旧石器時代の様子
まとめ
- 旧石器時代(1万年以上前)
- 新石器時代/縄文時代(1万年位前)
- 弥生時代(B.C.300-A.D.300位)
旧石器時代(先土器, 無土器文化)
- ①1万年以上前, 日本はユーラシア大陸の一部だった
北方; マンモス(北海道)
南方; ナウマン象(野尻湖遺跡が北限) - ②その後, 温暖化が進み海面が上昇(縄文海進)→日本はユーラシア大陸と分断
- ③人類の進化
- 猿人→原人→旧人→新人→現代人
日本では旧人位から発見例がある- 旧人→牛川人(愛知県)
- 新人→港川人(全身骨格, 沖縄県)
→どちらも旧石器時代の人骨
- 猿人→原人→旧人→新人→現代人
- 打製石器→石を打ち砕いて作る
- 相沢忠洋→1946年に岩宿遺跡(群馬県)を発見, 石器のみで人骨は出土せず
縄文時代
- 縄文土器
- 特徴; 黒褐色, 厚手, 脆い, 縄目の模様, 500-600度の低音で焼かれる, 東日本に多い
*例外あり
- 特徴; 黒褐色, 厚手, 脆い, 縄目の模様, 500-600度の低音で焼かれる, 東日本に多い
- 貝塚
- ゴミ捨て場[考古学の宝庫]
- 千葉県加曽利貝塚
- 東京都大森貝塚(1877年モースによって発見)
(参考)1877年 西南戦争
- 狩猟採集(食料採集)
- 竪穴(式)住居→炉がある
- 磨製石器→表面を磨く
- 骨角器→動物の骨
- 土偶→城門中期~後期→儀式呪術用?
- 抜歯(通過儀礼)
- 縄文遺跡
- 三内丸山遺跡(青森県); 前期終わり頃
- 板付遺跡(福岡県); 後期, 水田跡
弥生時代
- 弥生土器(東京都文京区弥生町で発見)
- 特徴; 赤褐色, 薄手, 硬い, 900-1200度で焼かれる, 西日本に多い
*例外あり
- 特徴; 赤褐色, 薄手, 硬い, 900-1200度で焼かれる, 西日本に多い
稲作の伝来
- 稲作伝来→食糧生産へ
- 高床(式)倉庫
- 田下駄, 石包丁(穂首刈り/穂先刈り)
金属器の登場
- 青銅器→銅・錫の合金→銅剣, 銅鐸, 銅鏡など; 儀式, 祭り用
- 鉄器→鉄製農具(鍬, 鎌), 鉄製武器; 実用品
- 遺跡
- 登呂遺跡(静岡県)
- 吉野ヶ里遺跡(環濠集落, 佐賀県)
- 紫雲出山遺跡(高地性集落, 香川県)
国の始まり
漢書, 後漢書
- 班固, 漢書地理志(漢字に注意)→B.C.1C頃, 倭の国100余り
- 范曄, 後漢書東夷伝→A.D.1C頃, 「57年金印贈られる」
- 「漢委奴国王」; “漢”は光武帝を指し, 江戸時代に志賀島で発見された
邪馬台国
- 陳寿, 魏志倭人伝→3C頃, 卑弥呼約30の国を従える
- 239年, 卑弥呼が使いを送る, 「親魏倭王」
- 卑弥呼の死後は, 壱与が国を治めた
- 服装
- 男; みづら+けさ衣
- 女; 貫頭衣
大和朝廷と古墳
大和朝廷(大和時代)
- 朝鮮の一部に拠点を構える
- 高句麗, 百済, 新羅
- 471年, 稲荷山古墳(埼玉県)の鉄剣
→「ワカタケル(獲加多支鹵)大王」(倭王とされる雄略天皇を示す説が有力)の文字が刻まれており, 江田船山古墳(熊本県)からも出土したことから, 本州全土を支配下に置いていたとされる
古墳
- 大山古墳(仁徳天皇陵, 堺市), 前方後円墳
- 箸墓古墳(奈良), 三角縁神獣鏡が出土, 卑弥呼の墳墓か?
- 埴輪
- 538(or552)年, 仏教伝来
聖徳太子の政治
聖徳太子
- 587年, 丁未の乱(物部守屋vs蘇我馬子)で物部氏が滅亡→蘇我氏の台頭
- 物部氏; 麁鹿火→尾輿→守屋
- 蘇我氏; 稲目→馬子→蝦夷→入鹿
- 592年, 推古天皇即位(第33代)
- 593年, 聖徳太子が摂政に就任
- 603年, 冠位十二階制定
- 十二階; 徳・仁・礼・信・義・智にそれぞれ大・小が存在した
- 604年, 十七条の憲法制定
- 607年, 小野妹子を遣隋使として派遣
- 608年, 隋から裴世清が来日
飛鳥文化(聖徳太子時代の文化)
- 飛鳥寺
- 四天王寺
- 法隆寺; 釈迦三尊像→鞍作鳥(止利仏師), 玉虫厨子
- 唐草文様
- エンタシス
大化改新
- 642年, 皇極天皇即位(第35代)
- 645年(大化元年)7月10日, 乙巳の変で中大兄皇子と中臣鎌足が蘇我入鹿を殺害(蘇我蝦夷は自害)
- 645年7月12日, 孝徳天皇が即位し(第36年), 大化の改新を進める
- 648年, 改新の詔
- 公地公民
- 防人(九州の警備)
- 区分田(班田収授法)
- 租庸調の税制
天武・持統天皇の政治
- 655年, 重祚(一度退位した天子が再び即位すること)した皇極天皇が, 斉明天皇として即位(第37代)
- 663年, 白村江の戦い→百済へ援軍を送るも敗北し, 反撃に備え北九州に水城(ダム)・朝鮮式山城(砦)を設置
- 667年, 大津宮へ遷都
- 668年, 天智天皇即位(第38代)
- 670年, 庚午年籍(日本最古の戸籍)
- 672年, 壬申の乱
- 大友皇子(天智天皇の息子)VS大海人皇子(天智天皇の弟)
→大海人皇子が勝利し天武天皇として即位(第40代)
- 大友皇子(天智天皇の息子)VS大海人皇子(天智天皇の弟)
- 690年, 持統天皇(天武天皇の后)即位(第41代)
- 694年, 藤原京へ遷都