神奈川大学附属中学校の入試問題に挑戦!〜2019年度大問1-(4)-逆算〜

中学受験算数

問題

\(\dfrac{7}{8}-\dfrac{5}{6}\times(\mbox{◻︎}-\dfrac{3}{4})=\dfrac{1}{2}\)

解説

分数の逆算に注意しながら計算をすると、

\(\dfrac{5}{6}\times(\mbox{◻︎}-\dfrac{3}{4})=\dfrac{7}{8}-\dfrac{1}{2}\)
\(=\dfrac{3}{8}\)

\(\mbox{◻︎}-\dfrac{3}{4}=\dfrac{3}{8}\div\dfrac{5}{6}\)
\(=\dfrac{9}{20}\)

\(\mbox{◻︎}=\dfrac{9}{20}+\dfrac{3}{4}\)
\(=\dfrac{6}{5}(=1\dfrac{1}{5})\)

より、◻︎=\(1\dfrac{1}{5}\)とわかります。

補遺

中学受験の算数においては、分数で答える場合、仮分数より帯分数を好む傾向があります。
殆どの場合は、問題用紙の最初にどのように回答すべきか書かれているので、そちらの指示を正確に読むようにしましょう。(円周率なども同様のパターンで、うっかり読み飛ばして3.14で計算して3だったみたいなミスは厳禁です)

また、別の論点として、小数で答えるのはありか?ということもあるのですが、恐らく減点はされないが様式美として見栄えが悪いといったところではないでしょうか。(問題が全て分数で表記されている以上、気を衒って1.2と答えるのは避けた方が良いでしょう)

参考

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