- 学校の概要|日本大学の特別付属校として多様な進路に対応する共学校
- アクセスと立地環境|船橋日大前駅から徒歩圏内、通学便利な立地
- 教育方針とカリキュラム|英語・探究・文理別授業を重視した6年間の一貫教育
- 学習環境と施設設備|ICT対応の教室と充実した理科・芸術・運動施設
- 学校生活と行事|クラスマッチや習陵祭など、生徒主体で盛り上がる行事が豊富
- クラブ活動|文武両道を体現する多彩な部活動がそろう中高一貫の活動体制
- 進学実績と卒業後の進路|日大への内部推薦に加え、他大合格実績も堅調
- 入試情報と合格の目安|3回の入試機会と安定した合格基準が魅力
- 併願校パターン|複数回受験と首都圏進学校との組み合わせが鍵
- 在校生・保護者の声|励まし合える仲間と安心の学習環境
- この学校に向いている子の特徴|安心感・挑戦・バランスを重視するお子さまに最適
- まとめ|安定した進路と豊かな学びを両立できる共学校
学校の概要|日本大学の特別付属校として多様な進路に対応する共学校
千葉日本大学第一中学校は、千葉県船橋市にある日本大学の特別付属校として知られる共学校です。1968年に創立された歴史ある教育機関で、中高一貫6年間を通じて、基礎から応用、進路実現までを一貫して支援する体制が整っています。
内部進学制度を有することが最大の特色で、千葉日大一中・高での学びを通じて一定の基準を満たせば、日本大学の各学部・学科に推薦進学することが可能です。一方で、国公立・難関私立大学への外部進学にも柔軟に対応しており、進路の選択肢が幅広いことが魅力です。
校訓は「自主・友愛・創造」。知性・感性・社会性のバランスを重視した教育を展開しており、面倒見の良い指導体制と落ち着いた校風のもとで、生徒一人ひとりが安心して学べる環境が整えられています。
アクセスと立地環境|船橋日大前駅から徒歩圏内、通学便利な立地
千葉日本大学第一中学校は、千葉県船橋市習志野台に位置し、東葉高速鉄道「船橋日大前駅」西口から徒歩約12分と、アクセスの良さが際立つ立地にあります。駅からのルートは平坦で、通学の負担も少ない点が魅力です。
主要アクセス方法
- 東葉高速鉄道「船橋日大前駅」より徒歩約12分
- 新京成線「習志野駅」より徒歩18分
- JR総武線・新京成線「津田沼駅」からバス便あり
- 北習志野駅からのバス通学も可能
千葉県内はもちろん、都内・埼玉・茨城方面からの通学者も多く、広域からの受験・通学を想定した通学アクセスの利便性が確保されています。
また、周辺は住宅地に囲まれており、落ち着いた学習環境と安全な通学路が確保されている点でも、保護者からの信頼が厚い学校です。
教育方針とカリキュラム|英語・探究・文理別授業を重視した6年間の一貫教育
千葉日本大学第一中学校では、「学びに向かう力・人間力の育成」を重視し、基礎の定着から応用力の育成までを6年間で段階的に育てていく中高一貫教育を行っています。日大系列校ならではの特色あるカリキュラムが用意されており、外部進学・内部進学の両方に対応できる柔軟性も魅力です。
英語教育の充実
- 中1から週6時間の英語授業を実施(ネイティブ教員の会話授業含む)
- スピーチコンテスト・プレゼン発表などアウトプット型学習を重視
- 英検準2級~2級を中学卒業までの到達目標とする
探究・総合的な学習
- 「千葉日大プロジェクト」と呼ばれる課題探究活動を中1から実施
- グループでの調査・発表を通して思考力・表現力・協働性を育成
文理選択を見据えた学力形成
- 中3以降は高校内容を意識したカリキュラムに移行
- 進学希望に応じた文理別指導を高1から本格化
また、放課後の補習・発展講座・夏期講習など、個別の学習支援も手厚く、内部進学にも外部進学にも対応できる学力基盤を築ける点が大きな特長です。
学習環境と施設設備|ICT対応の教室と充実した理科・芸術・運動施設
千葉日本大学第一中学校は、最新のICT環境と専門性の高い施設を備えた、学びに適した校舎設計が特長です。中学棟・高校棟は隣接しながらも動線が分離されており、中学生の生活リズムや成長段階に応じた空間づくりがなされています。
ICT・教室環境
- 全教室に電子黒板・プロジェクター・Wi-Fiを完備
- 生徒一人ひとりがiPadなどの端末を活用して学習・調べ学習
- Google Workspaceなどの教育クラウドを導入
理科・芸術・技能系の専用施設
- 理科実験室、生物室、物理室など分野別に整備された実験施設
- 美術室・音楽室・技術室・家庭科室など創造力を育てる空間が充実
- 大講義室やメディアセンターも利用可能
体育・運動施設
- 体育館2棟・人工芝のグラウンド・テニスコートなど運動設備も充実
- 季節によっては屋外授業や行事利用も盛ん
これらの施設が、知的好奇心を刺激し、日々の学びを深める基盤となっています。また、学び以外でも安全・清潔・快適な校舎環境が整えられており、保護者からの評価も高いポイントです。
学校生活と行事|クラスマッチや習陵祭など、生徒主体で盛り上がる行事が豊富
千葉日本大学第一中学校では、年間を通じて多彩な行事が行われており、生徒が主体的に企画・運営する機会が多く設けられています。中でも、秋の文化祭「習陵祭」は学校最大のイベントの一つで、生徒の個性や創造性が光る行事として人気です。
主な年間行事
時期 | 行事名・内容 |
---|---|
4月 | 入学式・オリエンテーション・校外学習 |
6月 | 体育大会(クラス対抗種目・応援合戦) |
11月 | 習陵祭(文化祭):展示・ステージ発表・模擬店など |
12月 | 球技大会・英語スピーチコンテスト |
2〜3月 | スキー教室・卒業式・送別行事 |
探究活動や発表の機会も豊富
- 「千葉日大プロジェクト」成果発表会
- 英語スピーチ・プレゼン大会
- 課題研究・グループディスカッション型発表会
このような行事は、学力だけでなく表現力・リーダーシップ・仲間との協働を育む貴重な機会です。行事を通じて、学年間・クラス間のつながりも深まり、生徒の学校生活はより充実したものとなっています。
クラブ活動|文武両道を体現する多彩な部活動がそろう中高一貫の活動体制
千葉日本大学第一中学校では、学業とクラブ活動の両立(文武両道)を推奨しており、中高一貫校ならではの活動環境が整えられています。中学から高校まで連携した指導体制が取られており、実績のある部活動も多く存在します。
運動系クラブ(一部)
- 野球部
- サッカー部
- バスケットボール部(男女)
- 硬式テニス部・卓球部・剣道部
- 陸上競技部・バドミントン部
文化系クラブ(一部)
- 吹奏楽部
- 美術部・書道部・文芸部
- 科学部・物理部・地学部など理科系クラブ
- 英語部(ESS)・演劇部・放送部
クラブ活動の特色
- 中高一貫で活動するため、上級生との協働や技術の継承がスムーズ
- 放課後の活動時間を確保しつつ、補習や講座との両立も可能
- 全国大会やコンクールに出場する実績ある部活動も多数
クラブ活動を通して、主体性・責任感・仲間との連帯感が育まれており、日々の生活をより豊かなものにしています。
進学実績と卒業後の進路|日大への内部推薦に加え、他大合格実績も堅調
千葉日本大学第一中学校の最大の特長のひとつが、日本大学への特別付属校推薦制度です。内部進学希望者は、高校3年次の成績や適性に応じて、日本大学の各学部・学科への進学が可能となっており、高い進学安定性が評価されています。
日本大学への進学実績(付属推薦枠)
- 法学部、経済学部、商学部、文理学部などの主要学部に多数進学
- 生産工学部・理工学部・薬学部・歯学部など理系学部にも推薦枠あり
- 毎年約7割以上の生徒が日大に内部推薦で進学
外部大学への進学実績(併願受験)
- 国公立大学:千葉大学、東京学芸大学、茨城大学 など
- 難関私立大学:早稲田大学、明治大学、中央大学、東京理科大学 など
- 薬学系・看護系などの専門性の高い学部への進学も多い
進路指導のポイント
- 高1からの文理選択と志望進路に応じた進路ガイダンス
- 保護者と連携した三者面談・個別面談の機会が豊富
- 小論文・面接・外部模試対策などの受験指導も充実
「日大に行ける安心感+チャレンジできる環境」が両立しているのが、千葉日大一中・高の魅力です。将来の進路が定まっていない段階でも、選択肢を広く持てる体制が整っています。
入試情報と合格の目安|3回の入試機会と安定した合格基準が魅力
千葉日本大学第一中学校の入試は、「自己推薦入試」「第1期入試」「第2期入試」の3回に分けて実施されており、受験機会の柔軟性が大きな特徴です。
入試区分・日程・試験内容(令和7年度)
入試区分 | 募集人数 | 試験日 | 試験科目 | 面接 |
---|---|---|---|---|
自己推薦入試 | 70名 | 2024年12月1日(日) | 国語・算数 各100点、社会・理科 各80点(計360点) | あり(英検3級以上は加点) |
第1期入試 | 150名(付属小推薦含む) | 2025年1月21日(火) | 国語・算数 各100点、社会・理科 各80点(計360点) | なし |
第2期入試 | 20名 | 2025年1月26日(日) | 国語・算数 各100点(計200点) | なし |
合格の目安(2024年度春)
- 男子:偏差値43〜44で合格圏内
- 女子:偏差値50〜54で安定
- 合格者の多くが偏差値50〜60のゾーンに集中
出願と手続きのポイント
- 出願はインターネット方式(自己推薦のみ郵送も可)
- 入学手続時納入金:30万円〜36万円前後(納付期限の延納制度あり)
- 英検4級以上の取得者には加点制度あり(自己推薦)
入試日程が分散されているため、他校との併願がしやすく、また安定した合格基準により、受験計画の立てやすさも本校の魅力のひとつです。
併願校パターン|複数回受験と首都圏進学校との組み合わせが鍵
千葉日本大学第一中学校では、3回受験できる入試日程を活用した併願戦略が特徴です。特に2025年度入試では、以下のようなパターンが一般的です。
併願例と入試日程
入試日 | 受験校 | 位置付け |
---|---|---|
1月20日(月) | 東海大学付属浦安中学校 | 安全校〜標準校 |
1月21日(火) | 二松学舎大学附属柏中学校 | 安全校〜標準校 |
1月21日(火)・26(日) | 千葉日本大学第一中学校 | 本命校 |
1月23日(木) | 二松学舎大学附属柏中学校(2回目) | 標準校 |
1月24日(金) | 東海大学付属浦安中学校(2回目) | 標準校 |
2月1日(土)〜2日(日) | かえつ有明/三田国際/ドルトン東京学園/サレジアン国際学園世田谷/芝国際 | チャレンジ校〜標準校 |
ポイント
- 3回の受験機会を最大限に活かして、本命校としての合格チャンスを確保
- 千葉・東京の安全校・標準校・中堅校をバランスよく併願
- 2月入試で首都圏人気校へ挑戦することで、進路の幅を拡大
このように、複数回受験制度と併願可能な中堅進学校を組み合わせることで、合格可能性と進路選択の幅を同時に広げる戦略が構築できます。
在校生・保護者の声|励まし合える仲間と安心の学習環境
在校生の声
「がんばれば必ず報われる」――これは受験時に先生からかけられた言葉で、今でも心に残っています。入学してからは、明るく前向きな仲間に囲まれ、困ったときには支え合える関係ができています。
英語や理科などの授業もわかりやすく、発表やスピーチの機会が多いため、自信を持って意見を言えるようになりました。毎日の学校生活がとても充実していて、この学校を選んで本当によかったと思っています。(中1女子 H・Yさん)
保護者の声
入学前は進路面で不安もありましたが、日大付属校ならではの内部進学制度があり、安心して学校生活を送ることができています。
また、学力別クラス編成や丁寧な進路指導が整っており、学習面・生活面ともにバランスのとれた指導が行われていると感じます。
文化祭「習陵祭」や各種行事も生徒主体で取り組まれており、主体性や協調性を育む良い機会となっているようです。毎朝元気に登校していく子どもの姿に、この学校を選んでよかったと実感しています。
この学校に向いている子の特徴|安心感・挑戦・バランスを重視するお子さまに最適
1. 安心の進路を求めるお子さま
日本大学への内部進学制度が整っており、高校3年間の成績や学力テストにより進学先が決定する仕組みです。安定した進路を重視するご家庭にとっては、非常に安心できる環境といえるでしょう。
2. バランスよく学び・活動したいお子さま
英語や表現力教育に力を入れている一方で、部活動や学校行事も活発です。学力と人間力をともに伸ばしたいというお子さまにぴったりの教育方針です。
3. 自分の個性を活かした進路を模索したいお子さま
中学では基礎学力をじっくりと育て、高校からは文系・理系別クラスや特進クラスへと進む仕組みが整っています。自分の得意分野を伸ばしながら、将来の選択肢を広げていきたいというお子さまには最適な学習環境といえます。
まとめ|安定した進路と豊かな学びを両立できる共学校
千葉日本大学第一中学校は、日本大学の特別付属校としての安定した進学制度と、自分らしい将来を切り拓く教育環境を兼ね備えた中高一貫校です。
英語力や探究力、発表力といったこれからの時代に求められる力を育成しながら、部活動や学校行事を通じて人間力も豊かに育むことができます。
「進路の安心感」と「多様な挑戦機会」を両立できる学校をお探しのご家庭には、千葉日大一中は非常に魅力的な選択肢となるでしょう。