早稲田佐賀中学校の算数入試問題に挑戦!〜2022年度1月入試〜[大問1(3)-整数の性質〜商と余りの関係〜]

中学受験算数

問題

5で割ると2余り, 6で割ると3余り, 7で割ると5余る整数の中で, 最も小さい数は◻︎です.

解説

割られる数を$\bigtriangleup$として, それぞれの条件を式に表すと,

  • $\bigtriangleup\div5=\fbox{商1}\cdots2$
  • $\bigtriangleup\div6=\fbox{商2}\cdots3$
  • $\bigtriangleup\div7=\fbox{商3}\cdots5$

となり, 上2式を見ると割る数と余りの差が3になっていることがわかります.

ここで, $\bigtriangleup$に注目すると, 後3大きければ5でも6でも割り切れるということなので, $\bigtriangleup+3$は5, 6の公倍数であるとわかります.

以上より, $\bigtriangleup+3=30, 60, 90, 120, 150, \cdots$なので, $\bigtriangleup=27, 57, 87, 117, 147, \cdots$から, 3番目の式の条件を満たすものを考えると, 最小の数は, $◻︎=117$となります.

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