- 学校の概要|専修大学系列の中高一貫校で、大学進学力を育てる共学校
- アクセスと立地環境|松戸駅・北松戸駅から徒歩圏内の通いやすい立地
- 教育方針とカリキュラム|英語・数学に注力した発展的カリキュラムを展開
- 学習環境と施設設備|少人数制授業と整備された学習空間で集中できる環境
- 学校生活と行事|行事が充実!学年を超えた一体感と挑戦の機会が豊富
- クラブ活動|運動系・文化系合わせて24の部活動が活発に活動中
- 進学実績と卒業後の進路|併設高校からの大学進学実績が安定の強み
- 入試情報と合格の目安|2024年度の受験データから見る合格ラインとは
- 併願校パターン|専松中を軸にした併願例(チャレンジ・標準・安全校別)
- 在校生・保護者の声|「英語が楽しい」「進路のサポートが手厚い」との声も
- この学校に向いている子の特徴|探究心があり、英語に意欲的な子に最適
- まとめ|英語と進学を重視する共学校を希望するご家庭におすすめの一校
学校の概要|専修大学系列の中高一貫校で、大学進学力を育てる共学校
専修大学松戸中学校(通称:専松中)は、千葉県松戸市に位置する専修大学の附属校として設立された共学校で、中高6年間の一貫教育を提供しています。生徒一人ひとりの個性や能力を尊重しながら、「学ぶ楽しさ、本物を知る喜び、創造から得られる感動」を大切にする教育方針が掲げられています。
最大の特徴は、系列校としての強みを活かした大学進学指導と、英語・数学を軸とした先取り型カリキュラム。高校では国公立や難関私大を目指すコースも設置され、6年間で確かな学力と進路意識を育む仕組みが整っています。
また、文武両道の実現を掲げ、部活動・学校行事・探究型の学びにも力を入れており、豊かな人間力とバランスの取れた成長を支援しています。
アクセスと立地環境|松戸駅・北松戸駅から徒歩圏内の通いやすい立地
専修大学松戸中学校は、千葉県松戸市上本郷に位置し、通学の利便性が非常に高いのが特徴です。アクセスは以下の2通りがあり、いずれも徒歩圏内です。
- JR常磐線「北松戸駅」より徒歩約10分
- 新京成線「松戸新田駅」より徒歩約15分
住宅街に囲まれた落ち着いた環境にありながら、主要な駅からのアクセスも良いため、千葉県内はもちろん、東京都・埼玉県からの通学者も多いのが特徴です。
また、近隣には専修大学松戸高等学校や附属の医療関連施設もあり、系列教育機関とのつながりを日常的に感じられる環境が整っています。
教育方針とカリキュラム|英語・数学に注力した発展的カリキュラムを展開
専修大学松戸中学校では、「確かな学力と豊かな人間性を兼ね備えた生徒の育成」を教育目標とし、基礎学力の定着+発展的な応用力の養成に取り組んでいます。
英語教育の特長
- 中1から週6時間の英語授業を実施し、Listening・Speaking・Reading・Writingをバランスよく指導
- 英語4技能検定(GTECなど)の活用で、実用的な英語力を可視化
- 英検準2級~2級の取得を中学在学中の目標に設定
数学・理系分野の強化
- 中高6年間を見通した体系的な先取り学習
- 中学段階から論理的思考力と問題解決力の強化に重点
- 中3から高校内容に入るなど、高校進度を意識した授業構成
その他の特徴的な取り組み
- 朝テスト・補習・到達度別授業による学習定着のサポート
- 探究活動・ディスカッション授業で表現力・プレゼン力を育成
これらのカリキュラムを通じて、難関大学進学に必要な土台と応用力をバランスよく育てることを目指しています。
学習環境と施設設備|少人数制授業と整備された学習空間で集中できる環境
専修大学松戸中学校では、生徒一人ひとりが主体的に学び、安心して学力を伸ばせる環境づくりが徹底されています。特に、少人数制・習熟度別クラス編成が特徴で、生徒の理解度に応じたきめ細かな指導が行われています。
充実した校舎・施設
- 広々とした明るい教室(全教室に空調完備・ICT機器導入)
- 自習スペースとしても利用できる図書館やラーニングセンター
- 理科実験室・コンピュータルーム・音楽室・美術室など専門教室も充実
学習支援体制
- 放課後や長期休暇中の補習・講習制度
- 教員による個別質問対応(質問タイムなどを設定)
- 定期的な学習診断テストと保護者面談を通じたフォロー
また、学校全体として清潔感と開放感のある空間設計がなされており、日々の学習を快適に行える工夫が随所に施されています。安全性や防災面にも配慮された校舎設計も安心材料の一つです。
学校生活と行事|行事が充実!学年を超えた一体感と挑戦の機会が豊富
専修大学松戸中学校では、学力向上だけでなく、人間力や協調性を育むための学校行事が豊富に用意されています。生徒は行事を通して仲間と協力し、主体性やリーダーシップを自然と身につけていきます。
主な年間行事
時期 | 行事名・内容 |
---|---|
4月 | 入学式・オリエンテーション合宿(新入生対象) |
6月 | 球技大会・宿泊研修(学年別) |
9月 | 文化祭:各クラスや部活動による展示・企画 |
10月 | 体育祭:紅白に分かれて競い合う大イベント |
12月 | 英語発表会・スピーチコンテスト |
2〜3月 | スキー教室・修学旅行(国内または海外) |
特色ある行事
- 英語発表会:中1からの英語学習成果を披露する舞台
- 総合学習発表会:探究学習の成果をプレゼンテーション形式で発表
- キャリア教育講演会:外部講師による進路・職業意識育成の機会
行事の多くは生徒主体で企画・運営されており、協働・創造・挑戦の姿勢が自然と育まれるのも、専松中の大きな魅力のひとつです。
クラブ活動|運動系・文化系合わせて24の部活動が活発に活動中
専修大学松戸中学校では、「文武両道」を大切にし、運動系・文化系あわせて約24の部活動が活発に活動しています。中高合同での活動が中心となるため、上級生と協働しながら成長できる環境が整っています。
主な運動系クラブ
- サッカー部
- 硬式野球部
- バスケットボール部(男女)
- 陸上競技部
- 剣道部
- バレーボール部(男女)
- 卓球部・硬式テニス部・水泳部 など
主な文化系クラブ
- 吹奏楽部
- 英語部
- 演劇部
- 理科部・生物部
- 茶道部・美術部・書道部
- 文芸部・囲碁将棋部・ESS など
また、大会やコンクールにおいても数々の実績をあげており、全国大会出場経験のある部も存在します。学習と部活動の両立を支援する体制も整っており、安心して活動に打ち込むことができます。
進学実績と卒業後の進路|併設高校からの大学進学実績が安定の強み
専修大学松戸中学校の生徒は、原則として専修大学松戸高等学校へ内部進学し、そこから大学受験に向けた本格的な進路指導を受ける体制となっています。中高一貫の6年間で学力と志望力を着実に育成し、難関大学進学も視野に入れた指導が行われています。
併設高校での進路指導体制
- 高1より文理選択と進路希望に応じたコース制(特進・選抜)がスタート
- Z会や駿台と連携した講座、大学別模試の実施
- 専修大学への推薦枠あり(一定の成績基準による)
近年の主な大学合格実績(専修大松戸高校より)
- 国公立大学:千葉大、筑波大、東京学芸大、埼玉大など
- 私立難関大:早稲田、慶應、上智、東京理科大、明治、青山学院など
- 医・歯・薬系:東京医科歯科大、千葉大医学部、昭和大歯学部、東京薬科大など
- 専修大学:毎年多数が内部推薦・進学
進路指導は早期から計画的に行われ、個別面談や保護者との情報共有も充実しているため、第一志望大学への現役合格を目指せる環境が整っています。
入試情報と合格の目安|2024年度の受験データから見る合格ラインとは
専修大学松戸中学校の募集人数は全体で150名。試験区分は複数あり、男子中心の第1回入試をはじめ、帰国生入試や面接を伴う第3回B入試など、様々な形式が用意されています。
入試区分と試験日程(2024年度)
入試区分 | 募集人数 | 試験日 |
---|---|---|
第1回入試 | 男子100名 | 1月20日(月) |
第2回入試・帰国生入試 | 男女30名(内帰国生は若干名) | 1月26日(日) |
第3回入試A・B | 男女20名(内Bは若干名) | 2月3日(月) |
試験科目と配点
※第1回~第2回、帰国生入試の共通方式
- 国語:50分(100点)
- 算数:50分(100点)
- 社会:30分(50点)
- 理科:30分(50点)
合計:300点満点(4科受験)
※第3回B入試のみ面接あり(作文+自己アピール)
- 国語・算数 各50分(各100点)
- 作文+面接:100点
合計:300点満点
合格の目安(2024年予想)
- 男子:得点率 約60%
- 女子:得点率 約65%
専松中の入試では、基礎力と読解力・記述力のバランスが重視される傾向があり、過去問演習では問題の意図を丁寧に読み取る力が求められます。
併願校パターン|専松中を軸にした併願例(チャレンジ・標準・安全校別)
専修大学松戸中学校を受験する受験生の多くは、千葉県内の難関校・上位校との併願や、首都圏中堅校との併願を組み合わせています。特に1月20日(第1回入試)での受験を軸に、「先行受験」や「リベンジ受験」として第3回(2月3日)を設定するケースが一般的です。
併願校の一例(入試日程付き)
区分 | 学校名 | 入試日 |
---|---|---|
チャレンジ校 | 県立東葛飾中(公立中高一貫) | 12月6日 |
標準校 | 開智中(埼玉) | 1月10日 |
大宮開成中 | 1月10日 | |
東邦大学付属東邦中 | 1月21日 | |
併願の中心 | 専修大学松戸中(本命) | 1月20・26日 |
昭和学院秀英中 | 1月22日 | |
芝浦工業大学柏中 | 1月23日 | |
江戸川学園取手中 | 1月25日 | |
安全校〜リベンジ校 | 首都圏中堅校(例:都市大附、法政二、学習院など) | 2月1日〜2日 |
専修大学松戸中(第3回入試) | 2月3日 |
専松中を活かす併願戦略のポイント
- 1月20日の第1回入試で合格を確保し、以降の挑戦に備える
- 2月3日の第3回入試で再チャレンジを図るパターンも多い
- 千葉県内の上位校・準難関校とバランスよく併願する構成が主流
日程的にも組みやすく、複数回受験による優遇制度もあるため、専修大学松戸中学校を合格確保の要として据える受験戦略が有効です。
在校生・保護者の声|「英語が楽しい」「進路のサポートが手厚い」との声も
専修大学松戸中学校に通う在校生や、その保護者からは、学習面・生活面ともに満足度の高い声が多数寄せられています。特に英語教育と進路サポートの手厚さが高く評価されています。
在校生の声
「私がこの学校にひかれたのは、校長先生のお話を聞き『これからもっといい学校にしていこう』という熱意を感じた時。それに、英語に力を入れている点も気に入った理由のひとつ。授業では英語での発表の機会も多く、楽しみながら英語が身につく工夫がされているので、苦手な人も英語が好きになります。」 (中1・岩川出身 Y・Aさん)
保護者の声
- 「英語教育専門校ならではのカリキュラム」に魅力を感じて入学を決めた(中1・保護者)
- 「自習スペースや質問対応のサポート体制が整っていて安心」(中3・保護者)
- 「高校・大学進学までを見据えた丁寧な進路指導」が心強い(高1・保護者)
このように、学ぶ楽しさと将来への見通しを持てる環境が整っていることが、専松中の大きな魅力となっています。
この学校に向いている子の特徴|探究心があり、英語に意欲的な子に最適
専修大学松戸中学校は、自ら学び、考え、表現する力を育てる学校です。そのため、以下のような資質を持った子どもに特に向いています。
向いている子のタイプ
- 英語に対する興味・関心が高い子 ─ 英語発表会や多彩な授業を通して、英語力を楽しみながら伸ばせます。
- 自分のペースでコツコツと努力できる子 ─ 少人数制・到達度別の授業で、着実な学力アップが可能です。
- 将来の進路を意識して主体的に行動できる子 ─ 高校以降の進路指導が早期から始まり、明確な目標を持てます。
- 行事やクラブ活動にも積極的に取り組みたい子 ─ 文武両道の環境で、バランスよく成長できます。
反対に、自由度の高い環境でのびのびと過ごしたいタイプや、宿題や課題に消極的なタイプにはやや窮屈に感じられるかもしれません。
総じて、「まじめでコツコツ型」「英語が好き」「将来を見据えて努力できる」というタイプの生徒には、非常にマッチする学校と言えるでしょう。
まとめ|英語と進学を重視する共学校を希望するご家庭におすすめの一校
専修大学松戸中学校は、中高一貫教育を通じて確かな学力と進路意識を育てる共学校です。特に英語教育の充実ぶりと、専修大学との連携や高校での進学指導を活かした大学合格実績が大きな魅力です。
また、行事や部活動も活発で、学習と生活のバランスを保ちながら人間的成長を図れる環境が整っており、まさに「文武両道」を実現できる学校です。
千葉県内の上位校を検討しているご家庭の中で、「将来を見据えて、英語や学習環境を重視したい」という方には、専修大学松戸中学校はぜひ候補に入れてほしい1校です。