- 学校の概要|「人間形成」と「大学進学」を両輪とする男子進学校
- アクセスと立地環境|東武東上線・JR川越線から通学可能な静かな住宅街
- 教育方針とカリキュラム|中高6年間を最大限に活かす一貫教育と先取り学習
- 学習環境と施設設備|ICTやイングリッシュキャンプも取り入れた学びの場
- 学校生活と行事|合唱祭・体育祭・けやき祭・英語イベントが充実
- クラブ活動|約40のクラブが活動、文化部も運動部も盛ん
- 進学実績と卒業後の進路|国公立・早慶・GMARCHへの合格実績多数
- 入試情報と合格の目安|6回実施・4科・2科併用、算数が得点源のカギ
- 併願校パターン|1/10・13受験を軸に、埼玉中堅〜首都圏中堅校との併願が主流
- 在校生・保護者の声|丁寧な指導と面倒見のよさが高評価
- この学校に向いている子の特徴|努力を継続できる、規律ある男子生徒に最適
- まとめ|大学進学と人間形成を両立させたい家庭におすすめの一校
学校の概要|「人間形成」と「大学進学」を両輪とする男子進学校
城北埼玉中学校は、1980年に開校した男子校で、2002年度より中高一貫教育を開始しました。教育理念として「人間形成」と「大学進学」を両輪とすることを掲げ、礼節・感謝・反省を大切にした人格教育と、難関大学への現役合格を目指す体系的な学習指導を両立させています。
中高6年間を活かしたカリキュラムの中で、学習面・生活面ともに一人ひとりへの丁寧な指導が行われており、「面倒見のよさ」が生徒・保護者双方から高い評価を受けています。
進学面では、国公立大学や早慶上理、GMARCHといった難関私立大学への合格者も多数。文武両道を目指す男子生徒にとって、規律と学力をバランスよく育める学校として注目されています。
アクセスと立地環境|東武東上線・JR川越線から通学可能な静かな住宅街
城北埼玉中学校は、埼玉県川越市に位置する男子校で、落ち着いた住宅街に校舎を構えています。最寄駅は以下の通り複数あり、各方面からの通学が可能です。
最寄駅とスクールバス
- 東武東上線・川越線「川越市駅」よりスクールバスで約10分
- JR川越線「南古谷駅」よりスクールバスで約15分
- 西武新宿線「本川越駅」よりスクールバスで約10分
また、スクールバスは4方面から運行されており、東京・埼玉の広範囲からの通学が現実的です。交通の便がよく、都内在住の受験生からも一定の人気があります。
学校周辺は閑静な住宅街であり、学習に集中しやすい落ち着いた環境が整っています。
教育方針とカリキュラム|中高6年間を最大限に活かす一貫教育と先取り学習
城北埼玉中学校では、「人間力の育成」と「難関大学合格」を両立する教育方針を掲げています。生徒の可能性を最大限に引き出すために、以下のような一貫教育プログラムが用意されています。
6年間の系統的なカリキュラム
- 中学1〜2年:学習習慣の定着と基礎力の強化
- 中学3年〜高校1年:応用力を養うとともに、高校内容の先取り開始
- 高校2〜3年:大学受験に特化した演習中心の授業と進路別対策
主な教育的特徴
- 基礎学力の反復演習と小テストによる定着確認
- 英語の外部試験対策(英検など)を授業に組み込み
- 希望制講習・放課後補習による学力の底上げ
- 少人数指導やレベル別授業の導入(高校)
また、PDCAサイクル(計画→実行→振り返り→改善)を重視した生活・学習指導も行われており、生徒が自律的に学ぶ姿勢を育てています。単なる進学指導にとどまらず、一人ひとりの人間的成長に重きを置いている点が、同校の大きな特徴です。
学習環境と施設設備|ICTやイングリッシュキャンプも取り入れた学びの場
城北埼玉中学校は、教育効果を高めるための学習環境の整備にも力を入れています。ICTの活用や国際交流イベントの実施など、現代的な教育ニーズにも対応した環境が特徴です。
学習支援の取り組み
- ICT機器(タブレット・電子黒板)を活用した授業
- スタディサプリの導入による自学自習支援
- 学習ルームや自習室の整備(放課後も使用可能)
- 朝学習・放課後講習での反復学習体制
特色あるプログラム・イベント
- English Camp(中3):オールイングリッシュで行う英語漬けの宿泊研修
- イギリス短期語学研修(希望制・高校):現地校との交流やホームステイ体験
- 校外学習・社会科見学も年間を通して実施
これらの取り組みは、学習意欲の向上と主体的な学びの促進を目的としており、単に「教える」だけでなく「学ばせる・気づかせる」教育環境が整っています。
学校生活と行事|合唱祭・体育祭・けやき祭・英語イベントが充実
城北埼玉中学校では、学習面だけでなく学校行事や日常生活にも力を入れており、生徒一人ひとりが充実した中高6年間を過ごせるよう工夫されています。仲間との絆を深め、協調性やリーダーシップを育む機会が豊富です。
主な年間行事
- 合唱祭(5月):中学生全員参加、クラスの団結力を高める行事
- 体育祭(6月):中高合同で行われ、競技だけでなく応援合戦も見どころ
- 文化祭「けやき祭」(9月):各クラスやクラブによる展示・発表、来場者も多数
- 英語スピーチコンテスト:中学生対象の校内英語イベント
- 修学旅行(高校2年):長崎や関西などを訪れる歴史・文化探究型
日常生活の特色
- 週6日制(月~土)で時間を有効活用した授業運営
- 服装や身だしなみ指導など、規律ある生活の徹底
- 生活記録ノート・個人面談を通じた自己管理能力の育成
このように、学びと生活の両面で成長できる環境が整っており、生徒の学校満足度も高い水準を維持しています。
クラブ活動|約40のクラブが活動、文化部も運動部も盛ん
城北埼玉中学校では、運動部・文化部合わせて約40のクラブが活動しており、部活動を通して豊かな人間性や協調性を育むことを重視しています。中学・高校の垣根を越えた合同活動も多く、上下関係を学ぶ機会にもなっています。
主な運動部
- 野球部
- サッカー部
- バスケットボール部
- 剣道部
- 柔道部
- 卓球部
- 陸上部
主な文化部
- 鉄道研究部
- 囲碁・将棋部
- 理科研究部
- 音楽部
- 英語部
- 美術部
- 吹奏楽部
どの部活動も活発に活動しており、「けやき祭」や各種大会・発表会などの場で成果を発揮しています。特に鉄道研究部など一部の文化部は、高校生とも連携した本格的な研究・制作活動を行っている点が特徴です。
文武両道を掲げる同校らしく、学習と部活動を両立しやすい時間割と校風が整っています。
進学実績と卒業後の進路|国公立・早慶・GMARCHへの合格実績多数
城北埼玉中学校・高等学校は、難関大学への現役合格に強い男子進学校として知られています。進路指導においては「現役合格率の向上」と「多様な進路選択の実現」を掲げ、日々の授業だけでなく、進学講習・模試対策・面談などを通じて総合的に支援しています。
主な合格実績(直近年度・高校卒業生)
- 国公立大学:北海道大学、東北大学、筑波大学、埼玉大学、千葉大学 など
- 早慶上理:早稲田大学、慶應義塾大学、上智大学、東京理科大学
- GMARCH:学習院大学、明治大学、青山学院大学、立教大学、中央大学、法政大学
進学指導の取り組み
- 進路希望調査・個別面談の継続的実施
- 高1からの進路ガイダンス・分野別講演会
- 夏期・冬期の進学講習による入試対策
- 大学別模試の受験と結果のフィードバック
こうした取り組みを通じて、例年多くの生徒が第一志望の大学へ進学しています。特に、地元国公立大志望層から首都圏私大志望層まで幅広く対応できる体制が整っている点が強みです。
入試情報と合格の目安|6回実施・4科・2科併用、算数が得点源のカギ
城北埼玉中学校の2026年度入試は、1月10日から2月4日までの間に全6回実施され、回によって4科型(国・算・理・社)と2科型(国・算)が用意されています。中学受験において頻出科目の算数で得点の差がつきやすく、合格のカギを握る科目です。
入試日程・募集人数・試験科目
入試名 | 日程 | 募集人数 | 試験科目 | 配点・時間 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 1月10日 午前 | 80名 | 国・算・理・社 | 各50分/30分・計300点 |
特待入試 | 1月10日 午後 | 20名 | 算・理 | 50分/40分・計170点 |
第2回 | 1月11日 午前 | 25名 | 国・算・理・社 | 各50分/30分・計200点/300点 |
第3回 | 1月12日 午前 | 25名 | 国・算・理・社 | 各50分/30分・計200点/300点 |
第4回 | 1月18日 午前 | 若干名 | 国・算 | 各50分・計200点 |
第5回 | 2月4日 午後 | 若干名 | 算 | 各50分・計100点 |
合格発表・特待制度
- 全日程ともインターネットで合格発表(例:第1回は1月10日23:00)
- 特待入試では成績上位者に授業料30万円の全額免除制度あり
合格の目安(2024年データより)
- 第1回:偏差値 40〜45(合格可能性50〜80%)
- 特待:偏差値 50〜55(合格可能性50〜80%)
回によって出題傾向や競争率に違いがあり、複数回の受験を組み合わせることで合格チャンスが拡大します。また、1回目と3回目に照準を合わせる受験生が多いことも特徴です。
併願校パターン|1/10・13受験を軸に、埼玉中堅〜首都圏中堅校との併願が主流
城北埼玉中学校は、1月10日から受験できる埼玉校として、複数回受験が可能な点が大きな特徴です。そのため、多くの受験生が1回目・3回目の出願を軸に、他校との併願戦略を立てています。
代表的な併願パターン(2026年度予想)
区分 | 学校名 | 入試日程 | コメント |
---|---|---|---|
チャレンジ校 | 栄東(東大クラス)/開智先端A/渋幕(特待) | 1/10・1/12・1/22など | 偏差値上位層向け、特待合格を狙う層が併願 |
標準校 | 開智/大宮開成/獨協埼玉/芝浦工大柏 | 1/10〜1/20 | 城北埼玉と併願しやすい埼玉・千葉中堅進学校 |
安全校 | 浦和実業/城西川越/西武台新座 など | 1/11〜1/20 | 確実に合格を得るための併願先 |
2月以降の首都圏併願例
- 2/1 本郷・芝・世田谷学園・城北中 などの男子進学校
- 2/2 攻玉社・東京都市大付・桐朋 など
- 2/4 城北埼玉(リベンジ第5回)
このように、城北埼玉は埼玉受験の軸として位置づけられることが多く、同レベル〜やや上位の都内・千葉校との併願が王道パターンとなっています。
在校生・保護者の声|丁寧な指導と面倒見のよさが高評価
城北埼玉中学校に通う生徒や保護者からは、「先生方の面倒見が非常によい」という声が多数寄せられています。学習面だけでなく、生活面や進路に関する相談にも丁寧に対応してくれる点が、保護者にとって大きな安心材料となっています。
在校生の声
- 「小テストや宿題が多いけれど、わからないことは先生がすぐフォローしてくれるので安心です」
- 「英語の授業で英検対策もできるのが助かります。英語スピーチコンテストやキャンプも楽しいです」
- 「先輩との関係もよくて、部活動や行事を通じて絆が深まる学校です」
保護者の声
- 「入学当初は不安もありましたが、生活記録ノートや保護者面談を通じて密な連絡が取れます」
- 「部活動と勉強を両立しながら、6年間で少しずつ自信をつけていく息子の成長が嬉しい」
- 「進路指導が手厚く、大学受験を意識した学びが中学段階から始まっている点に魅力を感じました」
このように、生徒の主体性を育てつつ、保護者との連携も重視した教育体制が、城北埼玉中学校の大きな魅力の一つとなっています。
この学校に向いている子の特徴|努力を継続できる、規律ある男子生徒に最適
城北埼玉中学校は、学力向上と人間形成の両立を目指す中高一貫校です。そのため、以下のようなタイプの男子生徒に特に向いています。
向いている子の特徴
- 計画的に努力を続けられる子:日々の小テストや復習を通じてコツコツと力を積み上げる指導方針
- 規律を守り、集団生活に適応できる子:礼節や生活習慣の指導が丁寧で、落ち着いた校風
- 中堅~上位大学を目指して勉強したい子:国公立・早慶・GMARCHなどを目標にした進学指導が充実
- 学習と部活動の両立を望む子:部活加入率が高く、文武両道の環境が整っている
一方で、自由な校風や自己表現を重視する子には合わない場合もあります。学校生活の中で一定のルールや礼儀を大切にしたいご家庭にとっては、非常にフィットする環境です。
まとめ|大学進学と人間形成を両立させたい家庭におすすめの一校
城北埼玉中学校は、「人間形成」と「大学進学」を教育の両輪とする男子中高一貫校として、埼玉県内でも高い評価を受けています。中高6年間を通した丁寧な学習・生活指導により、生徒一人ひとりの成長をしっかりと支えてくれる学校です。
国公立大学や早慶・GMARCHへの現役合格実績も年々向上しており、将来を見据えて着実に力をつけたい受験生にとって、有力な選択肢となるでしょう。
また、合唱祭やけやき祭、イングリッシュキャンプ、部活動など、学校生活も充実しており、文武両道を実現したい生徒にもぴったりの環境です。
埼玉・東京西部からのアクセスも良好で、都内中堅校との併願先としても人気が高い同校。「手厚い教育」「面倒見のよさ」「進路実績」を求めるご家庭には、特におすすめできる男子進学校です。