- 学校の概要|緑豊かな環境と「誠人教育」を重視する共学校
- アクセスと立地環境|横浜市栄区・港南台駅から徒歩圏、バス便も充実
- 教育方針とカリキュラム|教科教育・進路指導・国際交流が三本柱
- 学習環境と施設設備|ICT対応の快適な校舎と豊富な学習支援体制
- 学校生活と行事|文化祭やロードレース大会など多彩な年間イベント
- クラブ活動|運動系から文化系まで約35のクラブが活発に活動
- 進学実績と卒業後の進路|難関国公私大合格者多数の安定した進学力
- 入試情報と合格の目安|A・B・後期入試で4科/2科選択、偏差値は50台後半〜60台前半
- 併願校パターン|神奈川・東京の人気校との併願例を日程つきで紹介
- 在校生・保護者の声|「温かい校風」「自由でのびのびした雰囲気」が魅力との声
- この学校に向いている子の特徴|自主性と協調性を兼ね備えた探究心のあるタイプに◎
- まとめ|文武両道・国際感覚・人間力を伸ばす共学校として注目
学校の概要|緑豊かな環境と「誠人教育」を重視する共学校
山手学院中学校は、神奈川県横浜市栄区に位置する、男女共学の私立中高一貫校です。緑に囲まれた広々としたキャンパスの中で、「誠実な人(誠人)としての人格形成」を重視した教育を行っています。
「教科教育」「進路指導」「国際交流教育」という3本柱の教育方針を掲げ、生徒一人ひとりの知的・人間的成長を促すプログラムが充実しています。
学校の特色
- 週7時間の英語授業+週2時間のネイティブ講師によるEnglish授業で国際感覚を育成
- 「演習講座」や「選択授業」などで発展的・多様な学びを提供
- 中3ではオーストラリアへのホームステイ(海外研修)を実施
- ICT環境や冷暖房完備の教室、清潔で快適な校舎など学びを支える環境が整備
2023年度の中学校在籍生徒数は605名(男子316名・女子289名)と、比較的大規模な共学校であることも特徴です。生徒主体の活動が活発で、自由な校風の中で主体性・協調性を育むことができます。
アクセスと立地環境|横浜市栄区・港南台駅から徒歩圏、バス便も充実
山手学院中学校は、神奈川県横浜市栄区上郷町にキャンパスを構えており、自然豊かな環境の中にあります。通学には公共交通機関が充実しており、最寄り駅はJR根岸線・京浜東北線「港南台駅」で、駅からは徒歩約12分とアクセスも良好です。
アクセス方法
- JR「港南台駅」より徒歩12分
- 神奈川中央交通バス「山手学院入口」下車すぐ
- バス路線:大船〜金沢八景線などを利用可能
通学圏
神奈川県内全域から通学する生徒が多く、東京方面からの通学者も一定数います。公共交通機関の利便性に加え、閑静な住宅街に位置しており、安心して通学できる環境です。
教育方針とカリキュラム|教科教育・進路指導・国際交流が三本柱
山手学院中学校では、「教科教育」「進路指導」「国際交流教育」の三本柱を中心に、生徒の学力と人間力を育む独自のカリキュラムが展開されています。中高6年間の一貫教育を生かし、将来の進学や社会での活躍を見据えた教育が実践されています。
教科教育の特徴
- 1日6時間授業(45分×7限制)で学習の定着を図る
- 中学では主要教科を中心に基礎力を徹底的に強化
- 高校内容を先取りした高大接続型教育を一部導入
- 中3から選抜制で文系・理系クラスに分かれ、より発展的な学びへ
進路指導
定期的な模試・講座に加え、土曜講座では大学受験対策・補習・検定対策・各種教養講座など幅広い内容を提供。生徒の進路希望に応じた柔軟かつ個別対応型のサポートが行われています。
国際交流教育
- 中1〜中3に週2時間のネイティブ教員による「English」授業を実施
- 英会話のみならず、異文化理解や英語での思考・発信を重視
- 中3では全員が参加するオーストラリア・ホームステイ研修を実施(約1週間)
- 高校でも希望者対象のカナダ・アメリカなどの短期研修や交換留学制度あり
学習環境と施設設備|ICT対応の快適な校舎と豊富な学習支援体制
山手学院中学校は、生徒の自主的な学びを支える環境づくりに力を入れており、校舎・教室・ICT機器・学習スペースなどあらゆる面で充実した学習環境が整えられています。
校舎・教室の特徴
- 全館冷暖房完備の快適な校舎
- ガラス張りの明るい教室や広々とした廊下で開放感のある設計
- 学年別・目的別に配置された多目的教室や少人数指導室
ICT環境
- 全教室に電子黒板・プロジェクターを完備
- 生徒一人ひとりにChromebook端末を貸与
- Google Workspace for Education を活用した双方向型の授業・課題提出
学習支援体制
- 放課後に利用できる自習室・学習センターを完備
- 演習講座や補習授業などを放課後に多数実施
- 図書館は朝から夕方まで開館し、読書・調べ学習・自主学習の場として活用
このように、ICTと対面のハイブリッド環境を活用し、生徒が自ら考え、学び、発信できる力を養う環境が整備されています。
学校生活と行事|文化祭やロードレース大会など多彩な年間イベント
山手学院中学校では、勉強だけでなく学校生活そのものを楽しむことを大切にしており、年間を通して生徒主体のさまざまな行事やイベントが行われています。これらは、協調性・自主性・責任感を育む重要な機会となっています。
主な年間行事
時期 | 行事名 | 概要 |
---|---|---|
4月 | 入学式・オリエンテーション | 新入生が学校生活に早くなじめるようサポート |
6月 | 体育祭 | 縦割りチームで行う本格的な競技大会 |
9月 | 山手祭(文化祭) | 生徒主導で企画・運営される最大のイベント |
11月 | ロードレース大会 | 中学生男子10km・女子5kmを完走 |
12月 | 合唱コンクール | 学年ごとのクラス対抗、音楽教育の一環 |
3月 | 卒業式・修了式 | 6年間の集大成としての節目 |
生徒の主体性を育む環境
行事はすべて生徒が中心となって企画・運営するため、準備段階から学年・学級・クラブの枠を超えて協力する姿が見られます。特に「山手祭」では、企画力やプレゼン力、チームワークが自然と養われる貴重な機会となります。
クラブ活動|運動系から文化系まで約35のクラブが活発に活動
山手学院中学校では、クラブ活動が中学1年から必修となっており、生徒全員が何らかのクラブに所属します。運動系・文化系あわせて約35のクラブが活動しており、放課後の時間を通して< b>仲間との絆や責任感、技術の向上などを学ぶ貴重な場となっています。
主なクラブ一覧
カテゴリ | クラブ名(一部抜粋) |
---|---|
運動系 | サッカー部 硬式テニス部 陸上競技部 水泳部 卓球部 バレーボール部(男女) 剣道部 柔道部 |
文化系 | 吹奏楽部 理科部 美術部 演劇部 英語部 文芸部 書道部 地理歴史研究部 |
クラブ活動の特色
- 週3〜5日の活動が基本(クラブにより異なる)
- 中高合同で活動するクラブも多く、縦のつながりが生まれやすい環境
- 対外試合・コンクール・発表会などの実践機会が豊富
- 初心者から経験者までレベルに応じた指導が受けられる
クラブ活動を通して、学年の枠を超えた人間関係やリーダーシップを自然に育むことができるのも、山手学院の魅力の一つです。
進学実績と卒業後の進路|難関国公私大合格者多数の安定した進学力
山手学院中学校の生徒は、高校課程を経て山手学院高等学校に進学し、そこから国公立大学や難関私立大学への合格実績を積み上げています。中高6年間を通じて体系的に学力を伸ばす指導体制が整っており、進路決定に向けたサポートも非常に充実しています。
2024年度 大学合格実績(抜粋)
大学名 | 合格者数 |
---|---|
東京大学 | 2名 |
京都大学 | 1名 |
東北大学・北海道大学・名古屋大学 | 各1〜3名 |
横浜国立大学・東京学芸大学・東京外国語大学 | 複数名 |
早稲田大学・慶應義塾大学 | 60名以上 |
上智・明治・青山学院・立教・中央・法政(MARCH) | 延べ300名以上 |
進路指導の特徴
- 進路ガイダンスや大学説明会を定期開催
- 土曜講座・受験講座・模試対策などの課外プログラムが充実
- 希望進路に応じた個別面談・学習プラン指導を実施
- 指定校推薦枠も豊富(MARCH・理科大・薬科大など)
進学実績は年々向上しており、「国公立+GMARCH以上」を目標とした指導が成果を上げています。幅広い進路に対応できる柔軟な教育体制も、山手学院の大きな強みです。
入試情報と合格の目安|A・B・後期入試で4科/2科選択、偏差値は50台後半〜60台前半
山手学院中学校の入試は、複数回実施される日程構成となっており、受験者のチャンスを広げる形がとられています。2科・4科選択方式を導入しており、得意科目を活かした受験が可能です。
2026年度 入試日程と試験科目
区分 | 試験日 | 募集人数 | 試験科目・配点 |
---|---|---|---|
A日程 | 2月1日(日) | 80名(男女) | 2科 or 4科選択(国・算+理・社) 国・算:各50分/100点 理・社:各40分/80点 |
特待選抜 I | 2月1日(日) | 40名(男女) | 2科(国・算) 各50分/100点 |
特待選抜 II | 2月2日(月) | 20名(男女) | 2科(国・算) 各50分/100点 |
B日程 | 2月3日(火) | 60名(男女) | 2科 or 4科選択(国・算+理・社) 国・算:各50分/100点 理・社:各40分/80点 |
合格の目安(2024年度データ参考)
- 男子:四谷偏差値 58~64、首都圏模試 58~64
- 女子:四谷偏差値 49~53、首都圏模試 51~64
受験生は自分の得意科目や志望順位に応じて日程を選べるほか、特待選抜でのチャレンジも可能です。いずれの入試でも国語と算数の得点力が重要とされます。
併願校パターン|神奈川・東京の人気校との併願例を日程つきで紹介
山手学院中学校は、複数回の入試日程(2/1・2/2・2/3)があることから、他校との併願がしやすく、チャレンジ校から安全校まで幅広い併願戦略が立てやすい点も魅力です。以下に、実際によく見られる併願パターンを日程とともに紹介します。
チャレンジ校との併願例
日程 | 午前 | 午後 |
---|---|---|
2/1 | 慶應普通部、フェリス女学院など | 山手学院(A日程・特待) |
2/2 | SFC(慶應湘南藤沢)、法政大学第二など | 山手学院(特待選抜II) |
2/3 | — | 青山学院横浜英和 |
2/4 | サレジオ学院 | |
2/5 | 頌栄女子学院 |
中堅校との併願例
日程 | 午前 | 午後 |
---|---|---|
2/1 | 山手学院(A日程) | — |
2/2 | 鎌倉学園 | — |
2/3 | 山手学院(B日程) | — |
2/4 | 鎌倉女学院 | — |
安全校との併願例
日程 | 午前 | 午後 |
---|---|---|
2/1 | 公文国際学園 | — |
2/3 | 森村学園 | — |
2/5 | 日本大学中学校 | — |
このように、山手学院は午前・午後の入試を組み合わせて柔軟に併願校を選びやすい日程設計がされており、志望順位やチャレンジ度に応じた戦略が立てやすくなっています。
在校生・保護者の声|「温かい校風」「自由でのびのびした雰囲気」が魅力との声
山手学院中学校には、実際に通う生徒やその保護者から多くの肯定的な声が寄せられています。自由な校風の中にも節度と規律があり、生徒一人ひとりの個性を大切にしてくれる点が高く評価されています。
在校生の声
- 「自然に囲まれたキャンパスでのびのびと過ごせます」
- 「国際交流の機会が多く、英語に自信がついた」
- 「行事がとにかく楽しい!山手祭の準備期間が一番盛り上がります」
- 「先生方との距離が近く、質問しやすい雰囲気です」
保護者の声
- 「自由な校風の中にも温かみと安心感があります」
- 「ICT教育や国際教育の充実度に満足しています」
- 「クラブ活動が豊富で、子どもの可能性が広がったと感じています」
- 「進学先の実績も申し分なく、信頼できる学校です」
生徒・保護者の双方から共通して挙がるのが、「温かい人間関係」や「自由と責任のバランス」に対する満足の声です。生徒の個性を尊重しながらも、社会で生きる力を自然に育んでいく環境が整っていることが伺えます。
この学校に向いている子の特徴|自主性と協調性を兼ね備えた探究心のあるタイプに◎
山手学院中学校は、自由な校風と先進的な教育環境のもとで、生徒の個性と可能性を最大限に引き出すことを目指しています。こうした教育方針や校風に合う生徒像としては、以下のような特徴が挙げられます。
向いているタイプの特徴
- 自主性があり、自分の意思で行動できる子
- 人との関わりを大切にし、協調性を持って行動できる子
- 探究心や知的好奇心が旺盛で、学びに前向きな姿勢を持っている子
- 英語や国際交流に関心がある子
- 部活動や学校行事に積極的に参加して楽しめる子
このような子にぴったり
「正解を求めるだけでなく、自分で問いを立て、自分の考えを持つことができる子」 「学校生活そのものを楽しみながら、社会性やリーダーシップを身につけたい子」 といった、内面の成長も重視する姿勢を持つお子さんには、山手学院は非常に相性のよい学校です。
まとめ|文武両道・国際感覚・人間力を伸ばす共学校として注目
山手学院中学校は、学習・行事・クラブ活動のすべてに全力で取り組むことができる環境が整った文武両道の共学校です。「誠人教育」を教育理念に掲げ、生徒一人ひとりの人間性と学力の両面を育む独自の教育が実践されています。
山手学院中学校が選ばれる理由
- 教科×進路×国際交流の三本柱でバランスの取れた成長が可能
- ICT対応やネイティブ教員の配置など、先進的な学習環境
- 文化祭「山手祭」やロードレース大会などの特色ある学校行事
- 部活動・学校生活・人間関係すべてにおいて自主性を重んじた校風
- 国公立・難関私大への高い進学実績と安定した進路サポート
中学受験において、のびのびとした雰囲気の中で力をつけたいと考えるご家庭には非常におすすめできる学校です。「自由」と「責任」のバランスを取りながら、自立した中高生へと成長できるフィールドが、ここにはあります。