国際連盟
国際連盟の成立
- 1920年 発足42カ国
- 1926年 ドイツ加盟
- 1933年 日本、ドイツ脱退
- 1934年 ソ連加盟
仕組みと運営
- 常任理事国→日本、イギリス、イタリア
*アメリカはヨーロッパに対して不干渉の立場をとっていたため、議会の反対に遭い、加盟せず
国際連合の成立
発足
- 1945年
- 4月 国際連合憲章
- 10月 51カ国で発足
- 本部→アメリカ@ニューヨーク
- UNQTAD/WTO/Who→スイス@ジュネーヴ
- UNICEF→アメリカ@ニューヨーク
- UNESCO→フランス@パリ
- UNEP→ケニア@ナイロビ
- UNU→日本@東京
- 国際法の父→グロチウス
仕組み
総会(2004年時点で加盟国は191カ国)
- 1国1票
- 9月に通常国会
- 議決
- 重要問題; 2/3以上
- その他; 過半数
- 国際平和と安全について勧告
- 予算の審議
安全保障理事会
- 常任理事国→5カ国(英/米/中/仏/露)
- 非常任理事国→10カ国(任期2年)
- 重要議案
- 常任理事国+4カ国の計9カ国以上の賛成が必要
- 常任理事国に拒否権あり(大国一致の原則)
- 平和維持軍の派遣の決定
経済社会理事会
- 専門機関の活動により国際協力を勧める
信託統治理事会
- 発展途上国の自治、独立を勧める機関
- 1994年のパラオ独立により現在は活動を停止中
国際司法裁判所
- オランダのハーグ
- 15人の裁判官
事務局
- 事務総長
*国際連合のマーク、組織図
国際連合の活動
加盟国と分担金
- 2004年現在193カ国(2011年に南スーダンが加盟)
- 台湾、バチカンは未加盟
- 日本は1956年に加盟
- 分担金の割合
- 1位 アメリカ
- 2位 日本
- 3位 ドイツ
活動
紛争の調停と平和維持
- PKO→平和維持活動
- PKF→平和維持軍
軍縮
- 軍縮委員会
人権の保障
- 1948年 世界人権宣言
環境保護
- 1972年 スウェーデンのストックフォルムで国連人間開発会議が開催
→人間環境宣言が採択
→その後、国連環境計画(UNEP)がケニアのナイロビに発足 - 1992年 ブラジルのリオデジャネイロで国連環境開発会議が開催
→地球サミットへ
児童への援助
- UNICEFの主導→1989年子供の権利条約
その他の活動
- 経済援助、難民の保護など
第2次世界大戦後の世界の動き
自由主義国と社会主義国の対立
- 冷戦→戦火を伴わない戦争
- 日本→国連平和維持活動協力法(PKO協力法)に基づき各地に自衛隊を派遣
- モザンビーク
- ザイール
- ゴラン高原
- アフガニスタン
- 東ティモール
- イラク
冷戦から平和共存へ
冷戦の終結
冷戦終結後の社会問題
- 1962年 キューバ危機
- 1963年 部分的核実験停止条約→地下以外での核実験の禁止
- 1968年 核兵器拡散防止条約(NPT)→常任理事国以外の国核兵器の保有を禁止
- 1989年
- ベルリンの壁崩壊
- マルタ会談→ブッシュ大統領とゴルバチョフ書記長
- 1991年 ソビエト解体→ロシア連邦へ
- 1996年 包括的核実験禁止条約(CTBT)
- 1998年 インド、パキスタンの核実験
先進国と発展途上国
- 先進国→産業が発達している国
- 発展途上国→産業の発達が不十分で国民所得も低い国
- 1975年から毎年先進国首脳会議(サミット)を開催
- 振興工業経済地域(NIES)→韓国/香港/台湾/シンガポール/メキシコ/ブラジルなど
- 南北問題→先進国と発展途上国の格差
- 政府開発援助(ODA)→日本第3位(2021年)
- 国際協力機構(JICA)→発展途上国への技術援助など
- 青年海外協力隊→20~39歳の青年を派遣