- 東海大学付属高輪台高等学校中等部とは|SSH指定校として理系教育に力を入れる共学校
- 教育方針とカリキュラムの特色|知的好奇心を刺激する探究・協働型の学び
- クラブ活動と学校行事|文化祭から国際交流まで多彩な体験が充実
- 設備と学習環境|大学附属ならではの充実した施設とICT対応の先進環境
- 進学実績と系列大学の連携|東海大学への推薦制度と他大学進学も視野に入れた多様な選択肢
- 制服・校則と学校生活の雰囲気|品のある制服と規律・自由のバランスが取れた校風
- アクセスと立地環境|都心・高輪の落ち着いた住宅街に広がる都市型キャンパス
- グローバル教育・ICT教育の取り組み|英語4技能とデジタル活用で未来を切り拓く力を育成
- 学費・寄付金・奨学金制度|初年度約112万円、奨学金・返金制度も整備
- 入試情報と合格の目安|複数回受験・偏差値帯を見据えた柔軟な併願戦略が可能
- 東海大学付属高輪台中を志望するご家庭へ|「10年一貫教育」で可能性を広げたいご家庭におすすめ
- まとめ|東海大学付属高輪台中の魅力を総整理
東海大学付属高輪台高等学校中等部とは|SSH指定校として理系教育に力を入れる共学校
東海大学付属高輪台高等学校中等部は、東京都港区高輪に位置する私立の共学校で、中高一貫+大学連携を含む「3・3・4」の一貫教育を実践する数少ない進学校です。最寄り駅は都営浅草線「高輪台駅」およびJR山手線「高輪ゲートウェイ駅」など、都心部にありながら落ち着いた教育環境が整っています。
大学系列校のメリットを活かしながらも、学力の向上と探究心の育成に重点を置いた教育が行われており、中学から高校、大学までの10年一貫教育を通じて、知識だけでなく人間力・創造性を育むカリキュラムが設計されています。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)指定校として、理系教育や課題研究に強みがある点も大きな特徴です。文理分けは高校2年から行われ、生徒一人ひとりの志望進路に合わせた学びが可能となっています。
教育方針とカリキュラムの特色|知的好奇心を刺激する探究・協働型の学び
東海大学付属高輪台高等学校中等部では、「3・3・4」の10年間一貫教育をベースに、生徒の主体性と創造力を育てる独自カリキュラムを展開しています。主要5教科に加え、探究活動や英語での協働学習、実験・観察型の授業が重視されているのが特徴です。
英語ではネイティブ教員と日本人教員のチームティーチングを採用し、スピーキングやプレゼンテーションを重視した英会話授業を展開。英語を「使う」場面を豊富に取り入れています。理科・社会では、実験や実地調査を通じて「体験から理解する」学習が行われ、課題解決型の学びに結びついています。
また、中高一貫ならではの先取り学習や高大連携講座も充実しており、中学のうちから大学の研究室や教授陣との交流が可能。SSH指定校として「高輪現代文明論」など探究科目も設置されており、思考力・発信力の強化を図っています。
クラブ活動と学校行事|文化祭から国際交流まで多彩な体験が充実
東海大学付属高輪台高等学校中等部では、全校生徒の90%以上がクラブに所属し、活発な課外活動が展開されています。中高合同のクラブも多く、高校生が中学生を丁寧に指導する光景も日常的。運動系・文化系ともに幅広く、英語・科学・音楽など個性を伸ばせる環境が整っています。
学校行事も豊富で、「建学祭」やスポーツ大会、校外学習、写真大会、合唱祭など年間を通じてさまざまなイベントが実施されます。特に文化祭にあたる「建学祭」ではクラスごとの展示や研究発表が行われ、探究の成果を披露する場としても機能しています。
また、修学旅行やTokyo Sightseeing Tour(都内見学)、健康行、課題研究発表会なども実施されており、学習と生活体験をバランスよく組み合わせた学校生活が送れるのが魅力です。
設備と学習環境|大学附属ならではの充実した施設とICT対応の先進環境
東海大学付属高輪台高等学校中等部のキャンパスは、2023年に新校舎が竣工し、学びの質を支える最新設備が整っています。校舎は明るく開放的で、エントランスホールやラーニングコモンズ、広々とした図書室など、生徒の学びを支える空間が随所に配置されています。
理科室・音楽室・美術室・調理室・被服室などの専門教室も完備されており、体験的な学習が可能。実験・創作・調理などを通じて、五感を活かした教育が展開されています。また、最新のAV機器や電子黒板を備えた教室環境により、ICTを活用した双方向型授業も日常的に行われています。
さらに、高校・大学と連携した施設利用も可能で、大学の講義室や研究設備を活用したプログラムも実施。中等部から大学研究への橋渡しとなるような高大接続のモデル校として、設備面でも恵まれた環境にあります。
進学実績と系列大学の連携|東海大学への推薦制度と他大学進学も視野に入れた多様な選択肢
東海大学付属高輪台高等学校中等部の卒業生は、系列である東海大学への内部推薦進学が可能で、学力と希望に応じた進路選択ができるのが大きな特徴です。東海大学は全国に複数のキャンパスを持ち、医学部・工学部・情報理工学部・国際学部など、多彩な学部構成を誇ります。
推薦制度は一定の成績を満たすことで利用でき、学部・学科選択の幅が広いのも魅力です。一方で、一般受験を選択する生徒も少なくなく、早稲田・慶應・上智・理科大などの難関私立大学や国公立大学への進学実績も着実に伸びています。
また、高校段階では東海大学との高大連携講座や研究指導も用意されており、大学との接続を意識したカリキュラムによって、生徒は早期から進路意識を高めることができます。将来を見据えた多様な進学ルートが確保されている点は、保護者からの評価も高いポイントです。
制服・校則と学校生活の雰囲気|品のある制服と規律・自由のバランスが取れた校風
東海大学付属高輪台高等学校中等部の制服は、男子はブレザー+ネクタイ、女子はリボン+スカートのスタイルで、落ち着いたネイビーを基調としたデザインです。清潔感と知性を感じさせるシンプルで上品なデザインが、生徒・保護者ともに高く評価されています。
校則は適度な規律を保ちながらも、生徒の自主性や判断力を尊重する内容になっており、髪型や持ち物なども過度に制限することなく、マナーと常識の範囲内で自由が認められています。
日々の学校生活では、礼儀や挨拶を重視する一方で、教員との距離が近く、質問や相談がしやすい温かな雰囲気が根付いています。中高合同行事や部活動を通じて学年間のつながりも強く、安心して過ごせる環境が整っています。
アクセスと立地環境|都心・高輪の落ち着いた住宅街に広がる都市型キャンパス
東海大学付属高輪台高等学校中等部は、東京都港区高輪に位置し、都心でありながら閑静な住宅街に囲まれた恵まれた環境にあります。都営浅草線「高輪台駅」から徒歩約5分、またはJR山手線「高輪ゲートウェイ駅」からも徒歩圏内というアクセスの良さが魅力です。
品川・大井町・五反田・目黒といった主要エリアからも通学しやすく、神奈川・千葉・埼玉からの広域通学者も多数在籍しています。駅近でありながら、騒がしさを感じさせない落ち着いた雰囲気のキャンパスは、安心して通える環境として保護者にも高く評価されています。
また、最寄駅から学校までの道のりは安全性も高く、雨の日でも通いやすい導線が確保されています。都市型の私立校を探している家庭にとって、非常に好条件の立地です。
グローバル教育・ICT教育の取り組み|英語4技能とデジタル活用で未来を切り拓く力を育成
東海大学付属高輪台高等学校中等部では、グローバル教育とICT教育を融合させた現代的な学びが展開されています。英語教育では、ネイティブスピーカー教員と日本人教員によるチームティーチングが行われ、リスニング・スピーキング・リーディング・ライティングの4技能をバランスよく育成します。
また、英語プレゼンテーションや英語ディベート、スピーチコンテストなど、実践の場も豊富に用意されており、「使える英語力」の習得が目指されます。中等部段階からの学習で基礎を固め、高校・大学段階での国際交流や留学にもスムーズに接続できる仕組みです。
一方、ICT教育では1人1台のデジタル端末を活用し、Google WorkspaceやMicrosoft 365などを用いた共同編集や資料作成が日常的に行われています。プレゼン・動画制作・探究発表など、発信型学習を支えるツールとしてICTが効果的に活用されており、将来の学びや仕事にも直結するスキルを身につけることができます。
学費・寄付金・奨学金制度|初年度約112万円、奨学金・返金制度も整備
東海大学付属高輪台高等学校中等部の2023年度における学費は、初年度合計で約1,112,255円となっています。内訳は入学金280,000円、授業料384,000円、その他費用448,255円です。授業料は年3回の分納制に対応しており、高校進学時には別途入学金(140,000円)が必要になります。
寄付金は任意で、教育環境整備資金の目安は1口50,000円・2口以上とされています。また、複数回受験した際の受験料割引や、入学辞退時の返金制度も整っており、手続きの柔軟さが家庭にとっても安心材料となっています。
奨学金制度としては、学業成績・経済状況に応じた支援が検討され、入学後も定期的に見直しが行われています。教育にかかる費用の透明性と、保護者負担を考慮した制度設計がなされているのも、私立校としての信頼性を高めるポイントです。
入試情報と合格の目安|複数回受験・偏差値帯を見据えた柔軟な併願戦略が可能
東海大学付属高輪台高等学校中等部の入試は、2月1日・3日・5日の3回実施されます。出願期間は1月10日〜各試験日前日までで、すべてインターネット出願に対応しています。試験科目は国語・算数(各50分・各100点)、社会・理科(各30分・各50点)の4科受験で、面接も実施されます。
合格最低点は、第1回204点・第2回212点・第3回222点と回数を重ねるごとに上昇傾向があります。複数回の受験が可能であり、出願時に必要な書類は通知表コピーのみと手続きも比較的シンプルです。
偏差値の目安は四谷大塚で男子32〜39、女子33〜43程度で、チャレンジ層から中堅層まで幅広く対応できる入試設計となっています。特に2回目・3回目は他校との併願を前提に受験する生徒が多く、柔軟な受験戦略を組みやすいのが特徴です。
併願校の例としては、上位層で駒込・芝国際・八雲学園など、中堅層で日本工大駒場・文教大付・サレジアン世田谷・桜丘などが挙げられます。2月後半には実践女子や駿台学園などとの併願も見られ、受験パターンの自由度が高いことから、人気の併願校として位置付けられています。
東海大学付属高輪台中を志望するご家庭へ|「10年一貫教育」で可能性を広げたいご家庭におすすめ
東海大学付属高輪台高等学校中等部は、中学・高校・大学の10年一貫教育をベースに、学力だけでなく人間力・探究力・表現力をバランスよく育成する学校です。「3→3→4」のステージで、生徒一人ひとりの成長を長期的に見守る教育体制が整っています。
特に、生徒の個性を活かした進路選択ができること、英語教育やICT活用、グローバル教育にも力を入れている点から、将来を見据えて幅広い学びを求めるご家庭にぴったりです。系列大学である東海大学への推薦制度がある一方で、他大学への進学も十分可能な体制が築かれている点も安心材料といえるでしょう。
校風は落ち着いており、設備も近代的かつ充実。都心にありながら自然と調和した安全な通学環境や、生徒の生活を支えるサポート体制の手厚さも大きな魅力です。大学附属校の安心感と、進学校としての機能を併せ持つ東海大学付属高輪台中等部は、幅広い可能性を見据えて中学受験を検討するご家庭に強くおすすめできる学校です。
まとめ|東海大学付属高輪台中の魅力を総整理
東海大学付属高輪台高等学校中等部は、「3→3→4」の一貫教育を通じて、生徒一人ひとりの学力・人間力・表現力をバランスよく育むことを目指す学校です。都心・高輪という好立地にありながら、落ち着いた環境と高い教育水準を兼ね備えており、安心して通える環境が整っています。
英語・理数系を重視したカリキュラムやICT・探究活動の充実、系列大学との連携による柔軟な進路設計など、「今を充実させ、将来につなげる」学びが魅力です。制服や校則にも過度な縛りはなく、自主性を育てる自由な校風も評価されています。
私立ならではの面倒見のよさと、大学附属校としての安定した進学基盤を併せ持つ東海大学付属高輪台中等部は、多様な価値観や進路に対応できる中学校として、今後も注目を集めることでしょう。