- 学校の概要|中高一貫×大学附属の安定感と多様性が魅力の共学校
- アクセスと立地環境|横浜・日吉駅から徒歩圏内の好立地
- 教育方針とカリキュラム|探究学習×ICT活用で伸ばす思考力・判断力
- 学習環境と施設設備|タブレット活用や自習室も完備の快適環境
- 学校生活と行事|文化祭・体育祭・宿泊行事で広がる人間関係と経験
- クラブ活動|約40の部活動で文武両道の充実した中学生活を実現
- 進学実績と卒業後の進路|日本大学への内部進学+他大実績も堅調
- 入試情報と合格の目安|グローバル・アカデミックの2コース制入試に注目
- 併願校パターン|日程別に見るチャレンジ校・標準校・安全校の組み合わせ
- 在校生・保護者の声|「先生が親身」「安心して通わせられる」との声多数
- この学校に向いている子の特徴|自由・探究・安定を求めるタイプに最適
- まとめ|大学附属×共学×探究教育を兼ね備えた安定志向の有力校
学校の概要|中高一貫×大学附属の安定感と多様性が魅力の共学校
日本大学中学校は、神奈川県横浜市に位置する共学の中高一貫校で、日本大学の附属校として高い知名度と安定した進学実績を誇ります。学内では「自由創造」の教育理念を掲げ、生徒一人ひとりの興味や関心に応じて多様な進路に対応できる柔軟な教育環境が整っています。
中学校では探究型学習を重視した「アカデミック・フロンティア(AF)」コースと、英語教育に特化した「グローバル・リーダーズ(GL)」コースの2つのコース制を採用。それぞれの得意分野を伸ばしながら、中学・高校・大学の一貫した教育体制のもと、安心して学び続けることができます。
また、日本大学中学校はICT教育の先進校としても注目されており、生徒全員がタブレットを所持し、電子黒板と連携した授業やデジタル教材の活用が日常的に行われています。生徒の個性や能力を活かしながら、将来の進学や社会での活躍を見据えた教育が展開されています。
高校からの募集もありますが、中学から入学した生徒はそのまま内部進学できる仕組みが整っており、長期的な視点で学びに取り組みたいご家庭にとっても魅力的な学校です。
アクセスと立地環境|横浜・日吉駅から徒歩圏内の好立地
日本大学中学校は、神奈川県横浜市港北区箕輪町に位置し、東急東横線・目黒線「日吉駅」から徒歩約10分という、交通の便に優れた立地にあります。日吉駅は東京都心方面からも神奈川県内各地からもアクセスが良く、通学の利便性が高い点が保護者にも評価されています。
また、日吉キャンパスには大学・高校も併設されており、敷地内には緑豊かな環境が広がります。駅前は学生街として栄えており、カフェや書店なども充実している一方で、学校周辺は落ち着いた住宅街で治安も良好です。
主なアクセス手段
- 東急東横線・目黒線「日吉駅」より徒歩約10分
- 横浜市営地下鉄グリーンライン「日吉駅」より徒歩約10分
- 東急バス・臨港バス各路線の利用も可能
横浜市内はもちろん、川崎・東京方面からも通学しやすいため、広範囲から受験生が集まる人気校のひとつとなっています。
教育方針とカリキュラム|探究学習×ICT活用で伸ばす思考力・判断力
日本大学中学校では、「自由創造」を教育理念に掲げ、生徒の自主性と創造性を尊重する教育が行われています。単なる知識の詰め込みではなく、思考力・判断力・表現力を養う探究型学習を重視しているのが大きな特徴です。
2つのコース制
中学では生徒の興味や適性に合わせて、以下の2つのコースが用意されています。
- アカデミック・フロンティア(AF)コース:論理的思考力と表現力を重視し、将来的な難関大学進学も視野に入れたカリキュラム。
- グローバル・リーダーズ(GL)コース:英語4技能をバランスよく育て、グローバル社会で活躍できる人材育成を目指す。オンライン英会話や留学プログラムも充実。
ICT教育の先進的取り組み
全生徒にタブレット端末を配布し、授業・課題・復習まで一貫してICTを活用。教室には電子黒板が整備され、視覚的にわかりやすい授業が展開されています。Google Workspace for Educationの導入により、デジタルリテラシーや情報活用能力も自然に育まれています。
探究学習・アクティブラーニング
探究学習では、身近な社会課題や地域との連携をテーマに、生徒が自ら問いを立て、調査・分析・プレゼンテーションまでを行う学びを展開。グループワークやディスカッションを通じて、協働力や発信力も養成します。
このような教育方針により、生徒たちは変化の激しい社会に対応できる“未来志向の力”を着実に身につけていきます。
学習環境と施設設備|タブレット活用や自習室も完備の快適環境
日本大学中学校は、現代的な学習環境と充実した施設が整備されたキャンパスが特徴です。生徒一人ひとりが自分のペースで学びを深められるよう、物理的な空間からICT環境に至るまで、多角的なサポートが用意されています。
ICT設備と学習支援体制
- 全教室に電子黒板を完備し、視覚的にわかりやすい授業を展開
- 1人1台のタブレット端末を活用し、授業・課題提出・復習をデジタルで一元化
- Google Classroomなどのプラットフォームで自学自習も可能
自習室・図書館・学習スペースの充実
放課後や休み時間に活用できる静かな自習スペースが設けられており、受験期にも重宝されています。図書館には学習参考書から専門書、新聞・雑誌まで幅広くそろい、調べ学習や探究活動の支援環境としても有効です。
その他の設備
- 冷暖房完備の清潔な教室
- 理科実験室・美術室・音楽室など専用教室も充実
- カフェテリア形式の食堂もあり、昼食環境も快適
このように、日々の学びを支えるインフラが高水準で整っていることは、日本大学中学校の大きな魅力の一つです。
学校生活と行事|文化祭・体育祭・宿泊行事で広がる人間関係と経験
日本大学中学校では、学習だけでなく、学校行事や日常生活を通して豊かな人間性と社会性を育むことを重視しています。仲間と協力し合う行事や、生徒主体で進める活動を通じて、充実した中学生活が送れる環境が整っています。
代表的な年間行事
時期 | 主な行事 |
---|---|
4月 | 入学式・新入生オリエンテーション |
6月 | スポーツ大会(体育祭) |
7月 | 林間学校(1年生) |
9月 | 文化祭(桜苑祭) |
12月 | 英語スピーチコンテスト・冬期講習 |
3月 | 修了式・学年末発表会 |
日常生活の特徴
- 毎朝のショートホームルームで生活リズムを整える
- 昼食は持参または学食の利用が可能で、カフェテリアスタイルの食堂も人気
- 担任と副担任の2名体制で、きめ細かな生活指導と学習フォローを実施
行事の多くが生徒主体で企画・運営されるため、主体性やリーダーシップも自然と育まれます。仲間と共に過ごす学校生活の中で、一生の友人やかけがえのない経験を得られるのが日本大学中学校の魅力です。
クラブ活動|約40の部活動で文武両道の充実した中学生活を実現
日本大学中学校では、文系・理系・スポーツ系・文化系を問わず、約40のクラブ活動が展開されています。中学生と高校生が同じグラウンドや施設を使用することもあり、異学年との交流を通じて豊かな人間関係が育まれます。
主なクラブ一覧
運動部(抜粋)
- サッカー部
- 野球部
- バスケットボール部
- バレーボール部
- 硬式テニス部・軟式テニス部
- 卓球部
- 陸上競技部
- 剣道部・柔道部
文化部(抜粋)
- 吹奏楽部
- 演劇部
- 理科部・生物部
- パソコン部
- 写真部
- 漫画研究部
- ボランティア部
- 英語研究部(ESS)
活動の特徴
- 週3〜4日の活動が中心で、学業との両立がしやすい
- 中高合同で活動するクラブも多く、高いレベルの技術や礼儀を学べる
- 大会・コンクールへの参加実績もあり、目標を持って取り組める
クラブ活動は友人関係の深化や自律心の育成、目標への挑戦など、学業では得られない成長の機会となっています。部活動を通じて、文武両道のバランス感覚を自然と身につけることができます。
進学実績と卒業後の進路|日本大学への内部進学+他大実績も堅調
日本大学中学校は日本大学の附属校であり、日本大学への内部進学制度が整っている点が大きな強みです。高校卒業後には約8割の生徒が日本大学へ進学しており、学部選択の幅も非常に広いのが特徴です。
内部推薦制度の仕組み
- 高校3年間の成績や出席状況に基づき、日本大学の各学部に推薦が可能
- 医・歯・薬・理工・法・経済・芸術など全16学部へ進学のチャンスがある
- 人気学部については校内選抜があるが、希望に応じた柔軟な進路選択が可能
外部大学への進学実績
内部進学を選ばず、他大学受験に挑戦する生徒も年々増加しています。特に、早慶・GMARCH(学習院・明治・青山・立教・中央・法政)や理系私大への合格者が一定数おり、個別指導や進学講習も用意されています。
主な進学先(過去実績)
進学先 | 進学者数の傾向 |
---|---|
日本大学(内部推薦) | 多数(全体の約8割) |
早稲田大学・慶應義塾大学・明治大学・青山学院大学・中央大学 | 毎年10~20名程度 |
東京理科大学・芝浦工業大学 | 理系進学者に人気 |
看護・医療系専門学校 | 一部の女子生徒を中心に一定数 |
日本大学への進学という安心感を軸にしつつも、他大学を目指す生徒にも対応した指導体制が整っているため、生徒一人ひとりの進路希望に合わせた多様な選択肢が広がっています。
入試情報と合格の目安|グローバル・アカデミックの2コース制入試に注目
日本大学中学校では、「アカデミックフロンティア(AF)コース」と「グローバルリーダーズ(GL)コース」の2コースを対象に、複数日程の入試を実施しています。どの日程も男女共通での募集となっており、受験生のタイプに応じた柔軟な選択が可能です。
2025年度 入試日程と概要
入試区分 | 試験日 | 募集人員 | 試験科目・時間 |
---|---|---|---|
A-1日程(午前) | 2025年2月1日(土) | ※全体で90名(適性検査型含む)+50名+40名+20名(男女) ※AF・GLコース合計 | 開門7:40/集合8:15 国語(100点/50分)8:30~9:20 算数(100点/50分)9:40~10:30 理科(75点/40分)10:50~11:30 社会(75点/40分)11:50~12:30 |
A-2日程(午後) | 2025年2月1日(土) | 開門13:45/集合15:10 算数(100点/50分)15:30~16:20 国語または英語(100点/50分)16:40~17:30 ※英語選択者はリスニング含む ※英検2級以上で免除申請可能 (要:合格証明書原本または学校証明付き写し) | |
B日程(午後) | 2025年2月2日(日) | 開門13:45/集合15:10 国語(100点/50分)15:30~16:20 算数(100点/50分)16:40~17:30 | |
C日程(午前) | 2025年2月5日(水) | 開門7:40/集合8:15 国語(100点/50分)8:30~9:20 算数(100点/50分)9:40~10:30 理科(75点/40分)10:50~11:30 社会(75点/40分)11:50~12:30 |
合格の目安
- 合格最低点は年度により変動するが、得点率60~70%前後がひとつの目安
- A-1・C日程は科目数が多く、バランス型の受験生に向いている
- A-2・B日程は2科目での受験が可能で、算数・国語の得意型にも対応
入試方式の多様性と、英語選択や英検優遇制度など、個性や実力を活かせる配慮がなされている点も、日大中の魅力です。
併願校パターン|日程別に見るチャレンジ校・標準校・安全校の組み合わせ
日本大学中学校は複数日程を設けており、他校との併願がしやすい構成になっています。受験生のレベルや志望順位に応じて、チャレンジ校・標準校・安全校をうまく組み合わせることで、戦略的な受験プランを立てることが可能です。
入試日程と併願例
日程 | チャレンジ校 | 標準校(日本大学中) | 安全校 |
---|---|---|---|
2月1日(午前) | 慶應義塾普通部 | A-1日程 | — |
2月1日(午後) | 都市大等々力、三田国際 | A-2日程 | 多摩大学目黒 |
2月2日(午前) | 法政大学第二中学校 | — | — |
2月2日(午後) | — | B日程 | 目黒日本大学中学校 |
2月3日(午前) | 成城学園中学校 | 日大三中 | — |
2月4日 | — | — | 文教大学附属中学校 |
2月5日(午前) | — | C日程 | — |
併願戦略のポイント
- 日大中は2月1日午前・午後両方に受験機会があり、他校との併願調整がしやすい
- 2月5日まで受験可能なため、複数回の挑戦が可能
- チャレンジ校としては慶應・法政・三田国際などが例に挙がる
- 安全校には多摩大目黒・文教大附属など、午後受験や後半日程をうまく活用
このように、日本大学中学校は入試日程の柔軟さから、併願校戦略の幅が広い点も魅力です。レベルや志望順位に応じて、無理なく受験計画を立てることが可能です。
在校生・保護者の声|「先生が親身」「安心して通わせられる」との声多数
日本大学中学校に通う在校生や保護者からは、温かく面倒見の良い校風や、安定した進学体制に対して高い評価が寄せられています。実際の声からは、日大中の教育姿勢や雰囲気がよく伝わってきます。
在校生の声
- 「先生が一人ひとりをしっかり見てくれていて、相談しやすい雰囲気があります」
- 「探究学習やプレゼンの授業が面白くて、自分の意見を発表するのが得意になった」
- 「ICTの授業が充実していて、タブレットを使った学習が自然に身についた」
保護者の声
- 「大学附属という安心感があり、受験に過度に縛られずにのびのびと学べています」
- 「担任の先生が親身で、生活面でも細かくサポートしてくれるので安心です」
- 「学校行事や説明会などで情報提供がしっかりしており、保護者との連携も取れています」
このように、学力面だけでなく人間関係や生活面への配慮も含めて、“通わせてよかった”という声が多く聞かれます。特に、大学附属校でありながら生徒の個性を大切にする教育方針が、幅広い家庭層から支持されています。
この学校に向いている子の特徴|自由・探究・安定を求めるタイプに最適
日本大学中学校は、「自由創造」を理念に掲げながらも、学習と生活のバランスがとれた中高一貫校です。自らの興味を追求できる環境と、大学附属ならではの安心感の両立が特徴で、次のようなタイプの生徒に特に向いています。
この学校に向いている生徒像
- 探究心があり、自分の興味を深めたい子
— アクティブラーニングや探究学習が豊富で、自主性が育つ - ICTや英語教育に関心がある子
— タブレットを活用した学習や、GLコースでの英語重視教育が魅力 - 大学附属で安心できる進路を望む子
— 将来を見据えた内部進学制度で、落ち着いて学校生活を送りたい子 - のびのびとした校風を好む子
— 管理型ではなく、生徒の主体性を尊重する校風が合う
また、学力上位層にも、将来的に他大学を目指す柔軟性があるため、「附属の安心+自由な進路設計」の両方を重視したいご家庭には非常に魅力的な選択肢となります。
まとめ|大学附属×共学×探究教育を兼ね備えた安定志向の有力校
日本大学中学校は、大学附属の安心感と、現代的な教育改革への柔軟な対応を併せ持つ、注目度の高い共学校です。中高6年間を通じて、自ら考え、学び、表現する力を育てる探究型教育と、ICT・グローバル教育への積極的な取り組みによって、生徒一人ひとりが自分の未来を切り開く力を養っています。
また、内部進学制度による安定した進路保障に加え、他大学受験にも対応した指導体制が整っており、進路の選択肢が広い点も大きな魅力です。行事やクラブ活動も活発で、仲間との深いつながりや、人間的成長も大切にされています。
共学の環境で、自由と安定の両立を目指したいというご家庭にとって、日本大学中学校は非常に有力な選択肢となることでしょう。