じ学校で学ぶことで、互いに刺激を受けながら成長できます。
湾岸エリアの都市型キャンパス
かえつ有明中学校は、江東区東雲の湾岸エリアにあります。りんかい線「東雲駅」から徒歩約8分、豊洲方面からは都営バスも利用できるため、都心部や千葉方面からも通学を検討しやすい立地です。近年注目される湾岸エリアにありながら、水と緑を感じられる環境の中で学べる点も魅力です。
校舎は都市型の文教環境にあり、探究学習やグローバル教育、部活動に取り組みやすい施設も整えられています。都心に近い利便性と、開放感のある環境の両方を求める家庭にとって、かえつ有明中学校は検討しやすい学校です。
かえつ有明中学校はどんな学校か
かえつ有明中学校をひとことで表すなら、「伝統を土台に、探究と対話で未来を切り拓く共学校」です。創立120年を超える歴史を持ちながら、現在の教育内容は非常に先進的で、生徒が自分の問いを持ち、他者と協働しながら学ぶことを大切にしています。
また、帰国生とともに学ぶグローバルな環境、サイエンス科やプロジェクト型学習、安心して対話できる関係性づくりなど、学校全体で主体的な学びを支えている点も大きな特徴です。自分で考え、対話し、行動する力を中高6年間で育てたい家庭にとって、かえつ有明中学校は非常に魅力的な選択肢になるでしょう。
アクセスと立地環境|東雲・豊洲・辰巳方面から通える都市型キャンパス
かえつ有明中学校は、東京都江東区東雲2-16-1にあります。最寄り駅は、りんかい線「東雲駅」です。学校公式サイトでは、りんかい線「東雲駅」から徒歩約8分、東京メトロ有楽町線「辰巳駅」から徒歩約18分と案内されています。また、東京メトロ有楽町線「豊洲駅」から都営バスを利用し、「都橋住宅前」バス停で下車すると徒歩約2分です。
湾岸エリアに位置する学校でありながら、りんかい線、有楽町線、都営バスを利用できるため、都心方面、千葉方面、豊洲・有明方面からの通学を考えやすい立地です。都市型の利便性と、水辺や緑を感じられる環境が両立している点は、かえつ有明中学校の大きな魅力です。
| 交通手段 | 学校までの目安 | 備考 |
|---|---|---|
| りんかい線「東雲駅」 | 徒歩約8分 | 最寄り駅。公式サイトで最寄り駅として案内 |
| 東京メトロ有楽町線「辰巳駅」 | 徒歩約18分 | 有楽町線沿線から利用しやすい徒歩ルート |
| 東京メトロ有楽町線「豊洲駅」 | 都営バスで約8分、「都橋住宅前」下車徒歩約2分 | 豊洲方面から通学しやすいバスルート |
| 都営大江戸線「勝どき駅」 | 都営バス利用、「有明小中学校前」下車徒歩約3分 | 勝どき・月島方面からの通学候補 |
りんかい線「東雲駅」から徒歩約8分
かえつ有明中学校の最寄り駅は、りんかい線「東雲駅」です。学校公式サイトでは、東雲駅から徒歩約8分と案内されています。りんかい線は、大崎方面や新木場方面につながる路線で、山手線・埼京線・京葉線方面との接続もしやすいことが特徴です。
中高一貫校では、6年間の通学負担が学校生活の満足度に大きく関わります。その点、東雲駅から徒歩圏にあることは、毎日の通学を考えるうえで大きな安心材料になります。部活動や放課後の自習、学校行事の準備などで帰宅が遅くなる日にも、駅まで徒歩で移動しやすい立地です。
豊洲駅からは都営バスで通学しやすい
東京メトロ有楽町線「豊洲駅」からは、都営バスを利用して通学できます。学校公式サイトでは、豊洲駅前11番のりばから都営バスを利用し、「都橋住宅前」バス停で下車、そこから徒歩約2分と案内されています。豊洲駅から学校最寄りのバス停までは、都営バスで約8分です。
豊洲駅は、有楽町線やゆりかもめの利用者にとって便利な駅です。豊洲方面からのバスルートがあることで、有楽町線沿線や湾岸エリアに住む家庭にとって、かえつ有明中学校は通学しやすい選択肢になります。
辰巳駅からも徒歩圏にある
東京メトロ有楽町線「辰巳駅」からは、徒歩約18分です。東雲駅よりは距離がありますが、有楽町線を利用する家庭にとっては、徒歩で通えるルートとして候補になります。天候や部活動後の時間帯なども考え、東雲駅利用と豊洲駅からのバス利用、辰巳駅からの徒歩ルートを比較しておくとよいでしょう。
なお、かえつ有明中学校の公式アクセスページでは、最寄り駅は「東雲駅」と案内されています。辰巳駅からの徒歩時間を短く見積もらず、実際の通学経路として無理がないかを確認しておくことが大切です。
勝どき方面からのバス利用も可能
都営大江戸線「勝どき駅」方面からも、都営バスを利用できます。学校公式サイトでは、勝どき駅前2番のりばから都05-2系統を利用し、「有明小中学校前」バス停で下車、徒歩約3分と案内されています。月島・勝どき方面から通学を検討する家庭にとって、選択肢の一つになるルートです。
バス通学を利用する場合は、朝夕の道路状況によって所要時間が変わることがあります。受験前には、説明会や文化祭の機会に実際の時間帯で通学ルートを試しておくと、入学後の生活を具体的にイメージしやすくなります。
湾岸エリアの開放感と都市型の利便性
かえつ有明中学校は、江東区東雲の湾岸エリアに位置しています。近隣には豊洲、有明、東雲といった再開発が進むエリアが広がり、都市型の利便性を感じやすい環境です。一方で、水辺や緑も近く、都心部の繁華街とは異なる開放感があります。
学校公式サイトでは、校舎について、単に建物を建てるだけでなく、生徒と教員が毎日を豊かに過ごせる工夫を凝らした校舎として紹介されています。都市型キャンパスでありながら、学びや生活のしやすさを意識した環境づくりがなされている点も、かえつ有明中学校の魅力です。
通学面で確認しておきたいポイント
かえつ有明中学校を検討する際は、最寄り駅やバス停からの距離だけでなく、自宅から学校までの総所要時間を確認しておきましょう。りんかい線を利用するのか、有楽町線とバスを組み合わせるのか、辰巳駅から徒歩で通うのかによって、毎日の負担は変わります。
また、学校公式サイトでは、来校時は東雲小学校側の正門から入るよう案内されています。有明小・中学校側の西門は閉鎖されているため、地図検索をする際にも注意が必要です。受験当日や学校説明会の日に迷わないよう、正門までのルートを事前に確認しておくと安心です。
立地面から見たかえつ有明中学校の魅力
かえつ有明中学校の立地は、東雲駅から徒歩約8分、豊洲駅からバス利用、辰巳駅から徒歩圏という複数ルートを持つ都市型キャンパスです。都心方面や千葉方面からも通学を検討しやすく、湾岸エリアならではの開放感もあります。
そのため、かえつ有明中学校は、都心に近い環境でありながら、広がりのあるキャンパスで探究やグローバル教育に取り組みたい家庭に向いています。アクセスのしやすさと、先進的な教育環境の両方を重視する家庭にとって、魅力的な選択肢になるでしょう。
教育方針とカリキュラム|サイエンスと対話型の学びで思考力を育てる
かえつ有明中学校の教育は、知識を一方的に教わるだけの学びではなく、自分で問いを立て、仲間と対話し、考えを深め、行動につなげる学びを重視しています。学校の教育理念には、生徒一人ひとりが持つ個性と才能を生かして、より良い世界を創りだすために主体的に行動できる人間へと成長する基盤を育てることが掲げられています。
その中心にあるのが、かえつ有明独自のサイエンス科です。ここでいう「サイエンス」は、理科だけを意味するものではありません。学んだり、探究したり、深く考えたりするために必要なスキルやマインドを身につける、かえつ有明の学びの土台となる授業です。
サイエンス科は「学び方を学ぶ」授業
かえつ有明中学校のサイエンス科は、探究や思考のための基礎を育てる科目です。情報を集める方法、整理・分析する方法、相手に伝える方法、議論する方法などを学び、各学年の探究活動へとつなげていきます。
サイエンス科の授業は、ワークショップ形式で行われます。SEL、つまり社会性と情動の学習に根づいたPBL型の授業として展開されるため、知識を覚えるだけでなく、自分の感情に気づくこと、他者の意見を聞くこと、安心・安全な関係性の中で対話することも重視されます。
| 学びの柱 | 主な内容 | 育てたい力 |
|---|---|---|
| 学び方を学ぶ | 情報メディアの特性、情報収集、整理・分析、発表の方法を学ぶ | 情報活用力、論理的思考力、表現力 |
| 自分軸を確立する | 自分の考えや意見をまとめ、振り返りを通して新たな疑問を見つける | 自己理解、探究心、主体性 |
| 共に生きる | 安心・安全な場をつくり、多様な価値観を認め合い、対話しながら課題解決を図る | 協働力、対話力、多様性への理解 |
学年ごとにテーマが深まる探究の流れ
サイエンス科では、学年ごとに探究のテーマが深まっていきます。中学1年では「Who am I?」をテーマに、自分自身を中心に学びを深めます。自分の感情に気づくこと、ペアインタビュー、マインドフルネスなどを通して、自己理解の土台をつくります。
中学2年では「How do I relate with others?」をテーマに、他者との関わりを中心に学びます。対話、協働、価値観の違いを受け止める経験を通して、他者とともに学ぶ力を育てます。中学3年では「What will I contribute in the real world?」をテーマに、世界や社会に対して自分がどのように関われるかを考えます。
このように、かえつ有明中学校の探究学習は、いきなり大きな社会課題に取り組むのではなく、自己理解から他者理解へ、さらに社会や世界への貢献へと段階的に広がっていきます。
プロジェクト型学習で実践につなげる
サイエンス科では、身につけたスキルを使って、さまざまなプロジェクトに取り組みます。たとえば、ペアインタビュー、価値観ワーク、ホワイトボードミーティング、職業インタビュー、哲学対話、スパイダーウェブディスカッション、システム思考、デザイン思考など、多様な活動が紹介されています。
こうしたプロジェクト型学習では、正解を覚えるだけでは不十分です。自分で課題を見つけ、情報を集め、仲間と意見を交換し、相手に伝わる形にまとめていく必要があります。中学段階からこのような学びに慣れることで、高校以降の探究活動や大学での学びにもつながる力を育てることができます。
新クラスでは対話と探究をさらに深める
かえつ有明中学校では、対話や探究を重視した学びの流れの中で、新クラスの取り組みも注目されています。新クラスでは、知識を受け取るだけでなく、生徒が自ら学びをつくり、他者と協働しながら問いを深めていく姿勢を大切にしています。
新クラスの学びは、サイエンス科で育てる自己理解、他者理解、対話、探究の力とつながっています。自分の考えを持ち、安心できる関係性の中で発言し、仲間とともに学びを深めることに魅力を感じる生徒には、非常に相性のよい環境です。
Honors・Advancedなど、英語力を生かす環境
かえつ有明中学校には、帰国生や高い英語力を持つ生徒が学びやすい環境も整っています。国際生教育プログラムでは、AdvancedクラスやHonorsクラスの英語授業が20〜30名程度で行われることが紹介されています。英語力の高い生徒が、レベルに応じた授業で力を伸ばせることは大きな特徴です。
また、国際生が多く在籍しており、休み時間などにも英語で話すことができる雰囲気があるとされています。学校生活の中で、多様な背景を持つ生徒と自然に関わることができるため、英語を単なる教科としてではなく、コミュニケーションの手段として実感しやすい環境です。
国際生への学習支援も用意されている
帰国生や海外で学んできた生徒にとって、日本語で未学習の科目があることは珍しくありません。かえつ有明中学校では、国際生を対象に、国語・数学・社会・理科の放課後講習を実施し、授業中に理解できなかった部分を補えるようにしています。
さらに、セルフラーニングセンターでは、大学生スタッフが常駐し、生徒一人ひとりの主体的な学びを支援しています。中学初期段階から苦手を積み残さず、日常的な学習習慣を身につけることを目的としているため、国際生だけでなく、学校全体の学習文化にもつながる仕組みです。
英語教育は国際的な視点を重視
かえつ有明中学校の英語教育では、ネイティブ教員による指導も行われています。国際生教育プログラムでは、10名のNative教員が英語の授業を担当し、世界標準のカリキュラムを参考にした、国際的な視点を重視する授業が行われていることが紹介されています。
英語を受験科目として学ぶだけでなく、異なる文化や価値観を持つ人と関わるための力として育てる点は、かえつ有明中学校の大きな魅力です。帰国生、国際生、国内で英語を伸ばしたい生徒が同じ学校で学ぶことで、日常の中に多様性がある環境が生まれます。
かえつ有明中学校の学びが向いている子
かえつ有明中学校の教育方針とカリキュラムは、次のような生徒に特に向いています。
- 自分で問いを立て、探究する学びに挑戦したい子
- 一方的に教わるだけでなく、対話しながら考えを深めたい子
- 自分の感情や価値観を理解し、自己肯定感を育てたい子
- 多様な価値観を持つ仲間と協働して学びたい子
- 英語や国際的な環境に関心がある子
- 帰国生や国際生とともに学ぶ環境に魅力を感じる子
かえつ有明中学校のカリキュラムは、単に知識を増やすためのものではなく、自分と向き合い、他者と対話し、社会とつながりながら学ぶ力を育てるものです。探究や対話を通して、自分らしい学び方を見つけたい生徒にとって、非常に相性のよい学校だといえるでしょう。
学習環境と施設設備|図書館ドルフィンや自習室タートルが学びを支える
かえつ有明中学校の施設は、単に教室や運動施設がそろっているだけではなく、生徒が安心して過ごし、自分の興味を深め、仲間と協働しながら学べるように設計されています。探究学習や対話型の授業を大切にする学校らしく、図書館、自習室、アーツセンター、ウェルネスセンターなど、学習面と心身の成長を支える空間が充実しています。
特に、情報センター図書館「ドルフィン」、セルフラーニングセンター「タートル」、アーツセンター「BLOOM」、ウェルネスセンター「ネスト」は、かえつ有明中学校らしい施設です。それぞれの名称にも、生徒の学びや成長を支えたいという学校の思いが込められています。
情報センター図書館「ドルフィン」
かえつ有明中学校の学びを象徴する施設の一つが、情報センター図書館「ドルフィン」です。ドルフィンには約6万冊の蔵書があり、読書や調べ学習、自習に利用できるだけでなく、授業やプロジェクト活動にも活用されています。
ドルフィンの特徴は、一般的な静かな図書室というより、さまざまな学びが交差する創造的な拠点であることです。プロジェクトスペースも備えられており、サイエンス科や探究学習、グループワークなどにも使いやすい環境です。自分で問いを立て、資料を探し、仲間と話し合い、発表へつなげる学びを支える場所だといえるでしょう。
| 施設 | 主な役割 | 特徴 |
|---|---|---|
| ドルフィン | 情報センター図書館 | 約6万冊の蔵書とプロジェクトスペースを備え、読書・授業・自習・探究活動に活用 |
| タートル | セルフラーニングセンター | 放課後自習室として、学習メンターが勉強法や計画づくり、試験対策を支援 |
| BLOOM | アーツセンター | 技術家庭科・美術・プロジェクト活動など、創作や表現を支える自由な空間 |
| ネスト | ウェルネスセンター | 保健室とカウンセリングルームを統合し、心身の健康を支える安心の場 |
| 体育館 | 体育・部活動・集会 | 1,200名収容可能。バスケットコート2面分の広さがある |
| 人工芝グラウンド | 体育・部活動・体育祭 | ひざや腰への負担を軽減する素材を使用したサッカーグラウンド |
| テニスコート | 休み時間・部活動 | 2面あり、放課後は硬式テニス部の活動にも使われる |
| 屋上庭園 | 休憩・交流 | 臨海地区の風景を一望できる開放的なスペース |
セルフラーニングセンター「タートル」
放課後の学習を支える施設として、セルフラーニングセンター「タートル」があります。タートルは、自分のペースで学習習慣を築くための放課後自習室システムです。中学初期から苦手を積み残さないことを目指し、専門のトレーニングを受けた現役大学生・大学院生の学習メンターが日々在室しています。
タートルでは、わからない問題を質問できるだけでなく、勉強法、計画の立て方、定期試験対策などについても相談できます。一人で集中したいときはサイレントエリア、友人と相談しながら学びたいときはグループ学習エリアというように、その日の目的に合わせて使い分けられる点も魅力です。
アーツセンター「BLOOM」で創造性を伸ばす
アーツセンター「BLOOM」は、教科の枠を超えて、生徒の「やってみたい」を形にしやすい表現空間です。2階には被服室・技術室、3階には美術室の機能を備えたスペースがあり、美術や技術家庭科の授業だけでなく、生徒主体のプロジェクト活動にも活用されています。
かえつ有明中学校では、探究や対話を重視するだけでなく、自分の考えを形にして表現することも大切にされています。BLOOMのような創作空間があることで、ものづくり、デザイン、アート、発表活動などを通して、生徒の個性や創造性を伸ばしやすくなります。
ウェルネスセンター「ネスト」が心身の安心を支える
かえつ有明中学校には、ウェルネスセンター「ネスト」があります。ネストは、保健室とカウンセリングルームを統合し、身体面だけでなく心の面も含めて生徒を支える場所です。思春期の中高生にとって、安心して相談できる場所が校内にあることは大きな意味を持ちます。
かえつ有明中学校の学びでは、安心・安全な関係性が重視されています。自分の意見を表現すること、他者と対話すること、探究に挑戦することは、安心できる環境があってこそ可能になります。ネストは、そうした学びの土台を支える施設だといえるでしょう。
体育館・人工芝グラウンド・テニスコートも充実
運動施設も整っています。体育館は1,200名を収容できる規模があり、1階はバスケットコート2面分の広さを持ちます。体育の授業や部活動だけでなく、学校全体で集まる行事にも使いやすい施設です。
人工芝グラウンドは、ひざや腰への負担を軽減する素材を使用したサッカーグラウンドです。体育祭もこのグラウンドで行われます。また、テニスコートは2面あり、休み時間には生徒が思い思いに過ごし、放課後には硬式テニス部が活動しています。都市型キャンパスでありながら、運動面の活動にも取り組みやすい環境です。
カフェテリア周辺やコンビニ自販機で日常を支える
校内には、昼食や休憩に使いやすいカフェテリア周辺の空間があります。公式資料では、ドリンクや軽食、パン、おにぎりなどを販売するコンビニ自販機や、健康的な日替わり弁当のネット注文販売が紹介されています。
毎日通う学校では、昼食や休み時間を安心して過ごせることも大切です。友人と食事をしたり、部活動前に軽食を取ったり、授業の合間に気持ちを切り替えたりできる場所があることは、学校生活の満足度にもつながります。
屋上庭園や和室など、個性的な空間もある
かえつ有明中学校には、屋上庭園や和室のような個性的な空間もあります。屋上庭園からは臨海地区の風景を一望でき、開放感のある時間を過ごすことができます。和室は、日本文化部や文芸部の活動などにも利用されています。
都市型の学校でありながら、学習、運動、創作、休憩、伝統文化に触れる活動まで、多様な過ごし方ができることは大きな魅力です。生徒が自分の居場所を見つけやすい環境が、かえつ有明中学校の学校生活を支えています。
施設面から見たかえつ有明中学校の魅力
かえつ有明中学校の施設は、探究型の学びを支える設計になっています。ドルフィンで知を広げ、タートルで自学自習を進め、BLOOMで創造性を形にし、ネストで心身を整える。こうした複数の拠点が連動することで、生徒一人ひとりの学びと成長を多面的に支えています。
そのため、かえつ有明中学校は、図書館や自習室を活用して主体的に学びたい子、探究やプロジェクト活動に取り組みたい子、安心できる環境の中で自分らしく表現したい子に向いています。施設そのものが、学校の教育方針である「主体的に行動できる人間の育成」と深くつながっているといえるでしょう。
学校生活と行事|文化祭や体育祭で主体性を伸ばす6年間
かえつ有明中学校の学校生活は、授業での探究や対話だけでなく、行事や放課後活動にも主体的に関わることが大きな特徴です。学校公式サイトでは、学校行事について、係生徒を中心に生徒自ら企画・運営すると紹介されています。行事は、単に楽しむイベントではなく、仲間と協力し、自分の役割を果たし、失敗も含めて学びに変えていく機会です。
また、かえつ有明では、放課後も部活動、文化祭や体育祭の準備、プロジェクト活動、自習など、それぞれが熱中できることに向かう時間として大切にされています。主体的・対話的に学ぶ授業と、放課後の自主的な活動がつながっていることが、かえつ有明らしい学校生活を形づくっています。
1日の流れは授業と放課後活動が両立しやすい
公式パンフレットでは、かえつ生の1日の例として、8時15分登校、8時35分から午前授業、12時25分から昼休み、13時10分から午後授業、15時30分から部活動・講習、17時30分下校という流れが紹介されています。1コマ50分授業で、午前4コマ、午後2コマを基本に、学習と放課後活動を両立しやすい時間割になっています。
放課後は、部活動だけでなく、サイエンス科やプロジェクト活動、体育祭・文化祭準備、自習室タートルでの学習など、自分の関心に合わせて過ごし方を選びやすい時間です。部活動後も19時30分までタートルで自学自習できるため、学習習慣を学校内で整えたい生徒にも向いています。
| 時間 | 主な内容 | 特徴 |
|---|---|---|
| 8:15 | 登校 | 朝の学活から1日が始まる |
| 8:35 | 午前授業 | 1コマ50分で、意見交換をしながら学びを深める |
| 12:25 | 昼休み | 昼食や友人との交流、気分転換の時間 |
| 13:10 | 午後授業 | 午後も2コマの授業を行う |
| 15:30 | 部活動・講習 | 部活動、行事準備、プロジェクト、自習などに取り組む |
| 17:30 | 下校 | 部活動後もタートルで19:30まで自学自習が可能 |
体育祭は「一番熱い日」として盛り上がる
かえつ有明中学校・高等学校の体育祭は、学校生活の中でも大きな行事です。公式サイトでは、体育祭について「かえつ生の思い出に残る一番熱い日」と表現されています。係生徒を中心に生徒自ら企画・運営し、成功だけでなく失敗からも学べる学校行事として位置づけられています。
体育祭では、中学・高校の生徒がそれぞれの役割を持ち、競技や応援、準備、運営に関わります。高3生による伝統の集団演技、男子の「白波颪」と女子の「響」も紹介されており、最高学年の演技が学校全体の一体感を高めます。行事を通して、協働する力、挑戦する力、仲間を支える力が育ちます。
文化祭は学びと表現の発表の場
かえつ有明中学校・高等学校の文化祭は、9月に行われる学校生活の大きな節目です。公式サイトでは、中学1年から高校2年までが参加し、学習や部活動の発表のほか、中学は催事、高校は模擬店を行うと紹介されています。生徒主体の熱気に満ちた行事で、受験生や地域の方々も多く来校します。
かえつ有明の文化祭は、単なる発表会ではありません。サイエンス科やプロジェクト型学習で身につけた、問いを立てる力、調べる力、伝える力、仲間と協働する力を実践する場でもあります。企画を考え、準備し、来場者に伝える経験は、生徒にとって大きな自信になります。
合唱コンクールでクラスの一体感を育てる
中学校では、1月に合唱コンクールが行われます。公式サイトでは、クラスごとに曲を選定し、全員で心を合わせて練習に励み、本番に臨む行事として紹介されています。会場は江東公会堂「ティアラこうとう」です。
合唱コンクールでは、歌の上手さだけでなく、クラスで一つの目標に向かう過程が大切になります。練習の進め方を考え、互いに声をかけ合い、全員で表現を整えていく経験は、協調性やリーダーシップを育てます。普段の授業とは違う形で、クラスの関係性が深まる行事です。
中2の関西研修旅行で歴史と文化に触れる
中学2年生では、関西研修旅行が行われます。公式サイトでは、奈良・京都、場合によっては大阪を訪れ、歴史的建造物を見学すると紹介されています。また、自主研修では、班ごとにテーマを設定したうえでコースを決め、京都の町を散策します。
関西研修旅行は、教科書で学んだ歴史や文化を実際に体験する機会です。自分たちでテーマを決めて行動する自主研修は、かえつ有明が重視する主体性や協働性ともつながります。旅行行事の中にも、探究的な学びが組み込まれている点が特徴です。
中3修学旅行は北海道やベトナムなど年度ごとに計画
中学3年生の修学旅行については、公式スクールカレンダーで、2026年度は北海道、2027年度はベトナムが予定されています。年度によって行き先が変わる可能性があるため、最新情報は学校説明会や年度ごとの資料で確認する必要があります。
修学旅行は、日常の教室を離れ、社会や自然、文化に直接触れる大切な機会です。かえつ有明中学校では、単に観光するだけでなく、自分たちで問いを持ち、現地での体験を通して考えを深める学びにつなげていくことが期待されます。
読書週間・百人一首・Co-Lab Dayなど多様な行事
年間行事には、読書週間、百人一首大会、かえつ Co-Lab Day、留学フェアなども含まれています。読書週間は、図書館ドルフィンを活用した学びとも相性がよく、生徒が本や情報に触れるきっかけになります。百人一首大会は、日本語や古典文化への関心を深める行事として位置づけられます。
また、かえつ Co-Lab Dayや留学フェアのように、探究や進路、国際的な学びにつながる行事もあります。学校生活の中で、多様な学びのきっかけが用意されていることは、かえつ有明中学校の大きな魅力です。
学校生活全体で育つ力
かえつ有明中学校の学校生活では、授業、行事、部活動、プロジェクト、自習がそれぞれ切り離されているわけではありません。サイエンス科で身につけた対話力や探究力は、文化祭や修学旅行、プロジェクト活動で実践されます。行事で経験した協働や失敗からの学びは、日々の授業にも返っていきます。
そのため、かえつ有明中学校は、学校行事にも主体的に関わりたい子、仲間と協力しながら自分の考えを形にしたい子、授業だけでなく行事や放課後活動も通して成長したい子に向いています。学校生活全体が、知の冒険と自己成長の場になっているといえるでしょう。
クラブ活動|全国レベルの活動から文化系まで多彩な選択肢
かえつ有明中学校のクラブ活動は、運動系・文化系ともに幅広い選択肢があることが特徴です。公式パンフレットでは、演劇部、ダンス部、卓球部、バドミントン部、バスケットボール部、バトントワリング部、バレーボール部、アート部、文芸部、音楽部、日本文化部、陸上競技部、放送部、マーチングバンド部、合唱部、科学部、ミュージカル部、水泳同好会、フットサル同好会、ESS同好会、調理部、サッカー部、剣道部、硬式テニス部などが紹介されています。
かえつ有明中学校の部活動は、単に大会成績を目指すだけではありません。学校全体で大切にしている「対話」「協働」「主体性」とつながり、仲間と目標を共有しながら、自分の役割を果たす経験を積める場でもあります。授業で育てる探究心や表現力を、部活動の中でも発揮しやすい環境です。
運動部は仲間と切磋琢磨できる環境
運動部では、サッカー部、剣道部、卓球部、ダンス部、硬式テニス部、バスケットボール部、バドミントン部、バトントワリング部、バレーボール部、陸上競技部などが活動しています。都市型キャンパスでありながら、人工芝グラウンド、体育館、テニスコートなどの施設を活用し、日々の練習に取り組めます。
特に硬式テニス部は、公式パンフレットで「成長・感動・感謝・敬意・挑戦」の5つをテーマに活動していると紹介されています。全国大会を目指して日々切磋琢磨し、年に2回の合宿では高校生やOBの先輩からも刺激を受けるなど、競技力だけでなく人間的な成長も大切にしている部活動です。
| 分野 | 主なクラブ・同好会 | 特徴 |
|---|---|---|
| 運動系 | サッカー部、剣道部、卓球部、ダンス部、硬式テニス部、バスケットボール部、バドミントン部、バトントワリング部、バレーボール部、陸上競技部など | 人工芝グラウンド、体育館、テニスコートなどを活用し、仲間と目標に向かって活動できる |
| 表現・音楽系 | マーチングバンド部、合唱部、音楽部、ミュージカル部、ダンス部、バトントワリング部など | 演奏・舞台・身体表現を通して、協調性や表現力を伸ばしやすい |
| 文化・探究系 | アート部、文芸部、科学部、放送部、調理部、ESS同好会など | 自分の興味を深め、文化祭や発表活動にもつなげやすい |
| 伝統文化系 | 日本文化部 | 茶道・箏曲・将棋など、日本文化や思考力に触れられる |
マーチングバンド部は学校を代表する表現活動
かえつ有明中学校・高等学校のクラブ活動の中でも、マーチングバンド部は学校の特色を感じやすい活動です。公式パンフレットにもクラブの一つとして掲載されており、卒業生の声では、6年間所属したマーチングバンド部で、仲間と一つの目標に向かって努力するための姿勢や、社会に出る際に必要な礼儀を学んだという内容が紹介されています。
マーチングバンドは、演奏、動き、隊形、表現を一体化させる活動です。一人だけが目立つのではなく、全員が役割を果たして一つの作品を作り上げる必要があります。かえつ有明が大切にする協働や対話、主体性を、音楽と身体表現を通して体験できる部活動だといえるでしょう。
バトントワリング部やダンス部で表現力を磨く
バトントワリング部やダンス部も、表現力を伸ばしやすい活動です。公式パンフレットでは、バトントワリング部について、ポンポンを持って踊るチアダンスを中心に活動し、明るく元気な雰囲気の中で、冬の全国大会に向けて練習に励んでいることが紹介されています。
こうした表現系の部活動では、技術だけでなく、仲間との呼吸を合わせる力、見ている人に伝える力、練習を継続する力が求められます。文化祭や発表の場とも結びつきやすく、学校生活に活気を与える活動です。
文化部では興味や個性を深められる
文化部では、アート部、文芸部、科学部、放送部、調理部、ESS同好会、合唱部、ミュージカル部など、多様な活動があります。かえつ有明中学校は探究型の学びを重視する学校であるため、部活動でも自分の興味や問いを深めやすい環境があります。
たとえば、科学部は実験や観察を通して理科的な関心を広げる場になります。アート部や文芸部では、自分の感じたことや考えたことを作品として表現できます。放送部やミュージカル部では、人に伝える力や舞台で表現する力を伸ばしやすいでしょう。
日本文化部では茶道・箏曲・将棋に触れられる
日本文化部では、茶道、箏曲、将棋などに触れることができます。グローバル教育に力を入れるかえつ有明中学校において、日本文化を深く知ることは、国際社会で自分の文化を説明する力にもつながります。
茶道や箏曲では、礼儀や所作、音や空間を味わう感性を育てられます。将棋では、先を読む力や集中力、論理的思考力が磨かれます。海外や異文化に目を向けるだけでなく、自国の文化に触れられる点も、かえつ有明中学校のクラブ活動の魅力です。
活動時間のルールがあり、学習との両立を意識できる
公式パンフレットでは、部活動の規定として、原則として平日は週3日を限度とし、活動時間は2時間程度、土曜日・日曜日は1日を限度とし、活動時間は3時間程度とされています。また、定期試験期間中および定期試験1週間前からの活動は行わないことも示されています。
このように、部活動に打ち込みながらも、学習との両立を意識しやすいルールが設けられています。かえつ有明中学校では、放課後自習室「タートル」も利用できるため、部活動と学習を切り離すのではなく、学校生活全体の中でバランスよく成長することができます。
クラブ活動を通して育つ力
かえつ有明中学校のクラブ活動では、競技力や技術だけでなく、協働する力、継続する力、発表する力、自分の役割を果たす責任感が育ちます。探究学習で身につけた「問いを立てる力」や「対話する力」は、部活動の中でも生かされます。
部活動を通して、先輩・後輩との関係を築き、仲間と目標に向かう経験を積めることは、中高6年間の大きな財産になります。かえつ有明中学校は、勉強だけでなく、部活動や表現活動にも前向きに取り組みたい子に向いている学校です。
かえつ有明中学校のクラブ活動が向いている子
- 運動部で仲間と切磋琢磨しながら成長したい子
- マーチングバンドやダンス、ミュージカルなど表現活動に関心がある子
- 科学、アート、文芸、放送など自分の興味を深めたい子
- 茶道・箏曲・将棋など日本文化に触れてみたい子
- 部活動と学習を両立しながら、学校生活を充実させたい子
- 先輩・後輩との関わりの中で、協調性や責任感を育てたい子
かえつ有明中学校のクラブ活動は、多様な選択肢の中から自分に合った活動を見つけ、仲間とともに成長できる場です。大会や発表を目指す活動もあれば、自分の興味を深める文化系活動もあり、生徒一人ひとりが自分らしい学校生活をつくりやすい環境だといえるでしょう。
進学実績と卒業後の進路|難関大学合格と多様な進路選択を支える
かえつ有明中学校の進路指導は、単に偏差値の高い大学を目指すだけではなく、生徒自身が自分の進むべき道を模索し、切り拓いていくことを大切にしています。探究学習やプロジェクト活動で育てた自己理解や対話力を、大学受験や将来の進路選択にもつなげていく点が特徴です。
学校公式サイトでは、進路部と学年・教科が連携し、一人ひとりの学習状況を分析しながら希望進路の実現へ導くことが紹介されています。一般選抜だけでなく、総合型選抜、学校推薦型選抜、海外大学進学など、多様な入試方式に対応できる支援体制が整えられています。
2025年は卒業生198名、国公立大学6名・海外大学41名に合格
2025年大学合格情報では、卒業生数198名、そのうち中高一貫生176名と公表されています。大学入学共通テストの受験者数は132名で、進学先への入試方法は、一般選抜38%、総合型選抜27%、指定校推薦25%、公募制推薦6%、海外大学他4%とされています。
合格実績を見ると、国公立大学では東京大学、東京外国語大学、東京学芸大学、横浜国立大学、富山大学に合格者を出しています。私立大学では、早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学、国際基督教大学、GMARCHなどの難関・人気大学に幅広く合格しています。
| 区分 | 2025年の主な合格実績 | 特徴 |
|---|---|---|
| 国公立大学 | 東京大学1名、東京外国語大学1名、東京学芸大学1名、横浜国立大学2名、富山大学1名 | 最難関国立大から首都圏国公立大まで実績がある |
| 早慶上理ICU | 早稲田大学18名、慶應義塾大学15名、上智大学15名、東京理科大学16名、国際基督教大学7名 | 難関私立大学への合格実績が充実している |
| GMARCH | 明治大学16名、青山学院大学9名、立教大学13名、中央大学4名、法政大学18名、学習院大学3名 | 首都圏の人気私立大学にも幅広く合格している |
| 理工系・医療系 | 芝浦工業大学21名、東京都市大学3名、順天堂大学11名、医学部3名、歯学部4名、薬学部5名 | 理工系・医療系進路にも対応している |
| 海外大学 | 海外大学合格者数41名 | 北米・欧州・アジア・オセアニアなど、海外進学の選択肢もある |
難関私立大学への合格実績が豊富
かえつ有明中学校・高等学校は、難関私立大学への合格実績も目立ちます。2025年の私立大学合格者数では、早稲田大学18名、慶應義塾大学15名、上智大学15名、東京理科大学16名、国際基督教大学7名と、早慶上理ICUに安定した実績があります。
また、GMARCHでは明治大学16名、青山学院大学9名、立教大学13名、中央大学4名、法政大学18名、学習院大学3名の合格者が公表されています。首都圏の難関私立大学を目指す生徒にとって、かえつ有明は十分に検討しやすい進学校といえるでしょう。
総合型選抜や学校推薦型選抜にも対応
かえつ有明中学校・高等学校の進路指導では、一般選抜だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜への対応も重視されています。2025年の進学先への入試方法では、一般選抜38%に対し、総合型選抜27%、指定校推薦25%、公募制推薦6%と、多様な入試方式を利用していることがわかります。
この点は、探究学習やプロジェクト活動を重視するかえつ有明らしい特徴です。自分の関心や活動実績を言語化し、志望理由や将来像と結びつける力は、総合型選抜で大きな武器になります。学校では、総合型選抜に対応するため、現役大学生による対話型講座である探究ゼミも開講されています。
放課後講習・長期休暇講習で受験学力を支える
大学受験に向けた学力面の支援として、放課後講習や長期休暇講習も用意されています。公式サイトでは、高校1年の3学期から大学入試基本英文法講座が始まり、入試直前期まで理解を深めるための講習が行われることが紹介されています。
夏期・冬期・春期・直前講習では、講座延べ数が計500回を超えるとされ、現役予備校講師を含む講師陣が、担任や授業担当の先生と連携しながら指導します。学校の授業を土台にしつつ、大学入試に向けて必要な演習量や実戦力を補う仕組みが整っている点は、保護者にとっても安心材料です。
海外大学進学サポートも充実
かえつ有明中学校・高等学校の進路面で大きな特色となるのが、海外大学進学への支援です。公式サイトでは、海外で学びを深めたい生徒を支援するため、外国人スタッフを中心に、大学選び、必要書類の準備、出願までをサポートすると紹介されています。
2025年の海外大学合格者数は41名です。合格大学には、Arizona State University、Case Western Reserve University、Grinnell College、McGill University、Monash University、University of British Columbia、University of Toronto、University of Manchester、University of Sydneyなど、北米・欧州・オセアニア・アジアの大学が含まれています。
デュアル・ディプロマ・プログラムや海外大学推薦制度
海外大学を視野に入れる生徒には、デュアル・ディプロマ・プログラムや海外大学推薦制度も用意されています。デュアル・ディプロマ・プログラムでは、アメリカの高校の授業をオンラインで受講し、かえつでの単位と合わせて、日米2つの高校卒業資格を得ることを目指します。
また、海外大学推薦制度では、かえつでの学びにしっかり取り組み、学力・英語力が基準に達していれば、提携している海外大学に推薦入学できる仕組みが紹介されています。英語力を活かして海外進学を考えたい生徒にとって、国内大学だけに限らない進路選択ができることは大きな魅力です。
指定校推薦枠も幅広い
かえつ有明中学校・高等学校では、学校推薦型選抜の指定校制推薦枠もあります。2025年入学向けの指定校制推薦枠として、東京理科大学、国際基督教大学、中央大学、法政大学、立命館アジア太平洋大学などが紹介されています。さらに、全国100大学以上から推薦枠を得ていることも公表されています。
指定校推薦は、日々の成績や学校生活への取り組みが重要になる入試方式です。かえつ有明では、探究や対話を通して自分の進路を考えながら、学校内での学習を積み重ねていくことが、推薦入試にもつながっていきます。
同じ学校法人に嘉悦大学がある
かえつ有明中学校・高等学校は、学校法人嘉悦学園の学校であり、同じ法人には嘉悦大学があります。ただし、かえつ有明中学校・高等学校の公式進路情報では、国公立大学、難関私立大学、海外大学などへの多様な進学実績と支援体制が中心に案内されています。
嘉悦大学への進学制度や優遇制度については、年度によって案内内容が変わる可能性があります。内部進学や併設大学への進学を検討する場合は、学校説明会や個別相談で最新の制度を確認するとよいでしょう。
かえつ有明中学校の進路が向いている家庭
かえつ有明中学校の進路指導は、次のような家庭に特に向いています。
- 国公立大学や難関私立大学を目指したい家庭
- 早慶上理ICUやGMARCHへの進学を視野に入れたい家庭
- 総合型選抜や学校推薦型選抜も活用したい家庭
- 探究学習やプロジェクト活動を進路につなげたい家庭
- 海外大学進学やデュアル・ディプロマ・プログラムに関心がある家庭
- 大学名だけでなく、子ども自身が納得できる進路選択を大切にしたい家庭
かえつ有明中学校は、難関大学合格実績を持ちながらも、単に偏差値だけで進路を決める学校ではありません。探究学習、対話、海外大学進学支援、総合型選抜対策などを通して、生徒一人ひとりが自分の進む道を考え、切り拓いていく力を育てる学校だといえるでしょう。
学費や諸経費について|初年度費用と6年間・10年間を見据えた費用感を確認
私立中学校を選ぶときは、教育内容や進学実績だけでなく、学費や諸経費の見通しも大切です。かえつ有明中学校は、探究学習、グローバル教育、充実した施設、自習支援、宿泊行事など、多様な学びを支える環境が整っています。そのため、入学金や授業料だけでなく、設備費、環境衛生費、積立金、宿泊行事・修学旅行積立金、英語特別指導費なども含めて考えておく必要があります。
2026年度中学入学生の学費資料では、年間の学納金合計は1,134,000円とされています。内訳は、授業料552,000円、設備費168,000円、環境衛生費108,000円、後援会費24,000円、生徒会費12,000円、積立金138,000円、宿泊行事及び修学旅行積立金132,000円です。なお、入学手続時には、入学金250,000円と諸経費40,000円を合わせた290,000円を納入します。
| 項目 | 月額 | 年額 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 授業料 | 46,000円 | 552,000円 | 毎月の基本的な授業料 |
| 設備費 | 14,000円 | 168,000円 | 校舎・施設環境を支える費用 |
| 環境衛生費 | 9,000円 | 108,000円 | 安全・衛生的な学校環境に関わる費用 |
| 後援会費 | 2,000円 | 24,000円 | 学校活動を支える費用 |
| 生徒会費 | 1,000円 | 12,000円 | 生徒会活動に関わる費用 |
| 積立金(教育充実費) | 11,500円 | 138,000円 | 教育活動の充実に関わる積立 |
| 宿泊行事及び修学旅行積立金 | 11,000円 | 132,000円 | 宿泊行事・修学旅行に関わる積立 |
| 合計 | 94,500円 | 1,134,000円 | 2026年度中学入学生学費 |
初年度は入学手続時納入金も必要
かえつ有明中学校では、入学手続時に入学金250,000円と諸経費40,000円を合わせた290,000円を納入します。したがって、初年度は年間学納金1,134,000円に加えて、入学手続時納入金290,000円を見込む必要があります。
単純に合計すると、初年度に学校へ納入する基本的な費用は1,424,000円となります。ただし、入学後の学習のためにノートPCなどの情報端末機器を家庭で準備する必要があることも募集要項に示されています。そのため、実際の初年度費用を考える際は、制服・制定品・端末費用なども含めて余裕を持って見積もっておくと安心です。
Honors・Advanced選考合格者は英語特別指導費に注意
かえつ有明中学校では、Honors・Advanced選考で合格した生徒について、別途英語特別指導費用として月額10,000円が必要とされています。年額にすると120,000円です。高度な英語力を伸ばせる環境がある一方で、通常の学納金とは別に費用がかかる点は確認しておきたいポイントです。
また、放課後講座に参加する場合は、1講座あたり10,000円が学期ごとに必要です。英語力をさらに伸ばしたい場合や、放課後の学びを積極的に活用したい場合は、通常の学費に加えてどの程度の追加費用がかかるかを考えておく必要があります。
宿泊行事・修学旅行費は積立金で準備
かえつ有明中学校では、宿泊行事や修学旅行に関わる費用として、月額11,000円、年額132,000円の積立金が設定されています。中学2年生の関西研修旅行、中学3年生の修学旅行など、学校生活の中で実施される宿泊行事に備える費用と考えられます。
宿泊行事は、教室の外で学ぶ貴重な機会です。歴史や文化、自然、社会に触れながら、自分たちで問いを立て、仲間と協力しながら行動する経験は、かえつ有明の探究型学習ともよくつながります。費用面では、毎月の積立として準備されるため、まとまった支出を分散しやすい仕組みです。
教育充実費は探究型の学びを支える費用
積立金として設定されている教育充実費は、月額11,500円、年額138,000円です。かえつ有明中学校では、サイエンス科、プロジェクト活動、セルフラーニングセンター「タートル」、情報センター図書館「ドルフィン」、アーツセンター「BLOOM」など、主体的な学びを支える仕組みが整えられています。
こうした教育環境は、単に授業を受けるだけではなく、自分で問いを立て、情報を集め、仲間と対話し、発表や実践につなげる学びを支えます。費用を考える際には、授業料だけでなく、こうした学びの環境全体に対する投資として見ることも大切です。
特待制度も確認しておきたい
2026年度の募集要項では、特待制度としてⅠ種は入学金および授業料免除、Ⅱ種は入学金免除が案内されています。Ⅰ種については、中学3年間の年次更新制です。特待入試では、特待合格基準を満たさない場合でも、一般合格基準を満たしていれば一般合格として発表される仕組みもあります。
入学後の費用を考えるうえで、特待制度は大きな意味を持ちます。特待を目指す場合は、対象となる入試回や判定方法、更新条件を募集要項で確認し、学力面・受験戦略の両方から準備しておくとよいでしょう。
入学金の優遇制度や任意寄付金も確認
募集要項では、かえつ有明中学校・高等学校の卒業生、および嘉悦大学の卒業生の家族を対象とした入学金の優遇制度があることも案内されています。対象は、子、孫、兄弟姉妹などです。該当する家庭は、事前に学校へ確認しておくとよいでしょう。
また、教育環境を整備する目的で、任意の教育整備寄付金も案内されています。1口10,000円とされていますが、あくまで任意の寄付金です。学費や諸経費を考える際は、必須の費用と任意の費用を分けて整理しておくことが大切です。
中高6年間・大学までの10年間という視点
かえつ有明中学校は中高一貫校であり、同じ学校法人には嘉悦大学があります。そのため、費用を考える際には、中学3年間だけでなく、高校3年間、さらに大学進学までを含めた長期的な視点も持っておきたいところです。
もちろん、かえつ有明中学校・高等学校の進路は、嘉悦大学への進学だけに限られません。国公立大学、難関私立大学、海外大学、総合型選抜や学校推薦型選抜など、多様な進路選択が可能です。だからこそ、6年間でどのような学びを経験し、どのような進路につなげたいのかを考えながら、費用面も計画していくことが大切です。
学費面から見たかえつ有明中学校の考え方
かえつ有明中学校の2026年度学納金は年額1,134,000円で、初年度は入学手続時納入金290,000円も必要になります。Honors・Advanced選考合格者の英語特別指導費、放課後講座費、ノートPCなどの端末準備費、制服・制定品費なども含めると、家庭ごとの実際の負担は選択する学び方によって変わります。
一方で、かえつ有明中学校には、サイエンス科、探究学習、国際生教育、セルフラーニングセンター、図書館、アーツセンター、ウェルネスセンターなど、学びと成長を多面的に支える環境があります。費用を単なる負担として見るのではなく、6年間で主体性・探究力・英語力・自己肯定感を育てるための教育投資として検討すると、学校選びの判断がしやすくなるでしょう。
入試情報と合格の目安|一般入試・思考力入試・英語選考の特徴を押さえる
かえつ有明中学校の入試は、一般的な2科・4科入試に加えて、思考力特待入試、アクティブラーニング思考力特待入試、Honors/Advanced選考など、多様な方式が用意されている点が特徴です。単に国語・算数・理科・社会の得点だけで合否を決めるのではなく、探究する力、対話する力、英語で考え表現する力など、受験生の個性や強みを評価しようとする入試設計になっています。
2026年度入試では、2月1日午前に2科・4科入試と思考力特待入試、2月1日午後・2月2日午後・2月3日午後に特待入試、2月3日午後にアクティブラーニング思考力特待入試、2月2日午前にHonors/Advanced選考が実施されます。かえつ有明中学校を受験する場合は、まず教科型で勝負するのか、思考力型・英語型で強みを生かすのかを整理することが大切です。
2026年度の主な入試日程
| 入試方式 | 試験日 | 時間帯 | 募集人数 | 試験科目・内容 |
|---|---|---|---|---|
| 2科・4科入試 | 2月1日 | 午前 | 50名 | 2科または4科 |
| 特待入試 | 2月1日 | 午後 | 35名 | 2科または4科 |
| 特待入試 | 2月2日 | 午後 | 25名 | 2科または4科 |
| 特待入試 | 2月3日 | 午後 | 18名 | 2科または4科 |
| 思考力特待入試 | 2月1日 | 午前 | 7名 | 個人探究 |
| アクティブラーニング思考力特待入試 | 2月3日 | 午後 | 10名 | グループワーク |
| Honors/Advanced選考 | 2月2日 | 午前 | 15名 | 英語作文・英語筆記・英語ペアワーク・日本語作文 |
2科・4科入試は国語・算数を軸に考える
2科・4科入試では、2科受験の場合は国語100点・算数100点の200点満点、4科受験の場合は国語100点・算数100点・理科50点・社会50点の300点満点です。4科受験では、4科合計300点を200点満点に換算し、2科合計得点と比較して高い方の得点で合否判定が行われます。
この方式は、4科で受験しても、国語・算数の2科得点が高ければそちらで判定される仕組みです。そのため、4科型で準備している受験生は理科・社会も得点源にしつつ、国語・算数の安定感を最優先にしたいところです。教科による足切り点はないため、総合点で勝負する入試と考えるとよいでしょう。
午後の特待入試は複数回受験しやすい
2月1日午後、2月2日午後、2月3日午後には特待入試が設定されています。いずれも2科または4科で受験でき、2科受験者は一般合格、4科受験者は特待合格と一般合格の可能性があります。
特待入試では、特待合格基準を満たさない場合でも、一般合格基準を満たしていれば一般合格として発表されます。また、すでに一般合格している場合でも、特待合格を目指して再受験することができます。かえつ有明中学校の志望度が高い場合は、複数回受験を組み合わせることで、合格可能性と特待合格への挑戦を両立しやすくなります。
特待制度はⅠ種・Ⅱ種の2種類
特待合格には、Ⅰ種とⅡ種があります。Ⅰ種は入学金および授業料免除で、中学3年間の年次更新制です。Ⅱ種は入学金免除です。特待を狙う場合は、単に合格最低点を超えるだけでなく、上位合格を目指す必要があります。
特待合格を目指す受験生は、国語・算数の基礎から標準問題を確実に得点し、4科型で受験する場合は理科・社会も取りこぼさないことが大切です。特待入試は午後に実施されるため、午前校との移動や疲労も含めて、当日に実力を出し切れる受験計画を立てましょう。
思考力特待入試は「個人探究」で探究する力を見る
思考力特待入試は、2月1日午前に実施されます。試験内容は個人探究で、試験時間は150分です。途中休憩をはさみながら、与えられたテーマや資料に向き合い、自分なりに問いを立て、考えを深めていく力が見られます。
この入試は、通常の国語・算数型の入試とは性格が異なります。知識をどれだけ覚えているかよりも、対象を観察する力、違和感を言語化する力、根拠をもとに自分の考えを組み立てる力が大切です。かえつ有明中学校のサイエンス科や探究型学習に強く関心がある受験生には、相性のよい入試方式といえるでしょう。
アクティブラーニング思考力特待入試はグループワーク型
アクティブラーニング思考力特待入試は、2月3日午後に実施されます。試験内容はグループワークで、試験時間は120分です。個人で問題を解く力だけでなく、他者の意見を聞き、自分の考えを伝え、対話の中で学びを深める力が問われます。
かえつ有明中学校では、日常の授業でも安心・安全な関係性の中で対話することを重視しています。そのため、この入試も、単に目立って発言すればよいというものではありません。相手の考えを受け止める力、場に貢献する姿勢、グループ全体の学びを深める関わり方が重要になります。
Honors/Advanced選考は英語力と表現力を評価
Honors/Advanced選考は、2月2日午前に実施されます。試験内容は、英語作文、英語筆記、日本語作文、英語ペアワークです。英語の運用力だけでなく、日本語で考えをまとめる力や、英語で他者とやり取りする力も見られます。
合格の種類には、Honors合格、Advanced合格、特待Honors合格があります。Honors合格の場合は、入学後の英語の授業がHonorsクラス、Advanced合格の場合はAdvancedクラスになります。高い英語力を持つ受験生や、帰国生に近い英語環境で学びたい受験生にとって、大きな選択肢となる入試です。
帰国生入試も設定されている
かえつ有明中学校では、帰国生入試も実施されています。出願資格として、1年以上海外に滞在し、帰国後3年以内であること、2026年3月に小学校を卒業見込みであることが示されています。帰国生入試では、Honors/Advanced選考とRegular選考が設定され、英語力や日本語での基礎学力をふまえて判定されます。
帰国生として受験する場合は、志望理由書、直近1年間分の成績表のコピー、海外在留証明書などの提出が必要です。帰国生入試は出願期間や必要書類が一般入試と異なるため、早めに募集要項を確認して準備することが大切です。
合格の目安は方式によって大きく異なる
外部模試の偏差値データでは、かえつ有明中学校の80%合格偏差値は、日程や方式、性別によっておおむね40台前半から60前後まで幅があります。特に近年は人気が高く、入試方式によって受験者層も異なるため、単純に一つの偏差値だけで判断するのは避けたい学校です。
2科・4科入試では、国語・算数を中心とした教科学力が重要です。思考力特待入試では、自分の問いを立て、考えを深める探究力が求められます。アクティブラーニング思考力特待入試では、グループの中で対話しながら学ぶ力が必要です。Honors/Advanced選考では、英語力と表現力が問われます。
かえつ有明中学校を受けるなら意識したいこと
かえつ有明中学校を志望する場合は、次の3点を意識して準備するとよいでしょう。
- 2科・4科入試を使う場合は、国語・算数の安定感を最優先にすること
- 思考力入試を使う場合は、正解を探すだけでなく、自分の問いや考察を言語化する練習をすること
- Honors/Advanced選考を使う場合は、英語筆記・英語作文・英語でのやり取り・日本語作文をバランスよく対策すること
また、複数回受験しても受験料は同一料金とされています。かえつ有明中学校の志望度が高い場合は、2月1日午前・午後、2月2日、2月3日まで含めて、本人の強みを最も生かせる受験計画を立てることが重要です。
どんな受験生に向いている入試か
かえつ有明中学校の入試は、4科型で学力を積み上げてきた受験生だけでなく、探究型の学びが好きな受験生、対話やグループワークで力を発揮できる受験生、英語を強みにしたい受験生にも向いています。
一方で、入試方式が多い分、準備の方向性を早めに決めないと対策が散漫になりやすい面もあります。出願前には募集要項と過去問題、入試体験会や学校説明会の情報を確認し、本人の強みと学校の求める力が合う方式を選ぶことが、かえつ有明中学校合格への近道になるでしょう。
併願校パターン|チャレンジ校・標準校・安全校を日程とあわせて考える
かえつ有明中学校の併願を考えるときは、まず入試方式の多さを活かすことが大切です。2月1日午前の2科・4科入試、2月1日午後・2月2日午後・2月3日午後の特待入試、思考力特待入試、アクティブラーニング思考力特待入試、Honors/Advanced選考などがあり、受験生の得意分野に合わせて複数の受験機会を組み立てることができます。
特に、かえつ有明中学校は近年人気が高まっている学校です。探究学習、グローバル教育、帰国生・国際生との共学環境、思考力型入試などに魅力を感じる家庭が増えているため、第一志望に近い位置づけで考える場合は、同校内の複数回受験を組み込みながら、チャレンジ校・標準校・安全校をバランスよく配置することが重要です。
併願校の一例
| 区分 | 学校名 | 主な入試日程 | 位置づけ |
|---|---|---|---|
| チャレンジ校 | 市川中学校 | 第1回 1/20、第2回 2/4 | 千葉方面の難関共学校。4科型で高い総合力がある受験生のチャレンジ校 |
| チャレンジ校 | 芝浦工業大学附属中学校 | 2/1、2/2、2/2午後 | 豊洲エリアの理工系教育に強い共学校。かえつ有明と通学圏が近く、理系志向の家庭に向く |
| チャレンジ校 | 文京学院大学女子中学校 | 2/1午前・午後、2/2午後、2/4午前など | 女子受験生向け。英語・探究・適性検査型など多様な入試を活用したい場合の候補 |
| チャレンジ校 | 江戸川女子中学校 | 2/1〜2/6に複数回入試 | 女子受験生向け。国際教育や進学実績を重視する場合の上位併願校 |
| チャレンジ校 | 実践女子学園中学校 | 2月に複数回入試 | 女子受験生向け。都心の伝統女子校で、思考表現型や英語資格型も検討できる |
| 標準校 | かえつ有明中学校 | 2/1午前・午後、2/2午前・午後、2/3午後 | 本命校として複数回受験しやすい。2科・4科、思考力、AL思考力、Honors/Advanced選考を選べる |
| 標準校 | 日本大学中学校 | 2/1午前・午後、2/2午前・午後、2/5午後など | 共学校・大学付属校も視野に入れる場合の併願候補 |
| 標準校 | 東洋大学京北中学校 | 2/1午前・午後、2/2午前、2/4午前など | 都内共学校。2科・4科型で準備している受験生が併願しやすい |
| 標準校 | 和洋国府台女子中学校 | 1/20、1/24、2/5など | 女子受験生向け。千葉方面の1月校として受験経験と合格を確保しやすい |
| 安全校 | かえつ有明中学校 | 2/1午後、2/2午後、2/3午後 | 同校内の複数回受験で合格可能性を高める現実的な組み方 |
| 安全校 | 東洋大学京北中学校 | 2/1午後、2/2午前、2/4午前など | 2科型・4科型の準備を活かしやすく、日程調整に組み込みやすい |
かえつ有明を軸にした組み方の考え方
かえつ有明中学校を第一志望にする場合は、2月1日午前の2科・4科入試、または思考力特待入試を軸に考えるのが基本です。国語・算数を中心に得点したい受験生は2科型、理科・社会まで含めて総合力を発揮したい受験生は4科型、自分の問いや考察を表現する力を活かしたい受験生は思考力特待入試を検討できます。
また、2月1日午後、2月2日午後、2月3日午後にも特待入試があるため、午前に他校を受験し、午後にかえつ有明を受験する併願も組みやすくなっています。すでに一般合格を得ている場合でも、特待合格を目指して再受験できるため、志望度が高い家庭は複数回受験を前提に計画するとよいでしょう。
併願パターンの具体例
- かえつ有明本命・複数回受験型
1/20 和洋国府台女子中学校または市川中学校 → 2/1 かえつ有明中学校 午前入試 → 2/1 かえつ有明中学校 午後特待入試 → 2/2 かえつ有明中学校 Honors/Advanced選考または午後特待入試 → 2/3 かえつ有明中学校 午後特待入試またはAL思考力特待入試 - 安定重視型
1/20 和洋国府台女子中学校 → 2/1 かえつ有明中学校 午前入試 → 2/1 東洋大学京北中学校またはかえつ有明中学校 午後入試 → 2/2 日本大学中学校またはかえつ有明中学校 午後入試 → 2/3 かえつ有明中学校 午後入試 - 上位共学校チャレンジ型
1/20 市川中学校 → 2/1 芝浦工業大学附属中学校またはかえつ有明中学校 → 2/1 かえつ有明中学校 午後特待入試 → 2/2 芝浦工業大学附属中学校または日本大学中学校 → 2/3 かえつ有明中学校 午後入試 - 女子校併願型
1/20 和洋国府台女子中学校 → 2/1 江戸川女子中学校または文京学院大学女子中学校 → 2/1 かえつ有明中学校 午後入試 → 2/2 実践女子学園中学校またはかえつ有明中学校 → 2/3 かえつ有明中学校 午後入試 - 探究・思考力重視型
1月校で受験経験を確保 → 2/1 かえつ有明中学校 思考力特待入試 → 2/1 かえつ有明中学校 午後特待入試 → 2/3 かえつ有明中学校 アクティブラーニング思考力特待入試 - 英語・国際教育重視型
1月校で合格確保 → 2/1 かえつ有明中学校 2科・4科入試または思考力特待入試 → 2/2 かえつ有明中学校 Honors/Advanced選考 → 2/2午後または2/3午後 かえつ有明中学校 特待入試 - 大学付属校も検討する型
1/20 和洋国府台女子中学校または市川中学校 → 2/1 日本大学中学校または東洋大学京北中学校 → 2/1 かえつ有明中学校 午後特待入試 → 2/2 日本大学中学校または芝浦工業大学附属中学校 → 2/3 かえつ有明中学校 午後入試
併願を考えるときの注意点
かえつ有明中学校は入試方式が多いため、受験機会を増やしやすい一方で、方式ごとの対策が必要です。2科・4科入試では国語・算数を中心とした教科学力、思考力特待入試では個人探究、アクティブラーニング思考力特待入試ではグループワーク、Honors/Advanced選考では英語作文・英語筆記・英語ペアワーク・日本語作文が求められます。
また、午後入試を活用する場合は、午前校からかえつ有明中学校までの移動時間を必ず確認しましょう。かえつ有明中学校は、りんかい線「東雲駅」から徒歩約8分、豊洲駅から都営バスを利用できる立地ですが、午前校の試験終了時刻、昼食、移動、集合時刻を考えると、無理のない日程設計が重要です。
第一志望度が高い場合は、同校内の複数回受験を軸にしつつ、1月校で受験経験と合格を確保し、2月1日午前にチャレンジ校を入れるか、かえつ有明を確実に受けるかを判断しましょう。「外部校への挑戦」と「かえつ有明内の複数回受験」をどう組み合わせるかが、併願戦略の鍵になります。
かえつ有明の併願で意識したいこと
かえつ有明中学校の併願では、偏差値だけでなく、教育内容との相性も重視したいところです。かえつ有明は、サイエンス科、プロジェクト型学習、対話型授業、国際生との共学環境、Honors/Advanced選考などに特色があります。そのため、併願校も、探究学習、英語教育、共学校、理系教育、大学付属校、通学時間などの観点で比較すると、家庭に合った受験計画を立てやすくなります。
特に、かえつ有明を本命校として考える場合は、1回の受験だけで判断するのではなく、2月1日午前・午後、2月2日、2月3日の入試機会をどう使うかを早めに決めておきましょう。本人の強みが教科学力にあるのか、思考力・探究力にあるのか、英語力にあるのかを見極めることが、合格可能性を高めるうえで重要です。
在校生・保護者の声|安心できる関係性と自己肯定感を育てる評判
かえつ有明中学校の評判としてよく見えてくるのは、「安心して自分を表現できる環境」と、「対話を通して自分らしく学べる校風」です。探究学習やグループワークが多い学校では、ただ発表が得意な生徒だけが目立つのではなく、安心して考えを出せる関係性が大切になります。かえつ有明中学校では、その土台づくりを学校全体で重視している点が特徴です。
在校生の声としては、「中学生になってから自己肯定感が上がった」、「安心・安全の関係性の中で、自分を表現できるようになった」といった感想が見られます。これは、かえつ有明中学校が大切にしているサイエンス科や対話型の学び、プロジェクト活動の雰囲気とよく重なります。
安心して学べる環境を大切にしている
かえつ有明中学校では、生徒が自分の可能性を信じ、失敗を恐れず挑戦できるように、安心して学べる環境づくりを重視しています。学校公式サイトでも、教員の役割は、生徒が自分の内なる興味関心に気づき、主体的な一歩を踏み出すきっかけをつくることだと説明されています。
このような環境では、正解をすぐに出すことよりも、まず自分の考えを持ち、他者の意見を聞き、対話を重ねることが大切にされます。そのため、入学当初は発言に自信がなかった生徒でも、少しずつ自分の考えを表現できるようになりやすいでしょう。
自己肯定感を育てやすい校風
かえつ有明中学校の学びでは、単に成績を上げるだけでなく、「自分はここにいていい」と感じられる安心感が大切にされています。自分の意見を受け止めてもらえる経験や、失敗しても次の学びにつなげられる経験は、中学生の自己肯定感を育てるうえで大きな意味を持ちます。
中学受験を経て入学した生徒の中には、自分に自信を持てなかったり、周囲と比べて不安を感じたりする子もいます。かえつ有明中学校の対話型の学びは、そうした生徒が自分の考えや感情に気づき、仲間との関係の中で少しずつ自信をつけていくきっかけになりやすいといえます。
サイエンス科で自分と他者への理解を深める
サイエンス科は、かえつ有明中学校の評判を考えるうえで欠かせない特色です。中学1年では自分自身を見つめ、中学2年では他者との関係を考え、中学3年では社会や世界に対して自分がどのように関われるかを考えていきます。
この流れは、自己理解から他者理解へ、そして社会とのつながりへと学びを広げるものです。単に知識を覚える授業ではなく、自分の感情や価値観を言葉にし、他者と共有しながら考えを深めるため、生徒にとって学校生活そのものが成長の場になります。
先生も一緒に学ぶ姿勢がある
かえつ有明中学校の特徴として、教員も一方的に教える存在ではなく、生徒とともに学ぶ存在として関わろうとしている点があります。公式のインタビュー記事でも、教員がフラットに学び合う文化や、生徒一人ひとりの問いを大切にする姿勢が紹介されています。
このような関係性は、探究学習やプロジェクト活動と相性がよいものです。先生がすべての答えを与えるのではなく、生徒の問いを引き出し、対話を通して考えを深める伴走者になることで、生徒は自分で学びを進める力を育てやすくなります。
自由で生徒主体の校風を評価する声
かえつ有明中学校には、自由で生徒主体の校風を評価する声もあります。学校説明会や見学会に参加した保護者の感想として、自由で生徒主体の校風を感じたという趣旨の声が紹介されています。これは、授業や行事、プロジェクト活動において、生徒が受け身ではなく、自分たちで考え、動く場面が多いことと関係しています。
ただし、ここでいう自由は、何でも好き勝手にしてよいという意味ではありません。自分で考えて行動するからこそ、他者への配慮や責任も求められます。かえつ有明中学校の自由さは、安心・安全な関係性と主体的な学びがあってこそ成り立つ自由だと考えるとよいでしょう。
グローバルな環境に魅力を感じる家庭も多い
かえつ有明中学校は、帰国生や国際生とともに学べる環境も魅力です。英語力の高い生徒や海外経験のある生徒と日常的に関わることで、多様な価値観に触れやすくなります。英語を学ぶだけでなく、実際に異なる背景を持つ仲間と関わる経験ができることは、学校生活の大きな特色です。
保護者にとっても、国内の学校に通いながら、国際的な環境に触れられる点は魅力になりやすいでしょう。将来、海外大学や国際系学部、グローバルな仕事に関心がある生徒にとって、日常の中で多様性を感じられる学校生活は大きな刺激になります。
施設面の安心感も評判につながる
かえつ有明中学校には、情報センター図書館「ドルフィン」、セルフラーニングセンター「タートル」、アーツセンター「BLOOM」、ウェルネスセンター「ネスト」など、生徒の学びと心身を支える施設があります。こうした施設は、学校生活の中で生徒が自分の居場所を見つけやすくする役割も持っています。
特にタートルでは、放課後に大学生・大学院生の学習メンターが学習を支援し、ネストでは保健室とカウンセリング機能を通して心身の安心を支えます。探究型の学びに挑戦するためには、安心して過ごせる環境が必要です。施設面でも、その土台が整えられている点は保護者にとって安心材料になります。
かえつ有明中学校の評判として見えやすいキーワード
| 観点 | 見えやすい評価 |
|---|---|
| 安心・安全の関係性 | 自分の考えを表現しやすく、失敗を学びに変えやすい |
| 自己肯定感 | 対話や探究を通して、自分らしさや自分の価値に気づきやすい |
| 先生との関係 | 教員も学び続ける存在として、生徒の問いに伴走する姿勢がある |
| 主体性 | 行事やプロジェクト活動で、生徒が自分たちで考えて動く場面が多い |
| グローバル環境 | 帰国生・国際生とともに学び、多様な価値観に触れやすい |
| 施設環境 | ドルフィン、タートル、BLOOM、ネストなど、学びと安心を支える施設がある |
向き不向きも含めて考えたい
一方で、かえつ有明中学校は、対話や探究、プロジェクト型の学びが多い学校です。そのため、決められたことだけを静かにこなしたい子や、発表・対話・グループワークに強い抵抗がある子は、入学前に学校の学び方との相性を確認しておく必要があります。
ただし、人前で話すことが得意でなければ向かない、というわけではありません。むしろ、安心できる関係性の中で少しずつ自分を表現したい子、自分の考えを言葉にする練習をしたい子にとって、かえつ有明中学校は成長しやすい環境です。
総じて、かえつ有明中学校は、自己肯定感を育てながら、探究と対話を通して自分らしく学びたい子に向いています。学力だけでなく、安心して挑戦できる環境、多様な仲間との関わり、自分の問いを深める学びを重視したい家庭にとって、魅力のある学校だといえるでしょう。
この学校に向いている子の特徴|探究と対話を楽しみ、自分らしく学びたい子に向く
学校選びでは、「その学校が良い学校かどうか」だけでなく、わが子に合っているかどうかを見極めることが大切です。かえつ有明中学校は、探究型の学び、対話を重視した授業、帰国生・国際生とともに学ぶ環境、そして生徒の主体性を大切にする校風が特徴です。
かえつ有明中学校の教育理念は、生徒一人ひとりが持つ個性と才能を生かして、より良い世界を創りだすために主体的に行動できる人間へと成長できる基盤を育てることです。そのため、知識を覚えるだけでなく、自分の問いを持ち、他者と対話しながら学びを深めたい子に向いています。
自ら問いを立てて探究したい子
かえつ有明中学校に向いているのは、まず自分で問いを立てて考えることを楽しめる子です。中学校のサイエンス科では、学んだり、探究したり、深く考えたりするために必要なスキルやマインドを身につけます。ここでいうサイエンスは理科だけではなく、学び方そのものを扱う科目です。
授業では、情報を集める、整理する、分析する、発表する、振り返るといった活動が重視されます。正解を早く出すだけでなく、なぜそう考えたのか、どのように問いを深めるのかを大切にするため、探究型の学びに前向きな子に合いやすい学校です。
対話やグループワークを通して成長したい子
かえつ有明中学校では、ワークショップ形式やPBL型の授業が多く取り入れられています。自分の考えを伝えるだけでなく、相手の考えを聞き、違いを受け止め、対話の中で新しい気づきを得ることが大切にされています。
そのため、友人と話し合いながら考えを深めたい子、グループワークや発表を通して成長したい子に向いています。ただし、最初から発表が得意である必要はありません。安心・安全な関係性の中で、少しずつ自分の意見を言葉にしていきたい子にも合いやすい環境です。
自己肯定感を育てながら自分らしく学びたい子
かえつ有明中学校の学びでは、自己理解も大切にされています。中学1年のサイエンス科では、自分自身の感情に向き合うことや、自分の状態に気づくことも学びの一部として扱われます。自分の内面を理解することは、他者と関わる力や、主体的に学ぶ力の土台になります。
そのため、周囲と比べて焦るのではなく、自分のペースで成長したい子、自分の好きなことや得意なことを見つけたい子に向いています。自分の考えを受け止めてもらえる経験を重ねることで、自己肯定感を育てやすい学校だといえるでしょう。
多様な価値観に触れたい子
かえつ有明中学校には、帰国生や国際生とともに学べる環境があります。英語力の高い生徒や海外経験のある生徒と日常的に関わることで、さまざまな文化や価値観に触れやすい点が特徴です。
多様な背景を持つ仲間と学ぶことは、英語力を伸ばすだけでなく、ものの見方を広げることにもつながります。自分と違う考えを持つ人と関わることに興味がある子、グローバルな環境の中で視野を広げたい子には、かえつ有明中学校の環境が合いやすいでしょう。
英語を使う環境に挑戦したい子
かえつ有明中学校では、英語力の高い生徒向けにHonors・Advancedの環境も用意されています。国際生教育プログラムでは、Native教員による授業や、国際的な視点を重視した英語教育が行われています。英語を単なる受験科目ではなく、実際に使う力として伸ばしたい子に向いています。
また、海外大学進学サポートやデュアル・ディプロマ・プログラムなど、将来の進路を国内に限定しない選択肢もあります。英語を通して世界とつながりたい子、海外大学や国際系の進路にも関心がある子には、大きな刺激になるでしょう。
自由な校風の中で主体的に行動したい子
かえつ有明中学校は、生徒の主体性を大切にする学校です。文化祭や体育祭などの行事も、係生徒を中心に企画・運営されます。授業だけでなく、行事、部活動、プロジェクト活動、放課後の学びまで、自分から動くことで学校生活を広げていける環境があります。
そのため、自分の興味を形にしたい子、学校生活の中で何かに挑戦したい子、自分たちで企画や活動をつくっていきたい子に向いています。決められた枠の中で過ごすよりも、自分で考えて動くことに面白さを感じる子には、かえつ有明の校風が合いやすいでしょう。
学校内で学習習慣を整えたい子
かえつ有明中学校には、セルフラーニングセンター「タートル」があります。放課後に現役大学生・大学院生の学習メンターが在室し、勉強法、学習計画、定期試験対策などを支援してくれる仕組みです。
探究型の学びに力を入れる学校ですが、基礎学力を軽視しているわけではありません。自分のペースで学びながら、わからないことを質問し、学習習慣を整えたい子にとって、タートルの存在は大きな支えになります。主体的に学ぶ姿勢を育てたい家庭にも向いています。
こんなタイプの子には特に相性がよい
- 自分で問いを立て、探究する学びに挑戦したい子
- 対話やグループワークを通して考えを深めたい子
- 安心できる環境の中で、少しずつ自分を表現したい子
- 帰国生・国際生とともに学び、多様な価値観に触れたい子
- 英語を使う環境や海外進学に関心がある子
- 自由な校風の中で、主体的に行事やプロジェクトに関わりたい子
- タートルなどの学習支援を活用し、学校内で学習習慣を整えたい子
反対に、やや好みが分かれやすいタイプ
一方で、かえつ有明中学校は、対話型授業や探究学習、プロジェクト活動が多い学校です。そのため、先生の説明を聞いて板書を写し、決められた課題だけをこなす学びを好む子には、最初は戸惑いがあるかもしれません。
また、自由度の高い校風は、主体的に動ける子には魅力ですが、すべてを細かく管理してもらいたい子には合わない場合もあります。自分で考えて行動する場面が多いため、学校のサポートを受けながらも、自分の学びに責任を持つ姿勢が求められます。
ただし、発表が得意でなければ向かない、最初から主体的でなければ合わない、というわけではありません。かえつ有明中学校は、安心・安全な関係性の中で、少しずつ自分を表現し、自分らしい学び方を見つけていく学校です。探究と対話を通して、自分の可能性を広げたい子にとって、非常に相性のよい環境だといえるでしょう。
まとめ|知の冒険を楽しみながら未来を切り拓く共学校
かえつ有明中学校は、東京都江東区東雲にある私立の共学校です。創立120年を超える伝統を持ちながら、現在は探究学習、対話型授業、グローバル教育、プロジェクト型学習を積極的に取り入れ、これからの時代に必要な力を育てる学校として注目されています。
この学校の大きな特色は、自分で問いを立て、他者と対話しながら学びを深める教育にあります。中学校のサイエンス科では、情報を集める力、整理・分析する力、発表する力、他者と協働する力などを育てます。ここでいうサイエンスは理科だけではなく、「学ぶ」「考える」「探究する」ための土台をつくる学びです。
また、帰国生や国際生とともに学べる環境、Honors・Advancedの英語教育、海外大学進学サポート、デュアル・ディプロマ・プログラムなど、グローバルな進路を意識した学びも充実しています。英語を単なる受験科目としてではなく、多様な価値観に触れ、世界とつながるための力として育てていける点は、かえつ有明中学校の大きな魅力です。
施設面でも、情報センター図書館「ドルフィン」、セルフラーニングセンター「タートル」、アーツセンター「BLOOM」、ウェルネスセンター「ネスト」など、生徒の学びと心身を支える環境が整っています。探究学習に必要な知的刺激、自学自習を支える仕組み、安心して相談できる場所が校内にあることは、6年間を過ごすうえで大きな安心材料になります。
進路面では、国公立大学、早慶上理ICU、GMARCH、理工系・医療系、海外大学など、幅広い進路に対応しています。一般選抜だけでなく、総合型選抜や学校推薦型選抜、海外大学進学にも対応しており、探究やプロジェクト活動で育てた力を進路選択にもつなげやすい学校です。
特に、次のような家庭にはかえつ有明中学校が向いています。
- 探究学習や対話型の授業に魅力を感じる家庭
- 自分で問いを立て、考えを深める力を育てたい家庭
- 帰国生・国際生とともに学ぶグローバルな環境を重視する家庭
- 英語力や海外大学進学にも関心がある家庭
- 自由な校風の中で、子どもの主体性を伸ばしたい家庭
- 学校内で学習習慣を整えながら、部活動や行事にも取り組ませたい家庭
一方で、かえつ有明中学校は、対話や探究、グループワーク、プロジェクト活動が多い学校です。そのため、先生の説明を聞いて決められた内容を着実にこなす学びを強く好む場合や、すべてを細かく管理してもらいたい場合には、校風との相性を確認しておく必要があります。
ただし、最初から発表が得意である必要はありません。かえつ有明中学校は、安心・安全な関係性の中で、少しずつ自分の考えを言葉にし、自分らしい学び方を見つけていく学校です。自己肯定感を育てながら、探究と対話を通して成長したい子にとって、非常に相性のよい環境だといえるでしょう。
総じて、かえつ有明中学校は、伝統を土台にしながら、探究・対話・グローバル教育で未来を切り拓く共学校です。偏差値や進学実績だけでなく、子どもがどのように学び、どのように自分の可能性を広げていくかという視点で見たい学校です。

