- 学校の概要|創立100年超の伝統と革新を両立する共学校
- アクセスと立地環境|緑あふれる長津田の丘に広がる学びの場
- 教育方針とカリキュラム|探究型×グローバル視点で未来を切り拓く
- 学習環境と施設設備|自然と調和した先進的なキャンパスが魅力
- クラブ活動|文武両道を支える活発な21の部活動
- 進学実績と卒業後の進路|指定校推薦と難関大学への多様な実績
- 入試情報と合格の目安|入試方式・日程・得点配分を詳しく解説
- 併願校パターン|チャレンジ・標準・安全校の効果的な組み合わせ例
- 在校生・保護者の声|学校の雰囲気・指導体制へのリアルな評価
- この学校に向いている子の特徴|知的好奇心と協調性のある子に最適
- まとめ|森村学園中等部が選ばれる理由とは?
学校の概要|創立100年超の伝統と革新を両立する共学校
森村学園中等部は、1910年に実業家・森村市左衛門によって創設された、100年以上の歴史を持つ私立の共学校です。創立当初から「真に社会に役立つ人材の育成」を教育理念とし、時代の変化に合わせた柔軟で先進的な教育を行ってきました。
「イノベーションマインドを持ち、人生を切り拓く力を育てる」ことを目標に、探究学習や言語技術教育、ICT活用などをバランスよく取り入れた6年間の一貫教育を展開しています。
同校は中高一貫校であり、「森村学園初等部」からの内部進学生と外部受験生が融合する形で教育が行われます。中等部からの入学生も多数在籍し、多様な価値観に触れ合える環境が整っているのが大きな特徴です。
男女比は比較的均等で、共学ならではの協調性・社会性の育成にも力を入れており、進路指導や人間教育においても丁寧なサポートが受けられる点が高く評価されています。
伝統と革新のバランスを保ちつつ、次代を担う生徒を育てる――それが、森村学園中等部の掲げる教育の姿です。
アクセスと立地環境|緑あふれる長津田の丘に広がる学びの場
森村学園中等部は、神奈川県横浜市緑区長津田町に位置し、自然豊かな環境と都市部からのアクセスの良さを兼ね備えた理想的な立地です。都心や神奈川県各地からの通学にも便利で、毎日の通学にストレスを感じにくいのが魅力です。
最寄り駅と通学ルート
- 東急田園都市線「つくし野駅」から徒歩約5分
- JR横浜線・東急田園都市線「長津田駅」から徒歩約13分
つくし野駅からの道のりは閑静な住宅街と豊かな緑に囲まれており、登下校の時間も穏やかで落ち着いた雰囲気です。駅から近いものの、キャンパスは広大な敷地を誇り、都心にはないゆとりある学習環境が広がっています。
また、キャンパス内は四季折々の自然に恵まれた丘陵地に位置し、学習・生活・クラブ活動のあらゆるシーンで自然との調和を実感できる設計がなされています。
都心と自然のバランスが取れたこの立地は、落ち着いて学びに集中したい生徒・保護者にとって非常に魅力的なポイントとなっています。
教育方針とカリキュラム|探究型×グローバル視点で未来を切り拓く
森村学園中等部では、創立者の理念である「社会に役立つ人物の育成」を現代的に発展させ、「イノベーションマインド」を持った自立した学習者の育成を教育の中心に据えています。学習活動は探究型・協働型・体験型を重視しており、生徒自らが問いを立て、調べ、考え、表現する力を育てます。
森村探究プログラム
中等部では、独自の「森村探究」プログラムを展開。社会課題や身近なテーマに向き合い、生徒が自らの仮説を立てて調査・発表を行う学びを通じて、論理的思考力・表現力・問題解決能力を育成します。
言語技術(Language Arts)教育の導入
森村学園では、「話す・聞く・読む・書く」力を体系的に養う「言語技術教育」を導入しています。日本語の論理的運用能力を高めることで、あらゆる教科の学習土台を強化します。国語だけでなく、探究活動やプレゼンでもその効果が発揮されています。
グローバル教育の重視
- 週4コマ以上の英語授業+ネイティブ教員によるオーラル指導
- 海外研修や国際交流プログラムも充実(高校進学後に拡大)
- CEFRに基づいた英語力の評価で、国際的基準を意識した学習を展開
教科横断型カリキュラム
探究・言語・ICTを軸に、各教科が連携した教科横断的なカリキュラム設計がなされており、生徒は知識を「点」で終わらせず、「面」としてつなげる力を身につけていきます。
このように、森村学園中等部は国内外の変化に対応できる柔軟性と自律性を持った次世代リーダーの育成を目指し、先進的で実践的な教育を行っています。
学習環境と施設設備|自然と調和した先進的なキャンパスが魅力
森村学園中等部は、四季の自然に包まれた広大なキャンパスと、先進的な学習環境が融合した空間で、生徒一人ひとりの学びを豊かに支えています。丘陵地を活かした立地により、自然光や緑を感じながら過ごせる開放感のある学習空間が大きな特長です。
主な学習施設
- 図書館:約3万冊以上の蔵書を誇り、探究学習や読書活動を支援
- ICT教室:1人1台端末環境を活かした情報教育・プレゼン学習を実施
- サイエンスラボ:実験・観察に対応した理科専用の最新設備
- CALL教室:語学学習専用の教室で、リスニング・スピーキング力を鍛える
ICT環境とタブレット活用
全生徒にiPadを配布し、授業内外での活用が日常化。クラウドサービスを用いた課題提出・共有や、プレゼンテーション資料の作成など、主体的・協働的な学習が進められています。また、教員もICT活用研修を重ねており、教育全体にテクノロジーが自然に溶け込んでいます。
生活・運動施設も充実
- 体育館・アリーナ:バスケットボール、バレー、卓球などに対応
- 人工芝グラウンド:サッカーや陸上などの各種競技が可能
- 食堂:明るく開放的なスペースで栄養バランスの良い食事を提供
さらに、各教室や共用スペースもバリアフリーかつ快適な設計が施されており、生徒が安心して学び・交流できる空間づくりが徹底されています。
森村学園中等部のキャンパスは、「学ぶ」「過ごす」「育つ」すべての要素を支える、知的かつ心地よい空間として、多くの生徒や保護者から高い評価を受けています。
年間行事の一例
月 | 主な行事 |
---|---|
4月 | 入学式、オリエンテーション、対面式 |
6月 | 中間考査、自然教室(宿泊行事) |
9月 | 体育祭、みずき祭(文化祭) |
12月 | 合唱祭、芸術鑑賞会 |
3月 | 卒業式、スキー教室(学年による) |
特色ある行事・活動
- みずき祭(文化祭):中等部・高等部合同で行われる学園祭。2024年度は9月下旬に開催
- 探究発表会:森村探究での学びをプレゼン形式で共有・評価
- 国際理解週間:多文化・異文化に触れる特別プログラム
クラブ活動|文武両道を支える活発な21の部活動
森村学園中等部では、「学びの延長としてのクラブ活動」という考えのもと、文化部・運動部あわせて21のクラブが活動しています。生徒の約8割が何らかのクラブに所属し、仲間とともに目標に向かって取り組むことで、協調性・リーダーシップ・持続力など多くの力を育んでいます。
主な運動部
- サッカー部:男女問わず人気。グラウンドでのびのびと練習
- バスケットボール部:男女別に活動。体育館での熱気あふれる練習が魅力
- バドミントン部:基礎から試合形式まで幅広く練習
- 剣道部:礼儀と精神力を重視しながら鍛錬
- 卓球部:男女問わず人気のある部。技術と集中力を磨く
主な文化部
- 吹奏楽部:みずき祭や定期演奏会での演奏を目指して練習
- 美術部:デッサン・水彩・ポスター制作など多様な作品づくり
- 科学部:実験や観察を通じて科学的思考を深める
- パソコン部:プログラミングや動画制作にも挑戦
- 文芸部:小説や詩、レビューなど自由な創作活動が中心
多くのクラブは中高合同で活動しており、上級生とのつながりや技術の継承が自然に生まれる環境です。部活動は平日の放課後を中心に行われており、学業とのバランスを取りながら参加しやすい仕組みになっています。
また、みずき祭での発表や対外試合・大会出場など、日々の努力を発揮する舞台も用意されており、部活動を通じた成長が学校生活をより充実したものにしています。
進学実績と卒業後の進路|指定校推薦と難関大学への多様な実績
森村学園中等部は、中高一貫教育の利点を活かして6年間を通じた計画的な進路指導を実施しています。高校卒業後の進学先は、難関国公立大学・有名私立大学・海外大学と非常に多様であり、生徒一人ひとりの進路希望に応じた柔軟なサポート体制が整えられています。
指定校推薦制度の活用
森村学園高等部は、多数の指定校推薦枠を保有しており、早稲田大学・上智大学・東京理科大学・学習院大学・明治大学・青山学院大学など、人気校への進学実績も豊富です。評定平均や活動実績に応じて進路が開けるため、着実な努力が報われやすい制度として活用されています。
一般受験による進学実績
- 東京大学、一橋大学、東京工業大学などの難関国立大学
- 早稲田・慶應・上智・明治・立教・中央などの有名私立大学
- 医学部・薬学部・芸術系大学への進学実績もあり
グローバル進学にも対応
英語教育と国際理解教育の成果として、海外大学への進学や、国内インターナショナル系大学(ICU・APU・上智国際など)への進学も見られます。英語4技能を重視した入試への対応力が年々高まっているのも特徴です。
進路指導においては、個別面談・ガイダンス・OB・OG講話など多彩な支援が用意されており、生徒の自主的な進路選択を促す体制が整っています。6年間を通して、「なりたい自分」を発見し、目標を具体化していける環境が用意されています。
入試情報と合格の目安|入試方式・日程・得点配分を詳しく解説
森村学園中等部では、2月1日・2日・4日の計3回の入試日程を設定しており、複数回受験による加点制度など、受験生に配慮された柔軟な入試システムが特徴です。科目選択も可能なため、受験生の得意分野を活かした受験が可能です。
2025年度入試概要
試験区分 | 試験日 | 募集人員 | 受験科目 | 出願期間 |
---|---|---|---|---|
第1回 | 2月1日(土) | 40名 | 2科または4科選択 ・国語・算数 ・国語・算数・社会・理科 | 1月6日(月)~1月30日(木) |
第2回 | 2月2日(日) | 30名 | 1月6日(月)~2月1日(土) | |
第3回 | 2月4日(火) | 20名 | 1月6日(月)~2月3日(月) |
選べる科目制で受験者にやさしい設計
受験科目は2科(国語・算数)または4科(国語・算数・社会・理科)から選択可能。得意科目を活かせるだけでなく、バランス型・理系志向・文系志向など様々なタイプの受験生に対応しています。
合格の目安・傾向
- 合格最低点は非公表だが、難度は標準~やや応用レベル
- 国語・算数は基本をしっかり固めることが重要
- 複数回受験での加点制度あり(詳細は年度により異なる)
特に第1回・第2回の出願者数が多く、初日での合格が難しい場合も第2回・第3回での挽回が可能なため、森村学園を第一志望とする場合は複数回受験がおすすめです。
併願校パターン|チャレンジ・標準・安全校の効果的な組み合わせ例
森村学園中等部は、共学校・中堅校として安定した人気があり、午前入試中心のスケジュールにより、午後入試の併願が組みやすいのが特長です。以下に、入試日程に合わせたチャレンジ校・中堅校・安全校の併願例を示します。
チャレンジ校(やや難度が高い学校)
日程 | 学校名 |
---|---|
2月1日 午後 | 神奈川大学附属中学校 |
2月2日 午後 | 中央大学附属横浜中学校 |
2月3日 午後 | 青山学院横浜英和中学校 |
中堅校(実力相応・併願しやすい学校)
日程 | 学校名 |
---|---|
2月1日 午前 | 森村学園中等部(第1回) |
2月2日 午前 | 森村学園中等部(第2回) |
2月3日 | 成城学園中学校 |
2月4日 | 森村学園中等部(第3回) |
2月5日 | 日本大学中学校 |
安全校(合格の可能性が高めの学校)
日程 | 学校名 |
---|---|
2月1日 午後 | 神奈川学園中学校 |
2月3日 | 日本大学第三中学校、カリタス女子中学校 |
森村学園中等部の入試は午前実施のため、午後入試を活用した併願戦略が立てやすく、また複数回受験の制度によりリベンジ受験のチャンスも確保されています。第一志望としてだけでなく、中堅校の安定枠としても組み込みやすい存在です。
在校生・保護者の声|学校の雰囲気・指導体制へのリアルな評価
森村学園中等部は、「安心して子どもを任せられる学校」「自然体で過ごせる環境が魅力」といった声が在校生・保護者の間で多く聞かれます。共学校らしい穏やかで落ち着いた雰囲気と、探究・言語・国際教育といった特色のあるカリキュラムが多くの家庭から高評価を得ています。
在校生の声
- 「みずき祭の準備がすごく楽しくて、みんなで協力できるのがいい」(中2・男子)
- 「森村探究で、自分で考えたテーマを深掘りできるのが面白い」(中1・女子)
- 「iPadを使った授業が多くて、プレゼン力も自然と身につく」(中3・男子)
保護者の声
- 「先生方がとても丁寧に対応してくださり、学習面も生活面も安心です」
- 「受験だけに偏らず、総合的に子どもの力を育ててくれていると感じます」
- 「通学環境もよく、自然が多い立地も子どもにとってプラスだと思う」
学校説明会や個別相談でも、教職員の丁寧な対応や風通しの良さが伝わると評判で、「ここなら6年間、安心して子どもを通わせられる」と感じる保護者が多いようです。
このように、森村学園中等部は学習・人間関係・進路のすべてにおいてバランスの取れた満足度の高い学校として、在校生・保護者双方から信頼を集めています。
この学校に向いている子の特徴|知的好奇心と協調性のある子に最適
森村学園中等部は、単なる知識習得にとどまらず、探究心・創造性・社会性をバランスよく育てる教育を実践しています。そのため、以下のような特徴を持つ子どもに特に向いているといえるでしょう。
森村学園中等部に向いている子の特徴
- 自分の関心を深く掘り下げて考えるのが好きな子(探究活動や発表の機会が多いため)
- 友達と協力して一つのものをつくるのが得意な子(行事やグループ活動が充実)
- 英語や国際的な視点に興味を持っている子(グローバル教育・英語教育が強み)
- ICTやプレゼンなど新しい学びの形に前向きな子(iPad活用や言語技術教育を導入)
- 受験だけでなく、学校生活そのものを楽しみたい子(行事・クラブ活動・交流機会が豊富)
逆に、学習を個人で黙々と進めたいタイプの子や、明確な受験志向を持っている子にとっては、やや自由度が高く感じるかもしれません。しかし、自ら学ぶ力・つながる力を身につけたいと願う子どもにとっては、これ以上ない環境が整っています。
知的好奇心と協調性を持ち、柔軟で多面的に物事を捉えられるようになりたい―― そんな思いを持つお子さんには、森村学園中等部はきっとフィットするはずです。
まとめ|森村学園中等部が選ばれる理由とは?
森村学園中等部は、創立100年以上の伝統と、未来志向の先進的な教育を融合させた共学校です。探究活動・言語技術・グローバル教育・ICT活用など、生徒の知的好奇心と表現力を引き出す多彩な学びが展開されています。
自然豊かな環境、落ち着いた共学の校風、丁寧な進路指導、そして生徒の自主性を尊重する文化。どれをとっても、「学びたい」「成長したい」気持ちを支えてくれる学校であることは間違いありません。
また、複数回の受験機会や選べる科目制度、併願のしやすい日程など、入試面でも柔軟性に富んでおり、中学受験生にとっても戦略的に取り組みやすい学校です。
「真に社会に役立つ人間」を育てるという創立者の精神を今に受け継ぎながら、森村学園中等部はこれからも時代を見据えた教育と、人間力の育成に力を注いでいきます。