- 学校の概要|国際性と先進教育が融合する都心の人気校
- アクセスと立地環境|広尾駅徒歩すぐの好立地で通学しやすい
- 教育方針とカリキュラム|多様性・探究・英語教育を軸に据えた先進型教育
- 学習環境と施設設備|ICT・図書館・ラボなど学びを支える先端設備
- 学校生活と行事|異文化交流とプレゼンテーションが活きる行事の数々
- クラブ活動|文化系・運動系ともに幅広く活躍できる環境
- 進学実績と卒業後の進路|国内外の難関大学進学に強い進路実績
- 入試情報と合格の目安|コース別の選抜方式と偏差値の目安を確認
- 併願校パターン|コース別に見る受験戦略の一例
- 在校生・保護者の声|通って実感する広尾学園の魅力とは
- この学校に向いている子の特徴|自主性・探究心・国際志向を持つタイプに最適
- まとめ|広尾学園中学校の魅力と向いている子の再確認
学校の概要|国際性と先進教育が融合する都心の人気校
広尾学園中学校は、国際教育・サイエンス教育に力を注ぐ先進的な共学校として、都心エリアでも高い人気を誇る中高一貫校です。特に「多様性」「個性尊重」「グローバル視野の育成」を教育の柱に据え、これからの社会に必要とされる資質を育てることを目指しています。
2007年の男女共学化・共学中高一貫化を経て、年々実績と人気を伸ばしており、サイエンスコース・インターナショナルコースなど多様な選択肢を用意している点も大きな特徴です。生徒の進路希望や個性に応じた柔軟な教育プログラムが整備され、国内外の難関大学進学にも対応できる体制が整っています。
また、生徒一人ひとりの個性と自立を重んじる温かな校風と、国際都市・東京の中心に位置するという立地条件も相まって、多くの家庭から注目されています。
アクセスと立地環境|広尾駅徒歩すぐの好立地で通学しやすい
広尾学園中学校は、東京都港区南麻布という都心の中でも特に利便性の高いエリアに位置しています。最寄り駅は東京メトロ日比谷線の「広尾駅」から徒歩1分という好立地で、都内各地からの通学はもちろん、神奈川・埼玉・千葉方面からもアクセスしやすい通学環境が整っています。
また、広尾駅の近くには「日赤医療センター」や「有栖川記念公園」などもあり、都心でありながらも落ち着いた文教エリアとして知られています。周辺には大使館やインターナショナルスクールも多く、国際的な雰囲気が漂うエリアであることも、広尾学園の教育方針との親和性を高めています。
通学手段は公共交通機関が中心で、交通の便が非常に良いため、放課後の課外活動や講座参加後の帰宅も安心です。安全面・利便性・学習環境が揃った都心型中高一貫校として、立地面での評価も非常に高い学校です。
教育方針とカリキュラム|多様性・探究・英語教育を軸に据えた先進型教育
広尾学園中学校は、「個性を伸ばす教育」「未来を見据えた探究型学習」「グローバルに通用する人材育成」を教育理念の柱としています。その実現のために、全日制コース(本科)・インターナショナルコース・医進・サイエンスコースなど、多様な学習スタイルに対応したコース制を導入しています。
探究学習では、PBL(プロジェクト・ベースド・ラーニング)を中心に、実社会や国際課題に接続するテーマでのグループワークやプレゼンテーションを重視。生徒たちは主体的に課題を発見し、調査・分析・提案へと進んでいくプロセスを通じて、論理的思考力と表現力を身につけます。
英語教育においても、ネイティブ教員による英語での授業や、CLIL(内容言語統合型学習)の導入、オンライン英会話や国際交流プログラムなどを通じて、実践的な英語力を育てる環境が整っています。英検準1級・1級の取得者も多数在籍し、英語を武器にした進学も可能です。
また、全コース共通でICT機器の活用が進んでおり、1人1台のタブレット端末を使ったデジタル教材・双方向授業・レポート作成が日常的に行われています。先進的な教育内容と学習スタイルが融合した、未来志向のカリキュラムが広尾学園の大きな魅力です。
学習環境と施設設備|ICT・図書館・ラボなど学びを支える先端設備
広尾学園中学校は、都心型の最新設備を備えたキャンパスで、生徒たちが快適かつ能動的に学べる環境が整っています。校舎は地上9階建てで、都市部の限られた敷地を有効活用しながら、各フロアに専門教室・アクティブラーニングスペース・実験施設が配置されています。
ICT環境は非常に充実しており、全生徒に1人1台のタブレット端末が配布され、クラウド上での資料共有やプレゼンテーション、レポート提出などが日常的に行われています。授業では電子黒板やプロジェクターが活用され、動画教材やオンライン英会話も取り入れられています。
また、特に理系教育に強い同校では、最新のサイエンスラボをはじめとする専門施設も充実。医学・バイオ・物理・化学といった分野ごとに専用の実験室が整備され、大学さながらの環境で探究活動が行われています。
図書館も探究学習の拠点として活用されており、洋書や専門書、電子資料まで幅広く揃った蔵書の中から、自主的に情報収集・発信できる力を養います。空調や防音などの快適性も考慮されており、学力の向上だけでなく思考の深化を促す設計が随所に見られます。
学校生活と行事|異文化交流とプレゼンテーションが活きる行事の数々
広尾学園中学校では、「体験から学ぶ」ことを重視した行事が年間を通して数多く実施されています。いずれの行事も、単なるイベントにとどまらず、探究心・国際感覚・自己表現力を養う貴重な学びの場となっています。
中学段階での代表的な行事には、サマーキャンプ・文化祭(けやき祭)・体育祭・English Campなどがあり、生徒の主体的な参加と協働が重視されます。特に文化祭「けやき祭」では、自分たちで企画・運営・プレゼンテーションを行う過程で、多様なアイデアを形にする力が培われます。
また、グローバル教育に力を入れる広尾学園ならではの行事として、異文化理解セッションや海外研修、オンライン国際交流なども実施。インターナショナルコースでは日常的に英語での発表やディスカッションが行われ、学内外で国際性を発揮する機会が豊富にあります。
プレゼンテーションやディベートを通じて、自分の意見を論理的に発信する経験が積める点も大きな魅力です。行事が「学びの延長線上」にあるという教育理念のもと、生徒たちは非認知能力を高めながら成長していきます。
クラブ活動|文化系・運動系ともに幅広く活躍できる環境
広尾学園中学校では、学習だけでなくクラブ活動にも力を入れており、文化系・運動系ともに多彩なクラブが存在します。生徒の個性や興味に応じて、放課後の時間を有意義に活用しながら自己表現や人間関係の構築を深める場として、多くの生徒がクラブに参加しています。
運動部には、サッカー部・バスケットボール部・テニス部・バドミントン部・剣道部などがあり、校舎の限られた空間を工夫して活用しつつ、熱心な指導のもと日々練習に励んでいます。大会への出場や他校との交流戦など、競技面でも実績を重ねています。
一方、文化部も非常に充実しており、科学部・英語ディベート部・写真部・軽音楽部・演劇部など、多彩な活動が展開されています。特に英語を活かした国際交流活動やディスカッション系のクラブは、インターナショナルコースの生徒を中心に高い人気を誇ります。
部活動は中高合同で行うものも多く、異学年とのつながりや縦の関係性も育まれやすい環境にあります。また、生徒自身が新たなクラブを立ち上げることも可能で、主体性を重んじる広尾学園らしい柔軟な運営スタイルも魅力の一つです。
進学実績と卒業後の進路|国内外の難関大学進学に強い進路実績
広尾学園中学校・高等学校の進路指導は、「一人ひとりの夢の実現」を支える個別最適な進学支援が特徴です。国内の難関大学だけでなく、海外大学への進学実績も年々増加しており、グローバルに活躍する人材の輩出を目指した教育が実を結んでいます。
国内では、東京大学・京都大学・一橋大学・東京工業大学・早稲田・慶應・上智・ICU・東京理科大など、難関国公私立大学への合格者を毎年多数輩出。特に理系進学に強く、医進・サイエンスコースの卒業生を中心に、医学部や理工系学部への進学実績が豊富です。
また、海外大学への進学実績も顕著で、アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリアなどの有名大学へ合格する生徒も多数在籍しています。SATやIELTSの対策、出願サポート、エッセイ指導など、海外進学に必要な体制も整っており、インターナショナルコース以外の生徒にも門戸が開かれています。
進路指導体制としては、進路面談・ガイダンス・模試分析・学習サポートが系統的に実施され、早い段階から将来像を描けるよう支援されています。「受験のための学力」だけではなく、「自分で進路を選び取る力」を育てる指導が広尾学園の真骨頂です。
入試情報と合格の目安|コース別の選抜方式と偏差値の目安を確認
広尾学園中学校の入試は、コースごとに異なる日程と選抜方式で実施されており、受験生の志望や適性に応じて柔軟に選べる点が大きな特徴です。2023年度は2月1日から2月5日にかけて、合計5回の入試が実施されました。
- 第1回(2/1午前):本科/4科
- 第2回(2/1午後):本科/2科
- 第3回(2/2午後):医進・サイエンス入試/4科
- 第4回(2/2午後):インターナショナルAG入試/2科+面接
- 第5回(2/5午後):本科/4科
試験時間・配点は次の通りです:
- 4科型:国・算 各50分100点/社・理 各30分50点
- 2科型:国・算 各50分100点
- 医進・サイエンス型:算数50分100点+理科30分50点
- インター:英語は英語力診断と面接を含む独自方式
合格最低点の一例(2023年度):
- 第1回:194点(満点:SG209点)
- 第2回:193点(SG208点)
偏差値の目安(2024年度・四谷大塚予想)は、男子:56〜67、女子:60〜70。特にインターSG・医進・サイエンスは高倍率・高得点勝負となりやすく、しっかりした準備が求められます。
面接は④のみで実施され(約10分)、出願時に調査書の提出は不要です。コースや日程ごとの特性を把握したうえで、戦略的な受験計画を立てることが合格のポイントになります。
併願校パターン|コース別に見る受験戦略の一例
広尾学園中学校は、インターナショナル・医進サイエンス・本科と多様なコースがあるため、受験戦略もコースごとに異なります。ここでは、広尾学園を中心にした代表的な併願パターンをレベル別に紹介します。
挑戦校
- 渋谷教育学園渋谷中(2/1・2/2)
- 慶應中等部(2/3)
- 市川中(1/20)
- 栄東中(難関大・東大特待)
標準校
- 青稜中(2/1・2/2)
- 都市大等々力中(S特選・特選)
- 安田学園(先特)
- 攻玉社中(2/2)
- 青山学院中(2/2)
安全校
- 成蹊中(2/3)
- 成城中(2/4)
- 東京都市大付属中(2/3・Ⅱ類)
- 専修大松戸(1/20)
特にインターナショナルAG・SG入試を受験する生徒は、早い段階で渋渋や慶應といった難関英語型試験校を視野に入れることが多く、英語4技能の力を活かせる学校との併願が推奨されます。一方、医進・サイエンス系の受験生は、理系や医療系の強い学校(攻玉社・都市大等々力など)との併願が有効です。
また、2月2日午後や2月5日の試験では、他校との日程がぶつかりにくく、本命校の前後に併願できる「追加チャレンジ」として受験されることもあります。
在校生・保護者の声|通って実感する広尾学園の魅力とは
広尾学園中学校の最大の魅力は、入学後にその教育環境や校風を「実感として感じられる安心感と充実感」にあります。在校生や保護者の声からは、学習面・生活面の両面で「通わせてよかった」「この学校で成長できた」という評価が多く聞かれます。
在校生からは、「先生との距離が近く、どの先生も親身になって話を聞いてくれる」「自分のペースに合わせた学び方ができる」「行事やクラブも充実していて学校が楽しい」など、学びと生活のバランスがとれた環境に満足する声が多く見られます。
保護者からは、「子どもが前向きに勉強に取り組むようになった」「国際感覚やICTリテラシーなど、これからの時代に必要な力を自然と育める点が安心」「生徒一人ひとりの個性や将来像を丁寧に見つめてくれる学校」といった声が寄せられています。
特に、探究学習や英語教育の先進性については多くの共感と高評価が集まっており、「広尾でしかできない経験がある」「子どもの視野が広がった」という感想も多数。子ども主体の成長を後押しする学校として、受験前の期待を超える実感を得ている家庭が多いようです。
この学校に向いている子の特徴|自主性・探究心・国際志向を持つタイプに最適
広尾学園中学校は、一斉授業型の管理教育ではなく、自ら学びに向かう姿勢を大切にする学校です。そのため、以下のような特徴を持つお子さんに特に向いています。
- 探究心が強く、好奇心旺盛な子
理科実験・研究活動・プレゼンテーションなど、探究型の学習が豊富なので、自分で課題を見つけて深掘りしていくのが好きな子に最適です。 - 英語や国際的な環境に興味がある子
インターナショナルコースや海外研修など、グローバル教育が充実しているため、将来海外で活躍したいという夢を持つ子には非常にマッチします。 - 自分の考えを発信したい・プレゼンが得意な子
日常的に発表やディスカッションの機会があり、意見を言葉にする力が求められるため、アウトプットに抵抗のない子が力を伸ばしやすいです。 - 自立心があり、自分で時間を管理したい子
授業も探究活動も選択肢が広く、自分で選び取っていくスタイルの学校なので、計画性や主体性がある子に向いています。
一方で、指示待ち傾向が強かったり、競争よりも協調を重んじるタイプの子には、はじめは少し負荷が高く感じられるかもしれません。ただし、教員の丁寧な伴走とサポートがあるため、適応できれば大きく成長できる可能性も十分にあります。
広尾学園は、「自分で未来を切り拓く力」を育てたい家庭にとって、非常に魅力的な環境です。
まとめ|広尾学園中学校の魅力と向いている子の再確認
広尾学園中学校は、探究型学習・国際教育・先進的なICT環境を三本柱としながら、生徒一人ひとりの個性と可能性を最大限に引き出す教育を実践している中高一貫校です。
コースは「本科」「医進・サイエンス」「インターナショナル」の3系統に分かれており、国内難関大学や海外大学を目指す多様な進路希望に対応。高い進学実績・豊富な行事・充実したクラブ活動など、6年間を通じて多面的に成長できる環境が整っています。
また、日常的に発信力やプレゼンテーション力を磨く機会があり、自主性や主体性を重視する教育スタイルが、将来の社会で求められる力を自然と育てていきます。特にグローバル志向・理系志望・探究心を持つタイプの生徒にとっては、ぴったりの学び舎となるでしょう。
入試制度も多様で柔軟性が高く、併願校との組み合わせによって複数回チャレンジできる点も広尾学園の強みの一つです。
「自分の未来を自分で選び取りたい」「世界で活躍するための力を中学から養いたい」と願う受験生・ご家庭には、ぜひ一度注目してほしい学校です。