神奈川大学附属中学校の入試問題に挑戦!〜2019年度大問2-(5)-通過算〜

中学受験算数

問題

電柱の前を16秒で通り過ぎた列車が、長さ1742mのトンネルに入ります。先頭がトンネルに入ってから、列車の長さの半分がトンネルの外に出るまでに1分15秒かかりました。

  • ① この列車の速さは秒速何mですか。
  • ② この列車の長さは何mですか。

解説


  • 列車が電柱の前を16秒で通過したことから、列車の半分の長さを通過するのに、
    \(16\div2=8\)
    より、8秒かかることがわかります。
    また、同じ列車がトンネルと列車の長さの半分を通過するのに1分15秒(=75秒)かかっているので、トンネルを通過するのにかかった時間は、
    \(75-8=67\)
    より、67秒とわかります。
    設問にトンネルの長さが1742mとあるので、
    \(1742\div=67=26\)
    より、列車の速さは秒速26mとわかります。
    \(\\\)

  • 秒速26mで走る列車が電柱の前を16秒で通過したので、
    \(26\times16=416\)
    より、列車の長さは416mとわかります。

補遺

これまた算数(数学?)あるあるなのですが、基本的に点や線の太さは0として考える必要があります。

今回の問題でも、特に断りなく電柱に長さがないものとして計算していますが、殆どの場合はこのように扱ってしまって差し支えありません。

殆どの場合は、と敢えて書いたのは、上位校の算数や理科の入試問題でごく稀に電柱の太さを考慮した通過算や棒の重さを考慮した力学の問題が出題されることがあるからです。

参考

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