目黒日本大学中学校の学校紹介〜日本大学附属の強みとグローバル教育を兼ね備えた注目校を徹底解説!〜

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学校の概要|日本大学の附属校として2019年に新たに誕生した進学校

目黒日本大学中学校は、2019年度に「日出中学校」から校名変更され、日本大学の付属校として新たに生まれ変わった共学校です。日本大学の高大連携のもとで、6年間を通じて一貫した教育を提供し、将来の大学進学や社会で活躍する力を育成します。

教育理念としては、学力の定着はもちろん、ICT活用や探究学習、プレゼンテーション力の養成など、これからの時代に必要な力をバランスよく伸ばすことに重点が置かれています。中高6年間を通じて「日本」や「サイエンス」などをテーマに、学年ごとにプレゼンやフィールドワークも取り入れた実践的な学びを展開しています。

また、日本大学の内部進学制度を活かしつつ、国公立大学や難関私立大学、医学部・薬学部への進学にも対応した教育体制が整っています。近年では、グローバル教育にも注力しており、中学3年次にはオーストラリア研修(1か月)を実施。さらに希望者対象のニュージーランド留学制度も整備されています。

アクセスと立地環境|駅近で通学便利な目黒の立地

目黒日本大学中学校は、東京都目黒区に位置し、JR山手線・東急目黒線・地下鉄南北線・都営三田線の「目黒駅」から徒歩約5分という、非常に交通アクセスの良い立地にあります。

通学の利便性が高く、東京都内はもちろん、神奈川県や千葉県、埼玉県からの通学者も多く見られます。駅からは大通りを経由するため、朝夕の通学も安心で安全です。都心にありながらも落ち着いた住宅地に囲まれた環境は、学習にも集中しやすいと評判です。

また、校舎は駅近ながら広々とした敷地に建ち、体育施設や自習スペースなども充実。都市型の利便性と教育環境のバランスが取れたロケーションです。

教育方針とカリキュラム|ICTと探究を軸にしたアクティブラーニング中心の授業

目黒日本大学中学校では、「生徒の主体性を引き出す」ことを教育の核に据え、ICT機器を活用したアクティブラーニング型授業を展開しています。全教室に電子黒板を完備し、生徒一人ひとりがタブレット端末を活用することで、調べ学習や意見交換、プレゼンテーションといった能動的な学びが日常化しています。

中学のカリキュラムでは、国数英といった主要教科の基礎学力の定着に加えて、教科横断型の「探究学習」も充実。学年ごとに設定されたテーマ(例:中1「日本」、中2「サイエンス」、中3「世界」)をもとに、リサーチ、ディスカッション、発表などのプロセスを繰り返し、思考力・表現力を育てます。

また、週に1回の「総合学習」ではキャリア教育や社会課題に対する考察なども行われ、知識の習得だけでなく、それを活かす力も養成されます。さらに、英語教育も4技能をバランスよく強化しており、ネイティブ教員による授業や海外研修と連携したプログラムも用意されています。

学習環境と施設設備|ICT完備の校舎と多目的に使える学習空間

目黒日本大学中学校の校舎は、都心の学校とは思えないほど充実した学習環境が整っています。全教室に電子黒板とWi-Fi環境が完備され、生徒一人ひとりがタブレット端末を利用可能。ICTを駆使した授業や課題提出、プレゼン準備など、日常的にデジタル環境を活用する学習が行われています。

施設面では、自習スペースとして活用できる「ラーニングセンター」や「メディアスペース」が設置されており、生徒が放課後や空き時間に自由に学習できる環境が整っています。また、理科実験室、音楽室、美術室などの特別教室も整備され、探究型授業や創作活動も活発です。

さらに、体育館やグラウンドも複数用意されており、運動部活動や行事の場として広く活用されています。都市型のコンパクトな校舎でありながら、生徒の多様な学びに対応できる柔軟な設備が魅力です。

学校生活と行事|充実した行事と異文化体験で成長を実感

目黒日本大学中学校では、学びのモチベーションを高める多彩な学校行事が年間を通して行われています。新入生を歓迎するオリエンテーションや宿泊研修から始まり、学年ごとの探究学習発表会、芸術鑑賞会、校外学習など、知的好奇心を刺激するイベントが豊富に用意されています。

中でも注目すべきは、海外研修プログラムです。中学3年次には約1か月にわたるオーストラリアでのターム留学が実施され、ホームステイをしながら現地校に通うことで実践的な英語力と国際理解を養います。また、高校生対象のニュージーランド長期留学制度(希望制)へのステップにもなっており、グローバル教育の一環として大きな柱となっています。

さらに、文化祭である「すずかけ祭」や体育祭では、生徒たちが自ら企画・運営に関わることで、主体性やチームワークを育みます。学習と行事のメリハリがあることで、学校生活そのものが充実した成長の舞台となっています。

クラブ活動|文武両道を実現する多彩なクラブ

目黒日本大学中学校では、生徒の自主性や協調性を育む場としてクラブ活動が非常に活発です。運動部・文化部ともに幅広い選択肢が用意されており、自分の興味や適性に応じて仲間とともに活動に取り組むことができます。

運動部では、野球部やサッカー部、バスケットボール部、バレーボール部、剣道部などの伝統的な競技に加え、ダンス部やテニス部なども人気を集めています。試合や大会にも積極的に参加し、技術向上とチームワークの強化が図られています。

文化部では、吹奏楽部、演劇部、美術部、科学部、茶道部、囲碁・将棋部など多様なジャンルが揃っており、自らの興味を深めたり、発表の場を通じて表現力を磨いたりする機会が豊富にあります。中高合同で活動する部も多く、縦のつながりも大切にされています。

クラブ活動は週数回のペースで無理なく続けられるよう配慮されており、学業との両立がしやすいのも大きな特徴です。文武両道を実現できる環境として、多くの生徒に支持されています。

進学実績と卒業後の進路|日本大学への内部進学と多様な進路の選択肢

目黒日本大学中学校・高等学校は、日本大学の準附属校としての強みを活かし、安定した内部進学の道が確保されています。高等学校卒業時には、日本大学各学部への推薦制度が用意されており、成績や希望に応じて医学部・歯学部・薬学部などの難関学部への進学も可能です。

一方で、進路は日本大学に限られず、難関国公立大学や私立大学、海外大学への進学を目指す生徒も年々増加傾向にあります。そうした生徒に対しては、高校段階から志望別のコース編成や個別指導、外部模試対策などが整備されており、きめ細かな進学支援が行われています。

中学入学時点では将来の進路が定まっていない生徒も多いため、キャリア教育や大学見学、学部体験講座などを通じて、自分の適性や興味に気づく機会が多く設けられています。これにより、「将来を見据えた進路選択」を早い段階から意識できるのが特徴です。

入試情報と合格の目安|多様な入試方式と合格に必要な偏差値

目黒日本大学中学校では、一般入試として複数日程・複数方式による柔軟な入試制度を採用しており、志願者の特性に応じた受験が可能です。2023年度入試では以下のような4回実施型のスケジュールとなっていました。

  • 第1回: 2/1 午前(4科型)
  • 第2回: 2/1 午後(算理合科)
  • 第3回: 2/2(2科または4科/適性検査型)
  • 第4回: 2/4 午後(4科型)

帰国生入試も第3・第4回日程と同日に実施され、出願はインターネット経由で1月上旬から1月末まで受け付けられています。調査書等の提出は不要で、英検3級以上の取得者には加点制度があります(2科または4科型)。

試験科目は、国語・算数が各50分(100点)、社会・理科は各30分(50点)、算理合科は70分(100点)、適性検査Ⅰ・Ⅱは各50点ずつ(計100点)となっています。

2023年度の合格最低点は以下の通りです:

  • 第1回:162点(4科型)
  • 第2回:62点(算理合科)
  • 第3回:2科型138点、4科型178点
  • 第4回:113点(4科型)

難関校としては中堅〜上位層の偏差値帯(四谷大塚偏差値で50〜60前後)を目安に準備を進めると良いでしょう。

併願校パターン|日大系・難関私立との組み合わせ実例

目黒日本大学中学校の受験者層は、併願校の選択においても日本大学系列校や中堅~上位私立校との組み合わせが多く見られます。受験日が複数あることにより、受験戦略の幅が広く、多くの受験生が「押さえ」として活用しつつ、「本命」「チャレンジ校」との組み合わせが可能です。

2024年度(2023年度実施)入試における偏差値の目安は以下の通りです:

  • 四谷大塚:男子41〜44、女子42〜45(合格可能圏)
  • 首都圏模試:男女とも51〜54

併願校のパターン例(試験日順)は次の通りです:

  • 上位校との併願(レベルA): 安田学園(先特)、かえつ有明(特待)、激戦校の渋谷教育学園渋谷、豊島岡女子、日大豊山など
  • 同レベル校との併願(レベルB): 日大二、日大一、武蔵野大中、八雲学園、文化学園大杉並、江戸川女子 など
  • 下位校との併願(レベルC): 多摩大目黒、東海大高輪台、明星学園、駒込、順天など

日程の重なりや合格発表タイミングを活かした戦略的な併願が組みやすく、受験プランを柔軟に設計できる点も目黒日本大学中学校の魅力の一つです。

在校生・保護者の声|リアルな声から見える学校の雰囲気

目黒日本大学中学校に通う在校生からは、「プレゼンテーションや探究学習を通して、自分の考えを人前で話す力がついた」「ICT機器を使った授業がわかりやすく、課題提出もスムーズ」といった前向きな声が多く聞かれます。授業や学校行事では「日本」などのテーマを設定し、調べ学習や発表、ディスカッションなどを通して、主体的な学びを楽しむ姿が見られます。

また、文化祭である「すずかけ祭」や体育祭、クラブ活動にも全員が積極的に参加しており、学校全体に「やってみよう」という雰囲気が浸透していることも特徴です。

保護者からは、「アクセスが良く、安心して通わせられる」「進路の選択肢が多く、先生方のサポートが丁寧」「日大の内部進学に加えて、他大学進学の道も開けている点が魅力」といった声が寄せられています。

この学校に向いている子の特徴|主体的に学び、多様な活動に挑戦できる子

目黒日本大学中学校は、「自分から学びに向かう姿勢」を重視する学校です。探究型授業やプレゼンテーション、ICTを活用した課題提出など、ただ知識を詰め込むだけでなく、それを表現・活用する力が求められる場面が多いため、自ら考え、発信することに意欲的な子どもに向いています。

また、クラブ活動や学校行事への参加が全員参加型であることから、仲間と協力しながらひとつの目標に取り組む姿勢を大切にできる子にもおすすめです。特に「すずかけ祭」や体育祭では、自主的な企画・準備が求められるため、主体性と責任感を育むことができます。

さらに、日本大学への内部進学制度を活かしつつ、より高い目標に挑戦したいと考えている生徒や、将来的に国際的な視野を持って活躍したいと考える生徒にとっても、充実した環境が整っています。

まとめ|日本大学附属校の強みと現代的な教育を融合した注目校

目黒日本大学中学校は、2019年に日本大学の附属校として再スタートを切り、大学進学に直結する教育と現代的な学びを融合させた独自の魅力を持つ共学校です。ICTを活用したアクティブラーニング、探究学習、グローバル教育など、次代を担う人材育成に必要な要素をバランスよく取り入れています。

日本大学の内部推薦制度を活かしながらも、国公立・難関私大・医学部などへの進学実績もあり、幅広い進路に対応できる点も安心材料です。都心・目黒という抜群の立地、駅近の通学環境、そして温かい校風も、生徒や保護者から高く評価されています。

「自ら学び、行動し、社会に貢献する力」を育てたいと願うご家庭にとって、目黒日本大学中学校はまさに現代型の理想的な中高一貫校といえるでしょう。

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