接続語とは
接続語は、繋ぎ言葉とも言われ、語句と語句・文と文・段落と段落などを繋ぐ役割をしており、文章読解の際は、接続語で繋がれた前後の関係がどのようなものであるのかを、考える必要があります。
接続語の種類
順接
- 前の内容を受けて、結果や結論を述べる。
- 例; だから・すると・それで・そこで・したがって
- 頭が痛くて、 熱があった。 $\fbox{だから}$、 学校を休んだ。
- 引越した親友に手紙を送った。$\fbox{すると}$、直ぐに返事が来た。
- 例; だから・すると・それで・そこで・したがって
逆接
- 前の内容と逆になるような関係の内容を述べる。
- 例; しかし・けれども・でも・だが・だけど・ところが
- 野球部は一生懸命に練習をした。$\fbox{しかし}$、初戦で敗退した。
- バス停まで必死に走った。$\fbox{けれども}$、バスには間に合わなかった。
- 例; しかし・けれども・でも・だが・だけど・ところが
添加・並立
- 前の内容に付け加えたり、並べたりする。
- 例; さらに・なお・それに・および・また・そして・しかも
- 兄は塾に通っている。$\fbox{さらに}$、英会話も習い始めた。
- 私の妹は小学生です。$\fbox{そして}$、姉は高校生です。}
- 例; さらに・なお・それに・および・また・そして・しかも
説明・補足
- 前の内容に説明(言換・要約・理由)を補う。
- 例; なぜなら・たとえば・ただし・つまり・すなわち
- 夏休みに勉強をしないのは危険だ。$\fbox{なぜなら}$入試までにまとまった時間が取れる最後のタイミングだからだ。
- バス代は二百二十円です。$\fbox{ただし}$、子供は百十円になります。
- 例; なぜなら・たとえば・ただし・つまり・すなわち
対比・選択
- 前後の内容を比べたり、前後の事柄のどちらかを選んだりする。
- 例; または・それとも・あるいは・一方
- 項目は、黒、$\fbox{または}$、青のペンで記入してください。
- メインディッシュは、肉料理にしますか。$\fbox{それとも}$、魚料理にしますか。
- 例; または・それとも・あるいは・一方
話題転換
- 話題を変える。
- 例; では・さて・ところで
- 今日は寒いですね。$\fbox{さて}$、宿題はやってきましたか。
- あの野球選手はとても上手ですね。$\fbox{ところで}$、今何回ですか。
- 例; では・さて・ところで
接続語の選び方
読解問題では、接続語の補充問題がしばしば出題されます。多くの場合では、接続語が提示された選択問題になるので、解答箇所の前後を読んで、どのような関係になっているかを考えるようにしましょう。