神奈川大学附属中学校の入試問題に挑戦!〜2019年度大問3-平面図形と移動〜

中学受験算数

問題

図のように、図形アは点Oを中心とする半径8cmの円の一部です。円イが図形アの周りを滑ることなく転がります。図のPから矢印の向きにQまで円イが転がると、Pで図形アと接していた円イ上の点が、Qで再び図形アに重なります。また、円周率は3.14とします。

  • (1) 円イの半径は何cmですか。
  • (2) 円イが図形アの周りを1周したとき、円イが通った部分の面積は何㎠ですか。

解説

  • (1) 円イの円周の長さが、図形アの弧の長さと等しいので、
    \(\fbox{円イの半径}\times2\times3.14=8\times2\times3.14\times\dfrac{1}{4}\)
    \(\fbox{円イの半径}=2\)
    より、円イの半径は2cmとわかります。
    \(\\\)
  • (2)

    円イが図形アを1周する様子を図に表すと上図のようになります。このとき、円イの通過した部分の面積は、
    \(①+②\times3+③\times2\)
    と表すことができます。
    ここで、①〜③の面積を計算すると、
    \(①=12\times12\times3.14\times\dfrac{1}{4}-8\times8\times3.14\times\dfrac{1}{4}\)
    \(②=4\times4\times3.14\times\dfrac{1}{4}\)
    \(③=4\times8\)
    より、求める面積は、
    \(12\times3.14+20\times3.14+64\)
    \(=164.48\)
    となり、164.48㎠とわかります。

参考

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